JP5420598B2 - 直流地絡検出装置および地絡回路判定装置 - Google Patents

直流地絡検出装置および地絡回路判定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5420598B2
JP5420598B2 JP2011155932A JP2011155932A JP5420598B2 JP 5420598 B2 JP5420598 B2 JP 5420598B2 JP 2011155932 A JP2011155932 A JP 2011155932A JP 2011155932 A JP2011155932 A JP 2011155932A JP 5420598 B2 JP5420598 B2 JP 5420598B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground fault
terminal
circuit
bus
determination unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011155932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013019873A (ja
Inventor
洋二 濱岡
利浩 中原
満洋 野々上
利文 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2011155932A priority Critical patent/JP5420598B2/ja
Publication of JP2013019873A publication Critical patent/JP2013019873A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5420598B2 publication Critical patent/JP5420598B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

本発明は、直流地絡検出装置および地絡回路判定装置に関する。
直流電源を備えた直流回路における地絡事故の検出には、一般に、直流制御回路地絡継電器64D(以下、直流地絡検出装置と称する)が用いられている。
直流地絡検出装置は、例えば、グランドに対する正側母線および負側母線の電圧を検出し、これらの電圧のバランスの崩れ具合に基づいて地絡の度合いを検出することができる。例えば、特許文献1の図4では、上記正側および負側の電圧をそれぞれ分圧抵抗を用いて検出し、それらの差電圧と基準電圧との比較結果に基づいて地絡事故を検出する直流地絡検出装置が開示されている。
また、直流地絡検出装置は、例えば、正側母線および負側母線の間に直列に接続された2個の抵抗の接続点とグランドとの間の接地線に流れる電流を検出し、当該電流に基づいて地絡の度合いを検出することもできる。例えば、特許文献2の図2や特許文献3の図11では、上記接地線に流れる電流を電流検出抵抗や計器用変流器を用いて検出し、当該電流に基づいて地絡事故を検出する直流地絡検出装置が開示されている。
このようにして、正側および負側の電圧のバランスの崩れ具合や接地線に流れる電流に基づいて直流回路における地絡事故を検出することができる。
特開平7−177646号公報 特開平9−61484号公報 特開2010−187513号公報
ところで、発変電所内に設置された遮断器などの数多くの機器が接続された直流回路における直流電源の更新(取り替え)は、無停電で(機器に対する直流電源の供給を維持したまま)行う必要がある場合も多い。この場合、既設の直流電源を備えた直流回路のほかに、新設の直流電源を備えた直流回路を用意し、機器の接続を一旦ループ状にしながら、機器の接続先の直流電源を切り替えることとなる。
上記のような直流電源の切り替えの際、例えば図7に示すように、直流回路#1および#2にそれぞれ直流地絡検出装置1cを設けた場合、両回路が電気的に絶縁(例えば絶縁抵抗数百kΩ以上)されている間は、両回路における地絡事故をそれぞれ検出することができる。しかしながら、切り替えの過程において、短破線の矢印AC間またはDF間の何れか一方のみを接続すると、正側および負側の電圧のバランスが崩れ、両回路の直流地絡検出装置1cがともに誤動作してしまう。また、AC間およびDF間の両方を接続すると、両回路の直流地絡検出装置1cが備える母線間の抵抗11および12が並列に接続され、地絡事故の検出感度が低下してしまい、誤不動作となる場合もあり得る。
一方、直流電源D1およびD2の電圧が等しい場合には、例えば図8に示すように、直流回路#1のみに直流地絡検出装置1cを設け、正側および負側の母線同士を接続して、両回路における地絡事故を正常に検出することができる。しかしながら、この場合であっても、直流回路の正極側または負極側の何れで地絡事故が発生したかを判定することはできるものの、何れの直流回路で地絡事故が発生したかを判定することはできない。さらに、正側および負側の母線同士を接続している間は、一方の直流回路で発生した地絡事故の影響が他方の直流回路にも波及することとなる。
前述した課題を解決する主たる本発明は、第1の直流電源の正側母線または負側母線のうちの一方の母線に接続される第1の端子と、前記第1の直流電源の正側母線または負側母線のうちの他方の母線に接続される第2の端子と、前記第1の端子と前記第2の端子との間に直列に接続された第1および第2の電圧検出素子と、前記第1の電圧検出素子と前記第2の電圧検出素子との接続点をグランドに接続するための第3の端子と、n個(nは自然数)の第2の直流電源の正側母線または負側母線のうちの前記一方の母線にそれぞれ接続されるn個の第4の端子と、前記第2の直流電源の正側母線または負側母線のうちの前記他方の母線にそれぞれ接続されるn個の第5の端子と、前記第1の端子と前記第4の端子とをそれぞれ容量結合するn個のコンデンサと、前記第2の端子と前記第5の端子との間の電路をそれぞれ開閉するn個の接点と、前記第1および第2の電圧検出素子によって検出される電圧、および前記接続点と前記第3の端子との間に流れる電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の直流電源を含む第1の直流回路または前記第2の直流電源をそれぞれ含むn個の第2の直流回路で地絡事故が発生したか否かを判定する地絡判定部と、前記接点がいずれも閉極した状態で、前記地絡事故が発生したと前記地絡判定部が判定した場合に、前記接点を順次開極して、前記接点の開閉状態ごとの前記地絡判定部の判定結果に基づいて、前記地絡事故が発生した直流回路を判定する地絡回路判定部と、を有することを特徴とする直流地絡検出装置である。
また、前述した課題を解決するその他の主たる本発明は、第1の直流電源の正側母線または負側母線のうちの一方の母線に接続される第1の端子と、前記第1の直流電源の正側母線または負側母線のうちの他方の母線に接続される第2の端子と、前記第1の端子と前記第2の端子との間に直列に接続された第1および第2の電圧検出素子と、前記第1の電圧検出素子と前記第2の電圧検出素子との接続点をグランドに接続するための第3の端子と、前記第1および第2の電圧検出素子によって検出される電圧、および前記接続点と前記第3の端子との間に流れる電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の直流電源を含む第1の直流回路で地絡事故が発生したか否かを判定する地絡判定部と、を有する直流地絡検出装置とともに用いられる地絡回路判定装置であって、n個の第2の直流電源の正側母線または負側母線のうちの前記一方の母線にそれぞれ接続されるn個の第4の端子と、前記第2の直流電源の正側母線または負側母線のうちの前記他方の母線にそれぞれ接続されるn個の第5の端子と、前記第1の直流電源の前記一方の母線に接続される第6の端子と、前記第1の直流電源の前記他方の母線に接続される第7の端子と、前記第6の端子と前記第4の端子とをそれぞれ容量結合するn個のコンデンサと、前記第7の端子と前記第5の端子との間の電路をそれぞれ開閉するn個の接点と、前記接点がいずれも閉極した状態で、前記地絡判定部によって前記地絡事故が発生したと判定される場合に、前記接点を順次開極して、前記接点の開閉状態ごとの、前記第4ないし第7の端子の少なくとも1つの電圧または前記地絡判定部の判定結果に基づいて、前記地絡事故が発生した直流回路を判定する地絡回路判定部と、を有することを特徴とする地絡回路判定装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、複数の直流回路のうち、地絡事故が発生した直流回路を判定することができる。
本発明の一実施形態における直流地絡検出装置の構成、および各端子の接続状態を示す回路ブロック図である。 本発明の一実施形態において、直流回路#3の正極側で地絡事故が発生した場合の動作を説明する図である。 地絡回路判定部14aの動作を説明するフローチャートである。 直流地絡検出装置の他の構成例を示す回路ブロック図である。 地絡回路判定部14bの動作を説明するフローチャートである。 一般的な直流地絡検出装置を用いて地絡回路および地絡母線を判定する方法を説明する図である。 2つの直流回路にそれぞれ一般的な直流地絡検出装置を設けた場合の直流地絡検出装置の動作を説明する図である。 2つの直流回路の一方のみに一般的な直流地絡検出装置を設けた場合の直流地絡検出装置の動作を説明する図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===直流地絡検出装置の構成===
以下、図1を参照して、本発明の一実施形態における直流地絡検出装置の構成について説明する。なお、本実施形態では、一例として、直流地絡検出装置は、4つの直流回路における地絡事故を検出するとともに、地絡事故が発生した直流回路および母線(以下、それぞれ地絡回路および地絡母線と称する)を判定するものとする。
図1に示されている直流地絡検出装置1aは、端子21ないし23、42ないし44、および52ないし54を備え、電圧検出素子11、12、地絡判定部13、地絡回路判定部14a、抵抗R2ないしR4、コンデンサC2ないしC4、ヒューズF2ないしF4、および接点B2ないしB4を含んで構成されている。
(第1の)電圧検出素子11および(第2の)電圧検出素子12は、例えばインピーダンスが12kΩ程度の抵抗であり、端子21および22間に直列に接続されている。また、電圧検出素子11および12の接続点Oは、端子23に接続されている。
抵抗R2ないしR4は、例えば5Ω程度の低インピーダンスの抵抗である。また、コンデンサC2ないしC4は、例えば100μF程度の無極性のコンデンサである。そして、抵抗R2ないしR4とコンデンサC2ないしC4とは、それぞれ直列に接続され、これらの直列回路は、端子21と端子42ないし44との間にそれぞれ接続されている。
ヒューズF2ないしF4は、例えば遮断電流が7.5Aないし10A程度の電力ヒューズである。また、接点B2ないしB4は、例えばリレーやスイッチなどのb接点であり、通常時には閉極している(ノーマルクローズ)。そして、ヒューズF2ないしF4と接点B2ないしB4とは、それぞれ直列に接続され、これらの直列回路は、端子22と端子52ないし54との間にそれぞれ接続されている。
地絡判定部13には、電圧検出素子11および12によってそれぞれ検出される電圧V1およびV2、および接続点Oと端子23との間に流れる電流Iの少なくとも一方が入力される。また、地絡判定部13から出力される地絡判定信号GFは、地絡回路判定部14aに入力されている。そして、地絡回路判定部14aからは、接点B2ないしB4をそれぞれ開閉制御するための制御信号S2ないしS4が出力されている。
===地絡回路および地絡母線の判定方法===
以下、図1ないし図3を適宜参照して、本実施形態における直流地絡検出装置を用いた地絡回路および地絡母線の判定方法について説明する。
図1は、直流地絡検出装置1aを用いて、4つの直流回路#1ないし#4における地絡事故を検出するとともに、地絡回路および地絡母線を判定する場合における、直流地絡検出装置1aの各端子の接続状態を示している。
直流回路#1(第1の直流回路)は、直流電源D1(第1の直流電源)、直流電源D1の正極に接続された正側母線P1、および直流電源D1の負極に接続された負側母線N1を備えている。また、同様に、直流回路#2ないし#4(第2の直流回路)は、それぞれ、直流電源D2ないしD4(第2の直流電源)、正側母線P2ないしP4、および負側母線N2ないしN4を備えている。
図1に示すように、端子21(第1の端子)は、直流回路#1の正側母線P1(一方の母線)に接続され、端子22(第2の端子)は、直流回路#1の負側母線N1(他方の母線)に接続される。また、同様に、端子42ないし44(第4の端子)は、それぞれ、直流回路#2ないし#4の正側母線P2ないしP4(一方の母線)に接続され、端子52ないし54(第5の端子)は、それぞれ、直流回路#2ないし#4の負側母線N2ないしN4(他方の母線)に接続される。さらに、端子23(第3の端子)は、グランドに接続される。
このように接続することによって、直流回路#1ないし#4の負側母線は共通化されて同電位となり、正側母線間は容量結合される。そして、当該接続状態において、地絡判定部13は、一般的な直流地絡検出装置1cと同様に、電圧V1およびV2、および電流Iの少なくとも一方に基づいて、直流回路#1ないし#4の何れかで地絡事故が発生したか否かを判定する。
ここで、いずれの直流回路でも地絡事故が発生していない場合、コンデンサC2ないしC4の両端には、それぞれ直流電源D1と直流電源D2ないしD4との差電圧が印加された状態となる。したがって、一般的な直流地絡検出装置1cを直流回路#1の母線間のみに接続した場合と同様に、電圧V1およびV2のバランスがとれ、また、電流Iが流れないため、地絡判定部13は、地絡事故が発生したと誤判定することはない。
また、直流回路#1の正側母線P1または負側母線N1で地絡事故が発生した場合には、一般的な直流地絡検出装置1cと同様に動作するため、地絡判定部13は、地絡事故が発生したと正常に判定することができる。さらに、直流回路#1の負側母線N1と共通化された直流回路#2ないし#4の負側母線N2ないしN4の何れかで地絡事故が発生した場合も、地絡判定部13は、地絡事故が発生したと正常に判定することができる。
一方、直流回路#2ないし#4の正側母線P2ないしP4の何れかで地絡事故が発生した場合、当該地絡事故が発生した正側母線と直流地絡検出装置1aの端子23との間は、地絡抵抗Rgおよびグランドを介して接続される。そのため、電圧検出素子12には、地絡抵抗Rgに応じた電圧Vgが印加されることとなる。また、電圧検出素子11には、直流電源D1の電圧と電圧Vgとの差電圧が印加されることとなる。
一例として、図2に示すように、直流回路#3の正極側で地絡事故が発生した場合に、直流電源D1ないしD4の電圧をいずれもVDCとし、地絡抵抗Rg=0とすると、V1=0、V2=VDCとなる。したがって、地絡判定部13は、電圧V1およびV2のバランスが崩れたこと、または、電流Iが流れたことを検出し、直流回路#1ないし#4の何れかで地絡事故が発生したと正常に判定することができる。さらに、地絡判定部13は、電圧V1が低下し、電圧V2が上昇したことによって、当該地絡回路の正極側で地絡事故が発生したと判定することもできる。
このようにして、地絡判定部13は、直流回路#1ないし#4のいずれの母線で地絡事故が発生した場合も、地絡事故が発生したと正常に判定することができ、いずれの母線でも地絡事故が発生していない場合に誤判定することもない。そして、地絡判定部13は、当該判定結果を示す地絡判定信号GFを出力する。本実施形態では、地絡判定信号GFは、一例として、地絡事故が発生していないと判定した場合にGF=0となり、直流回路の正極側および負極側で地絡事故が発生したと判定した場合にそれぞれGF=1および2となるものとする。
なお、低インピーダンスの抵抗R2ないしR4は、直流電源の更新作業などで2つの直流回路の正側母線間をループ状に接続した際にコンデンサC2ないしC4が放電されることによって流れるサージ電流を抑制する目的で設けられている。
また、ヒューズF2ないしF4は、例えば正側母線P1および負側母線N2間のように、2つの直流回路の間で異極間の短絡事故が発生した場合に、両回路の負側母線間を切り離し、短絡電流を遮断する目的で設けられている。したがって、ヒューズF2ないしF4には、通常の機器の操作で流れる制御電流よりも遮断電流が若干大きいものが用いられる。ここで、通常の制御電流は、一般に5A程度以下であるため、前述したように、ヒューズF2ないしF4として、例えば遮断電流が7.5Aないし10A程度の電力ヒューズが用いられる。
地絡回路判定部14aは、地絡判定信号GFに基づいて地絡回路および地絡母線を判定する。ここで、図3は、地絡回路判定部14aのより具体的な動作を示している。なお、本実施形態において、接点B2ないしB4は、それぞれ、制御信号S2ないしS4がロー・レベル(L)の間(通常時)は閉極しており、制御信号S2ないしS4がハイ・レベル(H)となると開極するものとする。また、以下においては、GF=1となる直流回路の正極側における地絡事故をP地絡と称し、GF=2となる直流回路の負極側における地絡事故をN地絡と称することとする。
地絡回路判定部14aは、地絡判定部13によって地絡事故が発生したと判定され、GF=1(P地絡)または2(N地絡)となると(S101)、まず、制御信号S2をハイ・レベルとして接点B2を開極し、直流回路#2を他の直流回路から切り離す(S102)。そして、この状態で、地絡判定部13によって地絡事故が発生していないと判定され、GF=0となった場合(S103:YES)には、直流回路#2の正側母線P2(P地絡の場合)または負側母線N2(N地絡の場合)を地絡母線と判定し(S104)、判定処理を終了する(S113)。
また、直流回路#2を切り離してもGF≠0のままである場合(S103:NO)には、地絡回路判定部14aは、制御信号S2をロー・レベルとして接点B2を閉極するとともに、制御信号S3をハイ・レベルとして接点B3を開極し、直流回路#3を他の直流回路から切り離す(S105)。そして、この状態で、地絡判定部13によって地絡事故が発生していないと判定され、GF=0となった場合(S106:YES)には、直流回路#3の正側母線P3(P地絡の場合)または負側母線N3(N地絡の場合)を地絡母線と判定し(S107)、判定処理を終了する(S113)。
さらに、直流回路#3を切り離してもGF≠0のままである場合(S106:NO)には、地絡回路判定部14aは、制御信号S3をロー・レベルとして接点B3を閉極するとともに、制御信号S4をハイ・レベルとして接点B4を開極し、直流回路#4を他の直流回路から切り離す(S108)。そして、この状態で、地絡判定部13によって地絡事故が発生していないと判定され、GF=0となった場合(S109:YES)には、直流回路#4の正側母線P4(P地絡の場合)または負側母線N4(N地絡の場合)を地絡母線と判定し(S110)、判定処理を終了する(S113)。
一方、直流回路#4を切り離してもGF≠0のままである場合(S109:NO)には、地絡回路判定部14aは、直流回路#1の正側母線P1(P地絡の場合)または負側母線N1(N地絡の場合)を地絡母線と判定する(S111)。そして、制御信号S2およびS3をハイ・レベルとして接点B2およびB3をいずれも開極し、すべての直流回路を互いに他の直流回路から切り離し(S112)、判定処理を終了する(S113)。
このようにして、地絡回路判定部14aは、接点B2ないしB4がいずれも閉極した通常時の状態で、地絡判定部13によって地絡事故が発生したと判定されると、接点B2ないしB4を順次開極し、直流回路#2ないし#4を順に切り離す。そして、何れかの直流回路を切り離した状態で、地絡判定部13によって地絡事故が発生していないと判定された場合には、当該切り離した直流回路を地絡回路と判定し、さらに切り離す前の地絡判定信号GFに基づいて地絡母線を判定する。一方、いずれの直流回路を切り離しても地絡判定部13によって地絡事故が発生したと判定された場合には、直流回路#1を地絡回路と判定する。
===直流地絡検出装置の他の構成例===
上記実施形態では、地絡回路判定部14aは、直流回路#2ないし#4の何れかを地絡回路と判定した場合には、当該地絡回路と判定した直流回路を他の直流回路から切り離した状態で判定処理を終了している。したがって、何れかの直流回路で発生した地絡事故の影響が他の直流回路に波及するのを防止することができる。そして、直流地絡検出装置1aは、直流回路#2ないし#4の何れかを切り離した後も他の直流回路における地絡事故を検出することができる。
また、地絡回路判定部14aは、直流回路#1を地絡回路と判定した場合には、すべての直流回路を互いに他の直流回路から切り離すことによって、直流回路#1で発生した地絡事故の影響が直流回路#2ないし#4に波及するのを防止している。しかしながら、この場合には、直流地絡検出装置1aは、直流回路#2ないし#4における地絡事故を検出することができなくなる。
そこで、例えば図4に示すように、直流回路#1を他の直流回路から切り離し、地絡判定部13や地絡回路判定部14bを動作させるための電源を供給するための接点B11ないしB13をさらに備えた直流地絡検出装置1bを用いることによって、直流回路#1を切り離した後も直流回路#2ないし#4における地絡事故を検出することができるようになる。
地絡回路判定部14bは、接点B11およびB12と接点B13とを相補的に開閉制御するための制御信号S1も出力している。そして、例えば図5に示すように、地絡回路判定部14bは、直流回路#1を地絡回路と判定した場合(S209:NO、S211)には、直流回路#1を他の直流回路から切り離し、直流地絡検出装置1bの電源が直流回路#2から供給されるように切り替えたうえで(S212)、判定処理を終了する(S213)。
なお、図5においては、地絡回路判定部14aの場合と同様に、直流回路#2ないし#4を順に切り離して地絡回路および地絡母線を判定しているが、これに限定されるものではない。地絡回路判定部14bは、直流回路#1ないし#4のうち任意の3つを順に切り離して地絡回路および地絡母線を判定することができる。
===地絡回路および地絡母線の他の判定方法===
上記実施形態では、一般的な直流地絡検出装置1cに対して、直流電源の個数に応じた個数の抵抗、コンデンサ、ヒューズ、および接点と、さらに地絡回路判定部14a(14b)とが追加された直流地絡検出装置1a(1b)を用いて、地絡回路および地絡母線の判定を行っているが、これに限定されるものではない。例えば図6に示すように、一般的な直流地絡検出装置1cとともに、当該追加された構成要素を含む地絡回路判定装置10を用いて、地絡回路および地絡母線を判定することもできる。
地絡回路判定装置10は、端子41および51をさらに備えている。そして、端子41(第6の端子)は、直流回路#1の正側母線P1に接続されて直流地絡検出装置1cの端子21と同電位となり、端子51(第7の端子)は、直流回路#1の正側母線N1に接続されて直流地絡検出装置1cの端子22と同電位となる。
なお、図6においては、直流地絡検出装置1aの場合と同様に、地絡回路判定部14aは、地絡判定信号GFに基づいて地絡回路および地絡母線を判定しているが、これに限定されるものではない。地絡回路判定装置10の端子41および51は、それぞれ直流地絡検出装置1cの端子21および22と同電位となっており、さらに、通常時の状態で、端子42ないし44は端子41と略同電位となり、端子52ないし54は端子51と略同電位となる。したがって、地絡回路判定部14aは、地絡回路判定装置10の各端子の電圧(Vp1ないしVp4、Vn1ないしVn4)に基づいて、地絡回路および地絡母線を判定することもできる。
前述したように、直流地絡検出装置1aにおいて、n個(n=3)の直流電源#2ないし#4の正側母線P2ないしP4をそれぞれコンデンサC2ないしC4を介して直流回路#1の正側母線P1と容量結合するとともに、直流電源#2ないし#4の負側母線N2ないしN4をそれぞれ接点B2ないしB4を介して直流回路#1の負側母線N1と共通化し、接点B2ないしB4がいずれも閉極した通常時の状態で、地絡事故が発生したと地絡判定部13が判定した場合に、接点B2ないしB4を順次開極し、直流回路#2ないし#4を順に切り離すことによって、地絡回路判定部14aは、接点B2ないしB4の開閉状態ごとの地絡判定信号GFに基づいて地絡回路を判定することができる。
また、端子21と端子42ないし44との間に、それぞれコンデンサC2ないしC4と直列に接続された低インピーダンスの抵抗R2ないしR4をさらに備えることによって、2つの直流回路の正側母線間をループ状に接続する際に流れるサージ電流(コンデンサC2ないしC4の放電電流)を抑制することができる。
また、端子22と端子52ないし54との間に、それぞれ接点B2ないしB4と直列に接続されたヒューズF2ないしF4をさらに備えることによって、2つの直流回路の間で異極間の短絡事故が発生した場合に、両回路の負側母線間を切り離し、短絡電流を遮断することができる。
また、P地絡またはN地絡の判定結果も示す地絡判定信号GFを地絡判定部13から出力することによって、地絡判定信号GFに基づいて地絡回路および地絡母線を判定することができる。
また、前述したように、地絡回路判定装置10において、直流回路#1の正側母線P1と直流電源#2ないし#4の正側母線P2ないしP4とをそれぞれ容量結合するコンデンサC2ないしC4、直流回路#1の負側母線N1と直流電源#2ないし#4の負側母線N2ないしN4との間の電路をそれぞれ開閉する接点B2ないしB4を備えることによって、一般的な直流地絡検出装置1cとともに用いて地絡回路を判定することができる。
また、端子41と端子42ないし44との間に、それぞれコンデンサC2ないしC4と直列に接続された低インピーダンスの抵抗R2ないしR4をさらに備えることによって、2つの直流回路の正側母線間をループ状に接続する際に流れるサージ電流を抑制することができる。
また、端子51と端子52ないし54との間に、それぞれ接点B2ないしB4と直列に接続されたヒューズF2ないしF4をさらに備えることによって、2つの直流回路の間で異極間の短絡事故が発生した場合に、両回路の負側母線間を切り離し、短絡電流を遮断することができる。
また、地絡回路判定装置10の地絡回路判定部14aは、一般的な直流地絡検出装置1cの地絡判定部13から出力される地絡判定信号GFに基づいて、地絡回路および地絡母線を判定することができるとともに、各端子の電圧Vp1ないしVp4、およびVn1ないしVn4の少なくとも1つに基づいて、地絡回路および地絡母線を判定することもできる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、直流回路#1ないし#4の正側母線間を容量結合しているが、これに限定されるものではない。上記実施形態とは反対に、直流回路#1ないし#4の負側母線間を抵抗R2ないしR4、およびコンデンサC2ないしC4を介して接続するとともに、正側母線間をヒューズF2ないしF4、および接点B2ないしB4を介して接続してもよい。
1a〜1c 直流地絡検出装
10 地絡回路判定装置
11、12 電圧検出素子(抵抗)
13 地絡判定部
14a、14b 地絡回路判定部
21〜23、41〜44、51〜54 端子
D1〜D4 直流電源
P1〜P4 正側母線
N1〜N4 負側母線
R2〜R4 抵抗
C2〜C4 コンデンサ
F2〜F4 ヒューズ
B2〜B4、B11〜B13 接点

Claims (8)

  1. 第1の直流電源の正側母線または負側母線のうちの一方の母線に接続される第1の端子と、
    前記第1の直流電源の正側母線または負側母線のうちの他方の母線に接続される第2の端子と、
    前記第1の端子と前記第2の端子との間に直列に接続された第1および第2の電圧検出素子と、
    前記第1の電圧検出素子と前記第2の電圧検出素子との接続点をグランドに接続するための第3の端子と、
    n個(nは自然数)の第2の直流電源の正側母線または負側母線のうちの前記一方の母線にそれぞれ接続されるn個の第4の端子と、
    前記第2の直流電源の正側母線または負側母線のうちの前記他方の母線にそれぞれ接続されるn個の第5の端子と、
    前記第1の端子と前記第4の端子とをそれぞれ容量結合するn個のコンデンサと、
    前記第2の端子と前記第5の端子との間の電路をそれぞれ開閉するn個の接点と、
    前記第1および第2の電圧検出素子によって検出される電圧、および前記接続点と前記第3の端子との間に流れる電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の直流電源を含む第1の直流回路または前記第2の直流電源をそれぞれ含むn個の第2の直流回路で地絡事故が発生したか否かを判定する地絡判定部と、
    前記接点がいずれも閉極した状態で、前記地絡事故が発生したと前記地絡判定部が判定した場合に、前記接点を順次開極して、前記接点の開閉状態ごとの前記地絡判定部の判定結果に基づいて、前記地絡事故が発生した直流回路を判定する地絡回路判定部と、
    を有することを特徴とする直流地絡検出装置。
  2. 前記第1の端子と前記第4の端子との間に、前記コンデンサとそれぞれ直列に接続されたn個の抵抗をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の直流地絡検出装置。
  3. 前記第2の端子と前記第5の端子との間に、前記接点とそれぞれ直列に接続されたn個のヒューズをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直流地絡検出装置。
  4. 前記地絡判定部は、前記第1の直流回路または前記第2の直流回路において、正極側または負極側の何れで前記地絡事故が発生したかをさらに判定し、
    前記地絡回路判定部は、前記接点の開閉状態ごとの前記地絡判定部の判定結果に基づいて、前記地絡事故が発生した直流回路の母線を判定することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の直流地絡検出装置。
  5. 第1の直流電源の正側母線または負側母線のうちの一方の母線に接続される第1の端子と、
    前記第1の直流電源の正側母線または負側母線のうちの他方の母線に接続される第2の端子と、
    前記第1の端子と前記第2の端子との間に直列に接続された第1および第2の電圧検出素子と、
    前記第1の電圧検出素子と前記第2の電圧検出素子との接続点をグランドに接続するための第3の端子と、
    前記第1および第2の電圧検出素子によって検出される電圧、および前記接続点と前記第3の端子との間に流れる電流の少なくとも一方に基づいて、前記第1の直流電源を含む第1の直流回路で地絡事故が発生したか否かを判定する地絡判定部と、
    を有する直流地絡検出装置とともに用いられる地絡回路判定装置であって、
    n個(nは自然数)の第2の直流電源の正側母線または負側母線のうちの前記一方の母線にそれぞれ接続されるn個の第4の端子と、
    前記第2の直流電源の正側母線または負側母線のうちの前記他方の母線にそれぞれ接続されるn個の第5の端子と、
    前記第1の直流電源の前記一方の母線に接続される第6の端子と、
    前記第1の直流電源の前記他方の母線に接続される第7の端子と、
    前記第6の端子と前記第4の端子とをそれぞれ容量結合するn個のコンデンサと、
    前記第7の端子と前記第5の端子との間の電路をそれぞれ開閉するn個の接点と、
    前記接点がいずれも閉極した状態で、前記地絡判定部によって前記地絡事故が発生したと判定される場合に、前記接点を順次開極して、前記接点の開閉状態ごとの、前記第4ないし第7の端子の少なくとも1つの電圧または前記地絡判定部の判定結果に基づいて、前記地絡事故が発生した直流回路を判定する地絡回路判定部と、
    を有することを特徴とする地絡回路判定装置。
  6. 前記第6の端子と前記第4の端子との間に、前記コンデンサとそれぞれ直列に接続されたn個の抵抗をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の地絡回路判定装置。
  7. 前記第7の端子と前記第5の端子との間に、前記接点とそれぞれ直列に接続されたn個のヒューズをさらに有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の地絡回路判定装置。
  8. 前記地絡回路判定部は、前記接点の開閉状態ごとの、前記第4ないし第7の端子の少なくとも1つの電圧または前記地絡判定部の判定結果に基づいて、前記地絡事故が発生した直流回路の母線を判定することを特徴とする請求項5ないし請求項7の何れかに記載の地絡回路判定装置。
JP2011155932A 2011-07-14 2011-07-14 直流地絡検出装置および地絡回路判定装置 Expired - Fee Related JP5420598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011155932A JP5420598B2 (ja) 2011-07-14 2011-07-14 直流地絡検出装置および地絡回路判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011155932A JP5420598B2 (ja) 2011-07-14 2011-07-14 直流地絡検出装置および地絡回路判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013019873A JP2013019873A (ja) 2013-01-31
JP5420598B2 true JP5420598B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=47691440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011155932A Expired - Fee Related JP5420598B2 (ja) 2011-07-14 2011-07-14 直流地絡検出装置および地絡回路判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5420598B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106521358A (zh) * 2016-09-30 2017-03-22 秦皇岛首秦金属材料有限公司 一种抗拉强度800MPa水电钢的生产方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225817A (ja) * 1985-07-23 1987-02-03 三菱電機株式会社 直流回路の多点地絡検出装置
JPH07177646A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Toshiba Corp 太陽電池の直流地絡検出装置
JP4205071B2 (ja) * 2004-03-25 2009-01-07 シャープ株式会社 電源装置
JP2008206229A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Toshiba Corp 直流地絡検出装置および2重化直流電源回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106521358A (zh) * 2016-09-30 2017-03-22 秦皇岛首秦金属材料有限公司 一种抗拉强度800MPa水电钢的生产方法
CN106521358B (zh) * 2016-09-30 2018-07-06 秦皇岛首秦金属材料有限公司 一种抗拉强度800MPa水电钢的生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013019873A (ja) 2013-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2871739B1 (en) Network appliance with monitoring of power supply
JP5714633B2 (ja) 障害ある保護接地回路検出装置および方法
US10559953B2 (en) Redundant and fault-tolerant power distribution system having an integrated communication network
US8503137B2 (en) Arc fault protection circuit and method
EP2862252B1 (en) A power bay protection device and a method for protecting power bays
JP2018538776A (ja) 系統遮断点および絶縁抵抗測定を有するインバータ、ならびに絶縁抵抗を測定するための方法
CN112614749A (zh) 低压断路器
WO2016202396A1 (en) Bus failure detection transceiver architecture and transceiver operation method
US8830646B2 (en) Protection coordination system
JP6695032B2 (ja) 異常検出装置
JP5420598B2 (ja) 直流地絡検出装置および地絡回路判定装置
CN112970161A (zh) Ac/dc转换器布置
JP5335032B2 (ja) 直流地絡検出装置、直流回路の地絡検出方法および直流電源の切り替え方法
WO2004008600A3 (en) Electrical network protection system
JP6103977B2 (ja) 直流給電システム
JP2012065461A (ja) サージ防護デバイス保護システム及びサージ防護システム
JP2018067917A (ja) フォールトトレラント電力ネットワーク
CN110187222B (zh) 母线接线故障检测电路及故障判定方法
JP2011174780A (ja) 電圧試験プラグ
US8837095B2 (en) DC electrical power system
JP4541034B2 (ja) 電路の接地監視装置
CN112909904B (zh) 电阻接地***及其控制方法
JP6211739B1 (ja) Pvプラントのdc部分における設置エラーを判断するための方法および当該方法を実行するためのdc部分の集電箱
JP7480445B1 (ja) 絶縁監視装置
JP2009254207A (ja) 過渡ノイズ低減回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5420598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees