JP5419132B2 - 手持ち式動力作業機及び動力伝達用ジョイント - Google Patents

手持ち式動力作業機及び動力伝達用ジョイント Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、操作杆内に設けられているドライブシャフトの先端部と作業装置側の動力入力部とが互いに連れ回り係合しない異形状であっても、双方に係合して接続させる動力伝達用ジョイントを備えた手持ち式動力作業機と、この動力伝達用ジョイントに関する。
従来技術
例えば、刈払機,草刈機,ヘッジトリマー,高枝カッターなどの手持ち式動力作業機は、原動機付き操作杆の先端部に、これらいずれかの作業装置が装着された状態で販売されるのが通常である。
多くの場合、この装着は、特許文献1の第6図に示すように、金属パイプ製の操作杆7の先端部を、作業装置に設けられている短筒部の後端部内に嵌入・保持させて、ボルトで締結して抜け止めする方法で行われている。そしてこの嵌入・保持とともに、ドライブシャフト11の先端部を作業装置側の動力入力部(傘歯車27の中空軸部がこれに相当する。)内に突入・係合させて、原動機から出力された回転動力がドライブシャフト11を通じて作業装置側の動力入力部に伝達されるようにしてあり、前記先端部と前記動力入力部との間で行われる係合には、スプライン係合又はセレーション係合等がある。そして、スプライン係合やセレーション係合を行う歯数は、6〜13条等、製造会社及び機種により様々である。
ところで、最近では、手持ち式動力作業機の原動機付き操作杆や作業装置のいずれかが故障すると、原動機付き操作杆だけを買え替えたり、作業装置だけを買え替えることができるように、これらが個別に販売されていることがある。また、機器購入コストを抑えるため、1本の原動機付き操作杆に、作業内容に合わせた作業装置を装着する事もできる。
従来、このような場合に対処させるためには、ドライブシャフトの先端部の形状と、作業装置側の動力入力部の内壁形状とを一致させる必要があった。
特開昭64−30510号公報の第6図
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上述したように、ドライブシャフトの先端部の形状と、作業装置側の動力入力部の形状とを一致させる確認は、面倒であり、間違え易い。
しかも、多くの消費者は、原動機付き操作杆と、別タイプの作業装置とを組み合わせるということを知らないために、エンジン故障の場合でも手持ち式動力作業機全体を買い換えるなどして、機器購入費用を高くさせていた。また、作業内容に合わせた手持ち式動力作業機を複数台所有すると、保管スペースの負担も大きかった。
本発明が解決しようとする課題は、器財購入や買い替えのコストを抑え、保管スペースを向上させることができる、手持ち式動力作業機と、この動力伝達用ジョイントを提供することにある。
課題を解決するための手段
請求項1に係る手持ち式動力作業機は、
エンジン又は電動モータよりなる原動機を後部に搭載した中空パイプ構造を有し、その内側にドライブシャフトを備えた操作杆の先端部に、該ドライブシャフトから回転動力を入力して駆動する作業装置を搭載させた基本構造を有し、
前記作業装置は、刈払装置の他、作業目的に合わせて選択した作業装置に交換可能であり、
該ドライブシャフトの先端部と前記選択した作業装置の動力入力部とが対応しない形状であっても、
後部側に、スプライン内壁、セレーション内壁、角形内壁、二面取りされた内壁のいずれかよりなる筒形状の嵌合部を有し、前部側に、スプライン軸、セレーション軸、角軸、二面取り軸のいずれかよりなる軸部、又はスプライン内壁、セレーション内壁、角形内壁、二面取りされた内壁のいずれかよりなる筒形状の嵌合部を有する複数種類の動力伝達用ジョイントのうちから、後部側が前記ドライブシャフトの先端部を突入させて連れ回り可能に係合し、前部側が前記選択した作業装置の動力入力部に連れ回り可能に係合する動力伝達ジョイントが選択されて、
この選択された動力伝達用ジョイントを介して、前記ドライブシャフトの先端部と前記選択した作業装置の動力入力部とが連結されるように構成されているところに特徴がある。
この手持ち式動力作業機においては、前記原動機から出力された回転動力は、前記ドライブシャフトから前記動力伝達ジョイントを通じて作業装置側の前記動力入力部に伝達される。
ドライブシャフトの先端部と作業装置側の前記動力入力部の形状が異なる場合でも、後部側がドライブシャフトの先端部と連れ回り可能に係合し、前部側が前記動力入力部と連れ回り可能に係合する動力伝達ジョイントを用いると、ドライブシャフトの先端部と作業装置側の前記動力入力部とを連れ回り可能に連結させる。
この点において、実公昭62−7857号公報の第2図及び第3図、実登第3119138号公報の図3〜図8等に示すドライブシャフトの途中長さの箇所を連結させるジョイントとは、構造のみならず作用・効果において全く異なる。
この動力伝達用ジョイントは、形状及びサイズが異なる複数種類のものがあり、前記動力入力部や前記ドライブシャフトの先端部の形状に合った動力伝達用ジョイントが選択使用される。
連れ回り可能にさせる係合は、スプライン係合、セレーション係合、角と角穴による係合、二面取りされた角と二面取りされた角穴とによる係合等である
請求項2は請求項1に記載の手持ち式動力作業機に装備される動力伝達ジョイントの発明であり、
該動力伝達用ジョイントは、主ジョイントと入れ子とからなり、
該入れ子は、その中央に前記ドライブシャフトの先端部を突入させて連れ回り可能に係合させる嵌合部を有し、
前記主ジョイントは、前部側に前記選択した作業装置の動力入力部に連れ回り 可能に係合する軸部又は筒形状の嵌合部を有し、後部側に前記入れ子を密着した状態で没入させて連れ回りさせ得る筒形状の嵌合部を有しているところに特徴がある。
請求項2に係る動力伝達ジョイントは、主ジョイントに加えて、主ジョイントの後部につれ回り可能に没入させて前記ドライブシャフトの先端部を突入させて連れ回り可能に係合させる入れ子を備える。この入れ子は、前記ドライブシャフトの先端部の形状に合った複数種類のものが用意されて、これから接続しようとするドライブシャフトの先端部の形状に合ったものを選択して使用する。このようにすると、ドライブシャフトに加わる回転駆動力がこの動力伝達用ジョイントを介して前記動力入力部に伝達される。
請求項3に係る動力伝達用ジョイントは、
前記主ジョイントの後部側に有する前記嵌合部の筒内周面に縦方向の条溝が形成され、前記入れ子の外周面に前記条溝に係合する凸条が形成されて、
前記主ジョイントと該主ジョイント後部側の前記嵌合部内に没入させた前記入れ子とは、前記条溝と前記凸条とによる係合により、連れ回りするように構成さ れている。
請求項3に係る動力伝達用ジョイントにおいては、主ジョイント後部側に形成されている筒形状の嵌合部とこの嵌合部内に没入させた前記入れ子とを連れ回りが、この嵌合部の筒内周面に形成されている前記条溝と前記入れ子の外周面に形成されている凸条とを係合させることにより可能としている。
請求項に係る動力伝達用ジョイントは、請求項2又は3に記載の動力伝達用ジョイントであって、前記入れ子は、複数枚のリング板を重ね合わせたもので構成されている。
複数枚のリング板を重ね合わせた入れ子としたのは、複雑な構造を有する入れ子を1単体で形成するよりも、金属板をプレス加工して形成したリング板を重ね合わせた入れ子のほうが、製造が容易且つ低コストで行えるからである。
発明の効果
請求項1に係る手持ち式作業機によれば、
操作杆内に設けられているドライブシャフトの先端部と前記作業装置の動力入力部とが対応しない形状であっても、前記先端部と前記動力入力部の双方に連れ回り可能に係合する動力伝達用ジョイントを選択して、この選択した動力伝達用ジョイントを介して前記先端部と前記動力入力部とが連結されるように構成した結果、メーカーや機種が異なる原動機付き操作杆と作業装置とを自由に組み合わせて装着できるようになった。
これにより、原動機付き操作杆だけを交換したり、作業目的に合わせた所望の機種の作業装置に交換することができるようになった。
この結果、経済性、利便性を向上させ、保管スペースを抑えることができるようになった。
しかも、原動機付き操作杆作業装置とを組み合わせる際において、従来、面倒で間違え易かった、ドライブシャフトの先端部の形状と前記動力入力部の形状とを一致させる確認が不要になった。
請求項2に係る動力伝達用ジョイントによれば、
ドライブシャフトの先端部の形状が異なる場合でも、入れ子を交換するだけで、簡単且つ経済的に、前記動力入力部と前記ドライブシャフトの先端部とを連れ回り可能に接続させることができるようになった。
請求項3に係る動力伝達用ジョイントにおいても、請求項2に係る動力伝達用ジョイントが有する効果と同様の効果を奏する。
請求項4に係る動力伝達用ジョイントによれば、
前記入れ子を、複数枚のリング板を重ね合わせたもので構成した結果、プレス加工で出来た安価なリング板を用いた入れ子とすることができるようになった。
本発明を実施するための最良の形態を次の実施例のものである。
図1は、本発明による手持ち式動力作業機の1例と交換可能な作業装置を例示した斜視図である。
図1に示す手持ち式動力作業機1は、原動機付き操作杆2の先端部に、作業装置(刈払装置)10が装着された刈払機である。原動機付き操作杆2は、操作杆3の後部にエンジン4が搭載され、操作杆3の途中長さの箇所に両手持ちのハンドル5が装着されたものであり、図示していないが、操作杆3には肩掛けベルトが取り付けられる。そして、この手持ち式動力作業機(刈払機)1の原動機付き操作杆2には、刈払装置10に代えて、例えば、ナイロンコード草刈装置11、バリカン式刈払装置12,13、ロータリー式土耕装置14、ブロワ−15、回転ブラシ16等の作業装置の装着が可能である。
図2(a)は刈払装置と操作杆先端部とを例示した側面断面図、(b)はこの刈払装置内部の部分平面断面図、図3は操作杆の先端部と刈払装置側の動力入力部とを接続させて示した側面断面図である。
図2(a)に示す刈払装置10によると、主ギヤケース23の下方に回転刃である上刃21と下刃22が設けられている。主ギヤケース23の略中央箇所には主軸24が回転自在に支持されており、主軸24の下部には大径平歯車32が遊嵌支持され、主軸24の上部には大径平歯車31が連れ回り可能に係合支持されている。主ギヤケース23の後部上面には後部ギヤケース25が被着されており、後部ギヤケース25の後端中央から斜め上後方に短尺筒部26が突出形成されている。短尺筒部26の後部は操作杆3の先端部3aを突入させる部分であり、短尺筒部26の筒内の前部箇所には、小径傘歯車27の軸27aが回転自在に保持されている。小径傘歯車27は、後部ギヤケース25内の第2軸28に連れ回り可能に支持されている大径傘歯車29に噛合している。
図2(a)(b)に示すように、主ギヤケース23内の後部には、大径傘歯車29と連動する小径平歯車30が位置し、小径平歯車30と上段の大径平歯車31とが噛合して下刃22を回転駆動させる。また、主ギヤケース23内の後部において、小径平歯車30と中間平歯車33とが噛合し、更に、中間平歯車33と下段の大径平歯車32と噛合して上刃21を下刃22に対して逆回転させる。
図2(a)を参照しつつ図3に示すように、操作杆3の先端部を作業装置側の短尺筒部26内に突入させて締付固定させると、操作杆3の先端部に作業装置10が装着される。そして、この装着とともに、小径傘歯車27の軸27aの後端部を形成している動力入力部27bと、操作杆3内に設けられているドライブシャフト50の先端部50aとが、動力伝達用ジョイント40によって連れ回り可能に接続されている。
動力伝達用ジョイント40は、前記動力入力部27bの各種形状とドライブシャフト50の先端部50aの各種形状に合った複数種類のものが用意される。そして、これらの中から、最適な動力伝達用ジョイント40を選択使用する。
図3に示す動力入力部27bは六角軸であり、ドライブシャフト50の先端部50aはスプライン軸であり、これらを接続させる動力伝達用ジョイント40の詳細な各実施形態が図4(a)〜(d)に示されている。
〔第1実施形態の動力伝達用ジョイント〕
図4(a)は第1実施形態による動力伝達用ジョイントの斜前方から見た斜視図、(b)は斜め後方から見た斜視図、(c)は側面断面図、(d)は動力伝達用ジ矢視図、図5(a)はドライブシャフトの前部側の端面形状を例示した図、(b)は後部側の端面形状を例示した図、図6は入れ子の端面形状を例示した図である。
図4(a)〜(c)に示す第1実施形態の動力伝達用ジョイント40Aは、主ジョイント41と入れ子42とを組み合わせた動力伝達用ジョイントであり、入れ子42は主ジョイント41の後部側になる片側内に没入されて、主ジョイント41と連れ回りする。
主ジョイント41は、図4(a)(b)(d)に示すように、前部側(出力側)に位置する一方の片側に六角孔の嵌合部41aを有し、後部側(入力側)になる他方の片側の筒内周を6等分する箇所に、縦方向に向けた条溝41dが夫々形成された嵌合部41bを有する。双方の嵌合部41a,41bは、略同程度の奥行きがあり、有底の穴であってもよい。
入れ子42は、主ジョイント41の嵌合部41b内に略密着して没入する径があり、その外周面に前記条溝41dに係合する凸条42aが形成され、筒内がスプライン内壁を有する嵌合孔42bとされている。
主ジョイント41の先端部の端面形状には、図5(a)に例示する各種端面形状のものがあり、後端部の端面形状には、図5(b)に例示する端面形状のものがある。入れ子42についても、図6に例示する端面形状のものがある。即ち、主ジョイント41は、図5(a)に示す形状と(b)に示す形状とを組み合わせた形状のものが用意され、これらから、前記接続に適したものが選択使用される。
この動力伝達用ジョイント40Aの取り付けは、図3に示す動力入力部27bの形状に合った主ジョイント41を選択して、その前部側の嵌合部41aを図3に示す動力入力部27bに嵌入させることから始まる。続いて、複数種類の入れ子のうちから、図3に示すドライブシャフト50の先端部50aの形状に合った内壁形状を有する入れ子42を選択して、これを主ジョイント41の後部側の嵌合部41b内に没入させる。更に続いて、ドライブシャフト50の先端部50aを入れ子42の内側に突入させると、動力入力部27bとドライブシャフト50の先端部50aとが動力伝達用ジョイント40Aを介した接続ができる
〔第2実施形態の動力伝達用ジョイント〕
図7(a)は第2実施形態の動力伝達用ジョイントを斜め前方から見た斜視図、(b)は斜め後方から見た斜視図である。
図7(a)(b)に示す第2実施形態の動力伝達用ジョイント40Bは、主ジョイント41と入れ子42とを組み合わせた動力伝達用ジョイントであり、入れ子42は端面形状が同形状のリング板42nを複数枚、重ね合わされたもので構成される。主ジョイント41は図4(a)(b)に示す主ジョイント41と同じものが用いられる。リング板42nを重ね合わせた入れ子42は、図4(a)(b)(c)に示す入れ子42と同様の形状になる。主ジョイント41と入れ子42の形状の組み合わせは、第1実施形態の動力伝達用ジョイントの場合と同様に複数あり、リング板42nを重ね合わせた入れ子42は、プレス成型で容易かつ安価に製造できる。
〔第3実施形態の動力伝達用ジョイント〕
図8(a)は第3実施形態の動力伝達用ジョイントを用いて操作杆の先端部と作業装置側の動力入力部とを接続させた状態を示した側面断面図、(b)はこの接続方法を示す側面断面図、図9は第3実施形態による動力伝達用ジョイントの分解斜視図、図10(a)は第3実施形態による動力伝達用ジョイントの側面断面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は第3実施形態による動力伝達用ジョイントの一部を構成する主ジョイントの側面断面図、(e)は左側面図、(f)は右側面図、図11は軸部材の端面形状を例示した図である。
図8(a)(b)、図9及び図10(a)(b)(c)に示す第3実施形態による動力伝達ジョイント40Cは、図8に示す動力入力部27bが穴又は孔形状の場合に対応させた動力伝達用ジョイントであり、主ジョイント41と2個の入れ子42,43と、軸部材44とによる組み合わせ品で構成される。
主ジョイント41は、図9及び図10(e)〜(f)に示すように、筒内周を6等分する箇所に、縦方向に向けた条溝41dが夫々設けられた、貫通孔からなる嵌合部41bを有する。
2個の入れ子42,43は、いずれも主ジョイント41内に密着した状態で没入する大きさの径があり、その外周面には前記条溝41dに係合する凸条42a,43aが形成され、内側に嵌合孔42b,43bが設けられたものが用いられ、いずれも主ジョイント41の長さの略半分程度の長さがあり、いずれも図6に示す各種端面形状のものが用意される。軸部材44は、図11に示す各種形状のものが用意される。
この実施形態による動力伝達用ジョイント40Cは、次の手順を経て動力入力部27bとドライブシャフト50の先端部50aとを接続させる。
即ち、図8(b)に示すように、動力入力部27bの形状に合った軸部材44を選択して、この軸部材44の先端部を動力入力部27b内に突入させることから始まる。続いて、軸部材44の形状に合った嵌合孔43bを有する入れ子43を選択して、この入れ子43を軸部材44の後部に嵌入させる。この後、主ジョイントの前部をこの入れ子43に嵌入させると、動力入力部27bと主ジョイント41の前部とが、連れ回り可能に接続される。
続いて、ドライブシャフト50の先端部50aの形状に合った嵌合孔42bを有する入れ子42を選択し、この入れ子42を主ジョイント41の後部内に没入させ、最後に、ドライブシャフト50の先端部50aをこの入れ子42内に突入させると、前記接続の作業は終了する。
この実施形態による動力伝達用ジョイント40Cによれば、最初に、軸部材44と前部側の入れ子43を使用して主ジョイント41を動力入力部27bに取り付けると、その後は、ドライブシャフト50の先端部50aの形状に合った後部側の入れ子42を選択利用するだけでよい。このため、簡単且つ低コストで前記接続が行える利点がある。
〔第4実施形態の動力伝達用ジョイント〕
図12は第4実施形態による動力伝達用ジョイントを用いて操作杆の先端部と作業装置側の動力入力部とを接続させた状態を示した側面断面図、図13(a)は第4実施形態による動力伝達用ジョイントを斜め前方から見た分解斜視図、(b)は斜め後方から見た分解斜視図である。
図12及び図13(a)(b)に示す第4実施形態による動力伝達用ジョイント40Dは、第3実施形態による動力伝達用ジョイントと同様、動力入力部27bが嵌合穴である場合に対応させた動力伝達用ジョイントであり、主ジョイント45と入れ子42とにより構成される。
主ジョイント45は前部が軸部45aで形成され、後部が有底の肉厚円筒部45bで形成され、肉厚円筒部45bの後部端面は図5(b)に示す形状を有している。
主ジョイント45は、図11に示す形状の軸部45aと、図5に示す端面形状を有する嵌合部45cとが組み合わされた、複数種類のものが用意される。また、軸部45aは肉厚円筒部45bと一体形成されたもの以外にも、軸部45aの後端部を肉厚円筒部45bの前端部に形成した孔又は有底穴(図示せず)内に突入固定させたものが想定される。
入れ子42は、図4(a)(b)に示す入れ子42、又は図7に示す入れ子42と同様のものであり、且つ、端面形状も図6に示す形状のものが用意される。
図12に示す動力入力部27bとドライブシャフト50の先端部とをこの実施形態の動力伝達用ジョイント40Dで接続させる場合には、最適な形状の軸部45aを有する主ジョイント45を選択する。そして、ドライブシャフト50の先端部50aの形状に合う入れ子42を選択して、選択した主ジョイント45の軸部45aを動力入力部27b内に突入させる。続いて、選択した入れ子42を主ジョイント45の肉厚円筒部45b内に没入させ、最後にドライブシャフト50の先端部50aを入れ子42の内側に突入させると、動力入力部27bとドライブドライブシャフト50の先端部50aとが動力伝達用ジョイント40Dで接続される。
この実施形態の動力伝達用ジョイント40Dは、主ジョイント45の軸部45aを、図12に示す動力入力部27b内に突入させて、動力入力部27bに主ジョイント45を取り付けておけば、ドライブシャフト50の先端部50aの形状に合う入れ子42を選択して使用するだけで、簡単且つ低コストで、先端部50aの形状に違いに対応させた、動力入力部27bとドライブシャフト50の先端部50aとの接続が可能になる。
以上の各実施形態の動力伝達用ジョイントは入れ子を備えたもので構成されているが、主ジョイントに直接ドライブシャフトの先端部を、連れ回り係合可能に突入させる、入れ子を備えていない構成とすることも可能である。この構成によれば、主ジョイントは、ドライブシャフト先端部の形状の種類に対応する各種形状の嵌合部を有するもが用意される。
本発明による手持ち式動力作業機の1例と交換可能な作業装置を例示した斜視図である。 図2(a)は刈払装置と操作杆先端部を例示した側面断面図、(b)はこの刈払装置内部の部分平面断面図である。 図3は操作杆の先端部と作業装置側の動力入力部とを接続させて示した側面断面図である。 (a)は第1実施形態による動力伝達用ジョイントの斜前方から見た斜視図、(b)は斜め後方から見た斜視図、(c)は側面断面図、(d)はその一部を構成する主ジョイントの側面断面図である。 (a)はドライブシャフトの前部側の端面形状を例示した図、(b)は後部側の端面形状を例示した図である。 図6は入れ子の端面形状を例示した図である。 (a)は第2実施形態の動力伝達用ジョイントを斜め前方から見た斜視図、(b)は斜め後方から見た斜視図である。 (a)は第3実施形態の動力伝達用ジョイントを用いて操作杆の先端部と作業機側の動力入力部とを接続させた状態を示した側面断面図、(b)はこの接続方法を示す側面断面図である。 第3実施形態による動力伝達用ジョイントの分解斜視図である。 (a)は第3実施形態による動力伝達用ジョイントの側面断面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図、(d)は第3実施形態による動力伝達用ジョイントの一部を構成する主ジョイントの側面断面図、(e)は左側面図、(f)は右側面図である。 軸部材の端面形状を例示した図である。 第4実施形態の動力伝達用ジョイントを用いて操作杆の先端部と作業装置側の動力入力部とを接続させた状態を示した側面断面図である。 (a)は第4実施形態の動力伝達用ジョイントを斜め前方から見た分解斜視図、(b)は斜め後方から見た分解斜視図である。
1 手持ち式動力作業機
2 原動機付き操作杆
3 操作杆
10 刈払装置
21 上刃
22 下刃
23 主ギヤケース
24 主軸
25 後部ギヤケース
26 短尺筒部
27 小径傘歯車
27b 動力入力部
40 動力伝達用ジョイント
40A 第1実施形態の動力伝達用ジョイント
40B 第2実施形態の動力伝達用ジョイント
40C 第3実施形態の動力伝達用ジョイント
40D 第4実施形態の動力伝達用ジョイント
41 主ジョイント
41a 嵌合部
41b 嵌合部
41c 嵌合部
41d 条溝
42 入れ子
42a 凸条
42b スプライン嵌合孔
42n リング板
43 入れ子
43a 凸条
43b 嵌合孔
44 軸部材
45 主ジョイント
45a 軸部
45b 肉厚円筒部
45c 嵌合部
50 ドライブシャフト
50a 先端部

Claims (4)

  1. エンジン又は電動モータよりなる原動機を後部に搭載した中空パイプ構造を有し、その内側にドライブシャフトを備えた操作杆の先端部に、該ドライブシャフトから回転動力を入力して駆動する作業装置を搭載させた基本構造を有し、
    前記作業装置は、刈払装置の他、作業目的に合わせて選択した作業装置に交換可能であり、
    該ドライブシャフトの先端部と前記選択した作業装置の動力入力部とが対応しない形状であっても、
    後部側に、スプライン内壁、セレーション内壁、角形内壁、二面取りされた内壁のいずれかよりなる筒形状の嵌合部を有し、前部側に、スプライン軸、セレーション軸、角軸、二面取り軸のいずれかよりなる軸部、又はスプライン内壁、セレーション内壁、角形内壁、二面取りされた内壁のいずれかよりなる筒形状の嵌合部を有する複数種類の動力伝達用ジョイントのうちから、後部側が前記ドライ ブシャフトの先端部を突入させて連れ回り可能に係合し、前部側が前記選択した作業装置の動力入力部に連れ回り可能に係合する動力伝達ジョイントが選択されて、
    この選択された動力伝達用ジョイントを介して、前記ドライブシャフトの先端部と前記選択した作業装置の動力入力部とが連結されるように構成されていることを特徴とする手持ち式動力作業機。
  2. 請求項1に記載の手持ち式動力作業機に装備される動力伝達ジョイントであって、
    主ジョイントと入れ子とからなり、
    該入れ子は、その中央に前記ドライブシャフトの先端部を突入させて連れ回り可能に係合させる嵌合部を有し、
    前記主ジョイントは、前部側に前記選択した作業装置の動力入力部に連れ回り可能に係合する軸部又は筒形状の嵌合部を有し、後部側に前記入れ子を密着した状態で没入させて連れ回りさせ得る筒形状の嵌合部を有していることを特徴とする動力伝達用ジョイント。
  3. 前記主ジョイントの後部側に有する前記嵌合部の筒内周面に縦方向の条溝が形成され、前記入れ子の外周面に前記条溝に係合する凸条が形成されて、
    前記主ジョイントと該主ジョイント後部側の前記嵌合部内に没入させた前記入れ子とは、前記条溝と前記凸条とによる係合により、連れ回りするように構成されている、請求項2に記載の動力伝達用ジョイント。
  4. 前記入れ子は、複数枚のリング板を重ね合わせたもので構成される請求項2又は3に記載の動力伝達用ジョイント。
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