JP3138903B2 - 枝打機 - Google Patents

枝打機

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JP3138903B2
JP3138903B2 JP06185145A JP18514594A JP3138903B2 JP 3138903 B2 JP3138903 B2 JP 3138903B2 JP 06185145 A JP06185145 A JP 06185145A JP 18514594 A JP18514594 A JP 18514594A JP 3138903 B2 JP3138903 B2 JP 3138903B2
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    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B17/00Chain saws; Equipment therefor
    • B27B17/12Lubricating devices specially designed for chain saws

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  • Harvester Elements (AREA)
  • Sawing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ソーチェーンを装備
する枝打機に係り、詳しくは潤滑油を自動供給する潤滑
油ポンプを含む部分を小型化された枝打機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ソーチェーンや往復動刃等の鋸刃により
木、枝を切断したり芝生の縁を刈ったりするチェーンソ
ー、枝打機、及び縁刈機等の鋸刃機では、作業中の鋸刃
の焼き付きを防止するため、潤滑油を鋸刃ヘ適宜供給す
る必要がある。
【0003】従来のチェーンソーにおけるソーチェーン
への潤滑油の供給装置では、ソーチェーンを駆動するエ
ンジンクランク軸の所定部位に回転方向へ一体的にウォ
ームを取付け、プランジャの周部にウォームにかみ合う
ホィールを取付け、プランジャの基端部の周部には軸方
向へ変位しつつ一周する案内溝を形成して、位置を固定
されたピンを案内溝へ挿入している。そして、クランク
軸の回転に伴って、プランジャは、周方向へ回転しつ
つ、軸方向へ往復変位して、ポンプ室の容積を増減し、
ポンプ室より吐出される潤滑油がソーチェーンへ供給さ
れるようになっている。
【0004】米国特許第4,353,163号明細書の
チェーンソーでは、ソーチェーンを駆動するエンジンの
回転動力を、相互にかみ合う平歯車を介してベーンポン
プ入力軸へ伝達し、ベーンポンプから吐出される潤滑油
をソーチェーンへ供給している。
【0005】また、米国特許第4,884,340号明
細書では、親指で押して作動するポンプを設け、作業者
が適宜、ポンプを操作して、ポンプからの潤滑油をソー
チェーンへ供給している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】手動式潤滑油ポンプで
は、作業者は、切断作業と並行して、潤滑油ポンプを手
動操作する必要があり、労力が増大し、また、潤滑油ポ
ンプの手動操作を忘れて、ソーチェーンを焼き付けてし
まい易い。さらに、手元が不安定になり易く、不測の事
故も懸念される。
【0007】プランジャポンプやベーンポンプ等の自動
駆動の潤滑油ポンプを使用するチェーンソーでは、潤滑
油ポンプの入力軸が鋸刃の駆動用の駆動軸部材とは別途
設けられることとなり、駆動軸部材及び潤滑油ポンプを
含む部分が大型化するとともに、プランジャポンプやベ
ーンポンプは、部品点数が多く、かつ製造に高精度を要
求されため、製造及び組付け能率が低下する。
【0008】この発明の目的は、ソーチェーンに潤滑油
を自動供給できる潤滑油ポンプ及びソーチェーンの駆動
用の駆動軸部材を含む部分を小型化し該部分の組付け性
を改善しかつ潤滑油ポンプ自体の製造及び組付けを能率
化する枝打機を提供すべく、潤滑油を貯留する潤滑油タ
ンクを含めて一層の小型化及び製造能率化を図れる枝打
機を提供することである。この発明の目的は、ソーチェ
ーンの駆動用の駆動軸部材の回転速度に関係なくソーチ
ェーンへの潤滑油の供給量を調整できる枝打機を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この発明の枝打
機(10)は次の(a)〜(j)の構成要素を有している。 (a)操作捍(34)の基端側に取付けられ回転動力を発生
する動力部(18) (b)操作捍(34)内を延び動力部(18)からの回転動力を
伝達する伝動軸(36) (c)操作捍(34)の先端側に取付けられて伝動軸(36)の
回転動力を伝動軸(36)に対して直角方向の出力軸(48)へ
出力するギヤ装置(28) (d)ギヤ装置(28)のギヤケース(40)へ出力軸(48)の先
端側から接合される接合ケース(54) (e)接合ケース(54)へ出力軸(48)の先端側から接合さ
れるシールケース(58) (f)出力軸(48)へ同軸的に連結されシールケース(58)
の外へ突出する連結軸(62) (g)接合ケース(54)とシールケース(58)との間に画定
される撹拌室(66)と撹拌室(66)内に配設され出力軸(48)
又は連結軸(62)へ嵌合して出力軸(48)の回転に伴って回
転する板状ロータ(70)とを備える再生ポンプ(64) (h)接合ケース(54)と一体に備えられ、再生ポンプ(6
4)により吸入される潤滑油を貯留する潤滑油タンク(78) (i)接合ケース(54)に固定されるチェーンバー(30)の
周部の案内溝(132)に沿って連結軸(62)からの回転動力
により周回するソーチェーン(32) (j)チェーンバー(30)内に形成されて案内溝(132)へ
連通する通孔(138)を含み再生ポンプ(64)からの潤滑油
を案内溝(132)へ導く油路(114,138,150)
【0010】この発明の枝打機(10)は、螺合量の増減に
より軸方向へ変位して油路(114,138,150)の流通断面積
を増減する螺合部材(156)を有している。
【0011】
【作用】この枝打機(10)では、ギヤ装置(28)、接合ケー
ス(54)、及びシールケース(58)が、ギヤ装置(28)の出力
軸(48)の方向へ順に配列されて、相互に接合される。チ
ェーンバー(30)は、接合ケース(54)に接合され、周部の
案内溝(132)によりソーチェーン(32)を案内する。動力
部(18)において発生した回転動力は、操作捍(34)内の伝
動軸(36)を経て操作捍(34)の先端側のギヤ装置(28)へ伝
達される。回転動力は、ギヤ装置(28)において伝達方向
を直角に変換されて、出力軸(48)へ伝達され、さらに、
連結軸(62)を経てソーチェーン(32)へ伝達される。再生
ポンプ(64)は撹拌室(66)をギヤケース(40)と接合ケース
(54)との間に画定され、再生ポンプ(64)の板状ロータ(7
0)は、出力軸(48)又は連結軸(62)に嵌合した状態で、出
力軸(48)の回転に伴って回転し、撹拌室(66)内の潤滑油
を加速し、これにより、潤滑油を撹拌室(66)へ吸入し、
撹拌室(66)から吐出する。再生ポンプ(64)から吐出され
た潤滑油は、チェーンバー(30)の油路(114,138,150)
経て案内溝(132)へ導かれ、案内溝(132)からソーチェー
ン(32)へ供給される。
【0012】この枝打機(10)では、潤滑油タンク(78)が
接合ケース(54)に一体的に形成され、再生ポンプ(64)は
潤滑油タンク(78)から潤滑油を吸入し、かつ螺合部材(1
56)は螺合量の増減により軸方向へ変位する。油路(114,
138,150)の流通断面積は、螺合部材(156)の軸方向変位
に伴って増減し、これにより、油路(114,138,150)を経
てソーチェーン(32)へ供給される潤滑油の流量が変化す
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図11及び図12は枝打機10の全体の平面図及び
側面図である。枝打機10は基端側のパワーユニット12と
先端側のアタッチメント14とを分離自在に相互に連結し
たものから成る。パワーユニット12において、エンジン
部18は、回転動力を発生するエンジンを含み、外管16の
基端側に装着される。グリップ20は、エンジン部18寄り
の外管16の部位に設けられ、作業者の一方の手で把持さ
れる。ハンドル22は、先端寄りの外管16の部位に設けら
れ、作業者の他方の手で把持される。カプラ24は、外管
16の先端に装着され、先端側からアタッチメント14の外
管26の基端部を挿抜自在に嵌入され、その基端部をノブ
25の回転操作により締付け、固定する。アタッチメント
14では、ギヤ装置28が外管26の先端部に装着され、チェ
ーンバー30は、ギヤ装置28の側部に配設され、周部にソ
ーチェーン32を掛けられる。外管16,26は操作捍34を構
成する。
【0014】伝動軸36(図1)はパワーユニット12側の
基端側部分(図示せず)とアタッチメント14側の先端側
部分38(図1)とから成り、パワーユニット12側の基端
側部分とアタッチメント14側の先端側部分38とは、カプ
ラ24によるパワーユニット12及びアタッチメント14の連
結及び分離に伴って連結及び分離され、連結時では両者
の非円形輪郭部の相互の嵌合により回転方向へ一体とな
るようになっている。伝動軸36は、操作捍34内に延び
て、回転動力をエンジン部18からギヤ装置28へ伝達する
ようになっている。アタッチメント14を刈払機用や縁刈
機用の別のアタッチメントへ変更することにより、共通
のパワーユニット12を使用しつつ、刈払機や縁刈機等、
操作捍式の他の作業機として使用できる。
【0015】図1は枝打機10の先端部の構造を示す断面
図である。ギヤ装置28のギヤケース40は、中心線を相互
に直角に交差させて相互にかみ合っているベベルギヤ4
2,44を備え、ベベルギヤ42は、玉軸受46により回転自
在にギヤケース40に軸支され、先端側部分38の先端部へ
回転方向へ一体的に結合している。出力軸48は、軸方向
を先端側部分38に対して直角方向とし、両端部において
玉軸受50,52を介して回転自在にギヤケース40に軸支さ
れ、基端部においてベベルギヤ44へ回転方向へ一体的に
嵌合している。マウントベース54は出力軸48の先端側か
らギヤケース40へ当てられ、計3個の締付けボルト56
は、マウントベース54の挿通孔104に挿通されてから、
ギヤケース40のねじ孔へ螺合し、マウントベース54をギ
ヤケース40へ締付ける。シールケース58はギヤケース40
とは反対側からマウントベース54に当てられ、計3個の
締付けボルト60は、シールケース58の挿通孔へ挿通され
てから、マウントベース54のねじ孔106に螺合し、シー
ルケース58をマウントベース54へ締付ける。駆動軸62
は、出力軸48と中心線を揃えて、出力軸48の先端部へ螺
合し、出力軸48と一体的に回転する。玉軸受63は、シー
ルケース58からの駆動軸62の出現部に配設され、駆動軸
62を回転自在にシールケース58に軸支している。
【0016】再生ポンプ64は、マウントベース54とシー
ルケース58との間に画定される撹拌室66、出力軸48の先
端部の外周部へスプライン嵌合し両端において玉軸受52
の内輪及び駆動軸62の段部69に当接するボス68、及び撹
拌室66内に配設されボス68へ分離自在に又は固定的に装
着されている溝付きロータ70を有している。溝付きロー
タ70がボス68に分離自在となっている場合は、溝付きロ
ータ70を交換することにより再生ポンプ64の吐出量を変
更できる。溝付きロータ70がボス68に一体的になってい
る場合は、出力軸48及び駆動軸62へのボス68及び溝付き
ロータ70の組付け能率が向上する。仕切り部材72は、撹
拌室66内の周方向所定個所に配設され、撹拌室66内を周
方向へ仕切っている。撹拌室66は仕切り部材72の両側に
おいてそれぞれ吸入口108(図4)及び吐出口74へ連通
し、潤滑油は、再生ポンプ64の溝付きロータ70の回転に
伴って、撹拌室66内において加速され、吸入口108から
吸入されて、仕切り部材72に衝突して、吐出口74へ吐出
される。ニップル76は、マウントベース54に螺合して、
吐出口74内へ連通し、先端部をギヤケース40から露出さ
せている。マウントベース54は、チェーンバー30に沿っ
てギヤ装置28から張り出す部分を備え、その張り出し部
分のギヤ装置28側にはオイルタンク部78を一体的に形成
されている。オイルタンク部78は、外部からオイルタン
ク部78内を透視できる透明板80により開口部を封鎖さ
れ、ニップル82は、オイルタンク部78に螺着されて、オ
イルタンク部78内へ連通している。オイルシール84,86
は、撹拌室66を軸方向両側から挟むように、ボス68の外
周部に嵌挿され、撹拌室66をシールしている。
【0017】図2は駆動軸62へのスプラインボス90及び
リム92等の組付け図である。図1及び図2において、ス
プラインボス90は、放射方向へ張り出すフランジ88を備
え、フランジ88によりシールケース58の玉軸受63側を覆
うように、駆動軸62の先端部に嵌合する。ナット96は、
駆動軸62の先端部に螺着し、ワッシャ94を介してスプラ
インボス90を締付け、スプラインボス90を駆動軸62へ回
転方向へ一体的に結合させている。リム92は、フランジ
88とワッシャ94との間においてスプラインボス90の周部
へスプライン嵌合し、駆動軸62と一体的に回転する。ソ
ーチェーン32は、リム92に一旦掛けられると、駆動軸62
の軸方向へはリム92から外れないので、ワッシャ94は、
スプラインボス90からのリム92の抜けを阻止する役目の
みで足りる。
【0018】図3はリム92に代えてスプロケット100を
駆動軸62へ組付ける場合の分解図である。スプロケット
100はスプラインボス90に固着される。スプロケット100
はスプラインボス90への固着によりスプラインボス90か
らの抜けを阻止されるものの、ソーチェーン32は、駆動
軸62の軸方向へスプロケット100から外れる可能性があ
るので、ワッシャ102は、図2のワッシャ94より十分に
大径とされ、ソーチェーン32へ当たって、スプロケット
100からのソーチェーン32の抜けを阻止する。
【0019】図4はマウントベース54をシールケース58
側から見た図である。3個の挿通孔104は再生ポンプ64
の中心線を中心とする同心円上に間隔を空けて配列さ
れ、ねじ孔106も再生ポンプ64の中心線を中心とする別
の同心円上に等角度間隔で配列されている。吸入口108
及び吐出口74は、溝付きロータ70の回転方向へ所定角離
れ、仕切り部材72は、内周側において溝付きロータ70に
非接触を保持しつつ、吸入口108と吐出口74との間を仕
切って、両者の短絡を阻止している。そして、このよう
な役割を果たすならば、仕切り部材72は接合ケース54と
一体成形されていても構わない。ニップル110は、マウ
ントベース54のギヤケース40の側の面に取付けられ、供
給孔112は、チェーンバー30とほぼ密に接触するマウン
トベース54の部位に開口し、マウントベース54内の通路
114を介してニップル110へ連通している。供給孔112
は、チェーンバー30との接触面で油路を形成可能な溝部
113へ浅溝部115を介して連なっている。浅溝部115は、
溝部113より浅く、供給孔112近傍に位置し、供給孔112
からの潤滑油が浅溝部115において増速されることによ
り、溝部113へ入った木屑等が供給孔112へ逆流するのが
防止される。
【0020】図5は再生ポンプ64のボス68及び溝付きロ
ータ70の組付け状態の斜視図である。図4及び図5にお
いて、複数個の撹拌溝118は、溝付きロータ70の周辺部
において、溝付きロータ70の各面に等角度間隔で、また
溝付きロータ70の両面の撹拌溝118が周方向へ相互に重
ならないように、形成されている。潤滑油が十分な粘性
を有していれば、撹拌溝118は省略してもいい。勿論、
ボス68と溝付きロータ70とは一体回動可能であるなら
ば、分離の可否は問わない。
【0021】図6はマウントベース54へのチェーンバー
30等の組付け関係を示す分解図である。スタッドボルト
116は、操作捍34の長手方向、すなわち操作捍34の軸方
向へ間隔を空けて、マウントベース54に固定され、チェ
ーンバー30の方へ突出している。長溝124は、スタッド
ボルト116の下側にスタッドボルト116の配列方向へ長く
延び、長方形横断面となっている。テンショナ120は、
長溝124の横断面形状と同一輪郭とされ、本体を長溝124
内に長溝124の延び方向へ移動自在に配設され、周方向
へは長溝124の側壁との当接により回転を拘束され、突
起122を長溝124からチェーンバー30の方へ突出させてい
る。ボルト126は、頭部(図4)をマウントベース54か
ら露出させて、軸部をテンショナ120に螺合しつつ、長
溝124を貫通し、長溝124の外でナット128を螺着されて
いる。テンショナ120は、長溝124により回転を拘束され
ているので、ボルト126を回転することにより、長溝124
内で長溝124の延び方向へ変位する。案内スロット130
は、チェーンバー30の基端部にチェーンバー30の延び方
向へ所定長さ延び、スタッドボルト116を挿通されるよ
うになっている。案内溝132は、チェーンバー30の周部
に沿って形成され、ソーチェーン32を部分的に挿入され
て、ソーチェーン32をチェーンバー30の周部に沿って案
内する。貫通孔134,136は、チェーンバー30において案
内スロット130の上下に1対ずつ、それぞれ先端側及び
基端側の配列で穿設されている。
【0022】図7はマウントベース54へチェーンバー30
及びサイドカバー140を組付けた状態でスタッドボルト1
16の部位の断面図である。ただし、図7において、上半
部は基端側の貫通孔136を通る垂直断面、下半部は先端
側の通孔138を通る垂直断面となっている。図6及び図
7において、ソーチェーン32は、上下対称の形状であ
り、上下を逆にされても、供給孔112は上側の貫通孔136
に合わさり、テンショナ120の突起122は下側の貫通孔13
4へ嵌入するようになっている。サイドカバー140は、マ
ウントベース54とは反対側からチェーンバー30の基端部
を覆い、締付けナット142は、サイドカバー140からのス
タッドボルト116の突出部にサイドカバー140の外面側か
ら螺着し、チェーンバー30及びサイドカバー140をマウ
ントベース54へ締付けている。通孔138は、チェーンバ
ー30内に形成され、貫通孔134,136から案内スロット13
0とは反対側へ鉛直方向へ延びて、貫通孔134,136を案
内溝132へ連通させている。
【0023】ソーチェーン32に適切なテンションを付与
するために、テンショナ120を十分にシールケース58側
へ近付けてから、案内溝132にソーチェーン32を掛けた
チェーンバー30をマウントベース54へ組付け、ソーチェ
ーン32をリム92又はスプロケット100に掛け、その後、
ボルト126を回転させて、テンショナ120をシールケース
58側から遠ざけることにより、テンショナ120がスタッ
ドボルト116の配列方向へ長溝124内を移動し、突起122
は、貫通孔134を介してチェーンバー30をスタッドボル
ト116の配列方向へ移動し、この結果、突起122は、貫通
孔134を介してチェーンバー30をその先端方向へマウン
トベース54及びサイドカバー140に対して連行し、ソー
チェーン32にテンションが付与される。
【0024】図8はギヤ装置28及びマウントベース54を
チェーンバー30とは反対側から見た図である。ニップル
146は、吸入口108(図4)へ連通するとともに、ギヤケ
ース40から突出している。吸入ホース148は両端部をそ
れぞれニップル82,146へ装着され、吐出ホース150は両
端部をそれぞれニップル76,110へ装着されている。ね
じ152は、透明板80の外面側から透明板80を貫通してマ
ウントベース54へ螺着し、透明板80をオイルタンク部78
の開口部に固定している。投入口154は、蓋(図示せ
ず)により開閉され、オイルタンク部78内への潤滑油の
投入のために使用される。透明板80とオイルタンク部78
開口縁との間に小さい断面積の連通路を形成し、空気の
通過を許すようにしている。
【0025】図9はアジャスタ156の構造図、図10は
アジャスタ156の斜視図である。アジャスタ156は、ねじ
軸部158、及び頂面に−溝160を備える頭部162を有し、
頭部162の周部の環状溝にはOリング164が嵌着されてい
る。アジャスタ156は、ねじ軸部158をマウントベース54
に螺着され、−溝160へドライバを係止されて、回転す
るようになっている。アジャスタ156は、回転により通
路114の方への突出量を増減され、通路114へのニップル
110の開口量を増減し、これにより通路114の流通断面
積、すなわち通路114における潤滑油の流量を調整す
る。
【0026】実施例の作用について説明する。エンジン
部18のエンジンの回転動力は伝動軸36を介してギヤ装置
28へ伝達される。回転動力は、ギヤ装置28においてベベ
ルギヤ42,44により伝達方向を90°変換され、出力軸
48及び駆動軸62を介してリム92又はスプロケット100へ
伝達される。ソーチェーン32は、リム92又はスプロケッ
ト100の回転により、駆動され、チェーンバー30の案内
溝132に案内されつつ、チェーンバー30の周部を周回
し、枝等を切断する。
【0027】一方、再生ポンプ64は、出力軸48へのボス
68のスプライン嵌合により出力軸48と一体的に溝付きロ
ータ70を撹拌室66において回転させる。撹拌室66内の潤
滑油は溝付きロータ70により吸入口108から吐出口74へ
の遠回りの周方向へ加速され、これにより、再生ポンプ
64は、吸入ホース148を介してオイルタンク部78内の潤
滑油を吸入して、吐出口74へ吐出する。吐出口74へ吐出
された潤滑油は、吐出ホース150を経てマウントベース5
4の通路114へ送られ、さらに、マウントベース54の供給
孔112からチェーンバー30の貫通孔136へ導入され、チェ
ーンバー30内の通孔138を経て案内溝132へ導かれ、案内
溝132を摺動しているソーチェーン32へ供給される。
【0028】マウントベース54におけるアジャスタ156
を回転させることにより、アジャスタ156は、上下方向
へ変位し、軸部で通路114へのニップル110の開口面積を
増減し、ニップル110から通路114への潤滑油の導入量を
増減する。こうして、アジャスタ156の螺合量の調整に
より、案内溝132へ送られる潤滑油の流量が増減し、ソ
ーチェーン32への潤滑油の供給流量が調整される。
【0029】
【発明の効果】この発明の枝打機では、ギヤ装置に接合
ケース及びシールケースがギヤ装置の出力軸の方向へ組
付けられて、再生ポンプがギヤケースと接合ケースとの
間に配設されるようになっているので、出力軸、連結
軸、及び潤滑油ポンプを含む部分の組付けを能率化し
て、製造を簡単化できる。
【0030】この発明の枝打機では、潤滑油タンクが接
合ケースに一体形成されているので、潤滑油タンクを含
む部分が小型化され、製造コストや製造能率を改善でき
る。また螺合量の調整により油路の流通断面積を増減す
る螺合部材を装備することにより、ギヤ装置の出力軸の
回転速度に関係なくソーチェーンへの潤滑油の供給流量
を適切に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】枝打機の先端部の構造を示す断面図である。
【図2】駆動軸へのスプラインボス及びリム等の組付け
図である。
【図3】リムに代えてスプロケットを駆動軸へ組付ける
場合の分解図である。
【図4】マウントベースをシールケース側から見た図で
ある。
【図5】再生ポンプのボス及び溝付きロータの組付け状
態の斜視図である。
【図6】マウントベースへのチェーンバー等の組付け関
係を示す分解図である。
【図7】マウントベースへチェーンバー及びサイドカバ
ーを組付けた状態でスタッドボルトの部位の断面図であ
る。
【図8】ギヤ装置及びマウントベースをチェーンバーと
は反対側から見た図である。
【図9】アジャスタの構造図である。
【図10】アジャスタの斜視図である。
【図11】枝打機の全体の平面図である。
【図12】枝打機の全体の側面図である。
【符号の説明】
10 枝打機 18 エンジン部(動力部) 28 ギヤ装置 30 チェーンバー 32 ソーチェーン(鋸刃) 34 操作捍 36 伝動軸 40 ギヤケース 48 出力軸 54 マウントベース(接合ケース) 58 シールケース 62 駆動軸(連結軸) 64 再生ポンプ 66 撹拌室 70 溝付きロータ(板状ロータ) 78 オイルタンク部(潤滑油タンク) 114 通路(油路) 132 案内溝 138 通孔(油路) 150 吐出ホース(油路) 156 アジャスタ(螺合部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 3/08 B27B 17/12 F04B 39/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)操作捍(34)の基端側に取付けられ
    回転動力を発生する動力部(18)、 (b)前記操作捍(34)内を延び前記動力部(18)からの回
    転動力を伝達する伝動軸(36)、 (c)前記操作捍(34)の先端側に取付けられて前記伝動
    軸(36)の回転動力を前記伝動軸(36)に対して直角方向の
    出力軸(48)へ出力するギヤ装置(28)、 (d)前記ギヤ装置(28)のギヤケース(40)へ前記出力軸
    (48)の先端側から接合される接合ケース(54)、 (e)前記接合ケース(54)へ前記出力軸(48)の先端側か
    ら接合されるシールケース(58)、 (f)前記出力軸(48)へ同軸的に連結され前記シールケ
    ース(58)の外へ突出する連結軸(62)、 (g)前記接合ケース(54)と前記シールケース(58)との
    間に画定される撹拌室(66)と前記撹拌室(66)内に配設さ
    れ前記出力軸(48)又は前記連結軸(62)へ嵌合して前記出
    力軸(48)の回転に伴って回転する板状ロータ(70)とを備
    える再生ポンプ(64)、 (h)前記接合ケース(54)と一体に備えられ、再生ポン
    プ(64)により吸入される潤滑油を貯留する潤滑油タンク
    (78)、 (i)前記接合ケース(54)に固定されるチェーンバー(3
    0)の周部の案内溝(132)に沿って前記連結軸(62)からの
    回転動力により周回するソーチェーン(32)、及び (j)前記チェーンバー(30)内に形成されて前記案内溝
    (132)へ連通する通孔(138)を含み前記再生ポンプ(64)か
    らの潤滑油を前記案内溝(132)へ導く油路(114,138,15
    0)、 を有していることを特徴とする枝打機。
  2. 【請求項2】 螺合量の増減により軸方向へ変位して前
    記油路(114,138,150)の流通断面積を増減する螺合部材
    (156)を有していることを特徴とする請求項1記載の枝
    打機。
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