JP5417719B2 - 振動型電磁発電機 - Google Patents

振動型電磁発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP5417719B2
JP5417719B2 JP2008050748A JP2008050748A JP5417719B2 JP 5417719 B2 JP5417719 B2 JP 5417719B2 JP 2008050748 A JP2008050748 A JP 2008050748A JP 2008050748 A JP2008050748 A JP 2008050748A JP 5417719 B2 JP5417719 B2 JP 5417719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
pipe
magnet fixing
type electromagnetic
movable magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008050748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009213194A (ja
Inventor
哲男 吉田
茂実 菅沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumida Corp
Original Assignee
Sumida Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumida Corp filed Critical Sumida Corp
Priority to JP2008050748A priority Critical patent/JP5417719B2/ja
Publication of JP2009213194A publication Critical patent/JP2009213194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5417719B2 publication Critical patent/JP5417719B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

本発明は、例えば、複数個のソレノイドコイルで構成される発電コイルの中で、長さ方向に着磁された少なくとも一つの磁石が振動することにより発電を行う振動型電磁発電機に関する。
近年、携帯電話やゲーム機などの携帯電子機器の普及が進み、これらに内蔵されている2次電池の量がますます多くなってきている。また、無線技術の発展にともない、微小電力で信号を送受するRFID(Radio Frequency IDentification)の応用が拡がっている。特に電源を有するアクティブRFIDは、数百メートル以上の通信も可能である。このため、牧場の牛や馬などの健康管理や、子供達の登下校時の安全管理等への応用に期待が高まっている。
一方、地球環境の維持改善のため、できるだけ環境負荷の少ない電池の研究開発も活発に行われている。その中で、通常無意識かつ無駄に消費されているエネルギーを電気エネルギーに変換して、充電し、この電気エネルギーを携帯機器などの電源として利用することが広く考えられている。
特許文献1には、外部から振動を加えることによって発電する振動型電磁発電機について開示されている。ここで、図6を参照して、振動型電磁発電機100の構成例について説明する。
振動型電磁発電機100は、非磁性材料からなるパイプ102と、パイプ102に収納される長さ方向に着磁した棒状の可動磁石101を備える。パイプ102の中央部には、ソレノイドコイル103が形成される。パイプ102の両端部には、可動磁石101の極性と同じ極性が対向するような状態で、磁石104a,104bが設置される。このため、可動磁石101が振動する際に、可動磁石101がパイプ192の両端部に接触することを防いでいる。
特許文献2には、外部から振動を加えることによって発電し、得られた電力を用いて発光する振動型電磁発電機を備えた懐中電灯について開示されている。ここで、図7を参照して、懐中電灯110の構成例について説明する。
懐中電灯110は、非磁性材料からなるパイプ112と、パイプ112に収納される長さ方向に着磁した棒状の可動磁石111を備える。パイプ112の両端部には、圧縮バネ114a,114bが設けられる。この圧縮バネ114a,114bの作用により、可動磁石111がパイプ112の両端部に接触することを防いでいる。パイプ112の中央部には、ソレノイドコイル113が形成される。パイプ112の内部を可動磁石111が振動することによって、ソレノイドコイル113に電圧が生じ、LED115が発光する。この発光によって、LED115が発散する光線は、レンズ116で拡散されて、対象物に照射される。
特許文献3には、ケースの内部において、複数の永久磁石が締結部材によって締結されてなる可動磁石を移動させて、電圧を発生させる振動発電機1について開示されている。
特開2002−281727号公報 米国特許第5975714号明細書 特開2006−296144号公報
ところで、特許文献1に記載された振動型電磁発電機100では、発電に直接寄与する磁石以外に、パイプの両端部に配置される2個の磁石が必要である。一般に、この種の電磁発電機は、できるだけ小さな寸法としながらも、大きな電力を得ることが要求される。このため、高い磁束密度の磁石を必要とするが、電磁発電機の製造コストに対する磁石のコスト比が高くなってしまう。つまり、従来の振動型電磁発電機100は、コスト面で不利であった。また、磁石を多用すると、振動型電磁発電機の重量が増す。このため、振動型電磁発電機を振る使用者は、疲労しやすくなる。この結果、一定の発電量を長時間にわたって得ることが困難であった。
また、磁石による反発力はバネによる反発力とは異なり、可動磁石の移動距離に比例しない。そして、磁石による反発力で振動する可動磁石は、可動磁石の質量とコイルバネのバネ定数によって決まる共振振動とは異なる挙動を示す。このため、可動磁石の振動が長時間続かないという問題も生じやすい。この結果、磁石による反発力を有効な振幅運動に変換できくなり、発電量を維持することは困難であった。
また、特許文献2に記載された懐中電灯110に振動が加わると、可動磁石111は、一旦コイルバネから離れたり衝突したりする。このため、可動磁石とコイルバネは、安定した共振系を構成することができず、発電効率が悪い。また、可動磁石とコイルバネが衝突する際に衝突音が発生するために、使用者にとっては耳障りである。さらに、この種の発電機は、可動磁石が発電コイルを通過する際の速度が、発電(出力電圧)の大きさに寄与する。そして、より多くの発電を得るためには激しい振動を与えなければならないが、可動磁石とコイルバネとが激しく衝突することによってコイルバネが破損しやすかった。
また、特許文献1〜3に記載された技術では、パイプ(ケース)の内面壁と、可動磁石の側周面の接触面積が大きい。例えば、特許文献3には、ボルトのつば部と、ナットの側面及びボルトに装着された磁石の側面に段差がないため、これらの側面がケースの内壁面に接触する。この接触により、発電機や懐中電灯を振る方向とは逆方向に大きな摩擦力が発生してしまう。この摩擦力は、優れた摺動性能が得られないばかりか、可動磁石の振動を減衰させ、発電効率を悪くする要因である。また、磁石、非磁性スペーサに形成される孔と締結部材を厳密に管理し過ぎると、組み付けが困難になる。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、パイプの内周面と可動磁石の摺動性を改善した振動型電磁発電機を提供することを目的とする。
本発明の振動型電磁発電機は、非磁性材料で形成されたパイプと、パイプの周囲に巻回された一つ以上の発電コイルと、パイプ内に配置され、中央部に貫通孔が形成される磁石を一つ以上含む可動磁石と、パイプの端部を封止する第1及び第2の封止部材と、を備える。そして、可動磁石は、磁石の貫通孔に挿入される芯部を有する第1の磁石固定部と、芯部に固定される第2の磁石固定部と、を備え、第1の磁石固定部は、パイプの中心軸に対する磁石の幅より大きな幅を有する第1のつば部を備え、第2の磁石固定部は、パイプの中心軸に対する磁石の幅より大きな幅を有する第2のつば部を備え、可動磁石と第1および/又は第2の封止部材の間に、可動磁石を振動させる弾性部材を備え、第1の磁石固定部が有する第1のつば部には、側周面の一周にわたって可動磁石の直線振幅運動と平行な溝が形成されている。
本発明によれば、第1の磁石固定部は、パイプの中心軸に対する磁石の幅より大きな幅を有する第1のつば部を備え、第2の磁石固定部は、パイプの中心軸に対する磁石の幅より大きな幅を有する第2のつば部を備え、可動磁石と第1および/又は第2の封止部材の間に、可動磁石を振動させる弾性部材を備え、第1の磁石固定部が有する第1のつば部には、側周面の一周にわたって可動磁石の直線振幅運動と平行な溝が形成されている振動型電磁発電機が得られる。このため、パイプの内周面と可動磁石の外周面の接触面積が極めて小さくなり、摩擦力が小さくなる。また、可動磁石と第1および/又は第2の封止部材の間に配置された弾性部材が可動磁石を支持して振動させることにより、可動磁石の振幅の減衰量が少なくなり、発電量を維持しやすくなるという効果がある。
以下、本発明の第1の実施形態例に係る振動型電磁発電機10の構成例について、図1と図2を参照して説明する。以下の説明において、図中に重力方向を示す矢印を表記する。そして、重力方向(矢印方向)を「下側」、重力の反対方向を「上側」として説明する場合がある。
図1は、振動型電磁発電機10の構造を示す断面図である。
非磁性材料(例えば摺動性に優れたプラスチック)で形成されるパイプ19の外周には、導電ワイヤが巻回され、発電コイル11が形成される。発電コイル11は、4個のコイル11a〜11dを備える。コイル11a〜11dの巻線の向きは、互いに、正・逆・正・逆であり、コイル11a〜11dは、直列に接続される。パイプ19の内部には、長さ方向に着磁された複数の磁石12a〜12cが連結された可動磁石12が挿入される。弾性部材としてのコイルバネ17は、パイプ19の中を可動磁石12が移動する全ての位置で、コイルバネ17の自然長に対して常に圧縮状態にある。このため、可動磁石12は、コイルバネ17によって、発電コイル11の巻軸方向に振動可能に支持され、パイプ19の内部を移動することが可能である。
パイプ19の材質として好適なものは、樹脂では、ポリアセタール系素材や、摩擦係数が低いことで知られているポリテトラフルオロエチレン系素材が挙げられる。また、金属では、アルミニウム等が挙げられる。
可動磁石12は、同じ極が互いに対向するリング状の磁石12a〜12cが、非磁性体からなる第1の磁石固定部14と第2の磁石固定部15により挟み固定されて構成される。
第1の磁石固定部14は、例えば、ボルトである。第1の磁石固定部14に形成されるつば部の側面は、円または多角形状に形成される。第2の磁石固定部15は、例えば、ナットである。第2の磁石固定部15の側面は、円または多角形状に形成され、つば部として機能する。
第1の磁石固定部14は、中央部に貫通孔が形成された磁石12a〜12cに挿入される芯部14aと、略円錐台形の緩衝部14bと、つば部14cを有する。芯部14aと、緩衝部14bと、つば部14cは、一体的に形成される。芯部14aは、パイプ19の中心軸上に位置しており、磁石12a〜12cの貫通孔の直径とほぼ等しいか、わずかに細い程度の太さで形成される。芯部14aの上側(先端部)には、第2の磁石固定部15を固定するための雄ネジ(雄状部)が加工・形成される。第2の磁石固定部15の中心部には、芯部14cの先端が接続される接続孔である雌ネジ(雌状部)が加工・形成される。そして、同極が対向して、互いに反発するリング状の磁石12a〜12cは、芯部14aから外れないように、第2の磁石固定部15によって挟み固定される。
このとき、上述の雄ネジ、雌ネジと同等の効果を有するその他の変形例としては、例えば、第1の磁石固定部14の芯部14aが先割れ状とされ、かつその先端部を鉤状部(雄状部)とし、第2の磁石固定部15に、上記鉤状部を嵌合するための孔部(雌状部)を設けた構成が挙げられる。このように構成する場合、互いを嵌合することで磁石を固定することができる。このため、上述の雄ネジ・雌ネジの構成と比較して、可動磁石の組立てが容易になるという利点を有している。
第1の磁石固定部14のつば部14cは、パイプ19の中心軸に対する磁石12a〜12cの幅より大きな幅を有する。第2の磁石固定部15のつば部は、パイプ19の中心軸に対する磁石12a〜12cの幅より大きな幅を有する。このとき、第1の磁石固定部14のつば部14cと、第2の磁石固定部15のつば部の形状、寸法を同じとすることが、より望ましいといえる。そして、第1の磁石固定部14のつば部14cと第2の磁石固定部15のつば部の最大直径は、圧縮型のコイルバネ17の内径よりわずかに大きく、パイプ19の内径よりわずかに小さい。このため、コイルバネ17の位置は、緩衝部14bによって自動的に定まる。
第2の磁石固定部15(ナット)と第1の磁石固定部14(ボルト)の材質として好適なものは、樹脂では、ポリアセタール系素材、金属では、アルミニウム等が挙げられる。
なお、第2の磁石固定部15(ナット)と第1の磁石固定部14(ボルト)の材質として、ポリテトラフルオロエチレン系素材を用いてもよい。この素材は、極めて摩擦係数が低いため、可動磁石12の摺動性に優れる。ただし、第2の磁石固定部15に第1の磁石固定部14を螺合する場合、摩擦が保てないことがある。このため、第1の磁石固定部14と第2の磁石固定部15を用いて磁石を固定した後、第1の磁石固定部14(ボルト)の先端につぶし加工を施す手段、または、第1の磁石固定部14の芯部14aの先端を鉤状部とし、第2の磁石固定部15に孔部を形成することで、これらを嵌合する手段等によって、第1の磁石固定部14と第2の磁石固定部15の緩み防止のための対策を施すことが望ましい。
可動磁石12とパイプ19の内周面との接触は、つば部14cと第2の磁石固定部15の側周面だけとなる。このため、可動磁石12とパイプ19の摩擦が小さくなり、可動磁石12の摺動性が向上するという利点がある。
ところで、コイルバネと可動磁石により共振系を構成する仕様として、コイルバネとして引っ張りバネを使用する場合と、圧縮バネを使用する場合がある。さらに、1個又は2個の引っ張りバネを使用する場合と、1個又は2個の圧縮バネを使用する場合と、がある。
引っ張りバネを使用する場合は、引っ張りバネと可動磁石12、引っ張りバネとパイプ19を、結合しなければならない。例えば、可動磁石12やパイプ19に引っ張りバネを固定するためには、引っ張りバネにフックを形成する必要がある。さらに、可動磁石12やパイプ19の封止部材等にも、この引っ張りバネのフックを引っ掛けるための細孔やフック等を形成する必要がある。
一方、圧縮バネを使用する場合、可動磁石12がパイプ19の中を移動したときに、常に圧縮バネから圧縮力を得るように圧縮バネの長さを設計する。この場合、圧縮バネと可動磁石12、圧縮バネとパイプ19を結合するフック、細孔等を、特別に形成しなくてもよい。このため、フック、細孔等を形成するための工程や部品を減らすことができるという利点がある。
パイプ19の一方の端部は、第2の封止部材16bで封止される。第2の封止部材16bには、コイルバネ17が装着される。第2の封止部材16bには、緩衝部14bと同様に、円錐台状の突起が形成される。この円錐台の底部の直径は、コイルバネ17の内径よりわずかに小さい寸法とする。このため、コイルバネ17の位置は、第2の封止部材16bによって自動的に定まる。
さらに、緩衝部14bの円錐台の高さと、第2の封止部材16bの円錐台の高さの合計は、コイルバネ17の最短長よりわずかに大きく設定してある。このため、可動磁石12が最も下側に動いても、コイルバネ17に異常な力が加わらないようにでき、コイルバネの破損を防止することができる。
振動型電磁発電機10において、コイルバネ17は、可動磁石12が最も上側に移動した場合でも、まだ可動磁石12を上側に押す。このため、コイルバネ17と可動磁石12、コイルバネ17と第2の封止部材16bを、それぞれ結合しなくてよい。
振動型電磁発電機10の組立ては、第2の封止部材16bにより封止されたパイプ11に、コイルバネ17、可動磁石12を順番に挿入し、最後に、第1の封止部材16aでパイプ19を封止することによって行われる。この組立工程を経るだけで振動型電磁発電機10の組立てが完了するため、組立てが極めて容易である。
図2は、第1の磁石固定部14の外観斜視図である。
緩衝部14bは、略円錐台形である。また、第2の磁石固定部15と、芯部14aを除く第1の磁石固定部14の側周面の一周にわたって、直線振幅運動と平行な溝が形成される。この溝があることによって、作業者が、可動磁石12を組立てる工程(特に、第2の磁石固定部に、磁石12a〜12cを挿入し、第2の磁石固定部15を締め付ける工程)において、第1の磁石固定部14と第2の磁石固定部15を滑らずに締め付けられる。このため、可動磁石12の組立てが容易となる。
さらに、可動磁石12とパイプ19の内周面との接触面積は、第1の磁石固定部14とつば部14cの側面に限られる。このため、当該実施態様のように、側周面の一周にわたって直線振幅運動と平行な溝が形成される構成は、パイプ19の内周面との接触面積が一層少なくなる。この結果、摺動性に優れた可動磁石12が得られる。また、第2の磁石固定部15とつば部14cの形状を、多角形にした場合であっても、その側周面に無数の溝を形成しておくことで、組立てが容易となる。上述の溝については、特に可動磁石12の組立てにおいて効果を奏するものであるため、可動磁石12の摺動性を高めるという目的のみを考慮する場合は、必須の構成にはならない。
以上説明した第1の実施の形態に係る振動型電磁発電機10は、少なくとも1個の圧縮型のコイルバネ17で可動磁石12を支持することにより、安定な共振系を構成することができる。また、振動型電磁発電機10は、第2の封止部材16bを下側に向けて使用する場合に特に好適である。また、可動磁石12がパイプ19内を移動する全領域で、常に、コイルバネ17の圧縮力が作用するため、コイルバネ17と可動磁石12は、離れない。このため、コイルバネ17と可動磁石12のいずれにも結合用の特別なフックが不要である。その分、コイルバネ17と可動磁石12の長さを短くできる。また、可動磁石12のパイプ19内における移動範囲が広くなる。このため、発電量が増加するという利点がある。また、コイルバネ17と可動磁石12、コイルバネ17とパイプ19を結合しなくてもよく、工程、部品を削減でき、組立てが容易となる。
なお、上述した第1の実施の形態に係る振動型電磁発電機10では、第1の磁石固定部14と、第2の封止部材16bの両方に円錐台形の突起を形成した場合について説明した。しかし、第1の磁石固定部14と、第2の封止部材16bののうち、いずれか一方に、突起の代わりとして、コイルバネ17の外径よりわずかに大きな直径を有する凹部を形成してもよい。この場合、他方の円錐台の高さを、圧縮型のコイルバネ17の最短長よりわずかに大きくすることで、コイルバネ17の位置決めを行うことができる。この場合であっても、可動磁石12が最も下側に動いても、圧縮型のコイルバネ17に異常な力が加わることを防ぐことができる。
また、第2の磁石固定部15にも、第1の磁石固定部14と同様の円錐台形の突起を形成し、圧縮型のコイルバネを装着してもよい。さらに、第1の封止部材16aにも同様な円錐台形の突起を形成し、圧縮型のコイルバネを装着することも可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る振動型電磁発電機20の構成例について、図3を参照して説明する。
図3は、振動型電磁発電機20の構造を示す断面図である。
非磁性材料(例えば摺動性に優れたプラスチック)で形成されるパイプ29の外周には、導電ワイヤが巻回され、発電コイル21が形成される。発電コイル21は、3個のコイル21a〜21cを備える。コイル21a〜21cの巻線の向きは、互いに、正・逆・正であり、コイル21a〜21cは、直列に接続される。パイプ29の内部には、長さ方向に着磁された複数の磁石22a〜22cが連結された可動磁石22が挿入される。弾性部材としてのコイルバネ27a,27bは、パイプ29の中を可動磁石22が移動する全ての位置で、コイルバネ27a,27bの自然長に対して常に圧縮状態にある。このため、可動磁石22は、2個のコイルバネ27a,27bによって、発電コイル21の巻軸方向に振動可能に支持され、パイプ29の内部を移動することが可能である。
可動磁石22は、同じ極が互いに対向するリング状の磁石22a〜22cが、非磁性体からなる第1の磁石固定部24と第2の磁石固定部25により挟み固定されて構成される。
第1の磁石固定部24は、例えば、長手軸方向であって中央部に貫通穴を有したボルトである。第1の磁石固定部24に形成されるつば部の側面は、円または多角形状に形成される。第2の磁石固定部25は、例えば、ナットである。第2の磁石固定部25の側面は、円または多角形状に形成され、つば部として機能する。
第1の磁石固定部24は、中央部に貫通孔が形成された磁石22a〜22cに挿入される芯部24aと、リング状のつば部24cが形成される。芯部24aとつば部24cは、一体的に形成される。芯部24aは、パイプ状に形成され、パイプ29の中心軸上に位置する。芯部24aの中心軸は、パイプ29の中心軸と一致する。そして、芯部24aは、磁石22a〜22cの貫通孔の直径とほぼ等しい太さで形成される。芯部24aの上側(先端部)には、第2の磁石固定部25を固定するための雄ネジが加工される。第2の磁石固定部25の中心部には、芯部24cの先端が接続される接続孔である雌ネジが加工される。そして、同極が対向して、互いに反発するリング状の磁石22a〜22cは、芯部24aから外れないように、第2の磁石固定部25によって挟み固定される。
第1の磁石固定部24のつば部24cは、パイプ29の中心軸に対する磁石22a〜22cの幅より大きな幅を有する。第2の磁石固定部25のつば部は、パイプ29の中心軸に対する磁石22a〜22cの幅より大きな幅を有する。このとき、第1の磁石固定部24のつば部24cと、第2の磁石固定部25のつば部の形状、寸法を同じとすることが、より望ましいといえる。そして、第1の磁石固定部24のつば部24cと第2の磁石固定部25のつば部の最大直径は、圧縮型のコイルバネ27a,27bの内径よりわずかに大きく、パイプ29の内径よりわずかに小さい。このため、コイルバネ27a,27bの位置は、後述する突起部24bによって自動的に定まる。
可動磁石22とパイプ29の内周面との接触は、つば部24cと、第2の磁石固定部25の側周面だけとなる。このため、可動磁石22とパイプ29の摩擦が小さくなり、可動磁石22の摺動性が向上するという利点がある。
パイプ29、第1の磁石固定部24と第2の磁石固定部25の材質として好適なものは、第1の実施の形態に係る、パイプ19、第1の磁石固定部14と第2の磁石固定部15と同様である。
芯部24aは、中心部に貫通孔が形成された中空パイプである。この中空パイプの内径は、コイルバネ27a,27bの外径よりも大きな径である。このため、中空パイプにコイルバネ27a,27bを挿入できる。これら2個のコイルバネにより、可動磁石22がパイプ29の内部に摺動可能に支持される。コイルバネ27a,27bとして、圧縮バネを使用する利点については、第1の実施の形態の説明で上述したとおりである。
パイプ29の端部は、第1の封止部材26a,第2の封止部材26bで封止される。また、第1の封止部材26a,第2の封止部材26bには、コイルバネ27bが装着される。さらに、第1の封止部材26a,第2の封止部材26bには、円錐台形の突起が形成される。この円錐台の底部の直径は、コイルバネ27bの内径よりわずかに小さい寸法とする。このため、コイルバネ27bの位置は、第2の封止部材26bによって、自動的に定まる。
芯部24aに形成された中空パイプの内径は、コイルバネ27a,27bの外径よりも大きくしてあり、コイルバネ27a,27bが内壁に強く接触しない状態で挿入できる。さらに、第1の磁石固定部24の中空パイプの内側のほぼ中央部には、コイルバネ27a,27bの外径よりも小さな径の突起部24bが形成される。突起部24bは、コイルバネ27a,27bの伸びを制限する機能とともに、可動磁石にコイルバネの反発力を伝達する力の作用点として機能する。
さらに、第1の封止部材26aの円錐台の高さは、芯部24aに形成された中空パイプの開放端から突起部24bまでの距離よりも短ければ良い。その範囲で、できるだけ円錐台の高さが長い方が、可動磁石22が最上部に移動しても、コイルバネ27aに曲がりが生じたり、異常な力が加わったりすることを防ぐことができる。第2の封止部材26bの円錐台の高さについても同様である。
振動型電磁発電機20において、コイルバネ27bは、可動磁石22が最も上側に移動した場合でも、まだ可動磁石22を上側に押すように作用している。このため、コイルバネ27aと可動磁石22、コイルバネ27aと第1の封止部材26aのそれぞれを結合しなくてもよい。同様に、コイルバネ27aは、可動磁石22が最も下側に移動した場合でも、まだ可動磁石22を下側に押すように作用している。このため、コイルバネ27bと可動磁石22、コイルバネ27bと第2の封止部材26bのそれぞれを結合しなくてもよい。
振動型電磁発電機20の組立ては、第2の封止部材26bにより封止されたパイプ29に、コイルバネ27b、可動磁石22、コイルバネ27aを順番に挿入し、最後に、第1の封止部材26aでパイプ29を封止することによって行われる。この組立工程を経るだけで振動型電磁発電機20の組立てが完了するため、組立てが極めて容易である。
以上説明した第2の実施の形態に係る振動型電磁発電機20は、第1の磁石固定部24と、第2の磁石固定部25とを構成していることから、第1の実施の形態と同等の効果を得ることができるのはもちろん、コイルバネ27a,27bが圧縮した時に、芯部24aに形成された中空パイプ内に収容される。また、パイプ29の中を移動する可動磁石22の移動範囲は、コイルバネ27a,27bの長さに制約されない。そして、パイプ29の長さを短くすることで、振動型電磁発電機20本体の長さを短く出来る。また、振動型電磁発電機20は、重力方向によらず、任意の向きで発電できるという効果がある。
また、パイプ29の内部に挿入されるコイルバネ27a,27bは、可動磁石22が移動する全ての位置で、コイルバネ22の自然長に対して、常に圧縮状態としている。また、第1の磁石固定部26aと第2の磁石固定部26bの少なくとも一方に、コイルバネの径方向の位置を制限するための、凸状突起部あるいは凹状の窪み部が形成される。このため、コイルバネ27a,27bがたわむことなく、弾性力が減衰しにくい。この結果、効率的に発電することができるという効果がある。
なお、振動型電磁発電機20に、コイルバネ27a,27bの伸びを制限するストッパとして機能する緩衝部を設けてもよい。
図4は、第1の磁石固定部24を変形した第1の磁石固定部28の中空パイプの部分に、緩衝部を構成した振動型電磁発電機20′の構造を示す断面図である。振動型電磁発電機20′において、上述した振動型電磁発電機20と同様の構成物については、同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
振動型電磁発電機20′は、第1の磁石固定部28の中心部に芯部28aを有することを特徴とする。芯部28aの上下には、略円錐台形の緩衝部28b,28cが形成される。緩衝部28b,28cの底部は、コイルバネ27a,27bの内径よりわずかに小さい。このため、コイルバネ27a,27bの位置は、緩衝部28b,28cによって自動的に定まる。また、第1の封止部材26aの円錐台と緩衝部28b、第2の封止部材26bの円錐台と緩衝部28cとを足し合わせたときの高さは、それぞれ、芯部24aに形成された中空パイプの開放端から突起部24bまでの距離よりも短く設定している。このため、可動磁石22が、最上下端に動いても、コイルバネに異常な力が加わらない。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る振動型電磁発電機30の構成例について、図5を参照して説明する。
図5は、振動型電磁発電機30の構造を示す断面図である。
非磁性材料(例えば摺動性に優れたプラスチック)で形成されるパイプ39の外周には、導電ワイヤが巻回され、発電コイル31が形成される。発電コイル31は、4個のコイル31a〜31dを備える。コイル31a〜31dの巻線の向きは、互いに、正・逆・正・逆であり、コイル31a〜31dは、直列に接続される。パイプ39の内部には、長さ方向に着磁された複数の磁石32a〜32cが連結される可動磁石32が挿入される。弾性部材としてのコイルバネ37a,37bは、パイプ39の中を可動磁石32が移動する全ての位置で、コイルバネ37a,37bの自然長に対して常に圧縮状態にある。このため、可動磁石32は、2個のコイルバネ37a,37bによって、発電コイル31の巻軸方向に振動可能に支持され、パイプ39の内部を移動することが可能である。
可動磁石32は、同じ極が互いに対向するリング状の磁石32a〜32cが、非磁性体からなる第1の磁石固定部34と第2の磁石固定部35により挟み固定されて構成される。
第1の磁石固定部34は、例えば、長手軸方向であって中央部に貫通穴を有したボルトである。第1の磁石固定部34に形成されるつば部34cの側面は、円または多角形状に形成される。第2の磁石固定部35は、例えば、ナットである。第2の磁石固定部35の側面は、円または多角形状に形成され、つば部として機能する。
第1の磁石固定部34は、中央部に貫通孔が形成された磁石32a〜32cに挿入される芯部34aと、リング状のつば部34cが形成される。芯部34aとつば部34cは、一体的に形成される。芯部34aは、パイプ状に形成され、パイプ39の中心軸上に位置する。芯部34aの中心軸は、パイプ39の中心軸と一致する。そして、芯部34aは、磁石32a〜32cの貫通孔の直径とほぼ等しい太さで形成される。芯部34aの上側(先端部)には、第2の磁石固定部35を固定するための雄ネジが加工・形成される。第2の磁石固定部35の中心部には、芯部34cの先端が接続される接続孔である雌ネジが加工・形成される。そして、同極が対向して、互いに反発するリング状の磁石32a〜32cは、芯部34aから外れないように、第2の磁石固定部35によって挟み固定される。
第1の磁石固定部34のつば部34cは、パイプ39の中心軸に対する磁石32a〜32cの幅より大きな幅を有する。第2の磁石固定部35のつば部は、パイプ39の中心軸に対する磁石32a〜32cの幅より大きな幅を有する。このとき、第1の磁石固定部34のつば部34cと、第2の磁石固定部35のつば部の形状、寸法を同じとすることが、より望ましいといえる。そして、第1の磁石固定部34のつば部34cと第2の磁石固定部35のつば部の最大直径は、パイプ39の内径よりわずかに小さい。また、第1の磁石固定部34の芯部34cに形成された貫通孔の直径は、圧縮型のコイルバネ37a,37bの外形よりわずかに大きく設定されている。このため、コイルバネ37a,37bの位置は、後述する突起部34bによって自動的に定まる。
可動磁石32とパイプ39の内周面との接触は、つば部34cと、第2の磁石固定部35の側周面だけとなる。このため、可動磁石32とパイプ39の摩擦が小さくなり、可動磁石32の摺動性が向上するという利点がある。
パイプ39、第1の磁石固定部34と第2の磁石固定部35の材質として好適なものは、第1の実施の形態に係る、パイプ19、第1の磁石固定部14と第2の磁石固定部15と同様である。
芯部34aは、中心部に貫通孔が形成された中空パイプである。この中空パイプは、コイルバネ37a,37bの外径よりも大きな径である。このため、中空パイプには、コイルバネ37a,37bを挿入できる。これらの2個のコイルバネにより、可動磁石32がパイプ39の内部に摺動可能に支持される。コイルバネ37a,37bとして、圧縮バネを使用する利点については、第1の実施の形態の説明で上述したとおりである。
パイプ39の両端部は、第1の封止部材36aと、第2の封止部材36bで封止される。第1の封止部材36aには、コイルバネ37aが装着される。第2の封止部材36bには、コイルバネ37bが装着される。
第1の磁石固定部34の中空パイプの内径は、コイルバネ37a,37bの外径よりも大きくしてあり、コイルバネ37が内壁に強く接触しない状態で挿入できる。さらに、第1の磁石固定部34の中空パイプの内側のほぼ中央部には、コイルバネ37a,37bの外径よりも小さな径の突起部34bが形成される。突起部34bは、コイルバネ37a,37bの伸びを制限する機能とともに、可動磁石にコイルバネの反発力を伝達する力の作用点として機能する。
突起部34bから第1の磁石固定部34の上端までの長さは、コイルバネ37aの最短長より大きく設定してある。このため、可動磁石32が、最上部に移動しても、コイルバネ37aに異常な力が加わらないようにでき、コイルバネ37aの破損を防止することができる。同様に、突起部34bから第1の磁石固定部34の下端までの長さは、コイルバネ37bの最短長より大きく設定してある。このため、可動磁石32が、最も下側に動いても、コイルバネ37bに異常な力が加わらないようにでき、コイルバネ37bの破損を防止することができる。
パイプ39の中心には、突起部34bの直径よりも小さい直径である摺動軸33が装着される。摺動軸33の両端部は、第1の封止部材36aと第2の封止部材36bの中心部に固定される。摺動軸33は、コイルバネ37a,37bの中心を通り、コイルバネ37a,37bのガイド機能を果たす。このため、可動磁石32の移動時に、コイルバネ37a,37bの歪みを抑えることができる。また、コイルバネ37a,37bにより、可動磁石32がパイプ39の内部に摺動可能に支持される。このため、外部から振動型電磁発電機30を振ることにより、少ない労力で確実に可動磁石32を摺動軸33に沿って往復運動させることができる。
振動型電磁発電機30において、コイルバネ37bは、可動磁石32が最も上側に移動した場合でも、まだ可動磁石32を上側に押すように作用している。このため、コイルバネ37aと可動磁石32、コイルバネ37aと第1の封止部材36aのそれぞれを結合しなくてもよい。同様に、コイルバネ37aは、可動磁石32が最も下側に移動した場合でも、まだ可動磁石32を下側に押すように作用している。このため、コイルバネ37bと可動磁石32、コイルバネ37bと第2の封止部材36bのそれぞれを結合しなくてもよい。
振動型電磁発電機30の組立ては、第2の封止部材36bにより封止されたパイプ39の中心部に摺動軸33を挿入した後、コイルバネ37b、可動磁石32、コイルバネ37aを順番に挿入し、第1の封止部材36aでパイプ39を封止することによって行われる。この組立工程を経るだけで振動型電磁発電機30の組立てが完了するため、組立てが極めて容易である。
以上説明した第3の実施の形態に係る振動型電磁発電機30は、第1の磁石固定部34と、第2の磁石固定部35とを構成していることから、第1および第2の実施の形態と同等の効果を得ることができるのはもちろん、コイルバネ37a,37bが圧縮した時に、可動磁石32の内部(中空パイプ内)に収容される。また、パイプ39の中を移動する可動磁石32の移動範囲は、コイルバネ37a,37bの長さに制約されない。そして、パイプ39の長さを短くすることで、振動型電磁発電機30本体の長さを短く出来る。また、振動型電磁発電機30は、重力方向によらず、任意の向きで発電が可能になるという効果がある。
また、パイプ39の内部に挿入されるコイルバネ37a,37bは、可動磁石32が移動する全ての位置で、コイルバネ32の自然長に対して、常に圧縮状態としている。このため、コイルバネ37a,37bがたわむことなく、弾性力が減衰しにくい。この結果、効率的に発電することができるという効果がある。
また、振動型電磁発電機30は、摺動軸33を備える。このため、可動磁石32の移動距離が長い場合や、コイルバネ37a,37bの線径が細く、コイルバネ37a,37b自身で形状を保持できない場合に、コイルバネ37a,37bが曲がって可動磁石32の中空パイプに収納されなくなるという不具合を防ぐ効果がある。
以上説明した第1〜第3の実施の形態例に係る振動型電磁発電機では、長さ方向に着磁された複数個の磁石を同じ極性を対向させて、第2の磁石固定部と第1の磁石固定部により締め付け、固定して可動磁石とした場合について説明した。しかし、同極の対向面に非磁性あるいは磁性のスペーサを挟むことにより、可動磁石の組立を容易にすることも可能である。
また、少なくとも1個のコイルバネと、磁石があれば、振動型電磁発電機を構成することも可能である。第2及び第3の実施の形態に係る振動型電磁発電機において、パイプ状の第2の磁石固定部の内部に設けた突起部に、パイプの内径よりも小さくコイルバネの外径よりわずかに大きな径の凹部を形成してもよい。この突起部により、コイルバネの位置決めの精度を高めることも可能である。
さらに、可動磁石の組み立てに係る簡易性をより向上させる場合は、第1の磁石固定部の芯部の外径寸法に対して、磁石の貫通孔の内径寸法を所定の値だけ大きくすれば良い。その場合は、第1および第2の磁石固定部のつば部の半径寸法を、上記の所定の値よりも大きくすることによって、例えば、複数の磁石が、それぞれ異なる方向にずれるような状態となっても、磁石がパイプの内周面に接触せずに、つば部とパイプの内周面との接触を維持することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る振動型電磁発電機の構成例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る第1及び第2の磁石固定部の構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る振動型電磁発電機の構成例を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る他の振動型電磁発電機の構成例を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る振動型電磁発電機の構成例を示す断面図である。 従来の振動型電磁発電機の例を示す構成図である。 従来の振動型電磁発電機の例を示す構成図である。
符号の説明
10…振動型電磁発電機、11a〜11d…コイル、12…可動磁石、12a〜12c…磁石、14…第1の磁石固定部、15…第2の磁石固定部、16a…第1の封止部材、16b…第2の封止部材、17…コイルバネ、19…パイプ、20,30…振動型電磁発電機

Claims (3)

  1. 非磁性材料で形成されたパイプと、
    前記パイプの周囲に巻回された一つ以上の発電コイルと、
    前記パイプ内に配置され、中央部に貫通孔が形成される磁石を一つ以上含む可動磁石と、
    前記パイプの端部を封止する第1及び第2の封止部材と、を備える振動型電磁発電機であって、
    前記可動磁石は、
    前記磁石の貫通孔に挿入される芯部を有する第1の磁石固定部と、
    前記芯部に固定される第2の磁石固定部と、を備え、
    前記第1の磁石固定部は、前記パイプの中心軸に対する前記磁石の幅より大きな幅を有する第1のつば部を備え、
    前記第2の磁石固定部は、前記パイプの中心軸に対する前記磁石の幅より大きな幅を有する第2のつば部を備え、
    前記可動磁石と前記第1および/又は第2の封止部材の間に、前記可動磁石を振動させる弾性部材を備え
    前記第1の磁石固定部が有する前記第1のつば部には、側周面の一周にわたって前記可動磁石の直線振幅運動と平行な溝が形成されていることを特徴とする
    振動型電磁発電機。
  2. 請求項1に記載の振動型電磁発電機において、
    前記第1の磁石固定部の芯部、および、前記第2の磁石固定部が、雄状部,雌状部を有していることにより、前記第1および第2の磁石固定部が互いに係合されて、前記芯部に挿入される前記磁石を挟み固定することを特徴とする
    振動型電磁発電機。
  3. 請求項2に記載の振動型電磁発電機において、
    前記第1および第2の磁石固定部の前記芯部の中心部に前記弾性部材の外径より大きな内径を有する中空パイプ部が形成され、
    前記中空パイプ部には突起部が設けられ、
    前記弾性部材が前記中空パイプ部の突起部に接続されていることを特徴とする
    振動型電磁発電機。
JP2008050748A 2008-02-29 2008-02-29 振動型電磁発電機 Active JP5417719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050748A JP5417719B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 振動型電磁発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050748A JP5417719B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 振動型電磁発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009213194A JP2009213194A (ja) 2009-09-17
JP5417719B2 true JP5417719B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=41185814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008050748A Active JP5417719B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 振動型電磁発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5417719B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5493624B2 (ja) 2009-09-15 2014-05-14 ソニー株式会社 画像表示装置及び電子機器
CN102577053B (zh) * 2009-09-29 2014-03-12 兄弟工业株式会社 振动发电机
JP5758068B2 (ja) * 2009-09-30 2015-08-05 ブラザー工業株式会社 電磁誘導型発電装置
JP5760316B2 (ja) * 2010-01-14 2015-08-05 スミダコーポレーション株式会社 振動型電磁発電機
JP5327095B2 (ja) * 2010-02-22 2013-10-30 ブラザー工業株式会社 振動発電機
JP5428938B2 (ja) * 2010-02-25 2014-02-26 ブラザー工業株式会社 振動発電機
JP5327097B2 (ja) * 2010-02-25 2013-10-30 ブラザー工業株式会社 同極対向磁石の製造方法及び振動発電機
KR200463315Y1 (ko) 2010-04-14 2012-10-29 최재수 진동발전기가 구비된 구명조끼
US9356499B2 (en) * 2010-11-30 2016-05-31 Seiko Instruments Inc. Electromagnetic generator
JP5637028B2 (ja) 2011-03-22 2014-12-10 スミダコーポレーション株式会社 振動発電機
JP2012209996A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Brother Ind Ltd 振動発電機
JP2013031277A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Brother Ind Ltd 振動発電機
JP5553064B2 (ja) * 2011-08-31 2014-07-16 ブラザー工業株式会社 振動発電機
JP5811719B2 (ja) * 2011-09-14 2015-11-11 スミダコーポレーション株式会社 振動発電機
JP2014011891A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Ulvac Japan Ltd 携帯型発電器
KR101417762B1 (ko) * 2013-03-26 2014-07-15 영남대학교 산학협력단 휴대기기 내장형 리니어 발전기
JP2015001247A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 株式会社ポリテック・デザイン 反発弾性装置およびその製造方法
JP6149593B2 (ja) * 2013-08-08 2017-06-21 スミダコーポレーション株式会社 振動発電機
CN104052231B (zh) * 2014-06-04 2016-05-11 欧金阳 一种振动发电机
JP6004024B2 (ja) * 2015-02-03 2016-10-05 スミダコーポレーション株式会社 振動型電磁発電機
KR101709322B1 (ko) * 2015-05-18 2017-03-08 한국철도기술연구원 에너지 하비스터
JP5989867B1 (ja) * 2015-07-23 2016-09-07 ヤマウチ株式会社 振動ダイナモ装置
WO2017064347A1 (es) * 2015-10-14 2017-04-20 Nayco Management, S.L. Dispositivo generador de energía eléctrica
CN112583226A (zh) * 2020-10-30 2021-03-30 深圳供电局有限公司 永磁体的振动发电装置和电缆检测***

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5876804U (ja) * 1981-11-19 1983-05-24 焼結金属工業株式会社 ロツドレスシリンダ
JPH1066323A (ja) * 1996-08-26 1998-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 発電装置とこれを備えた電子機器
JPH11178305A (ja) * 1997-12-08 1999-07-02 Star Micronics Co Ltd 振動装置
JP2002374661A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Yamaguchi Technology Licensing Organization Ltd 携帯型発電機及びこれを利用した携帯型電子機器
JP2003116257A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Ohm Denki Kk ボイスコイル発電器、発電方法、スターリングエンジン、および発電器
JP4218413B2 (ja) * 2003-05-16 2009-02-04 パナソニック電工株式会社 振動、ローリング駆動両用リニアアクチュエータ及びそれを用いた電動歯ブラシ
JP2005094832A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Sony Corp 発電装置
JP4704093B2 (ja) * 2005-04-14 2011-06-15 スミダコーポレーション株式会社 振動発電機
JP2006333688A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Tokai Rika Co Ltd 発電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009213194A (ja) 2009-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5417719B2 (ja) 振動型電磁発電機
JP3163956U (ja) 振動型電磁発電機
JP5760316B2 (ja) 振動型電磁発電機
US8786144B2 (en) Linear vibration motor
US8941272B2 (en) Linear vibrator and method of manufacturing the same
US9935535B2 (en) Flat linear vibration motor
US9467035B2 (en) Vibration actuator
US20130169071A1 (en) Oscillating actuator
JP4649668B2 (ja) 振動型電磁発電機
JP5811719B2 (ja) 振動発電機
JP4680317B2 (ja) 振動型電磁発電機
US10882075B2 (en) Vibrator
EP3597314A1 (en) Vibrator axially vibrating a movable member
CN208571882U (zh) 电磁激励器以及屏幕发声装置
KR20110125988A (ko) 선형 진동자
KR101047451B1 (ko) 코인형 선형모터
US20220381319A1 (en) A sound isolation suspension system
US20100237719A1 (en) Electromagnetic vibratory generator for low freqency vibrations
CN115175773A (zh) 振动致动器及电子设备
US10567881B2 (en) Vibrator and elastic coupling member forming same
JP6422354B2 (ja) 発電装置
JP2013055715A (ja) 振動発電機
JP2019115200A (ja) 振動発電装置
JP2019115201A (ja) 振動発電装置の充電方法
JP6004024B2 (ja) 振動型電磁発電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5417719

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250