JP4649668B2 - 振動型電磁発電機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、複数個のソレノイドコイルで構成する発電コイルの中を、長さ方向に着磁された複数個の磁石を含む可動磁石が振動することにより発電を行う振動型電磁発電機に関する。
近年、携帯電話やゲーム機などの携帯電子機器の普及が進み、これらに内蔵されている2次電池の量がますます多くなってきている。また、無線技術の発展にともない、微小電力で信号を送受するRFID(Radio Frequency IDentification)の応用が拡がっている。特に電源を有するアクティブRFIDは、数百メートル以上の通信も可能である。このため、牧場の牛や馬などの健康管理や、子供達の登下校時の安全管理等への応用に期待が高まっている。
一方、地球環境の維持改善のため、できるだけ環境負荷の少ない電池の研究開発も活発に行われている。その中で、通常無意識かつ無駄に消費されているエネルギーを電気エネルギーに変換して、充電し、この電気エネルギーを携帯機器などの電源として利用することが広く考えられている。
特許文献1には、外部から加わる振動によって発電する振動型電磁発電機について開示されている。ここで、図10を参照して、振動型電磁発電機100の構成例について説明する。振動型電磁発電機100は、中空のパイプ105と、パイプ105に巻回された2個のソレノイドコイル104a,104bと、パイプ105の内部を移動可能な可動磁石101を備える。可動磁石101は、2個の磁石102a,102bを備える。磁石102a,102bは、非磁性体のスペーサ103を介して、同極が向かい合うように接合される。振動型電磁発電機100に振動が加わると、可動磁石101がソレノイドコイル104a,104bの巻き軸方向に往復振動し、発電する。
特表2007−521785号公報
従来の振動型電磁発電機100は、小型でありながら発電効率が高いという利点がある。発電効率を高めるには、Nd(ネオジム)磁石等に代表されるエネルギー積の大きな磁石を使用する必要がある。しかし、磁石102a,102bの同極を向かい合わせて近づけると互いの反発力が大きくなってしまう。このため、簡素なスペーサ103では磁石102a,102bを十分に支持し、固定できない。
また、磁石102a,102bの同極を向かい合わせると互いに反発するため、例えば、複数個の磁石とスペーサを、まっすぐに接合することは極めて難しい。仮に、磁石が、わずかでも曲がって接合されると、可動磁石101の側面に凹凸が生じるため、可動磁石101とパイプ105の内壁面に生じる摩擦が大きくなってしまう。この摩擦を小さくするには、磁性流体や潤滑部材(例えば、ビーズ)等を用いなければならず、製造工程の増大、部材コストの高騰が懸念される。しかし、潤滑部材を用いなければ振動型電磁発電機100の発電効率が下がってしまうという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、簡素な構成でかつ組立が容易でありながら、可動磁石とパイプとの摩擦が小さく、発電効率の高い振動型電磁発電機を提供することを目的とする。
本発明の振動型電磁発電機は、非磁性材料で形成され、両端部が閉じられた中空の第1のパイプと、第1のパイプの周囲に巻回され、少なくとも1個のソレノイドコイルが設けられた発電コイルと、第1のパイプの内部に配置され、発電コイルの巻軸方向に沿って移動可能である可動磁石と、を備える。そして、可動磁石は、非磁性材料で形成され、両端部が閉じられた中空の第2のパイプと、第2のパイプの内部に、第2のパイプの内壁面により強制的に整列され、封止される複数個の磁石と、を備える。
このように振動型電磁発電機を構成することによって、可動磁石と第1のパイプの内壁面との摩擦が小さくなり、可動磁石が振動しやすくなる。
本発明によれば、複数個の磁石を第2のパイプの内部に封止することで、可動磁石と第1のパイプの内壁面との摩擦が小さくなる。このため、わずかな振動が加わるだけで、可動磁石が振動しやすくなり、振動型電磁発電機の発電効率が高まるという効果がある。
以下、本発明の第1の実施の形態例について、図1〜図8を参照して説明する。本実施の形態例は、複数個のソレノイドコイルの中に、長さ方向に着磁された複数個の円筒形の磁石を振動または移動して発電する振動型電磁発電機1に適用したものである。
まず、本例の振動型電磁発電機1の構成例について、図1の断面図を参照して説明する。振動型電磁発電機1は、可動磁石3と、第1のソレノイドコイル4a〜第3のソレノイドコイル4cで構成される。3個のソレノイドコイルは、中空の第1のパイプ2の外周に巻き付けられる。第1のパイプ2は、非磁性材料で形成される。第1のパイプ2の材質は、金属等の非磁性材料であってもよいが、加工性等を考慮するとプラスチック等の合成樹脂で製造することが望ましい。第1のパイプ2の内部を、可動磁石3が直線往復運動(以下、単に振動とも言う。)すると、第1のソレノイドコイル4a〜第3のソレノイドコイル4cに電圧が発生する。
可動磁石3は、非磁性材料で形成された中空の第2のパイプ5と、第2のパイプ5の内部に封止され、同じ極性が対向して接合された複数個の磁石(例えば、ネオジム磁石)で構成される。可動磁石3の両端部には、第1の磁石3aを保護する第1の磁石端部材8aと、第3の磁石3cを保護する第2の磁石端部材8bが形成される。
長さ方向に着磁された同じ長さの第1の磁石3a〜第3の磁石3cは、所定の厚さの第1のスペーサ6aと第2のスペーサ6bを介した上で、同じ極を向かい合わせて一体に接合される。このように、第1のスペーサ6aと第2のスペーサ6bは、隣り合う磁石の間隔を空ける間隔部材として用いられる。第1のスペーサ6aと第2のスペーサ6bの材質は、磁性体又は非磁性体のいずれでもよい。さらに、スペーサを介さない状態で複数個の磁石を同極対向させ、隣り合う磁石同士を接触させた際の減磁が、振動型電磁発電機の出力特性に大きく影響しないのであれば、磁石間にスペーサを介さなくてもよい。また、可動磁石3を構成する磁石は、複数個用いることが望ましい。第1の磁石3a〜第3の磁石3cと、第1のスペーサ6a,第2のスペーサ6bは、第2のパイプ5の内部に挿入された状態で、第2のパイプ5の両端に施される加締め加工によって、第2のパイプ5の内部に封止される。
なお、以下の説明において、第1のパイプ2の内壁面と可動磁石3が物理的に接触した状態で、相対的に移動する際に、互いの運動を互いに妨げる向きに力が働く現象を、「摩擦」と定義する。摩擦は、可動磁石3が振動する際にブレが生じ、第1のパイプ2の内壁面と可動磁石3との接触箇所や衝突回数が増えることによって発生し、可動磁石3の振動が減衰する要因となりうる。
このような理由から、第1のパイプ2と、第1のパイプ2の内部に配置され、複数個の磁石が封止される第2のパイプ5のうち、少なくとも一方または双方に、ポリプロピレン(PP:polypropylene)等の摩擦係数が低い材質を用いることが望ましい。このような材質を用いることで、第1のパイプ2と第2のパイプ5の摩擦を低減させることができる。
第1のソレノイドコイル4a〜第3のソレノイドコイル4cは、逆極性に直列接続された複数個のコイルであって、所定の間隔を空けた状態で第1のパイプ2に配置される。各ソレノイドコイルの巻き方向は、隣り合うソレノイドコイル毎に互いに逆向きの正・逆・正方向である。以下の説明では、直列接続された第1のソレノイドコイル4a〜第3のソレノイドコイル4cを、発電コイル9と称する。第1のパイプ2には、少なくとも1個のソレノイドコイルが、発電コイル9として構成される。
第1のパイプ2の両端部には、可動磁石3の飛び出しを防止するため、樹脂等で形成された第1の端部材7aと第2の端部材7bがはめ込まれる。第1の端部材7aと第2の端部材7bは、同形状であるが、これら端部材を、お互いに異形状としてもよい。このようにして、振動型電磁発電機1では、可動磁石3が発電コイル9の巻き軸方向に振動可能となる。そして、操作者が、振動型電磁発電機1を振ると、可動磁石3が発電コイル9の中を振動し、第1のソレノイドコイル4a〜第3のソレノイドコイル4cで電圧が誘起される。
そして、第1のソレノイドコイル4a〜第3のソレノイドコイル4cが発生する電圧の位相を合わせて、合成することにより、振動型電磁発電機1が出力する電圧が増大する。そのためには、磁石長とスペーサの厚さを加えた磁石ピッチと、コイル長とコイル間隔を加えたコイルピッチを、ほぼ等しくする必要がある。さらに、ソレノイドコイルのコイル長は磁石長より短くすることが望ましい。この結果、安定して電圧が得られる。
次に、可動磁石3の断面構造の例について、図2を参照して説明する。
第1の磁石端部材8aと第2の磁石端部材8bは、第2のパイプ5の両端部を確実に封止するために、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂によって形成される。第1の磁石端部材8aと第2の磁石端部材8bは、後述するように第2のパイプ5と熱溶着により接合されるため、これらの材質は同じであることが望ましい。なお、第2のパイプ5と第1の磁石端部材8a,第2の磁石端部材8bを、接着剤等を用いて接着固定してもよい。ただし、接着性が良好な接着剤を用いるのであれば、第2のパイプ5と第1の磁石端部材8a,第2の磁石端部材8bの材質を同じにする必要はない。
次に、可動磁石3の一方の端部の構成例について、図3を参照して説明する。図3は、可動磁石3に取り付けられる第1の磁石端部材8a付近を示す拡大図である。
第2のパイプ5に、第1の磁石3a〜第3の磁石3cを封止する工程では、第2のパイプ5の両端部に熱が加えられる。この工程において、熱可塑性樹脂で形成される第1の磁石端部材8aを第2のパイプ5の端部(換言すれば、第2のパイプ5に配置される複数の磁石のうち、最も外側に配置される磁石の端部である。)に配置する。第2のパイプ5の端部に熱が加わると、第1の磁石端部材8aと第2のパイプ5の端部が熱溶着し、熱溶着部10が形成される。通常、この工程において、第1の磁石3a〜第3の磁石3cに熱が加わると磁気特性が著しく劣化してしまう。このため、第2のパイプ5の端部に第1の磁石端部材8aを設けると、第1の磁石3a〜第3の磁石3cに熱が伝わりにくくなる。つまり、第1の磁石端部材8aを第2のパイプ5の端部に配置する構成は、加熱手段によって封止処理を行う場合に特に望ましい形態であると言える。
また、第2のパイプ5に、第1の磁石3a〜第3の磁石3cを封止する工程では、可動磁石3の両端部に接着剤11が用いられる。接着剤11は、使用する樹脂に対して十分な接着性を示す接着剤が用いられる。可動磁石3の両端部に用いられた接着剤11は、第2のパイプ5と第1の磁石端部材8aとの接合面に浸透する。そして、第2のパイプ5と第1の磁石端部材8aは、強固に結合する。
なお、第2のパイプ5と第1の磁石端部材8aの材質に、熱硬化性樹脂や非磁性金属を使用する場合、有機接着剤等を用いて、第2のパイプ5と第1の磁石端部材8aを十分に接着固定する必要がある。このためには、第2のパイプ5と第1の磁石端部材8aの隙間に接着剤が十分に流れ込むように、隙間の大きさや形を工夫するとよい。
このように、第2のパイプ5の内部に第1の磁石3a〜第3の磁石3cが封止され、接着剤等によって固定され、強度もまた向上する。このため、発電を行う際の振動によって可動磁石3に衝撃が加えられても、可動磁石が損傷する虞が小さくなる。
なお、可動磁石3の磁石端部材8b付近についても、第1の磁石端部材8aと同様の構成であるため、磁石端部材8b付近の構成例については詳細な説明を省略する。
次に、可動磁石3を組立てる可動磁石組立て装置20の構成例と、可動磁石組立て装置20を用いて行われる可動磁石3の製造方法の例について、図4〜図8を参照して説明する。
可動磁石3は、強い磁力を有する第1の磁石3a〜第3の磁石3cを備えるため、弱い磁力を有する磁石を用いた場合に比べて、振動型電磁発電機1の発電コイル9に生じる起電力が上がる。しかし、特に、スペーサを非磁性体とした場合や、スペーサを使用しない形態においては、各磁石の同極が対向すると、互いに磁石は強く反発する。このため、可動磁石3の製造方法には、特別な工夫が必要となる。
図4は、第1の磁石3aと第1のスペーサ6aを、可動磁石組立て装置20にセットした状態の例を示す。
可動磁石組立て装置20は、長さに応じて第2のパイプ5を保持する位置決めストッパ部21と、第2のパイプ5から磁石とスペーサが飛び出さないように、磁石とスペーサを押さえる飛び出し押さえ部22と、磁石とスペーサを第2のパイプ5の内部に真っすぐ挿入するための挿入口を有する磁石ガイド23と、磁石とスペーサを第2のパイプ5に押し込む押し棒24と、押し棒24の押込みを制御する押し棒制御装置25と、を備える。
第2のパイプ5の一方の端部は、事前に位置決めストッパ部21に固定されており、磁石端部材8aは、予め熱溶着や接着によって固定される。第1の磁石3aには、第1のスペーサ6aが接触した状態で、磁石ガイド23にセットされる。
図5は、セットした第1の磁石3aと第1のスペーサ6a(図4参照)を、押し棒24で第2のパイプ5に押し込んだ後、第2の磁石3bと第2のスペーサ6bを、可動磁石組立て装置20にセットした状態の例を示す。
図6は、セットした第2の磁石3bと第2のスペーサ6b(図5参照)を、押し棒24で第2のパイプ5に押し込んだ状態の例を示す。
第2のパイプ5の奥には、第1の磁石3aが押し込まれており、第1の磁石3aのS極が第2の磁石3bに向く。一方、第2の磁石3bは、第2の磁石3bのS極が第1の磁石3aに向いた状態で、第2のパイプ5に挿入される。このように、第1の磁石3aと第2の磁石3bの同極が対向するため、第1の磁石3aと第2の磁石3bは互いに反発力が生じる。この反発力によって、第2のパイプ5から第2の磁石3bが飛び出すおそれがある。
そこで、第2の磁石3bが第2のパイプ5に完全に挿入されると、飛び出し押さえ部22が動く。飛び出し押さえ部22は、第2のパイプ5の内径より狭い位置まで動いて、第2のパイプ5から飛び出そうとする第2の磁石3bを押さえる。
図7は、セットした第2の磁石3bと第2のスペーサ6b(図6参照)を、押し棒24で第2のパイプ5に押し込んだ後、第3の磁石3cと第2の磁石端部材8bを、可動磁石組立て装置20にセットした状態の例を示す。
第2の磁石3bと第2のスペーサ6bは、押し棒24が離れても、飛出し押さえ部22により、第2のパイプ5の中に保持される。
3個以上の磁石を含む可動磁石を形成する場合、図5〜図7に示したように、可動磁石組立て装置20に磁石をセットして、第2のパイプ5に押し込む工程を繰り返せばよい。
図8は、第2のパイプ5に、第3の磁石3cと第2の磁石端部材8bを押し込んだ状態の例を示す。
第3の磁石3cと第2の磁石端部材8bが押し棒24に押し込まれると、反発力が作用して、第3の磁石3cは第2のパイプ5から飛び出そうとする。しかし、飛び出し押さえ部22によって、第3の磁石3cの飛び出しが押さえられる。このため、押し棒24が、第2の磁石端部材8bから離れても、第3の磁石3cは第2のパイプ5から飛び出さない。そして、加熱冶具(図示せず)により、第2のパイプ5と第2の磁石端部材8bの重なっている部分を、熱溶着や接着によって固定・封止、あるいは加締め加工できる。
また、第2のパイプ5と第1の磁石端部材8a,第2の磁石端部材8bを接着することによって、可動磁石3が一体に接合されるため、衝撃が加わっても容易に分解することがない。このとき用いる接着剤としては、使用する樹脂に対して十分に接着力が大きい接着剤を選定することは言うまでもない。
以上説明した第1の実施の形態に係る振動型電磁発電機1を構成する可動磁石3は、対向する磁極が互いに同極となるように配置された複数個の磁石(第1の磁石3a〜第3の磁石3c)を備える。これら複数個の磁石は、第2のパイプ5の内部に挿入されるという簡素な構成であるため、可動磁石3の組み立ては、極めて容易であるという効果がある。
また、可動磁石3の形成工程は、第2のパイプ5の内壁面に沿って第1のスペーサ6a,第2のスペーサ6bを挿入するという簡単な作業のみである。そして、第2のパイプ5に挿入された複数個の磁石と、スペーサ、磁石端部材は、強制的に整列されるため、可動磁石3の外周面が歪まない。このため、可動磁石3が振動する際に、可動磁石3と第1のパイプ2の内壁面に生じていた不要な摩擦抵抗が抑えられる。この結果、発電効率に優れた振動型電磁発電機1を実現できるという効果がある。
また、第1のスペーサ6a,第2のスペーサ6bを介して、複数個の磁石が同極対向するため、発電コイル9に鎖交する磁束の磁束分布は、急激に大きくなる。この結果、振動型電磁発電機1の発電効率が高まるという効果がある。
また、第2のパイプ5と、第1の磁石端部材8a,第2の磁石端部材8bが樹脂材料で構成される場合には、加熱や溶剤による溶着処理を封止加工とすることができる。このため、可動磁石3の製造を容易化できるという効果がある。さらに、第1の磁石端部材8aと第2の磁石端部材8bの材質を弾性部材として、両側の先端部を突起状に構成してもよい。この場合、可動磁石3が第1のパイプ2の端部材に衝突する衝撃を緩和するため、可動磁石3の破損を防ぐことができるという効果が得られる。
また、磁石とスペーサの外周径は、第2のパイプ5の内周径よりわずかに小さくしておくとよい。このようにしておくと、可動磁石組立て装置20で可動磁石3を組立てる場合に、第2のパイプ5の内部に空気が圧縮されることがなく、押し棒24の押下力に対する抵抗力とならない。または、磁石とスペーサに溝等を形成して、圧縮される空気を逃がしてもよい。
なお、図4〜図8の説明では、非磁性体材料で形成された第2のパイプ5と、第1の磁石端部材8a及び第2の磁石端部材8bの材質として熱可塑性樹脂を用い、それらを熱溶着により接合した場合について説明した。しかし、非磁性体材料として熱硬化性樹脂を用いる場合でも、接着剤による固定手段を用いれば上述した第1の実施の形態とほぼ同じ製造方法で可動磁石3を製造できる。
また、可動磁石3の両端部には、第1の磁石端部材8aと第2の磁石端部材8bが配置される。そして、第2のパイプ5の材質に、例えば、アルミニウムや銅、真鍮等に代表される非磁性金属を用いる。この場合、第2のパイプ5に複数個の磁石を挿入した後に、第2のパイプ5の両端部を加締め加工によって封止する。このような製造方法を用いると、第1の磁石端部材8aと第2の磁石端部材8bが変形するのみであり、複数個の磁石の端部に不要な応力が加わったり、変形したりすることがない。また、複数個の磁石に対して熱が加わらないため、磁石の劣化が抑えられる。この結果、複数個の磁石が生じる磁束密度のバラつきを減らせるという効果がある。ただし、加締め加工の方法を最適化し、磁石に対して過度の応力を与えないようにすれば、磁石端部材8a,8bは必ずしも必須の構成にはならない。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る振動型電磁発電機30の構成例について、図9を参照して説明する。なお、図9において、既に第1の実施の形態で説明した図1に対応する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
本例の振動型電磁発電機30は、可動磁石33の両端を2本のコイルバネ(引っ張りバネ)で吊るすバネ吊り方式としたことを特徴とする。
可動磁石33は、第2のパイプ5と、第1のスペーサ6a,第2のスペーサ6bを介して、同極が対向するように第2のパイプ5に封止される第1の磁石3a〜第3の磁石3cと、第2のパイプ5の両端部に固定される第1の磁石端部材31a,第2の磁石端部材31bを備える。第1の磁石端部材31aには、第1のコイルバネ34aを取り付けるための細孔35aが形成される。第2の磁石端部材31bには、第2のコイルバネ34bを取り付けるための細孔35bが形成される。
可動磁石3を振動可能な状態で封止する第1のパイプ2の両端部には、可動磁石3の飛び出しを防ぐため、第1の端部材32a,第2の端部材32bが装着される。第1の端部材32aには、第1のコイルバネ34aを取り付けるための細孔36aが形成される。第2の端部材32bには、第2のコイルバネ34bを取り付けるための細孔36bが形成される。
第1のコイルバネ32aの両端部は、細孔35a,36aに取り付けられる。第2のコイルバネ32bの両端部は、細孔35b,36bに取り付けられる。このようにして、振動型電磁発電機30は、2つのコイルバネで可動磁石3を吊るす共振系を構成する。可動磁石33は、第2のパイプ5に複数の磁石とスペーサを封止した構成であり、可動磁石33が発電コイル9の巻き軸方向に沿って共振振動することによって、発電コイル9で電圧が誘起される。
以上説明した第2の実施の形態に係る振動型電磁発電機30は、第1の可動磁石33を2本のコイルバネ(第1のコイルバネ34aと第2のコイルバネ34b)で支持する構成としている。第1のパイプ2の内壁面と第2のパイプ5の外壁面との摩擦が小さいため、2本のコイルバネと可動磁石33との共振振動を最大限に利用できる。そして、発電機を上下に振る場合はもちろん、発電機を任意の向きで振動させたときでも、可動磁石33が共振振動しやすくなり、少ない振動であっても、大きな電圧を得ることができるという効果がある。
また、振動型電磁発電機30は、微弱な振動エネルギーを効率的に可動磁石33の直線往復運動に変換することができる。このため、重力方向に対して振動型電磁発電機30が平行な状態であって、かつ振動型電磁発電機30の設置方向が一定である場合、例えば、海上船舶の安全な航行のために波の上下運動によって発電し発光する発光ブイ等、への発電機として好適であると言える。また、自転車の荷台あるいはサドル、または、自動車のサスペンション部等に採用することも可能である。
なお、上述した第2の実施の形態では、可動磁石33を2本のコイルバネ(第1のコイルバネ34aと第2のコイルバネ34b)で支持する構成としたが、コイルバネは少なくとも1本あればよい。この場合、可動磁石33の重力方向(上側)に第1のコイルバネ34aを設置すればよい。
また、上述した第2の実施の形態では、2本の引っ張りバネを用いて可動磁石33を支持する構成としたが、弾性体として2本の圧縮バネを用いてもよい。圧縮バネであっても、可動磁石33の両端部を発電コイル9の巻軸方向に振動可能に支持することができる。
また、一個の圧縮バネのみを用いてもよい。この場合、圧縮バネを可動磁石33の重力方向(下側)に設置するとともに、第2の磁石端部材31bと第2の端部材32bに圧縮バネを固定しておくことが望ましい。このような構成であっても、好適に発電を行うことが可能である。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、可動磁石3を構成する複数の磁石は、隣り合う磁石の同極を対向させて配置するようにしたが、異極を対向させて配置してもよい。この場合、隣り合う磁石は引き合うが、スペーサを介することで磁石間の間隔を空けた状態を保つことができる。
また、本発明の本質、すなわち可動磁石3の形成するため非磁性筒体である第2のパイプ5を用いることを考慮すると、可動磁石3を構成する複数個の磁石間に、磁石と同径を有したスペーサを配置することは必ずしも必須の構成ではない。
本発明の第1の実施の形態に係る振動型電磁発電機の構成例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る可動磁石の構成例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る可動磁石の端部の構成例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る可動磁石組立て装置に、第1の磁石と第1のスペーサをセットした状態の例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る可動磁石組立て装置に、第2の磁石と第2のスペーサをセットした状態の例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る可動磁石組立て装置にセットされた第2の磁石と第2のスペーサを、第2のパイプに押し込んだ状態の例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る可動磁石組立て装置に、第3の磁石と第2の磁石端部材をセットした状態の例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る可動磁石組立て装置にセットされた第3の磁石と第2の磁石端部材を、第2のパイプに押し込んだ状態の例を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る振動型電磁発電機の構成例を示す断面図である。 従来の振動型電磁発電機の例を示す構成図である。
符号の説明
1…振動型電磁発電機、2…第1のパイプ、3…可動磁石、3a,3b…磁石、4a〜4c…ソレノイドコイル、5…第2のパイプ、6a,6b…スペーサ、7a,7b…端部材、8a,8b…磁石端部材、9…発電コイル、10…熱溶着部、11…接着剤、20…可動磁石組立て装置、21…位置決めストッパ部、22…飛び出し押さえ部、23…磁石ガイド、24…押し棒、25…押し棒制御装置、30…振動型電磁発電機、33…可動磁石、43…可動磁石

Claims (6)

  1. 非磁性材料で形成され、両端部が閉じられた中空の第1のパイプと、
    前記第1のパイプの周囲に巻回され、少なくとも1個のソレノイドコイルが設けられた発電コイルと、
    前記第1のパイプの内部に配置され、前記発電コイルの巻軸方向に沿って移動可能である可動磁石と、を備え、
    前記可動磁石は、
    非磁性材料で形成され、両端部が閉じられた中空の第2のパイプと、
    前記第2のパイプの内部に、前記第2のパイプの内壁面により強制的に整列され、封止される複数個の磁石と、を備えることを特徴とする
    振動型電磁発電機。
  2. 請求項1に記載の振動型電磁発電機において、
    前記可動磁石は、前記第2のパイプの両端部に配置され、前記複数個の磁石を保護する磁石端部材を備えることを特徴とする
    振動型電磁発電機。
  3. 請求項2に記載の振動型電磁発電機において、
    前記第1のパイプの少なくとも一方の端部に固定され、前記可動磁石を前記発電コイルの巻軸方向に振動可能に支持する伸縮可能な弾性体を備えることを特徴とする
    振動型電磁発電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動型電磁発電機において、
    前記複数個の磁石が前記第2のパイプの内壁面と緊密に接することを特徴とする
    振動型電磁発電機。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動型電磁発電機において、
    前記複数個の磁石の直径を、前記第2のパイプの内周径より小さくすることを特徴とする
    振動型電磁発電機。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動型電磁発電機において、
    前記第2のパイプの端部を加締め加工することにより前記複数個の磁石が前記第2のパイプに封止されることを特徴とする
    振動型電磁発電機。
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