JP5417234B2 - 防護柵のビーム取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は道路等に設置されるパネル柵やビーム柵、メッシュフェンス柵等の防護柵のビーム取付構造に関するものである。
従来、道路等に設置される防護柵のビーム取付構造としては、例えば、ビームが支柱側面に取付けられた防護柵のビーム取付構造において、支柱側面に当接されるベース金具とビーム端部に取付けられたビーム保持金具とを有し、このベース金具の外側面が上下方向に曲面とされた円筒状でこの円筒の曲率中心が支柱中心に一致する接合部となされ、ビーム保持金具の先端部が前記ベース金具接合面に対応した形状の樋状に形成され、前記ベース金具の接合面にビーム保持金具の先端を押し当て螺着されたことによりビームが支柱に取付けられた防護柵のビーム取付構造が提案されている。(特許文献1)
特開平09−125328号公報
しかしながら、上記防護柵のビーム取付構造では、傾斜のある設置面においては有効なものであるが、道路がカーブしている設置面においては、水平方向にビームを調整することができないため、別の取付金具などを品揃えしておく必要があった。
そこで本発明は、傾斜のある設置面においても、また水平方向にビームを調整する必要があるカーブ地点などにおいても、同一の取付金具を用いて設置可能な防護柵のビーム取付構造を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち、本発明に係る防護柵のビーム取付構造は、
支柱側に配置されたベース金具と、該ベース金具の外方に配置されてビームを支持するビーム支持金具とを備え、前記ベース金具とビーム支持金具とは、いずれか一方に設けられた半球凸状の第一の取付面が、他の一方に設けられた半球凹状の第二の取付面に対向配置されると共に、前記両取付面に連通して設けられた第一のボルト孔と第二のボルト孔とに挿通された金具取付ボルトが支柱の取付孔に貫通されて、支柱に取付けられ、かつ前記取付面に設けられた第一のボルト孔は、その左右の少なくともいずれか一方に横方向のガイド溝が形成されると共に、該ガイド溝の上下には止め孔が形成され、さらに第二のボルト孔は縦長孔部と横長孔部からなる十字状の孔となされると共に、前記横長孔部の端縁又はその延長上に突起が形成され、支柱に対してビームを左右方向に調整する際には、前記突起をベース金具のガイド溝に挿入して、該ガイド溝に沿って移動させ、支柱に対してビームを上下方向に傾斜させる際には、前記突起をベース金具の止め孔に挿入することができるようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る防護柵のビーム取付構造は、半球凸状の第一の取付面がベース金具に設けられると共に、半球凹状の第二の取付面がビーム支持金具の基端に設けられた取付壁の支柱側の面に設けられると共に、該取付壁のビーム側の面は半球凸状面となされていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る防護柵のビーム取付構造は、前記ビーム支持金具は、ビーム端部を受けるビーム受け金具と、該ビーム受け金具に被せられビーム端部を覆う被せ金具とからなり、前記ベース金具に設けられた取付面に対向配置される取付面が、ビーム受け金具に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る防護柵のビーム取付構造は、前記ビーム受け金具の取付壁から外方に向けてビーム受け部が突設され、該ビーム受け部の両側端には、長手方向に縦壁が立設されると共に、該縦壁の取付壁側が切り欠かれて切欠部が形成され、一方、前記ビーム受け金具に被せられる被せ金具の前記切欠部に対応する位置には、前記切欠部に嵌合する突壁が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る防護柵のビーム取付構造は、前記ビーム受け金具の縦壁及び被せ金具の側面部を貫通して、ビーム受け金具及び被せ金具とビームとを固定するためのビーム固定用ボルト及び該ビーム固定用ボルトに螺合される筒状のナットを挿入させる通孔が形成され、該通孔は、前記ビーム固定用ボルト及びナットに形成されたフランジ状の頭部を突出させない深さの座繰り部が形成されると共に、ビーム固定用ボルト及びナットのいずれか一方の頭部下方に形成された多角形状の首下部に対応した多角形部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る防護柵のビーム取付構造によれば、支柱側に配置されたベース金具と、該ベース金具の外方に配置されてビームを支持するビーム支持金具とを備え、前記ベース金具とビーム支持金具とは、いずれか一方に設けられた半球凸状の第一の取付面が、他の一方に設けられた半球凹状の第二の取付面に対向配置されると共に、前記両取付面に連通して設けられた第一のボルト孔と第二のボルト孔とに挿通された金具取付ボルトが支柱の取付孔に貫通されて、支柱に取付けられ、かつ前記取付面に設けられた第一のボルト孔は、その左右の少なくともいずれか一方に横方向のガイド溝が形成されると共に、該ガイド溝の上下には止め孔が形成され、さらに第二のボルト孔は縦長孔部と横長孔部からなる十字状の孔となされると共に、前記横長孔部の端縁又はその延長上に突起が形成され、支柱に対してビームを左右方向に調整する際には、前記突起をベース金具のガイド溝に挿入して、該ガイド溝に沿って移動させ、支柱に対してビームを上下方向に傾斜させる際には、前記突起をベース金具の止め孔に挿入することができるようにしているため、カーブ地点など左右方向(水平方向)にビームを調整して防護柵を設置する場合も、傾斜地など上下方向にビームを調整して防護柵を設置する場合も、同一の金具を用いて防護柵を効率的にかつ確実に設置することができる。
また本発明に係る防護柵のビーム取付構造によれば、半球凸状の第一の取付面がベース金具に設けられると共に、半球凹状の第二の取付面がビーム支持金具の基端に設けられた取付壁の支柱側の面に設けられると共に、該取付壁のビーム側の面は半球凸状面となされているため、ベース金具とビーム支持金具の調整をスムーズに実施することができる。
また本発明に係る防護柵のビーム取付構造によれば、前記ビーム支持金具は、ビーム端部を受けるビーム受け金具と、該ビーム受け金具に被せられビーム端部を覆う被せ金具とからなり、前記ベース金具に設けられた取付面に対向配置される取付面が、ビーム受け金具に設けられているため、ベース金具とビーム受け金具の取付面を合せて金具取付ボルトで固定すれば、ビームをビーム受け金具に仮置きすることができ、施工性が向上できる。
また本発明に係る防護柵のビーム取付構造によれば、前記ビーム受け金具の取付壁から外方に向けてビーム受け部が突設され、該ビーム受け部の両側端には、長手方向に縦壁が立設されると共に、該縦壁の取付壁側が切り欠かれて切欠部が形成され、一方、前記ビーム受け金具に被せられる被せ金具の前記切欠部に対応する位置には、前記切欠部に嵌合する突壁が形成されているため、スパナなどの締付用工具を用いてベース金具とビーム受け金具を金具取付ボルトで固定するために、ボルト頭或いはナットを締付用工具により締め付ける際、ビーム受け部の縦壁に邪魔されることなく、締付用工具のストロークを確保することができるため、施工性を向上することができる。
また本発明に係る防護柵のビーム取付構造によれば、前記ビーム受け金具の縦壁及び被せ金具の側面部を貫通して、ビーム受け金具及び被せ金具とビームとを固定するためのビーム固定用ボルト及び該ビーム固定用ボルトに螺合される筒状のナットを挿入させる通孔が形成され、該通孔は、前記ビーム固定用ボルト及びナットに形成されたフランジ状の頭部を突出させない深さの座繰り部が形成されると共に、ビーム固定用ボルト及びナットのいずれか一方の頭部下方に形成された多角形状の首下部に対応した多角形部が形成されているため、ビーム表面にビーム固定用ボルト頭或いはナットが突出することがなく、外観上好ましいと共に、人の手が当たってもケガを防止することができるのに加えて、ビーム固定用ボルト或いはナットを締め付ける際、首下部と多角形部とが当接されるので、ビーム固定用ボルト或いはナットの一方を保持しなくても、締付用工具をもって他方のみを締め付けるだけでよく、施工性を向上することができる。
本発明に係る防護柵のビーム取付構造の実施の一形態を示す正面図である。 図1に示す防護柵のビーム取付構造の取付方法を示す説明図である。 図1に示す防護柵のビーム取付構造に用いる、(a)はベース金具の斜視図、(b)はビーム受け金具を示す斜視図である。 図1に示す防護柵のビーム取付構造に用いる、(a)はベース金具の外側面を示す正面図、(b)はビーム受け金具の凹曲面を示す正面図である。 図1に示す防護柵のビーム取付構造に用いるビーム受け金具と被せ金具を示す斜視図である。 図1に示す防護柵のビーム取付構造に用いるビーム受け金具とビーム固定用ボルト・ナットの斜視図である。 図1に示す防護柵のビーム取付構造において、締付用工具によるビーム固定用ボルト・ナットの締付作業を示す説明図である。 図1に示す防護柵のビーム取付構造の、(a)は平坦地に設置した状態を示す正面図、(b)は傾斜地に設置した状態を示す正面図である。 図1に示す防護柵のビーム取付構造の、(a)は道路の直線部に設置した状態を示す平面図、(b)は道路のカーブ地点に設置した状態を示す平面図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図において、1は間隔をおいて地面に複数立設された支柱であり、2は支柱1側面に当接されるベース金具であり、Sはビーム支持金具であって、該ビーム支持金具Sは、ベース金具2の外方に配置されてビームB端部を受けるビーム受け金具3と、前記ビーム受け金具3に被せられビームB端部を覆う被せ金具4とから構成されている。
ベース金具2には、図3に示されるように、半球凸状の第一の取付面である外側面21が設けられ、ビーム受け金具3の基端には、ベース金具2の外側面21の形状に対応した半球凹状の第二の取付面である凹曲面31が設けられて、外側面21と凹曲面31とが対向配置されて当接されると共に、支柱1に穿設された取付孔11に貫通された金具取付ボルト5が、外側面21と凹曲面31に連通して設けられた第一のボルト孔22と第二のボルト孔32とに挿通されて、金具取付ボルト5と金具取付ナット6とが螺合されて支柱1に取付けられている。
ベース金具2の外側面21に設けられた第一のボルト孔22は円形状となされ、その左右にそれぞれ横方向のガイド溝23が2個形成されると共に、該ガイド溝23の上下には二個一対の止め孔24がそれぞれ形成され、またビーム受け金具3の凹曲面31に設けられた第二のボルト孔32は縦長孔部321と横長孔部322からなる十字状の孔となされると共に、前記横長孔部322の両端縁323には突起33が形成されている。
ベース金具2の外側面21のガイド溝23の左右には、傾斜調整用目印孔25が縦方向に3段設けられている。真ん中の傾斜調整用目印孔25はガイド溝21の延長線上に設けられ、その上下に位置する傾斜調整用目印孔25は止め孔24に対応する位置に設けられている。このように、傾斜調整用目印孔25を設けることによって、ベース金具2にビーム受け金具3が取付けられた状態、すなわち、ガイド溝23や止め孔24が外方から見えない状態においても、後述する突起用目印孔39とをもって、ビームBの傾斜に対応する調整を行いやすくすることができる。
さらに、真ん中の傾斜調整用目印孔25の横には間隔をおいて水平調整用目印孔26が設けられている。このように、水平調整用目印孔26を設けることによって、ベース金具2にビーム受け金具3が取付けられた状態、すなわち、ガイド溝23や止め孔24が外方から見えない状態においても、後述する突起用目印孔39とをもって、ビームBのカーブ地点に対応する調整を行いやすくすることができる。
ビーム受け金具3の取付面である凹曲面31を備えた取付壁34から先端に向けてビーム受け部35が突設され、該ビーム受け部35の両側端には、長手方向に縦壁36が立設されると共に、該縦壁36の取付壁34側が切り欠かれて切欠部37が形成され、一方、前記ビーム受け金具3に被せられる被せ金具4の前記切欠部37に対応する位置には、前記切欠部37に嵌合する突壁41が形成されている。つまり、ビーム受け金具3に被せ金具4を被せた際、突壁41と切欠部37とが嵌合して、金具同士がずれない様になされている。
前記ビーム受け金具3の縦壁36及び被せ金具4の側面部42を貫通して、ビーム受け金具3及び被せ金具4とビームBとを固定するためのビーム固定用ボルト7及び該ビーム固定用ボルト7に螺合される筒状のナット8を挿入させる通孔38、43がそれぞれ形成され、外側に位置する通孔43の表面側は前記ビーム固定用ボルト7及びナット8に形成されたフランジ状の頭部71、81を突出させない深さの段部が形成されて座繰り部44となされた円形状の座繰り孔となされると共に、前記通孔43の奥側は、ビーム固定用ボルト7の頭部71下方に形成された六角形状の首下部72に対応した六角形状に形成されて六角形状部、つまり六角形状孔となされている。また内側に位置する通孔38は、前記通孔43の奥側と同様に、ビーム固定用ボルト7の頭部71下方に形成された六角形状の首下部72に対応した六角形状に形成されて六角形状部、つまり六角形状孔となされている。このようにすることで、ビーム固定用ボルト7及びナット8が被せ金具4の表面から突出されないので、人の手等が当たっても、ケガを防止することができる。
そして、本形態においては、ビーム受け金具3の縦壁36及び被せ金具4の側面部42に形成されたそれぞれの通孔38、43をビーム固定用ボルト7の六角形状の首下部72に対応した六角孔形状としているため、ビーム固定用ボルト7をビーム支持金具の左右どちらからでも挿入螺合することができ、ビームBを取付ける作業効率を向上することができ好ましい。
ビーム受け金具3には、突起33の延長線上の取付壁34の側面に突起用目印孔39が設けられており、ベース金具2にビーム受け金具3が取付けられた状態、すなわち、ベース金具2のガイド溝23、止め孔24及びビーム受け金具3の突起33が外方から見えない状態においても、突起33の位置を認識することができ、上述の傾斜調整用目印孔25及び水平調整用目印孔26と当該突起用目印孔39とをもって、ビームBの角度調整を行いやすくすることができる。
なお、本形態においては、筒状のナット8は、フランジ状の頭部81の下方に円筒状の筒状部82が形成され、該筒状部82の内周面に雌ネジが形成されており、筒状部82の外形は円筒状となされ、筒状部82の外径はビーム受け金具3の縦壁36及び被せ金具4の側面部42に形成された六角形状の通孔38、43の内接円より小径となされている。また、フランジ状の頭部81の中央には六角孔83が形成されており、この六角孔83に六角レンチを挿入して締め付ける様になされている。
次に、支柱1にビームBを取付ける方法を説明する。
図2に示す様に、支柱1に穿設された取付孔11に金具取付ボルト5を挿入し、該金具取付ボルト5をベース金具2の第一のボルト孔22及びビーム受け金具3の第二のボルト孔32を貫通させて、金具取付ナット6をスパナ等の締付用工具Kを用いて螺合する。次に、ビームBをビーム受け金具3のビーム受け部35に載置し、その上から被せ金具4を被せて、ビームB端部に形成された取付孔Aとビーム受け金具3の通孔38及び被せ金具4の通孔43の孔位置を合せて、ビーム固定用ボルト7を貫通させ、ナット8を螺合して、支柱1にビームBが取付けられる。
そして、支柱1に対してビームBを左右方向に調整する際には、突起33をベース金具2のガイド溝23に挿入して、該ガイド溝23に沿って移動させることができるようになされている。かようになされているため、ビームBの調整作業を効率的に確実に実施することができる。また、支柱1に対してビームBを上下方向に傾斜させる際には、突起33をベース金具2の止め孔24に挿入することができるようになされている。かようになされているため、ビームBを左右方向に調整する時と同様、ビームBの調整作業を効率的に確実に実施することができ好ましい。
突起33とガイド溝23及び止め孔24の大きさについては、突起33がガイド溝23及び止め孔24に挿入できる大きさであればよいが、ガイド溝23及び止め孔24に対して極端に突起33が小さいと、突起33がガイド溝23及び止め孔24に挿入された際、ベース金具2とビーム受け金具3のガタツキが大きくなり、ビームBの方向を調整しずらくなるため、ガイド溝23及び止め孔24に対して、突起33の大きさを若干だけ小さくするのがよい。かようにすれば、ビームBの方向を調整する際、ビームBがほとんど下方にずれることなく、ビームBを確実に保持することができ好ましい。
締付用工具Kで金具取付ナット6を回動する際、ビーム受け金具3に形成された切欠部37により、縦壁36に締付用工具Kが邪魔されることなく、締付用工具Kのストロークを大きくとることができるため、防護柵の施工性を向上することができる。
また、ビーム固定用ボルト7の六角形状の首下部71が被せ金具4の六角形状の通孔43に引っ掛るので、ビーム固定用ボルト7を手で保持しなくても、六角レンチ等の締付用工具Kでナット8を締め付けることができ、防護柵の施工性を向上させることができる。
なお、上述の形態においては、突起33をビーム受け金具3の横長孔部322の端縁323に形成しているが、これに限定されるものではなく、横長孔部322の延長上に形成してもよい。
また、ベース金具2にガイド溝23及び止め孔24を形成し、ビーム受け金具3に突起33を形成するようにしているが、逆に、ベース金具2に突起を形成し、ビーム受け金具2にガイド溝及び止め孔を形成してもよい。
また、ビーム受け金具3に形成された通孔38は、ビーム固定用ボルト7の首下部71が挿入できれば形状は特に限定されないが、被せ金具4に形成された通孔43と同形同大にしておけば、首下部71のかかりを確実にできると共に、縦壁36及び側面部42の厚みを薄くすることができる。
また、ビーム固定用ボルト7に六角形状の首下部71を形成しているが、ナット8の頭部81下方に首下部を形成し、ビーム固定用ボルト7を回動させてナットと螺合するようにしてもよい。
また、ビーム固定用ボルト7或いはナット8に形成する首下部の形状については、六角形状に限定されるものではなく、四角形状や、八角形状といった多角形状であればよい。要は、ボルト・ナットを螺合する際、一方を手で保持しなくても、締付用工具Kをもって他方のみを締め付けるようにでき、防護柵の施工性を向上できればよい。
また、ビーム受け金具3の縦壁36が被せ金具4の側面部42の外方に位置するようになされてもよく、その形態においては、ビーム受け金具3の縦壁36に座繰り部が形成されることとなる。
また本形態において、突起用目印孔39は凹孔となされているが、これに限定されるものではなく、突起であってもよい。要は、ビームBの角度調整を行う際の目印となればよい。
本発明に係る防護柵のビーム取付構造によれば、支柱側に配置されたベース金具と、該ベース金具の外方に配置されてビームを支持するビーム支持金具とを備え、前記ベース金具とビーム支持金具とは、いずれか一方に設けられた半球凸状の第一の取付面が、他の一方に設けられた半球凹状の第二の取付面に対向配置されると共に、前記両取付面に連通して設けられた第一のボルト孔と第二のボルト孔とに挿通された金具取付ボルトが支柱の取付孔に貫通されて、支柱に取付けられ、かつ前記取付面に設けられた第一のボルト孔は、その左右の少なくともいずれか一方に横方向のガイド溝が形成されると共に、該ガイド溝の上下には止め孔が形成され、さらに第二のボルト孔は縦長孔部と横長孔部からなる十字状の孔となされると共に、前記横長孔部の端縁又はその延長上に突起が形成され、支柱に対してビームを左右方向に調整する際には、前記突起をベース金具のガイド溝に挿入して、該ガイド溝に沿って移動させ、支柱に対してビームを上下方向に傾斜させる際には、前記突起をベース金具の止め孔に挿入することができるようにしているため、カーブ地点など左右方向(水平方向)にビームを調整して防護柵を設置する場合も、傾斜地など上下方向にビームを調整して防護柵を設置する場合も、同一の金具を用いて防護柵を効率的にかつ確実に設置することができる防護柵のビーム取付構造として、好適に利用することができる。
1 支柱
11 取付孔
2 ベース金具
21 外側面
22 第一のボルト孔
23 ガイド溝
24 止め孔
25 傾斜調整用目印孔
26 水平調整用目印孔
3 ビーム受け金具
31 凹曲面
32 第二のボルト孔
33 突起
34 取付壁
35 ビーム受け部
36 縦壁
37 切欠部
38 通孔
39 突起用目印孔
4 被せ金具
41 突壁
42 側面部
43 通孔
44 座繰り部
5 金具取付ボルト
6 金具取付ナット
7 ビーム固定用ボルト
71 首下部
72 頭部
8 ナット
81 頭部
82 筒状部
83 六角孔
S ビーム支持金具
B ビーム

Claims (5)

  1. 支柱側に配置されたベース金具と、該ベース金具の外方に配置されてビームを支持するビーム支持金具とを備え、前記ベース金具とビーム支持金具とは、いずれか一方に設けられた半球凸状の第一の取付面が、他の一方に設けられた半球凹状の第二の取付面に対向配置されると共に、前記両取付面に連通して設けられた第一のボルト孔と第二のボルト孔とに挿通された金具取付ボルトが支柱の取付孔に貫通されて、支柱に取付けられ、かつ前記取付面に設けられた第一のボルト孔は、その左右の少なくともいずれか一方に横方向のガイド溝が形成されると共に、該ガイド溝の上下には止め孔が形成され、さらに第二のボルト孔は縦長孔部と横長孔部からなる十字状の孔となされると共に、前記横長孔部の端縁又はその延長上に突起が形成され、支柱に対してビームを左右方向に調整する際には、前記突起をベース金具のガイド溝に挿入して、該ガイド溝に沿って移動させ、支柱に対してビームを上下方向に傾斜させる際には、前記突起をベース金具の止め孔に挿入することができるようにしたことを特徴とする防護柵のビーム取付構造。
  2. 半球凸状の第一の取付面がベース金具に設けられると共に、半球凹状の第二の取付面がビーム支持金具の基端に設けられた取付壁の支柱側の面に設けられると共に、該取付壁のビーム側の面は半球凸状面となされていることを特徴とする請求項1に記載の防護柵のビーム取付構造。
  3. 前記ビーム支持金具は、ビーム端部を受けるビーム受け金具と、該ビーム受け金具に被せられビーム端部を覆う被せ金具とからなり、前記ベース金具に設けられた取付面に対向配置される取付面が、ビーム受け金具に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防護柵のビーム取付構造。
  4. 前記ビーム受け金具の取付壁から外方に向けてビーム受け部が突設され、該ビーム受け部の両側端には、長手方向に縦壁が立設されると共に、該縦壁の取付壁側が切り欠かれて切欠部が形成され、一方、前記ビーム受け金具に被せられる被せ金具の前記切欠部に対応する位置には、前記切欠部に嵌合する突壁が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の防護柵のビーム取付構造。
  5. 前記ビーム受け金具の縦壁及び被せ金具の側面部を貫通して、ビーム受け金具及び被せ金具とビームとを固定するためのビーム固定用ボルト及び該ビーム固定用ボルトに螺合される筒状のナットを挿入させる通孔が形成され、該通孔は、前記ビーム固定用ボルト及びナットに形成されたフランジ状の頭部を突出させない深さの座繰り部が形成されると共に、ビーム固定用ボルト及びナットのいずれか一方の頭部下方に形成された多角形状の首下部に対応した多角形部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の防護柵のビーム取付構造。
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