JP5413721B2 - 車両用シートの係止部材取付構造 - Google Patents

車両用シートの係止部材取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、車両用シートのクッションパッド表面を被覆する表皮の端末部に縫製によって取り付けられる係止部材の取付構造に関するものである。
車両用シートは、クッションパッドの表面を表皮で被覆して構成されているが、表皮の端末部は、例えばクッションパッドの内側に巻き込んでCリングやJフック等の係止部材によってクッションフレーム等に係止することによって止着されていた。
ところが、CリングやJフック等の係止部材を用いて表皮の端末部を止着する構成では、多数の係止部材が必要であるとともに、係止部材の係止作業に多大な手間が掛かる他、表皮を均等な緊張状態に保って被覆することか困難であるという問題があった。
そこで、特許文献1には、パッド材(クッションパッド)と一体に成形されたシートフレームとしてのワイヤーフレームがパッド材より露出した部分と、ワイヤーフレームがパッド材の内部に埋設された部分と、ワイヤーフレームがパッド材より半露出した部分とを設け、フック部材をパッド材から露出した部分と半露出した部分の係止部に係止することによって、シートの組み付けを簡易且つ迅速に行う提案がなされている。
又、特許文献2には、所定の間隔を隔てて上下2本のワイヤー部材をシートフレームよりも下方に張り出させて取り付け、J字状のトリムコード(Jフック)をJ字の縦辺部でシート表皮の端末に縫着し、シート表皮の表皮面を下ワイヤー部材の軸線で支持させてシート表皮の端末部を下ワイヤー部材よりシートフレームの内側に巻き込むとともに、トリムコードをJ字の湾曲部で上ワイヤー部材の軸線に掛け止め、シート表皮の端末部を2本のワイヤー部材で緊張止着する構成が提案されている。この構成によれば、シート表皮の端末部をシートフレームに簡単な作業で確実に止着することができる。
特開平9−276091号公報 特許第3975461号公報
しかしながら、特許文献1において提案された構成では、フック部材を係止する作業が改善されるものの、多数のフック部材を要し、これら多数のフック部材の係止に多くの手間と時間を要するという問題がある。
又、特許文献2において提案された構成では、シート表皮の端末部に縫着されたトリムコード(Jフック)の縦辺部の長手方向両端の角部が露出するため、この鋭利な角部に手が触れる可能性があり、安全性が害される可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、係止部材の長手方向両端角部を表皮で覆って高い安全性を確保することができる車両用シートの係止部材取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、クッションパッドの表面を被覆する表皮の端末部に縫製によって取り付けられる係止部材の取付構造として、前記表皮に切り込みを入れ、該切り込みから前記係止部材の長手方向両端角部を表皮の内側に差し込んで縫製することによって該係止部材を表皮に取り付ける構成を採用したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記表皮をカーペット材で構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記切り込みを斜めのスリットとしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記係止部材の前記表皮の内側に差し込まれた長手方向両端角部を他の部位との共縫いによって前記表皮に取り付けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、表皮の切り込みから係止部材の長手方向両端角部を表皮の内側に差し込んで縫製するようにしたため、係止部材の鋭利な長手方向両端角部が表皮によって覆われて外部に露出することがなく、作業者の手が係止部材の長手方向両端角部に触れることがなく、係止部材から受ける危害感が解消されて高い安全性が確保される。又、係止部材を表皮に縫製によって取り付ける前に、その長手方向両端角部を表皮の切り込みに差し込んで該係止部材を仮止めすることができるため、その後の係止部材の縫製作業が容易化する。これに加えて係止部材を表皮の意匠面側に縫着することができるため、縫製作業が更に容易化する。
請求項2記載の発明によれば、表皮をほつれにくくて剛性が比較的大きなカーペット材で構成したため、表皮の切り込みの端末処理が不要となるとともに、表皮に必要な剛性を確保することができる。
請求項3記載の発明によれば、表皮に入れられる切り込みを斜めのスリットとしたため、係止部材の長手方向両端角部の切り込みへの差し込みが容易且つ確実になされ、該長手方向両端角部を表皮の内部に差し込んで表皮によって安定的に覆うことができる。
請求項4記載の発明によれば、係止部材の表皮の内側に差し込まれた長手方向両端角部を他の部位との共縫いによって表皮に取り付けたため、表皮の内側に差し込まれた係止部材の長手方向両端角部の切り込みからの抜けが確実に防がれる。
車両用シートの分解斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 係止部材の長手方向両端角部の表皮への差し込みを示す部分斜視図である。 係止部材の長手方向両端角部が表皮に差し込まれて縫製された状態を示す部分斜視図である。 係止部材の長手方向両端角部が表皮に差し込まれて縫製された状態を示す正面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は車両用シートの分解斜視図であり、図示の車両用シート1は、乗員が着座するシートクッション2と、該シートクッション2の後部に車両前後方向に傾倒可能に立設された背もたれとしてのシートバック3とで構成されており、シートバック3の頂部にはヘッドレスト4が高さ調整可能に差し込まれて設けられている。
ここで、シートバック3の構成、特に本発明に係る係止部材の取付構造を図2〜図5に基づいて説明する。尚、図2は図1のA−A線断面図、図3は係止部材の長手方向両端角部の表皮への差し込みを示す部分斜視図、図4は係止部材の長手方向両端角部が表皮に差し込まれて縫製された状態を示す部分斜視図、図5は係止部材の長手方向両端角部が表皮に差し込まれて縫製された状態を示す正面図である。
図2に示すように、シートバック3はクッション性の高いクッションパッド5の表面を表皮6、背面側を背面材7によってそれぞれ被覆して構成されているが、クッションパッド5の下部には丸パイプ状のフレーム8等による構造部材が内蔵され、シートバック3は図示しないリクライニング機構或いはヒンジ機構の回転軸を中心として回動して図1に示すシートクッション2に対して車両前後方向に傾倒し、シートクッション2に着座する乗員の姿勢が調整される。又、シートバック3のクッションパッド5の背面は金属製のプレート9によって形状を確保されている。尚、本実施の形態では、下端の表皮6と背面の背面材7はほつれにくくて剛性が比較的大きなカーペット材で構成されている。
ところで、クッションパッド5の正面側表面の下端を覆う表皮6は、クッションパッド5の下面を通って背面側へと折り曲げられ、その端末部には樹脂によって横断面J字状に一体成形された係止部材としてのJフック10が縫製によって取り付けられており、このJフック10は上下を逆にした状態(逆J字状)で固定されている。又、クッションパッド5の背面側表面を覆う背面材7は、その下端部が内側にU字状に折り返され、その折り返し部の端末部には樹脂によって横断面J字状に一体成形された係止部材としてのJフック11が縫製によって取り付けられており、このJフック11は他方の前記Jフック10とは上下を逆にした状態(J字状)で固定されている。
上記Jフック10,11はそれぞれ取付部10a,11aとU字状に湾曲する湾曲部10b,11bとで構成されており、取付部10a,11aが表皮6と背面材7の各端末部に縫製によってそれぞれ取り付けられている。
而して、図2に示すように、表皮6の端末部に取り付けられたJフック10を背面材7の端末部に取り付けられたJフック11に係合させることによって、表皮6と背面材の各端末部同士が連結されて止着される。
次に、Jフック10の表皮6への取付構造について説明する。
車幅方向に細長いJフック10は、図5に示すように、表皮6の意匠面側に縫着されるが、表皮6の幅方向2箇所(Jフック10の長手方向両端角部10cに対応する箇所)には略45°傾斜したスリット状の切り込み6aが正面視ハの字状に入れられている。
而して、Jフック10の表皮6への取り付けに際しては、図3に示すように、表皮6の切り込み6aからJフック10の長手方向両端角部10c(図3には一方のみ図示)を表皮6の内側に差し込み、その差し込んだ部分(三角形の部分)を他の部位と共に図4及び図5に示す縫製ラインLに沿って縫製すれば、Jフック10が表皮6に取り付けられる。そして、このようにしてJフック10が取り付けられた表皮6の端末部を図2に示すクッションパッド5の外形に沿って図5の奥側に折り曲げ、前述のようにJフック10を他方のJフック11に係合させることによって、表皮6と背面材7の各端末部同士が連結されて止着される。
以上のように、本実施の形態では、表皮6の切り込み6aからJフック10の長手方向両端角部10cを表皮6の内側に差し込んで縫製するようにしたため、Jフック10の鋭利な長手方向両端角部10cが表皮6によって覆われて外部に露出することがなく、作業者や乗員の手がJフック10の長手方向両端角部10cに触れることがなく、Jフック10から受ける危害感が解消されて高い安全性が確保される。
又、本実施の形態では、Jフック10を表皮6に縫製によって取り付ける前に、その長手方向両端角部10cを表皮6の切り込み6aに差し込んで該Jフック10を仮止めすることができるため、その後のJフック10の縫製作業が容易化する。これに加えてJフック10を表皮6の意匠面側に縫着するようにしたため、縫製作業が更に容易化する。
更に、本実施の形態では、表皮6をほつれにくくて剛性が比較的大きなカーペット材で構成したため、表皮6の切り込み6aの端末処理が不要となるとともに、表皮6に必要な剛性を確保することができる。そして、表皮6に入れられる切り込み6aを斜めのスリットとしたため、Jフック10の長手方向両端角部10cの表皮6の切り込み6aへの差し込みが容易且つ確実になされ、該Jフック10の長手方向両端角部10cを表皮6の内部に差し込んで表皮6によって安定的に覆うことができる。
その他、本実施の形態では、Jフック10の表皮6の内側に差し込まれた長手方向両端角部(三角形部分)10cを他の部位との共縫いによって表皮6に取り付けたため、表皮6の内側に差し込まれたJフック10の長手方向両端角部10cの表皮6の切り込み6aからの抜けが確実に防がれるという効果も得られる。
尚、以上は本発明をシートバックに対して適用した形態について説明したが、本発明は、シートクッションにおける係止部材の取付構造に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 車両用シート
2 シートクッション
3 シートバック
4 ヘッドレスト
5 クッションパッド
6 表皮
6a 表皮の切り込み
7 背面材
8 フレーム
9 プレート
10,11 Jフック(係止部材)
10a,11a Jフックの取付部
10b,11b Jフックの湾曲部
10c Jフックの長手方向両端角部
L 縫製ライン

Claims (4)

  1. クッションパッドの表面を被覆する表皮の端末部に縫製によって取り付けられる係止部材の取付構造であって、
    前記表皮に切り込みを入れ、該切り込みから前記係止部材の長手方向両端角部を表皮の内側に差し込んで縫製することによって該係止部材を表皮に取り付けることを特徴とする車両用シートの係止部材取付構造。
  2. 前記表皮をカーペット材で構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用シートの係止部材取付構造。
  3. 前記切り込みを斜めのスリットとしたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用シートの係止部材取付構造。
  4. 前記係止部材の前記表皮の内側に差し込まれた長手方向両端角部を他の部位との共縫いによって前記表皮に取り付けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両用シートの係止部材取付構造。
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