JP5413592B2 - 二次電池の充電状態推定制御装置 - Google Patents

二次電池の充電状態推定制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、二次電池の充電状態推定制御装置に係り、詳しくは二次電池の残容量を示す充電状態(SOC:State Of Charge)を充電中に推定する制御装置に関する。
近年、大容量の二次電池が搭載され、当該二次電池の電力で駆動される駆動モータを動力源の1つとするハイブリッド自動車や電気自動車が広く開発されている。
このような電動車両の場合、バッテリへの充電方式として、ハイブリッド自動車は走行中に駆動モータが回生発電したときやエンジンの回転に伴う発電により充電するものが多用されている。一方、電気自動車やプラグインハイブリッド車両では、家庭用の商用電源といった外部電源から充電するものが開発されている。
上記電動車両に搭載される駆動用の二次電池において、当該二次電池の充電状態を示すSOCを正確に把握することは、二次電池の過充電や過放電を防ぐとともに、走行時における二次電池の残容量を乗員に正確に伝えるという点において、非常に重要である。
このようなことから、従来、二次電池のSOCを求める方法として、充電電流を積算して電流積算量を算出し、SOCを算出するという方法がある。
このような方法では比較的短時間でSOCを算出することができる一方で、電気自動車やプラグインハイブリッド車両のように外部商用電源から長時間充電する必要がある場合、充電電流を検出する電流センサの持つ誤差が電流積算量と共に積算されてしまうことにより誤差が蓄積されるため、SOCの検出精度が悪くなり電流積算量から算出されたSOCにも誤差が生じてしまうという問題がある。
そこで、連続した電流の入出力状態において、電流値が一定値以下を所定時間以上継続する場合に、出力電圧を開放電圧とみなしてSOCを推定する二次電池の充電状態推定方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2007−178215号公報
しかしながら、上記公報に開示された技術では、入出力電流が所定値以下となり、その状態が二次電池の温度に応じて設定される所定の電圧安定時間以上継続した場合に、電圧を安定状態と判定してSOC推定を行っているが、当該電圧は真の安定電圧に対して所定の偏差を持っており、且つ当該偏差はSOC推定の直前まで二次電池に流れた電流値により変化するため、結果として推定されるSOCの値も変化してしまうという問題がある。
即ち、SOCの推定精度が直前までの運転状態により変化してしまうため、SOCの推定精度が不安定となり好ましくない。
本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、短時間に精度よくSOCを推定することが可能な二次電池の充電状態推定制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するべく、請求項1の二次電池の充電状態推定装置は、二次電池を駆動源として走行する車両において、前記二次電池の電流を検出する電流検出手段と、前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、前記二次電池の充電中に電流積算に基づいて求められる充電状態が所定の残容量になったとき通電を停止し、通電停止直後から降下した電圧が略一定となる第1安定状態に対して所定の割合となる所定値を加えた第2安定状態へ電圧が降下するまでの経過時間と、前記二次電池の各温度との特性により、前記温度検出手段にて検出された温度に応じて通電を停止する時間を算出する通電停止時間算出手段と、該通電停止時間算出手段により算出された通電停止時間経過後、前記電圧検出手段により検出された電圧を前記所定値により前記第1安定状態へ補正する補正手段と、該補正手段により補正された電圧から前記二次電池の充電状態を推定する充電状態推定手段と、前記二次電池の経年劣化要因から劣化ゲインを算出する劣化ゲイン算出手段と、該劣化ゲイン算出手段から算出された劣化ゲインを使用して前記通電停止時間算出手段により算出された前記通電停止時間を補正する劣化ゲイン補正手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の二次電池の充電状態推定装置では、請求項1において、前記充電状態推定手段は、開放電圧と充電状態との特性を示す開放電圧−充電状態マップであることを特徴とする
請求項の二次電池の充電状態推定装置では、請求項1または2において、前記車両は、電気自動車またはプラグインハイブリッド自動車であることを特徴とする。
請求項1の二次電池の充電状態推定制御装置によれば、二次電池の充電中に電流積算に基づいて求められる充電状態が所定の値になると通電を停止し、通電停止直後から電圧が降下して略一定となる第1安定状態に対する所定の割合となる所定値を加えた第2安定状態へ電圧が降下するまでの経過時間と、二次電池の各温度との特性により、温度検出手段にて検出された二次電池の温度に応じて通電を停止する時間を算出する通電停止時間算出手段と、通電停止時間算出手段から算出された通電停止時間経過後に所定値を使用して電圧検知手段により検出した電圧を第1安定状態へ補正する補正手段と、補正手段により補正された電圧から二次電池の充電状態を推定する充電状態推定手段とを備えている。
これにより、通電を停止した直後から二次電池の電圧が降下して略一定となる第1安定状態になるまでの経過時間を、当該第1安定状態の所定の割合である所定値を第1安定状態に加えた第2安定状態へ電圧が降下するまでの経過時間とすることにより、短縮することができる。
そして、通電停止時間経過後に電圧検出手段により検出された電圧に対して上記所定値を使用して補正するので、補正手段により第1安定状態での電圧に略等しい補正電圧を算出することができる。
従って、第1安定状態の電圧から充電状態を推定するので、充電状態の推定に必要となる通電停止時間を短くすることができるため、二次電池の充電状態を短時間で精度よく推定することができる。
また、通電停止時間を電池セルの各温度に応じて算出することができるので、各温度帯での充電状態を精度よく推定することができる。
また、二次電池の経年劣化に伴う充電状態の変化を劣化ゲインで補正することにより、精度よく充電状態を推定することができる。
請求項2の二次電池の充電状態推定制御装置によれば、充電状態推定手段は開放電圧と充電状態の特性を示す開放電圧−充電状態マップである。
従って、補正手段により補正された補正電圧は第1安定状態での電圧に略等しいので、補正電圧を開放電圧とみなすことができ、補正電圧に対応する充電状態を開放電圧−充電状態マップから読み取ることができる。
これにより、より短時間で精度よく充電状態を推定することができる
請求項の二次電池の充電状態推定制御装置によれば、車両は電気自動車またはプラグインハイブリッド車両であるので、充電時における電気自動車やプラグインハイブリッド自動車のSOCを短時間でより精度よく推定することができる。
本発明に係る二次電池の充電状態推定制御装置を含む車載バッテリ充電システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態において行われるSOC推定制御ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態において行われるSOC推定ルーチンを示すフローチャートである。 電池セル温度と通電停止時間との関係を示すグラフである。 図4を作成するために使用する電池セル電圧と経過時間との関係を示すグラフである。 開放電圧とSOCの関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態において行われる劣化ゲインを含むSOC推定制御ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における劣化ゲインと電流通電総積算値との関係を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、電気自動車に搭載された本発明に係る二次電池の充電状態推定制御装置を含む車載二次電池充電システムの概略構成図である。
図1に示すように、電気自動車に搭載された駆動用電池1は、複数個の電池モジュール10を直列、または並列、またはその組み合わせに接続して構成されており、当該電気自動車は外部電源からの充電経路を備え、当該充電経路から電力の供給を受けて充電を行う充電器を介して蓄電するよう構成されている。電池モジュール10を直列、または並列、またはその組み合わせに接続する配線12には、駆動用電池1の入出力電流を検出する入出力電流センサ(電流検出手段)14が設けられている。
電池モジュール10は、直列に接続される複数個、例えば4個の電池セル16、及び各電池セル16の充電状態を監視するセルモニタユニット(以下、CMUと略す)20により構成されている。なお、電池セル16はリチウムイオン電池である。
CMU20は、各電池セル16の電圧を測定する電圧センサ(電圧検出手段)22、各電池セル16の温度を検出する温度センサ(温度検出手段)24、図示しないが中央演算処理装置(以下、CPUと略す)及びメモリを備え、各電池セル16の充電状態の監視を行う。
CMU20は、バッテリ管理ユニット(以下、BMUと略す)30に接続されている。
BMU30は、CPU32、メモリ(ROM、RAM等)34、及びタイマ36を含んで構成され、メモリ34には後述するように、オフセット量、電池温度−通電停止時間マップ、及びSOC−開放電圧マップが予め登録されている。
また、BMU30では、各CMU20から各電池モジュール10の充電状態の監視や、入出力電流センサ14から駆動用電池1の入出力電流値を入力し、電子コントロールユニット(ECU)40へ充電状態やバッテリ情報を伝達する。
このように構成されたBMU30は、電圧センサ22で測定された電圧、及び温度センサ24から検出されたセル温度に基づいて当該オフセット量及び当該マップを使用して充電率(SOC)の推定を行い、推定されたSOCに基づいて電池セル16の充電の制御を行う。
以下、このように構成された本発明に係る二次電池の充電状態推定制御装置の作動内容について説明する。
図2、3は、本発明の第1実施形態としてBMU30が行うSOC推定制御ルーチンを示すフローチャートであり、以下同フローチャートに基づいて説明する。なお、以下に述べる各処理は、BMU30のメモリに格納されているプログラムを実行することによって行われる。
電気自動車はイグニッションオフされ、駆動用電池1が充電を開始されている状態で、当該フローチャートに従いSOC推定制御を実行する。
ステップS1では、BMU30が入出力電流センサ14から入力された充電電流値を積算した積算電流量から、SOCであるCiを算出する。
ステップS2では、上記ステップS1で算出されたSOCであるCiが所定の値に到達したか否かを判定する。当該判定が真(Yes)と判定された場合はステップS3へ進み、当該判定結果が偽(No)と判定された場合にはステップS1へ戻る。
ステップS3では、電池セル16への通電を停止して充電を中断する。
ステップS4では、温度センサ24により電池セル16の温度を検出する。
続くステップS5では、上記ステップS4で検出された温度に基づいて、通電停止時間Tstopを算出する。
詳しくは、図4に示すように、電池温度−通電停止時間マップ(通電停止時間算出手段)から温度センサ24で検出された温度に相当する通電停止時間Tstopを読み出す。
当該電池温度−通電停止時間マップは、図5に示すように、電池セル16の各温度Tpa、Tpb、Tpcにおいて、充電中に通電を停止したときの電圧値から電圧がほぼ一定となる電圧安定状態になる安定電圧(第1安定状態)Vstへ降下するまでの安定電圧経過時間はT'a、T'b、T'cである。当該安定電圧Vstに所定の割合(例えば、1%)を乗じたオフセット電圧(所定値)Voffを安定電圧Vstに加えた電圧(第2安定状態)Vaddへ降下するまでの経過時間Ta、Tb、Tcを測定して作成した電圧変化グラフである。ここで、電池セル16の温度はTpa>Tpb>Tpcという関係であり、温度が高いほど電圧安定状態までの所要時間は短い。なお、温度のサンプリング数はTpa〜Tpcに限られず、さらに多いサンプリング数としてもよい。
通電停止時間を安定電圧Vstにオフセット電圧Voffを加えた電圧Vaddまでの経過時間とすることにより、温度TpaではΔTa=T'a−Ta、温度TpbではΔTb=T'b−Tb、温度TcではΔTc=T'c−Tcの時間、通電停止時間Tstopが短縮される。
図2に戻り、ステップS6では、タイマ36によりタイマ値Tcntの計時を開始する。
ステップS7では、タイマ36がステップS5で算出した通電停止時間Tstopを計時したか否かを判定する。即ち、タイマ値Tcnt≧Tstopであるか否かを判定する。当該判定結果が真(Yes)と判定された場合にはステップS8へ進み、当該判定結果が偽(No)と判定された場合には所定時間経過後、再度ステップS7へ戻る。
続くステップS8では、図3のSOC推定ルーチン(補正手段、充電状態推定手段)が実行される。
ステップS9では、通電停止時間Tstop経過後に、電圧センサ22により電池セル16の電圧Vrを測定する。
ステップS10では、ステップS9で測定された電圧Vrを補正する。
詳しくは、BMU30のメモリに登録されているオフセット電圧Voffを読み出し、測定された電圧Vrからオフセット電圧Voffを減じる。即ち、補正電圧Vcorr=Vr−Voffにより、補正電圧Vcorrを得る。ここで得られた補正電圧Vcorrは安定電圧Vstに略等しい。
ステップS11では、S10で補正された補正電圧VcorrからSOCを算出する。
詳しくは、図6に電池セル16における開放電圧−SOCマップを示すように、電池セル16の開放電圧とSOCには相関関係がある。そして、上述したように、補正電圧Vcorrは安定状態の安定電圧Vstに略等しいので、補正電圧Vcorrを開放電圧とみなすことができる。
従って、開放電圧−SOCマップから補正電圧Vcorrに対応するSOCであるCcorrを読み出し、ステップS1で算出したSOCであるCiをCcorrに置き換えることにより、SOCを補正する。
ステップS12では、電池セル16に通電して充電を再開する。
ステップS13では、電池セル16が満充電であるか否かを判定する。当該判定結果が真(Yes)の場合には、本SOC推定制御ルーチンを終了し、当該判定結果が偽(No)の場合には所定時間経過後、再度ステップS13へ戻る。
このように、本実施形態によれば、電池セル16の充電中に電池セル16のSOCであるCiが所定の値に到達すると充電を停止し、電池セル16の各温度に対して、充電を停止してから安定電圧Vstにオフセット電圧Voffを加算した電圧Vaddに降下するまでの経過時間をグラフにした電池温度−通電停止時間マップから通電停止時間Tstopを読み出し、通電停止時間Tstop経過後にSOC推定を行う。そして、現在のSOCであるCiを推定されたSOCであるCcorrへ補正した後、充電を再開し、電池セル16が満充電になるまで充電する。
従って、電池温度−通電停止時間マップから読み出す通電停止時間Tstopを安定電圧Vstにオフセット電圧Voffを加えた電圧Vaddまでの経過時間Ta、Tb、Tcとすることにより、温度TpaではΔTa=T'a−Ta、温度TpbではΔTb=T'b−Tb、温度TpcではΔTc=T'c−Tcの時間、通電停止時間Tstopが短縮可能となり、より短時間でSOCを推定することができる。
また、電池セル16の各温度に対応する通電停止時間Tstopを電池温度−通電停止時間マップから読み出すことができるので、各温度に応じたSOCを精度よく推定することができる。
また、通電停止時間Tstopの間充電を停止した後、電圧センサ22により測定された電池セル16の電圧Vrに、メモリに登録されているオフセット電圧Voffを減算して得られた補正電圧Vcorrに対応するSOCを開放電圧−SOCマップから読み出す。
即ち、補正電圧Vcorrは安定状態である安定電圧Vstと略等しいので、補正電圧Vcorrを開放電圧とみなすことができ、開放電圧−SOCマップから読み出された補正電圧Vcorrに対応するSOCであるCcorrは、安定電圧Vstに対応するSOCに略等しい。
従って、短時間に精度よくSOCを推定することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態の二次電池の充電状態推定制御装置は、第1実施形態に対して、BMU30のメモリ34に電池セル16の経年劣化に対する電流通電総積算値−劣化ゲインマップが登録されており、BMU30には、図示しないが電池セル16への電流通電総積算値を算出する電流通電総積算算出部を備えているという点が相違しており、その他の構成は共通している。従って、共通箇所の説明は省略し、相違点について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る電池セル16の経年劣化を考慮したSOC推定制御ルーチン(劣化ゲイン補正手段)のフローチャートを示しており、以下同フローチャートに基づいて説明する。なお、ステップS14〜S18、S22〜S24については第1実施形態と共通であるため、説明を省略する。
ステップS19では、ステップS18において読み出した通電停止時間Tstopに対して劣化ゲイン補正を行う。
詳しくは、図8に劣化ゲインと電流通電総積算値との関係を示す。ここでは、劣化ゲインと電流通電総積算値との相関を示しているが、劣化ゲインは電池の温度熱履歴、生産経過時間などの単独、もしくは複合的な劣化要因により定義される。
図8に示すように、メモリ34に登録されている電流通電総積算値−劣化ゲインマップから、現在の電流通電総積算値Isumに対する劣化ゲインGを読み出す。なお、電流通電総積算値Isumは上記電流通電総積算算出部において算出された値を使用する。
ここで読み出した劣化ゲインGを、ステップS18で読み出した通電停止時間に乗じて補正する。即ち、補正後通電停止時間はTstop_corr=Tstop×Gから算出される。
続くステップS20では、タイマ36により、タイマ値Tcntの計時が開始される。
そして、ステップS21では、タイマ36がステップS19で算出した補正後通電停止時間Tstop_corrを計時したか否かを判定する。即ち、タイマ値Tcnt≧Tstop_corrであるか否かを判定する。当該判定結果が真(Yes)と判定された場合にはステップS22へ進み、当該判定結果が偽(No)と判定された場合には所定時間経過後、再度ステップS21へ戻る。
このように、本実施形態によれば、メモリ34には電流通電総積算値−劣化ゲインマップが登録されており、当該電流通電総積算値−劣化ゲインマップから電池セル16の電流通電総積算値Isumに対応する劣化ゲインGを読み出し、通電停止時間Tstopに劣化ゲインGを乗じることにより補正後通電停止時間Tstop_corrを算出する。
これにより、電池セル16の経年劣化に対してもSOC補正を精度よく行うことができる。また、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、電池温度−通電停止時間マップを作成するために使用する上記電圧変化グラフは、充電停止後の電圧に対する経過時間をプロットしているが、開放電圧−SOCマップを参照して当該電圧値を現在のSOCであるCrと電圧安定時のSOCであるCstとの差分、即ちΔSOC=Cr−Cstに置き換えてプロットして作成してもよい。
また、上記第2実施形態では、通電停止時間の劣化ゲイン補正を行う際に使用する電流通電総積算値−劣化ゲインマップは、電流通電総積算値に対する劣化ゲインのグラフとしているが、これに限られず、電池セル16の製造からの経過時間に対する劣化ゲインやその他の種々の経年劣化要因に対する劣化ゲインのマップとしてもよい。
そして、上記各実施形態では電池セル16をリチウムイオン電池として説明したが、これに限られず、車両に搭載された駆動用の二次電池であれば本発明を適用可能である。
また、上記各実施形態では電気自動車を例に説明したが、プラグインハイブリッド車にも適用可能である。
1 駆動用電池
10 電池モジュール
14 入出力電流センサ(電流検出手段)
16 電池セル
20 CMU
22 電圧センサ(電圧検出手段)
24 温度センサ(温度検出手段)
30 BMU
34 メモリ

Claims (3)

  1. 二次電池を駆動源として走行する車両において、
    前記二次電池の電流を検出する電流検出手段と、
    前記二次電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記二次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記二次電池の充電中に電流積算に基づいて求められる充電状態が所定の残容量になったとき通電を停止し、通電停止直後から降下した電圧が略一定となる第1安定状態に対して所定の割合となる所定値を加えた第2安定状態へ電圧が降下するまでの経過時間と、前記二次電池の各温度との特性により、前記温度検出手段にて検出された温度に応じて通電を停止する時間を算出する通電停止時間算出手段と、
    該通電停止時間算出手段により算出された通電停止時間経過後、前記電圧検出手段により検出された電圧を前記所定値により前記第1安定状態へ補正する補正手段と、
    該補正手段により補正された電圧から前記二次電池の充電状態を推定する充電状態推定手段と、
    前記二次電池の経年劣化要因から劣化ゲインを算出する劣化ゲイン算出手段と、
    該劣化ゲイン算出手段から算出された劣化ゲインを使用して前記通電停止時間算出手段により算出された前記通電停止時間を補正する劣化ゲイン補正手段と、
    を備えることを特徴とする二次電池の充電状態推定制御装置。
  2. 前記充電状態推定手段は、開放電圧と充電状態との特性を示す開放電圧−充電状態マップであることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池の充電状態推定制御装置。
  3. 前記車両は、電気自動車またはプラグインハイブリッド自動車であることを特徴とする、請求項1または2に記載の二次電池の充電状態推定制御装置。
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