JP5413140B2 - 電源供給装置、及び画像出力装置 - Google Patents
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Description
本発明は、電源を供給する電源供給回路に関し、特に、二次側回路の出力電圧に応じて一次側回路の出力電圧を調整する電源供給回路、及び画像出力装置に関する。
従来、電源を供給するための電源供給装置が知られている。電源供給装置は、例えば、トランスにより一次側回路と二次側回路とが絶縁されて接続され、一次側回路で生成された電源をトランスを介して二次側回路に供給する。また、一次側回路は、直流電源を交流化させるブリッジ回路や、このブリッジ回路を発振制御するICを備えており、上記IC及びブリッジ回路により生成した交流電源をトランスを介して二次側回路に供給する。
また、電源供給装置では、フィードバック回路や、減電検出回路を備え、二次側回路の出力電圧に応じて一次側回路の出力電圧を制御する。ここで減電検出回路は、商用電源の一時的な供給停止(以下、瞬停と記載する。)により、電源供給装置の負荷が低下した場合に、ICの駆動をリセットして回路を保護する機能である(例えば、特許文献1−4参照。)。
電源供給装置はスタンバイ状態に移行すると、二次側回路の出力電圧を切り替え、消費電力(いわゆる待機電力)を低減させる。このスタンバイ状態では、二次側回路の出力電圧が低くなるため一次側回路の負荷が低くなり、場合によっては発振が停止することもある。上記した状態で減電回路が作動すると、一次側回路のICはリセットするため、一旦は発振を再開するが、再度、負荷に応じて発振を再開させる。しかし、一次側回路の負荷は以前として低いままであるため、減電検出回路は再度、一次側回路のICをリセットする。そのため、一次側回路での発振の再開、及び停止が繰返されることとなり、製品が通常動作状態に切り替わった場合でも、一次側回路の発振が継続されない場合があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、減電回路を備える電源供給装置において、一次側回路のどのような負荷に対しても正確に電源回路を動作させることが可能な電源供給装置、及び画像出力装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、二次側回路の出力電圧に応じて、ICにより一次側回路の発振を制御するフィードバック制御を行う電源供給装置において、前記二次側回路の出力電圧を監視し、同二次側回路の出力電圧が所定値以下となった場合に、前記ICによる発振制御をリセットする減電検出回路と、スタンバイ状態に移行した場合に、前記二次側回路の出力電圧を所定値まで低くなるよう、前記ICを制御するスタンバイ状態移行回路と、スタンバイ状態に移行した間は、前記減電検出回路の駆動を停止させる動作制御回路と、を有する構成としてある。
上記のように構成された発明では、減電検出回路は、二次側回路の出力電圧を監視し、同二次側回路の出力電圧が所定値以下となった場合に、ICによる発振制御をリセットし、スタンバイ状態移行回路は、スタンバイ状態に移行した場合に、二次側回路の出力電圧を所定値まで低くなるようICを制御し、動作制御回路は、スタンバイ状態に移行した間は、減電検出回路の駆動を停止させる。
そのため、スタンバイ状態においては、減電検出回路の駆動が停止されるため、無負荷状態に起因する減電検出回路の誤動作を防止することができる。
そのため、スタンバイ状態においては、減電検出回路の駆動が停止されるため、無負荷状態に起因する減電検出回路の誤動作を防止することができる。
また、動作制御回路の具体的な動作の一例として、前記動作制御回路は、スタンバイ状態から通常動作状態に移行した場合は、前記減電検出回路の駆動を所定期間遅延させた後再開させる構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、スタンバイ状態から通常動作状態に移行する際の、負荷の変動により減電検出回路が誤動作することを防止することができる。
上記のように構成された発明では、スタンバイ状態から通常動作状態に移行する際の、負荷の変動により減電検出回路が誤動作することを防止することができる。
そして、前記減電検出回路は、二次側回路の出力電圧が所定値以下となった場合に、トランジスターをオンすることで、前記ICに発振制御をリセットさせるリセット信号を出力し、前記動作制御回路は、スタンバイ状態に移行すると、前記トランジスターをオフ状態に維持することで前記リセット信号の出力を停止させる構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、トランジスターを用いた簡易な構成により本発明を実現することができる。
上記のように構成された発明では、トランジスターを用いた簡易な構成により本発明を実現することができる。
そして、電源投入操作を受付け、ハイレベルの起動信号を出力することで当該電源供給装置を通常起動状態とし、前記スタンバイ状態に移行する場合は前記起動信号をローレベルに変化させるメインコントローラーを有し、前記動作制御回路は、前記トランジスターのベースとアノード側で接続し、前記メインコントローラーの前記起動信号出力端子とカソード側で接続するダイオードを備え、前記起動信号がローレベルになった場合は、前記ダイオードが降伏することで前記トランジスターをオフ状態に維持する構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、メインコントローラーから出力される起動信号がローレベルになると、トランジスターが降伏してのトランジスターをオフ状態に維持するため、スタンバイ状態を信号レベルの変化に応じて検出し、減電回路を停止させることが可能となる。
上記のように構成された発明では、メインコントローラーから出力される起動信号がローレベルになると、トランジスターが降伏してのトランジスターをオフ状態に維持するため、スタンバイ状態を信号レベルの変化に応じて検出し、減電回路を停止させることが可能となる。
さらに、本発明の他の構成として、二次側回路の出力電圧に応じて、ICにより一次側回路の発振を制御するフィードバック制御を行う電源回路を備える画像出力装置において、前記電源回路は、前記二次側回路の出力電圧を監視し、同二次側回路の出力電圧が所定値以下となった場合に、トランジスターをオンすることでリセット信号を出力し、前記ICによる発振制御をリセットする減電検出回路と、電源投入操作を受付け、ハイレベルの起動信号を出力して前記電源回路を通常起動状態とし、前記スタンバイ状態に移行する場合は前記起動信号ローレベルに変化させるメインコントローラーと、前記メインコントローラーから出力される信号に応じて、前記二次側回路の出力電圧を所定値まで低くなるよう、前記ICを制御するスタンバイ状態移行回路と、前記トランジスターのベースとアノード側で接続し、前記メインコントローラーの前記起動信号出力端子とカソード側で接続するダイオードを備え、前記起動信号がローレベルに変化することで前記ダイオードを降伏させて前記トランジスターのオフ状態を維持することで、前記減電検出回路の駆動を停止させ、スタンバイ状態から通常動作状態に移行した場合は、前記減電検出回路の駆動を所定期間遅延させた後再開させる動作制御回路と、を有する構成としてもよい。
以上説明したように本発明によれば、無負荷状態に起因する減電検出回路の誤動作を防止することができる。
また請求項2にかかる発明によれば、スタンバイ状態から通常動作状態に移行する際の、負荷の変動により減電検出回路が誤動作することを防止することができる。
そして請求項3にかかる発明によれば、トランジスターを用いた簡易な構成により本発明を実現することができる。
さらに請求項4にかかる発明によれば、スタンバイ状態を信号レベルの変化に応じて検出し、減電回路を停止させることが可能となる。
また請求項2にかかる発明によれば、スタンバイ状態から通常動作状態に移行する際の、負荷の変動により減電検出回路が誤動作することを防止することができる。
そして請求項3にかかる発明によれば、トランジスターを用いた簡易な構成により本発明を実現することができる。
さらに請求項4にかかる発明によれば、スタンバイ状態を信号レベルの変化に応じて検出し、減電回路を停止させることが可能となる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)第1の実施形態:
(2)その他の実施形態:
(1)第1の実施形態:
(2)その他の実施形態:
(1)第1の実施形態:
以下、第1の実施形態にかかる電源供給装置として、表示装置(画像出力装置)を例に説明を行う。なお、画像出力装置として表示装置を説明することは一例であり、本発明にかかる電源供給装置の機能を備える装置であればどのようなものであってもよい。
以下、第1の実施形態にかかる電源供給装置として、表示装置(画像出力装置)を例に説明を行う。なお、画像出力装置として表示装置を説明することは一例であり、本発明にかかる電源供給装置の機能を備える装置であればどのようなものであってもよい。
図1は、表示装置の構成を説明するブロック図である。表示装置100は、以下の要部を備えて構成されている。符号99はフロントエンド部であり、図示しない各種アンテナが受信した放送信号を復調する。符号98は、バックエンド部であり、復調されたデータのスクランブル解除や、圧縮された映像・音声データの復号処理を行なう。符号97はディスプレイであり、復号された映像データをもとに映像を表示する。符号96は、メインコントローラーであり、表示装置100の駆動を制御する。符号95は、電源回路であり、表示装置100を構成する各部に対して電源を供給する。
フロントエンド部99は、各種アンテナが搬送波を受信すると、この搬送波に重畳した放送信号を変調して抽出する。また、フロントエンド部99は、内部にリモコン装置からの選局信号に応じて作動する切り替え回路を備えており、この切り替え回路により所望のチャンネルに対応した放送信号をバックエンド部98に出力する。
バックエンド部98は、フロントエンド部99で復調されたデータのスクランブル解除を行うとともに、MPEG方式で圧縮された映像・音声データの復号処理を行なう多重分離部を備えている。さらに、バックエンド部98は、復号処理された映像データを信号処理する映像信号処理部を備えている。
ディスプレイ97は、バックエンド部98で復号された映像データをもとに映像を表示する。本実施形態では、ディスプレイ97は液晶ディスプレイであり、図示しないバックライトからの光を透過させて映像を出力する。
メインコントローラー96は、CPUや、ROM、及びRAMを備えて構成され、ROMに記憶された各種プログラムにより表示装置100の駆動を制御する。また、メインコントローラー96は、リモコン装置の操作等によりメイン電源の投入操作が行われると、起動信号(P−ON_H1、P−ON_H2)をハイレベルに変化させて、表示装置100を通常動作状態に移行させる。ここで、P−ON_H1信号は、通常動作状態とスタンバイ状態との切り替えを行うための信号であり、ハイレベルに変化することで、表示装置100の各部に電源を供給する通常動作状態に移行する。一方、P−ON_H2信号は、電源回路95を上記通常動作状態からスタンバイ状態に切換えるための信号である。
図2は、起動信号の変化を示す波形図である。メインコントローラー96は、メイン電源の投入操作を検出すると、P−ON_H2信号をハイレベルにし、その数msecの遅延時間が経過した後、P−ON_H1信号をハイレベルに変化させる。一方、通常起動状態からスタンバイ状態に移行する場合は、P−ON_H2信号をローレベルにし、その数msecの遅延時間が経過した後、P−ON_H1信号をローレベルに変化させる。
電源回路95は、図示しない商用電源から供給された電源を整流して直流化した後、発振制御により交流電源を生成する。また、電源回路95は、メインコントローラー96から出力されるP−ON_H2信号によりスタンバイ状態に移行すると、出力電圧を低くし待機電力を軽減させる。また、本実施形態にかかる電源回路95は、スタンバイ状態に移行すると、減電検出回路(後述)の動作を強制的に停止させ、無負荷時における電源回路95の駆動を正常に保つ。以下、本発明にかかる電源回路95の構成をより詳細に説明する。
===電源回路95の構成===
図3は、電源回路95の構成を説明するブロック構成図である。電源回路95は、一次側回路80と二次側回路70とが、スイッチングトランスTを介して接続して構成されている。また、電源回路95は、電源回路が瞬停した場合に、一次側回路80のコントロールICをリセットさせる減電検出回路60と、二次側回路70の出力電圧に応じて電源回路95をフィードバック制御するフィードバック回路50と、表示装置100がスタンバイ状態に移行すると、スタンバイ状態において減電検出回路60の駆動を停止させる動作制御回路40と、を備えて構成されている。
図3は、電源回路95の構成を説明するブロック構成図である。電源回路95は、一次側回路80と二次側回路70とが、スイッチングトランスTを介して接続して構成されている。また、電源回路95は、電源回路が瞬停した場合に、一次側回路80のコントロールICをリセットさせる減電検出回路60と、二次側回路70の出力電圧に応じて電源回路95をフィードバック制御するフィードバック回路50と、表示装置100がスタンバイ状態に移行すると、スタンバイ状態において減電検出回路60の駆動を停止させる動作制御回路40と、を備えて構成されている。
一次側回路80は、以下の要部を備えて構成されている。符号81は、コントロールICであり、スイッチングトランスTのブリッジ回路Bを発振制御する。このブリッジ回路Bはトランジスター等のスイッチング素子を備えて構成され、コントロールICから出力される信号によりスイッチ素子を交互にオンさせて発振を行う。また、コントロールIC81は、フィードバック回路50から出力されるフィードバック信号により二次側回路70の負荷状態を検出し、検出された負荷に応じた発振制御を行う。更に、コントロールIC81は、二次側回路70が無負荷状態である場合は、発振を一時的に停止する機能を備えている。
二次側回路70は、以下の要部を備えて構成されている。符号71は、第1電源供給部であり、スイッチングトランスTの二次巻線T2から供給される電圧をダイオードD1及び平滑コンデンサーC1で整流・平滑してプラス電圧を出力する。また、符号72は、第2電源供給部であり、スイッチングトランスTの二次巻線T2から供給される電圧をダイオードD5で整流してプラス電圧を出力する。符号73は、レギュレターICであり、通常時は第1電源供給部71から供給される電圧によりメインコントローラー96に電源を供給し、スタンバイ状態では第2電源供給部72から供給される電圧によりメインコントローラー96に電源を供給する。
第1電源供給部71は、通常動作状態では7ボルト程度の出力電圧をレギュレターIC73に供給するよう設定されている。また、第2電源供給部72は、通常動作状態では30ボルト程度の出力電圧を図示しない部位に供給するよう設定され、スタンバイ状態では、7ボルト程度の出力電圧をレギュレターIC73に供給するよう設定されている。
===減電検出回路の構成===
減電検出回路60は、スイッチングトランスTの二次巻線T2に接続され、マイナス電圧を発生させるマイナス電圧ライン61と、メインコントローラー96に接続され、3.3ボルトのプラス電圧を発生させるプラス電圧ライン62と、瞬停時にマイナス電圧ライン61から供給されるマイナス電圧が変動したことを検出して、一次側回路80のコントロールIC81にリセット信号を出力するリセット信号出力部63と、を備えて構成されている。
減電検出回路60は、スイッチングトランスTの二次巻線T2に接続され、マイナス電圧を発生させるマイナス電圧ライン61と、メインコントローラー96に接続され、3.3ボルトのプラス電圧を発生させるプラス電圧ライン62と、瞬停時にマイナス電圧ライン61から供給されるマイナス電圧が変動したことを検出して、一次側回路80のコントロールIC81にリセット信号を出力するリセット信号出力部63と、を備えて構成されている。
マイナス電圧ライン61は、ダイオードD2によりスイッチングトランスTの二次巻線T2に発生する負極性の電流にもとづいて整流を行い、平滑ダイオードC2により平滑して、マイナス電圧を発生させる。また、プラス電圧ライン62は、メインコントローラー96から供給される電圧によりプラス電圧を発生させる。
リセット信号出力部63は、マイナス電圧ライン61に発生するマイナス電圧及びプラス電圧ライン62に発生するプラス電圧の時定数を設定する抵抗R1,R2並びにツェナーダイオードD3、及びマイナス電圧の変動によりコントロールIC81にリセット信号を出力するためのトランジスターQ1と、を備えて構成されている。
リセット信号出力部63は、通常動作状態では、マイナス電圧ライン61とプラス電圧ライン62の電位差がトランジスターQ1のベースにベース電流を流さないよう設定されている。一方、瞬停時においては、一次側回路80の駆動が停止するため、マイナス電圧ライン61に供給される電圧が低下し、同マイナス電圧ライン61のマイナス電圧が変動する。そのため、抵抗R2及びツェナーダイオードD3間での電位差が高くなり、トランジスターQ1のベースにベース電流が流れる。そのため、コントロールIC81にはリセット信号が出力される。
===動作制御回路の構成===
動作制御回路40は、ダイオードD4を備えて構成されている。ダイオードD4のアノードはリセット信号出力部63のトランジスターQ1のベースに接続され、カソードはメインコントローラー96のP−ON_H1信号出力端子に接続され、メインコントローラー96からP−ON_H1信号を受信する。そのため、P−ON_H1信号がハイレベルの場合、ダイオードD4のアノード/カソード間の電位差により、ダイオードD4には電流が流れない。一方、P−ON_H1信号がローレベルに変化するスタンバイ状態では、アノード/カソード間の電位差が変化し、ダイオードD4に電流が流れる。そのため、トランジスターQ1のベースに電流が流れず、トランジスターQ1をオフ状態に維持する。
動作制御回路40は、ダイオードD4を備えて構成されている。ダイオードD4のアノードはリセット信号出力部63のトランジスターQ1のベースに接続され、カソードはメインコントローラー96のP−ON_H1信号出力端子に接続され、メインコントローラー96からP−ON_H1信号を受信する。そのため、P−ON_H1信号がハイレベルの場合、ダイオードD4のアノード/カソード間の電位差により、ダイオードD4には電流が流れない。一方、P−ON_H1信号がローレベルに変化するスタンバイ状態では、アノード/カソード間の電位差が変化し、ダイオードD4に電流が流れる。そのため、トランジスターQ1のベースに電流が流れず、トランジスターQ1をオフ状態に維持する。
フィードバック回路50は、二次側回路70の出力電圧に応じて一次側回路80のコントロールIC81をフィードバック制御する。また、フィードバック回路50は、メインコントローラー96のP−ON_H2出力端子に接続されており、P−ON_H2信号がローレベルに変化すると、一次側回路80をスタンバイ状態に移行させる。
フィードバック回路50は、一次側回路80のコントロールIC81に二次側回路70の負荷(出力電圧)状況を伝えるフィードバック信号を出力するフォトカプラー51と、フォトカプラー51を導通させる導通切り替え回路52と、スタンバイ状態に移行すると、レギュレターIC73の電源を第1電源供給部71から第2電源供給部72に切換える供給切り替え回路53と、を備えて構成されている。
導通切り替え回路52は、第2電源供給部72とトランジスターQ3のエミッターを介して接続され、フォトカプラー51の発光部とトランジスターQ3のコレクターを介して接続されている。また、導通切り替え回路52は、メインコントローラー96とトランジスターQ2のベースを介して接続されている。そして、トランジスターQ2のコレクターとトランジスターQ3のベースはダイオードD6を介して接続されている。
そのため、通常動作状態では、トランジスターQ2のベースにはハイレベルのP−ON_H2信号が入力されるため、トランジスターQ3をオンし、フォトカプラー51の発光部を導通させ、第2電源供給部72からの出力電圧に応じたフィードバック信号をコントロールIC81に出力する。一方、スタンバイ状態では、P−ON_H2信号がローレベルとなるため、トランジスターQ3がオフし、フォトカプラー51の発光部をオープンにし、コントロールIC81にフィードバック信号を出力しない。その結果、コントロールICは、スタンバイ状態に移行したことを判断し、一次側回路80の発振を低下(場合によっては停止)させる。上記構成により、フィードバック回路50は、本発明のスタンバイ状態移行回路としても作用する。
そのため、通常動作状態では、トランジスターQ2のベースにはハイレベルのP−ON_H2信号が入力されるため、トランジスターQ3をオンし、フォトカプラー51の発光部を導通させ、第2電源供給部72からの出力電圧に応じたフィードバック信号をコントロールIC81に出力する。一方、スタンバイ状態では、P−ON_H2信号がローレベルとなるため、トランジスターQ3がオフし、フォトカプラー51の発光部をオープンにし、コントロールIC81にフィードバック信号を出力しない。その結果、コントロールICは、スタンバイ状態に移行したことを判断し、一次側回路80の発振を低下(場合によっては停止)させる。上記構成により、フィードバック回路50は、本発明のスタンバイ状態移行回路としても作用する。
供給切り替え回路53は、トランジスターQ4と、このトランジスターQ4のベースとグランドとの間に接続されたツェナーダイオードD7とを備えて構成されている。また、トランジスターQ4のコレクターは抵抗を介して第2電源供給部72に接続され、エミッターは、ダイオードD8を介してレギュレターIC73の入力側に接続されている。そして、コレクターとベースとは抵抗を介して自己バイアス接続されている。
そのため、P−ON_H2信号がローレベルに変化すると、フォトカプラー51がオープン状態になるため、第2電源供給部72からの出力電圧は全て供給切り替え回路53に印加され、ツェナーダイオードD7を降伏する。その結果、トランジスターQ4がオンし、第2電源供給部72とレギュレターIC73とが導通する。ここで、スタンバイ状態では、第1電源供給部71の出力電圧は7ボルト以下となっており、結果として、第2電圧供給部72の出力電圧(7ボルト)がレギュレターIC73の電源として機能する。
そのため、P−ON_H2信号がローレベルに変化すると、フォトカプラー51がオープン状態になるため、第2電源供給部72からの出力電圧は全て供給切り替え回路53に印加され、ツェナーダイオードD7を降伏する。その結果、トランジスターQ4がオンし、第2電源供給部72とレギュレターIC73とが導通する。ここで、スタンバイ状態では、第1電源供給部71の出力電圧は7ボルト以下となっており、結果として、第2電圧供給部72の出力電圧(7ボルト)がレギュレターIC73の電源として機能する。
===各状態における動作制御回路と減電検出回路の動作===
以下、表示装置100の通常動作状態、及びスタンバイ状態における動作制御回路40及び減電検出回路60の動作を説明する。
以下、表示装置100の通常動作状態、及びスタンバイ状態における動作制御回路40及び減電検出回路60の動作を説明する。
表示装置100のメイン電源が投入され、表示装置100がスタンバイ状態から通常動作状態に移行すると、フィードバック回路50にハイレベルのP−ON_H2信号が入力され、数msec後に、表示装置100を構成する各部及び動作制御回路40にハイレベルのP−ON_H1信号が入力される。この状態では、減電検出回路60のトランジスターQ1は、マイナス電圧ライン61とプラス電圧ライン62との電位差によりオフを維持している。一方、通常動作状態において瞬停が生じると、マイナス電圧ライン61の電圧が変化しトランジスターQ1がオンするため、減電検出回路60は一次側回路80のコントロールIC81にリセット信号を出力する。そのため、コントロールIC81は発振制御をリセットする。
次に、リモコン装置からの入力等により、表示装置100がスタンバイ状態に移行すると、メインコントローラー96は、P−ON_H1、P−ON_H2の順序で起動信号をローレベルに変化させる(図2)。そのため、まず、P−ON_H1信号がローレベルに変化することで、動作制御回路40のダイオードD4のカソード側の電圧が低下する。そして、P−ON_H2信号がローレベルに変化することで、フィードバック回路50からのフィードバック信号が停止し、コントロールIC81は一次側回路の発振を停止する。また、二次側回路70では、レギュレターIC73への電源供給元が、第1電源供給部71から第2電源供給部72に切り替わる。その結果、減電検出回路60ではマイナス電圧ライン61の電圧のみが低下し、トランジスターQ1にかかる電位差は高くなる。しかしながら、P−ON_H1信号がローレベルに変化しているため、アノード/カソード間の電位差によりダイオードD4に降伏電流を流し、トランジスターQ1をオンさせない。そのため、減電検出回路60はオフ状態を保持される。
さらに、スタンバイ状態から通常起動状態に移行する場合、まず、P−ON_H2信号がハイレベルに変化することで、コントローラーIC81の発振制御が開始され、二次側回路70の出力電圧(負荷)が所定値まで上昇する。その後、P−ON_H1信号がハイレベルに変化し、ダイオードD4のカソード側電圧を上昇させる。そのため、減電検出回路60のマイナス電圧ライン61及びプラス電圧ライン62は通常の電位差に戻り、二次側回路70の負荷状態を瞬停と誤検出することはない。
以上、説明したように表示装置100のスタンバイ状態において、減電検出回路60の動作を停止させるため、減電検出回路60が二次側回路70の無負荷状態を瞬停と誤検出せず、正確に電源回路を動作させることができる。また、本実施形態では、P−ON_H1信号の信号変化に応じて、減電検出回路60の動作を停止するため、マイナス電圧ライン61やプラス電圧ライン62の電圧を調整する必要がないため、より簡易な構成により本発明の機能を実現することができる。以上、第1の実施形態を説明した。
(2)その他の実施形態:
本発明は様々な変形例が存在する。画像出力装置の具体例は表示装置に限定されない。例えば、画像出力装置の一例として、メディアプレーヤーであってもよい。
本発明は様々な変形例が存在する。画像出力装置の具体例は表示装置に限定されない。例えば、画像出力装置の一例として、メディアプレーヤーであってもよい。
また、動作制御回路をダイオードを用いて実現することは一例であり、スタンバイ状態に移行することで、減電検出回路の動作を停止する機能を有するものであればどのような構成であってもよい。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
40…動作制御回路、50…フィードバック回路、51…フォトカプラー、52…導通切り替え回路、53…供給切り替え回路、60…減電検出回路、61…マイナス電圧ライン、62…プラス電圧ライン、63…リセット信号出力部、70…二次側回路、71…第1電源供給部、72…第2電源供給部、73…レギュレターIC、80…一次側回路、95…電源回路、96…メインコントローラー、97…ディスプレイ、98…バックエンド部、99…フロントエンド部、100…表示装置
Claims (5)
- 二次側回路の出力電圧に応じて、ICにより一次側回路の発振を制御するフィードバック制御を行う電源供給装置において、
前記二次側回路の出力電圧を監視し、同二次側回路の出力電圧が所定値以下となった場合に、前記ICによる発振制御をリセットする減電検出回路と、
スタンバイ状態に移行した場合に、前記二次側回路の出力電圧を所定値まで低くなるよう、前記ICを制御するスタンバイ状態移行回路と、
スタンバイ状態に移行した間は、前記減電検出回路の駆動を停止させる動作制御回路と、を有することを特徴とする電源供給装置。 - 前記動作制御回路は、スタンバイ状態から通常動作状態に移行した場合は、前記減電検出回路の駆動を所定期間遅延させた後再開させることを特徴とする請求項1に記載の電源供給装置。
- 前記減電検出回路は、二次側回路の出力電圧が所定値以下となった場合に、トランジスターをオンすることで、前記ICに発振制御をリセットさせるリセット信号を出力し、
前記動作制御回路は、スタンバイ状態に移行すると、前記トランジスターをオフ状態に維持することで前記リセット信号の出力を停止させることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の電源供給装置。 - 電源投入操作を受付け、ハイレベルの起動信号を出力することで当該電源供給装置を通常起動状態とし、前記スタンバイ状態に移行する場合は前記起動信号をローレベルに変化させるメインコントローラーを有し、
前記動作制御回路は、前記トランジスターのベースとアノード側で接続し、前記メインコントローラーの起動信号出力端子とカソード側で接続するダイオードを備え、前記起動信号がローレベルになった場合は、前記ダイオードが降伏することで前記トランジスターをオフ状態に維持することを特徴とする請求項3に記載の電源供給装置。 - 二次側回路の出力電圧に応じて、ICにより一次側回路の発振を制御するフィードバック制御を行う電源回路を備える画像出力装置において、
前記電源回路は、
前記二次側回路の出力電圧を監視し、同二次側回路の出力電圧が所定値以下となった場合に、トランジスターをオンすることでリセット信号を出力し、前記ICによる発振制御をリセットする減電検出回路と、
電源投入操作を受付け、ハイレベルの起動信号を出力して前記電源回路を通常起動状態とし、前記スタンバイ状態に移行する場合は前記起動信号ローレベルに変化させるメインコントローラーと、
前記メインコントローラーから出力される信号に応じて、前記二次側回路の出力電圧を所定値まで低くなるよう、前記ICを制御するスタンバイ状態移行回路と、
前記トランジスターのベースとアノード側で接続し、前記メインコントローラーの前記起動信号出力端子とカソード側で接続するダイオードを備え、前記起動信号がローレベルに変化することで前記ダイオードを降伏させて前記トランジスターのオフ状態を維持することで、前記減電検出回路の駆動を停止させ、スタンバイ状態から通常動作状態に移行した場合は、前記減電検出回路の駆動を所定期間遅延させた後再開させる動作制御回路と、を有することを特徴とする画像出力装置。
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