JP5412413B2 - ワイヤレス受信機およびワイヤレスマイクロフォンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の受信チャンネルを備え、複数の送信チャンネルを有するマイクロフォンからの送信信号を受信するワイヤレス受信機およびそのワイヤレスマイクロフォンシステムに関する。
上記ワイヤレス受信機としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
このワイヤレス受信機は、複数のマイクロフォンから信号を受信し、各マイクロフォンの信号を再生する。各マイクロフォンは複数のチャンネルを有し、設定されたチャンネルに対応する周波数により信号を送信する。ワイヤレス受信機は、マイクロフォンにおいて設定されたチャンネルと同じ周波数を有するチャンネルが受信可能に設定され、同マイクロフォンからの信号を受信する。すなわち、複数のマイクロフォンが使用されるとき、複数のチャンネルが同時かつ同一空間で使用される。
ところで、ワイヤレスマイクロフォンシステムを使用するとき、複数のチャンネルから任意のチャンネルを選択する必要がある。しかし、複数のチャンネルを同時かつ同一空間で使用するとき、電波同士が影響しあって混信が生じることがある。このため、チャンネルの選択は、混信が生じないように設定する必要がある。具体的には、使用するチャンネル間の混信を回避するために、外部からの電波との混信を避けるために当該電波の周波数に対応するチャンネルを除外して、チャンネルを設定する。
しかし、このような設定は操作が煩雑であり、ワイヤレスマイクロフォンシステムの技術を把握していない者にとっては大変困難な作業である。
そこで、特許文献1では、ワイヤレス受信機で使用するチャンネルの周波数以外の周波数の外部信号が存在するか否かを自動的に検出し、この外部信号に対応するチャンネル除外して、マイクロフォンおよびワイヤレス受信機のチャンネルを設定する。
特開平10−200434号公報
しかし、上記のように外部からの信号に対応するチャンネルを除外してマイクロフォンおよびワイヤレス受信機の設定を行っても混信が生じることがあった。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、混信の生じることが少ないチャンネルを自動的に設定することができるワイヤレス受信機およびワイヤレスマイクロフォンシステムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段およびその作用効果について記載する。
(1)請求項1に係るワイヤレス受信機は、設定可能な複数の受信チャンネルを備え、これら受信チャンネルからいずれかの受信チャンネルが使用に係るチャンネルとして設定されるものであり、複数の送信チャンネルのうちで前記設定に係る前記受信チャンネルに対応する前記送信チャンネルに設定されたマイクロフォンからの送信信号を受信するワイヤレス受信機において、全ての前記受信チャンネルについて外部の装置によって使用されているか否かを判定し、使用されていると判定された受信チャンネルを外部使用チャンネルとして抽出し、前記外部使用チャンネルのそれぞれについて、前記外部使用チャンネルの周波数と互いに干渉しあう周波数範囲内の各周波数に対応する各受信チャンネルを混信チャンネルとして抽出し、前記全受信チャンネルから前記外部使用チャンネルおよび前記混信チャンネルを除いた受信チャンネル群に属しかつ互いに所定周波数以上離れた受信チャンネルの組み合わせのうち、一組み合わせ内の前記受信チャンネルを設定可能チャンネルとして抽出することを要旨とする。
この発明によれば、外部使用チャンネルおよび混信チャンネル以外の受信チャンネルが、使用者が設定することができる設定可能チャンネルとされる。このため、使用者は混信が生じない受信チャンネルを容易に設定することができる。
(2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイヤレス受信機において、前記受信チャンネルのそれぞれは前記組み合わせとしてのグループに分けられており、前記グループのそれぞれは同一グループ内で互いに前記所定周波数以上離れた前記受信チャンネルの組み合わせであり、前記設定可能チャンネルの抽出では、前記全受信チャンネルから前記外部使用チャンネルおよび前記混信チャンネルを除いた受信チャンネル群に属しかつ前記グループのうちいずれかのグループに属する受信チャンネルを前記設定可能チャンネルとして抽出することを要旨とする。
外部使用チャンネルおよび混信チャンネル以外の受信チャンネルを複数使用したとき、使用した受信チャンネル同士で混信が生じることがある。この点、本発明によれば、上記構成の同一グループ内において、外部使用チャンネルおよび混信チャンネル以外の受信チャンネルが設定可能チャンネルとされるため、設定されるチャンネル同士の混信を抑制することができる。
(3)請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のワイヤレス受信機において、前記設定可能チャンネルの抽出の際、前記グループごとに、前記設定可能チャンネルの個数を求め、この個数が最も多いグループを設定可能最多グループとして選出し、この設定可能最多グループに属する受信チャンネルを前記設定可能チャンネルとして抽出することを要旨とする。
この発明によれば、グループごとに互いに混信が生じない受信チャンネルの個数が求められて、このうちその個数が最も多いグループが設定可能最多グループとして選出される。そして、この設定可能最多グループ内の互いに混信しない受信チャンネルが設定可能チャンネルとされるため、使用者の使用することのできるチャンネル数を多くすることができる。
(4)請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のワイヤレス受信機において、前記設定可能チャンネルの抽出の際、前記グループのそれぞれについて前記外部使用チャンネルの信号レベルの平均値を求め、前記設定可能最多グループが複数あるとき、前記設定可能最多グループのうちで前記信号レベルの平均値が最も小さいグループを抽出し、このグループに属する受信チャンネルを前記設定可能チャンネルとして抽出することを要旨とする。
この発明によれば、設定可能最多グループが複数あるとき、各グループについて外部使用チャンネルの信号レベルの平均値が求められて、信号レベルの平均値が最も小さい設定可能最多グループが抽出される。そして、このグループ内で、外部使用チャンネルおよび混信チャンネル以外の各受信チャンネルが設定可能チャンネルとされる。このため、最も混信が生じにくいグループを使用者に示すことができる。
(5)請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のワイヤレス受信機において、前記外部使用チャンネルに対応する外部周波数を含む前後で、2以上のチャンネルを使用したときチャンネル同士が互いに干渉し合う範囲において前記外部周波数から最も低周波数側に離れた周波数を第1周波数とし、前記外部周波数から最も高周波数側に離れた周波数を第2周波数として、前記第1周波数と前記第2周波数との間の周波数を有する前記受信チャンネルを前記混信チャンネルとして抽出することを要旨とする。
この発明によれば、チャンネル設定したとき互いに干渉し合う帯域に属する周波数は、混信チャンネルに該当するものとされて、設定可能チャンネルから除外されるため、チャンネル同士の混信をより確実に抑制することができる。
(6)請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のワイヤレス受信機において、前記外部使用チャンネルの周波数の相互3次変調歪の影響を受ける周波数に対応するチャンネルを前記混信チャンネルとして抽出することを要旨とする。
この発明によれば、外部使用チャンネルに対応する周波数の相互3次変調歪の影響のある周波数を有するチャンネルを混信チャンネルとして設定しないものに比較して、ワイヤレス受信機の使用者に、混信が生じるおそれが小さい受信チャンネルを確実に示すことができる。
(7)請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のワイヤレス受信機において、前記設定可能チャンネルの抽出の際、前記全受信チャンネルから前記外部使用チャンネルおよび前記混信チャンネルを除いた受信チャンネル群を対象として、互いに干渉しあう前記所定周波数以上離れるように前記受信チャンネルの組み合わせを少なくとも一つ決定し、この組み合わせの中から前記受信チャンネルの個数が最も多い前記組み合わせを抽出し、抽出に係る組み合わせの内の前記受信チャンネルを設定可能チャンネルとして抽出することを要旨とする。
(8)請求項8に記載の発明は、請求項3に記載のワイヤレス受信機において、前記設定可能チャンネルの抽出の際、前記設定可能最多グループを複数選出した場合は、前記外部使用チャンネルの平均信号レベルが最も低い値を有する前記設定可能最多グループを選択して、この選択に係る設定可能最多グループに属する受信反チャンネルを設定可能チャンネルとして抽出することを要旨とする。
(9)請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のワイヤレス受信機と、マイクロフォンとを備えるワイヤレスマイクロフォンシステムであることを要旨とする。
この発明によれば、ワイヤレス受信機に設定可能チャンネルが示されるため、ワイヤレス受信機の使用者は、ワイヤレス受信機の受信チャンネルおよびマイクロフォンの送信チャンネルを容易に設定することができる。
本発明の第1実施形態のワイヤレスマイクロフォンシステムについて、その概略構成を示す模式図。 同実施形態のマイクロフォンについて、その送信チャンネル設定部の正面構造を示す正面図。 同実施形態のマイクロフォンについて、その内部構成を示すブロック図。 同実施形態のワイヤレス受信機について、その内部構成を示すブロック図。 同実施形態のワイヤレス受信機について、選択チャンネルと混信する混信帯域を模式的に示す模式図。 同実施形態のワイヤレス受信機において実行される「設定可能チャンネル検索処理」について、その手順を示すフローチャート。 同実施形態のワイヤレス受信機において実行される「外部使用チャンネル判定処理」について、その手順を示すフローチャート。 同実施形態のワイヤレス受信機について、各受信チャンネルのグループおよび設定可能チャンネルを示すチャンネルマップ。 本発明の第2実施形態のワイヤレス受信機において実行される「設定可能チャンネル検索処理」について、その手順を示すフローチャート。 本発明の第3実施形態のワイヤレス受信機について、各受信チャンネルのグループおよび設定可能チャンネルを示すチャンネルマップ。 本発明の第4実施形態のワイヤレス受信機において実行される「設定可能チャンネル検索処理」について、その手順を示すフローチャート。
(第1実施形態)
図1〜図8を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、ワイヤレスマイクロフォンシステム1は、音声信号を送信する送信システム2と、音声信号を受信する受信システム3とを備える。
送信システム2は、複数本のマイクロフォン10から構成されている。受信システム3は、ワイヤレスアンテナ4と、このワイヤレスアンテナ4からの信号を混合する混合器5と、混合器5からの信号を復調するワイヤレス受信機30と、ワイヤレス受信機30からの信号を混成するミキサ6と、ミキサ6からの信号を増幅するアンプ7と、スピーカ8とを備える。
マイクロフォン10および受信システム3は複数のチャンネルを有する。各チャンネルは一つの周波数が割り当てられている。本実施形態では、806.125MHz〜809.750MHzの範囲において0.125MHzずつ離間する各周波数に対してチャンネルが設定され、30個のチャンネルを設けている(図8参照)。
送信システム2のチャンネル構成と受信システム3のチャンネル構成は一致し、送信システム2のチャンネルと受信システム3のチャンネルとは1対1に対応し、互いに対応するチャンネルに同一の周波数が割り当てられる。マイクロフォン10の音声信号を受信システム3により受信するには、両者の使用するチャンネルを同じものに設定する。複数のマイクロフォン10を使用するときは、複数のチャンネルが同時に使用される。
マイクロフォン10のチャンネルは、図8に示されるように6つのAグループ〜Fグループに区分けされている。各グループは、同一グループ内で複数のチャンネルを使用したときに混信が生じないチャンネルの組み合わせとなるように、各チャンネルが各グループに割り振られている。各グループに割り振られたチャンネルは、周波数が小さい順に番号が付与されている。図8では、Aグループに、周波数806.750MHzのチャンネルNo1(A1)と、周波数807.500MHzのチャンネルNo2(A2)と、周波数808.250MHzのチャンネルNo3(A3)と、周波数809.000MHzのチャンネルNo4(A4)と、周波数809.750MHzのチャンネルNo5(A5)とが割り振られている。したがって、各チャンネルは、グループの指定とチャンネル番号との指定により、特定される。なお、受信システム3のチャンネルもマイクロフォン10のチャンネル構成と同じ構成とされている。
以降では、送信システム2側のチャンネルを「送信チャンネルCHX」とし、受信システム3側のチャンネルを「受信チャンネルCHY」とする。また、送信システム2側のグループを「送信グループGRX」とし、受信側のグループを「受信グループGRY」とする。
マイクロフォン10は、センサにより音声を検出するヘッド部11と、送信チャンネルCHXを設定する送信チャンネル設定部12と、ヘッド部11からの信号および設定されたチャンネルに基づいて音声信号を形成する信号処理部13と、この信号処理部13により形成された信号を送信する送信部14とを備える。
図2に示すように、送信チャンネル設定部12には、送信グループGRXを設定する第1送信設定部12Aと、グループ内の特定の送信チャンネルCHXを設定する第2送信設定部12Bとが設けられている。
グループの設定は、第1ロータリスイッチ12Cを回転して特定のグループ番号を選択することにより行われる。送信チャンネルCHXの設定は、第2ロータリスイッチ12Dを回転して特定のチャンネル番号を選択することにより行われる。
図3に示すように、信号処理部13には、ヘッド部11からの信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路21と、A/D変換回路21により形成されたデジタル信号に基づいて中間送信信号を形成する信号形成部22と、中間送信信号を増幅して送信信号を形成する増幅回路23とが設けられている。
信号形成部22には、A/D変換回路21により形成されたデジタル信号を所定規格に準拠した信号に変換する信号処理回路24と、信号処理回路24からの信号をFM変調するFM変調回路25と、FM変調された信号とキャリア周波数とに基づいて中間送信信号を形成する中間信号形成回路26とが設けられている。
中間信号形成回路26には、PLL回路(位相同期ループ回路)が設けられている。PLL回路は、FM変調回路25により変調された信号とキャリア周波数とに基づいて安定した中間送信信号を形成する。キャリア周波数としては、送信チャンネル設定部12により設定された送信チャンネルCHXに対応する周波数が用いられる。送信チャンネルCHXの設定の変更によりキャリア周波数が変更される。
図4を参照して、ワイヤレス受信機30について説明する。
ワイヤレス受信機30は、受信チャンネルCHYを設定する操作部40と、各受信チャンネルCHYに1対1で対応付けられた受信部50とを備える。なお、ワイヤレス受信機30は、複数の受信ユニットの組み合わせにより構成されている。また各受信ユニットは複数の受信部50から構成されている。
操作部40は、ワイヤレス受信機30の本体部の正面部に設けられている(図1参照)。操作部40には、受信チャンネルCHYを設定するための受信チャンネル設定部41と、使用することができる受信チャンネルCHYの検索およびその結果の表示を行う検索部42とが設けられている。
受信チャンネル設定部41には、受信グループGRYを設定する第1受信設定部43と、グループ内の特定の受信チャンネルCHYを設定する第2受信設定部44とが設けられている。第1受信設定部43には、受信グループGRYを選択する第1選択ボタン43Aと、選択された受信グループGRYを表示するグループ表示部43Bとが設けられている。第2受信設定部44は、受信チャンネルCHYを選択する第2選択ボタン44Aと、選択された受信チャンネルCHYを表示するチャンネル表示部44Bとが設けられている。
検索部42には、複数の受信チャンネルCHYのうちから設定可能チャンネルCHDを検索する「設定可能チャンネル検索処理」を開始するための検索開始ボタン45と、その検索処理結果を表示するための結果表示部46(表示装置)と、その検索処理結果を順番に表示するための表示ボタン47とが設けられている。
図4に示すように、受信部50は、混合器5からの所定周波数信号を復調する復調器51と、復調器51からの信号に基づいて所定規格に準拠した信号に変換する信号処理回路52と、信号処理回路52からの信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路53とを備える。さらに、受信部50は、操作部40および信号処理回路52に指令を出す演算部54と、演算部54からの信号および操作部40からの信号を記憶する記憶部55とを備える。記憶部55は、ランダムアクセスメモリにより構成されている。D/A変換回路53により形成された信号はミキサ6に出力される。
演算部54は、信号処理回路52からの信号に基づいて同信号の信号レベルを検出するとともに、信号レベルが予め設定された判定値よりも大きい値であるか否か判定する。そして、同演算部54は、信号レベルが判定値より大きいとき、ワイヤレスマイクロフォンシステム1以外の外部装置からの信号を受信している旨判定し、同チャンネルが外部装置に使用されている旨の信号(以下、「外部使用信号」)を出力する。
複数の演算部54のうちの1つが主演算部54Aとして設けられ、他の受信部50の演算部54は、主演算部54Aに従属する従演算部54Bとして設けられている。主演算部54Aと従演算部54Bとは互いに接続されている。主演算部54Aと従演算部54Bとを区別しないときは上記のように演算部54という。
主演算部54Aは、同演算部54Aおよび従演算部54Bから出力された外部使用信号のチャンネルを把握する。そして、外部使用信号に基づいて、これらのチャンネルと混信するおそれのあるチャンネル(以下、「混信チャンネルCHC」)を演算により抽出するとともに、混信チャンネルCHCを示す混信信号を出力する。
また、主演算部54Aは、混信が発生するおそれの小さいチャンネルを検索するための「設定可能チャンネル検索処理」を実行する。そして、「設定可能チャンネル検索処理」により検索されたチャンネルを設定可能チャンネルCHDとして出力する。設定可能チャンネルCHDは、ワイヤレスマイクロフォンシステム1のチャンネル設定時において、使用者に使用を推奨することができるチャンネルとして結果表示部46に示される。
記憶部55は、演算部54から出力される信号、すなわち外部使用信号および混信信号に基づいて、次の(a)〜(c)の状態を記憶する。
(a)演算部54から外部使用信号が出力されたとき、この演算部54が属する受信部50の受信チャンネルCHYに対応する周波数がワイヤレスマイクロフォンシステム1以外の外部装置により使用されていること、すなわちこの受信チャンネルCHYが外部使用チャンネルCHBである旨を記憶する。
(b)演算部54から混信信号が出力されたとき、この演算部54が属する受信部50の受信チャンネルCHYを仮に使用すれば混信が生じるおそれがあること、すなわちこの受信チャンネルCHYが混信チャンネルCHCである旨を記憶する。
(c)演算部54から信号レベルが出力されたとき、この演算部54が属する受信部50の受信チャンネルCHYの信号レベル(信号レベルの大きさ)を記憶する。なお、信号レベルは、受信チャンネルCHYが外部使用チャンネルCHBであるか否かを判定するために用いられる。
図5を参照して、上記演算部54により抽出される混信チャンネルCHCの設定方法について説明する。同図に示される各チャンネルに付随する範囲Aは、混信の生じる範囲を示す。
混信が生じるか否かは、任意の2つのチャンネルの間で混信が生じるか否かに基づいて判断される。具体的には、任意に選択した選択チャンネルCHAを使用状態において、同選択チャンネルCHAの周波数に近い周波数を有する他のチャンネルを使用したときに互いに干渉が生じる場合、この他のチャンネルの周波数は選択チャンネルCHAの混信帯域に属すると判断する。この判断は例えば予め試験的にマイクロフォン10から発してみて計測して決定しておけばよい。
本実施形態では、干渉が生じる臨界領域すなわち干渉が生じる領域と干渉が生じない領域の境目の領域は、選択チャンネルCHAから0.250MHz〜0.375MHzに有ると確認された。したがって、任意に選択した選択チャンネルCHAの周波数から少なくとも0.375MHzよりも離れた周波数帯に属するチャンネルは、同選択チャンネルCHAと混信しない。
したがって、外部使用チャンネルCHBと混信する混信チャンネルCHCは次のように設定される。外部使用チャンネルCHBに設定されたチャンネルの周波数を基準周波数とし、基準周波数よりも0.375MHz(第1減分周波数)小さい周波数を第1周波数とし、基準周波数よりも0.375MHz(第2増分周波数)大きい周波数との間の第2周波数とする。そして、第1周波数と第2周波数の間の周波数帯に対応する全てのチャンネルを混信チャンネルCHCとして設定する。
複数の受信チャンネルから混信の生じるおそれの小さいチャンネルを検索する「設定可能チャンネル検索処理」について説明する。同処理は、検索開始ボタン45が押されたときに実行される。
図6を参照して、「設定可能チャンネル検索処理」の手順について説明する。
ステップS110において検索開始ボタン45が押されたが否か判定する。検索開始ボタン45が押された旨判定するとき、ステップS120以降の処理が実行される。検索開始ボタン45が押されていない旨判定するとき、「設定可能チャンネル検索処理」は終了する。
次に、ステップS120において、ワイヤレスマイクロフォンシステム1以外の外部装置からの信号が受信されているか否かを判定する「外部使用チャンネル判定処理」を実行する。「外部使用チャンネル判定処理」は周波数の小さいチャンネルから順に行う。
具体的には、周波数の最も小さい受信チャンネルCHYを番号1に対応付けし、周波数の小さいチャンネル順に所定の整数を対応付け、周波数の最も大きいチャンネルを最も大きい整数(パラメータNmax)に対応付けする。そして、パラメータNを1からNmaxまで順に繰り上げる操作を行うとともに(ステップS140)、パラメータNと同じ整数を有する受信チャンネルCHYに対して「外部使用チャンネル判定処理」を行う。パラメータがNmaxを超えたとき(ステップS130)、次のステップに以降する。これにより、全ての受信チャンネルCHYについて「外部使用チャンネル判定処理」が行われる。以降、周波数の小さいチャンネルから順に「外部使用チャンネル判定処理」を実行することを「チャンネルスキャン」という。
図8のチャンネルマップでは、806.125MHzに対応するチャンネルをパラメータN=1とし同チャンネルから順に1チャンネルずつ「外部使用チャンネル判定処理」を実行する。そして、同処理により、ワイヤレスマイクロフォンシステム1以外の外部装置からの信号が受信されているか否かチャンネル毎に検査する。外部装置からの信号を受信している旨判定されたときは、当該チャンネルに対して外部使用チャンネルCHBである旨の設定を行なう。
ステップS150において、チャンネルスキャンの結果に基づいて、上記混信チャンネルの設定方法により混信チャンネルCHCを設定する。そして、全てのチャンネルから、外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHCを除外して設定可能チャンネルCHDを抽出する。
ステップS160において、各グループについて設定可能チャンネルCHDの個数を算出する。さらに、各グループのうち、設定可能チャンネルCHDの個数が最も多いグループ(以下、「設定可能最多グループGRZ」)を抽出する。
ステップS170において、ステップS160において抽出された設定可能最多グループGRZうち最も小さい番号の設定可能チャンネルCHDを、ワイヤレス受信機30の受信チャンネルCHYとして設定する。そして、この設定可能チャンネルCHDを結果表示部46に表示する。
ワイヤレスマイクロフォンシステム1のチャンネルを設定する使用者は、結果表示部46に表示された番号を参照して、マイクロフォン10のグループおよびチャンネルを設定することができる。
すなわち、使用者は、チャンネル設定の際、(1)検索開始ボタン45を押下すること、(2)その後、結果表示部46に表示される番号に基づいてマイクロフォン10のチャンネル設定をすること、の2つの操作だけで、混信の生じるおそれの小さいチャンネル設定をすることができる。
図7を参照して、上記の「外部使用チャンネル判定処理」の手順について説明する。なお、「外部使用チャンネル判定処理」は、各チャンネルについて順番に実行される。以下、パラメータNに対応するチャンネル(以下、「Nチャンネル」)についての「外部使用チャンネル判定処理」の手順を示す。
ステップS210において、Nチャンネルの受信部50を受信状態に設定する。次に、ステップS220において、時間Xの計測を開始する。そして、ステップS230において、受信部50の信号レベルが判定値よりも大きいか否かを判定する。判定値は、外部装置からの外部電波が入り込む場合において、外部電波のレベルが受信チャンネルCHYとの間で混信が生じない大きさの最大値と同じレベルの値とされる。受信部50の信号レベルが判定値よりも大きいときは、ステップS240においてNチャンネルを外部使用チャンネルCHBに設定する。
ステップS230において、受信部50の信号レベルが判定値以下のときは、ステップS250において時間Xが判定時間よりも大きいか否かを判定する。すなわち、判定時間が経過するまで、受信部50の信号レベルが判定値よりも大きいか否かの判定を行う。時間Xが判定時間を超えたとき、ステップS260において同該受信部50のNチャンネルを未使用チャンネルCHEに設定する。
図8を参照して、設定可能チャンネルCHDの抽出について説明する。以下では、各チャンネルが6グループに分類され、かつ各グループが5つのチャンネルにより構成された場合を例にして、設定可能チャンネルCHDの抽出について説明する。まず、ワイヤレス受信機30のチャンネルの構成について具体的に説明する。
図8に示すチャンネルマップは、受信チャンネルCHYが属するグループと、そのグループ内でのチャンネル番号を示す。グループ欄のグループ列には、チャンネルの属するグループとチャンネル番号とが結合した符号が記載されている。例えば、周波数806.125MHzに対応するチャンネルは、Fグループに属し、チャンネル番号は1である。周波数806.250MHzに対応するチャンネルは、Dグループに属し、チャンネル番号は1である。
受信チャンネルCHYを周波数の昇順に並べた順列において、互いに隣接するチャンネルは、グループが異なるように配属されている。例えば、周波数806.125MHzを有するチャンネルは、Fグループに属し、このチャンネルに隣接する周波数806.250MHzのチャンネルは、Dグループに属する。
また、同一グループ内においては、隣接するチャンネルが0.750MHz離れるように設定されている。0.750MHzは、ワイヤレスマイクロフォンシステム1が準拠する無線規格において互いに混信しないとされる周波数幅の2倍に相当する。このため、仮に、外部使用チャンネルCHBがない環境でワイヤレスマイクロフォンシステム1を使用する場合において、使用するチャンネルを同グループ内で設定したとき、設定したチャンネル同士の間で混信は発生しない。
さらに、Aグループ内の受信チャンネルCHYとBグループ内の受信チャンネルCHYとは少なくとも0.375MHz離れるように設定されている。0.375MHzは、同ワイヤレスマイクロフォンシステム1が準拠する無線規格において互いに混信しないとされる周波数幅と一致する。このため、仮に、外部使用チャンネルCHBがない環境でワイヤレスマイクロフォンシステム1を使用する場合において、使用するチャンネルをAグループおよびBグループ内で設定するとき、設定したチャンネル同士の間で混信は生じない。このような設定の場合、2つのグループを用いるため、最大で10チャンネル使用することができる。また、CグループとDグループとの関係、およびEグループとFグループとの関係のいずれとも、AグループとBグループとの関係と同様に設定されている。
設定可能チャンネルCHDが抽出されるまでの過程について、説明する。なお、図8のチャンネルマップには、ステップS110〜ステップS160までの処理を実行したときの状態が示されている。
外部使用チャンネルCHBの列には、各受信チャンネルCHYが外部使用チャンネルCHBであるか否かが示されている。図8では、外部使用チャンネルCHBが4つあることを示す。混信チャンネルCHCの列には、外部使用チャンネルCHBと混信のおそれのあるチャンネルが示されている。
図8に示す例では、上記混信チャンネルCHCの設定方法に基づいて外部使用チャンネルCHBの各チャンネルの前3つおよび後ろ3つのチャンネルが混信チャンネルCHCに設定され、全部で14個のチャンネルが混信チャンネルCHCに設定されている。
外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHCに設定されたチャンネルは、設定することができないチャンネル(以下、「設定不可チャンネルCHF」)とされる。グループ欄のドット領域のチャンネルが設定不可チャンネルCHFとなる。したがって、グループ欄において、ドット領域以外のチャンネルが設定可能チャンネルCHDとされる。
このようにして設定可能チャンネルCHDが設定された後に、各グループについて設定可能チャンネルCHDの個数がカウントされる。設定可能ch数の行に、各グループの設定可能チャンネルCHDの個数が示されている。さらに、各グループのうち、設定可能チャンネルCHDの個数が最も多い設定可能最多グループGRZが選択される。図8の例では、Fグループが、設定可能最多グループGRZとして抽出されている。そして、「Fグループ」およびFグループの設定可能チャンネルCHDのうち最もチャンネル番号の小さい「1」が設定可能チャンネルCHDとして結果表示部46に表示される。
本実施形態によれば以下の作用効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、複数の受信チャンネルCHYは複数のグループに分けられ、グループのそれぞれは同一グループ内での使用により混信が生じない受信チャンネルCHYの組み合わせとされる。また、複数のグループから1つのグループが選択グループとして選ばれて、この選択グループ内の受信チャンネルCHYのうち、外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHC以外の各受信チャンネルCHYを設定可能チャンネルCHDとして抽出される。
外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHC以外の受信チャンネルCHYを複数使用したとき、使用した受信チャンネルCHY同士で混信が生じることがある。この点、上記構成によれば、グループは同一グループ内での使用により混信が生じない受信チャンネルCHYの組み合わせとする。その上で、同一グループ内において、外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHC以外の受信チャンネルCHYを設定可能チャンネルCHDとするため、設定されるチャンネル同士の混信を抑制することができる。したがって、ワイヤレス受信機30の使用者は、この設定可能チャンネルCHDに基づいて、ワイヤレス受信機30の受信チャンネルCHYを容易に設定することができる。
(2)本実施形態では、グループごとに、設定可能チャンネルCHDの個数が求められる。この個数が最も多いグループを設定可能最多グループGRZとして選出し、この設定可能最多グループGRZを選択グループとする。そして、この選択グループ内の受信チャンネルCHYのうち、外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHC以外の各受信チャンネルCHYを設定可能チャンネルCHDとされる。
この構成によれば、設定可能最多グループGRZ内において互いに混信しない受信チャンネルCHYが設定可能チャンネルCHDとされるため、使用者の使用することのできるチャンネル数を多くすることができる。
(3)本実施形態では、第1周波数と第2周波数との間の周波数を有する受信チャンネルを混信チャンネルCHCとして抽出する。ここで、第1周波数は、外部使用チャンネルCHBに対応する周波数(外部周波数)を含む前後で、2以上のチャンネルを使用したときチャンネル同士が互いに干渉し合う範囲において周波数(外部周波数)から最も低周波数側に離れた周波数とする。第2周波数は、外部使用チャンネルCHBに対応する周波数(外部周波数)から最も高周波数側に離れた周波数とする。
この構成によれば、チャンネル設定したとき互いに干渉し合う帯域に属する周波数は、混信チャンネルCHCに該当するものとされ、設定可能チャンネルCHDから除外されるため、チャンネル同士の混信をより確実に抑制することができる。
(4)本実施形態では、複数の受信チャンネルCHYのそれぞれについて信号レベルが取得され、受信チャンネルCHYのそれぞれが判定値と比較され、信号レベルが判定値よりも大きいとき、当該受信チャンネルCHYが外部使用チャンネルCHBとされる。
この構成によれば、信号レベルと判定値とを比較することにより、ワイヤレス受信機30以外の外部の装置が使用する外部使用チャンネルCHBが存在するか否かを判定する。このため、混信を生じるおそれがある外部使用チャンネルCHBを確実に把握することができる。
(5)本実施形態では、設定可能チャンネルCHDを表示する結果表示部46(表示装置)が設けられている。この構成によれば、結果表示部46により設定可能チャンネルCHDを当該ワイヤレス受信機30の使用者に示すことができるため、使用者は、結果表示部46に示される設定可能チャンネルCHDを見て、容易にチャンネルを設定することができる。
(6)本実施形態では、ワイヤレスマイクロフォンシステム1は、上記構成のワイヤレス受信機30と、上記構成のマイクロフォン10とを備えている。この構成によれば、ワイヤレス受信機30に設定可能チャンネルCHDが示されるため、ワイヤレス受信機30の使用者は、ワイヤレス受信機30の受信チャンネルCHYおよびマイクロフォン10の送信チャンネルCHXを容易に設定することができる。
(第2実施形態)
図9を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態のワイヤレスマイクロフォンシステム1は、第1実施形態の構成に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、第1実施形態では、音声信号をデジタル信号に変換するワイヤレスマイクロフォンシステム1に対して本発明を適用した例を説明している。一方、本実施形態では、音声信号をアナログ信号に変換するワイヤレスマイクロフォンシステム1に対して本発明を適用している。以下、この変更にともない生じる前記第1実施形態の構成からの詳細な変更について説明する。なお、前記第1実施形態と共通する構成については同一の符合を付してその説明を省略する。
ワイヤレスマイクロフォンシステム1、マイクロフォン10およびワイヤレス受信機30については、A/D変換回路21およびD/A変換回路53がない点を除いては第1実施形態と同様の構成である。アナログの送信信号をワイヤレス受信機30により受信するときと、デジタルの送信信号を受信するときとでは、混信が生じるチャンネル同士の関係が異なる。このため、アナログのワイヤレスマイクロフォンシステム1では、デジタルのワイヤレスマイクロフォンシステム1とは異なる「外部使用チャンネル判定処理」が行われる。
図9を参照して、本実施形態の「設定可能チャンネル検索処理」の手順について説明する。
ステップS310において検索開始ボタン45が押されたが否か判定する。検索開始ボタン45が押された旨判定するとき、ステップS320以降の処理が実行される。検索開始ボタン45が押されていない旨判定するとき、「設定可能チャンネル検索処理」は終了する。
ステップS320において、ワイヤレスマイクロフォンシステム1以外の外部装置からの信号が受信されているおそれがあるか否かを判定する「外部使用チャンネル判定処理」を実行する。「外部使用チャンネル判定処理」は、周波数の小さいチャンネルから順に行う。
ステップS350において、外部使用チャンネルCHBの相互3次変調歪の影響のあるチャンネル(以下、「3次混信チャンネルCHG」)を算出する。なお、3次混信チャンネルCHGについては、各受信チャンネルCHYに予め算出または計測して混信マップを作成しておき、この混信マップを参照するようにしてもよい。
ステップS360において、全チャンネルから、外部使用チャンネルCHBおよび3次混信チャンネルCHGを除外することにより、設定可能チャンネルCHDを抽出する。
ステップS370において、各グループにおいて設定可能チャンネルCHDの個数を算出する。さらに、各グループ中、設定可能チャンネルCHDの最も多いグループを抽出する。
ステップS380において、ステップS360において抽出されたグループをグループ表示部43Bに表示するとともに、同グループのうち最もチャンネル番号の小さい設定可能チャンネルCHDをチャンネル表示部44Bに表示する。
本実施形態によれば、先の第1実施形態による前記(1)〜(6)の効果に加えて、さらに以下に示す効果を奏することができる。
(7)本実施形態では、外部使用チャンネルCHBに対応する周波数の相互3次変調歪の影響のある周波数を有するチャンネルを混信チャンネルCHCとして抽出する。この構成によれば、外部使用チャンネルCHBに対応する周波数の相互3次変調歪の影響のある周波数を有するチャンネルを混信チャンネルCHCとして設定しないものに比較して、ワイヤレス受信機30の使用者に、混信が生じない受信チャンネルCHYをより確実に示すことができる。
(第3実施形態)
図10を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態のワイヤレスマイクロフォンシステム1は、第1実施形態の構成に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、第1実施形態では、各チャンネルが6つのグループを分類されているものについて本発明を適用して、グループごとに設定可能チャンネルCHDを抽出している。一方、本実施形態では、グループに関係なく設定可能チャンネルCHDを抽出している。以下、この変更にともない生じる前記第1実施形態の構成からの詳細な変更について説明する。なお、前記第1実施形態と共通する構成については同一の符合を付してその説明を省略する。
設定可能チャンネルCHDを抽出する過程において、外部使用チャンネルCHB、および混信チャンネルCHCを検索するまでの過程は、第1実施形態と同様である。全チャンネルのうち、外部使用チャンネルCHB、および混信チャンネルCHC以外のチャンネルは、使用することができるチャンネル(未使用チャンネルCHE)である。しかし、周波数の小さい順にチャンネルを設定するとき、隣接するチャンネル同士で混信が生じる。
この点、第1実施形態では、チャンネル同士は混信が生じないグループを形成して、同一グループ内でチャンネルを設定する。すなわち、設定可能最多グループGRZを抽出し、設定可能最多グループGRZ内の受信チャンネルCHYを設定可能チャンネルCHDとする。
一方、本実施形態では、全チャンネルのうち、外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHC以外のチャンネル(未使用チャンネルCHE)により構成される群において、グループに関係なく、チャンネル同士が互いに混信が生じないように受信チャンネルCHYを選択する。そこで、ワイヤレスマイクロフォンシステム1が準用する規格において互いに混信しない周波数幅である0.375MHzよりも離れるように、上記群から受信チャンネルCHYが選択される。このような規則の選択により抽出される設定可能チャンネルCHDの組み合わせは複数考えられる。このうちの一部を図10に示す。
組み合わせの欄のX列は、複数の未使用チャンネルCHEにおいて、上記規則に基づいて抽出した設定可能チャンネルCHDの組み合わせの一例である。この場合、隣接するチャンネルの間隔は少なくとも0.375MHz離間する必要があるため、設定可能チャンネルCHDの個数は4個となる。X列の番号は、抽出された設定可能チャンネルCHDにより形成される組み合わせグループ内において付けた識別番号を示す。
組み合わせの欄のY列は、上記規則に基づいて抽出した設定可能チャンネルCHDの組み合わせの他の例である。この場合は、上記したX列の場合と同様に、設定可能チャンネルCHDの個数は4個となる。
組み合わせの欄のZ列は、上記規則に基づいて抽出した設定可能チャンネルCHDの組み合わせの他の例である。この場合は、上記したX列の場合と異なり、設定可能チャンネルCHDの個数は3個となる。
このようにして、各組み合わせについて設定可能チャンネルCHDの個数を算出し、これら組み合わせのうち最も設定可能チャンネルCHDの個数が多い組み合わせ(設定可能最多グループGRZ)を抽出する。図10では、X列の組み合わせとY列の組み合わせが抽出される。
複数の組み合わせが抽出されたとき、各組み合わせについて信号レベルの平均値が求められ、各組み合わせについての信号レベルの平均値が比較される。そして、信号レベルの平均値が最も低い組み合わせが選択される。図10では、信号レベルの値の平均値としてのQ1〜Q3のうちQ2が最も小さい値とする。このような場合、列Yの組み合わせが設定可能最多グループGRZとして選択される。そして、この組み合わせに属する受信チャンネルCHYのうち、最も番号の小さい受信チャンネルCHYすなわち806.125MHzに対応するチャンネル番号が結果表示部46に表示される。
本実施形態によれば、先の第1実施形態による前記(2)〜(6)の効果に加えて、さらに以下に示す効果を奏することができる。
(8)本実施形態では、未使用チャンネルCHEにより構成されるグループから、複数の組み合わせが抽出される。この組み合わせは、同組み合わせ内で複数の未使用チャンネルCHEを使用したとき互いに混信しないものとされる。そして、抽出された組み合わせのうち1つを選択し、選択した1つの組み合わせに属する受信チャンネルCHYが設定可能チャンネルCHDとされる。
この構成によれば、未使用チャンネルCHEのうち互いに混信しない組み合わせを抽出し、この組み合わせに属する未使用チャンネルCHEが設定可能チャンネルCHDとされる。このため、設定可能チャンネルCHD同士の混信を抑制することができる。
(第4実施形態)
図11を参照して本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態のワイヤレスマイクロフォンシステム1は、第1実施形態の構成に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、第1実施形態では、各グループのうちで、設定可能チャンネルCHDの個数が最も多いグループを設定可能最多グループGRZとして選択する。一方、本実施形態では、設定可能最多グループGRZが複数あるとき、各グループについて外部使用チャンネルCHBの信号レベルの平均値を比較して、信号レベルの平均値が最も小さいグループを結果表示部46に表示する設定可能最多グループGRZとして選択する。以下、この変更にともない生じる前記第1実施形態の構成からの詳細な変更について説明する。なお、前記第1実施形態と共通する構成については同一の符合を付してその説明を省略する。
図11を参照して、本実施形態の「設定可能チャンネル検索処理」の手順について説明する。
ステップS410〜ステップS460までの工程は、第1実施形態の「設定可能チャンネル検索処理」のステップS110〜S160までの工程と同様である。次に、ステップS470において、設定可能最多グループGRZが複数抽出されたか否かを判定する。ステップS470において否定したとき、ステップS490において設定可能最多グループGRZを結果表示部46に表示する。
一方、ステップS470において肯定判定したとき、ステップS480において設定可能最多グループGRZとされた各グループについて、グループ内に属する外部使用チャンネルCHBの平均信号レベルを比較し、最も平均信号レベルが小さい設定可能最多グループGRZを選出する。そして、ステップS490において、当該設定可能最多グループGRZおよび、このグループのうち最もチャンネル番号の小さい設定可能チャンネルCHDを結果表示部46に表示する。
本実施形態によれば、先の第1実施形態による前記(1)〜(5)の効果に加えて、さらに以下に示す効果を奏することができる。
(9)本実施形態では、グループ内の外部使用チャンネルCHBについて信号レベルの平均値(平均信号レベル)が求められ、設定可能最多グループGRZが複数あるとき、設定可能最多グループGRZのうちで信号レベルの平均値が最も小さいグループが抽出される。そして、このグループ内の受信チャンネルCHYのうち、外部使用チャンネルCHB、および混信チャンネルCHC以外の各受信チャンネルCHYを設定可能チャンネルCHDとして抽出される。
この構成によれば、設定可能最多グループGRZが複数あるとき、各グループについて外部使用チャンネルCHBの信号レベルの平均値が求められて、信号レベルの平均値が最も小さい設定可能最多グループGRZが選択グループとされる。そして、選択グループ内、外部使用チャンネルCHB、および混信チャンネルCHC以外の各受信チャンネルCHYが設定可能チャンネルCHDとされる。このため最も混信が生じにくいグループを使用者に示すことができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の実施態様は上記各実施形態にて例示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。また以下の各変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
上記第1実施形態では、混信チャンネルCHCの範囲の最小値と基準周波数との間隔と、混信チャンネルCHCの範囲の最大値と基準周波数との間隔とを同じ値に設定しているが、これらを異なる値にしてもよい。すなわち、上記第1減分周波数の絶対値と第2増分周波数の絶対値が異なる値としてもよい。
・上記第1実施形態では、信号レベルに基づいて外部使用チャンネルCHBか否か判定しているが、これを判定するためのパラメータは信号レベルに限定されない。例えば、判定のパラメータとしてC/N比を用いることもできる。
・上記第1実施形態では、ワイヤレス受信機30の受信チャンネルCHYを互いに混信しないようにグループ分けし、その上で、設定可能チャンネルCHDを抽出している。しかし、このようなグループ分けを行わず、全ての受信チャンネルCHYのうち、外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHC以外の受信チャンネルCHYを設定可能チャンネルCHDとすることができる。
この構成によれば、外部使用チャンネルCHBおよび混信チャンネルCHC以外の受信チャンネルCHYがワイヤレス受信機30の使用者に提示されるため、使用者は、混信の生じるおそれが少ない受信チャンネルCHYを容易に設定することができる。なお、周波数を昇順に整列して並べたチャンネル順において互いに隣接するチャンネルを使用しても混信が生じないような状況である場合に、この設定を適用することが好ましい。
・上記第1実施形態では、ステップS170において、設定可能最多グループGRZのうち最も小さい番号の設定可能チャンネルCHDを受信チャンネルCHYとして設定する。これに対し、次のように処理して、実際に設定するチャンネルを使用者に選択させるようにしてもよい。
すなわち、ステップS170において、ステップS160において抽出された設定可能最多グループGRZと、同グループのうち最も小さい番号の設定可能チャンネルCHDとを、結果表示部46に表示する。この時点では、受信システム3において、設定可能チャンネルCHDが設定されない。そして、使用者に、設定可能チャンネルCHDのいずれのチャンネルを選択させる待機状態とする。すなわち、待機状態のとき、表示ボタン47を押せば設定可能最多グループGRZのうち設定可能チャンネルCHDが順番に結果表示部46に表示される構成とする。第2受信設定部44の押下により設定可能チャンネルCHDを選択可能とする。これにより、使用者は、グループ表示部43Bおよびチャンネル表示部44Bに表示された番号を参照し、表示されるいずれかの番号を選択して、マイクロフォン10およびワイヤレス受信機30のグループおよびチャンネルを選択することができる。使用者は、設定可能チャンネルCHDのうちで、混信の少ないチャンネルを任意に選ぶことができる。
・上記第1実施形態では、ワイヤレスマイクロフォンシステム1のチャンネルを設定する使用者は、ワイヤレス受信機30の結果表示部46に示されるグループ表示部43Bおよびチャンネル表示部44Bを参照して、マイクロフォン10のグループおよびチャンネルを設定する。このような構成の場合、妨害電波の発生により混信が生じて使用者がマイクロフォン10のチャンネル変更をする事情が生じたとき、結果表示部46の表示を確認するために、ワイヤレス受信機30に近づいてチャンネルを設定する必要がある。そこで、ワイヤレス受信機30およびマイクロフォン10にブルートゥース(Bluetooth)等の近距離無線装置を設け、最初に抽出した設定可能チャンネルCHDの情報を送信してマイクロフォン10に表示させる構成としてもよい。このような構成によれば、マイクロフォン10に表示される設定可能チャンネルCHDを参照することができるので、使用者がワイヤレス受信機30に近づかなくてもチャンネルを変更することができる。
・上記第2実施形態では、外部使用チャンネルCHBの相互3次変調歪の影響のあるチャンネルを3次混信チャンネルCHGとして設定可能チャンネルCHDから除外する構成をアナログ信号対応のワイヤレス受信機30に対して適用している。このような構成は、デジタル対応のワイヤレス受信機30に対しても適用することも出来る。
・上記第3実施形態では、グループに関係なく、チャンネル同士が互いに混信が生じないように設定可能チャンネルCHDの組み合わせを抽出する。この組み合わせを決める条件として、選択された設定可能チャンネルCHDが互いに混信しないように、周波数0.375MHzの間隔以上離れるように受信チャンネルCHYを選択する。これに代えて、チャンネル間の周波数の間隔を0.375MHzより大きくすることも、また小さくすることもできる。例えば、マイクロフォン10からの電波強度が小さいときは、設定可能チャンネルCHD間の周波数の間隔を0.375MHzよりも小さくすることができる。
・上記第4実施形態では、「設定可能チャンネル検索処理」後において設定可能最多グループGRZが複数抽出されるとき、グループ間で信号レベルの平均を比較して、最も信号レベルが小さいグループの受信チャンネルCHYを結果表示部46に表示する構成としている。一方、S/N比の平均値が最も小さいグループの受信チャンネルCHYを結果表示部46に表示することもできる。
・上記第2〜第4実施形態では、「設定可能チャンネル検索処理」の検索結果である設定可能チャンネルCHDを結果表示部46に表示しているが、これを音声により出力する構成としてもよい。
1…ワイヤレスマイクロフォンシステム、2…送信システム、3…受信システム、4…ワイヤレスアンテナ、5…混合器、6…ミキサ、7…アンプ、8…スピーカ、10…マイクロフォン、11…ヘッド部、12…送信チャンネル設定部、12A…第1送信設定部、12B…第2送信設定部、12C…第1ロータリスイッチ、12D…第2ロータリスイッチ、13…信号処理部、14…送信部、21…A/D変換回路、22…信号形成部、23…増幅回路、24…信号処理回路、25…FM変調回路、26…中間信号形成回路、30…ワイヤレス受信機、40…操作部、41…受信チャンネル設定部、42…検索部、43…第1受信設定部、43A…第1選択ボタン、43B…グループ表示部、44…第2受信設定部、44A…第2選択ボタン、44B…チャンネル表示部、45…検索開始ボタン、46…結果表示部、47…表示ボタン、50…受信部、51…復調器、52…信号処理回路、53…D/A変換回路、54…演算部、55…記憶部。

Claims (9)

  1. 設定可能な複数の受信チャンネルを備え、これら受信チャンネルからいずれかの受信チャンネルが使用に係るチャンネルとして設定されるものであり、複数の送信チャンネルのうちで前記設定に係る前記受信チャンネルに対応する前記送信チャンネルに設定されたマイクロフォンからの送信信号を受信するワイヤレス受信機において、
    全ての前記受信チャンネルについて外部の装置によって使用されているか否かを判定し、使用されていると判定された受信チャンネルを外部使用チャンネルとして抽出し、
    前記外部使用チャンネルのそれぞれについて、前記外部使用チャンネルの周波数と互いに干渉しあう周波数範囲内の各周波数に対応する各受信チャンネルを混信チャンネルとして抽出し、
    前記全受信チャンネルから前記外部使用チャンネルおよび前記混信チャンネルを除いた受信チャンネル群に属しかつ互いに所定周波数以上離れた受信チャンネルの組み合わせのうち、一組み合わせ内の前記受信チャンネルを設定可能チャンネルとして抽出する
    ことを特徴とするワイヤレス受信機。
  2. 請求項1に記載のワイヤレス受信機において、
    前記受信チャンネルのそれぞれは前記組み合わせとしてのグループに分けられており、
    前記グループのそれぞれは同一グループ内で互いに前記所定周波数以上離れた前記受信チャンネルの組み合わせであり、
    前記設定可能チャンネルの抽出では、前記全受信チャンネルから前記外部使用チャンネルおよび前記混信チャンネルを除いた受信チャンネル群に属しかつ前記グループのうちいずれかのグループに属する受信チャンネルを前記設定可能チャンネルとして抽出する
    ことを特徴とするワイヤレス受信機。
  3. 請求項2に記載のワイヤレス受信機において、
    前記設定可能チャンネルの抽出の際、前記グループごとに、前記設定可能チャンネルの個数を求め、この個数が最も多いグループを設定可能最多グループとして選出し、この設定可能最多グループに属する受信チャンネルを前記設定可能チャンネルとして抽出する
    ことを特徴とするワイヤレス受信機。
  4. 請求項3に記載のワイヤレス受信機において、
    前記設定可能チャンネルの抽出の際、前記グループのそれぞれについて前記外部使用チャンネルの信号レベルの平均値を求め、
    前記設定可能最多グループが複数あるとき、前記設定可能最多グループのうちで前記信号レベルの平均値が最も小さいグループを抽出し、このグループに属する受信チャンネルを前記設定可能チャンネルとして抽出する
    ことを特徴とするワイヤレス受信機。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のワイヤレス受信機において、
    前記外部使用チャンネルに対応する外部周波数を含む前後で、2以上のチャンネルを使用したときチャンネル同士が互いに干渉し合う範囲において前記外部周波数から最も低周波数側に離れた周波数を第1周波数とし、前記外部周波数から最も高周波数側に離れた周波数を第2周波数として、
    前記第1周波数と前記第2周波数との間の周波数を有する前記受信チャンネルを前記混信チャンネルとして抽出する
    ことを特徴とするワイヤレス受信機。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のワイヤレス受信機において、
    前記外部使用チャンネルの周波数の相互3次変調歪の影響を受ける周波数に対応するチャンネルを前記混信チャンネルとして抽出する
    ことを特徴とするワイヤレス受信機。
  7. 請求項1に記載のワイヤレス受信機において、
    前記設定可能チャンネルの抽出の際、前記全受信チャンネルから前記外部使用チャンネルおよび前記混信チャンネルを除いた受信チャンネル群を対象として、互いに干渉しあう前記所定周波数以上離れるように前記受信チャンネルの組み合わせを少なくとも一つ決定し、この組み合わせの中から前記受信チャンネルの個数が最も多い前記組み合わせを抽出し、抽出に係る組み合わせの内の前記受信チャンネルを設定可能チャンネルとして抽出する
    ことを特徴とするワイヤレス受信機。
  8. 請求項3に記載のワイヤレス受信機において、
    前記設定可能チャンネルの抽出の際、前記設定可能最多グループを複数選出した場合は、前記外部使用チャンネルの平均信号レベルが最も低い値を有する前記設定可能最多グループを選択して、この選択に係る設定可能最多グループに属する受信反チャンネルを設定可能チャンネルとして抽出する
    ことを特徴とするワイヤレス受信機。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のワイヤレス受信機と、マイクロフォンとを備えるワイヤレスマイクロフォンシステム。
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