JP5411750B2 - キャップ - Google Patents
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Description
即ち、本発明のキャップは、天板、及びこの天板の外周縁から軸方向一方側へ延ばされると共に容器口部の容器ねじ部に螺合するキャップねじ部が内周面に形成された側壁部よりなるキャップ本体と、このキャップ本体の端縁に破断可能なブリッジを介して連結され、容器口部のビード部に係止する係止部を内側に有するタンパーエビデンスバンドと、を備えるキャップであって、容器口部に装着された状態からの開栓操作によって、前記係止部が前記ビード部に係止されることで、前記ブリッジに対し引張力が作用されて当該ブリッジが破断され、前記キャップ本体と前記タンパーエビデンスバンドとが互いに分離されるキャップにおいて、前記タンパーエビデンスバンドに、前記開栓操作に伴い当該タンパーエビデンスバンドにおける前記ブリッジの近傍を外方へ向かって押し拡げることで当該ブリッジに対し剪断力を作用させる拡径機構が設けられていることを特徴とするものである。
拡径機構をこのような弾性片を含むものとすることで、開栓操作が開始されると、ブリッジに対し剪断力が早期に作用されるため、ブリッジを破断させるためのキャップの回転角度を小さくすることができる。
この場合、開栓操作が開始されると直ぐに弾性片が弾性的に屈曲され、ブリッジに対し剪断力が早期に作用されるため、ブリッジを破断させるためのキャップの回転角度を小さくすることができる。さらに、閉栓操作が行われる際には、弾性片による抵抗を小さくできるため、スムーズな閉栓が可能となる。
キャップ1が閉栓方向Uに回されると、双方のねじ部5、53によって当該キャップ1が沈み込んでいき、それと共に係止部8がその下側から上側へと弾性的に変形しながら容器口部51の雄ねじ部53及びビード部54を乗り越える。係止部8がビード部54を乗り越える際には、当該係止部8は当該ビード部54の縮径部分57に案内されて、当該ビード部54をスムーズに乗り越える。係止部8は、ビード部54を乗り越えた段階で弾性的に図1に示す元の形状に復帰する。また、複数の弾性片13は、ビード部54の縮径部分57で徐々に屈曲量を大きくしながらビード体56まで案内されて、図5に示す状態まで弾性的に屈曲していく。係止部8がビード部54の下側に嵌り込むと共に、複数の弾性片13がビード部54のビード体56に当接され、双方のねじ部5、53が互いに螺合されるとキャップ1の装着が完了する。
図7は、キャップ1の開栓操作を開始した状態での主要部断面図であり、図8は、キャップ1の開栓操作をさらに進めた状態での主要部断面図である。キャップ1が図6の開栓方向Tに回され始めると、当該キャップ1が上方へ上がり始め、係止部8がビード体56の係止面56aに係止する。そのため、タンパーエビデンスバンド4は、それ以上、上方へ向かうことはできず、ブリッジ7に対し引張力Hが作用する。それと同時に、ビード体56に当接している複数の弾性片13のうちの一部の弾性片13Aは、直ぐに傾倒状態から次第に起き上がっていく。これら一部の弾性片13Aによって、タンパーエビデンスバンド4は、上述のように偏芯されながら局部的に変形される。即ち、タンパーエビデンスバンド4の一部分は、図7に示すように外方Gへ向かって押し拡げられる。
3 側壁部
3a 内周面
4 タンパーエビデンスバンド
4b 内周面
4c 縁部分(内周面)
4f 縁部
4h 本体部分
7 ブリッジ
8 係止部
12 拡径機構
13 弾性片
13A 一部の弾性片
13a 先端側部分
15 キャップ本体
51 容器口部
54 ビード部
56 ビード体
56a 外周面
57 縮径部分
H 引張力
S 剪断力
G 外方
Claims (6)
- 天板、及びこの天板の外周縁から軸方向一方側へ延ばされると共に容器口部の容器ねじ部に螺合するキャップねじ部が内周面に形成された側壁部よりなるキャップ本体と、このキャップ本体の端縁に破断可能なブリッジを介して連結され、容器口部のビード部に係止する係止部を内側に有するタンパーエビデンスバンドと、を備えるキャップであって、
容器口部に装着された状態からの開栓操作によって、前記係止部が前記ビード部に係止されることで、前記ブリッジに対し引張力が作用されて当該ブリッジが破断され、前記キャップ本体と前記タンパーエビデンスバンドとが互いに分離されるキャップにおいて、
前記タンパーエビデンスバンドに、前記開栓操作に伴い当該タンパーエビデンスバンドにおける前記ブリッジの近傍を外方へ向かって押し拡げることで当該ブリッジに対し剪断力を作用させる拡径機構が設けられていることを特徴とするキャップ。 - 前記拡径機構は、前記タンパーエビデンスバンドの内周面における前記ブリッジ側の端部分に内方へ向けて立設された弾性屈曲可能な弾性片を含み、
この弾性片は、容器口部の外周面に当接し弾性的に屈曲することで前記剪断力を作用させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。 - 前記弾性片は、容器口部の外周面に常時当接する長さを有しており、
閉栓操作が行われる際には容器口部の外周面に抗しないように傾倒し、かつ開栓操作が行われる際には容器口部の外周面に抗して起き上がる向きに立設されていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。 - 前記弾性片は、開栓操作が行われる際に、前記タンパーエビデンスバンドの内周面に対し略起立した状態に至るまで起き上がり可能な強度を有していることを特徴とする請求項3に記載のキャップ。
- 前記弾性片は、容器口部のビード部に対応する位置に立設されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のキャップ。
- 前記弾性片は、細長の断面方形状に形成され、前記タンパーエビデンスバンドの内周面に周方向に所定間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のキャップ。
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Family Applications (1)
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