JP5411648B2 - マスクブランク用基板の製造方法、マスクブランク用基板の製造装置、マスクブランクの製造方法、及び転写用マスクの製造方法 - Google Patents
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Description
当たりの基板40の研削量が減少したり、基板40を所定の厚さ研削しても目的とする平坦度が得られなかったりする問題が発生していた。このような問題を解決するために、特許文献1に記載の技術が開発されている。
増えてしまい、その結果として基板40の平坦度が悪化する。
マスクブランク用基板の製造装置である。
往復動作するため、上定盤の研削面及び下定盤の研削面と基板の各被研削面との相対位置が緩やかに変化する。その結果、本発明によれば、基板の各被研削面が上定盤の研削面及び下定盤の研削面の様々な部位と接触して研削されるため、上定盤の研削面及び下定盤の研削面におけるうねり等の表面特性が基板の各被研削面に転写され難くなる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。
備えている。
ユニット146を鉛直下向きに押圧する。エアシリンダ144によって押圧された面調節ユニット146は、その直下の摺接面プレート147を押圧する。面調節ユニット146に押圧されると、摺接面プレート147には撓みが生じるため、摺接面プレート147の直下に取り付けられたダイヤモンドシート155が基板160により強く押し付けられるようになる。
けられている。
したりレジンボンドやメタルボンドで固定したりしたものである。ダイヤモンドシート155、165は、一般的に、含有するダイヤモンド砥粒が大きくなるほど、単位時間当たりの基板の研削量が増えるものの、研削後における基板の被研削面の表面平坦度が悪化する。したがって、ダイヤモンドシート155、165の選定には、研削条件及び研削後の基板の表面平坦度を総合的に考慮する必要がある。例えば、石英ガラスからなる基板の両方の被研削面にダイヤモンドシート155、165を0.4MPaで押し当てながらこの基板を30分間で3mm研削する場合には、平均粒径が10〜100μmのダイヤモンド砥粒を含有するダイヤモンドシート155、165を使用することが好ましい。
定盤170の上面に接着剤で固定されているため、ダイヤモンドシート155、165を短時間で交換できる。
公知の方法により製造された合成石英インゴットから、板状ガラスを切り出し、面取り加工、従来の研削装置を用いた主表面の研削加工を行い、約152.1mm×152.1mm×6.87mmの合成石英からなるガラス基板50枚を得た。次に、前記の実施形態で示した研削装置100を用い、マスクブランク用ガラス基板の表裏の両主表面の最終の研削を行った。具体的には、以下の条件で行った。
上定盤回転数:50rpm,下定盤回転数:50rpm
研削時間:10分 ,研削圧力:0.1MPa
キャリアへの基板の配置枚数:5枚
固定砥粒部:ダイヤモンドシート(2.5mm角、有効高さ800μmの
固定砥粒ユニットを1.5mm間隔でシートに貼り付けた構造),
1枚当たりの大きさ 140mm×140mm
10枚(5枚ずつ上下定盤に両面テープで貼り付け)
基板研削量:35μm
図9に示されるような従来の基板を遊星歯車運動させて研削を行う研削装置の上定盤および下定盤の研削面の全面に、上記実施例で用いたものと同じダイヤモンドシートをそれぞれ貼り付けた研削装置を準備した。この研削装置を用い、実施例で最終研削したものと同じ素材・寸法のガラス基板50枚に対し、表裏の両主表面の最終の研削を行った。具体的には、以下の条件で行った。
上定盤回転数:50rpm,下定盤回転数:50rpm
研削時間:10分 ,研削圧力:0.4MPa
キャリアへの基板の配置枚数:5枚
固定砥粒部:実施例と同構造のダイヤモンドシート(大きさ:定盤と同サイズ)
基板研削量:35μm
本発明の他の実施形態について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。
本発明の各実施形態では、固定砥粒部としてダイヤモンドシート155、165を使用する場合について説明したが、本発明はこの場合に限定されるものではなく、シリコンカーバイド微粒子やアルミナ微粒子を砥粒として含有する固定砥粒部を使用してもよい。
110 フレーム
120 モータ
121 シャフト
130 偏心連結部
131 偏心シャフト
140 上定盤
141 軸受ユニット
142 空隙
143 通気管
144 エアシリンダ
145 押下板
146 面調節ユニット
147 摺接面プレート
149 筐体
150、600 キャリア
151、630 基板収容孔
152、652 端部
155、165 ダイヤモンドシート
170 下定盤
180 スライド装置
185 固定プレート
610 アダプタ収容孔
620 アダプタ
Claims (13)
- 砥粒が固定された固定砥粒部を備える上定盤と、砥粒が固定された固定砥粒部を備える下定盤と、前記上定盤及び下定盤の両固定砥粒部に基板を接触させつつ保持するキャリアと、を具備するマスクブランク用基板の製造装置を用い、
前記上定盤と前記下定盤にオービタル運動をさせている間に、前記上定盤の固定砥粒部における前記基板との接触面の全面と、前記下定盤の固定砥粒部における前記基板との接触面の全面とを、前記基板の各被研削面に接触させることを特徴とするマスクブランク用基板の製造方法。 - 前記固定砥粒部は、ダイヤモンド砥粒が固定されたものであることを特徴とする請求項1に記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 前記上定盤のオービタル運動と前記下定盤のオービタル運動は、回転半径、回転速度、及び回転方向が同じであることを特徴とする請求項1または2に記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 前記キャリアは、前記上定盤と前記下定盤がオービタル運動をしている間に、往復動作することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 前記上定盤と前記下定盤がオービタル運動をしている間において、
前記上定盤の固定砥粒部における前記基板から瞬間的に離れている非接触面積の最大値が、前記上定盤の固定砥粒部によって研削される前記基板の被研削面の面積の10%以上であり、
前記下定盤の固定砥粒部における前記基板から瞬間的に離れている非接触面積の最大値が、前記下定盤の固定砥粒部によって研削される前記基板の被研削面の面積の10%以上である、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法。 - 固定砥粒部の平坦度の修正を行うときは、前記上定盤の固定砥粒部の前記基板との接触面と前記下定盤の固定砥粒部の前記基板との接触面とを直接接触させて擦り合わせて行うことを特徴とする請求項1に記載のマスクブランク用基板の製造方法。
- 砥粒が固定された固定砥粒部を備え、オービタル運動を行う上定盤と、
砥粒が固定された固定砥粒部を備え、オービタル運動を行う下定盤と、
前記上定盤および下定盤の両固定砥粒部に基板を接触させつつ保持するキャリアと、を具備し、
前記上定盤及び前記下定盤がオービタル運動をしている間に、
前記上定盤の固定砥粒部における前記基板との接触面の全面と、前記下定盤の固定砥粒部における前記基板との接触面の全面とがそれぞれ、前記基板に接触することを特徴とするマスクブランク用基板の製造装置。 - 前記上定盤の固定砥粒部と、前記下定盤の固定砥粒部と、前記キャリアにおける前記基板を保持する貫通孔とが同数であることを特徴とする請求項7に記載のマスクブランク用基板の製造装置。
- 前記上定盤および下定盤の両固定砥粒部は、ダイヤモンド砥粒が固定されたものであることを特徴とする請求項7または8に記載のマスクブランク用基板の製造装置。
- 前記上定盤のオービタル運動と前記下定盤のオービタル運動は、回転半径、回転速度、及び回転方向が同じであることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造装置。
- 前記キャリアは、前記上定盤と前記下定盤がオービタル運動をしている間に、往復動作することを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造装置。
- 請求項1から6のいずれかに記載のマスクブランク用基板の製造方法によって製造したマスクブランク用基板の主表面に精密研磨を行い、さらに前記主表面上に、転写パターン形成用の薄膜を形成することを特徴とするマスクブランクの製造方法。
- 請求項12に記載のマスクブランクの製造方法によって製造したマスクブランクにおける前記薄膜をパターニングして転写パターンを形成することを特徴とする転写用マスクの製造方法。
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