JP5411000B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に関し、特に太陽電池などの直流電力を交流電力に変換して、該交流電力を負荷である交流系統に送る電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置で、太陽電池からの直流電力を三相出力の交流電力に変換し、一相を接地した三相の系統と連系して交流電力を該系統に送る太陽光発電用電力変換装置として、例えば、以下の特許文献1に示されるものがある。
特許文献1に示される電力変換装置は、太陽電池の出力端子間に接続され、2直列スイッチング素子から成る3組のハーフブリッジインバータと、その各交流出力線にそれぞれ直列接続された単相インバータと、太陽電池の電圧を分圧する2直列のコンデンサとを備え、各単相インバータの各出力端を3相系統の各相に接続する。そして、ハーフブリッジインバータは半周期に1パルス運転し、各単相インバータは系統電圧からの不足分を補うようにPWM制御して、ハーフブリッジインバータと単相インバータとの出力和で系統に出力する。このため、ハーフブリッジインバータの入力直流電圧を低減できると共に、大きな電圧によるPWM制御の必要がなく、スイッチング損失を低減でき、かつ出力フィルタの容量も低減できる。
国際公開 WO2008−102552公報
しかしながら、この特許文献1に示されるような従来装置においては、単相インバータの直流コンデンサの初期充電において、過電流が流れないようにするために、限流抵抗やスイッチなどから構成される専用の初期充電回路が必要であるという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、専用の初期充電回路を装備することなく、過電流を抑えて単相インバータの初期充電ができ、装置構成を小型で低コストにすることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電力変換装置は、直流電源の正負端子間に、複数のスイッチング素子を直列接続した複数組のスイッチング脚を接続してなる第1のインバータと、スイッチング素子と直流入力電源である直流コンデンサとからなり上記第1のインバータの各交流出力線にそれぞれ直列接続された単相インバータと、上記第1のインバータの直流入力である上記直流電源の電圧を分圧する2直列のコンデンサと、上記第1のインバータおよび上記単相インバータのスイッチング素子のオン/オフを制御する制御装置を備え、上記各単相インバータの各出力端を、フィルタリアクトルとフィルタコンデンサからなる出力フィルタと、開閉スイッチを介して交流系統の各相に接続すると共に、上記2直列のコンデンサの中間点を上記フィルタコンデンサの中性点と接続し、上記制御装置が上記第1のインバータと各単相インバータのスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、上記第1のインバータの出力電圧と上記各単相インバータの出力電圧との総和を交流系統に出力する電力変換装置である。そして、上記各単相インバータの直流コンデンサの電圧は、上記第1のインバータの1出力レベルの電圧よりも小さく設定され、上記制御装置は、上記2直列のコンデンサが充電され且つ上記開閉スイッチが開放された状態において、上記第1のインバータおよび単相インバータの駆動を制御し、上記第1のインバータがパルス電圧を出力して、上記単相インバータおよび上記出力フィルタを介して流れる出力電流で上記単相インバータの直流コンデンサを充電すると共に、該出力電流が過電流とならぬよう、上記第1のインバータが出力するパルス電圧のパルス幅とパルス周期を制御するようにしたものである。
この発明の電力変換装置によれば、専用の初期充電回路を装備することなく、過電流を抑えて単相インバータの初期充電を行うことができ、装置構成を小型で低コストにすることのできる電力変換装置を得ることができる。
上述した、またその他の、この発明の目的、特徴、効果は、以下の実施の形態における詳細な説明および図面の記載からより明らかとなるであろう。
この発明の実施の形態1における電力変換装置の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1における初期充電動作を説明するための所期充電電流経路図である。 この発明の実施の形態1における第1の単相インバータの充電完了時の所期充電電流経路図である。 この発明の実施の形態1における第2の単相インバータの充電完了時の所期充電電流経路図である。 この発明の実施の形態1における単相インバータの充電完了時の所期充電電流経路図である。 この発明の実施の形態1における三相インバータ出力電圧波形図である。 この発明の実施の形態1における三相インバータ出力電流波形図である。 この発明の実施の形態1における三相インバータ1相分の出力電圧・電流波形図である。 この発明の実施の形態1における1相分の単相インバータコンデンサ電圧波形図である。 この発明の実施の形態1における3相分の単相インバータコンデンサ電圧波形図である。 この発明の実施の形態1における出力電流波形の一例を示す波形図である。 この発明の実施の形態2における電力変換装置の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2におけるパルス電圧の幅の設定方法を説明するための電圧・電流波形図である。 この発明の実施の形態2におけるパルス電圧の幅の他の設定方法を説明するための電圧・電流波形図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について、図面を参照して詳細に説明する。尚、各図中、同一符号は、同一あるいは相当部分を示すものとする。
図1は、この発明の実施の形態1による電力変換装置としての階調制御インバータ回路の構成図である。
図1において、階調制御インバータ回路1は、直流電源2からの直流電力を三相交流電力に変換して系統(負荷)3に出力するもので、直流電源2の電圧を分圧する2直列のコン
デンサ4a、4bを備え、2直列コンデンサ4a、4bの中間点の電位と出力フィルタ5のフィルタコンデンサ5Cの中性点の電位がクランプされるように接続されていて、系統(負荷)3に接続する開閉スイッチ6が開いている状態では、出力フィルタ5を介して電流が流れるような初期充電電流経路を備えている。
第1の単相インバータ20A、第2の単相インバータ20Bは、各々4個のスイッチング素子21〜24から成るフルブリッジインバータと、電圧を保持する直流コンデンサ25とを備えている。
なお、各単相インバータ20A、20Bの直流コンデンサ25の電圧は、直流電源2の電圧の1/2(あるいは第1の直流コンデンサ4a、第2の直流コンデンサ4bの電圧)に比べて小さく設定されている。また、図1では、便宜上、サブ2つ×相3つの各単相インバータ20A、20Bの内、1相サブ1(1相分の第1の単相インバータ)のみの回路構成を図示し、他の相を省略した。
三相3レベルインバータ10および各単相インバータ20A、20Bは、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やDSP(Digital Signal Processor:デジタル信号プロセッサ)、FPGA(Field-Programmable Gate Array:プログラマブルゲート配列)などによる演算が可能な出力制御装置7から出力される三相3レベルインバータ制御信号71、および単相インバータ制御信号72により駆動制御される。
三相3レベルインバータ10は、スイッチング素子11〜19を駆動制御することで、第1の直流コンデンサ4aの電圧、第1の直流コンデンサ4aと第2の直流コンデンサ4bとの接続点である中性点の電圧、第2の直流コンデンサ4bの電圧、のいずれかを出力する。
単相インバータ20A、20Bは、スイッチング素子21〜24を駆動制御することで、三相3レベルインバータ10の出力電流で直流コンデンサ25を充電する電流経路か、スルーする経路かを切り替える。
このように構成された実施の形態1の電力変換装置である階調制御インバータ回路1の初期充電動作を、図2〜図5に示す回路図に基づいて以下に説明する。
なお、図2〜図5では、便宜上、各単相インバータの内、1相のみの回路構成を図示し、他の相を省略した。
実施の形態1においては、電流検出器である直流コンデンサ電圧センサ8(図1参照)でセンシングした直流コンデンサ25の電圧が、目標電圧を超えていないか判別しながら、制御装置7は図2〜図5の初期充電電流経路のように、スイッチング素子11〜16、21〜24のON/OFFを切り替えている。但し、図2〜図5において、図(a)は、三相3レベルインバータ10の第1の直流コンデンサ4aの電圧で充電を行う場合、図(b)は、三相3レベルインバータ10の第2の直流コンデンサ4bの電圧で充電を行う場合を示しており、それぞれの状態を交互に切り替えながら充電してもよく、また、どちらか一方の状態で充電してもよい。
即ち、第1の単相インバータ20Aおよび第2の単相インバータ20Bの直流コンデンサ25の電圧が、どちらも目標電圧に達していない場合は、図2のような充電電流経路で充電を行う。(充電モード)
第1の単相インバータ20Aの直流コンデンサ25の電圧が目標電圧に達し、第2の単相インバータ20Bの直流コンデンサ25の電圧が目標電圧に達していない場合は、図3のような充電電流経路で充電を行う。
(第1の単相インバータ充電完了:第2の単相インバータ充電モード)
第2の単相インバータ20Bの直流コンデンサ25の電圧が目標電圧に達し、第1の単相インバータ20Aの直流コンデンサ25の電圧が目標電圧に達していない場合は、図4
のような充電電流経路で充電を行う。
(第2の単相インバータ充電完了:第2の単相インバータ充電モード)
第1の単相インバータ20Aおよび第2の単相インバータ20Bの直流コンデンサ25の電圧がどちらも目標電圧に達している場合は、図5に示すように、三相3レベルインバータ10から電圧を出力しないように制御して、他の相の充電が完了するまで待機する。(待機モード)
これらの動作モードを、各相個別に切り替える。
次に、このような初期充電動作について、図6〜図10に示す電圧・電流波形に基づいて更に説明する。なお、電圧波形の電位は、第1の直列コンデンサ4aと第2の直列コンデンサ4bとの接続点である中性点を基準とした電位である。
図6に、三相3レベルインバータ10が出力する電圧(三相インバータ出力電圧)、図7に、三相3レベルインバータ10が出力する電流(三相インバータ出力電流)を示す。なお、電圧および電流は、各相が2π/3ずつ異なる位相で、同じ波高値を有する電圧、電流波形である。
図8に、三相3レベルインバータ10が出力する1相分、例えばU相の電圧波形(三相インバータ出力電圧)と、三相3レベルインバータ10のU相が出力する電流波形(三相インバータ出力電流)とを示す。三相3レベルインバータ10が出力するパルス電圧が印加されている間、出力フィルタ5を通して流れる出力電流が増加していくが、パルス電圧の立下りとともに、出力電流の増加は止まり、出力フィルタ5のLC回路で共振しながら収束する。
図9に1相分の第1の単相インバータ20Aの直流コンデンサ電圧、図10に3相分の単相インバータ20Aの直流コンデンサ電圧を示す。
図9、図10から明らかなように、三相3レベルインバータ10がパルス電圧を出力するたびに、直流コンデンサ電圧が増加している。
制御装置7では、単相インバータの直流コンデンサ25の電圧検出器である直流コンデンサ電圧センサ8(図1参照)でこの電圧をセンシングしながら、目標電圧に達したかどうかを判定して、図2〜図5の動作モードを切り替えるように三相3レベルインバータ10および単相インバータ20A、20Bを駆動制御する。
次に、三相3レベルインバータが出力するパルス電圧の幅と周期について説明する。
三相3レベルインバータ10が出力するパルス電圧の幅tonは、出力電流が過電流レベルを超えないように設定する。
この実施の形態1では、最悪条件として、単相インバータ20A、20Bの直流コンデンサ25電圧が0のときに流れる出力電流波形から、予め定めた固定のパルス幅を設定している。(なお、出力電流をセンシングしてパルス幅を可変にする方法は、実施の形態2で記述する。)
いま、第1の直列コンデンサ4aおよび第2の直列コンデンサ4bの電圧をVmain、
第1の単相インバータ20Aの直流コンデンサの電圧をVsub1、第2の単相インバータ2
0Bの直流コンデンサの電圧をVsub2、フィルタリアクトル5LのリアクタンスをLfilter、フィルタコンデンサ5CのキャパシタンスをCfilter、各単相インバータの直流コンデンサ25のキャパシタンスをCdcとすると、Cfilter < Cdcのとき、出力電流のピーク値Ipeakは以下の式(1)のようになる。
Figure 0005411000
これは、充電開始時にVsub1=Vsub2=0のとき、出力電流が以下の式(2)に示す最大値となる。
Figure 0005411000
ここで、共振周期を、
Figure 0005411000
とすると、出力電流が最大となるときの電流波形I(t)は以下の式(3)のように表される。
Figure 0005411000
具体的な一例として、第1の単相インバータ20Aの直流コンデンサの電圧をVsub1=
0V、第2の単相インバータ20Bの直流コンデンサの電圧をVsub2=0Vのとき(最悪
条件)、第1および第2の直列コンデンサ4a、4bの電圧をVmain=375V、フィル
タリアクトル5LのリアクタンスをLfilter=100μH、フィルタコンデンサ5Cのキ
ャパシタンスをCfilter=60μF、出力電流過電流レベルを150Aとしたときの式(
3)の出力電流波形を図11に示す。
図11に示すように、三相3レベルインバータ10の出力するパルス電圧の幅tonは、最悪条件での出力電流が過電流レベルを超えないように設定する。
一方、三相3レベルインバータ10が出力するパルス電圧の周期は、パルス電圧による出力電流が収束してしまってから、次のパルス電圧が出力されるような周期に設定する。実施の形態1では、最悪条件として、単相インバータ20A、20Bの直流コンデンサ電圧が0のときに流れる出力電流波形から、予め定めた固定の周期を設定している。
(出力電流をセンシングして周期を可変にする方法は、以下の実施の形態2で記述する)
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2による電力変換装置を図12〜図14に基づいて説明する。
図12は、この発明の実施の形態2による電力変換装置としての階調制御インバータ回路の構成図である。出力フィルタ5に流れる三相3レベルインバータ10の出力電流をセンシングする電流検出器である出力電流センサ9を設ける以外は、実施の形態1と同様である。
この実施の形態2の電力変換装置は、各各単相インバータ20A、20Bの直流コンデンサ25の充電にかかる時間の短縮を目的として、出力電流センサ9で三相3レベルインバータ10の出力電流をセンシングすることで、三相3レベルインバータ10が出力するパルス電圧の幅や周期を制御して、可変にすることを想定している。
三相3レベルインバータ10が出力するパルス電圧の幅tonの設定方法について、図13、図14に示す電圧・電流波形に基づいて以下に説明する。
図13に示されるように、三相3レベルインバータ10が出力するパルス電圧が印加されている間、出力フィルタ5を通して流れる出力電流が増加していくが、制御装置7は、出力電流センサ9でセンシングしている出力電流が出力電流リミット値に達したら、パルス電圧を立ち下げるように、三相3レベルインバータ10を駆動制御する。ただし、出力電流リミット値は、制御遅れを考慮して、出力電流の過電流レベルよりも小さい値に設定する。
また、図13に比べて、出力電流の立ち上がりが遅い図14のような場合は、図13のような出力電流の場合よりもパルス幅tonを広くすることができ、パルス幅を固定するよりも早く充電を完了することができる。
次に、三相3レベルインバータ10が出力するパルス電圧の周期の設定方法について説明する。
図13、図14に示されるように、三相3レベルインバータ10が出力するパルス電圧の立下りとともに、出力電流の増加は止まり、出力フィルタ5のLC回路で共振しながら三相インバータ10の出力電流は収束していくが、制御装置7は、出力電流センサ9でセンシングしている出力電流がほぼ0になるまで収束したら、次のパルス電圧を立ち上げるように、三相3レベルインバータ10を駆動制御する。
このように、パルス電圧の周期を可変にすることで、次にパルス電圧が出力されるまでの時間を短縮することができ、パルス電圧の周期を固定するよりも早く充電を完了することができる。
以上の実施の形態の説明から明らかなように、この発明の電力変換装置は、直流電源2の正負端子間に、複数のスイッチング素子11〜16を直列接続した複数組のスイッチング脚を接続してなる第1のインバータ10と、スイッチング素子21〜24と直流入力電源である直流コンデンサ25とからなり第1のインバータの各交流出力線にそれぞれ直列接続された単相インバータ20A、20Bと、第1のインバータの直流入力である直流電源2の電圧を分圧する2直列のコンデンサ4a、4bと、第1のインバータおよび単相インバータのスイッチング素子のオン/オフを制御する制御装置7を備え、各単相インバータの各出力端を、フィルタリアクトル5Lとフィルタコンデンサ5Cからなる出力フィルタ5と、開閉スイッチ6を介して交流系統3の各相に接続すると共に、2直列のコンデンサ4a、4bの中間点を上記フィルタコンデンサ5Cの中性点と接続し、制御装置7が第1のインバータと各単相インバータのスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、第1のインバータの出力電圧と各単相インバータの出力電圧との総和を交流系統に出力する電力変換装置であって、各単相インバータ20A、20Bの直流コンデンサ25の電圧は、第1のインバータ10の1出力レベルの電圧よりも小さく設定され、制御装置7は、2直列のコンデンサ4a、4bが充電され且つ開閉スイッチ6が開放された状態において、第1のインバータおよび単相インバータの駆動を制御し、第1のインバータがパル
ス電圧を出力して、単相インバータ、出力フィルタを介して流れる出力電流で単相インバータの直流コンデンサを充電すると共に、該出力電流が過電流とならぬよう、第1のインバータが出力するパルス電圧のパルス幅とパルス周期を制御するように構成されている。
従って、この発明の電力変換装置によれば、専用の初期充電回路を装備することなく、コンデンサの初期充電時流れる突入電流を抑制して単相インバータの初期充電を行うことができ、装置構成を小型で低コストにすることができる効果がある。
また、第1のインバータの出力電流を検出する電流検出器9を備え、制御装置7は、電流検出器が検出した出力電流が所定の制限値に達したらパルス電圧を立ち下げるようにパルス電圧のパルス幅を制御し、電流検出器が検出した出力電流が略0に収束したら次のパルスを立ち上げるようにパルス電圧の周期を制御するようにして、パルス電圧のパルス幅と周期を可変にすることにより、単相インバータの初期充電時間をより短縮することができる。
1 階調制御インバータ、2 直流電源、3 交流系統、4a、4b 直流コンデンサ
5 出力フィルタ、5C フィルタコンデンサ、5L フィルタリアクトル、
6 開閉スイッチ、7 制御装置、8 直流コンデンサ電圧センサ(電圧検出器)、
9 出力電流センサ(電流検出器)、10 三相インバータ(第1のインバータ)、
11〜16、スイッチング素子、20A、20B 単相インバータ、
21〜24 スイッチング素子、25 直流コンデンサ。

Claims (4)

  1. 直流電源の正負端子間に、複数のスイッチング素子を直列接続した複数組のスイッチング脚を接続してなる第1のインバータと、スイッチング素子と直流入力電源である直流コンデンサとからなり上記第1のインバータの各交流出力線にそれぞれ直列接続された単相インバータと、上記第1のインバータの直流入力である上記直流電源の電圧を分圧する2直列のコンデンサと、上記第1のインバータおよび上記単相インバータのスイッチング素子のオン/オフを制御する制御装置を備え、上記各単相インバータの各出力端を、フィルタリアクトルとフィルタコンデンサからなる出力フィルタと、開閉スイッチを介して交流系統の各相に接続すると共に、上記2直列のコンデンサの中間点を上記フィルタコンデンサの中性点と接続し、上記制御装置が上記第1のインバータと各単相インバータのスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、上記第1のインバータの出力電圧と上記各単相インバータの出力電圧との総和を交流系統に出力する電力変換装置であって、
    上記各単相インバータの直流コンデンサの電圧は、上記第1のインバータの1出力レベルの電圧よりも小さく設定され、
    上記制御装置は、上記2直列のコンデンサが充電され且つ上記開閉スイッチが開放された状態において、上記第1のインバータおよび単相インバータの駆動を制御し、上記第1のインバータがパルス電圧を出力して、上記単相インバータおよび上記出力フィルタを介して流れる出力電流で上記単相インバータの直流コンデンサを充電すると共に、該出力電流が過電流とならぬよう、上記第1のインバータが出力するパルス電圧のパルス幅とパルス周期を制御するようにしたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 上記直流電源の正負端子間に接続された第1のインバータは、三相3レベルのインバータであり、上記各単相インバータの各出力端を接続する上記交流系統は、三相系統であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記単相インバータの直流コンデンサの電圧を検出する電圧検出器を備え、上記単相インバータの直流コンデンサの電圧が0の時に流れる出力電流波形から、上記パルス電圧のパルス幅とパルス周期を予め定めた固定の値に設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記第1のインバータの出力電流を検出する電流検出器を備え、上記制御装置は、上記電流検出器が検出した出力電流が所定の制限値に達したらパルス電圧を立ち下げるようにパルス電圧のパルス幅を制御し、上記電流検出器が検出した出力電流が略0に収束したら次のパルスを立ち上げるようにパルス電圧の周期を制御するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
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