JP5409246B2 - インクジェット記録装置および記録ヘッドの温度制御方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および記録ヘッドの温度制御方法 Download PDF

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本発明は、インクジェット記録装置および記録ヘッドの温度制御方法に関し、詳しくは、インクを吐出する記録ヘッドの温度、すなわち吐出するインクの温度を制御するための構成に関するものである。
従来、インクジェット記録装置では、記録ヘッドにおけるインクの温度を制御して吐出されるインク滴の体積の変動を抑制することが行われている。これにより、記録画像における濃度ムラの発生を抑制している。一方、記録ヘッドにおけるインクの温度(以下では、単に記録ヘッドの温度あるいはヘッド温度とも言う)は、インクの吐出頻度や吐出休止期間に応じて変化する。例えば、記録動作中に、記録動作の中断(回復処理、記録データの転送待ち等)が発生したとき、記録ヘッドの温度は下がり、記録中断前後の記録濃度に顕著な差が生じることがある。
このような記録ヘッドの温度変動に起因した画像の濃度ムラを防止するための構成として、特許文献1には、予め設定した、吐出が安定する吐出安定温度と記録ヘッドの温度との差を求め、その差に応じて記録ヘッドの温度制御することが記載されている。より具体的には、差が正のとき加熱を行い、差が負でその値が大きいときは非記録動作時間を長くすることが記載されている。
また、特許文献2には、記録動作を中断した後再開するときに、ヘッド温度が記録を中断した時の温度と略等しい温度になるように温度制御することが記載されている。
特開平08−039807号公報 特開平04−193537号公報
しかしながら、上記2つの特許文献に記載の従来の温度制御では、以下に述べるような問題を生じることがある。すなわち、特許文献2では、記録ヘッドの走査を終了して記録動作を中断するとき、その終了時のヘッド温度が、次の記録時における温度制御の目標温度となる。従って、例えば濃度の高い、つまり吐出頻度の高い画像を記録する走査によってヘッド温度が上昇すると、その上昇した走査終了時の温度を目標とした制御が行われ、ヘッド温度がさらに高温になり易くなる。
図12(a)は、特許文献2に記載の温度制御において比較的濃度の高い画像を記録中に、記録データの転送待ち等で記録中断があるときのヘッド温度の変動を時間の経過とともに示す図である。濃度の高い画像を記録する場合、そのための吐出頻度が高くなりヘッド温度の上昇が大きくなる。このため、同図に示す例では、最初の3回の記録動作(走査)で約50℃までヘッド温度が上昇する。その後、記録データの転送待ち等の記録中断があると、その吐出動作の休止によってヘッド温度が比較的大きく低下する。そして、その後のヘッド温度制御では、記録中断時(直前の走査終了時)のヘッド温度である50℃を目標温度として加熱を行い、記録を再開する。その記録でも、記録濃度が高いと、再開した走査でもヘッド温度が上昇する。このように記録する画像の濃度が高い場合は、上述した温度変化を繰り返すことになり、ヘッド温度が益々上昇することになる。
また、特許文献1では、走査終了時のヘッド温度が所定の吐出安定温度よりも低い場合は、次の走査の前に吐出安定温度まで加熱する。従って、記録する画像の濃度が低くて走査によってヘッド温度が比較的大きく低下する場合は、その低下した走査終了時のヘッド温度と、吐出安定温度まで加熱して得られる次の走査開始時のヘッド温度との差が大きくなり、走査間の画像に大きな濃度差が発生する。
図12(b)は、特許文献1に記載のヘッド温度制御おいて、濃度の低い画像を記録した時のヘッド温度の変動を示す図である。この例では、吐出安定温度は40℃としている。吐出安定温度の40℃まで上昇したヘッド温度は、濃度の低い画像、すなわち、吐出頻度が低い画像を記録することによってヘッド温度が低下する。図12(b)に示す例では、1回の走査で約40℃から32℃まで8℃低下する。そして、再び1回の走査が終了した後、次の走査の前に吐出安定温度である40℃まで加熱する。このようにして、走査終了時のヘッド温度(32℃)と次の記録走査開始時ヘッド温度すなわち吐出安定温度(40℃)との差が比較的大きい8℃となる。その結果、走査ごとにヘッド温度の差に起因した濃度ムラが生じる。
一方、特許文献1のヘッド温度制御において、走査終了時のヘッド温度が所定の吐出安定温度より高い場合も、同様の濃度ムラを生じることがある。すなわち、走査終了時のヘッド温度が吐出安定温度よりもより高い場合は、非記録動作時間を長くしてヘッド温度を下げる。従って、記録濃度が高い場合も走査終了時のヘッド温度と走査開始時のヘッド温度との差が大きくなり、画像に濃度ムラが発生し易くなる。
図12(c)は特許文献1において、記録濃度の高い画像を記録した時のヘッド温度の変動を示す図である。記録濃度の高い画像を記録することによって吐出頻度が高くなり、その走査によってヘッド温度が上昇する。図12(c)に示す例では、1回の走査でヘッド温度が8℃上昇している。この走査終了時のヘッド温度(48℃)が吐出安定温度より高いため、走査後の非記録動作時間を長くしてヘッド温度がさがる(40℃)まで記録を休止する。その結果、走査終了時のヘッド温度(48℃)と次の走査開始時ヘッド温度(40℃)との差が比較的大きな8℃となり、ヘッド温度差による濃度ムラが発生し易くなる。
以上のように、従来のヘッド温度の制御は、いわば吐出安定温度という一定の温度や走査終了時のヘッド温度を、次の記録時の温度制御における目標温度とするものである。その結果、ヘッド温度制御によるヘッド温度の変動が大きくなり易いという問題がある。
本発明の目的は、制御目標温度を適切な範囲の温度とすることにより、ヘッド温度が極端に上昇せず、また、ヘッド温度の変動による濃度ムラを抑制できるインクジェット記録装置および記録ヘッドの温度制御方法を提供することである。
そのために本発明では、インクを吐出するための吐出口を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して走査して記録を行うインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドの温度に係る情報を取得するヘッド温度取得手段と、前記ヘッド温度取得手段が取得した情報が示す当該開始する走査の前の走査の走査終了時の記録ヘッドの温度に基づく温度を目標温度とし、前記記録ヘッドの走査開始時に前記記録ヘッドの温度前記目標温度となるように前記記録ヘッドの温度を変化させる温度制御手段と、を具え、前記温度制御手段は、前記ヘッド温度取得手段が取得した情報が示す前記走査終了時の記録ヘッドの温度が当該記録ヘッドの吐出安定温度より高い場合において前記記録ヘッドの昇温が抑制されるように、前記走査終了時の記録ヘッドの温度より前記所定温度低い温度を前記目標温度とすることを特徴とする。
以上の構成によれば、走査開始時に記録走査終了時のヘッド温度を基準に所定温度値だけ異ならせた温度を目標温度として温度制御するので、適切な記録ヘッド温度範囲で濃度ムラが抑制された記録を行うことができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す図である。 図1に示したインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 (a)および(b)は、本発明の第1の実施形態に係わる記録ヘッドの温度制御示すフローチャートである。 (a)および(b)は、記録濃度が高い画像と低い画像をそれぞれ記録中にデータの転送待ち等で記録中断があったときのヘッド温度の変化を時間の推移とともに示す図である。 (a)および(b)は、本発明の第2の実施形態に係わる記録ヘッドの温度制御を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る、新しい記録媒体を給紙するときに実行されるヘッド温度の制御を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る図3(a)および(b)に示した制御を実行し、給紙時に図6に示した温度制御を行わない場合のヘッド温度の変化を、比較のために示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る、ヘッド温度の変化を時間の経過とともに示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る、記録走査開始時のヘッド温度制御を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係るヘッド温度制御の処理を示すフローチャートである。 第5実施形態の温度制御によるヘッド温度の変化を示す図である。 (a)は特許文献2の温度制御において濃度の高い画像を記録中に記録中断があるときのヘッド温度の変動を示す図であり、(b)および(c)は特許文献1の温度制御おいてそれぞれ濃度の低い画像および高い画像を記録した時のヘッド温度の変動を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す図である。同図において、101は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクをそれぞれ収容するインクタンクを示す。これらインクタンクの図中下側にはそれぞれ対応するインクを吐出する記録ヘッド102が接続されている。各インクの記録ヘッド102には複数の吐出口(不図示)の配列が設けられている。103は紙送りローラを示し、補助ローラ104とともに記録媒体Pを押さえながら図の矢印の方向に回転し、これにより、記録媒体Pを図中Y方向に搬送する。また、105は給紙ローラを示し、ローラ103、104と同様、記録媒体Pを押さえつつ回転して記録媒体Pの給紙を行う。106はキャリッジを示し、上記4つのインクタンクとそれらに接続する記録ヘッドを搭載して図中X方向に移動することができる。
記録待機時に、ホームポジションhの位置にあるキャリッジ106は、記録開始命令があると図中X方向で示される主走査方向に移動しながら記録ヘッド102の走査を行い、この走査の間に記録ヘッドの複数の吐出口から記録媒体Pにインクを吐出して記録を行う。ホームポジションとは反対側に位置する記録媒体端部までの走査が終了すると、紙送りローラ103などによって記録媒体Pを所定量搬送するとともに、キャリッジ106は元のホームポジションに戻り、再びX方向への走査を繰り返す。
図2は、図1に示したインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。図2に示すように、本制御構成は、メインバスライン205に対して夫々アクセスする画像入力部203、それに対応する画像信号処理部204、CPU200などのソフト系処理部を有する。また、本制御構成は、操作部206、回復系制御回路207、ヘッド温度制御回路214、ヘッド駆動制御回路215、主走査方向へのキャリッジ駆動制御回路216、副走査方向への紙送り制御回路217などのハード系処理部を有する。CPU200は、ROM201およびRAM202を利用して、画像入力部203に入力する画像データを記録ヘッド102を駆動するための記録データを生成する。そして、この記録データに基づき記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う。また、RAM202内には、予め記録ヘッドの回復タイミングチャートを実行するプログラムが格納されており、必要に応じて予備吐出条件等の回復条件を回復系制御回路207、記録ヘッド、保温ヒータ等に与える。回復系モータ208は、記録ヘッド102とこれに対向離間するクリーニングブレード209やキャップ210、吸引ポンプ211を駆動する。ヘッド駆動制御回路215は、上述した記録ヘッド102の駆動に際して、記録データに基づいて記録ヘッド102を駆動してインク吐出を行なわせる。
CPU200は、図3(a)および(b)などにて後述される記録ヘッドの温度制御を実行する。その際、記録ヘッドの電気熱変換体(吐出ヒータ)に吐出に至らない程度のパルスを印加してインクを加熱する。また、別の構成として、記録ヘッド102のインク吐出用の電気熱変換体が設けられている基板に保温ヒータ(サブヒータ)が設けられており、このヒータを駆動することにより、記録ヘッド内のインクを加熱することもできる。また、ダイオードセンサ212は、同様に上記基板に設けられており、実質的な記録ヘッド内部のインク温度を測定することができる。このダイオードセンサ212を用いて、後述されるように記録走査終了時や記録走査開始前のヘッド温度を取得することができる。すなわち、ダイオードセンサ212はヘッド温度取得部を構成する。なお、保温ヒータおよびダイオードセンサ212は、基板以外に設けられていても良く、例えば、記録ヘッドの周囲の近傍に設けられてもよい。
以上の装置構成に基づく、本発明のいくつかの実施形態について以下に説明する。なお、以下で説明する温度制御は、図1にて上述した、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクを吐出するそれぞれの記録ヘッドごとに行われるものとするが、本発明の適用はこの形態に限られないことはもちろんである。例えば、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクを吐出するそれぞれの吐出口列を一体に構成した1つの記録ヘッドに対して、本発明の温度制御を適用してもよい。この場合、例えば、検出される記録ヘッドの温度上昇は、上記複数種類のインクを吐出することによるものとなる。
(第1の実施形態)
図3(a)および(b)は、本発明の第1の実施形態に係わる記録ヘッドの温度制御示すフローチャートである。
本実施形態のヘッド温度制御は、先ず、同図(a)に示すように、記録ヘッドの1回の走査が終了すると、ステップS301で、記録終了時のヘッド温度Tfinishを取得する。
次に、次の走査に係る記録走査開始指令があると、同図(b)に示す処理を起動し、先ずステップS401で、記録走査開始時のヘッド温度Tstartを取得する。そして、ステップS402で、記録走査終了時に取得したヘッド温度Tfinishが、本実施形態の記録ヘッドの吐出安定温度Tstable以下(第1の所定温度以下)か否かを判断する。吐出安定温度Tstableは、記録ヘッドの構造やインクの種類などに依存するものであり、インク吐出が最も安定する温度である。本実施形態では、40℃とする。
ステップS402で、記録終了時ヘッド温度Tfinishが吐出安定温度Tstable以下であると判断されときは、ステップS403で、目標温度Ttargetを、記録終了時ヘッド温度Tfinish+ΔTに設定する。そして、ステップS404で、ヘッド温度をTtargetまで加熱して、記録走査を開始する。なお、本実施形態では、記録ヘッドの加熱は、記録ヘッドの吐出ヒータに対して吐出に至らないエネルギーのパルスを印加することにより行う。
上記ΔTは、このΔTを用いて設定された目標ヘッド温度Ttargetのヘッド温度制御をして記録した場合に、その記録走査による記録濃度と前回の走査による記録濃度との間に濃度差(濃度ムラ)が、実質的に検知できない温度である。表1は、本実施形態におけるΔTと濃度ムラの発生(顕著に検知される場合:×、わずかに検知される場合:△、実質上検知されない場合:○)との関係を示している。
Figure 0005409246
表1から、ΔTが5℃より大きくなると記録画像に濃度ムラが発生する。従って、本実施形態では、ΔTを5℃に設定する。
図3(b)を再び参照すると、ステップS402で、記録終了時ヘッド温度Tfinishが、吐出安定温度Tstable以下ではないと判断したときは、ステップS405で、目標温度Ttargetを、記録終了時ヘッド温度Tfinish−ΔTに設定する。そして、ステップS406で、記録走査開始時温度Tstartが目標温度Ttargetよりも低いか否かを判断する。
ステップS406で、記録走査開始温度Tstartが、目標温度Ttargetよりも低いと判断したときは、ステップS404で、ヘッド温度をTtargetまで加熱し、その後記録走査を開始する。ステップS406で、記録走査開始温度Tstartが、目標温度Ttargetよりも低くないと判断したときは、加熱を行わずに記録走査を開始する。
図4(a)は、吐出安定温度であるヘッド温度40℃の記録ヘッドが、記録濃度の高い画像を記録中にデータの転送待ち等で記録中断があったときのヘッド温度の変化を時間の推移とともに示す図である。同図において、本実施形態のヘッド温度変化を「細線」で示し、特許文献2に記載の従来制御によるヘッド温度変化を「太線」で示している。また、図中のaxyは記録動作(走査)、bxyは非記録動作、cxyは加熱のそれぞれ時間領域を示している。
記録濃度の高い画像を記録することにより、1回の走査における吐出頻度が高くなり、記録走査によるヘッド温度の上昇が比較的大きくなる。領域a11では、記録走査によってヘッド温度が44℃まで上昇する。これにより、図3(a)に示したステップS301で、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishとして44℃を取得する。
次に、領域b11では、記録ヘッドを走査開始位置へ戻す移動を行い、この被記録動作によってヘッド温度が1℃下がる。これにより、図3(b)に示したステップS401では、記録走査開始時のヘッド温度Tstartとして、Tfinish(44℃)−非記録期間の降下温度(1℃)=43℃を取得する。そして、ステップS402で、記録走査終了時温度Tfinish(44℃)が、吐出安定温度Tstable(40℃)以下でないと判断される。そして、ステップS405で、目標温度Ttargetが、Ttarget=Tfinish(43℃)−ΔT(5℃)=38℃に設定される。しかし、ステップS406で、記録走査開始温度Tstart(43℃)が、目標温度Ttarget(38℃)より低くない、つまり目標温度以上と判断されるから、加熱を行わず次の領域a12記録捜査を開始する。
その後は、領域a12〜a13まで上記と同様に記録開始時温度Tstartが、目標温度Ttargetより低くないと判断されるため、加熱を行わずに次の記録走査を行う。
領域a13では、記録走査によってヘッド温度が50℃まで上昇する。これにより、ステップS301で、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishとして50℃を取得する。次の非記録領域b13は、記録動作領域a13終了後、画像データの転送待ち等で記録動作が中断している領域である。この記録中断によって比較的大きく記録ヘッドの温度が下がる。これにより、ステップS401で、記録ヘッド開始前のヘッド温度Tstartとして、32℃を取得する。そして、ステップS402では、領域a13の記録動作の終了時に取得した終了時温度Tfinish(50℃)が、吐出安定温度Tstable(40℃)よりも高いと判断される。これにより、ステップS405では、目標温度Ttargetが、Ttarget=Tfinish(50℃)−ΔT(5℃)=45℃に設定される。そして、ステップS406では、記録走査開始時温度Tstart(32℃)が、目標温度Ttarget(45℃)よりも低いと判断される。次に、記録走査開始時温度Tstart(32℃)が、目標温度Ttarget(45℃)よりも低いと判断されるため、加熱領域c11では、ステップS404により目標温度Ttargetである45℃まで加熱を行い、次の記録領域a14の記録走査を開始する。
このように、データ待ちなどによる記録中断後、記録を再開するときのヘッド温度は45℃となり、記録中断時のヘッド温度より5℃低い温度となる。その後の動作は上記一連の動作と同様である。以上のとおり、本実施形態では記録濃度の高い画像を記録した場合でも、従来に比べ、記録ヘッドの昇温を抑えることができる。
図4(b)は、吐出安定温度であるヘッド温度40℃の記録ヘッドが、記録濃度の低い画像を記録したときのヘッド温度の変化を時間の推移とともに示す図である。同図は、本実施形態のヘッド温度変化を「実線」で示し、特許文献1に記載の従来の温度制御によるヘッド温度変化を破線で示している。
記録濃度の低い画像を記録することによって、1回の走査にける吐出頻度が低くなり、記録走査によってヘッド温度が下がることが多い。特に、いわゆるマルチパス記録などのように1つの画像を複数回の走査に分けて記録する場合や、走査速度が遅い場合には、ヘッド温度は下がり易くなる。なお、図中のaxy、bxy、cxyは、図4(a)の例と同様の意味を持つ。
記録領域a21では、記録走査によってヘッド温度が32℃まで下がる。これにより、図3(a)に示したステップS301では、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishとして32℃を取得する。
次に、非記録動作領域b21では、記録ヘッドの移動方向の反転を行い記録開始位置まで戻る移動を行い、これにより、ヘッド温度が1℃下がる。これにより、図3(b)に示したS401では、記録走査開始時のヘッド温度Tstartとして31℃を取得する。さらに、ステップS402で、記録走査終了時温度Tfinish(32℃)が、吐出安定温度Tstable(40℃)以下と判断され、ステップS403で、目標温度Ttargetが、Ttarget=Tfinish(32℃)+ΔT(5℃)=37℃に設定される。
次に、加熱領域c21では、ステップS404によって目標温度Ttargetである37℃まで加熱を行い、次の記録走査a22を開始する。このように、連続する記録走査と記録走査の間のヘッド温度の差は、Ttarget−Tfinish=5℃に保たれ、走査間での記録濃度の差(濃度ムラ)は発生しない。その後の動作は上記一連の動作と同様である。
以上から本実施形態では記録濃度の低い画像を記録した場合でも、従来に比べ、記録走査終了時のヘッド温度と記録走査開始時のヘッド温度の差を5℃以内に抑えることができ、画像ムラの発生を防具ことができる。
以上のとおり、本実施形態によれば、前の走査の記録終了時ヘッド温度Tfinishについて、このヘッド温度Tfinishが吐出安定温度Tstableより高いときは、ヘッド温度Tfinishから温度値ΔTだけ下げた温度を目標温度とする。一方、記録終了時ヘッド温度Tfinishが吐出安定温度Tstableより低いときは、ヘッド温度Tfinishから温度値ΔTだけ上げた温度を目標温度とする。これにより、記録濃度の高い画像を記録した場合の記録ヘッドの昇温を抑制できる。また、記録走査終了時のヘッド温度と次の記録走査開始時のヘッド温度の差を5℃以内とすることができるので、記録走査間での濃度ムラの発生を防止できる。なお、記録終了時ヘッド温度Tfinishが高いか低いかを判断するための基準となる温度は、上記のような吐出安定温度に限られないことはもちろんである。例えば、記録ヘッドの吐出安定温度に加え、記録することが多い画像の濃度、すなわち、走査における記録ヘッドの吐出頻度を考慮して、上記基準となる温度を設定してもよい。また、次の実施形態に示すように、目標温度を求める際の基準とするものが、温度に限られるものでもない。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、記録走査終了時のヘッド温度に応じて目標温度を異ならせるものとした。これに対し、本発明の第2の実施形態は、1回の走査分の記録ドット数をカウントし、そのカウント値に応じて、記録走査終了時のヘッド温度に対して所定温度値ΔTを加えるかまたは減じるかを決定し目標温度を求めるものである。すなわち、記録ドット数は、ヘッド温度に関する情報であり、1回の記録ヘッドの走査でその記録ヘッドに配列する複数の吐出口から吐出されるインク滴の数の合計、つまり吐出回数の合計であり、1回の走査における吐出頻度に該当する。従って、このドットカウント部は、温度情報取得部に相当する。
図5(a)および(b)は、本発明の第2の実施形態に係わる記録ヘッドの温度制御を示すフローチャートである。
図5(a)に示すように、1回の走査を終了すると本処理が起動され、ステップS701で、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishを取得する。次に、ステップS702で、本処理が起動される前の1回の走査で記録したドット数(Ndot)をカウントし、本処理を終了する。
次に、上記走査が終了した後の次の記録走査開始時に図5(b)に示す処理が実行される。すなわち、記録走査開始命令があると本処理が起動されると、先ず、ステップS801で、記録走査開始時のヘッド温度Tstartを取得する。
次に、ステップS802で、記録走査終了時にカウントしたドット数(Ndot)が所定値である閾値Ntargetよりも少ないか否かを判断する。この閾値Ntargetは、記録ヘッド構成や環境温度に依存するものであり、吐出の安定する目標温度から記録走査を始めたときに、1回の走査で丁度温度変化が起こらないで記録できるドット数である。表2は、本実施形態における、目標温度から記録走査を始めたときに1回の走査で記録するドット数とヘッド温度の変化との関係を示している。
Figure 0005409246
表2から、本実施形態の閾値Ntargetは10000ドットに設定する。
再び図5(b)を参照すると、ステップS802で、カウント値Ndotが閾値Ntarget(10000ドット)以下(所定値以下)であると判断すると、ステップS803で、目標温度Ttargetを、Tfinish+ΔTに設定する。ここで、ΔTは第1の実施形態と同様の値である。そして、ステップS804で、ヘッド温度をTtargetまで加熱し、その後記録走査を開始する。
ステップS802で、カウント値Ndotが閾値Ntarget(10000発)以下ではないと判断すると、ステップS805で、目標温度Ttargetを、Tfinish−ΔTに設定する。そして、ステップS806で、記録走査開始時温度Tstartが目標温度Ttargetよりも低いか否かを判断する。
ステップS806で、記録走査開始温度Tstartが、目標温度Ttargetよりも低いと判断すると、ステップS804で、ヘッド温度をTtargetまで加熱し、その後記録走査を開始する。ステップS806で、記録走査開始温度Tstartが、目標温度Ttargetよりも低くないと判断すると、加熱を行わずに記録走査を開始する。
以上の本実施形態によるヘッド温度制御によれば、ヘッド温度の時間変化は、第1の実施形態で示した図4(a)および(b)と同様の変化を示す。濃度が高い画像を記録する例を示す図4(a)の、記録領域a11,a12,a13の記録開始に際して、第1の実施形態では、図3(b)のステップS402で、常に記録走査終了時温度Tfinishが、吐出安定温度Tstable以下ではないという判断が行なわれる。この判断の代わりに本実施形態では、濃度が高い画像を記録するときは、同じ記録領域の開始に際して、ステップS802で、常にカウント値Ndotが閾値Ntarget以下ではないという判断が行なわれる。その後の処理は第1の実施形態と同様であるためヘッド温度の時間変化は第1の実施形態と同様の様子を示す。
また、濃度が低い画像記録している図4(b)でも、濃度の高い場合と逆の判断がなされるため本実施形態のヘッド温度の時間変化は第1の実施形態と同様の様子を示す。したがって、本実施形態は第1の実施形態と同様の効果が得ることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態は、第1の実施形態の温度制御に加え、新しい記録媒体に記録を行う前に記録ヘッドの温度を吐出安定温度まで加熱するものである。通常、1枚の記録媒体に対する記録を終了すると、次の新しい記録媒体に対して記録を開始するまでに、排紙、給紙動作などで一定の時間を要する。従って、記録ヘッドの温度は、新しい記録媒体に記録を開始するまでの時間で、環境温度との関係に応じて低下することが多い。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る、新しい記録媒体を給紙するときに実行されるヘッド温度の制御を示すフローチャートである。
記録媒体の給紙を実行すると本処理が起動され、先ず、ステップS901で、記録走査開始時のヘッド温度Tstartを取得する。次に、ステップS902で、記録走査開始時温度Tstartが、吐出安定温度Tstableよりも低いか否かを判断する。
ステップS902で、記録走査開始時温度Tstartが、吐出安定温度Tstableより低いと判断すると、ステップS903で、記録ヘッドを吐出安定温度Tstable(第2の所定温度)まで加熱し、その後に記録走査を開始する。一方、ステップS902で、記録走査開始時温度Tstartが、吐出安定温度Tstableより低くないと判断すると、加熱を行わずに記録走査を開始する。
図7は、第1の実施形態に係る図3(a)および(b)に示した制御を実行し、給紙時に図6に示した温度制御を行わない場合のヘッド温度の変化を、比較のために示すフローチャートである。図7に示す例は、給紙時にヘッド温度が環境温度の20℃まで下がっている例を示している。また、図中、axy、bxy、cxyは、第1の実施形態に係る図4(a)および(b)に示したものなどと同様の意味を持つ。
記録媒体の給紙を行った後、記録動作領域a31では、記録走査によってヘッド温度が22℃まで上昇する。これにより、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishとして22℃を取得する。次に、非記録領域b31では、記録ヘッドの移動方向を反転してもとの走査開始位置に戻り、その非記録時間によってヘッド温度が1度下がる。これにより、記録走査開始時のヘッド温度Tstartとして、記録走査終了時温度Tfinish(22℃)−非記録期間の降下温度(1℃)=21℃を取得する。その後、記録走査終了時温度Tfinish(22℃)が、吐出安定温度Tstable(40℃)よりも低いと判断され、目標温度が、Ttarget=Tfinish(22℃)+ΔT(5℃)=27℃に設定される。これにより、加熱領域c31で、目標温度Ttargetである27℃まで加熱を行い、次の記録走査a32を開始する。以上の領域a31〜c31の処理と同様のものが領域c33まで繰り返されている。このように、ヘッド温度は、上記領域a31〜c31の処理が3回繰り返されることで、吐出安定温度である40℃を上回り、領域a34から、第1の実施形態係る図4(a)で示した1連の温度変化となる。
以上のとおり、給紙時のヘッド温度制御を実施しない第1の実施形態では、画像ムラの観点からΔT(5℃)までしか加熱できない。このため、ヘッド温度が吐出安定温度に対して大きく離れている、給紙の際には、吐出安定温度を超えるまでに何度か繰り返し記録走査を行う必要がある。この場合、記録ヘッドの構成やインクの種類によっては、吐出の安定する吐出安定温度に達するまでの数回の走査において、吐出が安定しないことがある。また、隣接する記録走査間で生じる濃度ムラの発生は防止できるが、複数回の走査で記録する画像の、前半の走査領域と後半の走査領域で徐々に色が変化することがある。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る、ヘッド温度の変化を時間の経過とともに示す図である。図7に示す例と同様、ヘッド温度は、給紙時に環境温度の20℃までが下がっている例を示している。また、図中のaxy、cxyは、第1の実施形態と同様の意味を持つ。
図6に示す制御に従い、記録媒体の給紙を行った後、記録走査開始時のヘッド温度Tstartである20℃を取得する。さらに、記録開始時温度Tstart(20℃)が、吐出安定温度Tstable(40℃)よりも低いと判断し、ヘッド温度を吐出安定温度Tstableである40℃まで加熱を行い、次の記録走査a41を開始する。その後は、第1の実施形態で示した一連の温度変化となる。
以上から、本実施形態では、給紙された新しい記録媒体に対する1回目の記録走査の前に、吐出安定温度である40℃まで加熱してから通常の記録動作を行う。これにより、吐出状態がヘッド温度の影響を受けやすいヘッド構成やインク種類において、吐出の安定しないヘッド温度で記録走査を行う状態を回避でき、吐出が安定する。これとともに、複数回の記録走査による画像の前半領域と後半領域との間の濃度の変化が低減された画像を記録することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態は、第1の実施形態に係るヘッド温度制御に加え、記録走査中に記録ヘッドを環境温度よりも高い所定温度(第3の所定温度)に保温する温度制御を行うものに関する。走査中に記録ヘッドを保温する手段としては、記録ヘッドの吐出口近傍に設けられた、吐出口付近のインクを温めるための保温ヒータや、記録に使用しない吐出口のヒータに吐出に至らない熱エネルギーを与えるものなどがある。本実施形態ではどの保温手段も用いることができる。
本実施形態における、記録走査終了時の温度制御は、第1の実施形態に係る図3(a)と同様であり、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishを取得する。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る、記録走査開始時のヘッド温度制御を示すフローチャートである。本実施形態は、上述したように、走査中に記録ヘッドの保温を行うことから、記録濃度が低い画像を記録する場合でも、記録ヘッドの温度の低下はない。すなわち、本実施形態による温度制御によれば、記録する画像の濃度に拘わらず、第1実施形態に係る図4(a)に示すように温度変化を示す。このため、本実施形態の温度制御は図9に示すものとなる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係るヘッド温度制御を示すフローチャートである。
記録走査開始命令があると本処理が起動され、先ず、ステップS1201で、記録走査開始時のヘッド温度Tstartを取得する。次に、ステップS1202で、目標温度Ttargetを、Tfinish−ΔTに設定する。ΔTは第1実施形態にて説明した値と同様の値である。次に、ステップS1203で、記録走査開始時温度Tstartが、目標温度Ttargetよりも低いか否かを判断する。
ステップS1203で、記録走査開始時温度Tstartが、目標温度Ttargetよりも低いと判断すると、ステップS1204で、ヘッド温度を目標温度Ttargetになるまで加熱し、記録走査を開始する。一方、ステップS1203で、記録走査開始時温度Tstartが、目標温度Ttargetよりも低くないと判断すると、加熱を行わずに記録走査を開始する。
以上の本実施形態によれば、記録走査中、保温のために熱エネルギーを追加しているため、ヘッド温度の変化は、記録する画像の濃度に依らず、図4(a)に示すものと同様、常に記録走査によってヘッド温度が上昇する変化を示す。また、記録走査中、保温のために熱エネルギーを追加していることから、図4(a)に示す1回の記録走査でのヘッド温度の上昇がさらに大きくなり、本発明による効果がより得やすくなる。
また、第3の実施形態に関して説明した、新たな記録媒体の給紙を行うときに、記録ヘッドの温度を吐出安定温度まで加熱する温度制御を、本実施形態と組み合わせることもできる。これにより、給紙後の吐出の安定しないヘッド温度で記録走査を行うことがなく吐出が安定し、複数回記録走査した前半の走査領域と後半の走査領域との間で濃度の変化も低減することができる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態は、記録ヘッドの温度を下げる冷却機構を用いたヘッド温度制御に関し、冷却機構として冷却ファンを用いるものである。本実施形態における、記録走査終了時の制御では、第1実施形態に関して図3(a)示したのと同様、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishを取得する。
図10は、本発明の第5の実施形態に係るヘッド温度制御の処理を示すフローチャートである。
記録走査開始命令が出ると、ステップS1301で、記録走査開始時のヘッド温度Tstartを取得する。次に、ステップS1302で、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishが、吐出安定温度Tstable以下か否かを判断する。
記録走査終了時温度Tfinishが、吐出安定温度Tstable以下であると判断すると、記録走査を開始する。一方、記録走査終了時温度Tfinishが、吐出安定温度Tstable以下でないと判断すると、ステップS1303で、目標温度Ttargetを、Tfinish−ΔT℃に設定する。個々で、ΔTの値は第1の実施形態と同じ5℃である。
次に、ステップS1304で、記録開始時温度Tstartが、目標温度Ttargetより低いか否かを判断する。記録開始時温度Tstartが、目標温度Ttargetより低いと判断すると、記録走査を開始する。一方、記録開始時温度Tstartが、目標温度Ttargetより低くないと判断すると、ステップS1305で、冷却ファンを用いて、目標温度Ttargetまで記録ヘッドを冷却し、その後記録走査を開始する。
図11は、本実施形態の温度制御によるヘッド温度の変化を示す図である。図中、axyは記録走査、bxyは非記録、dxyは冷却をそれぞれ行っている時間領域を示している。
記録領域a41では、記録走査によってヘッド温度が48℃まで上昇し、これにより、ステップS301で、記録走査終了時のヘッド温度Tfinishとして48℃を取得する。次に、非記録動作領域b41では、記録ヘッドの移動方向を反転して走査開始位置に戻るための移動を行い、それによって、ヘッド温度が1℃低下する。これにより、ステップS1301で、記録走査開始時のヘッド温度Tstartとして、Tfinish(48℃)−非記録期間の降下温度(1℃)=47℃を取得する。その後、ステップS1302で、記録走査終了時温度Tfinish(48℃)が、吐出安定温度Tstable(40℃)よりも低くないと判断され、ステップS1303で、目標温度Ttargetが、Ttarget=Tfinish(48℃)−ΔT(5℃)=43℃に設定される。次に、ステップS1304で、記録捜査開始時温度Tstart(47℃)が、目標温度Ttarget(43℃)より低くないと判断され、ステップS1305で、冷却ファンを駆動してヘッド温度をTtargetまで冷却する。そして、次の記録走査領域a42の記録走査を開始する。その後、同様な処理が繰り返される。
従来、記録走査によって大きくヘッド温度が上昇した場合、図12(c)に示したように、非記録時間を長くし、吐出安定温度付近までヘッド温度を下げることを行っていた。そして、その結果として、記録走査終了時と記録走査開始時のヘッド温度の差が大きくなり濃度ムラが発生していた。また、冷却ファンを使用して、走査と走査の間に吐出安定温度まで記録ヘッドを冷却した場合でも濃度ムラが発生する。
これに対し、以上の第5実施形態によれば、記録走査によって大幅にヘッド温度が上昇した場合でも記録走査終了時のヘッド温度から所定量ΔTだけ低い温度を目標温度とする。これにより、記録走査終了時と記録走査開始時のヘッド温度の差をΔT以内にすることができ、各走査で記録される画像の間の濃度ムラを低減することができる。
102 記録ヘッド
106 キャリッジ
200 CPU
201 ROM
202 RAM
212 ダイオードセンサ
214 ヘッド温度制御回路
215 ヘッド駆動制御回路
216 キャリッジ駆動制御回路
217 紙送り制御回路

Claims (9)

  1. インクを吐出するための吐出口を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して走査して記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドの温度に係る情報を取得するヘッド温度取得手段と、
    前記ヘッド温度取得手段が取得した情報が示す当該開始する走査の前の走査の走査終了時の記録ヘッドの温度に基づく温度を目標温度とし、前記記録ヘッドの走査開始時に前記記録ヘッドの温度前記目標温度となるように前記記録ヘッドの温度を変化させる温度制御手段と、
    を具え
    前記温度制御手段は、前記ヘッド温度取得手段が取得した情報が示す前記走査終了時の記録ヘッドの温度が当該記録ヘッドの吐出安定温度より高い場合において前記記録ヘッドの昇温が抑制されるように、前記走査終了時の記録ヘッドの温度より前記所定温度低い温度を前記目標温度とすることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記温度制御手段は、
    前記走査終了時の記録ヘッドの温度が前記吐出安定温度以下の場合に、前記走査終了時の記録ヘッドの温度より所定温度高い温度を前記目標温度とすることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ヘッド温度取得手段は、前記前の走査における前記記録ヘッドの吐出回数を前記温度情報として取得することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記温度制御手段は、さらに、
    記録媒体が給紙されるときに、前記記録ヘッドの温度を当該記録ヘッドの吐出安定温度まで変化させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記温度制御手段は、さらに、
    記録ヘッドが記録媒体に対して走査されるとき、前記記録ヘッドを環境温度よりも高い温度で保温することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ヘッド温度取得手段が取得した情報が示す前記走査開始前記記録ヘッドの温度が、前記目標温度よりも低いとき、前記温度制御手段は、前記走査開始時の前記記録ヘッドの温度前記目標温度となるように前記記録ヘッドの加熱を行い
    前記ヘッド温度取得手段した情報が示す前記走査開始前記記録ヘッドの温度が、前記目標温度以上のとき、前記温度制御手段による前記記録ヘッドの加熱を行わずに前記記録ヘッドの走査を開始する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記記録ヘッドは、複数の前記吐出口に対応して設けられ、インクを吐出するための熱を発生する複数のヒータを有し、
    温度制御手段は、前記複数のヒータから前記インクの吐出に至らない程度の熱を発生させることにより前記記録ヘッドの温度を変化させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記記録ヘッドは、複数の前記吐出口に対応して設けられ、インクを吐出するための熱を発生する複数のヒータと、前記インクの温度を調整するためのサブヒータと、を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. インクを吐出するための吐出口を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して走査して記録を行うインクジェット記録装置における記録ヘッドの温度制御方法において、
    前記記録ヘッドの温度に係る情報を取得するヘッド温度取得工程と、
    前記ヘッド温度取得工程で取得した情報が示す当該開始する走査の前の走査の走査終了時の記録ヘッドの温度に基づく温度を目標温度とし、前記記録ヘッドの走査開始時に前記記録ヘッドの温度前記目標温度となるように前記記録ヘッドの温度を変化させる温度制御工程と、
    を有し
    前記温度制御工程では、前記ヘッド温度取得工程で取得した情報が示す前記走査終了時の記録ヘッドの温度が当該記録ヘッドの吐出安定温度より高い場合において前記記録ヘッドの昇温が抑制されるように、前記走査終了時の記録ヘッドの温度より前記所定温度低い温度を前記目標温度とすることを特徴とする記録ヘッドの温度制御方法。
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