JP5408289B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

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JP5408289B2 JP2012115744A JP2012115744A JP5408289B2 JP 5408289 B2 JP5408289 B2 JP 5408289B2 JP 2012115744 A JP2012115744 A JP 2012115744A JP 2012115744 A JP2012115744 A JP 2012115744A JP 5408289 B2 JP5408289 B2 JP 5408289B2
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Description

本発明は、ラベルが剥離可能な状態で貼り付けられている台紙を屈曲させた状態で搬送
することにより、当該台紙からラベルを剥離するラベル剥離機構に関するものである。ま
た、本発明は、印刷後のラベルを台紙から剥離するためにラベル剥離機構が搭載されてい
るラベルプリンタに関するものである。
ラベルを発行するためのラベルプリンタとしては、長尺状の台紙の表面に一定長さのラ
ベルが剥離可能に貼り付けられた台紙を、ラベルが印刷位置に到達するまで搬送して、ラ
ベルに印刷を行い、しかる後に台紙を搬送しながら、ラベル剥離機構によって印刷後のラ
ベルを台紙から剥離し、台紙及びラベルを別個の経路で排出する構成のものが知られてい
る。ラベル剥離機構としては一般に、ラベルが貼り付いた状態の台紙を裏面側から90度
以下に屈曲させた状態で搬送することにより、ラベルの腰の強さ(面外剛性)を利用して
、台紙からラベルを剥離するものが使用されている。例えば、特許文献1にこの構成のラ
ベル剥離機構を備えたプリンタが開示されている。
特許第2992363号公報
この構成のラベル剥離機構では、図9に示すように、台紙51を裏面側から90度以下
に屈曲させるための台紙屈曲用ガイド52を備えており、このガイド52の屈曲面に沿っ
て台紙1を搬送させることにより、台紙51からラベル53を剥離させるようにしている

ところで、台紙屈曲用ガイド52で台紙51から剥離させるラベル53は完全に剥離さ
せると保持されるものがなく落下してしまい、使用者が受け取ることができない。このた
め、ラベル53の後端が台紙に僅かに付着されている位置まで送り出すことにより、ラベ
ル53の後端を保持して、使用者に受け取らせるようにしている。このとき、後端を保持
されたラベル53は、その自重により先端よりだれてしまうことがある。
そして、このようにラベル53がだれてしまうと、ラベル53が取りづらくなったり、
ラベル53がプリンタのケースに貼り付いてしまうことがある。
また、ラベル53がだれた場合には、剥離されたラベル53の有無を検出するセンサが
ラベル53の位置が変動することにより検出が不正確となり、支持されたラベル53があ
るにも関わらず、無いと検出して次のラベル53が送り出されてしまうような誤動作が生
じる虞もあった。
そして、このラベル53のだれは、ラベル53が長尺の場合あるいはラベル53が薄く
て剛性が弱い場合、風が吹いている場合、などに顕著に生じやすい。
また、ラベル53の後端は台紙に付着した状態となっているので取り出すときに付着部
分を剥がす必要があり、粘着力の強い接着剤が使用されている場合などは、使用者が取り
づらくなることもあった。
本発明の目的は、剥離して送り出したラベルのだれの発生をなくして、確実にラベルを
使用者へ受け取らせることのできるラベル剥離機構、及び当該ラベル剥離機構を備えたラ
ベルプリンタを提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明のラベル剥離機構は、ラベルが表面に貼り付け
られた長尺状の台紙を裏面側に90度以下に屈曲させるための凸状の屈曲面を備えた台紙
屈曲用ガイドと、前記台紙が前記屈曲面に沿って90度以下に屈曲されて搬送される間に
当該台紙から剥離されながら送り出される前記ラベルを保持するラベルガイドローラとを
備えたことを特徴としている。
このような構成のラベル剥離機構は、台紙屈曲用ガイドによって屈曲された台紙から剥
離されながら送り出されるラベルが、ラベルガイドローラによって保持される。そのため
、剥離したラベルのだれを防止することができる。
また、本発明のラベル剥離機構において、前記台紙から剥離されながら前記ラベルを送
り出すラベル送り出しローラが前記台紙屈曲用ガイドと前記ラベルガイドローラとの間に
配置され、送り出した前記ラベルの後端部が前記ラベル送り出しローラによって保持され
るとともに、当該ラベルの中央側が前記ラベルガイドローラによって保持されることが好
ましい。この場合は、ラベルの後端を台紙に付着して保持させる必要がなく、ラベルを完
全に台紙から剥離することができるため、ラベルが先端からのだれを防止すると共に、使
用者が取り出し易くなることもできる。
もしくは、本発明のラベル剥離機構において、剥離されながら送り出された前記ラベル
の後端部が前記台紙に保持されるとともに、当該ラベルの中央側が前記ラベルガイドロー
ラによって保持されることが好ましい。
これにより、ラベルが後端側及び中央側の複数箇所で保持され、だれることなく確実に
支持される。
また、本発明のラベル剥離機構において、前記ラベルガイドローラおよび前記ラベル送
り出しローラは、それぞれラベルの粘着面と接触したときの粘着力が異なる表面を持つ複
数のローラが同軸上に組み合わされてなることが好ましい。
一方のローラはラベルの接着面との粘着力が比較的強く、他方のローラはラベルの接着
面との粘着力が比較的弱く、これらのローラを同軸上に組み合わせてラベルガイドローラ
およびラベル送り出しローラを構成することにより、ラベルの保持力を適切に設定するこ
とができる。
また、上記課題を解決することのできる本発明のラベルプリンタは、上記の何れかのラ
ベル剥離機構と、前記ラベルに印刷を行う印刷ヘッドと、この印刷ヘッドによる印刷位置
及び前記ラベル剥離機構によるラベル剥離位置を順次に経由させて、前記ラベルが貼り付
けられている長尺状の前記台紙を搬送する搬送機構と、前記ラベルが剥離した後の前記台
紙を排出するための台紙排出口と、前記台紙から剥離した後の前記ラベルを排出するため
のラベル発行口とを有していることを特徴としている。また、前記印刷ヘッドはサーマル
ヘッドであり、前記搬送機構は、前記サーマルヘッドに押圧されたプラテンローラを備え
ていても良い。
このような構成のラベルプリンタは、印刷されたラベルを、確実に台紙から剥離した後
、安定的に保持することができる。したがって、台紙から剥離したラベルにだれが生じて
、使用者が取り出しづらいとか、ラベルの粘着面がケースへ貼り付いてしまうような不具
合を防止でき、プリンタとしての使い勝手の良さと高い信頼性を得ることができる。
本発明のラベル剥離機構及びラベルプリンタによれば、台紙屈曲用ガイドによって台紙
から剥離されながら送り出されるラベルを保持するラベルガイドローラが設けられている
ため、台紙から剥離させたラベルを安定的に保持することができ、ラベルのだれの発生を
なくすことができる。
本発明を適用したラベルプリンタの外観斜視図である。 図1のラベルプリンタの概略断面図である。 図1のラベルプリンタのラベル剥離機構を示す部分拡大断面図である。 図1のラベルプリンタの開閉部を開けた状態の外観斜視図である。 図4のラベルプリンタの概略断面図である。 ラベル剥離機構におけるラベルの支持状態を示す部分拡大断面図である。 ラベル剥離機構におけるラベルの支持状態を示す部分拡大断面図である。 他の構造のラベル剥離機構を示す部分拡大断面図である。 ラベルがだれた状態を示す従来のラベル剥離機構の概略断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したラベル剥離機構が搭載されたラベルプリン
タの実施の形態の一例を説明する。
(全体構成)
図1はラベルプリンタの外観斜視図であり、図2はその内部構成を示す概略断面図であ
り、図3はそのラベル剥離機構を示す拡大部分断面図である。本例のラベルプリンタ1は
、全体として縦長の直方体形状をしたプリンタケース2を備え、その前面部分2aには、
上側にラベル発行口3が形成され、その下側に台紙排出口4が形成されている。プリンタ
ケース2の内部には、その下半部分にロール紙装填部5が形成されている。ロール紙装填
部5にはラベル印刷用のロール紙6が装填されている。ラベル印刷用のロール紙6は、表
面に長方形等の形状をしたラベル7が一定間隔で貼り付けられている一定幅の長尺状の台
紙8がロール状に巻かれた構成のものである。ラベルプリンタ1の内部には、ロール紙6
および台紙8の紙幅を規制する図示していない紙幅規制ガイドが設けられており、紙幅の
変更を可能としている。
ロール紙装填部5に装填されたロール紙6から繰り出されるラベルが貼り付けられてい
る台紙8は、搬送路11を通って、プラテンローラ13とサーマルヘッド12に狭持され
、プラテンローラ13の回転により搬送される。サーマルヘッド12によって、台紙8の
表面8aに貼り付けられているラベル7に印刷が行われた後、台紙8は、全体として鋭角
に折れ曲がっている台紙屈曲用ガイド21を備えたラベル剥離機構20を経由して搬送さ
れる。この間、印刷後のラベル7は台紙8から剥離して、ラベル発行口3から発行される
台紙8の搬送経路の下流側には、プラテンローラ13に対するサーマルヘッド12の位
置とは反対側の外周側の位置に、ラベル剥離機構20の構成部品であるピーラーローラ2
2が備えられ、プラテンローラ13の外周面部分に押圧されている。ラベル7が剥離され
た後の台紙8は、台紙屈曲用ガイド21に沿って進み、プラテンローラ13とピーラーロ
ーラ22に狭持される。プラテンローラ13の回転により台紙8は、ピーラーローラ22
の外周面に沿ってプリンタ前面側に搬送され、台紙排出口4からプリンタ前方に排出され
る。
(ラベル剥離機構)
図2及び図3を参照して、印刷後のラベル7を台紙8から剥離するラベル剥離機構20
を説明する。ラベル剥離機構20の台紙屈曲用ガイド21は、先端部分に凸円弧面からな
る小さな曲率半径の屈曲面21aが形成されており、この屈曲面21aにおける台紙搬送
方向の上流側の端21bには、平坦な上流側ガイド面部分21cが滑らかに連続している
。同様に、屈曲面21aにおける台紙搬送方向の下流側の端21dにも、平坦な下流側ガ
イド面部分21eが滑らかに連続している。
上流側ガイド面部分21cには、台紙の幅方向に所定の間隔でガイド面23aが設けら
れた、上流側台紙押さえガイド23が対峙している。下流側ガイド面部分21eにも、台
紙の幅方向に所定の間隔でガイド面24aが設けられた、下流側台紙押さえガイド24が
対峙している。上流側ガイド面部分21cと上流側台紙押えガイド23のガイド面23a
の隙間は、台紙8とラベル7の合計厚さよりもわずかに大きな寸法とされている。また、
上流側台紙押さえガイド23のガイド面23aは、台紙屈曲用ガイド21の屈曲面21a
の上流側の端21bよりも台紙搬送方向の下流側に所定長さだけ突出している。すなわち
、屈曲面21aを規定している曲面の中心25と端21bを結ぶ線分L1よりも下流側に
延びている。他方の下流側台紙押さえガイド24のガイド面24aは、屈曲面21aの下
流側の端21dよりも台紙搬送方向の上流側に所定長さだけ突出している。すなわち、中
心25と端21dを結ぶ線分L2よりも上流側に延びている。
また、上流側台紙押さえガイド23よりも台紙搬送方向の上流側の位置には、屈曲面2
1aに向けて搬送される台紙8をその裏面側に凸となるように湾曲させるための台紙押さ
え26が配置されている。換言すると、台紙押さえ26は、屈曲面21aによる台紙8の
屈曲方向とは逆方向に台紙8を僅かに湾曲させることができるように、その凸円弧状の押
さえ面26aが上流側台紙押さえガイド23のガイド面23aよりも上流側ガイド面部分
21cの側に僅かに突出している。したがって、台紙8は台紙押さえ26によって裏面側
に僅かに湾曲させられた状態を経て台紙屈曲用ガイド21の屈曲面21aに案内され、こ
の屈曲面21aに沿って鋭角に屈曲される。
次に、台紙屈曲用ガイド21の屈曲面21aの下流側近傍位置には、ラベル送り出しロ
ーラ27が回転自在の状態で配置されている。ラベル送り出しローラ27は、その外周面
の上側部分が、上流側台紙押さえガイド23のガイド面23aの延長面上にほぼ位置する
ように配置されている。このラベル送り出しローラ27におけるラベル発行口3の側に隣
接した位置にはラベルガイドローラ28が回転自在の状態で配置されている。ラベルガイ
ドローラ28はラベル送り出しローラ27とほぼ同一の高さ位置にある。
また、ラベル送り出しローラ27及びラベルガイドローラ28は、ラベル7の搬送方向
と直交する幅方向の複数箇所でのみ接触するように、ラベル7の幅方向に間隔をあけて配
置された同軸上の複数のローラから構成されている。これにより、ラベル7の粘着面がラ
ベル送り出しローラ27及びラベルガイドローラ28に付着して、使用者がラベル7を取
り出しにくくなる等の不具合の発生を防止している。また、ラベル7の粘着面に対する接
触面積が小さくされているため、ラベル7の粘着面にある接着剤がラベル送り出しローラ
27及びラベルガイドローラ28に付着して溜まることによりラベル送り出しを円滑に行
えなくなる等の不具合の発生が防がれる。これらの構成によれば、ラベル7の後端を台紙
に付着して保持させる必要がなく、ラベル7を完全に台紙8から剥離することができるた
め、使用者が取り出し易くなる。
ここで、下流側台紙押さえガイド24の下流側には、台紙屈曲用ガイド21の下流側ガ
イド面部分21eに対峙した状態で、動力伝達ローラ29が回転自在の状態で配置されて
いる。これらの間を通って台紙8が搬送されると、動力伝達ローラ29が台紙8と連れ回
り状態になる。動力伝達ローラ29は、不図示の歯車列などの動力伝達機構を介して、ラ
ベル送り出しローラ27に連結されており、ラベル送り出しローラ27がラベル7をラベ
ル発行口3に向けて送り出す方向に回転駆動されるようになっている。
なお、ラベル送り出しローラ27の上方には、マニュアルカッタ31が設けられている
。台紙8からラベル7を剥離させずに発行したい場合には、台紙8をラベル発行口3から
送り出すようにセットし、このマニュアルカッタ31によって印刷されたラベル7が貼り
付いた状態のままの台紙8を、手動で切断することができるようになっている。
ここで、本例のラベルプリンタ1では、図4及び図5に示すように、台紙排出口4の上
側位置を中心としてプリンタ前方に開けることのできる開閉部30を備えている。この開
閉部30に、ラベル剥離機構20のピーラーローラ22、ラベル送り出しローラ27、ラ
ベルガイドローラ28、動力伝達ローラ29が取付けられている。また、下流側台紙押さ
えガイド24が取付けられている。開閉部30を開くと、台紙屈曲用ガイド21から台紙
排出口4に到る台紙排出路が開放される。したがって、台紙8からラベル7を剥離させて
ラベル発行口3から発行するモードにするには、開閉部30を開いた状態で、図4及び図
5に示すように台紙8の先端部分を開閉部30の下側の台紙排出口4に引き出し、この状
態で開閉部30を閉めればよい。また、ラベル7が台紙8とともにラベル発行口3から送
り出されるモードにするには、台紙8を台紙排出口4に通さず開閉部30の上方(すなわ
ちラベル発行口3)に引き出し、開閉部30を閉めればよい。
(ラベル剥離動作)
この構成のラベル剥離機構20によるラベル7の剥離動作を説明する。ラベル7が表面
に貼り付いている台紙8がサーマルヘッド12とプラテンローラ13に狭持され搬送され
る間に、サーマルヘッド12により白紙状態のラベル7の表面に所定の情報が印刷される
。その後台紙8は、台紙屈曲用ガイド21の上流側ガイド面部分21cと台紙押さえ26
の間を通ることによって、台紙裏面側に僅かに湾曲させられた状態を経て、屈曲面21a
に向けて搬送される。台紙押さえ26によって裏面側に湾曲させられるので、ラベル7が
貼り付いている台紙8は、台紙屈曲用ガイド21の上流側ガイド面部分21cから浮き上
がることなく当該上流側ガイド面部分21cに沿って搬送される。
台紙押さえ26の下流側には、上流側台紙押さえガイド23が配置されており、そのガ
イド面23aと上流側ガイド面部分21cの隙間は台紙8及びラベル7の合計厚さよりも
僅かに大きい程度の狭い隙間となっている。また、上流側台紙押さえガイド23のガイド
面23aは屈曲面21aの上流側部分にオーバラップする状態になっている。よって、ラ
ベル7が貼り付いている台紙8は、上流側台紙押さえガイド23のガイド面23aから浮
き上がることなく、当該ガイド面23aに沿って屈曲面21aに搬送される。
屈曲面21aは曲率半径の小さな凸円弧面であり、台紙8はこの屈曲面21aに沿って
鋭角に屈曲された状態で搬送される。この結果、ラベル7は、それ自体の腰の強さによっ
て、貼り付けられていた台紙8より先端部分から剥がれていき、それまでの搬送方向と同
一の方向に送り出されることになる。台紙8は屈曲面21aに沿って、下流側ガイド面部
分21eと、これに対峙している下流側台紙押さえガイド24のガイド面24aの間に案
内され、ここから、下流側ガイド面部分21eと動力伝達ローラ29の間を経て、プラテ
ンローラ13及びピーラーローラ22の間を通り、台紙排出口4から排出される。
ここで、下流側台紙押さえガイド24のガイド面24aは、屈曲面21aにオーバラッ
プした状態に配置されているので、屈曲面21aに沿って屈曲した後の台紙8が、当該屈
曲面21aから浮き上がることがない。よって、台紙8は屈曲面21aに沿って、小さな
曲率半径となるように屈曲されるので、ラベル7が台紙8から確実に剥離することができ
る。
一方、屈曲面21aにおいて台紙8から剥がれ始めたラベル7の送り出し側には、ラベ
ル送り出しローラ27が配置されている。ラベル送り出しローラ27は、搬送される台紙
8と連れ回りしている動力伝達ローラ29によって、ラベル送り出し方向に回転駆動され
ている。したがって、台紙8から剥がれ始めたラベル7の先端部分がラベル送り出しロー
ラ27に乗ると、ラベル7が当該ラベル送り出しローラ27によって台紙8とは異なる方
向であるラベル発行口3の方向に送り出される。よって、屈曲面21aによって先端部分
が剥がれ始めたラベル7は、剥離動作が中断することなくそのまま継続されて、さらにラ
ベル7と連れ回りするラベルガイドローラ28によってラベル発行口3に案内される。
このラベル発行口3へ送り出されたラベル7は、図6に示すように、ラベル送り出しロ
ーラ27とラベルガイドローラ28とに保持された状態で受け取り位置に配置され、使用
者により受け取られる。そして、この配置されたラベル7が使用者によって受け取られる
と、受け取り位置に設置されているラベル7の有無を検出する図示しないセンサからの検
出信号に基づいて、サーマルヘッド12による印刷とラベル剥離機構20が作動し、次の
ラベル7がラベル発行口3へ送り出されて受け取り位置に配置される。
ここで、本例のラベルプリンタ1のラベル剥離機構20では、ラベル7がラベル送り出
しローラ27によってラベル発行口3へ送り出されて受け取り位置に配置されると、ラベ
ル7の後端側がラベル送り出しローラ27に保持されるとともに、ラベル7の中央側がラ
ベルガイドローラ28によって保持される。これにより、ラベル7が後端側及び中央側の
複数箇所にて支持され、だれることなく受け取り位置にて支持される。
また、万一風の影響などにより、ラベル7の後端がラベル送り出しローラ27から剥が
れたとしても、図7に示すように、ラベルガイドローラ28によって中央側が保持された
ラベル7は、その後端付近にマニュアルカッタ31が当接することにより、ラベル7の落
下を防止すると共に、だれを防止することができる。
以上説明したように、本例のラベルプリンタ1のラベル剥離機構20では、台紙屈曲用
ガイド21にて台紙8から剥離されて送り出されるラベル7を保持するラベルガイドロー
ラ28を設けたので、台紙8から剥離させたラベル7を確実に保持することができる。こ
れにより、ラベル7が長尺である場合や風が吹いている場合にも、ラベル7のだれの発生
を確実になくすことができる。
そして、ラベル剥離機構20によって印刷されたラベル7を、確実に台紙8から剥離し
て保持することができ、剥離したラベル7にだれが生じて粘着面が、ケースへ貼り付いて
しまうような不具合をなくすことができる。
また、剥離されたラベル7の位置がだれにより変動しないため、剥離されたラベル7の
有無を検出するセンサによる検出を正確に行わせることができる。これにより、支持され
たラベル7があるにも関わらず、次のラベル7が送り出されてしまうような誤動作を確実
に防止することができる。
なお、本発明においては、図8に示すように、ラベル送り出しローラ27及び動力伝達
ローラ29を省略し、ラベル送り出しローラ27の位置にラベルガイドローラ28を配置
してもよい。
この場合には、ラベルガイドローラ28が、送り出されるラベル7と連れ回りして、ラ
ベル7を剥離方向にガイドする。そして、ラベル7がラベル発行口3へ、ラベル7の後端
側が台紙8に僅かに付着した状態に残るまで送り出し、ラベル7の後端側を保持する。こ
のとき、ラベル7の中央側はラベルガイドローラ28によって保持されている。これによ
り、ラベル7が後端側及び中央側の複数箇所にて保持され、だれることなく受け取り位置
にて支持される。
また、ラベル送り出しローラ27及びラベルガイドローラ28の表面材質としては、例
えば、ポリアセタールなどの合成樹脂が適用可能であるが、ラベル7の接着剤との粘着力
が比較的強いクロロプレンゴムのローラと粘着力が比較的弱いシリコンゴムのローラとを
組み合わせても良い。シリコンゴムは、ラベル7の接着剤として用いるアクリルエマルジ
ョン系接着剤の付着力が極めて弱く、接着剤の付着も防止される。そして、このように、
ラベル7の接着剤との粘着力の異なる複数のローラとを同軸上に組み合わせた場合、その
割合を調整することによって、ラベル7の保持力を最適な状態に調整することができる。
また、ラベル送り出しローラ27とラベルガイドローラ28との配置は、ラベル7の搬
送方向に沿って直列に配置しても良いが、ラベル7の幅方向へ互い違いにずらして千鳥状
に配置しても良い。特に、千鳥状に配置することにより、ラベル7の幅が狭い場合にも、
確実な保持力でラベル7を保持することができる。
なお、剥離したラベル7をラベル発行口3に送り出すためのローラ(例えばラベル送り
出しローラ27やラベルガイドローラ28)を3個以上配置しても良い。
一方、本例のラベルプリンタ1はサーマルヘッドを備えているが、インクジェットヘッ
ドなどのような異なる形式の印刷ヘッドを備えていても良い。
1:ラベルプリンタ、3:ラベル発行口、4:台紙排出口、7:ラベル、8:台紙、12
:サーマルヘッド(印刷ヘッド)、13:プラテンローラ、20:ラベル剥離機構、21
:台紙屈曲用ガイド、21a:屈曲面、22:ピーラーローラ、23:上流側台紙押さえ
ガイド、24:下流側台紙押さえガイド、27:ラベル送り出しローラ、28:ラベルガ
イドローラ

Claims (5)

  1. ラベルが表面に貼り付けられた長尺状のラベル台紙から当該ラベルを剥離させてラベル発行口から発行するとともに当該ラベルが剥離された台紙を台紙排出口から排出するモードと、
    前記ラベル台紙を前記ラベル発行口から送り出すモードとを切り換え可能であるラベルプリンタであって、
    前記ラベル台紙を裏面側に90度以下に屈曲させるための凸状の屈曲面を備えた台紙屈曲用ガイドと、
    前記台紙から剥離されながら送り出される前記ラベルを保持するラベルガイドローラと、
    前記ラベル発行口に設けられたマニュアルカッタと、
    前記台紙排出口近傍を中心に開閉するもので、前記ラベルガイドローラとピーラーローラとが取付けられた、前記台紙排出口の上側位置を中心としてプリンタ前方に開放可能な開閉部と、を備え、
    前記開閉部は、開状態で前記プリンタ内のプラテンローラヘッドを離間させずに、前記台紙屈曲用ガイドから前記台紙排出口に到る台紙排出路を開放して前記モードの切り換えを可能とし、閉状態で前記台紙排出路を形成するとともに前記台紙屈曲用ガイドと前記ラベルガイドローラと前記ピーラーローラとでラベル剥離機構を形成し、剥離されながら送り出された前記ラベルの後端部が前記台紙に保持されるとともに、当該ラベルの先端部と後端部の間が前記ラベルガイドローラによって保持されることを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 請求項1に記載のラベルプリンタであって、
    前記台紙から剥離された前記ラベルを送り出すラベル送り出しローラが前記台紙屈曲用ガイドと前記ラベルガイドローラとの間に配置されて前記開閉部に取付けられ、剥離されながら送り出された前記ラベルの後端部が前記ラベル送り出しローラによって保持されるとともに、当該ラベルの先端部と後端部の間が前記ラベルガイドローラによって保持されることを特徴とするラベルプリンタ。
  3. 請求項2に記載のラベルプリンタであって、
    前記ラベル送り出しローラは、それぞれラベルの粘着面と接触したときの粘着力が異なる表面を持つ複数のローラが同軸上に組み合わされてなることを特徴とするラベルプリンタ。
  4. 請求項2に記載のラベルプリンタであって、
    前記マニュアルカッタは、剥離されながら送り出された前記ラベルの後端部が前記ラベル送り出しローラから上方に離れた場合、前記後端部が当接する位置にあることを特徴とするラベルプリンタ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のラベルプリンタであって、
    前記ラベルガイドローラは、それぞれラベルの粘着面と接触したときの粘着力が異なる表面を持つ複数のローラが同軸上に組み合わされてなることを特徴とするラベルプリンタ。
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