JP5405999B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体認証を実施して本人認証を行う自動取引装置に関する。
昨今、企業等においては、災害で被害があった場合にも事業を継続することが取りざたされている。金融業界でも同様に、地震や急性伝染病などの被害に対する対策が検討されている。例えば、システムセンタのデータ等をシステムセンタとは異なる他の場所にバックアップしたり、あるいはシステムセンタを複数の場所に設置する等、被害状況のレベルごとに、その対策などが計画され、実施されている。金融機関にあっては、利用者との接点となるATM(Automated Teller Machine)が設置された店舗等の建物を補強したり、あるいはATMに対する電力の供給を自家発電で行うようになっている。
一般に、ATMはオンラインが途絶えた場合には、利用者本人の認証が出来なくなるためシステムをダウンせざるを得ない。これはカードから暗証番号を読み取って本人に成りすます被害を減らすため、本人認証をセンタ問合せとしているためである。したがって、地震などの被害に関わらず、建物やATMそれ自体に対して上述した対策がとられていたとしても、オンラインが繋がるまではATMでの引出しができない。そのため、金融機関では、通常ATMが行っていた業務をすべて支店等の窓口で行う必要が生じ、利用者の混乱を招くこととなってしまう。
現在、ATMを用いて比較的容易に、かつ認証確率の高い個人認証手段として、生体情報対応ICカードを用いた生体情報による生体認証がある。生体認証は、ICカード内の生体情報とユーザの生体情報により認証を行うため、センタとATMがオフラインであっても本人認証を行うことができる。したがって、上述した混乱をおさえつつ、利用者の利便性を向上し、ATMでの引出すことができる。例えば、特許文献1には、オフラインになった場合に、ATMで過去の取引データの有無を判定し、過去の取引データがある場合には利用者との間での取引を可能とする技術が開示されている。
特開2008−171227号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ATMの内部に取引の履歴を保持することとなるため、第三者にその履歴が漏れてしまう危険性が生じてしまうという問題があった。また、利用者が取引しようとするATMを過去に利用したことがない場合には、そのATMでの取引が実行できないという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、障害が生じた場合であっても、取引の履歴が漏洩することなく取引を続行することができる自動取引装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明にかかる自動取引装置は、利用者との間で所定の取引を行い、前記取引を管理するホストに第1のネットワークを介して接続され、前記取引を監視するセンタに第2のネットワークを介して接続された自動取引装置であって、前記利用者から前記取引を行うための操作を受け付ける操作部と、前記利用者の生体情報に基づいて認証を行う認証部と、前記操作が受け付けられた場合において、前記ホストとの間で前記第1のネットワークを介した通信が可能か否かを判定し、前記ホストとの間で前記第1のネットワークを介した通信が可能でないと判定した場合に、前記自動取引装置をオンラインからオフラインに切り替えた状態で前記認証部に前記利用者を認証させ、前記操作が受け付けられた前記取引に関する処理の取引履歴を前記第2のネットワークを介して前記センタに送信する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、障害が生じた場合であっても、取引の履歴が漏洩することなく取引を続行することができる自動取引装置を提供することができる。
本実施形態にかかる自動取引システムの構成を示す図である。 自動取引システムに障害が発生した場合に、利用者がATMを操作して取引を行う様子を示す図である。 障害が生じた場合において、ATM1がオフライン取引とオンライン取引の切り替え(移行)を行うための処理手順を示すフローチャートである。 種々の条件を判定してATM1がオフライン取引とオンライン取引の切り替えを行う場合の処理手順を示すフローチャートである。 ATM1がオフライン取引を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。 監視装置からオフライン取引からオンライン取引に移行させた場合の処理手順を示すフローチャートである。 図5または図6で示した取引処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる自動取引装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかる自動取引システム1000の構成を示す図である。図1に示すように、自動取引システム1000は、ATM(Automated Teller Machine)1と、ネットワーク2と、ホスト3と、ネットワーク4と、監視装置5と、を含んで構成されている。なお、通信ネットワーク2および4はWAN(Wide Area Network)等の広域回線網であるが、通信ネットワーク2は勘定系の通信網(勘定系通信網2)であり、通信ネットワーク4は監視系の通信網(監視系通信網4)である。また、以下では、生体情報として指静脈を例に説明しているが、例えば、指紋や手のひら静脈、あるいは顔や虹彩など、様々な生体情報を用いることも可能である。
ATM1は、本体制御部101と、ICカード取扱機構102と、指静脈読取部103と、タッチパネル付表示部104と、紙幣取扱機構105と、ジャーナル印字機構106と、を含んで構成されている。
本体制御部101は、ATM1が行った取引を管理するホスト3との通信を行うとともに、ATM1の全体を制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置を含むユニットから構成されている。本体制御部101は、HDD1011と、DVDドライブ1012と、を有している。なお、HDD1011およびDVDドライブ1012については後述する。
ICカード取扱機構102は、本体制御部101からの指示に応じて、不図示の挿入口に、利用者がATM1との間で取引を行う場合に使用するICカード等が挿入された場合に、挿入されたICカードにアクセスして、ICカードの内部に記憶されている利用者の生体情報を読み取る。
指静脈読取部103は、本体制御部101からの指示に応じて、タッチパネル付表示部104に利用者の認証を行うための認証画面が表示され、不図示の指置き部に利用者の指が置かれた場合に、利用者の指静脈を読み取り、利用者の認証を行う。
タッチパネル付表示部104は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)を備えたパネルであり、本体制御部101からの指示に応じて、預金の引き出しや払い出し等の各種の取引に関する操作案内(ガイダンス)や、これらの取引を行うための各種の指示(選択)を受け付ける。
紙幣取扱機構105は、利用者が取引する紙幣の入金や出金を行うものである。紙幣取扱機構105は、入金された紙幣の真偽を判定して不図示の収納庫に収納したり、あるいはタッチパネル付表示部104から入力された入金金額等に応じて、不図示の収納庫に収納されている紙幣を繰り出して出金する。
ジャーナル印字機構106は、利用者がATM1との間で行った取引の履歴を所定の用紙(ジャーナル)に印字し、取引の履歴を保持するものである。
図2は、自動取引システム1000に障害が発生した場合に、利用者がATM1を操作して取引を行う様子を示す図である。通常、ATM1はホスト3との間でオンライン通信を行うが、図2に示すように、地震などの災害により勘定系通信網2が寸断され、ATM1がホスト3との間でオンラインによる通信ができなくなってしまった場合にはATM1は取扱中止となる。
この場合、ATM1の本体制御部101は、オンライン通信を行わないオフラインモードに取引のモードを切り替えて、利用者との間の取引を実行可能とする。そして、本体制御部101は、ジャーナル印字機構106に対して、障害が生じた際の取引記録を出力させ、ジャーナルに印字すると共に、出力された取引履歴をHDD1011に記憶させる。
その後、本体制御部101は、勘定系通信網2が復旧した際に、HDD1に記憶した取引履歴をホスト3に送信してホスト3との間で取引を続行させるか、あるいは勘定系通信網2が復旧しない場合には、HDD1011に記憶した取引履歴を、DVDドライブ1012によって外部メディアにコピーする。その後、取引履歴がコピーされた外部メディアが係員等によってホスト3にセットされ、取引を続行させる。
図3は、障害が生じた場合において、ATM1がオフライン取引とオンライン取引の切り替え(移行)を行うための処理手順を示すフローチャートである。
図3に示すように、勘定系通信網2がオフラインとなった場合(ステップS3001)、ATM1の本体制御部101は、取引の取扱を中止させる(ステップS3002)。その後、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が係員等からオフライン取引を指示する旨の入力があるか否かを判定し(ステップS3003)、タッチパネル付表示部104が係員等からオフライン取引を指示する旨の入力があると判定した場合(ステップS3003;Yes)、オフライン取引を開始させる(ステップS3004)。
一方、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が係員等からオフライン取引を指示する旨の入力がないと判定した場合(ステップS3003;No)、さらに、勘定系通信網2が復旧した状態(接続した状態)となっているか否かを判定し(ステップS3005)、勘定系通信網2が復旧した状態となっていると判定した場合(ステップS3005;Yes)、オンライン取引を開始させる(ステップS3006)。
一方、本体制御部101は、勘定系通信網2が復旧した状態となっていないと判定した場合(ステップS3005;No)、ステップS3003に戻ってそのまま待機する。
なお、上述したフローチャートでは、勘定系通信網2が復旧したか否かのみを判定しているが、例えば、本体制御部101は、監視系通信網4が復旧しているか否かを判定し、監視系通信網4が復旧していると判定した場合には、監視系通信網4を介してオンライン取引を開始させることとしても良い。
さらには、本体制御部101が一定時間内に勘定系通信網2や監視系通信網4が復旧したか否かを判定し、一定時間内に勘定系通信網2や監視系通信網4が復旧していないと判定した場合に、オフライン取引を開始させることとしてもよい。
図4は、このような種々の条件を判定してATM1がオフライン取引とオンライン取引の切り替えを行う場合の処理手順を示すフローチャートである。図4に示すように、勘定系通信網2がオフラインとなった場合(ステップS4001)、ATM1の本体制御部101は、取引の取扱を中止させる(ステップS4002)。
その後、本体制御部101は、監視通信網4を介して監視装置5と接続されているか否かを判定し(ステップS4003)、監視通信網4を介して監視装置5と接続されていると判定した場合(ステップS4003;Yes)、さらに、監視装置5からオフライン取引を指示する旨を受信したか否かを判定する(ステップS4004)。
そして、本体制御部101は、監視装置5からオフライン取引を指示する旨を受信したと判定した場合(ステップS4004;Yes)、オフライン取引を実行させる(ステップS4005)。
一方、ステップS4003において、本体制御部101が、監視通信網4が監視装置5と接続されていないと判定した場合(ステップS4003;No)、または監視装置5からオフライン取引を指示する旨を受信していないと判定した場合(ステップS4004;No)、さらに、タッチパネル付表示部104が係員等からオフライン取引を指示する旨の入力があるか否かを判定する(ステップS4006)。
そして、本体制御部101が、タッチパネル付表示部104が係員等からオフライン取引を指示する旨の入力があると判定した場合(ステップS4006;Yes)、ステップS4005に進む。
一方、本体制御部101が、タッチパネル付表示部104が係員等からオフライン取引を指示する旨の入力がないと判定した場合(ステップS4006;No)、さらに、オフライン時間があらかじめ定められた時間以上経過しているか否かを判定する(ステップS4007)。
そして、本体制御部101が、オフライン時間があらかじめ定められた時間以上経過していないと判定した場合(ステップS4007;No)、ステップS4005に進む。一方、オフライン時間があらかじめ定められた時間以上経過していると判定した場合(ステップS4007;Yes)、さらに、勘定系通信網2は復旧したか否かを判定する(ステップS4008)。
そして、本体制御部101が、勘定系通信網2は復旧したと判定した場合(ステップS4008;Yes)、オンライン取引を実行させる(ステップS4009)。一方、勘定系通信網2は復旧していないと判定した場合(ステップS4008;No)、ステップS4003に戻り、ステップS4003〜S4009の各処理を繰り返す。
ここで、ATM1がオフライン取引を行う場合の処理について説明する。図5は、ATM1がオフライン取引を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、ATM1の本体制御部101は、オフライン取引を開始すると(ステップS5001)、タッチパネル付表示部104が利用者から取引開始指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS5002)。
そして、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が利用者から取引開始指示を受け付けたと判定した場合(ステップS5002;Yes)、受け付けた取引を実行させる(ステップS5003)。一方、タッチパネル付表示部104が利用者から取引開始指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS5002;No)、ステップS5004に進む。なお、ステップS5003で行われる具体的な処理については後述する。
その後、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が係員からオフライン取引を終了させる旨の入力を受け付けたか否かを判定し(ステップS5004)、タッチパネル付表示部104が係員からオフライン取引を終了させる旨の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS5004;Yes)、ATM1を取扱中止とする(ステップS5005)。
一方、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が係員からオフライン取引を終了させる旨の入力を受け付けていないと判定した場合(ステップS5004;No)、ステップS5002に戻って、ステップS5002〜S5004の各処理を繰り返す。
そして、ステップS5005においてATM1を取扱中止とした場合、本体制御部101は、勘定系通信網2が回復したか否か(接続されたか否か)を判定し(ステップS5006)、勘定系通信網2が回復したと判定した場合(ステップS5006;Yes)、オンライン取引に移行させる(ステップS5007)。
一方、本体制御部101は、勘定系通信網2が回復していないと判定した場合(ステップS5006;No)、ステップS5002に戻り、ステップS5002〜S5006までの各処理を繰り返す。
なお、上述したフローチャートでは、勘定系通信網2のみについて回復したか否かを判定しているが、監視系通信網4が回復している場合には、監視装置5からオフライン取引からオンライン取引に移行させることも可能である。
図6は、監視装置5からオフライン取引からオンライン取引に移行させた場合の処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、ATM1の本体制御部101は、ステップS6001〜S6003までの各ステップでは、図5に示したステップS5001〜S5003の各ステップと同様の処理を行い、ステップS6002またはS6003の処理が終了すると、本体制御部101は、監視通信網4を介して監視装置5と接続されているか否かを判定する(ステップS6004)。
そして、本体制御部101は、監視通信網4を介して監視装置5と接続されていると判定した場合(ステップS6004;Yes)、さらに、監視装置5からオフライン取引の終了を指示する旨を受信したか否かを判定する(ステップS6005)。
ステップS6005において、本体制御部101が、監視装置5からオフライン取引の終了を指示する旨を受信したと判定した場合(ステップS6005;Yes)、ATM1を取扱中止とする(ステップS6006)。
一方、本体制御部101が、監視通信網4を介して監視装置5と接続されていないと判定した場合(ステップS6004;No)、または監視装置5からオフライン取引の終了を指示する旨を受信していないと判定した場合(ステップS6005;No)、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が係員からオンライン取引を終了させる旨の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS6009)。
そして、本体制御部101が、タッチパネル付表示部104が係員からオンライン取引を終了させる旨の入力を受け付けたと判定した場合(ステップS6009;Yes)、ステップS6006に進む。
一方、本体制御部101が、タッチパネル付表示部104が係員からオンライン取引を終了させる旨の入力を受け付けていないと判定した場合(ステップS6009;No)、ステップS6002に戻り、ステップS6002からS6006までの各処理を繰り返す。
その後、本体制御部101は、勘定系通信網2が復旧したか否かを判定し(ステップS6007)、勘定系通信網2が復旧したと判定した場合(ステップS6007;Yes)、オンライン取引に移行させる(ステップS6008)。一方、本体制御部101は、勘定系通信網2が復旧していないと判定した場合(ステップS6007;No)、ステップS6006に戻ってそのまま待機する。
続いて、図5に示したステップS5003または図6に示したステップS6003で行われる取引処理について説明する。図7は、図5または図6で示した取引処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下では、取引処理として預金等を引き出す引き出し処理について説明しているが、預け入れや両替等、種々の取引にも適用可能である。
図7に示すように、まず、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が引き出し取引の指定を受け付けると(ステップS7001)、その後、ICカード取扱機構102は、利用者から、取引をするための生体認証対応カードの挿入を受け付ける(ステップS7002)。
そして、指静脈読取部103は、不図示の指置き部に置かれた利用者の指の指静脈を読み取り(ステップS7003)、読み取った指静脈データと、挿入されたICカードのチップ等に埋め込まれた指静脈情報とが一致するか否かを判定することによって、本人認証を行う(ステップS7004)。
そして、指静脈読取部103が、読み取った指静脈データと、挿入されたICカードのチップ等に埋め込まれた指静脈情報とが一致すると判定した(本人認証が成功した)と判定した場合(ステップS7004;Yes)、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104に引き出し金額を入力する画面を表示させ、タッチパネル付表示部104は、その入力を受け付ける(ステップS7005)。
一方、指静脈読取部103が、読み取った指静脈データと、挿入されたICカードのチップ等に埋め込まれた指静脈情報とが一致しないと判定した(本人認証が失敗した)と判定した場合(ステップS7004;No)、ステップS7010に進み、本体制御部101は、処理を終了させる。
そして、ステップS7004において、タッチパネル付表示部104が、引き出し金額の入力を受け付けた場合、本体制御部101は、受け付けられた引き出し金額が、あらかじめ設定された金額以内であるか否かを判定する(ステップS7006)。
なお、このステップS7006において、あらかじめ設定された金額以内であるか否かを判定する理由は、ATM1に障害が生じた場合におけるオフライン取引であるため、通常の取引処理よりも取引金額を制限しているためである。
本体制御部101は、受け付けられた引き出し金額が、あらかじめ設定された金額以内であると判定した場合(ステップS7006;Yes)、紙幣取扱機構105に紙幣を出金させ(ステップS7007)、その取引記録をHDD1011に格納する(ステップS7008)とともに、ジャーナル印字機構106に、その取引記録をジャーナルに印字させる(ステップS7009)させ、処理を終了させる(ステップS7010)。
一方、本体制御部101は、ステップS7006において、受け付けられた引き出し金額が、あらかじめ設定された金額以内でないと判定した場合(ステップS7006;No)、さらに、タッチパネル付表示部104が入力を受け付けた引き出し金額の回数が所定の回数以内であるか否かを判定する(ステップS7011)。
なお、このステップS7011において、引き出し金額の回数が所定の回数以内であるか否かを判定する理由は、ステップS7006の場合と同様に、ATM1に障害が生じた場合におけるオフライン取引であるため、通常の取引処理よりも入力の誤りを制限しているためである。
そして、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が入力を受け付けた引き出し金額の回数が所定の回数以内であると判定した場合(ステップS7011;Yes)、引き出し可能な金額をタッチパネル付表示部104に表示させ(ステップS7013)、ステップS7005に戻り、再び引き出し金額の入力を受け付けて、ステップS7005以降の各処理を実行する。
一方、本体制御部101は、タッチパネル付表示部104が入力を受け付けた引き出し金額の回数が所定の回数以内でないと判定した場合(ステップS7011;No)、引き出し金額があらかじめ設定された金額を超えている旨をタッチパネル付表示部104に表示させ(ステップS7012)、ステップS7008に進み、その取引記録をHDD1011に格納し、ステップS7009〜S7010に進む。
このように、利用者との間で所定の取引を行い、取引を管理するホスト3に勘定系通信網2を介して接続され、取引を監視する監視装置5に監視系通信網4を介して接続されたATM1において、タッチパネル付表示部104が、利用者から取引を行うための操作を受け付け、指静脈読取部103が、利用者の生体情報に基づいて認証し、本体制御部101が、操作が受け付けられた場合において、ホスト3との間で勘定系通信網2を介した通信が可能か否かを判定し、ホスト3との間で勘定系通信網2を介した通信が可能でないと判定した場合に、ATM1をオンラインからオフラインに切り替えた状態で指静脈読取部103に利用者を認証させ、操作が受け付けられた取引に関する処理の取引履歴を監視系通信網4を介して監視装置5に送信するので、障害が生じた場合であっても、取引の履歴が漏洩することなく取引を続行することができる。
すなわち、利用者の認証と取引とをオフラインで実行し、実行した取引の履歴を監視系通信網4を介して監視センタ4に送信(復旧している場合には勘定系通信網2)を介してホスト2に送信)し、またはいずれも障害が生じている場合には媒体に記録してホスト2または監視センタ4に送付し、システムセンタが、その取引履歴を保持している。したがって、利用者は、障害が生じた場合であっても、その際に使用していたATM1とは異なる他のATM1を操作して取引を行った場合でもホスト2または監視センタ4にアクセスして取引を続行でき、利用者の取引の履歴が漏洩することもない。また、勘定系通信網2が復旧するまで、金融機関の支店の窓口で、通常ATMが行っていた業務をすべて行うことによって、利用者の混乱を招いてしまうこともない。
なお、上述した処理においては、ジャーナル印字機構106は、所定の用紙に取引の履歴を印字することとしたが、例えば、電子ジャーナルとしてHDD1011に格納してもよい。この場合、HDD1011に格納する取引履歴には、ICカード取扱機構102が、利用者から挿入された生体認証対応カードから読み取った口座番号等の情報も含まれる。
本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
1…ATM、2…勘定系通信網、3…ホスト、4…監視系通信網、5…監視装置、101…本体制御部、102…ICカード取扱機構、103…指静脈読取部、104…タッチパネル付表示部、105…紙幣取扱機構、106…ジャーナル印字機構、1011…HDD、1012…DVDドライブ。

Claims (5)

  1. 利用者との間で所定の取引を行い、前記取引を管理するホストに第1のネットワークを介して接続され、前記取引を監視するセンタに第2のネットワークを介して接続された自動取引装置であって、
    前記利用者から前記取引を行うための操作を受け付ける操作部と、
    前記利用者の生体情報に基づいて認証を行う認証部と、
    前記操作が受け付けられた場合において、前記ホストとの間で前記第1のネットワークを介した通信が可能か否かを判定し、前記ホストとの間で前記第1のネットワークを介した通信が可能でないと判定した場合に、前記自動取引装置をオンラインからオフラインに切り替えた状態で前記認証部に前記利用者を認証させ、前記操作が受け付けられた前記取引に関する処理の取引履歴を前記第2のネットワークを介して前記センタに送信する制御部と、
    を備えたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記制御部は、さらに、前記ホストとの通信が復旧したか否かを判定し、前記ホストとの通信が復旧したと判定した場合に前記取引履歴を前記第1のネットワークを介して前記ホストに送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記操作部は、さらに、前記取引をオフラインで実行させる旨の指示を受け付け、
    前記制御部は、前記操作部が前記指示を受け付けた場合に、前記自動取引装置をオンラインからオフラインに切り替える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動取引装置。
  4. 前記制御部は、前記第2のネットワークを介して前記センタから前記取引をオフラインで実行させる旨の指示を受信した場合に、前記自動取引装置をオンラインからオフラインに切り替える、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動取引装置。
  5. 前記制御部は、前記ホストとの間で前記第1のネットワークを介した通信が可能でない時間が所定の時間を経過した場合に、前記自動取引装置をオンラインからオフラインに切り替える、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動取引装置。
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