JP5399728B2 - 抵抗溶接機用直動アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は直動アクチュエータの技術分野に属し,さらに限定していえば抵抗スポット溶接に必要な加圧力のためのトルクを正負一対の電極チップ間に発生させる抵抗溶接機の電極加圧装置に有用な電動式直動アクチュエータに関する。
自動車車体等の組み立てラインなどに電動式の直動アクチュエータを利用したロッボット搭載用の抵抗スポット溶接機(Cタイプ,Xタイプのロボット溶接用サーボスポットガン)が使用されている。
従来のスポット溶接機の電極加圧装置に利用されている直動アクチュエータは図6,図7に示すように駆動ユニット70のレール本体71の長手方向にガイドレール72が配置され,該ガイドレール72の両側内面には軌道面75が形成されており,ボールねじ73は前記ガイドレール72にそって配置される。
そしてボールナット74は前記ボールねじ73に組み込まれ,ボールナット74の内部に形成されたボール循環系路77に収納される複数のボール76が前記ガイドレール72に形成された軌道面75に沿って滑らかに案内されるものである(特許文献1−2)。
この種の従来装置によれば,直動アクチュエータのレール本体を基準にユニットごと取り付けが可能となり構造の簡素化,組み立て部品の標準化等を図り軽量コンパクト化を実現するうえで評価される。
しかしながら,従来のサーボスポットガンに使用されている加圧用の直動アクチュエータはボールナット74の内部にボール循環系路77に精密加工された複数のボール76(転動体)が収納されていて,ボールナット74のボール循環系路77には高度な精密加工が必要となるほか,煤塵等の異物浸入防止を構築するための密封カバーが必要不可欠となる。
また従来のこの種の直動アクチュエータを使用したサーボスポット溶接ガンはロボット等により高速スピードでワーク打点位置に誘導され,その移動時のガン姿勢変化に伴いガン自重による慣性衝撃や振動がボールねじ73とボールナット74の可動部に強要される。またこの場合,電極チップを加圧駆動するボールねじ73(加圧軸)と溶接打点位置とが偏心した位置(オフセット位置)にあるため高加圧力のもとにロボットの高速動作と何百万回という溶接打点回数を繰り返されるうち,ボールねじ73とボールナット74との間に上下方向(図6のa矢印),左右方向(b矢印),前後方向(図7のc矢印),回転方向(d矢印),捻り方向(e矢印)からの複合的な高トルク荷重が強要されるとそれらの転倒トルクよってガイドレールの軌道面を直接転がってボールナット内部を循環するボール76の表面が摩耗を受けやすく次第に摩耗抵抗の増加を助長し,しばしばボール76の回転摩耗粉によりボールの滑りを悪くしたりする。
この場合,ボール76など精密加工部品の損傷はメンテナンスが難しく致命的となり高価なアクチュエータ本体ごと部品交換を余儀なくされるという問題が残されていた。
米国特許第5299465号公報
実用新案登録第3079838号公報
そこで,本発明が解決しようとする問題点は従来の直動アクチュエータの長所はできるだけ変えないで電動加圧式スポット溶接ガンの標準部品として部品交換などメンテナンスを有効とし,しかも前記電動モータにより駆動するボールねじと前記ボールナットの加圧軸に作用する上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的な負荷荷重とくにボールねじに対する転倒トルクに十分に対向できる機械的強度を得ることで,前記ボールねじとボールナットとの摺動部位の摩擦抵抗を軽減し,それによってアーム,電極間等の撓み又は電極加圧点の芯ズレ及び加圧応答性等を改善し溶接品質精度及び耐久性の向上を図ると共に電動スポット溶接ガンの軽量化,コンパクト化,溶接ガンの誘導時の高速化をなし安価に製作できる直動アクチュエータを提供すると共に,前記ボールナットの動きと関係無くアクチュエータ内部を常時煤塵等の異物浸入を防ぐことができる密封カバー構造の簡素化を図る点にある。
本発明は上記の目的を達成するために開発したもので,請求項1に記載の直動アクチュエータは,矩形体のベース板と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板とから形成される横断面略凹型の本体ケースと;
該本体ケースの前端部と後端部に一体的に取り付けられる軸受け支持板と;
前記本体ケース内にそのケース長手方向に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に回転自在に支持されたボールねじと;
前記本体ケース内で前記ボールねじと平行に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に固定されたガイドロッドと;
前記ボールねじに組み込まれ,かつ該ボールねじの回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッドの外周面を滑動するボールナットと;
前記本体ケースの一方の軸受け支持板側に着脱自在に取り付けられ,前記ボールねじを直接または動力伝達機構を介して回転駆動する電動モータと;
さらに前記ボールナットの両側対称位置にそれぞれ突出して取り付けられたカムフォロアを前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝に組み込ませて摺動案内させるガイド装置と;を有し
それによって前記ボールねじと前記ボールナットに対し上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的なトルク荷重によって生じる摩擦抵抗を抑制する直動アクチュエータであって
前記カムフォロアとカム溝を含むガイド装置には前記ボールナットの回り止め機能のほか前記側面板のカバー機能を兼ね備えていることを特徴とする。
請求項に記載の直動アクチュエータは,矩形体のベース板と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板とから形成される横断面略凹型の本体ケースと;
該本体ケースの前端部と後端部に一体的に取り付けられる軸受け支持板と;
前記本体ケース内にそのケース長手方向に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に回転自在に支持されたボールねじと;
前記本体ケース内で前記ボールねじと平行に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に固定されたガイドロッドと;
前記ボールねじに組み込まれ,かつ該ボールねじの回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッドの外周面を滑動するボールナットと;
前記本体ケースの一方の軸受け支持板側に着脱自在に取り付けられ,前記ボールねじを直接または動力伝達機構を介して回転駆動する電動モータと;
さらに前記ボールナットの両側対称位置にそれぞれ突出して取り付けられたカムフォロアを前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝に組み込ませて摺動案内させるガイド装置と;を有し
それによって前記ボールねじと前記ボールナットに対し上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的なトルク荷重によって生じる摩擦抵抗を抑制する直動アクチュエータであって
前記ガイド装置の前記カム溝が1本の横断面略凹型のレールから構成され,かつそのレールの横断面幅は前記本体ケースの側面板の横断面幅と略同一寸法にあって,前記レールの底板は両側長手方向に延長したフランジを含むカバー板として構成されている。
そして前記カバー板の外側表面が前記側面板と同一平面内となるように前記本体ケースの側面板に形成されたガイド装置の嵌め合い溝の段差部に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項に記載の直動アクチュエータは,矩形体のベース板と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板とから形成される横断面略凹型の本体ケースと;
該本体ケースの前端部と後端部に一体的に取り付けられる軸受け支持板と;
前記本体ケース内にそのケース長手方向に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に回転自在に支持されたボールねじと;
前記本体ケース内で前記ボールねじと平行に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に固定されたガイドロッドと;
前記ボールねじに組み込まれ,かつ該ボールねじの回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッドの外周面を滑動するボールナットと;
前記本体ケースの一方の軸受け支持板側に着脱自在に取り付けられ,前記ボールねじを直接または動力伝達機構を介して回転駆動する電動モータと;
さらに前記ボールナットの両側対称位置にそれぞれ突出して取り付けられたカムフォロアを前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝に組み込ませて摺動案内させるガイド装置と;を有し
それによって前記ボールねじと前記ボールナットに対し上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的なトルク荷重によって生じる摩擦抵抗を抑制する直動アクチュエータであって
前記ボールねじが前記本体ケースのベース板側に,また前記ガイドロッドは前記ボールねじの軸心線に対し平行に前記本体ケースの開口側に配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の直動アクチュエータは,矩形体のベース板と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板とから形成される横断面略凹型の本体ケースと;
該本体ケースの前端部と後端部に一体的に取り付けられる軸受け支持板と;
前記本体ケース内にそのケース長手方向に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に回転自在に支持されたボールねじと;
前記本体ケース内で前記ボールねじと平行に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に固定されたガイドロッドと;
前記ボールねじに組み込まれ,かつ該ボールねじの回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッドの外周面を滑動するボールナットと;
前記本体ケースの一方の軸受け支持板側に着脱自在に取り付けられ,前記ボールねじを直接または動力伝達機構を介して回転駆動する電動モータと;
さらに前記ボールナットの両側対称位置にそれぞれ突出して取り付けられたカムフォロアを前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝に組み込ませて摺動案内させるガイド装置と;を有し
それによって前記ボールねじと前記ボールナットに対し上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的なトルク荷重によって生じる摩擦抵抗を抑制し
抵抗溶接機の正負対をなす極性を有する電極チップの加圧駆動装置として位置付けられる直動アクチュエータであって
前記一方の極性を有する電極チップは第1アームに,またもう一方の極性を有する電極チップは第2アームにそれぞれ相対向して取り付けられ,前記第2アームは前記本体ケースの一部又はベース板若しくはベース板に取り付けられたガンブラケットに取り付けられ,前記第1アームは前記ボールナットに取り付けられ,前記本体ケースの長手方向には前記ボールナットの移動範囲を許容する開口部を有する固定カバーが延長して配置され,そして前記ボールナット側には前記第1アームとともに移動するスライドカバーが配置されていて,該スライドカバーが前記ボールナットの移動範囲内で前記固定カバーの開口部を常時覆うようにしたことを特徴とする。
請求項に記載の直動アクチュエータは,請求項4に記載の直動アクチュエータにおいて前記固定カバーと前記スライドカバーとが横断面略〔型の非磁性体からなり,前記本体ケースの開口部の外側傾斜面に重ね合わせて配置されていることを特徴とする。
本発明の直動アクチュエータは前記本体ケース内で前記ボールねじとガイドロッドとが平行に配置されていてボールねじに組み込まれたボールナットの両側に適間隔をもつカムフォロアが取り付けられている。そして前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝にカムフォロアが摺動可能に組み込まれている。それによって前記電動モータにより駆動するボールねじと前記ボールナットの同一軸心線上に作用する上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向の複合的な転倒トルクに対し十分対応できる機械的強度が得られる。これによって前記摺動部位に生じる摩擦抵抗を軽減させ,サーボモータによるリニア高速駆動制御を容易にすることができ溶接品質精度の向上を図ることができる。
また本発明の直動アクチュエータはメンテナンスが容易に実現でき寿命延長を図ると共に直動アクチュエータを安価に製作することができる。
当該直動アクチュエータは前記カム溝を有するガイド装置が前記ボールナットの回り止め機能と前記側面板のカバー機能とを兼ね備えていることにより電極チップの開閉動作(溶接動作)にかかわらず常に断面凹型本体ケースのカム溝を完全に覆うことできる。これによって,ボールねじ,ボールナット等の摺動部品を溶接時に飛散するスパッタやゴミなどの外部から侵入する異物から完全に保護することができる。
当該直動アクチュエータは,前記ガイド装置が1本の横断面略凹型のレールから構成され,しかもフランジを含むカバー板が前記側面板と同一平面内となるように前記本体ケースの側面板に形成した嵌め合い溝の段差部に着脱可能に取り付けたことで,レールの取り付け取り外しや部品交換が容易にできメンテナンスの効率アップを図ることができる。
当該直動アクチュエータは,前記ボールねじが前記本体ケースのベース板側に配置され,前記ガイドロッドが前記ボールねじの軸心線に対し平行に前記本体ケースの開口側に配置されていることで,加圧軸の駆動中心線から偏心した加圧中心線との間隔にガイドロッドを配置することになり偏心荷重による電極チップ間の芯ズレを抑制することができ溶接品質精度をあげることができる。
当該直動アクチュエータは,抵抗溶接機の正負対をなす極性を有する電極チップの加圧駆動装置として位置付けられていて,前記第1アームは前記ボールナットに取り付けられ,前記ボールナットの移動範囲を許容する開口部を有する固定カバーが前記アクチュエータの本体ケース開口部の長手方向に延長して配置され,そして前記第1アーム又はボールナット側にはスライドカバーが配置されそのスライドカバーが前記ボールナットの移動範囲内で前記固定カバーの開口部を完全に覆うようにしたから,スライドカバー長さは必要最小限短くすることができる。
したがって第1アームの移動に伴ってスライドカバーがアクチュエータの長手方向に前方後方に僅かに突出してもサーボモータ,ワーク又は治具との干渉問題がなく,操作性,安全性の向上が図れる。
当該カバー構造がシンプルであるため安価に製作することができる。しかも取り付け取り外しが容易とある。このようにカバーを構成することにより直動アクチュエータの開口内のボールねじ,ボールナット,ガイドロッド及び軸受け等の摺動部品に対しスパッタやゴミ,水などの異物を完全に塞ぐことができる。
当該直動アクチュエータは,前記固定カバーと前記スライドカバーは横断面形状が略〔 型の非磁性体からなり,前記本体ケースの開口部外側傾斜面に重ね合わせて配置させたことで,当該アクチュエータの開口部の両サイドからの異物の浸入を効率的に封止すると共に前記カバーの表面にスパッタなどの付着を防止することができる。
また本発明の直動アクチュエータは,構成部品が個々に破損してもその単独部品ごとに必要最小限の部品交換ですみ従来のように高価な直動アクチュエータをまるごと全部交換しなければならなかった問題を解決する。従来の前記アクチュエータの利用を省略することが可能となりコスト的にも有利となる。
図1は本発明の直動アクチュエータを電動加圧用ロボット溶接ガンに実施した場合の構想を示す正面図である。 図2は図1のA−A矢視図である。 図3は直動アクチュエータの実施例を示す正面図である。 図4は図3のB−B矢視図である。 図5は本発明のカバーを構成を示す平面図である。 図6は従来の直動アクチュエータの概略を示す横断面図である。 図7は図6に示す従来のボールナットの内部構造の概略を示す断面図である。
本発明は抵抗溶接機とりわけサーボスポット溶接ガンの加圧アクチュエータを範例として示したもので,サーボモータにより駆動するボールねじと前記ボールナットの同一軸心線上に作用する上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向の複合的な転倒トルクに十分対応できる機械的強度を得ることによって前記摺動部位に生じる摩擦抵抗を軽減させ,サーボモータによるリニア駆動を容易に高速制御することができ溶接品質精度の向上を図る直動アクチュエータを実現した。
以下,本発明の実施例を図1〜図5の図面にしたがって説明する。
直動アクチュエータ2は,矩形体のベース板4と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板5とから形成され,横断面略凹型の本体ケース3がアルミニウム材の非鉄金属の押出し材から構成されている(図4参照)。
該本体ケース3の前端部6と後端部7には軸受け支持板8,9がボルトB1により一体的に取り付けられている(図3参照)。
ボールねじ10は前記本体ケース3の内側にそのケースの長手方向に向けて配置され,ボルトねじ10の両端が前記本体ケースの前端部6と後端部7の軸受け支持板8,9にそれぞれ軸受け12を介して回転自在に支持されている。
ガイドロッド11は前記ボールねじ10の軸心線に対し直角に交わる線と同一線上に上下関係に位置した形態で前記本体ケース内に前記ボールねじ10と平行に延長して配置されている。前記ガイドロッド11はその両端が前記前端部6,7と後端部の軸受け支持板8,9にネジ止めにより固定されている。
ボールナット13は前記ボールねじ10に組み込まれ,かつ該ボールねじ10の回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッド11の外周面を滑動する直動軸受け14(リニアブッシュともいう)の外筒と一体構造になっている(図4参照)。
前記ボールねじ10を回転駆動する電動モータMは前記本体ケース3の一方の軸受け支持板9側に着脱自在に取り付けられるが,一般的にはボックスケース内でモータ出力軸Qとボールねじ10側のプーリPLとの間をタイミングベルトTBで繋いで電動モータMの動力をボールねじ10に伝達される(図2参照)。
この場合,電動モータMの本体はボックスケースのベース板4に折り返す形で取り付けられる。また電動モータMは仕様条件により出力軸にカップリングを介してボールねじ10と直結される場合もある。
サーボモータMにはエンコーダ(図省略)が内蔵され,サーボモータの出力軸の回転数をパルス数に変換し,そのパルス数を計数した値が予め設定された電極チップE1の位置つまり移動距離と対応するパルス数と一致したときのタイミングで移動距離を検出する。したがって,可動側の電極チップの速度制御及び位置決め制御はエンコーダの信号で検出して行なわれる。
サーボモータMにはそのモータに流れる電機子電流により加圧力を検出する力センサが接続され,この力センサにより電流フィードバック制御を実行し溶接に要する加圧力のためのトルクを発生させる。
ガイド装置15は前記カムフォロア16を前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝18に倣って摺動案内し,かつボールナット13の動作中にボールねじ10とボールナット13にかかる負荷荷重に抗するものである(図3,図4参照)。
前記カムフォロア16は前記ボールナット13の両側に突出してそれぞれ取り付けられる。この場合,ボールナット13の片側に前後4箇所,もう片側にこれと対称に合計8箇所に前記カムフォロア16が取り付けられている。
前記電動モータにより駆動するボールねじ10と前記ボールナット13の同一軸心線方向には上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からも負荷荷重がかかるが,ボールナット13の両サイドを前記カムフォロア16がカム溝18にそってガイドすると共にボールナット13のボールねじ10と並行にガイドロッド11にそってガイドすることによってボールナット13とボールねじ10に対し四方八方から複合的にかかる負荷荷重にも機械的に十分対応できる構造になっている。
前記カム溝18を含むガイド装置15は前記ボールナット13の回り止め機能と前記側面板5のカバー機能とを兼ね備えているものである。
前記ガイド装置15の前記カム溝18は1本の横断面略凹型のレール本体17から構成されている。そのレールの横断面幅は前記本体ケース3の側面板4の横断面幅と略同一寸法にあって,前記レール本体17の底板19には両側長手方向に延長したフランジカバー板20がレール本体17と一体的に構成されている(図4参照)。
また前記フランジカバー板20の外側表面と前記本体ケース5の側面板4とが同一平面内となるように前記本体ケース3の側面板4に形成したガイド装置15の嵌め合い溝の段差部21に形成されたねじ孔にフランジカバー板20のボルト通孔を重ね合わせてボルトB2によって段差部とフランジカバー板20が着脱可能に堅く取り付けられる。
前記直動アクチュエータ2のボールねじ10は前記本体ケース3のベース板寄りに配置され,一方の前記ガイドロッド11は前記ボールねじ10の軸心線に対し平行に前記本体ケース3の開口寄りに配置されている。
前記直動アクチュエータ2において前記カムフォロア16が前記ボールナット13の両側に配置される場合,そのカムフォロア16の軸心線X−Xは前記ボールねじ10とガイドロッド11との各軸の中心点を結ぶ垂直線に対し直角に交わる方向であって,しかも前記ボールねじ10とガイドロッド11の二つの中心点の略中間点に位置するよう構成されている(図4参照)。これによって軸心線X−X上に配置されたカムフォロア16は前記ボールねじ10とガイドロッド11との三つの中心点を結ぶトライアングル上に配置されるから,各カムフォロア16はいわば三脚によってしっかり支持されることになる。したがって当該アクチュエータの可動部に局部的又は偏心的な負荷荷重が加わってもそれは各カムフォロア16,前記ボールねじ10,ガイドロッド11を結ぶトライアングル方向へ分散し抑制されるから,前記ボールナットの走行時のバランスが安定しかつその滑動性能は左右対称のカムフォロア16によって保持される。
直動アクチュエータ2は,この実施例では抵抗溶接機の加圧駆動装置に位置付けられるものである。前記第1アーム22はボールナット13側のアーム取り付け面N(図5のN)に絶縁板26を介在してボルトB3によって着脱自在に取り付けられている。一方の極性を有する電極チップE1は前記第1アーム22の先端に取り付けられたチップホルダ23の先端に装着されている。
もう一方の極性を有する電極チップE2は前記電極チップE1と相対向して第2アーム24の先端に取り付けられたチップホルダ25の先端に装着されている。
固定カバー28は前記アクチュエータ2の本体ケース3の開口側を長手方向に延長し本体ケース3の側面板5とラップさせた形態でビス止めされている。そして前記固定カバー28には前記第1アーム22の移動に対応して前記ボールナット13の移動範囲を許容する開口部Uが形成されている(図5参照)。
そして前記ボールナット側に配置されたスライドカバー29は前記ボールナット13の移動範囲内で前記固定カバー28の開口部U(図5の斜線分部)を覆うように構成されている。
直動アクチュエータ2の前記固定カバー28と前記スライドカバー29は横断面形状が略〔 型の非磁性体の材質から構成されている。たとえばグラスファイバー(繊維炭素材),プラスチック,ゴム材その他の合成樹脂材など摩擦係数の低い軽量な材質がよい。
前記二枚カバー28,29の長手方向の両側には前記本体ケース3の開口部3Uの両外側傾斜面に同等の開き角度をもって折り曲げられた端縁が形成され,その折り曲げられた端縁が重なって配置されるように構成されている(図3参照)。
前記スライドカバー29は前記アクチュエータ2により第1アーム22が前進後進しその移動許容範囲内のどの位置に移動しても常に横断面凹型の本体ケース開口部3Uを完全に覆うことができる。これによって,ボールねじ10,ボールナット13等の摺動部品を溶接時に飛散するスパッタやゴミなどの外部から侵入する異物から完全に保護する密封構造を実現できる。
前記第2アーム24はアルミニウム系又は高力黄銅系の材質からなり前記本体ケース3の一部又はベース板4に絶縁版27を介在してボルトによって取り付けられたアルミニウム系材質のガンブラケットBTの下側取り付け面にボルトによって着脱自在に取り付けられている(図1参照)。
前記ブラケットBTにはインバータ溶接トランスTが搭載され,そのトランスの一方の出力端子T1と可動側の第1アーム22には電極チップの加圧開放時の動きに対し柔軟に対応できるよう略U字型の可動性銅板30が二次導体31を介して接続されている。他方の出力端子T2にはもう一方の固定側の第2アーム24が二次導体32を介して接続されている(図1,図2参照)。
本実施例では直動アクチュエータをXタイプのサーボスポットガンに使用した場合の範例として第1アーム22と第2アーム24の電極チップE1と電極チップE2の電極加圧点とボールねじ10(電極加圧軸)の加圧中心線とを偏心させたサーボモータの加圧源について記載したがこれに限定されるものではない。
たとえばCタイプのサーボスポットガンの場合はC形のガンアームはその一端が本体ケース3側又は前記ブラケットBT側に絶縁板を挟んでボルトにより着脱可能に取り付けられ,またもう一方のガンアームはチップホルダ(又はポイントホルダともいう)に代えてボールナット13に絶縁板を挟んでボルトにより着脱自在に取り付けられる。
前記C形のガンアーム及びチップホルダの先端には相対する一対の電極チップが支持される。したがってX形−C形への変化にも容易に対応することができる。
冷却水はアクチュエータ内には流さず第1アームと第2アームの各電極チップE1,E2内に形成された往復通水経路を経由し循環する。
かかる構成からなる本発明のサーボスポット溶接ガンの動作を例に述べる。
当該スポット溶接ガン1は通常6軸用の多関節形産業用ロボットのアーム先端に搭載され,相対する一方の電極チップを送り出す加圧動作と引き上げる開放動作に必要な1軸(加圧軸)が多関節と共に駆動される。
ロボットコントローラには溶接ガンの加圧軸を含むロボット軌道制御機能と溶接電流をサイリスタなどの電子スイッチング回路(コンタクタ)を開閉動作して溶接電源を制御すると共に溶接電流の通電時間をタイマ部により制御する溶接電源制御機能とを統合し,予めティーチングされた軌跡動作,溶接動作,溶接条件を同期させながらロボットによる溶接に必要な諸動作が再現される。
当該溶接ガン1はロボットの軌跡動作と打点位置を記録データから呼び出しワーク治具にセットされたワークへの軌跡動作は速い動作で移動しながらロボットコントローラからの指令により前記アクチュエータのサーボモータMが回転し,モータトルクにより減速機(プーリ,タイミングベルト等)を回転し,これによってボールねじが回転駆動する。
その回転運動はボールナット13により直線運動に変換され固定された第1アーム22の電極チップE1は固定側の第2アーム24に支持された電極チップE2と相対向する加圧方向に送り出される。しかもその移動中に同期をとり電極チップE1,E2は開放したストローク位置を任意に変化させながらワークの打点位置に適正な角度で電極チップE1,E2が挿入される。
この間,ボールナット13の両側に配置されたカムフォロア16は両側をカム溝18にそって案内されながらボールナット13がボールねじ10とガイドロッド11の並行した軸心線上を移動する。
電極チップE1,E2が溶接打点位置に達するや電極チップ間の開放ストロークと可動側の電極チップE1の送り出しは速い速度で加圧方向へ移動しながらワークに当接する直前で下降速度を低速に減速させソフトタッチで電極チップを加圧動作する。
可動側の電極チップE1がワークをはさみ付けると電極チップ間にはサーボモータMに流れる電機子電流により加圧力を検出し電流フィードバック制御を実行し溶接に要する加圧力のためのトルクを発生させる。
この場合,前後左右の複数個のカムフォロア16が左右のレール上のカム溝に18そって案内移動される。複数個のカムフォロア16は左右のカムフォロア間(横方向)のスパンと前後のカムフォロア間(縦方向)のスパンと前後左右のカムフォロア間(対角線方向)のスパンをもってしてカム溝18にガイドされる。
前記ボールねじ10とボールナット13には負荷荷重が上下方向,左右方向,回転方向,さらにひねり方向から複合的に転倒トルクが加わっても縦横,対角線上にスパンを持て配置された複数のカムフォロア16と少なくとも一本のガイドロッド11によって機械的に十分対応することができる。
かくして所定の溶接加圧力に達したときロボットコントローラからの通電開始信号で電子スィッチング回路が開閉動作し溶接電源から所定値の溶接電流がタイマ部により所定時間供給され通電後所定の保持時間を経てスポット溶接が行なわれる。
溶接電流は溶接トランスTの端子T1から二次導体31を通して可撓性導線30,ボールナット13に支持された第1アーム22を経て電極チップE1に流れ,ワークを通して電極チップE2へ流れる。
その電流は第2アーム24を通り二次導体32を経て溶接トランスTの端子T2へ戻る。このサイクルでワークの打点位置は電極チップE1と電極チップE2で挟みつけた溶接部が電流の抵抗発熱により温度を上昇させ金属を溶融してナゲットが形成され接合される。
かくして,溶接が終了すると,ロボットコントローラのタイマ部からの溶接終了信号によりサーボモータMが逆転し, ボールねじ10を駆動させて第1アーム22を後退方向(図の右方向)に引き上げて電極チップE1,E2の距離が開放され所定位置の溶接が完了する。
次の溶接位置へ溶接ガンを移す場合は,前述したように溶接前のフリーの状態になるように当該アクチュエータ2を動作することで,溶接ガンの方向姿勢をロボットが次の打点位置に高速,低速を交えながら軽快に動かすことになる。
本実施例では本発明のアクチュエータをXタイプのロボット溶接ガンについて記述したが,本発明の基本思想はこれらの機種に限定される理由はなく,Cタイプのロボット溶接ガンはもちろん,ポータブルガンや定置式溶接機にも用途範囲を容易に拡大させることができる。
1 スポット溶接ガン
2 直動アクチュエータ
3 本体ケース
3U 本体ケース開口部
4 ベース板
5 加圧ロッド
6 前端部
7 後端部
8,9 軸受け支持板
10 ボールねじ
11 ガイドロッド
12 軸受け
13 ボールナット
14 軸受け
15 ガイド装置
16 カムフォロア
17 レール本体
18 カム溝
19 底板
20 段差部
21 フランジカバー板
22 第1アーム
23 チップホルダ
24 第2アーム
25 チップホルダ
26 絶縁板
27 絶縁板
28 固定カバー
29 スライドカバー
30 可撓性導線
31 二次導体
32 二次導体
BT ブラケット
E1 電極チップ
E2 電極チップ

Claims (5)

  1. 形体のベース板と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板とから形成される横断面略凹型の本体ケースと;
    該本体ケースの前端部と後端部に一体的に取り付けられる軸受け支持板と;
    前記本体ケース内にそのケース長手方向に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に回転自在に支持されたボールねじと;
    前記本体ケース内で前記ボールねじと平行に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に固定されたガイドロッドと;
    前記ボールねじに組み込まれ,かつ該ボールねじの回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッドの外周面を滑動するボールナットと;
    前記本体ケースの一方の軸受け支持板側に着脱自在に取り付けられ,前記ボールねじを直接または動力伝達機構を介して回転駆動する電動モータと;
    さらに前記ボールナットの両側対称位置にそれぞれ突出して取り付けられたカムフォロアを前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝に組み込ませて摺動案内させるガイド装置と;を有し
    それによって前記ボールねじと前記ボールナットに対し上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的なトルク荷重によって生じる摩擦抵抗を抑制する直動アクチュエータであって
    前記カムフォロアとカム溝を含むガイド装置には前記ボールナットの回り止め機能のほか前記側面板のカバー機能を兼ね備えていることを特徴とする直動アクチュエータ
  2. 矩形体のベース板と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板とから形成される横断面略凹型の本体ケースと;
    該本体ケースの前端部と後端部に一体的に取り付けられる軸受け支持板と;
    前記本体ケース内にそのケース長手方向に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に回転自在に支持されたボールねじと;
    前記本体ケース内で前記ボールねじと平行に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に固定されたガイドロッドと;
    前記ボールねじに組み込まれ,かつ該ボールねじの回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッドの外周面を滑動するボールナットと;
    前記本体ケースの一方の軸受け支持板側に着脱自在に取り付けられ,前記ボールねじを直接または動力伝達機構を介して回転駆動する電動モータと;
    さらに前記ボールナットの両側対称位置にそれぞれ突出して取り付けられたカムフォロアを前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝に組み込ませて摺動案内させるガイド装置と;を有し
    それによって前記ボールねじと前記ボールナットに対し上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的なトルク荷重によって生じる摩擦抵抗を抑制する直動アクチュエータであって
    前記側面板に対応する前記ガイド装置のカム溝は1本の横断面略凹型のレールから構成され,かつそのレールの横断面幅は前記本体ケースの側面板の横断面幅と略同一寸法にあって,前記レールの底板は両側を長手方向に延長したフランジを含むカバー板として構成され,しかも前記カバー板が前記側面板と同一平面内となるように前記本体ケースの側面板に形成された嵌め合い溝の段差部に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする直動アクチュエータ。
  3. 矩形体のベース板と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板とから形成される横断面略凹型の本体ケースと;
    該本体ケースの前端部と後端部に一体的に取り付けられる軸受け支持板と;
    前記本体ケース内にそのケース長手方向に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に回転自在に支持されたボールねじと;
    前記本体ケース内で前記ボールねじと平行に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に固定されたガイドロッドと;
    前記ボールねじに組み込まれ,かつ該ボールねじの回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッドの外周面を滑動するボールナットと;
    前記本体ケースの一方の軸受け支持板側に着脱自在に取り付けられ,前記ボールねじを直接または動力伝達機構を介して回転駆動する電動モータと;
    さらに前記ボールナットの両側対称位置にそれぞれ突出して取り付けられたカムフォロアを前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝に組み込ませて摺動案内させるガイド装置と;を有し
    それによって前記ボールねじと前記ボールナットに対し上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的なトルク荷重によって生じる摩擦抵抗を抑制する直動アクチュエータであって
    前記ボールねじは前記本体ケースのベース板側に,また前記ガイドロッドは前記ボールねじの軸心線に対し平行に前記本体ケースの開口側に配置されていることを特徴とする直動アクチュエータ。
  4. 矩形体のベース板と該ベース板の長手方向の両側から略直角に立ち上がる側面板とから形成される横断面略凹型の本体ケースと;
    該本体ケースの前端部と後端部に一体的に取り付けられる軸受け支持板と;
    前記本体ケース内にそのケース長手方向に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に回転自在に支持されたボールねじと;
    前記本体ケース内で前記ボールねじと平行に配置され,かつ両端が前記前端部と後端部の軸受け支持板に固定されたガイドロッドと;
    前記ボールねじに組み込まれ,かつ該ボールねじの回転運動を直線運動に変換して前記ガイドロッドの外周面を滑動するボールナットと;
    前記本体ケースの一方の軸受け支持板側に着脱自在に取り付けられ,前記ボールねじを直接または動力伝達機構を介して回転駆動する電動モータと;
    さらに前記ボールナットの両側対称位置にそれぞれ突出して取り付けられたカムフォロアを前記本体ケースの側面板の長手方向に沿って形成された横断面略凹型のカム溝に組み込ませて摺動案内させるガイド装置と;を有し
    それによって前記ボールねじと前記ボールナットに対し上下方向,左右方向,前後方向,回転方向,捻り方向からの複合的なトルク荷重によって生じる摩擦抵抗を抑制し
    抵抗溶接機の正負対をなす極性を有する電極チップの加圧駆動装置として位置付けられる直動アクチュエータであって
    前記一方の極性を有する電極チップは第1アームに,またもう一方の極性を有する電極チップは第2アームにそれぞれ相対向して取り付けられ;
    前記第2アームは前記本体ケースの一部又はベース板若しくはベース板に取り付けられたガンブラケットに取り付けられ;
    前記第1アームは前記ボールナットに取り付けられ,前記本体ケースの長手方向には前記ボールナットの移動範囲を許容する開口部を有する固定カバーが延長して配置され;
    そして前記ボールナット側には前記第1アームとともに移動するスライドカバーが配置されていて,該スライドカバーが前記ボールナットの移動範囲内で前記固定カバーの開口部を常時覆うようにしたことを特徴とする直動アクチュエータ。
  5. 前記固定カバーと前記スライドカバーは横断面形状が略〔型であって,その材質が非磁性体からなり,前記本体ケースの開口部外側傾斜面に重ね合わせて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の直動アクチュエータ。
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