JP5398603B2 - 左右重心位置推定装置、左右重心位置推定方法、および牽引車 - Google Patents

左右重心位置推定装置、左右重心位置推定方法、および牽引車 Download PDF

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Description

本発明は、左右重心位置推定装置、左右重心位置推定方法、および牽引車に関する。
連結車は、牽引車が被牽引車を牽引して貨物を運搬する。このような連結車では、一般的に、被牽引車は荷主が所有する車両であり、牽引車は運送業者が所有する車両である。通常、被牽引車に対する貨物の積載は、牽引車を所有する運送業者の監視下では行われない。さらに、被牽引車は荷主によって封印が施される。このため荷主以外の第三者が被牽引車を開封することはできないようになっている。したがって、運送業者側では、目視確認によって被牽引車内の貨物の積載状況を認識することは困難である。
一方、牽引車が被牽引車を牽引する際には、被牽引車の積荷の偏りが運転に大きく影響する。たとえば被牽引車内の積荷が進行方向に対して左右のいずれか一方に大きく偏っているような場合(以下では、単に「左右」といえば進行方向に対して「左右」であることとする。)、被牽引車の重心位置も左右のいずれか一方に大きく偏ることになる。この場合、牽引車の運転者は、被牽引車の重心位置が偏っている側への旋回については被牽引車の左右方向の傾斜角度が大きくならないように注意深く配慮しながら運転を行う必要がある。
たとえば特許文献1では、牽引車の左右に設けた車高センサによって、被牽引車を牽引車に連結する際の牽引車の姿勢変化(左右の傾き)が検出され、この姿勢変化の大きさに応じて被牽引車の重心位置の左右への偏りの大きさが判定される。そして、被牽引車の積荷に左右の偏りが生じている場合、これを判定して運転者に警告を行ったり、牽引車の減速を行うようになっている。
特開2002−166745号公報
被牽引車における進行方向に対して前後(以下では、単に「前後」といえば進行方向に対して「前後」であることとする。)の積荷の偏りが牽引車にかかる荷重に影響する。たとえば被牽引車の後方に重心が大きく偏っている場合には、被牽引車自体の車輪が荷重の多くを支えるため、牽引車にかかる荷重は小さくなる。このような状態では、被牽引車を牽引車に連結した際の牽引車の姿勢変化は小さく、実際の被牽引車の左右の重心の偏りを正しく推定することはできない。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、被牽引車の前後の重心の偏りに影響されることなく被牽引車の左右の重心の偏りを正しく推定することができる左右重心位置推定装置、左右重心位置推定方法、および牽引車を提供することを目的とする。
本発明の一つの観点は、左右重心位置推定装置としての観点である。すなわち、本発明の左右重心位置推定装置は、被牽引車を牽引する牽引車に搭載され、被牽引車の進行方向に対する左右方向の重心位置を推定する左右重心位置推定装置において、被牽引車の進行方向に対する前後方向の重心位置を推定する前後重心位置推定手段と、前後重心位置推定手段の推定結果に基づいて左右方向の重心位置の推定結果を補正する左右重心位置補正手段と、を有するものである。
たとえば牽引車に被牽引車が連結されてなる連結車の総重量から牽引車の重量を差し引いた重量を被牽引車軸荷重とし、被牽引車が有する車輪の軸数をN(Nは1以上の整数)とするときに、当該被牽引車軸荷重を牽引車の第5輪荷重のN倍で除算した結果を補正係数とし、左右重心位置補正手段は、補正前の左右方向の重心位置の推定結果に対して補正係数を乗算することにより補正された左右方向の重心位置の推定結果を出力することができる。
本発明の他の観点は、左右重心位置推定方法としての観点である。すなわち、本発明の左右重心位置推定方法は、被牽引車を牽引する牽引車に搭載され、被牽引車の進行方向に対する左右方向の重心位置を推定する左右重心位置推定装置が実行する左右重心位置推定方法において、被牽引車の進行方向に対する前後方向の重心位置を推定する前後重心位置推定ステップと、前後重心位置推定ステップの処理による推定結果に基づいて左右方向の重心位置の推定結果を補正する左右重心位置補正ステップと、を有するものである。
たとえば牽引車に被牽引車が連結されてなる連結車の総重量から牽引車の重量を差し引いた重量を被牽引車軸荷重とし、被牽引車が有する車輪の軸数をN(Nは1以上の整数)とするときに、当該被牽引車軸荷重を牽引車の第5輪荷重のN倍で除算した結果を補正係数とし、左右重心位置補正ステップの処理は、補正前の左右方向の重心位置の推定結果に対して補正係数を乗算することにより補正された左右方向の重心位置の推定結果を出力するステップを有する。
本発明のさらに他の観点は、牽引車としての観点である。すなわち、本発明の牽引車は、被牽引車を牽引する牽引車において、被牽引車の進行方向に対する左右方向の重心位置を推定する左右重心位置推定手段を有し、左右重心位置推定手段は、被牽引車の進行方向に対する前後方向の重心位置を推定する前後重心位置推定手段と、前後重心位置推定手段の推定結果に基づいて左右方向の重心位置の推定結果を補正する左右重心位置補正手段と、を有するものである。
たとえば牽引車に被牽引車が連結されてなる連結車の総重量から牽引車の重量を差し引いた重量を被牽引車軸荷重とし、被牽引車が有する車輪の軸数をN(Nは1以上の整数)とするときに、当該被牽引車軸荷重を牽引車の第5輪荷重のN倍で除算した結果を補正係数とし、左右重心位置補正手段は、補正前の左右方向の重心位置の推定結果に対して補正係数を乗算することにより補正された左右方向の重心位置の推定結果を出力することができる。
本発明によれば、被牽引車の前後の重心の偏りに影響されることなく被牽引車の左右の重心の偏りを正しく推定することができる。
本発明の実施の形態の連結車の全体構成図である。 図1の牽引車に搭載される左右重心位置推定装置のブロック構成図である。 図1の牽引車および被牽引車の要部構成を示す図である。 図2の左右重心位置推定部および前後重心位置推定部で用いるエアベローズ圧力と第5輪荷重との対応関係を示す図である。 図2の左右重心位置推定部が出力する推定結果であり前荷、均等積、後荷の場合の推定結果を示す図である。 被牽引車の重心位置、車両連結総重量、第5輪荷重、被牽引車軸荷重、第5輪荷重点から重心点まで距離(L2)、および係数の対応関係を実測した結果を示す図である。 図6の実測結果の横軸に第5輪荷重をとり縦軸に係数をとったグラフで示す図である。 左右重心位置推定装置の左右重心位置推定処理を示すフローチャートである。 図2の表示部の表示例(テキスト表示)を示す図である。 図2の表示部の表示例(図形表示)を示す図である。 図2の表示部の表示例(テキスト表示+図形表示)を示す図である。
(本発明の実施の形態の連結車1について)
(概要)
連結車1は、図1に示すように、牽引車2と被牽引車3とがカプラ4を介して連結された車両である。被牽引車3に積み込まれた荷物の状態を外部から目視確認することはできない。このため、連結車1は、カプラ4にかかる荷重である第5輪荷重と牽引車前輪5および牽引車後輪6の左右にかかる荷重の偏りを検出することにより被牽引車3の左右の重心位置の偏りを推定する。さらに、連結車1は、被牽引車3の前後の重心位置の偏りを推定することにより、左右の重心位置の偏りの推定結果を補正する。この補正結果は、連結車1のユーザ(運転者など)が認識できるように運転席の計器パネルなどに表示される。
(構成)
連結車1は、牽引車2、被牽引車3から構成される。牽引車2は、説明を分り易くするために、カプラ4、牽引車前輪5、牽引車後輪6、および牽引車シャーシ7を図示する。また、被牽引車3は、説明を分り易くするために、被牽引車輪8,9および被牽引車シャーシ10を図示する。また、牽引車2には左右重心位置推定装置20が搭載されている。
牽引車2は、不図示のエンジンを搭載し、カプラ4を介して被牽引車3に連結され、牽引車後輪6を駆動輪として走行する。また、牽引車2は、左右重心位置推定装置20を搭載する。ここでは、前述したように、牽引車2は、一般的に運送業者が所有するものとする。
被牽引車3は、荷物を搭載するスペースを有し、カプラ4を介して牽引車2に連結される。また、被牽引車3は、被牽引車輪8,9を有する。図1に示した被牽引車3は、2軸(2組の被牽引車輪8,9を有する。)であるが3軸のものもある。ここでは、前述したように、被牽引車3は、一般的に荷主が所有するものとする。なお、被牽引車3は、牽引車2に連結されていないときには、不図示のランディングギヤによって水平を保ち自立することができる。また、カプラ4の中心(第5輪荷重点)から被牽引車輪8,9の中心(2軸の中心)までが被牽引車3のホイールベースである。
左右重心位置推定装置20は、図2に示すように、変位センサ21R,21L、圧力センサ22R,22L、左右重心位置推定部23、前後重心位置推定部24(請求項でいう前後重心位置推定手段)、補正演算部25(請求項でいう左右重心位置補正手段)、表示部26、および質量推定部27により構成される。
変位センサ21R,21Lは、牽引車後輪6のスタビライザ30(図3で後述)の変位を検出する。
圧力センサ22R,22Lは、牽引車2のエアサスペンションが有するエアベローズ31,31L(図3で後述)の空気圧を検出する。
左右重心位置推定部23は、変位センサ21R,21Lおよび圧力センサ22R,22Lの検出結果を入力として被牽引車3の左右の重心位置を推定する。
前後重心位置推定部24は、圧力センサ22R,22Lの検出結果および質量推定部27の推定結果を入力として被牽引車3の前後の重心位置を推定する。
補正演算部25は、左右重心位置推定部23の推定結果および前後重心位置推定部24の推定結果をそれぞれ入力し、左右重心位置推定部23の推定結果を前後重心位置推定部24の推定結果に応じて補正する。
表示部26は、詳細には、表示制御部と表示画面とを有する。以下の説明では、表示制御部と表示画面とをまとめて表示部26ということにする。表示部26は、補正演算部25によって補正された左右重心位置の推定結果を表示画面上に表示する。なお、表示部26の表示画面は、牽引車2の運転席の計器パネルなどに配設される。
質量推定部27は、特開2000−74727号公報などに記載されている方法を用いて連結車1の総重量(これを車両連結総重量という)を計算する。
図3は、牽引車2および被牽引車3の要部構成を示す図である。牽引車2は、図3に示すように、スタビライザ30、エアベローズ31R,31L、およびシャーシ支持部32R,32Lを有している。また、被牽引車は、キングピン33を有している。被牽引車3のキングピン33が牽引車2のカプラ4の中心部にある孔に挿入されることによって、牽引車2と被牽引車3とが連結される。また、符号40は重心位置を示すマークである。なお、このマークは説明のために図示したもので、車両そのものに付されているものではない。また、符号50は、被牽引車3が積載する荷物である。また、牽引車後輪6の進行方向に対して右側を牽引車後輪6Rとし、左側を牽引車後輪6Lとする。
(動作)
次に、左右重心位置推定装置20の動作について説明する。
左右重心位置推定部23は、以下の方法により偏りの推定値を下記の式に従って算出する。式中、Xは、左右方向の重心位置の偏りを示し、Fbは、第5輪荷重を示し、FS1は、牽引車後輪6の偏り荷重を示し、FS2は、牽引車前輪5の偏り荷重を示し、L1は、牽引車後輪6Rと牽引車後輪6Lとの間隔(リアトレッド)を示している。このときに左右方向の重心位置の偏りXは、
X=[(FS1+FS2)/Fb]・L1/2
で求められる。
左右重心位置推定部23は、第5輪荷重Fbを圧力センサ22R,22Lの検出結果から取得する。たとえば図4に示すように、エアベローズ圧力と第5輪荷重との対応関係は、予め求めることができる。したがって、左右重心位置推定部23は、たとえば、図4のエアベローズ圧力と第5輪荷重との対応関係を不図示のメモリに予め記憶しておき、圧力センサ22R,22Lの各検出結果を加算して得られるエアベローズ圧力から第5輪荷重Fbを取得することができる。エアベローズ圧力から第5輪荷重Fbを取得することについては後述する前後重心位置推定部24においても同様である。すなわち、後述する前後重心位置推定部24においても図4のエアベローズ圧力と第5輪荷重との対応関係を不図示のメモリに予め記憶している。
また、左右重心位置推定部23は、牽引車後輪6の偏り荷重FS1をスタビライザ30に取付けられている変位センサ21Rと変位センサ21Lの検出結果の差分に基づき取得する。さらに、左右重心位置推定部23は、牽引車前輪5の偏り荷重FS2を牽引車後輪6の偏り荷重FS1と等しいとする、あるいは牽引車前輪5の偏り荷重FS2を牽引車後輪6の偏り荷重FS1に所定の係数を乗じた値とする、などとすることができる。また、リアトレッドL1は、固定値であるので左右重心位置推定部23のメモリに予め記憶しておき、左右重心位置推定部23は、それをメモリから読み出して取得する。
図5は、左右重心位置推定部23における被牽引車3内の荷物の積載状態が前荷、均等積、後荷である場合の偏りの推定値(縦軸)と偏りの真値(横軸)との関係を示している。前荷および均等積の場合には、一点鎖線で示すように、偏りの推定値と偏りの真値とはほぼ等しい。一方、後荷の場合には、二点鎖線で示すように、偏りの推定値は、偏りの真値と比較して著しく小さくなっている。したがって、後荷の場合は、これをそのまま左右重心位置推定結果として採用することは問題がある。そこで、左右重心位置推定装置20は、前後重心位置推定部24により被牽引車3の前後重心位置を推定し、その推定結果に基づいて、左右の重心位置の偏りの推定結果を補正する。
前後重心位置推定部24は、以下に説明するようにして被牽引車3に積載されている荷物が後荷であるか否かを判定する。
連結車1の総重量(車両連結総重量という)をA(t)とし、牽引車2の重量をB(t)とし、第5輪荷重をC(t)とすると、被牽引車輪8,9にかかる荷重(被牽引車軸荷重という)は、(A−B−C)となる。ここで、仮に、被牽引車3の荷物が均等積されている場合、被牽引車輪8,9は2軸であることから
第5輪荷重:被牽引車輪8,9にかかる荷重=1:2
となる。これを一般化すれば、
第5輪荷重:被牽引車軸荷重=1:N(Nは軸数)
となる。たとえば3軸では、第5輪荷重:被牽引車軸荷重=1:3になる。
したがって、2軸の場合には、第5輪荷重を2倍した値で、被牽引車輪8,9にかかる荷重を除算し、その除算結果が所定値を超えていれば、被牽引車3の荷物は後荷であると判定することができる。
図6は、前後方向の重心位置、第5輪荷重、被牽引車輪8,9にかかる荷重を第5輪荷重で除算した結果得られた値(以下、係数と称する)の関係を示している。L2は、図1に示すように、第5輪荷重点と重心点との間の距離である。この例では、車両連結総重量が22.2tであり、牽引車2の重量が6.5tであり、被牽引車3のホイールベースは9mであるとする。図7は、図6の関係をグラフで示しており、横軸に第5輪荷重をとり、縦軸に係数をとったものである。
図6の例では、重心位置が「均等積」であるとき(L2=6m)に比べ、重心位置が1.5m後ろにずれている位置(L2=7.5m)では、係数の値は“2.4”(=被牽引車軸荷重(13.0t)/[第5輪荷重(2.7t)×2])である。よって、前後重心位置推定部24は、係数の値が“2.4”よりも大きいか否かによって、被牽引車3が後荷(すなわち重心位置が後方にある状態)であるか否かを判断する。
なお、牽引車2の重量については、燃料残量によって多少の変動は生じるもののほぼ一定であり、図6の例では、6.5tに固定して考えることができる。一方、被牽引車3の重量については荷物の積載状況に応じて様々に変化する。よって、質量推定部27は、車両連結総重量を得るため特開2000−74727号公報などに記載されている方法によりその都度、被牽引車3の重量を含む車両連結総重量を測定する。この方法を簡単に説明すると以下のとおりである。
牽引車2の駆動力をF、連結車1の車両質量(すなわち車両連結総重量)をW、路面勾配をθ、連結車1の車両加速度をα、重力加速度をg、連結車1の車両走行抵抗をμr W,連結車1の風圧抵抗をμc SV2、連結車1の回転部分相当質量をWrとすると、
α=g〔F−(μr W+μc SV2 +Wsinθ)〕/(W+Wr
であり、さらに、ギヤ比A,B二段についてそれぞれ駆動力をFA 、FB とし、加速度をそれぞれαA 、αB とし、回転部分相当質量をそれぞれWrA、WrBとするとき、車両質量Wは、
W=〔g(FA −FB )−αA rA+αB Rb 〕/(αA −αB
である。このとき、牽引車2の駆動力F、路面勾配θ、連結車1の車両加速度α、連結車1の車両走行抵抗μr W,連結車1の風圧抵抗μc SV2については牽引車2側のみで測定可能である。また、連結車1の回転部分相当質量Wrについては、被牽引車輪8,9のタイヤの型式などから容易に取得できる。
このようにして、質量推定部27は、被牽引車3に関わるパラメータを直接的に被牽引車3から取得する必要がなく車両連結総重量を推定することができる。
このように前後重心位置推定部24により、後荷であるか否かが判定され、後荷である判定された場合、補正演算部25は、左右重心位置推定部23により推定された推定結果を補正する。具体的には、被牽引車軸荷重を牽引車2の第5輪荷重のN(Nは被牽引車3の車輪の軸数)倍で除算した結果を補正係数とし、補正演算部25は、補正前の左右方向の重心位置の推定結果に対して補正係数を乗算することにより補正された左右方向の重心位置の推定結果を出力する。
次に、左右重心位置推定装置20の左右重心位置推定処理について図8のフローチャートを参照して説明する。
START:運転者のキー操作などにより、左右重心位置推定装置20が起動されると、左右重心位置推定装置20は、ステップS1の処理へ移行する。
ステップS1:左右重心位置推定部23は、変位センサ21R,21Lを0点補正してステップS2の処理へ移行する。
ステップS2:左右重心位置推定部23は、変位センサ21R,21Lの変位値および圧力センサ22R,22Lの圧力値を取得してステップS3の処理へ移行する。
ステップS3:左右重心位置推定部23は、牽引車2の左右の牽引車前輪5および牽引車後輪6それぞれの分担荷重を算出してステップS4の処理へ移行する。
ステップS4:左右重心位置推定部23は、ステップS2,S3で取得した各種の値に基づいて補正前の左右重心位置推定(X=[(FS1+FS2)/Fb]・L1/2)を実施し、この推定結果を補正演算部25に出力してステップS5の処理へ移行する。
ステップS5:前後重心位置推定部24は、質量推定部27から車両連結総重量を取得し、圧力センサ22R,22Lの検出結果から第5輪荷重を取得したか否かを判断する。前後重心位置推定部24は、車両連結総重量および第5輪荷重を取得した場合(ステップS5でYes)、ステップS6の処理へ移行する。一方、前後重心位置推定部24は、車両連結総重量および第5輪荷重を未だ取得していない場合(ステップS5でNo)、ステップS5の処理を繰り返す。
なお、ステップS5において、車両連結総重量および第5輪荷重を取得した場合、前後重心位置推定部24は、これらの値から被牽引車軸荷重(=車両連結総重量−被牽引車重量−第5輪荷重)を計算する。
ステップS6:前後重心位置推定部24は、被牽引車軸荷重を、第5輪荷重の2倍で割った値が後荷判定係数である“2.4”未満であるか否かを判断する。前後重心位置推定部24は、被牽引車軸荷重を、第5輪荷重の2倍で割った値が後荷判定係数である“2.4”未満である場合(ステップS6でYes)、ステップS7の処理へ移行する。一方、前後重心位置推定部24は、被牽引車軸荷重を、第5輪荷重の2倍で割った値が後荷判定係数である“2.4”以上である場合(ステップS6でNo)、ステップS8の処理へ移行する。
ステップS7:前後重心位置推定部24は、補正無しとして「補正係数=1」を補正演算部25に出力してステップS9の処理へ移行する。
ステップS8:前後重心位置推定部24は、被牽引車軸荷重を、第5輪荷重を2倍した値で割った値を補正係数として補正演算部25に出力し、ステップS9の処理へ移行する。
ステップS9:補正演算部25は、左右重心位置推定部23から出力された補正前の左右重心位置推定値に対して前後重心位置推定部24から出力された補正係数を乗算し、その乗算結果を表示部26に出力してステップS10の処理へ移行する。
ステップS10:表示部26は、補正演算部25から出力された補正後の左右重心位置推定結果を表示画面上に表示して処理を終了する(END)。
表示部26の表示例を図9,図10,図11に示す。図9の表示例では、表示部26の表示画面上に左右重心位置の偏りを数値として表示(L+400mm)している。図9の例では、重心位置が中心から左側に40cmズレていることを表している。また、図10の表示例では、表示部26の表示画面上に左右重心位置の偏りを図形として表示している。図10の例では、重心位置が中心から左側に少しズレていることを視覚的に表している。また、図11の表示例では、表示部26の表示画面上に左右重心位置の偏りを数値および図形の双方で表示している。
(効果)
以上説明したように、被牽引車3の前後方向の重心位置を推定し、この推定結果に基づいて左右方向の重心位置の推定結果を補正するので、被牽引車3の前後の重心の偏りに影響されることなく被牽引車3の左右の重心の偏りを正しく推定することができる。
また、連結車1の車両連結総重量を質量推定部27により、被牽引車3の重量を直接測定することなく測定可能であるため、被牽引車3がどのようなものであっても車両連結総重量を計算することができる。
また、被牽引車軸荷重を牽引車の第5輪荷重のN(Nは被牽引車3の軸数)倍で除算した結果を補正係数とし、補正前の左右方向の重心位置の推定結果に対して補正係数を乗算することにより補正された左右方向の重心位置の推定結果を出力するので、被牽引車3の軸数がどのようであっても対応することができる。
(プログラムを用いた実施の形態について)
また、左右重心位置推定装置20の各部(左右重心位置推定部23、前後重心位置推定部24、補正演算部25、質量推定部27など)は、所定のプログラムにより動作する汎用の情報処理装置によって構成されてもよい。例えば、汎用の情報処理装置は、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、入出力ポートなどを有する。汎用の情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、汎用の情報処理装置には、左右重心位置推定装置20の各部の機能が実現される。また、その他の機能についてもソフトウェアにより実現可能な機能については汎用の情報処理装置とプログラムとによって実現することができる。なお、上述したCPUの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
なお、汎用の情報処理装置が実行する制御プログラムは、左右重心位置推定装置20の出荷前に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、左右重心位置推定装置20の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、制御プログラムの一部が、左右重心位置推定装置20の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。左右重心位置推定装置20の出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶される制御プログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
また、制御プログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
このように、汎用の情報処理装置とプログラムによって左右重心位置推定装置20の機能を実現することにより、大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
(その他の実施の形態)
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更が可能である。たとえば左右重心位置推定部23が補正前の左右重心位置を推定する方法については、上述したようにX=[(FS1+FS2)/Fb]・L1/2によって推定する方法以外にも、たとえば特許文献1に記載されている方法などの様々な方法が適用できる。
また、質量推定部27の質量推定方法は、特開2000−74727号公報に記載されている方法以外にも様々な方法が適用できる。あるいは、質量推定部27を省き、被牽引車輪8,9の下に簡便な重量測定装置を置き、前後重心位置推定部22が直接的に被牽引車軸荷重を測定してもよい。
また、牽引車前輪5および牽引車後輪6の左右の分担荷重の測定については、変位センサ21R,21Lに代えて車高センサを用いてもよい。あるいは、変位センサ21R,21Lを省き、圧力センサ22R,22Lの圧力差によって牽引車前輪5および牽引車後輪6の左右の分担荷重の測定を行うこともできる。あるいは、圧力センサ22R,22Lがエアベローズ31R,31Lの圧力を測定するのではなく、牽引車前輪5および/または牽引車後輪6の空気圧を測定することによって、第5輪荷重および牽引車前輪5および/または牽引車後輪6の左右の分担荷重の測定を行ってもよい。
また、図8のフローチャートのステップS6において[被牽引車軸荷重/(第5輪荷重×2)]が“2.4”未満のときステップS7の処理へ移行し、被牽引車軸荷重/(第5輪荷重×2)]が“2.4”以上のときステップS8の処理へ移行すると説明したが、これを[被牽引車軸荷重/(第5輪荷重×2)]が“2.4”以下のときステップS7の処理へ移行し、被牽引車軸荷重/(第5輪荷重×2)]が“2.4”を超えるときステップS8の処理へ移行するとしてもよい。
また、図8のフローチャートのステップS5で質量推定部27が車両連結総重量を算出する際、特開2000−74727号公報に記載されている方法を適用したとすれば、加速度などの測定が必要である。このため質量推定部27は、連結車1がある程度走行した後でなければ車両連結総重量を算出できない。この場合、表示部26は、とりあえずステップS4で補正前の左右重心位置推定結果を表示画面上に表示し、連結車1が走行を開始する以前に、運転者におおまかな警告を行うようにしてもよい。そして、その後、連結車1がある程度走行し、質量推定部27が車両連結総重量を算出し、図8のフローチャートがステップS10に達したときに、表示部26は、改めて補正された左右重心位置推定結果を表示画面上に表示するようにしてもよい。
1…連結車、2…牽引車、3…被牽引車、20…左右重心位置推定装置、23…左右重心位置推定部、24…前後重心位置推定部(前後重心位置推定手段)、25…補正演算部(左右重心位置補正手段)、26…表示部、27…質量推定部

Claims (6)

  1. 被牽引車を牽引する牽引車に搭載され、上記被牽引車の進行方向に対する左右方向の重心位置を推定する左右重心位置推定装置において、
    上記被牽引車の進行方向に対する前後方向の重心位置を推定する前後重心位置推定手段と、
    上記前後重心位置推定手段の推定結果に基づいて上記左右方向の重心位置の推定結果を補正する左右重心位置補正手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする左右重心位置推定装置。
  2. 請求項1記載の左右重心位置推定装置であって、
    前記牽引車に前記被牽引車が連結されてなる連結車の総重量から前記牽引車の重量を差し引いた重量を被牽引車軸荷重とし、前記被牽引車が有する車輪の軸数をN(Nは1以上の整数)とするときに、当該被牽引車軸荷重を前記牽引車の第5輪荷重のN倍で除算した結果を補正係数とし、
    前記左右重心位置補正手段は、補正前の前記左右方向の重心位置の推定結果に対して上記補正係数を乗算することにより補正された左右方向の重心位置の推定結果を出力する、
    ことを特徴とする左右重心位置推定装置。
  3. 被牽引車を牽引する牽引車に搭載され、上記被牽引車の進行方向に対する左右方向の重心位置を推定する左右重心位置推定装置が実行する左右重心位置推定方法において、
    上記被牽引車の進行方向に対する前後方向の重心位置を推定する前後重心位置推定ステップと、
    上記前後重心位置推定ステップの処理による推定結果に基づいて上記左右方向の重心位置の推定結果を補正する左右重心位置補正ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする左右重心位置推定方法。
  4. 請求項3記載の左右重心位置推定方法であって、
    前記牽引車に前記被牽引車が連結されてなる連結車の総重量から前記牽引車の重量を差し引いた重量を被牽引車軸荷重とし、前記被牽引車が有する車輪の軸数をN(Nは1以上の整数)とするときに、当該被牽引車軸荷重を前記牽引車の第5輪荷重のN倍で除算した結果を補正係数とし、
    前記左右重心位置補正ステップの処理は、補正前の前記左右方向の重心位置の推定結果に対して上記補正係数を乗算することにより補正された左右方向の重心位置の推定結果を出力するステップを有する、
    ことを特徴とする左右重心位置推定方法。
  5. 被牽引車を牽引する牽引車において、
    上記被牽引車の進行方向に対する左右方向の重心位置を推定する左右重心位置推定手段を有し、
    上記左右重心位置推定手段は、
    上記被牽引車の進行方向に対する前後方向の重心位置を推定する前後重心位置推定手段と、
    上記前後重心位置推定手段の推定結果に基づいて上記左右方向の重心位置の推定結果を補正する左右重心位置補正手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする牽引車。
  6. 請求項5記載の牽引車であって、
    前記牽引車に前記被牽引車が連結されてなる連結車の総重量から前記牽引車の重量を差し引いた重量を被牽引車軸荷重とし、前記被牽引車が有する車輪の軸数をN(Nは1以上の整数)とするときに、当該被牽引車軸荷重を前記牽引車の第5輪荷重のN倍で除算した結果を補正係数とし、
    前記左右重心位置補正手段は、補正前の前記左右方向の重心位置の推定結果に対して上記補正係数を乗算することにより補正された左右方向の重心位置の推定結果を出力する、
    ことを特徴とする牽引車。
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