JP5398551B2 - バックアップ方法、コントローラ、及びディスクアレイシステム - Google Patents

バックアップ方法、コントローラ、及びディスクアレイシステム Download PDF

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Description

本発明は、RAIDに代表されるディスクアレイ装置のバックアップ制御に関する。
RAIDは、停電などのシステム外部から電力供給ができなくなった場合に備えてバックアップユニット(バッテリー)を有している。停電が発生した場合、コントローラモジュールに搭載する揮発メモリに保持しているデータを保護するため、RAIDはバックアップユニットから揮発メモリに電力供給する。バックアップユニットは、RAIDが停電から復旧するまでの間、揮発メモリに電力を供給し続ける。それによって揮発メモリはデータを保持し続ける。
しかしながらバックアップユニットの電源容量には限りがある。そのため揮発メモリのデータ保証は、バックアップユニットの電気容量に左右される。バックアップユニットの容量を増大すれば、それに応じてデータ保証の信頼度を増すことはできる。しかしながらRAIDがバックアップユニットの数を増やすと、コストの増大、RAID装置の大型化といった問題が新たに発生する。また停電から復旧後、バックアップユニットを再充電するまでの間、バックアップの保証ができないため、RAIDシステムはライトスルー状態(ディスクに書き込めたら完了の報告をする)となる。その結果RAIDシステムの処理能力が著しく低下するといった問題もある。
したがって、コントローラモジュールは、揮発メモリに保持しているデータを不揮発メモリに退避するバックアップ方法が考えられており、不揮発メモリにいかにして確実にデータを退避するかが問題となる。
RAIDシステムのバックアップ制御に関して以下の特許文献が存在する。
特開平05−346889号公報 特開2006−277395号公報 特開2004−318465号公報 特開平09−305491号公報
(発明が解決しようとする課題)
そこで本発明に係るバックアップ方法は、ディスクコントローラの揮発メモリに保持しているデータを不揮発メモリに確実に退避し、バックアップの高信頼化を図ることを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本実施例の一観点によれば、本実施例におけるバックアップ方法は、ディスクアレイ装置を制御し、揮発メモリと不揮発メモリを有するコントローラが、該揮発メモリに保持するデータを該不揮発メモリに退避するバックアップ方法において、前記不揮発メモリにおける不良領域を示す複数の不良管理テーブルの情報に誤り検出符号を付加し、前記誤り検出符号を付加した複数の不良管理テーブルを該不揮発メモリに格納し、前記複数の不良管理テーブルのうち選択した一つの前記不良管理テーブルにおけるエラーの有無を前記誤り検出符号により判別し、前記エラーがあると判別した場合、選択していない不良管理テーブルを用いて該揮発メモリに保持するデータを該不揮発メモリに退避することを特徴とする。
(発明の効果)
本実施例に係るバックアップ方法によれば、ディスクコントローラの揮発メモリに保持するデータを不揮発メモリに転送する。ディスクコントローラは不揮発メモリの不良ブロックを示す不良管理テーブルを生成し、不揮発メモリに多重化して格納する。ディスクコントローラは、読み出した不良管理テーブルが壊れている場合、多重化してある他の不良管理テーブルを読み出して、データを不揮発メモリに格納することによって、ディスクアレイ装置のバックアップ高信頼化を図ることができる。
本実施例に係るディスクアレイ装置100の構成図である。 本実施例に係るFPGA114のハードブロック図である 本実施例に係る不揮発メモリ115の構成を示す図である。 本実施例に係る不揮発メモリ115に係るBank305〜308の詳細図である。 本実施例に係る不揮発メモリ115の小エリア501の構成図である。 本実施例に係るPage600の構成図である。 本実施例に係るスペアセクタ700の構成図である 本実施例に係るDie313のハード構成図である。 本実施例に係る不良管理テーブル218の一例である 本実施例に係るエリア(AREA)0〜エリア(AREA)1023の概念図である。 本実施例に係るデータ転送部202の処理フローチャートである。 本実施例に係る不良管理テーブル218の構築シーケンス図である。 本実施例に係る不良管理テーブル218の処理シーケンスに係る図である。 本実施例に係る不良管理テーブル218の処理シーケンスに係る図である。 本実施例に係る本実施例に係る転送制御部208の不良管理テーブル218の読み出しシーケンス図である。 本実施例に係る停電した場合のCPU112とFPGA114のシーケンス図である。 本実施例に係るBank305〜308の概念図である。
符号の説明
100…ディスクアレイ装置
101…電源ユニット
102…電源ユニット
103…バックアップユニット
104…バックアップユニット
105…コントローラモジュール(CM)
106…コントローラモジュール(CM)
107…ディスク
108…ディスク
109…ディスク
110…ディスク
111…制御回路
112…CPU
113…不揮発メモリ
114…FPGA
115…不揮発メモリ
116…DEポート
117…制御回路
118…CPU
119…揮発メモリ
120…FPGA
121…不揮発メモリ
122…DEポート
201…通信部
202…データ転送部
203…データ転送部
204…データ書き戻し部
205…通信情報管理部
206…テーブル管理部
207…テーブル管理部
208…転送制御部
209…転送制御部
210…メモリ制御部
211…メモリ制御部
212…データ変換制御部
213…データ変換制御部
214…PCI−Xインターフェース
215…バッファ
216…バッファ
217…バッファ
218…不良管理テーブル
219…不良管理テーブル
220…レジスタ
[1.ディスクアレイ装置100]
図1は本実施例に係るディスクアレイ装置100の構成図である。
ディスクアレイ装置100は電源ユニット(power supply unit)101、102、バックアップユニット(backup unit)103、104、CM(controller module)105、106、ディスク(disk)107、108、109、110から構成されている。
CM105、106はホストコンピュータ(図示せず)からの書き込み/読み出し命令により、ディスク107〜110にアクセスし、データの書き込み/読み出しを実行する。
[1.1.電源ユニット101、102]
外部電源(external source)は電源ユニット101、102を介して、ディスクアレイ装置100に電力を供給する。ディスクアレイ装置100は電源ユニット101、102の二つのAC/DC電源ユニットを有している。これは一方の電源ユニットが故障してもディスクアレイ装置100に外部電源から電力を供給するためである。つまりディスクアレイ装置100は電源ユニット101、102の冗長構成をとることによって、ディスクアレイ装置100は電源ユニットにおける障害に対応することができる。また電源ユニット101、102はスタンバイ電源とシステム電源を生成している。スタンバイ電源はディスクアレイ装置100を起動するために必要最小限の電力を供給する5V(ボルト)の電源である。システム電源はディスクアレイ装置100を運転するために必要な電力を供給する12V(ボルト)電源である。ディスクアレイ装置100が通常運用していない場合は電力を削減するため、電源ユニット101、102はスタンバイ電源のみ出力し、ディスクアレイ装置100は待機状態となっている。ディスクアレイ装置100が通常運用時である場合、電源ユニット101、102はスタンバイ電源とシステム電源を出力する。そして電源ユニット101、102はバックアップユニット103、104に外部電源から電力を供給し、充電している。
[1.1.1.停電発生時]
停電が発生して外部電源からディスクアレイ装置100への電力供給がなくなると、電源ユニット101はシステム電源を断つことをCM105に通知する。同様に電源ユニット102はシステム電源を断つことをCM106に通知する。
CM105、106それぞれに搭載する制御回路(control circuit)111、117は、電源ユニット101、102に外部電源から供給がないことを判別する。そして制御回路111、117は、CPU112、118に停電状態であることを通知すると共に、制御回路111、117はバックアップユニット103、104に対して、電力供給することを指示する。バックアップユニット103はCM105に電力を供給し、バックアップユニット104はCM106に電力を供給する。
CM105は、バックアップユニット103から供給される電力を用いて、停電発生時に揮発メモリ113が保持するデータを不揮発メモリ115に退避する。同様にしてCM106は、バックアップユニット104から供給される電力を用いて、停電発生時に揮発メモリ119が保持するデータを不揮発メモリ121に退避する。
[1.2.バックアップユニット103、104]
またディスクアレイ装置100は、バックアップユニット103、104も冗長構成をとっている。本実施例におけるバックアップユニット103はCM105に電力を供給する。バックアップユニット103はCM106に電力を供給しない。また本実施例におけるバックアップユニット104はCM106に電力を供給する。バックアップユニット104はCM105に電力を供給しない。本実施例におけるディスクアレイ装置100では、バックアップユニット103がCM105に電力を供給し、バックアップユニット104がCM106に電力を供給する。これはバックアップユニット103、104それぞれがCM105、106に供給する電力量は大きい。つまりバックアップユニット103、104の双方がCM105、106に電力を供給する構成にすると以下の問題ある。バックアップユニット103、104のいずれか一方のバックアップユニットが故障してCM105、106に電力供給できなくなると、残りのバックアップユニット1つだけではCM105、106の両方に一度に十分に電力を供給できない。その結果CM105、106の両方が電力不足で揮発メモリ113、119に保持するデータを不揮発メモリ115、121に退避できなくなってしまう。そのため本実施例ではバックアップユニット103、104のいずれかが故障しても残りのバックアップユニットが対応するCMに確実に電力を供給できるように、バックアップユニット103、104とCM105、106は1対1の対応関係に接続する。
バックアップユニット103、104はコンデンサであり、一度に多くの電力を放出できる。またバックアップユニット103、104はコンデンサであり、バックアップユニット103、104は、再充電を短時間で行うことができる。具体的にはディスクアレイ装置100は、バックアップユニット103、104の充電量が0%の状態から満充電の状態まで2分以内で充電することができる。本実施例のディスクアレイ装置100がバックアップユニット103、104を再充電する場合、バックアップユニット103を充電した後、バックアップユニット104を充電する。つまりディスクアレイ装置100は、バックアップユニット103を充電する間の時間と、104を充電する時間とが重ならないように制御する。ディスクアレイ装置100はコンデンサであるバックアップユニット103、104を急速充電するため、ディスクアレイ装置100がバックアップユニット103、104それぞれを充電する時間が重なると、電源ユニット101、102それぞれがバックアップユニット103、104それぞれに供給する電流が許容量を超えてしまうおそれがあるからである。もちろんディスクアレイ装置100が充電する順序は、バックアップユニット103からでもバックアップユニット104からでもよい。
また仮にディスクアレイ装置100が鉛蓄バッテリー、ニッケル水素バッテリー、又はリチウムイオンバッテリーで同じ電気容量を充電する場合には、鉛蓄バッテリーの充電量が0%の状態から満充電の状態まで数時間かかってしまう。したがって上記二次バッテリーに比べて、再充電にかかる時間が短いコンデンサをバックアップユニット103、104に適用することによって、ディスクアレイ装置100はライトスルー状態で実行する時間帯を大幅に低減することができる。
[2.CM105、106]
本実施例に係るCM105は制御回路111、CPU(central processingunit)112、揮発メモリ(volatile memory)113、FPGA(Field Programmable Gate Array)114、不揮発メモリ(nonvolatile memory)115、DEポート(DE port)116、EEPROM181から構成されている。なおDEはドライブエンクロージャーの略称である。同様にしてCM105は制御回路117、CPU118、揮発メモリ119、FPGA120、不揮発メモリ121、DEポート122から構成されている。なお具体的には、本実施例において揮発メモリ113、119はキャッシュメモリであり、不揮発メモリ115、121はNAND型フラッシュメモリである。
揮発メモリ113、119はキャッシュメモリに限らず、電力供給を断つと記憶内容が失われるメモリであればあればよい。同様に不揮発メモリ115、121もフラッシュメモリに限られることはなく、電力供給を断っても記憶内容を失わないメモリであればよい。
[2.1.制御回路111、117]
通常運転時、外部電源は電源ユニット101、102を介してそれぞれ、制御回路111、117に電力を供給する。電源ユニット101、102はスタンバイ電源とシステム電源を生成している。また停電時には、外部電源は、電源ユニット101、102に電力を供給できない。そのためバックアップユニット103、104はそれぞれ、制御回路111、119に電力を供給する。CM105、106を構成する搭載ユニット(制御回路111、117、CPU112、118、揮発メモリ113、119、FPGA114、120、不揮発メモリ115、121、DEポート116、122)は電源ラインに接続されており、電源ラインによって電力供給されている。
停電が発生して外部電源からディスクアレイ装置への電力供給がなくなると、電源ユニット101、102が生成するスタンバイ電源、システム電源がなくなる。これにより一定時間経つと、電源ラインの電圧は12Vよりも低下する。それに伴ってCM105、106の電圧も低下する。
電源ユニット101、102はCM105、106にシステム電源の電力供給を断つことを通知する。制御回路111は、CM105内の電圧が11V以下になった場合、CPU112に停電状態である旨を通知する電源ユニット101、102の電圧低下に伴い、バックアップユニット103、104から電力供給される。同様に制御回路117は、CM106内の電圧が11V以下になった場合、CPU118に停電状態である旨を通知する電源ユニット101、102の電圧低下に伴い、バックアップユニット103、104から電力供給される。CPU112はCPU112に接続するEEPROM181に格納している停電フラグをONにする(停電フラグを「1」にする)。停電フラグがONであることはディスクアレイ装置100が停電状態であることを意味する。EEPROM181はCPU112に接続しているため、CPU112がEEPROM181に高速にアクセスすることができる。バックアップユニット103、104からの電力供給を開始するタイミングは、CM105、106内の電圧が一定の閾値以下になったときである。この電圧の値(閾値)は、ディスクアレイ装置100が必要とする電力量に応じて変えることが可能である。
[2.2.CPU112、118]
CPU112は、CM105が実行する処理を制御するユニットである。同様にCPU118も、CM105が実行する処理を制御するユニットである。CPU112は、DEポート116を介して、ホストコンピュータから書き込み命令のあったデータをディスク107〜110に書き込む制御を行う。CPU112がデータを書き込む先は、ホストコンピュータからの書き込み命令に応じて、ディスク107〜110のすべての場合もあれば、ディスク107〜110のうちの一部分の場合もある。またCPU112は、DEポート116を介して、ホストコンピュータから読み出し命令のあったデータをディスク107〜110から読み出す制御を行う。同様にしてCPU118は、DEポート122を介して、ホストコンピュータから書き込み命令のあったデータをディスク107〜110に書き込む制御を行う。CPU118がデータを書き込む先は、ホストコンピュータからの書き込み命令に応じて、ディスク107〜110のすべての場合もあれば、ディスク107〜110のうちの一部分の場合もある。またCPU118は、DEポート122を介して、ホストコンピュータから読み出し命令のあったデータをディスク107〜110から読み出す制御を行う。
本実施例において、CM105とCM106は冗長構成になっている。本実施例ではCM105とCM106は主従の関係になっている。本実施例では例えばCM105がマスターであり、CM106がスレーブである。CM105とCM106が正常に稼動している場合、CM105がディスク107〜110にデータを書き込み、またはディスク107〜110からデータを読み出す。そしてCM105はCM106と同期をとり、CM105が処理したデータをCM106に通知して、揮発メモリ119にコピーする。
CM105が故障した場合、CPU102は、CM105が故障の旨をCPU118に通知して、CM106はディスク107〜110へデータの書き込む処理、またはディスク107〜110からデータを読み出す処理をする。
またCPU112は、制御回路111からディスクアレイ装置100が停電である旨の通知を受けると、揮発メモリ113に保持されているデータの退避処理を制御する。CPU112は、FPGA114の通信部201に揮発メモリ113内のデータを不揮発メモリ115に退避することを指示する。同様にCPU118は、制御回路117からディスクアレイ装置100が停電である旨の通知を受けると、揮発メモリ119に保持されているデータの退避処理を制御する。CPU118は、FPGA120の通信部201に揮発メモリ119内のデータを不揮発メモリ121に退避することを指示する。CPU112は、FPGA114を制御して揮発メモリ113のデータを不揮発メモリ115に退避する。同様にしてCPU118はFPGA120を制御して揮発メモリ119のデータを不揮発メモリに退避する。
[2.3.揮発メモリ113、119]
揮発メモリ113は、ホストコンピュータから書き込み命令のあったデータ、又はホストコンピュータから読み出し命令のあったデータを一時的に保持する。CM105は、揮発メモリ113にデータを書き込んだ段階で、ホストコンピュータに完了応答する。CM105は揮発メモリ113を有することによって、ホストコンピュータの動作とは非同期に揮発メモリ113上のデータをディスク107〜110に書き込むいわゆるライトバック動作を行うことができ、高速にデータ処理をすることができる。
同様にしてCM106も、揮発メモリ119にデータを書き込んだ段階で、ホストコンピュータに完了応答する。CM106は揮発メモリ119を有することによって、ライトバック動作するとこができ高速にデータ処理することができる。
[2.4.FPGA114、120]
図2は本実施例に係るFPGA114のハードブロック図である。
FPGA114は、通信部(PCL)201、データ転送部(TRN)202、203、データ書き戻し部(RCV)204、通信情報管理部(DQR)205、テーブル管理部(TBM)206、207、転送制御部(UCE)208、209、メモリ制御部(ONC)210、211、データ変換制御部(NFC)212、213から構成されている。FPGA120も同様の構成をしている。以下、FPGA114のハード構成について説明する。
[2.4.1.通信部(PCL)201]
通信部201は、PCI−Xインターフェース214の制御を行う。そして通信部201は、CPU112とFPGA114のデータ転送の制御を行う。FPGA114は、PCI−Xインターフェース214を用いて、CPU112とデータの転送を行う。通信部201は、CPU112とFPGA114との間でのデータ転送で発生したエラーを検出する。また通信部201は、CPU112から揮発メモリ113内のデータを不揮発メモリ115に退避する指示を受信する。
また通信部201はレジスタ220を有している。レジスタ220には、FPGA114が処理するデータ、FPGA114が実行する処理の設定事項、通信情報管理部205で管理する通信情報などが格納されている。FPGA114は、これらのデータ(FPGA114が処理するデータ、FPGA114が実行する処理の設定事項等)を用いてCPU112と不揮発メモリ115とのデータ転送を制御する。
[2.4.2.データ転送部(TRN)202、203]
CM105への電力供給が外部電源からバックアップユニット103に切り替わった場合、データ転送部202、203は揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に転送制御を実行する。データ転送部202、203は通信部201を介して、CPU112からデータ退避の指示を受信し、データ転送部202、203はデータの転送制御を実行する。
データ転送部202は、バッファ215を有している。同様にデータ転送部203は、バッファ216を有している。データ転送部202は、揮発メモリ113が保持するデータを、バッファ215を介してデータ変換部212に転送する。同様にデータ転送部203は、揮発メモリ113が保持するデータを、バッファ216を介してデータ変換部213に転送する。
またデータ転送部202は、パリティデータとCRCデータを生成する。同様にデータ転送部203も、パリティデータとCRCデータを生成する。パリティデータは、不揮発メモリ115にデータを格納する所定の単位(Page)である7つのPageデータの排他的論理和(EXOR)を計算したデータである。本実施例でいう「Page」は、不揮発メモリ115上でデータを管理するためのデータの単位である。そしてPageデータは、そのPage単位の大きさのデータである。より具体的には、Pageデータは図4中に示す「Page」に格納されるデータである。本実施例においてPageデータは2kByteである。
データ転送部202は、CPU112からPCI−Xインターフェース214を介して受信するPageデータをバッファ215に一時的に保持する。続いてデータ転送部202は、CPU112から受信する次のPageデータを受信し、バッファ215に保持しているPageデータと次のPageデータの排他的論理和を計算して中間結果を算出する。データ転送部202は、算出した中間結果をバッファ215に保持する。さらにデータ転送部202はCPU112からPageデータを受信し、そのPageデータとバッファ215に保持する中間結果との排他的論理和を計算し、新たな中間結果を算出する。データ転送部202はバッファ215に保持する新たな中間結果に更新する。以下同様にしてデータ転送部202が受信するPageデータと中間結果の排他的論和を計算してゆき、結果として7つのPageデータの排他的論理和であるパリティデータを算出する。データ転送部203もデータ転送部202と同様の手順によりパリティデータを算出する。
またデータ転送部202はCPU112から受信するPageデータ内の4つのmainデータの整合性をチェックするためのCRCデータを生成する。同様にデータ転送部203もCPU112から受信するPageデータ内の4つのmainデータの整合性をチェックするためのCRCデータを生成する。本実施例においてCRCデータは2Byteの大きさであり、mainデータに付加してPageデータとして管理する。CRCデータは、データ転送部202、203がPageデータ単位で演算して生成するデータである。CRCデータは、対応するPageデータの転送においてエラーが発生しているか否かを示すデータである。つまりCRCデータは、Pageデータ内の4つのmainデータの整合性をチェックするためのデータである。なお[2.5.3.1.Page600]において、図6を用いてPage600の構成を説明する。
また本実施例において、FPGA114は2つのデータ転送部202、203を有している。これは揮発メモリ113に保持するデータをより高速に、短時間で不揮発メモリ115に退避することを実現するためである。
図11は本実施例に係るデータ転送部(TRN)202の処理フローチャートである。
データ転送部202は、通信情報管理部205に格納される設定値の中から転送長と揮発性メモリのアドレスを読み出す。そしてデータ転送部202は、テーブル管理部206内の不良管理テーブル218のポインタから、データを書き込むエリアを指定する(ステップS1101)。データ転送部202が指定するエリアは図10に示す論理エリア1001内のエリア0〜アリア585のいずれかである。
そしてデータ転送部202は、テーブル管理部206に格納される不良管理テーブル218を参照して、ステップS1101で指定したエリアにデータを書き込み可能であるか否かを判別する(ステップS1102)。不良管理テーブル218はDirtyフラグ901とInvalidフラグ902で構成されている。Dirtyフラグ901は、メモリチップ301、302の1024個の「エリア」それぞれにおける「デバイス(ハード自身)壊れ以外のエラー」の有無を識別するフラグである。Dirtyフラグ901の「1」は「デバイス(ハード自身)壊れ以外のエラー」があることを示し、「0」は「デバイス(ハード自身)壊れ以外のエラー」がないことを示す。「デバイス(ハード自身)壊れ以外のエラー」は、FPGA114がデータの書き込みを失敗(エラー)しても、書き込みをリトライすれば成功する可能性があるエラーのことである。
Invalidフラグ902は、メモリチップ301、302の1024個の「エリア」それぞれにおける「デバイス(ハード自身)壊れに起因するエラー」の有無を識別するフラグである。Invalidフラグ902の「1」は「デバイス(ハード自身)壊れに起因するエラー」があることを示し、「0」は「デバイス(ハード自身)壊れに起因するエラー」がないことを示す。「デバイス(ハード自身)壊れに起因するエラー」は、FPGA114がデータの書き込みをリトライしても成功する可能性がないエラーのことである。指定したエリアに対応するDirtyフラグ901とInvalidフラグ902のいずれかが「1」である場合、データ転送部202はその指定したエリアにデータを書き込みできないと判別する。指定したエリアに対応するDirtyフラグ901とInvalidフラグ902のいずれもが「0」である場合、データ転送部202はその指定したエリアにデータを書き込みできると判別する。
データ転送部202が、指定したエリアにデータを書き込みできないと判別する場合(ステップS1102 NO)、データ転送部202は再び不良管理テーブル218を参照してデータを書き込むエリアを新たに指定する(ステップS1101)。本実施例では、書き込みできないと判別したエリアの「次のエリア」を指定する。「次のエリア」とは、書き込みできないと判別したエリアを示すAIDをインクリメントした結果の「エリア」のことである。本実施例ではエリアは「数」であり、インクリメントするとは、「1」付加することである。
データ転送部202が、指定したエリアにデータを書き込めると判別する場合(ステップS1102 YES)、データ転送部202はバッファ215を介してデータ変換部212に転送して、不揮発メモリ115にデータを書き込む。本実施例においてデータ転送部202は、「Page」単位でデータを揮発メモリ115に書き込む。換言すればデータ転送部202はPageデータを不揮発メモリ115の指定したエリアに書き込んでいく。より詳細には、Die313〜320を構成するステートマシンが、データ転送部202が転送するPageデータを不揮発メモリアレイに格納する。なお図8がDie313の具体的な構成図である。Die313〜320は、それぞれ2個のデータバッファ(データバッファ805、806)を有しており、Die313〜320のステートマシンは、これらデータバッファを介して、データ転送部202が転送するPageデータを不揮発メモリアレイに格納する。
そしてデータ転送部202は、そのPageデータの書き込みにおいてエラーが発生したか否かを判別する(ステップS1104)。データ転送部202は、Die313〜320のステートマシンからのエラー通知を受信したか否かによってエラーの発生の有無を判別している。またデータ転送部202は、通信部201からのエラー通知を受信して、不揮発メモリ113とFPGA114間でのエラーを検出する。
データ転送部202が「エラーなし」と判別する場合(ステップS1104 NO)には、不良管理テーブル218の指定したエリアに対応するDirtyフラグ901とInvalidフラグ902それぞれを「0」とする(ステップS1105)。ここでデータ転送部202が、指定したエリアにPageデータを書き込み開始した時点では、指定したエリアに対応するDirtyフラグ901とInvalidフラグ902はそれぞれ「0」である。そのためDirtyフラグ901とInvalidフラグ902の変更はない。
データ転送部202は、不揮発メモリ115に書き込んだPageデータがその指定したエリアに書き込む最後のPageデータであるか否かを判別する(ステップS1106)。データ転送部202が最後のPageデータでないと判別する場合には(ステップS1106 NO)、データ転送部202は次のPageデータを指定したエリアに書き込む(ステップ1103)。データ転送部202が「次のPageデータ」を書き込む領域(「Page」)は、指定したエリア内において直前に書き込み完了したPageデータを格納するために用いたデータバッファとは異なるデータバッファに対応付けられた領域(「Page」)である。データバッファはDie313〜320が有するデータバッファである。データ転送部202が最後のPageデータであると判別する場合には(ステップS1106 YES)、データ転送部202は処理を終了する。
ステップS1106において、データ転送部202が「エラーあり」と判別する場合(ステップS1104 YES)には、さらにそのエラーしたデータが復元可能か否かを判別する(ステップS1107)。データ転送部202はエラーデータが復元可能か否かを、パリティデータ、CRCデータを用いてデータを復元可能か否かによって判別する。データ転送部202は、エラーデータが復元可能か否かの判別を、Pageデータが構成するストライプ中にすでにエラーデータ(他のPageデータ)があるか否かによって判別する。ストライプの具体的な構成例は図5に示すストライプ501、502である。データ転送部202がエラーデータを復元可能であれば(ステップS1107 YES)、データ転送部202は、他の領域(交換エリア1002)にCPU112から指示で書き込み開始した最初のデータから再び書き戻さなくてすむ。つまりデータ転送部202がエラーの復元可能か否かを判別することにより、復元可能なエラーを含む領域に書き込むデータを退避する交換エリアの領域を設ける必要がないので、交換エリア1002の容量を削減することができる。
データ転送部202がエラーデータを復元可能と判別する場合には(ステップS1107 YES)、データ転送部202はCRCデータを壊して復元可能なエラーをマーキングしておく。ここでデータ転送部202は不良管理テーブル218を更新しない。データ転送部202は、データを書き戻すときに不良管理テーブル218を更新する(ステップS1108)。Dirtyフラグ901、又はInvalidフラグ902のいずれかを「1」にするかは、次のとおりである。エラーが不揮発メモリ115のハード自体の壊れに因るものでないのであれば、データ転送部202は指定したエリアのDirtyフラグ901を「1」とする。エラーが不揮発メモリ115のハード自体の壊れに因るものであれば、データ転送部202は指定したエリアのInvalidフラグ902を「1」とする。そしてデータ転送部202はそのPageデータが最後のPageデータであるか否かを判別する(ステップS1106)。
またデータ転送部202がエラーデータを復元不可能と判別する場合も(ステップS1107 NO)、データ転送部202は不良管理テーブル218の指定したエリアに対応するDirtyフラグ901、又はInvalidフラグ902のいずれかを「1」とする(ステップS1109)。Dirtyフラグ901、又はInvalidフラグ902のいずれかを「1」にするかは、上記と同じ基準である。そしてデータ転送部202は交換エリア1002内のエリアを新たに指定する(ステップ1110)。データ転送部202は、テーブル管理部206に格納される不良管理テーブル218を参照して、ステップS1110で指定したエリアにデータを書き込み可能であるか否かを判別する(ステップS1111)。
データ転送部202が、指定したエリアにデータを書き込みできないと判別する場合(ステップS1111 NO)、データ転送部202は再び不良管理テーブル218を参照してデータを書き込むエリアを新たに指定する(ステップS1110)。
データ転送部202が、指定したエリアにデータを書き込めると判別する場合(ステップS1111 YES)、データ転送部202はバッファ215を介してデータ変換部212に転送して、不揮発メモリ115にデータを書き込む(ステップS1112)。ここでもデータ転送部202は、そのPageデータの書き込みにおいてエラーが発生したか否かを判別し、ステップ1104〜1109と同等の処理をする(不図示)。具体的にはデータ転送部202が「エラーなし」と判別する場合には、不良管理テーブル218の指定したエリアに対応するDirtyフラグ901とInvalidフラグ902それぞれを「0」とする。データ転送部202が「エラーあり」と判別する場合には、さらにそのエラーしたデータが復元可能か否かを判別する。データ転送部202がエラーデータを復元可能と判別する場合には、データ転送部202はCRCデータを壊して復元可能なエラーをマーキングしておく。データ転送部202は不良管理テーブル218を更新しない。データ転送部202は、データを書き戻すときに不良管理テーブル218を更新する。またデータ転送部202がエラーデータを復元不可能と判別する場合も、データ転送部202は不良管理テーブル218の指定したエリアに対応するDirtyフラグ901、又はInvalidフラグ902のいずれかを「1」とする。Dirtyフラグ901、又はInvalidフラグ902のいずれかを「1」にするかは、上記と同じ基準である。そしてデータ転送部202は交換エリア1002内のエリアを再び指定する。
データ転送部202は、不揮発メモリ115に書き込んだPageデータがその指定したエリアに書き込む最後のPageデータであるか否かを判別する(ステップS1113)。データ転送部202が最後のPageデータでないと判別する場合には(ステップS1113 NO)、データ転送部202は次のPageデータを指定したエリアに書き込む(ステップ1112)。データ転送部202が最後のPageデータであると判別する場合には(ステップS1113 YES)、データ転送部202は処理を終了する。
またステップS1104においてデータ転送部202が「エラーあり」と判別する場合(ステップS1104 YES)、データ転送部202は、Dirtyフラグ901、又はInvalidフラグ902のいずれかを「1」として、不良管理テーブル218を更新する。そして転送制御部208は、更新した不良管理テーブル218を不揮発メモリ115に書き込む。ステップS1104においてデータ転送部202が「エラーあり」と判別するステップ(ステップS1104 YES)は、図16に記載のステップS1607に相当するステップである。
[2.4.3.データ書き戻し部(RCV)204]
データ書き戻し部204は、復電時に不揮発メモリ115から揮発メモリ113にデータを転送する制御を行う。
ディスクアレイ装置100が復電すると、CPU112は、FPGA114(より具体的にはFPGA114内のデータ書き戻し部204)に対して、不揮発メモリ115に退避したデータを揮発メモリ113に書き戻すことを指示する。そしてデータ書き戻し部204はCPU112から指示を受信して、データ書き戻し部204はデータの転送制御(不揮発メモリ115から揮発メモリ113へのデータ転送制御)を実行する。
データ書き戻し部204はバッファ217を有している。データ書き戻し部204は、不揮発メモリ115が保持するデータを、バッファ217を介して通信部201に転送する。そして通信部201は、CPU112を介して、そのデータを揮発メモリ113に転送する。
またデータ書き戻し部204は、不揮発メモリ115からメモリ制御部210、211、及びデータ変換制御部212、213を介して受信するPageデータのエラーを検出する。データ書き戻し部204はCRCデータをチェックして、データ転送部202、203が不揮発メモリ115に書き込んだデータとデータ書き戻し部204が読み出したデータとの整合性をチェックする。データ書き戻し部204がCRCデータのチェックにおいてエラーを検出した場合、検出したエラーデータを対応するパリティデータを用いて復元できるか判別する。データ書き戻し部204がエラーデータをパリティデータを用いて復元できると判別する場合には、データ書き戻し部204はエラーデータに対応するパリティデータを用いてそのエラーデータを復元する。
ここでCRCデータはPageデータ毎にデータ転送部202、203が生成するデータである。データ書き戻し部204がCRCデータのチェックにおいてエラーを検出するということは、データ書き戻し部204が不揮発メモリ115から読み出したデータはデータ転送部202、203が不揮発メモリ115に書き込んだデータと整合性がとれていないということであるからである。
[2.4.4.通信情報管理部(DQR)205]
通信情報管理部205は、データ転送部202、203、及びデータ書き戻し部204の処理制御に使用する通信情報を保持する。データ転送部202、203、及びデータ書き戻し部204は、通信情報管理部205から通信情報を読み出して、それぞれの処理制御を実行する。
通信情報は、処理を実行するために発行するコマンド、揮発メモリ113と不揮発メモリ115におけるメモリアドレス、揮発メモリ113と不揮発メモリ115との間で一度に転送するデータ量(転送長:transfer length)、AID(Area ID)から構成されている。
通信情報は、処理を実行するために発行するコマンド、揮発メモリ113と不揮発メモリ115におけるメモリアドレス、揮発メモリ113と不揮発メモリ115との間で一度に転送するデータ量(転送長:transfer length)、揮発性メモリのアドレス(メモリアドレス)から構成されている。
転送長(一度に転送するデータ量)は、揮発メモリ113と不揮発メモリ115との関係を考慮してFPGA114を用いて設定することができる情報である。
データ転送部202、203、及びデータ書き戻し部204はそれぞれ、不良管理テーブル218、219を参照して、順々に領域毎にデータの書き込み又はデータの読み出しを行う。AIDはエリア毎に付加する「エリア」を識別するIDである。これにより「FPGA114がアクセスする領域の抜け」を防止することができる。「FPGA114がアクセスする領域の抜け」とは、データ転送部202、203、及びデータ書き戻し部204がアクセスする領域の順番が、予め定められた順番でないことである。データ転送部202、203はAIDの初期値を設定し、CPU112が発行するコマンドに応じて、AIDの初期値をインクリメントしてAIDを生成する。データ転送部202、203は生成したAIDを不揮発メモリ115のUser領域に格納する。User領域は、図7に示すスペアセクタ700を構成するUser領域706と同等の領域である。
[2.4.5.テーブル管理部(TBM)206、207]
テーブル管理部206は、不良管理テーブル218の制御を行う。
不良管理テーブル218は、FPGA114が「エリア」へのデータ書き込み、及び「エリア」からのデータ読み出しの可否を判別するために、FPGA114(データ転送部202、データ書き戻し部204)が参照するテーブルである。
本実施例において不良管理テーブル218で管理するエラーの発生した領域はエリアで識別する領域である。換言すれば、CPU112からの1回の指示に基づきFPGA114が不揮発メモリ115にデータを書き込む「エリア」内において、FPGA114(データ転送部202、データ書き戻し部204)がエラーを検出した場合、テーブル管理部206はその領域内にエラーがあることを示すフラグを不良管理テーブル218に書き込む。なお「エリア」の構成については、[2.5.2.不揮発メモリ115の構成2]で説明する
[2.4.5.1.不良管理テーブル218]
図9は本実施例にかかる不良管理テーブル218の一例である。
不良管理テーブル218はDirtyフラグ901とInvalidフラグ902から構成されている。テーブル管理部206が不良管理テーブル218によって管理する「エリア」はメモリチップ301、302の1024個の「エリア」である。
Dirtyフラグ901は、メモリチップ301、302の1024個の「エリア」それぞれにおける「デバイス(ハード自身)壊れ以外のエラー」の有無を識別するフラグである。Dirtyフラグ901の「1」は「デバイス(ハード自身)壊れ以外のエラー」があることを示し、「0」は「デバイス(ハード自身)壊れ以外のエラー」がないことを示す。「デバイス(ハード自身)壊れ以外のエラー」は、FPGA114がデータの書き込みを失敗(エラー)しても、書き込みをリトライすれば成功する可能性があるエラーのことである。
Invalidフラグ902は、メモリチップ301、302の1024個の「エリア」それぞれにおける「デバイス(ハード自身)壊れに起因するエラー」の有無を識別するフラグである。Invalidフラグ902の「1」は「デバイス(ハード自身)壊れに起因するエラー」があることを示し、「0」は「デバイス(ハード自身)壊れに起因するエラー」がないことを示す。「デバイス(ハード自身)壊れに起因するエラー」は、FPGA114がデータの書き込みをリトライしても成功する可能性がないエラーのことである。
同様にテーブル管理部207も、不揮発メモリ115においてデータの読み出し、データの書き込みのエラーが発生した領域を示す不良管理テーブル219の制御を行う。テーブル管理部207が不良管理テーブル219によって管理する「エリア」はメモリチップ303、304の1024個の「エリア」である。そして不良管理テーブル219もDirtyフラグ901とInvalidフラグ902に相当するDirtyフラグとInvalidフラグから構成される。
そして本実施例における不良管理テーブル218にはCRCデータ903が付加されている。転送制御部208がCRCデータ903を不良管理テーブル218に付加する。CRCデータ903は、転送制御部208が不良管理テーブル218を用いて演算し、生成するデータである。CRCデータ903は、不良管理テーブル218のFPGA114と不揮発メモリ115との間の転送においてエラーが発生しているか否かを示すデータである。つまりCRCデータ903は、FPGA114と不揮発メモリ115との間の転送において、不良管理テーブル218が壊れていないか否かを示すデータである。
[2.4.6.転送制御部(UCE)208、209]
転送制御部208、209は、不揮発メモリ115へのコマンド(CMD)発行制御を行う。本実施例において転送制御部の数は転送制御部208、209の2つであり、これは不揮発メモリ115へデータを転送するバス(bus)の数と対応している。
停電時に、転送制御部208はテーブル管理部206の不良管理テーブル218を不揮発メモリ115に書き込む。このとき転送制御部208は、不良管理テーブル218に基づき、不良管理テーブル218に対応するCRCデータ903を生成し、不良管理テーブル218にCRCデータ903を付加する。転送制御部208は、CRC903を付加した不良管理テーブル218を二重化して不揮発メモリ115に格納する。
転送制御部208が不良管理テーブル218を二重化して書き込む領域は図4に示す「Block0」である。本実施例において、転送制御部208が不良管理テーブル218を書き込む領域「Block0」は、Bank305〜308を構成する8つの「Block0」である。この8つの中「Block0」うち2つの「Block0」に、転送制御部208は不良管理テーブル218を二重化して書き込む。
そしてテーブル管理部206が不良管理テーブル218の更新を行う。FPGA114(データ転送部202、データ書き戻し部204)がエラーを検出し、テーブル管理部206がその領域内にエラーがあることを示すフラグを不良管理テーブル218に書き込んで、不良管理テーブル218の更新を行う。
本実施例では、4世代の不良管理テーブル218を不揮発メモリ115の8つの「Block0」に格納する。Bank305〜308を構成する「Block0」は8つであるため、転送制御部208は、更新する前の不良管理テーブル218を不揮発メモリ115の「Block0」に残す。世代の違いは、不良管理テーブル218が更新前か後か違いである。つまりBank305〜308の8つの「Block0」には、最新の不良管理テーブル218、更新直前の不良管理テーブル218、更新直前のさらに前の不良管理テーブル218、更新直前のさらに前の前の不良管理テーブル218の4世代の不良管理テーブル218がそれぞれ二重化して格納されている。そしてテーブル管理部206が新たに不良管理テーブル218を更新した場合、転送制御部208は、一番世代が古い不良管理テーブル218が格納されている2つの「Block0」にその更新された不良管理テーブル218を二重化して書き込む。
どの世代の不良管理テーブル218がどの「Block0」に格納されているかを管理する世代情報は、CPU112に接続するEEPROM181に格納されている。EEPROM181はCPU112に接続しているため、CPU112は不揮発メモリ115に比べ、EEPROM181に高速にアクセスすることができる。CPU112が当該世代情報の更新を行う。つまり一番古い不良管理テーブル218が格納されていた「Block0」に最新の不良管理テーブル218が格納されることになるため、CPU112は、世代情報における8つの「Block0」に格納される不良管理テーブル218の世代の順序を更新する。転送制御部208は世代情報を参照して、最新の不良管理テーブル218を不揮発メモリ115から読み出す。
同様に停電時に、転送制御部209はテーブル管理部207の不良管理テーブル219を不揮発メモリ115に書き込む。このときも転送制御部209は、不良管理テーブル219に基づき、不良管理テーブル219に対応するCRCデータを生成し、不良管理テーブル219にCRCデータを付加する。
転送制御部209が不良管理テーブル219を二重化して書き込む領域はBank309〜312の「Block0」である。転送制御部209はBank309〜312の8つの中「Block0」うち2つの「Block0」に、不良管理テーブル219を二重化して書き込む。
Bank309〜312の8つの「Block0」には、最新の不良管理テーブル219、更新直前の不良管理テーブル219、更新直前のさらに前の不良管理テーブル219、更新直前のさらに前の前の不良管理テーブル218の4世代の不良管理テーブル219がそれぞれ二重化して格納されている。またどの世代の不良管理テーブル219がどの「Block0」に格納されているかを管理する世代情報も、CPU118に接続するEEPROM182に格納されている。CPU112が当該世代情報の更新を行う。EEPROM182はCPU118に接続しているため、不揮発メモリ121に比べ、CPU118がEEPROM182に高速にアクセスすることができる。
また復電時に、転送制御部208は不揮発メモリ115に保持する不良管理テーブル218をテーブル管理部206に読み出す制御を行う。同様に復電時に、転送制御部209は不揮発メモリ115に保持する不良管理テーブル219をテーブル管理部207に読み出す制御を行う。
また図12は本実施例に係る不良管理テーブル218の構築のシーケンス図である。ここで不良管理テーブル219の構築のシーケンスも同様のシーケンス図であり、省略する。
工場出荷時、不揮発メモリ115は通常、すでに不良セクタを有している。例えば図7に示すInvalid領域701に、スペアセクタ700に対応するメインセクタが不揮発メモリ115の工場出荷時に不良か否かを情報(不良セクタ情報)が格納されている。転送制御部208は不揮発メモリ115の不良セクタ情報から不良管理テーブル218を構築する。
まずディスクアレイ装置100の電源を初めてONすると、CPU112は転送制御部208の起動をFPGA114(より具体的には転送制御部208)に指示する(ステップS1201)。転送制御部208は起動して、不揮発メモリ115から不良セクタ情報を読み出して(Read)、不揮発メモリ115の不良セクタをチェック(Check)する(ステップS1202)。CPU112は転送制御部208からの処理完了の通知を待つ(ステップS1203)。転送制御部208は不良セクタ情報の読み出し、及び不良セクタのチェックの処理が完了したことをCPU112に通知して、転送制御部208は読み出した不良セクタ情報をCPU112に通知する(ステップ1204)。
CPU112は転送制御部208から受信した不良セクタ情報から不良管理テーブル218を構築する(ステップS1205)。
CPU112は、転送制御部208に対して、構築した不良管理テーブル218の更新を指示する(ステップS1206)。CPU112から指示を受けると転送制御部208は不良管理テーブル218を更新する(ステップS1207)。より具体的には転送制御部208が不良管理テーブル218を更新をテーブル管理部206に指示し、テーブル管理部206はその領域内にエラーがあることを示すフラグを不良管理テーブル218に書き込む。
CPU112は、転送制御部208に対して、不揮発メモリ115への書き込み禁止を解除する処理をすることを指示する(ステップS1208)。工場出荷時点では、不揮発メモリ115は、書き込み禁止の状態(ライトプロテクト状態)となっている。転送制御部208は、不揮発メモリ115にUnlockコマンドを発行して、不揮発メモリ115の書き込み禁止を解除する(ステップS1209)。CPU112は転送制御部208から処理完了の通知を待つ(ステップ1210)。
CPU112は、転送制御部208に対して、不揮発メモリ115のイレース処理を指示する(ステップS1211)。ここで言うイレース処理は、「Block0」を初期化する処理であり、不良管理テーブル218を格納する「Block0」をデータ未格納の状態にする処理である。転送制御部208は、イレースコマンドを発行し、イレース処理を行う(ステップS1212)。CPU112は、転送制御部208からのイレース処理完了の通知を待つ(ステップS1213)。
そしてCPU112は、転送制御部208に対して、不良管理テーブル218を不揮発メモリ115の「Block0」に書き込むことを指示する(ステップS1214)。転送制御部208は、不良管理テーブル218をBank305〜308の8つの「Block0」に格納する(write)(ステップS1215)。これより工場出荷時においては、4世代の不良管理テーブル218を格納可能なBank305〜308の8つすべての「Block0」に同一(同世代)の不良管理テーブル218が格納されることとなる。
図13、14は本実施例に係る不良管理テーブル218の処理シーケンスに係る図である。
図12において転送制御部208が不良管理テーブル218をBank305〜308の8つの「Block0」に格納する。図13、14はその後、ディスクアレイ装置100の電源をOFFして、あとで再び電源をONしたときに、CPU112とFPGA114が実行するシーケンス図である。
ディスクアレイ装置100が電源OFFの場合、FPGA114は不良管理テーブル218を保持しない。この場合、不良管理テーブル218は不揮発メモリ115にのみ格納されている。ディスクアレイ装置100の電源をOFFからONにすると、FPGA114は、不良管理テーブル218を不揮発メモリ208から読み出してFPGA114上に展開する。より具体的には転送制御部208が不良管理テーブル208を不揮発メモリ115の「Block0」から読み出し、テーブル管理部206上に展開する。停電時にCPU112、FPGA114が揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に退避するためである。つまりFPGA114が不揮発メモリ115の不良セクタを管理しておき、停電時に揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に確実に退避するためである。
まずディスクアレイ装置100の電源がONになると、CPU112がFPGA114に対して、転送制御部208を起動することを指示する(ステップS1301)。転送制御部208は、不揮発メモリ115に対して、Unlockコマンドを発行して、不揮発メモリ115の書き込み禁止を解除する(ステップS1302)。CPU112は転送制御部208から書き込み禁止解除の完了通知を待つ(ステップS1303)。
CPU112は転送制御部208から書き込み禁止解除の完了通知を受け、転送制御部208に対して、不揮発メモリ115から不良管理テーブル218を読み出すことを指示する(ステップS1304)。転送制御部208は不揮発メモリ115から不良管理テーブル218を読み出す(ステップS1305)。CPU112は転送制御部208から不良管理テーブル218の読み出し完了の通知を待つ(ステップS1306)。不良管理テーブル218の読み出し処理(ステップS1305の処理)に関するフローチャートは図15に示す。
CPU112は、転送制御部208から不良管理テーブル218の読み出し完了通知を受け、転送制御部208に対して読み出した不良管理テーブル218の次世代の不良管理テーブル218を格納する「Block0」のイレース確認を指示する(ステップS1307)。転送制御部208はイレース確認コマンドを発行し、イレース確認を行う(ステップS1308)。テーブル管理部206が不良管理テーブル218を更新した場合に、効率的に更新した不良管理テーブル218(次世代の不良管理テーブル218)を格納するためである。CPU112は転送制御部208からイレース確認の完了通知を待つ(ステップS1309)。
CPU112が次世代の不良管理テーブル218を格納する「Block0」がイレースされていないと判別した場合には、CPU112は転送制御部208に対して、その「Block0」のイレース処理を指示する(ステップS1310)。ここでイレース処理は、次世代の不良管理テーブル218を格納する「Block0」に格納してあるデータを消去する処理のことである。転送制御部208はイレースコマンドを発行し、次世代の不良管理テーブル218を格納する「Block0」をイレース処理する(ステップS1311)。CPU112は転送制御部208からイレース完了の通知を待つ(ステップS1312)。
CPU112は、次世代の不良管理テーブル218を格納する「Block0」がイレースされていると判別した場合には、CPU112は転送制御部208に対してイレース処理の指示は行わない。
そしてCPU112はEEPROM181に保持する停電フラグを参照する。停電フラグは停電があったか否かを示すフラグである。停電フラグが立っている場合には、CPU112、転送制御部208は復電処理を実行する。つまりディスクアレイ装置100の電源がONになったときに停電フラグが立っているか否かにより、停電から復旧して電源ONになったか否かを、CPU112は判別する。
CPU112が停電フラグを確認した結果、ディスクアレイ装置100が停電からの復旧ではなく、通常の電源ONであると判別すると、CPU112は不揮発メモリ115がイレース処理してあるか否かの確認を転送制御部208に指示する(ステップS1313)。転送制御部208はイレース処理確認のコマンドを発行し、不揮発メモリ115がイレース処理してあるか否かの確認処理を行う(ステップS1314)。ここでいうイレース処理は、不揮発メモリ115を構成する「Block0」を除く「Block1」から「Block2047」の領域のデータを消去する処理である。CPU112は転送制御部115からイレース処理確認の完了通知を待つ(ステップS1315)。
CPU112が「Block1」から「Block2047」のデータがイレース処理されていないと判別した場合には、CPU112は転送制御部208に対して、その「Block1」から「Block2047」のイレース処理を指示する(ステップS1316)。転送制御部208はイレース処理のコマンドを発行し、「Block1」から「Block2047」に格納されたデータを消去する(ステップS1317)。CPU112は転送制御部208からイレース処理の完了通知を待つ(ステップS1318)。
そしてCPU112は、通信情報を構築する(ステップS1319)。
通信情報は、処理を実行するために発行するコマンド、揮発メモリ113と不揮発メモリ115におけるメモリアドレス、揮発メモリ113と不揮発メモリ115との間で一度に転送するデータ量(転送長:transfer length)、AID(Area ID)から構成されている。
通信情報管理部205は、レジスタ202に通信情報を書き込む(ステップS1320)。
図15は本実施例に係る本実施例に係る転送制御部208の不良管理テーブル218の読み出しシーケンス図である。ここで説明便宜のため、Bank305〜308に格納する8つの不良管理テーブル218を不良管理テーブル171〜178と呼ぶ。図17は、本実施例に係るBank305〜308の概念図である。Bank305〜308の8つの「Block0」に不良管理テーブル171〜178を格納していることを示している。
Bank305の「Block0」に最新の不良管理テーブル171、172が二重化されて格納されている。不良管理テーブル171、172の1世代前の不良管理テーブル173、174がBank306の「Block0」に格納されている。不良管理テーブル173、174の1世代前の不良管理テーブル175、176がBank307の「Block0」に格納されている。そして不良管理テーブル175、176の1世代前の不良管理テーブル177、178がBank308の「Block0」に格納されている。
転送制御部208は、EEPROM181に格納する世代情報を参照し、Bank305の「Block0」から最新の不良管理テーブル171を読み出す(ステップS1501)。そして転送制御部208はその不良管理テーブル171に付加してあるCRCデータをチェックし(ステップS1502)、不良管理テーブル171が壊れていないか否かを判別する(ステップS1503)。転送制御部208が、不良管理テーブル171は壊れていないと判別した場合には(ステップS1503 YES)、転送制御部208はCPU112に対して、不良管理テーブル171の読み出し完了通知をする(END)。
転送制御部208が、不良管理テーブル171は壊れていると判別した場合には(ステップS1503 NO)、転送制御部208は不良管理テーブル172を読み出す(ステップS1504)。不良管理テーブル172は、不良管理テーブル171と同一のデータであり、不良管理テーブル171を冗長化したデータである。そして転送制御部208はその不良管理テーブル172に付加してあるCRCデータをチェックし(ステップS1505)、不良管理テーブル172が壊れていないか否かを判別する(ステップS1506)。転送制御部208が、不良管理テーブル172は壊れていないと判別した場合には(ステップS1506 YES)、転送制御部208はCPU112に対して、不良管理テーブル172の読み出し完了通知をする(END)。
転送制御部208が、不良管理テーブル172は壊れていると判別した場合には(ステップS1506 NO)、転送制御部208は不良管理テーブル171、172の1世代前の不良管理テーブル173を読み出す(ステップS1507)。そして転送制御部208はその不良管理テーブル173に付加してあるCRCデータをチェックし(ステップS1508)、不良管理テーブル173が壊れていないか否かを判別する(ステップS1509)。転送制御部208が、不良管理テーブル173は壊れていないと判別した場合には(ステップS1509 YES)、転送制御部208はCPU112に対して、不良管理テーブル173の読み出し完了通知をする(END)。
転送制御部208が、不良管理テーブル173は壊れていると判別した場合には(ステップS1509 NO)、転送制御部208は不良管理テーブル174を読み出す(ステップS1510)。
以下同様にして、転送制御部208は、CRCデータのチェックをして壊れていない不良管理テーブルがあると判別するまで、不良管理テーブル174、175、176、177、178の順にチェックしていき、壊れていない不良管理テーブルを読み出し完了した通知をCPU112にする(図15に記載のフローチャートでは、不良管理テーブル174、175、176、177、178のCRCチェック、読み出しステップは省略している。)。なお本実施例において転送制御部208は不良管理テーブル171、172の同世代の不良管理テーブルを同時に読み出してCRCデータのチェックをしてもよい。
図16は本実施例に係る停電した場合のCPU112とFPGA114のシーケンス図である。
停電した場合の不揮発メモリ115へのデータ退避の処理フローは、図11に示す。データ転送部202が揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に退避する。そのため図16におけるステップS1601〜ステップS1606、及びステップS1614〜ステップS1616のデータ書き込み処理の詳細は図11に示す。
まずCM105への電力供給が外部電源からバックアップユニット103に切り替わった場合(停電した場合)、CPU112は転送制御部202、203に揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に退避することを指示する(ステップS1601、1602)。データ転送部202、203は揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に転送制御を実行する(ステップS1603、1604)。CPU112はデータ転送部202、203からデータ退避完了の通知を待つ(ステップS1605、1606)。
そして本実施例においてデータ転送部202のデータ退避中にエラーが発生し、不良管理テーブル218を更新する場合について説明する。データ退避中にエラーが発生しない場合は、データ転送部202、203が揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に退避することによって、ディスクアレイ装置100のバックアップ処理を完了する。
データ転送部203はデータ退避を完了する。そしてデータ転送部202は、データ退避中にエラーを検出する(ステップS1607)。データ転送部202は、CPU112にエラー検出して異常である旨を通知する(ステップS1608)。CPU112はエラーログの採取をデータ転送部202に依頼する(ステップS1610)。CPU112は不揮発メモリ115のレジスタ(図8に記載のレジスタ802など)からエラーログを読み出し、CPU112に転送する(ステップS1609)。CPU112はエラーログを採取する(ステップS1610)。CPU112はエラーのあったセクタのチェックするために、エラーのあったセクタの情報(アドレスなど)の転送をデータ転送部202に依頼する(ステップS1611)。データ転送部202はレジスタからエラーのあったセクタの情報(アドレスなど)読み出し、CPU112に転送する(ステップS1612)。CPU112はエラーのあったセクタのチェックする(ステップS1611)。
CPU112はステップS1613のチェック結果から、不良管理テーブル218を更新する(ステップS1613)。データ転送部202はレジスタに更新履歴を書き込む(ステップS1614)。
そしてCPU112は再び、データ転送部202に揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に退避することを指示する(ステップS1615)。データ転送部202は再びデータを不揮発メモリ115に退避する(ステップS1616)。
CPU112は、転送制御部208に対して、不良管理テーブル218の書き戻し処理を指示する(ステップS1618)。転送制御部208は、更新した不良管理テーブル218を不揮発メモリ115の「Block0」に格納する(ステップS1619)。CPU112は、不良管理テーブル218の書き戻し処理完了の通知を待つ(ステップS1620)。
[2.4.7.メモリ制御部(ONC)210、211]
メモリ制御部210、211は不揮発メモリ115のインターフェースの制御を行う。メモリ制御部210、211は、不揮発メモリ115へデータの書き込み、不揮発メモリ115からデータの読み出しを行う。メモリ制御部210、211は、不揮発メモリ115の処理を制御することによって、不揮発メモリ115へデータの書き込み、不揮発メモリ115からデータの読み出しを行う。
[2.4.8.データ変換制御部(NFC)212、213]
データ変換制御部212、213は、不揮発メモリ115のIPの制御を行う。データ変換制御部212、213は、揮発メモリ113と不揮発メモリ115のデータの整合性をとる処理を実行する。データ変換制御部212は、データ転送部202からデータを受信すると、データを不揮発メモリ115に格納可能な形式に変換してメモリ制御部210へ転送する。またデータ変換制御部212は、メモリ制御部210からデータを受信すると、データを揮発メモリ113に格納可能な形式に変換してデータ書き戻し部204に転送する。同様にしてデータ変換制御部213は、データ転送部203からデータを受信すると、データを不揮発メモリ115に格納可能な形式に変換してメモリ制御部211へ転送する。またデータ変換制御部213は、メモリ制御部211からデータを受信すると、データを揮発メモリ113に格納可能な形式に変換してデータ書き戻し部204に転送する。
[2.5.不揮発メモリ115、121]
次に本実施例において、揮発メモリ113が保持しているデータを退避するための不揮発メモリ115、121について説明する。
本実施例に係るFPGA114は、CPU112の指示によって、揮発メモリ113が保持するデータを不揮発メモリ115に退避する。FPGA120は、CPU118の指示によって、揮発メモリ119が保持するデータを不揮発メモリ121に退避する。
不揮発メモリ115は、停電時に揮発メモリ113が保持するデータを退避して格納する記憶媒体である。同様に不揮発メモリ121は、停電時に揮発メモリ119が保持するデータを退避して格納する記憶媒体である。不揮発メモリ115はFPGA114に接続している。揮発メモリ113、FPGA114はCPU112に接続している。不揮発メモリ115は不良管理テーブルを有している。不良管理テーブルが格納されている領域は、不揮発メモリ115においてデータの書き込み回数が他の領域に比べて多く保証されている領域である。この不良管理テーブルを格納しておく領域は、図4に示す「Block0」である。データ転送部202が、テーブル管理部206に格納する不良管理テーブル218を不揮発メモリ115に転送して、メモリチップ301、302の「Block0」に格納する。同様にデータ転送部203も、テーブル管理部207に格納する不良管理テーブル219を不揮発メモリ115に転送して、メモリチップ303、304の「Block0」に格納する。
同様に不揮発メモリ121はFPGA120に接続している。揮発メモリ119、FPGA120はCPU118に接続している。不揮発メモリ119は不良管理テーブルを有している。不揮発メモリ121の構成は不揮発メモリ115の構成と同等である。以下、不揮発メモリ115の構成について詳細について説明する。
[2.5.1.不揮発メモリ115の構成1]
図3は本実施例に係る不揮発メモリ115の構成を示す図である。
不揮発メモリ115は、メモリチップ301、302、303、304から構成されている。メモリチップ301、302、303、304は、不揮発メモリ115に格納するデータを分割して管理する単位である。
メモリチップ301は、Bank305、306から構成されている。同様にメモリチップ302は、Bank307、308から構成されている。メモリチップ303は、Bank309、310から構成されている。メモリチップ304は、Bank311、312から構成されている。
Bank305〜312も、不揮発メモリ115にデータを分割して管理する単位である。以下図4を用いて、不揮発メモリ115の一部(メモリチップ301、302:Bank305〜308)の詳細の構成を説明する。図4は本実施例に係る不揮発メモリ115に係るBank305〜308の詳細図である。なおメモリチップ303、304(Bank309〜312)はメモリチップ301、302(Bank305〜308)と同等の構成であるあるため説明を省略する。
Bank305は、Die313、314から構成されている。Die313はBlock0〜Block2047までの2048個のBlockから構成されている。Die314もBlock0〜Block2047までの2048個のBlockから構成されている。そしてDie313、314のBlock0〜Block2047はそれぞれPage0〜Page63までの64個のPageから構成されている。「Die」、「Block」、及び「Page」も不揮発メモリにおいてデータを格納する領域の単位である。「Die」が、不揮発メモリ115において物理的に分離したデータを格納する単位(ハード構成の単位)である。本実施例において、「Page」は2kByteである。図6はDie313のハード構成の図である。Die313の不揮発メモリアレイ810は図4に記載の2048個の「Block0〜Block2047」である。そのため不揮発メモリ115は不揮発メモリアレイを16個備えている。そしてDie313〜320それぞれが2つのデータバッファ(図6に記載のデータバッファ805、806など)を備えているので、不揮発メモリ115は32個のデータバッファを備えている。そしてDie313のステートマシン807がFPGA114から転送されたデータ(Pageデータ)を不揮発メモリアレイ810に格納する。他のDie314〜320もステートマシンを有しており、それらのステートマシンがDie314〜320それぞれが備える不揮発メモリアレイに、FPGA114から転送されたデータ(Pageデータ)を格納する。
同様にBank306は、Die315、316から構成されている。Die315、316もまたそれぞれ、Block0〜Block2047までの2048個のBlockから構成されている。そしてDie315、316のBlock0〜Block2047はそれぞれPage0〜Page63までの64個のPageから構成されている。
同様にBank307は、Die317、318から構成されている。Die317、318もまたそれぞれ、Block0〜Block2047までの2048個のBlockから構成されている。そしてDie317、318のBlock0〜Block2047はそれぞれPage0〜Page63までの64個のPageから構成されている。
同様にBank308は、Die319、320から構成されている。Die319、320もまたそれぞれ、Block0〜Block2047までの2048個のBlockから構成されている。そしてDie319、320のBlock0〜Block2047はそれぞれPage0〜Page63までの64個のPageから構成されている。
[2.5.2.不揮発メモリ115の構成2]
またFPGA114がデータを書き込む単位での不揮発メモリ115の構成について説明する。不揮発メモリ115の一部(メモリチップ301、302)は1024個の「エリア」から構成されている。つまり不揮発メモリ115は2048個の「エリア」から構成されている。「エリア」は、CPU112からの1回の指示によって、FPGA114が不揮発メモリ115にデータを書き込む領域である。FPGA114は不良管理テーブル218、219によって「エリア」を識別して管理する。
本実施例において、この「エリア」は16個の「Block」で構成されている。16個の「Block」はメモリチップ301、302(Die313〜320)が備える16個のデータバッファ(図6に記載のデータバッファ805、806など)それぞれを介して不揮発メモリ115に格納されるデータの「Block」である。換言すれば、「エリア」は、不揮発メモリ115が備える異なるデータバッファを介して、不揮発メモリ115に転送される一定量のデータを格納する領域である。FPGA114は揮発メモリ113から不揮発メモリ115へ「エリア」単位でデータの転送制御を行う。本実施例ではCPU112がFPGA114に「エリア」ごとにデータ転送を指示する。
そして不揮発メモリ115の「エリア(AREA)」は、「論理エリア(LOGICAL AREA)」と「交換エリア(REPLACEMENT AREA)」から構成されている。
図10は本実施例に係る不揮発メモリ115のメモリチップ301、302における「エリア(AREA)0〜エリア(AREA)1023」の概念図である。本実施例では、論理エリア(LOGICAL AREA)1001は、エリア0〜エリア585から構成され、交換エリア(REPLACEMENT AREA)1002はエリア586〜エリア1023から構成されている。メモリチップ303、304も「論理エリア」と「交換エリア」から構成される。
FPGA114は、揮発メモリ113が保持するデータを不揮発メモリ115の論理エリア(LOGICAL AREA)1001に退避する(データ転送する)。FPGA114が、論理エリア1001を構成するエリア(エリア0〜エリア585)のうちある特定のエリアにデータを書き込んでいる途中、FPGA114がデータの書き込みで発生したエラーデータを復元することができないと判別した場合、FPGA114は交換エリア1002を構成するエリア586〜エリア1023のいずれかのエリアに、その特定のエリアに書き込む予定であったデータを再び書き直す。FPGA114は、FPGA114が生成するパリティデータによって復元できるか否かによって、「エラーデータの復元可否の判別」する。なお[2.4.2.データ転送部(TRN)202、203]で記載したように、FPGA114のデータ転送部202、203がパリティデータを生成する。
同様にFPGA114は、メモリチップ303、304における「エリア」においても、メモリチップ301、302における「エリア(AREA)0〜エリア(AREA)1023」にデータを書き込む基準で、揮発メモリ113に保持データを書き込む。「書き込む基準」とは、「エラーデータの復元可否の判別」、「エラーデータを復元不可能と判別する場合には、交換エリアに書き直す」ことを意味する。
[2.5.3.小エリア501]
図5は本実施例に係る不揮発メモリ115の小エリア501の構成図である。
小エリア501は、16個の「Page」から構成される。小エリア501の大きさは32kByteである。なお不揮発メモリ115の各「エリア」は64個の小エリア(小エリア501など)から構成されている。
また小エリア501の16個の「Page」に格納されるPageデータ504〜510、512〜518、及びパリティデータ511、519は、ストライプ502、503を構成している。ストライプ502はPageデータ504〜510、及びパリティデータ511から構成される。同様にストライプ503はPageデータ512〜518、及びパリティデータ519から構成される。
ストライプ502は、Pageデータ504〜510、及びパリティデータ511により、いわゆる(7+1)のRAID5の構成になっている。ストライプ502は、CPU112からの1回の指示によって、FPGA114が不揮発メモリ115にデータを書き込む領域(「エリア」)内の「Page」に格納するPageデータ504〜510、及びパリティデータ511で構成されている。またストライプ502は、物理的に分離した単位を示す「Die313〜320」それぞれにおける所定の「Page」に格納するPageデータでRAID5を構成するストライプである。つまりストライプ502を構成するPageデータ504〜510、及びパリティデータ511を格納する「Page」それぞれは、物理的に(ハード構成としては)分離している。
ここで同一のハード構成上の「Page」に格納するPageデータによりストライプを形成した場合を考える。そのストライプにおける2つ以上のPageデータがエラーする確率に比べて、ストライプ502を構成するPageデータ504〜510、及びパリティデータ511のうち2つ以上がエラーする確率は低い。ストライプ502を構成するPageデータ504〜510、及びパリティデータ511を格納する「Page」が物理的に分離しているからである。
特に不揮発メモリ115がNAND型フラッシュメモリである場合は、ハード構成として分離したDie単位で、データの書き込み失敗などのエラーが発生しやすい。そのため上記したように異なる「Die」に属する「Page」に格納するPageデータによってRAID5のストライプを構成したほうが有益である。
またストライプ502を構成するPageデータ504〜510、及びパリティデータ511は、不揮発メモリ115が備える複数のデータバッファであって異なるデータバッファを介して転送されるデータである。
同様にストライプ503もPageデータ512〜518、及びパリティデータ519により、(7+1)のRAID5の構成になっている。ストライプ503も、CPU112からの1回の指示によって、FPGA114が不揮発メモリ115にデータを書き込む領域(「エリア」)内の「Page」に格納するPageデータ512〜518、及びパリティデータ519で構成されている。またストライプ503は、物理的に分離した単位を示す「Die313〜320」それぞれにおける所定の「Page」に格納するPageデータでRAID5を構成するストライプである。
[2.5.3.1.Page600]
図6は本実施例に係るPage600の構成図である。Page600は、図4、5に示す「Page」と同等の領域であり、不揮発メモリ115内の領域である。Page600は、メインセクタ(main−sector)601〜604、及びスペアセクタ(spare−sector)605〜608から構成される。
メインセクタ(main−sector)601〜604それぞれには、Pageデータ本来のユーザ情報など示すmainデータが格納される。本実施例ではPage600には4つのmainデータが格納される。mainデータの大きさは、512Byteである。スペアセクタ(spare−sector)605〜608それぞれは、mainデータの整合性などに関するspareデータなどが格納される。本実施例ではPage600には4つのspareデータが格納される。spareデータの大きさは、16Byteである。
[2.5.3.2.スペアセクタ700]
図7は本実施例に係るスペアセクタ700の構成図である。スペアセクタ700は図6に記載のスペアセクタ605〜608と同等の領域であり、不揮発メモリ115内の領域である。スペアセクタ700は、Invalid領域701、論理セクタ(Logical−sector)702、Reserve領域703、705、ECC領域704、User領域706から構成される。
Invalid領域701には、スペアセクタ700に対応するメインセクタが不揮発メモリ115の工場出荷時に不良か否かを情報が格納されている。
論理セクタ(Logical−sector)702は、スペアセクタ700を識別する情報が格納されている。Reserve領域703、705は、予備の空き領域である。ECC領域704には、不揮発メモリ115において生成するECCデータを格納する領域である。ECCデータは、mainデータのビットエラーを訂正するためのデータである。User領域706には、CRCデータまたはAIDデータが格納される。
[2.5.4.Die313〜320]
図8は本実施例に係るDie313のハード構成図である。他のDie314〜320もDie313と同様のハード構成である。
Die313は、図8における点線で囲まれた部分である。Die313は、ホストインタフェース(Host Interface)801を介して、FPGA114とデータの転送を行う。
Die313は、レジスタ(Internal Registers)802、バッファメモリ(Buffer RAM)803、ステートマシン(State Machine)807、エラー訂正回路(Error Correction Logic)809、不揮発メモリアレイ810から構成される。バッファメモリ803はブートバッファ(Boot RAM)804、データバッファ(Data RAM)805、806から構成される。またステートマシン807は、ブート・ローダ(Boot loader)808を保持している。ブート・ローダ808は、Die313がデータの転送制御を開始するに際して、レジスタ802から制御プログラムをステートマシン807に読み込んでDie313を起動するプログラムである。
レジスタ802には、アドレス、コマンド、コンフィグ(設定情報)、データ書き込み読み出しにおけるエラーログなどが格納されている。ステートマシン807は、レジスタ802からこれらアドレス、コマンド、コンフィグを読み出して転送制御を行う。アドレスは不揮発メモリアレイ810におけるデータのアドレスである。コマンドはDie313がデータの転送制御に際して発行する命令コマンドである。
不揮発メモリアレイ810は、図4に示す2048個の「Block」から構成されており、データの記憶部である。そしてDie313は、図4のDie313に属するBlock0、Block2、Block4、Block6、・・・、Block2046(不揮発メモリアレイ810の一部分)に、データバッファ805を介して、データを格納する。またDie313は、図4のDie313に属するBlock1、Block3、Block5、Block7、・・・、Block2047に、データバッファ806を介して、データを格納する。このことは、偶数番のBlockに対してDie313は、データバッファ805を介して、データを格納することを意味する。奇数番のBlockに対してDie313は、データバッファ806を介して、データを格納することを意味する。
Die313はデータバッファ805、806の2つのバッファを用いて不揮発メモリアレイ810にデータを格納している。Die313は、データバッファ805、806内に図4に示す「Page」単位でデータを保持する。そしてDie313のステートマシン807は、データバッファ805、806を介して、不揮発メモリアレイ810にデータを転送する。換言すれば、Die313は「Page」単位でデータバッファ805、806を介して不揮発メモリアレイ810にデータを転送する。
ステートマシン807は、データバッファ805を介して、不揮発メモリアレイ810にデータを転送すると共に、ステートマシン807は次に不揮発メモリアレイ810に転送するデータをデータバッファ806に保持する。これによりDie313は効率的に不揮発メモリアレイ810にデータを格納することができる。ここで「次に不揮発メモリアレイ810に転送するデータ」とは、「ステートマシン807が、データバッファ805に保持するデータを不揮発メモリアレイ810に転送完了した後に、続いてステートマシン807が、不揮発メモリアレイ810に転送するデータ」のことである。そしてステートマシン807が、データバッファ806を介して、不揮発メモリアレイ810にデータを転送すると共に、ステートマシンは不揮発メモリアレイ810に転送するデータをデータバッファ805に保持する。
他のDie314〜320も、それぞれデータバッファ805、806に相当するデータバッファ、及び不揮発メモリアレイ810に相当する不揮発メモリアレイを備えている。そしてDie314〜320もそれぞれ、それぞれが備えているデータバッファを用いて、データを「Page」単位で、Die314〜320それぞれが有する不揮発メモリアレイに転送する。
不揮発メモリ115は、図5に示すように物理的に分離した単位を示す「Die313〜320」それぞれにおける所定の「Page」に格納するPageデータ、パリティデータによりRAID5のストライプ(ストライプ502、503など)を構成する。つまり不揮発メモリ115は物理的に異なるデータバッファを介して転送するデータ(Pageデータ)を冗長化(RAID5の構成)する。不揮発メモリ115が、所定のデータ単位でRAID5のストライプ(ストライプ502、503など)を構成することによって、ストライプ(ストライプ502、503など)内で1つのデータ(Pageデータ)がエラーしても復元できる。これにより不揮発メモリ115内におけるデータの冗長構成からFPGA114がエラーデータを復元できる場合には、FPGA114は揮発メモリ113から不揮発メモリ115にデータを転送する過程でエラーが発生しても、CPU112の命令により転送開始したデータをはじめから新たに書き戻すことなく、データ(約2MByteのデータ)を不揮発メモリ115に転送することができる。FPGA114がデータを不揮発メモリ115に書き込み完了した後に、エラーしたデータを復元すればよいからである。
またブートバッファ804は、Die313を起動するための情報を一次的に保持しておく記憶領域である。またエラー訂正回路809は、Die313において転送のエラーがあったデータを訂正する回路である。
以上ことは、次のように換言することができる。不揮発メモリ115は複数のデータバッファを備えている。そしてそれぞれのデータバッファに対して不揮発メモリ115における領域(データを格納する領域)が割り当てられている。FPGA114は、不揮発メモリ115が備える当該複数のデータバッファを介して、それぞれのデータバッファに割り当てられた不揮発メモリ115の領域(データを格納する領域)にデータを格納する。
FPGA114は、CPU112から指示によって、一定量のデータを連続して不揮発メモリ115に書き込む(格納する)。CPU112からの1回の指示によって、FPGA114が不揮発メモリ115により多くのデータを書き込むほうが、FPGA114が不揮発メモリ115にデータを書き込む時間は短くてすむ。FPGA114が不揮発メモリ115により多くのデータを書き込むために、CPU112からのFPGA114への指示が少なくてよいからである。
一方で、1回の指示によって、FPGA114が不揮発メモリ115により多くのデータを書き込むほど、データの書き込みの過程でエラーが発生する確率が高くなる。データの書き込みの過程でエラーが発生した場合、FPGA114は、再びその指示により、データを最初から書き直す。そのためエラーの発生により書き戻しが多くなればそれに伴い、FPGA114がデータを不揮発メモリ115に書き込む(退避する)のに多くの時間がかかる。さらにデータの書き込み途中でエラーが発生して、再びFPGA114が不揮発メモリ115の元の領域にデータを書き戻す場合には、CPU112からの指示で不揮発メモリ115に書き込み始めたデータであって書き込みの成功したデータを不揮発メモリ115から削除した上で、再び書き戻しを行わなければならない。そのためFPGA114が不揮発メモリ115からエラー発生以前に書き込みの成功したデータを削除(イレース)する時間もかかる。なおCPUからの指示が複数回ある場合には、FPGA114はその指示ごとにデータの書き込み管理を行う。FPGA114は一定のデータ量ごとに不揮発メモリ115にデータを書き込む。エラーが発生した場合に、FPGA114は、エラーの発生したその一定のデータ量の範囲において、書き込みが成功したデータを削除する。
そのため本実施例では、FPGA114がCPU112から指示によって、不揮発メモリ115に連続して書き込むデータにおいて、一定のデータ単位(ストライプ502、503などのストライプ単位)で冗長構成とする。つまりFPGA114は不揮発メモリ115に転送する一定のデータ量ごとにパリティデータを生成し、データを不揮発メモリ115に格納すると共にパリティデータも不揮発メモリ115に格納する。
FPGA114がCPU112から指示によって、連続して一定量のデータを不揮発メモリ115に書き込む。そしてFPGA114がデータを不揮発メモリ115へ書き込む過程でエラーが発生しても、FPGA114がパリティデータによって、そのエラーデータを復元できる場合には、FPGA114はCPU112から指示で書き込み開始した最初のデータから再び書き戻さない。FPGA114は、エラー検出後も続けてCPU112から指示があった残りのデータを不揮発メモリ115に書き込む。
FPGA114が、データを不揮発メモリ115へ書き込む過程で発生したエラーがパリティデータを用いて復元できないと判別する場合には、FPGA114は、不揮発メモリ115の別の領域(本実施例は図10に記載の「交換エリア1002」など)に、再びデータを最初から書き直す。
これよりディスクアレイ装置100は、FPGA114がCPU112から指示によって、不揮発メモリ115に連続して書き込むデータの量を減らさずに、データの書き込み途中におけるエラーに起因するデータの書き直しを減らすことができる。さらにディスクアレイ装置100は、エラー発生以前に書き込みの成功したデータを削除(イレース)する時間も削減できる。ディスクアレイ装置100はディスクコントローラ105の揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115により高速に退避することができる。
さらに本実施例に係るFPGA114は、不良管理テーブル218を多重化して不揮発メモリ115の「Block0」に書き込む。そしてFPGA114は、複数の世代の不良管理テーブル218を不揮発メモリ115に格納して管理する。そしてFPGA114が不揮発メモリ115に揮発メモリ113内のデータを退避するに際して、FPGA114(より具体的には転送制御部208)は不良管理テーブル218を不揮発メモリ115から読み出す。転送制御部208は、読み出した不良管理テーブル218のCRCデータ903をチェックして、不良管理テーブル218が壊れているか否かを判別する。転送制御部218は、不良管理テーブル218が壊れていると判別した場合には、多重化した他の不良管理テーブル218を読み出し、そのCRCデータをチェックする。転送制御部202が多重化したすべての不良管理テーブル218のCRCデータをチェックして、それらすべての不良管理テーブル218が壊れていると判別した場合は、前世代の不良管理テーブルを読み出す。転送制御部218は前世代の不良管理テーブルのCRCデータをチェックし、前世代の不良管理テーブルが壊れているか否かを判別する。以下、転送制御部208は、CRCデータのチェックをして壊れていない不良管理テーブルがあると判別するまで、不良管理テーブルをチェックしていき、壊れていない不良管理テーブルを読み出す。
これによりFPGA114は、不良管理テーブルを不揮発メモリ115から確実に読み出すことができるため、揮発メモリ113に保持するデータを不揮発メモリ115に確実に退避することができる。
[2.6.DEポート116、122]
DEポート116はディスク107〜110に接続されている。同様にDEポート122もディスク107〜110に接続されている。
DEポート116は、DE(ドライブエンクロージャー)を拡張するためのポートである。本実施例ではDEポート116は、最大9個のDEをカスケード接続で多段接続することができる。1つのDEには例えば6本のディスクを接続することができる。そのためDEポート116は、DEを介して、最大で120本のディスクを接続することができる。本実施例では代表して、DEポート116に接続されるディスク107〜110を記載している。
[2.7.ディスクアレイ装置100の復旧]
ディスクアレイ装置100が停電から復旧すると、FPGA114は不揮発メモリ115に退避したデータを揮発メモリ113に書き戻す。より具体的には、データ書き戻し部204が不揮発メモリ115に退避したデータを揮発メモリ113に書き戻す。CPU112は、データ書き戻し部204に対して、不揮発メモリ115に退避したデータを揮発メモリ113に書き戻すことを指示する。データ書き戻し部204は、不揮発メモリ115が保持するデータを、バッファ217を介して通信部201に転送する。そして通信部201は、CPU112を介して、そのデータを揮発メモリ113に転送する。
データ書き戻し部204がデータを不揮発メモリ115から揮発メモリ113に転送完了した後、テーブル管理部206は不良管理テーブル218のDirtyフラグ901をリセットする(Dirtyフラグ901を構成するフラグすべて「0」に戻す)。同様にテーブル管理部207は不良管理テーブル219のDirtyフラグをリセットする。これにより本実施例におけるディスクアレイ装置100は不揮発メモリ115の資源(容量)を有効に用いることが可能である。Dirtyフラグが「1」であったエリアは、不揮発メモリ115のハード自体の壊れ以外に起因してデータ転送部202、203がデータの書き込みをエラーした領域である。つまりDirtyフラグが「1」であったエリアは、データ転送部202、203がデータを再び書き込みトライすれば、書き込むことができる領域である。そのため停電から復旧した段階でテーブル管理部206、207がDirtyフラグを「1」にリセットしておくことによって、再び停電が発生した場合、データ転送部202、203はDirtyフラグが「1」であったエリアにもデータを書き込む(退避する)ことができる。
本実施例によるバックアップ方法は、ディスクアレイ装置にバックアップ方法である。したがって、本実施例によるバックアップ方法は、停電が発生した場合に、コントローラモジュールが搭載する揮発メモリ内のデータを退避するうえで極めて有用である。

Claims (9)

  1. データを一時保存するための揮発メモリと複数のDieを有する不揮発メモリを有するコントローラが、前記不揮発メモリにおける不良領域を示す不良管理テーブルを参照して、該揮発メモリに保持されているデータを該不揮発メモリに退避させるバックアップ方法であって、
    前記コントローラは、
    前記不揮発メモリにおいて、該不揮発メモリに退避させる際に参照する前記不良管理テーブルに示されない不良領域を検出した場合、前記不良管理テーブルに該検出した不良領域を記録して、前記不良管理テーブルを更新し、
    該更新した前記不良管理テーブルの情報に誤り検出符号を付加し、
    該誤り検出符号を付加した前記不良管理テーブルを、前回格納した前記不良管理テーブルを削除しないように該不揮発メモリにおいて前記前回格納した前記不良管理テーブルが格納されているDieとは別のDieに格納し、
    前記不揮発メモリに格納されている複数の前記不良管理テーブルのうち、各々の該管理テーブルに付加されている前記誤り検出符号を基に、誤りのない不良管理テーブルを参照して該揮発メモリに保持するデータを該不揮発メモリに退避させる
    ことを特徴とするバックアップ方法。
  2. 請求項1に記載のバックアップ方法において、
    前記コントローラは、前記不揮発メモリへ前記誤り検出符号を付加した前記不良管理テーブルを格納する際、該不良管理テーブルを複数回、前記不揮発メモリに書き込むことにより格納する
    ことを特徴とするバックアップ方法。
  3. 請求項1または2に記載のバックアップ方法において、
    前記コントローラは、前記揮発メモリに保持するデータを前記不揮発メモリに退避させる際、前記不揮発メモリに格納されている誤りのない前記不良管理テーブルのうち、格納世代が新しいものを参照して前記不揮発メモリへの退避処理を実行する
    ことを特徴とするバックアップ方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のバックアップ方法において、
    前記不揮発メモリに格納されている前記複数の不良管理テーブルの格納世代を示す世代情報を、前記不揮発メモリと異なる記憶部に格納することを特徴とするバックアップ方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のバックアップ方法において、
    前記コントローラは、
    第2の記憶部を有しており、
    前記不揮発メモリに格納されている複数の前記不良管理テーブルのうち、各々の該管理テーブルに付加されている前記誤り検出符号を基に、誤りのない前記不良管理テーブルを前記第2の記憶部に記憶させておき、
    停電発生時に、前記第2の記憶部に記憶されている前記不良管理テーブルを参照して、揮発メモリに保持されているデータを該不揮発メモリに退避させる
    ことを特徴とするバックアップ方法。
  6. 請求項5に記載のバックアップ方法において、
    前記コントローラが前記不良管理テーブルを前記第2の記憶部に記憶させるのは、復電時である
    ことを特徴とするバックアップ方法。
  7. 揮発メモリと複数の記憶領域を有する不揮発メモリを有するコントローラが、前記不揮発メモリにおける不良領域を示す不良管理テーブルを参照して、該揮発メモリに保持されているデータを該不揮発メモリに退避させるバックアップ方法であって、
    前記コントローラは、
    前記不揮発メモリにおいて、該不揮発メモリに退避させる際に参照する前記不良管理テーブルに示されない不良領域を検出した場合、前記不良管理テーブルに該検出した不良領域を記録して、前記不良管理テーブルを更新し、
    該更新した前記不良管理テーブルの情報に誤り検出符号を付加し、
    該誤り検出符号を付加した前記不良管理テーブルを、前回格納した前記不良管理テーブルを削除しないように該不揮発メモリにおいて前記前回格納した前記不良管理テーブルが格納されているDieとは別のDieに格納し、
    前記不揮発メモリに格納されている複数の前記不良管理テーブルのうち、各々の該管理テーブルに付加されている前記誤り検出符号を基に、誤りのない不良管理テーブルを参照して該揮発メモリに保持するデータを該不揮発メモリに退避させる
    ことを特徴とするバックアップ方法。
  8. ディスクアレイ装置を制御するコントローラであって、
    前記ディスクアレイ装置のデータを一時保存するための揮発メモリと、
    複数のDieを有する不揮発メモリと、
    前記不揮発メモリにおける不良領域を示す不良管理テーブルを参照して、該揮発メモリに保持されているデータを該不揮発メモリに退避させる制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記不揮発メモリにおいて、該不揮発メモリに退避させる際に参照する前記不良管理テーブルに示されない不良領域を検出した場合、前記不良管理テーブルに該検出した不良領域を記録して、前記不良管理テーブルを更新し、
    該更新した前記不良管理テーブルの情報に誤り検出符号を付加し、
    該誤り検出符号を付加した前記不良管理テーブルを、前回格納した前記不良管理テーブルを削除しないように該不揮発メモリにおいて前記前回格納した前記不良管理テーブルが格納されているDieとは別のDieに格納し、
    前記不揮発メモリに格納されている複数の前記不良管理テーブルのうち、各々の該管理テーブルに付加されている前記誤り検出符号を基に、誤りのない不良管理テーブルを参照して該揮発メモリに保持するデータを該不揮発メモリに退避させる
    ことを特徴とするコントローラ。
  9. ディスクアレイ装置と、
    前記ディスクアレイ装置のデータを一時保存するための揮発メモリと、
    複数のDieを有する不揮発メモリと、
    前記不揮発メモリにおける不良領域を示す不良管理テーブルを参照して、該揮発メモリに保持されているデータを該不揮発メモリに退避させる制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記不揮発メモリにおいて、該不揮発メモリに退避させる際に参照する前記不良管理テーブルに示されない不良領域を検出した場合、前記不良管理テーブルに該検出した不良領域を記録して、前記不良管理テーブルを更新し、
    該更新した前記不良管理テーブルの情報に誤り検出符号を付加し、
    該誤り検出符号を付加した前記不良管理テーブルを、前回格納した前記不良管理テーブルを削除しないように該不揮発メモリにおいて前記前回格納した前記不良管理テーブルが格納されているDieとは別のDieに格納し、
    前記不揮発メモリに格納されている複数の前記不良管理テーブルのうち、各々の該管理テーブルに付加されている前記誤り検出符号を基に、誤りのない不良管理テーブルを参照して該揮発メモリに保持するデータを該不揮発メモリに退避させる
    ことを特徴とするディスクアレイシステム。
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