JP5398216B2 - 工具マガジン - Google Patents

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本発明は、工作機械に隣接して配置され、複数の工具を収納する工具マガジンに関するものである。
複数の工具を収納する工具マガジンには、工具マガジンの工具格納位置と工具交換位置との間で工具を搬送する工具搬送装置を具備したものがある。工具搬送装置を具備した工具マガジンの従来の一例として、特許文献1で開示されているものがある。特許文献1の段落番号[0018]〜[0020]には工具搬送装置の説明が記載されており、特に、段落番号[0020]には、「X軸移動部56は、工具マガジン4の指定された工具収納部20に工具6を出し入れするために、工具キャリア12をX軸方向に移動させるもので、工具キャリア12を着脱可能に保持するクランプ部を内蔵し、Yフレーム部44にX軸方向に敷設されたガイドレール57a、57bに摺動自在に係合している。このガイドレール57a、57bと平行にボールねじ60が配設され、このボールねじ60に螺合するボールナット62は、X軸移動部56に固定されている。ボールねじ60を回転駆動するX軸用のサーボモータ64は、Yフレーム部44に取り付けられており、タイミングベルト66を介してボールねじ60に回転を伝達するようになっている。」と記載されている。また、段落番号[0021]には、工具搬送装置の作用の説明として、「・・・工具キャリア12を移動させ、工具6の返却、取り出しを行うことができる。例えば、図1において、中継位置P3で中継装置14から工具搬送装置16に渡された工具キャリア12は、P7で示す工具返却位置まで移動する。ここで工具を返却してから、工具搬送装置16は、空の工具キャリア12をP8で示す位置まで移動させてから、指令された工具を取り出し、さらに中継位置P3まで移動させて工具キャリア12を中継装置14に工具ごと渡すようになっている」と記載されている。
特開2001−105266号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている工具搬送装置16では、X軸移動部56がガイドレール57a、57bと平行に配設されたボールねじ60にガイドされながら、工具の軸方向であるX軸方向に移動するようになっている。このため、工具長さの長い工具を工具マガジンに格納できるようにした場合には、直動ガイドとしてのボールねじ60を長くしなければならず、工具マガジンの背面側にボールねじ60の長さ相当のスペースを確保しなければならないという問題があった。また、縦方向の剛性を高めるために、縦方向に長い取り付け板を具備しているため、工具マガジンの高さが高くなるという問題もあった。
本発明は、工具搬送装置の剛性を低下させることなく、工具軸線方向の長さを短くし、もって全体の構造をコンパクトにすることができる工具マガジンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、複数の工具を収納する工具マガジンにおいて、前記工具を収納する工具収納部と、前記工具を把持して前記工具収納部と工具交換位置との間で前記工具を搬送し、把持した工具の軸線方向の移動機構が前記工具の軸線方向と直交するレールガイド機構によりガイドされるパンタグラフ機構でなるキャリッジを有する工具搬送装置と、を具備し、前記リンク機構は、前記工具の軸線方向に伸縮可能なパンタグラフと、該パンタグラフを伸縮させる駆動手段とで構成され、前記レールガイド機構は、前記パンタグラフの両端において一対のリンク先端の接離移動をガイドする工具マガジンが提供される。
また、本発明によれば、前記工具収納部は、パネルに形成された複数の工具受容孔を有する第1の工具収納部と、前記パネルの周辺部に形成された複数の工具受容くぼみ部を有する第2の工具収納部とを有し、前記第2の工具収納部が、前記第1の工具収納部の後方に段違いに設けられている工具マガジンが提供される。
以上の如く、本発明の工具マガジンによれば、リンク機構でなるキャリッジで工具を軸線方向に移動するので、キャリッジの剛性を低下させることなく伸縮でき、収縮時のキャリッジの工具軸線方向の長さを短くすることができ、工具マガジンをコンパクトにすることができる。
特に、リンク機構をパンタグラフとそのパンタグラフの関節を直動する駆動手段とで構成すると、いわゆる倍速倍尺移動機構となり、上記のキャリッジの工具軸線方向の長さが短くなり、工具マガジンをコンパクトにすることができるという効果が顕著になる。また、パンタグラフはリンク数が多いので剛性を高くすることができ、工具の収納及び収納された工具の取り出しを確実に行うことができる。
また、工具収納部が、第1の工具収納部と、第1の工具収納部より後方に位置する第2の工具収納部とを有しているため、第2の工具収納部に収納された工具のV溝を有するフランジ部は、第1の工具収納部に収納された工具のフランジ部より後方に位置するものとなる。このため、第2の工具収納部には、第1の工具収納部に収納される工具よりも工具長さの長い工具を保持することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図1〜4は、本発明に係る工具マガジンの実施の形態を示す。本発明の工具マガジンは、工具を収納する工具収納部を有する工具ラックと、工具を把持して工具収納部と工具交換位置との間で工具を搬送し、把持した工具の軸線方向の移動機構がリンク機構でなるキャリッジを有する工具搬送装置と、を具備している。以下において、工具ラックと、工具搬送装置を順に説明する。
内部に多数の工具Tを収納した工具マガジン11は、工作機械に隣接させて配置され、工具マガジン11の外部に設けられた工具交換装置55を介して工作機械に工具Tを取り付け、かつ、工作機械から工具Tを取り出す。本実施の形態の工具Tは、切刃部TEと工具ホルダTHとを有し、工具ホルダTHは、環状のV溝57の形成されたフランジ部Fとテーパ状のシャンク部Sを有する。工具マガジン11は、基台13の水平上面に立設された工具ラック15と工具搬送装置25を具備し、工具交換装置55は、工具交換アーム55aを具備している。本実施の形態では、工具交換アーム55aは、工具マガジン11の工具交換位置Pと工作機械の主軸(図示せず)との間で工具を交換する。
工具ラック15は、第1の工具収納部を形成するラック本体部17、及び第2の工具収納部を形成する一対のサイドラック部19、21並びに上ラック部23を具備している。ラック本体部17は、基台13の上面に垂直に立設された平板状の部材より成る。本明細書では、ラック本体部17が形成する鉛直平面をXY平面とし、水平方向にX軸、鉛直方向にY軸、XY平面に対して垂直な方向にZ軸を定義する。工具Tの中心軸線がZ軸と平行となるように工具Tは工具ラック15に収納され、収納された工具Tのシャンク部Sの側を工具マガジン11の後方と定義する。
サイドラック部19、21は基台13の上面に垂直に立設された平板状の部材より成り、ラック本体部17に対してZ軸方向に所定距離を以て後方に、つまり工具搬送装置25側に寄せてオフセット配置されている。本実施の形態では、サイドラック部19、21は、側壁19a、21aによってラック本体部17の側縁部に連結されており、これによってラック本体部17及びサイドラック部19、21がしっかりと基台13の上面に立設されるようになっている。
上ラック部23はラック本体部17に対して平行な平板状の部材より成り、工具ラック15の上部で水平に延設され、かつ、ラック本体部17に対してZ軸に沿って所定距離を以て後方にオフセット配置されている。図示する実施の形態では、上ラック部23は、L字形のアングル部材の垂直部分より成り、該アングル部材の水平部分23aによって、サイドラック部19、21の側壁19a、21aの上端部分に連結されている。
図示する実施の形態では、第2の工具収納部を形成するサイドラック部19、21及び上ラック部23は、ラック本体部17からZ軸に沿って後方にオフセットされ、かつ、概ね同一平面内に配置されているが、用途に応じて両者は必ずしも同一平面内に配置されていなくともよい。また、第2の工具収納部は、ラック本体部17の下方に設けられてもよい。
ラック本体部17には、工具TをZ軸方向に通過させるためのマトリックス状に配列された複数の工具受容孔が形成されている。一例として図示する実施の形態では、ラック本体部17の工具受容孔は、10行7列のマトリックス状に配列された第1の工具受容孔17aと、最上段の第1の工具受容孔17aの更に上側に横1行に配列された4つの第2の工具受容孔17bとを含む。第1の工具受容孔17aには、比較的直径が小さく、かつ、短い工具T1が保持される。第2の工具受容孔17bには、工具T1に比較して直径が大きな工具T2が保持されるようになっている。
第1と第2の工具受容孔17a、17bは、上側内縁部が、収納される工具の直径よりも大きな直径を有した円弧状に形成されている。上側及び下側内縁部は、必ずしも円弧状ではなく、例えば矩形、五角形その他の多角形としてもよい。第1及び第2の工具受容孔17a、17bは、工具受容孔に保持する工具Tを通過可能とする寸法、形状を与える上側及び下側内縁部を具備していればよい。
ラック本体部17の工具受容孔17a、17bの下側内縁部の周囲には、1つの工具受容孔当たり、4個の駒部材59が取り付けられる。駒部材59の環状の凸部59aとフランジ部FのV溝57とが係合することによって、工具Tは中心軸線が水平で互いに平行になるようにラック本体部17に保持される。4個の駒部材59のうち、下方の2個の駒部材はどちらか1個だけでもよい。つまり、駒部材59は、1つの工具受容孔当たり、少なくとも3個あればよい。また、工具受容孔17a、17bの下側内縁部の中央には、キー61が設けられ、フランジ部Fに形成されたキー溝(図示せず)と係合して、工具Tの回転方向の位置決めをしている。尚、駒部材59に代えて、V溝57と係合する円弧状の凸部を有する半環状部材を工具受容孔17a、17bの下側に取り付けてもよいし、工具受容孔17a、17bの下側内縁部の断面形状をV溝57と係合する半円弧状の凸形状に形成して、ラック本体部17に直接工具Tを保持するようにしてもよい。
第2の工具収納部を形成するサイドラック部19、21の各々には、縦1列に配列された8個の工具受容くぼみ部19b、21bが形成されている。サイドラック部19、21には、工具TをX軸方向に移動させて工具受容くぼみ部19b、21b内に導入可能なように、側部に工具Tのフランジ部Fの直径より若干大きな切り欠き幅を有する切欠19c、21cが設けられている。サイドラック部19、21の工具受容くぼみ部19b、21bは、ラック本体部17の第1及び第2の工具受容孔17a、17bと同様に、下側内縁部の周囲には、4個の駒部材59が取り付けられ、工具を保持可能になっている。サイドラック部19、21の工具受容くぼみ部19b、21bには、工具T1、T2に比較して直径が大きくかつ/又は長い工具T3又はT4が保持される。
本実施の形態では、サイドラック部19、21の工具受容くぼみ部19b、21bは、切欠19c、21cを通してX軸方向に工具Tを導入するようになっているので、ラック本体部17の第1及び第2の工具受容孔17a、17bのように、工具Tの直径よりも大きな直径の上側内縁部を有する必要はない。
また、第2の工具収納部を形成する上ラック部23には、横1列に配列された11個の工具受容くぼみ部23bが形成されている。工具受容くぼみ部23bは、収納する工具Tのフランジ部Fの直径より若干大きな切り欠き幅を有し、上方に開いた円弧状の切欠にて形成されている。この工具受容くぼみ部23bの下側内縁部の周囲には、4個の駒部材59が取り付けられ、工具Tを保持する。上ラック部23の工具受容くぼみ部23bには、工具T3よりは直径が小さいが、工具T1、T2に比較して直径が大きい工具や長い工具T5又はT6が保持される。
本実施の形態では、収納する長い工具T3、T4、T5又はT6の最長工具の約半分の寸法を所定の工具長さと決めている。所定の工具長さ以下で、かつ、工具受容孔17a、17bを通過可能な直径の工具を短い工具T1又はT2とし、所定の長さを越える長い工具をT3、T4、T5又はT6としている。そして、ラック本体部17とサイドラック部19、21又は上ラック部23とのZ軸方向のオフセット量は、所定の長さより若干長い寸法としている。
次に、工具搬送装置25について説明する。工具搬送装置25は、工具ラック15と工具交換装置55との間で工具を搬送するものであり、工具を係脱可能に把持するキャリッジ35と、キャリッジ35をXY平面内で移動するためのキャリッジ移動手段として、X軸方向に延設された上、下レール27、29、上、下レール27、29の間にY軸方向に延設された動力伝達部材33、及び上、下レール27、29に沿ってX軸方向に往復動可能に設けられた移動支柱31とを具備している。キャリッジ35は、移動支柱31に沿ってY軸方向に往復動可能に取付けられている。
上、下レール27、29内には、例えばボールねじ(図示せず)が延設されており、移動支柱31の上下端部には、該ボールねじと係合するナット(図示せず)が取付けられている。上、下レール27、29の前記ボールねじは、動力伝達部材33の端部に設けられた歯車(図示せず)に係合し、該動力伝達部材33をモータ(図示せず)で回転することによって、上、下レール27、29のボールねじは同期して回転するようになっている。これによって、移動支柱31は、上、下レール27、29に沿ってX軸方向に往復動可能となっている。
次に、キャリッジ35について説明する。本発明のキャリッジ35は、工具Tの軸線方向である前後方向(Z方向)に伸縮可能で、前後方向に直交する上下方向(Y方向、工具の半径方向)に上下動するパンタグラフ(平行リンク)70を具備している。パンタグラフ70自体は、回動自在の複数の関節部74を有する一対のアーム71,72がヒンジ接続されて平行リンクをなすものであり、倍速倍尺移動機構として知られている公知の構造である。個々のアーム71,72は、複数のリンク要素73がジョイント部74で回動自在に連結されており、一対のアーム71,72はヒンジ部75で回動自在に組み合わされている。
本実施の形態のパンタグラフ70は、後端がブラケット81及びスライダ82を介してベース77に取り付けられ、前端がブラケット83及びスライダ82を介して工具把持手段90を有する移動プレート78に取り付けられている。このため、ベース77と移動プレート78は、パンタグラフ70の両端で対向して配置されている。ベース77は前後方向に動かないが、移動プレート78は、パンタグラフ70の伸縮に伴って前後方向に移動できるようになっている。
キャリッジ35は、さらに、パンタグラフ70の上側(一側)において前後方向にパンタグラフ70を直動させる駆動機構を有し、パンタグラフの下側の両端において一対のリンク先端の接離移動をガイドするリニアガイド機構を有している。駆動機構は、ボールねじとボールねじに螺合するナットとを具備した本実施の形態の機構の他、エアシリンダ、油圧シリンダなどを採用することもできる。
図5に示すように、本実施の形態では、駆動機構としてボールねじ85とボールねじ85に螺合するナット86とを具備したボールねじ機構が適用され、リニアガイド機構としてレール87とレール87上をスライドするスライダ82とを具備したレールガイド機構が適用されている。駆動機構のボールねじ85は、一端がキャリッジ35のベース77に軸受を介して回転支持され、他端が自由端となっており、工具Tの前後方向に延びている。ボールねじ85に螺合するナット86は、パンタグラフ70の上側に位置する関節部74にナットブラケット86aによって取り付けられている。ボールねじ85は、ベース77に設けられたモータ88で駆動されるようになっている。モータ88の駆動軸にはプーリ89aが備わっており、プーリ89aの回転がベルト89cを介してボールねじ85のプーリ89bに伝動されることで、端部が軸受に支持されたボールねじ85が回動するようになっている。
リニアガイド機構としての一対のレールガイド機構は、パンタグラフ70の前端及び後端で、パンタグラフ70の下側に位置するリンク73の先端が、パンタグラフ70の伸縮に伴って上下動することをガイドする。リンク73先端には、スライダ82が連結されており、スライダ82がベース77及び移動プレート78に設けられたリニアレール87上をY方向にスライドするようになっている。
なお、本実施の形態において、駆動機構をパンタグラフ70の上側に配置しているが、パンタグラフ70の下側に配置することもできる。また、駆動軸機構の駆動源としてモータ88が使用されているが、これには限らず、他のアクチュエータを使用することができる。駆動源にサーボモータ88を使用した場合には、正確な位置制御及び衝撃の少ない速度制御を行える点で有利である。
パンタグラフ70の伸縮に伴って前後方向に移動する移動プレート78は、工具Tのテーパ部にテーパ嵌合する工具把持手段90を有している。工具把持手段90は、工具Tのシャンク部(テーパ部)Sに面接触して、工具Tを拘束するテーパ面を有するテーパ穴91と、テーパ穴91に工具Tを所定の力で引き込むドローバー(図示せず)と、ドローバーを駆動するアクチュエータ(図示せず)と、を具備している。本実施の形態では、移動プレート78は、ナット86の移動速度の3倍の速度で、ナット86の移動距離の3倍の距離を移動する3倍速3倍尺移動機構を構成している。
以上のように、本実施の形態の工具マガジン11によれば、工具Tの前後方向(軸線方向)に伸縮するパンタグラフ70を有するキャリッジ35を具備しているから、キャリッジ35の構造をコンパクトにすることができ、工具マガジン11が配置される工作機械の周辺を省スペース化することができる。また、パンタグラフ70は、ボールねじ機構により前後方向に駆動され、レールガイド機構によりパンタグラフ70の端部における一方のリンク73先端が他方のリンク73先端に近づく方向と離れる方向にガイドされるから、パンタグラフ70が前後方向に伸縮したときに、工具把持手段90で把持された工具Tが、前後方向に直交する平面内で動くことを抑制することができる。これにより、工具Tの収納及び収納された工具の取り出しを確実に行うことができる。
また、工具マガジン11は、第1の工具収納部と、第1の工具収納部より後方に位置する第2の工具収納部とを有する工具ラック15を具備しているから、第2の工具収納部には、第1の工具収納部に収納される工具Tよりも工具長さの長い工具Tを保持することができる。これにより、工具マガジン11が占有するスペースを大きくすることなく、工具長さの短い工具と長い工具Tを収容することができる。
また、伸縮機構にパンタグラフ70を適用したキャリッジ35と、第1の工具収納部より後方に位置する第2の工具収納部を有する工具ラック15との相乗効果により、工具マガジン11の前後方向の長さD(図4)を極力短くすることができ、工場内の省スペース化にもたらすことができる。
なお、本発明のキャリッジは、上記実施の形態のような段違いマトリックス形の工具マガジンにのみ用いられるものではなく、通常の一平面でなるマトリックス形の工具マガジン及び複数の工具が円板内や無端チェーンで連結された工具ポットに装着されて周回する他の形式の工具マガジンにおいて、工具を把持して工具の軸線方向に工具を移動させる必要のある場合に用いることができる。
本発明の好ましい実施の形態による工具マガジンの正面図である。 図1のA部の拡大図である。 図2のIII −III 断面図である。 図1の工具マガジンの側面図である。 パンタグラフを有するキャリッジの断面図である。 図5のB−B線に沿って切断した断面図である。
符号の説明
11 工具マガジン
15 工具ラック
17 ラック本体部
19,21 サイドラック
23 上ラック
25 工具搬送装置
35 キャリッジ
70 パンタグラフ
77 ベース
78 移動プレート
82 スライダ
85 ボールねじ
86 ナット
87 レール
90 工具把持手段

Claims (2)

  1. 複数の工具を収納する工具マガジンにおいて、
    前記工具を収納する工具収納部と、
    前記工具を把持して、前記工具収納部と工具交換位置との間で前記工具を搬送し、把持した前記工具の軸線方向の移動機構が前記工具の軸線方向と直交するレールガイド機構によりガイドされるリンク機構でなるキャリッジを有する工具搬送装置と、
    を具備し、
    前記リンク機構は、前記工具の軸線方向に伸縮可能なパンタグラフと、該パンタグラフを伸縮させる駆動手段とで構成され、前記レールガイド機構は、前記パンタグラフの両端において一対のリンク先端の接離移動をガイドすることを特徴とした工具マガジン。
  2. 前記工具収納部は、パネルに形成された複数の工具受容孔を有する第1の工具収納部と、前記パネルの周辺部に形成された複数の工具受容くぼみ部を有する第2の工具収納部とを有し、前記第2の工具収納部が、前記第1の工具収納部の後方に段違いに設けられている請求項1に記載の工具マガジン。
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