JP5395227B1 - 自動排出コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの吸引により簡単に,内容物を残すことなく排出することができる自動排出コンテナを提供すること。
【解決手段】本発明の自動排出コンテナは,内部の収容空間に粒状物あるいは粉末を収容する容器体(10,11)と,容器体の底面11に設けられ収容空間に向けて突出する突出形状部13と,容器体の側壁10に設けられた吸引ポート14と,容器体の側壁の内面側に吸引ポート14を内部空間側から覆うとともに,上端開口部と,下端開口部12cと,上端開口部と下端開12口部との間の高さ位置の窓とが形成されている内部区画部材12と,内部区画部材の上端開口部および窓を開閉する開閉部材12bとを有している。そして,突出形状部と対向する位置には,内部への空気の流入を許容する流入ノズルが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は,粒状物あるいは粉末を収容する容器であるコンテナに関する。さらに詳細には,粒状物あるいは粉末を収容した状態から,外部の吸引機で吸引することにより,収容している粒状物あるいは粉末を残らず排出することができる自動排出コンテナに関するものである。
従来から,集塵機で回収されたダスト等の粒状物あるいは粉末の収容に大形ポリ袋が用いられる場合がある。ポリ袋は,透明で内容物の状況を外部から把握しやすいという利点はあるものの,破れやすい,嵩比重の重い種類の粒状物の収容には向かない,一旦収容した粒状物等を取り出そうとすると粒状物等が飛散しやすい,などというという問題がある。このためポリ袋は,反復使用するよりもむしろ,使い捨て的な使い方をされがちであり,省資源の要請に反する。
このためポリ袋に替えて,繰り返し使用できるハードコンテナの使用が提案されている。特許文献1の農業用コンテナ反転排出昇降装置がその一例である。特許文献1の装置では,コンテナを昇降可能に設けている。そして,下降位置で粒状物(収穫物)のコンテナへの受け入れを行うとともに,上昇位置でコンテナを反転させて内容物を取り出すようにしている。これによりコンテナの反復使用を可能としている。また,コンテナを反転させることなく上方からの吸引により収容物を除去する技術も提案されている(特許文献2)。特許文献2の技術(バルク材を取出する方法および装置)では,コンテナに対して上方から降下してくる吸引ヘッドにより,内容物を吸引して除去する。
特開2011−46526号公報 特開2011−230850号公報
しかしながら従来の技術には,以下に説明するような問題点があった。まず特許文献1の技術では当然ながら,コンテナを昇降させて傾けるための複雑な機械構成が必要である。しかもその機械構成は,内容物が満杯になっているコンテナの重量に対処できるものでなければならない。このため大掛かりな装置となってしまう。
特許文献2の技術であれば,コンテナ自体を昇降させたり傾けたりする必要はない。しかし吸引ヘッドを昇降させる必要はある。また,特許文献2自体にも指摘されているように,吸引により収容物を残らず取り出すことは必ずしも容易ではない。このため実際には,吸引ヘッドを単に昇降させるだけでは済まない。吸引ヘッドに単なる昇降移動以外の動きをさせるためにフレキシブルホースを用いたり,吸引ヘッドが自重で収容物に沈み込む程の重量物にしたりする等の必要があった。
本発明は,前記した従来のコンテナが有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,外部からの吸引により簡単に,内容物を残すことなく排出することができる自動排出コンテナを提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の自動排出コンテナは,内部の収容空間に粒状物あるいは粉末を収容する容器体と,容器体の底面に設けられ収容空間に向けて突出する突出形状部と,容器体の側壁に設けられた吸引ポートと,容器体の側壁の内面側に吸引ポートを内部空間側から覆うとともに,上端開口部と,下端開口部と,上端開口部と下端開口部との間の高さ位置に配置された窓とが形成されている内部区画部材と,内部区画部材の上端開口部および窓を開閉する開閉部材とを有し,容器体における突出形状部と対向する位置に,内部への空気の流入を許容する流入ノズルが設けられているものである。
この自動排出コンテナでは,内部区画部材の上端開口部および窓を開閉部材で閉じた状態で,粒状物あるいは粉末を容器体に収容する。すると,容器体が粒状物あるいは粉末の収容物でほぼ充填された状態になっても,吸引ポートの内面側には,内部区画部材により空洞の空間が残される。そして,上端開口部および窓を開いて吸引ポートから吸引すると,容器体の内部が負圧になり,気流が生じる。気流は,容器体の上部の流入ノズルから流入し,収容されている収容物に向かって吹き付ける流れをなす。これにより収容物が巻き上げられ,容器体内の空間部分の空気には収容物である粒状物あるいは粉末が混合された状態となる。このため,巻き上げられた粒状物あるいは粉末は,空気とともに,内部区画部材の上端開口部,窓,さらに下端開口部を介して内部区画部材の中に入り,吸引ポートから排出されていく。また,容器体内における底面では,突出形状部の存在により,吸引ポートからの吹き付け気流の向きが外向きに変えられ,収容物が残らず巻き上げられる。このため,吸引ポートからの吸引の作用により,収容物が残留することなく排出される。
本発明の自動排出コンテナでは,容器体が,上方が開口している本体と,本体における上方の開口部を塞ぐ脱着可能な蓋部材とを有し,流入ノズル部は蓋部材に形成されていることが好ましい。これにより,蓋部材を容器体から取り外した状態で収容物を受け入れるととに,蓋部材を取り付けた状態で吸引を行うことができる。また,開閉部材は,内部区画部材に装着されて上端開口部および窓を閉鎖するとともに,内部区画部材に装着された状態から上方に引き抜かれることで上端開口部および窓を開放するものであることが好ましい。これにより,収容物を受け入れた後,蓋部材を装着する前に,開閉部材を上方に引き抜くことで容易に,内部区画部材の上端開口部および窓を開くことができる。
この場合にさらに,吸引ポートが,内部区画部材における窓のうち最も上のものの上端から最も下のものの下端までの高さ方向範囲内の高さ位置に設けられていることが好ましい。これにより,窓を経由する流路の流路抵抗がより小さくて済む。
本発明の自動排出コンテナにおいてはさらに,側壁の周方向における複数箇所に吸引ポートおよび内部区画部材が設けられていることが望ましい。これにより,吸引ポートおよび内部区画部材が1箇所にのみ設けられている場合と比較して,ダストの排出を効率よく行うことができる。
本発明によれば,外部からの吸引により簡単に,内容物を残すことなく排出することができる自動排出コンテナが提供されている。
実施の形態に係る自動排出コンテナの本体の平面図である。 実施の形態に係る自動排出コンテナの本体の側面図である。 実施の形態に係る自動排出コンテナの蓋の平面図である。 実施の形態に係る自動排出コンテナの蓋の断面図である。 実施の形態における区画板の主要部をなすV字板の正面図である。 実施の形態における閉鎖板の正面図である。 実施の形態におけるコーンの展開図である。 吸引開始時の空気の流れを示す断面図である。 吸引開始後の空気の流れを示す断面図(その1)である。 吸引開始後の空気の流れを示す断面図(その2)である。 吸引開始後の空気の流れを示す断面図(その3)である。 吸引終了時の空気の流れを示す断面図である。 吸引終了時の空気の流れを示す平面図である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態に係る自動排出コンテナの本体1は,図1の平面図および図2の側面図に示すように構成されている。図2には,自動排出コンテナの内部の構造物を破線で示している。本体1は,全体としては大柄なバケツのような円筒状の容器であり,ダスト等の粒状物あるいは粉末を収容するためのものである。本形態の自動排出コンテナは,本体1に加えてさらに,図3の平面図および図4の断面図に示す蓋2を備えている。図1および図2は,蓋2を外した状態の本体1を描いたものである。
まず,本体1について説明する。本形態の自動排出コンテナの本体1は,側壁10と底板11とにより全体形をなしている。底板11は円板形状であり,その縁辺に上方向きに,円筒形状の側壁10が形成されている。この本体1自体は,蓋2で塞がれない限り,上方向きには開放している形状である。本体1には,次の3つの特徴的な構造がある。第1は,側壁10に設けられた吸引ポート14である。第2は,側壁10の内面側に設けられたダクト12である。第3は,底板11の上面に設けられたコーン13である。以下順次説明する。
吸引ポート14について説明する。吸引ポート14は,自動排出コンテナの収容物を外部から吸引するためのポートである。このため当然ながら吸引ポート14には側壁10を貫通する孔が開けられている。また本体1には,円周方向の2箇所に吸引ポート14が設けられている。2箇所の吸引ポート14は,本体1の中心に対して対称の位置に設けられている。吸引ポート14が設けられている位置の高さh1(厳密に言えば吸引ポート14の中心の高さ)は,図2の例では側壁10の全高h2の半分程度である。この吸引ポート14に対しては,外面側に,吸引のためのポンプ等と接続するホース類を装着できるようになっている。
次に,ダクト12について説明する。ダクト12は,吸引ポート14がある位置における,側壁10の内面側に設けられている。ダクト12は,上下方向に長い長尺状のものである。また,上方から見て,すなわち図1で見て,側壁10に近い側が広がったV字形をなしている。つまり全体としてペントルーフ形状をなしている。そのV字形の両端12aにて,側壁10の内面に密着して設けられている。図1の状態では,ダクト12の上端には傾斜板12bが設けられて塞がれている一方,ダクト12の下端12cは開口している。ただし後述するように,上端の傾斜板12bは吸引の実行時には除去される。
このダクト12により,本体1の内部空間が仕切られている。図1および図2の状態では,側壁10の内面とダクト12とにより仕切られる空間は,本体1の内部の中央部分の空間に,ダクト12の下端12cの開口のみによって繋がっている。なお,傾斜板12bの傾斜の向きは,本体1における外周寄りほど,つまり側壁10の内面に近いほど高く,中心寄りほど低い向きである。また,ダクト12の下端12cと底板11との間の間隔h3は,前述の高さh1の半分前後である。一方,ダクト12の上端(傾斜板12bにおける最高位置)12dは,ほぼ,本体1の上端付近の高さに位置している。
ダクト12についてさらに説明する。図5に,ダクト12の主要部分であるV字板12eの正面図(本体1の中心から見た図)を示す。もちろんV字板12eは上方から見れば,折り目12gを頂部とするV字形をなしている。図5から明らかなように,V字板12eには複数個の通気窓12fが形成されている。通気窓12fは,V字板12eのV字形の頂部の折り目12gの両側に跨って形成されており,縦に並べて配置されている。また,V字板12eの上部にはV字辺12jが形成されている。図2の状態でダクト12の上端を斜めにするためである。かかるV字板12eの両端辺12aが,本体1の内面に取り付けられる。
ダクト12と吸引ポート14との位置関係についてここで述べておく。吸引ポート14は,本体1の側壁10の内面側においては,このダクト12により仕切られる空間に対して開口している。そして吸引ポート14は,通気窓12fが形成されている高さ方向範囲内の高さの位置に形成されている。通気窓12fが形成されている高さ方向範囲とは,最も上の通気窓12fの上端から最も下の通気窓12fの下端までの範囲のことである。すなわち,吸引ポート14の高さ位置は,最も上の通気窓12fの上端と最も下の通気窓12fの下端との間にある。
図6に,V字板12eの通気窓12fを閉鎖する閉鎖板12hの正面図を示す。閉鎖板12hは,V字板12eと同様に上方から見て折り目12i頂部とするV字形をなしている。閉鎖板12hは,V字板12eと重ね合わせられたときに,通気窓12fをすべて閉鎖するのに十分な幅と長さを有している。また,閉鎖板12hの上端には,傾斜板12bが取り付けられて一体をなしている。前述のように傾斜板12bは,図1の状態でダクト12の上端を塞いでいるものである。以下,閉鎖板12hというときは傾斜板12bの部分を含むものとする。
なお,側壁10とダクト12とにより仕切られる空間は下端12cのみによって他の箇所と繋がっている旨を先に述べたが,むろんこれは,V字板12eに閉鎖板12hを装着した状態でのことである。V字板12eから閉鎖板12hを外した状態では,側壁10とダクト12とにより仕切られる空間は,ダクト12の下端12cのみならず,通気窓12fによっても,またダクト12の上端の開口によっても,中央の空間と繋がっている。
なお,V字板12eへの閉鎖板12hの装着に関しては,閉鎖板12hがV字板12eの内面側に装着される形式でも外面側に装着される形式でもどちらでもよい。内面装着の場合には,V字板12eの内面に適宜ガイドレール等を設けて,閉鎖板12hが適切な位置に固定して保持されるようにすることが望ましい。外面装着の場合には,V字板12eの外面に適宜ガイドレール等を設けることになる。いずれの場合でも,本体1の側壁10の内面へ取り付け済みのV字板12eに対し,閉鎖板12hを上方から抜き差しできるようになっていればよい。
続いて,コーン13について説明する。コーン13は,底板11の上面に設けられ,本体1の内部空間へ向けて突出する錐状の部分である。詳細は後述するがコーン13は,収容物を吸引ポート14から吸引したときに,収容物の一部が吸引されきらずに本体1内に残ることを防止するためのものである。本形態における図1,図2中のコーン13は,図7に示す扇形板13aの半径13b同士を合わせて縁辺部13cを底板11に取り付けたものである。このためコーン13は,円錐形状をなしている。すなわちコーン13の中心には,コーン13中で最も高い頂点13dがある。そしてコーン13は,頂点13dから離れるほど高さが低くなる形状のものである。
図2中におけるコーン13の半径R1は,側壁10の内法半径R2の半分前後である。また,図2中におけるコーン13の高さh4は,前述の間隔h3より少し大きく,半径R1と同等程度である。なお,コーン13の内部の空間,すなわちコーン13と底板11とに挟まれた部分の空間は,他の部分の空間とは繋がっていない。つまりこの部分の空間は,収容物の収容には用いられない。
本体1の側壁10には上記の他に,覗き窓15と,鍔部17とが設けられている。覗き窓15は,本体1内の収容物のおおよその量を外部から目視で把握できるようにするための透明部分である。鍔部17は,側壁10の上端にて図3,図4の蓋2を載せる箇所である。なお,本体1のサイズは,特に限定されるものではないが,概ね,側壁10の全高h2が700〜1500mm程度,側壁10の内法半径R2が250〜500mm程度である。
次に,蓋2について説明する。図3および図4に示した蓋2は,全体として円板状のものである。図4は,図3のA−A部の断面図である。蓋2は,開口しているノズル部20を中央に有している。ノズル部20は,外面側よりも内面側が小径であるテーパ状に形成されている。また,ノズル部20は,蓋2を本体1に装着した状態ではコーン13に対向する配置となる位置に形成されている。ノズル部20の内面側の開口半径R3は,45〜65mm程度である。テーパ形状の外面側の開口半径R4は,内面側の開口半径R3の2倍程度である。蓋2の主要部分をなすのは,ノズル部20の周囲のリング状の環状板部21である。蓋2はこの他,取っ手22,鍔部23,覗き窓25を有している。
取っ手22は,蓋2を脱着する際に作業者が手で持つための箇所である。鍔部23は,蓋2を本体1に被せた際に本体1の鍔部17の上に載る部位である。覗き窓25は,本体1内の収容物の状況を,蓋2を被せたままで上方から目視で把握できるようにするための透明部分である。
上記のように構成された本形態の自動排出コンテナの使用方法を説明する。本形態の自動排出コンテナの使用には,収容物を受け入れる受け入れ段階と,収容した収容物を吸引により排出する吸引段階との2段階がある。
受け入れ段階では,本体1に蓋2を被せない状態とする。そして,ダクト12のV字板12eに閉鎖板12hを装着した状態とする。つまり,本体1が上方に開口しており,ダクト12の通気窓12fや上端が閉鎖されている状態とする。さらに好ましくは,吸引ポート14の外面側を何らかのカバー部材で塞いでおく。この状態で,収容する粒状物あるいは粉末(以下,「ダスト」という)を上方から受け入れる。これにより,本体1の内部空間にダストが収容される。このときにおける本体1の中のダストの収容量を,覗き窓15により外部から概略把握することができる。
ただし,本体1の内部空間の中でも,ダクト12により仕切られている部分の空間にはダストがほとんど進入しない。前述のように当該空間は,ダクト12の下端12cでしか他の部分の空間と繋がっていないからである。このため,本体1がダストでほぼ満杯になった状態においても,吸引ポート14の内側には,ダストで充填されていない空洞の空間が残っている。また,前述のように,コーン13の内部空間にダストが進入することはない。
なお,上記の受け入れ段階を,本体1に蓋2を被せた状態で行ってもかまわない。その場合には,ダストを搬送してくる配管あるいはホースの先端を,蓋2のノズル部20の開口に差し込んだ状態で受け入れを行う。ただしその場合,配管あるいはホースの外面とノズル部20の開口との間にエア抜きのための隙間があることが望ましい。また,次の吸引段階で吸引ポート14に装着するホース類が,受け入れ段階を行う時点ですでに付いていてもかまわない。その場合には,吸引ポート14の外面側をカバーする必要はない。
続いて吸引段階について説明する。受け入れ段階の後で吸引段階を行う際には,ダクト12に装着されている閉鎖板12hを引き抜く。これにより,ダクト12の上端および通気窓12fが開放された状態となる。すなわち,ダクト12により仕切られている空間が,ダクト12の下端12cのみならず,通気窓12fによっても,また上端の開口によっても,中央の空間と繋がっている状態となる。このとき,開いた通気窓12fを通して,一部のダストがダクト12の中に進入しうるが,ダクト12の中がダストで充填されてしまう程ではない。また,引き抜き時に閉鎖板12hの傾斜板12b上に載っているダストは,引き抜き動作とともに滑り落ちて他のダストと一緒になる。このため,引き抜かれた閉鎖板12hとともにダストの一部まで汲み出してしまうことはない。
そして,吸引ポート14の外面側に,ポンプ等の吸引装置と接続するホース類を装着する。また,本体1に蓋2を被せる。この状態で,吸引ポート14からダストを吸引する。すると,本体1の内部が負圧となるため,図8に示すように蓋2のノズル部20から本体1内に向かって気流Bが吹き込む。この気流Bは,本体1内の中心部分を下向きに,溜まっているダスト30に対して吹き付けるように流れる。気流Bは,ノズル部20のテーパ形状により増速し,さらに本体1内における周囲の空気をも巻き込んで,ダスト30の中央部に当たる。
このため気流Bが当たった中央部のダスト30は,気流により巻き上げられる。これにより図9に示すように,巻き上げられたダスト31が本体1内の空気に混じっている状態となる。また,溜まっているダスト30は,中心部分が深く彫り込まれるような形で減少していく。巻き上げられたダスト31を含む空気は,ダクト12の上端の開口12kからダクト12内に流れ込み,吸引ポート14を経由して排出されていく(気流C)。なお,吸引によりダストが送られていく先は,焼却等の最終処分設備や,ダストを再資源化して使用する再生工程設備などである。
ここで,吸引開始時点では前述のようにダクト12内がほぼ空洞である。このため,吸引ポート14の内面側に空洞の空間が確保されている。これにより,吸引による負圧の発生作用が本体1内にまんべんなく伝達される。したがって,気流Bの吹き込みが確実に起こる。
図9の状態からさらに吸引を続行すると,図10に示すように,中心部分以外のダスト30も巻き上げられて次第に減少していく。このため,ダクト12の通気窓12fが,上のものから順に露出する。これにより,図9に示した気流Cに加えて,通気窓12fを経由してダクト12内へ流入する気流Dが生じる。したがって,この時点で巻き上げられたダスト31は,必ずしもダクト12の上端12kまで上昇しなくても吸引ポート14に吸い込まれることができる。
溜まっているダスト30がさらに減少すると,図11に示すように,ダクト12を下からくぐって下端12cを経由して吸引ポート14へ向かう気流Eも発生する。また,この時点ではコーン13がある程度露出している。気流Bは,コーン13と対向しているノズル部20から下向きに向かう気流である。つまり気流Bはコーン13に向かって流れていると言える。このため気流Bが分岐されてコーン13の斜面に沿って,本体1の底部へ向かう(気流F)。気流Fの方向には本体1の外向きに向かう成分が含まれている。このため,底板11の縁辺付近にわずかに残っているダスト30も,気流Fにより巻き上げられることになる。こうして,図12に示すように溜まったままのダスト30がほとんど残っていない状態に至る。
なお図11,図12では,気流Bが2本の気流Fに分岐しているように見えるが,実際には図13の平面図に示すように,気流Fは四方八方に広がっていく。そして,コーン13を降りきって底板11に達したところで向きを円周方向に変えて(矢印E),ダクト12を下からくぐって吸引ポート14に吸引されていくのである。つまり,矢印E,Fの気流は,底板11にごく近いところを流れていくのである。このように本形態の自動排出コンテナでは,吸引段階で本体1内の収容空間の至る所にまんべんなく気流が生じる。
このようにして吸引段階が実施される本形態の自動排出コンテナでは,吸引段階を,比較的簡素な吸引装置で実施できる。例えば,集塵機のようなありふれた機器で十分,ダストの吸引が可能である。その理由は,次の2点である。第1に,ダクト12の存在により,吸引開始時に吸引ポート14の内面側に空洞の空間が確保されていることである。これにより前述のように,吸引の作用が本体1の内部全体に速やかに伝わり,負圧となる。このため,吸引装置の吸引力がさほど強いものでなくても,ノズル部20から本体1の内部への気流Bを効果的に発生させることができる。
第2に,蓋2にノズル部20が形成されているので,本体1の内部が負圧になったことによる気流Bが,本体1の中心付近に集中して発生することである。このため,溜まっているダスト30を巻き上げるのに十分な力を持つ吹き付け気流Bが発生するのである。
また,本形態の自動排出コンテナでは,吸引後に残留するダストが非常に少ない。その理由は,コーン13の存在にある。すなわちコーン13の存在により,ノズル部20からの気流Bが分岐されて気流Fとして,本体1の底部の縁辺付近のダスト30をも確実に巻き上げるからである。また,底板11の中心付近における気流の澱みの発生が防止されていることも上げられる。
もしコーン13がないと,本体1の底部付近で外向きに向かう気流Fがうまく発生しない。このため底部の縁辺部のダスト30をうまく巻き上げることができない。また,図8中で矢印Fが二手に分かれていく狭間のところ,すなわちコーン13がある筈のところでは,気流がその部分だけで渦をなす澱み部となってしまう。このためこの部分に存在するダストもほとんど気流に巻き上げられることなくそのまま底板11上に残ってしまうことになる。本形態ではコーン13の存在により,これらのような現象が防止されている。したがって,本体1内にダストが残留することがほとんどないのである。
本形態の自動排出コンテナにおいては,前述の図2に示した各部の寸法について,好ましい範囲が存在する。
まず,吸引ポート14が設けられている位置の高さh1の好ましい範囲について説明する。高さh1が高すぎると,底板11付近に溜まっているダストの排出が困難である。底板11付近から吸引ポート14の位置までダストを気流で巻き上げることが困難だからである。一方,高さh1が低すぎると,受け入れ段階における吸引ポート14の内側の空洞空間の確保が難しくなる。底板11上に溜まったダストにより吸引ポート14の内側が充填されてしまいがちだからである。こうなると,吸引開始時に負圧が本体1の内部全体に伝わりにくい。このため,ノズル部20からの気流Bの発生が不十分となる。これを補うためには相当に強力な吸引装置が必要となる。
高さh1の好ましい範囲は,上記のことと,ダストの種類や状態(嵩比重や含水率等),使用する吸引装置の吸引力等により決まってくる。概ね,高さh1が側壁10の全高h2の1/4から3/5の範囲内程度である。図2の例もこの範囲内に入っている。全高h2を1000mm程度とすれば,だいたい250から600mmの範囲内程度となる。ただしこの範囲外では全く使い物にならないというわけでもない。ダストが比較的軽い種類のものであったり,吸引装置の吸引力が比較的強力であれば,上記の範囲外でも良好に使用できる場合はある。
次に,ダクト12の下端12の高さh3の好ましい範囲について説明する。まず高さh3は,高さh1以上であってはならない。高さh3が高さh1以上もあったのでは,ダクト12が吸引ポート14の内面側を覆っていることにならないからである。
そして高さh3は,高さh1未満の範囲内でさらに,高さh1の1/3から2/3の範囲内が好ましい。高さh3が高すぎると,高さh1が低すぎる場合と同様に,受け入れ段階における吸引ポート14の内側の空洞空間の確保が難しくなる。また,図12,図13中の気流E,Fが,底板11に十分に近いところを通らないこととなる。これでは底板11のすぐ上のダストの巻き上げが不十分となることがある。一方,高さh3が低すぎると,前述の気流Eに対する通気抵抗が大きく,気流Eの流量が不十分となる。これもまた底板11のすぐ上のダストの巻き上げが不十分となる原因となる。むろん高さh3についてもダストの種類や吸引装置の吸引力により左右される部分はあるが,概ね高さh1の1/3から2/3の範囲内であれば,過大な吸引力を要することなく広範な使用状況に対応できる。
続いて,コーン13の高さh4の好ましい範囲について説明する。高さh4は基本的に,高さh3とだいたい同じくらいの高さである。高さh4が低すぎると,気流の澱みを防止する効果が不十分である。このため高さh4は,高さh3の2/3程度またはそれ以上であることが望ましい。すなわちコーン13の頂点13dの高さは,ダクト12の下端12の高さの2/3よりは高いことが望ましい。一方,高さh4が高すぎると,自動排出コンテナの実質の容量がコーン13の体積に食われてしまう。このため高さh4は,側壁10の全高h2の1/3未満であることが望ましい。むろん図2の例における高さh4もこの範囲内に入っている。
次に,コーン13の半径R1の好ましい範囲について説明する。半径R1が小さすぎると,コーン13の斜面が急峻となるので,結局その周囲にある程度の気流の澱み部ができてしまう。これでは,排出しきれないダストが残ってしまう。逆に半径R1が大きすぎると,高さh3が低すぎる場合と同様に,気流Eの経路の通気抵抗が大きくなってしまう。よって半径R1は,側壁10の内法半径R2の1/3〜2/3の範囲内程度がよい。例えば半径R2が350mm程度である場合,半径R1は120〜235mmの範囲内程度がよい。むろんコーン13のサイズ(高さh4,半径R1)についても,ダストの種類や吸引装置の吸引力により左右される傾向はあるが,上記の範囲内であれば広範な使用状況に対応できる。
続いて,ノズル部20の開口半径R3を設定する上での考え方を説明する。開口半径R3が小さすぎると,吸引段階での吸引抵抗が大きく,強力な吸引装置が必要となってしまう。一方,開口半径R3が大きすぎると,流入気流Bの中央部への集中が不十分となってしまう。これにより,底板11付近を通る気流E,Fの流量が不十分となる場合がある。このため開口半径R3は,気流Bのエネルギー,つまり風速と風量の積が最大となるように定められるべきである。
例えば既存の木屑用バッグフィルターシステムに適合させる用途であって対象とするダストの種類が木屑である場合,製材所等に通常ある集塵機等が吸引装置として用いられる。この前提下で高速の気流Bが生み出されるように開口半径R3が設定される。そしてノズル部20の外面側の開口半径R4については,(1)外部の大気からノズル部20への吸い込み時の流速が速すぎると通気抵抗が大きくなってしまうこと,(2)蓋2が厚すぎると重量の点で不利であること,(3)気流Bを真っ直ぐ下へ向かわせたいこと,を総合的に考慮すると,開口半径R3の2倍程度が好ましい。この開口半径R3,R4についてもダストの種類や吸引装置の吸引力により左右される傾向はやはりあるが,上記の前提であれば通常の集塵機の吸引力程度でも十分に対応できる。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,ダストを受け入れた後の吸引時に本体1内の収容空間内に,収容しているダストを巻き上げるのに十分な気流が生じるようにして,収容しているダストが残らず空気に混じって排出されるようにした自動排出コンテナが実現されている。これにより,コンテナを昇降させたり回転させたりする必要なく,空気の吸引力のみでダストの排出ができるようになっている。また,各部の寸法を適宜設定することにより,さほど強力な吸引装置でなくても十分にダストの排出ができるものである。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,前記実施の形態では,吸引ポート14を本体1の側壁10の円周方向の2箇所に設けたが,このことは必須ではない。1箇所だけでもよいし,逆に3箇所以上でもよい。ただし1箇所だけだと,吸引装置として吸引力がある程度強力なものが必要なので,2箇所以上に吸引ポート14があることが望ましい。
また,1つのダクト12に対して吸引ポート14が1つだけであることも必須ではない。すなわち,1つのダクト12に対して複数の吸引ポート14を縦方向に配置してもよい。また,ダクト12(V字板12e)の形状は,V字形に限られない。U字形でもよいし四角形,台形などであってもよい。また,通気窓12f自体も,図5等に示した上下方向に断続して設けられたものに限らず,縦方向に連続した形状の窓であってもよい。また,通気窓12fの開閉方式は,閉鎖板12hの差し込み・引き抜きによるものに限らない。閉鎖板を水平方向にスライド移動させることによるものや,扉状の部材の煽り動作によるもの等であってもよい。
また,コーン13の形状は,円錐形状に限らず多角形錐形状やドーム形状でもよい。ただし,円錐形状が最も作りやすい。また,気流の澱み部の発生を確実に防止するという点では,円錐形状や多角形錐形状のように頂点13dがあった方がよい。また,本体1の全体を上方から見た平面形状も,円形に限定されるものではない。楕円形や多角形であってもよい。
1 本体(容器体)
10 側壁
11 底板
12 区画板(内部区画部材)
12b 傾斜板(開閉部材)
12c 区画板の開口している下端
12f 通気窓
12h 閉鎖板(開閉部材)
12k 区画板の開口している上端
13 コーン(突出形状部)
14 吸引ポート
2 蓋
20 ノズル部

Claims (4)

  1. 内部の収容空間に粒状物あるいは粉末を収容する容器体と,
    前記容器体の底面に設けられ収容空間に向けて突出する突出形状部と,
    前記容器体の側壁に設けられた吸引ポートと,
    前記容器体の側壁の内面側に前記吸引ポートを内部空間側から覆うとともに,上端開口部と,下端開口部と,前記上端開口部と前記下端開口部との間の高さ位置に配置された窓とが形成されている内部区画部材と,
    前記内部区画部材の前記上端開口部および前記窓を開閉する開閉部材とを有し,
    前記容器体における前記突出形状部と対向する位置に,内部への空気の流入を許容する流入ノズルが設けられていることを特徴とする自動排出コンテナ。
  2. 請求項1に記載の自動排出コンテナにおいて,
    前記容器体は,上方が開口している本体と,前記本体における上方の開口部を塞ぐ脱着可能な蓋部材とを有し,
    前記流入ノズル部は前記蓋部材に形成されており,
    前記開閉部材は,前記内部区画部材に装着されて前記上端開口部および前記窓を閉鎖するとともに,前記内部区画部材に装着された状態から上方に引き抜かれることで前記上端開口部および前記窓を開放するものであることを特徴とする自動排出コンテナ。
  3. 請求項2に記載の自動排出コンテナにおいて,
    前記吸引ポートは,前記内部区画部材における前記窓のうち最も上のものの上端から最も下のものの下端までの高さ方向範囲内の高さ位置に設けられていることを特徴とする自動排出コンテナ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の自動排出コンテナにおいて,
    前記側壁の周方向における複数箇所に前記吸引ポートおよび前記内部区画部材が設けられていることを特徴とする自動排出コンテナ。
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