JP5393412B2 - 受信装置および復調方法 - Google Patents

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Description

本発明は、受信信号に基づいて無線伝送路を推定する受信装置および復調方法に関する。
ディジタル無線通信システムでは、送信信号が建物などに反射して起こるマルチパスフェージングや端末の移動によって起こるドップラ変動等により、伝送路の周波数選択性および時間変動が発生する。受信装置は、そのような環境の中で、データタイミングを推定し、フレーム同期を行い、復調を行う必要がある。
たとえば、下記特許文献1では、伝送路推定を行い受信信号のレプリカを作成し、レプリカと受信信号との相関値に基づいてタイミング推定を行う手法が提案されている。この手法では、少ないパイロットシンボルを用いて正確な伝送路推定を得ることができるが、時間変動の速い伝送路に追従できないといった欠点がある。そのため、タイミング誤差を吸収する為に前置フィルタを用いる必要がある。
前置フィルタを用いてタイミング誤差を吸収する方法では、伝送路の時間変動に対応できない場合がある。そのため、逐次更新式アルゴリズムを用いて、前置フィルタおよび判定帰還形等化器のタップを更新する手法も提案されている(たとえば、下記特許文献2および特許文献3参照)。
また、たとえば、下記特許文献4、特許文献5および非特許文献1では、変動する伝送路に対応する受信装置が提案されている。これらの受信装置は、テイラー級数を用いて、変動する雑音や伝送路を推定する方式を採用している。
特開2009−118175号公報 特開2005−159467号公報 特開2001−177451号公報 特開2004−264816号公報 特開2008−501272号公報
D.K.Borah and B.D.Hart,"Robust receiver structure for time−varying frequency−flat Rayleigh fading channels",IEEE Trans. On Commun. Vol.47,no.3,March 1999,pp.360−364.
しかしながら、上記特許文献2および特許文献3に記載の技術によれば、逐次更新式アルゴリズムを用いてタップを更新する。そのため、タップの収束が遅く、処理時間がかかる、という問題があった。
また、上記特許文献4、特許文献5および非特許文献1では、変動する雑音や伝送路を推定する手法は示されているが、伝送路の時間変動の影響等によりタイミング誤差が生じた場合の対応策が示されていない。そのため、タイミング誤差が生じた場合に伝送路を高精度に推定することができない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、伝送路が時間変動する場合にも伝送路を高精度にかつ効率的に推定することができる受信装置および復調方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、受信信号の復調を行なう受信装置であって、受信信号に対してそれぞれ遅延時間が異なるように設定されたN個(Nは1以上の整数)のタップを用い、タップごとにタップ係数を乗算し、タップごとの乗算後の信号を加算して加算信号として出力する前置フィルタと、前記加算信号と自身の処理結果とに基づく判定結果に対してそれぞれ遅延時間が異なるように設定されたL個(Lは1以上の整数)のタップを用い、タップごとにタップ係数を乗算し、タップごとの乗算後の信号を加算して自身の処理結果とする判定帰還型フィルタと、前記受信信号と前記受信信号に対応する送信シンボルとに基づいて、前記前置フィルタのタップ係数を算出し、また、求めたタップ係数と前記受信信号と前記受信信号に対応する送信シンボルとに基づいて、L個のタップごとの前記判定帰還型フィルタのタップ係数をそれぞれ所定の次数で級数展開した際の係数である級数展開係数を求め、前記級数展開係数に基づいて前記判定帰還型フィルタのタップ係数を算出するタップ更新手段と、前記加算信号と前記判定帰還型フィルタの処理結果とに基づいて、シンボル判定を行なう手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前置フィルタと判定帰還型フィルタの両方を用いて受信処理を行う場合に、受信信号に基づいて、前置フィルタのタップと判定帰還型フィルタのタップを更新する際に、判定帰還型フィルタについては級数展開した係数を推定し、級数展開した係数に基づいて判定帰還型フィルタのタップを更新するようにしたので、伝送路が時間変動する場合にも伝送路を高精度にかつ効率的に推定することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の送信装置の機能構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1のデータおよびパイロットシンボルの構成の一例を示す図である。 図3は、テイラー級数展開を用いた関数推定の一例を示す図である。 図4は、±5サンプル間のfの推定の一例を示す図である。 図5は、実施の形態1の受信装置の構成例を示す図である。 図6は、実施の形態1のタップ更新手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態のデータおよびパイロットシンボルの構成の一例を示す図である。 図8は、係数の数Mの設定タイミングの一例を示す図である。 図9は、係数の数Mの設定タイミングの一例を示す図である。 図10は、パイロットシンボルを用いた場合のタップ更新処理方法の一例を示す図である。 図11は、実施の形態2のタップ更新処理方法の一例を示す図である。 図12は、復調データシンボルを用いて反復して推定を行なう場合のタップ更新処理手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、反復して推定を行なう場合の実施の形態3のタップ更新処理手順の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる受信装置および復調方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる送信装置の実施の形態1の機能構成例を示す図である。図1に示すように、本発明にかかる送信装置は、送信する情報ビットをPSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の変調方式に基づいてシンボルマッピングするシンボルエンコーダ1と、送信アンテナ2と、で構成される。本発明にかかる送信装置は、従来の送信装置と同様である。なお、送信装置が送信する送信信号に適用する変調方式は、PSK、QAMに限らずどのような変調方式を用いてもよい。
Qを2のべき乗の整数とし、送信装置のシンボルエンコーダ1は、log2Qビットの情報ビットをQ個の信号点の1点にマッピングし、送信アンテナ2へ出力する。送信アンテナ2は、マッピングされた信号(シンボル)を無線信号として送信する。
以下、本実施の形態の動作を説明する。まず、時刻(1シンボル時間ごとに離散化した時刻)kに送信された情報ビットをbk=[bk,1,bk,2,…,bk,lQ](lQ=log2Q)とし、シンボルエンコーダ1から出力されるシンボルをskとする。また、本実施の形態の説明で用いる記号を以下に示す。
s:シンボル時間(秒)
M:級数展開パラメータ(級数展開の項の数)
OS:1シンボル時間のオ−バサンプル数
T:パイロットシンボル数
FB:推定する伝送路タップ数
L:伝送路におけるマルチパスの数
N:級数展開を行う範囲
MEM:復調中に推定を行う際に必要なシンボル数
[A]i,j:行列Aの(i,j)要素
なお、Diag(a)は、対角成分をベクトルaとする、対角行列(対角成分以外の成分は0)を表すこととする。
図2は、本実施の形態のデータおよびパイロットシンボルの構成の一例を示す図である。s0からsNT-1は、既知のビットパターンを送信するためのパイロットシンボルであり、sNTからsN-1は、データシンボルである。なお、図2の構成例は一例であり、パイロットシンボルの数やデータシンボルの数、パイロットシンボルの配置はこれに限らず、NT個のパイロットシンボルが、所定の数のデータシンボルの前または後ろに挿入されている構成であればどのような構成としてもよい。ATは行列Aの転置を示す。
ここで、級数展開について説明する。関数f(t)を、M個の係数gi(i=1,2,…,M−1)および級数θi(t)を用いて級数展開すると、以下の式(1)のようになる。
Figure 0005393412
級数展開に用いる関数の例としては、テイラー関数やフーリエ関数などがある。たとえばテイラー関数を用いる場合、θi(t)=tiとなる。図3は、テイラー級数展開を用いた関数推定の一例を示す図である。図3は、M=3とした場合の例を示しており、tについての0次関数(定数)、1次関数、2次関数のそれぞれの和としてf(t)を近似する概念を示している。
ここで、関数f(t)を、tの異なるN点でサンプリングした(Nサンプルの)結果をf(太字)=[fN-1,fN-2,…,f0Tとすると、f(太字)の級数展開は、以下の式(2)のように表すことができる。
Figure 0005393412
なお、上記式(2)では、サンプリングされたθi(t)を、c0:N-1,i=[cN-1,i,cN-2,i,…,c0,iTとして示している。
Nサンプルのf(太字)の要素を推定する場合、N個の要素を推定することになる。これに対し、級数展開を用いると、θi(t)は既知であるため、係数g0〜gM-1を推定すればよいため、推定対象の要素の数をN個からM(M<N)個に減らすことができる。したがって、推定精度を向上させることができる。
図4は、±5サンプル間のf(太字)の推定の一例を示す図である。図4では、f(太字)をn=−5からn=+5の10点を推定する際、級数展開(2次までの展開とする)を用いると、g0,g1,g2の3つの係数の推定を行えばよいことを示している。
つぎに、図1で説明した送信装置から送信された送信信号を受信する受信装置について説明する。送信装置が送信した送信信号s(t)には、受信装置で受信される際、時間変動する周波数選択性伝送路によって振幅と位相に乱れが生じる。この振幅と位相に乱れが生じた受信信号y(t)は、周知の伝送路モデルを用いて以下の式(3)のように表すことができる。なお、ここでは伝送路(パス)数をLとし、hl(t)はl番目の伝送路の伝送路モデルを表す。
Figure 0005393412
上記式(3)に示した受信信号y(t)は以下の式(4)に示すよう級数展開を用いて推定することができる。
Figure 0005393412
受信装置での同期処理でサンプルタイミングにτD秒のずれが生じた場合、サンプル処理後の受信信号yk[m]は、以下の式(5)で定義する。なお、サンプル処理では、1シンボル時間をNOS分割した時間間隔でサンプリングを行うこととする。また、mは、シンボル内のサンプル番号を表す。
Figure 0005393412
つぎに、受信装置での伝送路推定について説明する。以上で述べた級数分解を用いた判定帰還により伝送路推定を行う受信装置の動作を説明する。図5は、本実施の形態の受信装置の構成例を示す図である。図5では、受信装置のうち、伝送路推定に関連する部分を示しており、従来の受信装置の構成と同様である。図5に示すように、本実施の形態の受信装置は、遅延器11−1〜11−(LFF−1)と、乗算器12−1〜12−LFFと、加算器13と、遅延器14−1〜14−LFBと、乗算器15−1〜15−LFBと、加算器16と、加算器17と、Decision Maker(判定部)18と、を備える。
遅延器11−1〜11−(LFF−1)と、乗算器12−1〜12−LFFと、加算器13と、はタイミングずれを吸収するための前置フィルタ(FFF:Feedforward Filter)20を構成する。LFFは、FFF20のタップ数である。遅延器11−1〜11−(LFF−1)は、入力された受信信号に対してそれぞれ異なる遅延を与える。乗算器12−j(j=2〜LFF)は、それぞれに設定されたタップfFF jを、遅延器11−(j−1)の出力に乗算する。なお、乗算器12−1は、遅延を与えない受信信号に設定されたタップFFF200を乗算する。そして、加算器13は、乗算器12−1〜12−LFFの乗算結果を加算し、加算器17へ出力する。
加算器17は、加算器13の加算結果と、加算器16の加算結果を加算して、Decision Maker(判定部)18へ出力する。Decision Maker18は、入力された信号に基づいてシンボル判定を行い、シンボル判定結果を遅延器14−1へ出力し、また、判定処理の終了時には、判定したシンボルskを出力する。
また、遅延器14−1〜14−LFBと、乗算器15−1〜15−LFBと、加算器16と、は判定帰還型フィルタ(FBF:Feedback Filter)21を構成する。遅延器14−1〜14−LFBは、Decision Maker18から入力された判定結果に対してそれぞれ異なる遅延を与える。乗算器15−j(j=1〜LFB)は、それぞれに設定されたタップFBF21jを、遅延器11−jの出力に乗算する。そして、加算器16は、乗算器12−1〜12−LFFの乗算結果を加算し、加算器17へ出力する。
つぎに、本実施の形態の級数分解を用いたタップ更新処理について説明する。上記の図5に示した受信装置の加算器17の出力(FFF20の出力とFBF21の出力との和)は、以下の式(6)で表すことができる。
Figure 0005393412
本実施の形態では、fFF jおよびfFB jをパイロットシンボルを用いて推定するが、この際、FBF21jを係数(級数展開の係数)を用いて推定する。パイロットシンボルを以下の式(7)に示すように定義し、受信信号行列を以下の式(8)のように定義する。なお、この例では、パイロットシンボルがデータフレームの前に配置されるとする。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
FFF20とFBF21の各々のタップの値の更新は個別に行う。ここで、行列Aを以下の式(9)に示すように定義する。行列Aのサイズは、(NT−LFB)×(LFF+LFB・M)である。なお、Cx:x+m=[cx:x+m,0,cx:x+m,1,…,cx:x+m,M-1],SD x:x+m=Diag{sx:x+m}とする。
Figure 0005393412
また、希望信号と等化器用タップの関係を以下の式(10)のように定義する。ベクトルtは、FFF20用のタップを示すベクトルf(太字)FFとFBF21のタップfFB jを級数展開した係数のベクトルをg(太字)jとするとき、以下の式(11)で定義するベクトルである。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
ベクトルtの推定値は、以下の式(12)に従って求めることができる。
Figure 0005393412
上記のベクトルtの推定値を求めることにより得られるFFT用タップのベクトルの推定値f(ハット)FFを受信装置の乗算器12−1〜12−LFFにそれぞれ設定したとすると、FFF20の出力信号ベクトルz(太字)は、以下の式(13)で表すことができる。
Figure 0005393412
そして、式(13)で示したFFF20の出力信号を用いてFBF21のタップの係数(級数展開した係数)の推定を行う。ここで、行列Bを以下の式(14)のように定義する。
Figure 0005393412
行列Bのサイズは、(NT−LFB)×(M・(LFB+1))である。FFF20の出力信号とFBF21の係数との間では、以下の式(15)に示すような関係が成り立つ。なお、g(太字)0:LFBの定義は以下の式(16)に示す。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
g(太字)0:LFBの推定値は、以下の式(17)に従って求めることができる。
Figure 0005393412
ここで、FFF20の出力を以下の式(18)のように定義し、シンボル系列sk:k-LFB=[sk,sk-1,…,sk-LFBTとすると、復調(skの推定)は、以下の式(19)に従って行うことができる。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
ここでは、FBF21用のタップのm番目の要素を以下の式(20)で表すこととする。FBF21用のタップの各要素はサンプル毎に更新する。なお、cT k-m=[ck-m,0,ck-m,1,…,ck-m,M-1Tである。
Figure 0005393412
上記式(12)および上記式(17)を用いたFFF20のタップおよび係数の推定は、反復して行うことができる。本実施の形態では、反復してこれらの推定を行うこととする。図6は、本実施の形態のタップ更新手順の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、以下のタップ更新手順をDecision Maker18が実施することとするが、これに限らず、タップ更新手段を別途備え、同様の処理を行うようにしてもよい。
まず、Decision Maker18は、初期設定として、FFF20タップとFBF21の係数(タップ値を級数展開した係数)とを以下の式(22)に従って初期化し、その結果に基づいて、式(23)に従ってFFF20の出力信号を求める(ステップS11)。なお、m番目に更新された係数およびタップは以下の式(21)に示すように表すこととする。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
Figure 0005393412
式(23)で求めた結果を用いて、以下の式(24)に従って係数を求める(ステップS12)。
Figure 0005393412
カウンタ(i)の初期化(i=0とする)を行う(ステップS13)。以下の式(25)に従って受信信号の推定値を求める(ステップS13)。
Figure 0005393412
受信信号の推定値を用いて、以下の式(26)を計算し、計算結果に基づいてFFF20のタップと係数の更新を行う(ステップS14)。
Figure 0005393412
以下の式(27)に従ってFFF20の出力信号を求める(ステップS16)。
Figure 0005393412
以下の式(28)に従ってFBF21の係数を更新し、更新した係数に対応するタップ値に更新する(ステップS17)。
Figure 0005393412
カウンタをインクリメントする(i=i+1:ステップS18)。カウンタiが設定した反復回数NMAXより大きいか否かを判断する(ステップS19)。iがNMAXより大きい場合(ステップS19 Yes)は処理を終了し、iがNMAX以下である場合(ステップS19 No)は、ステップS14に戻る。
以上のタップ更新処理をパイロットシンボル区間で実施し、その後のデータシンボル区間では、タップ更新処理によって更新されたタップを用いて復調を行なう。なお、タップ更新処理での反復回数(NMAX)を増やすことにより伝送路推定精度を向上させることができる。
なお、以上の説明では、簡略化のため、図2に示したフレーム構成を前提としたが、これに限らず、データシンボル区間の間にパイロットシンボル区間が挿入されるようなフレーム構成としてもよい。図7は、データシンボル区間の間にパイロットシンボル区間が挿入されるフレームの構成例を示す図である。このようにデータシンボル区間の間にパイロットシンボル区間が挿入されるようなフレーム構成の場合には、パイロットシンボル区間で上記のタップ更新処理を実施し、データシンボル区間では設定された係数で復調を行なうようにすればよい。
また、級数展開の係数の数Mは、適応的または非適応的に設定することができる。適応的に設定する場合、たとえば、パイロット区間(パイロットブロック)で受信信号推定誤差やチャネル推定誤差を求め、それらの誤差に基づいてMを設定してもよい。また、データシンボル区間(データシンボルブロック)で受信信号推定誤差やチャネル推定誤差等を求め、それらの誤差に基づいてMを設定してもよい。また、たとえば、あらかじめ最大ドップラ周波数が解るなどには、最大ドップラ周波数に基づいて非適応的に適切なMの値を設定しておいてもよい。また、あらかじめMの値を設定しておき、その後必要に応じて、上述の適応的な設定を行なうようにしてもよい。
図8および図9は、係数の数Mの設定タイミングの一例を示す図である。図8は、パイロットシンボルブロックでMを設定する例を示しており、図9は、パイロットシンボルブロックとデータシンボルブロックの両方でMを設定する例を示している。なお、データシンボルブロックでMを変更した場合には、パイロットシンボルブロックで行なったタップ更新処理をそのパイロットシンボルブロックでの受信信号を用いて、再度実施し、タップを更新するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、FFF20とFBF21の両方を用いて受信処理を行う場合に、パイロットシンボルに対応する受信信号に基づいて、FFF20のタップとFBF21のタップを級数展開した係数とを求め、級数展開した係数に基づいてFBF21のタップを求めるようにした。そのため、伝送路が時間変動する場合にも伝送路を高精度にかつ効率的に推定することができる。また、FFF20のタップとFBF21のタップを級数展開した係数とを反復して行なうことにより、より精度よく伝送路を推定することができる。
実施の形態2.
つぎに、本発明にかかる実施の形態2のタップ更新方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の送信装置および受信装置の構成は実施の形態1と同様である。
実施の形態1では、パイロットシンボルを用いてタップ更新処理を行った。図10は、パイロットシンボルを用いた場合のタップ更新処理方法の一例を示す図である。一方、パイロットシンボルに限らず、データシンボルの復調結果(復調データシンボル)を用いて同様にタップ更新を行なうことができる。この場合、タップの更新タイミングがパイロットシンボル区間に限定されないため、頻繁にタップを更新することができ、高速変動する伝送路の追尾能力を実施の形態1に比べさらに向上できる。したがって、本実施の形態では、パイロットシンボルと復調データの両方を用いてタップ更新処理を実施する。
図11は、本実施の形態のタップ更新処理方法の一例を示す図である。復調データを用いる場合、実施の形態1で示した式(9)および式(14)では、パイロットシンボルの変わりに復調データシンボル(復調されたデータシンボル)を用いて、行列Aおよび行列Bを求めることになる。
以下、復調データシンボルを用いて、FFF20のタップとFBF21のタップの級数展開の係数とを推定する処理(タップ更新処理)手順の一例を説明する。基本的な処理は、パイロットシンボルの代わりに復調データシンボルを用いる以外は、実施の形態1で説明したパイロットシンボルを用いた場合と同様である。パイロットシンボルを用いた場合と異なる点を中心に説明する。
時刻kで推定を開始する。推定用メモリの長さ(シンボル数)NMEMは以下の式(29)で示すように設定する。このとき、受信信号行列Ykを以下の式(30)に示すように定義する。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
時刻kまでの復調結果をs(ハット)kとし、実施の形態1で示した式(9)の替わりに、行列Aを以下の式(31)に示すように定義する。
Figure 0005393412
なお、行列AのサイズはNMEM×(LFF+LFB・M)である。FFF20のタップの更新は以下の式(32)に従って行う。
Figure 0005393412
上記の式(32)に従って求めたFFF20のタップf(ハット)k,FFをFFF20に設定し、FFF20の出力信号を以下の式(33)に示すように定義する。
Figure 0005393412
そして、FFF20の出力信号を用いて以下のようにFBF21の係数(級数展開の係数)の推定を行なう。ここで、行列Bkを以下の式(34)で示すように定義する。
Figure 0005393412
行列Bkのサイズは、NMEM×(M・(LFB+1))である。そして、FFF20の出力信号とFBF21の係数との間には、以下の式(35)に示す関係が成り立つ。
Figure 0005393412
係数g0,LFBの推定値g(ハット)0,LFBは、以下の式(36)に従って求めることができる。
Figure 0005393412
以上の手順により、復調データシンボルを用いてFFF20のタップとFBF21の係数との更新を行なうことができるが、パイロットシンボルを用いた場合と同様に、反復して推定を行なうこともできる。
図12は、復調データシンボルを用いて反復して推定を行なう場合のタップ更新処理手順の一例を示すフローチャートである。図12に示すように、反復して推定を行なう場合、まず、以下の式(37)に示すようにFFF20のタップとFBF21の係数との初期化を行い、初期化された値に基づいて以下の式(38)に従ってFFF20の出力を求める(ステップS21)。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
以下の式(39)に従って、FBF21の係数を求める(ステップS22)。
Figure 0005393412
カウンタiの初期化(i=0)を行なう(ステップS23)。以下の式(40)に基づいて、受信信号の推定値を求める(ステップS24)。
Figure 0005393412
受信信号の推定値を用いて、以下の式(41)に従ってFFF20のタップとFBF21の係数との推定値を求め、推定値に対応してFFF20のタップを設定する(ステップS25)。
Figure 0005393412
ステップS25の推定値に基づいて、以下の式(42)に従ってFFF20の出力を求める(ステップS26)。
Figure 0005393412
以下の式(43)に従って、FBF21の係数の推定値を求め推定値に対応してFBF21のタップを設定する(ステップS27)。
Figure 0005393412
カウンタiをインクリメントする(i=i+1:ステップS28)。カウンタiが設定した反復回数NMAXより大きいか否かを判断する(ステップS29)。iがNMAXより大きい場合(ステップS29 Yes)は処理を終了し、iがNMAX以下である場合(ステップS29 No)は、ステップS24に戻る。データシンボルを用いたタップの更新処理は実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、データシンボルを復調した復調データシンボルを用いて実施の形態1と同様にFFF20のタップとFBF21のタップを更新するようにした。そのため、実施の形態1に比べ、タップの更新頻度を向上させることができ伝送路の時間変更への適応能力が増し、さらに伝送路推定精度が向上する。また、パイロットシンボルと復調データシンボルを用いて、上記の実施の形態の様にタップ更新および復調を行う事も可能である。
実施の形態3.
つぎに、本発明にかかる実施の形態3のタップ更新方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態の送信装置の構成は実施の形態1と同様であるが、受信装置は、最尤系列推定器(MLSE:Maximum Likelihood Sequence Estimator)を用いた伝送路推定を行なうとする。
MLSEでは、各系列仮定に対してそれぞれFFF20のタップとFBF21の係数(タップの級数展開の係数)を推定することができる。s0からsN-1のN個のデータシンボル(Nシンボル)についてMLSEによる推定を行う場合、QNの仮定が存在する。Nシンボル分の受信信号行列YN-1を以下の式(44)に示すように定義する。
Figure 0005393412
系列仮定iのNシンボルの推定をs(ハット)0{i},…,s(ハット)N-1{i}とするとき、実施の形態1で示した式(9)の替わりに行列AN-1{i}を以下の式(45)に示すように定義する。なお、ここでは簡略化のため、s(ハット)-1からs(ハット)-LFB+1はパイロットシンボル等とし、既知とする。
Figure 0005393412
行列AN-1{i}のサイズはN×(LFF+LFB・M)である。FFF20のタップの更新は以下のように行なうことができる。まず、FFF20のタップとFBF21の係数の推定値を以下の式(46)で示すように定義する。
Figure 0005393412
以下の式(47)に従って、t(ハット)N-1{i}を求める。
Figure 0005393412
式(47)に従って求められるFFF20のタップf(ハット)N-1,FF{i}をFFF20に設定し、FFF20の出力信号を以下の式(48)に示すように定義する。
Figure 0005393412
上記のFFF20の出力信号を用いてFBF21の係数の推定を行なう。まず、行列Bkを以下の式(49)に示すように定義する。
Figure 0005393412
行列Bkのサイズは、N×(M・(LFB+1))である。FFF20の出力信号と、FBF21の係数との間には、以下の式(50)に示す関係が成り立つ。
Figure 0005393412
係数gN-1,0:LFBの推定値g(ハット)N-1,0:LFBを以下の式(51)に示すように定義する。
Figure 0005393412
g(ハット)N-1,0:LFBは以下の式(52)に基づいて求めることができる。
Figure 0005393412
仮定iにおけるシンボル系列をs(ハット)k:k-LFBを以下の式(53)に示すように定義する。最尤仮定は以下の式(54)に基づいて行なう。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
FBF21のタップのm番目の要素は、以下の式(55)のように表すことができる。
Figure 0005393412
以上のように、FFF20のタップとFBF21のタップの推定値を求めることができる。なお、実施の形態1、実施の形態2と同様に反復して推定を行なうようにしてもよい。
図13は、反復して推定を行なう場合の本実施の形態のタップ更新処理手順の一例を示す図である。まず、仮定の番号を示すjを初期化(j=0)する(ステップS31)。以下の式(56)に示すようにFFF20のタップとFBF21の係数の初期化を行う(ステップS32)。
Figure 0005393412
初期化の値に基づいてFFF20の出力信号を以下の式(57)に従って求める(ステップS33)。
Figure 0005393412
FBF21の係数を以下の式(58)に従って求める(ステップS34)。
Figure 0005393412
カウンタiの初期化を行なう(i=0:ステップS35)。受信信号の推定値を以下の式(59)に従って求める(ステップS36)。
Figure 0005393412
受信信号の推定値に基づいてFFF20のタップとFBF21の係数の推定値を以下の式(60)に基づいて求める。FFF20のタップを推定値に更新する(ステップS37)。
Figure 0005393412
FFF20の出力信号を以下の式(61)に従って求める(ステップS38)。
Figure 0005393412
FBF21の係数の推定値を以下の式(62)に従って求める(ステップS39)。
Figure 0005393412
カウンタiをインクリメントする(i=i+1:ステップS40)。カウンタiが設定した反復回数NMAXより大きいか否かを判断する(ステップS41)。iがNMAX以下である場合(ステップS41 No)は、ステップS36に戻る。
iがNMAXより大きい場合(ステップS41 Yes)は、以下の式(63)に従って、FBF21のタップを更新し、仮定jにおける推定誤差を以下の式(64)に従って計算する(ステップS42)。
Figure 0005393412
Figure 0005393412
jをインクリメントする(j=j+1:ステップS43)。
j≧QNであるか否かを判断する(ステップS44)。j≧QNである場合(ステップS44 Yes)、以下の式(65)に従って、推定誤差の一番小さい仮定j(ハット)を選択し、そのjに対応するタップにFFF20およびFBF21を設定し、jに対応する系列を復調結果とする(ステップS45)。j≧QNでない場合(ステップS44 No)、ステップS32に戻る。
Figure 0005393412
このように、仮定する全ての系列に対し反復推定を行うことにより、データ復調と伝送路推定を同時に行うことができる。また、系列毎に伝送路推定を行うため推定精度も向上する。
一例として、送信信号がBPSKであり、送信信号skが以下の式(66)で表すことができるとする。N=5とし5シンボルの推定を行なう場合、可能な系列の数は25=32通り存在する。また、送信信号が64QAMの場合にN=5とすると、可能な系列の数は645=1073741824通り存在する。このようにNまたはQの値が大きくなると、MLSEでは多くの演算量を必要とする。演算量を削減するために、演算量を低下させたアルゴリズムを用いてもよい。たとえば「H.Kubo,K.Murakami and T.Fujino,“Adaptive maximum−likelihood sequence estimation by means of combining equalization and decoding in fading channels”,IEEE J.Select.Areas of Commun.,vol.13,no.1,pp.102−109,Jan.1995.」には、低演算量でMLSEに近い誤り率特性となる復調手法が開示されている。この文献に示されているようなアルゴリズムを用いて、FBF21のタップを級数展開した係数を導入することにより本実施の形態のタップ更新処理を行うようにしてもよい。
Figure 0005393412
また、公知の技術であるLeast Mean Square等の逐次形推定アルゴリズム等を用いてFFF20タップとFBF21の級数展開の係数との更新処理を行うようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、MLSEを用いた復調を行なう場合に、FBF21のタップを、級数展開した係数を用いて推定するようにした。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに推定精度を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかる受信装置および復調方法は、受信信号に基づいて無線伝送路を推定する受信装置に有用であり、特に、前置フィルタと判定帰還型フィルタとを用いる受信装置に適している。
1 シンボルエンコーダ
2 送信アンテナ
11−1〜11−(LFF−1),14−1〜14−LFB 遅延器
12−1〜12−LFF,15−1〜15−LFB 乗算器
13,16,17 加算器
18 Decision Maker
20 FFF
21 FBF

Claims (11)

  1. 受信信号の復調を行なう受信装置であって、
    受信信号に対してそれぞれ遅延時間が異なるように設定されたN個(Nは1以上の整数)のタップを用い、タップごとにタップ係数を乗算し、タップごとの乗算後の信号を加算して加算信号として出力する前置フィルタと、
    前記加算信号と自身の処理結果とに基づく判定結果に対してそれぞれ遅延時間が異なるように設定されたL個(Lは1以上の整数)のタップを用い、タップごとにタップ係数を乗算し、タップごとの乗算後の信号を加算して自身の処理結果とする判定帰還型フィルタと、
    前記受信信号と前記受信信号に対応する送信シンボルとに基づいて、前記前置フィルタのタップ係数を算出し、また、求めたタップ係数と前記受信信号と前記受信信号に対応する送信シンボルとに基づいて、L個のタップごとの前記判定帰還型フィルタのタップ係数をそれぞれ所定の次数で級数展開した際の係数である級数展開係数を求め、前記級数展開係数に基づいて前記判定帰還型フィルタのタップ係数を算出するタップ更新手段と、
    前記加算信号と前記判定帰還型フィルタの処理結果とに基づいて、シンボル判定を行なう手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信信号を、既知シンボルを格納した信号とし、前記送信シンボルを既知シンボルとする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記受信信号を、データシンボルを格納した信号とし、前記送信シンボルを前記シンボル判定の結果とする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  4. 最尤系列推定による復調を行なうこととし、
    前記タップ更新手段は、仮定する系列ごとに、前記前置フィルタおよび前記判定帰還型フィルタのタップ係数を算出し、系列ごとの前記算出結果に基づいて最尤系列推定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記前置フィルタおよび前記判定帰還型フィルタのタップ係数の算出を反復して行なう、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の受信装置。
  6. 前記所定の次数を、既知シンボルを格納した既知信号に基づいて求めた受信信号の推定誤差または伝送路推定誤差に基づいて設定する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の受信装置。
  7. 前記所定の次数を、前記受信信号の最大ドップラ周波数に基づいてあらかじめ設定する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の受信装置。
  8. 前記級数展開をテイラー展開とする、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の受信装置。
  9. 前記受信信号をBPSK変調された信号とする、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の受信装置。
  10. 前記受信信号をQAM変調された信号とする、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の受信装置。
  11. 受信信号の復調を行なう受信装置における復調方法であって、
    前記受信信号に対してそれぞれ遅延時間が異なるように設定されたN個(Nは1以上の整数)のタップを用い、タップごとにタップ係数を乗算し、タップごとの乗算後の信号を加算して加算信号として出力する前置ステップと、
    前記加算信号と自身の処理結果とに基づく判定結果に対してそれぞれ遅延時間が異なるように設定されたL個(Lは1以上の整数)のタップを用い、タップごとにタップ係数を乗算し、タップごとの乗算後の信号を加算して自身の処理結果とする判定帰還ステップと、
    前記受信信号と前記受信信号に対応する送信シンボルとに基づいて、前記前置フィルタのタップ係数を算出し、また、求めたタップ係数と前記受信信号と前記受信信号に対応する送信シンボルとに基づいて、L個のタップごとの前記判定帰還型フィルタのタップ係数をそれぞれ所定の次数で級数展開した際の係数である級数展開係数を求め、前記級数展開係数に基づいて前記判定帰還型フィルタのタップ係数を算出するタップ更新ステップと、
    前記加算信号と前記判定帰還型フィルタの処理結果とに基づいて、シンボル判定を行なうシンボル判定ステップと、
    を含むことを特徴とする復調方法。
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