JP5391581B2 - 空調・給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、温熱源で生成した温熱を室内の暖房と給湯に利用する空調・給湯システムに関するものである。
従来より、温熱源で生成した温熱を室内の暖房と給湯に利用する空調・給湯システムが知られている。例えば、特許文献1には、燃料電池と改質器を温熱源とする空調・給湯システムが開示されている。この空調・給湯システムでは、燃料電池や改質器の排熱を温熱として利用している。そして、この空調・給湯システムでは、燃料電池や改質器の排熱で加熱された水が貯湯タンクに蓄えられ、貯湯タンクに蓄えられた温水が室内の暖房や給湯に利用される。
また、特許文献2には、給湯用と暖房用の温熱源として太陽熱集熱器を利用した空調・給湯システムが開示されている。この空調・給湯システムでは、太陽熱集熱器と冷凍サイクルを行うヒートポンプとが温熱源として併用されている。具体的に、この空調・給湯システムでは、ヒートポンプの冷媒回路に太陽熱集熱器が接続されており、太陽熱集熱器で冷媒に付与された太陽熱が水や空気の加熱に利用される。
特開2008−045843号公報 特開2003−166759号公報
確かに、給湯や暖房に太陽熱を利用できれば、給湯用や暖房用の温熱を生成するのに要する入力(例えば、ヒートポンプの圧縮機で消費される電力)を削減できる。しかしながら、太陽熱集熱器で集熱された太陽熱の温度レベル(即ち、太陽熱によって加熱された流体の温度)は、日照時間や気温等の気候条件によって大幅に変動する。そして、日照時間が短い場合や気温が低い場合には高い暖房能力が要求されるにも拘わらず、そのような場合には太陽熱集熱器で集熱された太陽熱の温度レベルが充分に上昇せず、太陽熱を用いて空調・暖房システムの入力を削減することができないおそれがある。このため、従来の太陽熱集熱器を備える空調・暖房システムでは、太陽熱集熱器で集熱された太陽熱を充分に利用できないおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽熱集熱器を備える空調・暖房システムにおいて、太陽熱集熱器で集熱された太陽熱の温度レベルがそれほど高くない場合でも太陽熱を利用可能とすることにある。
第1の発明は、冷凍サイクルを行うことによって温熱を生成するヒートポンプからなる温熱源(20)を備え、該温熱源(20)で生成した温熱を利用して室内を暖房する動作と、該温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された水を出湯する動作とを行う空調・給湯システムを対象とする。そして、太陽熱集熱器(91)を備え、該太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱を給湯用の水を加熱するためだけに利用し、上記温熱源(20)で生成した温熱だけを利用して室内を暖房するように構成されるものである。
第1の発明では、温熱源(20)で生成した温熱が、室内の暖房や給湯用の水の加熱に利用される。また、この発明において、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱は、給湯用の水を加熱するためだけに利用される。
また、第1の発明は、上記の構成に加えて、上記太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱によって加熱された第1の温水と、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された第2の温水のうち、上記第1の温水だけを出湯する第1動作と、上記第1の温水と上記第2の温水を混合して出湯する第2動作とを実行可能に構成された給湯用回路(80)を備えるものである。
第1の発明において、給湯用回路(80)は、第1動作と第2動作とが実行可能に構成される。第1動作中の給湯用回路(80)では、第1の温水と第2の温水のうち第1の温水だけが、給湯用の温水として給水栓や風呂などへ供給される。つまり、第1動作中において、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱だけが、給湯用の水を加熱するために用いられる。なお、第1動作中の給湯用回路(80)において、第1の温水は、上水道から供給された冷水と混合されてから給水栓や風呂へ供給されてもよい。一方、第2動作中の給湯用回路(80)では、第1の温水と第2の温水を混合したものが、給湯用の温水として給水栓や風呂などへ供給される。つまり、第2動作中において、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱と温熱源(20)で生成した温熱の両方が、給湯用の水を加熱するために用いられる。
第2の発明は、上記第1の発明において、利用側熱交換器(35)を備えて該利用側熱交換器(35)と上記温熱源(20)の間で熱媒水を循環させる熱搬送回路(30)を備え、上記利用側熱交換器(35)へ流入した熱媒水の温熱を暖房に利用するように構成される一方、上記熱搬送回路(30)は、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水の一部を給湯用の温水として上記給湯用回路(80)へ供給するように構成されるものである。
第2の発明では、熱搬送回路(30)を循環する熱媒水によって、温熱源(20)で生成した温熱が利用側熱交換器(35)へ搬送される。そして、利用側熱交換器(35)へ搬送された温熱は、室内の暖房に利用される。また、熱搬送回路(30)を循環する熱媒水は、その一部が給湯用の温水として給湯用回路(80)へ供給され、給湯用回路(80)から給水栓や風呂などへ供給される。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記熱搬送回路(30)は、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水を蓄えるための温水タンク(37)を備え、該温水タンク(37)に貯留された熱媒水を給湯用の温水として上記給湯用回路(80)へ供給するように構成されるものである。
第3の発明では、温熱源(20)で生成した温熱が、熱媒水の保有する熱量として温水タンク(37)に蓄えられる。温水タンク(37)に蓄えられた熱媒水は、給湯用の温水として給湯用回路(80)へ供給され、給湯用回路(80)から給水栓や風呂などへ供給される。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記熱搬送回路(30)は、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水だけを上記利用側熱交換器(35)へ送る通常動作と、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水を上記利用側熱交換器(35)と上記温水タンク(37)の両方へ送る蓄熱動作と、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水と上記温水タンク(37)に貯留された熱媒水の両方を上記利用側熱交換器(35)へ送る利用動作とを選択的に行うように構成されるものである。
第4の発明では、熱搬送回路(30)が通常動作と蓄熱動作と利用動作を選択的に行うように構成される。通常動作では、温熱源(20)で生成した温熱だけが利用側熱交換器(35)へ搬送されて室内の暖房に利用される。従って、通常動作は、温熱で生成する温熱量と室内の暖房負荷が均衡している状態で行うのに適している。一方、蓄熱動作では、温熱源(20)で生成した温熱の一部が室内の暖房に利用され、その残りが温水タンク(37)に蓄えられる。温熱で生成する温熱量が室内の暖房負荷に対して多すぎる状態で蓄熱動作を行えば、余剰の温熱が温水タンク(37)に蓄えられる。また、利用動作では、温熱源(20)で生成した温熱の全てと、温水タンク(37)に蓄えられた温熱とが室内の暖房に利用される。温熱源(20)で生成する温熱が室内の暖房負荷に対して不足する状態で利用動作を行えば、温熱源(20)で生成する温熱量を増やさなくても、暖房負荷に見合った量の温熱が利用側熱交換器(35)へ供給される。
本発明では、温熱源(20)で生成した温熱が室内の暖房や給湯用の水の加熱に利用される一方、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱が給湯用の水を加熱するためだけに利用される。ここで、給湯用の温水の温度は、例えば50℃以下の比較的低温に設定される場合が多い。また、給湯用の水を太陽熱だけで所定の設定温度にまで昇温できなくても、温熱源(20)の温熱を利用すれば、給湯用の水を所定の設定温度にまで昇温することは可能である。そして、その際には、温熱源(20)の温熱のうち給湯用の水の加熱に利用される分を、太陽熱の分だけ削減することができる。従って、本発明によれば、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱の温度レベルが室内の暖房に利用できないほど低い場合であっても、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱を給湯のために有効に利用することができる。
本発明の給湯用回路(80)では、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱によって加熱された水だけを給湯に利用する第1動作が実行可能となっている。従って、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱の温度レベルが充分に高い場合に第1動作を行えば、温熱源(20)で生成した温熱を全く消費せずに給湯を行うことができる。また、本発明の給湯用回路(80)では、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱によって加熱された水と上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された水とを混合して出湯する第2動作が実行可能となっている。従って、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱の温度レベルがそれ程高くない場合であっても、第2動作を行えば、太陽熱を給湯に利用でき、更には温熱源(20)で生成した温熱のうち給湯用に消費される分を、太陽熱の分だけ削減できる。
上記第4の発明では、給湯用の温水として用いられる熱媒水を貯留するための温水タンク(37)を利用して、空調・給湯システム(10)の暖房能力を調節することができる。つまり、温熱で生成する温熱量が室内の暖房負荷に対して多すぎる場合には、蓄熱動作を行うことによって余剰の温熱が温水タンク(37)に蓄えられる。また、温熱源(20)で生成する温熱が室内の暖房負荷に対して不足する場合には、利用動作を行うことによって温熱源(20)で生成する温熱の不足分が温水タンク(37)に蓄えられた温熱によって補われる。従って、この発明によれば、例え温熱源(20)で生成する温熱量を調節できない場合であっても、温水タンク(37)を利用することによって空調・給湯システム(10)の暖房能力を暖房負荷に見合った値に設定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、熱源装置である室外ユニット(15)と、利用側回路である室内側回路(70)とを備える空調・給湯システム(10)である。この空調・給湯システム(10)は、室外ユニット(15)で生成した温熱を利用して室内の暖房を行うように構成されている。
本実施形態の空調・給湯システム(10)は、例えば寒冷地の一般家庭に設置するのに適したものである。なお、この空調・給湯システム(10)において、室内側回路(70)は、既設のものであってもよい。つまり、例えばボイラが熱源として室内側回路(70)に接続された暖房システムが家屋等に設置されている場合において、熱源であるボイラに代えて室外ユニット(15)を室内側回路(70)に接続してもよい。
図1に示すように、室外ユニット(15)には、温熱源であるヒートポンプユニット(20)と、熱搬送回路(30)と、給湯用回路(80)と、集熱用回路(90)とが設けられている。
ヒートポンプユニット(20)には、冷媒が充填された冷媒回路(21)が収容されている。冷媒回路(21)には、いわゆるフロン冷媒が充填されている。但し、冷媒回路(21)の冷媒としては、フロン冷媒の代わりに二酸化炭素を用いてもよい。冷媒回路(21)には、圧縮機(22)と、熱源側熱交換器(23)と、膨張機構(24)と、室外熱交換器(25)とが順に接続されている。
圧縮機(22)は、運転容量が固定の圧縮機である。つまり、圧縮機(22)に設けられた電動機は、常に一定の回転速度で運転される。圧縮機(22)は、空調・給湯システム(10)の運転中は停止することなく連続運転を行う。つまり、圧縮機(22)は、熱搬送回路(30)で水が循環している間は停止することなく連続運転を行う。
熱源側熱交換器(23)は、プレート式熱交換器であって、一次側通路(23a)と二次側通路(23b)とを複数ずつ備えている。熱源側熱交換器(23)は、一次側通路(23a)を流れる流体と、二次側通路(23b)を流れる流体とを熱交換させる。冷媒回路(21)には、熱源側熱交換器(23)の一次側通路(23a)が接続されている。膨張機構(24)は、開度可変の電子膨張弁である。室外熱交換器(25)は、冷媒を空気と熱交換させるフィン・アンド・チューブ熱交換器である。室外熱交換器(25)の近傍には、室外熱交換器(25)に室外空気を送るための室外ファン(26)が設けられている。
熱搬送回路(30)には、熱源側熱交換器(23)と、利用側熱交換器(35)と、温水タンクである蓄熱タンク(37)とが設けられている。また、熱搬送回路(30)には、熱源側熱媒体である熱源側熱媒水が充填されている。
利用側熱交換器(35)は、プレート式熱交換器であって、一次側通路(35a)と二次側通路(35b)とを複数ずつ備えている。利用側熱交換器(35)は、一次側通路(35a)を流れる流体と、二次側通路(35b)を流れる流体とを熱交換させる。熱搬送回路(30)には、利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)と、熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)とが接続されている。また、利用側熱交換器(35)の二次側通路(35b)は、室内側回路(70)に接続されている。
熱搬送回路(30)には、供給通路(31a)と戻り通路(31b)とが設けられている。供給通路(31a)は、その一端が熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)の出口端に接続され、その他端が利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)の入口端に接続されている。供給通路(31a)には、開閉自在の第1開閉弁(41)が設けられている。一方、戻り通路(31b)は、その一端が利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)の出口端に接続され、その他端が熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)の入口端に接続されている。戻り通路(31b)には、吐出量が可変のポンプ(36)が設けられている。また、戻り通路(31b)のうちポンプ(36)の上流側の部分には、利用側熱交換器(35)から流出した熱源側熱媒水の温度を計測するための出口温度センサ(16)が設けられている。
蓄熱タンク(37)は、縦長の円筒状に形成された密閉容器である。蓄熱タンク(37)の内部空間は熱源側熱媒水で満たされており、その内部空間の上方ほど水温が高くなっている。蓄熱タンク(37)の頂部には、蓄熱タンク(37)の圧力を逃がすための逃し通路(57)が接続されている。逃し通路(57)には逃し弁(56)が設けられている。
蓄熱タンク(37)の上端付近には、蓄熱タンク(37)に熱源側熱媒水を流入させるための入湯通路(61)の一端と、蓄熱タンク(37)から熱源側熱媒水を流出させるための出湯通路(64)の一端とが接続されている。
入湯通路(61)の他端は、供給通路(31a)における熱源側熱交換器(23)と第1開閉弁(41)の間に接続されている。入湯通路(61)には、開閉自在の第2開閉弁(42)が設けられている。
出湯通路(64)は、その他端側が第1分岐通路(64a)と第2分岐通路(64b)に分岐している。出湯通路(64)の第1分岐通路(64a)は、供給通路(31a)における第1開閉弁(41)と利用側熱交換器(35)の間に接続されている。この第1分岐通路(64a)には、開閉自在の第5開閉弁(45)が設けられている。出湯通路(64)の第2分岐通路(64b)は、後述する給湯用回路(80)の第2混合弁(87)に接続されている。
戻り通路(31b)では、利用側熱交換器(35)とポンプ(36)の間に第1連通通路(62a)の一端が接続され、ポンプ(36)と熱源側熱交換器(23)の間に第2連通通路(62b)の一端が接続されている。第1連通通路(62a)及び第2連通通路(62b)の他端は、蓄熱タンク(37)の底部に接続された合流通路(63)に接続されている。
第1連通通路(62a)は、蓄熱タンク(37)の下部をポンプ(36)の吸入側に連通させるための通路である。第1連通通路(62a)には、開閉自在の第4開閉弁(44)が設けられている。一方、第2連通通路(62b)は、蓄熱タンク(37)の下部をポンプ(36)の吐出側に連通させるための通路である。第2連通通路(62b)には、開閉自在の第3開閉弁(43)が設けられている。
本実施形態の熱搬送回路(30)では、第1〜第5の各開閉弁(41〜45)を制御することによって、熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水だけを各利用側熱交換器(35)へ供給する通常動作と、熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水を各利用側熱交換器(35)と蓄熱タンク(37)の両方へ供給する蓄熱動作と、熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水と蓄熱タンク(37)内の熱源側熱媒水の両方を各利用側熱交換器(35)へ供給する利用動作の3種類の動作のうち何れかが行われる。
給湯用回路(80)には、3つの給水通路(81〜83)と、1つの給湯通路(85)と、1つの集熱タンク(95)とが設けられている。
集熱タンク(95)は、縦長の円筒状に形成された密閉容器である。集熱タンク(95)の内部空間は給湯用の水で満たされており、その内部空間の上方ほど水温が高くなっている。集熱タンク(95)の頂部には、集熱タンク(95)の圧力を逃がすための逃し通路(97)が接続されている。逃し通路(97)には逃し弁(96)が設けられている。
第1給水通路(81)と第2給水通路(82)は、それぞれの始端が上水道に接続されている。第1給水通路(81)の終端は、集熱タンク(95)の底部に接続されている。第2給水通路(82)の終端は熱搬送回路(30)の合流通路(63)に接続されている。第2給水通路(82)には、逆止弁(84)が設けられている。この逆止弁(84)は、第2給水通路(82)の始端から終端へ向かう水の流通を許容し、第2給水通路(82)の終端から始端へ向かう水の流通を阻止する。第3給水通路(83)は、その始端が第2給水通路(82)における逆止弁(84)の下流側に接続され、その終端が後述する第1混合弁(86)に接続されている。
給湯通路(85)は、その始端が集熱タンク(95)の頂部に接続され、その終端が給水栓(89)に接続されている。また、給湯回路の始端付近には、集熱タンク(95)から給湯通路(85)へ流入した水の温度を計測するための給湯側温度センサ(88)が取り付けられている。
給湯通路(85)には、その始端から終端へ向かって順に、第1混合弁(86)と第2混合弁(87)とが配置されている。上述したように、第1混合弁(86)には、第3給水通路(83)が接続されている。この第1混合弁(86)は、第3給水通路(83)から給湯通路(85)へ流入する水の流量を調節可能に構成されている。また、上述したように、第2混合弁(87)には、出湯通路(64)の第2分岐通路(64b)が接続されている。この第2混合弁(87)は、第2分岐通路(64b)から給湯通路(85)へ流入する水の流量を調節可能に構成されている。
集熱用回路(90)は、太陽熱集熱器(91)と、集熱用熱交換器(92)と、集熱用ポンプ(93)とが直列に接続された閉回路である。集熱用回路(90)にはブライン等の熱媒体が充填されている。集熱用ポンプ(93)を運転すると、集熱用回路(90)では、太陽熱集熱器(91)と集熱用熱交換器(92)の間を熱媒体が循環する。太陽熱集熱器(91)は、家屋の屋根等に設置され、流入した熱媒体を太陽熱によって加熱するように構成されている。集熱用熱交換器(92)は、集熱タンク(95)の内部に収容されている。この集熱用熱交換器(92)は、太陽熱集熱器(91)から送られてきた熱媒体を、集熱タンク(95)内の水と熱交換させるように構成されている。
本実施形態の給湯用回路(80)では、第1混合弁(86)と第2混合弁(87)を制御することによって、集熱タンク(95)と蓄熱タンク(37)のうち集熱タンク(95)だけから給湯通路(85)へ温水が供給される第1動作と、集熱タンク(95)と蓄熱タンク(37)の両方から給湯通路(85)へ温水が供給される第2動作の何れか一方が行われる。
コントローラ(50)は、出口温度センサ(16)の計測値に基づいて通常動作と蓄熱動作と利用動作の何れか一つを選択し、選択した動作を熱搬送回路(30)に行わせるように構成されている。また、コントローラ(50)は、給湯側温度センサ(88)の計測値に基づいて第1動作と第2動作の何れか一方を選択し、選択した動作を給湯用回路(80)に行わせるように構成されている。
室内側回路(70)は、利用側熱媒体である利用側熱媒水が充填された閉回路である。室内側回路(70)には、空調用熱交換器である室内熱交換器(75)が複数設けられている。室内熱交換器(75)は、室内を区画する区画部材である床面材の裏側に設置される床暖房用のラジエータや、室内空間に設置されるラジエータである。
室内側回路(70)において、複数の室内熱交換器(75)は、互いに並列に接続されている。具体的に、室内側回路(70)では、利用側熱交換器(35)の二次側通路(35b)の出口端に供給側ヘッダ(73)が接続され、この供給側ヘッダ(73)に各室内熱交換器(75)の一端が接続されている。また、室内側回路(70)では、利用側熱交換器(35)の二次側通路(35b)の入口端に戻り側ヘッダ(74)が接続され、この戻り側ヘッダ(74)に各室内熱交換器(75)の他端が接続されている。
室内側回路(70)には、戻り側ヘッダ(74)と利用側熱交換器(35)の間に、室内用ポンプ(76)が設けられている。室内用ポンプ(76)は、その吐出流量が固定となっている。また、室内用ポンプ(76)の吸入側には、利用側熱媒水の体積変化を吸収するための密閉容器状の膨張タンク(78)が接続されている。
−運転動作−
本実施形態の空調・給湯システム(10)の動作について説明する。なお、この空調・給湯システム(10)では、電源がオンになっている間は、冷媒回路(21)の圧縮機(22)と、熱搬送回路(30)のポンプ(36)と、室内側回路(70)の室内用ポンプ(76)とが連続運転を行う。
この空調・給湯システム(10)において、室外ユニット(15)の熱搬送回路(30)は、通常動作と蓄熱動作と利用動作を選択的に行う。一方、室内側回路(70)と、室外ユニット(15)のヒートポンプユニット(20)及び集熱用回路(90)とは、熱搬送回路(30)が何れの動作を行っている場合も、同じ動作を行う。更に、室外ユニット(15)の給湯用回路(80)は、第1動作と第2動作を選択的に行う。この給湯用回路(80)は、熱搬送回路(30)が何れの動作を行っている場合でも、給水栓(89)が開かれた場合には、第1動作と第2動作の一方を行う。
ここでは、先ず室内側回路(70)と集熱用回路(90)とヒートポンプユニット(20)の動作を説明し、次に熱搬送回路(30)の通常動作と蓄熱動作と利用動作を順に説明し、最後に給湯用回路(80)の第1動作と第2動作を順に説明する。
〈室内側回路の動作〉
室内側回路(70)の動作について説明する。室内用ポンプ(76)の運転中において、室内側回路(70)では、利用側熱交換器(35)と室内熱交換器(75)の間を利用側熱媒水が循環する。
具体的に、利用側熱交換器(35)の二次側通路(35b)へ流入した利用側熱媒水は、その一次側通路(35a)を流れる熱源側熱媒水によって加熱される。利用側熱交換器(35)で加熱された利用側熱媒水は、供給側ヘッダ(73)へ流入して各室内熱交換器(75)へ分配される。室内熱交換器(75)では、利用側熱媒水が放熱し、利用側熱媒水の温度が低下する。各室内熱交換器(75)で放熱した利用側熱媒水は、戻り側ヘッダ(74)へ流入して合流してから室内用ポンプ(76)へ吸い込まれ、その後に利用側熱交換器(35)の二次側通路(35b)へ流入する。
〈集熱用回路の動作〉
集熱用回路(90)の動作について説明する。集熱用ポンプ(93)の運転中において、集熱用回路(90)では、太陽熱集熱器(91)と集熱用熱交換器(92)との間で熱媒体が循環する。具体的に、太陽熱集熱器(91)へ流入した熱媒体は、太陽熱によって加熱され、その後に集熱用熱交換器(92)へ送られる。集熱用熱交換器(92)へ流入した熱媒体は、集熱タンク(95)内の水へ放熱する。そして、集熱用熱交換器(92)で温度低下した熱媒体は、再び太陽熱集熱器(91)へ送られて加熱される。つまり、集熱用回路(90)の動作中において、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱は、集熱タンク(95)内の水を加熱するのに利用され、水の顕熱として集熱タンク(95)内に蓄えられる。
〈ヒートポンプユニットの動作〉
ヒートポンプユニット(20)の動作について説明する。ヒートポンプユニット(20)の冷媒回路(21)では、冷媒が循環することによって冷凍サイクルが行われる。また、冷媒回路(21)では、膨張機構(24)の開度が適宜調節される。
具体的に、圧縮機(22)から吐出された冷媒は、熱源側熱交換器(23)の一次側通路(23a)へ流入し、二次側通路(23b)の熱源側熱媒水へ放熱して凝縮する。熱源側熱交換器(23)で凝縮した冷媒は、膨張機構(24)を通過する際に膨張し、その後に室外熱交換器(25)において室外ファン(26)が送る室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(25)で蒸発した冷媒は、圧縮機(22)に戻って圧縮され、再び吐出される。
〈熱搬送回路の通常動作〉
図2に示すように、通常動作では、第1開閉弁(41)が開状態に設定され、第2開閉弁(42)、第3開閉弁(43)、第4開閉弁(44)及び第5開閉弁(45)が閉状態に設定される。通常動作中において、熱搬送回路(30)では、熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水だけが利用側熱交換器(35)へ供給される。
熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)へ流入した熱源側熱媒水は、その一次側通路(23a)を流れる冷媒によって加熱される。熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水は、供給通路(31a)を通って利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)へ流入する。利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)では、熱源側熱媒水が二次側通路(35b)の利用側熱媒水へ放熱し、熱源側熱媒水の温度が低下する。利用側熱交換器(35)で放熱した熱源側熱媒水は、戻り通路(31b)を通ってポンプ(36)へ吸い込まれ、その後に熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)へ流入する。
通常動作中は、ヒートポンプユニット(20)での冷凍サイクルにより生成した温熱が熱源側熱媒水に付与され、熱源側熱媒水に付与された温熱が更に利用側熱媒水に付与される。そして、利用側熱媒水に付与された温熱が、室内の暖房に利用される。
〈熱搬送回路の蓄熱動作〉
図3に示すように、蓄熱動作では、第1開閉弁(41)、第2開閉弁(42)及び第4開閉弁(44)が開状態に設定され、第3開閉弁(43)及び第5開閉弁(45)が閉状態に設定される。ポンプ(36)の吐出流量は、通常動作中と同じ値に設定される。蓄熱動作中において、熱搬送回路(30)では、熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水が、利用側熱交換器(35)と蓄熱タンク(37)の両方へ供給される。
熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)へ流入した熱源側熱媒水は、その一次側通路(23a)を流れる冷媒によって加熱される。熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水は、その一部が供給通路(31a)を通って利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)へ流入し、残りが入湯通路(61)へ流入する。利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)へ流入した熱源側熱媒水は、通常動作中と同様に、二次側通路(35b)の利用側熱媒水へ放熱した後に戻り通路(31b)へ流入する。
一方、入湯通路(61)へ流入した熱源側熱媒水は、蓄熱タンク(37)の内部空間の上端部へ流入する。蓄熱タンク(37)からは、その内部空間の底部に存在する低温の熱源側熱媒水が、合流通路(63)へ押し出されてゆく。このため、蓄熱タンク(37)の内部空間では、高温の熱源側熱媒水の量が増加する。つまり、蓄熱タンク(37)に蓄えられる温熱量が増加する。蓄熱タンク(37)から合流通路(63)へ流出する熱源側熱媒水の流量は、入湯通路(61)から蓄熱タンク(37)へ流入する熱源側熱媒水の流量と等しくなる。蓄熱タンク(37)から合流通路(63)へ流出した熱源側熱媒水は、利用側熱交換器(35)で放熱した熱源側熱媒水と合流してポンプ(36)へ吸い込まれ、その後に熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)へ流入する。
蓄熱動作中は、ヒートポンプユニット(20)での冷凍サイクルにより生成した温熱が熱源側熱媒水に付与される。熱源側熱媒水に付与された温熱は、その一部が利用側熱媒水に付与されて室内の暖房に利用され、残りが蓄熱タンク(37)に蓄えられる。
〈熱搬送回路の利用動作〉
図4に示すように、利用動作では、第1開閉弁(41)、第3開閉弁(43)及び第5開閉弁(45)が開状態に設定され、第2開閉弁(42)及び第4開閉弁(44)が閉状態に設定される。ポンプ(36)の吐出流量は、通常動作中よりも大きな値に設定される。利用動作中において、熱搬送回路(30)では、熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水と、蓄熱タンク(37)内に貯留されている高温の熱源側熱媒水とが、利用側熱交換器(35)へ供給される。
熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)へ流入した熱源側熱媒水は、その一次側通路(23a)を流れる冷媒によって加熱される。熱源側熱交換器(23)で加熱された熱源側熱媒水は、供給通路(31a)を通って利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)へ流入する。
一方、蓄熱タンク(37)には、その内部空間の底部へ合流通路(63)から熱源側熱媒水が送り込まれる。このため、蓄熱タンク(37)からは、その内部空間の上部に存在する高温の熱源側熱媒水が、出湯通路(64)へ押し出されてゆく。蓄熱タンク(37)から出湯通路(64)へ流出した熱源側熱媒水は、利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)へ流入する。
蓄熱タンク(37)の内部空間では、高温の熱源側熱媒水の量が減少する。つまり、蓄熱タンク(37)に蓄えられる温熱量が減少する。蓄熱タンク(37)から出湯通路(64)へ流出する熱源側熱媒水の流量は、合流通路(63)から蓄熱タンク(37)へ流入する熱源側熱媒水の流量と等しくなる。
利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)へ流入した熱源側熱媒水は、通常動作中と同様に、二次側通路(35b)の利用側熱媒水へ放熱した後に戻り通路(31b)へ流入する。戻り通路(31b)へ流入した熱源側熱媒水は、ポンプ(36)へ吸い込まれる。ポンプ(36)から吐出された熱源側熱媒水は、その一部が熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)へ流入し、その残りが合流通路(63)を通って蓄熱タンク(37)へ流入する。熱源側熱交換器(23)の二次側通路(23b)へ流入した熱源側熱媒水は、通常動作中と同様に、一次側通路(23a)の冷媒によって加熱される。
利用動作中は、ヒートポンプユニット(20)での冷凍サイクルにより生成した温熱と、蓄熱タンク(37)に蓄えられていた温熱の両方が利用側熱媒水に付与される。そして、利用側熱媒水に付与された温熱が、室内の暖房に利用される。
〈給湯用回路の第1動作〉
図5に示すように、第1動作では、第1混合弁(86)が第3給水通路(83)から給湯通路(85)への水の流入を許容する状態に設定され、第2混合弁(87)が出湯通路(64)の第2分岐通路(64b)から給湯通路(85)への水の流入を阻止する状態に設定される。
第1動作中の給湯用回路(80)では、上水道から第1給水通路(81)と第2給水通路(82)へ水が供給される。第1給水通路(81)へ流入した水は、集熱タンク(95)の底部へ流入する。このため、集熱タンク(95)の上部に存在する温水は、集熱タンク(95)から給湯通路(85)へ押し出される。一方、第2給水通路(82)へ流入した水(冷水)は、第3給水通路(83)を通って第1混合弁(86)へ流入する。
給湯通路(85)を流れる給湯用の温水は、第3給水通路(83)から第1混合弁(86)へ流入した冷水と混合される。その際、コントローラは、第1混合弁(86)から流出する温水の温度がユーザにより設定された給湯設定温度となるように、第1混合弁(86)を操作して第3給水通路(83)から第1混合弁(86)へ流入する冷水の量を調節する。第1混合弁(86)から流出した温水は、第2混合弁(87)を通過し、その後に給水栓(89)へ供給される。なお、集熱タンク(95)から給湯通路(85)へ流出した水の温度(即ち、給湯側温度センサ(88)の計測値)が給湯設定温度と同等である場合は、第1混合弁(86)が第3給水通路(83)から給湯通路(85)への水の流入を阻止する状態に設定されることも有り得る。
給湯用回路(80)の第1動作中は、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱によって暖められた水が、給湯用の温水として給水栓(89)へ供給される。つまり、第1動作中において、蓄熱タンク(37)に蓄えられた温熱は全く消費されず、集熱タンク(95)に蓄えられた温熱(太陽熱)だけが消費される。
〈給湯用回路の第2動作〉
図6に示すように、第2動作では、第1混合弁(86)が第3給水通路(83)から給湯通路(85)への水の流入を阻止する状態に設定され、第2混合弁(87)が出湯通路(64)の第2分岐通路(64b)から給湯通路(85)への水の流入を許容する状態に設定される。
第2動作中の給湯用回路(80)では、上水道から第1給水通路(81)と第2給水通路(82)へ水が供給される。第1給水通路(81)へ流入した水は、集熱タンク(95)の底部へ流入する。このため、集熱タンク(95)の上部に存在する水は、集熱タンク(95)から給湯通路(85)へ押し出される。集熱タンク(95)から給湯通路(85)へ流入した水は、第1混合弁(86)を通過後に第2混合弁(87)へ流入する。
一方、第2給水通路(82)へ流入した水は、合流通路(63)を通って蓄熱タンク(37)の底部へ流入する。このため、蓄熱タンク(37)の上部に存在する高温の熱媒水(温水)は、蓄熱タンク(37)から出湯通路(64)へ押し出される。蓄熱タンク(37)から出湯通路(64)へ流入した熱媒水は、第2分岐通路(64b)を通って第2混合弁(87)へ流入する。
給湯通路(85)を流れる給湯用の水は、出湯通路(64)の第2分岐通路(64b)から第2混合弁(87)へ流入した高温の熱媒水と混合される。その際、コントローラは、第2混合弁(87)から流出する温水の温度がユーザにより設定された給湯設定温度となるように、第2混合弁(87)を操作して第2分岐通路(64b)から第2混合弁(87)へ流入する熱媒水の量を調節する。第2混合弁(87)から流出した温水は、その後に給水栓(89)へ供給される。
給湯用回路(80)の第2動作中は、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱によって暖められた水と、蓄熱タンク(37)に貯留された高温の熱媒水とが、給湯用の温水として給水栓(89)へ供給される。つまり、第2動作中において、集熱タンク(95)に蓄えられた温熱(太陽熱)と、蓄熱タンク(37)に蓄えられた温熱とが消費される。
なお、日照のない雨天時等には、太陽熱集熱器(91)で太陽熱を殆ど集熱できない場合があり、その場合には、第1給水通路(81)から集熱タンク(95)へ供給される水の温度と、集熱タンク(95)の上部における水温とが殆ど同じになる。このような場合に行われる第2動作では、蓄熱タンク(37)に蓄えられた温熱だけが消費される。
−コントローラの熱搬送回路に対する制御動作−
コントローラ(50)が熱搬送回路(30)に対して行う制御動作について説明する。コントローラ(50)には、出口温度センサ(16)の計測値(To)と、室内の設定温度(Ts)とが入力される。そして、コントローラ(50)は、入力されたこれらの値に基づいて通常動作と蓄熱動作と利用動作のうちの一つを選択し、選択した動作を熱搬送回路(30)に実行させるように構成されている。
コントローラ(50)には、熱搬送回路(30)の動作を選択するための第1判定値(T1)及び第2判定値(T2)が、予め設定されている。第1判定値(T1)はプラスの値になっており、第2判定値(T2)はマイナスの値になっている。また、第1判定値(T1)と第2判定値(T2)は、それぞれの絶対値が互いに等しくなっている。そして、コントローラ(50)は、出口温度センサ(16)の計測値(To)と室内の設定温度(Ts)との差(To−Ts)を、第1判定値(T1)及び第2判定値(T2)と比較し、その結果に基づいて通常動作と蓄熱動作と利用動作のうちの一つを選択する。
コントローラ(50)は、下記の式1が成立する場合、つまり、利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)の出口における熱源側熱媒水の温度の実測値が基準範囲(T2+Ts以上T1+Ts以下の範囲)内の値であると判断した場合には、通常動作を選択する。
式1:T2≦To−Ts≦T1
上記の式1が成立する場合には、出口温度センサ(16)の計測値(To)と室内の設定温度(Ts)との差がそれほど大きくなく、室内熱交換器(75)の暖房能力が室内の暖房負荷と概ね均衡していると判断できる。そこで、この場合には、コントローラ(50)が通常動作を選択する。コントローラ(50)は、通常動作を選択すると、第1開閉弁(41)を開状態に設定し、第2開閉弁(42)、第3開閉弁(43)、第4開閉弁(44)及び第5開閉弁(45)を閉状態に設定することによって、熱搬送回路(30)に通常動作を実行させる。
コントローラ(50)は、下記の式2が成立する場合、つまり、利用側熱交換器(35)の一次側通路(35a)の出口における熱源側熱媒水の温度の実測値が基準範囲の上限値(T1+Ts)を上回ると判断した場合には、蓄熱動作を選択する。
式2:T1<To−Ts
上記の式2が成立する場合は、出口温度センサ(16)の計測値(To)が室内の設定温度(Ts)を大幅に上回っており、室内熱交換器(75)の暖房能力が室内の暖房負荷に対して大きすぎると判断できる。そこで、この場合には、コントローラ(50)が蓄熱動作を選択する。コントローラ(50)は、蓄熱動作を選択すると、第1開閉弁(41)、第2開閉弁(42)及び第4開閉弁(44)を開状態に設定し、第3開閉弁(43)及び第5開閉弁(45)を閉状態に設定することによって、熱搬送回路(30)に蓄熱動作を実行させる。また、コントローラ(50)は、ポンプ(36)の吐出流量を通常動作中と同じ値に設定する。
コントローラ(50)は、下記の式3が成立する場合、つまり、各利用側熱交換器(35)を通過した水の温度が基準範囲の下限値(T2+Ts)を下回ると判断した場合には、利用動作を選択する。
式3:To−Ts<T2
上記の式3が成立する場合は、出口温度センサ(16)の計測値(To)が室内の設定温度(Ts)を大幅に下回っており、室内熱交換器(75)の暖房能力が室内の暖房負荷に対して小さすぎると判断できる。そこで、この場合には、コントローラ(50)が利用動作を選択する。コントローラ(50)は、利用動作を選択すると、第1開閉弁(41)、第3開閉弁(43)及び第5開閉弁(45)を開状態に設定し、第2開閉弁(42)及び第4開閉弁(44)を閉状態に設定することによって、熱搬送回路(30)に利用動作を実行させる。また、コントローラ(50)は、ポンプ(36)の吐出流量を通常動作中よりも大きな値に設定する。
−コントローラの給湯用回路に対する制御動作−
コントローラ(50)が給湯用回路(80)に対して行う制御動作について説明する。コントローラ(50)には、給湯側温度センサ(88)の計測値(Tw)と、ユーザーにより設定された給湯設定温度(Tws)とが入力される。そして、コントローラ(50)は、入力されたこれらの値に基づいて第1動作と第2動作のうちの一つを選択し、選択した動作を給湯用回路(80)に実行させるように構成されている。
給水栓(89)が開かれると、コントローラ(50)は、給湯側温度センサ(88)の計測値(Tw)と、ユーザーにより設定された給湯設定温度(Tws)とを比較する。そして、給湯側温度センサ(88)の計測値が給湯設定温度以上の値である場合(Tw≧Tws)、コントローラ(50)は、集熱タンク(95)内の温水だけを用いて給水栓(89)から流出する温水の温度を給湯設定温度にすることができると判断し、第1動作を選択する。一方、給湯側温度センサ(88)の計測値が給湯設定温度未満の値である場合(Tw<Tws)、コントローラ(50)は、蓄熱タンク(37)を用いなければ給水栓(89)から流出する温水の温度を給湯設定温度にすることができないと判断し、第2動作を選択する。
−実施形態の効果−
本実施形態では、ヒートポンプユニット(20)で生成した温熱が室内の暖房や給湯用の水の加熱に利用される一方、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱が給湯用の水を加熱するためだけに利用される。ここで、給湯用の温水の温度は、例えば50℃以下の比較的低温に設定される場合が多い。また、給湯用の水を太陽熱だけで所定の設定温度にまで昇温できなくても、ヒートポンプユニット(20)の温熱を利用すれば、給湯用の水を所定の設定温度にまで昇温することは可能である。そして、その際には、ヒートポンプユニット(20)の温熱のうち給湯用の水の加熱に利用される分を、太陽熱の分だけ削減することができる。従って、本実施形態によれば、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱の温度レベルが室内の暖房に利用できないほど低い場合であっても、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱を給湯のために有効に利用することができる。
また、本実施形態の給湯用回路(80)では、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱によって加熱された水だけを出湯する第1動作が実行可能となっている。従って、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱の温度レベルが充分に高い場合に第1動作を行えば、ヒートポンプユニット(20)で生成した温熱を全く消費せずに給湯を行うことができる。また、この給湯用回路(80)では、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱によって加熱された水と上記ヒートポンプユニット(20)で生成した温熱によって加熱された水とを混合して出湯する第2動作が実行可能となっている。従って、太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱の温度レベルがそれ程高くない場合であっても、第2動作を行えば、太陽熱を給湯に利用でき、更にはヒートポンプユニット(20)で生成した温熱のうち給湯用に消費される分を、太陽熱の分だけ削減できる。
ところで、冷媒回路(21)での冷凍サイクルにより得られる温熱量は、冷媒回路(21)における冷媒の循環量によって決まる。一方、冷媒回路(21)における冷媒の循環量が変化すると、それに伴って冷凍サイクルの成績係数(COP)も変化する。その理由としては、熱交換器を通過する冷媒の流速が変化すると熱交換器の性能が変化することや、圧縮機の回転速度が変化すると圧縮機の効率が変化すること等が挙げられる。
一方、暖房能力の調節を冷凍サイクルによって得られる温熱量の変更だけによって行う場合は、冷媒回路(21)における冷媒の循環量の変動幅が大きくなってしまう。その結果、冷媒回路(21)での冷媒の循環量(具体的には、圧縮機(22)の回転速度)を高い成績係数が得られない値に設定せざるを得なくなる時間が長くなり、室外ユニット(15)の運転効率が低下するおそれがあった。
それに対し、本実施形態では、熱搬送回路(30)が通常動作と蓄熱動作と利用動作を選択的に行うように構成される。そして、冷凍サイクルで得られる温熱量が暖房負荷と均衡する場合は通常動作を、冷凍サイクルで得られる温熱量が暖房負荷に対して多すぎる場合は蓄熱動作を、冷凍サイクルで得られる温熱量が暖房負荷に対して少なすぎる場合は利用動作をそれぞれ行えば、冷媒回路(21)で得られる温熱量を能動的に調節できなくても、室内熱交換器(75)で得られる暖房能力を暖房負荷に応じて調節することが可能となる。
つまり、本実施形態によれば、冷媒回路(21)の圧縮機(22)の回転速度が固定されているにも拘わらず、室内熱交換器(75)で得られる暖房能力を暖房負荷に応じて調節できる。従って、本実施形態によれば、室内熱交換器(75)での暖房能力を調節可能にすると共に、圧縮機(22)の回転速度を高い成績係数が得られる値に保つことができ、室外ユニット(15)の運転効率を向上させることが可能となる。
−実施形態の変形例1−
本実施形態の空調・給湯システム(10)は、燃料電池や発電機を駆動するガスエンジンを温熱源とするものであってもよい。ここでは、ヒートポンプユニット(20)と共に燃料電池やガスエンジン等を温熱源として備える空調・給湯システム(10)について説明する。
図7に示すように、本変形例の空調・給湯システム(10)には、熱搬送回路(30)に第2熱源側熱交換器(32)が追加されている。また、それに伴い、本変形例の熱搬送回路(30)では、ヒートポンプユニット(20)に接続される熱源側熱交換器が第1熱源側熱交換器(23)となっている。
第2熱源側熱交換器(32)は、プレート式熱交換器であって、一次側通路(32a)と二次側通路(32b)とを複数ずつ備えている。第2熱源側熱交換器(32)は、一次側通路(32a)を流れる流体と、二次側通路(32b)を流れる流体とを熱交換させる。
第2熱源側熱交換器(32)の一次側通路(32a)には、燃料電池やガスエンジン等から排出された高温の排気ガスや冷却水が導入される。一方、第2熱源側熱交換器(32)の二次側通路(32b)は、熱搬送回路(30)の供給通路(31a)に接続されている。具体的に、この供給通路(31a)では、第1熱源側熱交換器(23)と入湯通路(61)の接続箇所との間に、第2熱源側熱交換器(32)の二次側通路(32b)が接続されている。
本実施形態の熱搬送回路(30)において、利用側熱交換器(35)で放熱した熱源側熱媒水は、先ず第1熱源側熱交換器(23)で冷媒回路(21)の冷媒によって加熱され、その後に第2熱源側熱交換器(32)で燃料電池やガスエンジン等の排気ガスや冷却水によって加熱される。そして、利用側熱交換器(35)や蓄熱タンク(37)には、第2熱源側熱交換器(32)の二次側通路(32b)を通過した熱源側熱媒水が供給される。
−実施形態の変形例2−
上記実施形態の空調・給湯システム(10)において、室内側回路(70)は、内部を循環する利用側熱媒水が大気と接触しない閉回路となっているが、この室内側回路(70)は、内部を循環する利用側熱媒水が大気と接触する開放回路となっていてもよい。開放回路に構成された室内側回路(70)には、密閉容器状の膨張タンク(78)に代えて、内部の水面が大気と接触する開放タンクが接続される。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、空調システムに設けられる熱源装置について有用である。
実施形態の空調・給湯システムの構成を示す配管系統図である。 通常動作中の熱搬送回路における熱源側熱媒水の流れを示す実施形態の空調・給湯システムの配管系統図である。 蓄熱動作中の熱搬送回路における熱源側熱媒水の流れを示す実施形態の空調・給湯システムの配管系統図である。 利用動作中の熱搬送回路における熱源側熱媒水の流れを示す実施形態の空調・給湯システムの配管系統図である。 第1動作中の給湯用回路における水の流れを示す実施形態の空調・給湯システムの配管系統図である。 第2動作中の給湯用回路における水の流れを示す実施形態の空調・給湯システムの配管系統図である。 実施形態の変形例1の空調・給湯システムの構成を示す配管系統図である。
10 空調・給湯システム
20 ヒートポンプユニット(温熱源)
30 熱搬送回路
35 利用側熱交換器
37 温水タンク
80 給湯用回路
91 太陽熱集熱器

Claims (4)

  1. 冷凍サイクルを行うことによって温熱を生成するヒートポンプからなる温熱源(20)を備え、該温熱源(20)で生成した温熱を利用して室内を暖房する動作と、該温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された水を出湯する動作とを行う空調・給湯システムであって、
    太陽熱集熱器(91)を備え、該太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱を給湯用の水を加熱するためだけに利用し、上記温熱源(20)で生成した温熱だけを利用して室内を暖房するように構成され、
    上記太陽熱集熱器(91)で集熱された太陽熱によって加熱された第1の温水と、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された第2の温水のうち、上記第1の温水だけを出湯する第1動作と、上記第1の温水と上記第2の温水を混合して出湯する第2動作とを実行可能に構成された給湯用回路(80)を備えている
    ことを特徴とする空調・給湯システム。
  2. 請求項1において、
    利用側熱交換器(35)を備えて該利用側熱交換器(35)と上記温熱源(20)の間で熱媒水を循環させる熱搬送回路(30)を備え、上記利用側熱交換器(35)へ流入した熱媒水の温熱を暖房に利用するように構成される一方、
    上記熱搬送回路(30)は、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水の一部を給湯用の温水として上記給湯用回路(80)へ供給するように構成されている
    ことを特徴とする空調・給湯システム。
  3. 請求項2において、
    上記熱搬送回路(30)は、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水を蓄えるための温水タンク(37)を備え、該温水タンク(37)に貯留された熱媒水を給湯用の温水として上記給湯用回路(80)へ供給するように構成されている
    ことを特徴とする空調・給湯システム。
  4. 請求項3において、
    上記熱搬送回路(30)は、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水だけを上記利用側熱交換器(35)へ送る通常動作と、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水を上記利用側熱交換器(35)と上記温水タンク(37)の両方へ送る蓄熱動作と、上記温熱源(20)で生成した温熱によって加熱された熱媒水と上記温水タンク(37)に貯留された熱媒水の両方を上記利用側熱交換器(35)へ送る利用動作とを選択的に行うように構成されている
    ことを特徴とする空調・給湯システム。
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