JP5391091B2 - 予約システム - Google Patents

予約システム Download PDF

Info

Publication number
JP5391091B2
JP5391091B2 JP2010013344A JP2010013344A JP5391091B2 JP 5391091 B2 JP5391091 B2 JP 5391091B2 JP 2010013344 A JP2010013344 A JP 2010013344A JP 2010013344 A JP2010013344 A JP 2010013344A JP 5391091 B2 JP5391091 B2 JP 5391091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
schedule
reservation
unit
terminal
shared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010013344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011149255A (ja
Inventor
薫 村上
剛 和中
俊孝 佐藤
泰史 新屋敷
富一 今井
正博 城所
順一 古川
智宏 織田
泉 薄木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010013344A priority Critical patent/JP5391091B2/ja
Publication of JP2011149255A publication Critical patent/JP2011149255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5391091B2 publication Critical patent/JP5391091B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、集合住宅やオフィスビルや商業ビルのような建物において、建物の居住者やテナントにより共用される共用スペースについて、利用予約を行うための予約システムに関するものである。
一般に、集合住宅においては、集会所、駐車場、駐輪場、ゴミ置き場、物置などの共用スペースがあり、これらの共用スペースの一部は、管理人に借りる鍵を用いるか、住戸毎に提供されている鍵を用いることにより利用が可能になっていることが多い。このように共用スペースごとの鍵を用いる場合、大型の集合住宅では多くの鍵を管理することが必要になり、鍵の管理が面倒であるという問題が生じる。同様の問題は、オフィスビルや商業ビルのような建物においても生じる。
この種の問題を解決するために、特許文献1では、集合住宅に設けた施設(共用スペース)を利用するために、集合住宅の住人がウェブ端末により予約を行い、サーバーに予約情報を登録する際に、住人が所持しているICカードの識別情報を併せて登録することにより、当該ICカードを用いて施設の扉を解錠することを可能にしている。すなわち、集合住宅の住人は、自身が所持している1枚のICカードを用いることによって、各施設の利用が可能になっている。
特開2004−62495号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、施設を利用する際に、利用を予約した住人が所持しているICカードしか使用することができないものであるから、集会所などを団体で利用する場合には、利用を予約した住人が集会所に到着するまで集会所を利用することができないという問題が生じる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数人のメンバーからなる団体で共用スペースを利用するにあたり、メンバーであれば誰でも各人の所持するキーによって共用スペースの電気錠を解錠することを可能にすることで、団体での使用の利便性を高めた予約システムを提供することにある。
本発明は、上記目的の達成のために、建物に設けた複数の専用スペースにそれぞれ配置される端末装置と、建物の共用スペースに配置される共用端末と、構内通信路を介して端末装置および共用端末と通信する構内サーバと、専用スペースと共用スペースとの出入口にそれぞれ設けた電気錠に付設され各場所ごとの電気錠の施解錠を制御する鍵制御装置とを備え、端末装置は、配置されている専用スペースに対応付けた識別情報が規定されており、共用スペースの利用に関する予約の状況を表示する表示部および共用スペースの利用に関する予約の操作を行う操作部を備え、構内サーバは、共用スペースの利用時間帯と専用スペースの識別情報とを対応付けたスケジュールが登録されるスケジュール記憶部と、端末装置における操作部の操作に応じてススケジュール記憶部へのスケジュールの登録を行う予約処理部と、スケジュール記憶部に登録されたスケジュールごとの利用時間帯に専用スペースの識別情報に対応付けた鍵情報を共用端末に与える予約実行部とを有し、鍵制御装置は、端末装置と共用端末とにそれぞれ接続され鍵情報を担持するキーから読み取った鍵情報が、端末装置に規定されている識別情報に対応付けられた鍵情報または共用端末に与えられた鍵情報と一致すると各場所ごとの電気錠を解錠する機能を有しており、操作部は、共用スペースの利用を予約する際に、端末装置が配置されている専用スペースの識別情報を含む複数の識別情報を入力することが許容されており、予約処理部は、操作部から入力されたスケジュールと重複するスケジュールがスケジュール記憶部にすでに登録されているときには操作部から入力されたスケジュールの登録を禁止する一方、端末装置から複数の識別情報を含む予約が要求されると1つのスケジュールに複数の識別情報を対応付けてスケジュール記憶部に登録し、予約実行部は、スケジュール記憶部に登録されたスケジュールに複数の識別情報が含まれているときには、当該識別情報に対応する鍵情報を共用端末に与えることを特徴とする。
構内サーバは、前記識別情報として専用スペースの名称と専用スペースの鍵情報とを対応付けた鍵情報記憶部を備え、予約処理部と予約実行部との一方において専用スペースの識別情報である専用スペースの名称を鍵情報に変換し、予約実行部は、スケジュールにおける利用時間帯に共用端末に対して変換後の鍵情報を与えることが望ましい。
また、端末装置は、識別情報として専用スペースの名称を備えており、予約処理部は、いずれかの端末装置から共用スペースの利用のスケジュールが予約される際に、複数の専用スペースの名称が含まれていると、当該名称が識別情報として規定されている端末装置から当該スケジュールが予約されたときに、当該端末装置の識別情報をスケジュール記憶部のスケジュールに含めて登録し、予約実行部は、スケジュールにおける利用時間帯において、当該スケジュールに登録された端末装置に対応する鍵情報を共用端末に与えるようにしてもよい。
さらに、構内サーバは、あらかじめ団体のメンバーに対応した専用スペースの名称と団体名とを対応付けて登録した団体記憶部を備え、予約処理部は、端末装置から共用スペースの利用のスケジュールが予約される際に、複数の識別情報を含む予約として団体名で指定されたときに、団体名を団体記憶部に照合することにより団体名に対応付けた専用スペースの名称に展開する構成を採用することもできる。
予約実行部は、1つのスケジュールに対応した共用スペースの利用が電気錠の施錠により検出され、かつスケジュール記憶部において、利用時間帯が隣接した次のスケジュールが登録されているときには、端末装置のうち次のスケジュールに含まれる識別情報を有する端末装置に対して共用スペースが利用可能であることを通知する機能を有していてもよい。
端末装置の操作部は、スケジュール記憶部に登録されたスケジュールのキャンセルを行う機能とキャンセル待ちの指定を行う機能とを有し、予約処理部は、キャンセル待ちの指定があるスケジュールに対して、先のスケジュールがキャンセルされると、キャンセル待ちの指定を行った端末装置にキャンセルの発生を通知する機能を有していてもよい。
本発明の構成によれば、共用スペースの利用に関する予約を行うことによって、共用端末では、予約した利用時間帯において各専用スペースで用いる鍵情報を担持しているキーの鍵情報が与えられるから、専用スペースの電気錠を解錠するために用いるキーを用いて共用スペースの電気錠を解錠することが可能になる。すなわち、キーの管理が簡単になるという利点がある。しかも、複数のスケジュールが重複して登録されることは禁止されているが、建物内の専用スペースに設けた1台の端末装置から複数の専用スペースの識別情報を入力することが許容されているから、複数の専用スペースに対応するキーで、共用スペースの電気錠を解錠することが可能になり、利便性が向上するという利点がある。
また、鍵情報記憶部を備え、専用スペースの名称を入力すると鍵情報に変換し、共用端末に変換後の鍵情報を与える構成では、複数の専用スペースに対応するキーで共用スペースの電気錠を解錠可能にするにあたって、専用スペースの名称のみを入力すればよく、予約の際に専用スペースの識別情報を入力する作業が容易になる。
予約処理部において、予約の際に専用スペースの名称が含まれていると、当該名称が識別情報として規定されている端末装置から予約を受けると、当該端末装置からの鍵情報をスケジュールに登録する構成を採用すると、構内サーバでは、専用スペースの名称と鍵情報との変換を行うための情報を記憶しておく必要がなく、構内サーバで記憶すべき情報が低減され、また鍵情報の保有場所が分散せず、鍵情報の管理が容易になって鍵情報の安全性が高くなる。
予約を団体名で行うことを可能にした構成では、団体名を入力するだけで団体のメンバーが管理する端末装置の鍵情報が共用端末に与えられるから、予約作業が簡単になる。
利用時間帯が隣接して登録されている場合に、先の利用時間帯のスケジュールでの共用スペースの利用が完了した時点で次の利用時間帯のスケジュールを予約した端末装置に通知する構成では、先の利用者による共用スペースの利用が早く終了したときなどに、次の利用者は共用スペースを早めに利用することが可能になる。
スケジュールのキャンセル待ちの指定を可能にして、予約にキャンセルが発生したときにキャンセル待ちの指定を行った端末装置に対して通知する構成では、共用スペースを有効利用することができる。
実施形態を示すブロック図である。 同上に用いる住戸端末を示すブロック図である。 同上における予約画面の一例を示す図である。 同上における予約画面の他例を示す図である。
以下に説明する実施形態では、建物として集合住宅を例示するが、オフィスビルや商業ビル、あるいはホテルなどであってもよく、住戸や居室あるいはテナントなどの建物の使用者がそれぞれ自身の専用として利用する複数の専用スペースの出入口にそれぞれ電気錠が設けられ、さらに、建物の使用者が共用して利用できる共用スペースが設けられ、共用スペースの出入口にも電気錠が設けられている場合であれば、本発明の技術思想を適用することは可能である。
(実施形態1)
本実施形態は、図1に示すように、集合住宅Bには、専用スペースである各住戸Mに配置した端末装置である住戸端末10と、住戸端末10との間で構内通信路Lsを介して通信する構内サーバ20とを備えた構内通信網が構築される。構内通信網は、集合住宅Bの共用玄関、集会所、駐車場、駐輪場、ゴミ置き場、物置などの各種の共用スペースEに配置される共用端末30も含む。住戸端末10は基本的には各住戸Mに1台のみ設けているが、住戸Mに複数台の住戸端末10を設けることも可能である。
共用玄関に配置される共用端末30は、共用玄関に設けたオートロックドアの制御、共用玄関の監視、住戸端末10との通話などに用いられる。また、集会所などの他の共用スペースEの出入口にはドアが設けられ、ドアには電気錠31が付設されている。各共用スペースEの電気錠31は各共用スペースEに配置した共用端末30に接続されている鍵制御装置32により制御される。
住戸端末10は、図2のように、液晶表示器のようなモニタを備える表示部11と、共用玄関に配置したロビーインターホン(図示せず)や各住戸Mにそれぞれ設けたドアホン子機40との間で通話するためのスピーカおよびマイクロホンを備える通話部12と、住戸端末10を操作するためのスイッチ群からなる操作部13と、構内通信路Lsを通して構内サーバ20と通信するための通信部14とを備える。表示部11は、ロビーインターホンやドアホン子機40に設けたTVカメラにより撮像した来訪者の画像を表示する機能も備える。
住戸端末10には、来訪者の画像や来訪者との通話内容などの記憶を可能とする記憶部15も設けられる。記憶部15には、住戸端末10の器体に対して着脱可能であるフラッシュメモリ(メモリカード)を用いることが望ましい。住戸端末10には、マイクロコンピュータからなる制御部16が設けられており、制御部16により、表示部11、通話部12、操作部13、通信部14、記憶部15における信号の入出力が制御される。操作部13は、スイッチのほかモニタとともに用いるタッチパネルであってもよい。
ところで、各住戸Mの出入口に設けた玄関ドアには電気錠17が設けられ、玄関ドアに隣接して各住戸Mの外側には鍵制御装置18が配置される。本実施形態では、各住戸Mの電気錠17を解錠するキーとしてICカードからなるカードキーCを用いるものとする。すなわち、カードキーCには鍵情報を担持しており、鍵制御装置18は、カードキーCから鍵情報を読み取るカードリーダを備える。
鍵制御装置18は、カードリーダに適正なカードキーCを近接させると電気錠17を解錠し、住戸端末10に電気錠17の解錠を通知する。ここに、カードリーダで読み取った鍵情報の照合は、住戸端末10において行うようにしてもよい。
鍵情報を担持するキーは、ICカード以外の形態であってもよく、その場合には、カードリーダに代わってキーから鍵情報を読み取る装置を設けることになる。すなわち、鍵情報を担持するとは、ここでは、ICカードのメモリに鍵情報が登録されていることを意味するが、ICカード以外の形態のキーであれば、たとえば、2次元バーコードやカラーコードのような形式で表現された鍵情報でも用いることは可能である。
上述した住戸端末10は、表示部11、通話部12、操作部13からなるマンマシンインターフェイスの機能と、住戸Mに設けた各種設備機器の監視制御を行う機能と、住戸Mに設けた映像機器や音響機器に対してコンテンツを提供する機能とを一体に備えるものを想定しているが、各機能を適宜の装置に分散させてもよい。
たとえば、設備機器の監視制御を行う機能を備える宅内サーバ(図示せず)を設け、住戸Mに敷設した宅内通信網を介して、マンマシンインターフェイスの機能を有する表示操作装置(図示せず)、電気錠17を制御する鍵制御装置18などと宅内サーバとの通信を行うようにしてもよい。また、宅内サーバに代えて宅内の設備機器の監視制御を行う集中制御装置(図示せず)を設け、集中制御装置に設けたインターフェイスに表示操作装置や鍵制御装置18を接続してもよい。この場合、住戸Mに複数台の表示操作装置を設けることが可能である。
共用スペースEに設けた共用端末30は、住戸端末10と同様の構成を有している。ただし、共用端末30では、通常は、ロビーインターホンやドアホン子機40との通話は不要であるから、この種の通話機能は省略することができる。共用スペースEの出入口にはドアが設けられ、ドアに付設した電気錠31の施解錠を制御するための鍵制御装置32には、ICカードからなるカードキーCに記憶されている鍵情報を読み取るためのカードリーダが設けられる。
ところで、各住戸端末10(ないし表示操作装置)は、図3に示す外観を有している。図示する構成では、壁面のような施工面に取り付けられる扁平な器体50を有し、器体50の前面中央部に表示部11のモニタが露出している。また、器体50の左側部には通話部12のマイクロホンおよびスピーカが配置され、器体50の前面右側部には操作部13であるスイッチ群が配置されている。
住戸端末10には、住戸Mごとの住戸番号(すなわち、名称)と鍵情報とが登録されている。すなわち、住戸番号と鍵情報とのいずれもが住戸Mを特定する識別情報になる。ただし、居住者が変化したときに、前の居住者が保有するカードキーCを無効化するために、鍵情報は住戸Mの住戸番号に対して変更可能になっている。
したがって、構内サーバ20に、各住戸Mの識別情報である住戸番号(住戸の名称)と鍵情報とを対応付ける鍵情報記憶部23を設けてあり、各住戸Mの居住者が変わったときに、鍵情報記憶部23において住戸番号に対応付ける鍵情報を更新することが可能になっている。この場合、住戸端末10には住戸番号を登録しておき、住戸端末10から構内サーバ20に鍵情報を要求したときに、鍵情報記憶部23において当該住戸端末10の住戸番号に対応付けられている鍵情報が当該住戸端末10に転送されるとともに登録されるようにする。
住戸端末10において表示操作装置を独立して設ける場合には、宅内サーバあるいは集中制御装置に鍵情報を登録してもよい。あるいはまた、鍵制御装置32に鍵情報を登録しておき、住戸端末10において、鍵制御装置32の鍵情報を参照するようにしてもよい。
住戸端末10は、構内サーバ20に対してはクライアントとして機能し、構内サーバ20が提供するサービスを受けるためにウェブブラウザの機能を有している。構内サーバ20は予約処理部21を備えており、住戸端末10の操作部13において共用スペースEを予約する操作を行うと(たとえば、サービスを受けるためのメニュー画面から予約の項目を選択すると)、構内通信路Lsを通して予約処理部21が起動され、表示部11のモニタに図3のような予約画面が表示される。また、構内サーバ20には予約処理部21において設定されたスケジュールを記憶するスケジュール記憶部22が設けられる。
図示例では、モニタの1画面に、特定の共用スペースE(ゲストルーム)の1週間の予約状況が表示されている(図示例では、スケジュールを示すために、1週間の開始日を月曜日に設定している)。操作部13は、表示している画面を時間軸方向において「進む」操作と「戻る」操作とが可能であり、「進む」操作によって最大で4週程度後まで1週間ずつの情報を画面に表示することが可能になっている。また、「戻る」操作は、「進む」操作により表示した画面から前週に戻る際に用いられる。
図3に示す画面における操作部13において行うことができる基本操作は、「進む」操作と「戻る」操作とのほか、「決定」操作と「取消」操作とであり、画面内で設定した内容に決定する際には「決定」操作を行い、設定した内容を取り消す際には「取消」操作を行う。「取消」操作を行うと、何も設定していない状態に復帰する。
操作の一例を説明する。まず、共用スペースEの予約を行うために、図3のような予約用の画面を表示させると、画面上で共用スペースEの名称を表示している領域が反転表示される。予約用の画面は、スケジュール記憶部22に格納されたスケジュールを予約処理部21が参照することにより内容が決定される。
この状態において「進む」操作と「戻る」操作とを適宜に行うことによって、所望の共用スペースEを選択することができる。所望の共用スペースEが選択された状態で、「決定」操作を行うと、当該共用スペースEの名称は反転表示ではなくなり、上述のように「進む」操作と「戻る」操作とによって週を選択することが可能になる。
構内サーバ20の予約処理部21には、共用スペースEごとのスケジュールが登録されており、上述した操作部13の操作によって画面上にスケジュールの内容が表示される。住戸端末10の利用者は、既登録のスケジュールを確認した上で、当該共用スペースEを利用しようとする日時が空いていれば、操作部13の「決定」操作により予約作業を開始する。
予約作業が開始されると、「進む」操作と「戻る」操作とにより曜日の変更が可能になり、所望の曜日を選択した後に「決定」操作を行うと、「進む」操作と「戻る」操作とにより利用開始時刻の選択が可能になる。利用開始時刻は、時と分とを個別に設定することができる(時と分とについて、それぞれ、「進む」操作と「戻る」操作と「決定」操作とを行う)。利用開始時刻を設定した後には、利用終了時刻の選択が可能になる。
曜日(日付)と利用開始時刻および利用終了時刻とが設定されると、設定したスケジュールの内容を確認する画面が表示され、内容の確認後に「決定」操作を行うと、設定された内容が構内サーバ20に送信される。ここで、予約作業の開始から設定内容を送信する「決定」操作の前までであれば、「取消」操作により、いつでも予約作業の開始前の状態に復帰させることができる。
なお、表示操作装置としてタッチパネルを用いる場合には、モニタの画面上にキーボードを表示させることによって、スケジュールの内容を直接入力できるようにしてもよい。
予約処理部21は、スケジュールの重複を判断する機能を有しており、住戸端末10から送信された設定内容をスケジュール記憶部22の記憶内容に照合することによってスケジュールの重複の有無を判断する。そして、スケジュールに重複があるときには、設定内容を送信した住戸端末10に対して、当該設定内容は受け付けられない旨の表示を行う。すなわち、住戸端末10から送信された設定内容で指定された共用スペースEについて、利用しようとする時間帯と重複する時間帯のスケジュールがすでに登録されているときには、住戸端末10に対して設定エラーの表示を行う。また、住戸端末10から送信された設定内容が登録されているスケジュールと重複していなければ、予約処理部21は設定内容に従ってスケジュール記憶部22にスケジュールを格納して予約登録を完了する。
上述したように住戸端末10には鍵情報が登録されており、予約処理部21が住戸端末10に提供する予約画面を用いてスケジュールを登録する際には、共用スペースEの名称、予約の曜日(日付)、利用開始時刻、利用終了時刻とともに、住戸端末10に設定されている鍵情報がスケジュール記憶部22に記憶される。ここに、鍵情報は、住戸番号に対応付けて鍵情報記憶部23に登録されているから、スケジュールの登録には、鍵情報ではなく住戸番号を用いてもよい。
構内サーバ20は、スケジュールを実行する予約実行部24を備える。予約実行部24は、現在日時を計時する時計部を備えており、スケジュール記憶部22に登録されたスケジュールの利用開始時刻と時計部で計時されている現在時刻とを照合する。現在時刻が利用開始時刻に一致すると、予約実行部24から共用端末30に対して当該スケジュールに対応した鍵情報を引き渡すことにより、当該鍵情報が鍵制御装置32において使用可能となるようにする。その後、現在時刻が利用終了時刻に一致するまでは、鍵制御装置32において当該鍵情報を使用可能にしておき、現在時刻が利用終了時刻に一致すると、予約実行部24から共用端末30に対して鍵情報を無効にする指示を与える。
上述の処理により、共用スペースEの利用を予約した居住者のカードキーCの鍵情報を鍵制御装置32で用いることが可能になり、居住者のカードキーCを用いて共用スペースEにおける電気錠31を解錠することが可能になる。
ここに、上述の動作では、構内サーバ20から共用端末30に対して利用開始時刻に鍵情報を転送し、利用終了時刻には当該鍵情報を無効にする指示を与えているから、居住者のカードキーCを、利用開始時刻から利用終了時刻までの期間でしか使用することができないが、利用開始時刻の前から共用スペースEに入場できるようにし、利用終了時刻の後にも共用スペースEに滞在することを許容しなければ、実使用上の融通性が損なわれる。
したがって、利用開始時刻の前15分程度と利用終了時刻の後30分程度は、カードキーCの利用が可能になるように、共用端末30での鍵情報の有効期間を設定しておくことが望ましい。この場合、前後のスケジュールとは鍵情報の有効期間の一部の重複を許容することになる。
すなわち、1つの共用スペースEを利用する2つのスケジュールが隣接しており、スケジュールの間に実質的に空き時間がない場合には、両スケジュールで使用する鍵情報の有効期間の一部を重複させておくことが可能になる。このことにより、有効期間が重複している間に共有スペースEの利用者が入れ替わることで、両スケジュールの利用者は不便なく共用スペースEを利用することが可能になる。
また、上述の例では、利用開始時刻に鍵情報を共用端末30に送信しているが、1週間や1日を単位として、スケジュールに含まれる鍵情報をあらかじめ共用端末30に送信しておき、予約実行部24では、利用開始時刻に各鍵情報を有効にする指示を与え、利用終了時刻に各鍵情報を無効にする指示を与えるようにしてもよい。あるいはまた、1週間や1日を単位として、予約実行部24からスケジュールをあらかじめ共用端末30に送信しておき、共用端末30において、利用開始時刻に鍵情報を有効にし、利用終了時刻に鍵情報を無効にしてもよい。ここで、予約実行部24から共用端末30に鍵情報ないしスケジュールを送信した後に、当該期間内のスケジュールが新たに設定された場合は、新たに設定されたスケジュールの情報は、共用端末30にただちに送信される。なお、無効になった鍵情報は共用端末30から削除される。
上述した構成により、集合住宅Bの居住者は自身の住戸Mに用いるカードキーCによって、共用スペースEを利用することが可能になり、共用スペースEを利用するための専用の鍵を管理する必要がなくなる。しかも、集合住宅Bの住戸MのカードキーCにのみによって共用スペースEを解錠することが可能であり、かつ構内サーバ20に予約している場合にのみ共用スペースEの利用が可能であるから、共用スペースEの不正な使用を防止することができ、共用スペースEの利用に関するセキュリティー性が高まる。
上述の例では、1戸の住戸Mの居住者が共用スペースEを利用するスケジュールを構内サーバ20に予約しており、共用スペースEの解錠にあたっては、当該住戸Mで用いるカードキーCのみが利用可能になっている。たとえば、共用スペースEを団体で使用する場合であって、団体の代表者が共用スペースEの利用を予約するとすれば、その代表者が居住者となっている住戸MのカードキーCによってのみ共用スペースEの電気錠31を解錠することが可能になる。
ところで、共用スペースEに専用に用いる鍵であれば、最初に到着した人が共用スペースEの出入口を開いて使用可能にしておくことができるが、共用スペースEの電気錠31を解錠するにあたって1戸の住戸MのカードキーCしか用いることができないと、当該住戸Mの居住者が到着するまで共用スペースEを使用することができないという不都合が生じる。
このことから、団体で共用スペースEを利用する場合には、当該団体を構成するメンバーであれば誰でも共用スペースEの電気錠31を解錠できるようにしておくほうが利便性が高いと言える。すなわち、スケジュール記憶部22に設定するスケジュールにおける利用開始時刻から利用終了時刻までの期間、団体を構成するメンバーが保有しているすべてのカードキーCの鍵情報を共用端末30で利用可能にしておくことが望ましい。以下、この動作を可能にする2種類の技術について説明する。
第1の技術では、団体を構成するメンバーの一人(たとえば、代表者)が、住戸端末10から団体を構成するすべてのメンバーの住戸Mの住戸番号を入力することを要求する。住戸端末10による住戸番号の入力にあたっては、住戸端末10のモニタに集合住宅Bの全住戸Mの住戸番号の一覧表示しておき「進む」操作と「戻る」操作とにより必要な住戸番号を順に反転表示させるとともに、反転表示中の住戸番号に対して「決定」操作を行うことによって選択する方法と、住戸番号を順に表示して各住戸番号の選択か非選択かを「決定」操作した後に選択した住戸番号を一覧表示して確認させる方法とがある。
構内サーバ20には、集合住宅10のすべての住戸Mについて、住戸番号と鍵情報とを対応付けた鍵情報記憶部23が設けられているから、住戸端末10から入力された住戸番号を鍵情報に変換して共用端末30に与えることができる。住戸番号から鍵情報への変換をスケジュール記憶部22へのスケジュールの登録時に行う場合は、スケジュールに鍵情報が登録され、スケジュール記憶部22のスケジュールを住戸番号で登録する場合は、スケジュールを共用端末30に送信する際に住戸番号から鍵情報への変換を行う。
いま、団体を構成するメンバーの住戸の住戸番号が202号、303号、304号であり、共用スペースEとしての「ゲストルーム」を利用するために、住戸番号が202号であるメンバーが代表して予約登録を行う場合を想定する。
ここで、住戸番号が202号である住戸Mの住戸端末10を用いて、202号、303号、304号の住戸番号を入力し、さらに利用開始時刻および利用終了時刻を入力すると、住戸番号が202号の住戸Mに設けた住戸端末10において入力された情報が構内サーバ20に送信される。
この場合、構内サーバ20に設けた鍵情報記憶部23において、住戸番号202号、303号、304号に対応する鍵情報が、それぞれID34253、ID43523、ID66324であるとすれば、構内サーバ20から共用端末30に対して、これらの鍵情報ID34253、ID43523、ID66324が与えられることになる。
以上のように、スケジュールの設定時に、団体を構成するメンバーが居住者になっている住戸Mの住戸番号をすべてのメンバーについて入力しておくことによって、共用端末30では、当該団体のすべてのメンバーの鍵情報を認識することが可能になり、どのメンバーのカードキーCでも共用スペースEの電気錠31を解錠することが可能になる。
第1の技術では、団体を構成するメンバーのうちの一人がすべてのメンバーの住戸番号を登録すると、構内サーバ20において住戸番号に対応する鍵情報を抽出しており、メンバーのうちの一人だけが代表して予約作業を行っている。一方、第2の技術は、団体を構成するメンバーのうちの一人がすべてのメンバーの住戸番号を登録した後に、登録されたメンバーがそれぞれ自身の住戸Mの住戸端末10から予約を確認する技術であって、予約を確認したメンバーの住戸番号に対応した鍵情報がスケジュール記憶部22に登録されるようにしてある。
すなわち、第2の技術においても、第1の技術と同様に、団体を構成するメンバーの1人が住戸端末10から団体を構成するすべてのメンバーの住戸Mの住戸番号を入力する。ここで、第2の技術においても、第1の技術と同様に、住戸端末10から構内サーバ20に対して、共用スペースEの名称と団体を構成するメンバーの住戸番号と利用開始時刻および利用終了時刻とを送信する。
構内サーバ20の予約処理部21では、住戸端末10から送信された団体を構成するメンバーの住戸番号を保持するとともに予約待ちのフラグを設定する。また、予約処理部21は、共用スペースEの名称と利用開始時刻および利用終了時刻と受け取った住戸番号とを対応付けてスケジュール記憶部22に登録する。スケジュール記憶部22に登録された後は、各住戸Mの住戸端末10において、図3のような画面を表示することによって、当該共用スペースEの予約状況を確認することが可能になる。
団体を構成するメンバーは、予約された集まりに参加する場合には、図3のような画面内で「進む」操作あるいは「戻る」操作を行って当該予約を選択することにより予約内容を反転表示させ「決定」操作を行う。このように、住戸端末10によって参加の意思を入力すると、当該住戸の住戸番号と予約開始時刻および予約終了時刻とともに住戸端末10から構内サーバ20に送信される。このとき、各住戸の鍵情報も同時に送信するようにしてもよい。
ここで、構内サーバ20の予約処理部21では、保持している住戸番号の住戸端末10から住戸番号と予約開始時刻および予約終了時刻とを受信すると、参加通知とみなして、当該住戸番号に対応する鍵情報を鍵情報記憶部23から抽出しスケジュール記憶部22にすでに記憶しているスケジュールに付加して登録する。ただし、参加通知を行った住戸端末10から鍵情報を受け取る場合は、鍵情報記憶部23を省略することが可能である。
この手順により、団体を構成するメンバーが自身の住戸Mの住戸端末10を用いて集まりへの参加通知を行うと、参加者の鍵情報がスケジュール記憶部22に登録される。第2の技術では、利用開始時刻になるとスケジュール記憶部22に登録されている鍵情報が共用端末30に送信され、参加通知を行った住戸Mに対応する鍵情報が共用端末30において利用可能になる。
いま、第1の技術と同様に、団体を構成するメンバーの住戸の住戸番号が202号、303号、304号であり、共用スペースEとしての「ゲストルーム」を利用するために、住戸番号が202号であるメンバーが代表して予約登録を行う場合を想定する。また、住戸番号202号、303号、304号に対応する鍵情報が、それぞれID34253、ID43523、ID66324であるものとする。また、鍵情報を住戸端末10から送信する場合を想定する。
ここで、住戸番号が202号である住戸Mの住戸端末10を用いて、202号、303号、304号の住戸番号を入力し、さらに利用開始時刻および利用終了時刻を入力するものとする。この場合、202号の住戸端末10からは、202号、303号、304号の住戸番号と、利用開始時刻および利用終了時刻と、202号の住戸端末10が保有する鍵情報であるID34253とが構内サーバ20に送信される。
その後、住戸番号が303号、304号である住戸Mの住戸端末10からそれぞれ参加通知を行うと、各住戸端末10では、住戸端末10がそれぞれ保有している鍵情報(ID43523、ID66324)と利用開始時刻および利用終了時刻とを構内サーバ20に送信するのである。
一方、住戸端末10から鍵情報を送信せず、鍵情報記憶部23を用いて住戸番号を鍵情報に変換する場合は、上述の条件に従うと、次の動作になる。まず、202号の住戸端末10からは、202号、303号、304号の住戸番号と、利用開始時刻および利用終了時刻とが構内サーバ20に送信される。その後、住戸番号が303号、304号である住戸Mの住戸端末10からそれぞれ参加通知を行うには、住戸端末10がそれぞれ保有している住戸番号(303号、304号)と利用開始時刻および利用終了時刻とを構内サーバ20に送信する。
以上説明した手順からわかるように、第2の技術を採用する場合には、予約登録を行った住戸端末10および参加通知を行った住戸端末10から構内サーバ20に鍵情報が送信されるから、構内サーバ20において住戸番号と鍵情報とを対応付けて記憶しておく必要がなく、構内サーバ20での鍵情報の管理が不要になる。また、鍵情報が住戸端末10にのみで管理されるから、鍵情報が漏洩する可能性が低減され、鍵情報のセキュリティ性が保たれる。
ところで、上述のように、共用スペースEを団体で利用する場合に、団体名を利用可能にし団体に所属するメンバーの住戸番号をあらかじめ構内サーバ20に登録しておけば、住戸端末10からのスケジュールの入力作業が容易になる。団体名の利用を可能とする場合には、構内サーバ20に団体記憶部25を設けておき、団体記憶部25では、たとえば茶道部や書道部のような団体名と、団体に所属するメンバーの住戸番号とを対応付けて登録しておく。この登録作業は、構内サーバ20として用いるコンピュータの入力装置を用いて、集合住宅の管理人などが行えばよい。
団体記憶部25を構内サーバ20に設けた構成では、スケジュール記憶部22には団体名が併せて登録される。スケジュール記憶部22に団体名を登録していることによって、図4に示すように、予約画面において、共用スペースEの利用時間帯(利用開始時刻から利用終了時刻までの時間帯)に対応付けて団体名を表示が表示される。この場合、スケジュール記憶部22に団体名が登録されていなければ団体名は表示されない。
ここで、団体による予約の技術として第1の技術を採用する場合には、スケジュール記憶部22には団体名のみを登録し、共用端末30に鍵情報を送信する際に、団体名を団体記憶部25に照合することにより住戸番号に展開し、さらに、住戸番号を鍵情報記憶部23に照合することにより鍵情報に変換することが可能である。
また、団体による予約の技術として第2の技術を採用する場合には、各住戸端末10から予約登録ないし参加通知を行った住戸端末10に対応する住戸番号を、予約処理部21において団体記憶部25と照合することにより住戸番号の確認を行い、当該住戸番号の住戸端末10から受け取った鍵情報をスケジュール記憶部22に登録すればよい。第2の技術を用いる場合であっても、スケジュール記憶部22には団体名を併せて登録し、各住戸端末10に表示する予約画面において団体名の表示が可能になるようにする。
ところで、上述したように、構内サーバ20の予約実行部24では利用終了時刻になると鍵情報を無効にするが、予約終了時刻になった時点で鍵情報を無効にするのではなく、予約終了時刻の後の所定時間まで有効期間を延長している。ただし、利用終了時刻の後にも共用スペースEを使い続けると、後の利用者の利用を妨げる場合があり、共用スペースEで使用する機器でのエネルギー消費量も増加するから、利用終了時刻を過ぎていることを利用者に通知することが望ましい。
いま、共用スペースEに、照明機器、映像機器(テレビジョン受像機などの映像を表示する機器)、音響機器(オーディオ機器のように音を出力する機器)、空調機器のような機器が配置されているものとする。この場合、利用終了時刻を過ぎていることを利用者に通知するために、予約時刻部24では、利用終了時刻を過ぎた後も共有スペースEの電気錠31が施錠されていなければ、これらの機器の出力を低下させることによって利用者に警告する。
このように共用スペースEで使用されている機器を用いて警告することによって、利用終了時刻を過ぎた後の利用をすみやかに止めさせることが可能になる。なお、映像機器や音響機器であれば、利用終了時刻に出力を停止させてもよいが、照明機器は、突然に消灯させると安全を確保できない場合があるから、利用終了時刻において減光することで警告することが望ましい。
なお、共用スペースEの利用が連続して予約されている場合には、利用終了時刻において次の利用者が待機していると考えられるが、共用スペースEが延長して利用されていると、利用者が自信の住戸Mに引き上げる場合もある。そこで、共用スペースEの電気錠31が施錠されたことを構内サーバ20の予約実行部24が認識した時点で、構内サーバ20から次に予約している住戸Mの住戸端末10に共用スペースEが利用可能になった旨の通知をアラーム音などによって行うことが望ましい。
さらに、構内サーバ20の予約処理部21は、スケジュールのキャンセルを受け付ける機能を備えていることが望ましい。スケジュールをキャンセルには、住戸端末10において図3あるいは図4のような予約画面を表示し、所望のスケジュールを選択した(反転表示させた)後、「取消」操作を行う。ここで、スケジュールのキャンセルは、予約登録を行った住戸端末10にのみ権限があり、予約処理部21ではスケジュール記憶部22の登録内容に基づいて住戸端末10を確認し、キャンセルの権限がある住戸端末10である場合に、スケジュールのキャンセルを実行してスケジュール記憶部22からスケジュールを消去する。
構内サーバ20の予約処理部21は、住戸端末10からの予約を受け付ける際に、キャンセル待ちの予約を受け付けることが可能であり、住戸端末10に表示される予約画面において、すでにスケジュールが設定されている利用開始時刻および利用終了時刻で規定される時間帯に重複する時間帯であっても、キャンセル待ちの指定を行った場合には、スケジュール記憶部22にスケジュールを重複して登録することを許容する。
ただし、キャンセル待ちの指定を行ったスケジュールは、先のスケジュールがスケジュール記憶部22から消去されるまでは無効化されており、先のスケジュールがキャンセルされると、キャンセル待ちのスケジュールが有効になる。ここで、キャンセル待ちのスケジュールが複数存在する場合に備えて、スケジュールの設定順に優先順位が規定され、スケジュールのキャンセルが発生したときには優先順位の高いほうから順にスケジュールが有効になるようにしてある。
また、予約処理部21では、先のスケジュールがキャンセルになったときには、次のスケジュールに含まれる住戸番号(もしくは、鍵情報)を抽出し、抽出した住戸番号(もしくは、鍵番号を鍵情報記憶部23に照合して得られる住戸番号)を有する住戸の住戸端末10に対してキャンセルが発生したことをアラーム音などによって通知する。
共用スペースEの利用が利用終了時刻よりも早く終了した場合には、利用の終了とともに共用スペースEの施錠が行われ、また共用スペースEに設けた機器の使用が停止している場合が多いから、共用スペースEでの電力使用量および施錠の情報を構内サーバ20において取得し、利用が終了したと判断され、しかも連続して次のスケジュールが存在しているときには、次のスケジュールを予約している住戸Mの住戸端末10に対してキャンセル待ちの場合と同様にアラーム音などによる通知を行う。
10 住戸端末(端末装置)
11 表示部
13 操作部
17 電気錠
18 鍵制御装置
20 構内サーバ
21 予約処理部
22 スケジュール記憶部
23 鍵情報記憶部
24 予約実行部
25 団体記憶部
30 共用端末
31 電気錠
32 鍵制御装置
B 集合住宅(建物)
C カードキー(キー)
Ls 構内通信路
M 住戸(専用スペース)

Claims (6)

  1. 建物に設けた複数の専用スペースにそれぞれ配置される端末装置と、建物の共用スペースに配置される共用端末と、構内通信路を介して端末装置および共用端末と通信する構内サーバと、専用スペースと共用スペースとの出入口にそれぞれ設けた電気錠に付設され各場所ごとの電気錠の施解錠を制御する鍵制御装置とを備え、端末装置は、配置されている専用スペースに対応付けた識別情報が規定されており、共用スペースの利用に関する予約の状況を表示する表示部および共用スペースの利用に関する予約の操作を行う操作部を備え、構内サーバは、共用スペースの利用時間帯と専用スペースの識別情報とを対応付けたスケジュールが登録されるスケジュール記憶部と、端末装置における操作部の操作に応じてスケジュール記憶部へのスケジュールの登録を行う予約処理部と、スケジュール記憶部に登録されたスケジュールごとの利用時間帯に専用スペースの識別情報に対応付けた鍵情報を共用端末に与える予約実行部とを有し、鍵制御装置は、端末装置と共用端末とにそれぞれ接続され鍵情報を担持するキーから読み取った鍵情報が、端末装置に規定されている識別情報に対応付けられた鍵情報または共用端末に与えられた鍵情報と一致すると各場所ごとの電気錠を解錠する機能を有しており、操作部は、共用スペースの利用を予約する際に、端末装置が配置されている専用スペースの識別情報を含む複数の識別情報を入力することが許容されており、予約処理部は、操作部から入力されたスケジュールと重複するスケジュールがスケジュール記憶部にすでに登録されているときには操作部から入力されたスケジュールの登録を禁止する一方、端末装置から複数の識別情報を含む予約が要求されると1つのスケジュールに複数の識別情報を対応付けてスケジュール記憶部に登録し、予約実行部は、スケジュール記憶部に登録されたスケジュールに複数の識別情報が含まれているときには、当該識別情報に対応する鍵情報を共用端末に与えることを特徴とする予約システム。
  2. 前記構内サーバは、前記識別情報として専用スペースの名称と専用スペースの鍵情報とを対応付けた鍵情報記憶部を備え、前記予約処理部と前記予約実行部との一方において専用スペースの識別情報である専用スペースの名称を鍵情報に変換し、前記予約実行部は、スケジュールにおける利用時間帯に前記共用端末に対して変換後の鍵情報を与えることを特徴とする請求項1記載の予約システム。
  3. 前記端末装置は、識別情報として専用スペースの名称を備えており、前記予約処理部は、いずれかの端末装置から共用スペースの利用のスケジュールが予約される際に、複数の専用スペースの名称が含まれていると、当該名称が識別情報として規定されている端末装置から当該スケジュールが予約されたときに、当該端末装置の識別情報を前記スケジュール記憶部のスケジュールに含めて登録し、前記予約実行部は、スケジュールにおける利用時間帯において、当該スケジュールに登録された端末装置に対応する鍵情報を前記共用端末に与えることを特徴とする請求項1又は2記載の予約システム。
  4. 前記構内サーバは、あらかじめ団体のメンバーに対応した専用スペースの名称と団体名とを対応付けて登録した団体記憶部を備え、前記予約処理部は、前記端末装置から共用スペースの利用のスケジュールが予約される際に、複数の識別情報を含む予約として団体名で指定されたときに、団体名を団体記憶部に照合することにより団体名に対応付けた専用スペースの名称に展開することを特徴とする請求項2又は3記載の予約システム。
  5. 前記予約実行部は、1つのスケジュールに対応した共用スペースの利用が前記電気錠の施錠により検出され、かつ前記スケジュール記憶部において、利用時間帯が隣接した次のスケジュールが登録されているときには、前記端末装置のうち次のスケジュールに含まれる識別情報を有する端末装置に対して共用スペースが利用可能であることを通知する機能を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の予約システム。
  6. 前記端末装置の前記操作部は、前記スケジュール記憶部に登録されたスケジュールのキャンセルを行う機能とキャンセル待ちの指定を行う機能とを有し、前記予約処理部は、キャンセル待ちの指定があるスケジュールに対して、先のスケジュールがキャンセルされると、キャンセル待ちの指定を行った端末装置にキャンセルの発生を通知する機能を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の予約システム。
JP2010013344A 2010-01-25 2010-01-25 予約システム Expired - Fee Related JP5391091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010013344A JP5391091B2 (ja) 2010-01-25 2010-01-25 予約システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010013344A JP5391091B2 (ja) 2010-01-25 2010-01-25 予約システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011149255A JP2011149255A (ja) 2011-08-04
JP5391091B2 true JP5391091B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=44536467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010013344A Expired - Fee Related JP5391091B2 (ja) 2010-01-25 2010-01-25 予約システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5391091B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5171976B2 (ja) * 2011-02-21 2013-03-27 株式会社フルタイムシステム 設備利用管理システム
JP6702782B2 (ja) * 2016-04-21 2020-06-03 トヨタホーム株式会社 二世帯住宅の共用空間管理システム
JP6923270B2 (ja) * 2017-03-15 2021-08-18 パーク二四株式会社 駐車車室予約端末、駐車車室予約サーバおよびコンピュータプログラム
WO2020108601A1 (zh) * 2018-11-30 2020-06-04 永安行科技股份有限公司 一种车辆管理装置及方法
AU2020247109B2 (en) 2019-03-25 2023-03-16 Assa Abloy Ab Physical access control systems with localization-based intent detection
JP2021108052A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理システム、情報処理装置、および、プログラム
JP7452052B2 (ja) * 2020-02-05 2024-03-19 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 制御システムおよび共有設備

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004062495A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Tamura Electric Works Ltd サーバー
JP4426426B2 (ja) * 2004-11-17 2010-03-03 トッパン・フォームズ株式会社 開錠制御システム
JP2007133646A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム
JP2008027014A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 部屋予約管理システム
JP2009030230A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 電気錠システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011149255A (ja) 2011-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5391091B2 (ja) 予約システム
JP3906801B2 (ja) 集合住宅用ホームオートメーションシステム
JP2009030230A (ja) 電気錠システム
JP6240838B1 (ja) 住宅管理システム
JP2008114950A (ja) セキュリティ制御装置、エレベータ制御システム
JP2012087462A (ja) 入場管理システム
JP5584604B2 (ja) 集合住宅システム
JP2014020062A (ja) 入退室管理システム及び入退室管理方法
JP2015074938A (ja) 集合用インターホン装置及びオートロック扉用の無線認証装置
JP2012083985A (ja) 共有施設予約管理システム
JP2023169083A (ja) 配達管理システム
JP2006144264A (ja) 一時使用目的居室管理システム
TWM629337U (zh) 門禁管理系統
JP7440341B2 (ja) キャンプ施設のチェックインシステム
JP2022009213A (ja) インターホンシステム
JP2013102335A (ja) 入退室管理システム
JP5033524B2 (ja) 電気錠制御機能付きインターホンシステム
JP5608459B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2019196638A (ja) 集合住宅用エントランスドア解錠システム及び該システムの使用方法
KR102285812B1 (ko) 스마트게이트 iot 시스템
JP7165929B2 (ja) 認証情報出力システム、処理方法、及びプログラム
JP5512445B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2019186697A (ja) インターホンシステム
JP7482443B2 (ja) ロック解除システム、及び、ロック解除方法
JP7212975B1 (ja) 入退館管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees