JP5382601B2 - 情報提示装置、情報提示方法、および情報提示用プログラム - Google Patents

情報提示装置、情報提示方法、および情報提示用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報提示装置、情報提示方法、及び情報提供用プログラムに関し、特にユーザの検索操作履歴などからユーザの状況を推測しつつ情報を提供する情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示用プログラムに関する。
大量の情報が格納された情報提供装置では、所望のコンテンツを探しだすために、ユーザが自身の検索意図を検索クエリとして入力してコンテンツを絞り込み、コンテンツ一覧を生成して提示する機能を備えている。検索意図を的確に検索クエリにできなかった等で、一回の検索クエリの入力で所望のコンテンツを見つけ出せないときには、検索クエリを複数回変更して、その都度コンテンツ一覧を見て、目的とするコンテンツを探す。このようにユーザがある目的を抱いてコンテンツ検索を開始し、検索目的にそったコンテンツを入手するまでの一連の検索操作を検索セッションと呼ぶ。情報提供サービスの利用においては、検索セッションは1つとは限らず、複数の検索セッションが組み合わされた形となることも多い。
情報提供装置において、検索セッションの判別を行い、情報提供装置のカスタマイズに利用する事例として、非特許文献1や特許文献1が報告されている。
非特許文献1では、検索セッションの判別を行うことで、検索クエリに含まれる語句同士の関連度を定義する技術が報告されている。これは、同じ検索セッションの中で使用される検索クエリは、同じ検索目的を複数の視点から表現した語句であるとの仮説に基づくもので、検索セッションの判別を行い、同一検索セッションの検索クエリに含まれる語句同士を関連させて同義語を定義する技術である。
また特許文献1では、検索セッションの判別を行うことで、検索セッション中で一度表示したコンテンツは、同じ検索セッション内で再検索した際に、コンテンツ一覧から除外する、もしくはコンテンツ一覧の末尾に配置するという技術が報告されている。一般に、検索セッション内で用いられる検索クエリは意味的に似通ったものが入力されることが多い。このため、検索クエリを変更してコンテンツ一覧を提示したとしても、表示したコンテンツ一覧には、以前のコンテンツ一覧で提示済みのコンテンツが大量に含まれる。ユーザは、以前のコンテンツ一覧で見たコンテンツが気に入らずに検索クエリを変更しているにもかかわらず、再び、既に不要と判断したコンテンツを多く含むコンテンツ一覧を縦覧しなければならず、コンテンツの見落としや、一覧のブラウズのあきらめなどが生じていた。特許文献1は、前記課題を改善することを目的としており、検索セッションが続いている間に表示したコンテンツを記録しておき、新たな検索クエリが入力された時にコンテンツ一覧を生成する際、既に表示済みのコンテンツをコンテンツ一覧から除外するか、もしくはコンテンツ一覧の末尾に移動する。
非特許文献1や特許文献1に代表される情報提供装置を実現するためには、検索セッションの判別が不可欠な技術で、それぞれの文献において、検索セッションの判別方法が報告されている。
非特許文献1では、検索操作の時間間隔に基づいて検索セッションの判別を行っている。これは非特許文献1のp.2252左段「同一の使用者によって使用された検索語は、その使用時間間隔が短ければ同じ情報を求めるために、長ければ別の情報を求めるために、それぞれ使用された可能性が高い」という仮説に基づくもので、時間を入力変数とする単調減少関数により操作間の関連を推測することで検索セッションの判別を行っている。
特許文献1では、同じ検索目的であれば検索でヒットするコンテンツは大きく変わらない、との仮説に基づいて、直前の検索クエリで検索されるコンテンツ集合と、新たな検索クエリで検索されるコンテンツ集合とを比較し、共通するコンテンツの割合が大きいときに検索セッションが続いていると判定し、共通するコンテンツの割合が小さいときに別の検索セッションに移行したと判定する。
大久保他著、「WWW検索ログに基づく情報ニーズの抽出」、情報処理学会論文誌、Vol.39、No.7、1998年7月発行、pp.2250−2258 特開2006−285656号公報
しかしながら、非特許文献1および特許文献1における検索セッションの判別方法では、適切に検索セッションを判別できないケースが多いという問題点があった。
非特許文献1の検索セッション判別方法は、ユーザによる情報提示装置の操作が連続的に実施されることを前提としている。しかしながら、ユーザの操作シーンを鑑みると、操作中に休憩を挟んだり、電話応対やメール処理など別の割り込み業務が発生したりするなどして、検索操作の中断、再開が生じることが容易に想像される。非特許文献1の検索セッション判別方法では、検索操作の時間間隔により検索セッションの判別を行うため、検索操作の中断を挟んだ前後では、時間間隔が長くなるため、別の検索セッションと判定されることになり、正しく検索セッションの判定を行うことができない。これを第一の問題点と呼ぶ。
また、特許文献1の検索セッション判別方法では、検索時間による検索セッションの判別を行っていないため、第一の問題点は発生せず、検索操作中断の影響を受けずに検索セッションの判別を行うことが可能である。しかしながら、検索クエリの入力を3回以上行った際に、検索目的の同一性を正しく判定できない。判定が正しく行えないケースについて図35を用いて説明する。
図35に、3回の検索を行った際に、検索クエリで検索されたコンテンツ集合を示す。ユーザは、検索クエリとして、検索クエリQ1、検索クエリQ2、検索クエリQ3の順番で入力し、各検索クエリで検索されたコンテンツの集合をコンテンツ集合101、コンテンツ集合102、コンテンツ集合103とする。コンテンツ集合101とコンテンツ集合102は大きく重複しており、また、コンテンツ集合101とコンテンツ集合103は大きく重複しているが、コンテンツ集合102とコンテンツ集合103は殆ど重複していない。検索クエリQ3で検索を行ったタイミングで検索セッションの判別を行うと、特許文献1の方法では、検索クエリQ2でのコンテンツ集合102と検索クエリQ3のコンテンツ集合103との共通するコンテンツの割合を計算するため、検索セッションが異なると判定することとなり、正しく検索セッションの判定を行うことができない。これを第二の問題点と呼ぶ。
本発明の目的は、検索を繰り返し行った場合でも正しく検索セッションの判定を行うことが可能な情報提示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る第1の情報提示装置は、ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合と、前記ユーザの過去の検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合の複数を使って合成した1つのコンテンツ集合とを比較して、前記指定された検索クエリが、前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索操作により指定されたものであるかどうかを判別する手段を有することを特徴とする。
また本発明に係る第2の情報提示装置は、ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合を保持する第一コンテンツ集合格納手段と、前記ユーザの過去の検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合の複数を使って1つのコンテンツ集合合成するコンテンツ集合合成手段と、前記コンテンツ集合合成手段で生成したコンテンツ集合を保持する第二コンテンツ集合格納手段と、前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、指定された検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定する検索セッション判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また本発明に係る第3の情報提示装置は、ユーザの検索操作により入力された検索クエリを格納する検索クエリ格納手段と、前記検索クエリに従ってコンテンツを検索するコンテンツ検索手段と、前記検索クエリ格納手段に格納された検索クエリを使って前記コンテンツ検索手段で検索したコンテンツ集合を保持する第一コンテンツ集合格納手段と、前記ユーザの過去の検索操作により入力された検索クエリを格納する検索クエリ履歴格納手段と、前記検索クエリ履歴格納手段に格納した過去の検索クエリを使って前記コンテンツ検索手段により検索されたコンテンツ集合の複数を使って1つのコンテンツ集合合成するコンテンツ集合合成手段と、前記コンテンツ集合合成手段で生成したコンテンツ集合を保持する第二コンテンツ集合格納手段と、前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して前記検索クエリ格納手段に格納した検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定する検索セッション判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また本発明に係る第1の情報提示方法は、ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合を第一コンテンツ集合格納手段に記憶させ、前記ユーザの過去の検索クエリで検索されるコンテンツ集合を使ってコンテンツ集合を合成し、合成したコンテンツ集合を第二コンテンツ集合格納手段に記憶させ、前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、指定された検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定することを特徴とする情報提示方法。
また、本発明に係る第2の情報提示方法は、ユーザの検索操作により入力された検索クエリを検索クエリ格納手段に記憶させ、前記検索クエリ格納手段に記憶させた検索クエリに従ってコンテンツの検索を行い、検索したコンテンツ集合を第一コンテンツ集合格納手段に記憶させ、前記ユーザの過去の検索クエリを検索クエリ履歴格納手段に記憶させ、前記検索クエリ履歴格納手段に格納した過去の検索クエリを使って検索されたコンテンツ集合を使ってコンテンツ集合を合成し、合成したコンテンツ集合を第二コンテンツ集合格納手段に記憶させ、前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、前記検索クエリ格納手段に格納した検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定することを特徴とする。
また本発明に係る第1の情報提示用プログラムは、ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合を第一コンテンツ集合格納手段に記憶させる処理と、前記ユーザの過去の検索クエリで検索されるコンテンツ集合を使ってコンテンツ集合を合成する処理と、合成したコンテンツ集合を第二コンテンツ集合格納手段に記憶させる処理と、前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、指定された検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
さらに本発明に係る第2の情報提示用プログラムは、ユーザの検索操作により入力された検索クエリを検索クエリ格納手段に記憶させる処理と、前記検索クエリ格納手段に記憶させた検索クエリに従ってコンテンツの検索を行う処理と、検索したコンテンツ集合を第一コンテンツ集合格納手段に記憶させる処理と、前記ユーザの過去の検索クエリを検索クエリ履歴格納手段に記憶させる処理と、前記検索クエリ履歴格納手段に格納した前記ユーザの過去の検索クエリを使って検索されたコンテンツ集合を使ってコンテンツ集合を合成する処理と、合成したコンテンツ集合を第二コンテンツ集合格納手段に記憶させる処理と、前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、前記検索クエリ格納手段に格納した検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、検索を繰り返し行った場合でも、正しく検索セッションの判定を行うことができる。その理由は、ユーザが利用した複数の検索クエリでの検索結果として得られるコンテンツ集合を合成することで、ユーザの検索意図を的確に推測でき、推測したユーザの検索意図に基づいて検索セッションの判定を行うためである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
本発明の第一の実施の形態による情報提示装置では、指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合を保持する第一コンテンツ集合格納手段と、少なくとも1つ以上で複数の過去の検索クエリで検索される少なくとも1つ以上で複数のコンテンツ集合を使ってコンテンツ集合を合成するコンテンツ集合合成手段と、前記コンテンツ集合合成手段で生成したコンテンツ集合を保持する第二コンテンツ集合格納手段と、第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して指定された検索クエリが過去の検索セッションに属するかどうかを判定する検索セッション判定手段と、を有し、前記コンテンツ合成手段で合成に用いるコンテンツ集合は、同一の検索セッションに含まれる複数の検索クエリによって検索された複数のコンテンツ集合とする。
このような構成を採用し、指定された検索クエリが、これまでの検索セッションに属するかどうかを判定する際に、直近の過去1回の検索クエリのみに依存せず、かつ、操作の時間間隔のみに依存せず、検索セッションに含まれる検索クエリを総合的に使用して検索セッションの判定を行うことで、本発明の目的を達成することができる。
本発明の第二の実施の形態による情報提示装置では、第一の情報提示装置の構成に加えて、コンテンツ集合合成手段において合成したコンテンツ集合の履歴を検索クエリの履歴と対応付けて格納しておく合成履歴格納手段と、を更に備える。
このような構成を採用し、一度、コンテンツ集合合成手段で合成したコンテンツ集合を合成履歴格納手段に格納しておくことで、コンテンツ集合合成手段でのコンテンツ合成処理を軽減しつつ、第一の実施の形態による効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
本発明の第三の実施の形態による情報提示装置では、第一、及び第二の情報提示装置の構成に加えて、コンテンツ検索したコンテンツ集合を検索クエリと対応付けて格納しておく検索結果履歴格納手段と、を更に備える。
このような構成を採用することで、コンテンツ検索処理を軽減しつつ、第一、及び第二の実施の形態による効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
本発明の第四の実施の形態による情報提示装置では、第一、第二、及び第三の情報提示装置の構成に加えて、検索セッション判定手段において複数の検索セッションの判定を行った際に、その複数の判定結果を総合的に判断して最終的な検索セッションの判定結果を出力する総合判定手段と、を更に備える。
このような構成を採用することで、複数の検索セッションに関する情報を保持しておき、判定対象の検索クエリがどの検索セッションに含まれるかを総合的に判断することが可能となり、本発明の目的を達成することができる。
本発明の第五の実施の形態による情報提示装置では、第一、第二、第三、及び第四の情報提示装置の構成に加えて、検索セッション判定手段での判定結果を踏まえて、ユーザに対して提示する情報を生成する提示情報生成手段と、を更に備える。
このような構成を採用することで、ユーザから入力された検索クエリを使って検索セッションの判定を行い、判定した検索セッションに従ってユーザに提示する情報を生成することができ、本発明の目的を達成することができる。
本発明の第六の実施の形態による情報提示装置では、第五の情報提示装置の構成において、提示情報生成手段の中に、コンテンツの情報提示履歴を管理する提示履歴管理手段と、前記提示履歴管理手段に格納した各コンテンツの提示履歴を参照して、未だ表示していないコンテンツを優先的に表示するコンテンツ一覧生成手段と、を更に備える。
このような構成を採用し、コンテンツの提示履歴に基づいてコンテンツをソーティングし、別のコンテンツ選択条件で提示済みのコンテンツは、ソーティング時に優先順位を下げ、未提示のコンテンツの優先順位を高めることで、さらに効果的に本発明の目的を達成することができる。
本発明の第七の実施の形態による情報提示装置では、第一、第二、第三、第四、及び第五の情報提示装置の構成に加えて、各ユーザごとの検索セッションの利用数をカウントする検索セッションカウント手段と、を更に備える。
このような構成を採用し、ユーザ毎の検索セッション利用数をカウントすることで、ユーザの利用状況に合わせた処理を行うことができ、本発明の目的を達成することができる。
図1は、本発明の第一の実施例の構成を示すブロック図である。
本実施例による情報提示装置は、複数の検索クエリを参照してユーザの一連の検索操作を判別する手段を有する。詳細には、ユーザにより指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合と、ユーザの過去の検索クエリで検索されるコンテンツ集合を使って合成したコンテンツ集合とを比較して、ユーザにより指定された検索クエリが、ユーザの過去の検索操作と同一目的のものであるかどうかを判別するものである。
具体的には、図1に示すように、検索クエリ格納手段1、コンテンツ検索手段2、第一コンテンツ集合格納手段3、検索クエリ履歴格納手段4、コンテンツ集合合成手段5、第二コンテンツ集合格納手段6、および検索セッション判定手段7を備える。
検索クエリ格納手段1は、ユーザから入力された検索クエリを格納する。コンテンツ検索手段2は、検索クエリ格納手段1と、検索クエリに従ってコンテンツの検索を行う。第一コンテンツ集合格納手段3は、検索クエリ格納手段1に格納された検索クエリを使ってコンテンツ検索手段2で検索したコンテンツ集合を保持する。検索クエリ履歴格納手段4は、過去の検索クエリを格納する。コンテンツ集合合成手段5は、検索クエリ履歴格納手段4に格納した少なくとも1つ以上で複数の検索クエリを使ってコンテンツ検索手段2により検索された少なくとも1つ以上で複数のコンテンツ集合を使ってコンテンツ集合を合成する。第二コンテンツ集合格納手段6は、コンテンツ集合合成手段5で生成したコンテンツ集合を保持する。検索セッション判定手段7は、第一コンテンツ集合格納手段3のコンテンツ集合と、第二コンテンツ集合格納手段6のコンテンツ集合とを比較して検索クエリ格納手段1に格納した検索クエリが過去の検索セッションに属するかどうかを判定する。
図2は、本実施例による情報提示装置の動作を示すフローチャートである。図2を用いて、本実施例の動作を説明する。本説明では、ユーザは同じ検索セッションにてn回の検索を行い、その時の検索クエリQ1、Q2、...、Qn(n>=1)が検索クエリ履歴格納手段4に格納された状態から説明を始める。さらに、説明の簡単化のために、検索クエリ履歴格納手段4には同じ検索セッションに属する検索クエリのみを格納するとして説明を進める。
(ステップS1)
ステップS1では、検索クエリ格納手段1に、検索セッションを判定したい検索クエリQn+1を格納する。続いて、ステップS2に進む。
(ステップS2)
ステップS2では、コンテンツ検索手段2により検索クエリQn+1を使って検索を行い、検索結果としてコンテンツ集合Cn+1を取得する。ここで、コンテンツ検索手段2から取得するコンテンツ集合の情報は、コンテンツを一意に識別するために割り振られたID(Identity number)やURI(Uniform Resource Identifier)を想定しているが、これ以外でコンテンツを識別する情報や、あるいは、コンテンツ自体を取得して保持する形でもかまわない。取得したコンテンツ集合Cn+1を第一コンテンツ集合格納手段3に格納する。続いて、ステップS3に進む。
(ステップS3)
ステップS3では、検索クエリ履歴格納手段4に格納されている各検索クエリQi(1≦i≦n)について、コンテンツ検索手段2において検索を行い、結果としてコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を取得する。取得したコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)をコンテンツ集合合成手段5に送る。続いて、ステップS4に進む。
(ステップS4)
ステップS4では、コンテンツ集合合成手段5によりコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を使ってコンテンツ集合を合成する。合成方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例としてCi(1≦i≦n)の和集合を算出することで、合成したコンテンツ集合D[C1,...,Cn](=C1∪...∪Cn)を得る。合成したコンテンツ集合D[C1,...,Cn]を第二コンテンツ集合格納手段6に格納する。続いて、ステップS5に進む。
(ステップS5)
ステップS5では、検索セッション判定手段7により第一コンテンツ集合格納手段3に格納されたコンテンツ集合Cn+1と、第二コンテンツ集合格納手段6に格納されたコンテンツ集合D[C1,...,Cn]とを比較する。比較方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例として、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cn+1∩D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|と、第一コンテンツ集合Cn+1に含まれるコンテンツ数|Cn+1|とを使い、評価値E=|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|/|Cn+1|を算出する。続いて、ステップS6へと進む。
(ステップS6)
ステップS6では、評価値Eが大きい場合、検索クエリQn+1が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1、...、Qnの意味する内容が似ていると判断でき、評価値Eが小さい場合、検索クエリQn+1が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1、...、Qnの意味する内容が異なると判断できる。これを踏まえ、検索セッション判定手段7において、評価値Eが閾値α(0≦α≦1)以上の場合、同一の検索セッションであると判定する。一方、評価値Eが閾値α未満の場合、異なる検索セッションであると判定する。同一の検索セッションであると判定した場合は、ステップS8に進む。異なる検索セッションであると判定した場合は、ステップS7に進む。
(ステップS7)
ステップS7では、検索セッションが変更されたため、検索クエリ履歴格納手段4に格納していた検索クエリQi(1≦i≦n)を消去する。続いて、ステップS8に進む。
(ステップS8)
ステップS8では、検索クエリ履歴格納手段4に検索クエリQn+1を格納する。
なお、上述の説明では、ステップS3において、検索クエリ履歴格納手段4に格納されたそれぞれの検索クエリを使って、コンテンツ検索手段2においてコンテンツ検索を行い、ステップS4において、各検索クエリで検索したコンテンツ集合を組み合わせて第二コンテンツ集合格納手段6に格納するコンテンツ集合を合成すると記載している。これに限らず、例えば、ステップS3とステップS4を組み合わせて、検索クエリ格納手段4に格納した検索クエリから、第二コンテンツ集合格納手段6に格納すべきコンテンツ集合を検索するための検索クエリを合成した上で、合成した検索クエリを用いてコンテンツ検索手段2においてコンテンツ集合を検索し、第二コンテンツ集合格納手段6にコンテンツ集合を格納するという動作を行ってもかまわない。
また、本実施例では、ステップS5において算出する評価値Eは、値が大きいほど、検索クエリQn+1が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1、...、Qnの意味する内容が似ていると判断している。その他の実施方法として、たとえば、a)コンテンツ集合Cn+1とコンテンツ集合C1∪...∪Cnとの排他的論理和で得られるコンテンツ集合(Cn+1)XOR(C1∪...∪Cn)と、b)コンテンツ集合Cn+1とコンテンツ集合C1∪...∪Cnの和集合C1∪...∪Cn∪Cn+1とを用いて、評価値を評価値E=|(Cn+1)XOR(C1∪...∪Cn)|/|C1∪...∪Cn∪Cn+1|と定義してもよい。この場合は、評価値Eが小さいほど、検索クエリQn+1が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1、...、Qnの意味する内容が似ていると判断する。更にそれ以外の実施方法でもかまわない。
このように、本実施例による情報提示装置における検索セッション判定では、直近の過去1回の検索クエリのみに依存せず、かつ、操作の時間間隔のみに依存せず、検索セッションに含まれる検索クエリを総合的に使用して検索セッションの判定を行うため、これまでの複数の検索クエリを総合的に判断することができ、より正確に検索目的の同一性判定をおこなうことが可能になる。
[適用例1−1]
本実施例における第一の適用例について説明する。
図3に、本実施例において、検索クエリ履歴格納手段4に格納されている検索クエリの例を示す。図3に示す検索クエリの例では、ユーザが検索クエリとして検索クエリQ1=「セキュリティ」、検索クエリQ2=「セキュリティ&脆弱性」、検索クエリQ3=「脆弱性&診断」の順で3つの検索クエリを指定し、その検索クエリ履歴情報110が、検索クエリ格納手段4に格納されているとする。
なお、図3に示す検索クエリ履歴情報110は、検索クエリ格納手段4に格納される検索クエリの情報の一例であり、検索クエリの履歴を格納するものであれば、他の形式であってもかまわない。
ここで、ユーザによって4つ目の検索クエリとして、検索クエリQ4=「セキュリティ&分散」という検索クエリが入力された場合に検索セッション判定を行い、引き続いて、5つ目の検索クエリとして検索クエリQ5=「ブロードバンド」という検索クエリが入力された場合に検索セッション判定を行う際の動作の様子について、図2のフローチャートに沿って、動作を説明する。
まず、4つ目の検索クエリとして検索クエリQ4=「セキュリティ&分散」が入力された場合について説明する。
(ステップS1):1回目
ステップS1では、検索クエリ格納手段1に、検索セッションを判定したい検索クエリQ4=「セキュリティ&分散」を格納する。続いて、ステップS2に進む。
(ステップS2):1回目
ステップS2では、コンテンツ検索手段2において、検索クエリQ4=「セキュリティ&分散」で検索を行い、検索結果としてコンテンツ集合C4を取得する。コンテンツ集合C4を第一コンテンツ集合格納手段3に格納する。続いて、ステップS3に進む。
(ステップS3):1回目
ステップS3では、検索クエリ履歴格納手段4に格納されている検索クエリQ1=「セキュリティ」、検索クエリQ2=「セキュリティ&脆弱性」、検索クエリQ3=「脆弱性&診断」について、コンテンツ検索手段2において検索を行い、1つ目の検索クエリQ1=「セキュリティ」の検索結果としてコンテンツ集合C1を、2つ目の検索クエリQ2=「セキュリティ&脆弱性」の検索結果としてコンテンツ集合C2を、3つ目の検索クエリQ3=「脆弱性&診断」の検索結果としてコンテンツ集合C3を、それぞれ取得する。取得したコンテンツ集合C1、C2、C3をコンテンツ集合合成手段5に送る。続いて、ステップS4に進む。
(ステップS4):1回目
ステップS4では、コンテンツ集合合成手段5によりコンテンツ集合Ci(1≦i≦3)を使ってコンテンツ集合を合成する。合成方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例としてCi(1≦i≦3)の和集合を算出することで、合成したコンテンツ集合D[C1,C2,C3](=C1∪C2∪C3)を得る。
図4(a)に、コンテンツ集合C1、C2、C3と、合成したコンテンツ集合D[C1,C2,C3]の関係を記述したベン図を示す。図4(a)に示すベン図では、コンテンツ集合C1のコンテンツ集合111、コンテンツ集合C2のコンテンツ集合112、コンテンツ集合C3のコンテンツ集合113と、コンテンツ集合C1、C2、C3の和集合として合成したコンテンツ集合D[C1,C2,C3]であるコンテンツ集合114を図示している。コンテンツ集合D[C1,C2,C3]を第二コンテンツ集合格納手段6に格納し、ステップS5に進む。
(ステップS5):1回目
ステップS5では、検索セッション判定手段7により第一コンテンツ集合格納手段3に格納されたコンテンツ集合C4と、第二コンテンツ集合格納手段6に格納されたコンテンツ集合D[C1,C2,C3]とを比較する。
図4(a)のベン図では、コンテンツ集合C4のコンテンツ集合114も図示し、コンテンツ集合C4と、コンテンツ集合D[C1,C2,C3]の関係を記述している。
ここで、比較方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例として、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合C4∩D[C1,C2,C3]に含まれるコンテンツ数|C4∩D[C1,C2,C3]|と、第一コンテンツ集合C4に含まれるコンテンツ数|C4|とを使い、評価値E=|C4∩D[C1,C2,C3]|/|C4|を算出する。
図5(a)に、コンテンツ集合C1、C2、C3、C4、D[C1,C2,C3](=C1∪C2∪C3)、C4∩D[C1,C2,C3]に含まれるコンテンツ数を示す。各コンテンツ集合に含まれるコンテンツ数が図5(a)であった場合、評価値Eは、504/900=0.56となる。続いて、ステップS6へと進む。
(ステップS6):1回目
ステップS6では、評価値Eが大きい場合、検索クエリQ4が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1、Q2、Q3の意味する内容が似ていると判断でき、評価値Eが小さい場合、検索クエリQ4が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1,Q2,Q3の意味する内容が異なると判断できる。これを踏まえ、検索セッション判定手段7において、ステップS5で算出した評価値E=0.56を使って検索セッションが同一であるかどうかの判定を行う。
ここでは、評価値Eの閾値α=0.4とし、評価値Eが閾値α以上の場合、同一の検索セッションであると判定する。評価値Eが閾値α未満の場合、異なる検索セッションであると判定する。この場合、評価値E=0.56>閾値α=0.4となり、同一の検索セッションであると判定する。
図4(a)のベン図を参照すると、コンテンツ集合C4と、コンテンツ集合D[C1,C2,C3]とは大きく重複していることから、検索クエリQ4が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1、Q2、Q3の意味する内容が似ていると判断でき、検索クエリQ4=「セキュリティ&分散」は、検索クエリQ1、Q2、Q3を入力した際と同一の検索セッションと判断することが妥当である。
ここでは、同一の検索セッションであると判定したことから、ステップS8に進む。
(ステップS8):1回目
ステップS8では、検索クエリ履歴格納手段4に検索クエリQ4を格納する。これにより、検索クエリ履歴格納手段4には、検索クエリQ1、Q2、Q3およびQ4が格納される。
次に、引き続いて、5つ目の検索クエリとして検索クエリQ5=「ブロードバンド」が入力された場合について説明する。
(ステップS1):2回目
ステップS1では、検索クエリ格納手段1に、検索セッションを判定したい検索クエリQ5=「ブロードバンド」を格納する。続いて、ステップS2に進む。
(ステップS2):2回目
ステップS2では、コンテンツ検索手段2において、検索クエリQ5=「ブロードバンド」で検索を行い、検索結果としてコンテンツ集合C5を取得する。コンテンツ集合C5を第一コンテンツ集合格納手段3に格納する。続いて、ステップS3に進む。
(ステップS3):2回目
ステップS3では、検索クエリ履歴格納手段4に格納されている検索クエリQ1=「セキュリティ」、検索クエリQ2=「セキュリティ&脆弱性」、検索クエリQ3=「脆弱性&診断」、検索クエリQ4=「セキュリティ&分散」について、コンテンツ検索手段2において検索を行い、1つ目の検索クエリQ1=「セキュリティ」の検索結果としてコンテンツ集合C1を、2つ目の検索クエリQ2=「セキュリティ&脆弱性」の検索結果としてコンテンツ集合C2を、3つ目の検索クエリQ3=「脆弱性&診断」の検索結果としてコンテンツ集合C3を、4つ目の検索クエリQ3=「セキュリティ&分散」の検索結果としてコンテンツ集合C4を、それぞれ取得する。取得したコンテンツ集合C1、C2、C3、C4をコンテンツ集合合成手段5に送る。続いて、ステップS4に進む。
(ステップS4):2回目
ステップS4では、コンテンツ集合合成手段5により、コンテンツ集合Ci(1≦i≦4)を使ってコンテンツ集合を合成する。合成方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例としてCi(1≦i≦4)の和集合を算出することで、合成したコンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4](=C1∪C2∪C3∪C4)を得る。
図4(b)に、コンテンツ集合C1、C2、C3、C4と、合成したコンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4]の関係を記述したベン図を示す。図4(b)に示すベン図では、コンテンツ集合C1のコンテンツ集合111、コンテンツ集合C2のコンテンツ集合112、コンテンツ集合C3のコンテンツ集合113、コンテンツ集合C4のコンテンツ集合115と、コンテンツ集合C1、C2、C3、C4の和集合として合成したコンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4]であるコンテンツ集合116を図示している。コンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4]を第二コンテンツ集合格納手段6に格納し、ステップS5に進む。
(ステップS5):2回目
ステップS5では、検索セッション判定手段7により、第一コンテンツ集合格納手段3に格納されたコンテンツ集合C5と、第二コンテンツ集合格納手段6に格納されたコンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4]とを比較する。
図4(b)のベン図では、コンテンツ集合C5のコンテンツ集合117も図示し、コンテンツ集合C5と、コンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4]の関係を記述している。
ここで、比較方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例として、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合C5∩D[C1,C2,C3,C4]に含まれるコンテンツ数|C5∩D[C1,C2,C3,C4]|と、第一コンテンツ集合C5に含まれるコンテンツ数|C5|とを使い、評価値E=|C5∩D[C1,C2,C3,C4]|/|C5|を算出する。
図5(b)に、コンテンツ集合C1、C2、C3、C4、C5、D[C1,C2,C3,C4](=C1∪C2∪C3∪C4)、C5∩D[C1,C2,C3,C4]に含まれるコンテンツ数を示す。各コンテンツ集合に含まれるコンテンツ数が図5(b)であった場合、評価値Eは、114/950=0.12となる。そして、ステップS6へと進む。
(ステップS6):2回目
ステップS6では、検索セッション判定手段7において、ステップS5で算出した評価値E=0.12を使って検索セッションが同一であるかどうかの判定を行う。評価値Eの閾値α=0.4であるので、評価値E=0.12<閾値α=0.4となり、異なる検索セッションであると判定する。
図4(b)のベン図を参照すると、コンテンツ集合C5と、コンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4]とはあまり重複していないことから、検索クエリQ5が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1,Q2,Q3,Q4の意味する内容が異なると判断でき、検索クエリQ5=「ブロードバンド」は、検索クエリQ1、Q2、Q3を入力した際と別の検索セッションと判断することが妥当である。
ここでは、異なる検索セッションであると判定したことから、ステップS7に進む。
(ステップS7):2回目
ステップS7では、検索セッションが変更されたため、検索クエリ履歴格納手段4に格納していた検索クエリQi(1≦i≦4)を消去する。続いて、ステップS8に進む。
(ステップS8):2回目
ステップS8では、検索クエリ履歴格納手段4に検索クエリQ5を格納する。これにより、検索クエリ履歴格納手段4には、検索クエリQ5のみが格納される。
なお、上述の説明では、ステップS3において、検索クエリ履歴格納手段4に格納されたそれぞれの検索クエリを使って、コンテンツ検索手段2においてコンテンツ検索を行い、ステップS4において、各検索クエリで検索したコンテンツ集合を組み合わせて第二コンテンツ集合格納手段6に格納するコンテンツ集合を合成すると記載している。これに限らず、たとえば、ステップS3とステップS4を組み合わせて、検索クエリ格納手段4に格納した検索クエリQ1、Q2、Q3から、第二コンテンツ集合格納手段6に格納すべきコンテンツ集合を検索するための検索クエリQ1∪Q2∪Q3を合成した上で、合成した検索クエリQ1∪Q2∪Q3を用いてコンテンツ検索手段2においてコンテンツ集合を検索し、第二コンテンツ集合格納手段6にコンテンツ集合を格納するという動作を行ってもかまわない。
このように、本実施例による情報提示装置における検索セッション判定では、これまでの複数の検索クエリを総合的に判断することができ、より正確に検索目的の同一性判定をおこなうことが可能になる。
[適用例1−2]
本実施例における第二の適用例について説明する。本適用例では、検索クエリ履歴格納手段4に格納する検索クエリ数の上限を設定することを特徴とする。
検索クエリ数の上限を保持することで、適用例1−1で説明した動作と、ステップS8での処理が異なる。すなわち、ステップS8において、新たな検索クエリを格納する際、検索クエリ履歴格納手段4に格納した検索クエリの数を確認し、検索クエリ数の上限を超えない場合は、新たな検索クエリをそのまま格納する。一方、検索クエリ数の上限を超える場合は、検索クエリ履歴格納手段4に既に格納済みの検索クエリと、今回新たに追加しようとする検索クエリとの中から、格納せずに消去する検索クエリを決定する処理を行う。
格納せずに消去する検索クエリの決定方法としては、検索クエリ実行時の時刻情報を参照して検索クエリ履歴格納手段4に格納せずに消去する方法や、あるいは、検索クエリで検索されるコンテンツ数を参照して検索クエリ履歴格納手段4に格納せずに消去する検索クエリを決定する方法などが考えられる。
検索クエリ実行時の時刻情報を参照する方法では、最古の検索クエリから順に消去する方法、数個飛ばしに検索クエリを格納していく方法など、種々のバリエーションが考えられる。また、検索クエリで検索されるコンテンツ数を参照して検索クエリ履歴格納手段4から消去する検索クエリを決定する方法では、コンテンツ数が多い、すなわち、コンテンツ集合が大きな検索クエリは残し、コンテンツ数が少ない、すなわちコンテンツ集合が小さい検索クエリは消去する方法などが考えられる。
このように、本適用例による情報提示装置における検索セッション判定では、検索クエリが増えた場合、検索に要する時間が増大し、コンテンツ集合を求めるのに時間がかかる可能性があるが、検索クエリの上限を決めておくことで、検索に要する時間、すなわち検索セッションの判定に要する時間の増大を防ぎつつ検索セッションの判定を行うことができる。
また、検索クエリを徐々に変更した場合、原理的には、第二コンテンツ集合格納手段に格納されるコンテンツ集合は、全てのコンテンツを含むコンテンツ集合となり、その場合は、どんな検索クエリでも、同一の検索セッションであると判定する可能性があったが、検索クエリの上限を決めておくことで、より的確に検索セッションの判定を行うことができる。
[適用例1−3]
本実施例における第三の適用例について説明する。本適用例では、ステップS4において、コンテンツ集合合成手段5でコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を入力としてコンテンツ集合を合成する方法のバリエーションについて説明する。
本適用例におけるコンテンツ集合合成手段5では、検索クエリ履歴格納手段4に格納された検索クエリQi(1≦i≦n)で検索されるコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を受信し、受信したコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)の和集合を算出し、算出したコンテンツ集合、すなわちC1∪C2∪...∪Cnを合成したコンテンツ集合D[C1,...Cn]とする。
[適用例1−4]
本実施例における第四の適用例について説明する。本適用例では、ステップS4において、コンテンツ集合合成手段5でコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を入力としてコンテンツ集合を合成する方法のバリエーション(変形例または変更例)について説明する。
本実施例におけるコンテンツ集合合成手段5では、検索クエリ履歴格納手段4に格納された検索クエリQi(1≦i≦n)で検索されるコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を受信する。そして、受信した各コンテンツ集合Ci(1≦i≦n)に含まれるそれぞれのコンテンツについて、各コンテンツを含むコンテンツ集合の数を集計する。
図6に、各コンテンツについて所属するコンテンツ集合の数を集計した集計表120の例を示す。図6に示す集計表120は、集計方法の一例であり、他の集計方法を用いてもかまわない。集計表120は、コンテンツID=A1のコンテンツがコンテンツ集合C1及びC3の2つのコンテンツ集合に含まれることを示している。
本実施例におけるコンテンツ集合合成手段5では「m個以上のコンテンツ集合に含まれるコンテンツで合成後のコンテンツ集合を生成する」という合成ルールが定義されている。閾値であるmは、1以上の任意の整数であればよいが、ここではM=2として説明を進める。
そこで、コンテンツ集合合成手段5では、2個以上のコンテンツ集合に含まれるコンテンツを収集する。集計表120の例では、コンテンツIDがA1、A4、A5のコンテンツが該当する。そこで、コンテンツA1、A4、A5で構成されるコンテンツ集合{A1,A4,A5}を合成したコンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4,C5]として算出する。
[適用例1−5]
本実施例における第五の適用例について説明する。本適用例では、ステップS4において、コンテンツ集合合成手段5でコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を入力としてコンテンツ集合を合成する方法のバリエーションについて説明する。
本適用例におけるコンテンツ集合合成手段5では、検索クエリ履歴格納手段4に格納された検索クエリQi(1≦i≦n)で検索されるコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を受信する。そして、受信した各コンテンツ集合Ci(1≦i≦n)に含まれるそれぞれのコンテンツについて、各コンテンツを含むコンテンツ集合の数を集計する。
図6に、各コンテンツについて所属するコンテンツ集合の数を集計した集計表120の例を示す。図6に示す集計表120は、集計方法の一例であり、他の集計方法を用いてもかまわない。集計表120は、コンテンツID=A1のコンテンツがコンテンツ集合C1及びC3の2つのコンテンツ集合に含まれることを示している。
本適用例におけるコンテンツ集合合成手段5では「合成対象のコンテンツ集合のうち、p%以上のコンテンツ集合に含まれるコンテンツで合成後のコンテンツ集合を生成する」という合成ルールが定義されている。閾値であるpは、0より大きく100以下の任意の実数整数であればよいが、ここではp=50、すなわち、50%以上のコンテンツ集合に含まれるコンテンツで合成後のコンテンツ集合を生成するものとして説明を進める。また、簡単化のため、コンテンツ集合数n=5として説明を進める。
コンテンツ集合合成手段5では、n=5×p=50%で、2.5個以上のコンテンツ集合に含まれるコンテンツを収集する。集計表120の例では、コンテンツIDがA4、A5のコンテンツが該当する。そこで、コンテンツA4、A5で構成されるコンテンツ集合{A4,A5}を合成したコンテンツ集合D[C1,C2,C3,C4,C5]として算出する。
[適用例1−6]
本実施例における第六の適用例について説明する。本適用例では、ステップS4において、コンテンツ集合合成手段5でコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を入力としてコンテンツ集合を合成する方法のバリエーションについて説明する。
本適用例におけるコンテンツ集合合成手段5では、過去何回前の検索クエリで検索されたかに基づくコンテンツ評価関数を保持する。ここで、m回前の検索クエリに対するコンテンツ評価関数をf(m)で表す。
本適用例におけるコンテンツ集合合成手段5では、コンテンツ集合Ci(1≦i≦n)に含まれる各コンテンツに対して、コンテンツ評価関数f(m)を用いて、m回前の検索クエリで検索されたコンテンツ集合に含まれる各コンテンツに対し、f(m)の値をコンテンツのスコアに加算する。すなわち、あるコンテンツが、1回前、3回前、7回前の検索クエリに含まれる際には、そのコンテンツに対し、f(1)+f(3)+f(7)のスコアを付与する。なお、本実施例では、f(m)の値を加算することで、コンテンツのスコアを算出しているが、これはスコア算出の一例であり、f(m)の値を掛け合わせるなどしてスコアを算出する方法も考えられる。
また、本適用例における、コンテンツ集合合成手段5では、コンテンツのスコアに対する閾値xを保持することとする。そして、コンテンツのスコアと閾値xとを比較し、コンテンツのスコアが閾値以上となるコンテンツを集めてコンテンツ集合を合成し、合成したコンテンツ集合を、コンテンツ集合D[C1,...Cn]として算出する。
次に、コンテンツ評価関数f(m)について言及する。コンテンツ評価関数f(m)は、種々のバリエーションが考えられる。たとえば、f(m)=e^(m−1)や、f(m)=−log(m)とする方法や、また最近b回までの検索クエリについてはf(m)=1とし、b回以上前の検索クエリについては、f(m)=0とするような設定方法も有効である。
[適用例1−7]
本実施例における第七の適用例について説明する。本適用例では、ステップS4において、コンテンツ集合合成手段5でコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を入力としてコンテンツ集合を合成する方法のバリエーションについて説明する。
本適用例におけるコンテンツ検索手段2では、指定された検索クエリでコンテンツを検索する際、検索結果に含まれる各コンテンツについて、検索クエリとの合致度等を基準としたスコアを付与する。
本適用例におけるコンテンツ集合合成手段5では、コンテンツ集合Ci(1≦i≦n)に含まれる各コンテンツに対してスコアを集計する。たとえば、コンテンツ集合Ciに含まれるコンテンツAjに対して、スコアScore(Ci,Aj)が付与されていたとする。またコンテンツAjが、コンテンツ集合C1、C3、C5に含まれていたとすると、各コンテンツ集合でのコンテンツAjのスコアを合算したScore(C1,Aj)+Score(C3,Aj)+Score(C5,Aj)をコンテンツのスコアとして算出する。
また、本適用例における、コンテンツ集合合成手段5では、コンテンツのスコアに対する閾値xを保持することとする。そして、コンテンツのスコアと閾値xとを比較し、コンテンツのスコアが閾値以上となるコンテンツを集めてコンテンツ集合を合成し、合成したコンテンツ集合を、コンテンツ集合D[C1,...Cn]として算出する。
以下、具体的な例を示して本適用例についてさらに説明する。本説明では、5個のコンテンツ集合に15個のコンテンツが含まれている例について説明する。
図7に、検索クエリQi(1≦i≦5)で検索された各コンテンツ集合Ci(1≦i≦5)における各コンテンツAj(1≦j≦15)のスコアを示す表131を示す。表131の「コンテンツ集合でのスコア」欄では、検索クエリQ1で検索して得られたコンテンツ集合C1において、コンテンツA1の検索でのスコアScore(C1,A1)が1で、コンテンツA2のスコアScore(C1,A2)が5であることを示している。また、表131の同じく「コンテンツ集合でのスコア」欄では、コンテンツA1は、コンテンツ集合C1、C3、C5に属していることも分かる。
図8(a)に、図7の表131に示すコンテンツ集合をベン図で表現したものを示す。
図7の表131に示す「合算したスコア」欄では、各コンテンツ集合でのコンテンツのスコアを合算したΣScore(Ci,Ai)を示している。コンテンツA1は、コンテンツ集合C1、C3、C5に属しており、ぞれぞれのコンテンツ集合におけるスコアは、Score(C1,A1)=1、Score(C3,A1)=3、Score(C5,A1)=2、となり、合算したスコアΣScore(Ci,Ai)=6となる。
図7の表131に示す「合成したコンテンツ集合」欄では、スコアの閾値x=10としたときに、各コンテンツがコンテンツ集合合成手段5で合成したコンテンツ集合に属するかどうかを示している。この欄が○となっているコンテンツが合成したコンテンツ集合に属する。
図8(b)に、スコアの閾値x=10を用いてコンテンツ集合合成手段5で合成したコンテンツ集合130を示す。この合成方法によれば、5つのコンテンツ集合のうち3つのコンテンツ集合に含まれるコンテンツA1は、各コンテンツ集合におけるスコアが低い、すなわち、各検索クエリとの合致度が低いため、コンテンツ集合合成手段5で合成するコンテンツ集合130には含まれない。一方、5つのコンテンツ集合のうち、1つのコンテンツ集合にしか属さないコンテンツA9は、コンテンツ集合C3におけるスコアが高い、すなわち、検索クエリQ3との合致度が高いため、コンテンツ集合合成手段5で合成するコンテンツ集合130に含まれることとなる。
本適用例では、コンテンツ検索手段2で付与されるコンテンツのスコアを利用してコンテンツ集合合成手段5においてコンテンツ集合の合成を行うことができる。すなわち、検索結果として信憑性の高いコンテンツによってコンテンツ集合を合成することができることから、より信頼度の高い検索セッションの判定を行うことができる。
[適用例1−8]
本実施例における第八の適用例について説明する。本適用例では、ステップS4において、コンテンツ集合合成手段5でコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を入力としてコンテンツ集合を合成する方法のバリエーションについて説明する。
本適用例におけるコンテンツ集合合成手段5では、前述した複数のコンテンツ集合合成のバリエーションを組み合わせて、コンテンツ集合を合成することも有効である。
たとえば、検索クエリ履歴格納手段4に格納された検索クエリ数nによって、コンテンツ集合合成の方法を切り替える。たとえば、検索クエリ履歴格納手段4に格納された検索クエリ数nが4未満の場合は、実施例1−1で説明したようにコンテンツ集合の和集合により合成したコンテンツ集合D[C1,..,Cn]を構成し、検索クエリ数nが4以上の場合は、実施例1−2で説明したように、所属するコンテンツ集合に基づいて合成したコンテンツ集合D[C1,..,Cn]を構成する。
なお、検索クエリ数の比較基準の4は、あくまでも一例であり、他の検索クエリ数であってもかまわない。また、コンテンツ集合合成方法の組み合わせ方は、上述の組み合わせ以外も有効であり、組み合わせ方は任意である。
[適用例1−9]
本実施例における第九の適用例について説明する。本適用例では、コンテンツ検索手段2において、検索クエリからのコンテンツ検索方法について述べる。
コンテンツ検索手段2に格納する検索対象コンテンツは、実際にユーザに提示する全てのコンテンツを格納する方法や、検索セッション判定処理を高速に行うためにコンテンツ数を減らして格納しておく方法など種々の手法が考えられる。
また、極端に多くの検索クエリで検索されるコンテンツを除去したコンテンツをコンテンツ検索集合2に格納する方法も考えられる。これは、極端に多くの検索クエリで検索されるコンテンツは、ユーザの検索目的に関係なく検索される可能性があり、本適用例におけるコンテンツ集合に基づく検索セッション判定の精度を下げる可能性があるためである。
また、別の適用例としては、1つの検索クエリないし極端に少数の検索クエリのみでしか検索されないコンテンツを除去したコンテンツをコンテンツ検索集合2に格納する方法も考えられる。これは、極端に少数の検索クエリのみでしか検索されないコンテンツは、コンテンツ集合同士に比較において、合致する可能性が極端に低いため、検索セッション判定に寄与しない可能性が高いと考えられるためである。
以上で説明した以外のコンテンツ検索手段2におけるコンテンツ検索方法を用いても構わない。
[適用例1−10]
本実施例における第十の適用例について説明する。本適用例では、ステップS5で、検索セッション判定手段7において、第一コンテンツ集合格納手段3に格納したコンテンツ集合と、第二コンテンツ格納手段6に格納したコンテンツ集合との比較する方法について述べる。
本適用例では、第一コンテンツ集合格納手段3に格納したコンテンツ集合(第一コンテンツ集合と呼ぶ)と、第二コンテンツ格納手段6に格納したコンテンツ集合(第二コンテンツ集合と呼ぶ)との比較手段として、評価値Eを算出することとする。
評価値Eは、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cn+1∩D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|と、第一コンテンツ集合Cn+1に含まれるコンテンツ数|Cn+1|とを使い、評価値E=|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|/|Cn+1|を算出する。この評価値Eは、第一コンテンツ集合に含まれるコンテンツに占める、第二コンテンツ集合と共通して含まれるコンテンツの比率を意味する。算出した評価値Eを使い、ステップS6で、算出した評価値Eに従って検索セッションの判定を行う。
本適用例による検索セッション判定手段では、判定しようとする検索クエリで検索されるコンテンツ集合が、被判定対象のコンテンツ集合にどれだけ含まれるかに基づいて、検索セッションが同一であるかどうかを判定することが可能となる。
[適用例1−11]
本実施例における第十一の適用例について説明する。本適用例では、ステップS5で、検索セッション判定手段7において、第一コンテンツ集合格納手段3に格納したコンテンツ集合と、第二コンテンツ格納手段6に格納したコンテンツ集合との比較する方法について述べる。
本適用例では、第一コンテンツ集合格納手段3に格納したコンテンツ集合(第一コンテンツ集合と呼ぶ)と、第二コンテンツ格納手段6に格納したコンテンツ集合(第二コンテンツ集合と呼ぶ)との比較手段として、評価値Eを算出することとする。
評価値Eは、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cn+1∩D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|と、第一コンテンツ集合Cn+1に含まれるコンテンツ数|Cn+1|とを使い、評価値候補E1=|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|/|Cn+1|を算出し、さらに、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cn+1∩D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|と、第二コンテンツ集合D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|D[C1,...,Cn]|とを使い、評価値候補E2=|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|/|D[C1,...,Cn]|を算出する。そして、評価値候補E1、及び評価値候補E2とを比較し、大きいほうの値max(E1,E2)を評価値Eとする。
すなわち、この評価値Eは、第一コンテンツ集合に含まれるコンテンツに占める、第二コンテンツ集合と共通して含まれるコンテンツの比率と、第二コンテンツ集合に含まれるコンテンツに占める、第一コンテンツ集合と共通して含まれるコンテンツの比率の大きいほうの値となる。算出した評価値Eを使い、ステップS6で、算出した評価値Eに従って検索セッションの判定を行う。
本適用例による検索セッション判定手段では、判定しようとする検索クエリで検索されるコンテンツ集合が、被判定対象のコンテンツ集合にどれだけ含まれるかと、判定しようとする検索クエリで検索されるコンテンツ集合が、被判定対象のコンテンツ集合をどれくらい含むかの2つの観点から、検索セッションが同一であるかどうかを判定することが可能となる。
本適用例は、ユーザが小さな範囲の検索を行った後に、検索範囲を拡張して大きな範囲で検索を行った場合でも、正しく検索セッションの判定を行うことができる。
[適用例1−12]
本実施例における第十二の適用例について説明する。本適用例では、ステップS5で、検索セッション判定手段7において、第一コンテンツ集合格納手段3に格納したコンテンツ集合と、第二コンテンツ格納手段6に格納したコンテンツ集合との比較する方法について述べる。
本適用例では、第一コンテンツ集合格納手段3に格納したコンテンツ集合(第一コンテンツ集合と呼ぶ)と、第二コンテンツ格納手段6に格納したコンテンツ集合(第二コンテンツ集合と呼ぶ)との比較手段として、評価値Eを算出することとする。
評価値Eは、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cn+1∩D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|と、第一コンテンツ集合Cn+1に含まれるコンテンツ数|Cn+1|とを使い、評価値候補E1=|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|/|Cn+1|を算出し、さらに、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cn+1∩D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|と、第二コンテンツ集合D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|D[C1,...,Cn]|とを使い、評価値候補E2=|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|/|D[C1,...,Cn]|を算出する。そして、評価値候補E1、及び評価値候補E2とを合算した値E1+E2を評価値Eとする。
すなわち、この評価値Eは、第一コンテンツ集合に含まれるコンテンツに占める、第二コンテンツ集合と共通して含まれるコンテンツの比率と、第二コンテンツ集合に含まれるコンテンツに占める、第一コンテンツ集合と共通して含まれるコンテンツの比率を合算した値となる。算出した評価値Eを使い、ステップS6で、算出した評価値Eに従って検索セッションの判定を行う。
本適用例による検索セッション判定手段では、判定しようとする検索クエリで検索されるコンテンツ集合が、被判定対象のコンテンツ集合にどれだけ含まれるかと、判定しようとする検索クエリで検索されるコンテンツ集合が、被判定対象のコンテンツ集合をどれくらい含むかの2つの観点から、検索セッションが同一であるかどうかを判定することが可能となる。
本適用例は、ユーザが小さな範囲の検索を行った後に、検索範囲を拡張して大きな範囲で検索を行った場合でも、正しく検索セッションの判定を行うことができる。
[適用例1−13]
本実施例における第十三の適用例について説明する。本適用例では、ステップS5で、検索セッション判定手段7において、第一コンテンツ集合格納手段3に格納したコンテンツ集合と、第二コンテンツ格納手段6に格納したコンテンツ集合との比較する方法について述べる。
本適用例では、コンテンツ検索手段2で検索クエリを使ってコンテンツを検索する際、検索結果として、コンテンツと共に、各コンテンツに対して検索クエリとの合致度合いを表す検索スコアが付与されるとする。
そして、第一コンテンツ集合格納手段3、および第二コンテンツ集合格納手段6でコンテンツ集合を格納する際、各コンテンツに対する検索スコアも合わせて格納されるとする。
検索セッション判定手段7で、第一コンテンツ集合格納手段3と、第二コンテンツ集合格納手段6のコンテンツを比較する際、格納されたコンテンツの検索スコアが、ある閾値以上であるもののみを使って、検索セッションを行う。
本適用例は、検索スコアが低く検索クエリとの合致度合いが低いコンテンツの影響を排除し、検索スコアが高く検索クエリとの合致度合いが高いコンテンツを使って検索セッションの判定を行うことができる。
[適用例1−14]
本実施例における第十四の適用例について説明する。本適用例では、本実施例による情報提供装置のマシン構成について、特にインターネットやイントラネットなどのネットワークを含有する際のマシン構成について説明する。
まず、一つ目の構成例としては、検索クエリ格納手段1が別マシンで構成する、すなわち、検索クエリ格納手段1とコンテンツ検索手段2との間がインターネットやイントラネットなどのネットワークで接続した構成例が考えられる。この場合、ユーザからの検索クエリ入力を受ける端末と、検索セッション判定を行う情報提供装置を含むサーバとがネットワークを介して接続される場合などが考えられる。
二つ目の構成例としては、検索クエリ格納手段1と検索クエリ履歴格納手段4とが別マシンで構成する、すなわち、検索クエリ格納手段1と検索クエリ履歴格納手段4と、コンテンツ検索手段2との間がインターネットやイントラネットなどのネットワークで接続した構成例が考えられる。この構成例では、検索クエリの履歴情報をユーザ側端末内に保持し、検索セッション判定が必要な時にサーバ側に検索クエリの履歴を送信することで、検索クエリ履歴をサーバ側に永続的に保持しておく必要がなくなる。このため、ユーザのプライバシ情報保護などで効果がある。
三つ目の構成例としては、コンテンツ検索手段2を別マシンで構成し、他モジュールとネットワークを介して通信を行う構成例が考えられる。この構成例では、他のサービスとコンテンツ検索手段2を共有したり、あるいは、他のサービス事業者が提供中のコンテンツ検索手段2を利用したりするなどの効果がある。
四つ目の構成例としては、検索セッションの判定を行うサーバ側構成としては、第一コンテンツ集合格納手段3と、コンテンツ集合合成手段5と、第二コンテンツ集合格納手段6と、および検索セッション判定手段7とのみで構成し、ネットワークを介して第一コンテンツ集合格納手段3と、コンテンツ集合合成手段5に情報を格納する構成例が考えられる。この構成例では、検索セッションを判定する機能をネットワークを介して提供することが可能となり、他の装置において検索セッションの判定が必要となった際に、ネットワークを介して検索クエリを本実施例による情報提供装置に送信することで、検索セッションの判定結果を受け取るという実施が可能となる。
以上で述べたマシン構成は、あくまでも一例であり、上述以外でも、各手段間をインターネットやイントラネットなどのネットワークを介して情報を送受信するような形態で実施することは可能である。
図9は、本発明の第二の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例による情報提示装置では、第一の実施例による情報提供装置の構成に加えて、コンテンツ集合合成手段5において合成したコンテンツ集合の履歴を検索クエリの履歴と対応付けて格納しておく合成履歴格納手段8を更に備えることを特徴とする。
図10は、本実施例による情報提示装置の動作を示すフローチャートである。
図10を用いて、本実施例の動作を説明する。本説明では、ユーザは同じ検索セッションにてn回の検索を行い、その時の検索クエリQ1、Q2、...、Qn(n>=1)が検索クエリ履歴格納手段4に格納された状態から説明を始める。また、合成履歴格納手段8には、検索クエリ履歴履歴格納手段4に格納された各検索クエリQi(1≦1≦n)について、コンテンツ検索手段2で検索した各コンテンツ集合Ci(1≦1≦n)を入力として、コンテンツ集合合成手段5において合成したコンテンツ集合D[C1,...,Cn]が格納された状態とする。さらに、説明の簡単化のために、検索クエリ履歴格納手段4には同じ検索セッションに属する検索クエリのみを格納するとして説明を進める。
(ステップS1)
ステップS1では、検索クエリ格納手段1に、検索セッションを判定したい検索クエリQn+1を格納する。続いて、ステップS2に進む。
(ステップS2)
ステップS2では、コンテンツ検索手段2において、検索クエリQn+1を使って検索を行い、検索結果としてコンテンツ集合Cn+1を取得する。コンテンツ集合Cn+1を第一コンテンツ集合格納手段3に格納する。また、合成履歴格納手段8に格納されているコンテンツ集合D[C1,...,Cn]を第二コンテンツ集合格納手段6に格納する。続いて、ステップS5に進む。
(ステップS5)
ステップS5では、検索セッション判定手段7により、第一コンテンツ集合格納手段3に格納されたコンテンツ集合Cn+1と、第二コンテンツ集合格納手段6に格納されたコンテンツ集合D[C1,...,Cn]とを比較する。比較方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例として、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cn+1∩D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|と、第一コンテンツ集合Cn+1に含まれるコンテンツ数|Cn+1|とを使い、評価値E=|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|/|Cn+1|を算出する。続いて、ステップS6へと進む。
(ステップS6)
ステップS6では、評価値Eが大きい場合、検索クエリQ4が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1、Q2、Q3の意味する内容が似ていると判断でき、評価値Eが小さい場合、検索クエリQ4が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1、Q2、Q3の意味する内容が異なると判断できる。これを踏まえ、検索セッション判定手段7において、評価値Eが閾値α(0≦α≦1)以上の場合、同一の検索セッションであると判定する。評価値Eが閾値α未満の場合、異なる検索セッションであると判定する。同一の検索セッションであると判定した場合はステップS8に進む。異なる検索セッションであると判定した場合は、ステップS7に進む。
(ステップS7)
ステップS7では、検索セッションが変更されたため、検索クエリ履歴格納手段4に格納していた検索クエリQi(1≦i≦n)を消去する。続いて、ステップS8に進む。
(ステップS8)
ステップS8では、検索クエリ履歴格納手段4に検索クエリQn+1を格納する。続いて、ステップS9に進む。
(ステップS9)
ステップS9では、検索クエリ履歴格納手段4に格納した検索クエリQn+1について、コンテンツ検索手段2において検索を行い、結果としてコンテンツ集合Cn+1を取得する。取得したコンテンツ集合Ci(1≦i≦n+1)をコンテンツ集合合成手段5に送る。続いて、ステップS10に進む。
(ステップS10)
ステップS10では、コンテンツ集合合成手段5により、合成履歴格納手段8に格納されたコンテンツ集合D[C1,...,Cn]と、ステップS3’で生成したコンテンツ集合Cn+1とから、コンテンツ集合D[C1,...,Cn+1]を合成する。合成方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例としコンテンツ集合D[C1,...,Cn]と、コンテンツ集合Cn+1の和集合を算出することで、合成したコンテンツ集合D[C1,...,Cn+1]を得る。合成したコンテンツ集合D[C1,...,Cn+1]を第二コンテンツ集合格納手段6に格納する。
本実施例による情報提示装置では、第一の実施例による情報提示の機能に加えて、一度、コンテンツ集合合成手段5で合成したコンテンツ集合D[C1,...,Cn]を合成履歴格納手段8に格納しておくことで、第一の実施例による効果に加え、コンテンツ集合合成手段5でのコンテンツ合成処理を軽減できる効果を有する。
図11は、本発明の第三の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例による情報提示装置では、第一の実施例による情報提供装置の構成に加えて、コンテンツ検索手段2で検索したコンテンツ集合を検索クエリと対応付けて格納しておく検索結果履歴格納手段9と、を更に備えることを特徴とする。
図12は、本実施例による情報提示装置の動作を示すフローチャートである。図12を用いて、本実施例の動作を説明する。本説明では、ユーザは同じ検索セッションにてn回の検索を行い、その時の検索クエリQ1、Q2、...、Qn(n>=1)が検索クエリ履歴格納手段4に格納された状態として説明する。また、検索結果履歴格納手段9には、検索クエリ履歴格納手段4に格納された各検索クエリQi(1≦1≦n)について、コンテンツ検索手段2で検索した各コンテンツ集合Ci(1≦1≦n)が格納された状態として説明する。さらに、説明の簡単化のために、検索クエリ履歴格納手段4には同じ検索セッションに属する検索クエリのみを格納するとして説明を進める。
(ステップS1)
ステップS1では、検索クエリ格納手段1に、検索セッションを判定したい検索クエリQn+1を格納する。続いて、ステップS2に進む。
(ステップS2)
ステップS2では、コンテンツ検索手段2において、検索クエリQn+1を使って検索を行い、検索結果としてコンテンツ集合Cn+1を取得する。コンテンツ集合Cn+1を第一コンテンツ集合格納手段3に格納する。さらに、コンテンツ集合Cn+1を、検索結果履歴格納手段9に格納する。続いて、ステップS11に進む。
(ステップS11)
ステップS11では、検索クエリ履歴格納手段4に格納されている各検索クエリQi(1≦i≦n)に対応するコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を、検索結果履歴格納手段9から取得する。取得したコンテンツ集合Ci(1≦i≦n)をコンテンツ集合合成手段5に送る。続いて、ステップS4に進む。
(ステップS4)
ステップS4では、コンテンツ集合合成手段5により、コンテンツ集合Ci(1≦i≦n)を使ってコンテンツ集合を合成する。合成方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例としてCi(1≦i≦n)の和集合を算出することで、合成したコンテンツ集合D[C1,...,Cn]を得る。合成したコンテンツ集合D[C1,...,Cn]を第二コンテンツ集合格納手段6に格納する。続いて、ステップS5に進む。
(ステップS5)
ステップS5では、検索セッション判定手段7により、第一コンテンツ集合格納手段3に格納されたコンテンツ集合Cn+1と、第二コンテンツ集合格納手段6に格納されたコンテンツ集合D[C1,...,Cn]とを比較する。比較方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例として、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cn+1∩D[C1,...,Cn]に含まれるコンテンツ数|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|と、第一コンテンツ集合Cn+1に含まれるコンテンツ数|Cn+1|とを使い、評価値E=|Cn+1∩D[C1,...,Cn]|/|Cn+1|を算出する。続いて、ステップS6へと進む。
(ステップS6)
ステップS6では、評価値Eが大きい場合、検索クエリQ4が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1,Q2,Q3の意味する内容が似ていると判断でき、評価値Eが小さい場合、検索クエリQ4が意味する内容と、これまでの検索クエリQ1,Q2,Q3の意味する内容が異なると判断できる。これを踏まえ、検索セッション判定手段7において、評価値Eが閾値α(0≦α≦1)以上の場合、同一の検索セッションであると判定する。評価値Eが閾値α未満の場合、異なる検索セッションであると判定する。同一の検索セッションであると判定した場合はステップS8に進む。異なる検索セッションであると判定した場合は、ステップS7に進む。
(ステップS7)
ステップS7では、検索セッションが変更されたため、検索クエリ履歴格納手段4に格納していた検索クエリQi(1≦i≦n)を消去する。続いて、ステップS8に進む。
(ステップS8)
ステップS8では、検索クエリ履歴格納手段4に検索クエリQn+1を格納する。
本実施例による情報提示装置では、第一の実施例による情報提示の機能に加えて、一度、コンテンツ検索手段2で検索したコンテンツ集合を検索結果履歴格納手段9に格納しておくことで、第一の実施例による効果に加え、コンテンツ検索手段2でのコンテンツ検索処理を軽減できる効果を得ることができる。
また、本実施例に記載した検索結果履歴格納手段9は、第二の実施例の構成に追加して備える実施例も、コンテンツ検索手段2でのコンテンツ検索処理を軽減できるという同様の効果を得ることができる。
図13は、本発明の第四の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例による情報提示装置では、第一の実施例による情報提示装置の構成に加えて、検索セッション判定手段7において複数の検索セッションの判定を行った際に、その複数の判定結果を総合的に判断して最終的な検索セッションの判定結果を出力する総合判定手段10を備えることを特徴とする。
図14は、本実施例による情報提示装置の動作を示すフローチャートである。図14を用いて、本実施例の動作を説明する。本説明では、ユーザはこれまでにm種類の検索セッションを実行し、そのm種類の検索セッションに関する検索クエリが検索クエリ履歴格納手段4に格納されているとする。ここでは、説明のため、検索クエリ履歴格納手段4に格納された各検索セッションの名称をRj(1≦j≦m)と呼ぶ。
(ステップS1)
ステップS1では、検索クエリ格納手段1に、検索セッションを判定したい検索クエリQxを格納する。続いて、ステップS2に進む。
(ステップS2)
ステップS2では、コンテンツ検索手段2において、検索クエリQxを使って検索を行い、検索結果としてコンテンツ集合Cxを取得する。コンテンツ集合Cxを第一コンテンツ集合格納手段3に格納する。続いて、ステップS12に進む。
(ステップS12)
ステップS12では、検索クエリ履歴格納手段4に格納している各検索セッションRj(1≦j≦m)に対し、ステップS3からステップS13の処理を行う。
(ステップS3)
ステップS3では、検索クエリ履歴格納手段4に格納している検索セッションRjに属する各検索クエリQji(1≦i≦n)について、コンテンツ検索手段2において検索を行い、結果としてコンテンツ集合Cji(1≦i≦n)を取得する。
本説明においては、各検索セッションに含まれる検索クエリの数はn個ととして説明を進めるが、実際には、各検索セッションに含まれる検索クエリの数は、検索セッション毎に異なる。
取得したコンテンツ集合Cji(1≦i≦n)をコンテンツ集合合成手段5に送る。続いて、ステップS4に進む。
(ステップS4)
ステップS4では、コンテンツ集合合成手段5により、コンテンツ集合Cji(1≦i≦n)を使ってコンテンツ集合を合成する。合成方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例としてCji(1≦i≦n)の和集合を算出することで、合成したコンテンツ集合D[Cj1,...,Cjn]を得る。合成したコンテンツ集合D[Cj1,...,Cjn]を第二コンテンツ集合格納手段6に格納する。続いて、ステップS5に進む。
(ステップS5)
ステップS5では、検索セッション判定手段7により、第一コンテンツ集合格納手段3に格納されたコンテンツ集合Cxと、第二コンテンツ集合格納手段6に格納されたコンテンツ集合D[Cj1,...,Cjn]とを比較する。比較方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例として、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cx∩D[Cj1,...,Cjn]に含まれるコンテンツ数|Cx∩D[Cj1,...,Cjn]|と、第一コンテンツ集合Cxに含まれるコンテンツ数|Cx|とを使い、評価値Ej=|Cx∩D[Cj1,...,Cjn]|/|Cx|を算出する。続いて、ステップS13へと進む。
(ステップS13)
ステップS13では、検索セッション判定手段7で算出した評価値Ejを総合判断手段10に送付する。まだ処理の必要な検索セッションがあれば、次の検索セッションを処理すべくステップS3に進む。全ての検索セッションについての処理が終了した時は、ステップS14に進む。
(ステップS14)
ステップS14では、総合判定手段10において、ステップS12からステップS13で算出された評価値Eに従って、最終的な検索セッション判定を行う。続いて、ステップS15に進む。
(ステップS15)
ステップS15では、検索クエリ格納手段1に格納している検索セッションの判定を行った検索クエリQxを、検索クエリ履歴格納手段4に格納する。格納の際には、総合判断手段10で判定した検索セッションを対応付けて格納する。該当検索セッションなしと判定された場合は、新規の検索セッションとして格納する。
なお、図14のフローチャートにおけるステップS1、ステップS2、ステップS3〜ステップS5は、図2に示す第一の実施例のフローチャートの該ステップと同様の動作である。
このように、本実施例による情報提示装置における検索セッション判定では、複数の検索セッションに関する情報を保持しておき、判定対象の検索クエリがどの検索セッションに含まれるかを総合的に判断することが可能となる。
[適用例4−1]
本実施例における第一の実施例について説明する。本適用例では、総合判断手段10での検索セッション判定のバリエーションについて説明する。
本適用例における総合判定手段10での検索セッション判定では、全ての検索セッションに対する評価値を算出し、評価値が最大となる検索セッションを、該検索クエリQxが属する検索セッションであると判定する。
また、本適用例の別のバリエーションとしては、適用例1−1のように、評価値の閾値αを設けておき、最大となる評価値が、閾値α未満である場合は、該当検索セッションなしと判定する実施方法が挙げられる。
また、本適用例の更なるバリエーションとしては、評価値の閾値αを設けておき、評価値がα以上である全ての検索セッションを該当検索セッションとして判定する実施方法も挙げられる。
以上で述べたように、本適用例による検索セッション判定では、複数の検索セッションを比較した上で、最も適合する検索セッションを選択することが可能となる。
[適用例4−2]
本実施例における第二の適用例について説明する。本適用例では、総合判断手段10での検索セッション判定のバリエーションについて説明する。
図15に、本適用例の動作を示すフローチャートである。図15を用いて、本適用例の動作を説明する。本説明では、ユーザはこれまでにm種類の検索セッションを実行し、そのm種類の検索セッションに関する検索クエリが検索クエリ履歴格納手段4に格納されているとする。ここでは、説明のため、検索クエリ履歴格納手段4に格納された各検索セッションの名称をRi(1≦i≦m)と呼ぶ。
(ステップS1)
ステップS1では、検索クエリ格納手段1に、検索セッションを判定したい検索クエリQxを格納する。続いて、ステップS2に進む。
(ステップS2)
ステップS2では、コンテンツ検索手段2において、検索クエリQxを使って検索を行い、検索結果としてコンテンツ集合Cxを取得する。コンテンツ集合Cxを第一コンテンツ集合格納手段3に格納する。続いて、ステップS12に進む。
(ステップS12)
ステップS12では、検索クエリ履歴格納手段4に格納している各検索セッションRj(1≦j≦m)に対し、ステップS3からステップS17の処理を行う。なお、ステップS3からの処理は、最新の検索セッションから順に処理を行うこととする。ここで、検索セッションの新しさとは、最近の検索クエリの属する検索セッションほど新しいと定義する。
(ステップS3)
ステップS3では、検索クエリ履歴格納手段4に格納している検索セッションRjに属する各検索クエリQji(1≦i≦n)について、コンテンツ検索手段2において検索を行い、結果としてコンテンツ集合Cji(1≦i≦n)を取得する。取得したコンテンツ集合Cji(1≦i≦n)をコンテンツ集合合成手段5に送る。続いて、ステップS4に進む。
(ステップS4)
ステップS4では、コンテンツ集合合成手段5により、コンテンツ集合Cji(1≦i≦n)を使ってコンテンツ集合を合成する。合成方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例としてCji(1≦i≦n)の和集合を算出することで、合成したコンテンツ集合D[Cj1,...,Cjn]を得る。合成したコンテンツ集合D[Cj1,...,Cjn]を第二コンテンツ集合格納手段6に格納する。続いて、ステップS5に進む。
(ステップS5)
ステップS5では、検索セッション判定手段7により、第一コンテンツ集合格納手段3に格納されたコンテンツ集合Cxと、第二コンテンツ集合格納手段6に格納されたコンテンツ集合D[Cj1,...,Cjn]とを比較する。比較方法には種々の方法が考えられるが、ここでは一例として、第一コンテンツ集合と第二コンテンツ集合の積集合Cx∩D[Cj1,...,Cjn]に含まれるコンテンツ数|Cx∩D[Cj1,...,Cjn]|と、第一コンテンツ集合Cxに含まれるコンテンツ数|Cx|とを使い、評価値Ej=|Cx∩D[Cj1,...,Cjn]|/|Cx|を算出する。続いて、ステップS16へと進む。
(ステップS16)
ステップS16では、検索セッション判定手段7で算出した評価値Ejを総合判断手段10に送付する。続いて、ステップS17に進む。
(ステップS17)
ステップS17では、総合判定手段10において、評価値Ejと、評価値の閾値αとを比較する。評価値Ejがα未満の場合は、検索セッションRjには該当しないと判断し、ステップS12に進む。評価値Ejがα以上の場合は、検索セッションRjに該当すると判断し、ステップS15に進む。
(ステップS15)
ステップS15では、検索クエリ格納手段1に格納している検索セッションの判定を行った検索クエリQxを、検索クエリ履歴格納手段4に格納する。格納の際には、総合判断手段10で判定した検索セッションRjを対応付けて格納する。該当検索セッションなしと判定した場合は、新規の検索セッションとして格納する。
本適用例のバリエーションとしては、ステップS3において、判定を行う検索セッションを選択する際に、検索クエリ履歴格納手段4に格納した全ての検索セッションについて判定を行うのではなく、最新のたとえば5個の検索セッションについてのみ検索セッション判定を行うことも考えられる。検索セッションの判定を行う検索セッションの個数は5個とは限らず任意であり、サービス実装時に変更可能である。
以上で述べたように、本適用例による検索セッション判定では、最新の検索セッションから順に比較対象の検索クエリとの適合度合いを判定しながら、検索セッションの判定を行うことが可能である。
[適用例4−3]
本実施例における第三の適用例について説明する。本適用例では、総合判断手段10での検索セッション判定のバリエーションについて説明する。
図16に、本適用例の動作を示すフローチャートである。
図16を用いて、本実施例の動作を説明する。本説明では、ユーザはこれまでにm種類の検索セッションを実行し、そのm種類の検索セッションに関する検索クエリが検索クエリ履歴格納手段4に格納されているとする。ここでは、説明のため、検索クエリ履歴格納手段4に格納された各検索セッションの名称をRi(1≦i≦m)と呼ぶ。また、検索セッションの新しさとして、最近の検索クエリの属する検索セッションほど新しいと定義し、新しい検索セッションから順にR1、R2、...、Rnとする。
(ステップS1)
ステップS1では、検索クエリ格納手段1に、検索セッションを判定したい検索クエリQxを格納する。続いて、ステップS2に進む。
(ステップS2)
ステップS2では、コンテンツ検索手段2において、検索クエリQxを使って検索を行い、検索結果としてコンテンツ集合Cxを取得する。コンテンツ集合Cxを第一コンテンツ集合格納手段3に格納する。続いて、ステップS18に進む。
(ステップS18)
ステップS18では、検索クエリ格納手段4に格納した最新の検索セッションR1について、検索セッション判定を行う。続いて、ステップS19に進む。
(ステップS19)
ステップS19では、検索クエリQxが、検索クエリR1に属すると判定した場合(YES)は、処理を終了する。一方、検索クエリQxが、検索クエリR1に属しないと判定した場合(NO)は、ステップS20に進む。
(ステップS20)
ステップS20では、検索クエリ格納手段4に格納した検索セッションRj(2≦j≦m)について検索セッション判定を行う。
以上で述べたように、本実施例による検索セッション判定では、まず、最新の検索セッションについて検索セッションを行い、最新の検索セッションに該当しないと判定した場合は、残りの検索セッションに対する判定を行う。これにより、ユーザが一番記憶しているであろう最新の検索セッションを優先しつつ、多数の検索セッションの中で該当する検索セッションを判定することが可能となる。
[適用例4−4]
本実施例における第四の適用例について説明する。本適用例では、検索クエリ履歴格納手段4において格納する検索セッションの個数を有限とする場合の適用例について説明する。
図14に示す本実施例のフローチャートのステップS15において、検索クエリ格納手段1に格納した検索クエリQxが新規の検索セッションであった場合に、検索クエリQxを検索クエリ履歴格納手段4に格納する際、検索クエリ履歴格納手段4に格納できる検索セッション数の上限を超える場合には、検索セッションを1つ以上削除した上で、検索クエリQxの属する新規の検索セッションを検索クエリ履歴格納手段4に格納する。
検索セッション数の上限を超えた場合に削除する検索セッションを決定する方法としては、一番古い検索セッションを削除する実装方法、一番利用頻度の低い検索セッションを削除する実装方法、全ての検索セッションを削除する検索方法などのバリエーションが考えられる。
以上で述べたように、本適用例の情報提示装置による検索セッション判定では、検索クエリ履歴格納手段4に格納する検索セッションの個数を有限個とすることができ、有限の時間での検索セッション判定を行うことが可能となる。
[適用例4−5]
本実施例における第五の適用例について説明する。本適用例では、検索クエリ履歴格納手段4に格納する検索セッションのバリエーションについて説明する。
検索クエリ履歴格納手段4には、該ユーザの検索クエリから生成した検索セッションの情報だけではなく、サービス構築者やサービス運営者が事前に定義した検索セッションの情報や、また、他ユーザの検索クエリを参照して生成した検索セッションの情報など、該ユーザの検索クエリ以外から生成した検索セッションの情報を格納する実施方法が考えられる。
サービス構築者やサービス運営者が検索セッションの情報を事前に定義する場合は、同一の検索セッションと判定すべき検索クエリを列挙して検索クエリ履歴格納手段4に格納する。他ユーザの検索クエリを参照して検索セッションの情報を定義する場合は、他のユーザの検索クエリによって生成した全ての検索セッションの情報を利用する方法や、他のユーザの検索クエリのうち利用頻度の高いクエリを使って検索セッションの情報を生成する方法など種々の方法が考えられる。
また、別の実施のバリエーションとしては、検索クエリ履歴格納手段4に格納した検索セッションの情報を編集する機能を備えることも考えられる。
以上で述べたように、本適用例の情報提示装置による検索セッション判定では、検索クエリ履歴格納手段4に予め検索セッションを格納しておくことから、検索履歴の少ないユーザに対しても、予め格納しておいた検索セッションの情報を使って、適切に検索セッションの判定を行うことが可能となる。
図17は、本発明の第五の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例による情報提示装置では、第一の実施例による情報提示装置による検索セッション算出手段11と、検索セッション算出手段11の検索セッション判定手段7での判定結果を踏まえて、ユーザに対して提示する情報を生成する提示情報生成手段12と、を更に備えることを特徴とする。
図18は、本実施例による情報提示装置の動作を示すフローチャートである。図18を用いて、本実施例の動作を説明する。
(ステップS21)
ステップS21では、検索セッション算出手段11において、ユーザによる検索クエリの入力を受ける。検索クエリは、キーボードなどを使ってユーザが自由に入力する方法や、画面上に提示した候補の中からユーザが選択する方法などが考えられるが、特に限定するものではない。続いて、ステップS22に進む。
(ステップS22)
ステップS22では、検索セッション算出手段11において、ユーザから入力された検索クエリについて、検索セッションの判定を行う。検索セッションの判定方法としては、本発明の第一から第四の実施例に記載の方法をはじめとする種々の方法が考えられる。続いて、ステップS23に進む。
(ステップS23)
ステップS23では、提示情報生成手段12において、ステップS22で得た検索セッションに従って、ユーザに提示する情報を生成する。
図17に示す情報提示装置では、検索セッション算出手段11として、第一の実施例による検索セッションの算出について記載しているが、本発明の第一から第四の実施例に記載の方法をはじめとする種々の方法を用いても本発明の目的は実現できる。
以上で説明した動作により、本実施例による情報提示装置では、ユーザから入力された検索クエリを使って検索セッションの判定を行い、判定した検索セッションに従ってユーザに提示する情報を生成することができる。
[適用例5−1]
本実施例における第一の適用例について説明する。
図19は、本適用例による情報提示装置の構成を示すブロック図である。図19に示す情報提示装置では、提示情報生成手段12に、コンテンツ一覧生成手段1211と、推薦コンテンツ生成手段1212とを備える。
次に、図18のフローチャートを用いて、本適用例の動作を説明する。
(ステップS21)
ステップS21では、検索セッション算出手段11において、ユーザによる検索クエリの入力を受ける。検索クエリは、キーボードなどを使ってユーザが自由に入力する方法や、画面上に提示した候補の中からユーザが選択する方法などが考えられるが、特に限定するものではない。本実施例では、ユーザが検索クエリ「セキュリティ&分散」を入力したとする。続いて、ステップS22に進む。
(ステップS22)
ステップS22では、検索セッション算出手段11において、ユーザから入力された検索クエリについて、検索セッションの判定を行う。検索セッションの判定方法としては、本発明の第一から第四の実施例に記載の方法をはじめとする種々の方法が考えられる。
本実施例では、実施例1−1で示したような手順で、ユーザが入力した検索クエリ「セキュリティ&分散」は、これまでにユーザが入力した検索クエリ「セキュリティ」、「セキュリティ&脆弱性」、「脆弱性&診断」で構成される検索セッションに属すると判定したとする。続いて、ステップS23に進む。
(ステップS23)
ステップS23では、提示情報生成手段12において、ステップS22で得た検索セッションに従って、ユーザに提示する情報を生成する。
本実施例では、まず、コンテンツ一覧生成手段1211において、検索クエリ「セキュリティ&分散」に該当するコンテンツを検索し、検索結果として得られたコンテンツを整列してコンテンツ一覧を生成する。
次に、推薦コンテンツ生成手段1212において、検索セッションを参照してユーザに推薦すべきコンテンツを決定する。推薦するコンテンツの決定方法としては、種々の方法が考えられる。たとえば、検索セッション毎に推薦すべきコンテンツをサービス運営者側などで手動で定義しておく方法などがあるが、ここでは、図20に示す推薦コンテンツ決定の動作により、推薦すべきコンテンツを決定することとする。
図20は、本実施例での推薦コンテンツ生成手段1212において、検索セッションに従ってユーザに推薦するコンテンツを決定する方法の一例の動作を示すフローチャートである。図20のフローチャートに沿って、推薦コンテンツの決定方法の動作を説明する。
動作の説明に際し、検索セッションに含まれる検索クエリを検索クエリQi(1≦i≦n)とする。また、ユーザが入力した現在の検索クエリを検索クエリQn+1とする。検索クエリQiで検索されるコンテンツ集合をコンテンツ集合Ci(1≦i≦n+1)とする。
(ステップS23−1)
ステップS23−1では、検索クエリQ1,...,Qnで検索されるコンテンツ集合の和集合のコンテンツ集合C1∪C2∪...∪Cnを算出する。また、検索クエリQn+1で検索されるコンテンツ集合Cn+1を算出する。算出した両コンテンツ集合を使って、コンテンツ集合C1∪C2∪...∪Cnに含まれるが、コンテンツ集合Cn+1に含まれないコンテンツ集合(C1∪C2∪...∪Cn)∩(¬Cn+1)を算出する。続いて、ステップS23−2に進む。
(ステップS23−2)
ステップS23−2では、ステップS23−1で算出したコンテンツ集合(C1∪C2∪...∪Cn)∩(¬Cn+1)に含まれるコンテンツの中から、ユーザに提示するコンテンツを決定する。決定方法は種々の方法が考えられるが、たとえば、人気のあるコンテンツに決定する、最近登録されたコンテンツに決定する、ユーザが未だ見ていないコンテンツに決定する等の方法が一例として挙げられる。続いて、ステップS23−3に進む。
(ステップS23−3)
ステップS23−3では、ステップS23−2で決定したコンテンツをユーザに提示する。
以上で説明したように、本適用例による情報提示装置では、ユーザが入力した検索クエリで検索したコンテンツ一覧をユーザに提示すると共に、検索セッション算出手段11で決定した検索セッションに従って決定したコンテンツをユーザに推薦することができる。ユーザに対して推薦するコンテンツは、ユーザの入力した検索クエリに関連したものとなることから、ユーザの検索目的に合致したコンテンツを推薦することが可能となる。
[適用例5−2]
本実施例における第二の適用例について説明する。本適用例では、提示情報生成手段12の推薦コンテンツ生成手段1212において、ユーザに推薦するコンテンツを決定する方法の別のバリエーションについて説明する。
図21は、本適用例での推薦コンテンツ生成手段1212において、検索セッションに従ってユーザに推薦するコンテンツを決定する方法の一例の動作を示すフローチャートである。図21のフローチャートに沿って、推薦コンテンツの決定方法の動作を説明する。
動作の説明に際し、検索セッションに含まれる検索クエリを検索クエリQi(1≦i≦n)とする。また、ユーザが入力した現在の検索クエリを検索クエリQn+1とする。検索クエリQiで検索されるコンテンツ集合をコンテンツ集合Ci(1≦i≦n+1)とする。
また、図22に、ユーザに推薦する広告コンテンツと、各広告コンテンツの提示を希望する検索クエリ(ターゲット検索クエリ)との関係を定義する広告登録表121を示す。
(ステップS23−4)
ステップS23−4では、検索クエリQ1、...、Qn、Qn+1で検索されるコンテンツ集合の和集合のコンテンツ集合C1∪C2∪...∪Cn∪Cn+1を算出する。続いて、ステップS23−5に進む。
(ステップS23−5)
ステップS23−5では、広告登録表121に登録されている各広告コンテンツAj(1≦j≦m)について、各広告コンテンツAjに定義されているターゲット検索クエリTjで検索されるコンテンツ集合TCjを算出する。続いて、ステップS23−6に進む。
(ステップS23−6)
ステップS23−6では、ステップS23−5で算出したコンテンツ集合TCjについて、ステップS23−4で算出したコンテンツ集合C1∪C2∪...∪Cn∪Cn+1との積集合TCj∩(C1∪C2∪...∪Cn∪Cn+1)を算出し、算出した積集合に属するコンテンツ数Vj=|TCj∩(C1∪C2∪...∪Cn∪Cn+1)|を算出する。続いて、ステップS23−7に進む。
(ステップS23−7)
ステップS23−7では、コンテンツ数Vj(1≦j≦m)を比較し、Vjが最大となる広告コンテンツをユーザに提示すべき広告コンテンツに決定する。続いて、ステップS23−8に進む。
(ステップS23−8)
ステップS23−8では、ステップS23−7で決定した広告コンテンツをユーザに提示する。
以上で説明したように、本適用例による情報提示装置では、ユーザが入力した検索クエリで検索したコンテンツ一覧をユーザに提示すると共に、検索セッション算出手段11で決定した検索セッションに従って決定した広告コンテンツをユーザに推薦することができる。ユーザに対して提示する広告コンテンツは、ユーザの入力した検索クエリに関連したものとなることから、ユーザの検索目的に合致した広告コンテンツを提示することが可能となる。
図23は、本発明の第六の実施例の構成を示すブロック図である。
本実施例による情報提示装置は、図17に示す第五の実施例による情報提示装置の構成での提示情報生成手段12の中に、コンテンツ格納手段1201、条件指示手段1202、コンテンツ一覧生成手段1203、コンテンツ一覧提示手段1204、提示履歴管理手段1205、および補正ソーティング制御手段1206を有している。
コンテンツ格納手段1201は、提示対象のコンテンツ情報を格納する。条件指示手段1202は、検索クエリすなわちコンテンツを選ぶ条件を決定する。コンテンツ一覧生成手段1203は、条件指示手段1202で決定した検索クエリに沿ってコンテンツ格納手段1201に格納されたコンテンツの中からコンテンツ一覧を生成する。コンテンツ一覧提示手段1204は、コンテンツ一覧生成手段1203で生成したコンテンツ一覧をユーザに提示しユーザがコンテンツの閲覧を行う。提示履歴管理手段1205は、コンテンツ一覧生成手段1203で生成したコンテンツ一覧やコンテンツ一覧提示手段1204での情報提示履歴を管理する。補正ソーティング制御手段1206は、補正ソーティング手段34の動作可否を制御する。
コンテンツ一覧生成手段1203は、条件照合手段12031、コンテンツ選択手段12032、ベースソーティング手段12033、および補正ソーティング手段12034を有している。
条件照合手段12031は、条件指示手段1202で決定された検索クエリが過去に提示された検索クエリかどうかを照合する。コンテンツ選択手段12032は、条件照合手段12031で該当する検索クエリが見つからなかった場合に、コンテンツ格納手段1201に格納されたコンテンツの中から検索クエリに適合するコンテンツを選び出す。ベースソーティング手段12033は、コンテンツ選択手段12032で選び出したコンテンツを人気順、価格順、辞書順などでソーティングする。補正ソーティング手段12034は、提示履歴管理手段1205に格納された各コンテンツの提示状況を参照してベースソーティング手段12033で決定したソート順を補正し、ユーザに提示していないコンテンツを優先して提示するようにソーティングを補正する。
提示履歴管理手段1205は、提示履歴格納手段12051、条件指定提示履歴抽出手段12052、およびコンテンツ指定提示履歴抽出手段12053を有している。
提示履歴格納手段12051は、コンテンツ一覧生成手段1203で生成したコンテンツ一覧をその検索クエリとともに格納し、さらにコンテンツ一覧提示手段1204でのコンテンツ一覧提示状態やユーザの閲覧履歴などを提示履歴情報として格納する。条件指定提示履歴抽出手段12052は、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴情報の中から検索クエリをキーとして提示順序付きのコンテンツ集合を抽出する。コンテンツ指定提示履歴抽出手段12053は、条件指定提示履歴抽出手段12052と、提示履歴格納手段12051に格納された情報からコンテンツをキーとして、該コンテンツがどの検索クエリで何番目にソーティングされたかや、コンテンツ一覧提示手段1204でユーザに対して提示されたかや、さらにはユーザが選択したか等の情報を抽出する。
図24は、本実施例による情報提示装置の動作を示すフローチャートである。図24を用いて、本実施例の動作を説明する。
(ステップS101)
ステップS101では、条件指示手段1202に、検索クエリを設定する。条件指示手段1202に設定する検索クエリは、検索セッション算出手段11の検索クエリ格納手段1に格納される検索クエリと同じ内容となる。この検索クエリの設定は、ユーザが検索キーワード設定を行う方法や、システムが協調フィルタリング等の各種レコメンドエンジンを用いて自動的に設定する方法などが考えられるが、設定方法はどんな方法でもよい。設定後、ステップS102に進む。
(ステップS102)
ステップS102では、条件照合手段12031において、条件指示手段1202で設定された検索クエリが、過去に使われたものかどうかを照合する。照合は、条件指定提示履歴抽出手段12052を介して行う。条件指定提示履歴抽出手段12052は、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴から、該検索クエリに関する履歴を抽出する。なお、照合を行う履歴の範囲は、期間としては、同一セッション内、24時間以内など一定時間内、無制限などが想定され、ユーザは基本的には同一ユーザの履歴を対象とすることが想定されるが、照合を行う履歴の範囲はサービスによって設定されるものとする。
条件指定提示履歴抽出手段12052で履歴が見つかった場合は、検索クエリと提示順序付きのコンテンツを条件指定提示履歴抽出手段12052から条件照合手段12031に送る。そして、ステップS108に進む。
条件指定提示履歴抽出手段12052で履歴が見つからなかった場合は、例えば空集合などの見つからない旨を示す情報を条件指定提示履歴抽出手段12052から条件照合手段12031に送る。そして、ステップS103に進む。
(ステップS103)
ステップS103では、条件指示手段1202で設定された検索クエリが過去に使用されたことがないと条件照合手段12031で判定した場合、コンテンツ選択手段12032において、コンテンツ格納手段1201のコンテンツの中から、条件指示手段1202で設定された検索クエリに適合するコンテンツを選択する。選択したコンテンツをベースソーティング手段12033へと送る。続いて、ステップS104に進む。
(ステップS104)
ステップS104では、ベースソーティング手段12033では、予め決められた人気順、価格順、辞書順などのソーティング方法(ベースソーティング方法と呼ぶ)を用いてコンテンツ選択手段12032で選択されたコンテンツをソーティングする。本実施例においては、ベースソーティング手段12033で用いるソーティング方法は本発明の効果には影響しないので、いずれでもかまわない。続いて、ステップS112に進む。
(ステップS112)
ステップS112では、補正ソーティング制御手段1206に従って補正ソーティングする、しないを判定する。
検索セッション算出手段11で判定された検索セッションが、直前の検索クエリによる検索セッションと同一であると判定した場合は、補正ソーティング制御手段1206では、補正ソーティングすると決定する。一方、検索セッション算出手段11で判定された検索セッションが、直前の検索クエリによる検索セッションと異なると判定した場合は、補正ソーティング制御手段1206では、補正ソーティングしないと決定する。
その結果、補正ソーティング制御手段1206で補正ソーティングすると決定した場合、ステップS105に進む。一方、補正ソーティング制御手段1206で補正ソーティングしないと決定した場合、ステップS108に進む。
(ステップS105)
ステップS105では、補正ソーティング手段12034により、ベースソーティング手段12033から送られてきた各コンテンツに対し、提示履歴を取得する。コンテンツの提示履歴取得は、コンテンツ指定提示履歴抽出手段12053を介して行う。コンテンツ指定提示履歴抽出手段12053では、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴の中から、各コンテンツの提示履歴を抽出する。なお、対象となる履歴の範囲は、期間としては、同一セッション内、24時間以内など一定時間内、無制限などが想定され、ユーザは基本的には同一ユーザの履歴を対象とすることが想定されるが、対象となる履歴の範囲はサービスによって設定されるものとする。続いて、ステップS106へ進む。
(ステップS106)
ステップS106では、補正ソーティング手段12034により、コンテンツ指定提示履歴抽出手段12053経由で取得した各コンテンツの提示履歴を参照してベースソーティング手段12033でソーティングしたコンテンツについて、提示履歴を使ってソーティング順の補正を行う。補正は、ユーザに対し提示したことのないコンテンツを優先し、コンテンツ一覧の上位に配置するように補正する。
ここで、補正ソーティング手段12034での補正方法の一例を示す。補正ソーティング手段12034では、提示履歴管理手段1205のコンテンツ指定提示履歴抽出手段12053を介して提示対象の各コンテンツについて提示履歴を取得する。そして取得した提示履歴を少ない順(昇べき順)にソーティングする。補正ソーティング手段12033では、例えば分布数えソートのように安定なアルゴリズムでソーティングすることで、提示履歴が同数のコンテンツは、ベースソーティング手段12033でソーティングした順序が保持される。
なお、この補正ソーティング方法は一例であり、別の手法を用いて、ユーザに対し提示したことのないコンテンツを優先し、コンテンツ一覧の上位に配置するように実現してもよい。続いて、ステップS107へ進む。
(ステップS107)
ステップS107では、検索クエリと提示順序付きコンテンツ集合を、提示履歴格納手段12051に格納する。続いて、ステップS108へ進む。
(ステップS108)
ステップS108では、コンテンツ一覧提示手段1204において、コンテンツ一覧の提示を行う。一覧は、補正ソーティング手段12034でソーティングされた提示順序、もしくは条件照合手段12031から送られてきた提示順序に従って生成し、ユーザに提示する。コンテンツ一覧ページでユーザに対して提示されたコンテンツは、提示履歴格納手段12051の提示履歴にその旨を記録する。なお、コンテンツ提示領域の関係で、コンテンツが1ページに収まらない場合、コンテンツ一覧ページは複数のページに分割される。コンテンツ一覧ページが複数ページに分割された場合は、実際に提示したコンテンツ一覧ページに含まれるコンテンツのみを提示済みと記録することが望ましい。続いて、ステップS109へ進む。
(ステップS109)
ステップS109では、コンテンツ選択やコンテンツ一覧ページが複数に分かれた場合に次ページ提示/全ページ提示といったページめくり操作などが発生した場合には、コンテンツ一覧提示手段1204では、ユーザのインタラクションに応じた処理を行う。続いて、ステップS110へ進む。
(ステップS110)
ステップS110では、ステップS109で行われたインタラクションの内容を提示履歴格納手段12051に記録する。例えば、ユーザからのインタラクションとして、ページめくり操作が発生した場合、コンテンツ一覧提示手段1204では、コンテンツ一覧ページを更新するとともに、提示履歴格納手段12051にコンテンツを提示した旨の情報を記録する。また、別の例を挙げると、ユーザがコンテンツ一覧ページに含まれるコンテンツの中からコンテンツの詳細情報提示を選択した場合、提示履歴格納手段12051にそのコンテンツは詳細提示を行った旨の情報を記録する。続いて、ステップS111へ進む。
(ステップS111)
ステップS111では、ユーザがコンテンツの探し方を変えようと検索クエリを変更した場合は、ステップS101に進む。それ以外の場合は、S108に進む。
本実施例による情報提示装置では、ユーザが入力した検索クエリが、その直前にユーザが入力した検索クエリと同じ検索セッションであると判断した時に、ユーザに未だ提示していないコンテンツを優先して表示する、すなわち、同じ検索セッションであると判断した場合に、コンテンツの提示履歴に基づいてコンテンツをソーティングし、別の検索クエリで提示済みのコンテンツは、ソーティング時に優先順位を下げ、未提示のコンテンツの優先順位を高めることができる。
この仕組みを採用することで、ユーザにとっては、選択方法を変えると違った種類のコンテンツを知ることが可能になるという利点が生まれる。さらに、サービス提供者から見ると、ユーザに対してより多くのコンテンツを提示できことから、売れ筋コンテンツのみならず、いわゆるロングテール商品をユーザに紹介することができることから、サービス全体のコンテンツ利用者数が増加する効果がもたらされる。
[適用例6−1]
本実施例における第一の適用例について説明する。
図25は、コンテンツ格納手段1201に格納されるコンテンツ情報の一例を示す図である。図25は、ビデオコンテンツを提示対象コンテンツとしたコンテンツデータ120100をコンテンツ格納手段1201に格納した例である。コンテンツデータ120100には、各コンテンツごとに、コンテンツID、タイトル、ジャンル、オススメ度、人気度などの属性値が格納されている。なお、コンテンツデータ120100は、コンテンツ格納手段1201に格納されるコンテンツ情報の一例であり、格納形態については、コンテンツ検索が可能な形態であれば、その形態はいずれでもよい。
図26は、提示履歴格納手段12051に格納される提示履歴情報の一例を示す図である。図26は、図25に示すコンテンツデータ120100をユーザが閲覧した際の提示履歴情報120101を格納した例である。
図26の例では、提示履歴情報120101は、検索クエリ−コンテンツ一覧対応表1201011とコンテンツ−履歴対応表1201012とで構成される。検索クエリ−コンテンツ一覧対応表1201011は、各ユーザ毎の検索クエリとその検索クエリでのコンテンツ一覧を格納している。コンテンツ−履歴対応表1201012は、各ユーザ毎にぞれぞれのコンテンツを提示回数、詳細情報の閲覧回数を格納している。なお、図26に示す閲覧履歴情報120101は、本適用例における一例であり、コンテンツ一覧生成手段1203で生成したコンテンツ一覧をその検索クエリとともに格納し、さらにコンテンツ一覧提示手段1204でのコンテンツ一覧提示状態やユーザの閲覧履歴を格納できる形態であれば、その形態はいずれでもよい。
次に、図24のフローチャートに沿って本適用例の動作を説明する。
ここでは、コンテンツ格納手段1201には、コンテンツデータ120100が格納されており、提示履歴格納手段12051には、提示履歴情報120101が格納されており、ユーザUSER−01が情報提示装置を利用しているとして説明する。
(ステップS101)
ステップS101では、条件指示手段1202において、ユーザが検索クエリとして「ジャンル=アニメ」を設定したとする。続いて、ステップS102に進む。
(ステップS102)
ステップS102では、条件照合手段12031において、条件指示手段1202で設定された検索クエリ「ジャンル=アニメ」が過去に使われたものかどうかを照合する。照合は条件指定提示履歴抽出手段12052を介して行う。条件指定提示履歴抽出手段12052は、提示履歴格納手段12051に格納されている提示履歴情報120101における検索クエリ−コンテンツ一覧対応表1201011を参照し、ユーザUSER−01の提示履歴として、検索クエリ「ジャンル=アニメ」とにコンテンツ一覧(提示順序順)「CONT−01,CONT−02,CONT−03」を条件照合手段12031へと送る。続いて、ステップS108に進む。
(ステップS108)
ステップS108では、コンテンツ一覧提示手段1204において、コンテンツ一覧の提示を行う。一覧は、条件照合手段12031から送られてきた順序に従って生成する。
図27にコンテンツ一覧の提示例の画面120110を示す。また、合わせて提示履歴格納手段12051の提示履歴にコンテンツCONT−01、CONT−02、CONT−03を提示した旨を記録する。
図28に記録後に提示履歴格納手段12051に格納される提示履歴情報120102を示す。
(ステップS101)2回目
ステップS101では、条件指示手段1202において、ユーザが検索クエリを「人気度=A」に変更したとする。続いて、ステップS102(2回目)に進む。
(ステップS102)2回目
ステップS102では、条件照合手段12031において、条件指示手段1202で設定された検索クエリ「人気度=A」が過去に使われたものかどうかを照合する。照合は条件指定提示履歴抽出手段12052を介して行う。条件指定提示履歴抽出手段12052は、提示履歴格納手段12051に格納されている提示履歴情報120101における検索クエリ−コンテンツ一覧対応表1201011を参照し、ユーザUSER−01の提示履歴に検索クエリ「人気度=A」がないことを確認する。そして、条件指定提示履歴抽出手段12052は条件照合手段12031に対して検索クエリが見つからなかったことを意味する空集合を送る。続いて、ステップS103に進む。
(ステップS103)
ステップS103では、コンテンツ選択手段12032において、コンテンツ格納手段1201に格納されているコンテンツ情報120100の中から「人気度=A」のコンテンツを選択する。この場合、コンテンツCONT−01、CONT−04、CONT−07、CONT−10、CONT−11を選択し、選択したコンテンツをベースソーティング手段12033へと送る。続いて、ステップS104に進む。
(ステップS104)
ステップS104では、ベースソーティング手段12033では、ベースソーティング方法として、タイトルの辞書順でソーティングすると定義されているとする。この場合、コンテンツは、CONT−01(タイトル=アルプス少女)、CONT−07(タイトル=ゴッツ)、CONT−10(タイトル=サッカー脚vs桜)、CONT−11(プロ野球ダイジェスト)、CONT−04(渡る鬼)の順にソーティングされる。ソーティングしたコンテンツの情報を補正ソーティング手段12034へと送る。続いて、ステップS112に進む。
(ステップS112)
ステップS112では、補正ソーティング制御手段1206に従って補正ソーティングする、またはしないを判定する。
本実施例では、検索セッション算出手段11において、直前の検索クエリ「ジャンル=アニメ」と、今回の検索クエリ「人気度=A」とが同一の検索セッションであると判定したとする。この場合は、補正ソーティング制御手段1206では、補正ソーティングすると決定する。補正ソーティング制御手段1206で補正ソーティングすると決定した場合、ステップS105に進む。
(ステップS105)
ステップS105では、補正ソーティング手段12034により、ベースソーティング手段12033から送られてきた各コンテンツ(CONT−01、CONT−07、CONT−10、CONT−11、CONT−04)について、コンテンツ指定提示履歴抽出手段12053を介して提示履歴を取得する。この場合、コンテンツ指定提示履歴抽出手段12053では、提示履歴情報120102のコンテンツ−履歴対応表1201022を参照して、CONT−01は提示回数2回、閲覧履歴1回、CONT−04は提示回数0回、閲覧履歴0回などの提示履歴が取得する。続いて、ステップS106へと進む。
(ステップS106)
ステップS106では、補正ソーティング手段12034では、コンテンツ指定提示履歴抽出手段12053経由で取得した各コンテンツの提示履歴を参照してベースソーティング手段12033でソーティングしたコンテンツについて、提示履歴を使ってソーティング順の補正を行う。補正は、ユーザに対し提示したことのないコンテンツを優先し、コンテンツ一覧の上位に配置するように補正する。
ここで、補正ソーティング手段12034での補正方法の一例を示す。補正ソーティング手段12034では、提示履歴管理手段1205のコンテンツ指定提示履歴抽出手段12053を介して提示対象の各コンテンツについてUSER−01の提示履歴を取得する。ここでは、CONT−01=提示回数2回、CONT−07=提示回数0回、CONT−10=提示回数0回、CONT−11=提示回数0回、CONT−04=提示回数0回を取得する。そして取得した提示履歴を少ない順(昇べき順)にソーティングし、提示回数が2回のCONT−01の提示順序を下げ、CONT−07、CONT−10、CONT−11、CONT−04、CONT−01と並び替える。
なお、この補正ソーティング方法は一例であり、別の手法を用いて、ユーザに対し提示したことのないコンテンツを優先し、コンテンツ一覧の上位に配置するように実現してもよい。続いて、ステップS107へ進む。
(ステップS107)
ステップS107では、補正ソーティング手段12034でソーティングを行った結果を提示履歴格納手段12051に格納する。
図29に提示履歴格納手段12051に格納された閲覧履歴情報120103を示す。続いて、ステップS108(2回目)に進む。
(ステップS108)2回目
ステップS108では、コンテンツ一覧提示手段1204において、コンテンツ一覧の提示を行う。一覧は、補正ソーティング手段12034から送られてきた順序に従って生成する。また、合わせて提示履歴格納手段12051の提示履歴にコンテンツCONT−07、CONT−10、CONT−11、CONT−04、CONT−01を提示した旨を記録する。
図30にコンテンツ一覧の提示例の画面120111を示す。画面120111では、過去にユーザUSER−01に対して提示したことのあるCONT−01をリスト下部に提示されるようにコンテンツ一覧が生成されている。
[適用例6−2]
本実施例における第二の適用例について説明する。本適用例では、本実施例による情報提示装置のバリエーションについて説明する。
本実施例において、コンテンツ一覧生成手段1203でのコンテンツのソーティング方法で幾つかの構成のバリエーションが考えられる。例えば、一つの構成のバリエーションとして、コンテンツ一覧生成手段1203にベースソーティング手段12033を備えない構成も考えられる。
図31にベースソーティング手段12033を備えないブロック図を示す。図31の構成の場合、コンテンツ選択手段12032で選択されたコンテンツは、補正ソーティング手段12034に直接送られ、補正ソーティング手段12034によってコンテンツのソーティングが行われる。本発明の特徴である、コンテンツの提示履歴に基づいてコンテンツをソーティングする機能は、補正ソーティング手段12034に備えていることから、図31の構成でも、同様の機能を備えることができる。
また、別のバリエーションでは、本実施例において、提示履歴管理手段1205で管理する提示履歴として、各コンテンツの最終提示日時を合わせて記録しておき、補正ソーティング手段12034でコンテンツをソーティングする際に、最終提示日時が新しいコンテンツほど提示されにくくし、最終提示日時が古いコンテンツは最終提示日時が新しいコンテンツに比較して提示されやすくするという形態も考えられる。このような形態をとることで、ユーザが全く知らないコンテンツの次の優先順位でユーザの記憶が薄いコンテンツから順に提示することが可能となる。
また、別のバリエーションでは、本実施例において、提示履歴管理手段1205で管理する提示履歴として、各ユーザにとっての各コンテンツの重要度を合わせて記録しておき、補正ソーティング手段12034でコンテンツをソーティングする際に、コンテンツの重要度が高いコンテンツは、コンテンツの重要度が低いコンテンツに比べて、提示されやすくするという形態も考えられる。例えば、補正ソーティングを行う際に、提示履歴に比例して各コンテンツにスコア付けし、コンテンツのスコアの昇べき順にソーティングするとした場合に、コンテンツの重要度が高いコンテンツは、コンテンツのスコアを、そのコンテンツの重要度に応じて減じるなどという仕組みを備えることで、本バリエーションは実現される。ただし、ここで述べたコンテンツの重要度の反映方法は一例であり、他の反映方法を用いてもかまわない。なお、コンテンツの重要度の入力方法は、ユーザが明示的に入力する方法やユーザのアクセス履歴や嗜好情報から自動的に生成する方法、購入済みコンテンツの重要度を極端に下げる方法などが考えられるが、他の方法を含め、いずれでもよい。
また、別のバリエーションでは、本実施例において、補正ソーティング手段12034において、ユーザに対し提示したことのないコンテンツを優先し、コンテンツ一覧の上位に配置するように補正する際に、ユーザに提示したことがあるコンテンツを、コンテンツ一覧から削除する構成が考えられる。一般にコンテンツをソーティングする計算量に比べて、コンテンツを削除するほうが計算量が少なくなることから、このバリエーションは、特に大規模サービスで本発明の情報提示装置を適用する際に有効になる。
[適用例6−3]
本実施例における第三の適用例について説明する。本適用例では、本実施例による情報提示装置のバリエーションについて説明する。
本適用例では、インターネット上のポータルサイト等において、コンテンツの権利を保持してコンテンツを提供するコンテンツ提供者と、複数のコンテンツ提供者が提供するコンテンツを集積して各コンテンツの属性情報を統一するなどしてコンテンツ検索を可能にする一次サービス提供者と、一次サービス提供者のコンテンツ提供サービスに対して、付加価値をつけたサービスを行う二次サービス提供者と、でサービスを提供する場合について説明する。
一次サービス提供者は、従来技術を用いたコンテンツ提供サービスを行うサービス提供者を想定しており、コンテンツ格納手段1201、条件指示手段1202、コンテンツ選択手段12032、ベースソーティング手段12033を管理して、任意の検索キーワードなどでのコンテンツを選択し、コンテンツを人気順、価格順、辞書順などでソーティングしてユーザにコンテンツ一覧を提供する。
二次サービス提供者は、一次サービス提供者の提供するコンテンツ提供サービスに付加機能を提供するもので、条件照合手段12031、補正ソーティング手段12034、コンテンツ一覧提示手段1204、提示履歴管理手段1205を管理して、コンテンツの提示履歴やユーザのコンテンツ選択履歴といった状況を考慮して、たとえば、ユーザに提示していないコンテンツを優先して提示しつつ、同じ検索クエリでは、同じ順でコンテンツが提示されるというように、適切にコンテンツを提示するという付加価値を提供する。
ユーザから見ると、二次サービス提供者の提供するコンテンツ提供サービスを利用することで、一次サービス提供者の提供するサービスよりも高い利便性を得ることが出来る。このため、二次サービス提供者は、ユーザから対価を得ることができると考えられる。また、一次サービス提供者から見ると、対価を支払ってでも利便性の高いサービスを利用したいというユーザを対象とした二次サービス提供者にコンテンツ利用を許可することで、コンテンツのサービスチャネル拡大を図ることができるという利点がある。
なお、一次サービス提供者は、ユーザへの直接のコンテンツ提供サービスは行わず、二次サービス提供者へのコンテンツ提供のみを行う形態も考えられる。二次サービス提供者からすると、複数のコンテンツ提供者からコンテンツを収集する手間や、様々な形式のコンテンツの属性情報の統一化などの部分を一次サービス提供者が行ってくれることで、対ユーザに特化した機能整備が行える。
[適用例6−4]
本実施例における第四の適用例について説明する。本適用例では、本実施例による情報提示装置のバリエーションについて説明する。
図32は、本適用例の構成を示すブロック図である。本適用例による情報提示装置では、提示履歴管理手段1205の中に、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴情報を修正する提示履歴修正手段12054を備えることを特徴とする。
次に、本適用例の構成による情報提示装置について、提示履歴修正手段12054を備えることによる特徴について説明する。
[適用例6−4−1]
本適用例では、提示履歴修正手段12054は、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴のうち、最後に使用してから一定期間を過ぎた提示履歴を削除する。提示履歴修正手段12054を備えることにより、一度提示したコンテンツでもある程度の期間(履歴削除期間)を経た後に再びユーザに提示出来る。すなわち、一度提示したがユーザに選択されなかったコンテンツでも、履歴削除期間を過ぎれば、再度ユーザに提示される機会が与えられることになる。
履歴削除期間は、適用サービスにより様々なパターンが考えられるが、本発明の実施においては、特に期間の長さに制限はない。例えば、通常は1日(24時間)〜1週間程度に設定することが考えられるが、サービス提供者側がユーザになるべく多くのコンテンツを紹介したいと考えた場合は、履歴削除期間を1週間や1ヶ月といった長期間に設定することも可能である。
なお、この履歴削除期間は、全て同じ履歴削除期間に設定する方法や、コンテンツ毎に履歴削除期間を設定する方法、あるいは、季節によって履歴削除期間を変動させる方法、コンテンツ登録日からの日数によって履歴削除期間を変動させる方法など、種々の方法が考えられる。
[適用例6−4−2]
本適用例では、提示履歴修正手段12054は、サービス提供者の特別な意図により、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴の中から、特定のコンテンツに関する提示履歴を削除する。
提示履歴修正手段12054を備えることにより、サービス提供者がユーザに対して強く薦めたいと考えたコンテンツに関しては、一度提示した後でも、再度ユーザに提示されやすくすることが可能である。
提示履歴修正手段12054で特定コンテンツに関する提示履歴を削除できることにより、次のようなサービス運用ができる。
たとえば、インターネット上のポータルサイトでは、ポータルを運営するサービス提供者と、ポータル上で提供するコンテンツを管理するコンテンツ提供者とが異なり、サービス提供者は、複数のコンテンツ提供者からコンテンツを預かってポータルサイトを構築するケースがある。コンテンツ提供者からみると、提供するコンテンツの売り上げを向上するためには、なるべく多くユーザに提示することが得策であろう。これを踏まえ、コンテンツをなるべく多く露出したいと考えるコンテンツ提供者から追加費用を受け取ることで、サービス提供者側では、該コンテンツ提供者が所有するコンテンツに関して、提示履歴を明示的に削除し、該コンテンツ提供者のコンテンツを提示されやすくする。なお、提示履歴の削除は、一度に全てを削除する方法や、通常の削除期間より短い期間で削除する方法など、種々の方法が考えられる。
なお、上記のサービス運用は、本実施例の一つの適用例であり、本実施例は本適用例に限るものではない。
[適用例6−4−3]
本適用例では、提示履歴修正手段12054は、サービス提供者の特別な意図により、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴の中から、特定の検索クエリに関する提示履歴を削除する。あるいは、提示履歴修正手段12054は、特定の検索クエリについてはサービス提供者の意図する提示履歴を明示的に記述する。たとえば、インターネット上のポータルサイトでは、ポータルを運営するサービス提供者などが、ある検索キーワードでコンテンツを検索した際に、恣意的にコンテンツの提示順を制御するケースがある。このような場合、提示履歴修正手段12054を備えることにより、サービス提供者が意図したコンテンツ提示順となるように該検索クエリの提示履歴を無条件に削除することで、サービス提供者が意図した順序でコンテンツ一覧を提示することが可能になる。
[適用例6−4−4]
本適用例では、提示履歴修正手段12054は、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴のサイズに従って、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴を削除する。
例えば、提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴のサイズが設定された閾値を超えた場合に、情報提示装置で判断し、提示履歴を削除する。閾値は、情報提示装置全体で閾値を定めるケースや、ユーザ毎に閾値を定めるケースなどが考えられるが、他の方法を含めていずれでもよい。また、削除する提示履歴の決定方法は、古い提示履歴から削除する方法や、重要度の低い提示履歴から削除する方法などが考えられるが、他の方法も含めていずれでもよい。
[適用例6−4−5]
本適用例では、インターネット上のポータルサイト等において、ポータル等を運営するサービス提供者と、ポータル上で提供するコンテンツを管理するコンテンツ提供者とが異なり、サービス提供者は、複数のコンテンツ提供者からコンテンツを預かってポータルサイトを構築するケースについて説明する。
サービス提供者は、通常、コンテンツ提供者が所有するコンテンツをユーザに提示することでコンテンツ提供者から対価を徴収したり、あるいは、ユーザがコンテンツを利用することでコンテンツ提供者あるいはユーザから対価を徴収したりすることで、利益を得る。
本適用例による情報提示装置では、サービス提供者は、コンテンツをより多くユーザに提示したいと願うコンテンツ提供者から追加の対価を徴収した場合に、提示履歴修正手段12054を介して、そのコンテンツ提供者の所有するコンテンツに関連する提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴を削除する。これにより、追加の対価を徴収したコンテンツ提供者のコンテンツをユーザに提示されやすくすることが可能になる。
[適用例6−4−6]
本適用例において、インターネット上のポータルサイト等において、ポータル等を運営するサービス提供者と、ポータル上で提供するコンテンツを管理するコンテンツ提供者とが異なり、サービス提供者は、複数のコンテンツ提供者からコンテンツを預かってポータルサイトを構築するケースについて説明する。コンテンツ提供者は、サービス提供者に委託したコンテンツがユーザに提示された時点でサービス提供者に対して対価を支払ったり、あるいは、ユーザがコンテンツを利用した時点でサービス提供者に対価を支払ったりすることで、所有するコンテンツをユーザに提供することができる。
本適用例による情報提示装置では、コンテンツ提供者は、コンテンツをより多くユーザに提示したい場合に、サービス提供者に対して追加の対価を支払うことで、提示履歴修正手段12054を介して、そのコンテンツ提供者の所有するコンテンツに関連する提示履歴格納手段12051に格納された提示履歴を削除する。これにより、追加の対価を支払うことで、所有するコンテンツをユーザに提示されやすくすることが可能になる。なお、提示履歴修正手段12054に対して履歴の削除を指示する主体は、サービス提供者、あるいはコンテンツ提供者のいずれであってもかまわない。
図33は、本発明の第七の実施例の構成を示すブロック図である。
本実施例による情報提示装置では、第一の実施例による情報提示装置による検索セッション算出手段11と、検索セッション算出手段11の検索セッション判定手段7での判定結果を踏まえて、各ユーザが利用した検索セッションの数(利用回数)をカウントする検索セッションカウント手段13を更に備えることを特徴とする。
図34(a)および(b)に、検索セッションカウント手段13での検索セッション数え上げの一例として、検索セッション数え上げに用いる検索セッションカウント表122および123を示す。
検索セッションカウント手段7では、検索セッション算出手段11での検索セッションの判定の結果を受けて、検索セッションカウント表122および123を順次更新する。
たとえば、図34(a)に示す検索セッションカウント表122の状態において、ユーザUSER1が新たに検索セッションSESSION1に該当する検索クエリでの検索を行い、検索セッション算出手段11において、検索セッションSESSION1であると判定したとする。このとき、検索セッションカウント手段13では、検索セッションカウント表122に、ユーザUSER1に該当する検索セッションの内のSESSION1に対応する利用回数を加算し、その結果を図34(b)に示す検索セッションカウント表123として格納する。
なお、検索セッションカウント表122および123による検索セッションの数え上げ方法は、実現方法の一例であり、他の方法で数え上げを行ってもかまわない。
[適用例7−1]
本実施例における第一の適用例について説明する。本適用例では、検索セッションカウント手段13において数え上げた検索セッションの利用方法について説明する。
検索セッションカウント手段13で数え上げた検索セッションの利用方法としては、ユーザが利用した検索セッション数に応じて、該ユーザに対し、情報提供装置の利用料金を課金する利用方法が考えられる。これまでは、検索セッションを的確に数え上げることが出来なかったため、ユーザに対して情報提供装置の利用料金を課金しようとすると、情報提供装置の利用時間に基づいて課金する方法や、検索クエリの利用数に基づいて課金する方法が採用されていた。これに対し、本適用例による情報提示装置では、検索セッション単位での課金処理を実現することが可能となる。
また、別の検索セッションカウント手段13で数え上げた検索セッションの利用方法としては、ユーザが利用した検索セッション数に応じて、該ユーザに対し、情報提供装置の利用に対するポイントを付与する利用方法が考えられる。これまでは、検索セッションを的確に数え上げることが出来なかったため、ユーザに対して情報提供装置の利用特典としてポイント付与しようとすると、情報提供装置の利用時間に基づいて付与する方法や、検索クエリの利用数に基づいて付与する方法が採用されていた。これに対し、本適用例による情報提示装置では、検索セッション単位でのユーザへのポイント付与処理を実現することが可能となる。
また、検索セッションカウント手段13で数え上げた検索セッションを集計して分析することで、情報提供装置での検索行動におけるユーザ傾向を的確に分析できる。これまでは、検索セッションの判定を行わなかったため、検索クエリごとに利用状況を分析していたが、検索クエリのみの分析では、離散的な状態の分析に留まっていた。これに対し、本適用例による情報提示装置では、入力される一連の検索クエリを統合して検索セッションとして纏め上げ、検索セッション毎に利用状況を分析することが可能となり、ユーザの一連の検索行動を連続的に分析することが可能となる。
[その他の実施例]
なお、上述した第一〜第七の実施例は、コンピュータ上で図2、図10、図12、図14、図15、図16、図18、図20、図21、図24などに示すフローチャートや、上述した動作を実装するためのプログラムを実行することにより実現することもできる。この場合には、検索セッション算出手段11、提示情報生成手段124、検索セッションカウント手段13等はコンピュータ上に実装される。
なお、上述した各実施例に係る情報提示装置は、その構成要素である各手段(各部、各ユニット等を成す。)の処理(機能)を実現可能なものであれば、物理的構成、ハードウェア(回路)及びソフトウェア(プログラム)構成については、特に限定されるものではない。例えば、独立して個別の回路やユニット或いはプログラム部品(プログラムモジュール等)を構成したり、1つの回路やユニット内に一体的に構成したりする等、いずれの形態でも提供可能である。これらの形態は、実際に使用する装置の機能や用途等の事情に応じて適宜選択可能である。
また、上述した情報提示装置が備える各手段の機能に対応して、これらと同様の処理を行う各処理ステップを有する情報提示方法も、本発明の範疇に含まれる。
さらに、上述した情報提示装置が備える各手段の内の少なくとも一部の処理は、CPU(Central Processing Unit)を有するプロセッサ等のコンピュータによるソフトウェア処理で実現してもよい。この場合、コンピュータを機能させるためのプログラム(情報提示用プログラム)は、本発明の範疇に含まれる。このプログラムは、CPUにより直接実行可能な形式のプログラムに限らず、ソース形式のプログラムや、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等、種々形態のプログラムを含む。また、このプログラムは、装置全体の制御を行うOS(Operating System)やファームウェア等の制御プログラムと連携して動作し、或いはその一部に組み込まれて一体的に動作するアプリケーションプログラムやそれを構成するソフトウェア部品(ソフトウェアモジュール)等、いずれの形態でも提供可能である。さらに、このプログラムは、無線又は有線回線を介して外部装置と通信する通信機能を有する端末、サーバ等のコンピュータ機に実装して使用する場合、例えば回線上に接続されたサーバ等の外部ノードからダウンロードして自装置内の記録媒体にインストールして使用することもできる。これらの形態は、実際に使用する装置の機能や用途等の事情に応じて適宜選択可能である。
また、上記のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に含まれる。この場合、記録媒体は、ROM(Read Only Memory)等のメモリ等、装置内に固定して使用されるものや、利用者により持ち運びが可能な可搬型のもの等、いずれの形態でも提供可能である。
以上、実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
本発明によれば、データベースに格納されたデータを検索する情報検索装置や、データベースに格納されたデータの中から適した情報を推薦してくれる情報推薦装置といった用途に適用できる。対象となるデータは、上記実施例での説明に用いたレストラン情報にとどまらず、TV番組、CM、映画などの映像コンテンツ、特許文献や論文などの文字情報コンテンツ、さらには、オフィス業務用アプリケーションなどのアプリケーション情報など、データベースに格納され、ユーザに対してコンテンツ一覧を提示するアプリケーションであれば、種類を問わず適用可能である。
本発明の第一の実施例に係る情報提示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施例に係る情報提示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施例に係る情報提示装置において、検索クエリ履歴格納手段に格納されている検索クエリの例を示す図である。 (a)および(b)は、本発明の第一の実施例に係る情報提示装置において、コンテンツ集合と、合成したコンテンツ集合との関係を記述したベン図である。 (a)および(b)は、本発明の第一の実施例に係る情報提示装置において、コンテンツ集合と、それに含まれるコンテンツ数との関係を示す図である。 本発明の第一の実施例に係る情報提示装置において、各コンテンツについて所属するコンテンツ集合の数を集計した集計表の例を示す図である。 本発明の第一の実施例に係る情報提示装置において、検索クエリで検索された各コンテンツ集合における各コンテンツのスコアを示す表を説明する図である。 (a)および(b)は、本発明の第一の実施例に係る情報提示装置において、図7の表に示すコンテンツ集合を表現したベン図である。 本発明の第二の実施例に係る情報提示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第二の実施例に係る情報提示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施例に係る情報提示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第三の実施例に係る情報提示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第四の実施例に係る情報提示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第四の実施例に係る情報提示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第四の実施例に係る情報提示装置において、総合判断手段での検索セッション判定のバリエーションの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第四の実施例に係る情報提示装置において、総合判断手段での検索セッション判定のバリエーションの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第五の実施例に係る情報提示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第五の実施例に係る情報提示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第五の実施例に係る情報提示装置において、提示情報生成手段の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第五の実施例に係る情報提示装置において、推薦コンテンツ生成手段により検索セッションに従ってユーザに推薦するコンテンツを決定する方法の一例の動作を示すフローチャートである。 本発明の第五の実施例に係る情報提示装置において、推薦コンテンツ生成手段により検索セッションに従ってユーザに推薦するコンテンツを決定する方法の一例の動作を示すフローチャートである。 本発明の第五の実施例に係る情報提示装置において、ユーザに推薦する広告コンテンツと、各広告コンテンツの提示を希望するターゲット検索クエリとの関係を定義する広告登録表を説明する図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置において、コンテンツ格納手段に格納されるコンテンツ情報の一例を示す図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置において、提示履歴格納手段に格納される提示履歴情報の一例を示す図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置において、コンテンツ一覧提示手段により提示されるコンテンツ一覧の画面例を示す図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置において、提示履歴格納手段に格納される提示履歴情報を示す図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置において、提示履歴格納手段に格納される閲覧履歴情報を示す図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置において、コンテンツ一覧提示手段により提示されるコンテンツ一覧の画面例を示す図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置において、ベースソーティング手段を備えない場合の構成を示すブロック図である。 本発明の第六の実施例に係る情報提示装置において、提示履歴管理手段内に提示履歴修正手段を備える場合の構成を示すブロック図である。 本発明の第七の実施例に係る情報提示装置の全体構成を示すブロック図である。 (a)および(b)は、本発明の第七の実施例に係る情報提示装置において、検索セッションカウント手段による検索セッション数え上げに用いる検索セッションカウント表の一例を説明する図である。 関連技術の問題点を説明するための図である。
符号の説明
1 検索クエリ格納手段
2 コンテンツ検索手段
3 第一コンテンツ集合格納手段
4 検索クエリ履歴格納手段
5 コンテンツ集合合成手段
6 第二コンテンツ集合格納手段
7 検索セッション判定手段
8 合成履歴格納手段
9 検索結果履歴格納手段
10 総合判定手段
11 検索セッション算出手段(処理手段)
12 提示情報生成手段
1201 コンテンツ格納手段
1202 条件指示手段
1203 コンテンツ一覧生成手段
12031 条件照合手段
12032 コンテンツ選択手段
12033 ベースソーティング手段
12034 補正ソーティング手段
1204 コンテンツ一覧提示手段
1205 提示情報管理手段
12051 提示履歴格納手段
12052 条件指定提示履歴抽出手段
12053 コンテンツ指定提示履歴抽出手段
12054 提示履歴修正手段
1206 補正ソーティング制御手段
1211 コンテンツ一覧生成手段
1212 推薦コンテンツ生成手段

Claims (33)

  1. ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合と、前記ユーザの過去の検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合の複数を使って合成した1つのコンテンツ集合とを比較して、前記指定された検索クエリが、前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索操作により指定されたものであるかどうかを判別する手段を有することを特徴とする情報提示装置。
  2. ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合を保持する第一コンテンツ集合格納手段と、
    前記ユーザの過去の検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合の複数を使って1つのコンテンツ集合合成するコンテンツ集合合成手段と、
    前記コンテンツ集合合成手段で生成したコンテンツ集合を保持する第二コンテンツ集合格納手段と、
    前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、指定された検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定する検索セッション判定手段と、
    を備えたことを特徴とする情報提示装置。
  3. ユーザの検索操作により入力された検索クエリを格納する検索クエリ格納手段と、
    前記検索クエリに従ってコンテンツを検索するコンテンツ検索手段と、
    前記検索クエリ格納手段に格納された検索クエリを使って前記コンテンツ検索手段で検索したコンテンツ集合を保持する第一コンテンツ集合格納手段と、
    前記ユーザの過去の検索操作により入力された検索クエリを格納する検索クエリ履歴格納手段と、
    前記検索クエリ履歴格納手段に格納した過去の検索クエリを使って前記コンテンツ検索手段により検索されたコンテンツ集合の複数を使って1つのコンテンツ集合合成するコンテンツ集合合成手段と、
    前記コンテンツ集合合成手段で生成したコンテンツ集合を保持する第二コンテンツ集合格納手段と、
    前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して前記検索クエリ格納手段に格納した検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定する検索セッション判定手段と、
    を備えたことを特徴とする情報提示装置。
  4. 前記検索クエリ履歴格納手段に格納する検索クエリ数の上限を設定することを特徴とする請求項3に記載の情報提示装置。
  5. 前記コンテンツ集合合成手段により合成されたコンテンツ集合の履歴を検索クエリの履歴と対応付けて格納しておく合成履歴格納手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の情報提示装置。
  6. 前記コンテンツ検索手段で検索したコンテンツ集合を検索クエリと対応付けて格納しておく検索結果履歴格納手段をさらに備えたことを特徴とする、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の情報提示装置。
  7. 前記検索セッション判定手段において複数の検索セッションの判定を行い、複数の判定結果を総合的に判断して最終的な検索セッションの判定結果を出力する総合判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の情報提示装置。
  8. 前記検索セッション判定手段での結果を踏まえて、ユーザに対して提示する情報を生成する提示情報生成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の情報提示装置。
  9. 前記提示情報生成手段は、前記検索セッション判定手段での結果を踏まえて、情報推薦を行うことを特徴とする請求項8に記載の情報提示装置。
  10. ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合と、前記ユーザの過去の検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合を使って合成した1つのコンテンツ集合とを比較して、前記指定された検索クエリが、前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索操作で指定されたものであるかどうかを判別し、指定された検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索操作で指定されたものであると判別された場合に、未だ提示していないコンテンツを優先してコンテンツをソーティングしたコンテンツ一覧を提示することを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  11. コンテンツ一覧および情報提示履歴を管理する提示履歴管理手段と、
    前記提示履歴管理手段に格納された各コンテンツの提示状況を参照し、ユーザに提示していないコンテンツを優先して提示するようにコンテンツをソーティングする補正ソーティング手段と、
    前記補正ソーティング手段の動作可否を制御する補正ソーティング制御手段とをさらに備え、
    前記補正ソーティング制御手段は、前記検索セッション判定手段において検索目的が過去の検索操作と同一と判断した場合に、前記補正ソーティング手段の動作を許可することを特徴とする請求項2に記載の情報提示装置。
  12. 前記提示履歴管理手段は、
    前記補正ソーティング手段で生成したコンテンツ一覧をその検索クエリとともに格納する提示履歴格納手段と、
    前記提示履歴格納手段に格納された提示履歴情報の中から検索クエリをキーとして提示順序付きのコンテンツ集合を抽出する条件指定提示履歴抽出手段と、
    前記提示履歴格納手段に格納された情報からコンテンツをキーとして、該コンテンツがどの検索条件で何番目にソーティングされたか、前記コンテンツ一覧提示手段でユーザに対して提示されたかどうか、ユーザが選択したかどうか、またはそれ以外の情報を抽出するコンテンツ指定提示履歴抽出手段と、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の情報提示装置。
  13. 前記補正ソーティング手段でソーティングしたコンテンツ一覧をユーザに提示しユーザがコンテンツの閲覧を行うコンテンツ一覧提示手段を備え、
    前記コンテンツ一覧提示手段でのコンテンツ一覧提示状態およびユーザの閲覧履歴の少なくとも1つを含む情報を提示履歴情報に含めて前記提示情報管理手段に格納することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の情報提示装置。
  14. コンテンツを人気順、価格順、辞書順、またはそれ以外の所定順にコンテンツの属性値を用いてソーティングするベースソーティング手段をさらに備え、
    提示対象のコンテンツをソーティングする際に、前記ベースソーティング手段で定められたソーティング方法と、前記補正ソーティング手段でのソーティング方法とを組み合わせてコンテンツのソーティングを行うことを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の情報提示装置。
  15. 検索クエリが過去に使用された検索クエリかどうかを前記提示履歴管理手段に対し照合する条件照合手段をさらに備え、
    検索クエリが前記提示履歴管理手段に格納された検索クエリであれば前記提示履歴管理手段に格納されているコンテンツ一覧を用いてコンテンツを提示し、検索クエリが前記提示履歴管理手段に格納された検索クエリでなければ、前記補正ソーティング手段でコンテンツのソーティングを行ってコンテンツをソーティングすることを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の情報提示装置。
  16. 提示対象のコンテンツ情報を格納するコンテンツ格納手段と、
    コンテンツを選ぶ条件として検索クエリを決定する条件指示手段と、
    前記条件指示手段で決定した検索クエリに沿って前記コンテンツ格納手段に格納されたコンテンツの中からコンテンツ一覧を生成するコンテンツ一覧生成手段と、
    前記コンテンツ一覧生成手段で生成したコンテンツ一覧をユーザに提示しユーザがコンテンツの閲覧を行うコンテンツ一覧提示手段と、
    前記コンテンツ一覧生成手段で生成したコンテンツ一覧および前記コンテンツ一覧提示手段での情報提示履歴を管理する提示履歴管理手段とをさらに有し、
    前記コンテンツ一覧生成手段は、
    前記提示履歴管理手段に格納された各コンテンツの提示状況を参照し、ユーザに提示していないコンテンツを優先して提示するようにコンテンツをソーティングする補正ソーティング手段と、
    前記補正ソーティング手段の動作可否を制御する補正ソーティング制御手段とを備え、
    前記検索セッション判定手段において検索目的が過去の検索操作と同一と判断した場合に、前記補正ソーティング制御手段において前記補正ソーティング手段の動作を許可することを特徴とする請求項3に記載の情報提示装置。
  17. 前記コンテンツ一覧生成手段は、
    前記補正ソーティング手段に加えて、前記条件入力手段で決定された検索クエリが過去に使用された検索クエリかどうかを照合して過去に生成したコンテンツ一覧を取得する条件照合手段と、
    前記条件照合手段で該当する検索クエリが見つからなかった場合に、前記コンテンツ格納手段に格納されたコンテンツの中から検索クエリに適合するコンテンツを提示用コンテンツとして選び出すコンテンツ選択手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項16に記載の情報提示装置。
  18. 前記コンテンツ一覧生成手段は、前記補正ソーティング手段、前記条件照合手段、前記コンテンツ選択手段に加え、コンテンツを人気順、価格順、辞書順、またはそれ以外の所定順にコンテンツの属性値を用いてソーティングするベースソーティング手段をさらに備え、
    提示対象のコンテンツをソーティングする際に、前記ベースソーティング手段で定められたソーティング方法と、前記補正ソーティング手段でのソーティング方法とを組み合わせてコンテンツのソーティングを行うことを特徴とする請求項16または請求項17に記載の情報提示装置。
  19. 前記提示履歴管理手段は、
    前記コンテンツ一覧生成手段で生成したコンテンツ一覧をその検索クエリとともに格納し、さらにコンテンツ一覧提示手段でのコンテンツ一覧提示状態およびユーザの閲覧履歴などを提示履歴情報として格納する提示履歴格納手段と、
    前記提示履歴格納手段に格納された提示履歴情報の中から検索クエリをキーとして提示順序付きのコンテンツ集合を抽出する条件指定提示履歴抽出手段と、
    前記提示履歴格納手段に格納された情報からコンテンツをキーとして、該コンテンツがどの検索条件で何番目にソーティングされたか、前記コンテンツ一覧提示手段でユーザに対して提示されたかどうか、ユーザが選択したかどうか、またはそれ以外の情報を抽出するコンテンツ指定提示履歴抽出手段と、
    を有することを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の情報提示装置。
  20. 前記提示履歴管理手段は、前記補正ソーティング手段、前記条件照合手段、前記コンテンツ選択手段に加え、前記提示履歴格納手段に格納された提示履歴情報を修正する提示履歴修正手段をさらに備えることを特徴とする請求項16から請求項19のいずれか1項に記載の情報提示装置。
  21. 前記提示履歴管理手段に格納する提示履歴として各コンテンツの最終提示時刻を合わせて記録しておき、前記補正ソーティング手段でコンテンツをソーティングする際に、コンテンツの最終提示時刻を参照して最近提示したコンテンツほど提示されにくくすることを特徴とする請求項16から請求項20のいずれか1項に記載の情報提示装置。
  22. ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合を第一コンテンツ集合格納手段に記憶させ、
    前記ユーザの過去の検索クエリで検索されるコンテンツ集合の複数を使って1つのコンテンツ集合合成し、
    合成したコンテンツ集合を第二コンテンツ集合格納手段に記憶させ、
    前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、指定された検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定することを特徴とする情報提示方法。
  23. ユーザの検索操作により入力された検索クエリを検索クエリ格納手段に記憶させ、
    前記検索クエリ格納手段に記憶させた検索クエリに従ってコンテンツの検索を行い、
    検索したコンテンツ集合を第一コンテンツ集合格納手段に記憶させ、
    前記ユーザの過去の検索クエリを検索クエリ履歴格納手段に記憶させ、
    前記検索クエリ履歴格納手段に格納した過去の検索クエリを使って検索されたコンテンツ集合の複数を使って1つのコンテンツ集合合成し、
    合成したコンテンツ集合を第二コンテンツ集合格納手段に記憶させ、
    前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、前記検索クエリ格納手段に格納した検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定することを特徴とする情報提示方法。
  24. さらに、複数の検索セッションについての判定を行い、複数の判定結果を総合的に判断して最終的な検索セッションの判定結果を出力することを特徴とする請求項22または請求項23に記載の情報提示方法。
  25. さらに、検索セッションの判定結果を踏まえてユーザに対して提示する情報を生成することを特徴とする請求項22から請求項24のいずれか1項に記載の情報提示方法。
  26. さらに、検索セッションの判定結果として、指定された検索クエリが過去の検索クエリと同一検索目的の検索操作であると判定された場合に、未だ提示していないコンテンツを優先してコンテンツをソーティングしたコンテンツ一覧を提示することを特徴とする請求項22から請求項25のいずれか1項に記載の情報提示方法。
  27. さらに、未だ提示していないコンテンツを優先してコンテンツをソーティングする際に、コンテンツの最終提示時刻を参照して最近提示したコンテンツほど提示されにくくすることを特徴とする請求項26に記載の情報提示方法。
  28. ユーザの検索操作により指定された検索クエリで検索されるコンテンツ集合を第一コンテンツ集合格納手段に記憶させる処理と、
    前記ユーザの過去の検索クエリで検索されるコンテンツ集合の複数を使って1つのコンテンツ集合合成する処理と、
    合成したコンテンツ集合を第二コンテンツ集合格納手段に記憶させる処理と、
    前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、指定された検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提示用プログラム。
  29. ユーザの検索操作により入力された検索クエリを検索クエリ格納手段に記憶させる処理と、
    前記検索クエリ格納手段に記憶させた検索クエリに従ってコンテンツの検索を行う処理と、
    検索したコンテンツ集合を第一コンテンツ集合格納手段に記憶させる処理と、
    前記ユーザの過去の検索クエリを検索クエリ履歴格納手段に記憶させる処理と、
    前記検索クエリ履歴格納手段に格納した前記ユーザの過去の検索クエリを使って検索されたコンテンツ集合の複数を使って1つのコンテンツ集合合成する処理と、
    合成したコンテンツ集合を第二コンテンツ集合格納手段に記憶させる処理と、
    前記第一コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合と、前記第二コンテンツ集合格納手段のコンテンツ集合とを比較して、前記検索クエリ格納手段に格納した検索クエリが前記ユーザの過去の検索操作と同一検索目的の検索セッションに属するかどうかを判定する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報提示用プログラム。
  30. さらに、複数の検索セッションについての判定を行う処理と、
    複数の判定結果を総合的に判断して最終的な検索セッションの判定結果を出力する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項28または請求項29に記載の情報提示用プログラム。
  31. さらに、検索セッションの判定結果を踏まえてユーザに対して提示する情報を生成する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項28から請求項30のいずれか1項に記載の情報提示用プログラム。
  32. さらに、検索セッションの判定結果として、指定された検索クエリが過去の検索クエリと同一検索目的の検索操作であると判定された場合に、未だ提示していないコンテンツを優先してコンテンツをソーティングしたコンテンツ一覧を提示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項28から請求項31のいずれか1項に記載の情報提示用プログラム。
  33. さらに、未だ提示していないコンテンツを優先してコンテンツをソーティングする際に、コンテンツの最終提示時刻を参照して最近提示したコンテンツほど提示されにくくする処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項32に記載の情報提示用プログラム。
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