JP5381823B2 - 画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法 - Google Patents

画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5381823B2
JP5381823B2 JP2010053883A JP2010053883A JP5381823B2 JP 5381823 B2 JP5381823 B2 JP 5381823B2 JP 2010053883 A JP2010053883 A JP 2010053883A JP 2010053883 A JP2010053883 A JP 2010053883A JP 5381823 B2 JP5381823 B2 JP 5381823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
current generation
generation circuit
contact
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010053883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011186343A (ja
Inventor
俊二 樫山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2010053883A priority Critical patent/JP5381823B2/ja
Publication of JP2011186343A publication Critical patent/JP2011186343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5381823B2 publication Critical patent/JP5381823B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Description

本発明は、画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法に関するものである。
有機EL素子は、電場を加えることによって発光する蛍光性の有機化合物によって形成されたものであり、これを用いた有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:以下、有機ELと記す)素子を各画素に有してなる表示パネルを備えた発光装置は次世代ディスプレイデバイスとして注目されている。
有機EL素子は、有機化合物に注入された電子と正孔との再結合によって生じた励起子によって発光する現象を利用して発光する電流制御型の発光素子(表示素子)である。有機EL素子は、アノードとカソードとを有し、アノードに供給された電流がカソードへと流れ、供給された電流の電流値に対応する輝度で発光する。
かかる有機EL素子を用いた発光装置では、画素毎に画素駆動回路が備えられ、画素駆動回路は、有機EL素子に電流を供給する駆動トランジスタ(nチャンネル型のFET)と、この駆動トランジスタのゲート−ソース間に接続されたキャパシタと、を備える。
そして、発光装置では、各画素のキャパシタに電圧を書き込み(印加して)、キャパシタは、この電圧を駆動トランジスタのゲート電圧として保持する。
このキャパシタに電圧を書き込む方式としては、電流書込み方式がある。電流書き込み方式は、画素毎の階調データに対応する電流値の階調電流を供給する電流生成回路がアノードライン毎に設けられ、電流生成回路から階調電流を供給して、駆動トランジスタのドレイン−ソース間に電流を流して、キャパシタに電圧を書き込む方式である。
しかし、この電流書き込み方式では、各電流生成回路の特性にバラツキがあり、各電流生成回路において階調データの階調値に対する階調電流の電流値にバラツキがあると、このバラツキが、そのまま、輝度ムラとなり、画像品位を低下させてしまう。
このような問題を解決するため、表示データに対応する階調電流を生成する電流生成回路とアノードラインとをフレーム期間毎に切り替えて接続するようにした発光装置がある(例えば、特許文献1参照)。
説明を簡単にするため、例えば、画素回路を4行×4列として、各列のアノードラインに接続する電流生成回路をA1,B1,・・・,A4,B4とした場合、このような発光装置では、図25(a),(b)に示すようにフレーム期間毎に電流生成回路A1とB1,・・・,A4とB4とが切り替わる。
特開2003−255880号公報(第5頁、図1)
しかし、このように電流生成回路A1とB1,・・・,A4とB4とをフレーム期間毎に切り替えても1フレーム単位では、各列の画素に階調電流を供給する電流生成回路は同じである。このために、各電流生成回路の特性にバラツキがある場合には、視覚上、例えば列方向に沿ったいわゆる黒スジ、白スジのような、輝度むらが視認される場合がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、階調電流を供給する各電流生成回路の特性にバラツキがあっても、輝度ムラを視認され難くすることが可能な画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る画素駆動装置は、
供給される電流に応じて制御される光学要素を有し、行列配置される複数の画素に、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインを介して、駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置であって、
各行に配列された前記各画素を選択期間毎に順次選択する選択回路と、
前記複数のデータラインと同数の複数の接点と、
前記複数の接点の各々に対応して設けられる、各々が前記階調電流を生成する複数の電流生成回路を有する、複数の電流生成回路群と、
前記各接点と、該各接点に対応する前記電流生成回路群の前記複数の電流生成回路の何れかと、の接続を切り替える電流切り替え回路と、
前記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替え回路と、
を備え
前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、
前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
前記複数の電流生成回路群は、第1の電流生成回路群と第2の電流生成回路群とを有し、
前記第1の電流生成回路群及び前記第2の電流生成回路群は、それぞれ、第1の電流生成回路と第2の電流生成回路とを有し、
前記データライン切り替え回路は、前記各フレーム期間において、前記各選択期間における第1の選択期間に、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1の選択期間に続く第2の選択期間に、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続し、
前記電流切り替え回路は、前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続することを特徴とする
らに、第1の観点に係る画素駆動装置において、
基準電流を供給する電流源を有し、
前記各電流生成回路は、前記基準電流が供給され、該基準電流に対応する電圧成分を保持する電圧保持部と、該電圧保持部に保持された電圧成分に基づいて前記階調電流を生成する電流生成部と、を有し、
前記1フレーム期間内に、前記電流源から前記各電流生成回路への前記基準電流の供給を順次切り替えて、前記複数の電流生成回路の各々へ前記基準電流を供給する基準電流切り替え回路を備えていてもよい。
本発明の第2の観点に係る画素駆動装置は、
供給される電流に応じて制御される光学要素を有し、行列配置された複数の画素に、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインを介して、駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置であって、
各行に配列された前記各画素を選択期間毎に順次選択する選択回路と、
前記複数のデータラインと同数の複数の接点と、
前記複数の接点の各々に対応して設けられる、前記階調電流を生成する複数の電流生成回路と、
前記階調電流を生成する補助電流生成回路と、
前記補助電流生成回路を前記複数の電流生成回路のうちの1つの特定の電流生成回路と置き換えるとともに、前記各接点と、前記特定の電流生成回路を除く前記複数の電流生成回路及び前記補助電流生成回路と、接続し、前記特定の電流生成回路を前記複数の電流生成回路の何れかに切り替える電流切り替え回路と、
記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替え回路と、
を備え
前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、
前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
前記データライン切り替え回路は、前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続し、
前記電流切り替え回路は、前記各フレーム期間において、前記選択期間毎に、前記特定の電流生成回路を、前記複数の電流生成回路における互いに異なる前記電流生成回路に順に切り替えることを特徴とする
た、第2の観点に係る画素駆動装置において、
基準電流を供給する電流源を有し、
前記各電流生成回路及び前記補助電流生成回路は、前記基準電流が供給され、該基準電流に対応する電圧成分を保持する電圧保持部と、該電圧保持部に保持された電圧成分に基づいて前記階調電流を生成する電流生成部と、を有し、
前記電流切り替え回路は、前記選択回路が前記各行の前記各画素を選択する期間毎に、前記各接点に接続されない1つの前記電流生成回路又は前記補助電流生成回路の何れかの前記電圧保持部へ、前記基準電流を供給するように切り替えてもよい。
また、第2の観点に係る画素駆動装置において、
前記電流切り替え回路は、垂直帰線期間に、前記補助電流生成回路の前記電圧保持部へ、前記基準電流を供給するように切り替えてもよい
本発明の第3の観点に係る発光装置は、
供給される電流に応じて制御される光学要素を有して行列配置される複数の画素と、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインと、を有する発光パネルと、
前記複数のデータラインに駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置と、
を備え、
前記画素駆動装置は、
各行に配列された前記各画素を選択期間毎に順次選択する選択回路と、
前記複数のデータラインと同数の複数の接点と、
前記複数の接点の各々に対応して設けられる、各々が前記階調電流を生成する複数の電流生成回路を有する、複数の電流生成回路群と、
前記各接点と、該各接点に対応する前記電流生成回路群の前記複数の電流生成回路の何れかと、の接続を切り替える電流切り替え回路と、
前記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替え回路と、
を備え、
前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、
前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
前記複数の電流生成回路群は、第1の電流生成回路群と第2の電流生成回路群とを有し、
前記第1の電流生成回路群及び前記第2の電流生成回路群は、それぞれ、第1の電流生成回路と第2の電流生成回路とを有し、
前記データライン切り替え回路は、前記各フレーム期間において、前記各選択期間における第1の選択期間に、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1の選択期間に続く第2の選択期間に、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続し、
前記電流切り替え回路は、前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続することを特徴とする
本発明の第4の観点に係る発光装置は、
供給される電流に応じて制御される光学要素を有して行列配置される複数の画素と、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインと、を有する発光パネルと、
前記複数のデータラインに駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置と、
を備え、
前記画素駆動装置は、
各行に配列された前記各画素を選択期間毎に順次選択する選択回路と、
前記複数のデータラインと同数の複数の接点と、
前記複数の接点の各々に対応して設けられる、前記階調電流を生成する複数の電流生成回路と、
前記階調電流を生成する補助電流生成回路と、
前記補助電流生成回路を前記複数の電流生成回路のうちの1つの特定の電流生成回路と置き換えるとともに、前記各接点と、前記特定の電流生成回路を除く前記複数の電流生成回路及び前記補助電流生成回路と、接続し、前記特定の電流生成回路を前記複数の電流生成回路の何れかに切り替える電流切り替え回路と、
記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替え回路と、
を備え
前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、
前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
前記データライン切り替え回路は、前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続し、
前記電流切り替え回路は、前記各フレーム期間において、前記選択期間毎に、前記特定の電流生成回路を、前記複数の電流生成回路における互いに異なる前記電流生成回路に順に切り替えることを特徴とする
た、第4の観点に係る発光装置において、
前記画素駆動装置は、基準電流を供給する電流源を有し、
前記各電流生成回路は、前記基準電流が供給され、該基準電流に対応する電圧成分を保持する電圧保持部と、該電圧保持部に保持された電圧成分に基づいて前記階調電流を生成する電流生成部と、を有し、
前記電流切り替え回路は、前記選択回路が前記各行の前記各画素を選択する期間毎に、前記各接点に接続されない1つの前記電流生成回路又は前記補助電流生成回路の何れかの前記電圧保持部へ、前記基準電流を供給するように切り替えてもよい
本発明の第5の観点に係る電子機器は、
第3の観点にかかる発光装置、又は第4の観点にかかる発光装置を備えたことを特徴とする。
本発明の第6の観点に係る発光装置の駆動制御方法は、
供給される電流に応じて制御される光学要素を有して行列配置される複数の画素と、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインと、を有する発光パネルを備え、前記複数のデータラインに駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置を有する発光装置の駆動制御方法であって、
前記画素駆動装置は、前記複数のデータラインと同数の複数の接点の各々に対応して設けられる、前記階調電流を生成する複数の電流生成回路を有する複数の電流生成回路群を有し、前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、前記複数の電流生成回路群は、第1の電流生成回路群と第2の電流生成回路群とを有し、前記第1の電流生成回路群及び前記第2の電流生成回路群は、それぞれ、第1の電流生成回路と第2の電流生成回路とを有し、
前記各フレーム期間において、前記発光パネルの各行の前記各画素を選択する各選択期間における第1の選択間に、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1の選択期間に続く第2の選択期間に、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続するように、前記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替えステップと、
前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を前記第2の電流生成回路を接続するように、前記各接点と前記各電流生成回路との接続を切り替える電流切り替えステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明の第7の観点に係る発光装置の駆動制御方法は、
供給される電流に応じて制御される光学要素を有して行列配置される複数の画素と、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインと、を有する発光パネルを備え、前記複数のデータラインに駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置を有する発光装置の駆動制御方法であって、
前記画素駆動装置は、前記複数のデータラインと同数の複数の接点の各々に対応して設けられる、前記階調電流を生成する複数の電流生成回路と、前記階調電流を生成する補助電流生成回路と、を有し、前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
前記各フレーム期間における前記発光パネルの各行の前記各画素を選択する選択期間毎に、前記補助電流生成回路を前記複数の電流生成回路のうちの一つの特定の電流生成回路と置き換えて、前記各接点に、前記特定の電流生成回路を除く前記複数の電流生成回路及び前記補助電流生成回路を接続し、前記選択期間毎に、前記特定の電流生成回路を、前記複数の電流生成回路における互いに異なる電流生成回路に順に切り替える電流切り替えステップと、
前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続するように、前記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替えステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、階調電流を供給する各電流生成回路の特性にバラツキがあっても、輝度ムラを視認され難くすることができる。
本発明に係る発光装置が組み込まれる電子機器(デジタルカメラ)を示す図である。 本発明に係る発光装置が組み込まれる電子機器(コンピュータ)を示す図である。 本発明に係る発光装置が組み込まれる電子機器(携帯電話)を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の構成を示す図である。 図4に示す画素回路の構成の一例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態に係わるデータドライバの構成を示す図である。 電流生成回路の構成の一例を示す回路図である。 図6に示す発光装置の動作を示すタイミングチャートである。 図6に示すデータドライバの動作(1)を示す図である。 図6に示すデータドライバの動作(2)を示す図である。 図6に示すデータドライバの動作(3)を示す図である。 図6に示すデータドライバの動作(4)を示す図である。 第1実施形態における、1フレーム目と2フレーム目における画素と電流生成回路との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るデータドライバの構成を示す図である。 図14に示すデータドライバのスイッチ切り替え回路の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わる発光装置の動作を示すタイミングチャートである。 図14に示すデータドライバの動作(1)を示す図である。 図14に示すデータドライバの動作(2)を示す図である。 図14に示すデータドライバの動作(3)を示す図である。 図14に示すデータドライバの動作(4)を示す図である。 図14に示すデータドライバの動作(5)を示す図である。 図14に示すデータドライバの動作(6)を示す図である。 第2実施形態における、1フレーム目と2フレーム目における画素と電流生成回路との関係を示す図である。 電流生成回路の構成の他の回路構成の例を示す図である。 従来の発光装置の画素と電流生成回路との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る画素駆動装置、発光装置、発光装置の駆動制御方法を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
発光装置10は、図1に示すようなデジタルカメラ、図2に示すようなコンピュータ、図3に示すような携帯電話等の電子機器に組み込まれる。
デジタルカメラ200は、図1(a)及び(b)に示すように、レンズ部201と操作部202と表示部203とファインダー204とを備える。この表示部203に発光装置10が用いられる。
図2に示すコンピュータ210は、表示部211と操作部212とを備え、この表示部211に発光装置10が用いられる。
図3に示す携帯電話220は、表示部221と、操作部222と、受話部223と送話部224とを備え、この表示部221に発光装置10が用いられる。
このような発光装置10は、図4に示すように、有機ELパネル11と、表示信号生成回路12と、システムコントローラ13と、ゲート(セレクト)ドライバ14と、アノード(ソース)駆動回路15と、データドライバ16と、によって構成される。
有機ELパネル11は、複数の画素回路11[i,j](i=1〜m、j=1〜n、m,n;自然数)を備えたものである。
各画素回路11[i,j]は、それぞれ、画像の1画素に対応する表示画素であり、行列配置される。各画素回路11[i,j]は、例えば、図5に示すように、有機EL素子111と、トランジスタT1,T2,T3と、キャパシタCsと、を備えて構成される。ここで、トランジスタT1,T2,T3と、キャパシタCsと、は画素駆動回路DCをなす。
有機EL素子111は、有機化合物に注入された電子と正孔との再結合によって生じた励起子によって発光する現象を利用して発光する電流制御型の発光素子(表示素子)であり、供給された電流の電流値に対応する輝度で発光する。
画素駆動回路DCにおけるトランジスタT1,T2,T3は、nチャンネル型のFET(Field Effect Transistor;電界効果トランジスタ)によって構成されたTFT(Thin Film Transistor)である。
トランジスタT3は、電流値を制御しつつ、有機EL素子111に電流を供給する駆動トランジスタである。トランジスタT3の電流上流端としてのドレインは、アノードラインLa[j]に接続され、電流下流端としてのソースは有機EL素子111のアノードに接続される。そして、トランジスタT3は、制御電圧としてのゲート電圧Vgsに対応する電流値の電流を有機EL素子111に供給する。
トランジスタT1は、トランジスタT3のゲートとドレイン間を接続又は遮断するためのスイッチトランジスタである。
各画素11[i,j]のトランジスタT1のドレイン(端子)は、アノードラインLa[j](トランジスタT3のドレイン)に接続され、ソースは、トランジスタT3の制御端としてのゲートに接続される。
各画素11[1,1]〜11[m,1]のトランジスタT1のゲート(端子)は、ゲートラインLg[1]に接続される。同様に、各画素11[1,2]〜11[m,2]のトランジスタT1のゲートは、ゲートラインLg[2]に、・・・、各画素11[1,n]〜11[m,n]のトランジスタT1のゲートは、ゲートラインLg[n]に、それぞれ、接続される。
画素11[1,1]の場合、ゲートドライバ14からゲートラインLg[1]にH(High;ハイ)レベルの信号が出力されると、トランジスタT1はオンする。これにより、トランジスタT3はドレインとゲートが接続されるため、トランジスタT3はダイオード接続状態となる。
ゲートラインLg[1]にL(Low;ロー)レベルの信号が出力されると、トランジスタT1は、オフし、トランジスタT2もオフする。それとともに、トランジスタT1がオフすると、キャパシタCsに充電された電荷は保持される。
トランジスタT2は、ゲートドライバ14によって選択されてオン、オフし、有機EL素子111のアノードとデータラインLd[1]との接続・遮断を行うためのスイッチトランジスタである。
各画素11[i,j]のトランジスタT2のドレインは、有機EL素子111のアノード(電極)に接続される。
各画素11[1,1]〜11[m,1]のトランジスタT2のゲートは、ゲートラインLg[1]に接続される。同様に、各画素11[1,2]〜11[m,2]のトランジスタT2のゲートは、ゲートラインLg[2]に、・・・各画素11[1,n]〜11[m,n]のトランジスタT2のゲートは、ゲートラインLg[n]に接続される。
また、各画素11[1,1]〜11[n,1]のトランジスタT2の他端としてのソースは、データラインLd[1]に接続される。同様に、各画素11[2,1]〜11[2,n]のトランジスタT2のソースは、データラインLd[2]に、・・・、各画素11[m,1]〜11[m,n]のトランジスタT2のソースは、データラインLd[m]に接続される。
画素11[1,1]の場合、トランジスタT2は、ゲートドライバ14から、ゲートラインLg[1]にHレベルの信号が出力されるとオンして有機EL素子111のアノードとデータラインLd[1]とを接続する。
また、ゲートラインLg[1]にLレベルの信号が出力されると、トランジスタT2はオフして有機EL素子111のアノードとデータラインLd[1]とを遮断する。
キャパシタCsは、トランジスタT3のゲートVgsを保持する容量成分であり、その一端は、トランジスタT1のソースとトランジスタT3のゲートとに接続され、他端はトランジスタT3のソースと有機EL素子111のアノードとに接続される。
キャパシタCsは、アノードラインLa[j]からトランジスタT2のドレインに向けてドレイン電流が流れるとき、トランジスタT3はオン状態となり、対応するトランジスタT3のゲート電圧Vgsで充電され、その電荷が蓄積される。
トランジスタT1及びT2がオフすると、キャパシタCsは、トランジスタT3のゲート電圧Vgsを保持する。
図4に戻り、表示信号生成回路12は、例えば、コンポジット映像信号、コンポーネント映像信号のような映像信号Imageが外部から供給され、供給された映像信号Imageから輝度信号のような表示データd[1]〜d[m]、同期信号Syncを取得するものである。表示信号生成回路12は、取得した同期信号Syncをシステムコントローラ13に供給し、表示データd[1]〜d[m]をデータドライバ16に供給する。ここで、表示データd[1]〜d[m]は、有機ELパネル11の1行の画素11[1,j] 〜11[m,j]に対応するものである。
システムコントローラ13は、供給された同期信号Syncから、スタートパルスSp1、Sp2、Sp3クロック信号CK1、CK2、CK3及びその他の制御信号を生成するものである。
スタートパルスSp1、Sp2,Sp3及びクロック信号CK1、CK2,CK3は、ゲートドライバ14、アノード駆動回路15、データドライバ16を動作させるためのパルス信号である。
システムコントローラ13は、生成したスタートパルスSp1、Sp2,Sp3、クロック信号CK1、CK2,CK3及びその他の制御信号を、ゲートドライバ14、アノード駆動回路15、データドライバ16に供給する。
また、システムコントローラ13は、データドライバ16に電流選択信号ISEL[1],ISEL[2],ISEL[3],ISEL[4]、各種切り替え制御信号Csw11[[1a],Csw11[[1b],・・・,Csw11[[ma],Csw11[[mb]を供給する。
電流選択信号ISEL[1],ISEL[2]は、各データラインLd[1]〜Ld[m]毎に設けられた電流生成回路64[1a]又は64[1b]を選択するための制御信号である。システムコントローラ13は、ゲートドライバ14が、ゲート信号Sg[1]〜Sg[n]を、それぞれ、ゲートラインLg[1]〜Lg[n]出力する毎に、Hレベル又はLレベルに切り替えてデータドライバ16に供給する。
電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]は、階調電流Idata[1]又はIdata[2],・・・,Idata[m-1]又はIdata[m]を供給するデータラインLd[1]〜Ld[m]を切り替えるための制御信号である。システムコントローラ13は、すべての画素11[1,1]〜11[m,1],・・・,11[1,n]〜11[m,n]の有機EL素子の発光を制御する1フレーム期間毎に電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]をHレベル又はLレベルに切り替えてデータドライバ16に供給する。
切り替え制御信号Csw11[1a],Csw11 [1b],・・・,Csw11[[ma],Csw11[mb]は、基準電流を供給する電流生成回路64[1a],64[1b],・・・,64[ma],64[mb]を切り替えるための制御信号である。システムコントローラ13は、切り替え制御信号Csw11[1a] ,Csw11 [1b],・・・,Csw11[ma],Csw11[mb]を、順次、切り替えてデータドライバ16に供給する。
ゲートドライバ14は、画素11[1,1]〜11[m,1],・・・,11[1,n]〜11[m,n]を行毎に選択するドライバであり、例えば、シフトレジスタによって構成される。
ゲートドライバ14は、それぞれ、ゲートラインLg[j](j=1〜n)を介して画素11[i,j](i=1〜m)の各トランジスタT1,T2のゲートに接続される。
アノード駆動回路15は、それぞれ、アノードラインLa[j](j=1〜n)を介して、各画素11[i,j](i=1〜m,j=1〜n)のトランジスタT3のドレインに接続される。そして、アノード駆動回路15は、Lレベル又はHレベルのアノード信号Saを出力する。
アノード信号SaのHレベルは、各画素11[i,j]の有機EL素子111を発光状態とするための電圧レベルであり、例えば、+15Vに設定される。また、Lレベルは、GND(0V)に設定される。
データドライバ16は、供給された表示データd[1]〜d[m]に対応する階調電流Idata[1]〜Idata[m]を生成し、電流書き込み方式に従って画素11[i,j](i=1〜m,j=1〜n)の各キャパシタCsに印加する(書き込む)ドライバである。
第1実施形態に係わるデータドライバ16は、図6に示すように、シフトレジスタ61と、データラッチ部62と、定電流源63と、電流生成部64と、基準電流切り替え回路Sw11と、スイッチ回路Sw21[1]〜Sw21[m]を有する電流切り替え回路65と、データライン切り替え回路Sw22[1]〜Sw22[m/2]と、を備える。
シフトレジスタ61は、システムコントローラ13から供給されるクロック信号CK2に従って、システムコントローラ13から供給されるスタート信号Sp2を、順次、シフトして、シフト信号として出力する回路である。
データラッチ部62は、ラッチ回路(図中、「Latch」と記す。」62[1a],62[1b],・・・,62[ma],62[mb]を備えたものである。ラッチ回路62[1a],・・・,62[ma]と、ラッチ回路62[1b],・・・,62[mb]とは、シフトレジスタ61から出力されるシフト信号に応じて、1行の表示データd[1] 〜d[m]を、1フレーム期間毎に交互にラッチ(保持)する回路である。ラッチ回路62[1a],・・・,62[ma]とラッチ回路62[1b],・・・,62[mb]の一方が表示データをラッチしている間は、他方のラッチ回路から前フレーム期間にラッチした表示データを出力するように動作する。
尚、本実施形態1においては、1フレーム期間内の行毎、及び1フレーム期間毎に、データドライバ16内の各電流生成回路64[1a] ,・・・,64[mb]と有機ELパネル11の各データラインLd[i]との対応関係を切り替えるように構成されているため、データドライバ16は、供給される表示データd[1]〜d[m]を、使用する電流生成回路64[1a] ,・・・,64[mb]に対応するように並べ替える。データドライバ16は、このために、例えばメモリを備え、このメモリに表示データd[1]〜d[m]を一時記憶し、使用する電流生成回路64[1a] ,・・・,64[mb]に対応する順序でメモリから読み出すことによって、並べ替えを行う。また、表示信号生成回路12内で表示データd[1]〜d[m]の同様の並べ替えを行い、データドライバ16に供給するように構成されているものであってもよい。
定電流源63は、電流生成部64に基準電流Irefを供給するための回路である。
電流生成部64は、表示データd[1]〜d[m]に対応する階調電流Idata[1]〜Idata[m]を生成するための回路であり、1本のデータラインLd[i](i=1〜m)に対して、それぞれ、2つの電流生成回路64[1a],64[1b],・・・,64[ma],[mb]を備える。
表示データd[1]〜d[m]が、例えば、4ビットデータとした場合、電流生成回路64[1a]は、例えば、図7に示すように、トランジスタT11,T12[0]〜T12[3],T13[0]〜T13[3],キャパシタC11と、を備えて構成される。
トランジスタT11,T12[0]〜T12[3],T13[0]〜T13[3]は、nチャンネル型のFETによって構成されたTFTであり、T11,T12[0]〜T12[3]によってカレントミラー回路が構成される。
トランジスタT11のドレインは、切り替えスイッチSw[1a]を介して定電流源63の電流下流端に接続され、ソースには、電圧VEE(<0V)が印加される。トランジスタT11のドレインとゲートとは接続され、キャパシタC11は、トランジスタT11のゲートとソースとの間に接続される。
トランジスタT13[0]〜T13[3]は、表示データd[1]の各ビットbit[0]〜bit[3]のビット値に基づいてオン、オフするスイッチトランジスタであり、それぞれのゲートには、表示データd[1]の各ビットbit[0]〜bit[3]のビット値が供給される。
トランジスタT12[0]〜T12[3]の各ドレインは、電流切り替え回路65のスイッチ回路Sw21[1]の切り替えスイッチSw21[1a]の電流下流端に接続される。
トランジスタT12[0]〜T12[3]は、チャンネル長が等しく、チャンネル幅が1:2:4:8に設定されたトランジスタであり、それぞれのドレインは、トランジスタT12[0]〜T12[3]のソースに接続され、ソースには、電圧VEEが印加される。
このように構成された電流生成回路64[1a]において、Hレベルの切り替え制御信号Csw11[1a]が供給されてスイッチSw11[1a]がオンして閉じたときに、定電流源63からトランジスタT11のドレイン・ソース間に基準電流Irefが供給される。これにより、キャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分が保持される。次いで、表示データd[1]が供給されると、各トランジスタT13[0]〜T13[3]は、表示データd[1]の各ビットbit[0]〜bit[3]のビット値に基づいてオン、オフする。
各トランジスタT13[0]〜T13[3]がオンしたとき、トランジスタT13[0]〜T13[3]のドレイン−ソース間に流れる電流の電流値は、基準電流Irefの電流値に、トランジスタT12[0]〜T12[3]のチャネル幅の、トランジスタT11のチャネル幅に対する比率を掛けた値となる。そして、トランジスタT13[0]〜T13[3]のドレイン−ソース間に流れる電流の電流値の比は、トランジスタT12[0]〜T12[3]のチャンネル幅の比に対応して、1:2:4:8になる。オンしたトランジスタT13[0]〜T13[3]のドレイン−ソース間に流れる電流が合成され、合成された電流が階調電流Idata[1]となる。
このようにして、電流生成回路64[1a]は、表示データd[1]に対応する階調電流Idata[1]を生成し、データラインLd[1]又はLd[2]と接続されたとき、生成した階調電流Idata[1]を引き込む。電流生成回路64[1b],・・・,64[ma],[mb]も同様に構成されている。
図6に示す基準電流切り替え回路Sw11は、切り替えスイッチSw11[1a],Sw11[1b],・・・,Sw11[ma],Sw11[mb]を備える。
切り替えスイッチSw11[1a],Sw11[1b],・・・,Sw11[ma],Sw11[mb]は、それぞれ、定電流源63と、電流生成回路64[1a],64[1b],・・・,64[ma],64[mb]と、を接続・遮断するスイッチである。
切り替えスイッチSw11[1a]の電流上流端は、定電流源63の電流下流端に接続される。切り替えスイッチSw11[1b],・・・,Sw11[ma],Sw11[mb]も同様に構成されている。
そして、切り替えスイッチSw11[1a],Sw11[1b],・・・,Sw11[ma],Sw11[mb]は、システムコントローラ13から供給された切り替え制御信号Csw11[1a],Csw11[1b],・・・,Csw11[ma],Csw11[mb]がHレベルに切り替わる毎に接続を切り替える。
電流切り替え回路65のスイッチ回路Sw21[1]〜Sw21[m]は、データラインLd[i](i=1〜m)に対する2つの電流生成回路64[1a],64[1b],・・・,64[ma],[mb]を切り替えるためのものであり、切り替えスイッチSw21[1a],Sw21[1b],・・・Sw21[ma],Sw21[mb]からなる。
切り替えスイッチSw21[1a],Sw21[1b],・・・Sw21[ma],Sw21[mb]は、システムコントローラ13から供給された電流選択信号ISEL[1],ISEL[2]の信号レベルに従って開閉(オン、オフ)する。切り替えスイッチSw21[1a],Sw21[1b]の電流上流端は接点N1[1]に接続され、切り替えスイッチSw21[2a],Sw21[2b]の電流上流端は接点N1[2]に接続される。
データライン切り替え回路Sw22[1]〜Sw22[m/2]は、システムコントローラ13から供給された電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]の信号レベルに従って、データラインLd[1]又はLd[2]と電流生成回路64[1a]又は64[1b],・・・,データラインLd[m-1]又はLd[m]と電流生成回路64[ma]又は64[mb]とを接続、遮断するための回路である。
データライン切り替え回路Sw22[1]は、切り替えスイッチSw22[11]〜Sw22[14]を備える。切り替えスイッチSw22[11],Sw22[12]の電流上流端はデータラインLd[1]に接続され、切り替えスイッチSw22[13],Sw22[14]の電流上流端はデータラインLd[2]に接続される。
切り替えスイッチSw22[11],Sw22[14]の電流下流端は、接点N1[1]に接続される。切り替えスイッチSw22[12],Sw22[13]の電流下流端は、接点N1[2]に接続される。
データライン切り替え回路Sw22[2]〜Sw22[m/2]も同様に構成される。
次に実施形態1に係る発光装置10の動作を説明する。
発光装置10は、図8に示すタイミングチャートに従って動作する。
時刻t1〜t2は第1フレーム期間T1である。第1フレーム期間T1における時刻t1〜t10は、基準電流を電流生成回路64[1a],64[1b]〜64[ma],64[mb] に順次供給して、各電流生成回路のキャパシタC11に、基準電流Irefに対応する電圧成分を保持させる保持期間T1rであり、時刻t10〜t2は、画素回路11[i,j](i=1〜m,j=1〜n)に第1フレームの階調電流Idata[j]を供給し、表示データd[1]〜d[m]に対応する電圧を各キャパシタCsに書き込む書き込み期間T1wである。
時刻t2〜t3は第2フレーム期間T2である。第2フレーム期間T2における時刻t2〜t20は、基準電流を電流生成回路64[1a],64[1b]〜64[ma],64[mb] に順次供給して、各電流生成回路のキャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分を保持させる保持期間T2rであり、時刻t20〜t3は、画素回路11[i,j]に、第2フレームの階調電流Idata[j]を供給し、表示データd[1]〜d[m]に対応する電圧を各キャパシタCsに書き込む書き込み期間T2wである。
表示信号生成回路12は、外部から表示信号生成回路12に映像信号Imageが供給されると、供給された映像信号Imageから表示データd[1]〜d[m]、同期信号Syncを取得する。表示信号生成回路12は、取得した同期信号Syncをシステムコントローラ13に供給し、表示データd[1]〜d[m]をデータドライバ16に供給する。
システムコントローラ13は、時刻t1において、Hレベルの電流選択信号ISEL[1]、Lレベルの電流選択信号ISEL[2]をデータドライバ16に供給する。
電流選択信号ISEL[1]がHレベルになると、電流切り替え回路65のスイッチ回路Sw21[1]〜Sw21[m]の各切り替えスイッチSw21[1a],Sw21[2a],・・・,Sw21[ma]が閉じ、データライン切り替え回路Sw22[1]と電流生成回路64[1a],64[2a]、・・・、データライン切り替え回路Sw22[m/2]と電流生成回路64[(m-1)a],64[ma]とが接続される。
電流選択信号ISEL[2]がLレベルになると、電流切り替え回路65のスイッチ回路Sw21[1]〜Sw21[m]の各切り替えスイッチSw21[1b],Sw21[2b],・・・,Sw21[mb]が開き、データライン切り替え回路Sw22[1]と電流生成回路64[1b],64[2b]、・・・、データライン切り替え回路Sw22[m/2]と電流生成回路64[(m-1)b],64[mb]との間が遮断される。
また、システムコントローラ13は、ゲートドライバ14、アノード駆動回路15、データドライバ16に、スタートパルスSp、クロック信号CKを供給する。ゲートドライバ14、アノード駆動回路15、データドライバ16は、スタートパルスSp、クロック信号CLKが供給されて動作を開始する。
そして、システムコントローラ13は、時刻t1において、Hレベルの切り替え制御信号Csw11[1a]をデータドライバ16に供給する。これによりSw11[1a]がオンして閉じ、定電流源63から電流生成回路64[1a]のトランジスタT11のドレイン・ソース間に基準電流Irefが供給されて、キャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分が保持される。次いで、時刻ta1において、システムコントローラ13はLレベルの切り替え制御信号Csw11[1a]、Hレベルの切り替え制御信号Csw11[1b]をデータドライバ16に供給する。これによりSw11[1a]がオフして開き、Sw11[1b]がオンして閉じ、定電流源63から電流生成回路64[1b]のトランジスタT11のドレイン・ソース間に基準電流Irefが供給されて、キャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分が保持される。同様に、時刻ta2〜t10において、電流生成回路64[2a]〜64[mb]の、各々のキャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分が保持される。
次に、時刻t10において、ゲートドライバ14がHレベルのゲート信号Sg[1]をゲートラインLg[1]に出力し、第1行の画素回路11[1,1]〜[m,1]が選択される。
システムコントローラ13は、Hレベルの電流選択信号ISEL[3]、Lレベルの電流選択信号ISEL[4]をデータドライバ16に供給する。
電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]が、それぞれ、H,Lレベルになると、図9(a)に示すように、データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11],Sw22[13]が閉じ、切り替えスイッチSw22[12],Sw22[14]が開く。
切り替えスイッチSw22[11]が閉じると、データラインLd[1]と電流生成回路64[1a]とが、接点N1[1]を介して接続され、図中、矢印で示すように、階調電流Idata[1]が、画素回路11[1,1]からデータラインLd[1]を介して電流生成回路64[1a]に流れる。
このため、図9(b)に示すように、第1行、第1列の画素回路11[1,1]のキャパシタCsには、電流生成回路64[1a]が生成した階調電流Idata[1]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[1,1]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
切り替えスイッチSw22[13]が閉じると、データラインLd[2]と電流生成回路64[2a]とが、接点N1[2]を介して接続され、図中、矢印で示すように、階調電流Idata[2]が、画素回路11[2,1]からデータラインLd[2]を介して電流生成回路64[2a]に流れる。
このため、図9(b)に示すように、第1行、第2列の画素回路11[2,1]のキャパシタCsには、電流生成回路64[2a]の階調電流Idata[2]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[2,1]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
同様に、第1行の画素回路11[3,1]〜11[m,1]のキャパシタCsは、それぞれ、階調電流Idata[3]〜Idata[m]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
次に、図8に示す時刻t11において、ゲートドライバ14がLレベルのゲート信号Sg[1]、Hレベルのゲート信号Sg[2]を、それぞれ、ゲートラインLg[1],Lg[2]に出力すると、第2行の画素回路11[1,2]〜[m,2]が選択される。
システムコントローラ13は、データドライバ16に供給する電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]の信号レベルを、それぞれ、L,Hレベルに切り替える。
電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]が、それぞれ、L,Hレベルになると、図10(a)に示すように、データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11],Sw22[13]が開き、切り替えスイッチSw22[12],Sw22[14]が閉じる。
切り替えスイッチSw22[11],Sw22[13]が開くと、データラインLd[1]と電流生成回路64[1a]、データラインLd[2]と電流生成回路64[2a]との間が遮断される。
切り替えスイッチSw22[12]が閉じると、データラインLd[2]と電流生成回路64[2a]とが、接点N1[2]を介して接続され、図中、矢印で示すように、階調電流Idata[2]が、画素回路11[1,2]からデータラインLd[1]を介して電流生成回路64[2a]に流れる。
このため、図10(b)に示すように、第2行、第1列の画素回路11[1,2]のキャパシタCsには、電流生成回路64[2a]が生成した階調電流Idata[2]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[1,2]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
切り替えスイッチSw22[14]が閉じると、データラインLd[2]と電流生成回路64[1a]とが、接点N1[2]を介して接続され、図中、矢印で示すように、階調電流Idata[1]が、画素回路11[2,2]からデータラインLd[2]を介して電流生成回路64[1a]に流れる。
このため、図10(b)に示すように、第2行、第2列の画素回路11[2,2]のキャパシタCsには、電流生成回路64[1a]が生成した階調電流Idata[1]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[2,2]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
同様に、データラインLd[1]と電流生成回路64[2a]、データラインLd[2]と電流生成回路64[1a]、・・・、データラインLd[m]と電流生成回路64[ma]とが接続される。
そして、第2行の画素回路11[3,2]〜11[m,2]のキャパシタCsは、それぞれ、階調電流Idata[4],Idata[3],・・・,Idata[m],Idata[m-1]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
このようにして、時刻t10〜t2では、奇数行の画素回路11[1,2j-1]〜11[m,2j-1](j=1〜n)の各キャパシタCsは、階調電流Idata[1],Idata[2],・・・,Idata[m-1],Idata[m]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
また、偶数行の画素回路11[1,2j]〜11[m,2j]の各キャパシタCsは、階調電流Idata[2],Idata[1],・・・,Idata[m],Idata[m-1]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
時刻t10〜t13においてアノード駆動回路15は、アノードラインLa[n/2]〜La[n]に、それぞれ、Hレベルのアノード信号Sa[n/2]〜[n]を出力する。
アノード信号Sa[n/2]〜[n]の信号レベルがHレベルになると、画素回路11[1,n/2]〜11[m,n/2],・・・,11[1,n]〜11[m,n]のトランジスタT3のドレイン−ソース、各有機EL素子111のアノード−カソードを経由してGNDに電流が流れる。
各トランジスタT3は、各キャパシタCsが保持しているゲート電圧Vgsで電流値を制御し、各有機EL素子111は、供給された階調電流の電流値に対応する輝度で発光する。
時刻t10〜t13において、画素回路11[1,1]〜11[m,1],・・・,11[1,n/2-1]〜11[m,n/2-1]の各キャパシタCsに電圧が書き込まれると、時刻t13〜t2において、アノード駆動回路15は、アノードラインLa[1]〜La[n/2-1]に、それぞれ、Hレベルのアノード信号Sa[1]〜[n/2-1]を出力する。
画素回路11[1,1]〜11[m,1],・・・,11[1,n/2-1]〜11[m,n/2-1]の各トランジスタT3は、各キャパシタCsが保持しているゲート電圧Vgsで電流値を制御し、各有機EL素子111は、供給された階調電流の電流値に対応する輝度で発光する。
次に、図8に示す時刻t2になると、システムコントローラ13は、データドライバ16に、Lレベルの電流選択信号ISEL[1]、Hレベルの電流選択信号ISEL[2]を供給する。
電流選択信号ISEL[1]がLレベルになると、電流切り替え回路65のスイッチ回路Sw21[1]〜Sw21[m]の各切り替えスイッチSw21[1a],Sw21[2a],・・・,Sw21[ma]が開き、データライン切り替え回路Sw22[1]と電流生成回路64[1a],64[2a]、・・・、データライン切り替え回路Sw22[m/2]と電流生成回路64[(m-1)a],64[ma]との間が遮断される。
電流選択信号ISEL[2]がHレベルになると、電流切り替え回路65のスイッチ回路Sw21[1]〜Sw21[m]の各切り替えスイッチSw21[1b],Sw21[2b],・・・,Sw21[mb]が閉じ、データライン切り替え回路Sw22[1]と電流生成回路64[1b],64[2b]、・・・、データライン切り替え回路Sw22[m/2]と電流生成回路64[(m-1)b],64[mb]とが接続される。
そして、システムコントローラ13は、時刻t2において、Hレベルの切り替え制御信号Csw11[1a]をデータドライバ16に供給する。これによりSw11[1a]がオンして閉じ、定電流源63から電流生成回路64[1a]のトランジスタT11のドレイン・ソース間に基準電流Irefが供給されて、キャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分が保持される。次いで、時刻tb1において、システムコントローラ13はLレベルの切り替え制御信号Csw11[1a]、Hレベルの切り替え制御信号Csw11[1b]をデータドライバ16に供給する。これによりSw11[1a]がオフして開き、Sw11[1b]がオンして閉じ、定電流源63から電流生成回路64[1b]のトランジスタT11のドレイン・ソース間に基準電流Irefが供給されて、キャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分が保持される。同様に、時刻tb2〜t20において、電流生成回路64[2a]〜64[mb]の、各々のキャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分が保持される。
次に、時刻t20において、ゲートドライバ14がHレベルのゲート信号Sg[1]をゲートラインLg[1]に出力し、第1行の画素回路11[1,1]〜[m,1]が選択される。
システムコントローラ13は、Hレベルの電流選択信号ISEL[3]、Lレベルの電流選択信号ISEL[4]をデータドライバ16に供給する。
電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]が、それぞれ、H,Lレベルになると、図11(a)に示すように、データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11],Sw22[13]が閉じ、切り替えスイッチSw22[12],Sw22[14]が開く。
切り替えスイッチSw22[11]が閉じると、データラインLd[1]と電流生成回路64[1b]とが、接点N1[1]を介して接続され、図中、矢印で示すように、階調電流Idata[1]が、画素回路11[1,1]からデータラインLd[1]を介して電流生成回路64[1b]に流れる。
このため、図11(b)に示すように、第1行、第1列の画素回路11[1,1]のキャパシタCsには、電流生成回路64[1b]が生成した階調電流Idata[1]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[1,1]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
切り替えスイッチSw22[13]が閉じると、データラインLd[2]と電流生成回路64[2b]とが、接点N1[2]を介して接続され、図中、矢印で示すように、階調電流Idata[2]が、画素回路11[2,1]からデータラインLd[2]を介して電流生成回路64[2b]に流れる。
このため、図11(b)に示すように、第1行、第1列の画素回路11[1,1]のキャパシタCsは、電流生成回路64[2b]が生成した階調電流Idata[2]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
同様に、第1行の画素回路11[3,1]〜11[m,1]のキャパシタCsは、それぞれ、階調電流Idata[3]〜Idata[m]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
図8に示す時刻t21において、ゲートドライバ14がLレベルのゲート信号Sg[1]、Hレベルのゲート信号Sg[2]を、それぞれ、ゲートラインLg[1],Lg[2]に出力し、第2行の画素回路11[1,2]〜[m,2]が選択される。
システムコントローラ13は、データドライバ16に供給する電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]の信号レベルを、それぞれ、L,Hレベルに切り替える。
電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]が、それぞれ、L,Hレベルになると、図12(a)に示すように、データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11],Sw22[13]が開き、切り替えスイッチSw22[12],Sw22[14]が閉じる。
切り替えスイッチSw22[12]が閉じると、データラインLd[1]と電流生成回路64[2b]とが、接点N1[2]を介して接続され、図中、矢印で示すように、階調電流Idata[2]が、画素回路11[1,2]からデータラインLd[1]を介して電流生成回路64[2b]に流れる。
このため、図12(b)に示すように、第2行、第1列の画素回路11[1,2]のキャパシタCsは、電流生成回路64[2b]が生成した階調電流Idata[2]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
切り替えスイッチSw22[14]が閉じると、データラインLd[2]と電流生成回路64[1b]とが、接点N1[1]を介して接続され、図中、矢印で示すように、階調電流Idata[1]が、画素回路11[2,2]からデータラインLd[2]を介して電流生成回路64[1b]に流れる。
このため、図12(b)に示すように、第2行、第2列の画素回路11[2,2]のキャパシタCsは、電流生成回路64[1b]が生成した階調電流Idata[1]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
同様に、第2行の画素回路11[3,2]〜11[m,2]のキャパシタCsは、それぞれ、階調電流Idata[4],Idata[3],・・・,Idata[m],Idata[m-1]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
このようにして、時刻t20〜t3では、奇数行の画素回路11[1,2j-1]〜11[m,2j-1](j=1〜n)の各キャパシタCsは、階調電流Idata[1],Idata[2],・・・,Idata[m-1],Idata[m]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
また、偶数行の画素回路11[1,2j]〜11[m,2j]の各キャパシタCsは、階調電流Idata[2],Idata[1],・・・,Idata[m],Idata[m-1]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
図13は、本実施形態において、各画素回路11[i,j](i=1〜4,j=1〜4)に階調電流Idata[1]〜Idata[4]を書き込む電流生成回路64[1b]〜64[4b]の対応関係を示す。図13(a)は1フレーム目の場合を示し、図13(b)は、2フレーム目の場合を示す。
1フレーム目の場合、図13(a)に示すように、行毎に、例えば、1列目と2列目に対応する電流生成回路64[1a],64[2a]が交互に切り替わり、3列目と4列目に対応する電流生成回路64[3a],64[4a]が交互に切り替わる。また、図13(a),(b)に示すように、1フレーム、2フレーム間では電流生成回路64[1a]〜64[4a]が64[1b]〜64[4b]に切り替わる。このため、電流生成回路64[1a]〜64[4b]の特性が均一でなくても、輝度ムラを視認され難くすることができる。
なお、図8のタイミングチャートでは、各電流生成回路のキャパシタC11に基準電流Irefに対応する電圧成分を保持させる保持期間を毎フレーム期間内に有する構成としたが、キャパシタC11が保持した電荷を複数フレーム期間に亘って保持できる容量値を有している場合には、この保持期間を複数フレーム期間おきにのみ設ける構成としてもよい。この場合、保持期間を有さないフレーム期間においては、各行の画素回路の選択期間を長くすることが出来る。
以上説明したように、本実施形態によれば、画素回路11[i,j](i=1〜m,j=1〜n)から階調電流Idata[1]〜Idata[m]を引き込む電流生成回路64[1a],64[1b],・・・,64[ma],64[mb]を行毎、フレーム期間毎に切り替えるようにした。
従って、電流生成回路64[1a],64[1b],・・・,64[ma],64[mb]の特性が等しくなくても、輝度ムラが視認されることを抑制することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る発光装置の電流生成部は、補助用定電流生成回路を備え、1フレーム期間毎に、データラインに対する電流生成回路と補助用定電流生成回路との接続を切り替えるようにしたものである。
第2実施形態に係るデータドライバ16は、図14に示すように、シフトレジスタ61と、定電流源63と、電流生成部70と、データラッチ部80と、電流切り替え回路90と、スイッチ切り替え回路95と、データライン切り替え回路Sw22[1]〜Sw22[m/2]と、を備える。
電流生成部70は、m個の電流生成回路71[1]〜71[m]と、1個の補助用電流生成回路72と、を備える。電流生成回路71[1]〜71[m]はデータラインLd[1]〜Ld[m]の各々に対応して設けられている。補助用電流生成回路72は、電流生成回路71[1]〜71[m]の何れかと置き換えて用いられるものである。
電流生成回路71[1]〜71[m]と、補助用電流生成回路72と、は、それぞれ、例えば図7に示す構成を有するものである。
データラッチ部80は、ラッチ回路81[1a],81[1b],・・・,81[ma],81[mb]、82[a],82[b]、セレクタ83[1]〜83[m],84を備える。
ラッチ回路81[1a],・・・,81[ma]と、81[1b],・・・,81[mb]とは、は、シフトレジスタ61から出力されるシフト信号に応じて、1行の表示データd[1]〜d[m]を、1フレーム期間毎に交互にラッチするための回路である。ラッチ回路81[1a],・・・,81[ma]とラッチ回路81[1b],・・・,81[mb]の一方が表示データをラッチしている間は、他方のラッチ回路から前フレーム期間にラッチした表示データを出力するように動作する。
ラッチ回路82[a],82[b]は、それぞれ、補助用電流生成回路72用の表示データを、1フレーム期間毎に交互にラッチするための回路である。
尚、データドライバ16は、表示データd[1]〜d[m]を、1フレーム期間毎に、当該フレーム期間に使用する電流生成回路71[1]〜71[m]及び補助用電流生成回路72の順序に対応するように並べ替える。
このため、データドライバ16は、例えばメモリを備え、このメモリに表示データd[1]〜d[m]を一時記憶し、使用する電流生成回路71[1]〜71[m] 及び補助用電流生成回路72の順序に対応させて読み出すことにより、表示データd[1]〜d[m]を並べ替える。
尚、例えば表示信号生成回路12内で上記の表示データd[1]〜d[m]の並べ替えを行い、データドライバ16に供給するように構成されているものであってもよい。
セレクタ83[1]〜83[m]は、それぞれ、ラッチ回路81[1a] ,・・・,81[ma]、又は、ラッチ回路81[1b],・・・,81[mb]がラッチした表示データd[1]〜[m]を選択するための回路である。
セレクタ84は、それぞれ、ラッチ回路82[a]又はラッチ回路82[b]がラッチした表示データd[1]〜[m]を選択するための回路である。
電流切り替え回路90は、図14に示すように、スイッチ回路Sw13と、スイッチ回路Sw12[1],・・・,Sw12[m]を有する。スイッチ回路Sw13は、切り替えスイッチSw13[a] ,Sw13[b]を有する。スイッチ回路Sw12[1]は、切り替えスイッチSw12[1a] ,Sw12[1b] ,Sw12[1c]を有する。
切り替えスイッチSw13[a]は、制御信号としてシステムコントローラ13から切り替え制御信号Csw13[a;on]が供給されて、補助用電流生成回路72と定電流源63とを接続する切り替えスイッチである。
切り替えスイッチSw13[b]は、制御信号としてシステムコントローラ13から、切り替え制御信号Csw13[b;on]が供給されて、切り替えスイッチSw12[1c],・・・,Sw12[mc]を介して、データラインLd[1]〜Ld[m]と補正用電流生成回路72とを接続する切り替えスイッチである。
切り替えスイッチSw12[1a]は、制御信号としてシステムコントローラ13から切り替え制御信号Csw12[a],Csw12[b],Csw14[1]が供給されて、切り替え回路95[1a]を介して、定電流源63と電流生成回路71[1]とを接続、遮断する切り替えスイッチである。
切り替えスイッチSw12[1b]は、制御信号としてシステムコントローラ13から、切り替え制御信号Csw12[a],Csw12[b],Csw14[1]が供給されて、データラインLd[1]又はLd[2]と電流生成回路71[1]とを接続、遮断する切り替えスイッチである。
切り替えスイッチSw12[1c]は、制御信号としてシステムコントローラ13から、切り替え制御信号Csw12[a],Csw12[b],Csw14[1]が供給されて、切り替えスイッチSw13[b]を介して、データラインLd[1]又はLd[2]と補正用電流生成回路72とを接続、遮断する切り替えスイッチである。また、切り替えスイッチSw12[1b],Sw12[1c]の電流上流端は接点N2[1]に接続される
電流切り替え回路Sw12[2],・・・,Sw12[m]も、それぞれ、同様の機能を有する切り替えスイッチSw12[2a]〜Sw12[2c],・・・,Sw12[ma]〜Sw12[mc]を備える。
スイッチ切り替え回路95は、切り替え回路95[1a],95[1b], 95[1c] ,・・・,95[ma] ,95[mb], 95[mc]を有する。図15に示すように、切り替え回路95[1a]はインバータ回路97、スイッチSw14[1a], Sw14[1b]を有する。
切り替え回路95[1a]におけるスイッチSw14[1a]は切り替え制御信号Csw14[1]よってオン、オフ(開閉)が切り替えられ、スイッチ回路Sw12[1]の切り替えスイッチSw12[1a]への切り替え制御信号Csw12[a]の供給を断続する切り替えスイッチであり、スイッチSw14[1b]は、インバータ回路97を介して切り替え制御信号Csw14[1]の反転信号よってオン、オフ(開閉)が切り替えられ、切り替えスイッチSw12[1a]への切り替え制御信号Csw12[b]の供給を断続する切り替えスイッチである。
切り替え回路95[1b]におけるスイッチSw14[1c]は切り替え制御信号Csw14[1]よってオン、オフ(開閉)が切り替えられ、スイッチ回路Sw12[1]の切り替えスイッチSw12[1b]への切り替え制御信号Csw12[b]の供給を断続する切り替えスイッチであり、スイッチSw14[1d]は、インバータ回路97を介して切り替え制御信号Csw14[1]の反転信号よってオン、オフ(開閉)が切り替えられ、切り替えスイッチSw12[1b]への切り替え制御信号Csw12[a]の供給を断続する切り替えスイッチである。
切り替え回路95[1c]におけるスイッチSw14[1e]は切り替え制御信号Csw14[1]よってオン、オフ(開閉)が切り替えられ、スイッチ回路Sw12[1]の切り替えスイッチSw12[1c]への切り替え制御信号Csw12[a]の供給を断続する切り替えスイッチであり、スイッチSw14[1f]は、インバータ回路97を介して切り替え制御信号Csw14[1]の反転信号よってオン、オフ(開閉)が切り替えられ、切り替えスイッチSw12[1c]への切り替え制御信号Csw12[b]の供給を断続する切り替えスイッチである。
切り替え回路95[2a], 95[2b], 95[2c]も、同様に、インバータ回路97と、スイッチSw14[2a],Sw14[2b], Sw14[2c],Sw14[2d], Sw14[2e],Sw14[2f]を有し、切り替え制御信号Csw14[2]よって制御される。切り替え回路95[3a],・・・,95[mc]も、それぞれ同様の構成を有し、切り替え制御信号Csw14[3],・・・,Csw14[m]よって制御される。
システムコントローラ13は、切り替え制御信号Csw12[a;on]又はCsw12[a;off]、Csw12[b;on]又はCsw12[b;off]、Csw13[a;on]又はCsw13[a;off]、Csw13[b;on]又はCsw12[b;off]、Csw14[1;on] 又はCsw14[1;off],・・・,Csw14[m;on] 又はCsw14[m;off]をデータドライバ16に供給して、スイッチ回路Sw12[1]の切り替えスイッチSw12[1a]〜Sw12[1c],・・・,スイッチ回路Sw12[m]のSw12[ma]〜Sw12[mc] , スイッチ回路Sw13のSw13[a], Sw13[b], スイッチ切り替え回路95のSw14[1a]〜Sw14[1f],・・・,Sw14[ma]〜Sw14[mf]のオン、オフ(開閉)を切り替える。
切り替え制御信号Csw12[a;on],Csw13[a;on],Csw14[1;on]〜Csw14[m;on]は、各切り替えスイッチSw12[1a]〜Sw12[ma],Sw13[a], Sw13[b],Sw14[1a]〜Sw14[mf]をオンする(閉じる)ための信号であり、切り替え制御信号Csw12[a;off],Csw13[a;off],Csw14[1;off]〜Csw14[m;off]は、各切り替えスイッチSw12[1a]〜Sw12[(m/2)a] ,Sw13[a], Sw13[b],Sw14[1a]〜Sw14[mf]をオフする(開く)ための信号である。
データライン切り替え回路Sw22[1],Sw22[2]〜Sw22[m/2]は上記実施形態1と同様に構成されている。データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11],Sw22[12]の電流上流端はデータラインLd[1]に接続され、Sw22[13],Sw22[14]の電流上流端はデータラインLd[2]に接続される。切り替えスイッチSw22[11],Sw22[14]の電流下流端は、接点N2[1]に接続され、切り替えスイッチSw22[12],Sw22[13]の電流下流端は、接点N2[2]に接続される。
システムコントローラ13は、例えば垂直帰線期間に、切り替え制御信号Csw13[a;on]をデータドライバ16の電流切り替え回路90の、スイッチ回路Sw13に供給する。
システムコントローラ13は、ゲートドライバ14がゲートラインLg[1]〜Lg[n]に、ゲート信号Sg[1]〜Sg[n]を出力する毎に、切り替え制御信号Csw12[a],Csw12[b]を切り替えて、データドライバ16の電流切り替え回路の、スイッチ回路Sw12[1]〜Sw12[m]に供給する。
また、システムコントローラ13は、ゲートドライバ14がゲートラインLg[1]〜Lg[n]に、ゲート信号Sg[1]〜Sg[n]を出力する毎に、切り替え制御信号Csw14[a],・・・,Csw4[m]を、スイッチ切り替え回路95の切り替え回路95[1a] 〜95[1c] ,・・・,95[ma]〜95[mc]に順次供給する。
システムコントローラ13は、1フレーム期間毎に電流制御信号ISEL[3],ISEL[4]の信号レベルを切り替えて、データライン切り替え回路Sw22[1]〜Sw22[m/2]に供給する。
次に第2実施形態に係る発光装置10の動作を説明する。
第2実施形態に係る発光装置10は、図16に示すタイミングチャートに従って、動作する。
この図16において、時刻t40〜t41、t50〜t51は、垂直基線期間である。時刻t41〜t50は、書き込み期間T1であり、時刻t51〜t60は、書き込み期間T2である。書き込み期間T1、T2は1フレーム期間である。
ゲートドライバ14は、時刻t41〜t50、時刻t51〜t60において、ゲート信号Sg[1]〜Sg[n]を、順次、ゲートラインLg[1]〜Lg[n]に出力し、画素回路11[1,1]〜11[m,1],・・・,11[1,n]〜11[m,n]を選択する。
システムコントローラ13は、図16に示すように、時刻t40〜t41,t50〜t51において、Lレベルの電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]をデータドライバ16に供給する。
システムコントローラ13は、時刻t41〜t50において、Hレベルの電流選択信号ISEL[3]、Lレベルの電流選択信号ISEL[4]をデータドライバ16に供給し、時刻t51〜t60において、Lレベルの電流選択信号ISEL[3]、Hレベルの電流選択信号ISEL[4]をデータドライバ16に供給する。
まず、時刻t40において、電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]がLレベルになると、図17に示すように、データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11]〜Sw22[14]が開き、データラインLd[1],Ld[2]と電流生成回路71[1],71[2],補助用電流生成回路72との間が遮断される。
また、システムコントローラ13は、切り替え制御信号Csw13[a;on],Csw13[b;off],Csw12[a;off],Csw12[b;off],Csw14[1;off]〜Csw14[m;off]をデータドライバ16に供給する。
これにより、スイッチ回路Sw13の切り替えスイッチSw13[b]、スイッチ回路Sw12[1],・・・,Sw12[m]の切り替えスイッチSw12[1a]〜Sw12[1c],・・・,Sw12[ma]〜Sw12[mc]は開き、定電流源63と電流生成回路71[1] 〜71[m]との間、及び、補助用電流生成回路72と電流生成回路71[1] 〜71[m]との間が遮断される。
また、切り替えスイッチSw13[a]は、切り替え制御信号Csw13[a;on]が供給されて閉じ、定電流源63と補助用電流生成回路72とが接続される。
このため、図中、矢印で示すように、基準電流Irefが定電流源63から補助用電流生成回路72に供給される。
次に、図16に示す、1フレーム目の開始時刻t41において、ゲートドライバ14がHレベルのゲート信号Sg[1]をゲートラインLg[1]に出力すると、第1行の画素回路11[1,1]〜11[m,1]が選択される。
システムコントローラ13が、Hレベルの電流選択信号ISEL[3]、Lレベルの電流選択信号ISEL[4]をデータドライバ16に供給すると、図18(a)に示すように、データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11],Sw22[13]が閉じ、切り替えスイッチSw22[12],Sw22[14]が開く。
また、システムコントローラ13は、切り替え制御信号Csw13[a;off],Csw13[b;on],Csw12[a;on],Csw12[b;off],Csw14[1;on]をデータドライバ16に供給する。
このため、スイッチ回路Sw13の切り替えスイッチSw13[b],スイッチ回路Sw12[1]のSw12[1a],Sw12[1c],スイッチ回路Sw12[2],・・・,Sw12[m]の切り替えスイッチSw12[2b],・・・,Sw12[mb]が閉じ、切り替えスイッチSw13[a],Sw12[2a],Sw12[2c],・・・,Sw12[ma],Sw12[mc]が開く。
切り替えスイッチSw12[1a]が閉じると、図中、矢印で示すように、定電流源63から電流生成回路71[1]に基準電流Irefが流れる。
切り替えスイッチSw22[11],Sw12[1c],Sw13[b]が閉じると、データラインLd[1]から接点N2[1]を介して補用電流生成回路72までの経路が形成され、補助用電流生成回路72は、この経路を介して、画素回路11[1,1]から階調電流Idata[1]を引き込む。
このため、図18(b)に示すように、第1行、第1列の画素回路11[1,1]のキャパシタCsには、補助用電流生成回路72が生成した階調電流Idata[1]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[1,1]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。すなわち、この場合、電流生成回路71[1]が補助用電流生成回路72に置き換えられたことになる。
また、切り替えスイッチSw22[13],Sw12[2b]が閉じると、データラインLd[2]から接点N2[2]を介して電流生成回路71[2]までの経路が形成され、電流生成回路71[2]は、画素回路11[2,1]から、この経路を介して階調電流Idata[2]を引き込む。
このため、図18(b)に示すように、第1行、第2列の画素回路11[2,1]のキャパシタCsには、電流生成回路71[2]が生成した階調電流Idata[2]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[2,1]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。同様に、データラインLd[3]〜Ld[m]から接点N2[3]〜N2[m]を介して電流生成回路71[3]〜71[m]までの経路が形成され、第3列〜第m列の画素回路11[3,1]〜11[m,1]のキャパシタCsには、電流生成回路71[3]〜71[m]が生成した階調電流Idata[3]〜Idata[m]に対応する電圧が書き込まれる。
次いで、図16に示す時刻t42において、ゲートドライバ14がHレベルのゲート信号Sg[2]をゲートラインLg[2]に出力すると、第2行の画素回路11[1,2]〜11[m,2]が選択される。
システムコントローラ13は、切り替え制御信号Csw13[a;off],Csw13[b;on],Csw12[a;off],Csw12[b;on],Csw14[2;on]をデータドライバ16に供給する。
このため、図19(a)に示すように、スイッチ回路Sw13の切り替えスイッチSw13[b],スイッチ回路Sw12[2]の切り替えスイッチSw12[2a],Sw12[2c]が閉じ、スイッチ回路Sw12[1],Sw12[3]・・・,Sw12[m]の切り替えスイッチSw12[1b],Sw12[3b],・・・,Sw12[mb]が閉じ、切り替えスイッチSw12[1a],Sw12[1c],・・・,Sw12[ma],Sw12[mc]が開く。
切り替えスイッチSw12[2a]が閉じると、図中、矢印で示すように、定電流源63から電流生成回路71[2]に基準電流Irefが流れる。
切り替えスイッチSw12[1b]が閉じると、データラインLd[1]から接点N2[1]を介して電流生成回路71[1]までの経路が形成され、電流生成回路71[1]は、この経路を介して画素回路11[1,2]から階調電流Idata[1]を引き込む。
このため、図19(b)に示すように、第2行、第1列の画素回路11[1,2]のキャパシタCsには、電流生成回路71[1]が生成した階調電流Idata[1]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[1,1]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。同様に、データラインLd[3]〜Ld[m]から接点N2[3]〜N2[m]を介して電流生成回路71[3]〜71[m]までの経路が形成され、第3列〜第m列の画素回路11[3,1]〜11[m,1]のキャパシタCsには、電流生成回路71[3]〜71[m]が生成した階調電流Idata[3]〜Idata[m]に対応する電圧が書き込まれる。
また、切り替えスイッチSw13[b],Sw12[2c]が閉じると、データラインLd[2]から接点N2[2]を介して補助用電流生成回路72までの経路が形成され、補助用電流生成回路72は、画素回路11[2,2]から、この経路を介して階調電流Idata[2]を引き込む。
このため、図19(b)に示すように、第2行、第2列の画素回路11[2,2]のキャパシタCsには、補助電流生成回路72が生成した階調電流Idata[2]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[2,2]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。すなわち、この場合、電流生成回路71[2]が補助用電流生成回路72に置き換えられたことになる。
このようにして、時刻t41〜t50では、各行の画素回路11[1,1]〜11[m,n]の各キャパシタCsは、階調電流Idata[1],Idata[2],・・・,Idata[m-1],Idata[m]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
次いで、時刻t50において、システムコントローラ13がLレベルの電流選択信号ISEL[3],ISEL[4]をデータドライバ16に供給すると、図20に示すように、データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11]〜Sw22[14]が開き、データラインLd[1],Ld[2]と電流生成回路71[1],71[2],補助用電流生成回路72との間が遮断される。
システムコントローラ13は、切り替え制御信号Csw13[a;on],Csw13[b;off] ,Csw12[a;off],Csw12[b;off],Csw14[1;off]〜Csw14[m;off]をデータドライバ16に供給する。
これにより、スイッチ回路Sw13の切り替えスイッチSw13[b] 、スイッチ回路Sw12[1],・・・,Sw12[m]の切り替えスイッチSw12[1a]〜Sw12[1c],・・・,Sw12[ma]〜Sw12[mc]は開き、定電流源63と電流生成回路71[1] 〜71[m]との間、及び、補助用電流生成回路72と電流生成回路71[1] 〜71[m]との間が遮断される。
また、切り替えスイッチSw13[a]は、切り替え制御信号Csw13[a;on]が供給されて閉じ、定電流源63と補助用電流生成回路72とが接続される。
このため、図中、矢印で示すように、基準電流Irefが定電流源63から補助用電流生成回路72に供給される。
次に、図16に示す、2フレーム目の開始時刻t51において、ゲートドライバ14がHレベルのゲート信号Sg[1]をゲートラインLg[1]に出力すると、第1行の画素回路11[1,1]〜11[m,1]が選択される。
システムコントローラ13が、Lレベルの電流選択信号ISEL[3]、Hレベルの電流選択信号ISEL[4]をデータドライバ16に供給すると、図21(a)に示すように、データライン切り替え回路Sw22[1]の切り替えスイッチSw22[11],Sw22[13]が開き、切り替えスイッチSw22[12],Sw22[14]が閉じる。
また、システムコントローラ13は、時刻t41と同様、切り替え制御信号Csw13[a;off],Csw13[b;on],Csw12[a;on],Csw12[b;off],Csw14[1;on]をデータドライバ16に供給する。
このため、スイッチ回路Sw13の切り替えスイッチSw13[b],スイッチ回路Sw12[1]のSw12[1a],Sw12[1c],スイッチ回路Sw12[2],・・・,Sw12[m]の切り替えスイッチSw12[2b],・・・,Sw12[mb]が閉じ、切り替えスイッチSw13[1a],Sw12[2a],Sw12[2c],・・・,Sw12[ma],Sw12[mc]が開く。
このため、図中、矢印で示すように、定電流源63から電流生成回路71[1]に基準電流Irefが流れる。
切り替えスイッチSw22[12],Sw12[2b]が閉じると、データラインLd[1]から接点N2[2]を介して電流生成回路71[2]までの経路が形成され、電流生成回路71[2]は、この経路を介して、画素回路11[1,1]から階調電流Idata[2]を引き込む。
このため、図21(b)に示すように、第1行、第1列の画素回路11[1,1]のキャパシタCsには、電流生成回路71[2]が生成した階調電流Idata[2]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[1,1]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。同様に、データラインLd[3]から接点N2[4]を介して電流生成回路71[4]までの経路が形成され、第3列の画素回路11[3,1]のキャパシタCsには、電流生成回路71[4]が生成した階調電流Idata[3]に対応する電圧が書き込まれ、データラインLd[4]から接点N2[3]を介して電流生成回路71[3]までの経路が形成され、第4列の画素回路11[4,1]のキャパシタCsには、電流生成回路71[3]が生成した階調電流Idata[4]に対応する電圧が書き込まれる。データラインLd[5]〜Ld[m]についても同様である。
また、切り替えスイッチSw22[14],Sw12[2c], Sw13[b]が閉じると、データラインLd[2]から接点N2[1]を介して補助用電流生成回路72までの経路が形成され、補助用電流生成回路72は、画素回路11[2,1]から、この経路を介して階調電流Idata[1]を引き込む。
このため、図21(b)に示すように、第1行、第2列の画素回路11[2,1]のキャパシタCsには、補助電流生成回路72が生成した階調電流Idata[1]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[2,1]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。すなわち、この場合、電流生成回路71[1]が補助用電流生成回路72に置き換えられたことになる。
次いで、図16に示す時刻t52において、ゲートドライバ14がHレベルのゲート信号Sg[2]をゲートラインLg[2]に出力すると、第2行の画素回路11[1,2]〜11[m,2]が選択される。
システムコントローラ13は、時刻t42と同様、切り替え制御信号Csw13[a;off],Csw13[b;on],Csw12[a;off],Csw12[b;on],Csw14[2;off]をデータドライバ16に供給する。
このため、図22(a)に示すように、スイッチ回路Sw13の切り替えスイッチSw13[b],スイッチ回路Sw12[2]のSw12[2a],Sw12[2c]が閉じ、スイッチ回路Sw12[1],Sw12[3]・・・,Sw12[m]の切り替えスイッチSw12[1b],Sw12[3b],・・・,Sw12[mb]が閉じ、切り替えスイッチSw12[1a],Sw12[1c],・・・,Sw12[ma],Sw12[mc]が開く。
切り替えスイッチSw12[2a]が閉じると、図中、矢印で示すように、定電流源63から電流生成回路71[2]に基準電流Irefが流れる。
切り替えスイッチSw12[1b]が閉じると、データラインLd[2]から接点N2[1]を介して電流生成回路71[1]までの経路が形成され、電流生成回路71[1]は、この経路を介して画素回路11[2,2]から階調電流Idata[1]を引き込む。
このため、図22(b)に示すように、第2行、第2列の画素回路11[2,2]のキャパシタCsには、電流生成回路71[1]が生成した階調電流Idata[1]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[2,2]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。同様に、データラインLd[3]から接点N2[4]を介して電流生成回路71[4]までの経路が形成され、第3列の画素回路11[3,1]のキャパシタCsには、電流生成回路71[4]が生成した階調電流Idata[3]に対応する電圧が書き込まれ、データラインLd[4]から接点N2[3]を介して電流生成回路71[3]までの経路が形成され、第4列の画素回路11[4,1]のキャパシタCsには、電流生成回路71[3]が生成した階調電流Idata[4]に対応する電圧が書き込まれる。データラインLd[5]〜Ld[m]についても同様である。
また、切り替えスイッチSw13[b],Sw12[2c]が閉じると、データラインLd[1]から接点N2[2]を介して補助用電流生成回路72までの経路が形成され、補助用電流生成回路72は、画素回路11[2,2]から、この経路を介して階調電流Idata[2]を引き込む。
このため、図22(b)に示すように、第2行、第1列の画素回路11[1,2]のキャパシタCsには、補助用電流生成回路72が生成した階調電流Idata[2]に対応する電圧が書き込まれる(印加される)。画素回路11[1,2]のキャパシタCsは、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。すなわち、この場合、電流生成回路71[2]が補助用電流生成回路72に置き換えられたことになる。
このようにして、時刻t51〜t60では、各行の画素回路11[1,1]〜11[m,n]の各キャパシタCsは、階調電流Idata[2],Idata[1],・・・,Idata[m],Idata[m-1]に対応する電圧が書き込まれ、この電圧をトランジスタT3のゲート電圧Vgsとして保持する。
図23は、本実施形態において、各画素回路11[i,j](i=1〜4,j=1〜4)に階調電流Idata[1]〜Idata[4]を書き込む電流生成回路71[1]〜71[4]及び補助用電流生成回路72の対応関係を示す。図23(a)は1フレーム目の場合を示し、図23(b)は、2フレーム目の場合を示す。
図23(a)、(b)に示すように、各フレームにおいて、各行の1つの画素回路に補助用電流生成回路72が接続され、補助用電流生成回路72が接続される画素回路が行毎に変わる。1フレーム目では、図23(a)に示すように、各行で補助用電流生成回路72が接続される画素回路が1列毎に順次変わる。そして、図23(b)に示すように、2フレーム目では、1列目と2列目に対応する電流生成回路71[1]、71[2]及び補助用電流生成回路72が入れ替わり、3列目と4列目に対応する電流生成回路71[3]、71[4]及び補助用電流生成回路72が入れ替わり、2フレーム目で補助用電流生成回路72が接続される画素回路は1フレーム目とは異なっている。このため、電流生成回路71[1]〜71[m]の特性が均一でなくても、輝度ムラが視認され難くなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、1個の補助用電流生成回路72と、m個の電流生成回路71[1]〜71[m]と、をを備え、 電流生成回路71[1]〜71[m]をフレーム期間毎に、列間で切り替えるとともに、補助用電流生成回路72を電流生成回路71[1]〜71[m]の何れか1つと置き換えて用い、行毎及びフレーム期間毎に異なる電流生成回路71[1]〜71[m]と置き換えるようにした。
従って、電流生成回路の電流値のバラツキによる輝度ムラが視認されることを抑制することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、実施形態1に係る電流生成回路64[1a],64[1b],・・・,64[ma],64[mb]、実施形態2に係る電流生成回路71[1]〜71[m]、補助用電流生成回路72は、図7に示すような構成に限られるものではなく、例えば、特開2003−195812に開示された図24に示すような回路構成のものであってもよい。
この電流生成回路は、図24(a)に示すように、例えば、表示データd[1](〜d[m])を3ビットとして、1ビットD/I変換部81[0],81[1],81[2]を備える。
1ビットD/I変換部81[0]〜81[2]は、それぞれ、表示データd[1]の各ビットbit[0]〜bit[3]のビット値を、それぞれ、階調電流Ibit[0]〜Ibit[2]に変換するものである。
基準電流Iref[0],Iref[1],Iref[2]は、それぞれ、ビットbit[0]〜bit[3]に対応した異なる電流値を有する基準電流である。
1ビットD/I変換部81[0]は、図24(b)に示すように、トランジスタT31とキャパシタC21と、スイッチSw13[1]〜Sw13[3]と、によって構成される。
信号MSWがHレベルになったとき、各基準電流Iref[0],Iref[1],Iref[2]に対応する電圧成分がキャパシタC21に保持される。
スイッチSw[1]は、表示データのビットbit[0]のビット値に応じて制御され、対応する基準電流が選択される。そして、選択された基準電流の合計が、階調電流Ibit[0]となって出力される。
上記第1実施形態では、切り替えるデータラインは2つとして説明した。しかし、切り替えるデータラインは2つに限られるものではない。また、電流生成回路も1本のデータラインLd[i](i=1〜m)に対して、それぞれ、2つの電流生成回路64[1a],64[1b],・・・,64[ma],[mb]を備えるものとして説明した。しかし、電流生成回路は、1本のデータラインに対して3つ以上として、電流生成回路を切り替えるようにしてもよい。
10・・・発光装置、11・・・有機ELパネル、13・・・システムコントローラ、14・・・ゲート(セレクト)ドライバ、15・・・アノード(ソース)駆動回路、16・・・データドライバ、64[1a],64[1b],・・・,64[ma],64[mb]・・・電流生成回路、Sw11・・・基準電流切り替え回路、65、90・・・電流切り替え回路、Sw22[1]〜Sw22[m/2]・・・データライン切り替え回路、71[1]〜71[m]・・・電流生成回路、72・・・補助用電流生成回路、90・・・電流切り替え回路

Claims (11)

  1. 供給される電流に応じて制御される光学要素を有し、行列配置される複数の画素に、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインを介して、駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置であって、
    各行に配列された前記各画素を選択期間毎に順次選択する選択回路と、
    前記複数のデータラインと同数の複数の接点と、
    前記複数の接点の各々に対応して設けられる、各々が前記階調電流を生成する複数の電流生成回路を有する、複数の電流生成回路群と、
    前記各接点と、該各接点に対応する前記電流生成回路群の前記複数の電流生成回路の何れかと、の接続を切り替える電流切り替え回路と、
    前記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替え回路と、
    を備え
    前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、
    前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
    前記複数の電流生成回路群は、第1の電流生成回路群と第2の電流生成回路群とを有し、
    前記第1の電流生成回路群及び前記第2の電流生成回路群は、それぞれ、第1の電流生成回路と第2の電流生成回路とを有し、
    前記データライン切り替え回路は、前記各フレーム期間において、前記各選択期間における第1の選択期間に、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1の選択期間に続く第2の選択期間に、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続し、
    前記電流切り替え回路は、前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続することを特徴とする画素駆動装置。
  2. 基準電流を供給する電流源を有し、
    前記各電流生成回路は、前記基準電流が供給され、該基準電流に対応する電圧成分を保持する電圧保持部と、該電圧保持部に保持された電圧成分に基づいて前記階調電流を生成する電流生成部と、を有し、
    前記1フレーム期間内に、前記電流源から前記各電流生成回路への前記基準電流の供給を順次切り替えて、前記複数の電流生成回路の各々へ前記基準電流を供給する基準電流切り替え回路を備えることを特徴とする請求項に記載の画素駆動装置。
  3. 供給される電流に応じて制御される光学要素を有し、行列配置された複数の画素に、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインを介して、駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置であって、
    各行に配列された前記各画素を選択期間毎に順次選択する選択回路と、
    前記複数のデータラインと同数の複数の接点と、
    前記複数の接点の各々に対応して設けられる、前記階調電流を生成する複数の電流生成回路と、
    前記階調電流を生成する補助電流生成回路と、
    前記補助電流生成回路を前記複数の電流生成回路のうちの1つの特定の電流生成回路と置き換えるとともに、前記各接点と、前記特定の電流生成回路を除く前記複数の電流生成回路及び前記補助電流生成回路と、接続し、前記特定の電流生成回路を前記複数の電流生成回路の何れかに切り替える電流切り替え回路と、
    記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替え回路と、
    を備え
    前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、
    前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
    前記データライン切り替え回路は、前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続し、
    前記電流切り替え回路は、前記各フレーム期間において、前記選択期間毎に、前記特定の電流生成回路を、前記複数の電流生成回路における互いに異なる前記電流生成回路に順に切り替えることを特徴とする画素駆動装置。
  4. 基準電流を供給する電流源を有し、
    前記各電流生成回路及び前記補助電流生成回路は、前記基準電流が供給され、該基準電流に対応する電圧成分を保持する電圧保持部と、該電圧保持部に保持された電圧成分に基づいて前記階調電流を生成する電流生成部と、を有し、
    前記電流切り替え回路は、前記選択回路が前記各行の前記各画素を選択する期間毎に、前記各接点に接続されない1つの前記電流生成回路又は前記補助電流生成回路の何れかの前記電圧保持部へ、前記基準電流を供給するように切り替えることを特徴とする請求項に記載の画素駆動装置。
  5. 前記電流切り替え回路は、垂直帰線期間に、前記補助電流生成回路の前記電圧保持部へ、前記基準電流を供給するように切り替えることを特徴とする請求項に記載の画素駆動装置。
  6. 供給される電流に応じて制御される光学要素を有して行列配置される複数の画素と、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインと、を有する発光パネルと、
    前記複数のデータラインに駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置と、
    を備え、
    前記画素駆動装置は、
    各行に配列された前記各画素を選択期間毎に順次選択する選択回路と、
    前記複数のデータラインと同数の複数の接点と、
    前記複数の接点の各々に対応して設けられる、各々が前記階調電流を生成する複数の電流生成回路を有する、複数の電流生成回路群と、
    前記各接点と、該各接点に対応する前記電流生成回路群の前記複数の電流生成回路の何れかと、の接続を切り替える電流切り替え回路と、
    前記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替え回路と、
    を備え、
    前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、
    前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
    前記複数の電流生成回路群は、第1の電流生成回路群と第2の電流生成回路群とを有し、
    前記第1の電流生成回路群及び前記第2の電流生成回路群は、それぞれ、第1の電流生成回路と第2の電流生成回路とを有し、
    前記データライン切り替え回路は、前記各フレーム期間において、前記各選択期間における第1の選択期間に、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1の選択期間に続く第2の選択期間に、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続し、
    前記電流切り替え回路は、前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続することを特徴とする発光装置。
  7. 供給される電流に応じて制御される光学要素を有して行列配置される複数の画素と、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインと、を有する発光パネルと、
    前記複数のデータラインに駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置と、
    を備え、
    前記画素駆動装置は、
    各行に配列された前記各画素を選択期間毎に順次選択する選択回路と、
    前記複数のデータラインと同数の複数の接点と、
    前記複数の接点の各々に対応して設けられる、前記階調電流を生成する複数の電流生成回路と、
    前記階調電流を生成する補助電流生成回路と、
    前記補助電流生成回路を前記複数の電流生成回路のうちの1つの特定の電流生成回路と置き換えるとともに、前記各接点と、前記特定の電流生成回路を除く前記複数の電流生成回路及び前記補助電流生成回路と、接続し、前記特定の電流生成回路を前記複数の電流生成回路の何れかに切り替える電流切り替え回路と、
    記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替え回路と、
    を備え
    前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、
    前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
    前記データライン切り替え回路は、前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続し、
    前記電流切り替え回路は、前記各フレーム期間において、前記選択期間毎に、前記特定の電流生成回路を、前記複数の電流生成回路における互いに異なる前記電流生成回路に順に切り替えることを特徴とする発光装置。
  8. 前記画素駆動装置は、基準電流を供給する電流源を有し、
    前記各電流生成回路は、前記基準電流が供給され、該基準電流に対応する電圧成分を保持する電圧保持部と、該電圧保持部に保持された電圧成分に基づいて前記階調電流を生成する電流生成部と、を有し、
    前記電流切り替え回路は、前記選択回路が前記各行の前記各画素を選択する期間毎に、前記各接点に接続されない1つの前記電流生成回路又は前記補助電流生成回路の何れかの前記電圧保持部へ、前記基準電流を供給するように切り替えることを特徴とする請求項に記載の発光装置。
  9. 前記請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の発光装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  10. 供給される電流に応じて制御される光学要素を有して行列配置される複数の画素と、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインと、を有する発光パネルを備え、前記複数のデータラインに駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置を有する発光装置の駆動制御方法であって、
    前記画素駆動装置は、前記複数のデータラインと同数の複数の接点の各々に対応して設けられる、前記階調電流を生成する複数の電流生成回路を有する複数の電流生成回路群を有し、前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、前記複数の電流生成回路群は、第1の電流生成回路群と第2の電流生成回路群とを有し、前記第1の電流生成回路群及び前記第2の電流生成回路群は、それぞれ、第1の電流生成回路と第2の電流生成回路とを有し、
    前記各フレーム期間において、前記発光パネルの各行の前記各画素を選択する各選択期間における第1の選択間に、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1の選択期間に続く第2の選択期間に、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続するように、前記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替えステップと、
    前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第1の電流生成回路を接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を接続して前記第2の接点に前記第2の電流生成回路群の前記第2の電流生成回路を前記第2の電流生成回路を接続するように、前記各接点と前記各電流生成回路との接続を切り替える電流切り替えステップと、
    を含むことを特徴とする発光装置の駆動制御方法。
  11. 供給される電流に応じて制御される光学要素を有して行列配置される複数の画素と、列毎の前記各画素に接続されて設けられた複数のデータラインと、を有する発光パネルを備え、前記複数のデータラインに駆動データに応じた階調電流を供給して、前記複数の画素をフレーム期間毎に駆動する画素駆動装置を有する発光装置の駆動制御方法であって、
    前記画素駆動装置は、前記複数のデータラインと同数の複数の接点の各々に対応して設けられる、前記階調電流を生成する複数の電流生成回路と、前記階調電流を生成する補助電流生成回路と、を有し、前記複数の接点は、互いに隣接する第1の接点と、第2の接点と、を有し、前記複数のデータラインは、互いに隣接する第1のデータラインと、第2のデータラインと、を有し、
    前記各フレーム期間における前記発光パネルの各行の前記各画素を選択する選択期間毎に、前記補助電流生成回路を前記複数の電流生成回路のうちの一つの特定の電流生成回路と置き換えて、前記各接点に、前記特定の電流生成回路を除く前記複数の電流生成回路及び前記補助電流生成回路を接続し、前記選択期間毎に、前記特定の電流生成回路を、前記複数の電流生成回路における互いに異なる電流生成回路に順に切り替える電流切り替えステップと、
    前記各フレーム期間における第1のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第1のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第2のデータラインを接続し、前記第1のフレーム期間に続く第2のフレーム期間において、前記第1の接点に前記第2のデータラインを接続して前記第2の接点に前記第1のデータラインを接続するように、前記各接点と前記各データラインとの接続を切り替えるデータライン切り替えステップと、
    を含むことを特徴とする発光装置の駆動制御方法。
JP2010053883A 2010-03-10 2010-03-10 画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法 Expired - Fee Related JP5381823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010053883A JP5381823B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010053883A JP5381823B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011186343A JP2011186343A (ja) 2011-09-22
JP5381823B2 true JP5381823B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=44792652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010053883A Expired - Fee Related JP5381823B2 (ja) 2010-03-10 2010-03-10 画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5381823B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3506235B2 (ja) * 2000-08-18 2004-03-15 シャープ株式会社 液晶表示装置の駆動装置および駆動方法
JP3923341B2 (ja) * 2002-03-06 2007-05-30 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体集積回路およびその駆動方法
JP2005311591A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電流駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011186343A (ja) 2011-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7782276B2 (en) Scan driving circuit and organic light emitting display using the same
JP4284558B2 (ja) 表示駆動装置及び表示装置並びにその駆動制御方法
CN103168324B (zh) 显示装置及其驱动方法
US7764248B2 (en) Display and method for driving display
TWI237224B (en) Electroluminescent display apparatus and driving method thereof
JP5680218B2 (ja) 表示装置およびその駆動方法
CN107331351B (zh) 一种像素补偿电路、其驱动方法、显示面板及显示装置
US20090231239A1 (en) Display device
EP1649442A1 (en) Oled display with ping pong current driving circuit and simultaneous scanning of lines
JP4329867B2 (ja) 表示装置
JP5726325B2 (ja) 表示装置およびその駆動方法
TWI249151B (en) Display device and driving method with this display device
WO2008156188A1 (en) Display apparatus and electronic device using the same
JP2011048101A (ja) 画素回路および表示装置
TW201030704A (en) Image display apparatus and method of driving the image display apparatus
JP2011028214A (ja) 画素駆動装置、発光装置及び発光装置の駆動制御方法
KR101338903B1 (ko) 표시패널, 이를 갖는 표시장치 및 이의 구동방법
JP2004177796A (ja) 電流生成供給回路及びその制御方法並びに電流生成供給回路を備えた表示装置
JP5381823B2 (ja) 画素駆動装置、発光装置、電子機器及び発光装置の駆動制御方法
KR102498990B1 (ko) 표시 장치
JP4103139B2 (ja) 電流生成供給回路及び該電流生成供給回路を備えた表示装置
JP4329868B2 (ja) 表示装置
JP4241144B2 (ja) 駆動制御装置及びその制御方法並びに駆動制御装置を備えた表示装置
US20090073155A1 (en) Image Display Device
JP2005006250A (ja) 電流駆動回路及びその制御方法並びに該電流駆動回路を備えた表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5381823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees