JP5381186B2 - 液体吐出ヘッド、画像形成装置及び液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッド、画像形成装置及び液体吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は液体吐出ヘッド及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
従来、液体吐出ヘッドとして、液室内の液体であるインクを加圧する圧力を発生するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子、特に圧電層と内部電極を交互に積層した積層型圧電素子を用いて、積層型圧電素子のd33又はd31方向の変位で液室の壁面を形成する弾性変形可能な振動板を変形させ、液室内容積、圧力を変化させて液滴を吐出させるいわゆる圧電アクチュエータを用いた圧電型ヘッドが知られている。
この場合、圧電アクチュエータを構成するために、d33モードの積層型圧電素子を用いる場合、積層型圧電素子部材にハーフカットでスリット溝を形成することで柱状の複数の圧電素子(圧電素子柱)を形成することが一般的に行われている(例えば特許文献1)が、溝加工時に圧電素子柱の倒れ、チッピング(欠け)が発生しやすいという問題がある。
そこで、従来、圧電素子部材を接合するベース部材の接合面の液室長手方向幅を、圧電素子部材との接合面と反対側の面の液室長手方向幅よりも狭くし、階段形状に形成することで、圧電素子部材との接合面の面積を反対側の面(裏面)の面積よりも小さくして、溝加工時に応力や振動を低減することが知られている(特許文献2)。
特開2006−175845号公報 特開2007−76126号公報
上述したような積層型圧電素子を用いた液体吐出ヘッドは、振動板を高周波数で駆動することができるため、個別の液滴を集合体として着弾させることも可能であり、小さな滴から大きな滴までの吐出を制御することができるという特徴がある。
しかしながら、より高速化、高画質化を図るためには、ノズルを高密度に配置することが必要であり、そのために、積層型圧電素子部材に対して高密度に溝加工を施さなければならない。ここで、d33モードの積層型圧電素子を使用する場合、変位量を大きくするには、圧電層を多く積層しなければならず、その結果、圧電素子の高さと幅の比(アスペクト比)が大きくなり、溝加工によって圧電素子柱の倒れ、チッピング(欠け)がより発生しやすくなる。
そのため、上述した従来のような対策では、より高密度、高アスペクト比の溝加工時のストレスに対しては、圧電素子柱の倒れやチッピングを抑えることはできないという課題が生じた。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、高密度、高アスペクト比に溝加工に対しても圧電素子の倒れやチッピングを低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
液滴を吐出するノズルが連通する液室内の容積を変化させて前記ノズルから液滴を吐出させる複数の積層型圧電素子を備え、
前記積層型圧電素子には、個別に信号を与える個別電極と圧電素子間で導通された共通電極とを前記圧素子の積層方向に直交する方向に有する端面電極が形成され、
前記個別電極には金属箔が接合され、
前記金属箔に配線部材の電極が接続されている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているものである。
本発明に係る液体吐出ヘッドの製造方法は、
液滴を吐出するノズルが連通する液室内の容積を変化させて前記ノズルから液滴を吐出させる複数の圧電素子を備える液体吐出ヘッドの製造方法において、
積層型圧電素子部材の積層方向に直交する個別電極面に金属箔を接合する工程と、
前記圧電素子部材の1つの角部に面取り加工を施す工程と、
前記圧電素子部材の前記面取り加工を施した側をベース部材に接合する工程と、
前記圧電素子部材のベース部材接合面と反対側の面を研削加工する工程と、
前記圧電素子部材に前記ベース部材にまで達しないハーフカットのスリット溝を形成して柱状の複数の圧電素子を形成する工程と、
前記複数の圧電素子の内の少なくとも駆動信号を与える圧電素子の個別電極面上の前記金属箔に配線部材の電極を接合する工程と、を順次行う
構成とした。
本発明に係る液体吐出ヘッド及びその製造方法によれば、圧電素子を形成するときの倒れやチッピングを低減することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、高速で高画質画像を形成することができるようになる。
本発明に係る液体吐出ヘッドの一例を示す外観斜視説明図である。 同じく液室長手方向に沿う断面説明図である。 同じく液室短手方向に沿う断面説明図である。 本発明の第1実施形態における圧電アクチュエータの正面説明図である。 同じく圧電素子部材の断面説明図である。 同じく製造工程の説明に供する説明図である。 同じく製造工程の説明に供する説明図である。 本発明の第3実施形態における圧電アクチュエータの要部正面説明図である。 同じく平面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明を適用する液体吐出ヘッドの一例について図1ないし図4を参照して説明する。なお、図1は同ヘッドの外観斜視説明図、図2は同ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(液室長手方向)に沿う断面説明図、図3は同ヘッドのノズル配列方向(液室短手方向)に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、流路基板(液室基板)1と、この流路基板1の下面に接合した振動板を形成する振動板部材2と、流路基板1の上面に接合したノズル板3とを有し、これらによって液滴(液体の滴)を吐出する複数のノズル4がそれぞれノズル連通路5を介して連通する個別流路としての複数の液室(加圧液室、圧力室、加圧室、流路などとも称される。)6、液室6にインクを供給する供給路を兼ねた流体抵抗部7、この流体抵抗部7を介して液室6と連通する連通部8を形成し、連通部8に振動板部材2に形成した供給口9を介して後述するフレーム部材17に形成した共通液室10からインクを供給する。
流路基板1は、SUS基板を、酸性エッチング液を用いてエッチング、あるいは打ち抜き(プレス)などの機械加工することで、連通路5、加圧液室6、流体抵抗部7などの開口をそれぞれ形成している。
振動板部材2は各液室6に対応してその壁面を形成する変形可能な薄肉部である振動領域(ダイアフラム部)2aを有し、振動領域2aの面外側(液室6と反対面側)に圧電素子部材12との連結部となる厚肉部である島状凸部2bが設けられ、この島状凸部2bに振動領域2aを変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての積層型圧電素子部材12の圧電素子柱12A、12Bの上端面(接合面)12aを接合している。また、積層型圧電素子部材12の下端面はベース部材13に接合している。
ここで、圧電素子部材12は、圧電材料層21と内部電極22a、22bとを交互に積層したものであり、内部電極22a、22bをそれぞれ端面、即ち圧電素子部材12の振動板2に略垂直な側面に引き出して、この側面に形成された端面電極(外部電極、個別電極)25、26に接続し、端面電極(外部電極)25、26間に電圧を印加することで積層方向の変位を生じる。なお、端面電極(共通電極)25は圧電素子部材12の底面を通じて個別電極26側に引き回されている。
この圧電素子部材12は、ハーフカットダイシングによって架橋部12Cを残してスリット溝14を形成することで、1つの圧電素子部材に対して所要数の圧電素子柱12A、12Bを形成したものである。
なお、圧電素子部材12の圧電素子柱12A、12Bは、同じものであるが、駆動波形を与えて駆動させる圧電素子柱を圧電素子柱12A、駆動波形を与えないで単なる支柱として使用する圧電素子柱を圧電素子柱12Bとして区別している。この場合、図3に示すように、駆動用圧電素子柱12Aと支柱用圧電素子柱12Bとを交互に使用するバイピッチ構成としているが、すべての圧電素子柱を駆動用圧電素子柱12Aとして使用するノーマルピッチ構成とすることもできる。
そして、圧電素子部材12の各駆動用圧電素子柱12Aの外部電極(個別電極)26には駆動信号を与えるために配線部材としてのFPC15の電極を接続し、このFPC15には圧電素子部材12の各駆動用圧電素子柱12Aに対して選択的に駆動波形(駆動信号)を印加するための駆動回路(ドライバIC)16が実装されている。
ノズル板3は、ニッケル(Ni)の金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法(電鋳)で製造している。このノズル板3には各液室6に対応して直径10〜35μmのノズル4を形成し、流路板1に接着剤接合している。そして、このノズル板3の液滴吐出側面(吐出方向の表面:吐出面、又は液室6側と反対の面)には撥水層を設けている。
さらに、これらの圧電素子部材12、ベース部材13及びFPC15などで構成される圧電アクチュエータ11の外周側には、エポキシ系樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成したフレーム部材17を接合している。そして、このフレーム部材17には前述した共通液室10を形成し、更に共通液室10に外部からインクを供給するための供給口19を形成し、この供給口19は更に図示しないサブタンクやインクカートリッジなどのインク供給源に接続される。なお、ベース部材13とフレーム部材17とは接着剤29などで接合されている。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば圧電素子部材12の駆動圧電素子柱12Aに印加する電圧を基準電位から下げることによって駆動圧電素子柱12Aが収縮し、振動板部材2の振動板領域2aが下降して加圧液室6の容積が膨張することで、加圧液室6内にインクが流入し、その後駆動圧電素子柱12Aに印加する電圧を上げて駆動圧電素子柱12Aを積層方向に伸長させ、振動板領域2aをノズル4方向に変形させて加圧液室6の容積を収縮させることにより、加圧液室6内のインクが加圧され、ノズル4からインク滴が吐出(噴射)される。
そして、駆動圧電素子柱12Aに印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板領域2aが初期位置に復元し、加圧液室6が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室8から加圧液室6内にインクが充填される。そこで、ノズル4のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行うこともできる。
次に、この液体吐出ヘッドに適用した本発明の第1実施形態における圧電アクチュエータの構造について図4ないし図6を参照して説明する。なお、図4は同アクチュエータの正面説明図、図5は同アクチュエータの圧電素子部材の断面説明図である。
ここでは、圧電素子部材12の圧電素子柱12Aの個別電極26に金属箔41が接合され、この金属箔41に配線部材であるFPC15の電極42が接続されている。
金属箔41としては銅箔をベースとした金属箔を用いているが、ニッケル箔をベースとしたものでもよく、接合性を有した金属箔であればよい。また、金属箔41は、高融点半田を用いてレーザー接合によって個別電極26に接合している。
このように、積層型圧電素子部材12の圧電素子柱12Aの個別電極26に金属箔41が接合されているので、圧電素子部材12を溝加工して圧電素子柱12A、12Bを形成するときに補強されているので、圧電素子柱12A、12Bの倒れやチッピングが生じない。
これにより、高密度で溝深さの深い溝加工を行うことができ、多くの圧電層を加工できるので、高密度で、液体吐出に必要な変位量を得られる圧電素子柱を形成することができ、また、金属箔を介して駆動回路との間の配線部材を接合することで接合面積を確保することができ、接合信頼性を向上することができる。
次に、この圧電アクチュエータの製造工程について図6及び図7を参照して説明する。
図6に示すように、断面矩形状の圧電素子部材12の周囲に個別電極26、共通電極25となる電極層46を形成し、この電極層46のうちの個別電極26となる端面側に、電極層46上に高融点半田を用いて所要厚さの銅箔をベースとした金属箔41をレーザー接合した。このとき、金属箔41はハンドリングの関係上、ベース部材13との接合面からはみ出さない範囲で大きく貼り付けることが好ましい。
その後、圧電素子部材12の電極層46を個別電極26と共通電極25とに分離するため、1つの角部にC面取り加工を施して切欠部12aを形成する。このC面取り加工により、個別電極26に接合した金属箔41も同時に加工され、個別電極26の下端と金属箔41の下端を揃えることができる。同時加工することにより、コストアップを招くことがない。このように、個別電極26の下端と金属箔41の下端を揃えることで、金属箔41を接合することによる補強とチッピング防止効果を最大限に確保しつつ、溝加工の深さを、金属箔を分断するために深くする必要がなく、最小限にすることができる。
次いで、圧電素子部材12の分極処理を行った後、図7に示すように、2本の圧電素子部材12を例えばSUSからなるベース部材13に接合し、圧電素子部材12の上面を研削する。これにより、2本の圧電素子部材12の上面間、圧電素子柱12Aの上面と金属箔41の上端が揃えられる。つまり、2本の圧電素子部材12の上面には若干の高さばらつきが存在するため、振動板と接合するためには双方の圧電素子部材12の上面を揃える必要がある。ここでは、上面を研削することで双方の圧電素子部材12を同一面とするとともに、個別電極側に接合した金属箔41まで同時に加工することでコストアップなしに圧電素子部材12上面と金属箔41上端を揃えることができる。
そして、圧電素子部材12に対してハーフカットダイシングによって図7に示すダイシングライン51までスリット溝14を形成する溝加工を行う。この溝加工では、圧電素子部材12に対してベース部材13までスリット(溝)14を入れずに、底部に深さ方向架橋部を残して加工している。これにより、1つの圧電素子部材12は複数の圧電素子柱12A、12Bを一体的に有する部材となる。
ここで、一般的に、圧電素子部材12に対して連続して溝加工するときのダイシング時のブレードは、圧電素子部材12のコーナー部から加工が始まる。圧電素子部材12単独では上面研削時にコーナーの一部にチッピングが発生してしまう。高密度加工するときには、ブレード厚を薄くする必要があり、このコーナー部でのブレードの当たり方によってはブレード先端に対して曲げ方向のストレスが与えられるなど、ブレードの振れ拡大やブレードのダメージを大きくするなどの不具合がある。
そこで、上述したように圧電素子部材12の上面と金属箔41の上端とを揃えることにより、圧電素子部材12の上面でのチッピングを防止できるとともに、ブレードが最初に加工する部位が、焼結体である圧電素子よりも柔らかい金属箔41となるため、ブレード先端への曲げストレスを大幅に低減でき、ダイシング加工性能が向上する。
また、ハーフカットの溝加工を施すとき、前述したように圧電素子部材12には切欠部12aが形成されているので、各駆動圧電素子柱12Aの内部電極は、共通電極25に接続され、この共通電極25は架橋部によって分割されていないので、各駆動圧電素子柱12Aの内部電極22は共通電極25を介して両端の非駆動圧電素子柱12Bの内部電極22と接続され、更に、両端の非駆動圧電素子柱12Bの内部電極22は個別電極側端面に引き出されているので、圧電素子部材12の個別電極側端面にFPC15を接続することによって、積層型圧電素子部材12の一端面で共通電極25と個別電極26とを取り出すことができる。
溝加工後、駆動回路が設けられたフレキシブル配線板(FPC)15の電極42を個別電極26に対して金属箔41を介してレーザー照射による半田接合をして接続した。ここで用いた、半田は、錫/ビスマスめっきを約6μm厚でFPC15の電極42上に形成したものを用いており、圧電素子部材12と金属箔41との接合に用いた高温半田よりも低融点の半田を用いた。これにより、FPC接合時に圧電素子部材12と金属箔41との接合部への影響は発生しない。
つまり、圧電素子と金属箔との接合、圧電素子と配線部材との接合をそれぞれ半田で行う場合、圧電素子と金属箔とを接合する半田が配線部材と金属箔とを接合する半田よりも高融点である構成とすることで、配線部材を接合するときの加熱による圧電素子と金属箔との接合部の再溶融等を防ぐことができ、接合信頼性を確保できる。
なお、FPC15に駆動信号を与えることにより、個別の600dpiに溝加工された圧電アクチュエータが正常に変位することが確認された。
具体例を説明すると、圧電素子部材12に対して15μm厚ブレードを用いて、ピッチ600dpi、溝深さ400μの加工を行った。また、金属箔41として、銅箔厚8μm(実施例1)、18μm(実施例2)、35μm(実施例3)のものを接合した。そして、それぞれ1000本の溝加工を行った。また、比較のため、金属箔41を接合しないもの(比較例)についても同様に1000本の溝加工を行った。
この結果、比較例では、半分以上の圧電素子柱に倒れが発生し、個別電極側のチッピングも見られた。これに対して、実施例1ないし3では、個別電極側のチッピングはいずれも発生しなかったが、銅箔8μmの実施例1では数本の柱倒れが発生した。これより、金属箔を接合することで、圧電素子柱倒れ防止及びチッピング防止効果が得られるが、金属箔の厚みが薄いと相対的にはその効果が低くなることから、所要の厚み以上の金属箔を接合することが好ましい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
ここでは、第1実施形態において、金属箔41を銀ナノ粒子を用いて個別電極26に熱圧着接合した。接合条件は250℃、1分で接合した。このように、銀ナノ粒子のような金属ナノ粒子を用いて接合することにより、FPC接合時のレーザー出力を高くしても圧電素子柱12Aの個別電極26と金属箔41との接合部分の再溶融等の不具合は発生せず、高い接合信頼性を確保できる。
次に、本発明の第3実施形態について図8及び図9を参照して説明する。なお、図8は同実施形態の圧電アクチュエータの要部正面説明図、図9は同じく平面説明図である。
ここでは、前記第1又は第2実施形態において、共通電極25側に補強部材61を配設した。この補強部材61は、ベース部材13にも接合固定しているが、この補強部材61はベース部材13と一体形成してもよい。ベース部材としてSUS430、補強部材61としては、銅、無電解銅めっきを施したニッケル、無電解銅めっきを施したアルミニウム及び導電性皮膜として銅ペーストが印刷されたセラミックスなどが用いられる。
なお、補強部材61の共通電極25との接合面には約10μm厚で半田めっきを施した。
具体例について説明する。前記第1実施形態で説明した8μm厚の銅箔を金属箔41として個別電極26に接合した圧電素子部材12、12を、補強部材61を挟み込むようにベース部材13上に接着するとともに、補強部材61と共通電極25とをレーザー照射によるはんだ接合で接合した。そして、前述したと同様に、圧電素子部材12の上面を研削加工し、ダイシングにより圧電素子部材12及び個別電極面の金属箔41、補強部材61を同時にピッチ:600dpi、溝深さ:400μmでそれぞれ1,000本の溝加工を行った。
補強部材61として、銅(実施例4)、無電解銅めっきを施したニッケル(実施例5)、銅ペーストが印刷されたセラミックス(実施例6)、無電解銅めっきを施したアルミニウム(実施例7)の4種類を製作した。
この結果、実施例4ないし6では圧電素子柱の倒れ及びチッピングは生じなかったが、実施例7では圧電素子柱の倒れが数本確認された。これより、アルミニウムベースの補強部材では、圧電素子柱の柱倒れを完全に抑制するだけの剛性を確保することができないことが分かる。
したがって、共通電極に接合されている補強部材が銅以上の弾性率を有する金属材料である構成とすることで、溝加工時の圧電素子倒れを防止する剛性を確保することができるとともに、圧電素子と金属接合することができ、低コストで高強度を確保することができる。
特に、共通電極に接合されている補強部材のベースがセラミックスであり、その表面に導電性皮膜が形成されている構成とすることで、溝加工時の圧電素子倒れを防止する剛性を確保することができるとともに、圧電素子部材と金属接合することができ、低コストで高強度を確保することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドを備える画像形成装置の一例について図10及び図11を参照して説明する。なお、図10は同装置の機構部の全体構成を説明する概略構成図、図11は同機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、左右の側板221A、221Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド231、232でキャリッジ233を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ233には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド234a、234b(区別しないときは「記録ヘッド234」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド234は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド234aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド234bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、キャリッジ233には、記録ヘッド234のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのヘッドタンク235a、235b(区別しないときは「ヘッドタンク235」という。)を搭載している。このサブタンク235には各色の供給チューブ236を介して、各色のインクカートリッジ210から各色のインクが補充供給される。
一方、給紙トレイ202の用紙積載部(圧板)241上に積載した用紙242を給紙するための給紙部として、用紙積載部241から用紙242を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)243及び給紙コロ243に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド244を備え、この分離パッド244は給紙コロ243側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙242を記録ヘッド234の下方側に送り込むために、用紙242を案内するガイド部材245と、カウンタローラ246と、搬送ガイド部材247と、先端加圧コロ249を有する押さえ部材248とを備えるとともに、給送された用紙242を静電吸着して記録ヘッド234に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト251を備えている。
この搬送ベルト251は、無端状ベルトであり、搬送ローラ252とテンションローラ253との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト251の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ256を備えている。この帯電ローラ256は、搬送ベルト251の表層に接触し、搬送ベルト251の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト251は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ252が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド234で記録された用紙242を排紙するための排紙部として、搬送ベルト251から用紙242を分離するための分離爪261と、排紙ローラ262及び排紙コロ263とを備え、排紙ローラ262の下方に排紙トレイ203を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット271が着脱自在に装着されている。この両面ユニット271は搬送ベルト251の逆方向回転で戻される用紙242を取り込んで反転させて再度カウンタローラ246と搬送ベルト251との間に給紙する。また、この両面ユニット271の上面は手差しトレイ272としている。
さらに、キャリッジ233の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド234のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む本発明に係るヘッドの維持回復装置である維持回復機構281を配置している。この維持回復機構281には、記録ヘッド234の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)282a、282b(区別しないときは「キャップ282」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード283と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け284などを備えている。
また、キャリッジ233の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける液体回収容器であるインク回収ユニット(空吐出受け)288を配置し、このインク回収ユニット288には記録ヘッド234のノズル列方向に沿った開口部289などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ202から用紙242が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙242はガイド245で案内され、搬送ベルト251とカウンタローラ246との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド237で案内されて先端加圧コロ249で搬送ベルト251に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ256に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト251が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト251上に用紙242が給送されると、用紙242が搬送ベルト251に吸着され、搬送ベルト251の周回移動によって用紙242が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ233を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド234を駆動することにより、停止している用紙242にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙242を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙242の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙242を排紙トレイ203に排紙する。
このように、この画像形成装置においては本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッドを備えているので、高い信頼性が得られる記録ヘッドを用いて高速で高画質画像を形成することができる。また、この画像形成装置における記録ヘッド及びこの記録ヘッドを駆動する部分で構成される液体吐出装置においても、本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッドを備えているので、低コストで、高い信頼性が得られる液体吐出を行うことができる。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
1 流路基板
2 振動板部材
3 ノズル板
4 ノズル
6 液室
10 加圧液室
11 圧電アクチュエータ
12 圧電素子部材
12A 駆動圧電素子柱
12B 非駆動圧電素子柱
13 ベース部材
14 スリット溝
15 FPC(配線部材)
25 共通電極
26 個別電極
41 金属箔
42 電極
61 補強部材
234a、234b 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)

Claims (8)

  1. 液滴を吐出するノズルが連通する液室内の容積を変化させて前記ノズルから液滴を吐出させる複数の積層型圧電素子を備え、
    前記積層型圧電素子には、個別に信号を与える個別電極と圧電素子間で導通された共通電極とを前記圧素子の積層方向に直交する方向に有する端面電極が形成され、
    前記個別電極には金属箔が接合され、
    前記金属箔に配線部材の電極が接続されている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記複数の圧電素子の共通電極には補強部材が接合されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記金属箔の上端面と前記圧電素子の上面が揃っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記金属箔の下端と前記圧電素子の個別電極の下端が揃っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記個別電極と前記金属箔半田を用いて接合されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記金属箔と前記個別電極、前記金属箔と前記配線部材の電極とはそれぞれ異なる半田を用いて接合され、前記金属箔と個別電極を接合した半田の融点が前記金属箔と前記配線部材の電極とを接合した半田の融点よりも高いことを特徴とする請求項5のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 液滴を吐出するノズルが連通する液室内の容積を変化させて前記ノズルから液滴を吐出させる複数の圧電素子を備える液体吐出ヘッドの製造方法において、
    積層型圧電素子部材の積層方向に直交する個別電極面に金属箔を接合する工程と、
    前記圧電素子部材の1つの角部に面取り加工を施す工程と、
    前記圧電素子部材の前記面取り加工を施した側をベース部材に接合する工程と、
    前記圧電素子部材のベース部材接合面と反対側の面を研削加工する工程と、
    前記圧電素子部材に前記ベース部材にまで達しないハーフカットのスリット溝を形成して柱状の複数の圧電素子を形成する工程と、
    前記複数の圧電素子の内の少なくとも駆動信号を与える圧電素子の個別電極面上の前記金属箔に配線部材の電極を接合する工程と、を順次行う
    ことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
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