JP5380184B2 - 複眼カメラ及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の撮像光学系を用いて両眼視差の生じる複数の画像を取得する複眼カメラ、及びその制御方法に関するものである。
複数の撮像光学系を用いて両眼視差の生じる複数の画像を取得し、各画像を合成することによって立体視が可能な立体画像を生成する複眼カメラが知られている。こうした複眼カメラでは、撮影時の手振れが立体画像の視差ズレの要因となる。このため、特許文献1では、各撮像光学系で取得された複数の画像の動き量を算出し、その動き量に応じて各画像をトリミングすることにより、手振れによって立体画像に視差ズレが生じることを防いでいる。
ところが、特許文献1のように各画像をトリミングする方法では、必ず切り捨てられる画素が生じ、撮像素子の全ての画素を用いた立体画像を生成することができないため、効率が悪いとともに、動き量によってトリミングのサイズが変化するため、これにともなって立体画像のサイズが意図せず変化してしまうという問題がある。
このような問題の解決策としては、撮像素子や専用のレンズなどの補正部を移動させて物理的に光軸を調整する光学式の手振れ補正を行う機構(特許文献2、3参照)を各撮像光学系に設けることが考えられる。こうすれば、手振れによる視差ズレを防ぐことができるとともに、各撮像光学系で取得された画像をトリミングする必要がないので、全画素を用いた立体画像の生成が可能になり、かつ立体画像のサイズが意図せず変化することもない。
特開2003−092768号公報 特開平11−183951号公報 特開2002−359768号公報
光学式の手振れ補正では、補正部が補正の限界領域に達した場合、パン・チルト状態と判定された場合、及び電源投入時などに、撮像光学系の光学中心などの所定位置に補正部を復帰させる必要がある。複眼カメラに光学式の手振れ補正を用いた場合、各撮像光学系に設けられた補正部の所定位置までの距離が一定であるとは限らず、各補正部の所定位置に復帰するタイミングが合わないことがある。このように各補正部がバラバラに所定位置に復帰すると基線長に狂いが生じるため、これにともなって立体画像に視差ズレが生じてしまう。そして、こうした視差ズレは、手振れなど撮影者の操作に起因して発生する視差ズレとは異なるため、立体画像を観察する際により違和感を与えてしまう恐れがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、複眼カメラに光学式の手振れ補正を用いた際にも、各補正部の所定位置への復帰タイミングのバラツキにともなう視差ズレを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の複眼カメラでは、各補正部を予め決められた所定位置に復帰させる際に、各位置検出手段の検出結果に基づく各補正部の位置から同時に移動を開始させて所定位置に同時に移動を完了させるための、位置、速度、加速度が連続した目標軌道をそれぞれの補正部について算出し、各補正部の移動を同時に開始させるとともに、算出された目標軌道にしたがって各補正部をそれぞれ移動させるように各駆動部を制御する制御手段を備えたものである。
各位置検出手段の検出結果に基づいて、各補正部が補正用移動範囲の限界に達したか否かを各補正部についてそれぞれ判定する補正限界判定手段を備え、制御手段は、各補正部のいずれかが限界に達したと補正限界判定手段が判定した際に、各補正部を所定位置に復帰させることが好ましい。
正限界判定手段は、補正用移動範囲を示す領域データを有し、位置検出手段の検出結果と領域データとに基づいて、補正部の位置が補正用移動範囲の内側か否かを確認することによって補正部が限界に達したか否かを判定することが好ましい。
御手段は、電源がONになった時に、各補正部を所定位置に復帰させる構成も好ましい
手振れ検出手段の検出結果に基づいてパンニング又はチルティングが行われているか否かを判定するパン・チルト判定手段を備え、制御手段は、パンニング又はチルティングが行われているとパン・チルト判定手段が判定した際に、各補正部を所定位置に復帰させる構成も好ましいこのときに、パン・チルト判定手段は、各手振れ検出手段の検出結果に基づいて、規定値以上の大きさの動きが一定方向に一定時間以上連続で発生した場合に、パンニング又はチルティングが行われていると判定することが好ましい。
所定位置は、撮像光学系の光学中心であることが好ましい。
また、本発明の複眼カメラの制御方法では、各補正部を予め決められた所定位置に復帰させる際に、各位置検出手段の検出結果に基づく各補正部の位置から同時に移動を開始させて所定位置に同時に移動を完了させるための、位置、速度、加速度が連続した目標軌道をそれぞれの補正部について算出し、駆動手段による各補正部の移動を同時に開始させるとともに、算出された目標軌道にしたがって各補正部をそれぞれ移動させる復帰制御ステップを有するものである。
各位置検出手段の検出結果に基づいて、補正部が補正用移動範囲の限界に達したか否かを各補正部についてそれぞれ判定する補正限界判定ステップを有し、各補正部のいずれかが限界に達したと補正限界判定ステップで判定された際に、復帰制御ステップを実行することが好ましい。
補正限界判定ステップは、補正用移動範囲を示す領域データを有し、位置検出手段の検出結果と領域データとに基づいて、補正部の位置が補正用移動範囲の内側か否かを確認することによって補正部が前記限界に達したか否かを判定することが好ましい。
た、電源がONになった時に、復帰制御ステップを実行させてもよい。さらには、各手振れ検出手段の検出結果に基づいてパンニング又はチルティングが行われているか否かを判定するステップを有し、パンニング又はチルティングが行われていると判定された際に、復帰制御ステップを実行させてもよい。パン・チルト判定ステップは、各手振れ検出手段の検出結果に基づいて、規定値以上の大きさの動きが一定方向に一定時間以上連続で発生した場合に、パンニング又はチルティングが行われていると判定することが好ましい。所定位置は、撮像光学系の光学中心であることが好ましい。
本発明では、各補正部を予め決められた所定位置に移動させる際に、各補正部の所定位置への移動が同時に完了するように各駆動手段を制御するようにしたので、各補正部の所定位置への復帰タイミングのバラツキにともなう視差ズレを防止することができる。
ステレオカメラの外観構成を示す斜視図である。 ステレオカメラの外観構成を示す背面図である。 ステレオカメラの内部構成を概略的に示すブロック図である。 各撮像部の補正限界領域を示す説明図である。 第1CCDが先に補正限界領域に達した場合を示す説明図である。 目標位置軌道から補間した制御データの一例を示す説明図である。 ステレオカメラの動作を示すフローチャートである。 電源ON時に各CCDを光学中心に復帰させる場合のフローチャートである。 パン・チルトを判定する場合のブロック図である。 パン・チルトを判定した際に各CCDを光学中心に復帰させる場合のフローチャートである。 直線の制御データの一例を示す説明図である。 一方を遅延させる場合の制御データの一例を示す説明図である。
図1に示すように、ステレオカメラ(複眼カメラ)2は、略矩形に形成されたカメラ本体2aを備えている。カメラ本体2aには、第1及び第2の2つの撮像部(撮像光学系)3、4が設けられている。各撮像部3、4は、カメラ本体2aの前面からその一部を露呈させ、それぞれの光軸が略平行になるように並べて配置されている。ステレオカメラ2は、各撮像部3、4のそれぞれで撮影を行うことによって両眼視差の生じる一対の画像を取得する。そして、取得した各画像を合成することにより、立体視可能な画像(以下、立体画像と称す)を生成する。
第1撮像部3は、第1撮像レンズ5が組み込まれた第1レンズ鏡筒6を有している。同様に、第2撮像部4は、第2撮像レンズ7が組み込まれた第2レンズ鏡筒8を有している。各レンズ鏡筒6、8は、電源オフ時及び取得した画像の再生時には図中二点鎖線で示すようにカメラ本体2aの内部に収納された収納位置に沈胴し、撮影時には図中実線で示すようにカメラ本体2aの前面側に突出した撮影位置に繰り出す。また、カメラ本体2aの前面には、被写体にフラッシュ光を照射して被写体を照明するためのフラッシュ発光部10が設けられている。
カメラ本体2aの上面には、撮影の実行を指示するためのシャッタボタン11と、電源のON/OFFを切り替えるための電源スイッチ12と、ステレオカメラ2に設けられた各種のモードを切り替えるためのモード切替ダイヤル13とが設けられている。ステレオカメラ2は、静止画の立体画像を取得するための静止画撮影モードと、動画の立体画像を取得するための動画撮影モードと、取得した立体画像を再生表示するための再生モードとを有している。これらの各モードは、モード切替ダイヤル13を回転操作することで切り替えられる。静止画撮影モードでは、シャッタボタン11を押下操作することで撮影の実行が指示され、その時の被写体像が静止画の立体画像として取得される。動画撮影モードでは、シャッタボタン11を押下操作することで記録が開始されるとともに、この状態で再びシャッタボタン11を押下操作することで記録が停止され、この間の被写体像が動画の立体画像として取得される。
図2に示すように、カメラ本体2aの背面には、各撮像レンズ5、7をワイド側もしくはテレ側に変倍するズーム操作を行うためのズームボタン14と、取得した立体画像や撮影待機時のいわゆるスルー画及び各種のメニュー画面などを表示するための液晶ディスプレイ15と、メニュー画面の表示を指示するためのメニューボタン16と、メニュー画面上の各種のメニューの選択や設定に用いる十字キー17とが設けられている。
液晶ディスプレイ15は、表面にレンチキュラレンズが設けられた、いわゆる三次元ディスプレイになっている。これにより、ステレオカメラ2では、液晶ディスプレイ15に表示された立体画像を裸眼で立体視することができる。
図3に示すように、第1撮像部3は、第1レンズ鏡筒6、第1繰出しモータ31、第1フォーカスモータ32、第1モータドライバ33、第1CCD(補正部)35、第1タイミングジェネレータ(以下、TGと称す)36、第1CDS37、第1AMP38、第1A/D変換器39、及び第1手振れ補正部40で構成されている。
第1レンズ鏡筒6には、第1撮像レンズ5としてズームレンズ5a、フォーカスレンズ5b、絞り5cが組み込まれている。第1レンズ鏡筒6の撮影位置への繰り出しと、収納位置への沈胴は、第1繰出しモータ31の駆動によって行われる。ズームレンズ5a及びフォーカスレンズ5bの光軸方向への進退移動は、第1フォーカスモータ32の駆動によって行われる。各モータ31、32は、第1モータドライバ33に接続されている。第1モータドライバ33は、ステレオカメラ2を統括的に制御するCPU(制御手段)70に接続されており、CPU70からの制御信号に応じて各モータ31、32を駆動させる。
第1撮像レンズ5の背後には、第1CCD35が配置されている。第1撮像レンズ5は、この第1CCD35の受光面に被写体像を結像させる。第1CCD35は、第1TG36に接続されている。第1TG36は、CPU70に接続されており、CPU70の制御の下、タイミング信号(クロックパルス)を第1CCD35に入力する。第1CCD35は、このタイミング信号に応じて受光面に結像された被写体像の撮像を行い、被写体像に対応した撮像信号を出力する。
第1CCD35から出力された撮像信号は、相関二重サンプリング回路である第1CDS37に入力される。第1CDS37は、入力された撮像信号を第1CCD35の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力する。第1CDS37から出力された画像データは、第1AMP38で増幅され、さらに第1A/D変換器39でデジタルデータに変換される。このデジタル化された画像データは、第1A/D変換器39から右眼画像データとして画像入力コントローラ71に出力される。
第1手振れ補正部40は、撮影時の手振れにともなって立体画像に視差ズレが生じることを防ぐためのものであり、揺れを打ち消す方向に第1CCD35を移動させることによって手振れを防止する、いわゆるイメージセンサシフト方式の手振れ防止機能を実現する。実現方式はレンズシフト方式の手振れ防止機能であってもよい。第1手振れ補正部40は、手振れ検出センサ41と、位置検出センサ42と、駆動回路43とで構成されている。手振れ検出センサ41は、例えばジャイロセンサなどであり、第1CCD35の垂直方向及び水平方向の揺れを検出し、その検出結果をCPU70に出力する。位置検出センサ42は、例えばリニアエンコーダやポテンショメータなどであり、第1CCD35の垂直方向及び水平方向の位置を検出し、その検出結果をCPU70に出力する。
駆動回路43は、第1CCD35を垂直方向に移動させる垂直用アクチュエータと、第1CCD35を水平方向に移動させる水平用アクチュエータとを備えており、CPU70からの駆動信号に応じて各アクチュエータを駆動することによって第1CCD35を垂直・水平の各方向に移動させる。CPU70は、各センサ41、42の検出結果を基に、揺れを打ち消す方向に第1CCD35を移動させる駆動信号を生成し、その駆動信号を駆動回路43に入力する。これにより、手振れにともなう立体画像の視差ズレが抑えられる。
第2撮像部4は、第1撮像部3と同様に、第2レンズ鏡筒8、第2繰出しモータ51、第2フォーカスモータ52、第2モータドライバ53、第2CCD(補正部)55、第2TG56、第2CDS57、第2AMP58、第2A/D変換器59、及び第2手振れ補正部60で構成されている。これらの各部は、第1撮像部3のものと同様であるので、詳細な説明は省略する。第2CCD55によって撮像され、第2CDS57、第2AMP58を経由した後、第2A/D変換器59によってデジタルデータに変換され画像データは、第2A/D変換器59から左眼画像データとして画像入力コントローラ71に出力される。
画像入力コントローラ71は、データバス72を介してCPU70に接続されている。画像入力コントローラ71は、CPU70の制御の下、各撮像部3、4から入力された各画像データをSDRAM73に記憶させる。画像信号処理回路74は、SDRAM73から各画像データを読み出し、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正などの各種の画像処理を各画像データに施す。そして、処理後の各画像データを再びSDRAM73に記憶させる。
立体画像生成回路75は、画像信号処理回路74で各種の処理が施された各画像データをSDRAM73から読み出す。そして、各画像データを上下方向に長い短冊状の画像になるように分割した後、それらを交互に並べて合成することにより、液晶ディスプレイ15に対応したレンチキュラレンズ方式の立体画像データを生成し、その立体画像データをSDRAM73に記憶させる。
液晶ドライバ76は、SDRAM73から立体画像データを読み出し、アナログのコンポジット信号に変換して液晶ディスプレイ15に出力する。これにより、裸眼で立体視可能な立体画像がスルー画として液晶ディスプレイ15に表示される。
圧縮伸張処理回路77は、立体画像データをTIFFやJPEGなどの所定の圧縮形式で圧縮する。メディアコントローラ78は、メディアスロットに着脱自在に装着された記録メディア80にアクセスし、圧縮された立体画像データを記録メディア80に読み書きする。
CPU70には、シャッタボタン11、電源スイッチ12、モード切替ダイヤル13、ズームボタン14、メニューボタン16、十字キー17の各操作部材が接続されている。これらの各操作部材は、ユーザによる操作を検出し、その検出結果をCPU70に入力する。シャッタボタン11は、2段階押しのスイッチになっている。シャッタボタン11を軽く押圧(半押し)すると、各撮像レンズ5、7の焦点調整や露光調整などの各種撮影準備処理が施される。この状態でシャッタボタン11をもう一度強く押圧(全押し)すると、各撮像部3、4の1画面分の撮像信号が画像データに変換される。電源スイッチ12は、スライド式のスイッチになっている(図1参照)。電源スイッチ12をON位置に移動させると、図示を省略したバッテリの電力が各部に供給され、ステレオカメラ2が起動する。そして、電源スイッチ12をOFF位置に移動させると、電力の供給が停止され、ステレオカメラ2が停止状態になる。
CPU70は、電源スイッチ12及びモード切替ダイヤル13の操作が検出されると、これらの操作に応じて各繰出しモータ31、51を駆動し、各レンズ鏡筒6、8を沈胴/繰り出しさせる。また、CPU70は、ズームボタン14の操作が検出されると、これに応じて各フォーカスモータ32、52を駆動し、各ズームレンズ5a、7aを光軸方向に進退移動させてズーム倍率を変化させる。
CPU70には、各駆動回路43、63を駆動して各CCD35、55を移動させた際に、各CCD35、55が手振れ補正の限界領域に達したか否かを判定するための補正限界判定部82と、各CCD35、55を光学中心に復帰させる際の制御データを算出する制御データ算出部84とが設けられている。補正限界判定部82には、第1手振れ補正部40の補正限界領域を示す第1限界領域データ82aと、第2手振れ補正部60の補正限界領域を示す第2限界領域データ82bとが記憶されている。
図4は、第1CCD35の受光面を35a、駆動回路43による第1CCD35の移動可能範囲を90R、第1撮像レンズ5が結像させた被写体像のイメージサークルを91R、第1手振れ補正部40の補正限界領域を92R、第2CCD55の受光面を55a、駆動回路63による第2CCD55の移動可能範囲を90L、第2撮像レンズ7が結像させた被写体像のイメージサークルを91L、第2手振れ補正部60の補正限界領域を92Lとして示している。
図4から分るように、補正限界領域92R、92Lとは、各駆動回路43、63を駆動して各CCD35、55を移動させた際にも、各CCD35、55の受光面35a、55aに被写体像のケラレが生じない略矩形状の領域のことである。そして、第1限界領域データ82aとは、補正限界領域92Rを示す座標データであり、第2限界領域データ82bとは、補正限界領域92Lを示す座標データである。
各限界領域データ82a、82bは、例えば、各駆動回路43、63を駆動して各移動可能範囲90R、90Lの四隅に各CCD35、55を移動させながら撮影を行い、画像からケラレの生じる境界を割り出して各補正限界領域92R、92Lを推定することにより求めることができる。なお、各限界領域データ82a、82bは、各撮像部3、4の設計値に基づいて算出してもよいが、図4に示すように、各補正限界領域92R、92Lには、各撮像部3、4の各部の組み付け誤差や寸法誤差によって形状や位置にバラツキが生じる。従って、上記のように画像から求めるようにすることで、より精度の高い各限界領域データ82a、82bを得ることができる。
CPU70は、各手振れ検出センサ41、61、及び各位置検出センサ42、62の検出結果を基に各駆動回路43、63の駆動信号を生成する際に、各位置検出センサ42、62の検出結果を補正限界判定部82に入力する。補正限界判定部82は、各位置検出センサ42、62の検出結果が入力されると、位置検出センサ42の検出結果と第1限界領域データ82aとを基に、第1CCD35の位置が補正限界領域92Rの内側か否かを確認することによって第1CCD35が補正限界領域92Rに達したか否かを判定するとともに、位置検出センサ62の検出結果と第2限界領域データ82bとを基に、第2CCD55の位置が補正限界領域92Lの内側か否かを確認することによって第2CCD55が補正限界領域92Lに達したか否かを判定し、これらの判定結果を出力する。
各CCD35、55を移動させた場合、各補正限界領域92R、92Lのバラツキや各手振れ検出センサ41、61の検出量の違いなどから、各CCD35、55の一方のみが先に補正限界領域92R、92Lに達してしまうことがある。この場合に、先に到達した側の移動を停止させたまま他方をさらに移動させてしまうと、立体画像に視差ズレが生じてしまう。このため、CPU70は、各CCD35、55の一方でも補正限界領域92R、92Lに達したと補正限界判定部82が判定すると、各CCD35、55を光学中心に復帰させると判断する。そして、CPU70は、各CCD35、55を光学中心に復帰させると判断すると、各位置検出センサ42、62の検出結果を制御データ算出部84に入力し、制御データ算出部84に制御データの算出を指示する。
制御データ算出部84には、第1撮像レンズ5の光学中心位置を示す第1光学中心位置データ84aと、第2撮像レンズ7の光学中心位置を示す第2光学中心位置データ84bとが記憶されている。第1光学中心位置データ84aは、第1限界領域データ82aを基に、補正限界領域92Rの中心位置を算出することによって求められる。第2光学中心位置データ84bも、同様の手順で求められる。
制御データ算出部84は、制御データの算出が指示されると、図5に示すように、位置検出センサ42の検出結果と第1光学中心位置データ84aとを基に、第1CCD35の受光面35aの中心から第1撮像レンズ5の光学中心までの移動量を示す垂直方向の距離D1v、水平方向の距離D1hを算出する。同様に、位置検出センサ62の検出結果と第2光学中心位置データ84bとを基に、第2CCD55の受光面55aの中心から第2撮像レンズ7の光学中心までの移動量を示す垂直方向の距離D2v、水平方向の距離D2hを算出する。
ここで、例えばカメラ本体2aが斜めに傾いて第2CCD55の補正量よりも第1CCD35の補正量の方が大きくなり、第1CCD35が先に補正限界領域92Rに達した場合には、図5に示すように、D2v、D2hよりもD1v、D1hの方が長くなる。このように各距離の値に差が生じた場合に、各CCD35、55を同じ速度で光学中心に向かわせてしまうと、距離の短い側が先に光学中心に復帰してしまうため、各CCD35、55の光学中心に復帰するタイミングが合わなくなる。そして、こうした各CCD35、55の復帰タイミングのバラツキは、立体画像に視差ズレを生じさせてしまう。
このため、制御データ算出部84は、図6のグラフ(a)、(b)に示すように、第1CCD35がt1[s]後にD1v[mm]移動するように第1CCD35の垂直方向の制御データを算出するとともに、第2CCD55が同じt1[s]後にD2v[mm]移動するように第2CCD55の垂直方向の制御データを算出する。同様に、制御データ算出部84は、図6のグラフ(c)、(d)に示すように、第1CCD35がt2[s]後にD1h[mm]移動するように第1CCD35の水平方向の制御データを算出するとともに、第2CCD55が同じt2[s]後にD2h[mm]移動するように第2CCD55の水平方向の制御データを算出する。このように、制御データ算出部84は、各CCD35、55の光学中心への移動が同時に完了するように各制御データを算出する。
なお、時間t1は、例えば、D1v、D2vのうちの距離の長い側をD、各駆動回路43、63の性能に応じた平均的な移動速度をVaveとしたとき、t1=D/Vaveとして算出する。すなわち、t1は、距離の長い側の平均移動時間として算出すればよい。そして、時間t2も同様に、D1h、D2hのうちの距離の長い側の平均移動時間として算出すればよい。また、D1v、D2v、D1h、D2hが最大のとき、すなわち各CCD35、55が補正限界領域92R、92Lの四隅にあるときでも各駆動回路43、63の駆動に応じて光学中心に復帰可能な範囲の所定値として各時間t1、t2を予め決めておいてもよい。
制御データ算出部84が算出する制御データとは、所定時間経過後の各CCD35、55の移動量を示す時系列データである。そして、制御データ算出部84は、図6の各グラフ(a)〜(d)に示すように、横軸を時間、縦軸を移動量とした際に、移動開始から移動完了時までの位置・速度・加速度が連続になるような目標軌道を生成し、これを補間することにより時系列データとしての制御データを得る。このような制御データとしては、例えば、図示のように移動開始直後及び移動完了直前の移動量を小さくした3次関数曲線が挙げられる。こうすれば、各CCD35、55が滑らかに移動するので、各CCD35、55の移動にともなって異音が生じることを防ぐことができる。なお、このような制御データの算出手法には、例えば、3次スプライン、ベジエ曲線、躍度最小軌道、6次関数近似など、位置、速度、加速度まで微分可能な目標位置軌道から補間した時系列データを生成可能な任意の手法を用いればよい。
制御データ算出部84は、各制御データを算出すると、それらの各制御データをCPU70に出力する。CPU70は、各制御データを受け取ると、各制御データに基づいて各駆動回路43、63の駆動信号を生成し、その駆動信号を各駆動回路43、63に入力する。これにより、各制御データに応じた軌道に沿って各CCD35、55が移動し、各CCD35、55の光学中心への移動が同時に完了する。
次に、図7に示すフローチャートを参照しながら、上記構成によるステレオカメラ2の作用について説明する。電源スイッチ12をON位置にしてステレオカメラ2を起動させ、静止画撮影モードもしくは動画撮影モードにして撮影を開始すると、液晶ディスプレイ15に立体画像がスルー画として表示される。静止画撮影モード及び動画撮影モードでは、各手振れ検出センサ41、61の検出結果、及び各位置検出センサ42、62の検出結果がCPU70に入力される。CPU70は、各センサ41、42、61、62の検出結果を基に、揺れを打ち消す方向に各CCD35、55を移動させる駆動信号を生成し、その駆動信号を各駆動回路43、63に入力することで、手振れにともなう立体画像の視差ズレを防止する。
また、この際、CPU70は、各位置検出センサ42、62の検出結果を補正限界判定部82に入力する。補正限界判定部82は、各位置検出センサ42、62の検出結果が入力されると、第1CCD35が補正限界領域92Rに達したか否かを判定するとともに、第2CCD55が補正限界領域92Lに達したか否かを判定し、これらの判定結果を出力する。
CPU70は、各CCD35、55の一方でも補正限界領域92R、92Lに達したと補正限界判定部82が判定すると、各CCD35、55を光学中心に復帰させると判断し、各位置検出センサ42、62の検出結果を制御データ算出部84に入力して制御データ算出部84に制御データの算出を指示する。
制御データ算出部84は、制御データの算出が指示されると、各CCD35、55の光学中心への移動が同時に完了するように各CCD35、55の垂直方向及び水平方向の各制御データを算出する。CPU70は、制御データ算出部84に各制御データを算出させると、それらの各制御データに基づいて各駆動回路43、63の駆動信号を生成し、その駆動信号を各駆動回路43、63に入力する。
これにより、各制御データに応じた軌道に沿って各CCD35、55が移動し、各CCD35、55の光学中心への移動が同時に完了するので、各CCD35、55の光学中心への復帰タイミングのバラツキにともなう立体画像の視差ズレが防止される。また、移動開始から移動完了時までの位置・速度・加速度が連続になるように各制御データを算出したので、各CCD35、55の移動にともなって異音が生じることもない。
CPU70は、各CCD35、55を光学中心に復帰させたら、再び手振れを防止する処理を開始し、電源がOFFになるまで、あるいは再生モードになるまで上記の処理を繰り返す。
次に、図8に示すフローチャートを参照しながら、本発明の第2の実施形態について説明する。電源スイッチ12をON位置にしてステレオカメラ2を起動させると、CPU70が各位置検出センサ42、62の検出結果を取得する。この後、CPU70は、取得した各位置検出センサ42、62の検出結果を制御データ算出部84に入力し、制御データ算出部84に制御データの算出を指示する。以下、上記第1の実施形態と同様の手順で各CCD35、55を光学中心に復帰させる。
電源スイッチ12をOFF位置にした停止状態にステレオカメラ2がある場合には、振動などによって各CCD35、55の位置が動いてしまうことがある。このため、電源スイッチ12をON位置にしてステレオカメラ2を起動させた場合には、各CCD35、55を光学中心に復帰させる処理を行う必要がある。この際、上記のように、各CCD35、55の光学中心への移動が同時に完了するようにすれば、電源投入直後に視差のある立体画像がスルー画として液晶ディスプレイ15に表示されてしまうことを防ぐことができる。
次に、図9のブロック図、及び図10のフローチャートを参照しながら、本発明の第3の実施形態について説明する。図9に示すように、本実施形態のCPU70には、パンニング又はチルティングが行われているか否かを判定するためのパン・チルト判定部86が設けられている。CPU70は、各手振れ検出センサ41、61、及び各位置検出センサ42、62の検出結果を基に各駆動回路43、63の駆動信号を生成する際に、各手振れ検出センサ41、61の検出結果をパン・チルト判定部86に入力する。
パン・チルト判定部86は、各手振れ検出センサ41、61の検出結果を基に、規定値以上の大きさの動きが一定方向に一定時間以上連続で発生し、通常の手振れとは異なる補正しきれない大きな動きが発生したと判断した場合に、パンニング又はチルティングが行われていると判定する。
図10のフローチャートに示すように、CPU70は、パンニング又はチルティングが行われているとパン・チルト判定部86が判定した際に、各CCD35、55を光学中心に復帰させると判断し、各位置検出センサ42、62の検出結果を制御データ算出部84に入力して制御データ算出部84に制御データの算出を指示する。そして、上記第1の実施形態と同様の手順で各CCD35、55を光学中心に復帰させる。
こうすれば、パンニング又はチルティングによる立体画像の動きを誤って補正することを防止することができるとともに、これに応答して各CCD35、55を光学中心に復帰させる際に、立体画像に視差ズレが生じることを防ぐことができる。
上記各実施形態では、各撮像部3、4の光学中心を所定位置として示したが、所定位置は、これに限ることなく、各補正限界領域92R、92L内の任意の位置でよい。
上記各実施形態では、復帰開始直後及び復帰完了直前の移動量を小さくした3次関数曲線となるように各制御データを算出するようにしたが、これに限ることなく、図11に示すように、直線でもよい。さらには、図12に示すように、各CCD35、55の光学中心までの距離の長い側が、短い側の距離と同じになるまで、短い側の復帰の開始を遅延させるようにしてもよい。こうすれば、各CCD35、55を同じ速度で移動させることが可能になるので、制御を簡単にすることができる。
上記各実施形態では、液晶ディスプレイ15を表面にレンチキュラレンズが設けられた三次元ディスプレイとし、レンチキュラレンズ方式の立体画像データを生成するようにしたが、これに限ることなく、液晶ディスプレイ15を表面にパララックスバリアが設けられた三次元ディスプレイとし、パララックスバリア方式の立体画像データを生成してもよい。さらには、偏光フィルタメガネを用いて観察する偏光表示方式の立体画像データなどでもよい。
上記各実施形態では、各CCD35、55を補正部としたイメージセンサシフト方式の手振れ補正に本発明を適用した例を示したが、これに限ることなく、専用のレンズを補正部としたレンズシフト方式の手振れ補正に本発明を適用してもよい。また、上記各実施形態では、第1及び第2の2つの撮像部3、4を備えたステレオカメラ2に本発明を適用した例を示したが、本発明は、これに限ることなく、3つ以上の撮像部を有するカメラに適用してもよい。
2 ステレオカメラ(複眼カメラ)
3 第1撮像部(撮像光学系)
4 第2撮像部(撮像光学系)
35 第1CCD(補正部)
41、61 手振れ検出センサ(手振れ検出手段)
42、62 位置検出センサ(位置検出手段)
43、63 駆動回路(駆動手段)
55 第2CCD(補正部)
70 CPU(制御手段)
82 補正限界判定部(補正限界判定手段)
86 パン・チルト判定部(パン・チルト判定手段)

Claims (14)

  1. 移動により手振れを補正する補正部と、手振れを検出する手振れ検出手段と、前記補正部の位置を検出する位置検出手段と、前記補正部を移動する駆動手段とをそれぞれが有する複数の撮像光学系を備え、撮像光学系ごとに、前記手振れ検出手段と前記位置検出手段との検出結果に基づいて前記駆動手段で前記補正部を移動させることにより、光学式の手振れ補正を行う複眼カメラにおいて、
    前記各補正部を予め決められた所定位置に復帰させる際に、前記各位置検出手段の検出結果に基づく前記各補正部の位置から同時に移動を開始させて前記所定位置に同時に移動を完了させるための、位置、速度、加速度が連続した目標軌道をそれぞれの前記補正部について算出し、前記各補正部の移動を同時に開始させるとともに、算出された前記目標軌道にしたがって前記各補正部をそれぞれ移動させるように前記各駆動部を制御する制御手段を備えたことを特徴とする複眼カメラ。
  2. 前記各位置検出手段の検出結果に基づいて、前記補正部が補正用移動範囲の限界に達したか否かを前記各補正部についてそれぞれ判定する補正限界判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記各補正部のいずれかが前記限界に達したと前記補正限界判定手段が判定した際に、前記各補正部を前記所定位置に復帰させることを特徴とする請求項1記載の複眼カメラ。
  3. 前記補正限界判定手段は、前記補正用移動範囲を示す領域データを有し、前記位置検出手段の検出結果と前記域データとに基づいて、前記補正部の位置が前記補正用移動範囲の内側か否かを確認することによって前記補正部が前記限界に達したか否かを判定することを特徴とする請求項2記載の複眼カメラ。
  4. 前記制御手段は、電源がONになった時に、前記各補正部を前記所定位置に復帰させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の複眼カメラ。
  5. 前記各手振れ検出手段の検出結果に基づいてパンニング又はチルティングが行われているか否かを判定するパン・チルト判定手段を備え、
    前記制御手段は、パンニング又はチルティングが行われていると前記パン・チルト判定手段が判定した際に、前記各補正部を前記所定位置に復帰させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の複眼カメラ。
  6. 前記パン・チルト判定手段は、前記各手振れ検出手段の検出結果に基づいて、規定値以上の大きさの動きが一定方向に一定時間以上連続で発生した場合に、パンニング又はチルティングが行われていると判定することを特徴とする請求項5記載の複眼カメラ。
  7. 前記所定位置、前記撮像光学系の光学中心であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の複眼カメラ。
  8. 移動により手振れを補正する補正部と、手振れを検出する手振れ検出手段と、前記補正部の位置を検出する位置検出手段と、前記補正部を移動させる駆動手段とをそれぞれが有する複数の撮像光学系を備え、撮像光学系ごとに、前記手振れ検出手段と前記位置検出手段の検出結果に基づいて前記駆動手段で前記補正部を移動させることにより、光学式の手振れ補正を行う複眼カメラの制御方法において、
    前記各補正部を予め決められた所定位置に復帰させる際に、前記各位置検出手段の検出結果に基づく前記各補正部の位置から同時に移動を開始させて前記所定位置に同時に移動を完了させるための、位置、速度、加速度が連続した目標軌道をそれぞれの前記補正部について算出し、前記駆動手段による前記各補正部の移動を同時に開始させるとともに、算出された前記目標軌道にしたがって前記各補正部をそれぞれ移動させる復帰制御ステップを有することを特徴とする複眼カメラの制御方法。
  9. 前記各位置検出手段の検出結果に基づいて、前記補正部が補正用移動範囲の限界に達したか否かを前記各補正部についてそれぞれ判定する補正限界判定ステップを有し、
    前記各補正部のいずれかが前記限界に達したと前記補正限界判定ステップで判定された際に、前記復帰制御ステップを実行することを特徴とする請求項記載の複眼カメラの制御方法。
  10. 前記補正限界判定ステップは、前記補正用移動範囲を示す領域データを有し、前記位置検出手段の検出結果と前記領域データとに基づいて、前記補正部の位置が前記補正用移動範囲の内側か否かを確認することによって前記補正部が前記限界に達したか否かを判定することを特徴とする請求項9記載の複眼カメラの制御方法。
  11. 電源がONになった時に、前記復帰制御ステップを実行することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の複眼カメラの制御方法。
  12. 前記各手振れ検出手段の検出結果に基づいてパンニング又はチルティングが行われているか否かを判定するパン・チルト判定ステップを有し、
    パンニング又はチルティングが行われていると前記パン・チルト判定ステップが判定した際に、前記復帰制御ステップを実行することを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1項に記載の複眼カメラの制御方法。
  13. 前記パン・チルト判定ステップは、前記各手振れ検出手段の検出結果に基づいて、規定値以上の大きさの動きが一定方向に一定時間以上連続で発生した場合に、パンニング又はチルティングが行われていると判定することを特徴とする請求項12記載の複眼カメラの制御方法。
  14. 前記所定位置、前記撮像光学系の光学中心であることを特徴とする請求項8ないし13のいずれか1項に記載の複眼カメラの制御方法。
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