JP5378947B2 - ガス燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱電対によりバーナの燃焼状態を監視する機能を有するガス燃焼装置に関する。
従来より、バーナの燃焼状態を検出するためにバーナの近傍に設けられた熱電対を備えて、マイコンにより作動が制御されるガス燃焼装置において、マイコンとは独立して作動して、熱電対によりバーナの燃焼状態を監視する監視回路を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この監視回路は、マイコンによるバーナの点火処理後に起動して、熱電対の検出信号によりバーナの燃焼状態を監視する。そして、熱電対の検出信号のレベル低下によりバーナの失火を検知したときに、バーナに燃料ガスを供給するガス供給管に設けられた電磁弁の駆動コイルとその電源間に接続されたトランジスタをオフ(遮断状態)し、これにより電磁弁を閉弁してバーナへの燃料ガスの供給を停止する。
そして、バーナの燃焼中は、熱電対の検出信号に基づいて、マイコンによるバーナの燃焼状態の監視と監視回路によるバーナの燃焼状態の監視が並行して実行される。そのため、バーナの燃焼中にマイコンが故障した場合であっても、バーナの失火が生じたときには、監視回路によりバーナへの燃料ガスの供給を停止することができる。
しかし、監視回路が故障した状態で、マイコンによりバーナの点火がなされてバーナの燃焼運転が開始されたときに、バーナの燃焼中にマイコンの故障が生じると、バーナが失火してもバーナへの燃料ガスの供給を停止することができなくなる。
そこで、特許文献1記載のガス燃焼装置においては、使用者によりバーナの点火操作がなされたときに、マイコンによるバーナの点火処理が実行される前に、監視回路を強制的に起動してトランジスタがオフされるか否かを確認し、トランジスタがオフされたことが確認されなかったときには、バーナの点火処理を禁止するようにしている。
特開2004−93047号公報
バーナの燃焼状態を検出する素子として熱電対を用いた場合、温度変化に対する応答速度が遅いため、バーナを消火しても熱電対の検出信号のレベルが失火検知レベルよりも低くなるまでに、ある程度の時間を要する。
そのため、バーナを消火した後、直ぐにバーナを点火操作がなされたときには、熱電対の検出信号のレベルが失火検知レベルよりも高く、監視回路を起動しても電磁弁が閉弁されない場合がある。そして、この場合には、バーナの点火前に監視回路の動作を確認することができないため、失火対応の信頼性が低くなる。
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、バーナの失火対応の信頼性を高めることができるガス燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、バーナと、該バーナに燃料ガスを供給するガス供給管と、該ガス供給管を開閉する電磁弁と、電源と前記電磁弁の駆動コイルとの間に接続されたスイッチング手段と、前記バーナの燃焼状態を検知する熱電対と、前記バーナの点火処理を行うと共に、前記熱電対の検出信号から前記バーナの失火を検知したときに、前記スイッチング手段をオフする制御を行う燃焼制御手段と、前記バーナの点火処理がなされた後に起動して、前記熱電対の検出信号のレベルが第1失火判定値以下になったときに、前記スイッチング手段をオフする制御を行う監視回路とを備えたガス燃焼装置に関する。
そして、前記スイッチング手段がオン状態であるかオフ状態であるかを検出するスイッチング状態検出手段と、前記バーナの点火処理の有無に拘わらずに前記監視回路を起動させる制御を行う監視回路強制起動手段と、前記監視回路の動作に拘わらずに前記スイッチング手段をオフする制御を行う強制オフ制御手段と、前記バーナが消火状態にあるときに、前記熱電対の検出信号のレベルが、前記第1失火判定値以下に設定された第2失火判定値以下であるか否かを判断し、前記熱電対の検出信号のレベルが該第2失火判定値以下であるときは、前記監視回路強制起動手段により前記監視回路を起動する制御を行って、前記スイッチング状態検出手段により前記スイッチング手段がオフ状態であると検出されるか否かを判断する第1の失火対応確認処理を実行し、前記熱電対の検出信号のレベルが前記第2失火判定値を超えているときには、前記強制オフ手段により前記スイッチング手段をオフする制御を行って、前記スイッチング状態検出手段により前記スイッチング手段がオフ状態であると検出されるか否かを判断する第2の失火対応確認処理を実行して、前記第1の失火対応確認処理又は前記第2の失火対応確認処理において、前記スイッチング手段がオフ状態であると検出されなかったときには、前記バーナの点火処理を禁止する失火対応確認手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記バーナが消火状態にあるときに、前記失火対応確認手段により、前記熱電対の検出信号レベルが前記第2失火判定値以下であるか否かが確認される。そして、前記熱電対の検出信号のレベルが前記第2失火判定値以下であるとき(前記バーナが消火されてからある程度以上の時間が経過していると想定される)は前記第1の失火対応確認処理が実行され、前記熱電対の検出信号のレベルが前記第2失火判定値を超えているとき(前記バーナが消火されてからの経過時間が短いと想定される)には前記第2の失火対応確認処理が実行される。
ここで、前記熱電対の検出信号のレベルが前記第2失火判定値以下であるときは、前記第1の失火対応確認処理により、前記監視回路を強制的に起動させることで、前記監視回路及び前記スイッチング手段が共に正常に動作するか否かを確認することができる。
一方、前記熱電対の検出信号のレベルが前記第2失火判定値を超えているときには、前記監視回路を強制的に起動させても、前記監視回路により前記スイッチング手段がオフ制御されないため、前記監視回路及び前記スイッチング手段の動作を確認することができない。そこで、この場合には、前記第2の失火対応確認処理により、前記スイッチング手段を強制的にオフする制御を行うことによって、前記スイッチング手段が正常に動作するか否かを確認することができる。
このように、本発明によれば、前記熱電対の検出信号のレベルが前記第2失火判定値を超えている場合にも、前記失火対応確認手段により前記第2の失火対応確認処理が実行されて、前記スイッチング手段の動作が確認される。この場合、前記バーナが消火された直後に前記バーナの点火操作がなされたときに、前記スイッチング手段が正常に動作することを条件として点火処理が実行されるため、前記第1の失火対応確認処理のみを行う場合よりも、失火対応の信頼性を高めることができる。
本発明のガス燃焼装置の構成図。 ガス燃焼装置のコントローラの構成図。 監視回路及びリレー電源供給用トランジスタの動作確認のフローチャート。
本発明の実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1を参照して、本実施形態のガス燃焼装置はガスファンヒーターであり、このガスファンヒーターは、バーナ1、バーナ1に燃料ガスを供給するガス供給管2、ガス供給管2に設けられてガス供給管2を開閉する第1電磁弁3及び第2電磁弁4、ガス供給管2の開度を変更してバーナ1の燃焼量を調節する比例弁5、バーナ1の近傍に設けられてバーナ1の燃焼状態を検出する熱電対6、及びガスファンヒータの全体的な作動を制御するコントローラ10を備えている。
第1電磁弁3及び第2電磁弁4の駆動コイルは整流回路7に接続され、整流回路7は、コントローラ10に備えられたリレースイッチ12a及びリレースイッチ13aを介して商用交流電源8と接続されている。この構成により、リレースイッチ12aとリレースイッチ13aが共にオン(導通状態)されたときに、商用交流電源8から整流回路7に電力が供給されて、第1電磁弁3及び第2電磁弁4が開弁するようになっている。
次に、図2を参照して、コントローラ10の構成について説明する。コントローラ10は、マイクロコンピュータ20(以下、マイコン20という)等により構成された電子回路ユニットであり、マイコン20にガスファンヒータの制御用プログラムを実行させることによって、マイコン20は、燃焼制御手段21、監視回路強制起動手段22、強制オフ制御手段23、及び失火対応確認手段24として機能する。
また、コントローラ10は、第1リレー12の駆動コイル12b及び第2リレー13の駆動コイル13bと電源との間に接続されたトランジスタ31(本発明のスイッチング手段に相当する)、トランジスタ31のベースに接続されてトランジスタ31をオン/オフ駆動するトランジスタ駆動回路32、トランジスタ31のオン/オフ状態を検出するスイッチング状態検出回路30、第1リレー12のオン/オフを切り換える第1リレー駆動回路38、第2リレー13のオン/オフを切り換える第2リレー駆動回路39、第1リレー12のオン/オフ状態を検出する第1リレーアンサー回路36、第2リレー13のオン/オフ状態を検出する第2リレーアンサー回路37、第1リレーアンサー回路36と第2リレーアンサー回路37の出力を強制的にリレーオン検出状態とするリレーアンサーオン回路35、熱電対6と接続されてバーナ6の燃焼状態に応じた炎検出信号Fs(熱電対の検出信号)を出力する炎検出回路34、及び、バーナ1の燃焼運転中に炎検出信号Fsによりバーナ1の燃焼状態を監視する監視回路33を備えている。
スイッチング状態検出回路30はマイコン20の入力ポートPi1と接続され、トランジスタ31のコレクタ電位からトランジスタ31がオン(導通)状態にあるかオフ(遮断)状態にあるかを検出する。そして、トランジスタ31がオン状態であるときはスイッチング検出信号Tr_ansのレベルをHighとし、トランジスタ31がオフ状態であるときにはスイッチング検出信号Tr_ansのレベルをLowとする。
トランジスタ駆動回路32はマイコン20の出力ポートPo1及び監視回路33と接続され、Po1から強制オフ信号(Tr_off2)が出力されているとき、及び、監視回路33から失火オフ信号(Tr_off1)が出力されているときに、トランジスタ31のベースへの出力をHighレベルとしてトランジスタ31をオフ状態とする。また、強制オフ信号(Tr_off1)と失火オフ信号(Tr_off2)がいずれも出力されていないときには、トランジスタ駆動回路32は、トランジスタ31のベースへの出力をLowレベルとしてトランジスタ31をオン状態とする。
炎検出回路34から出力される炎検出信号Fsはアナログ信号であり、マイコン20のAD入力(アナログ/デジタル変換入力)ポートADiと監視回路33に入力される。
第1リレー駆動回路38はマイコン20の出力ポートPo3と接続され、Po3から第1リレーオン信号(R1_on)が出力されているときは、第1リレー12のコイル12bに対する出力をLowとして第1リレー12をオン(リレースイッチ12aを導通状態)する。また、Po3から第1リレーオン信号(R1_on)が出力されていないときには、第1リレー駆動回路38は、第1リレー12のコイル12bに対する出力をHighとして第1リレー12をオフ(リレースイッチ12aを遮断状態)する。
第1リレーアンサー回路36は、第1リレー12がオン状態であるとき(このときは第1リレーアンサー回路36への入力がほぼ0Vとなる)は、第1リレーアンサー信号R1_ansを出力する。また、第1リレー12がオフ状態であるとき(このときは第1リレーアンサー回路36への入力がほぼ電源電圧となる)には、第1リレーアンサー回路36は、第1リレーアンサー信号R1_ansの出力を停止する。
第2リレー駆動回路39はマイコン20の出力ポートPo4と接続され、Po4から第2リレーオン信号(R2_on)が出力されているときは、第2リレー13のコイル13bに対する出力をLowとして第2リレー13をオン(リレースイッチ13aを導通状態)する。また、Po4から第2リレーオン信号(R2_on)が出力されていないときには、第2リレー駆動回路39は、第2リレー13のコイル13bに対する出力をHighとして第2リレー13をオフ(リレースイッチ13aを遮断状態)する。
第2リレーアンサー回路37は、第2リレー13がオン状態であるとき(このときは第2リレーアンサー回路37への入力がほぼ0Vとなる)は、第2リレーアンサー信号R2_ansを出力する。また、第2リレー13がオフ状態であるとき(このときは第2リレーアンサー回路37への入力がほぼ電源電圧となる)には、第2リレーアンサー回路37は、第2リレーアンサー信号R2_ansの出力を停止する。
リレーアンサーオン回路35はマイコン20の出力ポートPo2と接続され、Po2からリレーアンサーオン信号(Ra_on)が出力されているときに、第1リレーアンサー回路36に対して、第1リレーアンサー信号(R1_ans)を出力させる指示信号(R1_f)を出力すると共に、第2リレーアンサー回路37に対して、第2リレーアンサー信号(R2_ans)を出力させる指示信号(R2_f)を出力する。
監視回路33は、燃焼制御手段21によるバーナ1の点火処理に伴なって第1リレー12及び第2リレー13がオンされ、第1リレーアンサー回路36から第1リレーアンサー信号R1_ansが入力されると共に、第2リレーアンサー回路37から第2リレーアンサー信号R2_ansが入力される状態となった時点から所定時間(バーナ1の点火処理に要する時間よりも若干長く設定される)が経過した時に起動する。
監視回路33は、作動を開始すると炎検出信号(Fs)のレベルが第1失火判定値(例えば、8mV±3mV程度に設定される)以下であるか否かを判断する。そして、炎検出信号(Fs)のレベルが第1失火判定値を超えているとき(バーナ1の失火が生じていないと判断される)は、トランジスタ31のベースへの出力をLowレベル(0V)として、トランジスタ31をオン状態とする。これにより、バーナ1の燃焼運転が継続される。
一方、炎検出信号(Fs)のレベルが第1失火判定値以下となったとき(バーナ1の失火が生じたとき)には、監視回路33は、トランジスタ31のベースへの出力をHighとして、トランジスタ31をオフ状態とする。これにより、第1リレー12の駆動コイル12b及び第2リレー13の駆動コイル13bへの通電が遮断されて、第1リレー12及び第2リレー13が共にオフし、第1電磁弁3及び第2電磁弁4が共に閉弁される。そして、ガス供給管2からバーナ1への燃料ガスの供給が遮断される。
燃焼制御手段21は、使用者によりガスファンヒータの運転開始操作がなされたときに、出力ポートPo3から第1リレー駆動回路38に第1リレー駆動信号(R1_on)を出力して第1リレー12をオンすると共に、出力ポートPo4から第2リレー駆動回路39に第2リレー駆動信号(R2_on)を出力して第2リレー13をオンして、バーナ1の点火処理を行い、バーナ1の燃焼運転を開始する。
そして、燃焼制御手段21は、バーナ1の燃焼運転中にAD入力ポートADiに入力される炎検出信号(Fs)のレベルを監視し、炎検出信号(Fs)のレベルが第1失火判定値以下になったときには、出力ポートPo3からの第1リレー駆動信号(R1_on)の出力と、出力ポートPo4からの第2リレー駆動信号(R2_on)の出力を停止する。これにより、燃焼制御手段21は、第1リレー12と第2リレー13をオフして第1電磁弁3と第2電磁弁4を閉弁し、バーナ1への燃料ガスの供給を停止する。
監視回路強制起動手段22は、出力ポートPo2からリレーアンサーオン回路35にリレーアンサーオン信号(Ra_on)を出力して、第1リレーアンサー回路36から監視回路33に第1リレーアンサー信号(R1_ans)を出力させると共に、第2リレーアンサー回路37から監視回路33に第2リレーアンサー信号(R2_ans)を出力させる。そして、これにより、監視回路強制起動手段22は、第1リレー12及び第2リレー13のオン/オフに拘わらずに、監視回路33を強制的に起動させる制御を行う。
強制オフ制御手段23は、出力ポートPo1からトランジスタ駆動回路32に強制オフ信号(Tr_off2)を出力して、監視回路33からの失火オフ信号(Tr_off1)の出力の有無に拘わらずにトランジスタ31をオフする制御を行う。
次に、図3に示したフローチャートに従って、失火対応確認手段24による処理について説明する。失火対応確認手段24は、バーナ1が消火状態にあるときに図3のフローチャートによる処理を行う。
失火対応確認手段24は、STEP1で、AD入力ポートADiに入力される炎検出信号Fsのレベルが、第1失火判定値(8mV)以下に設定された第2失火判定値(2mV)以下であるか否かを判断する。
そして、炎検出信号Fsのレベルが第2失火判定値以下であったときはSTEP2に進み、失火対応確認手段24は、監視回路強制起動手段22により監視回路33を起動させる。この場合、炎検出信号(Fs)のレベルが監視回路33における第1失火判定値よりも低いので、監視回路33が正常に動作すれば、監視回路33からトランジスタ駆動回路32に失火オフ信号(Tr_off1)が出力されて、トランジスタ駆動回路32からトランジスタ31のベースへの出力レベルがHighとなる。
そのため、トランジスタ31が正常に動作していれば、トランジスタ31はオフ状態となり、スイッチング状態検出回路30からマイコン20の入力ポートPi1に出力されるスイッチング検出信号(Tr_ans)のレベルが、トランジスタ31がオフ状態であるとの検出結果を示すLowとなる。
一方、STEP1で炎検出信号Fsのレベルが第2失火判定値(2mV)を超えていたときにはSTEP10に進む。ここで、炎検出信号Fsのレベルが第2失火判定値2mVを超え、さらに第1失火判定値(8mV)を超えていると、監視回路33からトランジスタ駆動回路32に失火オフ信号(Tr_off1)が出力されずにトランジスタ31がオン状態に維持される。そのため、監視回路33の作動によってトランジスタ31をオフすることができない。
そこで、失火対応確認手段24は、STEP10で、出力ポートPo1からトランジスタ駆動回路32に強制オフ信号(Tr_off2)を出力する。そして、これにより、トランジスタ駆動回路32からトランジスタ31のベースへの出力がHighとなる。そのため、トランジスタ31が正常に動作していれば、トランジスタ31はオフ状態となり、リレー電源アンサー回路30から出力されるスイッチング検出信号(Tr_ans)が、トランジスタ31がオフ状態であるとの検出結果を示すLowとなる。
STEP2及びSTEP10に続くSTEP3で、失火対応確認手段24は、スイッチング検出信号(Tr_ans)がLowであるか否かを判断する。ここで、STEP2で監視回路起動信号(Ra_on)を出力して、スイッチング検出信号(Tr_ans)がLowとなったときは、監視回路33とトランジスタ31が正常に動作していると判断することができる。
また、STEP10でトランジスタ31を強制的にオフする制御を行ったときに、スイッチング検出信号(Tr_ans)がトランジスタ31がオフ状態であるとの検出結果を示すLowとなったときには、トランジスタ31が正常に作動していると判断することができる。そのため、STEP3でスイッチング検出信号(Tr_ans)がlowであるときはSTEP4に進み、失火対応確認手段24は、監視回路33の強制動作を終了すると共に、STEP5でトランジスタ31の強制オフを終了し、STEP6に進んで処理を終了する。
この場合は、燃焼制御手段21によりバーナ1に点火して、バーナ1の燃焼運転を行なうことが可能である。
一方、STEP2で監視回路を強制的に起動する制御を行ったときに、STEP3で入力ポートPi1に入力されるスイッチング検出信号(Tr_ans)のレベルがHighであったときには、監視回路33とトランジスタ駆動回路32とトランジスタ31のうちの少なくともいずれか一方が故障していると判断することができる。なお、STEP2及びSTEP3の処理により、監視回路33を強制的に起動する制御を行ってトランジスタ31がオフ状態となるか否かを判断する処理は、本発明の第1の失火対応確認処理に相当する。
また、STEP10でトランジスタ31を強制的にオフする制御を行ったときに、STEP3でトランジスタ検出信号(Tr_ans)の出力がHighとなったときには、トランジスタ駆動回路32とトランジスタ31のうちの少なくともいずれか一方が故障していると判断することができる。なお、STEP10及びSTEP3の処理により、トランジスタ31を強制的にオフする制御を行ってトランジスタ31がオフ状態となるか否かを判断する処理は、本発明の第2の失火対応確認処理に相当する。
そこで、STEP3でスイッチング検出信号(Tr_ans)がHighとなったときにはSTEP11に分岐し、失火対応確認手段24は、表示部(図示しない)に異常を報知する表示を行う。また、続くSTEP12で、失火対応確認手段24は、燃焼制御手段21によるバーナ1の点火処理を禁止する。
これにより、バーナ1が失火したときに、トランジスタ31をオフ状態としてバーナ1への燃料ガスの供給を停止することが不能である状態で、ガスファンヒータの燃焼運転が開始されることを回避して、失火対応の信頼性を高めることができる。
なお、本実施の形態では、本発明のガス燃焼装置としてガスファンヒータを示したが、バーナの失火を検知したときにガス供給管に設けられた電磁弁を閉弁してバーナへの燃料ガスの供給を停止するガス燃焼装置であれば、本発明の適用が可能である。
また、本実施の形態では、本発明のスイッチング手段としてトランジスタ31を用いたが、FETやリレーを用いてもよい。
1…バーナ、2…ガス供給管、3…第1電磁弁、4…第2電磁弁、5…比例弁、6…熱電対、10…コントローラ、12…第1リレー、13…第2リレー、20…マイクロコンピュータ、31…トランジスタ、30…スイッチング状態検出回路、32…トランジスタ駆動回路、33…監視回路、35…リレーアンサーオン回路。

Claims (1)

  1. バーナと、
    該バーナに燃料ガスを供給するガス供給管と、
    該ガス供給管を開閉する電磁弁と、
    電源と前記電磁弁の駆動コイルとの間に接続されたスイッチング手段と、
    前記バーナの燃焼状態を検知する熱電対と、
    前記バーナの点火処理を行うと共に、前記熱電対の検出信号から前記バーナの失火を検知したときに、前記スイッチング手段をオフする制御を行う燃焼制御手段と、
    前記バーナの点火処理がなされた後に起動して、前記熱電対の検出信号のレベルが第1失火判定値以下になったときに、前記スイッチング手段をオフする制御を行う監視回路とを備えたガス燃焼装置において、
    前記スイッチング手段がオン状態であるかオフ状態であるかを検出するスイッチング状態検出手段と、
    前記バーナの点火処理の有無に拘わらずに前記監視回路を起動させる制御を行う監視回路強制起動手段と、
    前記監視回路の動作に拘わらずに前記スイッチング手段をオフする制御を行う強制オフ制御手段と、
    前記バーナが消火状態にあるときに、前記熱電対の検出信号のレベルが、前記第1失火判定値以下に設定された第2失火判定値以下であるか否かを判断し、前記熱電対の検出信号のレベルが該第2失火判定値以下であるときは、前記監視回路強制起動手段により前記監視回路を起動する制御を行って、前記スイッチング状態検出手段により前記スイッチング手段がオフ状態であると検出されるか否かを判断する第1の失火対応確認処理を実行し、前記熱電対の検出信号のレベルが前記第2失火判定値を超えているときには、前記強制オフ手段により前記スイッチング手段をオフする制御を行って、前記スイッチング状態検出手段により前記スイッチング手段がオフ状態であると検出されるか否かを判断する第2の失火対応確認処理を実行して、前記第1の失火対応確認処理又は前記第2の失火対応確認処理において、前記スイッチング手段がオフ状態であると検出されなかったときには、前記バーナの点火処理を禁止する失火対応確認手段とを備えたことを特徴とするガス燃焼装置。
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