JP5378255B2 - 不揮発性半導体記憶装置および不揮発性半導体記憶装置の駆動方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置および不揮発性半導体記憶装置の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置および不揮発性半導体記憶装置の駆動方法に関する。
従来のLSI(Large Scale Integration)は、シリコン基板上の2次元平面内に素子を集積している。半導体記憶装置(メモリ)については、記憶容量を増加させるために一素子の寸法を小さくする(微細化する)必要がある。しかし、近年その微細化も技術的、コスト的に困難なものになってきている。
微細化のためにはフォトリソグラフィの技術の向上が必要であるが、現在のArF液浸露光技術では40nm付近のルールが解像限界となっており、さらなる微細化のためにはEUV(Extreme Ultra Violet)露光機の導入が必要である。
しかし、EUV露光機はコストが非常に高く、導入するのは現実的ではない。また、仮に微細化が達成されたとしても、駆動電圧などがスケーリングされない限り、素子間の耐圧など物理的な限界点を迎えることが予想される。
そこで、メモリの3次元化などのアイデアが多数出されている。しかし、一般的な3次元メモリデバイスは、各層毎に少なくとも3回のリソグラフィ工程を含むプロセスを必要とするため、3次元化してもコストを低減することはできず、むしろ4層以上積層化するとコストの増加を招いてしまう。
本願出願人らは、上記問題に鑑み、一括加工型3次元積層メモリセルを提案した(例えば、特許文献1参照。)。この方法によれば、積層数に寄らず、一括して積層メモリを形成することが可能なため、コストの増加を抑えることが可能となる。
これらコスト増加を抑制することが可能な3次元一括加工メモリは、メモリセルとしてMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)型トランジスタを採用している。
ここで、既提案の3次元一括加工型メモリは、従来のNAND型フラッシュメモリと同様の動作をさせている。しかし、メモリセル部分はフローティングゲートを持つ構造ではなく、チャージトラップ絶縁膜にチャージを書き込む、いわゆるMONOS型セルを採用している。
また、一括加工型のプロセスにより、MONOS絶縁膜は穴側壁に一様に成膜されており、セル部分のみならずセル間(以下、「CG−CG間」とも言う。)層間膜部分にも連続して成膜されている。そのため、隣接セルの影響を受け、書き込まれた電荷が移動することによるデータリテンションの劣化が懸念されている。
この隣接セルの影響は、データの書き込み消去を繰り返し行うことに関係している。すなわち、データの書き込み消去の繰り返し動作によって、隣接セル間のMONOS絶縁膜への負荷が蓄積されるためと考えられている。
特開2009−146954号公報
本発明は、データの書込み消去の繰り返し動作によるデータリテンション特性を改善する不揮発性半導体記憶装置および不揮発性半導体記憶装置の駆動方法を提供する。
本発明の一態様によれば、メモリ部と、制御部と、を備え、前記メモリ部は、電荷蓄積膜と、前記電荷蓄積膜の一方の面に隣接して設けられた第1の絶縁膜層と、前記電荷蓄積膜の他方の面に隣接して設けられた第2の絶縁膜層と、前記第1の絶縁膜層に隣接して設けられた半導体部と、前記第2の絶縁膜層に隣接して設けられた複数の電極部と、を有し、前記複数の電極部は、電極間絶縁膜を介して積層され、前記電荷蓄積膜、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜および前記半導体部は、前記複数の電極部が前記電極間絶縁膜を介して積層された構造体において前記積層の方向に沿って貫通する孔に設けられ、前記制御部は、前記電荷蓄積膜への正孔の注入、および、前記電荷蓄積膜からの電子の引き抜き、の少なくともいずれかを行う消去動作を行う際、前記電極部から消去対象となる前記電荷蓄積膜へ与える第1の電圧を、互いに一方向に隣接する電極部について異なるタイミングで各々印加する制御を行うことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、電荷蓄積膜と、前記電荷蓄積膜の一方の面に隣接して設けられた第1の絶縁膜層と、前記電荷蓄積膜の他方の面に隣接して設けられた第2の絶縁膜層と、前記第1の絶縁膜層に隣接して設けられた半導体部と、前記第2の絶縁膜層に隣接して設けられた複数の電極部と、を有し、前記複数の電極部は、電極間絶縁膜を介して積層され、前記電荷蓄積膜、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜および前記半導体部は、前記複数の電極部が前記電極間絶縁膜を介して積層された構造体において前記積層の方向に沿って貫通する孔に設けられた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、前記電荷蓄積膜への正孔の注入、および、前記電荷蓄積膜からの電子の引き抜き、の少なくともいずれかを行う消去動作を行う際、前記電極部から消去対象となる前記電荷蓄積膜へ与える第1の電圧を、互いに一方向に隣接する電極部について異なるタイミングで各々印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の駆動方法が提供される。
本発明によれば、データの書込み消去の繰り返し動作によるデータリテンション特性を改善する不揮発性半導体記憶装置および不揮発性半導体記憶装置の駆動方法が提供される。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する模式図である。 本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成を例示する模式的断面図である。 本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的斜視図である。 本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の一部の構成を例示する模式的断面図である。 本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の電極膜の構成を例示する模式的平面図である。 比較例を説明する図で、(a)は配線膜WLへの電圧印加の状態を示す図、(b)は(a)の電圧印加に対応した印加タイミングを示す図である。 メモリセル部分の拡大図である。 消去動作時のチャネル層表面の電界分布を説明する図で、(a)は配置関係を示す模式図、(b)は電界分布のシミュレーション結果を示す図である。 本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の駆動回路構成を説明する回路図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。また、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する模式図である。
すなわち、同図(a)および同図(b)は、後述の配線膜WLへの電圧印加の状態をそれぞれ示す図、同図(c)および同図(d)は、同図(a)および同図(b)の電圧印加に対応した印加タイミングをそれぞれ示す図である。
図2は、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成を例示する模式的断面図である。
図3は、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を例示する模式的斜視図である。
なお、図3においては、図を見易くするために、導電部分のみを示し、絶縁部分は図示を省略している。
図4は、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の一部の構成を例示する模式的断面図である。
図5は、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の電極膜の構成を例示する模式的平面図である。
本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置110は、3次元積層型のフラッシュメモリである。
まず、図2〜図5により、不揮発性半導体記憶装置110の構成の概要を説明する。
図2に表したように、不揮発性半導体記憶装置110は、メモリ部MUを備える。
不揮発性半導体記憶装置110は、さらに、制御部CTUを備えても良い。これらメモリ部MUおよび制御部CTUは、例えば単結晶シリコンからなる半導体基板11の主面11aの上に設けられる。ただし、制御部CTUは、メモリ部MUが設けられる基板とは別の基板上に設けられても良い。以下では、メモリ部MUおよび制御部CTUが同じ基板(半導体基板11)に設けられる場合として説明する。
半導体基板11においては、例えば、メモリセルMCが設けられるメモリアレイ領域MRと、メモリアレイ領域MRの例えば周辺に設けられた周辺領域PRと、が設定される。周辺領域PRにおいては、半導体基板11の上に、各種の周辺領域回路PR1が設けられる。
メモリアレイ領域MRにおいては、半導体基板11の上に例えば回路部CUが設けられ、回路部CUの上にメモリ部MUが設けられる。なお、回路部CUは必要に応じて設けられ、省略可能である。回路部CUとメモリ部MUとの間には、例えば酸化シリコンからなる層間絶縁膜13が設けられている。
制御部CTUの少なくとも一部は、例えば、上記の周辺領域回路PR1および回路部CUの少なくともいずれかに設けることができる。
メモリ部MUは、複数のメモリセルトランジスタを有するマトリクスメモリセル部MU1と、マトリクスメモリセル部MU1の配線を接続する配線接続部MU2と、を有する。
図3は、マトリクスメモリセル部MU1の構成を例示している。
すなわち、図2においては、マトリクスメモリセル部MU1として、図3のA−A’断面の一部と、図3のB−B’線断面の一部が例示されている。
図2および図3に表したように、マトリクスメモリセル部MU1においては、半導体基板11の主面11a上に、積層構造体MLが設けられる。積層構造体MLは、主面11aに対して垂直な方向に交互に積層された複数の電極膜(電極部)WLと複数の電極間絶縁膜14とを有する。
ここで、本願明細書において、説明の便宜上、XYZ直交座標系を導入する。この座標系においては、半導体基板11の主面11aに対して垂直な方向をZ軸方向(第1方向)とする。そして、主面11aに対して平行な平面内の1つの方向をY軸方向(第2方向)とする。そして、Z軸とY軸とに垂直な方向をX軸方向(第3方向)とする。
積層構造体MLにおける電極膜WLおよび電極間絶縁膜14の積層方向は、Z軸方向である。すなわち、電極膜WLおよび電極間絶縁膜14は、主面11aに対して平行に設けられる。電極膜WLは、例えば、消去ブロック単位で分断される。
図4は、マトリクスメモリセル部MU1の構成を例示しており、例えば図3のB−B’線断面の一部に相当する。
図3および図4に表したように、不揮発性半導体記憶装置110のメモリ部MUは、上記の積層構造体MLと、積層構造体MLをZ軸方向に貫通する半導体部である半導体ピラーSP(第1半導体ピラーSP1)と、電荷蓄積膜48と、内側絶縁膜(第1の絶縁膜)42と、外側絶縁膜(第2の絶縁膜)43と、配線WRと、を有する。
電荷蓄積膜48は、電極膜WLのそれぞれと半導体ピラーSPとの間に設けられる。内側絶縁膜42は、電荷蓄積膜48と半導体ピラーSPとの間に設けられる。外側絶縁膜43は、電極膜WLのそれぞれと電荷蓄積膜48との間に設けられる。配線WRは、半導体ピラーSPの一端と電気的に接続される。
すなわち、積層構造体MLをZ軸方向に貫通する貫通ホールTHの内部の壁面に、外側絶縁膜43、電荷蓄積膜48および内側絶縁膜42がこの順番で形成され、その残余の空間に半導体が埋め込まれ、半導体ピラーSPが形成される。
積層構造体MLの電極膜WLと、半導体ピラーSPと、の交差部に、メモリセルMCが設けられる。すなわち、電極膜WLと半導体ピラーSPとが交差する部分において、電荷蓄積膜48を有するメモリセルトランジスタが3次元マトリクス状に設けられ、この電荷蓄積膜48に電荷を蓄積させることにより、各メモリセルトランジスタが、データを記憶するメモリセルMCとして機能する。したがって、メモリセルMCの電荷蓄積膜48における電極膜WLの位置が記憶領域として機能し、電荷蓄積膜48の延出方向に沿って複数の記憶領域が設けられることになる。
内側絶縁膜42は、メモリセルMCのメモリセルトランジスタにおけるトンネル絶縁膜として機能する。一方、外側絶縁膜43は、メモリセルMCのメモリセルトランジスタにおけるブロック絶縁膜として機能する。電極間絶縁膜14は、電極膜WLどうしを絶縁する層間絶縁膜として機能する。
電極膜WLには、任意の導電材料を用いることができ、例えば、不純物が導入されて導電性が付与されたアモルファスシリコンまたはポリシリコンを用いることができ、また、金属および合金なども用いることができる。電極膜WLには所定の電気信号が印加され、電極膜WLは、不揮発性半導体記憶装置110のワード線として機能する。
電極間絶縁膜14および内側絶縁膜42および外側絶縁膜43には、例えばシリコン酸化膜を用いることができる。なお、電極間絶縁膜14、内側絶縁膜42および外側絶縁膜43は、単層膜でも良く、また積層膜でも良い。
電荷蓄積膜48には、例えばシリコン窒化膜を用いることができ、半導体ピラーSPと電極膜WLとの間に印加される電界によって、電荷を蓄積または放出し、情報を記憶する部分として機能する。電荷蓄積膜48は、単層膜でも良く、また積層膜でも良い。
なお、後述するように電極間絶縁膜14、内側絶縁膜42、電荷蓄積膜48および外側絶縁膜43には、上記に例示した材料に限らず、任意の材料を用いることができる。
また、図2および図3においては、積層構造体MLが電極膜WLを4層有している場合が例示されているが、積層構造体MLにおいて、設けられる電極膜WLの数は任意である。以下では、電極膜WLが4枚である場合として説明する。
本具体例においては、2本の半導体ピラーSPは接続部CP(接続部半導体層)によって接続されている。
すなわち、メモリ部MUは、第2半導体ピラーSP2(半導体ピラーSP)と、第1接続部CP1(接続部CP)と、をさらに有する。
第2半導体ピラーSP2は、例えばY軸方向において第1半導体ピラーSP1(半導体ピラーSP)と隣接し、積層構造体MLをZ軸方向に貫通する。第1接続部CP1は、第1半導体ピラーSP1と第2半導体ピラーSP2とをZ軸方向における同じ側(半導体基板11の側)で電気的に接続する。第1接続部CP1は、Y軸方向に延在して設けられる。第1接続部CP1には、第1および第2半導体ピラーSP1およびSP2と同じ材料が用いられる。
すなわち、半導体基板11の主面11aの上に、層間絶縁膜13を介してバックゲートBG(接続部導電層)が設けられる。そして、バックゲートBGの第1および第2半導体ピラーSP1およびSP2に対向する部分に溝(後述する溝CTR)が設けられ、溝の内部に、外側絶縁膜43、電荷蓄積膜48および内側絶縁膜42が形成され、その残余の空間に半導体からなる接続部CPが埋め込まれる。なお、上記の溝における外側絶縁膜43、電荷蓄積膜48、内側絶縁膜42および接続部CPの形成は、貫通ホールTHにおける外側絶縁膜43、電荷蓄積膜48、内側絶縁膜42および半導体ピラーSPの形成と同時に、一括して行われる。このように、バックゲートBGは、接続部CPに対向して設けられる。
これにより、第1および第2半導体ピラーSP1およびSP2と、接続部CPと、によって、U字形状の半導体ピラーが形成され、これが、U字形状のNANDストリングとなる。
なお、接続部CPは、第1および第2半導体ピラーSP1およびSP2を電気的に接続する機能を有するが、接続部CPを1つのメモリセルとして利用することもでき、これにより、記憶ビットを増やすこともできる。以下では、接続部CPは、第1および第2半導体ピラーSP1およびSP2を電気的に接続し、記憶部として用いられない場合として説明する。この場合、接続部CPに対向する電荷蓄積膜48は記憶部として機能させないが、説明を簡単にするために、接続部CPに対向する電荷蓄積膜48の部分も「記憶層」という名称を用いる。
図2および図3に表したように、第1半導体ピラーSP1の第1接続部CP1とは反対の端は、ビット線BL(第2配線W2)に接続され、第2半導体ピラーSP2の第1接続部CP1とは反対の端は、ソース線SL(第1配線W1)に接続されている。なお、半導体ピラーSPとビット線BLとはビアV1およびビアV2により接続される。なお、配線WRは、第1配線W1と第2配線W2とを含む。
本具体例では、ビット線BLは、Y軸方向に延在し、ソース線SLは、X軸方向に延在する。
そして、積層構造体MLとビット線BLとの間において、第1半導体ピラーSP1に対向して、ドレイン側選択ゲート電極SGD(第1選択ゲート電極SG1すなわち選択ゲート電極SG)が設けられ、第2半導体ピラーSP2に対向して、ソース側選択ゲート電極SGS(第2選択ゲート電極SG2すなわち選択ゲート電極SG)が設けられる。これにより、任意の半導体ピラーSPの任意のメモリセルMCに所望のデータを書き込み、また読み出すことができる。
選択ゲート電極SGには、任意の導電材料を用いることができ、例えばポリシリコンまたはアモルファスシリコンを用いることができる。本具体例では選択ゲート電極SGは、Y軸方向に分断され、X軸方向に沿って延在する帯状の形状を有している。
なお、図2に表したように、積層構造体MLの最上部(半導体基板11から最も遠い側)には、層間絶縁膜15が設けられている。そして、積層構造体MLの上に層間絶縁膜16が設けられ、その上に選択ゲート電極SGが設けられ、選択ゲート電極SGどうしの間には層間絶縁膜17が設けられている。そして、選択ゲート電極SGに貫通ホールが設けられ、その内側面に選択ゲートトランジスタの選択ゲート絶縁膜SGIが設けられ、その内側に半導体が埋め込まれている。この半導体は、半導体ピラーSPと繋がっている。すなわち、メモリ部MUは、Z軸方向において積層構造体MLに積層され、配線WR(ソース線SLおよびビット線BLの少なくともいずれか)の側で半導体ピラーSPに貫通された選択ゲート電極SGをさらに有している。
そして、層間絶縁膜17の上に層間絶縁膜18が設けられ、その上に、ソース線SLとビア22(ビアV1、V2)が設けられ、ソース線SLの周りには層間絶縁膜19が設けられている。そして、ソース線SLの上に層間絶縁膜23が設けられ、その上にビット線BLが設けられている。ビット線BLは、Y軸に沿った帯状の形状を有している。
なお、層間絶縁膜15、16、17、18、19および23、並びに、選択ゲート絶縁膜SGIには、例えば酸化シリコンを用いることができる。
なお、ここで、不揮発性半導体記憶装置110において複数設けられる半導体ピラーに関し、半導体ピラーの全体または任意の半導体ピラーを指す場合には、「半導体ピラーSP」と言い、半導体ピラーどうしの関係を説明する際などにおいて、特定の半導体ピラーを指す場合に、「第n半導体ピラーSPn」(nは1以上の任意の整数)と言うことにする。
図5に表したように、電極膜WLにおいては、0以上の整数であるmにおいて、nが(4m+1)および(4m+4)である半導体ピラーSP(4m+1)およびSP(4m+4)に対応する電極膜が共通に接続され電極膜WLAとなり、nが(4m+2)および(4m+3)である半導体ピラーSP(4m+2)および(4m+3)に対応する電極膜が共通に接続され電極膜WLBとなる。すなわち、電極膜WLは、X軸方向に対向して櫛歯状に互いに組み合わされた電極膜WLAおよび電極膜WLBの形状を有している。
図4および図5に表したように、電極膜WLは、絶縁層ILによって分断され、電極膜WLは、第1領域(電極膜WLA)および第2領域(電極膜WLB)に分かれている。
そして、図2に例示した配線接続部MU2のように、X軸方向における一方の端において、電極膜WLBは、ビアプラグ31によってワード配線32に接続され、例えば半導体基板11に設けられる駆動回路と電気的に接続される。そして、同様に、X軸方向における他方の端において、電極膜WLAは、ビアプラグによってワード配線に接続され、駆動回路と電気的に接続される。すなわち、Z軸方向に積層された各電極膜WL(電極膜WLAおよび電極膜WLB)のX軸方向における長さが階段状に変化させられ、X軸方向の一方の端では電極膜WLAによって駆動回路との電気的接続が行われ、X軸方向の他方の端では、電極膜WLBによって駆動回路との電気的接続が行われる。
そして、図3に表したように、メモリ部MUは、第3半導体ピラーSP3(半導体ピラーSP)と、第4半導体ピラーSP4(半導体ピラーSP)と、第2接続部CP2(接続部CP)と、をさらに有することができる。
第3半導体ピラーSP3は、Y軸方向において、第2半導体ピラーSP2の第1半導体ピラーSP1とは反対の側で第2半導体ピラーSP2と隣接し、積層構造体MLをZ軸方向に貫通する。第4半導体ピラーSP4は、Y軸方向において、第3半導体ピラーSP3の第2半導体ピラーSP2とは反対の側で第3半導体ピラーSP3と隣接し、積層構造体MLをZ軸方向に貫通する。
第2接続部CP2は、第3半導体ピラーSP3と第4半導体ピラーSP4とをZ軸方向における同じ側(第1接続部CP1と同じ側)で電気的に接続する。第2接続部CP2は、Y軸方向に延在して設けられ、バックゲートBGに対向している。
電荷蓄積膜48は、電極膜WLのそれぞれと第3および第4半導体ピラーSP3およびSP4との間、並びに、バックゲートBGと第2接続部CP2との間、にも設けられる。内側絶縁膜42は、第3および第4半導体ピラーSP3およびSP4と電荷蓄積膜48との間、並びに、電荷蓄積膜48と第2接続部CP2との間、にも設けられる。外側絶縁膜43は、電極膜WLのそれぞれと電荷蓄積膜48との間、並びに、電荷蓄積膜48とバックゲートBGとの間、にも設けられる。
そして、ソース線SLは、第3半導体ピラーSP3の第2接続部CP2とは反対の側の第3端部と接続される。そして、ビット線BLは、第4半導体ピラーSP4の第2接続部CP2とは反対の側の第4端部と接続される。
そして、第3半導体ピラーSP3に対向して、ソース側選択ゲート電極SGS(第3選択ゲート電極SG3、すなわち選択ゲート電極SG)が設けられ、第4半導体ピラーSP4に対向して、ドレイン側選択ゲート電極SGD(第4選択ゲート電極SG4、すなわち選択ゲート電極SG)が設けられる。
(駆動方法:消去動作)
次に、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置110の消去動作について説明する。なお、消去動作は、電荷蓄積膜48への正孔の注入、および、電荷蓄積膜48からの電子の引き抜き、の少なくともいずれかを行う動作である。
メモリセルMCとなるメモリセルトランジスタは、しきい値が低い状態(消去状態)と、前記しきい値が低い状態よりも相対的にしきい値が高い状態(書き込み状態)と、を有する。そして、消去動作は、メモリセルトランジスタのしきい値を、低い側に設定する動作である。
なお、書き込み動作は、電荷蓄積膜48への電子の注入、および、電荷蓄積膜48からの正孔の引き抜き、の少なくともいずれかを行う動作である。すなわち、書き込み動作は、メモリセルトランジスタのしきい値を、高い側に設定する動作である。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置110では、制御部CTU(図2参照)が、連続する電荷蓄積膜48に設けられた複数のメモリセルMCの記憶領域に記憶された情報を消去する1動作を行うにあたり、電極膜WLから消去対象となる記憶領域へ与える電圧を、互いに隣接する電極膜WLについて異なるタイミングで各々印加する制御を行う。ここで、隣接する電極膜WLとは、電荷蓄積膜48が延設された方向(電荷蓄積膜48の主面に沿った方向)のうちの一方向(例えば、Z軸方向)に隣り合わせとなる電極膜WLのことを言う。
図1に示す例では、1つの半導体ピラー(SP1またはSP2)における複数の電極膜WLについて、消去の際に印加される電圧が、同じ半導体ピラーにおける隣接する電極膜WLで異なるタイミングで印加される。
例えば、第1半導体ピラーSP1に対応した電極膜WL0S、WL1S、WL2S、WL3Sについて、一つおきとなる電極膜WL0S、WL2Sと(図1(a)参照)、他の一つおきとなる電極膜WL1S、WL3Sと(図1(b)参照)で、異なるタイミングで消去対象となるメモリセルを選択する電圧を印加する。
また、第2半導体ピラーSP2に対応した電極膜WL0D、WL1D、WL2D、WL3Dについて、一つおきとなる電極膜WL0D、WL2Dと(図1(a)参照)、他の一つおきとなる電極膜WL1D、WL3Dと(図1(b)参照)で、異なるタイミングで消去対象となるメモリセルを選択する電圧を印加する。
ここで、不揮発性半導体記憶装置110においては、消去動作(電荷蓄積膜48への正孔の注入、および、電荷蓄積膜48からの電子の引き抜き、の少なくともいずれかを行う動作)の際に、制御部CTUは、バックゲートBGに正極性の消去時バックゲート電圧VeraNSを印加する。
不揮発性半導体記憶装置110においては、チャネル層(半導体ピラーSPおよび接続部CP)が、半導体基板11に接続されていない。このため、例えば、選択ゲート電極SGの端部にGIDL(Gate-Induced-Drain-Leakage)電流を発生させ、そこで発生したホールをチャネル層内部に転送することで、チャネル層の電位を上昇させる。
消去動作の際に、制御部CTUは、消去対象となるメモリセルの電極膜WLを、例えば接地電位GND(すなわち、基準電位V00であり、例えば0ボルト)に設定し、配線WRに、基準電位V00を基準にして正極性の電圧である消去電圧Veraを印加する。
制御部CTUは、メモリセルの電極膜WLに接地電位GND(基準電位V00)を印加するにあたり、一つおきとなる電極膜WL0S、WL2Sおよび電極膜WL0D、WL2Dに与えるタイミングと、他の一つおきとなる電極膜WL1S、WL3Sおよび電極膜WL1D、WL3Dに与えるタイミングとをずらすようにしている。つまり、電極膜WL0S、WL2SおよびWL0D、WL2Dと、電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dとでは、基準電位V00が同時に印加されることはない。
この電圧印加のタイミングを図1(c)、(d)によって説明する。
図1(c)は、一つおきとなる電極膜WL0S、WL2SおよびWL0D、WL2Dに与える基準電位V00のタイミングを、図1(a)に示す状態から図1(b)に示す状態に至るまでの時間変化で示した図である。また、図1(d)は、他の一つおきとなる電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dに与える基準電位V00のタイミングを、図1(a)に示す状態から図1(b)に示す状態に至るまでの時間変化で示した図である。両図とも、消去電圧Vera、消去時選択ゲート電圧VeraG、および消去時バックゲート電圧VeraNSを参考に示している。
なお、以下の説明では、1つの連続する電荷蓄積膜48に設けられた複数のメモリセルにおける全ての記憶領域の消去動作を1回行う期間を消去期間E、一つおきとなる電極膜WL0S、WL2SおよびWL0D、WL2Dに対応した記憶領域の消去動作を行う期間を第1の消去期間E1、他の一つおきとなる電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dに対応した記憶領域の消去動作を行う期間を第2の消去期間E2ということにする。
先ず、第1の消去期間E1について説明する。
図1(c)の第1の消去期間E1側で表されるように、制御部CTUは、配線WRに、消去電圧Veraを印加する。制御部CTUは、消去電圧Veraの印加開始にわずかに遅れて、ソース側選択ゲート電極SGSおよびドレイン側選択ゲート電極SGDに、正極性の電圧であって、最大値が消去電圧Veraの最大値よりも低い消去時選択ゲート電圧VeraGを印加する。また、制御部CTUは、消去時選択ゲート電圧VeraGの印加開始にわずかに遅れて、バックゲートBGに、正極性の電圧であって、最大値が消去時選択ゲート電圧VeraGよりも低い消去時バックゲート電圧VeraNSを印加する。さらに、制御部CTUは、消去対象となるメモリセルの一つおきとなる電極膜WL0S、WL2SおよびWL0D、WL2Dに基準電位V00を印加する。
一方、図1(d)の第1の消去期間E1側で表されるように、制御部CTUは、第1の消去期間E1において、他の一つおきとなる電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dに基準電位V00を印加しない。その代わり、他の一つおきとなる電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dには、基準電位V00より大きい正極性の電圧であって、最大値が消去時選択ゲート電圧VeraGより低い中間電圧Vmを与える。なお、中間電位Vmの最大値は、消去時バックゲート電圧VeraNSの最大値と同じであっても、異なっていてもよい。
消去対象となっていない電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dは、フローティングでも良い。なお、フローティングの場合は、電位が安定しないためディスターブを受ける可能性がある。例えば、半導体ピラーSPの電位の上昇に伴い、フローティングの電極膜WLもカップリングで電位上昇すれば、メモリセルの情報は消去されない。しかし、フローティングの電極膜WLは、上下の配線膜WLともカップリングしており、この配線膜WLとのカップリングが強い場合には電位が上昇せず、わずかな消去が起こる懸念がある。したがって、このような誤消去が起こらないよう、消去対象となっていない電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dには、中間電位Vm等を外部から与える制御を行うことが望ましい。
次に、第2の消去期間E2について説明する。
図1(c)の第2の消去期間E2側で表されるように、制御部CTUは、配線WRに、消去電圧Veraを印加する。制御部CTUは、消去電圧Veraの印加開始にわずかに遅れて、ソース側選択ゲート電極SGSおよびドレイン側選択ゲート電極SGDに、正極性の電圧であって、最大値が消去電圧Veraの最大値よりも低い消去時選択ゲート電圧VeraGを印加する。また、制御部CTUは、消去時選択ゲート電圧VeraGの印加開始にわずかに遅れて、バックゲートBGに、正極性の電圧であって、最大値が消去時選択ゲート電圧VeraGよりも低い消去時バックゲート電圧VeraNSを印加する。さらに、制御部CTUは、消去対象となるメモリセルの他の一つおきとなる電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dに基準電位V00を印加する。
一方、図1(d)の第2の消去期間E2側で表されるように、制御部CTUは、第2の消去期間E2において、一つおきとなる電極膜WL0S、WL2SおよびWL0D、WL2Dに基準電位V00を印加しない。その代わり、一つおきとなる電極膜WL0S、WL2SおよびWL0D、WL2Dには、基準電位V00より大きい正極性の電圧であって、最大値が消去時選択ゲート電圧VeraGより低い中間電圧Vmを与える。なお、中間電位Vmの最大値は、消去時バックゲート電圧VeraNSの最大値と同じであっても、異なっていてもよい。
ここで、消去対象となっていない電極膜WL0S、WL2SおよびWL0D、WL2Dはフローティングでも良いが、上記と同様、誤消去を防止する観点から、中間電圧Vm等を外部から与える制御を行うことが望ましい。
このように、第1の消去期間E1および第2の消去期間E2による消去期間Eの全体において、Z軸方向に隣接する電極膜WLには、基準電位V00と中間電圧Vmとが交互に印加される状態となる。
上記の例では、消去期間Eを第1の消去期間E1と第2の消去期間E2とに分け、一つおきとなる電極膜WL0S、WL2SおよびWL0D、WL2Dと、他の一つおきとなる電極膜WL1S、WL3SおよびWL1D、WL3Dとに異なるタイミングで基準電位V00を与えるようにしたが、電荷蓄積膜48が延設された方向のうち一方向(例えば、Z軸方向)に隣接する電極膜WLについて、異なるタイミングで基準電位V00を与える制御であれば、これ以外の区分けであってもよい。
例えば、Z軸方向にn個(nは2以上の整数)おきとなる電極膜WLの群を複数構成し、各群ごとに異なるタイミングで基準電位V00を与えるようにしたり、Z軸方向に沿った複数のメモリセルの電極膜WLごとに異なるタイミングで基準電位V00を与えるようにしてもよい。
なお、消去期間にかかる時間の短縮の観点から、上記説明したZ軸方向に一つおきの電極膜WLの群と他の一つおきの電極膜WLの群との2つの群に分け、2つの群ごとに異なるタイミングで基準電位V00を与える制御が望ましい。
(比較例)
図6は、比較例を説明する図で、(a)は配線膜WLへの電圧印加の状態を示す図、(b)は(a)の電圧印加に対応した印加タイミングを示す図である。消去動作においては、配線WRには、消去電圧Veraが印加され、ドレイン側選択ゲート電極SGDおよびソース側選択ゲート電極SGSには、消去時選択ゲート電圧VeraGが印加され、バックゲートBGには、消去時バックゲート電圧VeraNSが印加される。なお、バックゲートBGは、接地電位GND(すなわち基準電位V00)の場合もある。また、電極膜WLは、接地電位GND(すなわち基準電位V00)に設定される。
例えば、図6(b)に示すように、消去電圧Veraは、基準電位V00から上昇し、最大値で一定時間保持された後、低下して基準電位V00に戻る。消去時選択ゲート電圧VeraGは、消去電圧Veraの上昇開始からわずかに遅れて基準電位V00から上昇し、消去電圧Veraより低い最大値で一定時間保持された後、消去電圧Veraが立ち下がるわずか前に低下して基準電位V00に戻る。また、消去時バックゲート電圧VeraNSは、消去時選択ゲート電圧VeraGの上昇開始からわずかに遅れて基準電位V00から上昇し、消去時選択ゲート電圧VeraGより低い最大値で一定時間保持された後、消去時選択ゲート電圧VeraGが立ち下がるわずか前に低下して基準電位V00に戻る。一方、電極膜WLの電位は、基準電位V00で、一定である。なお、バックゲートBGの電位が基準電位V00の場合には、基準電位V00で、一定である。
比較例では、消去動作の際、半導体ピラー(第1の半導体ピラーSP1、第2の半導体ピラーSP2におけるZ軸方向に並ぶ複数のメモリセルの電極膜WLに同時に基準電位V00を印加している。これにより、メモリセルの電極膜WLと第1の半導体ピラーSP1および第2の半導体ピラーSP2との交差部分に形成される記憶層の記憶領域に正孔が注入され、消去が行われる。
図7は、メモリセル部分の拡大図である。ここでは、一つの半導体ピラーSPにおける片側2つの電極膜WLに対応するメモリセルの部分のみを示している。また、電子や正孔の動きは模式的に示している。
1つのメモリセルでは、電極膜WLの位置における電荷蓄積膜48が記憶領域MEとなる。この記憶領域MEへの電子の注入、および正孔の引き抜きの少なくともいずれかを行うことで書き込みが行われる。図7に示す例では、書き込み時に記憶領域MEへ電子が注入される。
消去動作の際には、電荷蓄積膜48の記憶領域MEへの正孔の注入、および電子の引き抜きの少なくともいずれかを行う。図7に示す例では、消去動作時に記憶領域MEへ正孔が注入される。
このような記憶領域MEへの書き込みや消去では、電極膜WLとチャネル層となる半導体ピラーとの間に書き込みや消去に応じた電圧が印加され、記憶領域MEへの電子の注入や正孔の注入が制御される。
ここで、書き込み動作や消去動作の際の電圧印加による電界の影響は、電極膜WLとチャネル層との間にある記憶領域MEのほか、電極膜WLと電極膜WLとの間にある電極間絶縁膜14にも及ぶと考えられる。
特に、消去動作時には書き込み動作時に比べて大きな電圧が印加されることから、電極間絶縁膜14とチャネル層との間にある蓄積層48にもチャネル層から内側絶縁膜42を通過して正孔が注入されやすく、電極間絶縁膜14とチャネル層との間の電荷蓄積膜48に欠陥(準位)を発生させる原因となり得る。電極間絶縁膜14とチャネル層との間の電荷蓄積膜48は記憶領域MEと繋がっているため、このような欠陥が発生すると、記憶領域MEに蓄積した電子が移動することによるデータリテンションの劣化の原因となる。
図8は、消去動作時のチャネル層表面の電界分布を説明する図で、(a)は3つの電極膜WLを中心とした配置関係を示す模式図、(b)は(a)における電極膜WLと半導体ピラーSPのチャネル層との間に電圧を印加した際の電界分布のシミュレーション結果を示す図である。同図(a)における横方向、および同図(b)における縦軸はチャネル層のZ軸方向の位置を示している。また、同図(b)で示す電界分布は、比較例と本実施の形態とを各々示している。
比較例における電界分布では、全ての電極膜WL(1)〜(3)とチャネル層との間に一定の電位(例えば、−20V)の差が生じている。この場合、電極間絶縁膜14とチャネル層との間にも電極膜WLとチャネル層との間の電位差に近い電位差が発生している。電極膜WLとチャネル層との間の電界が、電極間絶縁膜14とチャネル層との間にも影響していることが分かる。
一方、本実施の形態における電界分布では、図8(a)に示す3つの電極膜WL(1)〜(3)のうち、中央の電極膜WL(2)に基準電位V00が印加され、これに隣接する電極膜WL(1)、(3)に中間電圧Vmが印加されてる。これにより、電極膜WL(2)とチャネル層との間には一定の電位(例えば、−20V)の差が生じているが、隣接の電極膜WL(1)、(3)とチャネル層との間には、電極膜WL(2)とチャネル層との電位差から中間電圧Vmだけ少ない電位差が生じることになる。
したがって、電極間絶縁膜14とチャネル層との間の電位差について、比較例と本実施の形態とでは、図8(b)の矢印Aで示す差が生じることになる。すなわち、この矢印Aで示す差は、消去動作の際の電極間絶縁膜14とチャネル層との間への電界ストレスの差となり、比較例に比べて電位差の小さい本実施の形態では、消去動作時の電極間絶縁膜14とチャネル層との間への電界ストレスが小さいことになる。
不揮発性半導体記憶装置において消去動作を繰り返すと、上記のような電極間絶縁膜14とチャネル層との間の電荷蓄積膜48への電界ストレスは蓄積されることから、本実施の形態のように比較例に比べて電界ストレスが小さいと、消去動作を繰り返すことによるストレスの蓄積の差は顕著に現れることになる。
したがって、比較例に比べて本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置110では、電極間絶縁膜14とチャネル層との間の電荷蓄積膜48への電界ストレスの蓄積を抑制し、データリテンション特性の向上を図ることができるようになる。
(駆動回路構成)
図9は、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の駆動回路構成を説明する回路図である。すなわち、不揮発性半導体記憶装置は、セルアレイとデコーダとを備えている。セルアレイは、m(mは1以上の整数)個のストリングを有するブロックがn(nは1以上の整数)個設けられたものである。デコーダは、ローデコーダであり、セルアレイのブロックごとにn個設けられている。つまり、ブロック0はローデコーダ0、ブロック1はローデコーダ1、…、ブロックiはローデコーダi、…、ブロックnはローデコーダnに対応して設けられている。
ブロックiに接続されるローデコーダiは、ブロックiのm個のストリングにドレイン側選択ゲート電極SGDに信号SGD1<i>〜SGDm<i>を与え、ソース側選択ゲート電極SGSに信号SGS1<i>〜SGSm<i>を与える。また、ローデコーダiは、ブロックiの電極膜WLに層単位で信号を与える。図9に示す例では、4層の電極膜WLがあることから、信号WL1<i>〜WL4<i>を与える。ローデコーダi以外のローデコーダも同様な構成であり、対応するブロックに上記と同様な信号を与える。
また、セルアレイの各ブロック0〜nには、各ブロックのm個のストリングに共通してビット線BL0〜BLmが接続され、各ブロックには共通のソース線SLが接続される。
ビット線BL0〜BLmやソース線SLへ送る信号の制御、ローデコーダの制御は、ドライバ回路DV1〜DV4が行う。ドライバ回路DV1〜DV4は、各ブロック0〜nにおける各々の信号WL1<i>〜WL4<i>を制御する回路である。ドライバ回路DV1は、各ブロック0〜nの信号WL1<i>を制御し、ドライバ回路DV2は、各ブロック0〜nの信号WL2<i>を制御し、ドライバ回路DV3は、各ブロック0〜nの信号WL3<i>を制御し、ドライバ回路DV4は、各ブロック0〜nの信号WL4<i>を制御する。ドライバ回路DV1〜DV4から出力される信号は、各ローデコーダ0〜nを介して各ブロック0〜nの信号WL1<i>〜WL4<i>に送られる。
このドライバ回路は不揮発性半導体記憶装置と同一チップ内に設けられていても、チップ外に設けられていてもよい。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、半導体ピラーにおける複数の電極膜WLについて、消去の際に印加される電圧が、同じ半導体ピラーにおける一方向に隣接する電極膜WLで異なるタイミングで印加される。図9に示す例では、ドライバ回路DV1〜DV4からの指示により、各ローデコーダ0〜nから各ブロック0〜nへ送られる電極膜WLへの信号WL1<i>〜WL4<i>を、隣接する電極膜WLで異なるタイミングで基準電位V00が印加されよう制御することになる。
上記説明した実施の形態では、主として2つの半導体ピラーを接続部によって接続したU字形状のNANDストリングを備える不揮発性半導体記憶装置を例としたが、接続部を備えず、各半導体ピラーが独立しているI字形状のNANDストリングを備える不揮発性半導体記憶装置であっても適用可能である。
また、電極膜WLと電極間絶縁膜14とを交互に積層した積層構造体に半導体ピラーを貫通させる構成以外でも、例えば、平面状に連続する記憶層に複数の記憶領域が設けられ、この記憶領域に絶縁膜を介して電極部が形成されたMONOS構造の平面型の不揮発性半導体記憶装置であっても適用可能である。
平面型の不揮発性半導体記憶装置では、2次元的(X−Y面)に記憶層が設けられ、所定の間隔でマトリクス状に複数の記憶領域が配置される構成もある。この場合、この記憶領域に対応して電極が設けられている。このような構造で本発明を適用するには、消去動作時の消去対象を選択する基準電位V00を、X軸方向またはY軸方向、もしくはX軸方向およびY軸方向の両方に沿って隣接する電極で、異なるタイミングで各々印加するよう制御すればよい。また、消去対象となっていない電極については、フローティング、もしくは中間電位Vm等の固定電位を与えるようにする。なお、誤消去を確実に防止する観点から、中間電位Vm等の固定電位を与えるほうが望ましい。
また、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置において、電極間絶縁膜14、内側絶縁膜42および外側絶縁膜43には、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、ハフニア、ハフニウム・アルミネート、窒化ハフニア、窒化ハフニウム・アルミネート、ハフニウム・シリケート、窒化ハフニウム・シリケート、酸化ランタンおよびランタン・アルミネートよりなる群から選択されたいずれかの単層膜、または、前記群から選択された複数からなる積層膜を用いることができる。
また、電荷蓄積膜48には、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸窒化アルミニウム、ハフニア、ハフニウム・アルミネート、窒化ハフニア、窒化ハフニウム・アルミネート、ハフニウム・シリケート、窒化ハフニウム・シリケート、酸化ランタンおよびランタン・アルミネートよりなる群から選択されたいずれかの単層膜、または、前記群から選択された複数からなる積層膜を用いることができる。
なお、本願明細書において、「垂直」および「平行」は、厳密な垂直および厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直および実質的に平行であれは良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、不揮発性半導体記憶装置を構成する半導体基板、電極膜、絶縁膜、絶縁層、積層構造体、記憶層、電荷蓄積層、半導体ピラー、ワード線、ビット線、ソース線、配線、メモリセルトランジスタ、選択ゲートトランジスタ等、各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した不揮発性半導体記憶装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての不揮発性半導体記憶装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
11…半導体基板、 11a…主面、 13、15、16、17、18、19、23…層間絶縁膜、 14…電極間絶縁膜、 22…ビア、 31…ビアプラグ、 32…ワード配線、 42…内側絶縁膜、 43…外側絶縁膜、 48…電荷蓄積膜、 110…不揮発性半導体記憶装置、 BG…バックゲート、 BL、BL1、BL2…ビット線、 CP…接続部、 CTU…制御部、 CU…回路部MR…メモリアレイ領域、 MT…メモリセルトランジスタ、 MU…メモリ部、 SG…選択ゲート電極、 SGD…ドレイン側選択ゲート電極、 SGI…選択ゲート絶縁膜、 SGS…ソース側選択ゲート電極、 WL…電極膜

Claims (5)

  1. メモリ部と、制御部と、を備え、
    前記メモリ部は、
    電荷蓄積膜と、
    前記電荷蓄積膜の一方の面に隣接して設けられた第1の絶縁膜と、
    前記電荷蓄積膜の他方の面に隣接して設けられた第2の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜に隣接して設けられた半導体部と、
    前記第2の絶縁膜に隣接して設けられた複数の電極部と、
    を有し、
    前記複数の電極部は、電極間絶縁膜を介して積層され、
    前記電荷蓄積膜、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜および前記半導体部は、前記複数の電極部が前記電極間絶縁膜を介して積層された構造体において前記積層の方向に沿って貫通する孔に設けられ、
    前記制御部は、
    前記電荷蓄積膜への正孔の注入、および、前記電荷蓄積膜からの電子の引き抜き、の少なくともいずれかを行う消去動作を行う際、前記電極部から消去対象となる前記電荷蓄積膜へ与える第1の電圧を、互いに一方向に隣接する電極部について異なるタイミングで各々印加する制御を行うことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記電荷蓄積膜、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜および前記半導体部は、前記構造体の前記積層の方向に沿って貫通する複数の孔の各々に形成され、
    前記複数の孔のうち選択された2つの孔に各々形成された前記電荷蓄積膜、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜および前記半導体部は、前記2つの孔の一端側において接続部を介して各々接続されていることを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御部は、
    前記隣接する電極部の一方の電極部に前記第1の電圧を印加する際、他方の電極部に前記第1の電圧とは異なる第2の電圧を印加する制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記制御部は、
    複数の前記電極部の1つおきの群と、他の1つおきの群とで前記第1の電圧を異なるタイミングで各々印加する制御を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 電荷蓄積膜と、
    前記電荷蓄積膜の一方の面に隣接して設けられた第1の絶縁膜と、
    前記電荷蓄積膜の他方の面に隣接して設けられた第2の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜に隣接して設けられた半導体部と、
    前記第2の絶縁膜に隣接して設けられた複数の電極部と、を有し、
    前記複数の電極部は、電極間絶縁膜を介して積層され、
    前記電荷蓄積膜、前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜および前記半導体部は、前記複数の電極部が前記電極間絶縁膜を介して積層された構造体において前記積層の方向に沿って貫通する孔に設けられた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、
    前記電荷蓄積膜への正孔の注入、および、前記電荷蓄積膜からの電子の引き抜き、の少なくともいずれかを行う消去動作を行う際、前記電極部から消去対象となる前記電荷蓄積膜へ与える第1の電圧を、互いに一方向に隣接する電極部について異なるタイミングで各々印加することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の駆動方法。
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