JP5377626B2 - 潤滑油システム - Google Patents

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Description

本発明は、並列運転される複数の電動機駆動ポンプを備えた潤滑油システムに関する。
原子力発電所や火力発電所などの発電用設備に設置される蒸気タービンは、蒸気タービンの保護を目的としてタービン軸受に継続的に安定して潤滑油を供給する必要がある。そこで、発電用設備には潤滑油システムが設けられる。
従来の潤滑油システムは、常用および予備用の主油ポンプとして2台の電動機駆動ポンプを備える。また、潤滑油システムは、非常時用に直流電動機駆動の非常用ポンプを備える(例えば、特許文献1参照。)。
また、並列運転される複数の冷温水ポンプと、各冷温水ポンプの吐出側の圧力を一定制御する二方弁と、備えた空調設備用の冷温水ポンプ装置が知られている。
特開2005−140082号公報 特開2000−240586号公報
近年、蒸気タービンは、出力アップを主眼とした大型化の傾向にあり、タービン軸受の潤滑に必要な油量が増大する傾向にある。これにより、潤滑油システムは、タービン軸受に潤滑油を供給する主油ポンプの大容量化が必要とされる。
主油ポンプの大容量化にともなう問題点として、振動の増大、回転系の慣性モーメントの増大によるポンプ起動時間の遅延から生じる潤滑油システムの応答性悪化などが考えられる。
そこで、潤滑油の油量を増大させるために、主油ポンプの大容量化に代えて小容量(例えば、必要な潤滑油の流量を100%とすると、50%程度に相当する容量)主油ポンプを並列運転させる潤滑油システムが考えられる。
しかし、主油ポンプを並列運転させる潤滑油システムは、例えば、1台のポンプが異常発生により停止し、他の正常な主油ポンプのみで運転を継続すると、正常運転中の主油ポンプを駆動させる電動機がオーバーロードを起こして停止する虞がある。これは、並列運転中の主油ポンプのうち少なくとも1台の主油ポンプが異常発生により停止すると、他の正常運転中の主油ポンプの作動点が揚程曲線(流量と揚程との関係で表されるポンプの特性)に応じ流量を増大させて潤滑油システムの全揚程とバランスするため、電動機に必要な出力が増大することになり、電動機に必要な出力が定格出力を越えるために起こる。電動機が停止して主油ポンプが潤滑油を吐出しなくなると、タービン軸受に潤滑油が供給されず、蒸気タービンの破損を招く虞がある。このため、主油ポンプを並列運転させる潤滑油システムにおいて異常発生時を考慮すると、それぞれの主油ポンプの容量および電動機の出力を必要以上に大きくする必要が生じ、主油ポンプの並列運転による個々の主油ポンプの小型化による利点が相殺される。
他方、吐出側の圧力を一定制御する二方弁をそれぞれの冷温水ポンプに備えた冷温水ポンプ装置は、各冷温水ポンプを定格運転させるために複数の二方弁をそれぞれ独立に制御する必要が有る。すなわち、複数の二方弁を一律同様に制御することが困難である。
そこで、本発明は、並列運転される複数の電動機駆動ポンプを主油ポンプとして備え、少なくとも1台の主油ポンプが停止しても、他の正常運転中の主油ポンプが電動機のオーバーロードによる停止に至ることのない潤滑油システムを提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係る潤滑油システムは、油圧管路と、前記油圧管路に並列に配設された複数のポンプと、前記ポンプをそれぞれ駆動させる複数の電動機と、前記電動機の運転状態の異常の有無を検知する異常検知部と、前記油圧管路の圧力損失を増加可能に構成された圧力損失付加部と、前記異常検知部で前記電動機の少なくとも1つに異常が検知された場合には、前記圧力損失付加部の圧力損失を増加させる制御部と、を備え、前記電動機の少なくとも1つに異常が発生した場合に、他の前記電動機で駆動される前記ポンプの作動点を定常運転時よりも低流量側に変更することを特徴とする。
上記の特徴を備えた潤滑油システムの好適な実施形態において、前記圧力損失付加部は、前記油圧管路のうち前記複数のポンプの吐出側合流部分よりも下流側に配置してもよい。
また、前記圧力損失付加部は、前記ポンプ下流側の前記油圧管路に設けられた圧力調整弁と、前記圧力調整弁よりも前記ポンプ側の前記油圧管路に連通された弁駆動用油圧管と、前記弁駆動用油圧管から供給される油圧によって前記圧力調整弁を駆動させる弁駆動機構と、前記弁駆動用油圧管に設けられた常閉の電磁弁と、を備え、前記制御部が前記電磁弁を開き、前記ポンプの吐出圧によって前記圧力調整弁を駆動させて前記圧力損失付加部の圧力損失を増加させるよう構成しても良い。
さらに、前記圧力損失付加部は、前記ポンプ下流側の前記油圧管路に設けられた圧力調整弁と、高圧の気体を貯蔵可能な気蓄器と、前記気蓄器に連通された弁駆動管と、前記弁駆動管から供給される気体によって前記圧力調整弁を駆動させる弁駆動機構と、前記弁駆動管に設けられた常閉の電磁弁と、を備え、前記制御部が前記電磁弁を開き、前記気体の圧力によって前記圧力調整弁を駆動させて前記圧力損失付加部の圧力損失を増加させるよう構成しても良い。
さらにまた、前記圧力損失付加部は、前記ポンプ下流側の前記油圧管路に設けられた圧力調整弁と、前記圧力調整弁の上流と下流とを連通させるバイパス管と、前記バイパス管に設けられた常開の電磁弁と、を備え、前記制御部が前記電磁弁を閉じ、前記バイパス管を閉塞させて前記圧力損失付加部の圧力損失を増加させるよう構成しても良い。
本発明によれば、並列運転される複数の電動機駆動ポンプを主油ポンプとして備え、少なくとも1台の主油ポンプが停止しても、他の正常運転中の主油ポンプが電動機のオーバーロードによる停止に至ることのない潤滑油システムを提案できる。
発電用設備として構成された本発明に係る潤滑油システムを示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部を示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの潤滑油ポンプの特性を示した図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図。 本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図。
以下、本発明に係る潤滑油システムの実施の形態について、図1から図11を参照して説明する。
図1は、発電用設備として構成された本発明に係る潤滑油システムを示した系統図である。
図1に示すように、発電用設備1は、例えば原子力発電所や火力発電所に用いられる。発電用設備1は、蒸気発生部3と、蒸気タービン4と、発電機5と、潤滑油システム7と、から構成される。
蒸気発生部3は、例えば原子力発電所の原子炉や火力発電所のボイラであり、蒸気タービン4の作動流体としての蒸気を発生させる。蒸気発生部3が発生させた蒸気は蒸気タービン4に送られる。
蒸気タービン4は、タービン軸受4aに回動自在に軸支され、蒸気発生部3から供給された蒸気によって回転駆動される。この蒸気タービン4の回転駆動力は、発電機5に伝達される。発電機5は、蒸気タービン4によって回転駆動されて発電する。
潤滑油システム7は、油タンク8と、油圧配管9(油圧管路)と、複数の潤滑油ポンプ10a、10b、10c(主油ポンプ)と、交流電動機11a、11b、11cと、非常用潤滑油ポンプ13と、直流電動機14と、から構成される。潤滑油システム7は、タービン軸受4aに潤滑油16を供給する。
油タンク8は、蒸気タービン4のタービン軸受4aに供給される潤滑油16を貯蔵する。油圧配管9は、油タンク8に貯蔵された潤滑油16をタービン軸受4aに導く潤滑油供給配管系17と、タービン軸受4aを潤滑させた後の潤滑油16を油タンク8に戻す潤滑油戻配管系18とから構成される。
潤滑油ポンプ10a、10b、10cは、相互に並列に潤滑油供給配管系17に配設される。潤滑油ポンプ10a、10b、10cは、それぞれ交流電動機11a、11b、11cに直結され駆動される。なお、並列に配設された潤滑油ポンプ10a、10b、10cは、2台以上であれば良い。
非常用潤滑油ポンプ13は、潤滑油ポンプ10a、10b、10cとともに並列に配設される。非常用潤滑油ポンプ13は、直流電動機14に直結され駆動される。直流電動機14は、非常用直流電源(図示省略)に接続される。非常用潤滑油ポンプ13は、潤滑油システムの交流電源喪失時や起動前などの潤滑油ポンプ10a、10b、10cの不作動時に、これらに代ってタービン軸受4aに潤滑油16を供給するバックアップ・ポンプである。
潤滑油ポンプ10a、10b、10cおよび非常用潤滑油ポンプ13は、例えば遠心ポンプを用いて構成される。潤滑油ポンプ10a、10b、10cおよび非常用潤滑油ポンプ13は、吸込み抵抗を減じるために油タンク8中に収容された潤滑油16中に埋設される。なお、潤滑油ポンプ10a、10b、10cおよび非常用潤滑油ポンプ13を油タンク8の外に配設してもよい。
潤滑油供給配管系17は、潤滑油ポンプ10a、10b、10cおよび非常用潤滑油ポンプ13の出口側に設けられた逆止弁20と、油冷却器21と、潤滑油供給フィルタ22と、を備える。
潤滑油システム7の定常運転において、潤滑油16は、潤滑油ポンプ10a、10b、10cから吐出され、潤滑油供給配管系17を逆止弁20、油冷却器21、潤滑油供給フィルタ22の順に経て、タービン軸受4aに供給される。この後、潤滑油16は、潤滑油戻配管系18を経て油タンク8に戻る。
図2は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部を示した系統図である。
図2に示すように、潤滑油システム7は、交流電動機11a、11b、11cそれぞれについて運転状態の異常の有無を検知する異常検知部24と、油圧配管9の潤滑油供給配管系17の圧力損失を増加可能な圧力損失付加部25と、異常検知部24で交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つに異常が検知された場合に、圧力損失付加部25の圧力損失を増加させる制御部26と、を備える。
異常検知部24は、潤滑油供給配管系17に設けられ、潤滑油ポンプ10a、10b、10cそれぞれの出口側に配置された圧力スイッチ28a、28b、28cを有する。異常検知部24は、圧力スイッチ28a、28b、28cで検知される潤滑油ポンプ10a、10b、10cの吐出圧の高低によって交流電動機11a、11b、11cの運転状態の異常の有無を検知する。具体的には、異常検知部24は、圧力スイッチ28aで検知される潤滑油ポンプ10aの吐出側の圧力が油タンク8内の圧力と略同じであれば交流電動機11aの運転異常信号を出力する。他の圧力スイッチ28b、28cについても、圧力スイッチ28aと同様に構成される。
圧力損失付加部25は、潤滑油供給配管系17のうち潤滑油ポンプ10a、10b、10cの吐出側合流部分よりも下流側に配置される。また、圧力損失付加部25は、潤滑油供給配管系17に設けられた圧力調整弁30と、圧力調整弁30の上流と下流とを連通させるバイパス管31と、バイパス管31に設けられたオリフィス32と、圧力調整弁30よりも潤滑油ポンプ10a、10b、10c側の油圧配管9に連通された弁駆動用油圧管33と、弁駆動用油圧管33から供給される油圧によって圧力調整弁30を駆動させる弁駆動機構34と、弁駆動用油圧管33に設けられた常閉の電磁弁35と、から構成される。圧力損失付加部25は、電磁弁35が開かれると、潤滑油ポンプ10a、10b、10cの吐出圧によって弁駆動機構34を駆動させ、圧力調整弁30の弁体(図示省略)を弁座(図示省略)に近づける。これにより、圧力損失付加部25の圧力損失が増加する。圧力損失付加部25の圧力損失が増加すると潤滑油供給配管系17全体の圧力損失も増加する。圧力調整弁30は弁駆動機構30aを備える。弁駆動機構30aは潤滑油供給配管系17のうち圧力調整弁30の二次側(下流側)から分岐された油圧管17aに接続される。これにより、定常運転時における圧力調整弁30はその二次側(下流側)の圧力を一定に保つ。
制御部26は、異常検知部24から運転異常信号が入力された場合、すなわち、交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つに異常が発生した場合に、電磁弁35を開き弁駆動機構34によって圧力調整弁30を駆動させ、圧力損失付加部25の圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26は、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、圧力スイッチ28aから入力された運転異常信号に基づき、電磁弁35を開き圧力損失付加部25の圧力損失を増大させる。これにより、制御部26は、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7の圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
図3は、本実施形態に係る潤滑油システムの潤滑油ポンプの特性を示した図である。
ここで、潤滑油ポンプ10a、10b、10cもしくは非常用潤滑油ポンプ13によってタービン軸受4aに供給される潤滑油16について注目すると、潤滑油システム7の実揚程は潤滑油供給配管系17の実揚程Haで代表され、潤滑油システム7の圧力損失は、潤滑油供給配管系17の全損失hで代表される。
図3に示すように、潤滑油ポンプ10a、10b、10cの全てが正常運転されている場合、潤滑油供給配管系17で代表される潤滑油システム7の負荷曲線(図3中、実線A)と、潤滑油ポンプ10全体としての揚程曲線(図3中、実線B)とは、作動点N0で交わる。このとき、潤滑油ポンプ10全体としての全揚程Hは潤滑油供給配管系17の実揚程Haと全損失hとの和に相当するとともに、潤滑油ポンプ10全体としての全吐出流量Qはそれぞれの潤滑油ポンプ10a、10b、10cの吐出流量Q1、Q2、Q3の和に相当する。
次に、潤滑油ポンプ10a、10b、10cの少なくともいずれか1つ、例えば、潤滑油ポンプ10aが停止した場合、潤滑油ポンプ10b、10cからなる異常運転中の潤滑油ポンプ10全体としての揚程曲線(図3中、実線C)は、低流量側に移動する。
このとき、従来の潤滑油システムでは、負荷曲線(図3中、実線A)と、揚程曲線(図3中、実線C)とは、作動点Nfで交わる。このような作動点Nfでは、潤滑油ポンプ10b、10cの1台あたりの吐出流量は、正常運転時の吐出流量に比べて増加してしまうので、潤滑油ポンプ10b、10cを駆動させる交流電動機11b、11cに必要な出力も増大することになる。
そこで、本実施形態に係る潤滑油システム7は、異常検知部24によって潤滑油ポンプ10aの異常を検知し、制御部26によって圧力損失付加部25を駆動させ、潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させて潤滑油システム7の負荷曲線(図3中、実線D)を低流量側に変化させる。
そうすると、圧力損失が増大した潤滑油システム7の負荷曲線(図3中、実線D)と、異常運転中の潤滑油ポンプ10全体としての揚程曲線(図3中、実線C)とは、作動点N1で交わる。このとき、潤滑油ポンプ10全体としての全揚程Hは潤滑油供給配管系17の実揚程Haと全損失hとの和に相当するとともに、潤滑油ポンプ10b、10cそれぞれの吐出流量を、例えば正常運転時の吐出流量Q2、Q3程度に調整できる。また、正常運転中の潤滑油ポンプ10b、10cの吐出流量を、正常運転時の吐出流量Q2、Q3未満に調整しても良い。
なお、本実施形態に係る潤滑油システム7は、3台の潤滑油ポンプ10を並列運転させる場合について説明したが、2台以上の潤滑油ポンプ10を並列運転させる場合は、圧力損失付加部25の圧力損失を(潤滑油ポンプ10の台数−1)段階に制御可能に構成することもできる。
図4は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図である。
本実施形態に係る潤滑油システム7Aにおいて潤滑油システム7と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4に示すように、潤滑油システム7Aの異常検知部24Aは、交流電動機11a、11b、11cに設けられ、交流電動機11a、11b、11cそれぞれの電流値を測定する電流計37a、37b、37cを有する。異常検知部24Aは、電流計37a、37b、37cで検知される交流電動機11a、11b、11cの電流値の高低によって交流電動機11a、11b、11cの運転状態の異常の有無を検知する。
制御部26Aは、異常検知部24Aで検出される交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つの電流値が略0Aとなった場合に、電磁弁35を開き弁駆動機構34によって圧力調整弁30を駆動させ、圧力損失付加部25の圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26Aは、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、電流計37aの電流値(略0A)に基づき、電磁弁35を開き圧力損失付加部25の圧力損失を増大させる。これにより、制御部26Aは、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7Aの圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
図5は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図である。
本実施形態に係る潤滑油システム7Bにおいて潤滑油システム7と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すように、潤滑油システム7Bの異常検知部24Bは、交流電動機11a、11b、11cに設けられ、交流電動機11a、11b、11cそれぞれの回転数を測定する回転計39a、39b、39cを有する。異常検知部24Bは、回転計39a、39b、39cで検知される交流電動機11a、11b、11cの回転数の高低によって交流電動機11a、11b、11cの運転状態の異常の有無を検知する。
制御部26Bは、異常検知部24Bで検出される交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つの回転数が略0rpmとなった場合に、電磁弁35を開き弁駆動機構34によって圧力調整弁30を駆動させ、圧力損失付加部25の圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26Bは、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、回転計39aの回転数(略0rpm)に基づき、電磁弁35を開き圧力損失付加部25の圧力損失を増大させる。これにより、制御部26Bは、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7Bの圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
図6は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図である。
本実施形態に係る潤滑油システム7Cにおいて潤滑油システム7と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、潤滑油システム7Cの圧力損失付加部25Aは、潤滑油供給配管系17に設けられた圧力調整弁30と、圧力調整弁30の上流と下流とを連通させるバイパス管31と、バイパス管31に設けられたオリフィス32と、高圧の気体を貯蔵可能な気蓄器41と、気蓄器41に連通された弁駆動管42と、弁駆動管42から供給される気体によって圧力調整弁30を駆動させる弁駆動機構34Aと、弁駆動管42に設けられた常閉の電磁弁35Aと、から構成される。圧力損失付加部25Aは、電磁弁35Aが開かれると、気蓄器41に貯蔵された気体の圧力によって弁駆動機構34Aを駆動させ、圧力調整弁30の弁体を弁座に近づける。これにより、圧力損失付加部25Aの圧力損失が増加する。圧力損失付加部25Aの圧力損失が増加すると潤滑油供給配管系17全体の圧力損失も増加する。
制御部26Cは、異常検知部24から運転異常信号が入力された場合、すなわち、交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つに異常が発生した場合に、電磁弁35Aを開き弁駆動機構34Aによって圧力調整弁30を駆動させ、圧力損失付加部25Aの圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26Cは、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、圧力スイッチ28aから入力された運転異常信号に基づき、電磁弁35Aを開き圧力損失付加部25Aの圧力損失を増大させる。これにより、制御部26Cは、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7Cの圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
図7は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図である。
本実施形態に係る潤滑油システム7Dにおいて潤滑油システム7Cと同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、潤滑油システム7Dは、潤滑油システム7Cに異常検知部24Aを用いて構成される。具体的には、潤滑油システム7Dの異常検知部24Aは、交流電動機11a、11b、11cに設けられ、交流電動機11a、11b、11cそれぞれの電流値を測定する電流計37a、37b、37cを有する。異常検知部24Aは、電流計37a、37b、37cで検知される交流電動機11a、11b、11cの電流値の高低によって交流電動機11a、11b、11cの運転状態の異常の有無を検知する。
制御部26Dは、異常検知部24Aで検出される交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つの電流値が略0Aとなった場合に、電磁弁35Aを開き弁駆動機構34Aによって圧力調整弁30を駆動させ、圧力損失付加部25Aの圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26Dは、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、電流計37aの電流値(略0A)に基づき、電磁弁35Aを開き圧力損失付加部25Aの圧力損失を増大させる。これにより、制御部26Dは、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7Dの圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
図8は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図である。
本実施形態に係る潤滑油システム7Eにおいて潤滑油システム7Cと同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8に示すように、潤滑油システム7Eは、潤滑油システム7Cに異常検知部24Bを用いて構成される。具体的には、潤滑油システム7Eの異常検知部24Bは、交流電動機11a、11b、11cに設けられ、交流電動機11a、11b、11cそれぞれの回転数を測定する回転計39a、39b、39cを有する。異常検知部24Bは、回転計39a、39b、39cで検知される交流電動機11a、11b、11cの回転数の高低によって交流電動機11a、11b、11cの運転状態の異常の有無を検知する。
制御部26Eは、異常検知部24Bで検出される交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つの回転数が略0rpmとなった場合に、電磁弁35Aを開き弁駆動機構34Aによって圧力調整弁30を駆動させ、圧力損失付加部25Aの圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26Eは、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、回転計39aの回転数(略0rpm)に基づき、電磁弁35Aを開き圧力損失付加部25Aの圧力損失を増大させる。これにより、制御部26Eは、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7Eの圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
図9は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図である。
本実施形態に係る潤滑油システム7Fにおいて潤滑油システム7と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示すように、潤滑油システム7Fの圧力損失付加部25Bは、潤滑油供給配管系17に設けられた圧力調整弁30と、圧力調整弁30の上流と下流とを連通させるバイパス管31と、バイパス管31に設けられたオリフィス32と、バイパス管31と並列に設けられ、圧力調整弁30の上流と下流とを連通させる圧力損失制御用バイパス管43と、圧力損失制御用バイパス管43に設けられたオリフィス44と、圧力損失制御用バイパス管43に設けられた常開の電磁弁45と、から構成される。圧力損失付加部25Bは、電磁弁45が閉じられると、圧力損失制御用バイパス管43およびオリフィス44で構成された配管系が閉塞する。これにより、圧力損失付加部25Bの圧力損失が増加する。圧力損失付加部25Bの圧力損失が増加すると潤滑油供給配管系17全体の圧力損失も増加する。
制御部26Fは、異常検知部24から運転異常信号が入力された場合、すなわち、交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つに異常が発生した場合に、電磁弁45を閉じ、圧力損失付加部25Bの圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26Fは、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、圧力スイッチ28aから入力された運転異常信号に基づき、電磁弁45を閉じ、圧力損失付加部25Bの圧力損失を増大させる。これにより、制御部26Fは、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7Fの圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
図10は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図である。
本実施形態に係る潤滑油システム7Gにおいて潤滑油システム7Fと同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、潤滑油システム7Gは、潤滑油システム7Fに異常検知部24Aを用いて構成される。具体的には、潤滑油システム7Gの異常検知部24Aは、交流電動機11a、11b、11cに設けられ、交流電動機11a、11b、11cそれぞれの電流値を測定する電流計37a、37b、37cを有する。異常検知部24Aは、電流計37a、37b、37cで検知される交流電動機11a、11b、11cの電流値の高低によって交流電動機11a、11b、11cの運転状態の異常の有無を検知する。
制御部26Gは、異常検知部24Aで検出される交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つの電流値が略0Aとなった場合に、電磁弁45を閉じ、圧力損失付加部25Bの圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26Gは、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、電流計37aの電流値(略0A)に基づき、電磁弁45を閉じ、圧力損失付加部25Bの圧力損失を増大させる。これにより、制御部26Gは、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7Gの圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
図11は、本実施形態に係る潤滑油システムの要部の他の例を示した系統図である。
本実施形態に係る潤滑油システム7Hにおいて潤滑油システム7Fと同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図11に示すように、潤滑油システム7Hは、潤滑油システム7Fに異常検知部24Bを用いて構成される。具体的には、潤滑油システム7Hの異常検知部24Bは、交流電動機11a、11b、11cに設けられ、交流電動機11a、11b、11cそれぞれの回転数を測定する回転計39a、39b、39cを有する。異常検知部24Bは、回転計39a、39b、39cで検知される交流電動機11a、11b、11cの回転数の高低によって交流電動機11a、11b、11cの運転状態の異常の有無を検知する。
制御部26Hは、異常検知部24Bで検出される交流電動機11a、11b、11cの少なくとも1つの回転数が略0rpmとなった場合に、電磁弁45を閉じ、圧力損失付加部25Bの圧力損失を増大させる。具体的には、制御部26Hは、例えば、交流電動機11aに異常が発生した場合、回転計39aの回転数(略0rpm)に基づき、電磁弁45を閉じ圧力損失付加部25Bの圧力損失を増大させる。これにより、制御部26Hは、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)で駆動される潤滑油ポンプ(例えば、潤滑油ポンプ10b、10c)の作動点を定常運転時よりも低流量側に変更し、他の交流電動機(例えば、交流電動機11b、11c)に必要な出力が定格出力を越えないよう潤滑油システム7Hの圧力損失、特に潤滑油供給配管系17の圧力損失を増大させる。
このように構成された本実施形態に係る潤滑油システム7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7Hは、並列運転される潤滑油ポンプ10を備えるとともに、少なくとも1つの潤滑油ポンプ10に異常が発生した場合であっても、潤滑油ポンプ10を駆動させる交流電動機11をオーバーロードさせることなく、他の正常な潤滑油ポンプ10の運転を継続できる。すなわち、潤滑油システム7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7Hは、潤滑油ポンプ10を並列運転させることで、小容量の潤滑油ポンプの採用を可能とし、従来の潤滑油システムが有する潤滑油ポンプの大容量化にともなう問題点を解決できる。
また、潤滑油システム7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7Hは、潤滑油ポンプ10の異常にともない潤滑油システム7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7Hの圧力損失を増大させることで、正常運転中の潤滑油ポンプ10を確実に継続運転させることが可能となる。すなわち、潤滑油システム7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7Hは、小容量の潤滑油ポンプの採用の長所を十分に享受できる。
これらによって、潤滑油システム7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7Hを備えた蒸気タービン4は、タービン軸受4aの潤滑が確実に継続され、破損等に至る虞が著しく低減される。
したがって、本実施形態に係る潤滑油システム7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7Hによれば、並列運転される複数の潤滑油ポンプ10を備え、少なくとも1台の潤滑油ポンプ10が停止しても、他の正常運転中の潤滑油ポンプ10が交流電動機11のオーバーロードによる停止に至ることがない。
1 発電用設備
3 蒸気発生部
4 蒸気タービン
4a タービン軸受
5 発電機
7、7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7H 潤滑油システム
8 油タンク
9 油圧配管
10、10a、10b、10c 潤滑油ポンプ
11、11a、11b、11c 交流電動機
13 非常用潤滑油ポンプ
14 直流電動機
16 潤滑油
17 潤滑油供給配管系
17a 油圧管
18 潤滑油戻配管系
20 逆止弁
21 油冷却器
22 潤滑油供給フィルタ
24、24A、24B 異常検知部
25、25A、25B 圧力損失付加部
26、26A、26B、26C、26D、26E、26F、26G、26H 制御部
28a、28b、28c 圧力スイッチ
30 圧力調整弁
30a 弁駆動機構
31 バイパス管
32 オリフィス
33 弁駆動用油圧管
34、34A 弁駆動機構
35、35A 電磁弁
37a、37b、37c 電流計
39a、39b、39c 回転計
41 気蓄器
42 弁駆動管
43 圧力損失制御用バイパス管
44 オリフィス
45 電磁弁

Claims (8)

  1. 油圧管路と、
    前記油圧管路に並列に配設された複数のポンプと、
    前記ポンプをそれぞれ駆動させる複数の電動機と、
    前記電動機の運転状態の異常の有無を検知する異常検知部と、
    前記油圧管路の圧力損失を増加可能に構成された圧力損失付加部と、
    前記異常検知部で前記電動機の少なくとも1つに異常が検知された場合には、前記圧力損失付加部の圧力損失を増加させる制御部と、を備え、
    前記電動機の少なくとも1つに異常が発生した場合に、他の前記電動機で駆動される前記ポンプの作動点を定常運転時よりも低流量側に変更することを特徴とする潤滑油システム。
  2. 前記圧力損失付加部は、前記油圧管路のうち前記複数のポンプの吐出側合流部分よりも下流側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の潤滑油システム。
  3. 前記圧力損失付加部は、
    前記ポンプ下流側の前記油圧管路に設けられた圧力調整弁と、
    前記圧力調整弁よりも前記ポンプ側の前記油圧管路に連通された弁駆動用油圧管と、
    前記弁駆動用油圧管から供給される油圧によって前記圧力調整弁を駆動させる弁駆動機構と、
    前記弁駆動用油圧管に設けられた常閉の電磁弁と、を備え、
    前記制御部が前記電磁弁を開き、前記ポンプの吐出圧によって前記圧力調整弁を駆動させて前記圧力損失付加部の圧力損失を増加させることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油システム。
  4. 前記圧力損失付加部は、
    前記ポンプ下流側の前記油圧管路に設けられた圧力調整弁と、
    高圧の気体を貯蔵可能な気蓄器と、
    前記気蓄器に連通された弁駆動管と、
    前記弁駆動管から供給される気体によって前記圧力調整弁を駆動させる弁駆動機構と、
    前記弁駆動管に設けられた常閉の電磁弁と、を備え、
    前記制御部が前記電磁弁を開き、前記気体の圧力によって前記圧力調整弁を駆動させて前記圧力損失付加部の圧力損失を増加させることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油システム。
  5. 前記圧力損失付加部は、
    前記ポンプ下流側の前記油圧管路に設けられた圧力調整弁と、
    前記圧力調整弁の上流と下流とを連通させるバイパス管と、
    前記バイパス管に設けられた常開の電磁弁と、を備え、
    前記制御部が前記電磁弁を閉じ、前記バイパス管を閉塞させて前記圧力損失付加部の圧力損失を増加させることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油システム。
  6. 前記異常検知部は、前記ポンプの吐出圧の有無を検知する圧力スイッチから構成されたことを特徴とする請求項1に記載の潤滑油システム。
  7. 前記異常検知部は、前記電動機に流れる電流を検知する電流計から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の潤滑油システム。
  8. 前記異常検知部は、前記電動機の回転数を検出する回転計から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の潤滑油システム。
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