JP5375714B2 - 自動変速機 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、第2のポンプを駆動させる必要がない場合には、クラッチ機構を介して該第2のポンプに駆動力が伝達されることを規制できる。そのため、第2のポンプの駆動が不必要なときにも該第2のポンプに駆動力が伝達される場合と比較して、第2のポンプの駆動に伴う負荷の増大を抑制できる。
図2(a)(b)に示すように、カウンタシャフト30の後方には、後側に開口する収容凹部50を有するポンプハウジング51と、該収容凹部50の開口を閉塞する閉塞部材52とが設けられている。ポンプハウジング51の底壁には、カウンタシャフト30の軸線S1を中心とした断面略円形状の挿通孔53が形成されている。そして、ポンプハウジング51は、挿通孔53内に挿通される第2ポンプ駆動軸54を回転自在な状態で支持している。すなわち、第2ポンプ駆動軸54の前側部位は、ポンプハウジング51外に位置する一方、第2ポンプ駆動軸54の後側部位は、ポンプハウジング51内(即ち、収容凹部50内)に位置している。
図2(a)(b)に示すように、第2ポンプ駆動軸54とカウンタシャフト30との間には、該カウンタシャフト30の内径よりも小さい外径を有する略円筒形状の第1連結軸部材60(図3参照)と、該第1連結軸部材60の内径よりも小さい外径を有する略円柱形状の第2連結軸部材61とが設けられている。これら各連結軸部材60,61は、カウンタシャフト30の回転中心である軸線S1(図2では一点鎖線で示す。)を中心に回転自在である。第2連結軸部材61の前側部位は、第1連結軸部材60内に位置している。
図3(a)(b)に示すように、第1連結軸部材60の前側部位は、カウンタシャフト30内に位置している。第1連結軸部材60は、前後方向に移動不能な状態で、図示しない軸受などによって支持されている。すなわち、カウンタシャフト30と第1連結軸部材60との位置関係は、カウンタシャフト30が前後方向に移動した場合には変わる。
図4に示すように、液圧調整回路としての油圧発生回路26(図4にて破線で囲まれた部分)は、変速機構部16の重力方向における下側に配置されている。こうした油圧発生回路26は、第1発生回路としての第1油圧調整回路75と、第2発生回路としての第2油圧調整回路76と、液体供給部としての第3油圧調整回路77とを備えている。第1油圧調整回路75は、自動変速機11の変速制御を行うために必要な油圧を調整するための油圧回路であって、各種バルブ(図示略)及び図示しない制御装置からの制御指令に基づき作動するソレノイド弁(図示略)などを備えている。例えば自動変速機11の変速段を第1速にするための制御指令が入力された場合、第1油圧調整回路75は、変速段を第1速にするために必要なクラッチやブレーキが作動するように、該クラッチやブレーキに対して作動油を供給する、即ち該クラッチやブレーキに対する油圧をバルブなどにより調整する。
(1)カウンタシャフト30は、2つのヘリカルギヤ対42A,42Bから伝達されるスラスト力の向きによって、前側に移動したり、後側に移動したりする。そして、第2のポンプOP2は、駆動輪13の回転時においてカウンタシャフト30が前側に移動した場合には作動油を吐出すべく駆動する一方、カウンタシャフト30が後側に移動した場合には駆動輪13の回転又は停止に関係なく駆動しない。すなわち、カウンタシャフト30が前側に移動したり、後側に移動したりすることにより、第2のポンプOP2の駆動と非駆動とを適宜切り替えることができる。しかも、第2のポンプOP2を電動式のポンプにする場合と比較して、第2のポンプ専用の電動機を設ける必要がない分、自動変速機11の小型化に貢献できる。また、第2のポンプOP2の駆動・非駆動の切り替えを制御する必要がない分、自動変速機11を制御する制御装置の制御負荷を低減させることができる。したがって、第2のポンプOP2の駆動・非駆動の切り替えを簡単な構成で行うことができる。
・実施形態において、内燃機関12の停止時において車両が後退する場合でも、自動変速機11内で作動油を循環させるための構成を設けてもよい。例えば、図6に示すように、カウンタシャフト30の前側に、第3のポンプOP3を設け、カウンタシャフト30と第3のポンプOP3との間に、他の係合機構34A及び他のクラッチ機構35Aを設けてもよい。ただし、他の係合機構34Aは、係合機構34と略同一構成であることが好ましく、他のクラッチ機構35Aは、クラッチ機構35と略同一構成であることが好ましい。
・実施形態において、クラッチ機構35を省略してもよい。このように構成しても、内燃機関12の停止時において車両が前進する場合には、回転する駆動輪13で発生する駆動力が第2のポンプOP2に伝達されることにより、該第2のポンプOP2を駆動させることができる。
・実施形態において、車両の駆動源は、モータなどの電動機であってもよい。また、車両の駆動源は、内燃機関と電動機とを備えた構成であってもよい。なお、電動機の駆動時とは、該電動機に電力が供給されていることである。
(イ)車両の駆動輪の回転によって発生する駆動力が伝達された場合に、該駆動力に基づき液圧を発生させる第3のポンプと、
前記回転部材が前記第1の方向に移動した場合には前記回転部材から前記第3のポンプへの駆動力の伝達を遮断する一方、前記回転部材が前記第2の方向に移動した場合には前記回転部材から前記第3のポンプへの駆動力の伝達を許容する他の係合機構と、をさらに備えることを特徴とする。
Claims (5)
- 供給される液体に基づき駆動する変速機構部と、
車両の駆動源から伝達される駆動力に基づき、液体を吐出する第1のポンプと、
車両の駆動輪の回転によって発生する駆動力が伝達された場合に、該駆動力に基づき液体を吐出する第2のポンプと、
前記車両の駆動源及び前記駆動輪のうち少なくとも一方から伝達される駆動力に基づき軸線を中心に回転自在であって、且つ該軸線に沿う方向に移動自在な回転部材と、
前記変速機構部及び前記回転部材の間で動力伝達を行うヘリカルギヤ対及び前記回転部材及び前記駆動輪側のディファレンシャル機構との間で動力伝達を行うヘリカルギヤ対を有し、前記回転部材に伝達するスラスト力の向きを切り替える切り替え機構と、
前記切り替え機構から伝達されるスラスト力によって、前記回転部材が第1の方向に移動した場合には該回転部材から前記第2のポンプへの駆動力の伝達を許容し、前記回転部材が前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動した場合には該回転部材から前記第2のポンプへの駆動力の伝達を遮断する係合機構と、を備えることを特徴とする自動変速機。 - 前記係合機構は、前記車両の駆動源の非駆動時において前記駆動輪が車両を前進させる方向に回転する場合には、前記切り替え機構からのスラスト力によって前記回転部材が前記第1の方向に移動することにより、該回転部材から前記第2のポンプへの駆動力の伝達を許容することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
- 前記自動変速機の変速制御を行うための液圧を発生する第1発生回路及び前記自動変速機内の潤滑を行うための液圧を発生する第2発生回路を有する液圧調整回路と、
前記第1のポンプから前記各発生回路への液体の供給を許容する第1液体供給機構と、
前記第2のポンプから前記第1発生回路への液体の供給を規制する一方で、前記第2のポンプから前記第2発生回路への液体の供給を許容する第2液体供給機構と、をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動変速機。 - 前記係合機構から前記第2のポンプへの動力伝達の接・断制御を行うクラッチ機構をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の自動変速機。
- 前記第1のポンプから吐出される液体の一部を前記クラッチ機構に供給する液体供給部をさらに備え、
前記クラッチ機構は、前記液体供給部を介して液体が供給される場合には前記回転部材側から前記第2のポンプへの動力伝達を遮断する一方、前記液体供給部を介して液体が供給されない場合には前記回転部材側から前記第2のポンプへの動力伝達を許容することを特徴とする請求項4に記載の自動変速機。
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