JP5375589B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアロック装置に関する。
車両用ドアロック装置の一つとして、車両のドアをボデーに対して閉じた状態で保持可能なラッチ機構と、前記ドアの内側または外側に設けたドアハンドルの操作に伴って駆動されるオープンレバーと、このオープンレバーと前記ラッチ機構が備えるリフトレバーとの間に介装されて前記ドアハンドルのドア開操作に伴う前記オープンレバーのドア開方向作動を前記リフトレバーに伝えるアンロック位置と前記リフトレバーに伝えないロック位置とに切り替え可能なオープンリンクと、このオープンリンクを前記アンロック位置または前記ロック位置に切り替えるためのロック操作ユニットを備えているもの(本発明が対象とする車両用ドアロック装置)があり、例えば、下記特許文献1に示されている。
特開2008−38557号公報
上記した特許文献1に記載されている車両用ドアロック装置においては、前記ロック操作ユニットが、回転駆動可能でアンロック位置とロック位置とに切り替え可能なアクティブレバー(特許文献1では、ロックレバーと記載されている)と、このアクティブレバーを駆動させる駆動機構を備えている。
また、上記した特許文献1に記載されている車両用ドアロック装置においては、オープンリンクに形成したリンク長手方向に延びる長孔に、アクティブレバーのアーム部に設けた係合突起が摺動可能に係合するとともに、オープンリンクのリンク長手方向の一端に、オープンレバーが押動可能かつ揺動可能に連結されている。このため、オープンレバーの作動時には、オープンリンクがリンク長手方向に移動する。また、アクティブレバーが回転によってアンロック位置とロック位置間にて切り替えられるときには、アクティブレバーの回転に伴ってオープンリンクがオープンレバーとの連結部を支点として傾動する。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上記した特許文献1に記載されている車両用ドアロック装置では、オープンリンクにリンク長手方向に延びる長孔を形成する必要があるため、これに伴ってオープンリンク自体が大型化して、部品コストが上昇するおそれがある。また、オープンリンクが、オープンレバーとの連結部を支点として傾動可能であるとともに、アンロック位置およびロック位置の各位置においてリンク長手方向に移動可能であるため、これらの動きを許容する空間が当該装置には必要であって、当該装置が大型化し、車両搭載性が悪化することがある。
(課題を解決するための手段)
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、上記した本発明が対象とする車両用ドアロック装置において、前記オープンリンクが、前記アクティブレバーの回転に伴って変位する部位に、初期位置から作動位置に前記アクティブレバーに対して相対回転可能に組付けられ、このオープンリンクを前記初期位置に向けて付勢する付勢部材が設けられていて、前記アクティブレバーがアンロック位置にあるときには、前記オープンリンクもアンロック位置にあって、前記オープンリンクと前記オープンレバーが係合可能であり、前記アクティブレバーがロック位置にあるときには、前記オープンリンクもロック位置にあって、前記オープンリンクと前記オープンレバーが係合不能となることに特徴がある。
この場合において、前記オープンレバーが、前記ドアの内側に設けたインサイドドアハンドルの操作に伴って駆動されるインサイドオープンレバーと、前記ドアの外側に設けたアウトサイドドアハンドルの操作に伴って駆動されるアウトサイドオープンレバーであって、前記インサイドオープンレバーと前記アウトサイドオープンレバーが同軸的に配置されていることも可能である。
(発明の作用効果)
本発明による車両用ドアロック装置においては、オープンリンクがアクティブレバーに回転可能に組付けられていて、オープンリンクに長孔(従来装置のリンク長手方向に延びる長孔)が不要であるため、オープンリンクの小型化を図って、部品コストの低減を図ることが可能である。また、オープンリンクがアクティブレバーに相対回転可能に組付けられて支持されるという支持構成が採用されているため、従来の支持構成(回転可能な支持構成に比して自由度が大きい傾動可能な支持構成)に比して、オープンリンクの支持を安定化することができて、オープンリンクの作動の信頼性を向上させることが可能である。
また、本発明による車両用ドアロック装置においては、前記アクティブレバーがロック位置にあるときには、前記オープンリンクもロック位置にあって、前記オープンリンクと前記オープンレバーが係合不能となるため、ロック位置にあるオープンリンクはオープンレバーのドア開作動に際してアクティブレバーに対して回転することがなくて、ロック位置にあるオープンリンクが作動する場合(従来装置の場合)に比して、オープンリンクの作動範囲を小さくすることが可能である。このため、当該装置の小型化を図って、車両搭載性を改善することが可能である。
なお、本発明による車両用ドアロック装置においては、インサイドドアハンドルのドア開操作によって駆動されるオープンレバー(インサイドオープンレバー)に押動部を一体的に設けるとともに、アクティブレバーにロック位置で前記押動部と係合可能で係合時にはアクティブレバーがアンロック位置に向けて押動される係合部を一体的に設けることで、所謂、ワンモーションやダブルプルといったインサイドドアハンドルでのロック解除機構を部品増加なく対応可能である。
また、上記した本発明の実施に際して、前記オープンレバーが、前記ドアの内側に設けたインサイドドアハンドルの操作に伴って駆動されるインサイドオープンレバーと、前記ドアの外側に設けたアウトサイドドアハンドルの操作に伴って駆動されるアウトサイドオープンレバーであって、前記インサイドオープンレバーと前記アウトサイドオープンレバーが同軸的に配置されている場合には、各オープンレバーの支持軸を共用することが可能であり、当該車両用ドアロック装置の構成部品数を減ずることができて、当該車両用ドアロック装置の小型化およびコスト低減を図ることが可能である。
本発明による車両用ドアロック装置の一実施形態をアンロック状態で車両外側からみた側面図である。 図1に示した車両用ドアロック装置における主要構成部材の車幅方向での関係を概略的に示した縦断断面図である。 図1に示したリフトレバーを含むラッチ機構の分解斜視図である。 図1〜図3に示した車両用ドアロック装置においてインサイドオープンレバーがドア開方向作動した状態の作動説明図である。 図1〜図3に示した車両用ドアロック装置においてアウトサイドオープンレバーがドア開方向作動した状態の作動説明図である。 図1〜図3に示した車両用ドアロック装置においてアクティブレバーがロック位置に移動した状態(ロック状態)の作動説明図である。 図6に示した車両用ドアロック装置においてインサイドオープンレバーがドア開方向作動した状態(アクティブレバーがアンロック位置に向けて回転しオープンリンクがインサイドオープンレバーに係合したパニック状態)の作動説明図である。 ドアが開放された状態にて当該車両用ドアロック装置がロック状態とされ、かつ、アウトサイドオープンレバーがドア開方向作動した状態の作動説明図である。 図8に示した状態にてドアが閉じられてキャンセルレバーが空振りしアクティブレバーのアンロック作動がキャンセルされるときの作動説明図である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による車両用ドアロック装置100を示していて、この車両用ドアロック装置100は、車両の前方右側に装備されるドア(図示省略)に装着されるものであり、ラッチ機構10と、インサイドオープンレバー21と、アウトサイドオープンレバー22を備えるとともに、オープンリンク23と、ロック操作ユニット30を備えている。また、車両用ドアロック装置100は、キーレスロックレバー41と、スプリング42と、キャンセルレバー43を備えている。なお、インサイドオープンレバー21、アウトサイドオープンレバー22、オープンリンク23、ロック操作ユニット30、キーレスロックレバー41、スプリング42、キャンセルレバー43等は、ドアに設けたハウジング50(ドア内に組付けるためのベース部材となるもの)内に組付けられている。
ラッチ機構10は、周知のように、ドアをボデー(図示省略の車体)に対して閉状態(ドアが閉じられた状態)で保持するためのもので、ボデーに固定されたストライカ(図示省略)と係脱可能なラッチ11を備えている。なお、ラッチ機構10は、図1にてリフトレバー13以外が図示省略されているが、図3にて分解した状態で図示されていて、ハウジング50に組付けられた状態でドアに組付けられている。
ラッチ機構10は、ストライカに係合することで、ドアを閉状態に保持する(ラッチ状態)。ドアの閉状態において、ラッチ機構10は、ストライカから離脱することで、ドアを閉状態から開状態(ドアがボデーに対して開放可能な状態)に移行させる(アンラッチ状態)。ラッチ機構10は、図3に示したように、ラッチ11、ポール12、リフトレバー13、ストッパ14を備えるとともに、クッションC1,C2、ラッチ用トーションスプリングS1、ポール用トーションスプリングS2を備えていて、これらの構成部品は、ベースプレート15、ケース16、サブベースプレート17に、スクリュー18、ピン19を用いて組付けられている。なお、ベースプレート15は、図3に示したシール部材91を介してドアに組付けられる。
インサイドオープンレバー21は、ドアの内側に設けたインサイドドアハンドル(図示省略)の操作に伴って駆動されるものであり、支持孔21aにてハウジング50に支持軸51を介して回転可能に組付けられている。このインサイドオープンレバー21は、インサイドドアハンドルに、例えばケーブルやリンク等の操作力伝達部材を介して、連係される操作アーム部21bと、オープンリンク23に係合・離脱可能な押動アーム部21cと、ロック操作ユニット30のアクティブレバー31に係合・離脱可能な押動アーム部21dを備えている。
アウトサイドオープンレバー22は、ドアの外側に設けたアウトサイドドアハンドル(図示省略)の操作に伴って駆動されるものであり、インサイドオープンレバー21の支持孔21aに対して同軸的に配置された支持孔22aにてハウジング50に支持軸51を介して回転可能に組付けられている。このアウトサイドオープンレバー22は、アウトサイドドアハンドルに、例えばケーブルやリンク等の操作力伝達部材を介して、連係される操作部22bと、オープンリンク23に係合・離脱可能な押動アーム部22c(図1では、インサイドオープンレバー21の押動アーム部21cと重なっている)と、キーレスロックレバー41に係合・離脱可能な押動アーム部22dを備えている。
オープンリンク23は、インサイドオープンレバー21およびアウトサイドオープンレバー22とラッチ機構10が備えるリフトレバー13との間に介装されていて、各ドアハンドルのドア開操作に伴う各オープンレバー21,22のドア開方向作動をリフトレバー13に伝えるアンロック位置(例えば、図1の位置)とリフトレバー13に伝えないロック位置(例えば、図6の位置)とに切り替え可能である。また、オープンリンク23は、アクティブレバー31に組付けるための支持孔23aと、各オープンレバー21,22に係合・離脱可能な入力アーム部23bと、リフトレバー13に係合・離脱可能な出力アーム部23cを備えるとともに、スプリング(付勢部材)24と係合する係合アーム部23dと、アクティブレバー31の係止突部31eが相対移動可能に嵌合する円弧状長孔23eを備えている。
このオープンリンク23は、ロック操作ユニット30が備えるアクティブレバー31の回転に伴って変位する部位に設けたボス部31bに支持孔23aにて相対回転可能に組付けられていて、アクティブレバー31間に介装したスプリング(付勢部材)24によって、初期位置(図1の位置)に向けて付勢されている。このため、アクティブレバー31が図1に示したアンロック位置にあるときには、オープンリンク23もアンロック位置にあって、オープンリンク23と各オープンレバー21,22が係合可能となり、アクティブレバー31が図6に示したロック位置にあるときには、オープンリンク23もロック位置にあって、オープンリンク23と各オープンレバー21,22が係合不能となる。
スプリング(付勢部材)24は、オープンリンク23の車両内側に配置されており、アクティブレバー31のボス部31bの外周に組付けられるコイル部24aと、このコイル部24aの各端部から径外方に延びる一対のアーム部24b、24cを備えていて、コイル部24aにてアクティブレバー31のボス部31bに相対回転可能に組付けられている。一方のアーム部24bは、オープンリンク23の係合アーム部23dの一側(図1の上側)に常時係合しており、オープンリンク23が初期位置にあるときのみアクティブレバー31の係止突部31eの一側(図1の上側)とも係合可能である。他方のアーム部24cは、オープンリンク23の係合アーム部23dの他側(図1の下側)に常時係合しており、オープンリンク23が初期位置にあるときのみアクティブレバー31の係止突部31eの他側(図1の下側)とも係合可能である。
ロック操作ユニット30は、オープンリンク23をアンロック位置またはロック位置に切り替えるためのものであり、回転駆動可能でアンロック位置とロック位置とに切り替え可能なアクティブレバー31と、このアクティブレバー31を駆動させる駆動機構Aを備えている。
アクティブレバー31は、ハウジング50に設けた支持軸52に回転可能に組付けられる支持孔31aと、回転に伴って変位する部位に設けられてオープンリンク23を相対回転可能に支持するボス部31bと、ドアの車両内側に設けたロックノブ(図示省略)に連結される操作部31cと、駆動機構Aと連係する駆動部31dと、スプリング24と連係する係止突部31eと、インサイドオープンレバー21の押動アーム部21dと連係する係合ピン部31fを備えている。また、アクティブレバー31は、キーレスロックレバー41の回動範囲を規定する突起31gを備えている。
このアクティブレバー31は、ロックノブ(図示省略)を手動で操作すること、或いは、駆動機構Aの電気モータ32をリモコン等で作動させることによって、アンロック位置からロック位置、または、ロック位置からアンロック位置に移動させることが可能である。なお、アクティブレバー31は、ハウジング50内に組付けられてアクティブレバー31に設けた係合ピン部31iに係合するスプリングS3によって、アンロック位置またはロック位置にて保持されるように構成されている。
駆動機構Aは、アクティブレバー31をロック位置またはアンロック位置に駆動するものであり、電気モータ32とウォーム33とウォームホイール34を備えている。電気モータ32は、リモコン等によるロック操作とアンロック操作に応じて駆動される公知のものである。ウォーム33は、電気モータ32の出力軸32aに一体的に設けられていて、電気モータ32により回転駆動される。ウォームホイール34は、ウォーム33によって回転駆動されるものであり、ハウジング50に回転可能に組付けられていて、アクティブレバー31の駆動部31dと連係する一対のカム34a、34bを備えている。
この駆動機構Aでは、アクティブレバー31が図1に示したアンロック位置にあってロック操作されると、電気モータ32によってウォーム33を介してウォームホイール34が時計回転方向に180度回転駆動されて、アクティブレバー31が図6に示したロック位置に移動する。また、アクティブレバー31が図6に示したロック位置にあってアンロック操作されると、電気モータ32によってウォーム33を介してウォームホイール34が反時計回転方向に180度回転駆動されて、アクティブレバー31が図1に示したアンロック位置に移動する。
キーレスロックレバー41は、アウトサイドオープンレバー22、スプリング42およびキャンセルレバー43と協働して所謂キーの閉じ込め操作を防止するもの(すなわち、キーを車内に残したまま、ドアを開けた状態でドアロック操作をして、そのままドアを閉じた場合には、ドアロックが解除されるように構成したもの)であり、支持孔41aと、円弧状長孔41bと、カム孔41cを備えるとともに、係止突起41dと、係合アーム部41eを備えている。このキーレスロックレバー41は、支持孔41aにて支持軸52に回転可能に組付けられている。
カム孔41cは、支持軸52の径方向に延びる直線状長孔と、この直線状長孔の径外方端から支持軸52の周方向に延びる円弧状長孔と、この円弧状長孔に連続していて図8に示した状態(ロック位置にあるアクティブレバー31に対してキーレスロックレバー41が所定量反時計回転方向に回転しているとき)にて、キャンセルレバー43の支持軸53の周方向に延びる円弧状長孔によって構成されている。
スプリング42は、キーレスロックレバー41をアクティブレバー31に対して図1に示した定位置(初期位置)に向けて付勢する付勢部材であり、コイル部42aと、このコイル部42aの各端部から接線方向に延びる一対のアーム部42b、42cを備えていて、コイル部42aにてアクティブレバー31の支持軸52に組付けられる円筒部分の外周に相対回転可能に組付けられている。一方のアーム部42bは、アクティブレバー31に設けた係止突起31hに常時係合している。他方のアーム部42cは、キーレスロックレバー41の係止突起41dに常時係合していて、キーレスロックレバー41を時計回転方向に付勢している。
キャンセルレバー43は、支持孔43aと、係合ピン部43bと、係合アーム部43cを備えていて、支持孔43aにてハウジング50に支持軸53を介して回転可能に組付けられている。このキャンセルレバー43は、係合ピン部43bにてキーレスロックレバー41のカム孔41cに係合している。また、キャンセルレバー43は、係合アーム部43cにてラッチ機構10のリフトレバー13に係合・離脱可能である。
また、上記した車両用ドアロック装置100においては、図6に示したロック位置にあるアクティブレバー31のインサイドオープンレバー21によるアンロック位置に向けた駆動開始タイミング(押動アーム部21dの係合ピン部31fとの係合開始タイミング)が、インサイドオープンレバー21の開作動開始タイミングに比して、所定量遅くするように設定(ロック位置にあるアクティブレバー31をアンロック位置に移動させるタイミングを遅くするように設定)されていて、ダブルプル機能(インサイドドアハンドルのダブルプル操作によってロック解除する機能)が成立させてある。
なお、上記した車両用ドアロック装置100においては、図1および図2から明らかなように、アクティブレバー31の本体部分(平面部分)がハウジング50内にて車両外側に配置され、キャンセルレバー43の本体部分(平面部分)がハウジング50内にて車両内側に配置されている。また、アクティブレバー31の本体部分(平面部分)とキャンセルレバー43の本体部分(平面部分)間に、インサイドオープンレバー21、アウトサイドオープンレバー22、オープンリンク23が配置されるとともに、アウトサイドオープンレバー22とキャンセルレバー43の本体部分(平面部分)間にキーレスロックレバー41が配置されている。
上記のように構成したこの実施形態の車両用ドアロック装置100においては、(a)アンロック状態でインサイドドアハンドルをドア開操作したとき、(b)アンロック状態でアウトサイドドアハンドルをドア開操作したとき、(c)ロック状態でアウトサイドドアハンドルをドア開操作したとき、(d)ロック状態でインサイドドアハンドルをダブルプル操作したとき、(e)ドアを開いた状態でロック状態とし、その状態でドアを閉じるとき、(f)ドアを開いた状態でロック状態とし、これを維持した状態でドアを閉じるときに、各構成部材が以下のように作動する。
「(a)アンロック状態でインサイドドアハンドルをドア開操作したときの作動」
車両用ドアロック装置100が図1に示したようにアンロック状態であるとき、インサイドドアハンドル(図示省略)のドア開操作に伴ってインサイドオープンレバー21がドア開方向に作動すると、図4に示したように、アンロック位置にあるオープンリンク23がインサイドオープンレバー21によって初期位置(図1の位置)から図4の作動位置にまで反時計回転方向に回転されてリフトレバー13に係合する。このため、インサイドオープンレバー21のドア開方向作動がオープンリンク23を介してリフトレバー13に伝えられて、リフトレバー13がアンラッチ方向に回転し、ラッチ機構10がラッチ状態からアンラッチ状態となり、ドアを開くことが可能である。
「(b)アンロック状態でアウトサイドドアハンドルをドア開操作したときの作動」
また、車両用ドアロック装置100が図1に示したようにアンロック状態であるとき、アウトサイドドアハンドル(図示省略)のドア開操作に伴ってアウトサイドオープンレバー22がドア開方向に作動すると、図5に示したように、アンロック位置にあるオープンリンク23がアウトサイドオープンレバー22によって初期位置(図1の位置)から図5の作動位置にまで反時計回転方向に回転されてリフトレバー13に係合する。このため、アウトサイドオープンレバー22のドア開方向作動がオープンリンク23を介してリフトレバー13に伝えられて、リフトレバー13がアンラッチ方向に回転し、ラッチ機構10がラッチ状態からアンラッチ状態となり、ドアを開くことが可能である。
「(c)ロック状態でアウトサイドドアハンドルをドア開操作したときの作動」
また、車両用ドアロック装置100が図6に示したようにロック状態であるとき、アウトサイドドアハンドル(図示省略)のドア開操作に伴ってアウトサイドオープンレバー22がドア開方向に作動すると、ロック位置にあるオープンリンク23に対してアウトサイドオープンレバー22が係合することなく空振りする。このため、アウトサイドオープンレバー22のドア開方向作動がオープンリンク23に伝わらなくて、リフトレバー13は回転せず、ラッチ機構10がラッチ状態に維持されて、ドアを開くことができない。
「(d)ロック状態でインサイドドアハンドルをダブルプル操作したときの作動」
一方、車両用ドアロック装置100が図6に示したようにロック状態であるとき、インサイドドアハンドル(図示省略)のドア開操作に伴ってインサイドオープンレバー21がドア開方向に作動すると、ロック位置にあるアクティブレバー31のインサイドオープンレバー21によるアンロック位置に向けた駆動開始タイミング(すなわち、押動アーム部21dの係合ピン部31fとの係合開始タイミング)が、インサイドオープンレバー21の開作動開始タイミングに比して、所定量遅れる。
したがって、このときには、インサイドオープンレバー21が所定量開作動した後に、インサイドオープンレバー21によってロック位置にあるアクティブレバー31とオープンリンク23がアンロック位置に向けて移動することとなり、オープンリンク23がインサイドオープンレバー21のドア開方向作動をリフトレバー13に伝えることができない状態(図7に示したように、オープンリンク23の出力アーム部23cがインサイドオープンレバー21の押動アーム部21cに係合した、所謂、パニック状態)で、オープンリンク23がインサイドオープンレバー21によって保持される。
このため、この実施形態では、一度ドア開操作したインサイドドアハンドル(図示省略)を一旦戻して再度ドア開操作(二度プル操作)することで、上記したパニック状態を解消して、ドアを開くことが可能である。なお、一度ドア開操作したインサイドドアハンドル(図示省略)を戻す際には、インサイドドアハンドル(図示省略)の戻し操作に伴うインサイドオープンレバー21の初期位置(図1、図6の位置)への移動に伴って、インサイドオープンレバー21とオープンリンク23の係合(保持)が解かれる。
これにより、アクティブレバー31がスプリングS3によってアンロック位置まで回転されるとともに、オープンリンク23がスプリング(付勢部材)24によって初期位置(一方のアーム部24bがオープンリンク23の係合アーム部23dとアクティブレバー31の係止突部31eの一側に係合するとともに、他方のアーム部24cがオープンリンク23の係合アーム部23dとアクティブレバー31の係止突部31eの他側に係合する原位置)に移動されて、図1のアンロック状態となる。
このため、インサイドドアハンドル(図示省略)を再度ドア開操作する際には、インサイドオープンレバー21によって初期位置にあるオープンリンク23が図4に示したように作動位置にまで駆動される。したがって、インサイドオープンレバー21のドア開方向作動がオープンリンク23を介してリフトレバー13に伝えられて、リフトレバー13がアンラッチ方向に回転し、ラッチ機構10がラッチ状態からアンラッチ状態となり、ドアを開くことが可能である。
「(e)ドアを開いた状態でロック状態とし、その状態でドアを閉じるときの作動」
また、この実施形態においては、車両用ドアロック装置100にキーレスロックレバー41、スプリング42、キャンセルレバー43等が設けられているため、ドアを開いた状態で例えばロックノブ(図示省略)を操作して図6に示したようにロック状態とし、その状態でドアを閉じると、周知のようにラッチ機構10のラッチ11がストライカ(図示省略)と係合して一時的に回転されることにより、ラッチ機構10のリフトレバー13が一時的にアンラッチ方向に回転した後に元の状態に戻る。このため、図6に示したキャンセルレバー43が、リフトレバー13によって一時的に押動されて反時計回転方向に所定量回転して、係合ピン部43bにてキーレスロックレバー41を時計回転方向に押動する。
ところで、図6に示したロック状態では、キーレスロックレバー41が、アクティブレバー31の突起31gと係合していて、アクティブレバー31はキーレスロックレバー41と時計回転方向にのみ一体回転可能である。これにより、キーレスロックレバー41がキャンセルレバー43により時計回転方向に押動されると、ロック位置にあるアクティブレバー31がオープンリンク23とともにアンロック位置に向けて移動する。したがって、このときには、ドアを閉じることでアンロック作動が得られて、図6に示したロック状態が図1に示したアンロック状態となり、所謂キーの閉じ込め操作を防止することが可能である。
「(f)ドアを開いた状態でロック状態とし、これを維持した状態でドアを閉じるときの作動」
上記した(e)のドア閉操作によるアンロック作動は、ドアを開いた状態でロックノブ(図示省略)を操作して図6に示したようにロック状態とした後に、アウトサイドドアハンドル(図示省略)をドア開操作し、その状態でドアを閉じることによって、キャンセルすることが可能である。この場合には、図8および図9に示した状態が得られて、アクティブレバー31とオープンリンク23がロック位置に維持される。このため、その後にアウトサイドドアハンドル(図示省略)を元に戻せば、アウトサイドオープンレバー22とキーレスロックレバー41、スプリング42等が図6に示した状態に戻って、ロック状態が維持され、キーレスロックが可能である。なお、キャンセルレバー43は、アウトサイドドアハンドル(図示省略)を元に戻す前に、図6に示した状態に戻っている。
図8に示した状態は、ドアを開いた状態でロックノブ(図示省略)を操作してロック状態とし、その後にアウトサイドドアハンドル(図示省略)をドア開操作したときの状態を示していて、このときには、アウトサイドオープンレバー22のドア開方向作動によって、アウトサイドオープンレバー22の押動アーム部22dがキーレスロックレバー41の係合アーム部41eに係合して押動するため、キーレスロックレバー41がスプリング42のバネ力に抗して反時計回転方向に所定量回転している。このため、キャンセルレバー43の係合ピン部43bは、キーレスロックレバー41のカム孔41cにおける支持軸53の周方向に延びる円弧状長孔の上端部に係合している。
一方、図9に示した状態は、図8に示した状態でドアが閉じられて、周知のようにラッチ機構10のラッチ11がストライカ(図示省略)と係合して一時的に回転されることにより、ラッチ機構10のリフトレバー13が一時的にアンラッチ方向に回転したときの状態を示していて、このときには、図8に示したキャンセルレバー43がリフトレバー13によって一時的に押動されて反時計回転方向に所定量回転している。ところで、このときには、キャンセルレバー43の係合ピン部43bが、キーレスロックレバー41のカム孔41cにおける支持軸53の周方向に延びる円弧状長孔に沿って移動するため、キャンセルレバー43はキーレスロックレバー41を押動することなく空振りする。したがって、このときには、キーレスロックレバー41が時計回転方向に回転することはなく、アクティブレバー31およびオープンリンク23はロック位置に維持される。
ところで、上記した実施形態の車両用ドアロック装置100においては、オープンリンク23がアクティブレバー31のボス部31bに相対回転可能に組付けられていて、オープンリンク23に長孔(従来装置のリンク長手方向に延びる長孔)が不要であるため、オープンリンク23の小型化を図って、部品コストの低減を図ることが可能である。また、オープンリンク23がアクティブレバー31のボス部31bに相対回転可能に組付けられて支持されるという支持構成が採用されているため、従来の支持構成(回転可能な支持構成に比して自由度が大きい傾動可能な支持構成)に比して、オープンリンク23の支持を安定化することができて、オープンリンク23の作動の信頼性を向上させることが可能である。
また、車両用ドアロック装置100においては、アクティブレバー31がロック位置にあるときには、オープンリンク23もロック位置にあって、オープンリンク23と各オープンレバー21,22が係合不能となるため、ロック位置にあるオープンリンク23は各オープンレバー21,22のドア開作動に際してアクティブレバー31に対して回転することがなくて、ロック位置にあるオープンリンク23が作動する場合(従来装置の場合)に比して、オープンリンク23の作動範囲を小さくすることが可能である。このため、当該装置の小型化を図って、車両搭載性を改善することが可能である。
また、車両用ドアロック装置100においては、インサイドドアハンドル(図示省略)のドア開操作によって駆動されるインサイドオープンレバー21に押動アーム部21dを一体的に設けるとともに、アクティブレバー31にロック位置で押動アーム部21dと係合可能で係合時にはアクティブレバー31がアンロック位置に向けて押動される係合ピン部31fを一体的に設けることで、所謂、ダブルプルといったインサイドドアハンドルでのロック解除機構を部品増加なく対応可能である。
また、車両用ドアロック装置100においては、インサイドオープンレバー21とアウトサイドオープンレバー22が、同軸的に配置されていて、支持軸51に回転可能に組付けられている。このため、各オープンレバー21,22の支持軸51を共用することが可能であり、当該車両用ドアロック装置100の構成部品数を減ずることができて、当該車両用ドアロック装置100の小型化およびコスト低減を図ることが可能である。
上記実施形態においては、ダブルプル機能(インサイドドアハンドルのダブルプル操作によってロック解除する機能)を成立させるように構成して実施したが、アクティブレバー31のインサイドオープンレバー21によるアンロック位置に向けた駆動開始タイミングを上記実施形態に比して所定量早くして、ワンモーション機能(インサイドドアハンドルのシングルプル操作によってロック解除する機能)を成立させるように構成して実施することも可能である。
また、上記実施形態においては、車両用ドアロック装置100にキーレスロックレバー41、スプリング42、キャンセルレバー43等を設けて実施したが、本発明の実施に際しては、キーレスロックレバー41、スプリング42、キャンセルレバー43等を無くして実施することも可能である。
100…車両用ドアロック装置、10…ラッチ機構、13…リフトレバー、21…インサイドオープンレバー、22…アウトサイドオープンレバー、23…オープンリンク、24…スプリング(付勢部材)、30…ロック操作ユニット、31…アクティブレバー、31b…ボス部、32…電気モータ、33…ウォーム、34…ウォームホイール、A…駆動機構、50…ハウジング

Claims (2)

  1. 車両のドアをボデーに対して閉じた状態で保持可能なラッチ機構と、前記ドアの内側または外側に設けたドアハンドルの操作に伴って駆動されるオープンレバーと、このオープンレバーと前記ラッチ機構が備えるリフトレバーとの間に介装されて前記ドアハンドルのドア開操作に伴う前記オープンレバーのドア開方向作動を前記リフトレバーに伝えるアンロック位置と前記リフトレバーに伝えないロック位置とに切り替え可能なオープンリンクと、このオープンリンクを前記アンロック位置または前記ロック位置に切り替えるためのロック操作ユニットを備えていて、
    前記ロック操作ユニットが、回転駆動可能でアンロック位置とロック位置とに切り替え可能なアクティブレバーと、このアクティブレバーを駆動させる駆動機構を備えている車両用ドアロック装置において、
    前記オープンリンクが、前記アクティブレバーの回転に伴って変位する部位に、初期位置から作動位置に前記アクティブレバーに対して相対回転可能に組付けられ、このオープンリンクを前記初期位置に向けて付勢する付勢部材が設けられていて、前記アクティブレバーがアンロック位置にあるときには、前記オープンリンクもアンロック位置にあって、前記オープンリンクと前記オープンレバーが係合可能であり、前記アクティブレバーがロック位置にあるときには、前記オープンリンクもロック位置にあって、前記オープンリンクと前記オープンレバーが係合不能となることを特徴とする車両用ドアロック装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、前記オープンレバーが、前記ドアの内側に設けたインサイドドアハンドルの操作に伴って駆動されるインサイドオープンレバーと、前記ドアの外側に設けたアウトサイドドアハンドルの操作に伴って駆動されるアウトサイドオープンレバーであって、前記インサイドオープンレバーと前記アウトサイドオープンレバーが同軸的に配置されていることを特徴とする車両用ドアロック装置。
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