JP5375104B2 - 位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラム - Google Patents

位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5375104B2
JP5375104B2 JP2009002699A JP2009002699A JP5375104B2 JP 5375104 B2 JP5375104 B2 JP 5375104B2 JP 2009002699 A JP2009002699 A JP 2009002699A JP 2009002699 A JP2009002699 A JP 2009002699A JP 5375104 B2 JP5375104 B2 JP 5375104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
positional deviation
calculation
misregistration
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009002699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009193062A (ja
Inventor
達也 宮寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009002699A priority Critical patent/JP5375104B2/ja
Priority to US12/353,278 priority patent/US7791628B2/en
Publication of JP2009193062A publication Critical patent/JP2009193062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5375104B2 publication Critical patent/JP5375104B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、複数色を重ね合わせることで可視化された画像を得る場合に、この複数色の各画像に係る位置ずれ量を算出する装置に関する。
所謂タンデム方式の画像形成装置では、4色全てで異なる作像手段を用い、紙上に直接又は中間転写ベルト上にトナー画像を重ね合わせることによって、カラー画像を形成している。
このようなタンデム方式の画像形成装置では、各色の画像を重ねる位置が微妙にずれることによって、安定したカラー画像を得ることができない。そのため、搬送体の上に形成した各色の位置ずれ補正用パターンを検出し、4色全てを同一位置に重ね合わせる位置ずれ補正が一般的に行われている。一般的には、カラーパターン(シアン、マゼンタ、イエロー)の検出結果と、基準色パターン(ブラック)の検出結果を比較し、基準色パターンに対するカラーパターンの位置ずれ量を算出する(特許文献1)。
しかし、位置ずれ量を算出し位置ずれ補正を行っても、時間の経過と共に、様々な要因によって位置ずれが再び発生する。特に、画像形成装置の露光装置内の温度上昇に伴う反射ミラーの反射特性の変化は、位置ずれを引き起こす原因となりやすい。
そこで、上記露光装置内の温度上昇を原因とする位置ずれを修正するためには、従来、位置ずれ補正用パターンを用いた位置ずれ補正処理を、頻繁に行う必要があった。
特開2005−156992号公報
しかしながら、位置ずれ補正用パターンを用いた位置ずれ補正は、搬送体の上にカラーパターンを作像する必要がある。したがって、位置ずれ補正の処理を行っている間は、画像形成を実行することができないという問題点があった。
また、位置ずれ補正用パターンを用いた位置ずれ補正処理は、カラーパターンの搬送体への作像、センサによるカラーパターンの読み取り、読み取り結果に対する演算という一連の処理を要するため、位置ずれ補正に時間がかかるという問題点もあった。
そこで、上記問題点に鑑み、本発明では、画像形成装置における画像形成処理が実行中であっても、位置ずれ量を算出することができる位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラムを提供することを目的とする。
開示する位置ずれ量算出装置の一形態では、電子写真方式のカラー画像形成装置における印刷媒体搬送ベルト又は中間転写ベルトであるベルト部材を有し、画像信号に対応する光ビームを走査することによって像担持体上に画像を形成し、該像担持体上における画像位置の位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出装置であって、
前記位置ずれ量を検出するため前記ベルト部材に作像される位置ずれ検出用パターンの読み取りを行い、該読み取り結果に基づいて、主走査方向及び副走査方向の位置ずれ量を算出する第1の算出手段と、
前記光ビームが走査開始側から走査終端側まで走査される走査時間の計測を、少なくとも所定間隔置いて二回行い、走査時間の変化量に基づいて、走査時間に基づく位置ずれ量を算出する第2の算出手段と、
前記第1の算出手段による算出結果を用いて、前記第2の算出手段により算出された前記走査時間に基づく位置ずれ量から、前記主走査方向に係る位置ずれ量及び前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量を算出するための補正係数を算出して、保存する第3の算出手段と、を有し、
さらに、前記第3の算出手段は、保存された補正係数を用いて、前記画像位置の位置ずれ量を算出することを特徴とする。
本発明により、画像形成装置における画像形成処理が実行中であっても、位置ずれ量を算出することができる位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラムを提供することができる。
本実施の形態に係るカラー画像形成装置の構成を示す図である。 本実施の形態に係る露光器の内部を示す図である。 本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置の動作原理を示す図である。 本実施の形態に係る位置ずれ検出用パターンの一例を示す図である。 本実施の形態に係るパターン読取手段が有するセンサを拡大した図である。 本実施の形態に係るパターン読取手段が有するセンサとその周辺を示す図である。 本実施の形態に係るパターン読取手段が有するセンサが、位置ずれ検出用パターンを検出する原理を説明する図である。 本実施の形態に係る位置ずれ検出用パターンを用いて、位置ずれ量を算出する原理を説明する図である。 本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置の第1の算出手段の構成を示す図である。 本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置における位置ずれ量の算出処理に係る手順を示すフローチャートである。
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置の作像手段)
図1を用いて、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置の作像手段について説明する。図1は、本発明を適用した位置ずれ量算出装置100を含むカラー画像形成装置の構成を示す図である。また、該カラー画像形成装置は、いわゆる電子写真方式の画像形成装置である。
なお、位置ずれ量算出装置100は、タンデム方式のカラー画像形成装置において作像される各色の画像位置のずれを補正するための装置である。従って、位置ずれ量算出装置100の作像手段とタンデム方式のカラー画像形成装置の作像手段とは、同一の機構を用いて、同一の処理動作が行われるため、以下ではカラー画像形成装置の作像手段の構成及び該作像手段の処理動作についての説明を行う。
本実施の形態に係るカラー画像形成装置は、給紙トレイ1、給紙ローラ2、分離ローラ3、記録紙4、ベルト部材(以下、搬送ベルトという。)5、画像形成部6BK、6M、6C、6Y、駆動ローラ7、従動ローラ8、感光体ドラム9BK、9M、9C、9Y、帯電器10BK、10M、10C、10Y、露光器11、現像器12BK、12M、12C、12Y、除電器13BK、13M、13C、13Y、転写器15BK、15M、15C、15Y、定着器16、センサ17、18、19を有する。また、14BK、14M、14C、14Yは、各画像色の露光ビームであるレーザ光である。
本実施の形態に係るカラー画像形成装置は、図1に示すように、無端状移動装置である搬送ベルト5に沿って、基準色であるブラックと、その他の色であるマゼンタ、シアン、イエローとに係る各色の画像を形成する画像形成部6BK、6M、6C、6Yが並べられた構成となっている。つまり、給紙トレイ1から給紙ローラ2と分離ローラ3とにより分離給紙される用紙(記録紙)4を搬送する搬送ベルト5に沿って、この搬送ベルト5の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部6BK、6M、6C、6Yが配列されている。
これら複数の画像形成部6BK、6M、6C、6Yは、画像を形成するトナーの色が異なるだけで内部構成は共通である。従って、以下の説明では、画像形成部6BKの各構成要素について具体的に説明し、他の画像形成部6M、6C、6Yは画像形成部6BKと処理動作が同じであるため、画像形成部6M、6C、6Yについては説明を省略する。
搬送ベルト5は、回転駆動される駆動ローラ7と従動ローラ8とに巻回された無端状ベルトである。この駆動ローラ7は、駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと駆動ローラ7と従動ローラ8とが、無端状移動装置である搬送ベルト5を移動させる駆動装置として機能する。
画像形成に際して、給紙トレイ1に収納された用紙4は最も上のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト5に吸着されて回転駆動される搬送ベルト5により最初の画像形成部6BKに搬送され、ここで、ブラックのトナー画像が転写される。
画像形成部6BKは、感光体としての感光体ドラム9BK、この感光体ドラム9BKの周囲に配置された帯電器10BK、露光器11、現像器12BK、感光体クリーナ、除電器13BK等から構成されている。露光器11は、各画像形成部6BK、6M、6C、6Yが形成する画像色に対応する露光ビームであるレーザ光14BK、14M、14C、14Yを照射するように構成されている。
ここで、図2を用いて、露光器11について説明する。図2は、露光器11の内部を示す図である。各画像色の露光ビームであるレーザ光14BK、14M、14C、14Yは、光源であるそれぞれのレーザダイオード21BK、21M、21C、21Yから照射される。照射されたレーザ光14BK、14M、14C、14Yは、反射鏡20によって光学系22BK、22M、22C、22Yを経て、光路を調整された後、感光体ドラム9BK、9M、9C、9Yの表面へと走査される。反射鏡20は6面体のポリゴンミラーであり、回転をすることによってポリゴンミラー1面につき主走査方向1ライン分の露光ビームを走査することができる。また、光源のレーザダイオード4つに対して、ポリゴンミラー1つで走査を行う。
レーザ光14BK、14Mと、レーザ光14C、14Yの2色ずつの露光ビームに分けてポリゴンミラーの対向反射面を用いて走査を行うことによって、同時に異なる4つの感光体ドラムへと露光することを可能としている。光学系22は、反射光を等間隔に揃えるf-θレンズと、レーザ光を偏向する偏向ミラーで構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム9BKの外周面は、暗中にて帯電器10BKにより一様に帯電された後、露光器11からのブラック画像に対応したレーザ光14BKにより露光され、静電潜像が形成される。現像器12BKは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、これにより感光体ドラム9BK上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム9BKと搬送ベルト5上の用紙4とが接する位置(転写位置)で、転写器15BKの働きにより用紙4上に転写される。この転写により、用紙4上にブラックのトナーによる画像が形成される。
以上のようにして、画像形成部6BKでブラックのトナー画像を転写された用紙4は、搬送ベルト5によって次の画像形成部6Mに搬送される。画像形成部6Mでは、画像形成部6BKでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム9M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が用紙4上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
さらに、用紙4は、次の画像形成部6C、6Yに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム9C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム9Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、用紙4上に重畳されて転写される。こうして、用紙4上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された用紙4は、搬送ベルト5から剥離されて定着器16にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
ここで、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置100を含むカラー画像形成装置では、本来重ならなければならない位置に各色のトナー画像が重ならず、各色間で位置ずれが生ずる場合がある。このように、各色間で位置ずれが生じた場合には、各色のトナー画像の位置ずれを補正する必要があり、本実施の形態において、この位置ずれ補正はブラックの画像位置に対して、マゼンタ、シアン、イエローの3色の画像位置を合わせる形で行うこととする。なお、他色の画像位置を基準として補正する形態としても良い。
(本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置の動作原理)
図3を用いて、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置の動作原理について説明する。位置ずれ量算出装置100は、第1の光ビーム読取手段110、第2の光ビーム読取手段120、計測手段130、第2の算出手段140、作像手段150、パターン読取手段160、第1の算出手段170、第3の算出手段180、記憶手段190を有する。
第1の光ビーム読取手段110は、主走査方向の走査開始側において光ビームを読み取る。また、第1の光ビーム読取手段110は、走査開始側の画像領域外に配置され、主走査方向に対し垂直に配置される同期検知センサを用いて、光ビームを読み取る。
第2の光ビーム読取手段120は、主走査方向の走査終端側において光ビームを読み取る。また、第2の光ビーム読取手段120は、走査終端側の画像領域外に配置され、主走査方向に対しπ/4の傾斜角を成すように配置される同期検知センサを用いて、光ビームを読み取る。
ここで、走査開始側の同期検知センサが主走査方向に対し所定の傾斜角を成すように配置され、走査終端側の同期検知センサが主走査方向に対し垂直に配置される形態としても良い。
計測手段130は、第1の光ビーム読取手段110が光ビームを読み取ってから、第2の光ビーム読取手段130が光ビームを読み取るまでの走査時間を計測する。
第2の算出手段140は、計測手段130が走査時間を複数回に渡って計測した場合、該走査時間の変化量を算出し、該変化量に光ビームによる走査速度を乗じることによって、位置ずれ量を算出する。ただし、第2の算出手段140が算出する位置ずれ量には、主走査方向の位置ずれ量(以下、主ずれ量という。)と副走査方向の位置ずれ量(以下、副ずれ量という。)が混在している。
また、本実施の形態において、主走査方向とは、光ビームによる走査が行われる方向を言い、副走査方向とは、搬送体又は中間転写ベルトの搬送方向を言う。
ここで、図2を用いて、第2の算出手段140が位置ずれ量を算出する原理についてさらに詳しく説明する。図2では、同期検知センサを23_T、23_Sで図示し、同期検知用折り返しミラーを22C_D1、22C_D2、22C_D3、22C_D4、22C_D5、22C_D6、22M_D1、22M_D2で図示している。
同期検知センサ23_Tは主走査方向の走査開始側の画像領域外に配置され、同期検知センサ23_Sは主走査方向の走査終了側の画像領域外に配置される。また、同期検知センサ23_Tの受光部61_Tは主走査方向に対して垂直であり、同期検知センサ23_Sの受光部61_Sは主走査方向に対してπ/4の傾きを有している。
同期検知センサ23_Tは、1ラインの走査毎にレーザ光14BK、14M、14Cを検出し、画像形成時の露光開始タイミングを調節する。
また、レーザ光14Cは、ミラー22C_D1、22C_D2、22C_D3を経由して同期検知センサ23_Tに入射する。ここで、同期検知センサ23_T、23_Sは、レーザ光14M、14Cの検知しか行わないため、走査時間の変化量に基づく位置ずれ量の算出に当たって、マゼンタ、シアンについては検知が可能であるが、イエローについてはその検知ができない。従って、レーザ光14Yは同期検知センサによる書出しタイミングの調節ができないため、イエローの露光開始タイミングはシアンの露光開始タイミングに一致させて各色の画像位置を揃える。
ここで、同期検知センサ23_Tに、レーザ光14BKを検出させるのは、ブラック単色印刷に対応するためである。
一方、同期検知センサ23_Sは、1ラインの走査毎にレーザ光14M、14Cを検出する。レーザ光14Cは同期検知センサ23_Tに入射した後、ポリゴンミラー20の回転に伴って経路が変化し、同期検知用折り返しミラー22C_D4、22C_D5、22C_D6を経由して、同期検知センサ23_Sに入射する。
計測手段130は、レーザ光14M、14Cを、同期検知センサ23_Tが検出してから、同期検知センサ23_Sが検出するまでの走査時間を計測する。
そして、計測手段130により計測される走査時間は、レーザ光14M、14Cの副走査方向の露光位置と、f-θレンズの主走査方向の倍率により変化するという特性を有する。すなわち、露光器11の内部温度が上昇して光学系22の形状や位置に変化が生じた時に、同期検知センサ23_T、同期検知センサ23_S間のレーザ光14M、14Cの走査時間が変化する。
従って、第2の算出手段140は、計測手段130が計測する走査時間の変化量を計測することで、レーザ光14の露光位置の変化に起因する副走査方向の位置ずれ量や、f-θレンズの主走査倍率の変化に起因する主走査方向の位置ずれ量を検出することができる。
作像手段150は、タンデム方式のカラー画像形成装置における特定色の画像位置と特定色以外の画像位置との位置ずれ量を検出するための位置ずれ検出用パターンを、搬送体又は中間転写ベルトの上に作像する。
パターン読取手段160は、作像手段150が作像した位置ずれ検出用パターンを読み取るセンサである。
第1の算出手段170は、パターン読取手段160が読み取った位置ずれ検出用パターンの位置情報を用いて、主ずれ量と副ずれ量とを、それぞれ算出する。第1の算出手段170の動作原理の詳細は後述する。
位置ずれ量算出装置100では、一旦、第1の算出手段170による位置ずれ補正を行って、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各画像の位置を合わせる。そして、第1の算出手段170による位置ずれ補正の実行時において測定手段130が測定した同期検知センサ23_T、23_S間の走査時間を、第2の算出手段140によって処理を行う際の基準値とする。
第3の算出手段180は、第1の算出手段170が算出した位置ずれ量を用いて、第2の算出手段140が算出した値を修正し、主ずれ量と副ずれ量とをそれぞれ算出する。
まず、第3の算出手段180は、第1の算出手段170が算出した主ずれ量と副ずれ量の和の中で、第1の算出手段170が算出した副ずれ量が占める割合(以下、第1の修正係数αという。)を算出する。ここで、第1の修正計数αは、第2の算出手段140により同期検知で検出したずれ量における、副ずれ量と主ずれ量の比を表している。
次に、第3の算出手段180は、第1の算出手段170が算出した主ずれ量と副ずれ量の和と、第2の算出手段140が算出した位置ずれ量との比(以下、第2の修正係数βという。)を算出する。ここで、第2の修正計数βは、位置ずれ検出パターンを用いて検出した副ずれ量及び主ずれ量の和と、同期検知信号を用いて検出した副ずれ量及び主ずれ量の和の比を表している。
その次に、第3の算出手段180は、複数回に渡って第2の修正係数βの算出を行い、第2の修正係数βの変化率(以下、第3の修正係数γという。)を算出する。ここで、第3の修正計数γは、第3の算出手段180によって算出される最新の処理におけるβと、第3の算出手段180によって算出される前回の処理におけるβの比を表している。
ここで、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置100は、所定の時間毎に、位置ずれ検出用パターンを用いて位置ずれ量を検出する。そして、位置ずれ量算出装置100は、位置ずれ検出用パターンを用いた位置ずれ量の検出処理の合間に、該検出処理の直近の結果に基づき算出した修正係数α、β、およびγを用いて、第2の算出手段140が算出した位置ずれ量を修正する。このように、同期検知信号により検出した位置ずれ量には主ずれと副ずれが混在するものの、位置ずれ量算出装置100は、修正係数α、β、およびγを利用することで、主ずれ及び副ずれを分離することができる。そして、その分離した主ずれ及び副ずれについては、位置ずれ検出用パターンを用いて位置ずれ量を検出した場合と同等の検出精度を期待することができる。
また、第3の算出手段180は、上記所定の時間内で繰り返し、主走査方向の位置ずれ量と、副走査方向の位置ずれ量を算出するが、その所定の時間の前半部分を第1のフェーズ、後半部分を第2のフェーズと呼ぶ。ここで、この第1のフェーズと第2のフェーズとは、双方等しい時間(例えば、位置ずれ検出用パターン26による位置ずれ量算出を30分毎に行う場合、前半15分が第1のフェーズ、後半15分を第2のフェーズとする)としても良く、また、所定の時間を適当な比率で配分して(例えば、位置ずれ検出用パターン26による位置ずれ量算出を30分毎に行う場合、前半20分が第1のフェーズ、後半10分を第2のフェーズとする)も良い。
第1のフェーズにおいて、第3の算出手段180は、第1の算出手段が算出した位置ずれ量に、第1の修正係数α、およびβを乗じることで、副走査方向の位置ずれ量を修正する。また、第3の算出手段180は、第1の算出手段が算出した位置ずれ量に、1から第1の修正係数αを減じた値、および修正係数βを乗じることで、主走査方向の位置ずれ量を修正する。つまり、
<第1のフェーズ>
・副走査方向の位置ずれ量=第2の算出手段140が算出した位置ずれ量×α×β
・主走査方向の位置ずれ量=第2の算出手段140が算出した位置ずれ量×(1―α)×β
となる。
一方、第2のフェーズにおいて、第3の算出手段180は、第1の算出手段が算出した位置ずれ量に、修正係数α、β、およびγを乗じることで、副走査方向の位置ずれ量を修正する。また、第3の算出手段180は、第1の算出手段が算出した位置ずれ量に、1から第1の修正係数αを減じた値、修正係数β、および修正係数γを乗じることで主走査方向の位置ずれ算出量を修正する。つまり、
<第2のフェーズ>
・副走査方向の位置ずれ量=第2の算出手段140が算出した位置ずれ量×α×β×γ
・主走査方向の位置ずれ量=第2の算出手段140が算出した位置ずれ量×(1―α)×β×γ
となる。
ここで、位置ずれ量算出装置100では、色毎に第1の修正係数α、第2の修正係数β、第3の修正係数γを算出し、算出した各係数を用いて色毎に位置ずれ量の算出を行う。
記憶手段190は、第3の算出手段180が算出した主走査方向の位置ずれ量と副走査方向の位置ずれ量とを記憶装置に記憶する。
(位置ずれ検出用パターンを用いた位置ずれ量の検出)
(1)位置ずれ検出用パターンの構成について
図4を用いて、位置ずれ検出用パターンについて説明する。位置ずれ検出用パターン26は、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色からなり、主走査方向に平行な直線パターンである第1の位置ずれ検出用パターン(26BK_Y1、26M_Y1、26C_Y1、26Y_Y1)と主走査方向に対してπ/4の傾斜角を有する斜線パターンである第2の位置ずれ検出用パターン(26BK_S1、26M_S1、26C_S1、26Y_S1)の計8本のパターンのセットと、第1の位置ずれ検出用パターン(26BK_Y2、26M_Y2、26C_Y2、26Y_Y2)と主走査方向に対して3π/4の傾斜角を有する斜線パターンである第3の位置ずれ検出用パターン(26BK_S2、26M_S2、26C_S2、26Y_S2)の計8本のパターンのセットとを組み合わせて、1組の位置ずれ検出用パターンが構成されている。
また、搬送方向の位置ずれ検出用パターンのセット周期は、感光体ドラム9BK、9M、9C、9Yの周長の1/3の長さであり、駆動ローラ7の1/2の長さとなっている。こうすることで、感光体ドラム9の1周期に渡って位置ずれ検出用パターン26を3セット作像し、位置ずれ量を平均することによって感光体ドラム9の回転ムラ等による位置ずれ量の変動を相殺することができる。駆動ローラ7についても同様である。
さらに、位置ずれ量算出装置100は、位置ずれ検出用パターン26として、第1の位置ずれ検出用パターン、第2の位置ずれ検出用パターン、又は第3の位置ずれ検出用パターンの8本を組み合わせて構成するセットを、搬送方向に24セット作像する。1組の位置ずれ検出用パターン26の長さは、搬送ベルト5の周長と等しく、搬送ベルト5の厚みムラ等による検出誤差を相殺することができる。
また、図4に示す位置ずれ検出用パターン26を構成する全24セットのうち、前半12セットは第2の位置ずれ検出用パターンを含むセットのみであり、後半12セットは第3の位置ずれ検出用パターンを含むセットのみとなっている。前半12セット、後半12セットの搬送方向の周期は等しく、前半12セット及び後半12セットの搬送方向の周期は、感光体ドラム9の4周期と駆動ローラ7の6周期と等しい。感光体ドラム9、駆動ローラ7の1周期分以上に、第2の位置ずれ検出用パターン又は第3の位置ずれ検出用パターンを含むセットを連続して作像することで、第2の位置ずれ検出用パターン又は第3の位置ずれ検出用パターンを含むそれぞれセットで回転ムラを相殺することができる。
ここで、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置100において、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローのトナー画像である位置ずれ検出用パターンは、上記用紙4にカラー画像が形成されるのと同様のプロセスによって、搬送ベルト5上に形成される。また、画像形成部6BK、6M、6C、6Yそれぞれが、本実施の形態における作像手段150である。
また、本実施の形態では、上記搬送ベルト5は中間転写ベルトであっても良く、その場合には、作像手段150は、位置ずれ検出用パターンを、中間転写ベルト上に作像することとなる。
(2)パターン読取手段の概略について
図5、図6を用いて、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置100のパターン読取手段であるセンサの構成、動作について説明する。図5は、センサ17(18、19)を拡大した図を示し、図6は、センサ17、18、19とその周辺部を示す。
センサ17(18、19)は、発光部24と受光部25とから構成される。発光部24からは照射光が搬送ベルト5上に照射され、その反射光を受光部25が受光し、センサ17(18、19)は位置ずれ検出用パターン26を検知する。
また、図6に示すように、センサ17、18、19は、画像形成部6Yの下流側に、搬送ベルト5に対向するように設けられ、用紙4の主走査方向に沿うように同一の基板上に支持されている。
(3)位置ずれ検出用パターンの検出について
図7を用いて、本実施の形態に係る位置ずれ検出用パターンの検出原理について説明する。図7中では、受光部25が受光した反射光の検出結果を31、受光部25が受光した拡散反射光の検出強度を33、受光部25が受光した正反射光の検出強度を33にそれぞれ示す。ここで、受光部25が受光した反射光の検出結果31は、受光部25が受光した拡散反射光の検出強度32と、受光部25が受光した正反射光の検出強度33とを足し合わせたものとなる。
また、図7中のグラフの縦軸34は受光部25の受光強度、横軸35は時間を示している。
ここで、正反射光とは、照射光の入射角と同じ角度で入射方向とは反対側に反射した反射光(つまり入射角をθとすると、反射角がπ―θとなる反射光)のことをいい、拡散反射光とは、正反射光以外の反射光のことをいう。
そして、センサ17(18、19)は、予め定めた閾値36と受光部25が受光した反射光の検出結果31とが交差した位置37BK_1、37BK_2、37M_1(37C_1、37Y_1)、37M_2(37C_2、37Y_2)をもって、位置ずれ検出用パターン26のエッジを検知したと判断する。本実施の形態では、各位置ずれ検出用パターン26から検出される2つのエッジの中点(例えば、37BK_1と37BK_2との中点)をもって、それを画像位置と判定するが、各位置ずれ検出用パターン26から検出されるエッジ37BK_1、37BK_2、37M_1(37C_1、37Y_1)、37M_2(37C_2、37Y_2)をもって、画像位置と判定しても良い。
また、カラーの位置ずれ検出用パターン検出時のS/N比(検出すべき信号の強度とノイズの強度との比)向上等のために、位置ずれ検出用パターンの搬送方向の線幅29は、受光部25の受光可能領域27(フォトダイオードのスポット径)とほぼ同じものとする。さらに、照射光が2本の位置ずれ検出用パターンに同時に照射されると、2本のパターンから同時に拡散光が反射されるため、正常に1本のパターンを検出することができなくなることから、位置ずれ検出用パターンの間隔30は、照射光のスポット径28より大きくなるようにする。
(4)位置ずれ量の算出について
図8を用いて、位置ずれ検出用パターンを利用した、位置ずれ量の算出について説明する。図8では、例として、ブラックとマゼンタの位置ずれ検出用パターン26から位置ずれ量を算出するが、マゼンタの位置ずれ検出用パターンを、シアン、イエローの位置ずれ検出用パターンに置き換えることで、ブラック画像を基準としたシアン、イエローの画像についての位置ずれ量も、マゼンタの場合と同様に算出することが出来る。
図8には、センサ17(18、19)、ブラックに係る第1の位置ずれ検出用パターン26BK_Y1、26BK_Y2、マゼンタに係る第1の位置ずれ検出用パターン26M_Y1、26M_Y2、ブラックに係る第2の位置ずれ検出用パターン26BK_S1、マゼンタに係る第2の位置ずれ検出用パターン26M_S1、ブラックに係る第3の位置ずれ検出用パターン26BK_S2、マゼンタに係る第3の位置ずれ検出用パターン26M_S2が図示されている。
そして、図8の42BK_1は、ブラックに係る第1の位置ずれ検出用パターン26BK_Y1とブラックに係る第2の位置ずれ検出用パターン26BK_S1との間隔を、42BK_2は、ブラックに係る第1の位置ずれ検出用パターン26BK_Y2とブラックに係る第3の位置ずれ検出用パターン26BK_S2との間隔を、42M_1は、マゼンタに係る第1の位置ずれ検出用パターン26M_Y1とマゼンタに係る第2の位置ずれ検出用パターン26M_S1との間隔を、42M_2は、マゼンタに係る第1の位置ずれ検出用パターン26M_Y2とマゼンタに係る第3の位置ずれ検出用パターン26M_S2との間隔を、それぞれ示している。
ここで、上記位置ずれ検出用パターンの間隔を算出するために必要な各位置ずれ検出用パターンの位置は、センサ17が検出した各検出用パターンの前半部分のエッジと、後半部分のエッジの中点とする。
すると、それぞれの位置ずれ検出用パターンのセットから算出される主走査方向の位置ずれ量43D_1、43D_2は、マゼンタに係る第2の位置ずれ検出用パターン26M_S1、マゼンタに係る第3の位置ずれ検出用パターン26M_S2の主走査方向に対する角度が、それぞれπ/4、3π/4であることを考慮すると、
43D_1=42BK_1―42M_1、
43D_2=42M_2―42BK_2
と表すことができる。
そして、ブラック画像に対するマゼンタ画像の主走査方向の位置ずれ量43Dは、43D_1と43D_2との平均値で表される。
43D=(43D_1+43D_2)/2
また、ブラック画像に対するマゼンタ画像の副走査方向の位置ずれ量44Dは、ブラックに係る第1の位置ずれ検出用パターン26BK_Y1とマゼンタに係る第1の位置ずれ検出用パターン26M_Y1との距離の検出値44D_1(44D_2)と、所望する(位置ずれ量算出装置100が作像すべき本来の)ブラックに係る第1の位置ずれ検出用パターン26BK_Y1とマゼンタに係る第1の位置ずれ検出用パターン26M_Y1との距離との差を算出することで求める。
(5)位置ずれ量算出装置の第1の算出手段の構成、動作
次に、図9を用いて、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置の第1の算出手段の構成、動作について説明する。本実施の形態に係る第1の算出手段170は、増幅器50、フィルタ51、A/D変換部(Analog/Digital変換部)52、サンプリング制御部53、FIFOメモリ(First In First Outメモリ)54、I/Oポート(Input/Outputポート)55、データバス56、CPU(Central Processing Unit)57、RAM(Random Access Memory)58、ROM(Read-Only Memory)59、発光量制御部60から構成される。
受光部25で受光した反射光信号は、増幅器50によって増幅される。そして、その増幅した信号から、フィルタ51を用いて、位置ずれ検出用パターン26を検知する信号成分のみを抽出する。次に、反射光信号は、A/D変換部52によって、アナログデータからデジタルデータに変換される。このA/D変換に伴うデータのサンプリングは、サンプリング制御部53によって制御され、サンプリングされた信号はFIFOメモリ54に格納される。
ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色からなる全ての位置ずれ検出用パターン26の検知が終了した後、FIFOメモリ54に格納されていたデータはI/Oポート55、データバス56を介して、RAM58にロードされる。そして、CPU57が、RAM58にロードされたデータに対し、上述した位置ずれ量を算出する演算処理を行う。
ROM59には、上述した位置ずれ量を算出するプログラムをはじめ、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置を制御するための各種プログラムが格納されている。また、CPU57は、受光部25からの検知信号を適当なタイミングでモニタしており、搬送ベルト5及び発光部24の劣化等が起こっても確実に検知ができるように発光量制御部60によって発光量を制御しており、受光部25からの受光信号のレベルが常に一定になるようにしている。また、CPU57とROM59とが、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置100全体の動作を制御する制御手段としても機能する。
(本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置の処理手順)
図10を用いて、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置における位置ずれ量の算出処理について説明する。S1で本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置100の処理が開始される。
S2で修正係数α、β、γを記憶装置に記憶している場合(S2でYesの場合)、S10で同期検知センサ23_T、23_Sを用いた位置ずれ量の検出処理の実行周期である規定時間(例えば、1分間)待機する。
S2で修正係数α、β、γを記憶装置に記憶していない場合(S2でNoの場合)、S3で位置ずれ検出用パターン26を用いた位置ずれ量の算出を実行する。
まず、作像手段150が、図4に示した位置ずれ検出用パターン26を、搬送体の上に作像する。次に、パターン読取手段170(センサ17、18、19)が、位置ずれ検出用パターン26の読み取りを行い、位置ずれ検出用パターン26の位置情報がRAM58に記録される。
次に、第1の算出手段170は、RAM58に保存された、第1の位置ずれ検出用パターンと第2の位置ずれ検出用パターン(図4では前半12セット)の位置情報を用いて、マゼンタ、シアン、イエローの各色についての位置ずれ量43D_1を算出する。マゼンタの場合は、図4の前半12セットに含まれるブラックとマゼンタの位置ずれ検出用パターンに対し、セット毎に、図8の43D_1を計算し、これらの平均値を算出する。シアン、イエローについても同様の処理を行う。
さらに、第1の算出手段170は、RAM58に保存された、第1の位置ずれ検出用パターンと第3の位置ずれ検出用パターン(図4では後半12セット)の位置情報を用いて、マゼンタ、シアン、イエローの各色についての位置ずれ量43D_2を算出する。マゼンタの場合は、図4の後半12セットに含まれるブラックとマゼンタの位置ずれ検出用パターンに対し、セット毎に、図8の43D_2を計算し、これらの平均値を算出する。シアン、イエローについても同様の処理を行う。
そして、マゼンタ、シアン、イエローの各色について、43D_1と43D_2との平均値43Dを算出する。この43Dが、第1の算出手段170が算出する主走査方向の位置ずれ量となる。
また、並行して第1の算出手段170は、ブラック画像に対するマゼンタ、シアン、イエローの各画像の搬送方向の位置ずれ量44Dを算出する。位置ずれ量44Dの算出にあたっては、マゼンタ、シアン、イエローの色毎に、全ての位置ずれ検出用パターンの検出結果について、図8における44D_1及び44D_2を算出し、その平均値を算出する処理を行う。この44Dが、第1の算出手段170が算出する副走査方向の位置ずれ量となる。
さらには、S3で検出された位置ずれ量を用いて、各色画像位置の主走査方向および副走査方向のずれが修正される。
ここで、以下の修正係数α、β、γを用いた位置ずれ量の検出に当たっては、色ごとに、各処理を実行する。
S4で第1の光ビーム読取手段110としての同期検知センサ23_T及び第2の光ビーム読取手段120としての同期検知センサ23_Sとがレーザ光14を検知し、次に、計測手段130が、同期検知センサ23_Tと同期検知センサ23_Sとで検知されたレーザ光14の走査時間を計測する。そして、第2の算出手段140が、S4において計測手段130が計測した走査時間を処理の基準値に設定する。
S5で次の位置ずれ検出用パターン26を用いた位置ずれ量の検出を行うまでの規定時間(例えば、5分間)待機する。
S6で再び、S3で実行された処理と同じ、位置ずれ検出用パターン26を用いた位置ずれ量の検出を行う。
S7で再び、S4で実行された処理と同様に、同期検知センサ23_Tと同期検知センサ23_Sを用いて、レーザ光14の走査時間を計測する。そして、第2の算出手段140が、S4で基準値に設定した走査時間とS7で計測した走査時間の変化量を算出する。
さらに、このとき計測手段130は、同期検知センサ23_Tと同期検知センサ23_Sとで検知されたレーザ光14の走査時間を計測し、第2の算出手段140がその時間を新しい基準値に設定する。そして、これまでの基準値は消去する。
S8で第1の算出手段190は、はじめに、S7で算出した走査時間の変化量に、レーザ光14の走査速度を乗じて、位置ずれ量を算出する。この位置ずれ量には、主走査方向の位置ずれ量と、副走査方向の位置ずれ量とが、混在する状態で算出される。
次に、第2の算出手段190は、修正係数α、β、γを算出する。このとき、第1の修正係数αは、第1の算出手段170の直近の算出結果を用いて、主走査方向の位置ずれ量44Dと副走査方向の位置ずれ量43Dの和の中で、副走査方向の位置ずれ量43Dが占め
る割合(=43D/(43D+44D))を求めて、算出する。
また、第2の修正係数βは、第2の算出手段140、第1の算出手段170の直近の算
出結果を用いて、第1の算出手段170が算出した主走査方向の位置ずれ量44Dと副走
査方向の位置ずれ量43Dとの和と、第2の算出手段140が算出した位置ずれ量との比
を求めて、算出する。
そして、第3の算出手段180は、複数回に渡って算出したβの変化率を求めて、第3の修正係数γを算出する。ただし、第2の修正係数βの算出が初めての場合は、第3の修正係数γの算出ができないので、その場合に、第3の算出手段180は、第3の修正係数γとして初期値"1"を設定する。
S9で第3の算出手段180が算出した修正係数α、β、γはRAM58に記憶される。
S10で規定時間の待機状態が終了すると、S11で同期検知センサ23_Tと同期検知センサ23_Sとでレーザ光14の読み取りが実行され、計測手段130が走査時間を計測する。
そして、第2の算出手段140は、S7で基準値に設定された走査時間と、S11で計測された走査時間の変化量を算出する。
S12で第2の算出手段140は、S11で算出した走査時間の変化量に、光ビーム14の走査速度を乗じて、位置ずれ量を算出する。さらに、第3の算出手段180が、RAM58に記憶した修正係数α、β、γを用いて、第2の算出手段140が算出した位置ずれ量を修正し、主走査方向の位置ずれ量と副走査方向の位置ずれ量とを算出する。
ここで、本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置100は、所定の時間毎に(例えば、30分毎に)、位置ずれ検出用パターン26を用いて位置ずれ量を検出し、その位置ずれ検出用パターン26を用いた位置ずれ量の検出が行われる合間に、上記係数α、β、γを用いて、第2の算出手段140が算出する位置ずれ量を、主走査方向の位置ずれ量と副走査方向の位置ずれ量に修正する。
この位置ずれ検出用パターン26を用いた位置ずれ量算出・補正が行われるたびに、計測手段130は、このときの同期検知センサ23_Tと同期検知センサ23_Sとで検知されたレーザ光14の走査時間を計測し、第2の算出手段140がその走査時間を新しい基準値に設定する。
ここで、第3の算出手段180は、上記所定の時間内で繰り返し、主走査方向の位置ずれ量と、副走査方向の位置ずれ量を算出するが、その所定の時間の前半部分を第1のフェーズ、後半部分を第2のフェーズと呼ぶ。
第1のフェーズである場合、第3の算出手段180は、第2の算出手段140が算出した位置ずれ量に、第1の係数αを乗じ、それに第2の係数βを乗じることで、副走査方向の位置ずれ量を算出する。また、第3の算出手段180は、第1の算出手段が算出した位置ずれ量に、1から第1の係数αを減じた値を乗じ、それに第2の係数βを乗じることで、主走査方向の位置ずれ量を算出する。つまり、
・副走査方向の位置ずれ量=第2の算出手段140が算出した位置ずれ量×α×β
・主走査方向の位置ずれ量=第2の算出手段140が算出した位置ずれ量×(1―α)×β
の式に従い、各方向の位置ずれ量を算出する。
一方、第2のフェーズである場合、第3の算出手段180は、副走査方向の位置ずれ量を、第1の算出手段が算出した位置ずれ量に、第1の係数αを乗じ、それに第2の係数βを乗じ、さらにこれに第三の係数γを乗じることで算出する。また、第3の算出手段180は、主走査方向の位置ずれ量を、第1の算出手段が算出した位置ずれ量に、1から第1の係数αを減じた値を乗じ、それに第2の係数βを乗じ、さらにこれに第3の係数γを乗じることで算出する。つまり、
・副走査方向の位置ずれ量=第2の算出手段140が算出した位置ずれ量×α×β×γ
・主走査方向の位置ずれ量=第2の算出手段140が算出した位置ずれ量×(1―α)×β×γ
の式に従い、各方向の位置ずれ量を算出する。
そして、記憶手段190が、第3の算出手段180が算出した主走査方向の位置ずれ量と副走査方向の位置ずれ量とを記憶する。
S13で前回の位置ずれ検出用パターン26による位置ずれ量の検出処理から規定時間(例えば、30分間)が経過している場合(S13でYesの場合)、S6で位置ずれ検出用パターン26を用いた位置ずれ量の検出処理が実行され、修正係数α、β、γは新たに算出されたものに書き換えられる。
S13で前回の位置ずれ検出用パターン26による位置ずれ量の検出処理から規定時間が経過していない場合(S13でNoの場合)、S10で規定時間待機した後、同期検知センサ23_T、23_Sを用いた位置ずれ量の検出処理が実行される。
S14で位置ずれ量算出装置100の処理が終了する場合(S14でYesの場合)、S15で本実施の形態に係る位置ずれ量算出装置100の処理が終了する。S14で位置ずれ量算出装置100の処理が終了しない場合(S14でNoの場合)、S10で規定時間待機した後、同期検知センサ23_T、23_Sを用いた位置ずれ量の検出処理が実行される。
このように、本発明においては、位置ずれ検出用パターン26を用いた位置ずれ量の検出処理を実行する間隔を長くし、その合間に、画像形成装置が提供する機能に影響を与えずに位置ずれ量の算出処理を実行することができる。したがって、画像形成装置の画像形成処理を中断することなく、位置ずれ量を算出することができる。
また、位置ずれ検出用パターンの結果を用いて同期検知信号による補正を実行するため、位置ずれ検出のために特段の構成(特開2005−156992号で開示されている構成等)を採用する必要がないため、低コストで位置ずれ検出を行うことも可能となる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
100 位置ずれ量算出装置
110 第1の光ビーム読取手段
120 第2の光ビーム読取手段
130 計測手段
140 第2の算出手段
150 作像手段
160 パターン読取手段
170 第1の算出手段
180 第3の算出手段
190 記憶手段
14BK、14M、14C、14Y 光ビーム
20 ポリゴンミラー
21BK、21M、21C、21Y レーザダイオード
23_T 同期検知センサ
23_S 同期検知センサ

Claims (12)

  1. 電子写真方式のカラー画像形成装置における印刷媒体搬送ベルト又は中間転写ベルトであるベルト部材を有し、画像信号に対応する光ビームを走査することによって像担持体上に画像を形成し、該像担持体上における画像位置の位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出装置であって、
    前記位置ずれ量を検出するため前記ベルト部材に作像される位置ずれ検出用パターンの読み取りを行い、該読み取り結果に基づいて、主走査方向及び副走査方向の位置ずれ量を算出する第1の算出手段と、
    前記光ビームが走査開始側から走査終端側まで走査される走査時間の計測を、少なくとも所定間隔置いて二回行い、走査時間の変化量に基づいて、走査時間に基づく位置ずれ量を算出する第2の算出手段と、
    前記第1の算出手段による算出結果を用いて、前記第2の算出手段により算出された前記走査時間に基づく位置ずれ量から、前記主走査方向に係る位置ずれ量及び前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量を算出するための補正係数を算出して、保存する第3の算出手段と、を有し、
    さらに、前記第3の算出手段は、保存された補正係数を用いて、前記画像位置の位置ずれ量を算出することを特徴とする位置ずれ量算出装置。
  2. 前記第2の算出手段は、走査開始側において主走査方向に対し垂直に配置されるセンサを用いて前記光ビームを読み取ってから、走査終端側において前記主走査方向に対し所定の傾斜角を成し配置されるセンサを用いて前記光ビームを読み取るまでの時間を計測することを特徴とする請求項1に記載の位置ずれ量算出装置。
  3. 前記第2の算出手段は、複数回の前記計測を行った場合の前記計測結果の変化量に基づいて、前記混在する位置ずれ量を算出する請求項1又は2に記載の位置ずれ量算出装置。
  4. 前記第1の算出手段は、前記位置ずれ検出用パターンを読み取った結果に基づいて、前記主走査方向に係る位置ずれ量及び前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量を算出し、
    前記第3の算出手段は、前記第1の算出手段が算出した2つの前記位置ずれ量の和と該第1の算出手段が算出した前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量との比と、該第1の算出手段が算出した2つの位置ずれ量の和と前記第2の算出手段が算出した前記混在する位置ずれ量との比とを用いて、前記第2の算出手段により算出された前記混在する位置ずれ量から、前記主走査方向に係る位置ずれ量及び前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量を算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の位置ずれ量算出装置。
  5. 前記所定の傾斜角は、π/4であることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一に記載の位置ずれ量算出装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一に記載の位置ずれ量算出装置を含む画像形成装置であって、
    前記第3の算出手段によって算出された前記主走査方向に係る位置ずれ量及び前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量を利用して、前記画像位置の位置ずれを補正することを特徴とする画像形成装置。
  7. 電子写真方式のカラー画像形成装置における印刷媒体搬送ベルト又は中間転写ベルトであるベルト部材を有し、画像信号に対応する光ビームを走査することによって像担持体上に画像を形成し、該像担持体上における画像位置の位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出装置の位置ずれ量算出方法であって、
    第1の算出手段が、前記位置ずれ量を検出するため前記ベルト部材に作像される位置ずれ検出用パターンの読み取りを行い、該読み取り結果に基づいて、主走査方向及び副走査方向の位置ずれ量を算出するステップと、
    第2の算出手段が、前記光ビームが走査開始側から走査終端側まで走査される走査時間の計測を、少なくとも所定間隔置いて二回行い、走査時間の変化量に基づいて、走査時間に基づく位置ずれ量を算出するステップと、
    第3の算出手段が、前記第1の算出手段による算出結果を用いて、前記第2の算出手段により算出された前記走査時間に基づく位置ずれ量から、前記主走査方向に係る位置ずれ量及び前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量を算出するための補正係数を算出して、保存するステップと、
    さらに、第3の算出手段が、保存された補正係数を用いて、前記画像位置の位置ずれ量を算出するステップと、を有することを特徴とする位置ずれ量算出方法。
  8. 前記第2の算出手段においては、走査開始側において主走査方向に対し垂直に配置されるセンサを用いて前記光ビームを読み取ってから、走査終端側において前記主走査方向に対し所定の傾斜角を成し配置されるセンサを用いて前記光ビームを読み取るまでの時間が計測されることを特徴とする請求項7に記載の位置ずれ量算出方法。
  9. 前記第2の算出手段においては、複数回の前記計測を行った場合の前記計測結果の変化量に基づいて、前記混在する位置ずれ量を算出する請求項7又は8に記載の位置ずれ量算出方法。
  10. 前記第1の算出手段においては、前記位置ずれ検出用パターンを読み取った結果に基づいて、前記主走査方向に係る位置ずれ量及び前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量を算出し、
    前記第3の算出手段においては、前記第1の算出手段が算出した2つの前記位置ずれ量の和と該第1の算出手段が算出した前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量との比と、該第1の算出手段が算出した2つの位置ずれ量の和と前記第2の算出手段が算出した前記混在する位置ずれ量との比と、を用いて前記第2の算出手段により算出された前記混在する位置ずれ量から、前記主走査方向に係る位置ずれ量及び前記ベルト部材の走行方向に係る位置ずれ量を算出することを特徴とする請求項7乃至9の何れか一に記載の位置ずれ量算出方法。
  11. 前記所定の傾斜角は、π/4であることを特徴とする請求項8乃至10の何れか一に記載の位置ずれ量算出方法。
  12. コンピュータに、請求項7乃至11の何れか一に記載の位置ずれ量算出方法を実行させるための位置ずれ量算出プログラム。
JP2009002699A 2008-01-18 2009-01-08 位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラム Expired - Fee Related JP5375104B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002699A JP5375104B2 (ja) 2008-01-18 2009-01-08 位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラム
US12/353,278 US7791628B2 (en) 2008-01-18 2009-01-14 Deviation amount detecting device, deviation amount detecting method, and computer-readable recording medium

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008009515 2008-01-18
JP2008009515 2008-01-18
JP2009002699A JP5375104B2 (ja) 2008-01-18 2009-01-08 位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009193062A JP2009193062A (ja) 2009-08-27
JP5375104B2 true JP5375104B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=41075064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009002699A Expired - Fee Related JP5375104B2 (ja) 2008-01-18 2009-01-08 位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5375104B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5397282B2 (ja) 2010-03-17 2014-01-22 株式会社リコー 位置ずれ補正装置及びそれを備えた画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004074518A (ja) * 2002-08-14 2004-03-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4428953B2 (ja) * 2003-07-18 2010-03-10 株式会社リコー 光走査装置およびカラー画像形成装置
JP4630675B2 (ja) * 2005-01-24 2011-02-09 株式会社リコー 画像形成装置及び画像倍率補正方法
JP4757501B2 (ja) * 2005-01-25 2011-08-24 株式会社リコー 画像形成装置
JP4523440B2 (ja) * 2005-02-04 2010-08-11 株式会社リコー 多色画像形成装置
JP2006256047A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009193062A (ja) 2009-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5481863B2 (ja) 位置ずれ量検出装置、位置ずれ量検出方法および位置ずれ量検出プログラム
JP2009157056A (ja) 位置ずれ量検出装置、位置ずれ量検出方法、位置ずれ量検出プログラム
JP5434694B2 (ja) 位置ずれ補正方法及び位置ずれ補正装置、並びにそれを用いた画像形成装置
JP4948925B2 (ja) 位置ずれ補正装置、位置ずれ制御方法、および画像形成装置
JP5593747B2 (ja) 画像形成装置及びクリーニング時間最適化制御プログラム
JP2005031263A (ja) 画像形成装置
JP5400920B2 (ja) 画像形成装置
JP4359538B2 (ja) カラー画像形成装置、カラー画像形成方法、カラー画像形成プログラム、及び記録媒体
KR20130126487A (ko) 레지스트레이션 및 농도 보정 제어를 수행하는 화상 형성 장치
JP5376106B2 (ja) カラー位置ずれ検知装置
JP5181753B2 (ja) カラー画像形成装置、位置ずれ補正方法、位置ずれ補正プログラム、及び記録媒体
JP5055807B2 (ja) 画像形成装置
JP2006171352A (ja) カラー画像形成装置
JP2013076983A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2008225163A5 (ja)
JP2009230111A (ja) 画像形成装置、位置ズレ補正制御方法、及び位置ズレ補正制御プログラム
JP2007199620A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP4343149B2 (ja) 画像形成装置,色ずれ補正方法
JP2007065113A (ja) 画像形成装置の位置ずれ補正装置
JP2008250278A (ja) 画像形成装置
JP5262766B2 (ja) 画像形成装置
JP5206339B2 (ja) 位置ずれ量検出装置、位置ずれ量検出方法、位置ずれ量検出プログラム
JP4640497B2 (ja) 画像形成装置
JP5375104B2 (ja) 位置ずれ量算出装置、位置ずれ量算出方法、位置ずれ量算出プログラム
JP4770624B2 (ja) カラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5375104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees