JP5374452B2 - パススルー付き増幅器 - Google Patents

パススルー付き増幅器 Download PDF

Info

Publication number
JP5374452B2
JP5374452B2 JP2010157166A JP2010157166A JP5374452B2 JP 5374452 B2 JP5374452 B2 JP 5374452B2 JP 2010157166 A JP2010157166 A JP 2010157166A JP 2010157166 A JP2010157166 A JP 2010157166A JP 5374452 B2 JP5374452 B2 JP 5374452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pass
terminal
transistor
mode
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010157166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012019481A (ja
Inventor
恒博 中村
直樹 岡本
真希 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010157166A priority Critical patent/JP5374452B2/ja
Priority to PCT/JP2010/006656 priority patent/WO2012004840A1/ja
Priority to CN201090001561.9U priority patent/CN203166836U/zh
Publication of JP2012019481A publication Critical patent/JP2012019481A/ja
Priority to US13/737,655 priority patent/US8487698B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5374452B2 publication Critical patent/JP5374452B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/02Remote control of amplification, tone or bandwidth
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/189High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
    • H03F3/19High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/72Gated amplifiers, i.e. amplifiers which are rendered operative or inoperative by means of a control signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0088Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using discontinuously variable devices, e.g. switch-operated
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/72Indexing scheme relating to gated amplifiers, i.e. amplifiers which are rendered operative or inoperative by means of a control signal
    • H03F2203/7233Indexing scheme relating to gated amplifiers, i.e. amplifiers which are rendered operative or inoperative by means of a control signal the gated amplifier, switched on or off by putting into parallel or not, by choosing between amplifiers by one or more switch(es), being impedance adapted by switching an adapted passive network

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

本発明はパススルー付き増幅器に関する。
無線通信機器の入力段等に搭載されている増幅器には、通常、受信した高周波信号の電界強度に応じて高利得又は低利得に切り替える機能が備わっている。具体的には、受信する高周波信号の電界強度が弱い領域(弱電界領域)において使用さる場合には通常の増幅率で当該高周波信号を増幅する増幅モードを遂行し、一方、受信する高周波信号の電界強度が強い領域(強電界領域)において使用される場合には通常の増幅率よりも低い増幅率で当該高周波信号を増幅するパススルーモードを遂行している。なお、受信電界強度に応じて増幅モードとパススルーモードとを切り替え可能な増幅器はパススルー付き増幅器と呼ばれている。
例えば、図7に示す特許文献1の高周波信号切替回路では、テレビジョンチューナ40を弱電界領域で使用する場合には、増幅モードが選択され、バンドデコーダ36の出力端から電源電圧に等しい電圧VB1(例えば5V)が出力されるように動作モードが設定される。つまり、第1高周波信号路31が能動状態になるのに対して、第2高周波信号路32が非能動状態になる。詳述すると、高周波信号入力端子34に供給された低レベルの高周波信号は、オンしている第1ダイオード312を通して増幅用電界効果トランジスタ311に供給され、増幅用電界効果トランジスタ311で所定レベルまで増幅された後、オンしている第2ダイオード313を通して高周波信号出力端子35に供給される。なお、この時点では、信号伝達用トランジスタ321 がオフになっているので、高周波信号が信号伝達用トランジスタ321 を通して高周波信号出力端子35に伝送されることはない。
一方、テレビジョンチューナ40を強電界領域で使用する場合には、パススルーモードとなり、バンドデコーダ36の出力端から接地電圧に等しい電圧VE(例えば0V)が出力されるように動作モードが設定される。つまり、第1高周波信号路31が非能動状態になるのに対して、第2高周波信号路32が能動状態になる。詳述すると、高周波信号入力端子34に供給された高レベルの高周波信号は、オンしている信号伝達用トランジスタ321を通して高周波信号出力端子35に供給される。なお、この時点では、第1ダイオード312、第2ダイオード313 がともにオフになっており、増幅用電界効果トランジスタ321が非動作状態になっているので、高周波信号が増幅用電界効果トランジスタ311を通して高周波信号出力端子35に伝送されることはない。
特開2002−261501号公報
ところで、図7に示す高周波信号切替回路などの無線通信機器の設計上、通過特性を高くしなければ種々の無線規格を満足できないケースが多々ある。
図7の構成を例に挙げて説明すると、パススルーモードの場合、高周波信号切替回路の利得は、第2高周波信号路32上に含まれる信号伝達用トランジスタ321のオン抵抗が小さい程高くなる。従って、高周波信号切替回路の利得を高くするためには、高周波信号が通過する信号伝達用トランジスタ321のオン抵抗を減少させる必要がある。ところで、信号伝達用トランジスタ321のオン抵抗は、ゲート−ソース間電圧が大きい程小さくなる。しかし、図7の構成では、信号伝達用トランジスタ321がオンするときには、ゲートとソースとの双方に接地電圧に等しい電圧VE(例えば0V)が印加される。このため、ゲート−ソース間電圧は0Vになり、パススルーモードの場合における通過特性が低い(利得が低い)という問題があった。
一方、近年セット品のさらなる低電源電圧化が進行しており、信号伝達用トランジスタ321などのMOSトランジスタを介したパススルー時の通過特性の向上を図る場合には、この低電源電圧化に対応できること要求される。
本発明は、上記のような従来の課題を解決するためになされたものであり、パススルーモード時の通過特性を向上できかつ低電源電圧化に対応できるパススルー付き増幅器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るパススルー付き増幅器は、グランド電位に維持されるグランド端子と、電源電圧が印加される電源端子と、前段回路から直流遮断コンデンサを介して入力信号が入力される信号入力端子と、後段回路へ直流遮断コンデンサを介して出力信号が出力される信号出力端子と、負荷インピーダンス要素と第1の増幅用トランジスタとを備え、当該第1の増幅用トランジスタは、その制御端子には第1のバイアス電圧が重畳された前記入力信号が供給され、その一方の主端子は当該負荷インピーダンス要素を介して前記電源端子と接続され、その他方の主端子は直接的又は間接的に前記グランド端子と接続され、当該負荷インピーダンス要素における当該第1の増幅用トランジスタの一方の主端子側の端から前記入力信号が反転増幅されて成る前記出力信号が取り出される増幅回路と、前記負荷インピーダンス要素における前記第1の増幅用トランジスタの一方の主端子側の端から取り出される前記出力信号の直流成分を遮断して前記出力端子へ出力する直流遮断部と、増幅モード又はパススルーモードを指示するモード制御信号が入力され、当該増幅モードの場合には前記第1の増幅用トランジスタをオンさせる前記第1のバイアス電圧を生成し、当該パススルーモードの場合には前記第1の増幅用トランジスタをオフさせる前記第1のバイアス電圧を生成する第1のバイアス回路と、信号伝達用トランジスタを備え、当該信号伝達用トランジスタは、その制御端子には電源電圧又はグランド電位が印加されて前記増幅用モードの場合にはオフするとともに前記パススルーモードの場合にはオンし、その一方の主端子は前記出力端子と接続され、その他方の主端子には前記第1のバイアス電圧に重畳された前記入力信号が入力される信号バイパス回路と、 バイアス制御用トランジスタと高インピーダンス要素とを備え、当該バイアス制御用トランジスタは、その制御端子には電源電圧又はグランド電位が印加されて前記増幅用モードの場合にはオフするとともに前記パススルーモードの場合にはオンし、その一方の主端子は前記出力端子と接続され、その他方の主端子は前記高インピーダンス要素を介して前記グランド端子と接続された第2のバイアス回路と、を備えるものである。
この構成により、受信電界強度に応じて増幅モード又はパススルーモードに切り替え可能なエミッタ接地増幅回路又はソース接地増幅回路が実現される。そして、パススルーモードの場合、第1のバイアス回路から増幅回路に第1の増幅用トランジスタをオフさせる第1のバイアス電圧が供給されるので、第1の増幅用トランジスタがオフし、入力端子に入力された入力信号が増幅回路を迂回して信号バイパス回路へと向う。このとき、信号伝達用トランジスタはオンするとともに、第2のバイアス回路におけるバイアス制御用トランジスタもオンする。このため、出力端子の電圧がバイアス制御用トランジスタ及び抵抗を介してグランド電位に維持され、信号伝達用トランジスタの制御端子には電源電圧が印加され、信号伝達用トランジスタの一方の主端子はグランド電位に維持されるので、信号伝達用トランジスタのオン抵抗が最大限に小さくなる。従って、パススルーモード時の通過特性が向上する。また、電源電圧VCCが低電圧化されても、パススルーモード時の通過特性の悪化が抑制される。
上記のパススルー付き増幅器において、前記増幅回路は、前記負荷インピーダンス要素にその一方の主端子が接続され、前記第1の増幅用トランジスタの一方の主端子にその他方の主端子が接続され、その制御端子に第2のバイアス電圧が供給される第2の増幅用トランジスタをさらに備え、前記第1のバイアス回路は、前記増幅モードの場合には前記第2の増幅用トランジスタをオンさせる前記第2のバイアス電圧を生成し、前記パススルーモードの場合には前記第2の増幅用トランジスタをオフさせる前記第2のバイアス電圧を生成する、としてもよい。
この構成により、受信電界強度に応じて増幅モード又はパススルーモードに切り替え可能なカスコード接続増幅回路が実現され、パススルーモード時の通過特性を向上することができかつ低電源電圧化に対応できる。
上記のパススルー付き増幅器において、前記高インピーダンス要素のインピーダンスが、前記前段回路の出力インピーダンス及び前記後段回路の入力インピーダンスよりも大きい、としてもよい。
上記のパススルー付き増幅器において、前記高インピーダンス要素が抵抗である、としてもよい。
これらの構成により、パススルーモードの場合に、後段回路の出力インピーダンスに影響を及ぼすことなく、信号伝達用トランジスタのオン抵抗及び利得を改善できる。
上記のパススルー付き増幅器において、前記第1の増幅用トランジスタの他方の主端子が利得調整用インピーダンス要素を介して前記グランド端子に接続されている、としてもよい。
この構成により、利得調整用インピーダンス要素のインピーダンスに応じて増幅モード時における増幅回路の利得を安定化させることができる。
上記のパススルー付き増幅器において、前記負荷インピーダンス要素及び利得調整用インピーダンス要素がコイルである、としてもよい。
この構成により、受信電界強度に応じて増幅モード又はパススルーモードに切り替え可能な狭帯域の増幅器(低雑音増幅器)が実現され、パススルーモード時の通過特性を向上することができかつ低電源電圧化に対応できる。
上記のパススルー付き増幅器において、前記負荷インピーダンス要素及び利得調整用インピーダンス要素が抵抗である、としてもよい。
この構成により、受信電界強度に応じて増幅モード又はパススルーモードに切り替え可能な広帯域の増幅器が実現され、パススルーモード時の通過特性を向上することができかつ低電源電圧化に対応できる。
本発明によれば、パススルーモード時の通過特性を向上することができかつ低電源電圧化に対応できるパススルー付き増幅器を提供することができる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の構成を示す回路図である。 図2(a)は増幅モードの場合の入力信号の流れを示した図であり、図2(b)はパススルーモードの場合の入力信号の流れを示した図である。 図3は本発明の第2の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の構成を示す回路図である。 図4は本発明の第2の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の変形例を示す回路図である。 図5は本発明の第3の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の構成を示す回路図である。 図6は本発明の第3の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の変形例を示す回路図である。 図7は従来の高周波信号切替回路の構成を示す回路図である。
以下では、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
また、請求項及び明細書において、「主端子」は、例えば、電界効果トランジスタにおけるソース及びドレインや、バイポーラトランジスタにおけるエミッタ及びコレクタであり、動作電流が流れる2つの端子のことを指す。また、「制御端子」は、例えば、電界効果トランジスタにおけるゲートや、バイポーラトランジスタにおけるベースであり、バイアス電圧が印加される端子のことを指す。
(第1の実施の形態)
[パススルー付き増幅器の構成]
図1は本発明の第1の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の構成を示す回路図である。
図1に示すパススルー付き増幅器100は、例えば、無線通信機能を具備した電子機器のフロントエンドLSI等に搭載されており、受信電界強度に応じて増幅モード(高利得モード)又はパススルーモード(低利得モード)に切り替え可能な増幅器である。
パススルー付き増幅器100は、信号入力端子INと、電源端子VCCと、グランド端子GNDと、制御端子P1と、制御端子P2と、信号出力端子OUTと、を備えている。
信号入力端子INは、外付け直流遮断コンデンサC3を介して所望の前段回路と接続され、当該前段回路から外付け直流遮断コンデンサC3を介してRF(無線周波数)信号などの入力信号が入力される。なお、図1では、前段回路の出力インピーダンスがZinと表記されている。信号出力端子OUTは、外付け直流遮断コンデンサC2を介して所望の後段回路と接続され、外付け直流遮断コンデンサC2を介して当該後段回路に向けて増幅又はパススルーされた入力信号(出力信号)が出力される。なお、図1では、後段回路の入力インピーダンスがZoutと表記されている。
電源端子VCCは、パススルー付き増幅器100を作動させるための正電圧源(図示せず)が接続され、当該正電圧源から電源電圧VCCが印加される。ここで、電源電圧VCCの適用範囲は、従来型よりも低い1.2V〜1.8Vである。グランド端子GNDは、電源電圧VCCの基準となるグランド電位に維持される端子である。
制御端子P1は、バイアス回路103から増幅回路102に供給されるベースバイアス電圧VB1のレベルを切り替えるためのモード制御信号S1が入力される端子である。本実施の形態では、モード制御信号S1の電圧がLowレベルの場合には増幅モードとなり、モード制御信号S1の電圧がHighレベルの場合にはパススルーモードとなる。
制御端子P2は、増幅モード又はパススルーモードに切り替えるためのモード制御信号S2が入力される端子である。本実施の形態では、モード制御信号S2の電圧がグランド電位の場合には増幅モードとなり、モード制御信号S2の電圧が電源電圧VCCの場合にはパススルーモードとなる。なお、制御端子P1と制御端子P2とが共用化されて一つの端子となってもよい。
パススルー付き増幅器100は、増幅回路102と、バイアス回路103(第1のバイアス回路)と、直流遮断コンデンサC1と、信号バイパス回路105と、バイアス回路106(第2のバイアス回路)と、を備える。
増幅回路102は、増幅モードの場合に信号入力端子INに入力された入力信号を増幅して出力する回路である。本実施の形態では、増幅回路102は、負荷インピーダンス要素Z1と、NPNトランジスタQ1(第1の増幅用トランジスタ)と、利得調整用インピーダンス要素Z2と、を備えたエミッタ接地増幅回路として構成されている。
詳述すると、NPNトランジスタQ1のベース(制御端子)にはバイアス回路103からのベースバイアス電圧VB1に重畳された入力信号が供給され、NPNトランジスタQ1のコレクタ(一方の主端子)が負荷インピーダンス要素Z1を介して電源端子VCCと接続され、かつNPNトランジスタQ1のエミッタ(他方の主端子)は利得調整用インピーダンス要素Z2を介してグランド端子GNDと接続されている。そして、NPNトランジスタQ1のコレクタ側から入力信号を反転増幅した出力信号が取り出され、直流遮断コンデンサC1を介して出力端子OUTより出力される。なお、利得調整用インピーダンスZ2を省略して、NPNトランジスタQ1のエミッタを直接グランド端子GNDに接続して構成してもよい。但し、利得調整用インピーダンス要素Z2を設けると当該利得調整用インピーダンス要素Z2のインピーダンスに応じて増幅モード時における増幅回路の利得が安定化される。
バイアス回路103は、増幅回路102を構成するNPNトランジスタQ1のベースにベースバイアス電圧VB1(第1のバイアス電圧)を供給する回路である。なお、バイアス回路103は、制御端子P1に入力されたモード制御信号S1が入力され、モード制御信号S1の電圧が増幅モードを指示するLowレベルの場合には、NPNトランジスタQ1をオンさせるベースバイアス電圧VB1(0.7V以上)を生成し、モード制御信号S1の電圧がパススルーモードを指示するHighレベルの場合には、NPNトランジスタQ1がオンしないベースバイアス電圧VB1(0Vより大きく、かつ0.7V未満)を生成する。
信号バイパス回路105は、パススルーモードの場合に信号入力端子INに入力された入力信号を増幅回路102を迂回させて出力端子OUTに導くための回路であり、本実施の形態では、信号バイパス回路105は、NMOSトランジスタM1(信号伝達用トランジスタ)によって構成されている。
詳述すると、NMOSトランジスタM1は、そのゲート(制御端子)が制御端子P2と接続され、そのドレイン(一方の主端子)が出力端子OUTと接続され、そのソース(他方の主端子)が信号入力端子INと接続されている。なお、NMOSトランジスタM1は、ゲート電圧に応じてドレイン及びソースの位置づけが代わる対称型トランジスタである。モード制御信号S2の電圧が増幅モードを指示するグランド電位の場合には、NMOSトランジスタM1がオフし、モード制御信号S2の電圧がパススルーモードを指示する電源電圧VCCの場合には、NMOSトランジスタM1がオンする。
バイアス回路106は、パススルーモードの場合に制御端子P2に入力されたモード制御信号S2の電圧に基づいて出力端子OUTの電圧をグランド電位に維持させることで、NMOSトランジスタM1のゲートバイアス(ゲート−ソース間電圧Vgs)を最大限の「電源電圧VCC−グランド電位GND」にまで拡大させる回路である。本実施の形態では、NMOSトランジスタM2(バイアス制御用トランジスタ)と高インピーダンス要素Z1とによって構成されている。
詳述すると、NMOSトランジスタM2は、そのゲートが制御端子P2と接続され、そのドレインが出力端子OUTと接続され、そのソースが高インピーダンス要素Z1を介してグランド端子GNDと接続されている。モード制御信号S2の電圧が増幅モードを指示するグランド電位の場合には、NMOSトランジスタM2がオフし、モード制御信号S2の電圧がパススルーモードを指示する電源電圧VCCの場合には、NMOSトランジスタM2がオンする。
[パススルーモード時の通過特性]
図2は図1に示したパススルー付き増幅器100の動作を説明するための図である。なお、図2(a)は増幅モードの場合の入力信号の流れを示した図であり、図2(b)はパススルーモードの場合の入力信号の流れを示した図である。
図2(a)に示す増幅モードの場合、NPNトランジスタQ1はオンし、かつNMOSトランジスタM1、M2はオフとなる。この結果として、入力端子INに入力された入力信号は、NPNトランジスタQ1及び負荷インピーダンス要素Z1から成る増幅回路102によって増幅された後、直流遮断コンデンサC1を介して出力端子OUTへと導かれる。
図2(b)に示すパススルーモードの場合、NPNトランジスタQ1はオフし、かつNMOSトランジスタM1、M2はオンとなる。この結果として、入力端子INに入力された入力信号は増幅回路102を迂回してNMOSトランジスタM1を介して出力端子OUTへと導かれる。このとき、NMOSトランジスタM2もオンしているため、出力端子OUTの電圧がグランド電位となる。従って、NMOSトランジスタM1のゲートバイアス電圧(ゲート−ソース間電圧Vgs)が、「電源電圧VCC−グランド電位GND」となる。
ところで、パススルーモードの場合のパススルー付き増幅器100の利得Gは、信号入力端子INに接続される前段回路の出力インピーダンスZin、信号出力端子OUTに接続される後段回路の入力インピーダンスZout、及びNMOSトランジスタM1のオン抵抗Ronとした場合に、外付け直流遮断コンデンサC2、C3を考慮に入れなければ、次式で表現される。
G=Zin×Zout/(Zout+Ron)^2 ・・・ (式1)
つまり、パススルーモード時の利得Gを大きくする場合(最大で0dB)、NMOSトランジスタM1のオン抵Ronを小さくする必要がある。なお、NMOSトランジスタM1のオン抵抗Ronは、ゲート−ソース間電圧Vgsと反比例の関係にあるので、ゲート−ソース間電圧Vgsを高くすれば、NMOSトランジスタM1のオン抵抗Ronは小さくなる。
仮に、バイアス回路106が無かった場合、NMOSトランジスタM1のゲート−ソース間電圧Vgsは「電源電圧VCC−ベースバイアス電圧VB1(0Vより大きく、かつ0.7V未満)」となるため、NMOSトランジスタM1のオン抵抗Ronは次式で表現される。
Ron=α/(VCC−VB1) ・・・ (式2)
これに対し、図1に示すようにバイアス回路106が設けられている場合、NMOSトランジスタM1のゲート−ソース間電圧Vgsは「電源電圧VCC−グランド電位GND」となるため、NMOSトランジスタM1のオン抵抗Ronは次式で表現される。
Ron=α/(VCC−GND) ・・・ (式3)
ここで、(式2)と(式3)との対比により、例えば、電源電圧VCCが1.2Vであり、かつパススルーモード時のベースバイアス電圧VB1が0.3Vとした場合、NMOSトランジスタM1のオン抵抗Ronは、(式2)によれば「α/0.9」となり、(式3)によれば「α/1.2」となる。
つまり、パススルーモード時にバイアス回路106が作動して、NMOSトランジスタM1のゲートバイアス(ゲート−ソース間電圧Vgs)が「電源電圧VCC−ベースバイアス電圧VB1」から最大限の「電源電圧VCC−グランド電位GND」まで拡大され、ひいては、NMOSトランジスタM1のオン抵抗Ronを最大限に減少させる(小さくする)ことができる。このため、電源電圧VCCが低電圧化されても、パススルーモード時の通過特性の悪化を抑制できる。
[変形例]
増幅回路102は、NPNトランジスタQ1をPNPトランジスタに置き換えるとともに、PNPトランジスタの特性に応じた回路構成に変えることでエミッタ接地増幅回路を構成してもよいし、NPNトランジスタQ1をNMOSトランジスタ又はPMOSトランジスタ(PNPトランジスタの場合と同様に、PMOSトランジスタの特性に応じた回路構成に変更することが必要である)に置き換えてソース接地増幅回路として構成してもよい。
バイアス回路103は、バンドギャップレギュレータ(図示せず)を利用して、当該バンドギャップレギュレータによって生成された基準電圧に基づいてベースバイアス電圧VB1を生成してもよい。
信号バイパス回路105は、NMOSトランジスタM1の他に、PMOSトランジスタを使用してPMOSトランジスタの特性に応じた回路構成に変えることで実現してもよい。また、バイアス回路106は、NMOSトランジスタM2をPMOSトランジスタに置き換え、PMOSトランジスタの特性に応じた回路構成に変えることで構成してもよい。
(第2の実施の形態)
[パススルー付き増幅器の構成]
図3は本発明の第2の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の構成を示す回路図である。なお、図3に示すパススルー付き増幅器100は、狭帯域のカスコード接続型の低雑音増幅器として構成されており、図1に示した構成と同様の効果が得られる。
詳述すると、図1に示した構成のうち、負荷インピーダンス要素Z1としてコイルL1を採用し、利得調整用インピーダンス要素Z2としてコイルL2を採用し、かつ高インピーダンス要素Z3として抵抗R1を採用している。また、コイルL1とNPNトランジスタQ1(第1の増幅用トランジスタ)のコレクタ(一方の主端子)との間にNPNトランジスタQ2(第2の増幅用トランジスタ)をさらに備えている。
ここで、NPNトランジスタQ2のベースは、バイアス回路103のダイオードD2及び抵抗R4によってグランド端子に接続されているため、NPNトランジスタQ2のベースを基準に考えると、NPNトランジスタQ2はベース接地増幅回路を構成している。従って、増幅回路102は、NPNトランジスタQ1によるエミッタ接地増幅回路とNPNトランジスタQ2によるベース接地増幅回路とを縦続させたカスコード(Cascode)接続増幅回路として構成されている。カスコード接続増幅回路は、エミッタ接地増幅回路のみの構成と比べて、ベース−コレクタ間容量による周波数特性の低下(ミラー効果)を改善できる効果が得られる。
また、負荷インピーダンス要素Z1としてコイルL1が採用されたことによって、増幅回路102は、狭帯域で使用することができ、電流が流れると電圧降下に伴う熱雑音が発生する抵抗を採用した場合と比べて、低電源電圧化にとって有利である。
また、NPNトランジスタQ1のエミッタとグランド端子GNDとの間に、利得調整用インピーダンス要素Z2としてコイルL2が採用されたことによって、増幅回路102は、微弱な入力信号を低雑音で増幅する低雑音増幅器(LNA:low-noise amplifier)を実現している。なお、コイルL2は、線形性、安定性、及びノイズ特性を改善するためのエミッタ抵抗に相当するものである。
また、高インピーダンス要素Z3としての抵抗R1の抵抗値は、前段回路の出力インピーダンスZin及び後段回路の入力インピーダンスZoutの約二百倍程度の大きさに設定されている。この結果、パススルーモードの場合に、後段回路の出力インピーダンスZinに影響を与えずに、NMOSトランジスタM1のオン抵抗及び利得を改善できるという効果が得られる。
また、バイアス回路103は、NPNトランジスタQ1のベースに供給されるベースバイアス電圧VB1(第1のバイアス電圧)を生成する第1のベースバイアス部と、NPNトランジスタQ2のベースに供給されるベースバイアス電圧VB2(第2のバイアス電圧)を生成する第2のベースバイアス部とを備えている。
第1のベースバイアス部では、電源端子VCCとグランド端子GNDとの間に、PMOSトランジスタM5、電流源I2、ダイオードD1、及び抵抗R3が直列に接続されており、ダイオードD1のアノード電圧が、演算増幅器OPの非反転入力端子に印加されている。また、電源端子VCCとグランド端子GNDとの間に、PMOSトランジスタM4、電流源I1、NPNトランジスタQ3、及び抵抗R3が直列に接続されており、NPNトランジスタQ3のコレクタ電圧が、演算増幅器OPの反転入力端子に印加されている。NPNトランジスタQ3のベースは、NPNトランジスタQ1及び入力端子INと接続されている。
また、電源端子VCCとNPNトランジスタQ3のベースとの間にPMOSトランジスタM3、M7が直列に接続されている。PMOSトランジスタM3乃至M5の各ゲートは、制御端子P1と接続されており、PMOSトランジスタM7のゲートは演算増幅器OPの出力端子と接続されている。
上記の構成により、PMOSトランジスタM3乃至M5は、制御端子P1に入力されたモード制御信号S1がLowレベルの場合(増幅モード)にオンし、Highレベルの場合(パススルーモード)にオフする。PMOSトランジスタM3乃至M5がオンすれば、演算増幅器OPの負帰還がかかり、NPNトランジスタQ1のベースに安定したベースバイアス電圧VB1(ベース電流)が供給される。詳述すると、NPNトランジスタQ1のベース電流が増加すれば、演算増幅器OPの反転入力端子に印加される電圧が下がり、演算増幅器OPからPMOSトランジスタM7のゲートに供給される電圧が上がるので、NPNトランジスタQ1のベース電流が次第に減少する。逆に、NPNトランジスタQ1のベース電流が減少すれば、演算増幅器OPの反転入力端子に印加される電圧が上がり、演算増幅器OPからPMOSトランジスタM7のゲートに供給される電圧が下がるので、NPNトランジスタQ1のベース電流が次第に増加する。一方、PMOSトランジスタM3乃至M5がオフすれば、NPNトランジスタQ1のベースには、NPNトランジスタQ3のベース−エミッタ間電圧Vbe(約0.6V)が印加される。
第2のベースバイアス部は、電源端子VCCとグランド端子GNDとの間に、PMOSトランジスタM6、抵抗R5、ダイオードD2、及び抵抗R4が直列に接続されて構成されている。PMOSトランジスタM6のゲートは、制御端子P1と接続されている。ダイオードD2のアノード電圧がベースバイアス電圧VB2としてNPNトランジスタQ2のベースに供給される。
上記の構成により、PMOSトランジスタM6は、制御端子P1に入力されたモード制御信号S1がLowレベルの場合(増幅モード)にオンし、Highレベルの場合(パススルーモード)にオフする。PMOSトランジスタM6がオンすれば、NPNトランジスタQ2のベースにベースバイアス電圧VB2が供給される。一方、PMOSトランジスタM6がオフすれば、NPNトランジスタQ2のベースはダイオードD2、抵抗R4を介して接地される(グランド電位となる)。
[変形例]
図4は本発明の第2の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の変形例を示す回路図である。
図4に示すパススルー付き増幅器100は、図3に示した構成と比べて、NPNトランジスタQ2のコレクタ(一方の主端子)と出力端子OUTとの間に設けられた直流遮断コンデンサC1を、電源端子VCCとコイルL1との間に設けられたPMOSトランジスタM8に置き換えた点が相違する。その他の構成は、図3に示した構成と同じである。
PMOSトランジスタM8のゲートは制御端子P1と接続されており、PMOSトランジスタM8は、制御端子P1に入力されたモード制御信号S1がLowレベルの場合(増幅モード)にオンし、Highレベルの場合(パススルーモード)にオフする。PMOSトランジスタM8がオフする場合、NPNトランジスタQ2のコレクタ電圧の直流成分はグランド電位に固定されるために遮断されるので、PMOSトランジスタM8は直流遮断コンデンサC1と同様の役割を果たす。
図4の構成以外の変形例として、第2の実施の形態を第1の実施の形態の変形例と同様に変形してもよい。また、高インピーダンス要素Z3はコイルであってもよい。
(第3の実施の形態)
[パススルー付き増幅器の構成]
図5は本発明の第3の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の構成を示す回路図である。
図5に示すパススルー付き増幅器100は、図3に示した構成と比べて、負荷インピーダンス要素Z1としてのコイルL1を抵抗R7に置き換えるとともに、利得調整用インピーダンス要素Z2としてのコイルL2を抵抗R6に置き換えている。その他の構成は、図3に示した構成と同じである。つまり、図5に示すパススルー付き増幅器100は、広帯域のカスコード接続型の増幅器として構成されており、図3に示した構成と同様の効果が得られる。
[変形例]
図6は本発明の第3の実施の形態に係るパススルー付き増幅器の変形例を示す回路図である。
図6に示すパススルー付き増幅器100は、図5に示した構成と比べて、NPNトランジスタQ2のコレクタ(一方の主端子)と出力端子OUTとの間に設けられた直流遮断コンデンサC1を、電源端子VCCとコイルL1との間に設けられたPMOSトランジスタM8に置き換えた点が相違する。その他の構成は、図5に示した構成と同じである。
図6以外の変形例として、第3の実施の形態を第1の実施の形態の変形例と同様に変形してもよい。また、高インピーダンス要素Z3はコイルであってもよい。
上記の説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明のパススルーモード付き増幅器は、低電源電圧で動作する無線通信機器の入力段に設けられる高周波増幅回路等として有用である。
M1…NMOSトランジスタ(信号伝達用トランジスタ)
M2…NMOSトランジスタ(バイアス制御用トランジスタ)
Q1…NPNトランジスタ(第1の増幅用トランジスタ)
Q2…NPNトランジスタ(第2の増幅用トランジスタ)
L1…コイル
R7…抵抗負荷
P1、P2…制御端子
C1…直流遮断コンデンサ
C2、C3…外付け直流遮断コンデンサ
R1…抵抗
Z1…負荷インピーダンス要素
Z2…利得調整用インピーダンス要素
Z3…高インピーダンス要素
100…パススルー付き増幅器
102…増幅回路
103…バイアス回路(第1のバイアス回路)
105…信号バイパス回路
106…バイアス回路(第2のバイアス回路)
M8…PMOSトランジスタ(スイッチング素子)
L2…コイル
R6…抵抗

Claims (7)

  1. グランド電位に維持されるグランド端子と、
    電源電圧が印加される電源端子と、
    前段回路から直流遮断コンデンサを介して入力信号が入力される信号入力端子と、
    後段回路へ直流遮断コンデンサを介して出力信号が出力される信号出力端子と、
    負荷インピーダンス要素と第1の増幅用トランジスタとを備え、当該第1の増幅用トランジスタは、その制御端子には第1のバイアス電圧が重畳された前記入力信号が供給され、その一方の主端子は当該負荷インピーダンス要素を介して前記電源端子と接続され、その他方の主端子は直接的又は間接的に前記グランド端子と接続され、当該負荷インピーダンス要素における当該第1の増幅用トランジスタの一方の主端子側の端から前記入力信号が反転増幅されて成る前記出力信号が取り出される増幅回路と、
    前記負荷インピーダンス要素における前記第1の増幅用トランジスタの一方の主端子側の端から取り出される前記出力信号の直流成分を遮断して前記出力端子へ出力する直流遮断部と、
    増幅モード又はパススルーモードを指示するモード制御信号が入力され、当該増幅モードの場合には前記第1の増幅用トランジスタをオンさせる前記第1のバイアス電圧を生成し、当該パススルーモードの場合には前記第1の増幅用トランジスタをオフさせる前記第1のバイアス電圧を生成する第1のバイアス回路と、
    信号伝達用トランジスタを備え、当該信号伝達用トランジスタは、その制御端子には電源電圧又はグランド電位が印加されて前記増幅用モードの場合にはオフするとともに前記パススルーモードの場合にはオンし、その一方の主端子は前記出力端子と接続され、その他方の主端子には前記第1のバイアス電圧に重畳された前記入力信号が入力される信号バイパス回路と、
    バイアス制御用トランジスタと高インピーダンス要素とを備え、当該バイアス制御用トランジスタは、その制御端子には電源電圧又はグランド電位が印加されて前記増幅用モードの場合にはオフするとともに前記パススルーモードの場合にはオンし、その一方の主端子は前記出力端子と接続され、その他方の主端子は前記高インピーダンス要素を介して前記グランド端子と接続された第2のバイアス回路と、
    を備えるパススルー付き増幅器。
  2. 前記増幅回路は、前記負荷インピーダンス要素にその一方の主端子が接続され、前記第1の増幅用トランジスタの一方の主端子にその他方の主端子が接続され、その制御端子に第2のバイアス電圧が供給される第2の増幅用トランジスタをさらに備え、
    前記第1のバイアス回路は、前記増幅モードの場合には前記第2の増幅用トランジスタをオンさせる前記第2のバイアス電圧を生成し、前記パススルーモードの場合には前記第2の増幅用トランジスタをオフさせる前記第2のバイアス電圧を生成する、
    請求項1に記載のパススルー付き増幅器。
  3. 前記高インピーダンス要素のインピーダンスが、前記前段回路の出力インピーダンス及び前記後段回路の入力インピーダンスよりも大きい、請求項1又は2に記載のパススルー付き増幅器。
  4. 前記高インピーダンス要素が抵抗である、請求項3に記載のパススルー付き増幅器。
  5. 前記第1の増幅用トランジスタの他方の主端子が利得調整用インピーダンス要素を介して前記グランド端子に接続されている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパススルー付き増幅器。
  6. 前記負荷インピーダンス要素及び利得調整用インピーダンス要素がコイルである、請求項5に記載のパススルー付き増幅器。
  7. 前記負荷インピーダンス要素及び利得調整用インピーダンス要素が抵抗である、請求項5に記載のパススルー付き増幅器。
JP2010157166A 2010-07-09 2010-07-09 パススルー付き増幅器 Expired - Fee Related JP5374452B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010157166A JP5374452B2 (ja) 2010-07-09 2010-07-09 パススルー付き増幅器
PCT/JP2010/006656 WO2012004840A1 (ja) 2010-07-09 2010-11-12 パススルー付き増幅器
CN201090001561.9U CN203166836U (zh) 2010-07-09 2010-11-12 带有通过模式的放大器
US13/737,655 US8487698B2 (en) 2010-07-09 2013-01-09 Amplifier with pass-through mode

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010157166A JP5374452B2 (ja) 2010-07-09 2010-07-09 パススルー付き増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012019481A JP2012019481A (ja) 2012-01-26
JP5374452B2 true JP5374452B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=45440842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010157166A Expired - Fee Related JP5374452B2 (ja) 2010-07-09 2010-07-09 パススルー付き増幅器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8487698B2 (ja)
JP (1) JP5374452B2 (ja)
CN (1) CN203166836U (ja)
WO (1) WO2012004840A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009027358A1 (de) * 2009-06-30 2011-01-05 Funkwerk Dabendorf Gmbh Verfahren zur Schaltung von Signalzweigen und dafür ausgebildete Funktionsgruppe
US9712125B2 (en) * 2015-02-15 2017-07-18 Skyworks Solutions, Inc. Power amplification system with shared common base biasing
KR20210143013A (ko) * 2020-05-19 2021-11-26 삼성전기주식회사 전력 증폭기 바이어스 전류 생성 및 제한 장치

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000004134A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Toshiba Corp 高周波可変利得増幅器
JP3684861B2 (ja) * 1998-09-28 2005-08-17 松下電器産業株式会社 可変利得増幅器
JP2002261501A (ja) 2001-02-28 2002-09-13 Alps Electric Co Ltd 高周波信号切替回路
US6891866B2 (en) * 2003-01-10 2005-05-10 Agilent Technologies, Inc. Calibration of laser systems
JP2006197227A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Renesas Technology Corp 可変利得増幅回路、受信機及び送信機
US7821334B2 (en) * 2006-04-27 2010-10-26 Nec Electronics Corporation Amplification circuit
JP5107272B2 (ja) * 2009-01-15 2012-12-26 株式会社東芝 温度補償回路
JP5316285B2 (ja) * 2009-07-27 2013-10-16 三菱電機株式会社 電力増幅器用バイアス回路

Also Published As

Publication number Publication date
US8487698B2 (en) 2013-07-16
JP2012019481A (ja) 2012-01-26
WO2012004840A1 (ja) 2012-01-12
US20130120067A1 (en) 2013-05-16
CN203166836U (zh) 2013-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9236841B2 (en) Current-feedback operational amplifier
US8395448B2 (en) Apparatus and method for miller compensation for multi-stage amplifier
KR102256958B1 (ko) 증폭 회로
JP6229369B2 (ja) 電力増幅器
JP2008005160A (ja) カスコード接続増幅回路、および、それを用いた半導体集積回路並びに受信装置
US9184716B2 (en) Low noise amplifier and receiver
US10148226B2 (en) Bias circuit
JP2014027501A (ja) 可変利得増幅器および可変利得増幅器を備えた無線通信機器
CN112994629A (zh) 一种功率放大器的偏置电路、装置及设备
JP5374452B2 (ja) パススルー付き増幅器
US8174318B2 (en) Apparatus and method for providing linear transconductance amplification
US6509798B2 (en) Variable gain amplifier
TWI684323B (zh) 偏壓電路
JP5278756B2 (ja) 増幅器およびそれを使用したrfパワーモジュール
JPWO2006095416A1 (ja) 減衰器を備えた高周波増幅器
JP4704293B2 (ja) バイアス回路、増幅器、および携帯端末
KR102075951B1 (ko) 전력 증폭 회로
JP2006093906A (ja) 高周波電力増幅器
JP2007214748A (ja) 広帯域増幅回路
US8604872B2 (en) Highly linear, low-power, transconductor
KR20120116411A (ko) 스텝 이득을 갖는 증폭기 회로
CN110661494A (zh) 高频放大电路及半导体设备
KR20130065214A (ko) 전력 증폭기
US20230055295A1 (en) Low-noise amplifier (lna) with high power supply rejection ratio (psrr)
WO2022249955A1 (ja) 送信回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5374452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees