JP5372453B2 - 環境配慮型熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形体 - Google Patents

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Description

本発明は、優れた剛性、耐熱性、難燃性を具備した上で靭性を改良した環境配慮型熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた成形体に関する。
近年、植物由来ポリエステル樹脂であるポリ乳酸において、種々の検討がなされており、さまざまな分野に応用展開が図られようとしている。最近では、結晶化速度が遅いために応用が難しかった携帯電話筐体やパソコン部品などの射出成形分野についても、結晶化速度が速く、耐熱性と成形性に優れたポリ乳酸樹脂組成物が作られるようになった。しかしながら、家電機器や自動車部品への応用を考えた場合、優れた難燃性、耐久性、靭性はもとより、さらなる耐熱性や成形性の付与が重要な課題として残る。ポリ乳酸の難燃性付与に関して、例えば、特許文献1には、ポリ乳酸樹脂に(メタ)アクリル酸エステル化合物と金属酸化物や金属水酸化物を添加することにより、優れた成形性と難燃性を付与できることが開示されている。しかし、得られた組成物は、実使用に耐えうるまでの難燃性が付与されるまでには至っておらず、さらなる改良が必要であった。また、例えば、特許文献2には、ポリ乳酸樹脂にリン系難燃剤と脂肪酸マグネシウムとポリフェノールを配合することにより、難燃性が向上することが開示されているが、耐熱性や耐久性、靭性について記載されていなかった。
一方、ポリ乳酸樹脂以外の植物由来樹脂として、ポリアミド11樹脂やポリアミド1010樹脂などのポリアミド樹脂が注目されている。ポリアミド11樹脂は、優れた靭性とともに耐久性をも併せ持つことから、自動車関係の流体輸送チューブなどに好適に用いられてきた。より用途を拡大するために、例えばポリアミド11樹脂に層状ケイ酸塩を配合し、耐熱性の改良に努めているが、その改良効果は低く、難燃性も付与されていないため、電子機器や自動車部品への使用はできない(例えば、特許文献3)。また、伸度を保持しつつ、高い剛性と難燃性を付与するとして、ポリアミド11樹脂とポリアミド6樹脂の組成物にリン系難燃剤とアミノ基含有難燃剤と無機強化剤とカップリング剤などを配合することも提案されている(例えば、特許文献4)。しかしながら、難燃性を付与した組成物において、植物由来のポリアミド11樹脂の配合比率は20%程度と低く、強度や剛性も低いうえ、耐衝撃性や耐熱性の記載がなく、環境面および性能面から未だ不十分である。
また、難燃剤やガラス繊維を配合した難燃性のポリアミド樹脂組成物は非難燃性のポリアミド樹脂組成物と比較した場合、強度や破断伸度および衝撃強度等の靭性が低下し、ポリアミド樹脂が本来有する高い靭性が損なわれ、成形体の脆さが問題になることが多い。例えば、ポリアミド樹脂にポリリン酸メラミンとマレイン酸変性したエラストマーを配合することにより、難燃性と耐衝撃性が向上するとされているが、多量のマレイン酸変性エラストマーの配合が必要となり、その改良効果は低く、また、耐熱性が低下すると考えられるが、耐熱性の記載はない。また、ガラス繊維の配合も同時に検討されており、破断歪等の靭性は低下すると考えられるが、耐熱性や破断歪の記載はない(例えば、特許文献5)。つまり、難燃性と耐衝撃性の向上はみられるが、耐熱性、靭性や剛性などの実使用を考えた場合の重要な物性が記載されていない。
一方、植物由来樹脂のポリアミド1010樹脂はポリアミド11樹脂よりも安価であり、その有意性は大きい。このポリアミド1010樹脂もポリアミド11樹脂と同様の物性を示し、優れた靭性と耐久性を具備している。ポリアミド1010樹脂は、靭性を要する部材に使用されている例もあるが、その低剛性の面から、射出成形での金型離型時に変形してしまい、射出成形体にするには難しいものであった(例えば、特許文献6など)。
特願2004−329896号公報 特開2005−350537号公報 国際公開第98/049235号パンフレット 特開2007−297581号公報 特開2004−204105号公報 特開2006−283781号公報
本発明は、植物由来ポリアミド樹脂が本来有する靭性、即ち強度、破断歪を保持し、高度な難燃性と耐熱性、剛性、耐衝撃性をも併せ持つ、特性バランスの良い難燃性樹脂組成物および成形体を提供すること課題とするものである。
本発明者は、前記の課題を解決すべく鋭意検討を進めた結果、植物由来ポリアミド樹脂に、特定形状のガラス繊維と、難燃剤と、スチレン/無水マレイン酸コポリマーとを組み合わせることによって前記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨は以下の通りである。
(1)植物由来ポリアミド樹脂(A)と、繊維断面の長径/短径が1.5〜10であるガラス繊維(B)と、難燃剤(C)と、スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)とを含有する樹脂組成物であって、(A)と(B)と(C)の合計に対して、(A)の含有量が30〜70質量%であり、(B)の含有量が5〜50質量%であり、(C)の含有量が10〜50質量%であり、(A)に対して、(D)の含有量が0.1〜5質量%であり、植物由来ポリアミド樹脂(A)が、ポリアミド11樹脂および/またはポリアミド1010樹脂であることを特徴とする樹脂組成物。
(2)難燃剤(C)がホスフィン酸金属塩系難燃剤であることを特徴とする(1)記載の熱可塑性樹脂組成物。
(3)スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)におけるスチレン成分と無水マレイン酸成分のモル比(スチレン成分/無水マレイン酸成分)が、1/1〜3/1であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の樹脂組成物。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の樹脂組成物を成形してなる成形体。
本発明によれば、バイオマス由来の熱可塑性樹脂組成物で、難燃性、耐衝撃性、耐熱性、および、剛性に優れ、かつ高い靭性を有する特性バランスに優れた環境配慮型熱可塑性樹脂組成物を提供することができる。よって、本発明の樹脂組成物を例えば電化製品の部品などに用いることは部品の組み立て中または部品の使用中に破損する危険性がかなり減少するという点で有利である。
また、バイオマス由来であるポリアミド樹脂を製品に使用をすることは、環境への負荷も小さく、産業上の利用価値はきわめて高い。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の樹脂組成物は、植物由来ポリアミド樹脂(A)と、ガラス繊維(B)と、難燃剤(C)と、スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)とを含有する。植物由来ポリアミド樹脂(A)としては、ポリアミド11樹脂やポリアミド1010樹脂などを使用することができる。
本発明において、植物由来ポリアミド11樹脂としては、天然ひまし油中のリシノール酸を原料とし、11−アミノウンデカン酸を重縮合した樹脂を使用することができ、その製造方法は特に制限されず、公知の方法に従って製造することができる。また、製造の際に各種の触媒、熱安定剤等の添加剤を使用してもよい。ポリアミド11樹脂の市販品としては、例えば、アルケマ製『リルサン BECN O TL』、『リルサン KNO』が挙げられる。
ポリアミド11樹脂は、樹脂単体で曲げ強度が約60MPa、曲げ破断歪が15%以上であり、高い靭性を有している。なお、本発明における靭性とは、曲げ特性評価(ASTM D790準拠)において求められた曲げ強度と曲げ破断歪との積であり、材料に応力をかけた場合の破断に至るまでの仕事量に相当するものである。
また、植物由来ポリアミド1010樹脂としては、天然ひまし油中のセバシン酸とデカンジアミンとを重縮合した樹脂を使用することができ、その製造方法は特に制限されず、公知の方法に従って製造することができる。ポリアミド1010樹脂の市販品としては、例えば、デュポン製『Zytel FE110004 NC010』が挙げられる。ポリアミド1010樹脂単体においても、前述のポリアミド11樹脂と同等の機械的物性を有している。
本発明の樹脂組成物において、植物由来ポリアミド樹脂(A)の含有量は、植物由来ポリアミド樹脂(A)と、ガラス繊維(B)と、難燃剤(C)との合計質量に対して、30〜70質量%であることが必要である。植物由来ポリアミド樹脂(A)の含有量が30質量%未満ではその優れた機械的性質を十分に発揮することができない場合があり、70質量%を超えると、樹脂組成物に優れた難燃性や剛性を付与することができない。
本発明の樹脂組成物で使用するガラス繊維(B)は、扁平断面を有し、繊維断面の長径/短径が1.5〜10であることが必要であり、2.0〜6.0であることが好ましい。長径/短径比が1.5未満では断面を扁平形状にした効果が少なく、10を超えるものはガラス繊維自体の製造が困難である。
ガラス繊維(B)は、繊維断面の長径が10〜50μmであることが好ましく、15〜40μmであることがさらに好ましく、20〜35μmであることがより好ましい。
また、このガラス繊維(B)の平均繊維長と平均繊維径の比(アスペクト比)は2〜120であることが好ましく、2.5〜70であることがさらに好ましく、3〜50であることがより好ましい。アスペクト比が2未満であると機械的強度の向上効果が小さく、120を超えると異方性が大きくなる他、成形体外観も悪化するようになる。なお、ガラス繊維の平均繊維径とは、扁平断面形状を同一面積の真円形に換算したときの数平均繊維径をいう。
本発明においてガラス繊維(B)としては、Eガラスのような一般的なガラス繊維組成の繊維が用いられるが、ガラス繊維にできるものであればどのような組成でも使用可能で特に限定されるものではない。
ガラス繊維(B)は、公知のガラス繊維の製造方法により製造され、マトリックス樹脂との密着性、均一分散性の向上のためシランカップリング剤、チタン系カップリング剤、ジルコニア系カップリング剤などのカップリング剤を少なくとも1種類、帯電防止剤、及び皮膜形成剤などを含んだ配合する樹脂に適した公知の集束剤により集束され、集束されたガラス繊維ストランドを集めて一定の長さに切断したチョップドストランドの形態で使用される。
本発明の樹脂組成物において、ガラス繊維(B)の含有量は、植物由来ポリアミド樹脂(A)と、ガラス繊維(B)と、難燃剤(C)との合計質量に対して、5〜50質量%であることが必要であり、10〜40質量%であることが好ましく、10〜30質量%であることより好ましい。ガラス繊維(B)の含有量が5質量%未満の場合には耐熱性や剛性が低下するため好ましくない。また50質量%を超えると、破断歪が低下するうえに、樹脂組成物の製造が困難である。
本発明の樹脂組成物で使用する難燃剤(C)としては、特に制限はないが、例えば、リン系難燃化合物、ホウ酸系難燃化合物、無機系難燃化合物、チッソ系難燃化合物、ハロゲン系難燃化合物、有機系難燃化合物、コロイド系難燃化合物等が挙げられ、一種あるいは二種以上用いても構わない。
リン系難燃化合物としては、例えば、リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、リン酸メラミン、赤燐、リン酸エステル、トリス(クロロエチル)ホスフェート、トリス(モノクロロプロピル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート、トリアリルフォスフェート、トリス(3−ヒドロキシプロピル)ホスフェート、トリス(トリブロモフェニル)ホスフェート、トリス−β−クロロプロピルホスフェート、トリス(ジブロモフェニル)ホスフェート、トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、テトラキス(2−クロロエチル)エチレン・ジフォスフェート、ジメチルフォスフェート、トリス(2−クロロエチル)オルトリン酸エステル、芳香族縮合リン酸エステル、含ハロゲン縮合有機リン酸エステル、エチレン・ビス・トリス(2−シアノエチル)ホスフォニウム・ブロミド、ポリリン酸アンモニウム、β−クロロエチルアッシドフォスフェート、ブチルピロフォスフェート、ブチルアッシドフォスフェート、ブトキシエチルアッシドフォスフェート、2−エチルヘキシルアッシドフォスフェート、メラミンリン酸塩、含ハロゲンフォスホネート、またはフェニル・フォスフォン酸等や、下記のホスフィン酸金属塩やホスフィン酸エステル等のリンを含有する化合物が挙げられる。
ホスフィン酸金属塩は、以下の式(I)、(II)に示される化合物であり、ホスフィン酸と金属炭酸塩、金属水酸化物または金属酸化物を用いて水溶液中で製造され、本質的にモノマーとして存在するが、反応条件に依存して、縮合度が1〜3のポリマー性ホスフィン酸塩の形として存在する場合もある。ホスフィン酸としては、ジメチルホスフィン酸、エチルメチルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、メチル−n−プロピルホスフィン酸、メタンジ(メチルホスフィン酸)、ベンゼン−1,4−(ジメチルホスフィン酸)、メチルフェニルホスフィン酸及びジフェニルホスフィン酸等が挙げられる。また、金属成分としてはカルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン、亜鉛イオンを含む金属炭酸塩、金属水酸化物または金属酸化物が挙げられる。
(式中、R、RおよびR、Rはそれぞれ直鎖あるいは分岐鎖のC〜C16アルキル、好ましくはC〜Cアルキル、特にメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−オクチル、フェニルであり、RとRおよびRとRは互いに環を形成してもよい。Rは直鎖あるいは分岐鎖のC〜C10アルキレン、特にメチレン、エチレン、n−プロピレン、イソプロピレン、イソプロピリデン、n−ブチレン、tert−ブチレン、n−ペンチレン、n−オクチレン、n−ドデシレン;アリーレン、特にフェニレン、ナフチレン、アルキルアリーレン、特にメチルフェニレン、エチルフェニレン、tert−ブチルフェニレン、メチルナフチレン、エチルナフチレン、tert−ブチルナフチレン;アリールアルキレン、特にフェニルメチレン、フェニルエチレン、フェニルプロピレン、フェニルブチレンであり、Mはカルシウムまたはアルミニウムイオンであり、mは2または3であり、nは1または3であり、xは1または2である。式(II)ではmx=2nである。)
上記ホスフィン酸金属塩としては、例えばジメチルホスフィン酸カルシウム、ジメチルホスフィン酸マグネシウム、ジメチルホスフィン酸アルミニウム、ジメチルホスフィン酸亜鉛、エチルメチルホスフィン酸カルシウム、エチルメチルホスフィン酸マグネシウム、エチルメチルホスフィン酸アルミニウム、エチルメチルホスフィン酸亜鉛、ジエチルホスフィン酸カルシウム、ジエチルホスフィン酸マグネシウム、ジエチルホスフィン酸アルミニウム、ジエチルホスフィン酸亜鉛、メチル−n−プロピルホスフィン酸カルシウム、メチル−n−プロピルホスフィン酸マグネシウム、メチル−n−プロピルホスフィン酸アルミニウム、メチル−n−プロピルホスフィン酸亜鉛が挙げられる。
また、メタンジ(メチルホスフィン酸)カルシウム、メタンジ(メチルホスフィン酸)マグネシウム、メタンジ(メチルホスフィン酸)アルミニウム、メタンジ(メチルホスフィン酸)亜鉛、ベンゼン−1,4−(ジメチルホスフィン酸)カルシウム、ベンゼン−1,4−(ジメチルホスフィン酸)マグネシウム、ベンゼン−1,4−(ジメチルホスフィン酸)アルミニウム、ベンゼン−1,4−(ジメチルホスフィン酸)亜鉛、メチルフェニルホスフィン酸カルシウム、メチルフェニルホスフィン酸マグネシウム、メチルフェニルホスフィン酸アルミニウム、メチルフェニルホスフィン酸亜鉛、ジフェニルホスフィン酸カルシウム、ジフェニルホスフィン酸マグネシウム、ジフェニルホスフィン酸アルミニウム、ジフェニルホスフィン酸亜鉛が挙げられる。特に難燃性、電気特性の観点からジエチルホスフィン酸アルミニウム、ジエチルホスフィン酸亜鉛が好ましい。
ホウ酸系難燃化合物としては、例えば、ホウ酸亜鉛水和物、メタホウ酸バリウム、ほう砂などのホウ酸を含有する化合物等が挙げられる。
無機系難燃化合物としては、例えば、硫酸亜鉛、硫酸水素カリウム、硫酸アルミニウム、硫酸アンチモン、硫酸エステル、硫酸カリウム、硫酸コバルト、硫酸水素ナトリウム、硫酸鉄、硫酸銅、硫酸ナトリウム、硫酸ニッケル、硫酸バリウム、硫酸マグネシウムなどの硫酸金属化合物、硫酸アンモニウムなどのアンモン系難燃化合物、フェロセンなどの酸化鉄系燃焼触媒、硝酸銅などの硝酸金属化合物、酸化チタンなどのチタンを含有する化合物、スルファミン酸グアニジンなどのグアニジン系化合物、その他、ジルコニウム系化合物、モリブデン系化合物、錫系化合物、炭酸カリウムなどの炭酸塩化合物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物系化合物およびそれらの変性物が挙げられる。
チッソ系難燃化合物としては、例えば、トリアジン環を有するシアヌレート化合物等が挙げられる。
ハロゲン系難燃化合物としては、例えば、塩素化パラフィン、パークロロシクロペンタデカン、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモジフェニルオキシド、ビス(トリブロモフェノキシ)エタン、エチレンビス・ジブロモノルボルナンジカルボキシイミド、エチレンビス・テトラブロモフタルイミド、ジブロモエチル・ジブロモシクロヘキサン、ジブロモネオペンチルグリコール、2,4,6−トリブロモフェノール、トリブロモフェニルアリルエーテル、テトラブロモ・ビスフェノールA誘導体、テトラブロモ・ビスフェノールS誘導体、テトラデカブロモ・ジフェノキシベンゼン、トリス−(2,3−ジブロモプロピル)−イソシアヌレート、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、ポリ(ペンタブロモベンジルアクリレート)、トリブロモスチレン、トリブロモフェニルマレイニド、トリブロモネオペンチル・アルコール、テトラブロモジペンタエリスリトール、ペンタブロモベンジルアクリレート、ペンタブロモフェノール、ペンタブロモトルエン、ペンタブロモジフェニルオキシド、ヘキサブロモシクロドデカン、ヘキサブロモジフェニルエーテル、オクタブロモフェノールエーテル、オクタジブロモジフェニルエーテル、オクタブロモジフェニルオキシド、ジブロモネオペンチルグリコールテトラカルボナート、ビス(トリブロモフェニル)フマルアミド、N−メチルヘキサブロモジフェニルアミン、臭化スチレン、またはジアリルクロレンデート等のハロゲンを含有する難燃化合物が挙げられる。
有機系難燃化合物としては、例えば、無水クロレンド酸、無水フタル酸、ビスフェノールAを含有する化合物;グリシジルエーテルなどのグリシジル化合物;ジエチレングリコール、ペンタエリスリトールなどの多価アルコール;変性カルバミド;シリコーンオイル、二酸化ケイ素、低融点ガラス、オルガノシロキサン等のシリカ系化合物が挙げられる。
コロイド系難燃化合物としては、例えば、従来から使用されている難燃性を持つ水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどの水酸化物、アルミン酸カルシウム、2水和石膏、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ砂、カオリンクレーなどの水和物、硝酸ナトリウムなどの硝酸化合物、モリブデン化合物、ジルコニウム化合物、アンチモン化合物、ドーソナイト、またはプロゴパイト等の難燃性化合物のコロイド等が挙げられる。
本発明において難燃剤(C)は、例えば焼却処分の際に有毒ガスが発生するなど、廃棄の際に環境に負荷を与えないものが好ましい。そのような環境配慮の観点からは、本発明における難燃剤(C)としては、例えば、リン系化合物、水酸化物系化合物、シリカ系化合物を使用することが望ましい。これらの中でも、特にリン系化合物のホスフィン酸金属塩が好ましい。
また、難燃助剤(C′)としてメラミンとリン酸との反応生成物および/またはシアヌル酸メラミンを用いることができる。
メラミンとリン酸との反応生成物とは、メラミンとリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸との実質的に等モルの反応生成物から得られるものであり、製法には特に制約はない。通常、リン酸メラミンを窒素雰囲気下、加熱縮合して得られるポリリン酸メラミンを挙げることができる。ここで、リン酸メラミンを構成するリン酸としては、具体的にはオルトリン酸、亜リン酸、次亜リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、三リン酸、四リン酸等が挙げられるが、特に、オルトリン酸、ピロリン酸を用いたメラミンとの付加物を縮合したポリリン酸メラミンが難燃性の点から好ましい。メラミンとリン酸との反応生成物の粒径は、本発明の樹脂組成物を成形して得られる成形体の機械的強度、成形体外観の点で、100μm以下、好ましくは50μm以下に粉砕した粉末を用いるのがよい。0.5〜20μmの粉末を用いると、高い難燃性が発現するばかりでなく成形体強度も著しく高くなるので特に好ましい。
また、シアヌル酸メラミンは、シアヌル酸とメラミンとの等モル反応物であり、たとえばシアヌル酸の水溶液とメラミンの水溶液とを混合し、70〜100℃程度の温度で撹拌しながら反応され、得られる沈澱物を濾過させることによって得ることができる。シアヌル酸メラミンの粒径は成形体の機械物性、外観の点から、100μm以下が好ましく、さらに好ましくは50μm以下であり、このような粒径に粉砕して粉末を用いるのがよい。0.5〜20μmの粉末を用いると高い難燃性が発現するばかりでなく成形体の強度も著しく高くなるので特に好ましい。
本発明の樹脂組成物において、難燃剤(C)の含有量は、植物由来ポリアミド樹脂(A)と、ガラス繊維(B)と、難燃剤(C)との合計質量に対して、10〜50質量%であることが必要であり、15〜40質量%であることが好ましい。難燃剤(C)の含有量が5質量%未満であると、難燃性を達成できず、40質量%を超えると、機械的強度の低下が起こるため好ましくない。
また、難燃助剤(C′)を使用する際は、難燃剤(C)と難燃助剤(C′)の質量比(C/C′)は、4〜25であることが好ましく、5〜20であることがさらに好ましい。この質量比が4未満であると、機械的強度や靭性が低下し、質量比が25を超えると難燃性が達成できないため好ましくない。
本発明において、スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)は、ポリスチレン樹脂を無水マレイン酸で変性させたものであり、無水マレイン酸を用いた通常の変性の条件(例えば、無溶媒で加圧加熱下、溶媒中での加熱下等)で、スチレンと無水マレイン酸との付加反応で得ることができる。
スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)は、スチレン成分と無水マレイン酸成分のモル比(スチレン成分/無水マレイン酸成分)が、1/1〜3/1であることが好ましい。スチレン成分と無水マレイン酸成分の比が3/1を超えると、得られる樹脂組成物は、曲げ破断歪が低下し、靭性も劣ることになり、比が1/1未満であると、混練操業性が低下し樹脂組成物を得ることができなくなる。
スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)の酸価は、200〜600mgKOH/g、好ましくは300〜550mgKOH/g、さらに好ましくは、400〜500mgKOH/gである。酸価が200mgKOH/g未満であると、本発明の効果である破断歪等の靭性が向上しなくなり、600mgKOH/gを超えると難燃性や耐熱性が低下するなど、本発明で規定する配合外では本発明の効果を十分に発揮できない。
スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)の含有量は、植物由来ポリアミド樹脂(A)の質量に対して、0.1〜5質量%であることが必要である。スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)の含有量が0.1質量%未満では、本発明の効果が発揮されず、5質量%を超えると難燃性が低下するだけでなく、混練操業性が安定せず樹脂組成物を得ることができなくなる場合がある。
本発明において、植物由来ポリアミド樹脂(A)、扁平断面を有するガラス繊維(B)、難燃剤(C)およびスチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)を混合する手段は、特に限定されないが、一軸あるいは二軸の押出機を用いて溶融混練する方法を挙げることができる。混練状態をよくする意味で二軸の押出機を使用することが好ましい。混練温度は(ポリアミド樹脂の融点+5℃)〜(ポリアミド樹脂の融点+100℃)の範囲が、また混練時間は20秒〜30分が好ましい。この範囲より低温や短時間であると混練や反応が不充分となり、逆に高温や長時間であると樹脂の分解や着色が起きる場合があり、ともに好ましくない。また、難燃性と形状安定性を両立させるためには、扁平断面を有するガラス繊維以外の原料を十分に溶融混合した後に、扁平断面を有するガラス繊維を所定量サイドフィードし、減圧脱気することが好ましい。
本発明の樹脂組成物にはその特性を大きく損なわない限りにおいて、顔料、熱安定剤、酸化防止剤、耐候剤、可塑剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤、充填材、結晶核剤等を添加することができる。
熱安定剤や酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール類、ヒンダードアミン、イオウ化合物、銅化合物、アルカリ金属のハロゲン化物などが例示される。
無機充填材としては、タルク、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、ワラストナイト、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウム、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カルシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、ガラスバルーン、カーボンブラック、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、ゼオライト、ハイドロタルサイト、金属繊維、金属ウイスカー、セラミックウイスカー、チタン酸カリウム、窒化ホウ素、グラファイト、炭素繊維等が挙げられる。
有機充填材としては、澱粉、セルロース微粒子、木粉、おから、モミ殻、フスマ等の天然に存在するポリマーやこれらの変性品が挙げられる。
無機結晶核材としては、タルク、カオリン等が挙げられ、有機結晶核材としては、ソルビトール化合物、安息香酸およびその化合物の金属塩、燐酸エステル金属塩、ロジン化合物の他に、アミド化合物としてエチレンビスオレイン酸アミド、メチレンビスアクリル酸アミド、エチレンビスアクリル酸アミド、ヘキサメチレンビス−9、10−ジヒドロキシステアリン酸ビスアミド、p−キシリレンビス−9、10ジヒドロキシステアリン酸アミド、デカンジカルボン酸ジベンゾイルヒドラジド、ヘキサンジカルボン酸ジベンゾイルヒドラジド、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジシクロヘキシルアミド、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジアニリド、N,N′,N″−トリシクロヘキシルトリメシン酸アミド、トリメシン酸トリス(t−ブチルアミド)、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジアニリド、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジシクロヘキシルアミド、N,N′−ジベンゾイル−1,4−ジアミノシクロヘキサン、N,N′−ジシクロヘキサンカルボニル−1,5−ジアミノナフタレン、エチレンビスステアリン酸アミド、N、N′−エチレンビス(12−ヒドロキシステアリン酸)アミド、オクタンジカルボン酸ジベンゾイルヒドラジド等が挙げられる。
なお、本発明の樹脂組成物にこれらを混合する方法は特に限定されない。
本発明の樹脂組成物は、射出成形、ブロー成形、押出成形、インフレーション成形、および、シート加工後の真空成形、圧空成形、真空圧空成形等の成形方法により、各種成形体とすることができる。とりわけ、射出成形法を採ることが好ましく、一般的な射出成形法のほか、ガス射出成形、射出プレス成形等も採用できる。本発明の樹脂組成物に適した射出成形条件の一例を挙げれば、シリンダ温度を樹脂組成物の融点または流動開始温度以上、好ましくは190〜270℃とし、また、金型温度は樹脂組成物の(融点−20℃)以下とするのが適当である。成形温度が低すぎると成形体にショートが発生するなど操業性が不安定になったり、過負荷に陥りやすく、逆に、成形温度が高すぎると樹脂組成物が分解し、得られる成形体の強度が低下したり、着色する等の問題が発生しやすく、ともに好ましくない場合がある。
本発明の樹脂組成物を用いた成形体の具体例としては、パソコン周辺の各種部品および筐体、携帯電話部品および筐体、その他OA機器部品等の電化製品用樹脂部品、バンパー、インストルメントパネル、コンソールボックス、ガーニッシュ、ドアトリム、天井、フロア、エンジン周りのパネル等の自動車用樹脂部品等が挙げられる。また、フィルム、シート、中空成形品などとすることもできる。
次に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。なお、実施例、比較例で使用した材料および評価方法は次の通りである。
(1)使用材料
・植物由来ポリアミド樹脂(A)
A1:ポリアミド11樹脂、アルケマ社製 リルサンBECN O TL
A2:ポリアミド11樹脂、アルケマ社製 リルサンKNO
A3:ポリアミド1010樹脂、デュポン製 Zytel FE110004 NC010
・ガラス繊維(B)
B1:日東紡績製CSG3PA820S (長径28μm、短径7μm、繊維断面の長径/短径が4.0である偏平断面を有する偏平ガラス繊維)
B2:日東紡績製CS3J−451 (直径10μm、長さ3mm、円形断面を有するガラス繊維)
・難燃剤(C)
C1:ホスフィン酸塩、クラリアント社製 エクソリットOP1312
C2:芳香族縮合リン酸エステル、大八化学製 PX−200
・スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)
D1:サートマージャパン社製 SMA1000(スチレン/無水マレイン酸=1/1)
D2:サートマージャパン社製 SMA3000(スチレン/無水マレイン酸=2/1)
D3:サートマージャパン社製 SMAEF60(スチレン/無水マレイン酸=6/1)
(2)評価方法
(A)曲げ特性:ASTM D790に準拠して、127mm×12.7mm×3.2mmの試験片を作製し、測定した。
(B)アイゾット衝撃強度:ASTM−D−256に準じて64mm×12.7mm×3.2mmの試験片を作製し、ノッチをつけて測定した。
(C)荷重たわみ温度:ASTM D648に準拠し、荷重1.82MPaで熱変形温度を測定した。
(D)難燃性:UL94(米国Under Writers Laboratories Inc.で定められた規格)の方法に従って測定した。なお試験片の厚みは1/16インチ(約1.6mm)とした。難燃性はV−1あるいはV−0であることが好ましい。
実施例1〜10、比較例1〜4
二軸押出機(東芝機械社製TEM37BS型)を用い、ポリアミド樹脂、難燃剤、スチレン/無水マレイン酸コポリマーを、表1に示した質量部でドライブレンドして押出機の根元供給口から供給し、さらにガラス繊維を押出機のサイド供給口から表1に示した質量部で供給して、バレル温度230℃、スクリュー回転数250rpm、吐出15kg/hの条件で、ベントを効かせながら押出しを実施した。押出機先端から吐出された樹脂をペレット状にカッティングして樹脂組成物のペレットを得た。ただし、比較例3については、二軸押出機から吐出されたストランドを安定して曳けなかったためペレット状に加工することができず、樹脂組成物を得ることができなかった。
得られたペレットを90℃×24時間真空乾燥したのち、FANUC社製ロボショットS2000i型射出成形機を用いて、一般物性測定用試験片(ASTM型)を作製し、各種測定に供した。
表1から明らかなように、実施例1〜10においては、剛性、耐熱性、難燃性に優れ、靭性の高い樹脂組成物が得られることがわかった。
比較例1においては、スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)が配合されていないため、また、比較例2ではスチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)の配合量が規定量に達していないため、曲げ破断歪や耐衝撃性が低下し、靭性も劣る結果となった。
比較例3では、スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)の配合量が(A)に対して5.7質量%であり、規定量を超えたため、樹脂組成物を得ることができなかった。
比較例4では、本発明で規定するガラス繊維(B)を使用していないため、剛性、耐衝撃性や耐熱性に劣る結果となった。

Claims (4)

  1. 植物由来ポリアミド樹脂(A)と、繊維断面の長径/短径が1.5〜10であるガラス繊維(B)と、難燃剤(C)と、スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)とを含有する樹脂組成物であって、(A)と(B)と(C)の合計に対して、(A)の含有量が30〜70質量%であり、(B)の含有量が5〜50質量%であり、(C)の含有量が10〜50質量%であり、(A)に対して、(D)の含有量が0.1〜5質量%であり、植物由来ポリアミド樹脂(A)が、ポリアミド11樹脂および/またはポリアミド1010樹脂であることを特徴とする樹脂組成物。
  2. 難燃剤(C)がホスフィン酸金属塩系難燃剤であることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. スチレン/無水マレイン酸コポリマー(D)におけるスチレン成分と無水マレイン酸成分のモル比(スチレン成分/無水マレイン酸成分)が、1/1〜3/1であることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の樹脂組成物を成形してなる成形体。
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