JP5371651B2 - 車両用電源システムおよび通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用電源システムおよび通信装置に関する。
現在、多数の機器において、データを1つの信号線のみにより送信するシリアル通信が行われている。このようなシリアル通信の例としては、LIN(Local Interconnect Network)による通信などが挙げられる。例えばこのようなシリアル通信を行うための回路は、SCI(Serial Communication Interface)やUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)などという形で集積化されている。従って、特定の機器にシリアル通信の機能を持たせたい場合には、上記のような集積回路を搭載させればよい。
上述したSCIやUART等は通常、同時に並行して送受信を行う機能を有さない。従って、いわゆる全二重通信を行う場合には、送信用と受信用に、上記の集積回路を少なくとも2つ用意する必要がある。例えば特許文献1には、シリアル通信を行うマイコンを備えた充電制御装置が記載されている。特許文献1に記載されたマイコンはUART TX機能とUART RX機能とを備えており、これらを同時に使用することが可能な構成になっている。従って、適切に配線を行えば送受信を同時に行うことが可能である。
特開2007−142694号公報
従来技術により全二重のシリアル通信を実現するためには、シリアル通信を行うUART等の通信回路を送信用と受信用との2つ用意する必要があり、回路規模が大きくなってしまうという問題があった。
本発明に係る車両用電源システムは、組電池を構成する電池セルの状態を管理するセルコントローラと、前記セルコントローラから送信されたシリアル通信用信号を、第1伝送路を介して受信する受信手段と、前記セルコントローラに対し、第2伝送路を介してシリアル通信用信号を出力する送信用タイマーと、前記送信用タイマーから出力されるシリアル通信用信号が所定のデータとなるように前記送信用タイマーを制御する制御手段とを有する車両用電源システムであって、前記受信手段は、前記第1伝送路を伝送されてきたシリアル通信用信号を並列的に入力する受信用タイマーおよびシリアル通信インタフェースを備え、前記受信用タイマーが所定数以上の連続した所定レベル信号を検出したことに応答して、前記シリアル通信インタフェースはシリアル通信用信号の受信を開始する、ことを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、外部機器と第1伝送路を介してシリアル通信によりデータの受信を行う受信手段と、出力が第2伝送路を介して前記外部機器に接続されており所定のタイミングで所定の信号レベルの信号を出力する送信用タイマーと、前記送信用タイマーから出力される信号が前記シリアル通信により所定データを送信する信号となるように前記送信用タイマーを制御する制御手段とを有する通信装置であって、前記受信手段は、前記第1伝送路を伝送されてきたシリアル通信用信号を並列的に入力する受信用タイマーおよびシリアル通信インタフェースを備え、前記受信用タイマーが所定数以上の連続した所定レベル信号を検出したことに応答して、前記シリアル通信インタフェースはシリアル通信用信号の受信を開始する、ことを特徴とする。
本発明によれば、全二重のシリアル通信を行う際に送信用の通信回路が不要となり、回路規模を従来より小さくすることが可能となる。
車両用回転電機の駆動システムに使用される直流電源システムのブロック図である。 バッテリコントローラ20の内部構造を示すブロック図である。 バッテリコントローラ20とセルコントローラ80との間で送受信されるデータの流れを示す模式図である。 図3におけるリクエスト信号RQおよびレスポンス信号RSを表す波形図である。 直流電源システムの各伝送路に出力される信号を示す図である。 第2の実施の形態によるバッテリコントローラ120の内部構造を示すブロック図である。
(第1の実施の形態)
本発明の一実施の形態である、直流電源システムについて説明する。この直流電源システムは、車両用回転電機の駆動システムに使用される。
〈セルコントローラの説明〉
図1は、車両用回転電機の駆動システムに使用される直流電源システムのブロック図である。図1に示した直流電源システムは、リレーRLP,RLNに接続された負荷(例えばインバータ装置)へ直流電力を供給する。リレーRLPが供給される直流電力の正極側となり、リレーRLNが負極側となる。
図1に示した直流電源システムは、リレーRLP,RLNに加えて、電池モジュール9,セルコントローラ(C/C)80,バッテリコントローラ20,電流計Si,および電圧計Vdを備える。電流計Siおよび電圧計Vdは、それぞれ電池モジュール9からリレーRLP,RLNに接続された負荷に供給される直流電流量および直流電圧量を検知する。検知結果はそれぞれ\バッテリコントローラの端子CUR,VALLへ出力される。
電池モジュール9は複数個の電池セルのグループGB1,…,GBM,…,GBNを有している。前記各グループは複数個の直列接続された電池セルBC1〜BC4を有している。すなわち、電池モジュール9は直列に接続された多数の電池セルを有している。本実施形態では、電池セルは例えば数十個〜数百個存在している。また、本実施形態において各電池セルはリチウムイオン電池である。
各電池セルの端子電圧はその電池セルの充電状態で変化する。例えば、30%程度の充電状態では約3.3V程度の端子電圧となり、70%程度の充電状態では約3.8V程度の端子電圧となる。電池セルが過放電状態のとき、端子電圧は例えば2.5V以下になる場合があり、また過充電状態では4.2V以上になる場合がある。すなわち、電池セルBC1〜BC4はそれぞれ、端子電圧を計測することにより充電状態SOC(State Of Charge)を把握できる。
本実施形態では、端子電圧の計測を行い易くする等の理由により、1グループを4個の電池セルで構成している。すなわち、グループBG1〜GBNをそれぞれ4個の電池セルBC1〜BC4で構成している。なお、図1において、グループBG1とグループGBMとの間、およびグループGBMとグループGBNとの間にはさらに複数のグループが存在しているが、これらのグループはグループBG1と同様の構成であるので、説明の煩雑さを避けるために省略する。
セルコントローラ80は、電池モジュール9を構成する各グループに対応して複数の集積回路(IC)を有している。図1では、グループGB1,…,GBM,…,GBNに対応する集積回路をそれぞれ3A,…,3M,…,3Nとして記載している。なお、上述した電池セルのグループと同様に、図1において、集積回路3Aと集積回路3Mとの間、および集積回路3Mと集積回路3Nとの間にはさらに複数の集積回路が存在しているが、これらの集積回路は集積回路3Aと同様の構成であるので、説明の煩雑さを避けるために省略する。
集積回路3A〜3Nは、各電池セルの端子電圧を検出するために電圧検出用の端子V1〜V4,B1〜B4,およびGNDを備えている。端子V1〜V4,B1〜B4,およびGNDは、各々の集積回路に対応するグループの電池セルBC1〜BC4の正極および負極にそれぞれ接続されている。集積回路3A〜3Nは、それぞれ対応するグループGB1〜GBNの電池セルBC1〜BC4の電圧を検出するとともに、全グループの全電池セルのSOCを均一化するため、電池セルBC1〜BC4のSOCを個別に調整するための充電状態調整用抵抗R1〜R4が、スイッチ素子を介して各電池セルと並列に接続される構成となっている。前記スイッチ素子は図2を用いて後述する。
集積回路3A〜3Nは信号伝送のための送受信端子TR,TX,FFI,およびFFOを有している。送信端子TXは、図1において下方向に隣り合う集積回路の受信端子TRと接続されており、集積回路3A〜3Nを直列に接続する信号伝送路52を構成している。送信端子FFOについても同様に、図1において下方向に隣り合う集積回路の受信端子FFIと接続されており、集積回路3A〜3Nを直接に接続する信号伝送路54を形成している。図1において最上部に位置している集積回路3Aの受信端子TRおよびFFIは、それぞれバッテリコントローラ20の送信端子TXおよびFFTESTに接続されている。同様に、図1において最下部に位置している集積回路3Nの送信端子TXおよびFFOは、それぞれバッテリコントローラ20の受信端子RXおよびFFに接続されている。
集積回路3A〜3Nは更に、それぞれ対応するグループGB1〜GBNの電池セルBC1〜BC4の異常状態を検出する機能を有している。本実施形態において電池セルの異常状態とは、電池セルの過充電や過放電、および温度の異常上昇などを指す。
集積回路3A〜3Nと上位のバッテリコントローラ20との信号の送受は、通信ハーネス50を介して行われる。バッテリコントローラ20は車両のシャーシ電位をグランド(GND)電位とし、12V以下の低電圧で動作するようになっている。一方、集積回路3A〜3Nは、対応するグループの電池セルの電位がそれぞれ異なる。従って、集積回路3A〜3Nは、それぞれ異なる電位に保持され、異なる電位で動作する。前述の通り、電池セルの端子電圧は充電状態SOCにより変化するので、電池モジュール9の最低電位に対する各々のグループの電位は、各々の電池セルの充電状態SOCに基づいて変化する。
集積回路3A〜3Nは、それぞれ対応するグループの電池セルの端子電圧の検出、あるいは、対応するグループの電池セルの充電状態SOCの調整のための放電制御等を行うので、対応するグループの電位に基づいて集積回路3A〜3Nの基準電位を変化させる方が、集積回路3A〜3Nに加わる電圧差が小さくなる。集積回路3A〜3Nに加わる電圧差が小さい方が、集積回路3A〜3Nの耐圧をより小さくできる、あるいは安全性や信頼性が向上するなどの効果があるので、本実施形態では対応するグループの電位に基づいて集積回路3A〜3Nの基準電位を変化させるようにしている。具体的には、集積回路3A〜3Nの基準電位となるGND端子を、対応するグループの電池セルのどこかに接続することにより、集積回路の基準電位を対応するグループの電位に基づいて変化させることが可能となる。本実施形態では、各グループの最低位電位となる電池セルの負極を集積回路のGND端子と接続している。
また、集積回路3A〜3Nがその内部で集積回路の内部回路を動作させる基準電圧や電源電圧を発生させるために、各集積回路は対応するグループの最高位電位となる電池セルの正極と集積回路のVcc端子とを接続している。このような構成により、各集積回路は、対応するグループの最高位電位と最低位電位との間の電位差すなわち電圧を受けて動作する。
バッテリコントローラ20の電源系統とセルコントローラ80の電源系統とは電位関係が異なっており、また電圧の値も大きく異なるので、バッテリコントローラ20に接続される通信ハーネス50は、各集積回路3A〜3Nの送受信端子が直列接続されている伝送路52,54と電気的に絶縁されていることが必要となる。このため、通信ハーネス50と伝送路52,54とを電気的に絶縁するための絶縁回路が集積回路3A〜3Nで構成される伝送路52,54の入口側と出口側とにそれぞれ設けられている。図1では、伝送路52,54の入口側に設けた絶縁回路を入口側インタフェースINT(E)で、出口側に設けた絶縁回路を出口側インタフェースINT(O)でそれぞれ示している。
これら各インタフェースINT(E),INT(O)は、電気信号が一旦光信号に変換され、その後再び電気信号に変換される回路を有する。バッテリコントローラ20とセルコントローラ80との間の情報の伝送はこの回路を介して行われるので、バッテリコントローラ20の電気回路とセルコントローラ80の電気回路との間の電気的な絶縁が維持される。入口側のインタフェースINT(E)はフォトカプラPH1,PH2を有している。フォトカプラPH1はバッテリコントローラ20の送信端子TXと高電位側の集積回路3Aの受信端子TRとの間に設けられている。フォトカプラPH2はバッテリコントローラ20の送信端子FFTESTと集積回路3Aの受信端子FFIとの間に設けられている。入口側インタフェースINT(E)内のフォトカプラPH1,PH2は上述のバッテリコントローラ20の各送信端子TX,FFTESTと集積回路3Aの受信端子TRやFFIとの間の電気的な絶縁を維持している。
同様に、バッテリコントローラ20の受信端子RX,FFと低電位側の集積回路3Nとの間には、出口側インタフェースINT(O)のフォトカプラPH3,PH4がそれぞれ設けられ、バッテリコントローラ20の受信端子と集積回路3Nの各送信端子との間の電気的な絶縁が維持されている。詳述すると、集積回路3Nの送信端子TXとバッテリコントローラ20の受信端子RXとの間にフォトカプラPH3が設けられ、集積回路3Nの送信端子FFOとバッテリコントローラ20の受信端子FFとの間にフォトカプラPH4が設けられている。
前述の通り、集積回路3A〜3Nは送受信端子TX,TRにより直列接続され、信号伝送路52を構成している。バッテリコントローラ20の送信端子TXから送信された信号は、入口側インタフェースINT(E)内のフォトカプラPH1を介して集積回路3Aの受信端子RXで受信される。その後、この信号は、各々の集積回路3A〜3Nの送信端子TXから順に送信され、隣り合う集積回路の受信端子RXにより順に受信される。この信号は最終的に、集積回路3Nの送信端子TXから送信されて出口側インタフェースINT(O)のフォトカプラPH3を介してバッテリコントローラ20の受信端子RXで受信される。バッテリコントローラ20と集積回路3A〜3Nとの間には、以上のようなループ状の通信路が設けられており、このループ状の通信路を介してシリアル通信が行われる。バッテリコントローラ20はこのシリアル通信により、各電池セルBC1〜BC4の端子電圧や温度などの計測値を受信する。集積回路3A〜3Nは更に、この伝送路を介してコマンドを受信すると自動的に動作状態になるように構成されている。従って、バッテリコントローラ20から通信コマンドが伝送されると、各集積回路3A〜3Nはそれぞれスリープ状態から動作状態に状態遷移する。
集積回路3A〜3Nはさらに電池セルBC1〜BC4の異常診断を行い、電池セルの異常状態を検出した場合に次の伝送路を介して1ビット信号を伝送する。集積回路3A〜3Nは、自分自身が異常状態を検出した場合、あるいは他の集積回路から異常状態を表す信号(以下、異常信号と呼ぶ)を受信端子FFIで受信した場合に、送信端子FFOから異常信号を送信する。一方、既に受信端子FFIで受信していた異常信号が消えたり、あるいは自分自身の異常判断が変わり異常状態ではなくなったりした場合に、送信端子FFOから伝送される異常信号は消える。本実施形態では、この異常信号は1ビット信号である。原則的にはバッテリコントローラ20は異常信号を集積回路3Aに送信しない。しかしながら、異常信号の伝送路が正しく動作することが重要であるので、バッテリコントローラ20は伝送路の診断のために擬似的な異常信号であるテスト信号をバッテリコントローラ20の端子FFTESTから送信する。以下、このテスト信号の伝送路について説明する。
前述の通り、集積回路3A〜3Nは送受信端子FFO,FFIにより直列接続され、信号伝送路54を構成している。バッテリコントローラ20の送信端子FFTESTから送信された擬似的な異常信号であるテスト信号は、入口側インタフェースINT(E)内のフォトカプラPH2を介して集積回路3Aの受信端子FFIで受信される。その後、この信号は、各々の集積回路3A〜3Nの送信端子FFOから順に送信され、隣り合う集積回路の受信端子FFIにより順に受信される。この信号は最終的に、集積回路3Nの送信端子FFOから送信されて出口側インタフェースINT(O)のフォトカプラPH4を介してバッテリコントローラ20の受信端子FFで受信される。このようにテスト信号をバッテリコントローラ20が送受することで異常信号のための通信路の診断ができ、システムの信頼性が向上する。また上述のとおり、バッテリコントローラ20からの送信依頼が無くても、異常状態を検出した集積回路が次の集積回路に異常信号を送ることで、異常状態が速やかにバッテリコントローラ20に伝達される。これにより、異常状態の発生に対する対応策を速やかに実行することができる。
なお上述の説明では、信号の伝送は、何れも電池モジュール9の電位の高いグループに対応する集積回路3Aから電位の低いグループに対応する集積回路3Nに向けて行われたが、これは一例である。この逆に、例えばバッテリコントローラ20から電池モジュール9の電位の低いグループに対応する集積回路3Nに信号を送信し、受信した信号を順次電位の高いグループに対応した各集積回路(集積回路3Mを含む)に送り、最高電位のグループに対応した集積回路3Aからバッテリコントローラ20に信号を送るようにしても良い。
図1に示す直流電源システムは正極側のリレーRLPと負極側のリレーRLNを介してインバータ装置などの負荷に直流電力を供給する。これらのリレーRLP,RLNはバッテリコントローラ20およびインバータ装置から開閉を制御できるよう構成されている。従って、集積回路が異常を検知したことに応じて、バッテリコントローラ20もしくはインバータ装置がリレーRLP,RLNの開閉を制御することが可能である。
またバッテリコントローラ20は電流センサSiの出力を受け、電池モジュール9全体からインバータ装置に供給される電流を検知し、また電圧計Vdの出力により、電池モジュール9からインバータ装置に供給される直流電圧を検知する。
〈バッテリコントローラの説明〉
図2は、バッテリコントローラ20の内部構造を示すブロック図である。なお図2では本発明に係るブロックについてのみ記載しており、それ以外の各ブロックは説明の簡単のため省略している。
バッテリコントローラ20の内部には3つの内部バスB1、B2、B3が存在する。内部バスB1と内部バスB2とはバスコントローラ24を介して互いに接続されている。同様に、内部バスB2と内部バスB3とはバスコントローラ26を介して互いに接続されている。
内部バスB1にはCPU21、ROM22、およびRAM23が接続されている。ROM22は不揮発性の記憶装置であり、所定の制御プログラムが格納されている。CPU21はROM22に格納されている制御プログラムを読み出して実行することにより、所定の制御を行う。RAM23は揮発性の記憶装置であり、CPU21はRAM23を作業用の領域として用いる。
内部バスB3にはタイマー27とSCI(Serial Communication Interface)29が接続されている。タイマー27は送信端子を1つ備えており、この送信端子がバッテリコントローラ20の送信端子TXに接続されている。すなわち、タイマー27の送信端子から送信される信号が、図1に示した集積回路3Aの受信端子TRで受信される。
タイマー27は、一定時間が経過した時に送信端子の信号レベルを切り替える機能を有する。例えばCPU21がタイマー27へ、現時点から10ミリ秒が経過した時に信号レベルをL(Low)に切り替えるよう指示すると、タイマー27はこの指示があった時点から10ミリ秒が経過した時点で送信端子の信号レベルをLにする。
SCI29は受信端子を1つ備えており、この受信端子がバッテリコントローラ20の受信端子RXに接続されている。すなわち、図1に示した集積回路3Nの送信端子TXからの出力は、SCI29の受信端子へ入力される。バッテリコントローラ20の受信端子RXには、SCI29の他にタイマー28が接続されている。従って、図1に示した集積回路3Nの送信端子TXからの出力は、タイマー28に対しても入力される。
タイマー28は、入力された信号の信号レベルが連続して一定時間以上Lになり、通信速度を調整するデータを取得した場合に、取得したデータをRAM23に記憶させCPU21へその旨を通知する。CPU21はタイマー28より前記の通知が為されたことに応じて、通信速度を調整してSCI29を動作させ、シリアル通信により集積回路3Nが送信するデータを受信する。SCI29が受信したデータはSCI29からRAM23に記憶される。CPU21はRAM23に記憶されている受信データを取り出すことが可能である。
内部バスB2にはDMA(Direct Memory Access)コントローラ25が接続されている。DMAコントローラ25は、RAM23に格納されたデータを読み出してタイマー27へ送信する機能を有する。この機能はCPU21から独立して実行されるので、CPU21はDMAコントローラ25によりデータの読み出しと送信が行われている間に他の処理を実行することが可能である。バスコントローラ24、26は内部バスの調停および内部バス間のデータ転送を行う。
(シリアル通信の説明)
図3は、バッテリコントローラ20とセルコントローラ80との間で送受信されるデータの流れを示す模式図である。図3に示した各伝送路では、後述するプロトコルのシリアル通信によりデータの送受信が行われる。図3ではデータの送受信の一例として、バッテリコントローラ20が集積回路3Mに対応する電池セルの端子電圧を要求した様子を模式的に示す。なお図3では、通信ハーネス50やインタフェースINT(E),INT(O)を省略している。
バッテリコントローラ20が集積回路3Mに対応する電池セルなど特定の電池セルの端子電圧を要求する場合、まずバッテリコントローラ20がリクエスト信号RQを送信端子TXから送信する。このリクエスト信号RQには、端子電圧を要求すること、ならびに、端子電圧を要求する対象の集積回路すなわち集積回路3M、を表すデータが含まれている。バッテリコントローラ20が送信したリクエスト信号RQはセルコントローラ80内の集積回路3Aの受信端子RXへ入力される。
集積回路3Aは、受信端子RXから受信した信号の内容を解析する。そして、受信した信号が集積回路3Aに何らかの動作を要求するものであるかどうかを判定する。肯定判定がなされた場合、集積回路3Aは受信した信号に加えて必要な信号を送信端子TXから送信する。他方、受信した信号が集積回路3Aに何らかの動作を要求するものではなかった場合、集積回路3Aは受信した信号をそのまま送信端子TXから送信する。図3においては、リクエスト信号RQは集積回路3Mに電池セルの端子電圧を要求する信号であるので、集積回路3Aはリクエスト信号RQをそのまま送信端子TXから送信する。
集積回路3Bやこれに続く各々の集積回路も、集積回路3Aと同様に動作する。その結果、リクエスト信号RQが集積回路3Aから集積回路3Nまで、集積回路間を次々に伝搬することとなる。集積回路3Mがリクエスト信号RQを受信すると、前述の通りリクエスト信号RQは集積回路3Mに電池セルの端子電圧を要求する信号であるので、集積回路3Mは受信したリクエスト信号RQに加えて端子電圧を表すレスポンス信号RSを送信端子TXから送信する。集積回路3M以降の集積回路(例えば集積回路3Nなど)は、受信端子からリクエスト信号RQおよびレスポンス信号RSを受信し、送信端子からこれらの信号をそのまま送信する。
最終的に、集積回路3Nが送信端子TXからリクエスト信号RQおよびレスポンス信号RSを送信する。これらの信号はバッテリコントローラ20の受信端子RXへ入力される。バッテリコントローラ20は、受信したレスポンス信号RSを参照することにより、集積回路3Mに対応する電池セルの端子電圧を取得する。以上のようにして、バッテリコントローラ20はセルコントローラ80との通信を行う。
図4は、図3におけるリクエスト信号RQおよびレスポンス信号RSを表す波形図である。図4(a)にはリクエスト信号RQのみを、図4(b)にはリクエスト信号RQとレスポンス信号RSとを示す。図4に示した各々の波形図において、時刻t0は各々の信号の送信が開始された時刻である。通信が行われていない間、伝送路の信号レベルはH(High)となっている。また本シリアル通信において、スタートビットは0であり、ストップビットは1である。
リクエスト信号RQは、ブレークフィールドF1と、シンクフィールドF2と、IDフィールドF3と、から構成される。ブレークフィールドF1は通信の開始を表すフィールドであり、13ビット以上の連続する0(T1)と、ストップビット(T2)と、から成る。リクエスト信号RQの受信側は、13ビット以上の連続する0を検知すると、シリアル通信の開始を認識する。
シンクフィールドF2は通信速度の調整を行うためのフィールドであり、スタートビット(T3)と、8ビットの固定値(T4)と、ストップビット(T5)と、から成る。期間T4において送信される8ビットの値は、16進数で55である。この値は2進数で“0101010101”である。すなわち、0と1とが交互に現れる値である。受信側はシンクフィールドF2から、シリアル通信の速度を取得することが可能である。すなわち、1ビットの送信にかかる時間をシンクフィールドF2から取得することができる。なお本シリアル通信において、複数のビットから成る値は下位ビットから順に送信される。
転送速度はシンクフィールドF2から取得することができるので、いずれかの集積回路が送信端子TXから送信する信号の送信速度は、必ずしも受信端子RXと一致していなくてもよい。
IDフィールドF3はこのシリアル通信の種別、および、対象となる集積回路を表すフィールドである。IDフィールドF3は、スタートビット(T6)と、8ビットの識別値(T7)と、ストップビット(T8)と、から成る。この識別値はリクエスト信号RQの種別やリクエスト信号RQの対象となる集積回路を特定する情報などに対応する値である。
各々の集積回路は、受信端子RXから図4(a)に示すリクエスト信号RQの受信を開始すると、即座に送信端子TXへの信号の送信を開始する。そして、IDフィールドF3に含まれる8ビットの識別値を受信すると、集積回路はこの識別値に基づいて、このリクエスト信号RQが自身に何らかの動作を要求するものか否かを判定する。肯定判定がなされた場合には、図4(b)に示すように、リクエスト信号RQに引き続きレスポンス信号RSを送信端子TXから送信する。
図4(b)に示すように、レスポンス信号RSはデータフィールドF4から構成される。図4(b)ではデータフィールドF4を1つだけ記載しているが、複数のデータフィールドF4がレスポンス信号RSに含まれていてもよい。各々のデータフィールドF4は、スタートビット(T9)と、8ビットのデータ(T10)と、ストップビット(T11)と、から成る。例えば図3のように、集積回路3Mに対応する電池セルの端子電圧を取得する場合であれば、集積回路3Mは電池セルの端子電圧を表すデータを含むレスポンス信号RSを送信する。
図5は、直流電源システムの各伝送路に出力される信号を示す図である。なお図5では、集積回路は3A〜3Lまでの12個が存在するものとしている。また図5では、バッテリコントローラ20が集積回路3Gに関するリクエスト信号を送信している。各集積回路内で多少の遅れがあるものの、各集積回路は受信端子RXで受信した信号をすぐに送信端子TXから送信している。これにより、バッテリコントローラ20によるリクエスト信号RQの送信と、バッテリコントローラ20によるリクエスト信号RQおよびレスポンス信号RSの受信と、は並行して行われることになる。そのため、バッテリコントローラ20は受信用のタイマー28およびSCI29とは別に、送信用のタイマー27を備えている必要がある。
(タイマーの説明)
図2に示した通り、バッテリコントローラ20の受信端子RXにはタイマー28およびSCI29が接続されている。SCI29はシリアル通信を行うためのインタフェースである。一般的なシリアル通信用の通信回路と同様に、SCI29はスタートビットとストップビットとが付与された8ビットのデータを受信する機能を有する。本実施形態におけるシリアル通信は、13ビット以上の連続する0によって通信開始が示されるが、SCI29にはこの通信開始を意味する信号を認識する機能を有さない。タイマー28はこの通信開始を認識するために存在する。SCI29は、タイマー28が通信開始を認識したことに応じてシリアル通信を開始する。図5に示した通り、本実施形態におけるシリアル通信はブレークフィールドF1を除く全てのフィールドが「スタートビットとストップビットとが付与された8ビットのデータ」の形式を有するので、以上のような構成によりバッテリコントローラ20はデータの受信を行うことができる。他方、バッテリコントローラ20の送信端子TXに接続されているタイマー27は、シリアル通信に関する特段の機能を有さない。以下、タイマー27の機能の詳細と、CPU21(図2)がタイマー27を用いてリクエスト信号RQを送信する手順と、について説明する。
タイマー27は所定間隔毎に内蔵のカウンタをカウントアップする。タイマー27の外部からタイマー27に対し、特定のカウント値と信号レベルとを入力することが可能である。カウント値と信号レベルとを入力されたタイマー27は、上記カウンタのカウント値が入力された特定のカウント値だけ増えた時点で、送信信号の信号レベルを上記の入力された信号レベルに設定する。例えばタイマー27へ“100、H”というデータが入力されると、タイマー27は上記のデータが入力された時点のカウント値から100だけカウントアップされた時点で、送信端子の信号レベルをHに設定する。
またタイマー27へは、DMAコントローラ25を用いて特定のカウント値と信号レベルとのペアを一度に複数個送信することが可能である。例えば、“100、H”というデータと“200、L”というデータと、がDMAコントローラ25によりタイマー27へ送信されると、タイマー27はまず100カウントだけカウントアップされた時点で送信端子の信号レベルをHにし、その後更に100カウントだけカウントアップされた時点で送信端子の信号レベルをLにする。
CPU21は、リクエスト信号を送信端子TXから送信するために、まずRAM23にカウント値と信号レベルとのペアを複数格納する。CPU21はその後、DMAコントローラ25にこれらのペアをタイマー27へ送信させる。これにより、送信端子TXから例えば図4に示したリクエスト信号RQを送信することができる。
図5は、タイマー27により送信されるリクエスト信号の例を示す図である。今バッテリコントローラ20の送信端子TXから送信されるべき信号の波形を図5(a)に示す。また、この信号の送信が開始される時刻をt0とする。なお、タイマーは0.01マイクロ秒ごとにカウントアップするものとする。また、バッテリコントローラ20は、図5(a)に示した信号を19.2kbpsの速度で送信する。19.2kbpsで信号を送信する場合、1ビットのデータを送信する時間は52.08マイクロ秒となる。従って、1ビットのデータを送信する間にタイマー27のカウンタは5208カウントだけ進むこととなる。
以上の条件下においてリクエスト信号を送信する場合、リクエスト信号の信号レベルが変化する時刻ごとの、時刻t0からの送信済みビット数と、時刻t0からのカウント値と、その時刻になったときの出力信号レベルと、は図5(b)のようになる。図5(b)は、例えば時刻t1になるまでに送信されるビット数は13であり、時刻t0から時刻t1になるまでにカウンタは67704カウントだけ進み、時刻t1になると信号レベルはHに変化する、ということを示している。CPU21はRAM23へ図5(b)に示したデータTDを格納し、DMAコントローラ25にタイマー27へ送信させる。これにより、CPU21はシリアル通信専用のSCIなどを用いることなく、シリアル通信のための信号を送信端子TXから送信することができる。
上述した第1の実施の形態による直流電源システムによれば、次の作用効果が得られる。
(1)データの受信を行うSCI29がシリアル通信を行う機能を有する回路であるのに対し、データの送信を行うタイマー27は所定の周期で信号レベルの切り替えを行うことが可能な回路である。これにより、シリアル通信を行う送信用の回路を別途設ける必要があった従来の構成よりも、回路規模を小さくすることが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の一実施の形態である、直流電源システムについて説明する。この直流電源システムは第1の実施の形態と異なり、電池モジュール9およびセルコントローラ80を複数備える。なお、第1の実施の形態と同様のブロックは、第1の実施の形態と同一の符号を付し説明を省略する。
図6は、第2の実施の形態によるバッテリコントローラ120の内部構造を示すブロック図である。バッテリコントローラ120は、2つのセルコントローラ80a、80bと接続されており、各々のセルコントローラと通信を行う。各々のセルコントローラと独立に通信を行うため、バッテリコントローラ120は、第1の実施の形態とは異なり、送信用の回路と受信用の回路とを複数組備えている。
バッテリコントローラ120の内部バスB3には、セルコントローラ80aを通信を行うためのタイマー27a、タイマー28a、およびSCI29aが接続されている。これらの各部は、セルコントローラ80aと通信を行うために用いられる。通信自体は、第1の実施の形態におけるタイマー27、タイマー28、およびSCI29とそれぞれ同様であるため説明を省略する。内部バスB3には更に、セルコントローラ80bと通信を行うためのタイマー27b、タイマー28b、およびSCI29bが接続されている。これらの各部は、セルコントローラ80bと通信を行うために用いられる。
上述した第2の実施の形態による直流電源システムによれば、第1の実施の形態による直流電源システムで得られる作用効果と同様の作用効果が得られる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
シリアル通信のプロトコルは、上記実施の形態によるものに限定されない。例えばLINによる通信などに対しても、本発明を適用することが可能である。また通信を行う装置同士の接続形態についても、上記実施の形態によるものに限定されない。例えば、本発明を適用した通信装置と外部機器が互いに1対1で通信を行うような構成であってもよい。
(変形例2)
DMAコントローラ25は、RAM23ではなくROM22からタイマー27へデータを送信してもよい。例えば、バッテリコントローラ20が送信するリクエスト信号のパターンが限られているのであれば、予め各々のパターンに対応するデータをROM22へ格納しておくことができる。
(変形例3)
タイマー27へのデータの送信を、DMAコントローラ25を用いずにCPU21が直接行ってもよい。
(変形例4)
本発明は、車両用電源システム以外の装置に対しても適用することが可能である。例えば、外部機器と伝送路を介してシリアル通信によりデータの受信を行うSCIと、出力が上記の伝送路とは別の伝送路を介して外部機器に接続された、時間を計時するタイマーと、タイマーから出力される信号がシリアル通信により所定データを送信する信号となるようにタイマーを制御するCPUとを備え、SCIとタイマーとにより、外部機器との間で全二重のシリアル通信を行う通信装置であってもよい。
本発明は、上記実施の形態以外の車両用電源システムや通信装置に対しても適用することが可能である。セルコントローラと、受信手段と、タイマーと、制御手段とだけを備えた車両用電源システムに本発明を適用してもよい。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
B1、B2、B3…内部バス、BC1〜BC4…電池セル、3A、3B、3C、3D、3E、3F、3G、3H、3I、3J、3K、3L、3M、3N…集積回路、Si…電流計、Vd…電圧計、9…電池モジュール、20…バッテリコントローラ、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24、26…バスコントローラ、25…DMAコントローラ、27、28…タイマー、29…SCI、50…通信ハーネス、52…伝送路(シリアル通信)、54…伝送路(フラグ通信)、80…セルコントローラ

Claims (6)

  1. 組電池を構成する電池セルの状態を管理するセルコントローラと、
    前記セルコントローラから送信されたシリアル通信用信号を、第1伝送路を介して受信する受信手段と、
    前記セルコントローラに対し、第2伝送路を介してシリアル通信用信号を出力する送信用タイマーと、
    前記送信用タイマーから出力されるシリアル通信用信号が所定のデータとなるように前記送信用タイマーを制御する制御手段とを有する車両用電源システムであって、
    前記受信手段は、
    前記第1伝送路を伝送されてきたシリアル通信用信号を並列的に入力する受信用タイマーおよびシリアル通信インタフェースを備え、
    前記受信用タイマーが所定数以上の連続した所定レベル信号を検出したことに応答して、前記シリアル通信インタフェースはシリアル通信用信号の受信を開始する、
    ことを特徴とする車両用電源システム。
  2. 請求項1に記載の車両用電源システムにおいて、
    前記送信用タイマーから前記第2伝送路を介して前記セルコントローラに至り、且つ前記セルコントローラから前記第1伝送路を介して前記受信手段に至るループ状の通信路には、
    前記送信用タイマーから送信されたリクエスト信号と、前記セルコントローラから送信されたレスポンス信号とが重畳されて伝送されることを特徴とする車両用電源システム。
  3. 請求項1または2に記載の車両用電源システムにおいて、
    前記送信用タイマーの出力タイミングおよび出力レベルを規定するデータを予め記憶しておくメモリをさらに備え、前記メモリの記憶内容に基づいて前記送信用タイマーの出力信号を制御する、ことを特徴とする車両用電源システム。
  4. 請求項に記載の車両用電源システムにおいて、
    前記メモリの記憶内容に基づいて前記送信用タイマーの出力信号を制御する手段は、DMAコントローラであることを特徴とする車両用電源システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用電源システムにおいて、
    前記送信用タイマーから擬似的な異常信号をテスト信号として送信し、前記第2伝送路前記セルコントローラおよび前記第1伝送路を順次介して前記受信手段に伝送することにより、シリアル通信のための通信路診断を行うことを特徴とする車両用電源システム。
  6. 外部機器と第1伝送路を介してシリアル通信によりデータの受信を行う受信手段と、
    出力が第2伝送路を介して前記外部機器に接続されており所定のタイミングで所定の信号レベルの信号を出力する送信用タイマーと、
    前記送信用タイマーから出力される信号が前記シリアル通信により所定データを送信する信号となるように前記送信用タイマーを制御する制御手段とを有する通信装置であって、
    前記受信手段は、
    前記第1伝送路を伝送されてきたシリアル通信用信号を並列的に入力する受信用タイマーおよびシリアル通信インタフェースを備え、
    前記受信用タイマーが所定数以上の連続した所定レベル信号を検出したことに応答して、前記シリアル通信インタフェースはシリアル通信用信号の受信を開始する、
    ことを特徴とする通信装置。
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