JP2014166034A - 電池監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組電池の電池異常に加えて、検出手段や制御装置の装置異常を検出可能な電池監視装置を提供する。
【解決手段】主検出回路21および副検出回路22にて同様のタイミングで検出した同一の電池セル10に関する電池電圧の検出結果、および当該検出結果に基づく電池異常の監視結果といった監視情報を主マイコン23および副マイコン24で共有する構成とする。そして、各マイコン23、24が、それぞれ保有する監視情報同士の異同を判定することで、組電池1の電池異常に加えて、各検出回路21、22や各マイコン23、24の異常に起因する装置異常を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電池セルで構成される組電池の電池状態を監視する電池監視装置に関する。
従来、組電池の電池状態を検出する検出手段、および検出手段を制御すると共に、検出手段の監視結果を取得して組電池の異常を検出する制御手段を備える電池監視装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、組電池の電圧状態を監視する手段を、各電池セルを所定数単位でグループ化した電池ブロックに対応して複数設けられた過充放電検出部、およびフライングキャパシタ方式の電圧検出部で構成する電池監視装置が開示されている。これによれば、組電池の電圧状態を監視する手段が冗長な構成となるので、一方の検出部に異常が生じたとしても他方の検出部にて組電池の電圧状態の監視を継続することが可能となる。
特開2010−226811号公報
ところで、特許文献1では、各充放電検出部および電圧検出部といった手段が、単一のマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する。)で構成される制御装置に接続され、制御装置からの制御信号に応じて制御されると共に、それぞれの出力結果が制御装置に入力される構成となっている。
このような構成とすると、制御装置に何らかの異常が生じた場合に、各充放電検出部および電圧検出部の出力から組電池の異常を適切に検出できなくなってしまうことから、信頼性に欠けるといった課題がある。
これに対して、各充放電検出部および電圧検出部に接続された制御装置と同等の機能を有するマイコンを追加して、各充放電検出部および電圧検出部の制御や組電池の異常を検出する手段を冗長化させることが考えられる。
しかし、単に、各充放電検出部および電圧検出部の制御や組電池の異常を検出する手段を冗長化すると、電池監視装置の内部構成が複雑となり、電池監視装置のコストが著しく増加してしまうといった問題が生ずる。
そこで、本出願人は、先に出願した特願2012−259814(以下、先願例と言う。)において、検出手段および制御装置を一組とした構成を冗長化すると共に、一方の検出手段を他方の検出手段よりも簡素化する構成を提案している。
この先願例に記載の電池監視装置によれば、単に検出手段および制御装置それぞれを冗長化させた場合に比べて、内部構成の複雑化を抑制することができるといった優れた利点を有する。
しかし、先願例では、組電池自体の異常(電池異常)について検出可能となっているものの、検出手段や制御装置の異常に起因して組電池の状態を検出できない装置異常については検出しておらず、改良の余地がある。
本発明は上記点に鑑みて、組電池の電池異常に加えて、検出手段や制御装置の装置異常を検出可能な電池監視装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数個の電池セル(10)を直列に接続して構成される組電池(1)に適用され、組電池の電池状態を示す複数の物理量のうち、少なくとも特定の物理量を監視する電池監視装置を対象としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、1つまたは隣接するN(=正の整数)個の電池セルを検出単位とし、該検出単位毎に特定の物理量を検出する主検出手段(21)と、主検出手段を制御すると共に、主検出手段による特定の物理量の検出結果に基づいて組電池の電池異常を監視する主制御装置(23)と、Nより多いM(=正の整数)個の電池セルを検出単位とし、該検出単位毎に特定の物理量を検出する副検出手段(22)と、副検出手段を制御すると共に、副検出手段による特定の物理量の検出結果に基づいて組電池の電池異常を監視する副制御装置(24)と、を備える。そして、主制御装置および副制御装置は、主検出手段にて検出対象となる電池セルの特定の物理量の検出タイミングと、副検出手段にて主検出手段で検出対象とする電池セルを含むセル群の特定の物理量の検出タイミングとを同期させるように構成されると共に、特定の物理量の検出結果および電池異常の監視結果を含む監視情報を共有できるように双方向に通信可能に接続されており、さらに、主制御装置および副制御装置それぞれは、一方の制御装置における監視情報と他方の制御装置における監視情報との異同に基づいて、主検出手段、主制御装置、副検出手段、および副制御装置の装置異常を検出するように構成されていることを特徴としている。
このように、各検出手段にて同様のタイミングで検出した同一の電池セルに関する特定の物理量の検出結果、および当該検出結果に基づく電池異常の監視結果といった監視情報を各制御装置にて共有し、各制御装置が保有する監視情報同士の異同を判定する構成とすれば、組電池の電池異常に加えて、検出手段や制御装置の装置異常を検出することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る電池監視装置の全体構成図である。 第1実施形態に係る主検出回路の検出タイミングと副検出回路の検出タイミングを説明するためのタイミングチャートである。 第1実施形態に係る主マイコンが実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る副マイコンが実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る主マイコンが実行する装置異常判定処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る副マイコンが実行する装置異常判定処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る主マイコンが実行する装置異常判定処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る副マイコンが実行する装置異常判定処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る主マイコンが実行する装置異常判定処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る副マイコンが実行する装置異常判定処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態に係る電池監視装置の全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。本実施形態では、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される組電池1に、本発明の電池監視装置2を適用している。
組電池1は、車両走行用の駆動力を発生させる駆動機器を主として、車載された各種電気機器4に給電する車載高圧バッテリを構成している。なお、電気機器4には、組電池1から給電される機器に限らず、組電池1へ給電する充電器等も含まれる。
図1の全体構成図に示すように、本実施形態の組電池1は、システムメインリレー3を介して電気機器4に接続されている。システムメインリレー3は、組電池1と電気機器4との間の接続を導通状態および遮断状態に切り替える切替手段であり、電池監視装置2の監視結果等に基づいて車両全体を制御するための上位制御装置(図示略)により制御される。
組電池1は、リチウムイオン電池等の二次電池からなる電池セル10を複数個(例えば、100個)電気的に直列に接続したものである。なお、本実施形態の組電池1は、充放電の最小単位である各電池セル10を所定数単位(例えば、4つ単位)でグループ化した複数の電池ブロックCB1〜CBnで構成されている。
電池監視装置2は、組電池1の電圧状態を監視する装置(BMU:Battery Management Unit)であって、主たる構成要素として、主検出回路21、副検出回路22、主マイコン23、および副マイコン24を備えている。
主検出回路21は、組電池1の電池状態を示す複数の物理量のうち、特定の物理量を1または隣接するN個(=正の整数:全セル数よりも少ない数)の電池セル10を検出単位(第1検出単位)とし、該検出単位毎に特定の物理量を検出する主検出手段である。本実施形態の主検出回路21は、1個の電池セル10を検出単位とし、電池セル10毎の電池電圧(セル電圧)を特定の物理量として検出するように構成されている。
本実施形態の主検出回路21は、各電池ブロックCB1〜CBnに対応して設けられた複数の監視IC(監視部)211で構成されている。各監視IC211は、主マイコン23からの制御信号に応じて、対応する電池ブロックCB1〜CBnの電池セル10の状態検出等を行う集積回路である。なお、各監視IC211は、対応する電池ブロックCB1〜CBnからの給電により作動するように構成されている。
本実施形態の各監視IC211は、隣り合う監視IC211同士が信号伝達可能なようにデイジチェーン方式で接続され、各監視IC211の1つ(図1では、最も低電位側の監視IC211)が、フォトカプラ等の絶縁部25を介して主マイコン23に接続されている。なお、絶縁部25は、組電池1側(高電圧系)と主マイコン23側(低電圧系)との間の絶縁性を確保する絶縁手段である。
各監視IC211の検出結果を示す信号は、主マイコン23に接続された監視IC211を介して主マイコン23へ入力され、主マイコン23が出力する制御信号は、主マイコン23に接続された監視IC211を介して他の監視IC211に順次伝達される。なお、各監視IC211と主マイコン23との間の信号伝達は、デイジチェーン方式に限らず、各監視IC211それぞれを主マイコン23とを接続するといった他の方式で実現してもよい。
本実施形態の各監視IC211は、対応する電池ブロックCB1〜CBnの電池セル10毎に電池電圧を検出するセル電圧検出回路211a等で構成されている。具体的には、セル電圧検出回路211aは、電池セル10の電池電圧を所定周期でサンプリングしてデジタル信号に変換して出力するAD変換方式の電圧検出回路であり、図示しないマルチプレクサ、オペアンプ、AD変換器等で構成されている。なお、マルチプレクサは、各電池セル10のうち、いずれか電池セル10の両端子をオペアンプの一対の入力端子に選択的に接続する切替手段である。オペアンプは、マルチプレクサにより選択された電池セル10の両端子間の電位差に応じたアナログ信号を出力する差動増幅回路であり、オペアンプから出力されたアナログ信号は、AD変換器にてデジタル信号に変換される。
副検出回路22は、組電池1の電池状態を示す複数の物理量のうち、特定の物理量をN以上のM個(=正の整数)の電池セル10を検出単位(第2検出単位)とし、該検出単位毎に特定の物理量を検出する副検出手段である。本実施形態の副検出回路22は、各電池ブロックCB1〜CBnを検出単位とし、電池ブロックCB1〜CBn毎の電池電圧(ブロック電圧)を特定の物理量として検出するように構成されている。
具体的には、副検出回路22は、電池電圧を蓄えるキャパシタ222、キャパシタ222に蓄えられた電池電圧を検出する検出部224、入力部221、および出力部223からなるフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成されている。なお、入力部221は、電池ブロックCB1〜CBnのブロック電圧をキャパシタ222に入力(印加)する回路であり、各電池ブロックCB1〜CBnの両端に接続された検出ラインに設けられた入力側スイッチング素子S1〜Sn+1で構成されている。また、出力部223は、キャパシタ222に蓄えられたブロック電圧を検出部224に出力(印加)する回路であり、キャパシタ222と検出部224とを接続するラインに設けられた出力側スイッチング素子Sa、Sbで構成されている。
ここで、副検出回路22における電圧検出時の作動について簡単に説明する。例えば、電池ブロックCB1の電池電圧を検出する場合、まず、入力側スイッチング素子S1、S2をオンし、電池ブロックCB1の電池電圧をキャパシタ222に印加する。その後、入力側スイッチング素子S1、S2をオフすると共に、出力側スイッチング素子Sa、Sbをオンすることで、キャパシタ222に蓄えられた電池電圧を検出部224に入力する。このように副検出回路22は、入力部221、および出力部223を制御することで、キャパシタ222を介して各電池ブロックCB1〜CBnの電池電圧を検出可能に構成されている。
ところで、副検出回路22は、電池監視装置2の信頼性の向上を図るために設けられた回路であり、主検出回路21が正常に機能している限り必須でないことから、主検出回路21に比べて、検出性能(例えば、検出精度や検出時間)が低い回路構成となっている。なお、本実施形態の副検出回路22は、電池ブロック単位で電池電圧を検出する構成であることから、電池セル10単位で電池電圧を検出する主検出回路21よりも電圧の検出性能が低いことになる。
一方、副検出回路22は、主検出回路21よりも組電池1の電池電圧の監視数が少なく、検出性能が低い回路構成となるので、主検出回路21に比べて、簡素な回路構成で実現することができる。なお、キャパシタ222は、組電池1側(高電圧系)と検出部224側(低電圧系)との間の絶縁性を確保する絶縁手段としての機能を果たす。
主マイコン23および副マイコン24それぞれは、CPU、記憶手段を構成する各種メモリ等からなるマイクロコンピュータ、およびその周辺機器で構成され、メモリに記憶された制御プログラムに従って各種処理を実行するように構成されている。なお、各マイコン23、24は、組電池1以外の蓄電手段(例えば、車載された補助バッテリ)を電源として駆動する。
主マイコン23は、主検出回路21や組電池1における充放電を制御すると共に、主検出回路21における第1検出単位毎の電池電圧(セル電圧)の検出結果に基づいて組電池1の電池異常を検出する主制御装置を構成している。
具体的には、主マイコン23は、主検出回路21の各監視IC211に対して電圧状態の監視を指示する制御信号を出力し、主検出回路21の各監視IC211にて検出した第1検出単位毎の電池電圧を取得する。そして、主マイコン23は、主検出回路21から取得した電池電圧の検出結果に基づいて、組電池1の電池異常等を検出すると共に、組電池1の電池状態を制御する処理(例えば、組電池1の充放電の切り替え制御等)を実行する。
副マイコン24は、副検出回路22を制御すると共に、副検出回路22における第2検出単位毎の電池電圧(ブロック電圧)の検出結果に基づいて組電池1の電池異常を検出する副制御装置を構成している。
具体的には、副マイコン24は、副検出回路22の入力部221、出力部223の作動を制御して、副検出回路22にて検出した第2検出単位毎の電池電圧を取得する。そして、副マイコン24は、副検出回路22から取得した電池電圧の検出結果に基づいて、組電池1の電池異常等を検出する処理を実行する。なお、本実施形態の副マイコン24では、主マイコン23にて実行する組電池1の電池状態を制御する処理について実行しない。
ここで、本実施形態の各マイコン23、24は、主検出回路21にて検出対象となる電池セル10の電池電圧の検出タイミングと、副検出回路22にて主検出回路21で検出対象とする電池セル10を含むセル群(電池ブロック)の電池電圧の検出タイミングとを同期させるように構成されている。
具体的には、本実施形態の各マイコン23、24は、一方のマイコンから他方のマイコンへ周期信号を送信する通信ポート231、241を有し、該通信ポート231、241からの周期信号(同期信号)により各検出回路21、22における電圧の検出タイミングを同期させている。
例えば、図2に示すように、同期信号が電池ブロックCB1の検出タイミングT1を示す信号となる場合、主マイコン23が、監視IC211に対して電池ブロックCB1の各電池セル10の電圧検出を指示し、副マイコン24が、電池ブロックCB1の両端に接続された入力側スイッチング素子S1、S2をオンする。
また、同期信号が電池ブロックCB2の検出タイミングT2を示す信号となる場合、主マイコン23が、監視IC211に対して電池ブロックCB2の各電池セル10の電圧検出を指示し、副マイコン24が、電池ブロックCB2の両端に接続された入力側スイッチング素子S2、S3をオンする。
このようにして、主検出回路21にて検出対象となる電池ブロックCBを構成する電池セル10の電圧の検出タイミングと、副検出回路22にて主検出回路21で検出対象とする電池セル10を含む電池ブロックCBの電圧の検出タイミングとを同期させている。
また、本実施形態の各マイコン23、24は、各検出回路21、22による電池電圧の検出結果、および各マイコン23、24による電池異常の監視結果を含む監視情報を共有できるように双方向に通信可能に接続されている。
さらに、本実施形態の各マイコン23、24は、一方のマイコンにおける監視情報と他方のマイコンにおける監視情報との異同に基づいて、各検出回路21、22、各マイコン23、24の装置異常を検出するように構成されている。
なお、本実施形態では、主マイコン23における主検出回路21を制御する構成が主制御部23aを構成し、電池異常や装置異常を検出する構成が主異常検出部(異常検出手段)23bを構成し、さらに、組電池1の電池状態を制御する構成が状態制御部23cを構成している。また、本実施形態では、副マイコン24における副検出回路22を制御する構成が副制御部24aを構成し、電池異常や装置異常を検出する構成が副異常検出部(異常検出手段)24bを構成している。
ここで、本実施形態の副マイコン24は、各電池セル10それぞれのセル電圧等の詳細なデータを取得する主マイコン23に比べて、取得するデータ量が少ない。また、本実施形態の副マイコン24は、主マイコン23にて実行する組電池1の状態制御を行わないことから、主マイコン23に比べて制御する処理が少ない。このため、本実施形態では、副マイコン24を主マイコン23よりも処理能力やメモリ容量の低いマイコンで構成している。
次に、本実施形態の主マイコン23および副マイコン24にて実行される組電池1の異常検出処理について図3、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図3、図4に示す制御フローは、車両システムの起動や上位制御装置からの指令等に基づいて開始される。
本実施形態の主マイコン23が実行する組電池1の異常検出処理では、図3に示すように、まず、通信ポート231の周期信号により各電池セル10の電池電圧の検出タイミングであるか否かを判定する(S100)。
この結果、電池電圧の検出タイミングでないと判定された場合には、電池電圧の検出タイミングとなるまで待機し、電池電圧の検出タイミングであると判定された場合には、各監視IC211に対して、各電池セル10のセル電圧の検出を指示する制御信号を出力する(S110)。
これにより、各監視IC211のセル電圧検出回路211aが、検出対象となる電池ブロックCB1〜CBnを構成する電池セル10それぞれの電池電圧を予め定めた順序で検出する。
続いて、各監視IC211から検出結果である各電池セル10のセル電圧を取得し(S120)、各監視IC211から取得した検出結果に基づいて、組電池1の電池異常の有無を判定する(S130)。
このステップS130の判定処理では、各監視IC211から取得した各電池セル10のセル電圧が、予め定められたセル電圧許容範囲内であるか否かを判定し、セル電圧許容範囲外となる場合に、電池セル10が過充電又は過放電となっているとして組電池1に電池異常有りと判定する。なお、セル電圧許容範囲は、各電池セル10が要求される出力性能を発揮し得る範囲であって、電池セル10における耐電圧の範囲内に設定されている。
ステップS130の判定処理の結果、電池異常有りと判定されなかった場合、組電池1の異常の有無を示す異常フラグを「正常」に設定し(S140)、電池異常有りと判定された場合、異常フラグを「電池異常」に設定する(S150)。なお、異常フラグは、主マイコン23よりも上位制御装置にて参照されるフラグであり、初期設定では、組電池1の正常な状態を示す「正常」に設定されている。
ステップS140、S150にて異常フラグを設定した後、装置異常判定処理を実行すると共に(S160)、組電池1から各種電気機器4への給電(放電)や外部から組電池1への給電(充電)といった充放電を切り替える状態制御処理を実行する(S170)。なお、主マイコン23が実行する装置異常判定処理については後述する。
続いて、車両のイグニッションがオンであるか否かを判定し(S180)、イグニッションがオフと判定された場合に、異常検出処理を終了し、イグニッションがオンと判定された場合に、ステップS100に戻る。
次に、副マイコン24が実行する組電池1の異常検出処理では、図4に示すように、まず、通信ポート231の周期信号により各電池ブロックCB1〜CBnの電池電圧の検出タイミングであるか否かを判定する(S200)。
この結果、電池電圧の検出タイミングでないと判定された場合には、電池電圧の検出タイミングとなるまで待機する。一方、電池電圧の検出タイミングであると判定された場合には、各電池ブロックCB1〜CBnの電圧を検出するように副検出回路22を制御する(S210)。
続いて、副検出回路22から検出結果である各電池ブロックCB1〜CBnのブロック電圧を取得し(S220)、取得した検出結果に基づいて、組電池1の電池異常の有無を判定する(S230)。
このステップS230の判定処理では、副検出回路22から取得した各電池ブロックCB1〜CBnのブロック電圧が、ブロック電圧許容範囲内であるか否かを判定し、ブロック電圧許容範囲外となる場合に組電池1に電池異常有りと判定する。なお、ブロック電圧許容範囲は、各電池ブロックCB1〜CBnが要求される出力性能を発揮し得る範囲であって、電池ブロックCB1〜CBnにおける耐電圧の範囲内に設定されている。
ステップS230の判定処理の結果、電池異常有りと判定されなかった場合、組電池1の異常の有無を示す異常フラグを「正常」に設定し(S240)、電池異常有りと判定された場合、異常フラグを「電池異常」に設定する(S250)。なお、異常フラグは、主マイコン23側の異常フラグと同様であることから、説明を省略する。
ステップS240、S250にて異常フラグを設定した後、装置異常判定処理を実行する(S260)。なお、副マイコン24が実行する装置異常判定処理については後述する。
続いて、車両のイグニッションがオンであるか否かを判定し(S270)、イグニッションがオフと判定された場合に、異常検出処理を終了し、イグニッションがオンと判定された場合に、ステップS200に戻る。
次に、主マイコン23が実行する装置異常判定処理(S160)について図5を用いている説明する。図5に示すように、装置異常判定処理では、まず、副マイコン24から電池異常の監視結果として、副マイコン24がステップS240、S250にて設定した異常フラグの設定状態を取得する(S161)。
続いて、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が異なっているか否かを判定する(S162)。つまり、各マイコン23、24それぞれにて設定された異常フラグの設定状態が異なっているか否かを判定する。
ステップS162の判定処理の結果、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が異なっていないと判定された場合、さらに、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が「正常」で一致しているか否かを判定する(S163)。
この結果、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が「正常」で一致していると判定された場合、異常フラグを「正常」に確定し(S164)、「電池異常」で一致していると判定された場合、異常フラグを「電池異常」に確定する(S165)。
また、ステップS162の判定処理の結果、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が異なっていると判定された場合、各検出回路21、22、および各マイコン23、24のいずれかに装置異常が生じていると判断できるので、異常フラグを「装置異常」に確定する(166)。
続いて、副マイコン24が実行する装置異常判定処理(S260)について図6を用いている説明する。図6に示すように、装置異常判定処理では、まず、主マイコン23から電池異常の監視結果として、主マイコン23がステップS140、S150にて設定した異常フラグの設定状態を取得する(S261)。
続いて、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が異なっているか否かを判定する(S262)。つまり、各マイコン23、24それぞれにて設定された異常フラグの設定状態が異なっているか否かを判定する。
ステップS262の判定処理の結果、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が異なっていないと判定された場合、さらに、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が「正常」で一致しているか否かを判定する(S263)。
この結果、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が「正常」で一致していると判定された場合、異常フラグを「正常」に確定し(S264)、「電池異常」で一致していると判定された場合、異常フラグを「電池異常」に確定する(S265)。
また、ステップS262の判定処理の結果、各マイコン23、24の電池異常の監視結果が異なっていると判定された場合、各検出回路21、22、および各マイコン23、24のいずれかに装置異常が生じていると判断できるので、異常フラグを「装置異常」に確定する(266)。
なお、車両全体を制御するための上位制御装置では、各マイコン23、24の異常フラグを参照し、システムメインリレー3を制御する。上位制御装置は、例えば、電池異常や装置異常が検出された場合に、システムメインリレー3を遮断状態に切り替えて、車両走行を停止する。
以上説明した本実施形態の電池監視装置2では、組電池1の電池電圧を検出する手段を互いに独立した主検出回路21および副検出回路22で構成すると共に、組電池1の異常を検出する制御装置を主マイコン23および副マイコン24で構成している。
このような冗長な構成とすれば、主マイコン23および副マイコン24のうち、一方のマイコンに何らかの異常が生じたとしても、他方のマイコンにて組電池1の異常を検出することができる。
この際、副検出回路22における電池電圧の監視数が、主検出回路21における電池電圧の監視数よりも少ないことから、副検出回路22および副マイコン24の構成を、主検出回路21および主マイコン23に比べて簡素な構成で実現することが可能となる。
従って、本実施形態の電池監視装置2によれば、組電池1の異常を検出する装置の冗長化に伴う内部構成の複雑化を抑制しつつ、信頼性の向上を図ることが可能となる。
特に、本実施形態では、主検出回路21にて検出対象となる電池セル10の電池電圧を検出する検出タイミングと、副検出回路22にて主検出回路21の検出対象となる電池セル10を含む電池ブロックの電池電圧を検出する検出タイミングとを同期させる構成としている。
さらに、本実施形態では、本実施形態では、各マイコン23、24にて組電池1の電池異常の監視結果を共有し、各マイコン23、24が保有する電池異常の監視結果同士の異同を判定する構成としている。
このように、各検出回路21、22にて同様のタイミングで検出した同一の電池セル10に関する電池電圧の検出結果に基づく電池異常の監視結果を各マイコン23、24にて共有し、各マイコン23、24が保有する電池異常の監視結果の異同を判定する構成とすれば、組電池1の電池異常に加えて、各検出回路21、22や各マイコン23、24の装置異常を検出することができる。
なお、本実施形態では、通信ポート231、241の周期信号により、各検出回路21、22による電池電圧の検出タイミングを同期させる例について説明したが、これに限定されない。
例えば、各マイコン23、24にて、一方のマイコンから他方のマイコンへの通信データの送信タイミングを利用して、各検出回路21、22による電池電圧の検出タイミングを同期させてもよい。
また、各マイコン23、24の起動時に、制御時刻を双方で共有することで、各検出回路21、22による電池電圧の検出タイミングを同期させてもよい。これによれば、各マイコン23、24の起動時に制御時刻を同期させればよいことから、各マイコン23、24間の通信量の増大を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して、装置異常判定処理の一部を変更した例について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の装置異常判定処理では、主検出回路21の検出結果(各電池セル10のセル電圧)と副検出回路22の検出結果(各電池ブロックCB1〜CBnのブロック電圧)の異同を判定する構成としている。以下、本実施形態の各マイコン23、24が実行する装置異常判定処理にういて、図7、図8のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態の主マイコン23が実行する装置異常判定処理では、図7に示すように、まず、副マイコン24から副検出回路22の検出結果(電池ブロックCB1〜CBnのブロック電圧)を取得する(S167)。
続いて、主検出回路21にて検出した各電池セル10の電池電圧を第2検出単位毎の電池電圧(各電池ブロックCB1〜CBn単位の電圧)に換算し、換算した電池電圧と副マイコン24から取得した第2検出単位毎の電池電圧とが異なっているか否かを判定する(S168)。なお、各電池セル10の電池電圧を電池ブロック単位で積算することにより、主検出回路21にて検出した各電池セル10の電池電圧を第2検出単位毎の電池電圧への換算することができる。
ここで、主検出回路21にて検出した各電池セル10の電池電圧を第2検出単位毎の電池電圧に換算する際に、演算誤差等が生ずる可能性がある。このため、ステップS168の判定処理では、主マイコン23にて電池電圧を換算する際の誤差を加味して各マイコン23、24における電池ブロック(第2検出単位)毎の検出結果を比較することが望ましい。この点については、以降の各処理においても同様である。
ステップS168の判定処理の結果、各マイコン23、24における電池ブロック(第2検出単位)毎の検出結果が一致していると判定された場合、さらに、各マイコン23、24における電池ブロック(第2検出単位)毎の検出結果が電圧許容範囲内であるか否かを判定する(S169)。なお、電圧許容範囲については、前述のブロック電圧許容範囲と同様に設定すればよい。
この結果、各マイコン23、24における電池ブロック(第2検出単位)毎の検出結果が電圧許容範囲内であると判定された場合、異常フラグを「正常」に確定し(S164)、電圧許容範囲外であると判定された場合、異常フラグを「電池異常」に確定する(S165)。
一方、ステップS168の判定処理の結果、各マイコン23、24における電池ブロック(第2検出単位)毎の検出結果が異なっていると判定された場合、異常フラグを「装置異常」に確定する(S166)。
次に、本実施形態の副マイコン24が実行する装置異常判定処理では、図8に示すように、まず、主マイコン23から主検出回路21の検出結果(各電池セル10のセル電圧)を取得する(S267)。
続いて、主制御装置23から取得した各電池セル10の電池電圧を第2検出単位毎の電池電圧に換算し、換算した電池電圧と副検出回路22にて検出した第2検出単位毎の電池電圧とが異なっているか否かを判定する(S268)。
ステップS268の判定処理の結果、各マイコン23、24における第2検出単位毎の検出結果が一致していると判定された場合、さらに、各マイコン23、24における第2検出単位毎の検出結果が電圧許容範囲内であるか否かを判定する(S269)。なお、電圧許容範囲については、前述のブロック電圧許容範囲と同様に設定すればよい。
この結果、各マイコン23、24における第2検出単位毎の検出結果が電圧許容範囲内であると判定された場合、異常フラグを「正常」に確定し(S264)、電圧許容範囲外であると判定された場合、異常フラグを「電池異常」に確定する(S265)。
一方、ステップS268の判定処理の結果、各マイコン23、24における第2検出単位毎の検出結果が異なっていると判定された場合、異常フラグを「装置異常」に確定する(S266)。
その他の構成および作動については、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の電池監視装置2によれば、第1実施形態の電池監視装置2と同様に、組電池1の電池異常に加えて、各検出回路21、22や各マイコン23、24の装置異常を検出することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、第2実施形態に対して、装置異常判定処理の一部を変更した例について説明する。なお、本実施形態では、第1、第2実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の主マイコン23が実行する装置異常判定処理では、図9に示すように、まず、主検出回路21にて検出した各電池セル10の電池電圧を第2検出単位毎の電池電圧(各電池ブロックCB1〜CBn単位の電圧)に換算する(S170)。以降の処理内容については、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
一方、本実施形態の副マイコン24が実行する装置異常判定処理では、図10に示すように、まず、主マイコン23から主検出回路21の検出結果を第2検出単位毎の電池電圧に換算した換算結果を取得する(S267)。そして、主制御装置23から取得した第2検出単位毎の電池電圧と副検出回路22にて検出した第2検出単位毎の電池電圧とが異なっているか否かを判定する(S268)。
その他の構成および作動については、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の電池監視装置2によれば、第1実施形態の電池監視装置2と同様に、組電池1の電池異常に加えて、各検出回路21、22や各マイコン23、24の装置異常を検出することができる。
また、本実施形態では、副マイコン24が、主マイコン23から主検出回路21の検出結果を第2検出単位毎の電池電圧に換算した換算結果を取得する構成としている。これによれば、副マイコン24による処理負荷を低減すると共に、主マイコン23と副マイコン24との間の通信量の増大を抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態では、図11に示すように、主マイコン23にて各検出回路21、23の電池電圧の検出結果が取得可能なように、主マイコン23に対して、主検出回路21および副検出回路22のそれぞれが接続されている。
同様に、副マイコン24にて各検出回路21、23の電池電圧の検出結果が取得可能なように、副マイコン24に対して、主検出回路21および副検出回路22のそれぞれが接続されている。
また、本実施形態の各マイコン23、24は、装置異常判定処理にて装置異常と判定した際に、各検出回路21、22の電池電圧の検出結果、他のマイコンのから取得した電池電圧に基づいて、装置異常の要因を特定するように構成されている。
具体的には、主マイコン23では、主検出回路21の検出結果を第2検出単位毎の電池電圧に換算した換算結果、副検出回路22の電池電圧の検出結果、および副マイコン24から取得した第2検出単位毎の電池電圧を比較して、装置異常の要因を特定する。
なお、主マイコン23における装置異常の要因を特定する処理の具体例について説明すると、主マイコン23では、主検出回路21の検出結果の換算結果、副検出回路22の電池電圧の検出結果、および副マイコン24から取得した第2検出単位毎の電池電圧が一致している場合、装置異常が主マイコン23の異常に起因すると特定する。
また、主検出回路21の検出結果の換算結果、副検出回路22の電池電圧の検出結果、および副マイコン24から取得した第2検出単位毎の電池電圧の1つが一致していない場合、装置異常が結果の一致しない機器の異常に起因すると特定する。
つまり、主検出回路21の検出結果の換算結果が他の結果と一致しない場合、装置異常が主検出回路21の異常に起因すると特定する。また、副検出回路22の電池電圧の検出結果が他の結果と一致しない場合、装置異常が副検出回路22の異常に起因すると特定する。さらに、副マイコン24から取得した第2検出単位毎の電池電圧が他の結果と一致しない場合、装置異常が副マイコン24の異常に起因すると特定する。
また、副マイコン24では、主検出回路21の検出結果を第2検出単位毎の電池電圧に換算した換算結果、副検出回路22の電池電圧の検出結果、および副マイコン24から取得した第2検出単位毎の電池電圧を比較して、装置異常の要因を特定する。なお、副マイコン24における装置異常の要因を特定する考え方は、主マイコン23の処理と同様であるため、説明を省略する。
その他の構成および作動については、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の電池監視装置2によれば、第1実施形態の電池監視装置2と同様に、組電池1の電池異常に加えて、各検出回路21、22や各マイコン23、24の装置異常を検出することができる。
これに加えて、本実施形態では、各マイコン23、24を各検出回路21、23の電池電圧の検出結果が取得可能な構成すると共に、装置異常の要因を特定する構成としている。これにより、組電池1の電池異常、各検出回路21、22や各マイコン23、24の装置異常を細分化して特定することができる。
なお、本実施形態では、各マイコン23、24を各検出回路21、23の電池電圧の検出結果が取得可能な構成すると共に、装置異常の要因を特定する例について説明したが、これに限定されない。例えば、各マイコン23、24のうち一方のマイコンを、各検出回路21、23の電池電圧の検出結果が取得可能な構成し、当該一方のマイコンにて装置異常の要因を特定するようにしてもよい。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、主検出回路21による電池電圧の検出単位を1個の電池セル10とし、副検出回路22による電池電圧の検出単位を電池ブロックCB1〜CBnとする例について説明したが、これに限定されない。副検出回路22が検出単位とする電池セル10のセル数が、主検出回路21が検出単位とする電池セル10のセル数よりも少ない構成であれば、各検出回路21、22の検出単位とする電池セル10のセル数を任意の数に設定してもよい。
(2)上述の各実施形態では、各マイコン23、24が保有する電池異常の監視結果や各検出回路21、22の電池電圧の検出結果といった監視情報の異同に基づいて、装置異常を検出する例について説明したが、これに限定されない。例えば、各マイコン23、24にて算出する組電池の残存容量や過充電や過放電の判定結果といった監視情報の異同に基づいて、装置異常を検出するようにしてもよい。
(3)上述の第2、第3実施形態では、各マイコン23、24において、主検出回路21にて検出された電池電圧を第2検出単位毎の電池電圧に換算し、換算した電池電圧を副検出回路22にて検出された電池電圧と比較する例について説明したが、これに限定されない。例えば、各マイコン23、24において、各検出回路21にて検出された電池電圧を予め定めた基準単位毎の電池電圧に換算し、換算した電池電圧同士を比較するようにしてもよい。例えば、各検出回路21、22の各検出単位に対する基準単位の比(基準単位/各検出単位)により、各検出回路21にて検出された電池電圧を基準単位毎の電池電圧に換算することができる。
(4)上述の各実施形態の如く、電池監視装置2の内部構成の簡素化を図る上では、副検出回路22における組電池1の電池状態を示す物理量の検出性能を、主検出回路21における組電池1の電池状態を示す物理量の検出性能よりも低くすることが望ましいが、これに限定されず、同等の検出性能としてもよい。
(5)上述の各実施形態では、主検出回路21のセル電圧検出回路211aをAD変換方式の電圧検出回路で構成し、副検出回路22をフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成する例について説明したが、これに限定されず、それぞれ他の方式の電圧検出回路にて構成してもよい。なお、他の方式の回路としては、例えば、抵抗分圧回路を用いた抵抗分圧方式の電圧検出回路や、閾値となる参照電圧とセル電圧やブロック電圧とを比較して組電池1の過充電や過放電を検出する閾値判定方式の検出回路を採用することができる。
(6)上述の各実施形態の如く、電池監視装置2の内部構成の簡素化を図る上では、副マイコン24を主マイコン23に比べて処理能力等の低いマイコン等で構成することが望ましいが、これに限定されず、同等の処理能力等を有するマイコンで構成してもよい。
(7)上述の各実施形態の如く、電池監視装置2の内部構成の簡素化を図る上では、組電池1の状態制御に係る処理を主マイコン23で実行し、副マイコン24で実行しない構成とすることが望ましいが、これに限定されず、組電池1の状態制御に係る処理を各マイコン23、24にて実行するようにしてもよい。
(8)上述の各実施形態では、各検出回路21、22にて組電池1の電池電圧を検出する例について説明したが、これに限定されない。例えば、各検出回路21、22にて組電池1の電池温度を監視するようにしてもよい。
この場合、組電池1に対して、電池セル10毎のセル温度を検出する温度センサ、および電池ブロックCB1〜CBn毎のブロック温度を検出する温度センサを併設する。
そして、主検出回路21にてセル温度、副検出回路22にてブロック温度を検出する構成とし、各検出回路21、22の検出結果に基づいて各マイコン23、24が組電池1の温度異常を監視すると共に、各マイコン23、24による温度異常の監視結果の異同に基づいて、装置異常を検出するようにすればよい。
(9)上述の各実施形態では、主検出回路21を複数の監視IC211で構成する例について説明したが、これに限定されず、例えば、単一の集積回路で構成したり、集積回路以外で構成したりしてもよい。
(10)上述の各実施形態では、副検出回路22を、単一のキャパシタ222を用いてブロック電圧を検出するフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成する例について説明したが、これに限定されない。例えば、副検出回路22を、2つ以上のキャパシタ222を用いてブロック電圧を検出するフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成してもよい。
(11)上述の各実施形態では、各マイコン23、24が、組電池1の異常を検出した際に、異常フラグを設定する例について説明したが、これに限定されず、例えば、各マイコン23、24が、組電池1の異常を検出した際に上位制御装置に報知するようにしてもよい。
(12)上述の各実施形態では、車両に搭載された組電池1に、本発明の電池監視装置2を適用する例を説明したが、車両以外に用いられる組電池1に適用してもよい。
(13)上述の各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
(14)上述の各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
(15)上述の各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
(16)上述の各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
1 組電池
10 電池セル
21 主検出回路(主検出手段)
22 副検出回路(副検出手段)
23 主マイコン(主制御装置)
24 副マイコン(副制御装置)

Claims (12)

  1. 複数個の電池セル(10)を直列に接続して構成される組電池(1)に適用され、前記組電池の電池状態を示す複数の物理量のうち、少なくとも特定の物理量を監視する電池監視装置であって、
    1つまたは隣接するN(=正の整数)個の前記電池セルを検出単位とし、該検出単位毎に前記特定の物理量を検出する主検出手段(21)と、
    前記主検出手段を制御すると共に、前記主検出手段による前記特定の物理量の検出結果に基づいて前記組電池の電池異常を監視する主制御装置(23)と、
    前記Nより多いM(=正の整数)個の前記電池セルを検出単位とし、該検出単位毎に前記特定の物理量を検出する副検出手段(22)と、
    前記副検出手段を制御すると共に、前記副検出手段による前記特定の物理量の検出結果に基づいて前記組電池の電池異常を監視する副制御装置(24)と、を備え、
    前記主制御装置および前記副制御装置は、
    前記主検出手段にて検出対象となる前記電池セルの前記特定の物理量の検出タイミングと、前記副検出手段にて前記主検出手段で検出対象とする前記電池セルを含むセル群の前記特定の物理量の検出タイミングとを同期させるように構成されると共に、
    前記特定の物理量の検出結果および前記電池異常の監視結果を含む監視情報を共有できるように双方向に通信可能に接続されており、
    前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、一方の制御装置における前記監視情報と他方の制御装置における前記監視情報との異同に基づいて、前記主検出手段、前記主制御装置、前記副検出手段、および前記副制御装置の装置異常を検出するように構成されていることを特徴とする電池監視装置。
  2. 前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、前記主制御装置による前記電池異常の監視結果と前記副制御装置による前記電池異常の監視結果とが異なる場合に、前記装置異常と判定することを特徴とする請求項1に記載の電池監視装置。
  3. 前記主制御装置および前記副制御装置それぞれは、前記主検出手段による前記特定の物理量の検出結果と前記副検出手段による前記特定の物理量の検出結果との異同に基づいて、前記装置異常を検出することを特徴とする請求項1に記載の電池監視装置。
  4. 前記主検出手段における前記特定の物理量を検出する前記電池セルの検出単位を第1検出単位とし、前記副検出手段における前記特定の物理量を検出する前記電池セルの検出単位を第2検出単位としたとき、
    前記主検出手段は、前記第1検出単位毎の電池電圧を検出するように構成されており、
    前記副検出手段は、前記第2検出単位毎の電池電圧を検出するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電池監視装置。
  5. 前記副制御装置は、前記主制御装置から取得した前記第1検出単位毎の前記電池電圧を前記第2検出単位毎の前記電池電圧に換算し、換算した前記電池電圧が、前記副検出手段にて検出した前記第2検出単位毎の前記電池電圧と異なる場合に、前記装置異常と判定することを特徴とする請求項4に記載の電池監視装置。
  6. 前記主制御装置は、前記主検出手段にて検出した前記第1検出単位毎の前記電池電圧を前記第2検出単位毎の前記電池電圧に換算し、
    前記副制御装置は、前記主制御装置から取得した前記第2検出単位毎の前記電池電圧の物理量が、前記副検出手段にて検出した前記第2検出単位毎の前記電池電圧と異なる場合に、前記装置異常と判定することを特徴とする請求項4に記載の電池監視装置。
  7. 前記主制御装置は、前記主検出手段にて検出した前記第1検出単位毎の前記電池電圧を前記第2検出単位毎の前記電池電圧に換算し、換算した前記電池電圧が、前記副制御装置から取得した前記第2検出単位毎の前記電池電圧と異なる場合に、前記装置異常と判定することを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1つに記載の電池監視装置。
  8. 前記主制御装置は、
    前記主検出手段に加えて、前記副検出手段による前記特定の物理量の検出結果を取得可能に構成され、
    前記装置異常と判定した際に、前記主検出手段から取得した前記特定の物理量の検出結果、前記副検出手段から取得した前記特定の物理量の検出結果、および前記副制御装置から取得した前記特定の物理量を比較して、前記装置異常が、前記主検出手段、前記副検出手段、前記主制御装置、および前記副制御装置の何れに起因しているかを検出するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の電池監視装置。
  9. 前記副制御装置は、
    前記副検出手段に加えて、前記主検出手段による前記特定の物理量の検出結果を取得可能に構成され、
    前記装置異常と判定した際に、前記主検出手段から取得した前記特定の物理量の検出結果、前記副検出手段から取得した前記特定の物理量の検出結果、および前記主制御装置から取得した前記特定の物理量を比較して、前記装置異常が、前記主検出手段、前記副検出手段、前記主制御装置、および前記副制御装置の何れに起因しているかを検出するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の電池監視装置。
  10. 前記主制御装置および前記副制御装置は、一方の制御装置から他方の制御装置へ周期信号を送信する通信ポート(231、241)を有し、前記通信ポートからの周期信号により前記検出タイミングを同期させるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の電池監視装置。
  11. 前記主制御装置および前記副制御装置は、一方の制御装置から他方の制御装置への通信データの送信タイミングを利用して、前記検出タイミングを同期させるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の電池監視装置。
  12. 前記主制御装置および前記副制御装置は、起動時に制御時刻を双方で共有することで、前記検出タイミングを同期させるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の電池監視装置。
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