JP5369967B2 - 熱源機 - Google Patents

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Description

本発明は、単一の缶体内に、第1の水路(例えば給湯回路)用のバーナ、このバーナにより熱交換加熱される一次熱交換器、一次熱交換器からの燃焼排ガスから潜熱を回収する二次熱交換器、及び、一次熱交換器からの燃焼排ガスを集合させて二次熱交換器に導くための集合排気部と、第2の水路(例えば風呂追い焚き回路や、温水暖房回路)用のバーナ、このバーナにより熱交換加熱される一次熱交換器、一次熱交換器からの燃焼排ガスから潜熱を回収する二次熱交換器、及び、一次熱交換器からの燃焼排ガスを集合させて二次熱交換器に導くための集合排気部とを含む複数の水路用の構成要素を互いに仕切った状態で併設した、1缶多水路式の熱源機に関する。特に、一次熱交換器、集合排気筒、二次熱交換器の組み付けレイアウトに係るものである。
従来、この種の熱源機として、単一の缶体内において第1の水路用の一次熱交換器、集合排気筒及び二次熱交換器と、第2の水路用の一次熱交換器、集合排気筒及び二次熱交換器との間に仕切り板を配設し、この仕切り板により第1水路用の燃焼排ガスの流路部分と第2水路用の燃焼排ガスの流路部分とを互いに仕切るようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−25979号公報
ところで、単一の缶体内に、顕熱回収用の一次熱交換器、集合排気部及び潜熱回収用の二次熱交換器という構成要素の組み合わせを複数個併設する場合には、各構成要素を垂直方向に合致させた構造が採用されている。すなわち、図5に例示するように、第1バーナ31により加熱される一次熱交換器32、一次熱交換器32を通過した燃焼排ガスを集合させて連通孔33に導く集合排気部34及び導入された燃焼排ガスから潜熱回収する二次熱交換器35という第1の水路用の構成要素の組み合わせと、第2バーナ41により加熱される一次熱交換器42、一次熱交換器42を通過した燃焼排ガスを集合させて連通孔43に導く集合排気部44及び導入された燃焼排ガスから潜熱回収する二次熱交換器45という第2の水路用の構成要素の組み合わせとを、単一の缶体20内の左右両側に配置される構成要素間の比率(図示のものではほぼ6:4の比率)が垂直方向で同じになるように併設し、かつ、各水路用の構成要素を垂直方向に揃えて積み上げたような構造にしている。つまり、第1の水路用の一次熱交換器32と第2の水路用の一次熱交換器42との比率が6:4であれば、第1の水路用の集合排気部34と第2の水路用の集合排気部44との比率や、第1の水路用の二次熱交換器35と第2の水路用の二次熱交換器45との比率も、同様に6:4になるように設定されており、従って、両者を仕切る仕切部材500も一直線状に垂直に延びる構成のものが設置されている。
このような構造において、第1及び第2の両バーナ31,41に対する燃焼用空気の供給を単一の送風ファン24により行う場合には、第1の水路側と第2の水路側とでの排気抵抗バランスは、本来は、集合排気部34,44から二次熱交換器35,45に燃焼排ガスが導入される連通孔33,43と、二次熱交換器35,45から潜熱回収後の燃焼排ガスを外部に放出するための排気口233との各開口の比率によって定まることになる。
しかしながら、一次熱交換器32,42での顕熱回収は第1の水路側と第2の水路側とで上記の如く6:4の比率に設定するものの、潜熱回収の主眼を例えば第1の水路側におき、このために第1の水路側と第2の水路側との二次熱交換器の比率を例えば8:2に設定したいというように、垂直方向で構成要素間の比率について変更要求が生じたり、あるいは、二次熱交換器を水平方向一側にずらせてハウジングH内の各種部品(例えば膨張タンクTや補機類)の配設スペースを確保したいというケース内のレイアウト設計上の変更要求が生じたりする場合があり、単に変更してしまうと、特に排気抵抗の点で不都合が生じることになる。
すなわち、第1の水路側又は第2の水路側において排気抵抗が増大してしまうおそれがある上に、第1の水路側と第2の水路側とで排気抵抗バランスがくずれてしまうおそれもある。このような排気抵抗の増大や、排気抵抗バランスのくずれが生じると、送風ファン24による空気供給量の増大化を招いたり、ファン回転数の増加に伴い騒音が発生したりすることになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の水路用の構成要素が単一の缶体内に併設された1缶多水路式の熱源機において、特に二次熱交換器の配設位置を水平方向一側にずらせたレイアウトを採用したとしても、あるいは、垂直方向で構成要素間の比率についての変更要求を満たすために二次熱交換器の側のサイズを変更するようなレイアウトを採用したとしても、排気抵抗の増大を最小限に抑制することができ、併せて第1の水路側と第2の水路側とで排気抵抗バランスのくずれを抑制することができる熱源機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、単一の缶体内に、顕熱回収用の一次熱交換器、集合排気部及び潜熱回収用の二次熱交換器の組み合わせを複数の水路分だけ併設し、かつ、各水路用の上記一次熱交換器、集合排気部及び二次熱交換器の組み合わせを仕切部材により互いに仕切ることにより、上記一次熱交換器を通過した燃焼排ガスが集合排気部により集合された後に連通孔を通して二次熱交換器に供給されるという燃焼排ガスの流路が各水路用毎に区画されている潜熱回収型の熱源機を対象にして、次の特定事項を備えることとした。すなわち、上記二次熱交換器を下位の一次熱交換器に対し水平方向一側にオフセット配置し、上記仕切部材として、上記一次熱交換器よりも下流側でかつ上記連通孔よりも上流側の領域において上記オフセット配置された側に向けて斜め上方に傾斜する傾斜仕切部を備えたものとする(請求項1)。
この発明の場合、傾斜仕切部により、この傾斜仕切部を挟んで水平方向他側の一次熱交換器下流側から連通孔までの排気流路の流路断面、つまり集合排気部の流路断面を、傾斜仕切部を形成しない場合よりも拡大させることが可能となる。これにより、その拡大された分だけ、集合排気部における排気抵抗を低減させることが可能となる。このため、熱回収上の何らかの必要性により、特に一方の水路側の下流側の排気抵抗を上流側のそれよりも低減させる必要が生じた場合には、上記の如き傾斜仕切部の形成によって、その排気抵抗の低減を実現させ得ることになる。そして、二次熱交換器を水平方向一側にオフセット配置にしたとしても排気抵抗の増大を招くこともないため、そのオフセット配置によって二次熱交換器の水平方向他側位置に利用可能な空間が生じ、この空間に例えば膨張タンクや補機類を配設するなどを採択することが可能となり、レイアウト設計上の自由度を向上させることが可能となる。
本発明の傾斜仕切部によって、上記一次熱交換器の下流側の燃焼排ガスの流路に対する上流側の燃焼排ガスの流路の断面積比率を変更させることができる(請求項2)。上記の如く水平方向他側の排気流路ではその流路断面が拡大される一方、水平方向一側の排気流路ではその流路断面が縮小されることになる。従って、傾斜仕切部を挟んで水平方向一側と他側とでは排気抵抗を低減させたり増大させたりというように変更させることが可能となるため、レイアウト設計上の要求や、熱回収上の要求に応じて、変更調整し得ることになる。
又、複数の水路用の一次熱交換器の内、熱効率が低い側の水路用の一次熱交換器の下流側の燃焼排ガスの流路の断面積を、その一次熱交換器の上流側の燃焼排ガスの流路の断面積よりも拡大させるようにすることができる(請求項3)。上記の如く、傾斜仕切部を挟んで水平方向他側の燃焼排ガスの流路断面積について一次熱交換器の上流側よりも下流側を拡大させることが可能となり、二次熱交換器をオフセット配置にしても、排気抵抗の増大を確実に抑制し得ることになる。しかも、熱効率が低い側は、高い側に比べて燃焼排ガスの体積減少率が小さいため排気抵抗バランスのくずれを招き易くなるものの、二次熱交換器をオフセット配置にすることでこれを防止することが可能となる。
以上の傾斜仕切部を備えた仕切部材は、集合排気部を区画構成する部材に固定させることができる(請求項4)。このようにすることにより、一次熱交換器よりも下流側の集合排気部を確実に仕切って、本発明の作用を確実に得られることになる。
又、上記単一の缶体内の複数の水路分の全てのバーナに対する燃焼用空気の供給が、単一の送風ファンにより行われるように構成することができる(請求項5)。この場合に特に本発明が有用なものとなる。すなわち、単一の送風ファンにより複数の水路分の全てのバーナに対する燃焼用空気の供給を行う場合に、排気抵抗の増大した側を基準として全体の空気供給作動が行われることになって騒音発生を招くことになるため、このような不都合の発生を回避させることが可能となる。その上に、単一の送風ファンにより複数の水路分の全てのバーナに対する燃焼用空気の供給を行うようにしているため、複数の水路分の個々のバーナ毎に送風ファンを設置する場合と比べ、部品点数の削減化及び熱源機の軽量化が図られる。
以上、説明したように、請求項1〜請求項5のいずれかの熱源機によれば、傾斜仕切部を挟んで水平方向他側の一次熱交換器下流側から連通孔までの排気流路の流路断面、つまり集合排気部の流路断面を、傾斜仕切部を形成しない場合よりも拡大させることができ、これにより、集合排気部における排気抵抗を低減させることができる。このため、熱回収上の何らかの必要性により、特に一方の水路側の下流側の排気抵抗を上流側のそれよりも低減させる必要が生じた場合に、上記の如き傾斜仕切部の形成によって、その排気抵抗の低減を実現させることができるようになる。一方、二次熱交換器を水平方向一側にオフセット配置にしたとしても排気抵抗の増大を招くこともないため、そのオフセット配置によって二次熱交換器の水平方向他側位置に形成される空間を利用して例えば膨張タンクや補機類を配設するなどを採択することができ、レイアウト設計上の自由度を向上させることができるようになる。
特に、請求項2によれば、上記傾斜仕切部によって、一次熱交換器の下流側の燃焼排ガスの流路に対する上流側の燃焼排ガスの流路の断面積比率を変更させることができ、レイアウト設計上の要求や、熱回収上の要求に応じて、変更調整することができるようなる。
請求項3によれば、複数の水路用の内、熱効率が低い側の水路用の一次熱交換器の下流側の燃焼排ガスの流路の断面積を、上記一次熱交換器の上流側の燃焼排ガスの流路の断面積よりも拡大させることで、二次熱交換器をオフセット配置にしても、排気抵抗の増大を確実に抑制することができるようになる。しかも、熱効率が低い側は、高い側に比べて燃焼排ガスの体積減少率が小さいため排気抵抗バランスのくずれを招き易くなるものの、二次熱交換器をオフセット配置にすることでこれを防止することができるようになる。
又、請求項4によれば、一次熱交換器よりも下流側の集合排気部を確実に仕切ることができ、上述の本発明による効果を確実に得ることができるようになる。
さらに、請求項5によれば、上記単一の缶体内の複数の水路分の全てのバーナに対する燃焼用空気の供給を単一の送風ファンにより行うものに本発明を適用することで、排気抵抗の増大した側を基準として全体の空気供給作動が行われることになって騒音発生を招くというような不都合の発生を回避させることができるようになる。その上に、単一の送風ファンにより複数の水路分の全てのバーナに対する燃焼用空気の供給を行うようにしているため、複数の水路分の個々のバーナ毎に送風ファンを設置する場合と比べ、部品点数の削減化及び熱源機の軽量化を図ることができるようになる。
本発明の第1実施形態を断面状態で模式的に示した説明図である。 第2実施形態を示す図1対応図である。 第3実施形態を示す図1対応図である。 第4実施形態を示す図1対応図である。 本発明の課題を説明するために例示した熱源機の図1対応図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る熱源機の缶体2aを示す。この熱源機は、単一の缶体2aに対し、第1の水路(例えば給湯回路)用の各種構成要素と、第2の水路(例えば風呂の追い焚き回路又は温水循環式の暖房回路)用の各種構成要素との双方が内蔵されたものである。第1の水路用の構成要素としては、第1バーナ31、第1バーナ31の燃焼により熱交換加熱される第1の一次熱交換器32、この一次熱交換器32を通過した後の燃焼排ガスを集合して第1連通孔33に導く第1集合排気部34、及び、第1連通孔33を通して導入される燃焼排ガスから潜熱回収する第1の二次熱交換器35を備えている。又、第2の水路用の構成要素としては、第2バーナ41、第2バーナ41の燃焼により熱交換加熱される第2の一次熱交換器42、この一次熱交換器42を通過した後の燃焼排ガスを集合して第2連通孔43に導く第2集合排気部44、及び、第2連通孔43を通して導入される燃焼排ガスから潜熱回収する第2の二次熱交換器45を備えている。つまり、缶体2aは1缶2水路式に構成されたものである。
上記缶体2aは、缶体部21と、集合排気筒部22aと、二次熱交換部23とをこの順に積み上げるようにして結合させて組み付けたものである。缶体部21は、下側位置等に送風ファン24が取り付けられ、ケース211内の下部位置に第1バーナ31が水平方向一側(同図の右側)に、第2バーナ41が水平方向他側(同図の左側)の各位置にそれぞれ設置され、上部位置に第1の一次熱交換器32が水平方向一側に、第2の一次熱交換器42が水平方向他側にそれぞれ設置されたものである。そして、第1バーナ31と第2バーナ41との両者間、及び、第1の一次熱交換器32と第2の一次熱交換器42との両者間が、後述の仕切部材5の垂下仕切部51によって互いに遮断されて仕切られている。各一次熱交換器32,42は例えばフィンアンドチューブ式のもので構成されている。
集合排気筒部22aは、缶体部21の上面開口を覆うように下面が開口されたケース221を備え、このケース221の内部が仕切部材5により水平方向一側の第1集合排気部34と、水平方向他側の第2集合排気部44とに仕切られて区画されている。ケース221の上面の水平方向一側位置(例えば奥方位置)には第1連通口33が形成され、水平方向他側位置(奥方位置)には第2連通口43が形成されている。
二次熱交換部23は、そのケース231の底面後部位置に上記の第1及び第2の両連通孔33,43が開口し、内部が仕切壁232により2つに仕切られて区画され、一方に第1の二次熱交換器35が内蔵され、他方に第2の二次熱交換器45が内蔵されている。そして、各二次熱交換器35,45により潜熱回収された後の燃焼排ガスが排気口233から外部に放出されるようになっている。排気口233は、図示の如くケース231の上面側か、あるいは、ケース231の前面側かのいずれかに開口されている。各二次熱交換器35,45は例えば螺旋状の水管を同心状に多重に配置した多管式のもので構成されている。
そして、単一の送風ファン24から供給された空気により第1及び第2の両バーナ31,41が燃焼され、燃焼ガスが一次熱交換器32,42を通過する間に熱交換加熱され、一次熱交換器32,42を通過した後の燃焼排ガスが集合排気部34,44に集合されて連通孔33,43に導かれ、二次熱交換部23内に導かれた燃焼排ガスが二次熱交換器35,45により潜熱回収された後、排気口233から外部に放出されることになる。以上の燃焼排ガスの放出までが単一の送風ファン24の空気供給圧を源として行われ、一次熱交換器32,42、集合排気部34,44、連通孔33,43、二次熱交換器35,45、及び、排気口233がそれぞれ排気抵抗発生の要因となる。このため、送風ファン24は、排気抵抗に抗して所定量の空気を供給し得るように作動制御されるようになっている。
以上の基本的な構成に加え、本実施形態では缶体部21に対し、二次熱交換部23の配設位置が水平方向一側(図1の右側)にずらされたオフセット配置とされている。そして、このオフセット配置の二次熱交換部23と缶体部21とを接続する集合排気筒部22a及び仕切部材5がそれぞれ傾斜されて、燃焼排ガスの流路断面が滑らかに変化するようにされている。
すなわち、仕切部材5として、第1及び第2のバーナ31,41間及び第1及び第2の一次熱交換器32,42間を互いに仕切る部分は垂直方向に延びる垂下部51とする一方、集合排気部22aの第1集合排気部34と第2集合排気部44とを仕切る部分はオフセット量S1に対応する分だけオフセット移動側(図1の右側)である第1の水路側に向けて垂下仕切部51の上端からケース221の内上面まで斜め上方に延びる傾斜仕切部52としている。この傾斜仕切部52の形成により、特に第2の一次熱交換器42から第2連通孔43までの排気流路の流路断面(第2集合排気部44の流路断面)を、傾斜仕切部52を形成しない場合よりも拡大させることができる。これにより、その拡大された分だけ、第2集合排気部44における排気抵抗を低減させることができるようになる。このため、熱回収上の何らかの必要性により、特に一方の水路側の下流側の排気抵抗を上流側のそれよりも低減させる必要が生じた場合には、上記の如き傾斜仕切部52の形成によって、その排気抵抗の低減を実現させることができるようになる。例えば、熱効率の低い側である第2の水路側の一次熱交換器42下流側の流路(第2集合排気部44の流路)の流路断面積を、その一次熱交換器42までの流路よりも拡大させることができるようになる。これにより、熱効率の低い側である第2の水路側において一次熱交換器42よりも下流側の排気抵抗を低減させることができるようになる。
一方、第1の一次熱交換器32から第1連通孔33までの排気流路の流路断面(第1集合排気部34の流路断面)が上記の傾斜仕切部52の形成により縮小されることになるため、その分だけ缶体部21に対する集合排気部22aの組み付け位置をオフセット量S1に対応するオフセット量S2(S2はS1とほぼ同等)だけオフセット移動側にずらせている。これにより、第1集合排気部34の流路断面を本来必要とされるものまで拡大させることができる。さらに、傾斜部52とは逆の側において第2集合排気部44を区画するケース221の壁部を、上記傾斜仕切部52と同じ側に傾斜する傾斜壁222aにすることで、第2集合排気部44での燃焼排ガスのスムーズな流れを図るようにしている。これにより、傾斜壁222aを形成しない場合において隅角部での乱流発生に伴い排気抵抗が増大する事態の発生を、回避するようにしている。
以上の実施形態の場合、二次熱交換部23を缶体部21に対し水平方向一側にオフセット配置にしたとしても、缶体部21側から二次熱交換部23に至る燃焼排ガスの流路断面が狭小になることもなく、第1及び第2の両集合排気部34,44の双方において必要な流路断面を確保することができる上に、燃焼排ガスのスムーズな流れも図ることができるようになる。このため、排気抵抗の増大を招くことなく、しかも、第1の水路側と第2の水路側との排気抵抗バランスを崩すこともなく、従って、送風ファン24の全体的な空気供給量の増大(ファン回転数の増大)を招くこともない。そして、かかる不都合を招くことなく上記のオフセット配置が可能となるため、その水平方向一側へのオフセット配置により水平方向他側に形成される空間Kに例えば膨張タンクTや補機類を配設するなどを採択することができるようになり、ハウジングH内のレイアウト設計上の自由度を向上させることができるようになる。
<第2実施形態>
図2は、本発明の第2実施形態に係る熱源機の缶体2bを示す。この第2実施形態の缶体2bは、第1実施形態とは異なる構成の集合排気部22bを備える点でのみ第1実施形態と異なり、その他の点は第1実施形態と同じである。このため、第1実施形態と同じ構成要素については第1実施形態と同じ符号を付して重複した説明を省略する。
本実施形態の集合排気部22bは、第1実施形態の傾斜壁222aの代わりに、缶体部21のケース211の胴壁212と同じ位置から垂直方向に直上する立壁222bを備えたものである。
この第2実施形態の場合、第1実施形態の傾斜壁222aの形成による燃焼排ガスのスムーズな流れの担保は若干阻害されるものの、その他の作用効果は第1実施形態と同様に得ることができる。すなわち、傾斜仕切部52の形成により、第1実施形態と同様に、第2の一次熱交換器42から第2連通孔43までの排気流路の流路断面(第2集合排気部44の流路断面)を、傾斜仕切部52を形成しない場合よりも拡大させることができる。これにより、その拡大された分だけ、第2集合排気部44における排気抵抗を低減させることができるようになる。このため、熱回収上の何らかの必要性により、特に一方の水路側の下流側の排気抵抗を上流側のそれよりも低減させる必要が生じた場合には、上記の如き傾斜仕切部52の形成によってその排気抵抗の低減を実現させることができるようになる。例えば、熱効率の低い側である第2の水路側の一次熱交換器42下流側の流路(第2集合排気部44の流路)の流路断面積を、その一次熱交換器42までの流路よりも拡大させることができるようになる。これにより、熱効率の低い側である第2の水路側において一次熱交換器42よりも下流側の排気抵抗を低減させることができるようになる。
又、第1の一次熱交換器32から第1連通孔33までの排気流路の流路断面(第1集合排気部34の流路断面)も、第1実施形態と同様に、缶体部21に対する集合排気部22bの組み付け位置を二次熱交換部23のオフセット移動側にずらせて、第1集合排気部34の流路断面を本来必要とされるものまで拡大させることができる。
<第3実施形態>
図3は、本発明の第3実施形態に係る熱源機の缶体2cを示す。この第3実施形態の缶体2cは、第1実施形態とは異なる構成の集合排気部22cを備える点でのみ第1実施形態と異なり、その他の点は第1実施形態と同じである。このため、第1実施形態と同じ構成要素については第1実施形態と同じ符号を付して重複した説明を省略する。
本実施形態の集合排気部22cは、本来の集合排気部200(図5参照)のケース201とほぼ同じ構成を備えたものであって、二次熱交換部23と共に、そのオフセット移動量と同じ移動量だけ水平方向一側にオフセット配置したものである。
この第3実施形態の場合、仕切部材5に傾斜仕切部52を形成することにより、第1実施形態と同様に、第2の一次熱交換器42から第2連通孔43までの排気流路の流路断面(第2集合排気部44の流路断面)を、傾斜仕切部52を形成しない場合よりも拡大させることができる。これにより、第2集合排気部44における排気抵抗の増大を抑制することができる。又、第1の一次熱交換器32から第1連通孔33までの排気流路の流路断面(第1集合排気部34の流路断面)も、第1実施形態と同様に、缶体部21に対する集合排気部22bの組み付け位置を二次熱交換部23のオフセット移動側にずらせて、第1集合排気部34の流路断面を本来必要とされるものまで拡大させることができる。さらに、本実施形態の場合、オフセット移動に伴い形成される空間Kは他の実施形態よりも大きくなり、ハウジングH(図1参照)内の他の各種部品、例えば膨張タンクTや補機類を配設するための配設スペースをより拡大させることができる。
<第4実施形態>
図4は、本発明の第4実施形態に係る熱源機の缶体2dを示す。この第4実施形態の缶体2dは、仕切部材5が傾斜仕切部52を備える点、及び、二次熱交換部23d内の両二次熱交換器35d,45dの比率を一次熱交換器32,42とは変更して熱回収に係る構成要素間の比率を垂直方向で変更させた点で、図5に示す缶体2と異なるものである。本実施形態では、第2の二次熱交換器45dでの潜熱回収をより高くするためにその二次熱交換器45dのサイズをより大きくしたものを例示している。
より具体的には、第1と第2との一次熱交換器32,42の比率が60:40であるのに対し、第1と第2との二次熱交換器35d,45dの比率を45:55に変更したものを例示している。第1〜第3の各実施形態では、二次熱交換部23内の二次熱交換器35,45の比率は一次熱交換器32,42のそれと同じであり、垂直方向での構成要素間の比率自体に変更はないものの、缶体部21に対し二次熱交換部23を水平方向一側にオフセット移動させたものを、「二次熱交換器をオフセット配置」にしたものとして示したが、本実施形態では、第1と第2との二次熱交換器35d,45dの側の比率を一次熱交換器32,42の側とは異なる比率に変更することにより、一次熱交換器の側に対し「二次熱交換器をオフセット配置」にしたものの例を示している。なお、本実施形態においても、第1実施形態と同じ構成要素については第1実施形態と同じ符号を付して重複した説明を省略する。
すなわち、二次熱交換部23d内において仕切壁232による仕切位置をオフセット移動量S1だけ水平方向一側に移動させ、この仕切壁232により区画される水平方向一側に収容される第1の二次熱交換器35dのサイズを図5の二次熱交換器35よりも小さくし、水平方向他側に収容される第2の二次熱交換器45dのサイズを図5の二次熱交換器45よりも大きくしている。これに伴い、特に第2連通孔43dの開口サイズをより大きいものに変更している。
本実施形態の場合、仕切部材5の傾斜仕切部52の存在によって、第1実施形態と同様に、第2の一次熱交換器42から第2連通孔43dまでの排気流路の流路断面(第2集合排気部44の流路断面)を、傾斜仕切部52を形成しない場合よりも拡大させることができる。これに加えて第2連通孔43dの開口サイズもより拡大されているため、第2集合排気部44の流路断面の拡大及び第2連通孔43dの拡大に伴い、第2集合排気部44における排気抵抗や、第2連通孔43dを通した第2の二次熱交換器45dの側への排気抵抗を低減させることができるようになる。このため、熱回収上の必要性により、特に一方の水路側の二次熱交換器(本実施形態では第2の二次熱交換器45d)のサイズをより大きく変更する要求、つまり垂直方向で構成要素間の比率について変更要求が生じた場合であって、その変更する二次熱交換器45dに対する一次熱交換器42下流側の排気抵抗を上流側のそれよりも低減させる必要が生じた場合には、上記の如き傾斜仕切部52の形成及び連通孔43dの開口サイズの変更によってその排気抵抗の低減を実現させることができるようになる。
又、サイズがより小さく変更された第1の二次熱交換器35dの側への第1集合排気部34からの排気抵抗についても、傾斜仕切部52によって第1集合排気部34内の隅角部における乱流等の発生が抑制されるため、燃焼排ガスのよりスムーズな流れを確保して、一次熱交換器42よりも下流側への排気抵抗を低減させることができるようになる。
<他の実施形態>
なお、本発明は上記第1〜第4の各実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1〜第4の各実施形態では、仕切部材5として、集合排気筒部22a〜22dに固定された単一のもので構成された例を示したが、集合排気筒部22a〜22d内における傾斜仕切部52を含むものであれば、一次熱交換器32,42やバーナ31,41を仕切る仕切部材とは別体の仕切部材により構成されたものであっても、もちろんよい。
2a〜2d 缶体
5 仕切部材
22a〜22d 集合排気筒部(集合排気部を区画構成する部材)
24 送風ファン
31 第1バーナ
32 第1の一次熱交換器
33,33d 第1連通孔
34 第1集合排気部
35,35d 第1の二次熱交換器
41 第2バーナ
42 第2の一次熱交換器
43,43d 第2連通孔
44 第2集合排気部
45,45d 第2の二次熱交換器
52 傾斜仕切部
222a 傾斜壁

Claims (5)

  1. 単一の缶体内に、顕熱回収用の一次熱交換器、集合排気部及び潜熱回収用の二次熱交換器の組み合わせが複数の水路分だけ併設され、かつ、各水路用の上記一次熱交換器、集合排気部及び二次熱交換器の組み合わせが仕切部材により互いに仕切られることにより、上記一次熱交換器を通過した燃焼排ガスが集合排気部により集合された後に連通孔を通して二次熱交換器に供給されるという燃焼排ガスの流路が各水路用毎に区画されている潜熱回収型の熱源機であって、
    上記二次熱交換器は、下位の一次熱交換器に対し水平方向一側にオフセット配置され、
    上記仕切部材は、上記一次熱交換器よりも下流側でかつ上記連通孔よりも上流側の領域において上記オフセット配置された側に向けて斜め上方に傾斜する傾斜仕切部を備えている
    ことを特徴とする熱源機。
  2. 請求項1に記載の熱源機であって、
    上記傾斜仕切部によって、上記一次熱交換器の下流側の燃焼排ガスの流路に対する上流側の燃焼排ガスの流路の断面積比率が変更されている、熱源機。
  3. 請求項2に記載の熱源機であって、
    複数の水路用の一次熱交換器の内、熱効率が低い側の水路用の一次熱交換器の下流側の燃焼排ガスの流路の断面積が、上記一次熱交換器の上流側の燃焼排ガスの流路の断面積よりも拡大されている、熱源機。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の熱源機であって、
    上記傾斜仕切部を備えた仕切部材が集合排気部を区画構成する部材に固定されている、熱源機。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の熱源機であって、
    上記単一の缶体内の複数の水路分の全てのバーナに対する燃焼用空気の供給が、単一の送風ファンにより行われるように構成されている、熱源機。
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