JP5369495B2 - 人物往来分析装置、方法、プログラム、媒体 - Google Patents

人物往来分析装置、方法、プログラム、媒体 Download PDF

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Description

本発明は、施設に出入りする人物の往来を分析する装置、およびその方法、プログラム、媒体に関するものである。

本発明は特に店舗の通行調査において、来店者の往来を分析する作業の能率を向上させる場合に有用である。
現代の企業活動においては、店舗でのサービス提供を考える上で、来店者を調査することが益々重要となっている。
次に、来店者を調査する方法とその問題点を説明する。
《1.手動調査》
店舗の出入口通路にて、調査員が来客を観察して、手動計数器を用いて、来客の出入り数を計測する。
この方法は、調査員が手動計測するので、調査に多大な労力を要する。
《2.自動計測》
店舗で提供するサービス内容を維持しながら、サービス提供の負担を減らすために、来店者数を調べる。
たとえば、特許文献1では、金融店舗の出入口に入場者専用レーンと退場者専用レーンとを設けて、店舗内の人数を求めて、自動取引装置の稼動を制御する技術が開示されている。
特開平8−83312号公報(第2−3頁、図2)
しかしながら、特許文献1の技術では、調査できる場所が、入場者専用レーンと退場者専用レーンとの2つのレーンを設置するスペースを確保できる場所だけに限定される。
また、来店者は、入場および退場のルートが制約されるので、店舗利用の利便性が損なわれる。
本発明は以上のような点を解決するためになされたものであって、本発明の課題は、来店者が通行できる場所であれば、場所を選ばずに入場および出場の往来分析が可能な装置、方法、プログラム、媒体を提供することである。
本発明は、以下の各態様に記載の手段により、前記課題を解決する。
すなわち、本願発明の第1の発明は、2個の距離センサを有する通行人の往来を分析する装置において、
前記2個の距離センサは、検査光が人間の胸板の厚さより狭い間隔でかつ通路を横切る方向に出力されるように、通路の壁に設置され、
距離センサの向かい側の壁までの距離の値を含む初期距離情報を記録する初期情報格納領域を有する記憶部と、
距離情報とセンサ識別情報を含む測定データを送信する距離センサと、
2個の距離センサの距離情報と初期情報格納領域が記録する初期距離情報とを比較して、2個の距離情報が、共に初期距離情報と等しい場合には無人状態と判定し、少なくとも1個の距離情報が初期距離情報より短い場合には有人状態と判定する状態判定手段と、
状態判定手段が判定した結果が無人状態から有人状態に変化した場合には、入場判定する入場判定手段と、状態判定手段が判定した結果が有人状態から無人状態に変化した場合には、出場判定する出場判定手段と、入場判定手段が入場判定したときのセンサ識別情報と、出場判定手段が出場判定したときのセンサ識別情報と、を比較して、両者が一致すれば、通行方向情報を含む引き返し分析結果を作成し、両者が不一致であれば、通行方向情報を含む通過分析結果を作成する分析手段と、を有し、無人状態と有人状態との遷移を調べて通行人の往来を検知する往来検知手段と、
を備えることを特徴とする通行人往来分析装置である。
無人状態の時には、全ての距離センサが測定した距離情報は、初期距離情報と一致する。
無人状態のところに、店舗来店者が入場すると、距離センサの測定値は初期距離情報より短くなるので、このときの測定データを用いて、入場記録とすることができる。
店舗来店者が出場して無人状態になると、全ての距離センサの測定値が初期距離情報となるので、直前の測定データを用いて、出場記録とすることができる。
本願発明の第の発明は、
前記状態判定手段は、距離センサが送信する測定データを受信するセンサ受信手段と、
センサ受信手段が受信した測定データの距離情報と、初期情報格納領域が記録する初期情報の初期距離情報と、を比較して、両者が一致している場合には無人状態と判定し、両者が不一致の場合には、有人状態と判定する距離判定手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の通行人往来分析装置である。
本願発明の第の発明は、前記記憶部は、さらに、
センサ識別情報と距離情報を含む入場情報を記録する入場記録格納領域と、
センサ識別情報と距離情報を含む保持情報を保持する保持格納領域と、
センサ識別情報と距離情報を含む出場情報を記録する出場記録格納領域と、
を備えて、
前記往来検知手段は、さらに、
センサ受信手段が送信した測定データを用いて保持情報を作成して保持格納領域に保持する測定データ保持手段、
を備えて、
前記入場判定手段は、
距離判定手段が無人状態から有人状態に変化したと判定した場合には、距離判定手段が判定した測定データを用いて入場情報を作成して入場記録格納領域に記録する、
前記出場判定手段は、
距離判定手段が有人状態から無人状態に変化したと判定した場合には、直前に測定データ保持手段が保持格納領域に保持した保持情報を用いて、出場情報を作成して出場記録格納領域に記録する、
前記分析手段は、
入場記録格納領域に記録された入場情報のセンサ識別情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報のセンサ識別情報とを比較して一致するか否かを判定して、判定した結果が一致であれば、引き返し分析結果を作成し、判定した結果が不一致であれば、通過分析結果を作成する、
ことを特徴とする請求項に記載の通行人往来分析装置である。
本願発明の第の発明は、入場記録格納領域に記録された入場情報の距離情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報の距離情報と、を用いて、通行位置含む通行軌跡情報を作成する通行軌跡情報作成手段、を備えることを特徴とする請求項に記載の通行人往来分析装置である。
本願発明の第の発明は、前記記憶部は、
前記入場記録格納領域が、センサ識別情報と距離情報と時刻情報を含む入場情報を記録する、
前記保持格納領域が、測定データと時刻情報とを保持する、
前記出場記録格納領域が、センサ識別情報と距離情報と時刻情報を含む出場情報を記録する、
ことを特徴にして、
前記測定データ保持手段は、距離センサが送信する測定データを受信して、受信し測定データに時刻情報を含めて保持格納領域に保持する、
ことを特徴にして、
入場記録格納領域に記録された入場情報の時刻情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報の時刻情報と、を用いて、通行速度を算出する通行速度算出手段、
を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の通行人往来分析装置である。
本願発明の第の発明は、距離センサが、向かい側の壁までの距離の値を測定して、その測定した距離の値を含む初期距離情報を作成して初期情報格納領域に記録する初期距離記録手段、を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の通行人往来分析装置である。
本願発明の第の発明は、向かい側の壁までの距離の値を含む初期距離情報と、距離情報とセンサ識別情報を含む測定データを送信する2個の距離センサと、を用いる通行人往来分析方法であって、
前記2個の距離センサは、検査光が人間の胸板の厚さより狭い間隔でかつ通路を横切る方向に出力されるように、通路の壁に設置された通行人往来分析方法において、
(1)2個の距離センサの距離情報と初期距離情報とを比較して、以下のステップを実行して無人状態か有人状態と判定する状態判定ステップと、
(1−1)2個の距離センサの距離情報と初期距離情報とを比較して、2個の距離情報が、共に初期距離情報と等しい場合には無人状態と判定する無人判定ステップと、
(1−2)少なくとも1個の距離情報が初期距離情報より短い場合には有人状態と判定する有人判定ステップと、
(2)有人状態と無人状態の遷移を調べて、以下のステップを実行して通行人の往来を検知する往来検知ステップと、
(2−1)無人状態から有人状態に変化した場合には、入場判定する入場判定ステップと、
(2−2)有人状態から無人状態に変化した場合には、出場判定する出場判定ステップと、
(2−3)入場判定したときのセンサ識別情報と、出場判定したときのセンサ識別情報と、を比較して、両者が一致すれば、引き返し方向を含む引き返し分析結果を作成し、両者が不一致であれば、入場方向と出場方向とを含む通過分析結果を作成する分析ステップと、
を含んだ手順でなされることを特徴とする通行人往来分析方法である。
本願発明の第の発明は、コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の通行人往来分析装置として動作させるコンピュータプログラムである。
本願発明の第の発明は、請求項に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本願発明によれば、
(1)通行人往来分析装置を設置するに当たっては、入場者専用レーンと出場者専用レーンを設けずに、また、通路上の場所を選ばずに、往来分析店舗来店者が通常使用している通路の状態で、入場および出場の往来分析が可能である。
(2)通行人往来分析装置は、測定範囲が人間の胸板の厚味より狭く、通行人を一人ずつ往来分析することが可能である。
従って、本発明によれば、来店者に制約を与えずに、所望の地点での往来分析が可能であるという効果が得られる。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
図1は、本発明による通行人往来分析装置100の概要を説明する図である。
通行人往来分析装置100は、既存のパーソナルコンピュータに、後述する専用プログラムを搭載したものである。
通行人往来分析装置100は、センサユニット108を備える。
センサユニット108は、少なくとも2個の距離センサを有するセンサ設置版08bと、背面板108aとから構成される。
図2は、通行人往来分析の大まかな処理の流れを説明する図である。
《1.測定》
センサユニット108が有する複数の距離センサは、センサユニットを通る人物との距離を測定して、距離とセンサIDを含む測定データを送信する(図2(1))。
《2.解析》
通行人往来分析装置は、複数の距離センサから測定データを受信して、測定データを解析して、人物のセンサユニットへの入場と出場を判定して、判定した人物の往来行動を分析する(同(2))。
図3は、センサユニット108を説明する図である。
図3には、センサユニット108の上面図が示されている。
センサユニット108は、背面板108aと、距離センサ設置板108bとから構成される。
背面板108aと、距離センサ設置板108bとの間隔は、一人の肩幅程度であるので、2人以上が並んで通過することはできない。
距離センサ設置板108bは、2個の識別された距離センサ104A/104Bを有する。
距離センサ104は、距離センサから発射した光線の反射光(=検査光)を検出する時間を用いて、距離を測定する。
距離センサ104は、1秒間に200回程度の距離測定を行なうので、通常の移動速度で往来する人間を、確実に検出することができる。
距離センサ104Aと距離センサ104Bの検査光は、平行に発信して、壁に垂直に当たって反射する。2本の検査光の間は間隔を取ってあるので、行列する通行人の隙間を検知できる。
また、2個の距離センサ104の検査光をあわせた検知範囲は、人間の胴体の厚さ(たとえば、胸板の厚味)以下に設定してあるので、センサユニット108の検知範囲には、同時に2人は存在できない。
従って、センサユニット108は、行列の通行人を一人ずつ検知して、通行人までの距離の値を測定できる。
センサユニット108の距離測定の高さは、人間の胴体の位置(たとえば、腰から肩の高さ)である。
なお、背面板108aの代わりに、通路の壁を代用して利用しても良い。
図4は、測定データ191を説明する図である。
図4の(a)は、測定データ191の形式を説明する図である。
測定データ191は、センサ識別情報191aと、距離情報191bと、から構成される。
センサ識別情報191aは、ユニークな文字列である。
距離情報191bは、数値である。
図4の(b)は、測定データ191の例である。
測定データ191の例として、センサ識別情報191aが「S002200」で、距離情報191bが「148」である例が示されている。
この例の意味は、センサIDが「S002200」の距離センサ104の測定した距離は、「148センチ」であるということである。
図5は、通行人往来分析装置100の詳細な構成図である。
通行人往来分析装置100は、CPU101と、クロック103と、センサユニット108と、記憶部109とを備える。
CPU101は、中央演算装置である。
クロック103は、電子時計である。
センサユニット108は、少なくとも2個の距離センサ104を有する。
距離センサ104は、半導体センサである。
距離センサ104は、距離情報とセンサ識別情報を含む測定データを送信する。
記憶部109は、半導体メモリや磁気メモリである。
記憶部109は、初期情報格納領域109aと、入場記録格納領域109bと、保持格納領域109cと、出場記録格納領域109dと、を有する。
初期情報格納領域109aは、初期距離情報を含む初期情報を記録する。
入場記録格納領域109bは、センサ識別情報と距離情報と時刻情報を含む入場情報を記録する。
保持格納領域109cは、センサ識別情報と距離情報と時刻情報を含む保持情報を記録する。
出場記録格納領域109dは、センサ識別情報と距離情報と時刻情報を含む出場情報を記録する。
このほかに、状態判定手段20と、往来検知手段40と、通行軌跡情報作成手段174と、通行速度算出手段176と、初期距離記録手段180と、を備える。これらの各手段は、それぞれの専用プログラムによって実現され、専用プログラムがCPU101に解釈・実行されることによって機能する。
状態判定手段20は、センサ受信手段110と、距離判定手段115と、から構成されている。
状態判定手段20は、2個の距離センサの距離情報と初期情報格納領域が記録する初期距離情報とを比較して、2個の距離情報が、共に初期距離情報と等しい場合には無人状態と判定し、少なくとも1個の距離情報が初期距離情報より短い場合には有人状態と判定する。
センサ受信手段110は、距離センサ104A/Bが送信する測定データ191を受信する。
距離判定手段115は、センサ受信手段110が受信した測定データの距離情報と、初期情報格納領域が記録する初期情報の初期距離情報と、を比較して、両者が一致している場合には無人状態と判定し、両者が不一致の場合には、有人状態と判定する。
往来検知手段40は、入場判定手段120と、測定データ保持手段140と、出場判定手段150と、分析手段170と、から構成されている。
往来検知手段40は、無人状態と有人状態との遷移を調べて通行人の往来を検知する。
入場判定手段120は、状態判定手段20が判定した結果が無人状態から有人状態に変化した場合には、入場判定して、そのときに距離判定手段115が有人状態と判定した測定データ191とクロック103から取得した時刻情報とを用いて、入場情報を作成して入場記録格納領域109bに記録する。
あるいは、入場判定手段120は、距離判定手段115が判定した結果が無人状態から有人状態に変化した場合には、入場判定して、そのときに距離判定手段115が有人状態と判定した測定データ191を用いて、入場情報を作成して入場記録格納領域109bに記録する。
測定データ保持手段140は、距離判定手段115が有人状態と判定した測定データ191とクロック103から取得した時刻情報とを用いて、保持情報を作成して保持格納領域109cに記録する。
測定データ保持手段140は、センサ受信手段が送信した測定データを保持格納領域に保持しても良い。
出場判定手段150は、状態判定手段20が判定した結果が有人状態から無人状態に変化した場合には、出場判定して、直前に測定データ保持手段140が保持格納領域109cに保持した保持情報を用いて、出場情報を作成して出場記録格納領域109dに記録する。
あるいは、出場判定手段150は、距離判定手段115が判定した結果が無人状態から有人状態に変化した場合には、出場判定して、直前に測定データ保持手段140が保持格納領域109cに保持した保持情報を用いて、出場情報を作成して出場記録格納領域109dに記録する。
分析手段170は、入場判定手段が入場判定したときのセンサ識別情報と、出場判定手段が出場判定したときのセンサ識別情報と、を比較して、両者が一致すれば、通行人の通行方向情報を含む引き返し分析結果を作成し、判定した結果が不一致であれば、通行人の通行方向情報を含む通過分析結果を作成する。
あるいは、分析手段170は、入場記録格納領域に記録された入場情報のセンサ識別情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報のセンサ識別情報とを比較して一致するか否かを判定して、判定した結果が一致であれば、通行人の通行方向情報を含む引き返し分析結果を作成し、判定した結果が不一致であれば、通行人の通行方向情報を含む通過分析結果を作成する。
通行軌跡情報作成手段174は、入場記録格納領域109bに記録された入場情報の距離情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報の距離情報と、を用いて、通行位置情報を含む通行軌跡情報を作成する。
通行速度算出手段176は、入場記録格納領域109bに記録された入場情報の時刻情報と、出場記録格納領域109dに記録された出場情報の時刻情報と、2個の距離センサの間隔情報と、を用いて、通行速度を算出する。
初期距離記録手段180は、距離センサが、背面板108aあるいは向かい側の壁までの距離の値を測定して、その測定した距離の値を含む初期距離情報を作成して初期情報格納領域109aに記録する。
なお、初期情報格納領域109aが記録する初期情報に含まれる初期距離情報は、全ての距離センサ104に対して、1つの初期距離情報を適用してもよい。
あるいは、初期距離情報は、各距離センサ104毎に、それぞれの初期距離情報を対応付けてもよい。
図6は、人物601の入場や出場を判定するセンサユニット108を説明する図である。
図6の(1)は、センサユニット108が無人状態を説明する図である。
2個の距離センサ104A/Bが測定した距離は、背面板108aまでの距離であるので、初期距離情報と同じである。
図6の(2)は、センサユニット108に人物601が入場した状態を説明する図である。
1個の距離センサ104Aは、人物601からの反射波を捉えるので、この距離センサ104Aが測定した距離情報は、背面板108aまでの距離(=初期距離情報)より短い。そこで、入場判定手段120は、センサ受信手段が受信した測定データの距離情報と、初期情報格納領域109aが記録する初期情報の初期距離情報と、を比較して、一致している状態から不一致の状態に変化したことを判定する。
図6の(3)は、センサユニット108の中を人物601が通過している状態を説明する図である。2個の距離センサ104が人物601からの反射波を捉えるので、2個の距離センサ104A/Bが測定した距離情報は、背面板108aまでの距離(=初期距離情報)より短い。
図6の(4)は、センサユニット108の中を人物601が出場直前である状態を説明する図である。1個の距離センサ104Bのみが、人物601からの反射波を捉えて、この距離センサ104Bが測定した距離情報は、背面板108aまでの距離(=初期距離情報)より短い。
図6の(5)は、センサユニット108から人物601が出場した状態を説明する図である。
2個の距離センサ104が測定した距離情報は、初期距離情報と同じである。
そこで、出場判定手段150は、センサ受信手段110が受信した測定データの距離情報と、初期情報格納領域109aが記録する初期情報の初期距離情報と、を比較して、不一致の状態から一致している状態に変化したことを判定する。
図7は、分析処理のフローチャートである。
(1)初期設定処理:初期距離記録手段180は、距離センサが、向かい側の壁までの距離の値を測定して、その測定した距離の値を含む初期距離情報を作成して初期情報格納領域109aに記録する。(ステップS110)
(2)センサ情報取得:センサ受信手段110は、距離センサ104が送信する測定データを受信する。(ステップS115)
(3)距離判定手段115は、センサ受信手段110が受信した測定データの距離情報と、初期情報格納領域が記録する初期情報の初期距離情報と、を比較して、両者が一致するか否かを判定する。距離判定手段115が、両者の一致を判定した場合(=変化しない場合)には、無人状態と判定して、ステップS115に戻る。距離判定手段115が、両者の不一致を判定した場合(=変化した場合)には、有人状態と判定して、ステップS130に進む。(ステップS120)
(4)入場情報記録:入場判定手段120は、距離判定手段115が無人状態から有人状態に変化したと判定した場合には、入場判定して、判定入場したときの測定データ191を用いて入場情報を作成して入場記録格納領域109bに記録する。(ステップS130)
(5)測定データ保持:センサ受信手段110は、距離センサ104が送信する測定データを受信する。測定データ保持手段140は、距離判定手段115が有人状態と判定した測定データ191と時刻情報とを用いて、保持情報を作成して保持格納領域109cに記録する。(ステップS135)
(6)距離判定手段115は、センサ受信手段110が受信した測定データの距離情報と、初期情報格納領域が記録する初期情報の初期距離情報と、を比較して、両者が一致するか否かを判定する。距離判定手段115は、両者一致と判定した場合(=変化しない場合)には、無人状態と判定して、ステップS150に進む。距離判定手段115は、両者不一致と判定した場合(=変化した場合)には、有人状態と判定して、ステップS135に戻る。(ステップS140)
(7)出場情報記録:出場判定手段150は、距離判定手段115が判定した結果が無人状態から有人状態に変化した場合には、出場判定して、直前に測定データ保持手段140が保持格納領域109cに保持した保持情報を用いて、出場情報を作成して出場記録格納領域109dに記録する。(ステップS150)
(9)分析手段170は、入場記録格納領域に記録された入場情報のセンサ識別情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報のセンサ識別情報とを比較して一致するか否かを判定する。分析手段170が一致したと判定した場合には、ステップS192に進む。分析手段170が不一致と判定した場合には、ステップS194に進む。(ステップS160)
(10)分析手段170は、通行人の通行方向情報を含む通過分析結果を作成する。終了する。(ステップS170)
(11)分析手段170は、通行人の通行方向情報を含む引き返し分析結果を作成する。終了する。(ステップS180)
本発明による通行人往来分析装置100の概要を説明する図 通行人往来分析の大まかな処理の流れを説明する図 センサユニット108を説明する図 測定データを説明する図 通行人往来分析装置100の詳細な構成図 人物601の入場や出場を判定するセンサユニット108を説明する図 分析処理のフローチャート
符号の説明
20 状態判定手段
40 往来検知手段
100 通行人往来分析装置
104 距離センサ
104A 距離センサ
104B 距離センサ
108 センサユニット
109 記憶部
109a 初期情報格納領域
109b 入場記録格納領域
109c 保持格納領域
109d 出場記録格納領域
110 センサ受信手段
115 距離判定手段
120 入場判定手段
140 測定データ保持手段
150 出場判定手段
170 分析手段
174 通行軌跡情報作成手段
176 通行速度算出手段
178 通行方向情報作成手段
180 初期距離記録手段
191 測定データ
191a センサ識別情報
191b 距離情報

Claims (9)

  1. 2個の距離センサを有する通行人の往来を分析する装置において、
    前記2個の距離センサは、検査光が人間の胸板の厚さより狭い間隔でかつ通路を横切る方向に出力されるように、通路の壁に設置され、
    距離センサの向かい側の壁までの距離の値を含む初期距離情報を記録する初期情報格納領域を有する記憶部と、
    距離情報とセンサ識別情報を含む測定データを送信する距離センサと、
    2個の距離センサの距離情報と初期情報格納領域が記録する初期距離情報とを比較して、2個の距離情報が、共に初期距離情報と等しい場合には無人状態と判定し、少なくとも1個の距離情報が初期距離情報より短い場合には有人状態と判定する状態判定手段と、
    状態判定手段が判定した結果が無人状態から有人状態に変化した場合には、入場判定する入場判定手段と、状態判定手段が判定した結果が有人状態から無人状態に変化した場合には、出場判定する出場判定手段と、入場判定手段が入場判定したときのセンサ識別情報と、出場判定手段が出場判定したときのセンサ識別情報と、を比較して、両者が一致すれば、通行方向情報を含む引き返し分析結果を作成し、両者が不一致であれば、通行方向情報を含む通過分析結果を作成する分析手段と、を有し、無人状態と有人状態との遷移を調べて通行人の往来を検知する往来検知手段と、
    を備えることを特徴とする通行人往来分析装置。
  2. 前記状態判定手段は、
    距離センサが送信する測定データを受信するセンサ受信手段と、
    センサ受信手段が受信した測定データの距離情報と、初期情報格納領域が記録する初期情報の初期距離情報と、を比較して、両者が一致している場合には無人状態と判定し、両者が不一致の場合には、有人状態と判定する距離判定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の通行人往来分析装置。
  3. 前記記憶部は、さらに、
    センサ識別情報と距離情報を含む入場情報を記録する入場記録格納領域と、
    センサ識別情報と距離情報を含む保持情報を保持する保持格納領域と、
    センサ識別情報と距離情報を含む出場情報を記録する出場記録格納領域と、
    を備えて、
    前記往来検知手段は、さらに、
    センサ受信手段が送信した測定データを用いて保持情報を作成して保持格納領域に保持する測定データ保持手段、
    を備えて、
    前記入場判定手段は、
    距離判定手段が無人状態から有人状態に変化したと判定した場合には、距離判定手段が判定した測定データを用いて入場情報を作成して入場記録格納領域に記録する、
    前記出場判定手段は、
    距離判定手段が有人状態から無人状態に変化したと判定した場合には、直前に測定データ保持手段が保持格納領域に保持した保持情報を用いて、出場情報を作成して出場記録格納領域に記録する、
    前記分析手段は、
    入場記録格納領域に記録された入場情報のセンサ識別情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報のセンサ識別情報とを比較して一致するか否かを判定して、判定した結果が一致であれば、引き返し分析結果を作成し、判定した結果が不一致であれば、通過分析結果を作成する、
    ことを特徴とする請求項に記載の通行人往来分析装置。
  4. 入場記録格納領域に記録された入場情報の距離情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報の距離情報と、を用いて、通行位置含む通行軌跡情報を作成する通行軌跡情報作成手段、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の通行人往来分析装置。
  5. 前記記憶部は、
    前記入場記録格納領域が、センサ識別情報と距離情報と時刻情報を含む入場情報を記録する、
    前記保持格納領域が、測定データと時刻情報とを保持する、
    前記出場記録格納領域が、センサ識別情報と距離情報と時刻情報を含む出場情報を記録する、
    ことを特徴にして、
    前記測定データ保持手段は、距離センサが送信する測定データを受信して、受信し測定データに時刻情報を含めて保持格納領域に保持する、
    ことを特徴にして、
    入場記録格納領域に記録された入場情報の時刻情報と、出場記録格納領域に記録された出場情報の時刻情報と、を用いて、通行速度を算出する通行速度算出手段、
    を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の通行人往来分析装置。
  6. 距離センサが、向かい側の壁までの距離の値を測定して、その測定した距離の値を含む初期距離情報を作成して初期情報格納領域に記録する初期距離記録手段、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の通行人往来分析装置。
  7. 向かい側の壁までの距離の値を含む初期距離情報と、
    距離情報とセンサ識別情報を含む測定データを送信する2個の距離センサと、
    を用いる通行人往来分析方法であって、
    前記2個の距離センサは、検査光が人間の胸板の厚さより狭い間隔でかつ通路を横切る方向に出力されるように、通路の壁に設置された通行人往来分析方法において、
    (1)2個の距離センサの距離情報と初期距離情報とを比較して、以下のステップを実行して無人状態か有人状態と判定する状態判定ステップと、
    (1−1)2個の距離センサの距離情報と初期距離情報とを比較して、2個の距離情報が、共に初期距離情報と等しい場合には無人状態と判定する無人判定ステップと、
    (1−2)少なくとも1個の距離情報が初期距離情報より短い場合には有人状態と判定する有人判定ステップと、
    (2)有人状態と無人状態の遷移を調べて、以下のステップを実行して通行人の往来を検知する往来検知ステップと、
    (2−1)無人状態から有人状態に変化した場合には、入場判定する入場判定ステップと、
    (2−2)有人状態から無人状態に変化した場合には、出場判定する出場判定ステップと、
    (2−3)入場判定したときのセンサ識別情報と、出場判定したときのセンサ識別情報と、を比較して、両者が一致すれば、引き返し方向を含む引き返し分析結果を作成し、両者が不一致であれば、入場方向と出場方向とを含む通過分析結果を作成する分析ステップと、
    を含んだ手順でなされることを特徴とする通行人往来分析方法。
  8. コンピュータに組込むことによって、コンピュータを請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の通行人往来分析装置として動作させるコンピュータプログラム。
  9. 請求項に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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