JP5367952B2 - 短時間のグレージングを伴うアルミノケイ酸リチウムガラス - Google Patents

短時間のグレージングを伴うアルミノケイ酸リチウムガラス Download PDF

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Description

本発明は、アルミノケイ酸リチウムガラスに関する。
O−Al−SiOシステムに由来するガラスを、主要な結晶相としての高い割合の石英の混晶(high−quartz mixed crystals)またはキータイト混晶を伴うガラスセラミックに変化することができると一般に知られている。
これらのガラスセラミックの鍵となる特性は、室温から約700℃までの温度範囲で、前記ガラスセラミックが極めて低い熱膨張係数α20/700(1.5×10−6未満/K)を有する。このように、これらのガラスセラミックは、望遠鏡及びビーム反射器用のウエハーステージまたはミラーサポート用の基板物質のみならず、例えば防火ガラス、暖炉のドアウインドウ、調理器具及び調理プレートのような透明な形態にも使用される。
透明なガラスセラミックについての相当数の用途において、前記基板物質は平形、例えば暖炉用ウインドウとしての、防火グレージング用の、着色したボトムコーティングを伴う調理プレート用の、及び展示用途の窓ガラスの形状、であることが要求される。ガラスセラミックの製造用の出発ガラスとして用いられる、このようなガラス融解に起因する平らなガラスの製造はたいてい、圧延により、最近では浮動(floating)によっても実行される。一方では、これらのアルミノケイ酸リチウムガラスの経済的な製造に、低融点及び低加工温度Vが好ましく、他方では、前記ガラスは、成形中に一切の失透も示してはいけない。すなわち、そこから製造される出発ガラス及びガラスセラミックの抵抗を低下させる絶縁結晶が形成されるべきではない。圧延を介した成形中に、ガラス融解の最終接触は、前記ガラスが圧延によって形成されて冷却される前に、貴金属(たいていPr/Rh)でできたデビトーズ(debiteuse)を伴う。
ガラスセラミックの産業上の製造において、第1の出発ガラスは、通常のガラス製造方法を通じて製造される。融解の際、典型的な酸化砒素及び/または酸化アンチモンは、精製剤(refining agent)として用いられる。これらの精製剤は、必須のガラスセラミック特性に適合し、結果的に融解時に優れた泡質となる。また、特に1700℃を超える高温精製と関連して、SnOは精製剤として用いられる。
融解及び精製後、前記ガラスはたいてい、圧延、注入、加圧成形または最近では浮動による加熱成形を受ける。その際、出発ガラスを調節された結晶化によって、ガラスセラミック製品へと変換する。このグレージングは、2段階の温度段階で行い、前記段階において、たいていZrO/TiOの混晶に由来する核を、まず600〜800℃の間の温度での核形成によって製造する。また、SnOを核形成中に含めることもできる。続く温度上昇の場合に、これらの核中の高い割合の石英の混晶は、800〜900℃の結晶化温度で成長する。所望であれば、その際、前記高い割合の石英の混晶もキータイトの混晶へと変換可能である。キータイトの混晶への変換を、約900〜1200℃の温度範囲内で温度上昇させつつ行う。一般に、主相としてキータイトの混晶を有するガラスセラミックは半透明か不透明であり、有色酸化物を添加することにより代替可能な白色のシェードを有する。高い割合の石英の混晶からキータイトの混晶への転移に伴い、前記ガラスセラミックの熱膨張係数が増大し、結晶の拡大に関連する光散乱によって前記ガラスセラミックの透明度は減少する。
主結晶相としての、高い割合の石英の混晶を有する透明なガラスセラミックの品質にとって、透明度及び低固有色は決定的に重要である。前記ガラスセラミックが低い光散乱(濁度)と同様、可視領域での高い光透過率も有するということを、透明度は意味する。成長中の高い割合の石英の混晶のサイズが可視光の波長領域よりも下方に位置するという効果を奏する高い核密度を通じて、前記低い光散乱が得られる。通常、前記高い割合の石英の混晶の平均結晶サイズは、20〜80nmの範囲内にある。高い核密度は、グレージングにおける十分な核形成と同様に、十分な量の核形成剤を要求する。
これらのガラスセラミックが恒常的に弱い固有色しか有さないことは不利なことであり、それ自体好ましくない。
透明なガラスセラミックプレートの固有色は様々な要因を有しうる。融解のためのバッチ処理に用いられる原料には、着色元素であるFeが不純物として含まれている。また、精製剤であるSb及びCeOの使用は低い固有色ももたらす。透明なガラスセラミックを黄褐色の固有色に着色することは、色複合への電子移動を確実なものとする程度に基づいており、前記色複合は可視光領域で吸収され、核形成に必要な成分、すなわちTiイオンが前記色複合中に含まれる。最も高頻度に吸収する色複合は、近接したFe及びTiイオンの形成であり、Fe及びTiイオンの間で電荷の輸送遷移が生じる。
Sn/Ti複合体は固有色も生成する。前記Fe/Tiの色複合は、赤茶の変色をもたらし、前記Sn/Tiの色複合は黄褐色の変色をもたらす。これらの近接した色複合の形成は、早ければ前記出発ガラスの冷却中、特に、ガラスセラミックのグレージング後半に生じる。融解の際、前記イオンは依然として均一に分散しており、高温での冷却中、及びグレージング中に、前記イオンは好ましくはクラスター状に堆積する。透明なガラスセラミックのグレージング中に、前記固有色はこのようにして、出発ガラスと比較して相当有意に強くなる。可視スペクトルの短波部での吸収により、生成する前記透明な平坦ガラス及び特に前記ガラスセラミックは、厚みとともに非常に増大する澄んだ固有色を得る。
ガラスセラミックからなるアルミノケイ酸リチウムガラスのグレージングは、たいていローラー通過窯またはトンネル窯で起こる。グレージング中のプレートの起伏を避けるため、出発ガラスのプレートの上部と下部が同時に結晶化するように、この窯が非常に擦れた温度均一性を有することが必要である。さもなければ、プロセス誘導変形が生じる。これらの高い要求及び関連するグレージング窯の高い取得コストのため、前記窯が高いスループットで働くならば、すなわち、総グレージング時間をできるだけ短くすることが経済的に有利である。だが、このことは前記ガラスセラミックへの変換において、大きな結晶についての光散乱が全く起こらない(チンダル効果)ように、前記出発ガラスは十分な量の核形成剤を有しなければならないという目的上の矛盾をもたらす。
だが、十分な核形成を確実なものにするため、最小量の核形成剤であるTiOが必要となる。なぜなら、代替の核形成剤であるZrOによる融解及び失透の場合に、この核形成剤を単に不利に置換できるからである。これは、本目的に要求されるTiO量を伴った、所望の速いグレージング時間及び短い核形成時間が、結果的に固有色を促進させることを意味する。
多大な努力がなされた結果、Fe/Ti複合体に基づくこれらの無秩序な固有色を減少し、または回避することができるようになった。
Fe量の減少はそれなりに、経済的に有効な指標である。バッチ処理における所定量のFeは常に、前記ガラスの製造に対するバッチ処理の産業上利用可能な原料を通じて、並びに前記製造及びバッチ処理の均一化に対するシステム部由来の損傷によって発達する。極めて純度の高い原料及び特殊なプラント設計基準に対するコストに基づいて、透明なガラスセラミック中で約50ppm未満のFe量を減少させることは、経済的に正当化できるものではない。正当化できるFeの減少量は、たいてい約100〜500ppm規模のオーダーである。
米国特許第4438210号明細書は、Fe/Tiの色複合を減少させる試みを開示している。ここで、低い固有色を有する透明なガラスセラミックが得られ、前記ガラスセラミックは、原則として構成要素であるMgOを除くことにより、2〜6重量%のTiO、及び核形成剤として0〜2重量%のZrO、及び不純物として約0.1重量%以下のFeを含む。
特開2003−023237号公報は、固有色のない透明なガラスセラミックの製造を開示している。これらのガラスセラミックは、核形成剤としてTiOを添加することを避け、ZrO/SnOによる混合した核形成に基づく。この目的に必要なSnO量は、1重量%を超える。だが、これらの高いSnO量の場合には、前記ガラスの失透抵抗が低下する。成形領域において、加工温度Vが10Pas辺りの粘度の場合、無秩序なSn含有結晶相は完全に結晶化する。そうなると、生成する前記ガラス及び前記ガラスセラミックの強度が信頼性のない程度にまで低下することとなる。また、高いSnO量は、貴金属成分、例えばスターラー及び電極に関するガラス融解の作用についての強力な用途をもたらすことが示される。結果として、前記貴金属成分の耐用年数は短くなる。
特開2005−193985号公報には、好ましくは防火グレージングでの用途に対して、TiOをも含まないガラスセラミックが記載されており、また、Feイオンによって生成される固有色に染色するために、前記ガラスセラミックは0.2〜1重量%の量でNdを添加している。前記ガラスセラミックを3〜7重量%のZrOで成長させる。だが、これらの高いZrO量とともに、前記ガラスの失透抵抗は、加工温度Vの辺りの粘度で成形領域において低下する。前記失透抵抗は、ZrO(バデレアイト)を絶縁結晶相として完全に結晶化させる。
米国特許第4093468号明細書は、Fe/Tiの色複合によって生成される色相(color hue)の染色に対するNdの使用について開示している。上記特許明細書より、0.5〜6重量%の量でTiO2を核形成剤として含み、汚染によるFeの量が500ppm以下であり、0.03から0.75重量%のNdの添加により染色する、ほとんど固有色のない透明なガラスセラミックは公知である。上記特許明細書は、Co,Se,Cu,Cr,Mn,Ni及びVのような従来の染色剤とは対照的に、NdはFe/Tiの色複合により生成する色相を中性にするのに特に十分適していることを開示している。
しかし、上記特許文献は、核形成剤を最適化することによる短時間のグレージング内での高い透明度、すなわち低い濁度及び高い光透過率を得る方法については、何らの指摘もしていない。上記特許の例は、不利な核形成剤の組み合わせを含み、従って、TiO量は高く、または核形成剤濃度はあまりに低すぎる。アルカリであるNaO及びKOの欠陥的使用のために、更に前記ガラスは不十分な失透抵抗を有する。Fe/Tiの色複合の形成に関する精製剤の影響について何らの評価もなされていない。
従来の、好ましくない天然の色相の染色についての原理は、光のより強い吸収をもたらし、従って前記光透過率を減少させる。既存の吸収バンドが前記染色剤の補完的な吸収バンドと中性になるため、全体的には、光透過率が減少する。
別の問題は、前記ガラスセラミックのリサイクル中に発展する。スクラップガラス、例えばコンテナガラスだけでなく平坦ガラスも、かなりの程度まで回収され、カレットの形態でリサイクルに回されるという公知の事実がある。ガラスセラミックもこれらのカレットにされ、このことが問題をもたらしている。なぜなら、LiO−Al−SiOのガラスシステムからなる組成は、より高い融点を有し、従って、再融解中の石灰−ナトリウムのガラス及びそれらの成形に関して非常に無秩序な効果を奏する。くずのカレットのリサイクル分野において、光学的方法がますます利用されており、前記方法は、それぞれ異なる吸収バンドに基づいてカレットを分離するものである。
本発明の目的は、アルミノケイ酸リチウムガラスを見出すことであり、
アルミノケイ酸リチウムガラスは、2.5時間未満のグレージング時間で、一般的な結晶相として高い割合の石英の混晶を有するガラスセラミックへと変換することができ、
前記ガラスセラミックは、中間色及び優れた透明度を有し、
前記ガラスセラミックは、極めて低い濁度を有し、そして、
前記ガラスセラミックは、光学特性のために、光学カレットの選別設備で確実に認識でき、用いられるガラスカレットから分離可能であり、
本目的は、特許請求の範囲の請求項1に記載のアルミノケイ酸リチウムガラスによって達成される。
本発明は、2.5時間未満、好ましくは100分未満という短時間のグレージングで一般的な結晶相のような高い割合の石英の混晶を伴う透明なガラスセラミックに変化可能であり、この場合に、視覚的に無秩序な光散乱(濁度)または固有色のないアルミノケイ酸リチウムガラスに関する。
核形成成分であるTiO、ZrO及びSnOの量は、比較的狭い制限範囲内に維持されねばならない。しかし、この場合に、これらの成分の最小量は、2.5時間未満、好ましくは前記核形成中の100分未満という所望の短時間のグレージングの際に、高密度で核を形成するのに必要であり、その結果、高い割合の石英の混晶の成長後、透明なガラスセラミックを濁りなく製造することができる。高い核密度とともに、前記高い割合の石英の混晶の平均結晶サイズを80nm未満の値にまで制限し、これにより無秩序な光散乱を避ける。効果的な核形成に対して、TiO及びZrOの最小量が必要となる。
前記濁り(英語で言うとヘイズ(haze))は、1%未満、好ましくは0.5%未満(両面上に研磨面を有する3.6mm厚のプレートで測定)でありうる。ASTM D 1003によれば、濁度は、率で言えば透過光線の割合であり、平均で照射光ビームから2.5°超も逸脱する。
要求される迅速なグレージング、及びこの目的に対して要求される短時間のグレージングは、ある状態が維持されるならば、前記核形成剤ZrO、TiO及びSnOを用いて達成することができるということを本発明者らは見出した。SnO及びTiO(重量%中)の前記核形成作用はほとんど同じであり、従って、これら2つの成分は一緒に考えることができる。ZrO(重量%中)の前記核形成作用は、明らかにより優れたものである。このようにして、前記核形成剤ZrO及び(TiO+SnO)の組み合わせは、対応する図(図1)において直線上にあり、そのような組み合わせを同一の核形成作用で生産できる。本発明による短時間のグレージングでのわずかな濁度に対しては、前記核形成剤の最小量に対するより低い境界線を形成する。
前記核形成剤(重量%中)の好ましい最小量に対しては、下記式を適用する。
しかし、過剰な核形成剤量は、既に示したように、成形中の失透の挙動の低下につながる。失透温度(OEG)の上限が前記加工温度Vを下回ることを確実なものとするためには、核形成剤量(重量%中)の上限が前記状態に従わねばならない。
前記上限もまた、図1に示されている。
要約すると、その関係は以下のように表される。
しかし、前記TiO及びSnO量の合計が2.7重量%を超えることはない。なぜならこれらの成分は、前記固有色に対するFe/Ti及びSn/Tiの色複合の構成中に含まれるためである。
優れた失透抵抗に対する要求から、更なる制限を設定する。
SnOの量は、4重量%を超えることはない。なぜなら、もし超えるとすると、加工点V付近での成形の場合に、Sn含有結晶相の形態で好ましくない失透をもたらすからである。同等物はZrOの量についても当てはまり、前記同等物中で2.5重量%未満の上限を維持でき、その結果、ZrO含有の結晶相(バデレアイト)の形態における失透は起こらない。このことは、加工温度Vを下回る前記失透の上限によって表される。これらの状態にあれば、前記核形成剤量の許容範囲は、図(図1)で定義することができる。ZrOに対して1.3重量%の最小量、及びΣSnO+TiOに対して1.3重量%の最小量が、1%未満という低濁度(ヘイズ)を確保するのに必要である。
本発明のアルミノケイ酸リチウムガラス、及びそれから製造する透明なガラスセラミックにおいて、Fe/Ti及び/またはSn/Tiの色複合に基づく前記無秩序な固有色は、50〜4000ppmの量のNdの添加により減少する。Ndが50ppmを下回ると、前記作用はもはや信頼性を失い、4000ppmを超えると、前記ガラスの透過率が(過剰なFe量のために)低下し、またはNdイオンの固有色が混乱する。100〜4000ppm及び特に200〜3000ppmの量のNdが好ましい。2000ppm未満というN量に対する上限が特に好ましい。本発明によれば、Ndの量が、透明の平坦ガラス、及び染色によりそれから生成する透明なガラスセラミックの固有色の減少という目標に達するのに必要である。
更に、Ndは、本発明の平坦ガラス、及びそれから生成する前記ガラスセラミックを明確に標識し、並びにリサイクル性を向上させるために用いられる。
Ndの添加には、Fe/Tiによって特に容易に赤茶の着色成分である本成分の影響を弱め、またはSn/Ti複合体によって特に容易に黄褐色の着色成分である本成分の影響を弱めるという利点がある。様々な色システム、例えばCIEの色システムまたはCIELAB(要するに研究室)の色システムで測定される色点は、Ndによって無彩色点の方に容易にシフトする。更に、周期律表の4f族由来の着色イオンとして、Ndは、非常に多くの特性吸収帯を有し、明瞭な標識を可能にする。前記透明なガラスセラミックへの変換において、これらの吸収線はほんのわずかに変化する。
前記ガラス、またはそれから生成する前記透明なガラスセラミックの標識をこのように、産業上利用可能なスペクトロメーターを用いて非常に簡易に検出できる。これにより、オリジナル製品の生産者が製品を認識することが可能となり、また、損傷または損失の点で、製造物責任に関する簡易化した指示も確保する。さもなければ、様々な生産者による透明なガラスセラミックの識別は、いくつかの特別な研究室においてのみ利用可能な、拡張した解析の測定手法を介してのみ可能となる。
Ndに対する特性吸収線により、石灰ソーダガラスからなる古いカレットのリサイクルの間の調製プロセスにおいて、検出も分離も可能となる。標識に対するNdの添加は、前記特性吸収線、及び赤外線中に蛍光を発するという前記特性吸収線の特性があるために、特に有利となる。上述した特性のために、カレットが調製プロセスへ取り込まれないように、また、再融解しないようにすることが可能となる。前記カレットは、低固有色のために、例えば低融解の石灰ソーダガラスに由来する通常の窓ガラスと容易に混同しうる透明なガラスセラミックに由来する。非融解の残留物(レムナント)が石灰ソーダガラスの融点に比して高融点のアルミノケイ酸リチウムガラス(及びガラスセラミック)によって形成されるという点に危険が存在する。最も有利なケースでは、上記の危険が石灰ソーダガラスの産物中に依然として視覚的に認識できる残留物をもたらし、最も不利なケースでは、上記の危険が、成形プロセスの際にチャンネル及びノズルを詰まらせ、そのため、石灰ソーダガラスの製造の全体的な失敗をもたらす。
本発明のアルミノケイ酸リチウムガラスは、400ppm未満、好ましくは200ppm未満のFeを含みうる。Feの含量が多くなるほど、染色剤Ndの含量さえも、色相Fe/Tiを中性にするためにより多く要求されるという効果を有する。このことは、より低い光透過率及び視覚的に観察可能なグレーの色合いをもたらす。Feの含量は、経済的に正当な程度まで最小化することができ、バッチ生産の場合のFeを含まない原料の高コストのため、約50ppmよりも少ない含量はもはや経済的であるとは言えない。
50ppmまでの総量でCoOをNd添加剤に添加することは、前記透明なガラスセラミックの色点を無彩色点の方へとより正確に調節するのに有利である。前記Nd添加剤自体は、前記色点を無彩色点の方へ正確にシフトさせず、結果的にわずかな正確性が有利となりうる。1〜50ppmの多量のCoOが好ましい。しかし、好ましくは、40ppm、特に30ppmというCoOにとっての上限を上回らないことである。色部位(color site)の優れた正確性に対して、他の染色剤、例えばCr、Ni、V、Cu、Mn及びCeを添加することも可能である。総量は100ppmを超えるべきではない。
酸化物LiO、Al及びSiOは、請求項に示された好ましい限定中で必要となる、高い割合の石英及び/またはキータイトの混合結晶相の成分である。最小量3重量%のLiOが通常必要であるが、製造プロセス中の、4.5重量%より多い量のLiOは、しばしば好ましくない失透をもたらす。3.2〜4.3重量%のLiO量は、特に良い結果となる。
ガラスの高粘度を避け、成形中に生じるムライトの好ましくない失透に対する傾向を抑えるために、19重量%という好ましい最小量の場合には、Al量を好ましくは最大値25重量%、特に24重量%まで制限する。SiO量は多くても69重量%、特に68重量%であることが好ましい。なぜならSiOという成分は、前記ガラスの粘度を非常に増大させるからである。従って、より多くの量のSiOは前記ガラスの融解、及び成形中の熱応力に関して不利である。好ましくは、SiOの最小量は55重量%、特に60重量%である。
MgO、ZnO及びPは、追加の成分として前記結晶相中に組み込むことができる。グレージング中のZnスピネルのような好ましくない結晶相を形成するという問題があるために、ZnO含量は多くても2.5重量%、好ましくは多くても2.0重量%の値に制限される。MgO量は多くても2.0重量%、好ましくは1.5重量%以下に制限される。なぜなら、そのように制限されないと、MgOは、前記ガラスセラミックの膨張率を不確かに増大させるからである。低固有色に対して、0.8重量%未満、特に0.6重量%未満のMgO量が有利である。MgOの最小量である0.1重量%が通常要求され、その結果、前記ガラスセラミックの熱膨張が0.3×10−6/Kを下回る負の値まで低下する。
アルカリであるNaO及びKOを、Bと同様、アルカリ土類であるCaO、SrO及びBaOに添加すると、成形中の前記ガラスの融解能及び失透挙動が向上する。しかし、上記成分は原則として、前記ガラスセラミックの余剰ガラス相に留まり、不確かなやり方で熱膨張を増大させるので、含量は制限されなければならない。また、含量がより多いと、前記ガラスの前記ガラスセラミックへの変換において結晶化挙動を損ない、前記ガラスセラミックの温度抵抗に関して不利な効果を有しうる。アルカリであるNaO+KOの合計は、少なくとも0.2重量%であり、好ましくは少なくとも0.3重量%である。Pの添加は3重量%以下であればよく、好ましくは1.5重量%に制限される。Pの添加は前記失透抵抗にとって有利であるが、含量が高いほど酸抵抗に関する不利な効果を奏する。
本発明のガラスを、LiO―Al−SiOシステムに由来するガラスにとっては一般的な精製剤である酸化砒素及び/または酸化アンチモンを用いて精製する。また、SnOを、特に1700℃を超える高温精製に関連して、0.3重量%以下の量で代替として、及び/または 組み合わせて添加することもできる。他の精製添加剤、例えばCeO、硫酸化合物、塩素化合物及びフッ化化合物を前記ガラス融解物に添加することもできる。前記精製剤及び添加剤の合計量は2重量%を超えない。
本発明のガラスの水分含量は、たいてい0.015mol/lと0.06mol/lとの間であり、バッチ生産についての前記原料の選択、及び融解物のプロセス状態による。これは、0.16〜0.64mm−1のβOH値に相当する。
本発明のガラスは、好ましくは以下のような(酸化物に基づく重量%中の)組成を有する。
LiO:3.0〜4.5、NaO:0〜1.5、KO:0〜1.5、ΣNaO+KO:0.2〜2.0、MgO:0〜2.0、CaO:0〜1.5、SrO:0〜1.5、BaO:0〜2.5、ZnO:0〜2.5、B:0〜1.0、Al:19〜25、SiO:55〜69、TiO:1.4〜2.7、ZrO:1.3〜2.5、SnO:0〜0.4、ΣSnO+TiO<2.7、P:0〜3.0、Nd:100〜4000ppm、CoO:0〜40ppm。
選択的にAs、Sb及びCeOのような化学精製剤を添加し、選択的に別の精製添加剤、例えば硫酸化合物、塩素化合物及びフッ化化合物を2重量%以下の総量で添加してもよい。本データにおいて、Nd量は酸化物ベース(Nd)に変換してあり、そこで、バッチ製造中のNd添加剤のタイプは指示酸化物に制限されることはなく、むしろ、いかなるNd化合物を添加することも可能である。
本発明の特に好ましい実施形態では、前記ガラスは酸化物ベースの重量%で以下の組成を有する。
LiO:3.2〜4.3、NaO:0.2〜1.0、KO:0〜0.8、ΣNaO+KO:0.3〜1.5、MgO:0.1〜1.5、CaO:0〜1.0、SrO:0〜1.0、BaO:0〜2.5、ZnO:0〜2.0、Al:19〜24、SiO:60〜68、TiO:1.4〜2.7、ZrO:1.3〜2.2、SnO:0〜0.3、ΣSnO+TiO:<2.7、P:0〜1.5、Nd:200〜3000ppm、CoO:0〜30ppm。
選択的にAs、Sb及びCeOのような化学精製剤、並びに硫酸化合物、塩素化合物及びフッ化化合物のような精製添加剤を、1.5重量%以下の総量で添加してもよい。
(0.1mmより大きな泡のサイズと比べて、)5泡未満/kgという多くの泡数を有するガラスの優れた泡質は、所望であるならば、As、Sb及び/またはSnOという低精製剤量の場合には、前記化学精製を、1700℃を超える高温精製と組み合わせることが必要となりうる。
前記固有色にとって、前記ガラスセラミックのプレートがAsを精製剤として含み、また、選択的に、1重量%以下の総量で硫酸、塩素及びフッ化化合物のような更なる精製添加剤を伴うならば特に有利であり、前記ガラスセラミックのプレートが前記精製剤であるSb及びSnOを含まず単純であっても特に有利である。
0.1〜0.4重量%のSnOを、1700℃を超える高温精製と組み合わせて精製剤として用いることにより、環境問題の点から不利である精製剤As及びSbを除去することができ、優れた泡質を有する失透−安定出発ガラス(OEG<V)を得ることができる。しかし、SnはTiを伴って着色のSn/Ti複合体を形成するので、0.1〜0.3重量%のSnOが精製には好ましい。
本発明のアルミノケイ酸リチウムガラスは、通常、前記ガラスの融解能を向上させ、成形中の前記システムの構成要素についての熱応力を制限するために、1350℃未満の加工温度Vを有することを特徴とする。この場合には、失透温度OEGの上限は、加工温度Vを下回る。
主結晶相として高い割合の石英の混晶を有する前記透明なガラスセラミックへの変換後に、前記熱膨張係数α20/700は、0.5×10−6/K以下だけゼロ膨張から逸脱しうる。前記逸脱は、好ましくは0.3×10−6/K未満である。低熱膨張係数であれば、前記ガラスセラミックの高温差抵抗が得られる。本発明の好ましい実施形態は、低濁度に加えて、低固有色及び高光透過率も提供することにある。その後、前記透明なガラスセラミックは、(厚さ3.6mmを伴い、)1%未満、好ましくは0.5%未満のヘイズ値を有する濁度を有し、これは、C<3.5のCIELAB色システムにおける多様な色を介して、及び80%超、好ましくは85%超の光透過率(輝度)Yを介して、4mm厚での透過におけるものである。この組み合わせの特性は、本発明による互いに適合した低Fe量であれば可能となる。核形成剤TiO、SnO及びZrOの詳細に規定された量と組み合わせて、染色剤Ndの含量を2000ppm未満に制限し、CoOを20ppm未満に制限する。
本発明のアルミノケイ酸リチウムガラスは、約900℃と1200℃との間の温度で更なる温度処理をすることによって、キータイト混合結晶含有ガラスセラミックに変換できる。このタイプのガラスセラミックはより高い温度抵抗を有するが、室温と700℃との間で1.5×10−6未満/Kとなりうる熱膨張係数の増大を犠牲にしている。変換に付随する結晶成長のために、半透明から不透明−白色の外観まで有している。濁度は通常、ヘイズ値が50%を上回る。
前記アルミノケイ酸リチウムガラスからグレージングによって製造される、高い割合の石英の混晶を有する透明無色のガラスセラミックは、防火ガラス、暖炉のドアウインドウ、オーブンのドアウインドウとして、特に熱分解オーブン用に使用され、高出力光をカバーする。光吸収ボトムコーティングを利用することにより、要求される光透過率を有する着色調理プレートを、前記透明なガラスセラミックから製造できる。主結晶相としての、キータイト混晶を有するガラスセラミックへの変換後に、半透明または不透明形態のうち、後者は、好ましくは電子レンジにおける調理プレートまたはカバーパネルとして用いられる。
本発明は、下の例を一助とすれば、より明確になる。
いくつかの実施形態では、前記アルミノケイ酸リチウムガラスの組成及び特性が表1に引用されている。本ケースにおいて、ガラス1〜8は本発明のガラスであり、ガラス9及び10は本発明の範囲外である比較ガラスである。前記比較ガラスNo.10は、米国特許第4093468号明細書(例B)のものを参考にした。
表1は、本発明の出発ガラスNos.1〜8、並びに比較例としての出発ガラス9及び10の組成を示す。
表1では、ガラス状態、例えば密度のみならず、転移温度Tg、加工温度V、失透上限OEG、室温と300℃との間の熱膨張の特性も引用している。比較、特に核形成剤量に基づき、失透上限は加工温度Vを下回っている。表1では、前記原料の混入物質によって生成したFeの含量が組成中に挙げられている。前記ガラスの水分含量は0.03〜0.05mol/lであり、βOH値0.32〜0.53mm−1に相当する。
表1の出発ガラスを、ガラス産業では一般的な、約1620℃の温度で前記原料から融解し、プレーンした。焼結したシリカガラスからなるるつぼ中で融解後、融解物を、内側がシリカガラスからなるPt/Rhのるつぼ中に注ぎ、攪拌しながら1550℃で30分間ホモジナイズした。1640℃で2時間維持した後、約140×100×30mmサイズの鋳物を焼きなまし炉に注ぎ、初発温度約660℃から室温まで冷却した。鋳物を検査用及びグレージング用に要求されるサイズに分割した。
出発ガラスのグレージングを、以下の温度/時間のプログラムで実行した。
1.グレージングプログラム1(総時間147分)
室温から790℃まで、50分以内の加熱、
790℃でのホールド時間30分、
790℃から900℃まで、30分以内の加熱、
900℃でのホールド時間7分、
900℃から750℃まで、30分以内の冷却、
室温まで、急速冷却。
2.グレージングプログラム2(総時間96分)
室温から790℃まで、38分以内の加熱、
790℃でのホールド時間14分、
790℃から910℃まで24分間、
910℃でのホールド時間10分、
910℃から800℃まで、10分以内の冷却、
室温まで、急速冷却。
3.グレージングプログラム3(キータイト混晶ガラスセラミックの製造)
室温から790℃まで、33分以内の加熱、
790℃でのホールド時間30分、
790℃から最高温度Tmaxまで、32分以内での更なる加熱、
maxでのホールド時間7分、
室温まで、急速冷却。
表2及び3は、一般的な結晶相としての、高い割合の石英の混晶を有する透明なガラスセラミックの特性を示しており、前記ガラスセラミックは、グレージングプログラム1または2を利用して製造したものである。例9及び10または19及び20は、本発明の範囲外にある、比較セラミックである。4mmの厚さ及び2°の標準光Cを有する磨き板上で透過測定を行った。CIELABシステムにおける色座標L、a、bに加えて、CIEシステムにおける色座標x及びyが挙げられる。本発明のガラスセラミックは無秩序な固有色を減少させるためのNd原料及び選択的に更にCoについての有利な作用を確証する。また、Standard ASTM 1925/70(77、85)の黄色指数は、多様な色Cと同様、前記固有色の指標である。高い値の光透過率(輝度)Yも得られる。両側を磨いた3.6mm厚プレート上で標準光Cを用いて、及びヘイズ値に特徴がある、BYK−ガードナー社の商用の測定装置「ヘイズ−ガードプラス」を用いて、濁度を測定した。
総時間147分及び96分を要する前記グレージングプログラムを用いて、前記核形成剤の選択によって低度の濁度(ヘイズ値)が得られる。
前記グレージングプログラム1について、前記ガラスセラミックの追加の属性値、例えば1600nmでの赤外線透過、20℃と700℃との間の熱膨張、密度、及びX線回折により測定される主結晶相の相含有量は、主要な結晶サイズのみならず高い割合の石英の混晶からなり、表2に示している。
更に、グレージングプログラム3を利用したいくつかの例では、一般的な結晶相としての、キータイト混晶を有する半透明のガラスセラミックに変換し、相含有量や結晶サイズのみならずガラスセラミックの特性をも決定した(表4)。製造時の最大温度Tmaxを上記表に示す。光透過率Y及び1600nmでのIR透過率を3.6mm厚プレート上で測定した。明度L、a及びbを、3.6mm厚の磨き板上でMercury2000測定装置(Datacolor社、ローレンスビル、米国)、2°の標準光Cを用いて、規約反射率(入射光)により決定した。前記例のヘイズ値(磨き板、3.6mm厚)は90%を超える。
図1は、本発明のガラスセラミック及び指示制限内の比較セラミック(出発ガラス9、10)の核形成剤の濃度のプロットを示す。
図2は、例8の本発明のガラスセラミック及び例9の比較ガラスセラミックの透過スペクトルを示す。比較例(例9)は、高い黄色指数に関連する無秩序な着色及び多様な色Cを示す。本発明のガラスセラミックは、Ndイオンの特性吸収帯を示し、前記特性吸収帯は、本発明のガラスセラミックプレートの標識に極めて十分に適合している。更に、Ndの添加は、Ndイオンの吸収帯及び赤外蛍光に基づく光学的なカレット分離方法によって、前記ガラスセラミックのリサイクル性を単純化する。
図3は、CIELABシステムにおける、本発明のガラスセラミック11〜18の色座標及び例19の比較ガラスセラミックを示す。例20の比較ガラスセラミックは、高い濁度(乳白色の外観)のために、有効に分類することができない。
図1は、本発明のガラス及び核形成剤の好ましい限界を有する比較ガラス9及び10(表1を参照)についての核形成剤の濃度に関する。 図2は、本発明の例8のガラスセラミック及び例9の比較セラミックの透過スペクトル(4mm厚さ)に関する。 図3は、前記ガラスセラミックの色座標、CIELABシステム(表3)における本発明の例11〜18及び例19の比較ガラスセラミック(透過、4mm厚さ、標準光C,2°)に関する。

Claims (8)

  1. 2.5時間未満のグレージング時間で、一般的な結晶相としての高い割合の石英の混晶を有する透明なガラスセラミックへ変換可能であり、ASTM D 1003での測定による1%未満の濁度を有し、中間色シェードを有し、下記の酸化物に基づく重量%単位での含量を有し、ただしCeO2、Eu23、Sm23およびDy23を除き、任意に、As 2 3 およびSb 2 3 のような化学精製剤、並びに硫酸化合物、塩素化合物及びフッ化化合物のような精製添加剤を2.0重量%以下の総量で添加されてなる、アルミノケイ酸リチウムガラス:
    Li 2 O:3.0〜4.5、Na 2 O:0〜1.5、K 2 O:0〜1.5、ΣNa 2 O+K 2 O:0.2〜2.0、MgO:0〜2.0、CaO:0〜1.5、SrO:0〜1.5、BaO:0〜2.5、ZnO:0〜2.5、B 2 3 :0〜1.0、Al 2 3 :19〜25、SiO 2 :55〜69、TiO 2 :1.4〜2.7、ZrO2:1.3〜2.5、SnO2:0〜0.4、ΣSnO2+TiO22.7未満、P 2 5 :0〜3.0、ΣZrO2+0.87(TiO2+SnO2):3.65〜4.3、Fe23:0.04以下、Nd230.01〜0.4、CoO:0〜0.004
  2. 下記の酸化物に基づく重量%単位での含量を有することを特徴とし、任意に、As23およびSb23のような化学精製剤、並びに硫酸化合物、塩素化合物及びフッ化化合物のような精製添加剤を1.5重量%以下の総量で添加されてなる、請求項に記載のアルミノケイ酸リチウムガラス:
    Li2O:3.2〜4.3、Na2O:0.2〜1.0、K2O:0〜0.8、ΣNa2O+K2O:0.3〜1.5、MgO:0.1〜1.5、CaO:0〜1.0、SrO:0〜1.0、BaO:0〜2.5、ZnO:0〜2.0、Al23:19〜24、SiO2:60〜68、TiO2:1.4〜2.7、ZrO2:1.3〜2.2、SnO2:0〜0.3、ΣSnO2+TiO2:2.7未満、P25:0〜1.5、Nd23:0.02〜0.3、CoO:0〜0.003。
  3. MgO含量が0.8重量%未満であることを特徴とする、請求項1または2に記載のアルミノケイ酸リチウムガラス。
  4. MgO含量が0.6重量%未満であることを特徴とする、請求項3に記載のアルミノケイ酸リチウムガラス。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成を有するアルミノケイ酸リチウムガラスから変換される、ガラスセラミック。
  6. Nd23の含量が2000ppm未満であり、CoOの含量が20ppm未満であり、熱膨張係数α20/700が0±0.5×10-6/Kであり4mm厚さでの光透過率が80%を上回り、CIELABの色システムにおける多様な色C*が3.5未満である、請求項1〜のいずれか1項に記載の組成を有するアルミノケイ酸リチウムガラスから変換される、透明なガラスセラミック。
  7. 熱膨張係数α20/700が0±0.3×10 -6 /Kである、請求項6に記載のガラスセラミック。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の組成を有するアルミノケイ酸リチウムガラスから変換される前記透明なガラスセラミックの、防火ガラス、暖炉のドアウインドウ、オーブンのドアウインドウ、ボトムコーティングを有する調理プレート、及び照明領域におけるカバーとしての使用。
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