JP5365622B2 - 通信装置、仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置、通信システム、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信装置、仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置、通信システム、通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置、通信システム、通信方法及びプログラムに関する。
装置と装置の間で通信する際には、通信先の装置や通信元の装置を識別するために通信識別子を用いる。
近年では、通信元の装置が通信先の装置と通信を行う際に、通信元の装置の通信識別子を通信先の装置に判別できてしまうことを防ぐために、通信元の装置の通信識別子として、永久的に使われる通信識別子ではなく、一時的に使われる通信識別子を使うという手法がとられるようになってきている。
この一時的に使われる通信識別子を、仮名通信識別子といい、永久的に使われる識別子を実名通信識別子と呼ぶ。
このような仮名通信識別子を用いた通信方法の一例を開示した先行技術文献としては、例えば、非特許文献1がある。
非特許文献1には、GRUU(Globally Routable User Agent URIs)を使ってSIP(Session Initiation Protocol)をつかった通信を行う技術が開示されている。
SIPでは、通信識別子としてSIP-URIという実名通信識別子を用いるが、GRUUには、Temporary GRUUという、一時的に利用できる識別子が存在する。
このTemporary GRUUは仮名通信識別子として利用できる。
Temporary GRUUを使うと、例えば、通信元の装置は通信先の装置を指し示すTemporary GRUUを使って、通信先の装置と通信を行うことができる。
つまり、通信元の装置は、通信先の装置のSIP-URIという実名通信識別子を知らなくてもTemporary GRUUという仮名通信識別子をつかって、通信先の装置と通信を行うことができる。
また、仮名通信識別子には、関係判別不可能な仮名通信識別子と、関係判別可能な仮名通信識別子の2種類がある。
関係判別不可能な仮名通信識別子とは、通信先の装置から見て、複数の仮名通信識別子が同一の通信元の装置を指し示していることが判らない通信識別子である。例えば、同一の通信先の装置に対してアクセス毎に異なる仮名通信識別子を用いることにより、関係判別不可能な仮名通信識別子を実現できる。
その適用例としては、例えば、ある通信元の装置が、あるWebサイトで商品を購入する場合に、商品購入毎に別々の関係判別不可能な仮名通信識別子を使うことにより、その通信元の装置が今までにどのような商品を購入したのかという商品購入履歴を保存されることを防止することが挙げられる。
つまり、通信元の装置が、例えば自分の商品購入履歴を保存されたくない場合は、関係判別不可能な仮名通信識別子を利用すれば良い。
それに対し、関係判別可能な仮名通信識別子とは、通信先の装置から見て、複数の仮名通信識別子が同一の通信元の装置を指し示していることが判かる通信識別子である。
例えば、ある通信元の装置が、関係判別可能な仮名通信識別子を使ってあるWebサイトで商品を購入する場合、商品の購入で毎回同じ仮名通信識別子を使っても、その仮名通信識別子を用いた通信元の装置を特定できる。
そのため、Webサイトでは、その通信元の装置からの商品購入履歴を使って、通信元の装置の好みを分析し、通信元の装置の好みにあった商品の推薦などが可能になる。よって、通信元の装置にとっても、そのWebサイトの利便性を向上することができる。
つまり、通信元の装置が自分の商品購入履歴を保存されてもよく、商品購入履歴から、自分の好みにあった商品を推薦してほしい場合などは、関係判別可能な仮名通信識別子を利用すれば良い。
これらのことから、仮名通信識別子を関係判別可能にするか、関係判別不可能にするかは、通信毎に適宜に選択すると良い。
J. Rosenberg著「Obtaining and Using Globally Routable User Agent (UA) URIs (GRUU) in the Session Initiation Protocol (SIP)」、Internet Engineering Task Force Internet-Draft、draft-ietf-sip-gruu-15、2007年10月11日、http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-sip-gruu-15.txt
しかしながら、仮名通信識別子を用いる通信には、以下の課題があった。
第1の課題は、各通信レイヤにおいて、関係判別可能な仮名通信識別子と関係判別不可能な仮名通信識別子との不整合によって、通信元の装置が一意に識別できてしまい、通信元の装置の行動がトレースされるという問題である。これは、例えば、通信元の装置が通信先の装置と仮名通信識別子で通信を行っている際に、上位レイヤの通信元の装置の仮名通信識別子が関係判別不可能であるにも関わらず、下位レイヤの通信元の装置の仮名通信識別子が関係判別可能であると、下位レイヤの関係判別可能な仮名通信識別子によって、通信先の装置は通信元の装置を一意に識別できてしまう。そのため、通信元の装置の行動がトレースできてしまい、関係判別不可能な仮名通信識別子を利用している意味が無くなる。この問題を防ぐために、各通信レイヤにおいて仮名通信識別子の関係判別可能性を矛盾なく選択する必要がある。
第2の課題は、下位の通信レイヤの仮名通信識別子が変化することにより、通信元の装置の情報を推測できてしまうという問題である。例えば、通信元の装置が携帯端末である場合、その携帯端末を持った利用者が移動し、携帯端末がローミングをした場合を考える。この時、携帯端末のIPアドレスなどの通信識別子が変化する。そのため、通信先の装置は、通信元の装置の通信識別子が変化したことから、通信元の装置が移動している可能性が高いと推測できる。このように下位の通信レイヤの仮名通信識別子の変化により、通信元の装置の情報を推測できてしまう可能性があるため、下位の通信レイヤの仮名通信識別子の変化を通信先の装置からは見えないようにすることが望まれる。
上記のような問題点に鑑み、本発明の第1の目的は、各通信レイヤにおいて、関係判別可能な仮名通信識別子と関係判別不可能な仮名通信識別子との不整合がおこらないように仮名通信識別子の関係判別可能性を決定することが可能な通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、下位の通信レイヤの仮名通信識別子が変化することにより、通信元の装置の情報を推測できてしまうことを防ぐことが可能な通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の通信装置は、複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信手段と、前記通信手段により前記通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する関係判別可能性決定手段と、を備え、前記関係判別可能性決定手段は、前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定し、前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴としている。
本発明の仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置は、複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信装置が行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する関係判別可能性決定手段と、決定した関係判別性可能性を前記通信装置に通知する通知手段と、を備え、前記関係判別可能性決定手段は、前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定し、前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴としている。
本発明の通信システムは、通信装置と、前記通信装置の通信相手となる通信先装置と、を備え、前記通信装置は、複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信手段と、前記通信手段により前記通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する関係判別可能性決定手段と、を備え、前記関係判別可能性決定手段は、前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定し、前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴としている。
本発明の通信方法は、複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信手段により前記通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する第1の過程を備え、前記第1の過程は、前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定する第2の過程と、前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定する第3の過程と、を含むことを特徴としている。
本発明のプログラムは、複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信手段により前記通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する第1の処理であって、前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定する処理と、前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定する処理と、を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明によれば、各通信レイヤの仮名通信識別子の不整合により通信元装置を一意に識別されてしまうという問題点を解決することができる。
第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信元装置(通信装置)の構成を示すブロック図である。 通信レイヤ情報の一例を示す図である。 関係判別性判断ルールの一例を示す図である。 第1の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信元装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る通信元装置の構成を示すブロック図である。 通信種類レイヤ情報の一例を示す図である。 第3の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る通信元装置の構成を示すブロック図である。 通信先レイヤ情報の一例を示す図である。 第4の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る通信元装置の構成を示すブロック図である。 関係判別性判断ルールの一例を示す図である。 第5の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。 第5の実施形態の場合の通信元装置の動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
2 制御部(関係判別可能性決定手段、要仮名化通信レイヤ認識手段、移動予定認識手段、仮名通信識別子生成手段、関係判別可能性問い合わせ手段)
4 通信部(通信手段)
5 記憶部
9 通信レイヤ情報記憶領域(通信レイヤ情報記憶手段)
10 関係判別可能性判断ルール記憶領域(関係判別性判断ルール記憶手段)
11 IPアドレス設定記憶領域
12 SIP−URI設定記憶領域
13 IPレイヤ中継装置設定記憶領域
14 通信種類レイヤ情報記憶領域(通信種類レイヤ情報記憶手段)
15 通信先レイヤ情報記憶領域(通信先レイヤ情報記憶手段)
16 移動可能性情報記憶領域(移動予定情報記憶手段)
200 通信元装置(通信装置)
401 通信先装置
501 IPレイヤ中継装置(中継装置)
502 IPレイヤ中継装置(中継装置)
503 IPレイヤ中継装置(中継装置)
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態では、通信元の装置が通信先の装置と、仮名でSIPを使った電話通信を行う例を説明する。
SIPを使った電話通信では、SIPレイヤの通信とIPレイヤ(IP:Internet protocol)の通信が存在する。
SIPを使った電話通信では、先ず、上位の通信レイヤであるSIPレイヤにおいて通信を行い、通信元の装置と通信先の装置のIPレイヤの通信識別子であるIPアドレスなどのIPレイヤの通信を行う際に必要な情報を交換する。その後、下位の通信レイヤであるIPレイヤにおいて通信元の装置と通信先の装置との間で通信を行い、電話の音声データを相互に交換する。
SIPレイヤでは、通信識別子として、SIP-URI(URI:Uniform Resource Identifier)が使われる。
また、IPレイヤでは、通信識別子として、IPアドレスが使われる。
第1の実施形態では、通信元の装置と通信先の装置とでSIP-URIの仮名通信識別子である仮名SIP-URIを使った電話通信を行うため、通信元の装置は通信先の装置の実名SIP-URIや実IPアドレスは知らずに仮名SIP-URIのみ知っているという前提とする。そして、仮名SIP-URIを用いて、通信元の装置と通信先の装置とで仮名IPアドレスを交換し、仮名IPアドレスを使って電話の音声データを交換する。
また、第1の実施形態の通信元の端末装置は、IPアドレスを自由に設定できる仕組みになっていることを前提とする。例えばLinuxでは、IPアドレスを設定するコマンドが存在し、そのコマンドを用いることにより、IPアドレスを自由に設定することができる。
次に、具体的な構成を説明する。
図1は第1の実施形態に係る通信システム100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る通信システム100は、通信元装置(通信装置)200と、SIPサーバ301と、通信先装置401と、を備えて構成され、これらはネットワーク500を介して相互に通信できるようになっている。
図2は通信元装置200の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、通信元装置200は、ユーザによる操作を受け付ける操作部1と、制御部2と、各種の表示動作を行う表示部3と、SIPサーバ301及び通信先装置401との間で通信を行う通信部(通信手段)4と、データを記憶する記憶部5と、を備えている。
このうち制御部2は、各種の制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)6と、このCPU6の動作用のプログラムなどを記憶したROM(Read Only Memory)7と、CPU6の作業領域などとして機能するRAM(Random Access Memory)8と、を備えて構成されている。
制御部2のCPU6が行う制御動作には、関係判別可能性を決定したり、決定した関係判別可能性に応じて仮名通信識別子を生成したりする制御の他、表示部3に表示動作を行わせる表示制御、通信部4に通信を行わせる通信制御、記憶部5にデータを記憶させる記憶制御などが含まれる。
記憶部5は、通信レイヤ情報記憶領域9と、関係判別可能性判断ルール記憶領域10と、IPアドレス設定記憶領域11と、SIP−URI設定記憶領域12と、を有している。
このうち通信レイヤ情報記憶領域(通信レイヤ情報記憶手段)9は、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを示す通信レイヤ情報を記憶保持している。
図3は通信レイヤ情報の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態の場合、通信レイヤ情報は、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤとして、SIPレイヤとIPレイヤを示す。
ここで、通信レイヤ情報には、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤが、上位のレイヤから順に記載されているものとする。すなわち、図3に示す通信レイヤ情報から、SIPレイヤが上位のレイヤであり、IPレイヤが下位のレイヤであることが分かるようになっている。
また、関係判別可能性判断ルール記憶領域(関係判別性判断ルール記憶手段)10は、上位レイヤ(特定の通信レイヤ)の仮名通信識別子の関係判別可能性に応じて、下位レイヤ(他の通信レイヤ)の仮名通信識別子の関係判別可能性を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかの判定に用いられる関係判別可能性判断ルールを記憶保持している。
図4は関係判別可能性判断ルールの一例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態の場合、関係判別可能性判断ルールには、第1ルールと第2ルールとが含まれている。
このうち第1ルールは、図4に示すように、「上位レイヤの仮名通信識別子が関係判別不可能な仮名通信識別子であれば、下位レイヤの仮名通信識別子も関係判別不可能にする」という内容のルールである。
また、第2ルールは、図4に示すように、「上位レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能な仮名通信識別子であれば、下位レイヤの仮名通信識別子も関係判別可能にする」という内容のルールである。
SIP−URI設定記憶領域12は、通信に利用される通信元装置200のSIP−URIであって、SIPレイヤの関係判別可能性に従って設定されるSIP−URIを記憶保持する。
同様に、IPアドレス設定記憶領域11は、通信に利用される通信元装置200のIPアドレスであって、IPレイヤの関係判別可能性に従って設定されるIPアドレスを記憶保持する。
また、通信部4は、通信先装置401とSIPレイヤで通信を行う際に、SIP-URI設定記憶領域12より読み出されたSIP−URIを用いて、SIPサーバ301と通信する機能を有する。
更に、通信部4は、通信先装置401とIPレイヤで通信を行う際に、IPアドレス設定記憶領域11より読み出されたIPアドレスを用いて、通信先装置401と通信する機能を有する。
次に、動作を説明する。
図5A、Bは本実施形態の場合の通信元装置200の動作の流れを示すフローチャートである。
図5Aに示すように、先ず、制御部2のCPU6は、通信先装置401と仮名でSIPを使った電話通信を行うための操作が操作部1に対してなされたか否かを監視する(ステップS1)。
ステップS1の監視は、その操作が操作部1に対してなされるまで繰り返し行う。
その操作が操作部1に対してなされると(ステップS1のYes)、CPU6は、これから行う通信に適用する関係判別可能性をユーザに選択させるための選択画面を表示部3に表示させる制御を行い、この結果、表示部3は、その選択画面を表示する(ステップS2)。
この選択画面では、関係判別可能性として、「関係判別不可能」又は「関係判別可能」を指定できるようになっている。すなわち、ここで、制御部2は、関係判別可能性問い合わせ手段として機能する。
次に、CPU6は、関係判別可能性として「関係判別不可能」又は「関係判別可能」の何れかを指定する操作が操作部1に対してなされたか否かを監視する(ステップS3)。
ステップS3の監視は、関係判別可能性として「関係判別不可能」又は「関係判別可能」の何れかを指定する操作が操作部1に対してなされるまで繰り返し行う。
関係判別可能性として「関係判別不可能」又は「関係判別可能」の何れかが指定されると(ステップS3のYes)、CPU6は、通信レイヤ情報記憶領域9を参照することにより、仮名化が必要な通信レイヤを示す情報を取得し認識する(ステップS4)。すなわち、ここで、制御部2は、要仮名化通信レイヤ認識手段として機能する。
本実施形態の場合、仮名化が必要な通信レイヤは、図3に示すように、SIPレイヤとIPレイヤである。なお、CPU6は、これらSIPレイヤとIPレイヤのうち、先に記載されているSIPレイヤが上位のレイヤであることも認識する。
次に、CPU6は、先のステップS3にて指定された関係判別可能性に従って、最上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する(ステップS5)。
すなわち、先のステップS3での指定が、「関係判別不可能」であればSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を「関係判別不可能」に決定する。また、先のステップS3での指定が「関係判別可能」であればSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を「関係判別可能」に決定する。すなわち、ここで、制御部2は、関係判別可能性決定手段として機能する。
続いて、CPU6は、関係判別可能性判断ルール記憶領域10から関係判別可能性判断ルールを取得する(ステップS6)。
続いて、CPU6は、先のステップ6にて取得した関係判別可能性判断ルールに従って、全ての下位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する(ステップS7)。すなわち、ここでも、制御部2は、関係判別可能性決定手段として機能する。
ここで、本実施形態では、仮名化が必要な通信レイヤはSIPレイヤとIPレイヤの2つだけであるため、最上位レイヤの通信レイヤはSIPレイヤであり、下位レイヤの通信レイヤはIPレイヤの1つだけであるが、下位レイヤが複数であれば、ステップS7では、全ての下位レイヤの関係判別可能性を決定する。
本実施形態の場合、ステップS7では、上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性が「関係判別不可能」であれば、図4に示す第1ルールに従って、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性も「関係判別不可能」に決定する。
また、上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性が「関係判別可能」であれば、図4に示す第2ルールに従って、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性も「関係判別可能」に決定する。
続くステップS8では、CPU6は、上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性が「関係判別不可能」であるか否かを判定する。
先のステップS5にて、上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を「関係判別不可能」に決定していれば(ステップS8のYes)、CPU6は、関係判別不可能な仮名SIP−URIを新たに生成し、該生成した仮名SIP−URIをSIP−URI設定記憶領域12に記憶させる(ステップS9)。すなわち、ここで、制御部2は、仮名通信識別子生成手段として機能する。
先のステップS5にて、上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を「関係判別可能」に決定していれば(ステップS8のNo)、CPU6は、既に利用している関係判別可能な仮名SIP−URIが存在しているか否かを判定する(ステップS10)。
既に利用している関係判別可能な仮名SIP−URIが存在している場合(ステップS10のYes)、CPU6は、その仮名SIP−URIをSIP−URI設定記憶領域12に記憶させる(ステップS11)。
また、既に利用している関係判別可能な仮名SIP−URIが存在していない場合(ステップS10のNo)、CPU6は、新たに関係判別可能な仮名SIP−URIを生成し、該生成した仮名SIP−URIをSIP−URI設定記憶領域12に記憶させる(ステップS12)。すなわち、ここでも、制御部2は、仮名通信識別子生成手段として機能する。
ステップS9、S11、S12に続くステップS13では、CPU6は、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性が「関係判別不可能」であるか否かを判定する。
先のステップS7にて、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を「関係判別不可能」に決定していれば(ステップS13のYes)、CPU6は、関係判別不可能な仮名IPアドレスを新たに生成し、該生成した仮名IPアドレスをIPアドレス設定記憶領域12に記憶させる(ステップS14)。
先のステップS7にて、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を「関係判別可能」に決定していれば(ステップS13のNo)、CPU6は、既に利用している関係判別可能な仮名IPアドレスが存在しているか否かを判定する(ステップS15)。
既に利用している関係判別可能な仮名IPアドレスが存在している場合(ステップS15のYes)、CPU6は、その仮名IPアドレスを、再度、IPアドレス設定記憶領域11に記憶させる(ステップS16)。
また、既に利用している関係判別可能な仮名IPアドレスが存在していない場合(ステップS15のNo)、CPU6は、新たに関係判別可能な仮名IPアドレスを生成し、該生成した仮名IPアドレスをIPアドレス設定記憶領域12に記憶させる(ステップS17)。
ステップS14、S16、S17に続くステップS18では、CPU6は、先のステップS9、S11、S12の何れかにおいてSIP−URI設定記憶領域12に記憶させた仮名SIP−URIと、先のステップS14、S16、S17の何れかにおいてIPアドレス設定記憶領域11に記憶させた仮名IPアドレスとを取得し、これら仮名SIP−URI及び仮名IPアドレスをSIPサーバ301に登録する処理を行う(ステップS18)。
すなわち、ステップS18では、CPU6は、通信部4に指令を出力し、これら仮名SIP−URI及び仮名IPアドレスを、それら通信識別子の登録要求と共にSIPサーバ301に送信させる。
通信元装置200から仮名SIP−URI、仮名IPアドレス及びそれらの登録要求を受けたSIPサーバ301は、これら仮名SIP−URI及び仮名IPアドレスを通信元装置200の通信識別子として登録する処理を行う。
また、ステップS18に続くステップ19では、CPU6は、通信部4に指令を出力し、該通信部4と通信先装置401との間で通信セッションを張らせる。
すなわち、CPU6からの指令を受けた通信部4は、先ず、送信元を通信元装置200の仮名SIP-URI、送信先を通信先装置401のSIP-URIとしたSIPのセッション確立のメッセージをSIPサーバ301に送信する。この際、通話セッションを確立させるための通信元装置200のIPアドレスとしては仮名IPアドレスの情報をSIPのセッション確立のメッセージに入れる。
続いて、SIPサーバ301は、受け取ったSIPのセッション確立のメッセージを通信先装置401に送信する。
続いて、通信先装置401は、SIPのセッション確立のメッセージに対する返答に、通信元装置200のIPアドレスの情報を入れる。この結果、通信元装置200と通信先装置401で通信セッションが張られる。
こうして、通信元装置200は、通信先装置401との間で、SIPを使った電話通信を行うことができる。
次に、通信元装置200のユーザが、該通信元装置200の通信識別子に基づいて、自身の行動を通信先装置401からトレースされてしまうことを防ぐために、通信識別子として関係判別不可能な仮名通信識別子を用いる場合の動作の流れを説明する。
先ず、ユーザが通信先装置401と仮名でSIPを使った電話通信を行うための操作を操作部1に対して行うと(ステップS1のYes)、関係判別可能性の選択画面が表示部3に表示されるので、ユーザは関係判別可能性として「関係判別不可能」を選択する(ステップS3のYes)。
続いて、CPU6は、仮名化が必要な通信レイヤとしてSIPレイヤ及びIPレイヤを取得し、SIPレイヤが上位のレイヤであることも認識する。
次に、CPU6は、最上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、先のステップS3にて指定された「関係判別不可能」に決定する(ステップS5)。
続いて、CPU6は、関係判別可能性判断ルール記憶領域10から関係判別可能性判断ルールを取得し(ステップS6)、該取得した関係判別可能性判断ルールに従って、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する(ステップS7)。
ここでは、上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性が「関係判別不可能」であるので、図4に示す第1ルールに従って、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性も「関係判別不可能」に決定する。
続いて、上位レイヤであるSIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性は「関係判別不可能」であるため(ステップS8のYes)、CPU6は、関係判別不可能な仮名SIP−URIを新たに生成し、該生成した仮名SIP−URIをSIP−URI設定記憶領域12に記憶させる(ステップS9)。
続いて、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性も「関係判別不可能」であるため(ステップS13のYes)、CPU6は、関係判別不可能な仮名IPアドレスを新たに生成し、該生成した仮名IPアドレスをIPアドレス設定記憶領域12に記憶させる(ステップS14)。
続いて、CPU6は、先のステップS9においてSIP−URI設定記憶領域12に記憶させた仮名SIP−URIと、先のステップS14においてIPアドレス設定記憶領域11に記憶させた仮名IPアドレスとを取得し、これら仮名SIP−URI及び仮名IPアドレスをSIPサーバ301に登録する処理を行う(ステップS18)。
すなわち、ステップS18では、CPU6は、通信部4に指令を出力し、これら仮名SIP−URI及び仮名IPアドレスを、それら通信識別子の登録要求と共にSIPサーバ301に送信させる。
通信元装置200から仮名SIP−URI、仮名IPアドレス及びそれらの登録要求を受けたSIPサーバ301は、これら仮名SIP−URI及び仮名IPアドレスを通信元装置200の通信識別子として登録する処理を行う。
また、ステップS18に続くステップ19では、CPU6は、通信部4に指令を出力し、該通信部4と通信先装置401との間で通信セッションを張らせる。
すなわち、CPU6からの指令を受けた通信部4は、先ず、送信元を通信元装置200の仮名SIP-URI、送信先を通信先装置401のSIP-URIとしたSIPのセッション確立のメッセージをSIPサーバ301に送信する。この際、通話セッションを確立させるための通信元装置200のIPアドレスとしては仮名IPアドレスの情報をSIPのセッション確立のメッセージに入れる。
続いて、SIPサーバ301は、受け取ったSIPのセッション確立のメッセージを通信先装置401に送信する。
続いて、通信先装置401は、SIPのセッション確立のメッセージに対する返答に、通信元装置200のIPアドレスの情報を入れる。この結果、通信元装置200と通信先装置401で通信セッションが張られる。
こうして、通信元装置200は、通信先装置401との間で、通信識別子として関係判別不可能な仮名通信識別子を用いて、SIPを使った電話通信を行うことができる。
以上のような第1の実施形態によれば、通信元装置200は、複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信部4と、通信部4により通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する関係判別可能性決定手段として機能する制御部2と、を備え、制御部2は、複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤ(具体的には、最上位レイヤであるSIPレイヤ)の仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちのユーザにより指定された方に決定し、複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤ(具体的には、IPレイヤ)の仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定するので、各通信レイヤの仮名通信識別子の不整合により通信元装置を一意に識別されてしまうという問題点を解決することができる。
〔第2の実施形態〕
図6は第2の実施形態の場合の通信システム100の構成を示すブロック図である。
上記の第1の実施形態では、通信元装置200のIPアドレスを自由に変えることができる場合に、通信元装置200にて仮名IPアドレスを生成する例を説明したが、第2の実施形態では、第1の実施形態とは違い、通信元装置200のIPアドレスを自由に変えることができない場合に通信元装置200と通信先装置401との間のIPレイヤでの通信を中継するIPレイヤ中継装置(中継装置)501、502、503を設けたことにより、仮名IPアドレスを実現する例を説明する。
つまり、通信元装置200と中継装置501、502、503とで、本発明でいう通信装置を構成している。そのため、第2の実施形態では、通信先装置401は、通信元装置200とは直接通信せず、IPレイヤ中継装置501〜503と通信することになるため、通信元装置200のIPアドレスを通信先装置401から隠すことができる。
本実施形態において、IPレイヤ中継装置501〜503は、通信元装置200及び通信先装置401との間で通信する機能を有する。また、通信先装置401はIPレイヤ中継装置501〜503との間で通信する機能を有する。
また、IPレイヤ中継装置501〜503は、通信元装置200と通信先装置401との間の通信を中継する機能を有する。つまり、通信元装置200から通信先装置401にデータを送る場合、まず、通信元装置200とIPレイヤ中継装置501〜503が通信を行い、通信元装置200からIPレイヤ中継装置501〜503へデータを送り、その後、IPレイヤ中継装置501〜503と通信先装置401が通信を行い、IPレイヤ中継装置501〜503から通信先装置401へデータを送るという動作となる。
また、IPレイヤ中継装置501〜503には、予め、通信元装置200のIPアドレスと、通信先装置401のIPアドレスが登録されており、通信元装置200のIPアドレスから送信されて来たデータを通信先装置401に送り、逆に、通信先装置401のIPアドレスから送信されて来たデータを通信元装置200に送るように設定されている。
図7は第2の実施形態の場合の通信元装置200の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、本実施形態に係る通信元装置200は、IPアドレス設定記憶領域11(図2)の代わりにIPレイヤ中継装置設定記憶領域13を備える点で、上記の第1の実施形態に係る通信元装置200と相違する。
IPレイヤ中継装置設定記憶領域13は、IPレイヤ中継装置501〜503の各通信識別子を記憶保持している。これら通信識別子は、通信部4がIPレイヤで通信を行う際に使われる。
次に、動作を説明する。
図8A、Bは本実施形態の場合の通信元装置200の動作の流れを示すフローチャートである。
本実施形態の場合の動作は、ステップS13までの動作は、上記の第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態の場合、先のステップS7にて、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を「関係判別不可能」に決定していれば(ステップS13のYes)、CPU6は、IPレイヤ中継装置501〜503のうち、利用されていないIPレイヤ中継装置を1つ選択し、該選択したIPレイヤ中継装置のIPアドレスをIPレイヤ中継装置設定部13に記憶させる(ステップS21)。
また、先のステップS7にて、下位レイヤであるIPレイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を「関係判別可能」に決定していれば(ステップS13のNo)、CPU6は、既に利用しているIPレイヤ中継装置(IPレイヤ中継装置501〜503の何れか1つ)が存在するか否かを判定する(ステップS22)。
既に利用しているIPレイヤ中継装置(IPレイヤ中継装置501〜503の何れか1つ)が存在していれば(ステップS22のYes)、CPU6は、該IPレイヤ中継装置のIPアドレスを、再度、IPレイヤ中継装置設定部13に記憶させる(ステップS23)。
また、既に利用しているIPレイヤ中継装置(IPレイヤ中継装置501〜503の何れか1つ)が存在していなければ、(ステップS22のNo)、CPU6は、IPレイヤ中継装置501〜503のうち、利用されていないIPレイヤ中継装置を1つ選択し、該選択したIPレイヤ中継装置のIPアドレスをIPレイヤ中継装置設定部13に記憶させる(ステップS21)。
ステップS21又は23に続くステップS18では、CPU6は、先のステップS9、S11、S12の何れかにおいてSIP−URI設定記憶領域12に記憶させた仮名SIP−URIと、先のステップS21又は23においてIPレイヤ中継装置設定記憶領域13に記憶させたIPレイヤ中継装置のIPアドレスとを取得し、これら仮名SIP−URI及びIPアドレスをSIPサーバ301に登録する処理を行う(ステップS18)。
すなわち、ステップS18では、CPU6は、通信部4に指令を出力し、これら仮名SIP−URI及びIPアドレスを、それら通信識別子の登録要求と共にSIPサーバ301に送信させる。
通信元装置200から仮名SIP−URI、IPレイヤ中継装置のIPアドレス及びそれらの登録要求を受けたSIPサーバ301は、この仮名SIP−URIを通信元装置200の通信識別子として登録し、このIPアドレスを通信元装置200の通信を中継するIPレイヤ中継装置の通信識別子として登録する処理を行う。
また、ステップS18に続くステップ19では、CPU6は、通信部4に指令を出力し、該通信部4と通信先装置401との間で通信セッションを張らせる。
すなわち、CPU6からの指令を受けた通信部4は、先ず、送信元を通信元装置200の仮名SIP-URI、送信先を通信先装置401のSIP-URIとしたSIPのセッション確立のメッセージをSIPサーバ301に送信する。この際、通話セッションを確立させるための通信元装置200のIPアドレスとしては、IPレイヤ中継装置設定記憶領域13に記憶されているIPレイヤ中継装置のIPアドレスの情報をSIPのセッション確立のメッセージに入れる。
続いて、SIPサーバ301は、受け取ったSIPのセッション確立のメッセージを通信先装置401に送信する。
続いて、通信先装置401は、SIPのセッション確立のメッセージに対する返答に、通信元装置200のIPアドレスの情報を入れる。この結果、選択されたIPレイヤ中継装置と通信元装置200とで通信セッションが張られる。
これにより、選択されたIPレイヤ中継装置と通信先装置401で通話セッションが張られ、さらにそのIPレイヤ中継装置が中継することにより、通信元装置200に通話のデータが届くので、結果的に通信元装置200と通信先装置401との間で通話を行うことができる。
以上のような第2の実施形態によれば、IPレイヤ中継装置501〜503を用いることにより、通信元装置200のIPアドレスを自由に変えることができない場合においても、IPレイヤにおいて関係判別不可能な仮名通信識別子又は関係判別可能な仮名通信識別子を選択的に使用することが可能である。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態では、通信の種類に応じて、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを変更できる例を説明する。
本実施形態の場合の通信システム100の構成は、上記の第1の実施形態(図1)と同様である。
また、図9は本実施形態の場合の通信元装置200の構成を示すブロック図である。
図9に示すように、本実施形態に係る通信元装置200は、通信レイヤ情報記憶領域9(図2)の代わりに通信種類レイヤ情報記憶領域(通信種類レイヤ情報記憶手段)14を備える点で、上記の第1の実施形態に係る通信元装置200と相違する。
図10は、通信種類レイヤ情報記憶領域14に記憶されている通信種類レイヤ情報の一例を示す図である。
図10に示すように、通信種類レイヤ情報は、通信部3が実行可能な通信の種類と、複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤと、の対応関係を示す。
すなわち、例えば、図10に示すように、通信種類がSIPフォンであれば、仮名化が必要な通信レイヤは、SIPレイヤ及びIPレイヤである。なお、通信種類レイヤ情報にも、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤが、上位のレイヤから順に記載されているものとする。すなわち、図10に示す通信種類レイヤ情報から、SIPレイヤが上位のレイヤであり、IPレイヤが下位のレイヤであることが分かるようになっている。
また、図10に示すように、通信種類がメール(eメール)であれば、仮名化が必要な通信レイヤはメールの配送を行う通信レイヤであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)レイヤである。
次に、動作を説明する。
図11A、Bは本実施形態の場合の通信元装置200の動作の流れを示すフローチャートである。
図11Aに示すように、本実施形態の場合の動作は、上記の第1の実施形態の場合におけるステップS4(図5A)の代わりに、ステップS31及びS32を行う点でのみ相違する。
すなわち、本実施形態の場合、上記の第1の実施形態と同様にステップS1〜S3を行った後のステップS31では、CPU6は、通信種類レイヤ情報記憶領域14から通信種類レイヤ情報を取得する。
続くステップS32では、CPU6は、通信種類レイヤ情報を参照することにより、仮名化が必要な通信レイヤを示す情報を取得する。ここで、先のステップS1において、SIPフォンを実行する操作なのか、eメール送信を実行する操作なのかが分かっているものとし、SIPフォンの実行であれば、仮名化が必要な通信レイヤとして、図10に示すように、SIPレイヤとIPレイヤを取得する。
本実施形態の場合、ステップS32に続くステップS5以降の動作は、上記の第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上のような第3の実施形態によれば、通信の種類に応じて、仮名化が必要な通信レイヤを変えることができ、通信部4がSIPで通話を行う場合だけでなく、他の通信についても仮名識別子の関係判別可能性を制御することができる。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態では、通信の相手に応じて、仮名化が必要な通信レイヤを変更できる例を説明する。
本実施形態の場合の通信システム100の構成は、上記の第1の実施形態(図1)と同様である。
また、図12は本実施形態の場合の通信元装置200の構成を示すブロック図である。
図12に示すように、本実施形態に係る通信元装置200は、通信レイヤ情報記憶領域9(図2)の代わりに通信先レイヤ情報記憶領域(通信先レイヤ情報記憶手段)15を備える点で、上記の第1の実施形態に係る通信元装置200と相違する。
図13は、通信先レイヤ情報記憶領域15に記憶されている通信先レイヤ情報の一例を示す図である。
図13に示すように、通信先レイヤ情報は、通信先装置401の通信識別子と、複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤと、の対応関係を示す。
すなわち、例えば、図13に示すように、通信先装置401の通信識別子が「10.10.10.10」であれば、仮名化が必要な通信レイヤは、SIPレイヤ及びIPレイヤである。
また、通信先装置401の通信識別子が「192.168.1.1」〜「192.168.1.255」であれば、仮名化が必要な通信レイヤは、SIPレイヤ、IPレイヤ及びEthernet MACレイヤ(Ethernetは登録商標)である。
なお、通信先レイヤ情報にも、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤが、上位のレイヤから順に記載されているものとする。すなわち、図13に示す通信種類レイヤ情報から、SIPレイヤが最上位の通信レイヤであり、IPレイヤが下位の通信レイヤであり、Ethernet MACレイヤがIPレイヤよりも更に下位の通信レイヤであることが分かるようになっている。
次に、動作を説明する。
図14は本実施形態の場合の通信元装置200の動作の流れを示すフローチャートである。
図14に示すように、本実施形態の場合の動作は、上記の第1の実施形態の場合におけるステップS4(図5A)の代わりに、ステップS41及びS42を行う点でのみ相違する。
すなわち、本実施形態の場合、上記の第1の実施形態と同様にステップS1〜S3を行った後のステップS41では、CPU6は、通信先レイヤ情報記憶領域15から通信先レイヤ情報を取得する。
続くステップS42では、CPU6は、通信先レイヤ情報を参照することにより、仮名化が必要な通信レイヤを示す情報を取得する。ここで、先のステップS1において、通信先が指定されているものとし、従って、CPU6は通信先装置401の通信識別子を認識しているものとする。通信先装置401の通信識別子として「10.10.10.10」が指定されていれば、仮名化が必要な通信レイヤとして、図13に示すように、SIPレイヤとIPレイヤを取得する。
なお、通信先装置401の通信識別子として「192.168.1.1」〜「192.168.1.255」の間の何れかの通信識別子が指定されていれば、仮名化が必要な通信レイヤとして、図13に示すように、SIPレイヤ、IPレイヤ及びEthernet MACレイヤを取得する。
本実施形態の場合、ステップS42に続くステップS5以降の動作は、上記の第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
なお、仮名化が必要が通信レイヤとして、SIPレイヤ、IPレイヤ及びEthernet MACレイヤの3つの通信レイヤを取得した場合、ステップS7では、2つの下位レイヤ(IPレイヤ及びEthernet MACレイヤ)の関係判別可能性を決定する。
以上のような第4の実施形態によれば、通信の相手に応じて、仮名化が必要な通信レイヤを変更することができる。よって、例えば、通信先装置401が通信元装置200と同一のネットワーク上に存在する場合は、より低い通信レイヤにおいても仮名通信識別子を用いるようにできる。
〔第5の実施形態〕
第5の実施形態では、通信元装置200が移動する可能性に応じて、下位レイヤの関係判別可能性を決定する例を説明する。
本実施形態の場合の通信システム100の構成は、上記の第1の実施形態(図1)と同様である。
また、図15は本実施形態の場合の通信元装置200の構成を示すブロック図である。
図15に示すように、本実施形態に係る通信元装置200は、移動可能性情報記憶領域(移動予定情報記憶手段)16を更に備える点で、上記の第1の実施形態に係る通信元装置200(図2)と相違する。
移動可能性情報記憶領域16には、通信元装置200が移動する可能性があるか無いかを示す移動可能性情報が記憶保持されている。この移動可能性情報は、例えば、通信元装置200のユーザの移動予定を示す情報であることが挙げられる。
また、図16は、本実施形態の場合の関係判別可能性判断ルール記憶領域10に記憶保持されている関係判別可能性判断ルールの一例を示す図である。
図16に示すように、本実施形態の場合、関係判別可能性判断ルール記憶領域10は、上記の第1の実施形態と同様の第1ルールの他に、第3ルールを記憶している。
第3ルールは、図16に示すように、「移動する可能性があり、且つ、上位レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能な仮名通信識別子であれば、下位レイヤの仮名通信識別子も関係判別可能にする」という内容のルールである。
次に、動作を説明する。
図17A、Bは本実施形態の場合の通信元装置200の動作の流れを示すフローチャートである。
図17Aに示すように、本実施形態の場合の動作は、上記の第1の実施形態の場合におけるステップS7(図5A)の代わりに、ステップS51及びS52を行う点でのみ相違する。
すなわち、本実施形態の場合、上記の第1の実施形態と同様にステップS1〜S6を行った後のステップS51では、CPU6は、移動可能性情報記憶領域16から移動可能性情報を取得し、その内容を認識する。すなわち、ここで、制御部2は、移動予定認識手段として機能する。
続くステップS52では、CPU6は、先のステップ6にて取得した関係判別可能性判断ルール(本実施形態の場合、図16に示すように、第1ルール及び第3ルール)と、先のステップS51にて取得した移動可能性情報とに従って、下位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する。
例えば、移動可能性情報記憶領域16に「移動する可能性がある」という情報が記憶されている場合、CPU6は、第3ルール(図16)の適合を試みる。すなわち、この場合、先のステップS5にて、上位レイヤの仮名通信識別子を関係判別可能に決定している場合には、第3ルールを適合できることになり、下位レイヤの仮名通信識別子も「関係判別可能」に決定する。
以上のような第5の実施形態によれば、通信元装置200が移動する可能性に応じて、下位レイヤの関係判別可能性を決定するので、例えば、通信元装置200が携帯端末である場合に、移動可能性情報記憶領域16に「移動する可能性がある」という情報を記憶することにより、「ローミングによりIPアドレスが変化することによってユーザが移動しているということを通信先装置401に推測されてしまう」という問題点を解決することが出来る。
なお、上記の各実施形態では、特定の通信レイヤが上位レイヤ(最上位レイヤ)である例を説明したが、上位以外のレイヤ(最上位以外のレイヤ)であっても良い。また、上記の各実施形態では、関係判別性判断ルールとして、通信識別子の仮名化が必要な各通信レイヤの関係判別可能性を同一に設定するルールのみを用いたが、通信識別子の仮名化が必要な各通信レイヤ毎に、異なる関係判別可能性に設定するようなルールを用いても良い。
また、上記の各実施形態では、通信元装置200が通信に用いる仮名通信識別子の関係判別可能性を通信元装置200において決定する例を説明したが、通信元装置200が通信に用いる仮名通信識別子の関係判別可能性を通信元装置200の外部に設けられた仮名通信識別子の関係判定可能性決定装置により決定するようにしても良い。この場合、上記の各実施形態と同様に、通信元装置200において関係判別可能性がユーザにより指定されると、その指定された関係判別可能性を通信元装置200から関係判別可能性決定装置に通知する。この通知を受けた関係判別可能性決定装置では、通知された関係判別可能性(つまり指定された関係判別可能性)に応じて、上記の各実施形態においては通信元装置200が行ったのと同様の動作により、仮名通信識別子の関係判別可能性を決定し、該決定した関係判別可能性を通信元装置200に通知する。通信元装置200では、通知された関係判別可能性に従って、各実施形態のステップS8以降の処理を行う。
また、上記の各実施形態では、仮名通信識別子を関係判別可能とする場合には、既に利用している関係判別可能な仮名識別子が存在していれば、その仮名通信識別子を再利用して通信を行う例を説明したが、仮名通信識別子を関係判別可能とする場合も、(既に使った関係判別可能な仮名通信識別子が存在しているか否かにかかわらず)、新たに関係判別可能な仮名通信識別子を生成し、該生成した仮名通信識別子を用いて通信を行うようにしても良い。
また、上記の各実施形態の通信元装置200は、SIPフォンやeメール送信などの他、Webアプリケーションを利用可能な通信装置であることが挙げられる。
各実施形態における処理は、コンピュータに実行させるプログラムとして実施することができる。このプログラムは、様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、また、通信媒体を介して伝達されることが可能である。ここで、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等が含まれる。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等が含まれ、インターネットも含まれる。
この出願は、2008年3月3日に出願された日本出願特願2008−052601を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、通信装置、通信システム、通信方法及びプログラムに利用することができる。

Claims (26)

  1. 複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信手段と、
    前記通信手段により前記通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する関係判別可能性決定手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、
    前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定し、
    前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴とする通信装置。
  2. 特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性に応じて、他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかの判定に用いられる関係判別性判断ルールを記憶保持した関係判別性判断ルール記憶手段を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、前記関係判別性判断ルールに従って、前記他の通信レイヤの仮名通信識別子を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを示す通信レイヤ情報を記憶保持した通信レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信レイヤ情報を参照することにより、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記関係判別性判断ルールに従って決定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記通信手段が実行可能な通信の種類と、前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤと、の対応関係を示す通信種類レイヤ情報を記憶保持した通信種類レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信種類レイヤ情報を参照することにより、前記通信手段が行う通信の種類に応じて、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記関係判別性判断ルールに従って決定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 通信先装置の通信識別子と、前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤと、の対応関係を示す通信先レイヤ情報を記憶保持した通信先レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信先レイヤ情報を参照することにより、前記通信先装置の通信識別子に応じて、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記関係判別性判断ルールに従って決定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記関係判別性判断ルールには、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤのうち、上位レイヤの通信識別子が関係判別不可能な仮名通信識別子であれば、下位レイヤの仮名通信識別子も関係判別不可能にする旨を示すルールが含まれることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記関係判別性判断ルールには、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤのうち、上位レイヤの通信識別子が関係判別可能な仮名通信識別子であれば、下位レイヤの仮名通信識別子も関係判別可能にする旨を示すルールが含まれることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを示す通信レイヤ情報を記憶保持した通信レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信レイヤ情報を参照することにより、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    前記通信装が備える通信元装置の移動予定を示す移動予定情報を記憶保持した移動予定情報記憶手段と、
    前記移動予定情報を参照することにより、前記通信元装置の移動予定を認識する移動予定認識手段と、
    前記通信元装置の移動予定と、特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性とに応じて、他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかの判定に用いられる関係判別性判断ルールを記憶保持した関係判別性判断ルール記憶手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記移動予定認識手段により認識された当該通信元装置の移動予定と、前記関係判別性判断ルールと、に従って決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  9. 通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤのうちの少なくとも何れか1つの通信レイヤの仮名通信識別子を生成する仮名通信識別子生成手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 通信元装置を備え、
    前記通信元装置は、前記仮名通信識別子を用いた通信を直接に通信先装置に行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の通信装置。
  11. 通信元装置と、中継装置と、を備え、
    前記通信元装置は、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤのうちの少なくとも何れか1つの通信レイヤにおいては、通信先装置との間の通信を中継可能な複数の前記中継装置の中から何れか1つを選択して通信を行うことにより、仮名通信識別子を用いた通信を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の通信装置。
  12. 前記特定の通信レイヤの関係判別可能性を関係判別可能又は関係判別不可能のうちの何れに指定するかをユーザに問い合わせる関係判別可能性問い合わせ手段を備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の通信装置。
  13. 複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信装置が行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する関係判別可能性決定手段と、
    決定した関係判別性可能性を前記通信装置に通知する通知手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、
    前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定し、
    前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴とする仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置。
  14. 特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性に応じて、他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかの判定に用いられる関係判別性判断ルールを記憶保持した関係判別性判断ルール記憶手段を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、前記関係判別性判断ルールに従って、前記他の通信レイヤの仮名通信識別子を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴とする請求項13に記載の仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置。
  15. 前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを示す通信レイヤ情報を記憶保持した通信レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信レイヤ情報を参照することにより、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記関係判別性判断ルールに従って決定することを特徴とする請求項14に記載の仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置。
  16. 前記通信手段が実行可能な通信の種類と、前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤと、の対応関係を示す通信種類レイヤ情報を記憶保持した通信種類レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信種類レイヤ情報を参照することにより、前記通信手段が行う通信の種類に応じて、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記関係判別性判断ルールに従って決定することを特徴とする請求項14に記載の仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置。
  17. 通信先装置の通信識別子と、前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤと、の対応関係を示す通信先レイヤ情報を記憶保持した通信先レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信先レイヤ情報を参照することにより、前記通信先装置の通信識別子に応じて、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記関係判別性判断ルールに従って決定することを特徴とする請求項14に記載の仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置。
  18. 前記関係判別性判断ルールには、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤのうち、上位レイヤの通信識別子が関係判別不可能な仮名通信識別子であれば、下位レイヤの仮名通信識別子も関係判別不可能にする旨を示すルールが含まれることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか一項に記載の仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置。
  19. 前記関係判別性判断ルールには、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤのうち、上位レイヤの通信識別子が関係判別可能な仮名通信識別子であれば、下位レイヤの仮名通信識別子も関係判別可能にする旨を示すルールが含まれることを特徴とする請求項14乃至17のいずれか一項に記載の仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置。
  20. 前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを示す通信レイヤ情報を記憶保持した通信レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信レイヤ情報を参照することにより、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    当該通信装が備える通信元装置の移動予定を示す移動予定情報を記憶保持した移動予定情報記憶手段と、
    前記移動予定情報を参照することにより、当該通信元装置の移動予定を認識する移動予定認識手段と、
    当該通信元装置の移動予定と、特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性とに応じて、他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかの判定に用いられる関係判別性判断ルールを記憶保持した関係判別性判断ルール記憶手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記移動予定認識手段により認識された当該通信元装置の移動予定と、前記関係判別性判断ルールと、に従って決定することを特徴とする請求項13に記載の仮名通信識別子の関係判別可能性決定装置。
  21. 信装置と、
    前記通信装置の通信相手となる通信先装置と、
    を備え、
    前記通信装置は、
    複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信手段と、
    前記通信手段により前記通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する関係判別可能性決定手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、
    前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定し、
    前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴とする通信システム。
  22. 特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性に応じて、他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかの判定に用いられる関係判別性判断ルールを記憶保持した関係判別性判断ルール記憶手段を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、前記関係判別性判断ルールに従って、前記他の通信レイヤの仮名通信識別子を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴とする請求項21に記載の通信システム。
  23. 前記通信装置は、
    前記複数の通信レイヤのうち通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを示す通信レイヤ情報を記憶保持した通信レイヤ情報記憶手段と、
    前記通信レイヤ情報を参照することにより、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤを認識する要仮名化通信レイヤ認識手段と、
    を備え、
    前記関係判別可能性決定手段は、通信識別子の仮名化が必要であると認識された通信レイヤのうちの上位レイヤを前記特定の通信レイヤとして認識し、該上位レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を前記指定された方に決定した後で、
    前記他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を、前記関係判別性判断ルールに従って決定することを特徴とする請求項22に記載の通信システム。
  24. 複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信手段により前記通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する第1の過程を備え、
    前記第1の過程は、
    前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定する第2の過程と、
    前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定する第3の過程と、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  25. 前記第3の過程では、
    特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性に応じて、他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかの判定に用いられる関係判別性判断ルールに従って、前記他の通信レイヤの仮名通信識別子を関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定することを特徴とする請求項24に記載の通信方法。
  26. 複数の通信レイヤにより構成される通信を、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤにおいては仮名通信識別子を用いて行うことが可能な通信手段により前記通信を行うに際し、通信識別子の仮名化が必要な通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性を決定する第1の処理であって、
    前記複数の通信レイヤのうちの特定の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、関係判別可能又は関係判別不可能のうちの指定された方に決定する処理と、
    前記複数の通信レイヤのうちの他の通信レイヤの仮名通信識別子の関係判別可能性については、前記特定の通信レイヤの仮名通信識別子が関係判別可能又は関係判別不可能の何れであるかに応じて、関係判別可能とするか関係判別不可能とするかを決定する処理と、
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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