JP5365141B2 - 局発光の波長を制御する光受信機及び局発光制御方法 - Google Patents

局発光の波長を制御する光受信機及び局発光制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、局発光の波長を制御する光受信機及び局発光制御方法に関する。
現在、光通信システムの装置コストを大幅に削減できると期待されている、デジタルコヒーレント光受信機の研究開発が進められている。デジタルコヒーレント光受信機では、受信した信号光と局発光を混合することで、信号が復号される。
一方、従来のヘテロダイン光受信機では、信号光と局発光を混合して得られる中間周波数(IF)信号の中心周波数を一定に保つような自動周波数制御(AFC)が行われる。このため、IF信号の信号帯域をAFCのキャプチャレンジに引き込むための自動起動方法が提案されている。
この自動起動方法では、局発光源として用いられるレーザダイオード(LD)に印加する電流又は温度を増減することで、局発光の波長スイープが行われる。
図18は、3電極分布帰還型LDの発振波長とバイアス電流の関係を示している。センター電極に供給される電流ICの変化に対する発振波長変化の方が、サイド電極に供給される電流ISに対する発振波長変化よりもほぼ1桁大きいので、電流ICの制御により局発光の波長スイープを行うことができる。
図19は、このようなLDを備えるヘテロダイン光受信機における自動起動方法のフローチャートである。光受信機は、まず、自己診断動作を行うとともに、電流IC及び温度の初期値を設定する(ステップ11)。次に、IF信号出力のモニタリングを行い(ステップ12)、IF信号出力の有無を判断する(ステップ13)。
IF信号出力がない場合(ステップ13,No)には、電流ICが最小値であるか否かをチェックし(ステップ14)、電流ICが最小値でない場合には、電流ICを所定値だけ減少させて(ステップ15)、ステップ12以降の制御を繰り返す。
一方、電流ICが最小値である場合(ステップ14,Yes)には、電流ICを最小値のままにしておくとともに、温度を最大値に設定する(ステップ16)。次に、IF信号出力をモニタリングし(ステップ17)、IF信号出力の有無を判断する(ステップ18)。IF信号出力がない場合(ステップ18,No)には、温度が最小値であるか否かをチェックする(ステップ19)。温度が最小値でない場合(ステップ19,No)には、温度を所定値だけ減少させて(ステップ20)、ステップ17以降の制御を繰り返す。
一方、ステップ19において温度が最小値である場合(ステップ19,Yes)には、電流IC及び温度を最大値に設定した後(ステップ16)、ステップ17以降の制御を繰り返す。
ステップ13又は18においてIF信号出力がある場合(ステップ13又は18,Yes)には、そのIF信号がリアル側であるかイメージ側であるかに基づいて、信号光の周波数と局発光の周波数の高低関係を判定する(ステップ21)。
信号光の周波数が局発光の周波数より高い場合には、そのままAFCをオンにし(ステップ22)、IF信号の出力と周波数弁別器(FD)の出力をチェックして(ステップ23)、制御を終了する。一方、ステップ21において信号光の周波数が局発光の周波数よ
り低い場合には、局発光の周波数を修正した後に、ステップ22以降の制御を行う。これにより、IF信号をAFCのキャプチャレンジに引き込むことができる。
図20は、IF信号の検出可能領域を示している。IF信号はバンドパスフィルタを通過するため、その周波数がバンドパスフィルタの通過帯域31内にある場合にのみ、IF信号を検出することができる。したがって、通過帯域31内のIF信号33は検出されるが、自動起動方法の初期状態等において、IF信号32又は34のように信号帯域が通過帯域31の外側にある場合は、検出されないことになる。
特開平5−48540号公報
上述した従来の局発光の波長制御方法には、次のような問題がある。
前述したように、デジタルコヒーレント光受信機では、一般にイントラダイン方式が採用されており、受信した信号光と局発光の周波数を大まかに一致させる必要がある。周波数の差分は、例えば、数GHz以内であることが望ましい。
受信する信号光の波長は既知の場合もあるが、未知の場合もある。光送受信機の起動時において信号光の波長が切り替わった際には、局発光の波長を信号光の波長に速やかに一致させる必要がある。
従来のヘテロダイン光受信機の自動起動方法では、LDに印加する電流又は温度を単純に増減させて、短波長側から長波長側に又はその逆に波長をスイープしており、その波長可変範囲は数nm程度である。
一方、現在のLDの波長可変範囲はそれより広くなっており、例えば、C−band全域をカバーすることもある。このような広い波長可変範囲を実現するため、現在のLDの構造には様々な種類がある。LDの構造によっては、短波長側から長波長側に又はその逆に単純に波長をスイープするのが最短時間の制御になるとは限らない。
本発明の課題は、受信した信号光と局発光を混合して信号を復号する光受信機において、局発光源の波長スイープに要する時間を短縮することである。
開示の光受信機は、局発光源、受信手段、信号処理手段、信号判定手段、及び局発光制御手段を備える。
局発光源は、複数の波長設定パラメータに基づいて決定される波長の局発光を出力する。受信手段は、受信した信号光と局発光を混合して得られる光から光電変換により電気信号を生成する。信号処理手段は、電気信号に基づいて受信信号を復号する。信号判定手段は、受信手段から電気信号が出力されているか否かを判定する。
局発光制御手段は、複数の波長設定パラメータに対して決められたパラメータ制御順序に従ってそれらの波長設定パラメータを変更することで、局発光源から出力される局発光の波長を制御する。そして、受信手段から電気信号が出力されていると判定されると、局発光の波長制御を停止する。
局発光源は、局発光を受信手段に出力し、受信手段は、信号光と局発光から生成された電気信号を信号処理手段及び信号判定手段に出力する。信号判定手段は、受信手段から電気信号が出力されているか否かの判定結果を局発光制御手段に出力する。局発光制御手段は、信号判定手段の判定結果に応じて、パラメータ制御順序に従って複数の波長設定パラ
メータを変更し、局発光の波長を制御する。
開示の局発光源装置は、局発光源及び局発光制御手段を備える。
局発光源は、複数の波長設定パラメータに基づいて決定される波長の局発光を出力する。局発光制御手段は、複数の波長設定パラメータに対して決められたパラメータ制御順序に従ってそれらの波長設定パラメータを変更することで、局発光源から出力される局発光の波長を制御する。そして、受信した信号光と局発光を混合して得られる光から光電変換により電気信号が生成されていると判定されると、局発光の波長制御を停止する。
開示の光受信機又は局発光源装置によれば、決められたパラメータ制御順序に従って複数の波長設定パラメータを変更することで、短波長側から長波長側に又はその逆に単純に波長をスイープする場合に比べて、波長スイープに要する時間を短縮することができる。
以下、図面を参照しながら、最良の実施形態を詳細に説明する。
実施形態の光受信機は、局発光源を制御する制御部の内部又は外部に、LDの構造に応じて最短時間で局発光の波長可変範囲全域をスイープできるような、パラメータ制御順序の情報を保持する。このパラメータ制御順序に従って、局発光源の波長設定パラメータを変更することで、速やかな波長スイープが実現される。
局発光源の波長設定パラメータとしては、例えば、電流、温度、複数のLDから1つのLDを選択する選択信号等が用いられる。
図1は、単一偏波デジタルコヒーレント光受信機の第1の構成例を示している。図1の光受信機は、光送信機101とともに光通信装置内に設けられ、コヒーレント受信部102、クロック生成部103、アナログ/デジタル変換器(ADC)104、105、デジタル信号処理部106、及び局発光源107を備える。
コヒーレント受信部102は、信号光のコヒーレント受信を行う。具体的には、伝送路から入力される信号光と局発光源107から出力される局発光を混合し、互いに直交する2つの位相成分を抽出する。そして、それらの位相成分を光電変換により電気信号に変換して、同期信号I及び直交信号QをADC104及び105にそれぞれ出力する。同期信号I及び直交信号Qの直流成分は、交流(AC)結合によりカットされる。
ADC104及び105は、クロック生成部103から出力されるサンプリングクロック信号CLKに同期して、同期信号I及び直交信号Qをサンプリングし、デジタル化された同期信号I及び直交信号Qをそれぞれデジタル信号処理部106に出力する。デジタル信号処理部106は、ADC104及び105から出力される同期信号I及び直交信号Qを用いて、歪み補償のための波形等化、復号等の信号処理を行い、データ信号を出力する。
図1の光受信機は、局発光制御部108、信号光検出部109、信号光判定部110、モニタ信号検出部111、及びモニタ信号判定部112をさらに備える。信号光検出部109は、コヒーレント受信部102に入力される信号光を検出し、信号光判定部110は、検出された信号光のレベルを判定する。このとき、信号光検出部109は、信号光を光電変換により電気信号に変換して、信号光判定部110に出力する。
モニタ信号検出部111は、ADC104及び105から出力される同期信号I及び直交信号Qをモニタ信号として検出し、モニタ信号判定部112は、検出されたモニタ信号のレベルを判定する。
局発光制御部108は、局発光源107の波長可変範囲を最短時間でスイープ可能なパラメータ制御順序を、テーブル、リスト構造等の形式で保持する。そして、光送信機101から出力される送信信号光の波長と、信号光判定部110及びモニタ信号判定部112から出力される判定結果とを用いて、パラメータ制御順序に従って局発光源107の波長スイープを行う。
図2は、単一偏波デジタルコヒーレント光受信機の第2の構成例を示している。図2の光受信機は、図1の光受信機のモニタ信号検出部111をモニタ信号検出部201に置き換えた構成を有する。モニタ信号検出部201は、ADC104及び105から出力される信号の代わりに、ADC104及び105に入力される同期信号I及び直交信号Qをモニタ信号として検出する。
図3は、図1の光受信機における波長制御の例を示すフローチャートである。図2の光受信機における波長制御についても同様である。
局発光制御部108は、まず、局発光の波長を初期値に設定する(ステップ301)。この例では、光送信機101から出力される送信信号光の波長が初期値として用いられる。そして、光受信機は、設定された波長の局発光を用いて、信号光のコヒーレント受信を行う。
次に、信号光検出部109は、コヒーレント受信部102に入力される信号光を検出し(ステップ302)、信号光判定部110は、信号光のレベルを閾値と比較する(ステップ303)。信号光のレベルが閾値より小さければ(ステップ303,No)、局発光制御部108は、アラーム処理を行う。
一方、信号光のレベルが閾値以上であれば(ステップ303,Yes)、モニタ信号検出部111は、ADC104及び105から出力されるモニタ信号を検出する(ステップ304)。そして、モニタ信号判定部112は、モニタ信号のレベルを閾値と比較する(ステップ305)。
ステップ305では、モニタ信号のレベルとして、同期信号I及び直交信号Qのうち少なくとも一方を反映した値が用いられる。例えば、同期信号I又は直交信号Qのいずれか一方のレベルを用いてもよく、同期信号I及び直交信号Qのパワー、又はパワーの平方根を用いてもよい。
モニタ信号のレベルが閾値より小さければ(ステップ305,No)、局発光制御部108は、パラメータ制御順序に従って局発光源107の波長設定パラメータを変更し、局発光の波長を次の波長に設定する(ステップ307)。そして、光受信機は、ステップ304以降の制御を繰り返し、モニタ信号のレベルが閾値以上になれば(ステップ305,Yes)、波長制御を終了する。
このような波長制御によれば、コヒーレント受信部102に信号光が入力されていることを確認した上で、最短時間のパラメータ制御順序に従って局発光の波長を変更しながらモニタ信号の有無がモニタされる。そして、局発光の波長が信号光の波長と概ね一致してモニタ信号が検出された時点で、局発光の波長スイープが停止される。したがって、光受信機は、速やかに信号光のコヒーレント受信を開始することができる。
また、光送信機101から出力される送信信号光の波長を初期値として用いれば、受信した信号光の波長が送信信号光の波長と一致している場合には、局発光の波長変更が不要になる。この場合、光受信機は、直ちにコヒーレント受信を開始することができる。
図4は、単一偏波デジタルコヒーレント光受信機の第3の構成例を示している。図4の光受信機は、図1の光受信機の信号光検出部109を信号光検出部401に置き換えた構成を有する。信号光検出部401は、コヒーレント受信部102に入力される信号光の代わりに、コヒーレント受信部102から出力される同期信号I及び直交信号Qを検出する。
図5は、単一偏波デジタルコヒーレント光受信機の第4の構成例を示している。図5の光受信機は、図2の光受信機の信号光検出部109を信号光検出部401に置き換えた構成を有する。
図6は、図4の光受信機における波長制御の例を示すフローチャートである。図5の光受信機における波長制御についても同様である。
図6のステップ601及び606〜609の制御は、図3のステップ301及び304〜607の制御と同様である。
ステップ601において局発光の波長が初期値に設定されると、局発光制御部108は、局発光の出力を停止し(ステップ602)、信号光のみがコヒーレント受信部102に入力されるようにする。
次に、信号光検出部401は、コヒーレント受信部102から出力される同期信号I及び直交信号Qを検出し(ステップ603)、信号光判定部110は、検出された信号のレベルを閾値と比較する(ステップ604)。
ステップ604では、信号のレベルとして、同期信号I及び直交信号Qのうち少なくとも一方を反映した値が用いられる。例えば、同期信号I又は直交信号Qのいずれか一方のレベルを用いてもよく、同期信号I及び直交信号Qのパワー、又はパワーの平方根を用いてもよい。
信号のレベルが閾値より小さければ(ステップ604,No)、局発光制御部108は、アラーム処理を行う。
一方、信号のレベルが閾値以上であれば(ステップ604,Yes)、局発光の出力を再開し(ステップ605)、局発光がコヒーレント受信部102に入力されるようにする。そして、ステップ606以降の制御を行う。
図1、図2、図4、及び図5の光受信機では、局発光制御部108の内部にパラメータ制御順序が保持されているが、この情報を局発光制御部108の外部に保持してもよい。
図7は、局発光源107の波長設定パラメータの例を示している。この例では、広い波長可変範囲を得るために、温度と印加電流の2つのパラメータを用いて局発光源107の波長を制御する。
最短時間で波長スイープを行うためには、切り替え時間が長い制御と短い制御のループ関係を考慮に入れる必要がある。図7の例では、温度調節及び電流調節の切り替え時間は、それぞれ1秒及び10msであり、温度調節及び電流調節の切り替えステップ数はともに5ステップである。この場合、以下の2通りのパラメータ制御順序が考えられる。
(a)外側の制御ループで温度を変更し、内側の制御ループで電流を変更する。
この場合、設定された各温度において電流がスイープされるため、温度及び電流のすべての組み合わせをスイープするのに要する時間は、次式のように算出される。
10[ms]×5×5+4×1[s]=4.25[s]
(b)外側の制御ループで電流を変更し、内側の制御ループで温度を変更する。
この場合、設定された各電流値において温度がスイープされるため、温度及び電流のすべての組み合わせをスイープするのに要する時間は、次式のように算出される。
1[s]×5×5+4×10[ms]=25.04[s]
したがって、波長スイープを最短時間で行えるパラメータ制御順序は、(a)の方である。
また、複数のLDから1つのLDを選択する選択信号が、別の波長設定パラメータとして追加される場合も考えられる。一般に、複数の波長可変パラメータが用いられる場合には、それぞれのパラメータのスイープ時間を比較して、最もスイープ時間が短いパラメータを最も内側の制御ループで変更し、スイープ時間が長くなるほどより外側の制御ループで変更することが望ましい。このようなパラメータ制御順序により複数の波長設定パラメータのそれぞれの制御ループを特定することで、最短時間で波長可変範囲をスイープすることが可能になる。
図8及び図9は、局発光の周波数とモニタ信号の関係を示している。図8に示すように、信号光の周波数fsig と局発光の周波数fLOが概ね一致している場合、fsig とfLOの差分Δf(=|fLO−fsig |)は小さくなる。
コヒーレント受信後の電気信号の周波数はΔfに一致し、この電気信号は、通常、アンチエイリアシングフィルタのような低域通過フィルタを通して出力される。したがって、周波数Δfが低域通過フィルタの通過帯域801内にあれば、何らかのモニタ信号802が検出される。
一方、図9に示すように、信号光の周波数fsig と局発光の周波数fLOが大きく離れている場合は、Δfが大きくなる。この場合、コヒーレント受信後の電気信号の周波数Δfが低域通過フィルタの通過帯域801の外側になるので、モニタ信号は検出されない。
例えば、50GHz間隔で局発光の周波数をスイープする場合を考える。Integratable
Tunable Laser Assembly(ITLA)に準拠しているLDを使用すれば、fsig とfLOが50GHz間隔という単位で一致しているとき、周波数の差分Δfは最大でも5GHzである。この場合は、コヒーレント受信後に何らかのモニタ信号が得られる。
一方、fsig とfLOが一致していなければ、最小でも40GHzのビート光が光電変換部に入射する。このビート光は、コヒーレント受信部102内の光電変換部又は低域通過フィルタにより除去されるので、モニタ信号は得られない。
したがって、コヒーレント受信後の電気信号をモニタすることにより、信号光の周波数(波長)と局発光の周波数(波長)が一致しているか否かを判定することができる。
次に、受信する信号光が波長分割多重(WDM)方式の光信号である場合の局発光、信号光、及びモニタ信号の周波数の関係について考察する。局発光の周波数可変範囲が非常に広い場合、WDM信号の周波数間隔をfWDM とし、信号のシンボルレートをBとすると、モニタ信号の周波数Δfは、次の条件を満たす必要がある。

Δf<fWDM /2 かつ Δf<B

ただし、符号分割多重方式を用いた場合のように、信号のシンボルレートと信号スペクトルが一致しない場合は、この条件を満たす必要はない。
次に、上述した波長制御の誤作動を防止する実施形態について説明する。
図10は、第1の誤作動の例を示している。図10において、波長スイープにおける周波数設定順序は、f1、f2、f3の順序(f1<f3<f2)とする。f1からf2に波長スイープするとき、局発光源107がオンのままfsig の近傍を通過すると、モニタ信号が検出される。しかし、目標値はf2に設定されているので、波長スイープはf2で停止する。この場合、コヒーレント受信のための正しい周波数はf3なので、誤作動となる。
図11は、第2の誤作動の例を示している。fsig とは異なる周波数におけるAmplified Spontaneous Emission(ASE)成分1101のレベルが高い場合、信号光とASE成分1101の干渉により発生するモニタ信号が、モニタ信号の閾値を超えてしまう場合がある。この場合、局発光源107の周波数が正しく設定されず、誤作動となる。
そこで、このような誤作動を防止するために、以下のような誤作動防止方法を採用することができる。
(1)モニタ信号判定部112に、閾値判定を行わない待ち時間を設ける。待ち時間としては、例えば、1回の波長切り替えに要する時間以上の長さの時間を設定すればよい。これにより、図10においてf1からf2への波長スイープ中に閾値判定が行われ、波長スイープがf2で停止することが回避される。
(2)デジタル信号処理部106より後段に設けられたOptical Transport Network(OTN)フレーマ部や、デジタル信号処理部106内に設けられた信号品質モニタからのアラーム信号等の復号情報を用いて、データ信号が正しく復号されているか否かを判定する。そして、データ信号が正しく復号されていない場合には再度波長スイープを開始する。これにより、図10及び図11のような誤作動が防止される。
誤作動防止方法(1)又は(2)のいずれか一方を用いてもよく、両方を併用してもよい。
図12は、図3の波長制御に対して誤作動防止方法(1)を適用した例を示すフローチャートである。
図12のステップ1201〜1204及び1206〜1208の制御は、図3のステップ301〜304及び305〜307の制御と同様である。
ステップ1204においてモニタ信号が検出されると、モニタ信号判定部112は、一定時間経過するのを待ち合わせた後に(ステップ1205)、モニタ信号のレベルを閾値と比較する(ステップ1206)。
図6の波長制御に対して誤作動防止方法(1)を適用する場合は、ステップ606とステップ607の間で、ステップ1205と同様の時間待ちを行えばよい。
図13は、図3の波長制御に対して誤作動防止方法(2)を適用した例を示すフローチャートである。
図13のステップ1301〜1307の制御は、図3のステップ301〜307の制御と同様である。
ステップ1305においてモニタ信号のレベルが閾値以上であれば(ステップ1305,Yes)、局発光制御部108は、OTNフレーマ又は信号品質モニタからの復号情報を用いて、信号が正しく復号されているか否かを判定する(ステップ1308)。
復号情報としては、例えば、復号されたデータ信号の平均値及び分散等の統計値、ビット誤り率(BER)、光信号対雑音比(OSNR)等が用いられる。また、統計値、BE
R、OSNR等に基づいて復号結果の可否を判定した判定値を、復号情報として用いてもよい。
信号が正しく復号されていなければ(ステップ1308,No)、ステップ1308以降の制御を繰り返し、信号が正しく復号されていれば(ステップ1308,Yes)、波長制御を終了する。
図6の波長制御に対して誤作動防止方法(2)を適用する場合は、ステップ607の後で、ステップ1308と同様の復号判定を行えばよい。
図14は、偏波多重デジタルコヒーレント光受信機の第1の構成例を示している。図14の光受信機は、光送信機1401とともに光通信装置内に設けられ、コヒーレント受信部1402、クロック生成部1403、ADC1404〜1407、デジタル信号処理部1408、及び局発光源1409を備える。
コヒーレント受信部1402には、2つの偏波成分を含む信号光と局発光が入力され、信号光のコヒーレント受信が行われる。このとき、コヒーレント受信部1402は、2つの偏波の各々について、伝送路から入力される信号光と局発光源1409から出力される局発光を混合し、互いに直交する2つの位相成分を抽出する。そして、それらの位相成分を光電変換により電気信号に変換して、同期信号I及び直交信号Qを出力する。
一方の偏波から得られた同期信号I及び直交信号Qは、ADC1404及び1405にそれぞれ出力され、他方の偏波から得られた同期信号I及び直交信号Qは、ADC1406及び1407にそれぞれ出力される。同期信号I及び直交信号Qの直流成分は、AC結合によりカットされる。
ADC1404〜1407の各々は、クロック生成部1403から出力されるサンプリングクロック信号CLKに同期して、同期信号I又は直交信号Qをサンプリングし、デジタル化された同期信号I又は直交信号Qをデジタル信号処理部1408に出力する。デジタル信号処理部1408は、ADC1404〜1407から出力される同期信号I及び直交信号Qを用いて、歪み補償のための波形等化、復号等の信号処理を行い、データ信号を出力する。
図14の光受信機は、局発光制御部1410、信号光検出部1411、信号光判定部1412、モニタ信号検出部1413、及びモニタ信号判定部1414をさらに備える。信号光検出部1411は、コヒーレント受信部1402に入力される信号光を検出し、信号光判定部1412は、検出された信号光のレベルを判定する。
モニタ信号検出部1413は、ADC1404〜1407から出力される同期信号I及び直交信号Qをモニタ信号として検出し、モニタ信号判定部1414は、検出されたモニタ信号のレベルを判定する。
局発光制御部1410は、局発光源1409の波長可変範囲を最短時間でスイープ可能なパラメータ制御順序を、テーブル、リスト構造等の形式で保持する。そして、光送信機1401から出力される送信信号光の波長と、信号光判定部1412及びモニタ信号判定部1414から出力される判定結果とを用いて、パラメータ制御順序に従って局発光源1409の波長スイープを行う。
図15は、偏波多重デジタルコヒーレント光受信機の第2の構成例を示している。図15の光受信機は、図14の光受信機のモニタ信号検出部1413をモニタ信号検出部1501に置き換えた構成を有する。モニタ信号検出部1501は、ADC1404〜1407から出力される信号の代わりに、ADC1404〜1407に入力される同期信号I及び直交信号Qをモニタ信号として検出する。
図14及び図15の光受信機においては、例えば、図3に示したような波長制御が行われる。また、図12及び図13に示したような波長制御を行うことも可能である。
図16は、偏波多重デジタルコヒーレント光受信機の第3の構成例を示している。図16の光受信機は、図14の光受信機の信号光検出部1411を信号光検出部1601に置き換えた構成を有する。信号光検出部1601は、コヒーレント受信部1402に入力される信号光の代わりに、コヒーレント受信部1402から出力される同期信号I及び直交信号Qを検出する。
図17は、偏波多重デジタルコヒーレント光受信機の第4の構成例を示している。図17の光受信機は、図15の光受信機の信号光検出部1411を信号光検出部1601に置き換えた構成を有する。
図15及び図17の光受信機においては、例えば、図6に示したような波長制御が行われる。また、図12及び図13に示したような波長制御を行うことも可能である。
図14〜図17の光受信機では、局発光制御部1410の内部にパラメータ制御順序が保持されているが、この情報を局発光制御部1410の外部に保持してもよい。
以上説明した各々の波長制御方法は、単一偏波デジタルコヒーレント光受信機及び偏波多重デジタルコヒーレント光受信機のみならず、信号光と局発光を混合して受信信号を復号する他の光受信機に対しても適用することができる。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
以上、図1から図17までを参照しながら説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数の波長設定パラメータに基づいて決定される波長の局発光を出力する局発光源と、
受信した信号光と前記局発光を混合して得られる光から光電変換により電気信号を生成する受信手段と、
前記電気信号に基づいて受信信号を復号する信号処理手段と、
前記受信手段から前記電気信号が出力されているか否かを判定する信号判定手段と、
前記複数の波長設定パラメータに対して決められたパラメータ制御順序に従って該複数の波長設定パラメータを変更することで、前記局発光源から出力される前記局発光の波長を制御し、前記受信手段から前記電気信号が出力されていると判定されると、該局発光の波長制御を停止する局発光制御手段と
を備えることを特徴とする光受信機。
(付記2)前記パラメータ制御順序は、前記複数の波長設定パラメータのそれぞれの制御ループを特定する順序であり、最もスイープ時間が短いパラメータを最も内側の制御ループで変更し、スイープ時間が長くなるほどより外側の制御ループで変更することを示す順序であることを特徴とする付記1記載の光受信機。
(付記3)前記パラメータ制御順序は、前記局発光源の波長可変範囲を最短時間でスイープ可能な順序であることを特徴とする付記1記載の光受信機。
(付記4)前記複数の波長設定パラメータは、前記局発光源の温度及び電流であり、前記パラメータ制御順序は、外側の制御ループで温度を変更し、内側の制御ループで電流を変更することを示す順序であることを特徴とする付記1記載の光受信機。
(付記5)前記信号判定手段は、前記受信手段から前記電気信号が出力されてから一定時間経過した後に、該受信手段から該電気信号が出力されているか否かを判定することを特徴とする付記1、2、3、又は4記載の光受信機。
(付記6)前記局発光制御手段は、前記受信手段から前記電気信号が出力されており、かつ、前記信号処理手段により前記受信信号が正しく復号されている場合に、前記局発光の波長制御を停止し、前記受信手段から前記電気信号が出力されており、かつ、前記信号処理手段により前記受信信号が正しく復号されていない場合には、前記局発光の波長制御を継続することを特徴とする付記1、2、3、又は4記載の光受信機。
(付記7)前記受信手段に前記信号光が入力されているか否かを判定する信号光判定手段をさらに備え、前記局発光制御手段は、前記受信手段に前記信号光が入力されていると判定されたとき、前記局発光の波長制御を行うことを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の光受信機。
(付記8)前記受信手段は、前記信号光と前記局発光を混合して得られる光から互いに直交する2つの位相成分を抽出し、抽出された2つの位相成分から光電変換により同期信号及び直交信号を生成し、前記信号判定手段は、前記受信手段から該同期信号及び該直交信号のうち少なくとも一方が出力されているか否かを判定することを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の光受信機。
(付記9)前記受信手段は、第1及び第2の偏波を含む信号光と該第1及び第2の偏波を含む局発光を偏波毎に混合して得られる光から互いに直交する2つの位相成分を抽出し、第1の偏波の混合により抽出された2つの位相成分から光電変換により第1の同期信号及び第1の直交信号を生成し、第2の偏波の混合により抽出された2つの位相成分から光電変換により第2の同期信号及び第2の直交信号を生成し、前記信号判定手段は、前記受信手段から該第1の同期信号、該第1の直交信号、該第2の同期信号、及び該第2の直交信号のうち少なくとも1つが出力されているか否かを判定することを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の光受信機。
(付記10)複数の波長設定パラメータに基づいて決定される波長の局発光を出力する局発光源と、
前記複数の波長設定パラメータに対して決められたパラメータ制御順序に従って該複数の波長設定パラメータを変更することで、前記局発光源から出力される前記局発光の波長を制御し、受信した信号光と前記局発光を混合して得られる光から光電変換により電気信号が生成されていると判定されると、該局発光の波長制御を停止する局発光制御手段と
を備えることを特徴とする局発光源装置。
(付記11)複数の波長設定パラメータに基づいて決定される波長の局発光を生成するステップと、
信号光を受信するステップと、
受信した信号光と前記局発光を混合して得られる光から光電変換により電気信号を生成するステップと、
前記複数の波長設定パラメータに対して決められたパラメータ制御順序に従って該複数の波長設定パラメータを変更することで、前記局発光源から出力される前記局発光の波長を制御するステップと、
前記電気信号が生成されているか否かを判定するステップと、
前記電気信号が生成されていると判定すると、前記局発光の波長制御を停止するステップと
を備えることを特徴とする局発光制御方法。
第1の単一偏波デジタルコヒーレント光受信機の構成図である。 第2の単一偏波デジタルコヒーレント光受信機の構成図である。 第1の波長制御のフローチャートである。 第3の単一偏波デジタルコヒーレント光受信機の構成図である。 第4の単一偏波デジタルコヒーレント光受信機の構成図である。 第2の波長制御のフローチャートである。 局発光源の波長設定パラメータの例を示す図である。 信号光の周波数と局発光の周波数が概ね一致している場合を示す図である。 信号光の周波数と局発光の周波数が大きく離れている場合を示す図である。 第1の誤作動を示す図である。 第2の誤作動を示す図である。 第1の誤作動防止方法を適用した波長制御のフローチャートである。 第2の誤作動防止方法を適用した波長制御のフローチャートである。 第1の偏波多重デジタルコヒーレント光受信機の構成図である。 第2の偏波多重デジタルコヒーレント光受信機の構成図である。 第3の偏波多重デジタルコヒーレント光受信機の構成図である。 第4の偏波多重デジタルコヒーレント光受信機の構成図である。 LDの発振波長とバイアス電流の関係を示す図である。 従来のヘテロダイン光受信機における自動起動方法のフローチャートである。 IF信号の検出可能領域を示す図である。
符号の説明
31、801 通過帯域
32、33、34 IF信号
101、1401 光送信機
102、1402 コヒーレント受信部
103、1403 クロック生成部
104、105、1404、1405、1406、1407 ADC
106、1408 デジタル信号処理部
107、1409 局発光源
108、1410 局発光制御部
109、401、1411、1601 信号光検出部
110、1412 信号光判定部
111、201、1413、1501 モニタ信号検出部
112、1414 モニタ信号判定部
802 モニタ信号
1101 ASE成分

Claims (6)

  1. 複数のレーザダイオードを含み、複数の波長設定パラメータに基づいて決定される波長の局発光を出力する局発光源と、
    受信した信号光と前記局発光を混合して得られる光から光電変換により電気信号を生成する受信手段と、
    前記電気信号に基づいて受信信号を復号する信号処理手段と、
    前記受信手段に前記信号光が入力されているか否かを判定する信号光判定手段と、
    前記受信手段から前記電気信号が出力されているか否かを判定する信号判定手段と、
    前記受信手段に前記信号光が入力されていると判定されたとき、前記複数の波長設定パラメータのそれぞれの制御ループを特定するパラメータ制御順序に従って該複数の波長設定パラメータのうちスイープ時間が短い第1のパラメータを第1の制御ループで変更し、スイープ時間が該第1のパラメータよりも長い第2のパラメータを該第1の制御ループより外側の第2の制御ループで変更し、スイープ時間が該第2のパラメータよりも長い第3のパラメータを該第2の制御ループより外側の第3の制御ループで変更することで、前記局発光源から出力される前記局発光の波長を制御し、前記受信手段から前記電気信号が出力されていると判定されると、該局発光の波長制御を停止する局発光制御手段と
    を備えることを特徴とする光受信機。
  2. 前記パラメータ制御順序は、前記局発光源の波長可変範囲を最短時間でスイープ可能な順序であることを特徴とする請求項1記載の光受信機。
  3. 前記信号判定手段は、前記受信手段から前記電気信号が出力されてから一定時間経過した後に、該受信手段から該電気信号が出力されているか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2記載の光受信機。
  4. 前記局発光制御手段は、前記受信手段から前記電気信号が出力されており、かつ、前記信号処理手段により前記受信信号が正しく復号されている場合に、前記局発光の波長制御を停止し、前記受信手段から前記電気信号が出力されており、かつ、前記信号処理手段により前記受信信号が正しく復号されていない場合には、前記局発光の波長制御を継続することを特徴とする請求項1又は2記載の光受信機。
  5. 複数のレーザダイオードを含み、複数の波長設定パラメータに基づいて決定される波長の局発光を出力する局発光源と、
    信号光が受信されていると判定されると、前記複数の波長設定パラメータのそれぞれの制御ループを特定するパラメータ制御順序に従って該複数の波長設定パラメータのうちスイープ時間が短い第1のパラメータを第1の制御ループで変更し、スイープ時間が該第1のパラメータよりも長い第2のパラメータを該第1の制御ループより外側の第2の制御ループで変更し、スイープ時間が該第2のパラメータよりも長い第3のパラメータを該第2の制御ループより外側の第3の制御ループで変更することで、前記局発光源から出力される前記局発光の波長を制御し、該信号光と前記局発光を混合して得られる光から光電変換により電気信号が生成されていると判定されると、該局発光の波長制御を停止する局発光制御手段と
    を備えることを特徴とする局発光源装置。
  6. 複数のレーザダイオードを含む局発光源から、複数の波長設定パラメータに基づいて決定される波長の局発光を出力するステップと、
    信号光を受信するステップと、
    受信した信号光と前記局発光を混合して得られる光から光電変換により電気信号を生成するステップと、
    前記信号光が受信されているか否かを判定するステップと、
    前記信号光が受信されていると判定すると、前記複数の波長設定パラメータのそれぞれの制御ループを特定するパラメータ制御順序に従って該複数の波長設定パラメータのうちスイープ時間が短い第1のパラメータを第1の制御ループで変更し、スイープ時間が該第1のパラメータよりも長い第2のパラメータを該第1の制御ループより外側の第2の制御ループで変更し、スイープ時間が該第2のパラメータよりも長い第3のパラメータを該第2の制御ループより外側の第3の制御ループで変更することで、前記局発光源から出力される前記局発光の波長を制御するステップと、
    前記電気信号が生成されているか否かを判定するステップと、
    前記電気信号が生成されていると判定すると、前記局発光の波長制御を停止するステップと
    を備えることを特徴とする局発光制御方法。
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