JP5364433B2 - 光学素子用成形型 - Google Patents

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本発明は、ガラスからなる光学素子をプレス成形するのに用いられる光学素子用成形型に関する。
光学ガラス材を加熱し、押圧手段により所望形状にプレス成形して、光学素子とする方法は以前より一般的に知られている。特に、近年は、光学系の高性能化に伴い、非球面形状のみならず自由曲面形状等の複雑な形状の光学素子を大量で安く生産することが望まれている。光学素子を安価に生産するためには、成形型の長寿命化が必須の条件であるが、様々な金属酸化物やアルカリ成分などを含む反応性の高いガラスを高温下で使用するため、型の劣化が激しくなっている。
光学ガラス材をプレス成形する温度は、ガラスの転移点にもよるが、一般的に400℃〜800℃である。この温度での成形では、元素の拡散が生じ易く、特に光学ガラス材に含まれるアルカリ金属等の成分や雰囲気中の酸素分子は化学反応や粒界拡散し易い。そのため型とガラスが接触する成形面の劣化が成形型の寿命を左右しており、これに対抗するため、成形型の表面には硬質膜等の処理が行われている。
従来、このようなガラス成形に用いられる成形型に対しては、特許文献1に記載されるように、型基材の表面にTiN層を形成したり、特許文献2に記載されるように、白金系合金膜を被覆することがなされている。
しかしながら、型基材の表面にTiN層を形成したものは、型温度が高くなると雰囲気中の酸素やガラス中の酸化物からの酸素供給により、TiNが酸化する。特に高温下(例えば、500℃以上)での連続成形においては、酸化の影響によりガラスとの離型性が悪くなり、その結果としてガラスとの融着が生じ、離型性が低下している。
一方、白金系合金膜を被覆した型においては、ガラスとの離型性は良好である反面、連続成形においては膜剥離が生じている。白金系合金には酸素やガラス成分元素が粒界拡散により侵入し易く、拡散侵入した成分が中間層や基材の元素と反応して化合物を生成するためである。これにより、白金系合金膜下で反応した化合物成分の反応成長と、ガラス成形時の熱サイクルとにより膜剥離が生じている。
以上のいずれの従来の成形型においても、連続成形の際には酸素やガラス成分との反応により型が劣化するため、成形型の寿命が非常に短い問題を有しており、この問題を解決するために、特許文献3に示す、型母材の成形面がイリジウム酸化物を主成分とする膜層からなる光学素子用成形型が提案されている。
特開昭59−123629号公報 特開昭62−3031号公報 特開2001−89164号公報
しかしながら、上記特許文献3に示す光学素子用成形型においても、Tg点(ガラス転移点)が高いために成形温度が高い(例えば、600℃以上)例えばランタン系のような硝材を用いる場合には、成形面のイリジウム酸化物が昇華して消耗する恐れがあった。
本発明はこのような従来の問題点を考慮してなされたものであり、高温下での成形において離型性が良好であり、且つ長寿命の光学素子用成形型を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の光学素子用成形型は、ガラスからなる光学素子のプレス成形に用いる光学素子用成形型において、前記光学素子用成形型の少なくとも成形面の最表層が二酸化レニウムよりなる膜層からなり、前記最表層の膜層が50nm以上2000nm以下の厚さであることを特徴としている。
なお、二酸化レニウムからなる膜層は、製造時に酸化の仕方のバラツキが起こりやすいが、レニウム原子の酸化数をxとして、+3.8≦x≦+4.5の範囲内であれば良い。また、不可避の微量の不純物は混入しても性能に問題はない。
ガラス成形においては、主に成形型とガラスが接触する成形面の劣化が寿命を左右する。この発明では、二酸化レニウム(ReO2)の作用に着目し、成形型の少なくとも最表層に二酸化レニウムよりなる膜層を形成することによって成形型の延命化を図っている。成形型の劣化要因としては、雰囲気中の酸素による型表面の酸化があるが、二酸化レニウムは元来安定な酸化物であるため、酸化進行による劣化はない。
従って、この発明の光学素子用成形型によれば、成形型の少なくとも最表層に二酸化レニウムよりなる膜層を形成することにより、ガラスの離型性が良く、酸化やガラスとの化学反応や元素拡散に伴う劣化が改善される。従って、成形型の寿命を延ばすことができるとともに、光学素子を安価に提供することが可能となる。
また、融点が約900℃である二酸化レニウムで最表層を形成することで、例えば、700℃程度という高温下で成形を行うことができる。
成形型の成形面の最表層に用いる膜としての二酸化レニウムの膜層は、50nm以上の厚さであれば十分にその作用効果を得ることができる。しかし50nm未満の厚さでは、膜厚が結晶粒の大きさと非常に近くなるため、粒子脱落などによる部分欠陥の可能性が大きくなり好ましくない。
また、上記の光学素子用成形型において、型母材と前記最表層との間に中間層を備え、前記中間層はタンタル原子を含有し、前記型母材側から前記最表層側に移るに従って、前記中間層中の酸素原子の割合を増加させるように構成されていることがより好ましい。
この発明によれば、中間層により型母材と最表層との密着力を向上させることができる。
本発明の光学素子用成形型によれば、高温下での成形における離型性を良好にするとともに、型の寿命を長くすることができる。
本発明の第1実施形態の光学素子用成形型の断面図である。 本発明の第2実施形態の光学素子用成形型の断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る光学素子用成形型の第1実施形態を、図1を参照しながら説明する。
光学素子用成形型1の型母材2は、所望の最終製品に対応した形状と概略近い形状に加工した後、その凹型の成形部表面2aをダイヤモンド砥石を用いた研削加工により所望の最終形状に対応した形状に加工し、その後、鏡面研磨を施して作製される。
次に、真空チャンバー内に、型母材2を設置し、型母材2を200℃に加熱して保温する。そして、真空チャンバー内に酸素ガスを導入して、真空チャンバー内の圧力を10-2Paとした状態で、RFスパッタ法により金属レニウムターゲットを用いてスパッタを行う。金属レニウムのスパッタ粒子は、雰囲気の酸素ガスにより酸化され、そのほとんどが安定な二酸化レニウム(ReO2)になり、型母材2の成形部表面2aに二酸化レニウム膜3を成形する。本実施形態では、型母材2の成形部表面2aに膜層は1つだけ形成されるので、この二酸化レニウム膜3が最表層の膜層となると同時に、二酸化レニウム膜3の形成後は、この膜の表面が光学素子用成形型1の成形面となる。なお、二酸化レニウムの融点は約900℃であるため、700℃程度の成形温度までは問題なく使用できる。
表1に示すように、本実施形態の光学素子用成形型1として、型母材2の材質及び最表層の二酸化レニウム膜3の厚さを変えて、試料1〜試料3を製造した。
Figure 0005364433
型母材2の材質として、試料1ではWC(炭化タングステン)、試料2ではランタン系ガラス(Tg点が738℃)、試料3ではSiO2(二酸化ケイ素)を用いた。また、二酸化レニウム膜3の厚さは、試料1では50nm、試料2及び試料3では200nmとなっている。
この二酸化レニウム膜3の厚さは、50nm以上、2000nm以下であることが好ましい。二酸化レニウム膜3の厚さが50nmより薄くなると、膜厚が結晶粒の大きさと非常に近くなるため粒子脱落などによる部分欠陥の可能性が大きくなる。一方、二酸化レニウム膜3の厚さが2000nmを超えると、厚くなりすぎて二酸化レニウム膜3の強度が低下してしまう。
この光学素子用成形型1を循環式等温成形機に組付け、ランタン系のL−LAH53((株)オハラ社製)を硝材として用いて、成形温度640℃で光学素子であるガラスのプレス成形試験を行った。
なお、L−LAH53は、Tg点が574℃、At点(ガラス屈伏点)が607℃となっている。
光学素子を窒素雰囲気中で成形した結果を表1の成形性の列に示す。
試料1では、光学素子を500ショット成形した時点で二酸化レニウム膜3が剥離した。試料2及び試料3では、光学素子を1000ショット成形した時点でも光学素子用成形型1に不具合は無かった。
なお、上記の試験において雰囲気のみを大気中に変え、上記の試料1〜試料3を用いて光学素子を成形した結果も、表1に示す窒素雰囲気中の試験結果と同様の成形性を示した。
L−LAH53は、加熱されて軟化すると含有成分の一部が揮発するため、一般的に、光学素子の成形時に微量の揮発成分が光学素子用成形型1に付着する。
光学素子用成形型1による成形時に、L−LAH53である硝材と二酸化レニウム膜3とが直接接触するが、硝材と二酸化レニウム膜3とがどちらも酸化物であるために互いの間で化学結合を起こしにくく、光学素子の焼き付きや、揮発成分の二酸化レニウム膜3への堆積が起こらず、光学素子を良好に成形することができることが分かった。
こうして、本発明の第1実施形態の光学素子用成形型1によれば、型母材2に二酸化レニウム膜3を形成し、光学素子用成形型1の成形面の最表層を二酸化レニウム膜3にすることにより、ガラスの離型性が良く、酸化やガラスとの化学反応や元素拡散に伴う劣化が改善される。従って、光学素子用成形型1の寿命を延ばすことができるとともに、光学素子を安価に提供することが可能となる。
また、最表層の二酸化レニウム膜3を50nm以上の厚さとすることで、十分にその作用効果を得ることができる。しかし50nm未満の厚さでは、膜厚が結晶粒の大きさと非常に近くなるため、粒子脱落などによる部分欠陥の可能性が大きくなり好ましくない。
また、融点が約900℃である二酸化レニウムによる二酸化レニウム膜3を最表層に用いることで、高温下で成形を行うことができる。
(第2実施形態)
以下、本発明に係る光学素子用成形型の第2実施形態を、図2を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の光学素子用成形型6には、型母材2と二酸化レニウム膜3との間に中間層4が形成されている。そして、表2に示すように、本実施形態の光学素子用成形型6として、中間層4の材質、及び最表層の材質と厚さを変えて、試料4〜試料8、比較例1及び比較例2を製造した。
Figure 0005364433
試料4〜試料7において、中間層4は厚さ100nmの膜層を4つ重ねた状態に形成され、中間層4全体としての厚さは400nmとなっている。
中間層4は、その全体にタンタル原子を含有しており、中間層4を構成する4つの膜層の中で、最も型母材2側の膜層は金属タンタルで形成され、最も二酸化レニウム膜3側の膜層は酸化タンタル(Ta25)で形成されている。そして、中間層4を構成する4つの膜層は、型母材2側から二酸化レニウム膜3側に移るに従って、膜層の組成中の酸素原子の割合が一定の割合で増加するように構成されている。すなわち、酸化タンタルの組成中の酸素原子の割合が、(5/7)の式により約71%となるので、型母材2側から2番目の膜層中の酸素原子の割合は約24%、型母材2側から3番目の膜層中の酸素原子の割合は約48%となるように構成した。
このように、試料4〜試料7における中間層4は、4つの膜層により、型母材2側から二酸化レニウム膜3側まで組成を4段階に段階的に変化させて形成されている。
また、試料8においては、型母材2側から、二酸化レニウム膜3側に移るにしたがって、中間層4中の酸素原子の割合を連続的に0〜71パーセントまで変化させ、中間層4全体の厚さを400nmとした。
このように、試料8における中間層4は、組成を連続的に変化させて形成させられている。
また、比較例1における中間層4は厚さ100nmの金属クロムで、比較例2における中間層4は厚さ100nmの金属チタンで、それぞれ形成されている。
これらの中間層4は、二酸化レニウム膜3等の最表層が形成される前に、真空チャンバー内において形成される。例えば、試料4〜試料7における中間層4は、RFスパッタ法により金属タンタルターゲットを用いて各膜層を形成する毎に真空チャンバー内の酸素ガス濃度を高める、という既知の手法で形成される。
上記第1実施形態と同様に、この光学素子用成形型6を循環式等温成形機に組付け、L−LAH53を硝材として用いて光学素子の成形試験を行った。なお、比較例1の最表層は、互いに等しいモル数のIrとPtとで構成された膜層である。
光学素子を窒素雰囲気中で成形した結果を表2の成形性の列に示す。
試料4〜試料7は、二酸化レニウム膜3の厚さのみを変えたものである。二酸化レニウム膜3の厚さが30nmの試料4では、光学素子を300ショット成形した時点で二酸化レニウム膜3が剥離した。そして、二酸化レニウム膜3の厚さが50nm、200nm及び500nmの試料5、試料6及び試料7では、光学素子を1000ショット成形した時点でも光学素子用成形型1に不具合は無かった。また、試料8は、中間層4の組成変化を連続的にし、最表層の二酸化レニウム膜の厚さを200nmにしたものであるが、光学素子を1000ショット成形したときにも不具合はなかった。
一方、中間層4が金属クロムで、最表層が厚さ200nmのIr−Ptで形成された比較例1では、光学素子を100ショット成形した時点から光学素子に焼き付きとクモリが発生してしまい良品が得られなかった。そして、中間層4が金属チタンで、最表層が厚さ100nmのTiNで形成された比較例1では、光学素子を10ショット成形した時点で光学素子に焼き付きとクモリが発生した。
なお、上記試験において雰囲気のみを大気中に変え、上記の試料4〜試料8、比較例1及び比較例2を用いて光学素子を成形した結果も、表2に示す窒素雰囲気中の試験結果と同様の成形性を示した。
試料5の試験結果、及び前記第1実施形態における試料1の試験結果から、型母材2の材質と最表層である二酸化レニウム膜3の厚さが同じであっても、型母材2と二酸化レニウム膜3との間に、型母材2側の組成が金属タンタルで二酸化レニウム膜3側の組成が酸化タンタルという中間層4を設けることで、二酸化レニウム膜3が型母材2から剥離し難くなることが分かった。
こうして、本発明の第2実施形態の光学素子用成形型6によれば、中間層4の型母材2側をWCとの接合が容易な金属タンタルとし、二酸化レニウム膜3側を二酸化レニウムとの接合が容易な酸化タンタルとしている。このため、前記第1実施形態の効果に加えて、型母材2と二酸化レニウム膜3との密着力を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、試料4ないし7の中間層4は4つの膜層からなり、型母材2側から最表層である二酸化レニウム膜3側に移るに従って、中間層4中の酸素原子の割合を4段階に増加させるように形成されている。しかし、中間層4は、2層以上で中間層4中における酸素原子の割合を増加させる段階数が2段階以上であれば数に制限はない。また、試料8では、型母材2側から二酸化レニウム膜3側に移るに従って、中間層4中における酸素原子の割合が、減少することなく単調に増加するように構成されているが、中間層4内における酸素原子の割合は、型母材2側から二酸化レニウム3側に向かい単調な増加である必要はなく、酸素原子の割合が一定になる領域があるなどしても良い。
また、上記実施形態では、中間層4は型母材2側から二酸化レニウム膜3側に移るに従って、中間層4の組成を金属タンタルから酸化タンタルに変化させた。しかし、中間層4の組成はこの限りでなく、例えば、型母材2側から二酸化レニウム膜3側に移るに従って、金属クロムから酸化クロムに、金属チタンから酸化チタンにそれぞれ変化させるように構成しても良い。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更等も含まれる。
例えば、上記第1実施形態及び第2実施形態では、硝材にランタン系のL−LAH53を用いた。しかし、これに限ることなく、例えば硝材に酸化チタン系のL−TIM28(オハラ社製)を用いることもできる。L−TIM28を用いて上記第1実施形態及び第2実施形態の光学素子用成形型で光学素子の成形試験を行ったところ、表1及び表2に示す試験結果とほぼ同様の結果となった。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、光学素子用成形型の成形面に二酸化レニウム膜を用いたが、これに限らず、光学素子用成形型の全表面に二酸化レニウム膜を形成しても良い。このように構成することで、光学素子用成形型を窒素のような非酸化雰囲気ガスを用いることなく大気中でも使用できるようになるので、光学素子の製造コストを下げることができる。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、二酸化レニウム膜3をRFスパッタ法により成形した。しかし、二酸化レニウム膜3の成形はRFスパッタ法に限ることなく、イオンプレーティング法、アークイオンプレーティング法、反応性プラズマ成膜、酸化レニウムをターゲットにした成膜等、二酸化レニウムの成膜が可能な手段であれば良い。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態における型母材2の材質として、窒化珪素、窒化アルミニウム、アルミナ等を用いても良い。
1、6 光学素子用成形型
2 型母材
2a 成形部表面

Claims (2)

  1. ガラスからなる光学素子のプレス成形に用いる光学素子用成形型において、前記光学素子用成形型の少なくとも成形面の最表層が二酸化レニウムよりなる膜層からなり、
    前記最表層の膜層が50nm以上2000nm以下の厚さであることを特徴とする光学素子用成形型。
  2. 型母材と前記最表層との間に中間層を備え、
    前記中間層はタンタル原子を含有し、前記型母材側から前記最表層側に移るに従って、前記中間層中の酸素原子の割合を増加させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の光学素子用成形型。
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