JP5364185B2 - 圧電振動片の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主面の外周に階段領域を設けた圧電振動片の製造方法に関する。
ATカットの水晶振動片などは厚み滑り振動片の代表的なものとして知られている。これらの圧電振動片をパッケージ内に収納した圧電振動子、または圧電振動片および発振回路をパッケージ内に収納し圧電発振器は、各種の電子機器に周波数の基準源として広く採用される。圧電振動子または圧電発振器の周波数帯域は、一般に2MHz〜100MHzであり小型化が進んでいる。例えば5MHz以下の周波帯域の圧電振動片では、圧電振動片の主面の外周に傾斜領域を設けるベベル加工やコンベックス加工等の曲面加工が施される。
ベベル加工やコンベックス加工等の曲面加工は、特許文献1に開示されるように、一般にバレル研磨法と呼ばれる方法で圧電振動片の外周に傾斜領域を形成している。バレル研磨法は、球形の研磨容器、円筒形の研磨容器または太鼓状の研磨容器の中に研磨剤と複数の圧電振動片とが入れられた状態で研磨容器が回転することで、圧電振動片の主面の外周を研磨する。そして、圧電振動片の研磨後に、各圧電振動片に対して励振電極が形成される。
特開2002−18698号公報
しかしながら、適切な傾斜領域を形成するためには、圧電振動片の大きさに合わせて複数の研磨容器を用意しなければならなかった。このため多品種少量生産には不適な場合があった。また、バレル研磨法では圧電振動片を研磨した後に、各圧電振動片に個別に電極を形成しなければならないため、量産性が悪いという問題があった。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、適切な傾斜領域が形成され、量産性を向上させた圧電振動片の製造方法を提供することを目的とする。
第1観点の圧電振動片の製造方法は、圧電材を基材とする圧電基板上に励振電極が形成された圧電振動片を製造する製造方法において、圧電基板の表面に第1層金属膜と前記第1層金属膜の表面に第2層金属膜を形成する金属膜形成工程と、金属膜形成工程後に、圧電材ウエハに貫通溝を形成して圧電基板の外形を形成する貫通溝形成工程と、第2層金属膜を残したまま貫通溝形成工程後に現れた前記第1層金属膜をその側面よりエッチングする第1金属膜エッチング工程と、第1金属膜エッチング工程後に、側面がエッチングされた第1金属膜を保護膜として圧電基板をエッチングしてメサ段部を形成するメサ段部形成工程と、を備える。
第2観点の圧電振動片の製造方法は、第1観点において、第1金属膜エッチング工程とメサ段部形成工程とを複数回繰り返すことにより、複数のメサ段部を形成する。
本発明は、主面の外周に適切な傾斜領域を形成し、量産性を向上させた圧電振動片の製造方法を提供できる。
(a)は、圧電振動片100の平面図である。 (b)は、図1(a)のA−A断面における圧電振動片100の断面図である。 (a)は、圧電振動子1000の断面図である。 (b)は、図2(a)のBB断面における圧電振動子1000の断面図である。 (a)は、圧電材ウエハ150の平面図である。 (b)は、図3(a)の点線の枠160を拡大した図である。 (c)は、圧電材ウエハ150に繋がれたままで、階段領域BB、電極EL1及び電極EL2が形成された圧電振動片100の図である。 圧電基板外形形成工程を示したフローチャート及びその説明のための図である。 階段領域BBの形成のために、圧電振動片100に金属膜とフォトレジスト膜とを形成し、圧電振動片100をエッチングする箇所のフォトレジスト膜と金属膜とを除去するまでのフローチャート及びその説明のための図である。 メサ加工エッチングの説明のためのフローチャート及びその説明のための図である。 図6(m)に示した圧電基板AKの点線部170の拡大図を示す。 電極の形成についてのフローチャート及びその説明のための図である。 (a)は、圧電振動片200の平面図である。 (b)は、図9(a)のE―E断面における圧電振動片200の断面図である。 (a)は、圧電振動片300の平面図である。 (b)は、図10(a)のF−F断面における圧電振動片300の断面図である。 (c)は、圧電振動子3000の断面図である。 (d)は、図10(c)のG−G断面における圧電振動子3000の断面図である。 (a)は、圧電振動片400の平面図である。 (b)は、図11(a)のH−H断面における断面図である。 (c)は、組立前の圧電振動子4000の断面図である。
以下、本発明の公的な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(第1実施例)
<圧電振動片100の構成>
図1は、圧電振動片100の構成を説明するための図である。図1を参照して、圧電振動片100の構成を説明する。図1(a)は、圧電振動片100の平面図である。図1(b)は、図1(a)のA−A断面における圧電振動片100の断面図である。
図1(a)は、圧電振動片100の平面図である。圧電振動片100は、例えば振動周波数が4MHzであり、X軸方向に厚み滑り振動をするATカットの水晶振動片である。ATカットは結晶軸(XYZ)のY軸に直交する水晶片1の主面が、X軸を回転軸としてY軸からZ軸方向に35度15分回転してなる。圧電振動片100は厚みをY′軸方向として、平面外形を矩形状(短冊状)とする。本明細書では、圧電振動片100の長さをX軸方向とし、幅をZ’軸方向とする。
圧電振動片100の大きさは、例えば、平面外形の長辺LXが約5.25mm、短辺WZが約1.80mm、厚さTY(図1(b)参照)が約0.42mmである。圧電振動片100は、主面が長方形であり、中央部が外周部に比べて厚く形成された圧電基板AKにより構成されるメサ型の圧電振動片である。圧電基板AKは、表面及び裏面の外周部に外周側ほど薄肉になる階段状の領域(以下、階段領域とする。)BBが形成されている。階段領域BBは外周側の段差CGと内周側の段差CNとの2段の段差で構成されている。圧電基板AKの外周側の段差CGの外側の面を基部BA、圧電基板AKの内周側の段差CNの外側の面を第1メサ段部F1、内周側の段差CNの内側の面を第2メサ段部F2とする。
第1メサ段部F1の平面外形の大きさは、基部BAの平面外形の各辺をX軸方向に長さDX1、Z’軸方向に長さDZ1だけ内側方向に小さくしている。また、第2メサ段部F2の平面外形の大きさは、第1メサ段部F1の平面外形の各辺をX軸方向に長さDX2、Z’軸方向に長さDZ2だけ内側方向に小さくしている。DX1、DX2、DZ1、DZ2の各大きさは、それぞれ約1〜10μmである。
図1(b)に示されるように、第1メサ段部F1は基部BAの+Y’軸側及び−Y’軸側に形成され、第2メサ段部F2は第1メサ段部F1の+Y’軸側及び−Y’軸側に形成されている。基部BAから見た第1メサ段部F1の高さはDY1であり、第1メサ段部F1から見た第2メサ段部F2の高さはDY2である。DY1、DY2の高さは、それぞれ約1〜10μmである。
圧電振動片100は、+Z’軸側の第2メサ段部F2上に励振電極ELR1が形成されており、−Z’軸側の第2メサ段部F2上に励振電極ELR2が形成されている。励振電極ELR1及び励振電極ELR2は、両励振電極に電圧を加えることにより圧電振動片100にX軸方向の厚み滑り振動を起こさせる。また、励振電極ELR1及び励振電極ELR2は、圧電振動片100が外部の電極と接続するための電極であり圧電振動片100の外周部付近に形成される引出電極ELH1及び引出電極ELH2とそれぞれ接続されている。励振電極ELR1及び引出電極ELH1と、励振電極ELR2及び引出電極ELH2とが、それぞれ電極EL1及び電極EL2を構成する。電極EL1及び電極EL2は圧電振動片100の表裏面で対称になるように形成される。
電極EL1及び電極EL2は、クロム(Cr)層と金(Au)層とにより構成されている。Au層は圧電基板AK上に直接形成することが困難であるため、圧電基板AK上にCr層を形成し、Cr層上にAu層を形成している。
圧電振動片100は、外周部に階段領域BBを有することにより圧電基板AKに形成した振動エネルギーを中央の平坦部に閉じ込めることができ、クリスタルインピーダンス(CI)等を良好にする。さらに、輪郭すべりなどの不要モードを減衰させることができる。
<圧電振動子1000の構成>
圧電振動片100は、パッケージ内に固定されて圧電振動子として使用される。以下に、圧電振動片100を組み込んだ圧電振動子1000について説明する。
図2(a)は、圧電振動子1000の断面図である。圧電振動子1000は、圧電振動片100と、パッケージPKと、リッドLDとを備えている。パッケージPKは凹型の箱であり、側面部SBとベースBSとにより構成されている。パッケージPK及びリッドLDはガラス、セラミックまたは水晶材料等により形成される。リッドLDは封止材SGによってパッケージPKに接合され、パッケージPK内を密封している。圧電振動片100は、導電性を有する導電性接着材DSにより引出電極ELH1及び引出電極ELH2を通してパッケージPKの内部の2カ所に形成されている接続電極SDにそれぞれ固定される。電極EL1及び電極EL2と接続電極SDとはそれぞれ電気的に接続される。また、接続電極SDはパッケージPK内部を貫通する導通配線(不図示)を通して、パッケージPKの外部の2カ所に形成されている外部電極GDとそれぞれ電気的に接続されている。そのため、電極EL1及び電極EL2と外部電極GDとは電気的に接続されていることになる。
図2(b)は、図2(a)のB−B断面における圧電振動子1000の断面図である。パッケージPKの内部には2カ所に接続電極SDが形成されており、各接続電極SDには電極EL1の引出電極ELH1と電極EL2の引出電極ELH2とがそれぞれ導電性接着材DSを通して接着されている。圧電振動片100を振動させる際は、各接続電極SDを通して励振電極ELR1と励振電極ELR2とに電圧が印加される。
<圧電振動片100の作製方法>
圧電振動片100は、圧電材を基材とする圧電材ウエハ150に圧電振動片100のパターンを形成して作製される。
図3(a)は、圧電材ウエハ150の平面図である。圧電材ウエハ150の周縁部の一部には結晶方向を特定するためのオリエンテーションフラット151が形成されている。圧電材ウエハ150は、例えば厚さ約0.42mmの人工水晶からなり、直径は3インチまたは4インチである。圧電材ウエハ150上には複数の圧電振動片100が形成される。図3(a)には3つの圧電振動片100の形成例を示している。点線の枠160内には、一つの圧電振動片100が形成されている。
図3(b)は、図3(a)の点線の枠160を拡大した図である。圧電材ウエハ150を貫通した貫通溝152を形成することにより圧電振動片100の平面外形を形成する。この時点では、圧電振動片100は接続部153を通して圧電材ウエハ150と繋がっている。圧電振動片100は圧電材ウエハ150と繋がった状態で階段領域BB、電極EL1及び電極EL2を形成することにより、一度に大量の圧電振動片100を作製することができる。
図3(c)は、圧電材ウエハ150に繋がれたままで、階段領域BB、電極EL1及び電極EL2が形成された圧電振動片100の図である。この後、ダイシングソー(不図示)を用いてダイシングライン154に沿って切断することにより、圧電振動片100は圧電材ウエハ150より切り離される。
以下に、圧電材ウエハ150から図3(c)に示した圧電振動片100が形成されるまでを、図4から図7を参照して説明する。
図4は、圧電基板外形形成工程を示したフローチャート及びその説明のための図である。圧電基板外形形成工程は、表面に何も形成されていないベアウエハの状態の圧電材ウエハ150から図3(b)に示した圧電振動片100の外形形成を、貫通溝152を形成することにより行う。図4(a)から図4(f)は、図3(b)のC−C断面における圧電振動片100の形成過程を示した断面図である。
ステップS101は、表面に何も形成されていない圧電材ウエハ150の両側の主面に金属膜が蒸着又はスパッタリングにより形成する金属膜形成工程である。金属膜は、クロム(Cr)膜と金(Au)膜とにより形成される。最初にCr膜が圧電材ウエハ150上に形成され、次にCr膜の上にAu膜が形成される(図4(a)参照)。後述するサイドエッチングにおいてエッチング液が側面から入り込むように、Cr膜及びAu膜は厚めに形成することが好ましい。たとえばCr膜が150Å以上、Au膜は1000Å以上が好ましい。
ステップS102では、Au膜の上にスピンコートなどによりフォトレジストが塗布される。さらに、フォトレジストがプリベイクさせられることにより、フォトレジスト膜RMが形成される(図4(b)参照)。
ステップS103では、貫通溝152のパターンが形成されたフォトマスクPM1を通してフォトレジスト膜RMに紫外線UVが照射される。そして、貫通溝152を形成する場所のフォトレジスト膜RMが露光される(図4(c)参照)。フォトレジスト膜RMの貫通溝152が形成される場所には露光領域RBが形成される。
ステップS104では、フォトレジスト膜RMが現像され、露光領域RBのフォトレジスト膜RMが除去される(図4(d)参照)。
ステップS105では、露光領域RBが除去された箇所のAu膜及びCr膜がエッチングにより除去される(図4(e)参照)。Au膜はたとえばヨウ素とヨウ化カリウムとの水溶液でエッチングされ、Cr膜はたとえば硝酸第2セリウムアンモニウムと酢酸との水溶液でエッチングされる。Au膜及びCr膜が除去された箇所には圧電材ウエハ150の表面が表れている。
ステップS106では、Au膜及びCr膜が除去された箇所の圧電材ウエハ150がフッ酸などでウエットエッチングされ、貫通溝152が形成される(図4(f)参照)。貫通溝152により囲まれた領域は圧電基板AKとなる。
次に、圧電振動片100の階段領域BBの形成方法について、図5及び図6を参照して説明する。また、図5(h)から図5(l)及び図6(m)から図6(q)は、図3(c)のD−D断面における圧電振動片100の形成過程を示している。
図5は、階段領域BBの形成のために、圧電基板AKに新たにフォトレジスト膜RMを形成し、圧電基板AKをエッチングする箇所のフォトレジスト膜と金属膜とを除去するまでのフローチャート及びその説明のための図である。
ステップS201は、図4のステップS106からの続きの工程となっている。ステップS201では、圧電基板AK上のフォトレジスト膜RMを除去する(図5(h)参照)。
ステップS202では、Au膜上にスプレーガンなどを使ってフォトレジストが塗布され、プリベイクによりフォトレジスト膜が形成される。このフォトレジスト膜形成工程は、Au膜上の全面及び圧電基板AKの側面にフォトレジスト膜RMが形成される(図5(i)参照)。
ステップS203では、圧電基板AKの外周部にメサ段差部を形成するためのフォトマスクPM2を用いてフォトレジスト膜RMが表裏面から露光される。このレジストパターン形成工程は、フォトレジスト膜RMにレジストパターンRPを形成する(図5(j)参照)。図5(j)では、フォトレジスト膜RMのハッチングがされている領域が露光領域RBであり、フォトレジスト膜RMの露光領域RB以外の領域がレジストパターンRPとなる。
ステップS204では、フォトレジスト膜RMの現像を行い、露光領域RBを除去する(図5(k)参照)。
ステップS205は、金属膜パターン形成工程である。ステップS205では、まずAu膜のエッチングが行われ、その後にCr膜のエッチングが行われる(図5(l)参照)。レジストパターンRPによってエッチングより保護された領域の金属膜(Au膜、Cr膜)が金属膜パターンKPとなる。金属膜エッチング後の圧電基板AKには、±X軸側の外周部には幅DX1、±Z’軸側の外周部には幅DZ1(図1(a)参照)の露出部が形成される。
次に、図6を参照してメサ加工エッチングの工程について説明する。メサ加工エッチングは、図5のステップS205で露出させた領域の圧電基板AKをエッチングして、圧電振動片100の階段領域BBを形成する。図6は、メサ加工エッチングの説明のためのフローチャート及びその説明のための図である。また、図6のステップS301は図5のステップS205の続きの工程である。
ステップS301では、フッ酸などで圧電基板AKのメサ加工エッチングが行われる。メサ加工エッチングにより、圧電基板AKの表裏面の外周部には、高さDY1、±X軸側の幅DX1、±Z’軸側の幅DZ1の第1メサ段部が形成される(図6(m)参照)。ステップS301は、金属膜パターンKPを保護膜として圧電基板AKをエッチングして第1メサ段部F1(図1(a)参照)を形成する第1メサ段部形成工程である。
図7に、図6(m)に示した圧電基板AKの点線部170の拡大図を示す。ステップS301のメサ加工エッチングでは、図7の圧電基板サイドエッチング領域SEに示すように、フッ酸などが回り込んでCr層下の圧電基板AKも僅かにエッチングされる。そのため、Cr層の露出面積はAu層の露出面積よりも大きくなっている。
ステップS302及びステップS303では、レジストパターンRPが残っている状態で金属膜パターンKPが側面(X軸又はZ’軸方向)からサイドエッチングされる。
ステップS302では、硝酸第2セリウムアンモニウムと酢酸との水溶液を使ってCr層のサイドエッチングが行われる。Cr層のサイドエッチングは、Au層がCr層の上面に形成され、Cr層の側面が露出した状態でエッチングが行われることをいう。Cr層がAu層で覆われてCr層の側面が露出した状態で、Cr層のウエットエッチングをした場合、Cr層の側面からその内側方向へエッチングされる。Cr層の側面のエッチング量は±X軸方向に幅DX2となる量を目安とする(図6(n)参照)。
ステップS303では、ヨウ素とヨウ化カリウムとの水溶液でAu層のサイドエッチングが行われる。Au層のサイドエッチングは、フォトレジスト膜RMがAu層の上面に形成され、Au層の側面が露出した状態でエッチングが行われることをいう。Au層はCr層のサイドエッチングと同じ幅DX2だけエッチングされるように行われる(図6(o)参照)。
ステップS304では、フッ酸などで圧電基板AKのメサ加工エッチングが行われる(図6(p)参照)。このメサ加工エッチングでは圧電基板AKがY’軸方向に高さDY2だけエッチングされる。これによって第2メサ段部F2(図1(a)参照)が形成される。ステップS304は、第2メサ段部形成工程である。
ステップS304のメサ加工エッチングが終了した時点で、圧電基板AKの外形は圧電振動片100の外形に形作られる。更に、ここからメサ加工エッチングの工程を繰り返してさらに階段領域BBのメサ段部を形成することも可能である。その場合は、ルートR1に示すようにステップS304からステップS302へ戻る。ルートR1を繰り返した回数だけ、段部の数を増やすことができる。ステップS304後に階段領域BBの形成を終了する場合は、ルートR2を進んでステップS305に向かう。
ステップS305では、圧電基板AK上に残っているレジストパターンRPと、Au膜と、Cr膜との除去が行われる(図6(q)参照)。圧電基板AK上には階段領域BBが形成されている。
図5の及び図6で示された階段領域BBの形成工程(ステップS201〜S305)では、金属膜としてクロムCrと金Auとを用いた。しかし、金属膜をクロムCr層のみとして階段領域BBを形成することも可能である。たとえばステップS201でCr層のみを形成し、ステップS205ではCr層のエッチングが行われる。さらにステップS302において,Cr層のサイドエッチングが行われる。この場合、ステップS303は行われない。
またステップS201でCr層とAu層とが形成されたとしても、図6のステップS302に示したCr層のエッチングの工程のみを行い、ステップS303のAu層のエッチングを行わなくても良い。この場合、Cr層のサイドエッチングは、Au層がCr層の上面に形成され、フォトレジスト膜RMがAu層の上面に形成された図6(n)状態で行われる。そして、Cr層の側面のみが露出した状態で、Cr層の側面からその内側方向へエッチングされる。
さらに、ステップS302に示したCr層のエッチングと、ステップS303に示したAu層のエッチングとの順序は逆になっても良い。しかし、ステップS301では図7に示したようにCr層の露出面積はAu層の露出面積よりも大きくなっており、Cr層の方がAu層よりもエッチングしやすい。そのため、Cr層のエッチングを先に行い、Au層のエッチングは、Cr層のエッチングを先に行ってAu層の露出面積を大きくした後に行う方が好ましい。また、Au層がCr層まで拡散していた場合など、Au層を先にエッチングするとCr層の一部までもエッチングされることがある。このようなことを防ぐためにもCr層のエッチングを先に行う方が好ましい。
上記の実施例では第1メサ段部の形成をステップS301で行ったが、ステップS106の後に行うことも可能である。図4(f)の圧電基板AKにはCr層の下部に図7に示すような圧電基板サイドエッチング領域SE(図4(f)では突出部TSは形成されていない)があり、Cr層の露出面積が大きくなっているため、Cr層のエッチングを行いやすい。そのため、ステップS106の後にCr層のサイドエッチングを行い、Cr層のサイドエッチング後にAr層のサイドエッチングを行って圧電基板AKの表裏面の外周部を露出させ、圧電基板AKをメサ加工エッチングすることでも容易にメサ段部を形成できる。また、Ar層のサイドエッチングは行わず、Cr層のサイドエッチングのみを行うことでもメサ段部を形成することができる。
図8は、圧電振動片100への電極形成工程を説明するためのフローチャート及びその説明のための図である。圧電振動片100への電極形成工程では、階段領域BBが形成された後の圧電基板AKに電極EL1及び電極EL2が形成される。また、図8のステップS401は図6のステップS305から続く工程である。
ステップS401では、圧電基板AKの全面(圧電基板AKの表裏面、階段領域BBおよび側面)にCr膜が形成され、Cr膜上の全面にAu膜が形成される。さらに、Au膜上には全面にフォトレジスト膜RMが形成される(図8(r)参照)。Cr膜及びAu膜の形成には蒸着又はスパッタリングを用いる。フォトレジスト膜RMの形成では、フォトレジストがスプレーガンなどにより塗布され、フォトレジストの塗布後にはプリベイクが行われる。
ステップS402では、電極EL1のパターン形状を有するフォトマスク(不図示)を使用してフォトレジスト膜RMの露光及び現像が行われる。これにより、電極EL1の形状と同様なAu膜が現れる。電極EL1と電極EL2とは圧電基板AKの表裏で対称であるため、同じパターンを有するフォトマスクが圧電基板AKの表裏の電極形成に使用される(図8(s)参照)。
ステップS403では、Au膜及びCr膜のエッチングが行われる。まず、フォトレジスト膜RMが形成されていない箇所のAu膜のエッチングが行われ、次にAu膜が形成されていない箇所のCr膜のエッチングを行う。その結果、圧電基板AK上には、フォトレジスト膜RMが露光されていない箇所のAu膜とCr膜とが残ることになる(図8(t)参照)。
ステップS404では、フォトレジスト膜RMを除去する。フォトレジスト膜RMを除去した状態を示した図8(u)は、図3(c)のD−D断面の断面図となる。
以上に示したように、圧電振動片100では、露光技術を使用して階段領域BBを形成する。そのため、バレル研磨法を用いた場合に比べ、加工時の形状誤差を小さくすることができ、圧電振動片100の特性値のばらつきを抑えることができる。また、微小化が進む圧電振動片100の形状に合わせて、平面方向に厚さの薄い階段領域BBを形成することができる。このため励振電極ELR1及び励振電極ELR2を形成するための平面の面積を確保することが容易になる。さらに、バレル研磨法では、階段領域BBを形成した後に、各圧電振動片100の電極を個別に形成していた。しかし、実施例のような階段領域BBの形成方法では、圧電材ウエハ150から取り外すことなく階段領域BBを形成するため、一度に大量の圧電振動片100の電極を形成することができる。
さらに、実施例に示した階段領域BBの形成では、一度のAu層、Cr層およびフォトレジスト膜RMを形成すれば、複数のメサ段部を形成することができる。また、ステップS302及びステップS303のAu層及びCr層のエッチング量、ステップS304の圧電基板AKのメサ加工エッチングにおける圧電基板AKのエッチング量及び回数を調節することにより、階段領域BBの幅、高さ、メサ段部の段数等を調節することができる。特に第1メサ段部F1の平面の形状及び大きさは自由に決めることができる。
(第2実施例)
第1実施例の圧電振動片100は、表裏面で同じ形状の階段領域BBが形成されていた。しかし、階段領域BBは表裏面で異なる形状又は片側の面のみに形成されていても良い。図9に、片側の面のみに階段領域BBが形成された圧電振動片200を示す。
<圧電振動片200の構成>
図9(a)は、圧電振動片200の+Y’軸側の平面図である。圧電振動片200は、例えばX軸方向に厚み滑り振動をするATカットの水晶振動片である。圧電振動片200の+Y’軸側の面には圧電振動片100と同じ形状の階段領域BBが形成されている。
図9(b)は、図9(a)のE―E断面における圧電振動片200の断面図である。−Y’軸側の面には階段領域BBが形成されておらず、平坦な面になっている。−Y’軸側の面に形成された励振電極ELR2は、+Y’軸側の面に形成された励振電極ELR1と同じ形状、大きさを有している。
圧電振動片200は、片面のみにメサ段部が形成されているプラノメサ構造を有している。メサ段部は、片面のみに形成された場合でも表裏両面にメサ段部を有しないストリップ構造と比べると、振動エネルギーを励振電極下に集中させることができるため、CI値を低下させるのに十分に有効である。
<圧電振動片200の作製方法>
圧電振動片200の作製方法は、基本的には圧電振動片100と同じである。ただし、圧電振動片200は片側の面のみに階段領域BBを形成すれば良いため、図5及び図6で説明した階段領域BBの形成方法では、圧電基板AKの片側の面のみの加工を行えばよい。具体的には、図5のステップS201の金属膜の蒸着の工程では、圧電基板AKの+Y’軸側の面のみに金属膜を蒸着すればよい。そのため、ステップS202では、圧電基板AKの+Y’軸側の面にのみにフォトレジストを塗布すればよい。更に、ステップS203では+Y’軸側の面のみを露光すればよい。
(第3実施例)
<圧電振動片300の構成>
図10(a)は、圧電振動片300の平面図である。圧電振動片300は、例えばX軸方向に厚み滑り振動をするATカットの水晶振動片である。圧電振動片300の圧電基板AKの外形は、圧電振動片100の圧電基板AKの平面外形と同様の形状を有している。圧電振動片300には、2つの電極EL1と電極EL2とが形成されている。+Y’軸側の面と−Y’軸側の面との平面領域にはそれぞれ励振電極ELR1及び励起電極ELR2が形成されており、+X軸側の辺の全体に形成された引出電極ELH1及び−X軸側の辺の全体に形成された引出電極ELH2とそれぞれ接続している。また、励起電極ELR1及び励起電極ELR2の四隅には電極が形成されていない領域である切欠部KKがある。
図10(b)は、図10(a)のF−F断面における圧電振動片300の断面図である。圧電振動片300に形成されている電極EL1及び電極EL2は、圧電基板AKの表裏面で対称に形成される。また、圧電振動片100と同様に、電極は圧電基板AKの表面にCr層が形成され、Cr層の表面にAu層が形成されている。
<圧電振動片300の作製方法>
圧電振動片300の圧電基板AKは圧電振動片100の圧電基板AKと同様の形状をしているが、圧電基板AK上に形成される電極の形状は圧電振動片300と圧電振動片100とでは異なっている。そのため、圧電振動片300の電極の形成は、図7のステップS402において、圧電振動片300用のフォトマスクを使用してフォトレジスト膜RMを露光し、現像する。
<圧電振動子3000の構成>
図10(c)は、圧電振動子3000の断面図である。圧電振動子3000は、リッドLDと、パッケージPKと、圧電振動片300とにより構成されている。圧電振動片300はパッケージPK内の接続電極SDに導電性接着材DSを通して固定される。また、接続電極SDは、パッケージPKの外部に形成されている外部電極GDと電気的に接続されている。パッケージPK内は、リッドLDが封止材SGによりパッケージPKに接着されることにより封止される。
図10(d)は、図10(c)のG−G断面における圧電振動子3000の断面図である。圧電振動片300は、引出電極ELH1及び引出電極ELH2の各引出電極の±Z’軸方向の両端側で導電性接着材DSにより接続電極SDと接続される。つまり圧電振動片300は、4カ所でパッケージPKに固定されている。
圧電振動片300は、励起電極ELR1及び励振電極ELR2の四隅に切欠部KKを備えることにより、導電性接着材DSと引出電極ELH1及び引出電極ELH2との接着部と、励起電極ELR1及び励起電極ELR2との距離が大きくなる。そのため、導電性接着材DSの塗布量が多くなってしまった場合、及び圧電振動片300をパッケージPKに取り付ける際に圧電振動片300に位置ずれがあった場合等でも、導電性接着材DSと励振電極ELR1及び励振電極ELR2との接触を防止することができる。また、電極パターンは表裏両面間で対称となっており、圧電振動片300では±X軸方向への方向性がなく、圧電振動片300を接続電極300に固着する場合の作業を容易にすることができる。
(第4実施例)
圧電基材AKの周囲に枠を有した圧電振動片でも、圧電振動片100と同様の方法でメサ段部を形成することができる。以下に、枠部WBを有した圧電振動片400について説明する。
<圧電振動片400の構成>
図11(a)は、圧電振動片400の平面図である。圧電振動片400は、例えばX軸方向に厚み滑り振動をするATカットの水晶振動片である。圧電振動片400は振動部SHと枠部WBとにより構成されており、振動部SHと枠部WBとは2カ所の接続部153において互いに接続されている。振動部SHは圧電振動片100の圧電基板AKと同様の形状を有しており、電極も同様に取り付けられている。枠部WBは振動部SHを取り囲むように形成されており、圧電振動片400を圧電振動子4000に取り付けた時には、枠部WBは圧電振動子4000の側面部SBとしての働きをする。振動部SHに形成されている引出電極ELH1及び引出電極ELH2は、接続部153を通り、枠部WBの角TE1及び角TE2にまで形成されている。
図11(b)は、図11(a)のH−H断面における断面図である。枠部WBと振動部SHとの間には貫通溝152が形成されている。枠部WBの厚さDZWは振動部SHの厚さDZSと同じでも良いし、異なっていても良い。
図11(c)は、組立前の圧電振動子4000の断面図である。圧電振動子4000は、リッドLDと、ベースBSと、圧電振動片400とにより形成されている。引出電極ELH1及び引出電極ELH2はそれぞれ角TE1及び角TE2において、ベースBSに形成された接続電極SDと導電性接着材DSにより接着される。また、リッドLDとベースBSと圧電振動片400とは、例えば水晶を基材としている。この場合は、リッドLDとベースBSと圧電振動片400との接合はシロキサン結合(Si−O−Si)技術によって行われる。シロキサン結合技術は水晶同士を直接接合する。
<圧電振動片400の作製方法>
圧電振動片400の作製方法は、基本的には図4から図7に示した圧電振動片100の作製方法と同じであるが、図4に示した圧電基板外形形成工程において、振動部SHと枠部WBとを分けるための貫通溝152を形成する。また、図5のステップS203において、枠部WBのフォトレジスト膜RMも露光すれば枠部WBの厚さDZWを薄く形成することができ、露光しなければ枠部WBの厚さは圧電材ウエハ150と同じ厚さに形成することができる。
第1実施例から第4実施例におけるリッドLD、パッケージPK又はベースBSの基材は、ガラス、セラミックまたは水晶材料等により形成される。しかし、以下の理由により特に水晶材料を使用することが好ましい。
工業材料の硬さを表わす指標の一つにヌープ硬度がある。ヌープ硬度は数値が高ければ硬く、低ければ柔らかい。リッドLD、パッケージPK又はベースBSに使用される代表的なガラスであるホウケイ酸ガラスは、ヌープ硬度が590kg/mmである。また、水晶のヌープ硬度は710〜790kg/mmである。そのため圧電振動子では、リッドLD、パッケージPK又はベースBSにガラスの代わりに水晶を使用する方が圧電振動子の硬度を高くすることができる。また、圧電振動子を所定の硬度にする場合には、リッドLD、パッケージPK又はベースBSに使われるガラスの厚みを厚くする必要があるが、水晶であれば厚みが薄くてもよい。つまり、同じ硬度の圧電振動子であればリッドLD、パッケージPK又はベースBSに水晶を使用すると、小型化・低背化が可能となる。
また、圧電振動子の作製時、または圧電振動子のプリント基板への取り付け時には圧電振動子に熱が加えられる。その時に、リッドLD、パッケージPK又はベースBSに水晶材料とは異なる種類の材料を使用する場合、圧電振動子内には熱膨張係数の差による応力が加わる。熱膨張係数の差が大きいとこの応力も大きくなり、特に第4実施例における圧電振動片400では強度の弱い枠部WBの角等が破損することがある。そのため、リッドLD及びベースBSと圧電振動片400との熱膨張係数の差を小さくすることが望まれる。リッドLD及びベースBSに水晶を使用することは、リッドLD及びベースBSにガラスを使用した場合に比べて圧電振動片400との熱膨張係数の差を小さくし、圧電振動子内の応力を小さくすることができるため好ましい。さらに、上記の通り、ガラスを使用した場合に比べて圧電振動子の小型化・低背化が可能となるため好ましい。
以上、本発明の最適な実施例について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
たとえば、本実施形態では圧電基板AKの圧電材料として、水晶を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、圧電材料としては水晶以外にも例えば、LiTaO3(リチウムタンタレート)なども適用可能である。また、金Auの代わりに銀Ag等を使用し、クロムCrの代わりにニッケルNi、チタンTiまたはタングステンW等を使用することも可能である。
また、ATカットの水晶片を代表として説明したが、BTカットの水晶片であってもよい。さらに圧電デバイスとして、圧電振動子以外に、発振回路を含む集積回路ICを組み込んだ圧電発振器として構成することも可能である。
100、200、300、400 圧電振動片
150 圧電材ウエハ
151 オリエンテーションフラット
152 貫通溝
153 接続部
154 ダイシングライン
160 圧電材ウエハ150の拡大部
1000、2000、3000、4000 圧電振動子
AK 圧電基板
BA 基部
BB 階段領域
BS ベース
CN 圧電基板AKの内周側の段差
CG 圧電基板AKの外周側の段差
DS 導電性接着材
DX1、DX2、DY1、DY2、DZ1、DZ2 段差
EL1、EL2 電極
ELR1、ELR2 励振電極
ELH1、ELH2 引出電極
F1 第1メサ段部
F2 第2メサ段部
GD 外部電極
KK 切欠部
KP 金属膜パターン
LD リッド
PM1、PM2 フォトマスク
RM フォトレジスト膜
RP レジストパターン
SB 側面部
SD 接続電極
SE 圧電基板サイドエッチング領域
SG 封止材
SH 振動部
TS 突出部
WB 枠部

Claims (2)

  1. 圧電材を基材とする圧電基板上に励振電極が形成された圧電振動片を製造する製造方法において、
    前記圧電基板の表面に第1層金属膜と前記第1層金属膜の表面に第2層金属膜を形成する金属膜形成工程と、
    前記金属膜形成工程後に、前記圧電材ウエハに貫通溝を形成して前記圧電基板の外形を形成する貫通溝形成工程と、
    前記第2層金属膜を残したまま、前記貫通溝形成工程後に現れた前記第1層金属膜の側面のみをエッチングする第1金属膜エッチング工程と、
    前記第1金属膜エッチング工程後に、側面がエッチングされた前記第1金属膜を保護膜として前記圧電基板をエッチングしてメサ段部を形成するメサ段部形成工程と、
    を備える圧電振動片の製造方法。
  2. 前記第1金属膜エッチング工程と前記メサ段部形成工程とを複数回繰り返すことにより、複数のメサ段部を形成する請求項1に記載の圧電振動片の製造方法。
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