JP5363001B2 - 永久磁石モータ - Google Patents

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Description

この発明は、永久磁石モータに関し、特に、コイルが巻装される主極部と、コイルが巻装されない補極部が交互に配置されたステータを備えた永久磁石モータに関する。
ステータに複数の突極が形成され、突極に多層(U・V・W相)のコイルが集中巻で巻かれた同期型の永久磁石モータにおいて、モータの入出力効率を向上させるためには、銅製のコイルを流れる電流により生じる銅損を低減させることが有効とされる。コイルの銅損を低減させるための一つの手段として、線径の太いコイルを使用し、コイルの抵抗を小さくすることが知られている。しかし、線径の太いコイルを同じターン数で突極に巻くためには、突極の間に形成されたスロットの面積を大きくする必要がある。ステータの外径を大きくせずにスロットの面積を大きくするためには、コイルが巻装されるティース部の幅を狭くすることが必要である。
しかし、ティース部の幅が狭くなると、ティース部の断面積が減少し、マグネットから各ティース部に流れ込む磁束の密度が大きくなり、磁束が飽和し、有効磁束が減少する。磁束が飽和し、有効磁束が減少すると、モータ性能に重要な駆動トルクの低下を招く。したがって、ティース部の断面積を減少させずに、スロットの面積を大きくする構成が求められる。
近年、ステータの突極を主極部と補極部に分け、主極部と補極部を交互に配置し、主極部のみにコイルが巻装された同期型の永久磁石モータが提案されている(特許文献1参照)。この永久磁石モータでは、主極部のみにコイルが巻装されるため、コイルを巻くためにかかる時間とコストの低減が図れる。また、コイルは主極部のみに巻装されるため、隣り合うコイルの間には補極部が存在し、コイル同士は直接接触しない。そのため、各コイルの絶縁性能が向上する。
特開2005−12986号公報
主極部と補極部が交互に配置され、主極部にみにコイルが巻装されたステータを備えた永久磁石モータにおいても、モータの入出力効率を向上させるため、太い線径のコイルを主極部に巻装できように、スロット面積を大きくすることが望まれる。しかし、一般の同期型の永久磁石モータと同様に、スロットの面積を増加するために各ティース部の幅を狭くすると、マグネットから各ティース部に流れる磁束が飽和してしまい、その結果として駆動トルクの低下を招く。したがって、主極部と補極部が交互に配置された同期型の永久磁石モータにおいても、磁束の飽和とならないよう各ティース部の断面積が減少せずにスロット面積が大きなステータが望まれる。
そこで、本発明の課題は、コイルが巻装される主極部と、コイルが巻装されない補極部が交互に配置されたステータを備えた同期型の永久磁石モータであって、各ティース部の断面積を減少させずスロット面積を大きくできる形状の突極を有するステータを備えた同期型の永久磁石モータを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の薄板の磁性材料からなるコアが積層されることによって形成されたステータと、磁性材料により略円柱形状に形成され、外周面上に磁石が設けられ、前記ステータの内部に回転自在に配置されたロータとからなる永久磁石モータであって、前記ステータが、略円筒形状に形成された継鉄部と、前記継鉄部の円周方向に所定の間隔だけ離れて前記継鉄部から内側に向けて突設され、交互に配置された複数の主極部及び補極部と、前記主極部に巻装されたコイルとを備えた永久磁石モータにおいて、前記継鉄部から突出する前記補極部の補極ティース部の周方向幅T2が、前記コイルが巻装された前記主極部の主極ティース部の周方向幅T1よりも小さく形成され、補極ティース部の積層長さL2が、主極ティース部の積層長さL1よりも大きく形成されている。
このように、補極部のティース部の周方向幅を主極部のティース部の周方向幅よりも小さくして、スロット面積を増加させるとともに、補極部の積層長さを主極部の積層長さよりも長くして、補極部のティース部の断面積の減少を防止し、補極部のティース部における磁束の飽和を防止する。
本発明にあっては、ティース部の断面積を減少させずに、スロット面積を大きくすることが可能な形状のステータを構成できるので、線径が大きいコイルを主極部に巻装することが可能になり、コイルを流れる電流により生じる銅損を小さくでき、磁束の飽和も生じさせることがなく、入出力効率が向上した同期型の永久磁石モータを提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態である永久磁石モータを、図1から図7に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の永久磁石モータの側面図であり、図2は、正面図である。図3は、図1にて指示する断面A−Aの断面図である。図4は、図2にて指示する断面B−Bの断面図である。
永久磁石モータ1は、略円盤形状に形成されたフロンドブラケット13と、同じく略円盤形状に形成されたエンドブラケット14と、フロントブラケット13とエンドブラケット14の間に配置され、両者にセットボルト12にて固定され、薄肉で略円筒状に形成されたステータケース15とを有している。フロントブラケット13には、シャフト挿通孔13aが設けられ、シャフト16がシャフト挿通孔13aを挿通してフロントブラケット13の外部に突出している。エンドブラケット14にはエンコーダ24が取付られており、エンコーダ24からは、信号線23が外部に引き出されている。
ステータケース15の内部には、ステータコア積層体200と主極コア積層体300からなるステータ4が配置されている。ステータコア積層体200は、磁性材料からなる薄板のステータコア2が複数積層されて形成され、主極コア積層体300は、磁性材料からなる薄板の主極コア3が複数積層されて形成される。ステータ4は、略円環形状に形成された継鉄部5と、継鉄部5の円周方向に等間隔に隔てて継鉄部5から内側に交互に突設して形成されたそれぞれ6個の主極部6と補極部7から構成される。
補極部7は、継鉄部5に一体に形成され、継鉄部5から突出する補極ティース部7aと、補極ティース部7aの先端にて周方向の両側に延出する補極延出部7bからなる。また、補極部7が突出する継鉄部5の外周には、セットボルト12が挿通するための凹部5aが設けられている。
隣り合う補極部7の間に配置された主極部6は、継鉄部5と別体に形成された主極コア積層体300により構成される。主極部6は、コイル11が巻装される略方形の主極ティース部6aと、継鉄部5の逆テーパ凹部5bに圧入されるテーパ凸部6cとを備える。主極部6のそれぞれの主極ティース部6aの先端には、周方向の両側に延出する主極延出部6bが形成されている。
予め主極ティース部6aの外周面にインシュレータ19を装着し、インシュレータ19の外周面からコイル11が巻装され、コイル11が巻装された6つの主極コア積層体300をステータコア積層体200の内側に配置し、テーパ凸部6cを逆テーパ凹部5bに圧入する。これにより、主極コア積層体300はステータコア積層体200に一体的に固定される。その結果コイル11が巻装された6つの主極部6とコイル11が巻装されていない6つの補極部7を備えるステータ4が形成される。
磁性材料により略円柱形状に形成されたシャフト16と、同一円筒形状に形成された第1リングマグネット9と第2リングマグネット10とからロータ8は構成される。第1および第2リングマグネット9、10は、ネオジウム系マグネットであり、周方向にN極、S極が交互に10個存在するように着磁されている。第1および第2リングマグネット9、10は内周面には接着剤が塗布され、第1リングマグネット9が、シャフト16のマグネット突当部16cに突き当てられた状態で、第1および第2リングマグネット9、10は、マグネット固定部16bにてシャフト16に接着固定されている。
インシュレータ19には、それぞれ2つのコイル絡げピン20が設けられており、ステータ4に配置された12個のコイル絡げピン20に電力基盤21に形成された端子(図示せず)がはんだにて接続され、電力基盤21はステータ4に固定される。ステータ4の外周面には、接着剤が塗布され、ステータケース15の内周面上にステータ4が接着固定される。なお、電力基盤21の各コイル11に電力を供給する配電パターン(図示せず)の配列は、円周方向に並ぶ6つの主極部6の各コイル11が、順にU相・V相・W相・U相・V相・W相となるように設定されている。
シャフト16のフロントベアリング内輪保持部16dにフロントベアリング17の内輪17aが圧入固定され、エンドベアリング内輪保持部16eにエンドベアリング18の内輪18aが圧入固定されている。フロントベアリング17の外輪17bはフロントブラケット13のフロントベアリング外輪保持部13cに挿入固定され、エンドベアリング18の外輪18bはエンドブラケット14のエンドベアリング外輪保持部14bに圧入固定されている。
ステータケース15の内周凸状のフロントブラケット勘合部15aはフロントブラケット13の内周凹状の開口部13bに挿入され、内周凸状のエンドブラケット勘合部15bはエンドブラケット14の内周凹状の開口部14cに挿入され、フロントブラケット13及びエンドブラケット14は、ステータケース15の両端に配置される。ここで、セットボルト12にてステータケース15の両端に配置されたフロントブラケット13及びエンドブラケット14は狭持されている。
ステータケース15には、ステータ4が接着固定されており、ステータ4は、永久磁石モータ1内部の所定の位置に配置される。また、ロータ8は、フロントベアリング17及びエンドベアリング18にて、フロントブラケット13及びエンドブラケット14に軸支され、ステータ4内部の所定の位置にて回転自在に配置される。また、電力基盤21からの電力線22は、エンドブラケット14から外部に引き出され、ドライバ装置(図示せず)に接続される。
エンドブラケット14から外側に突出するリア突出部16fには、略円盤形状のエンコーダリング24bが取り付けられている。また、光センサ24cがエンコーダリング24bの外周部に対向するように配置され、センサ保持部24eに取り付けられ、センサ保持部24eは、エンドブラケット14のセンサ保持部取付面14dに取り付けられている。エンコーダリング24bの外周部には、回転角度を検出するためのスケール24dが設けられている。なお、エンコーダ24を外部の粉塵等から保護するため、エンコーダカバー24aが、エンコーダ24を覆うように、エンドブラケット14のエンコーダカバー取付面14aに取り付けられている。また、光センサ24cからの信号線23がエンコーダカバー24aから外部に引き出されており、ドライバ装置(図示せず)に接続される。
ドライバ装置(図示せず)は、光センサ24cから得られる回転情報に基づき、所定の回転数で永久磁石モータ1が駆動するよう、各コイル11に通電する電力を制御し、電力線22を通じ永久磁石モータ1に電流を供給する。
次に、本発明の実施形態の永久磁石モータのステータコア積層体および主極コア積層体の構造について、図5から図7に基づいて詳細に説明する。図5は、本発明の実施形態の永久磁石モータのステータコア積層体および主極コア積層体の正面図である。図6は、図5にて指示する断面C−Cの断面斜視図である。また、図7に基づいて、第1および第2リングマグネットから補極部への磁束の流れの軸方向分布が説明される。図7は、図4における第1および第2リングマグネットと補極部を示す部分(P)の拡大図であり、磁束の流れを示す図である。
補極ティース部7aの周方向幅T2は、主極ティース部6aの周方向幅T1よりも小さく設定されており、本実施の形態では、T2:T1は、5/6(≒0.83):1に設定されている。また、補極部7の積厚長さL2であるステータコア積層体200の積厚長さL2は、主極部7の積層厚さL1である主極コア積層体300の積厚長さL1よりも大きく設定されている。本実施の形態では、L2:L1は、6/5(=1.2):1に設定されている。
このように、補極ティース部7aの周方向長さT2を小さくすることで、隣接する補極ティース部7aと主極ティース部6a及びこれらを繋ぐ継鉄部2で囲まれるスロットSの面積は増加する。このため、スロットSの内側に挿入されたコイル11には、その線径が大きなものが選択され、コイル11の抵抗値が減少し、コイル11に生じる銅損が低下する。
第1および第2リングマグネット9、10と対向する補極ティース部7aの補極延出部7bの両端の周方向長さW2及び主極ティース部6aの主極延出部6bの両端の周方向長さW1は、略同一に設定されており、これにより、周方向でみた場合に、主極ティース部6aおよび補極ティース部7aには、同一の磁束量の磁束が流入する。
永久磁石モータ1の補極ティース部7aの周方向幅T2は、主極ティース部6aの周方向幅T1よりも小さく設定されており、補極ティース部7aの周方向の磁気抵抗は主極ティース部6aの周方向の磁気抵抗よりも大きくなるが、図4に示されるように、主極部6の積厚長さL1よりも、第1および第2リングマグネット9、10の軸方向長さL3が大きく、図7に示すように、第1および第2リングマグネット9、10の軸方向長さL3よりも、補極部7の積厚長さL2のほうが大きく(L2>L3)なっており、第1リングマグネット9からの磁束は軸方向に分散して補極ティース部7aに流れる。これにより、軸方向でみた場合に、主極ティース部6aおよび補極ティース部7aには、同一の磁束量の磁束が流入可能である。それゆえ、主極部6に流れる磁束は、補極ティース部3aから漏れることなく補極部7に流れる。
また、補極ティース部7aの断面積A2(=T2×L2)は、主極ティース部6aの断面積A1(=T1×L1)と略同じ(A2=A1)になるように、ステータコア積層体200の積厚長さL2は、主極コア積層体300の積厚長さL1より大きく設定されている。これにより、補極ティース部7aの周方向幅T2が主極ティース部6aの周方向幅T1よりも狭くなっているにもかかわらず、上述のように補極ティース部7aと主極ティース部6aに流れる磁束の有効磁束量が略同一になり、同じ量の磁束が第1および第2リングマグネット9、10から主極部6および補極部3に流れ、両者を流れる磁束の量は略同一となっても、補極ティース部7aにおいて磁束が飽和してしまうことはない。
上述のように主極部6の積層長さL1は、補極部7の積層長さL2よりの小さく設定されている。本実施の形態では、主極部6は補極部7に対し、軸方向に偏位して配置されており、主極部6の第1の端部6dが補極部7の第1の端部7dと略同一面内に配置されるよう設定されている。このように配置されることで、主極部6の第2の端部6eから電力基盤21までの距離を大きくとることができ、コイル11を配置するスペースを大きく確保することができ、線径の太いコイル11を選択することが可能となる。
なお、本実施の形態では、T2:T1=5/6:1、L2:L1=6/5:1と設定したが、このような値に限定されるものではないのは言うまでもなく、T2:T1=0.7〜0.9:1、L2:L1=1.1〜1.5:1の範囲のいずれかの値となるステータコア積層体200および主極コア積層体300であっても、本発明の効果を十分に発揮できる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図8から図10を用いて説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態と補極部7の構造が相違し、その他の部分は略同一である。よって、補極部7の構造について詳細に説明し、その他の部分については、説明を省略する。第1の実施形態では、主極部6に対し補極部7の軸長を延長するに際し、補極部7が一体に形成された円筒形状の継鉄部5の軸長も延長されていた。延長された継鉄部5には、マグネットからの磁束が流れず磁路として不要な部分も存在していた。そこで、第2の実施形態では、この磁路として不要な継鉄部5を削減することにより、ステータ4の軽量化を図ったものである。
図8は、第2の実施形態で用いられる分割補極の斜視図であり、図9は、この分割補極ティースを用いたステータの斜視図である。分割補極7cは、第1の実施形態と同様に、幅T2の補極ティー部7aと、両端の周方向長さW2の補極延出部7bとを備えた薄板のコアを複数枚積層したものである。また、薄板のコアを複数枚積層した分割補極部7cの積厚はL3である。
第1の実施形態では、補極部7と継鉄部5が一体に形成されたステータコア2、主極部6の軸長よりも長くなるように積み上げていたため、磁路として不要な継鉄部5が存在することとなっていた。そこで、第2の実施形態では、主極部6の軸長と同じ軸長となるまで、補極部5と継鉄部5が一体に形成されたステータコア2を積み上げることととし、このように形成されたステータ4の補極部5の端面に、分割補極部7cを固定配置する構造とした。ここで、分割補極部7cのステータ4への固定配置は接着によるものであるが、接着に限らず、溶接、ボスかしめ等であってよい。
主極部6の積層長さL1に対し、積層長さL3の分割補極部7cをステータ4に固定することで、補極部7の積層長さはL2となり、第1の実施形態と同様に主極ティース部6aと補極ティース部7aの断面積は、略同一となり、幅の狭くなった補極ティース部7aにおいて磁束が飽和することはない。図10は、第1、第2リングマグネット9、10から分割補極部7cおよび補極部7への磁束の流れを図示したものである。分割補極部7cに流れ込んだ磁束は、補極部7へと流れ継鉄部5に流れることとなる。
次に、本発明の第3の実施形態について、図11から図13を用いて説明する。なお、第3の実施形態は、第2の実施形態と分割補極部の構造のみ相違し、その他の部分は略同一である。よって、分割補極部の構造について詳細に説明し、その他の部分については、説明を省略する。第2の実施形態では、同一形状のコアを積厚して分割補極部7cを形成していた。そのため、図10に示すように、分割補極部7cの上部(紙面上部)の第1リングマグネット9から離れた部分には、磁束が流れない箇所が存在していた。そこで、第3の実施形態では、この磁路として不要な箇所を削減することにより、分割補極部の軽量化を図ったものである。
図11は、第3の実施形態の分割補極部の斜視図であり、図12は、この分割補極ティースを用いたステータの斜視図である。分割補極7dは、軟磁性材料の粉体を型内で加圧成形することにより形成されたものである。第1の実施形態と同様に分割補極7dは、幅T2の補極ティー部7aと、両端の周方向長さW2の補極延出部7bとを備え、上面(紙面上部)の長さをL4、および下面(紙面下部)の長さをL5(L4<L5)とする傾斜部7eを有している。そして、第3の実施形態のステータ4でも、第2の実施形態と同様に、補極部5の端面に、分割補極部7dを固定配置する構造とした。ここで、分割補極部7dのステータ4への固定配置は接着によるものであるが、接着に限らず、溶接等であってよい。
図13は、第1、第2リングマグネット9、10から分割補極部7dおよび補極部7への磁束の流れを図示したものである。分割補極部7cに流れ込んだ磁束は、補極部7へと流れ継鉄部5に流れることとなるが、分割補極部7cで磁束の流れない、上部(紙面上部)の第1リングマグネット9から離れた部分が形成されていないため、磁束の流れを妨げることなく、分割補極部7dの軽量化が図られている。
本発明の第1の実施形態の永久磁石モータの側面図である。 本発明の第1の実施形態の永久磁石モータの正面図である。 図1にて指示する断面A−Aの断面図である。 図2にて指示する断面B−Bの断面図である。 本発明の第1の実施形態の永久磁石モータのステータコア積層体および主極コア積層体の正面図である。 図5にて指示する断面C−Cの断面斜視図である。 図4にて第1および第2リングマグネットと補極部を示す部分(P)の拡大図である。 本発明の第2の実施形態の分割補極ティース部の斜視図である。 本発明の第2の実施形態のステータの斜視図である。 本発明の第2の実施形態のステータにおける磁束の流れを示す図である。 本発明の第3の実施形態の分割補極ティース部の斜視図である。 本発明の第3の実施形態のステータの斜視図である。 本発明の第3の実施形態のステータにおける磁束の流れを示す図である。
符号の説明
1 永久磁石モータ
2 ステータコア(コア)
200 ステータコア積層体
3 主極コア
300 主極コア積層体
4 ステータ
5 継鉄部
6 主極部
6a 主極ティース部
6b 主極延出部
7 補極部
7a 補極ティース部
7b 補極延出部
8 ロータ
9 第1リングマグネット(磁石)
10 第2リングマグネット(磁石)
11 コイル

Claims (2)

  1. 複数の薄板の磁性材料からなるコアが積層されることによって形成されたステータと、略円柱形状に形成され、外周面上に磁石が設けられ、前記ステータの内部に回転自在に配置されたロータと、を備える永久磁石モータであって、
    前記ステータが、略円筒形状に形成された継鉄部と、前記継鉄部の円周方向に所定の間隔だけ離れて前記継鉄部から内側に向けて突設され、交互に配置された複数の主極部及び補極部と、前記主極部に巻装されたコイルとを備え、前記主極部が前記継鉄部と別体に形成された永久磁石モータにおいて、
    前記継鉄部から突出する前記補極部の補極ティース部の周方向幅T2が、前記コイルが巻装された前記主極部の主極ティース部の周方向幅T1よりも小さく形成され、
    前記補極ティース部の積層長さL2が前記磁石の軸長さL3よりも大きく、前記主極ティース部の積層長さL1が前記磁石の軸長さL3よりも小さく形成され、
    前記ステータの前記主極部の第1の端部は、前記補極部の第1の端部と、略同一平面に配置され、前記補極部に対し前記主極部が軸方向に偏位して配置されるとともに、前記主極部の第2の端部に対向配置された電力基盤に対し前記主極部が離間する方向に配置されていることを特徴とする永久磁石モータ。
  2. 請求項1に記載の永久磁石モータにおいて、前記ステータは、前記主極部の前記主極ティース部の先端で周方向両側に延出する主極延出部と、前記補極部の前記補極ティース部の先端で周方向両側に延出し、前記主極延出部の周方向長さと略同じ周方向長さを有する補極延出部とを備えていることを特徴とする永久磁石モータ。
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