JP5361515B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関し、詳しくは、焦げ付き防止機能を備えた加熱調理器に関する。
ガスを燃料とする加熱調理器において、鍋や釜などの調理容器内の調理物の焦げ付き防止機能を備えた加熱調理器が提案されている(特許文献1参照)。
この加熱調理器は、調理物判別手段で判別された調理容器内の調理物の種類に応じてこんろ部のガス供給制御装置を停止させる停止温度を設定し、判定制御手段が、温度センサによる検出温度が停止温度まで上昇するとガス供給制御装置を停止させる焦げ付き防止機能を備えた加熱調理器である。
そして、この加熱調理器においては、グリル用ガスバーナの燃焼による温度変化を検出するグリル用熱電対の検出温度が所定温度よりも高い間は、グリル動作判定手段が動作信号を発生して、こんろの停止温度設定手段が、前記動作信号を受けている間は判定制御手段で用いる停止温度を第1の停止温度よりも所定温度だけ高い第2の停止温度に設定し、グリルを使用している場合にもグリル部の熱の影響によって、調理の途中で調理容器の加熱が停止されることがないように構成されている。
ところで、調理容器として、金属製の鍋よりも熱伝導率が低い土鍋などを用いた場合、土鍋(調理容器)の底に当接したこんろ用温度検出手段で検出される温度が、調理容器内の調理物の温度より高くなってしまいやすい。
特に、こんろと同時にグリルを使用した場合は、グリル用ガスバーナの燃焼による熱の影響を受け、調理容器の底に当接したこんろ用温度検出手段で検出される温度が、調理容器内の調理物の温度より高くなってしまう傾向がさらに強くなる。
したがって、上記従来の技術を用いる場合、グリル部の熱の影響により、調理の途中で調理容器の加熱が停止されてしまうこと(いわゆる早切れ)を防止するためには、土鍋などの熱伝導率が低い調理容器の使用も想定して、上記第2の停止温度を、金属製の鍋だけを想定した場合よりも高い目の温度に設定しておく必要がある。
一方、前日に調理したカレーなどの温め直し調理を行うような場合、金属製の鍋を調理容器として用いる場合であっても、調理容器内の調理物(カレー)の粘度が高く流動性が低いことに起因して、調理容器の底に当接したこんろ用温度検出手段で検出される温度が調理容器内の調理物(カレー)の平均温度より高くなってしまう傾向がある。そのため、例えば、粘度がそれ程高くなく、流動性の良好な煮物調理などを行う場合と比べて、焦げ付き防止のための停止温度を高い目の温度とすることが望ましい。すなわち、調理容器内の調理物(カレー)の粘度が高く流動性が低い場合に、通常の、粘度がそれ程高くなく流動性の良好な煮物調理を行う場合と比べて、焦げ付き防止のための停止温度を高い目の温度とすることにより、焦げ付き防止機能が働いてこんろバーナによる加熱が停止したときに加熱不十分による温め不足となってしまうことを防止することができる。
しかしながら、カレーの温め直しなどのように調理容器内の調理物の粘度が高く流動性が低い場合においては、グリルを使用した場合の、焦げ付き防止のための停止温度をあまり高い目に設定しすぎると、焦げ付き防止機能が働いてこんろバーナによる加熱が停止したときに、調理物(カレー)の調理容器の底付近が焦げ付いた状態となってしまうおそれがある。それゆえ、焦げ付き防止のための停止温度をあまり高い目の温度に設定することはできないのが実情である。
上記の事情を考慮すると、調理容器として土鍋を用いた場合には、焦げ付き防止のための停止温度を高い目の温度とする一方、カレーの温め直しなどのように調理容器内の調理物の粘度が高く流動性が低い場合においては、焦げ付き防止のための停止温度をあまり高くない温度とすることが望ましい。
しかしながら、グリルを使用しているか否かに応じて焦げ付き防止のための停止温度を変更設定するだけでは、調理容器内の調理物の粘度が高く流動性が低い場合の調理であるのか、土鍋などのような熱伝導率が小さい調理容器による調理であるのかを判別することができないため、調理の内容に応じた適切な焦げ付き防止のための停止温度設定を行うことができない。
特開平09−310860号公報
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、カレーなどの粘度が高く流動性が低い調理物を調理する場合や土鍋などのような熱伝導率が小さい調理容器を用いて調理する場合などのいずれの場合にも、調理の内容に応じて適切な焦げ付き防止措置開始温度の設定を行うことが可能で、焦げ付きを確実に防止して、効率よく調理を行うことが可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の加熱調理器は、
こんろ部と、グリルバーナとを備え、こんろ部上に載置した調理容器の底部の温度が平衡状態となったことが検出される平衡検出温度の値に所定の値を加えた温度を、焦げ付きを防止するために加熱を停止させ、または、加熱を抑制する焦げ付き防止措置開始温度とし,調理物が前記焦げ付き防止措置開始温度に達した時点で加熱を停止または抑制するように構成された、焦げ付きを防止する機能を備えた加熱調理器であって、
(a)焦げ付き防止措置開始温度を「最新の平衡検出温度+所定温度」とし、調理物が焦げ付き防止措置開始温度に達した時点で焦げ付き防止措置を実行する一方、
(b)「今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度」の条件が所定回数連続して成立した場合において、(イ)前記「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる焦げ付き防止措置開始温度が、所定の限界温度以上である場合には、前記限界温度を焦げ付き防止措置開始温度とし、(ロ)前記「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる焦げ付き防止措置開始温度が、前記所定の限界温度未満である場合には、前記「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる温度を焦げ付き防止措置開始温度とし、調理物が前記焦げ付き防止措置開始温度に達した時点で焦げ付き防止措置を実行するように構成されているとともに、
前記グリルバーナが燃焼していないときには前記所定の限界温度を第1の限界温度に設定し、前記グリルバーナが燃焼しているときであって平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加する「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)<(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときには前記所定の限界温度を第1の限界温度に設定し、
前記グリルバーナが燃焼しているときであって平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加しない「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)≧(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときには前記所定の限界温度を第1の限界温度より高い第2の限界温度に設定すること
を特徴としている。
また、本発明の加熱調理器は、前記グリルバーナが燃焼していないときであっても、前記グリルバーナが所定時間以上燃焼した後におけるグリルバーナ消火直後の所定時間の間に、平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加しない「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)≧(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときには、前記所定の限界温度を第1の限界温度より高い第2の限界温度に設定することを特徴としている。
本発明の加熱調理器によれば、(a)焦げ付き防止措置開始温度を「最新の平衡検出温度+所定温度」とし、調理物が焦げ付き防止措置開始温度に達した時点で焦げ付き防止措置を実行する一方、(b)「今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度」の条件が所定回数連続して成立した場合において、(イ)「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる焦げ付き防止措置開始温度が、所定の限界温度以上である場合には、限界温度を焦げ付き防止措置開始温度とし、(ロ)「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる焦げ付き防止措置開始温度が、所定の限界温度未満である場合には、「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる温度を焦げ付き防止措置開始温度とし、調理物が焦げ付き防止措置開始温度に達した時点で焦げ付き防止措置を実行するようにしているので、調理物が通常の煮物のようなものである場合には、調理の進行状態に応じた適切な温度を焦げ付き防止措置開始温度として焦げ付きのない確実な調理を行うことが可能になるとともに、調理物がカレーなどのように、粘度が高く、平衡検出温度が時間の経過とともに徐々に上昇するものである場合にも、調理物が焦げ付くことを防止しつつ、効率のよい調理を行うことができる。
すなわち、カレーなどのように粘度が高く、平衡検出温度が時間の経過とともに徐々に上昇するような調理物を調理する場合には、平衡検出温度に所定値を加えた温度を焦げ付き防止措置開始温度とするのではなく、焦げ付き防止のための停止温度を予め定めた所定の値(本実施例では150℃)とすることにより、繰返し更新される平衡検出温度の上昇に伴い、焦げ付き防止のための停止温度が高すぎる値に設定されることに起因する焦げ付きの発生を防止することができる。
また、グリルバーナが燃焼していないときには所定の限界温度を第1の限界温度に設定しグリルバーナが燃焼しているときであって平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加する「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)<(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときには所定の限界温度を第1の限界温度に設定しグリルバーナが燃焼しているときであって平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加しない「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)≧(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときには所定の限界温度を第1の限界温度より高い第2の限界温度に設定するようにしているので、グリルバーナの燃焼の影響で、例えば土鍋のように熱伝導率の低い材料からなる鍋を用いて通常の煮物などの調理を行っている場合において調理物の焦げ付きが生じていないにもかかわらず、カレーなどの粘度が高く流動性が低い調理物を調理する場合に適用すべき条件が適用されてしまい、調理物の焦げ付きが生じていない段階で、バーナの燃焼が停止されてしまうというような、いわゆる、早切れの発生を防止しつつ、調理物の種類を問わず、焦げ付きの発生を確実に防止して、効率のよい調理を行うことが可能になる。
また、本発明の加熱調理器において、グリルバーナが燃焼していないときであっても、グリルバーナが所定時間以上燃焼した後におけるグリルバーナ消火直後の所定時間の間に、平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加しない「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)≧(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときに、所定の限界温度を第1の限界温度より高い第2の限界温度に設定するようにした場合、例えば土鍋などの熱伝導率の低い調理容器を用いて低粘度で流動性の良好な調理物を調理する場合などにおける、いわゆる早切れの発生を防止しつつ、焦げ付きの発生を確実に防止して、効率のよい調理を行うことが可能になる。
本発明の一実施例(実施例1)にかかるグリル付きガスこんろの外観構成を示す図である。 (a),(b),(c)は、本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろのバーナ操作部の操作方法を示す図である。 (a),(b),(c)は、本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろのバーナ操作部の操作方法を示す図である。 (a),(b)は本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの、標準バーナ用の付加機能操作・表示部の操作・表示位置への移行前および移行後の状態を示す図である。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの、標準バーナ用の付加機能操作・表示部の構成を示す図である。 (a),(b)は本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの、グリル用の付加機能操作・表示部の操作・表示位置への移行前および移行後の状態を示す図である。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの、グリル用の付加機能操作・表示部の構成を示す図である。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの構成を示す図である。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの平衡検出と、平衡検出温度および焦げ付き防止措置開始温度(消火温度)を説明するためのタイムチャートであって、グリルバーナの同時燃焼がない場合において、カレーモードに移行する流れなどを説明するものである。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの平衡検出と、平衡検出温度および焦げ付き防止措置開始温度(消火温度)を説明するためのタイムチャートであって、グリルバーナの同時燃焼がある場合において、カレーモードに移行する流れなどを説明するものである。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの平衡検出と、平衡検出温度および焦げ付き防止措置開始温度(消火温度)を説明するためのタイムチャートであって、グリルバーナの同時燃焼がある場合において、土鍋モードに移行する流れを説明するものである。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの焦げ付き防止動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの焦げ付き防止動作を説明するためのフローチャートであって、カレーモード判定1(サブルーチン)を説明するものである。 本発明の実施例にかかるグリル付きガスこんろの焦げ付き防止動作を説明するためのフローチャートであって、カレーモード判定2(サブルーチン)を説明するものである。
以下、本発明の実施例を示して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
(1)加熱調理器の基本構造
図1〜8は本発明の実施例にかかる加熱調理器(グリル付きガスこんろ)の構成を示す図である。
このグリル付きガスこんろは、図1に示すように、標準バーナ1a、高火力バーナ1b、および小バーナ1cの3つのこんろバーナを備えており、トッププレートの上部に、標準バーナ1a、高火力バーナ1b、および小バーナ1cに対する鍋などの被加熱物(調理物)を受け止め、支持するための五徳51が載置されている。
そして、標準バーナ1aには、被加熱物(例えば、調理容器である鍋の底)に接触してその温度を検出するためのサーミスタからなる温度センサ(鍋底温度センサ)9が,標準バーナ1aの中央を貫通するように配設されている。
なお、この温度センサ9を備えた標準バーナ1aにより、炊飯、湯沸かし、揚げものなどの温調調理を行うことが可能である。
また、グリル部4は、前面部が開口した箱状に形成されたグリル庫内に、魚などの被調理物を載置するための載置部として機能する焼き網を設けて構成されている。また、グリル庫内には、1つの上側バーナ2a(図8参照)と2つの下側バーナ2b,2c(図8参照)が配設されている。
さらに、ガスこんろの前側面には、上述のこんろバーナとグリルバーナの点火および消火、火力調節と各種の設定とを指令する手動操作部34(図1,図4,図5など)が設けられている。
また、このガスこんろは、マイクロコンピュータ(図示せず)を備えており、各種の制御を実行するように構成された制御部(図示せず)を備えている。制御部は、手動操作部34にて指令された指令情報に基づいて、こんろバーナ及びグリルバーナの燃焼状態などを制御するように構成されている。
また、ガスこんろ前側面には、自動復帰型の押し操作式の電源スイッチ24が設けられている。
上記手動操作部34は、図4〜図7に示すように、こんろバーナ(標準バーナ1a、高火力バーナ1b、小バーナ1c)の夫々に対して各別に点火・消火や火力調節を指令するための3つの加熱状態調節部21(21a,21b,21c)、標準バーナ1aの温調機能(湯沸かし、揚げ物、炊飯)とタイマ機能についての操作および表示を行う標準バーナ用の付加機能操作・表示部32、グリルバーナ(上側バーナ2aと2つの下側バーナ2b,2c)の火力調節などを行うグリルバーナ操作部22、グリルバーナの作動状態の切り換えを指令するグリル用の付加機能操作・表示部33(図7)などを備えている。
なお、器具本体10の前面右上に配置された電源スイッチ24をONにして電源ランプ25が点灯した後に、図2(a)に示すように、上記標準バーナ操作部21a、高火力バーナ操作部21b、および小バーナ操作部21cを押し込み操作することにより、標準バーナ1a、高火力バーナ1b、および小バーナ1cが点火するとともに、図2(b)に示すように、各バーナ操作部21a,21b,21cが内部から飛び出して、火力調節を行うことができるように構成されている。
なお、各バーナ1a,1b,1cに点火した場合には、図2(c)に示すように、燃焼表示ランプ23が点灯して、点火を確認することができるように構成されている。
また、図3(a)に示すように、各バーナ操作部21a,21b,21cを再度押し込むことにより、各バーナ1a,1b,1cの消火動作が実行されるとともに、図3(b)に示すように、各バーナ操作部21a,21b,21cが器具本体10の内部に収納されるように構成されている。
なお、各バーナ1a,1b,1cの消火動作が終わった場合には、図3(c)に示すように、燃焼表示ランプ23が消灯して、消火を確認することができるように構成されている。
さらに、グリルバーナ操作部22についても、同様に、グリルバーナ操作部22を再度押し込むことにより、消火動作が実行されるとともに、グリルバーナ操作部22が器具本体10の内部に収納されるように構成されている。
また、図1,図4(a),(b)に示すように、器具本体10の前面の、標準バーナ1aの位置する側である左側の下部には、使用しない時には器具本体10の内部に収納され、使用時には操作・表示位置に移行するように構成された、標準バーナ1aの温調機能(湯沸し、揚げ物、炊飯)とタイマー機能についての操作および表示を行う標準バーナ用の付加機能操作・表示部32が配設されている。なお、標準バーナ用の付加機能操作・表示部32(図5参照)は、いわゆるカンガルーポケット機構により、使用時には前・下側に回動して操作および表示が可能な操作・表示位置に移行でき(図4(b)参照)、使用しない時には、図4(a)に示すように、器具本体10の内部に保持できるように構成されている。
さらに、図1,図6に示すように、器具本体10の前面の右側下部には、使用しない時には器具本体10の内部に収納され、使用時には操作・表示位置に移行できるように構成された、グリルバーナのオート調理機能(メニュー、焼き加減)とタイマー機能についての操作および表示を行うグリル用の付加機能操作・表示部33(図7参照)が配設されている。なお、グリル用の付加機能操作・表示部33は、上述の標準バーナ用の付加機能操作・表示部32と同様に、いわゆるカンガルーポケット機構により、使用時には前・下側に回動して操作および表示が可能な操作・表示位置に移行でき、使用しない時には器具本体10の内部に保持できるように構成されている(図6参照)。
また、図8に示すように、標準バーナ1a、高火力バーナ1b、小バーナ1cの夫々には、点火作動を実行する点火装置としての点火プラグ7及び着火状態を検出するための熱電対8が設けられ、グリルバーナにおけるバーナ(上側バーナ2a、下側バーナ2b,2c)の夫々にも、点火作動を実行する点火装置としての点火プラグ7及び着火状態を検出するための熱電対8が設けられている。
こんろバーナ及びグリルバーナへのガス供給に関する構成は以下のとおりである。
元ガス供給路(主ガス配管)11に元ガス電磁弁12が設けられ、この元ガス供給路11から、標準バーナ用分岐路13a、高火力バーナ用分岐路13b、小バーナ用分岐路13c、グリルバーナ用分岐路13dに分岐されている。
これらの各分岐路の夫々には、ガス量を調整して各バーナの加熱量を調整する流量制御弁(ステッピングモータにより駆動されるガス量調節弁)3と、その開度位置を検出する位置センサ19が設けられている。
加熱状態調節部21(21a、21b、21c)が器具本体10の前面から突出した燃焼状態(図2(b)参照)で、加熱状態調節部21(21a,21b,21c)を指で摘んで回動操作するとこれがロータリーエンコーダ(図示せず)により検出され、制御部に入力される。
制御部は、ロータリーエンコーダからの信号に応じ、ステッピングモータを駆動することによりこんろ部のガス量を制御する。
なお、炊飯モード、湯わかしモードなどの温調制御を行うときは、加熱状態調節部21(21a,21b,21c)の回動操作位置によらず、制御に適した値となるようにこんろ部のガス量が制御される。
また、流量制御弁3は、調整流量を零にする遮蔽状態にも切り換え可能に構成されている。
なお、この実施例のガスこんろでは、上記のようにステッピングモータにより駆動されるガス量調節弁が設けられているが、機械式にガス量制御される場合も、機械式の手動ガス量調節弁と直列にガス量制限のためのガス電磁弁を装備することにより、後述の各モード処理の実行が可能である。
ただし、機械式の手動ガス量調節弁を用いる場合は、各モード実行の前に、使用者が手動調節弁を最大ガス量位置に調節しておくことにより確実な制御が実行される。
なお、ステッピングモータにより駆動されるガス量調節弁が設けられている場合は、各モード実行時のガス量調節位置に関わらず、制御部は、最小から最大の範囲で任意のガス量に制御することが可能であることから、各モード実行の前の使用者による最大ガス量位置への調節の必要はない。
次に、この実施例のガスこんろの標準バーナを用いて調理を行う場合の、焦げ付き防止の動作について、図9A,図9B,図9C及び図10A,図10B,図10Cを参照しつつ説明する。なお、図9A,図9B,図9Cは、この実施例にかかるグリル付きガスこんろの平衡検出と、平衡検出温度および焦げ付き防止措置開始温度(消火温度)を説明するためのタイムチャートである。また、図10A,図10B,図10Cは、焦げ付き防止動作を説明するためのフローチャートである。
<平衡温度の検出と焦げ付きの未然の防止>
ガスこんろにより調理を行う場合において、ガスこんろにより調理物(具体的には、鍋などの調理容器に入れられた調理すべき食材)の加熱を開始する。
そして、調理容器の底部の温度(検出温度)が70℃に達した時点A(図9A参照)から平衡検出判定を開始する。
なお、図10Aのフローチャートでは、検出温度が70℃に達した時点の状態を平衡不検出状態として制御を開始する。
すなわち、制御部は、標準バーナにて調理容器を加熱しているときに、温度センサが70℃以上かどうかを判断する(図10A:ステップ#01)。
温度センサが70℃以上であれば、焦げ付きを未然に防止するための措置を開始する基準温度である焦げ付き防止措置開始温度(図9A〜Cでは焦げ付き消火温度)を本発明における第2の限界温度である200℃に仮設定(ステップ#02)した後、温度が150℃以上であるかを判断する(ステップ#03)。
なお、この実施例では、焦げ付き防止措置として、標準バーナの燃焼を停止して消火するようにしているので、焦げ付き防止措置は「消火」であり、焦げ付き防止措置開始温度は「消火温度」となる。
ただし、焦げ付き防止措置は,消火に限られるものではなく、燃料供給量を絞ってバーナの燃焼(加熱)を抑制したり、種火だけにしたりする方法などを焦げ付き防止措置として実行することも可能である。
なお、温度が150℃以上であれば油もの処理を実行し消火温度を270℃に設定する(ステップ#12)。ただし、ここでは、油もの処理についての詳細な説明は省略する。
そして、ステップ#03で温度が150℃に達していなければ、平衡検出した平衡検出状態であるか(すなわち、時間に対する温度センサの温度上昇率(変化率)が所定値以下になり、温度変化がない状態であるか)どうかを判断する(ステップ#04)。
この実施例では、平衡検出は、具体的には、平衡検出の判定を開始してからの経過時間を15秒毎の平衡検出時間に区切り(図9Aなど参照)、「平衡検出時間の終了時点の検出温度−平衡検出時間の開始時点の検出温度」の値Vが、「−3℃≦V≦+3℃」の要件を満たすとき(グリルバーナ非燃焼時)、平衡検出したと見なし、平衡検出時点の検出温度を平衡検出温度としている。
ただし、グリルバーナが燃焼している場合には上記の平衡検出時間の終了時点の検出温度−平衡検出時間の開始時点の検出温度の値Vが、「−3℃≦V≦+5℃」の要件を満たすときに平衡検出したと見なし、その平衡検出時点の検出温度を平衡検出温度とする。グリルバーナ燃焼時には、グリルバーナ燃焼による熱の影響により、鍋底温度センサによる検出温度が、グリルバーナが燃焼していないときに比べ多少上昇傾向にあることを見越して、鍋底温度センサによる検出温度がやや上昇傾向にある場合にも調理容器内の調理物の温度が沸騰などの温度平衡状態である、と判定しグリルバーナ燃焼熱による誤判定(調理容器内の調理物の温度が沸騰などの温度平衡状態であるにも関わらず、平衡状態ではないと判定してしまうこと)を防止するようにしている。
なお、15秒毎の上記平衡検出したかどうかの判定は、当該こんろバーナの燃焼中において繰返し継続して行われ、平衡検出したときには、平衡検出温度は最新の平衡検出時点の検出温度に更新される。
また、この実施例では、平衡検出時間の終了時点の検出温度を平衡検出温度としているが、平衡検出時間の開始時点の検出温度を平衡検出温度としてもよい。
図9Aの、調理時間(経過時間)を示す横軸におけるAの時点から、その75秒後の時点までの間は平衡不検出状態であり、繰り返し平衡検出したかどうかの判定が行われる(図10A:ステップ#04)。
平衡検出していない場合で、温度センサ(鍋底温度センサ)の温度が焦げ付き防止措置開始温度未満であれば、ステップ#03に戻り、温度センサ(鍋底温度センサ)の温度が焦げ付き防止措置開始温度以上であれば、燃焼を停止する(ステップ#13,ステップ#10)。
ステップ#04で平衡検出すると、状態を平衡検出状態に変更し、焦げ付きを未然に防止するための基準温度である焦げ付き防止措置開始温度が、Tc=最新の(1回目の平衡検出の場合は1回目の)平衡検出温度+所定温度(この実施例では20℃)、に設定される(ステップ#05)。
図9Aは、調理時間がA+75秒の時点で、平衡検出したと判定された場合を示している。
その後、温度センサの温度が70℃以下かどうかがチェックされる(ステップ#08)。温度降下がなく、温度センサの検出温度が焦げ付き防止措置開始温度に達すると、こんろバーナの燃焼を停止する(ステップ#09,ステップ#10)。
ステップ#09において、温度センサの検出温度が焦げ付き防止措置開始温度未満であれば、ステップ#04に戻り、新たな平衡検出の有無がチェックされる。
<平衡温度検出後に温度降下があった場合の処理>
平衡温度の検出後に温度降下があった場合で、温度が70℃以下になった場合には焦げ付き防止措置開始温度を一旦クリアし、焦げ付き防止制御を再スタートする(ステップ#08、ステップ#11)。
(2)本発明の加熱調理器の特徴的構成
以下、本発明の特徴的な構成を,図9A〜C,図10A〜Cを参照しつつ説明する。
<カレーモードの判定1(グリルバーナの同時使用なしのとき)>
標準バーナによる加熱時において、グリルバーナが燃焼状態であるかどうかの判定を行い(ステップ#06)、標準バーナによる加熱と同時にグリルバーナが燃焼状態にない場合は以下の制御(カレーモード判定1)を行う(ステップ#07)。なお、カレーモード判定1のサブルーチンの流れについては図10Bを参照。
すなわち、ここでは、調理物がカレーなどの高粘度で流動性が低いものであるか、通常の煮物などの調理物であるかを判定するために、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(この実施例1では130℃)以上であるかどうかの判定を行う(図10B:ステップ#101))。
平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(この実施例では130℃)未満の場合は、焦げ付き防止措置開始温度(焦げ付き防止のための燃焼の停止温度)が、Tc=最新(1回目の平衡検出の場合は1回目)の平衡検出温度+20℃に維持され、リターンしてステップ#08に戻る。
一方、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上の場合、今回の平衡検出状態となった後、繰り返し平衡検出したかどうかの判定を行い(ステップ#102)、平衡検出状態となった後に2回以上繰り返して平衡検出していないときは、リターンしてステップ#08に戻る。
2回以上繰り返して平衡検出したと判定されたときには、今回の平衡検出温度と前回の平衡検出温度を比較し、今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度となる状態が3回以上連続しているという判定条件(以下、カレーモード条件)を満たすかどうかの判定を行う(図10B:ステップ#103)(図9A参照)。
今回の「平衡検出温度>前回の平衡検出温度」の条件が3回以上連続して成立(3回前の平衡検出温度<2回前の平衡検出温度<1回前の平衡検出温度<今回の平衡検出温度が成立)したときは、平衡検出したと判定されている状態でありながら平衡検出温度が徐々に増加する、調理容器内の調理物の粘度が高い状態である“カレーモード”に移行し、焦げ付き防止措置開始温度が、Tc=150℃(高粘度調理物用焦げ付き防止措置開始温度)(第1の限界温度)に設定される(ステップ#104)(図9A参照)。
なお、高粘度調理物用焦げ付き防止措置開始温度(第1の限界温度)は、平衡検出温度が更新されても、更新後の平衡検出温度に関わらずその値(第1の限界温度である150℃)を維持する。
ステップ#103において、今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度が3回以上連続して成立しない(3回前の平衡検出温度<2回前の平衡検出温度<1回前の平衡検出温度<今回の平衡検出温度が成立しない)場合、すなわち、3回の判定の内、途中に1回でも、今回の平衡検出温度≦前回の平衡検出温度の状態になったときは、Tc=最新の平衡検出温度+20℃とし(ステップ#108)(図9A)、リターンしてステップ#08に戻る。
すなわち、ステップ#108で、Tc=最新の平衡検出温度+20℃としているが、“カレーモード”に移行した場合にも、焦げ付き防止措置開始温度が、Tc=150℃に設定される前(最新の平衡検出温度が130℃以上になる前)であれば、Tc=最新の平衡検出温度+20℃を維持する。
すなわち、ステップ#108ではTc=最新の平衡検出温度+20℃としているが、“カレーモード”に移行することにより焦げ付き防止措置開始温度がTc=150℃に設定される前(“カレーモード”に移行しなかった場合)には、Tc=最新の平衡検出温度+20℃を維持することになる。
上記カレーモード条件を満たした後も、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上であるかどうかの判定を行い(ステップ#105)、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上の場合、温度センサ(鍋底温度センサ)の温度が焦げ付き防止措置開始温度以上かどうかの判定を行う(ステップ#106)
ステップ#105において平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)未満の場合は、ステップ#108で、Tc=最新の平衡検出温度+20℃に設定され、リターンしてステップ#08に戻る。
ステップ#106において、温度センサ(鍋底温度センサ)の温度が焦げ付き防止措置開始温度以上であれば、燃焼を停止する(ステップ#107)(図9A)。
ステップ#106において、温度センサ(鍋底温度センサ)の温度が焦げ付き防止措置開始温度未満であれば、ステップ#103に戻る。
上記カレーモード条件を満たし、焦げ付き防止措置開始温度が、一旦、Tc=150℃に設定され後であっても、ステップ#103において、今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度が3回以上連続して成立しない(カレーモード条件を満たさない)ときは、ステップ#108で、Tc=最新の平衡検出温度+20℃に設定され、リターンしてステップ#08に戻る。
平衡検出温度の上昇とともに焦げ付き防止措置開始温度が上昇する通常の焦げ付き防止制御に加え、上記のようにカレーモード判定1を実行し、調理容器内の調理物(カレーなど)の粘度が高く流動性が低い場合においても、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)未満の場合には、それ程高粘度ではなく流動性の良好な通常の煮物調理を行う場合と同様に、焦げ付き防止措置開始温度を平衡検出温度に応じた適度な温度とすることにより、調理容器内の調理物の粘度の高低に関わらず、調理物の水分の蒸発などによる焦げ付きが生じ始めた場合に、焦げ付き防止機能を作動させ、こんろバーナによる加熱を停止させることが可能になり、焦げ付きを防止することができる。
すなわち、この実施例の加熱調理器においては、上記カレーモードにおいて、平衡検出温度が130℃未満であると判定されたときや、今回の平衡検出温度<前回の平衡検出温度が成立したときには、カレーモードから抜け出し、焦げ付き防止措置開始温度は、Tc=最新の平衡検出温度+20℃に設定されるが、これは、カレーモードにおいて、レードルなどによって調理物の攪拌が行われた場合や調理容器内に水が注がれた場合を想定したものである。
そして、温度センサの検出温度が高粘度判定用平衡検出温度以上で、かつ、平衡検出温度が時間の経過とともに徐々に上昇する場合には、焦げ付き防止措置開始温度を、平衡検出温度に所定値を加えた温度とするのではなく、調理容器内の調理物に焦げ付きが生じやすいと考えられる温度である、予め定めた第1の限界温度(150℃)とすることにより、繰返し更新される平衡検出温度の上昇に伴う、焦げ付き防止措置開始温度が高すぎる値に設定されることに起因する、焦げ付きの発生を防止するようにしている。
<カレーモードの判定2(グリルバーナを同時使用しているとき)>
グリルバーナ燃焼時において、調理容器として土鍋を用いた場合には、温度センサは、グリルバーナの燃焼による熱の影響を受けることにより、平衡検出温度が徐々に上昇していく傾向にある。
すなわち、グリルバーナ燃焼時に土鍋のような熱伝導率の低いものを調理容器として用いた場合には、調理物が低粘度の煮物であっても、温度センサがグリルバーナの燃焼による熱の影響を受け、平衡検出温度が徐々に上昇していく傾向が顕著に現れ、平衡検出温度も徐々に上昇する。そのため、グリルバーナ非燃焼時と同じようにカレーモードの判定1を実行すると、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上になり、焦げ付き防止措置開始温度が予め定めた所定の値(本発明における第1の限界温度)(本実施例では150℃)に設定されてしまい、調理途中で焦げ付き防止機能が作動してしまう、いわゆる、早切れの状態となってしまうことがある。
そこで、この実施例の加熱調理器においては、グリルバーナ燃焼時に,土鍋のような熱伝導率が調理容器を用いているような場合に、焦げ付き防止措置開始温度が予め定めた所定の値(本実施例では、150℃(本発明における第1の限界温度))に設定されないようにして、調理途中で焦げ付き防止機能が作動してしまう、いわゆる、早切れの発生を防止して、グリルバーナ非燃焼時とは異なる別の判定,すなわち、カレーモード判定2を実行するようにしている。
標準バーナによる加熱時において、グリルバーナが燃焼状態であるかどうかの判定を行い(図10A:ステップ#06)、標準バーナによる加熱と同時にグリルバーナが燃焼状態にある場合(図10A:ステップ#15)は、以下の制御(カレーモード判定2)を行う。
カレーモード判定2では、まず、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上であるかどうかの判定を行う(図10C:ステップ#201)。
平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)未満の場合は、焦げ付き防止措置開始温度が、Tc=最新の(1回目の平衡検出の場合は1回目の)平衡検出温度+20℃に維持され、リターンして図10A:ステップ#08に戻る。
平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上の場合、今回の平衡検出状態となった後、繰り返し平衡検出したかどうかの判定を行い(図10C:ステップ#202)、平衡検出状態となった後に2回以上繰り返して平衡検出していないときはリターンして図10A:ステップ#08に戻る。
2回以上繰り返して平衡検出したと判定されたときには、今回の平衡検出温度と前回の平衡検出温度を比較し、「今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度」となる状態が3回以上連続しているという判定条件(カレーモード条件)を満たすかどうかの判定を行う(図10C:ステップ#203)。
「今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度」が3回以上連続して成立(3回前の平衡検出温度<2回前の平衡検出温度<1回前の平衡検出温度<今回の平衡検出温度が成立)した状態というのは、平衡検出したと判定されている状態でありながら平衡検出温度が徐々に増加する状態である。
そして、この実施例の加熱調理器においては、この状態が、土鍋のように熱伝導率の低い調理容器が用いられている場合であって、土鍋の鍋底(および鍋底に当接する温度センサ)がグリルの熱影響を受けることに起因する現象であるのか、または、調理容器としては熱伝導率の高いものが用いられているが調理容器内の調理物の粘度が高い状態であることに起因する現象であるのかのを判定するために、「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)≧(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」という判定条件(以下、土鍋モード条件)を満たすかどうかの判定を行う(図10C:ステップ#204)。
ステップ#204において、前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度≧今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度が成立(1回前の平衡検出温度−2回前の平衡検出温度≧今回の平衡検出温度−1回前の平衡検出温度が成立)したときは、土鍋のように熱伝導率の低い材料からなる鍋が調理容器として用いられている場合であると判定し、“土鍋モード”に移行して、焦げ付き防止措置開始温度が、Tc=最新の平衡検出温度+20℃に設定される(図10C:ステップ#206)(図9C参照)。ただし、Tcは上限を200℃(本発明における第2の限界温度)とするように設定される。
ステップ#204において、前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度≧今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度が成立しない(すなわち、1回前の平衡検出温度−2回前の平衡検出温度≧今回の平衡検出温度−1回前の平衡検出温度が成立しない)ときは、調理容器としては熱伝導率の高いものが用いられているが調理容器内の調理物の粘度が高い状態であると判定し、“カレーモード”に移行し、焦げ付き防止措置開始温度が、Tc=150℃(第1の限界温度である高粘度調理物用焦げ付き防止措置開始温度)に設定される(ステップ#205)(図9B)。
なお、この高粘度調理物用焦げ付き防止措置開始温度は、平衡検出温度が更新されても、更新後の平衡検出温度に関わらずその値(150℃)を維持する(図10C:#205)。
ステップ#203において、今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度が3回以上連続して成立しない(すなわち、3回前の平衡検出温度<2回前の平衡検出温度<1回前の平衡検出温度<今回の平衡検出温度が成立しない)とき(さらにいえば、3回の判定の内、途中に1回でも、今回の平衡検出温度≦前回の平衡検出温度の状態になったとき)は、Tc=最新の平衡検出温度+20℃とし(図10C:ステップ#210)、リターンしてステップ#08(図10A)に戻る。
なお、ステップ#210で、Tc=最新の平衡検出温度+20℃としているが、これは、“カレーモード”に移行することにより焦げ付き防止措置開始温度がTc=150℃に設定される前(“カレーモード”に移行しなかった場合)には、Tc=最新の平衡検出温度+20℃を維持する、ということである。
カレーモード条件や土鍋モード条件を満たした後も、検出温度が高粘度判定用平衡検出温度および低熱伝導調理容器判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上であるかどうかの判定を行い(ステップ#207)、検出温度が上記高粘度判定用平衡検出温度および低熱伝導調理容器判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上の場合、検出温度が焦げ付き防止措置開始温度以上かどうかの判定を行う(ステップ#208)。
ステップ#207において検出温度が高粘度判定用平衡検出温度および熱伝導調理容器判定用平衡検出温度(例えば130℃)未満の場合は、ステップ#210で、Tc=最新の平衡検出温度+20℃に設定(土鍋モード条件を満たしている場合はTc=最新の平衡検出温度+20℃を維持)され、リターンしてステップ#08に戻る。
ステップ#208において、温度センサ(鍋底温度センサ)の検出温度が焦げ付き防止措置開始温度以上であれば、燃焼を停止する(ステップ#209)。
ステップ#208において、温度センサ(鍋底温度センサ)の検出温度が焦げ付き防止措置開始温度未満であれば、ステップ#203に戻る。
カレーモード条件や土鍋モード条件を満たした後であっても、ステップ#203において、今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度が3回以上連続して成立しない(カレーモード条件を満たさない)ときは、ステップ#210で、Tc=最新の平衡検出温度+20℃に設定され、リターンしてステップ#08に戻る。 なお、ステップ#210で、Tc=最新の平衡検出温度+20℃としているが、これは、“カレーモード”に移行した後でも、焦げ付き防止措置開始温度が、Tc=150℃に設定される前であれば、Tc=最新の平衡検出温度+20℃を維持する、ということである。
なお、ステップ#210で、Tc=最新の平衡検出温度+20℃としているが、これは、“カレーモード”に移行することにより焦げ付き防止措置開始温度がTc=150℃に設定される前(“カレーモード”に移行しなかった場合)には、Tc=最新の平衡検出温度+20℃を維持する、ということである。
土鍋モードにおいても、もし、焦げ付きが生じ始めた場合は、温度が上昇して平衡検出は行われないことから、焦げ付き防止措置開始温度が変更されず、直前の焦げ付き防止措置開始温度が維持され、焦げ付き前の前兆による温度の上昇があった場合には燃焼が停止する(図9C)。
上記実施例の加熱調理器の構成、動作、作用効果をまとめて説明すると以下のようになる。
この実施例の加熱調理器では、上述のように、グリルバーナを同時使用しているときには、平衡検出温度の上昇とともに、焦げ付き防止措置開始温度が上昇する通常の焦げ付き防止制御に加え、上記のようにカレーモード判定2を実行し、調理容器内の調理物がカレーなどの粘度が高く流動性が低い場合においても、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)未満の場合には通常の、粘度がそれ程高くなく流動性の良好な煮物調理を行う場合と同様に、焦げ付き防止措置開始温度を平衡検出温度に応じた適度な温度とするようにしているので、調理容器内の調理物の粘度の高低に関わらず、調理物の水分の蒸発などによる焦げ付きが生じ始めた場合には、焦げ付き防止機能が働くことにより、こんろバーナによる加熱を停止させて焦げ付きを防止することができる。
また、温度センサの検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(例えば130℃)以上では、平衡検出温度に所定値を加えた温度を焦げ付き防止措置開始温度とするのではなく、予め定めた所定の値(本実施例では、150℃)とするようにしているので、繰返し更新される平衡検出温度の上昇に伴い、焦げ付き防止措置開始温度が高すぎる値に設定されることに起因する焦げ付きを防止することができる。
さらに、この実施例の加熱調理器においては、(a)調理容器内の調理物(カレー)の粘度が高く、流動性が低い場合と、(b)土鍋などの熱伝導率の低い調理容器が用いられており、この土鍋などの鍋底(および鍋底に当接する温度センサ)がグリルバーナ燃焼による熱影響を受け、温度センサの検出値に基づく平衡検出温度が徐々に増加を続ける場合とを区別することができるようにして、早切れの発生を防止しつつ、焦げ付きを防止して,効率のよい調理を行うことができる。
すなわち、熱伝導率の低い調理容器の鍋底(および鍋底に当接する温度センサ)がグリルバーナ燃焼による熱影響を受け、平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度が徐々に増加する場合であっても、平衡検出温度が更新される毎の、平衡検出温度の増加幅が増加しないとき(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度≧今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度が成立するとき)には、調理容器内の調理物(カレー)の粘度が高く流動性が低いのではなく、土鍋のように熱伝導率の低い調理容器が用いられており、この土鍋などの鍋底(および鍋底に当接する温度センサ)がグリルバーナ燃焼による熱影響を受け、温度センサの検出値に基づく平衡検出温度が徐々に増加を続けていると判断する。
そして、土鍋など熱伝導率の低い調理容器の鍋底(および鍋底に当接する温度センサ)がグリルバーナ燃焼による熱影響を受けているときには、焦げ付き防止のための停止温度を予め定めた所定の値(本実施例の第1の限界温度である150℃)とするのではなく、焦げ付き防止措置開始温度を更新された最新の平衡検出温度に所定値(実施例では20℃)を加えた土鍋モード用停止温度とし、温度センサによる検出温度がこの土鍋モード用停止温度(最新の平衡検出温度+20℃,あるいは、第2の限界温度である200℃)以上になったときに燃焼を停止するようにしているので、土鍋のように熱伝導率の低い材質の鍋が調理容器として用いられている場合に調理物の焦げ付きが生じていないにも関わらず、こんろバーナによる加熱が停止されてしまう、いわゆる、早切れ(不要な、加熱の停止)の発生を防止することができる。
[変形例]
(1)変形例1
上記実施例1では、温度センサを備えるこんろ部において平衡検出したかどうかの判定を、(a)こんろ部と同時にグリルを使用していないときには、平衡検出の判定を開始してからの経過時間を15秒毎の平衡検出時間に区切り、平衡検出時間の終了時点の検出温度−平衡検出時間の開始時点の検出温度の値Vが、「−3℃≦V≦+3℃」の要件を満たすとき(グリル非燃焼時)、平衡検出したと見なして、平衡検出時点の検出温度を平衡検出温度とし、(b)該こんろ部と同時にグリルを使用(グリルバーナが燃焼)しているときには、上記の平衡検出時間の終了時点の検出温度−平衡検出時間の開始時点の検出温度の値Vが、「−3℃≦V≦+5℃」の要件を満たすときに平衡検出したと見なし、その平衡検出時点の検出温度を平衡検出温度とするようにしている。
これに対し、グリルバーナの消火直後の所定時間における焦げ付き防止措置開始温度の設定を以下のようにすることにより、さらに効率がよく信頼性の高い加熱調理を行うことが可能になる。
すなわち、こんろ部と同時にグリルを使用(グリルバーナが燃焼)している場合に加え、グリルバーナが所定時間(例えば5分間)以上燃焼した後におけるグリルバーナ消火直後の所定時間(例えば1分間)の間も、上記の平衡検出時間の終了時点の検出温度−平衡検出時間の開始時点の検出温度の値Vが、「−3℃≦V≦+5℃」の要件を満たすときに平衡検出したと見なし、その時点の検出温度を平衡検出温度とし、平衡検出を判定するための温度変化幅Vに関する判定要件の上限を、こんろ部と同時にグリルを使用していないときに比べて所定温度(例えば2℃)高めにして行うことにより、グリルバーナ燃焼後の余熱による誤判定(調理容器内の調理物の温度が沸騰などの温度平衡状態であるにも関わらず、平衡状態ではないと判定してしまうこと)を防止することが可能になり、さらに確実に焦げ付きを防止しつつ、効率のよい調理を行うことができる。
(2)変形例2
また、上記実施例1では、温度センサを備えるこんろ部で調理している際に、同時にグリルを使用(グリルバーナが燃焼)しているときには、カレーモード判定2を実行し、そこで土鍋条件を満たすときには“カレーモード”には移行せず“土鍋モード”に移行するように構成し、焦げ付き防止措置開始温度がTc=最新の平衡検出温度+20℃に設定されるようにしているが、これに対し、グリルバーナの消火直後の所定時間における焦げ付き防止措置開始温度の設定を以下のようにすることにより、さらに効率がよく信頼性の高い加熱調理を行うことが可能になる。
すなわち、こんろ部と同時にグリルを使用(グリルバーナが燃焼)しているときに加え、グリルバーナが所定時間(例えば5分)以上燃焼した後におけるグリルバーナ消火直後の所定時間(例えば1分)の間も、カレーモード判定2を実行して土鍋条件を満たすときには“カレーモード”には移行せず“土鍋モード”に移行するように構成し、焦げ付き防止措置開始温度がTc=最新の平衡検出温度+20℃に設定されるようにする。これにより、グリルバーナ燃焼後の余熱による誤判定(土鍋のように熱伝導率の低い材質の鍋が調理容器として用いられている場合に調理物の焦げ付きが生じていないにも関わらず、調理容器内の調理物(カレー)の粘度が高く流動性が低い場合に適用すべき焦げ付き防止用の措置が適用される)ことにより、調理物の焦げ付きが生じていないにも関わらずこんろバーナによる加熱が停止されてしまう、いわゆる、早切れ(不要な、加熱の停止)を防止しつつ、焦げ付きの発生のない効率のよい調理を行うことができる。
(3)変形例3
上記実施例では、温度センサを備えるこんろ部と同時にグリルを使用(グリルバーナが燃焼)しているときには、カレーモード判定2を実行して土鍋条件を満たすときには“カレーモード”には移行せず“土鍋モード”に移行するように構成しているが、グリルを使用(グリルバーナが燃焼)していないときであっても土鍋条件を満たすときには“カレーモード”には移行せず“土鍋モード”に移行するように構成することも可能である。
このように構成することにより、温度センサを備えたこんろバーナの燃焼による熱が該温度センサに対して加わることによる影響がある場合に、こんろ用バーナの燃焼による熱影響に起因する誤判定、すなわち、土鍋のように熱伝導率の低い調理容器として用いられている場合に調理物の焦げ付きが生じていないにも関わらず、調理容器内の調理物(例えばカレー)の粘度が高く、流動性が低い場合に適用すべき焦げ付き防止用の措置が誤って適用されてしまうことにより、調理物の焦げ付きが生じていないにも関わらずこんろバーナによる加熱が停止されてしまう、いわゆる、早切れ(不要な、加熱の停止)を効率よく防止することができる。
(4)変形例4
上記実施例では、平衡検出温度が高粘度判定用平衡検出温度(上記実施例では130℃)以上の場合で、「今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度」の条件が3回以上連続して成立するときに、“カレーモード”に移行する、すなわち、平衡検出温度が3回以上連続して上昇し、平衡検出温度+所定温度(上記実施例では20℃)が上記3回以上連続して第1の限界温度(上記実施例では150℃)以上の場合に、“カレーモード”に移行するように構成しているが、平衡検出温度が3回以上連続して上昇し、平衡検出温度+所定温度(上記実施例では20℃)が、上記3回のうちの1回でも第1の限界温度(上記実施例では150℃)以上である場合には“カレーモード”に移行するように構成することも可能である。
本発明は、さらにその他の点においても上記実施例や変形例に限定されるものではなく、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
1a 標準バーナ
1b 高火力バーナ
1c 小バーナ
2a 上側バーナ(グリルバーナ)
2b、2c 下側バーナ(グリルバーナ)
3 流量制御弁
4 グリル部
7 点火プラグ
8 熱電対
9 温度センサ(鍋底温度センサ)
10 器具本体
11 元ガス供給路(主ガス配管)
12 元ガス電磁弁
13a 標準バーナ用分岐路
13b 高火力バーナ用分岐路
13c 小バーナ用分岐路
13d グリルバーナ用分岐路
19 位置センサ
21 加熱状態調節部
21a 標準バーナ操作部
21b 高火力バーナ操作部
21c 小バーナ操作部
22 グリルバーナ操作部
23 燃焼表示ランプ
24 電源スイッチ
25 電源ランプ
32 バーナ用の付加機能操作・表示部
33 グリル用の付加機能操作・表示部
34 手動操作部
51 五徳

Claims (2)

  1. こんろ部と、グリルバーナとを備え、こんろ部上に載置した調理容器の底部の温度が平衡状態となったことが検出される平衡検出温度の値に所定の値を加えた温度を、焦げ付きを防止するために加熱を停止させ、または、加熱を抑制する焦げ付き防止措置開始温度とし,調理物が前記焦げ付き防止措置開始温度に達した時点で加熱を停止または抑制するように構成された、焦げ付きを防止する機能を備えた加熱調理器であって、
    (a)焦げ付き防止措置開始温度を「最新の平衡検出温度+所定温度」とし、調理物が前記焦げ付き防止措置開始温度に達した時点で焦げ付き防止措置を実行する一方、
    (b)「今回の平衡検出温度>前回の平衡検出温度」の条件が所定回数連続して成立した場合において、(イ)前記「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる焦げ付き防止措置開始温度が、所定の限界温度以上である場合には、前記限界温度を焦げ付き防止措置開始温度とし、(ロ)前記「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる焦げ付き防止措置開始温度が、前記所定の限界温度未満である場合には、前記「最新の平衡検出温度+所定温度」の式により求められる温度を焦げ付き防止措置開始温度とし、調理物が前記焦げ付き防止措置開始温度に達した時点で焦げ付き防止措置を実行するように構成されているとともに、
    前記グリルバーナが燃焼していないときには前記所定の限界温度を第1の限界温度に設定し、前記グリルバーナが燃焼しているときであって平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加する「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)<(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときには前記所定の限界温度を第1の限界温度に設定し、
    前記グリルバーナが燃焼しているときであって平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加しない「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)≧(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときには前記所定の限界温度を第1の限界温度より高い第2の限界温度に設定すること
    を特徴とする加熱調理器。
  2. 前記グリルバーナが燃焼していないときであっても、前記グリルバーナが所定時間以上燃焼した後におけるグリルバーナ消火直後の所定時間の間に、平衡検出温度が更新される毎の平衡検出温度の増加幅が増加しない「(前回の平衡検出温度−前々回の平衡検出温度)≧(今回の平衡検出温度−前回の平衡検出温度)」の条件が成立するときには、前記所定の限界温度を第1の限界温度より高い第2の限界温度に設定することを特徴とする請求項記載の加熱調理器。
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