JP5360929B2 - レンズ駆動装置、投射型表示装置、及びレンズ駆動方法 - Google Patents

レンズ駆動装置、投射型表示装置、及びレンズ駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、スクリーン等の投射面上に投射される映像の位置を調整するためのレンズ駆動装置、投射型表示装置、及びレンズ駆動方法に関する。
スクリーン等の投射面上に投射された映像の位置を調整するためのレンズ駆動装置を備える投射型表示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この種のレンズ駆動装置は、映像を表示する表示素子に対して、投射レンズの光軸に直交する垂直方向及び水平方向に投射レンズを移動させる。これにより、投射レンズに対して表示素子から入射する映像の位置を調整し、投射面上の映像の位置を垂直方向及び水平方向にそれぞれ移動することが可能にされている。
ところで、投射レンズを垂直方向及び水平方向に移動した場合、投射レンズの移動量が大きいときに、表示素子から投射レンズに入射する映像光の一部が、投射レンズの外縁から漏れてしまう。その結果、投射面上に投射された映像の一部が欠ける映像欠落が発生してしまう。このため、レンズ駆動装置では、投射レンズの移動量に応じて変化する可変抵抗や、機械的な位置検出センサを用いることで、投射レンズの光軸に直交する平面における垂直方向及び水平方向に対する移動範囲が規制されている。
上述のレンズ駆動装置における、垂直方向及び水平方向の移動の規制は、いずれか一方の方向に対する投射レンズの移動を個々に規制するものである。この規制は、他方の方向の投射レンズの位置については、レンズ基準位置にあると仮定したものである。
映像を垂直方向と水平方向とを組み合わせた斜め方向である斜め上方や斜め下方に移動させる場合、投射レンズは、垂直方向の移動とともに水平方向の移動が行われることで斜め方向に移動される。このため、投射レンズの斜め方向の移動は、各垂直方向及び水平方向の一方の方向のみに移動する場合における、他方の方向のレンズ基準位置と異なる、投射レンズの他方の方向の移動と、一方の方向の移動とが合成された移動になる。
したがって、垂直方向及び水平方向に対する投射レンズの移動範囲を個々に規制するだけでは、投射レンズが斜め方向に移動したときに、投射レンズは、垂直方向の移動範囲の限界、かつ、水平方向の移動範囲の限界の位置まで移動することになる。このとき、投射レンズに入射する四角形の映像の隅部が投射レンズの外縁から外れて、上述の映像欠落が発生してしまう。
このような映像欠落の発生を防ぐ対策として、特許文献2には、表示素子に対して斜め方向に移動された投射レンズの位置を検出する超音波センサや赤外線センサが、表示素子が有する四角形の表示領域の四隅にそれぞれ配置された投射型表示装置が開示されている。この投射型表示装置は、4つのセンサを用いて表示素子と投射レンズとの間の光軸方向の距離を検出している。これよって、斜め方向に移動した投射レンズが、4つのセンサによる各検出位置のいずれかから外れたときに投射レンズの移動を停止させて、映像欠陥の発生を防いでいる。また、この投射型表示装置は、投射レンズを垂直方向及び水平方向の一方のみに移動したときに、投射レンズの移動範囲をそれぞれ規制するために、上述の4つのセンサとは別に、垂直方向及び水平方向に対する投射レンズの位置をそれぞれ検出する2つのセンサを有している。
特開2004−317988号公報 特開2001−215610号公報
上述したように、特許文献2の構成は、表示素子と投射レンズとの間の距離を検出する4つのセンサに加えて、投射レンズの垂直方向及び水平方向の位置をそれぞれ検出する2つのセンサが用いられているので、製造コストがかさむ問題がある。
また、特許文献2の構成は、超音波を出射する出射部を有する超音波センサや、赤外光を出射する発光部を有する赤外線センサが用いられているので、センサに関連する製造コストの増加を招いてしまう。さらに、特許文献2の構成において、赤外線センサを用いる場合には、投射レンズに赤外線反射コーティングを形成する必要があるので、製造コストの増加につながってしまう。
本発明は、上記関連する技術の課題を解決することができるレンズ駆動装置、投射型表示装置及びレンズ駆動方法を提供することを目的とする。本発明の目的の一例は、簡素な構成で、投射レンズの光軸に直交する平面における投射レンズの移動範囲を規制することにある。
本発明の一つの態様に係るレンズ駆動装置は、入射面に入射した映像光を投射面上に投射する投射レンズと、投射レンズの入射面における映像光の位置を移動させるために投射レンズを投射レンズの光軸に直交する垂直方向及び水平方向に移動させる移動機構と、投射レンズの入射面における映像光の位置が投射レンズの外縁部に近接したときに、少なくとも1つが映像光を反射するように、投射レンズの外縁部に複数設けられた反射部材と、複数の反射部材によって反射された光を受光する複数の受光素子と、複数の受光素子が出力する信号に基づいて移動機構による投射レンズの移動を制御する制御部と、を備える。
また、本発明の態様に係る投射型表示装置は、本発明のレンズ駆動装置と、映像を表示する表示素子と、を備える。
また、本発明の態様に係るレンズ駆動方法は、入射面に入射した映像光を投射面上に投射する投射レンズを、投射レンズの入射面における映像光の位置を移動させるために、移動機構によって投射レンズの光軸に直交する垂直方向及び水平方向に移動し、投射レンズの入射面における映像光の位置が投射レンズの外縁部に近接したときに、投射レンズの外縁部に設けられた複数の反射部材の少なくとも1つによって映像光を反射し、反射部材によって反射された映像光を受光した受光素子からの信号に基づいて移動機構を制御する。
本発明によれば、簡素な構成で、投射レンズの光軸に直交する平面における投射レンズの移動範囲を制御することができる。
第1の実施形態の投射型表示装置を示すブロック図である。 第1の実施形態の投射型表示装置が備えるレンズ駆動装置を模式的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置が有する投射レンズの構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置を投射レンズの入射側から示す模式図である。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置の要部を示す断面図である。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置の制御処理を示すブロック図である。 第2の実施形態の投射型表示装置が備えるレンズ駆動装置を投射レンズの入射側から示す模式図である。 第2の実施形態に係るレンズ駆動装置が有する反射部材の形状を示す断面図である。 レンズ駆動装置が有する反射部材の形状を、図8AにおけるA−A線に沿って示す断面図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に、第1の実施形態の投射型表示装置の模式図を示す。図2に、第1の実施形態の投射型表示装置が備えるレンズ駆動装置の斜視図を示す。図3に、第1の実施形態に係るレンズ駆動装置が有する投射レンズの構成の断面図を示す。図4に、第1の実施形態に係るレンズ駆動装置を投射レンズの入射側から見た模式図を示す。
図1に示すように、第1の実施形態の投射型表示装置1は、照明光を出射する光源5と、光源5から入射した照明光を変調して映像を表示する表示素子6と、表示素子6から入射面に入射した映像光を投射面上に投射する投射レンズ7と、を備えている。また、投射型表示装置1は、投射レンズ7を、投射レンズ7の光軸に直交する垂直方向及び水平方向に移動させるレンズ駆動装置11を備えている。
図2に示すように、第1の実施形態の投射型表示装置が備えるレンズ駆動装置11は、投射レンズ7と、投射レンズ7の光軸に直交する平面における垂直方向及び水平方向に投射レンズ7を移動する移動機構としての垂直シフト機構12及び水平シフト機構13と、垂直シフト機構12及び水平シフト機構13をそれぞれ制御する制御部14と、を有している。
投射レンズ7は、図3に示すように、投射面上に映像光を出射する出射側からの光路順に、第1レンズ7a(以下、前玉レンズ7aと称する)、第2レンズ7b、第3レンズ7c、及び第4レンズ7d(以下、後玉レンズ7dと称する)を有して構成されている。投射レンズ7を構成するレンズ群は、レンズ保持体としてのレンズ鏡筒16の内部に収納されている。また、表示素子6は、四角形の表示面を有しており、前玉レンズ7dに対向する位置に配置されている。
図2に示すように、垂直シフト機構12は、垂直方向に沿って配置された一対の駆動軸12a及びガイド軸12bと、駆動軸12aを回転する駆動モータ(不図示)とを有している。同様に、水平シフト機構13は、水平方向に沿って配置された一対の駆動軸13a及びガイド軸13bと、駆動軸13aを回転する駆動モータ(不図示)とを有している。
レンズ鏡筒16はホルダ部材15に支持されており、ホルダ部材15が、垂直シフト機構12の駆動軸12a及びガイド軸12bと、水平シフト機構13の駆動軸13a及びガイド軸13bとに移動可能に支持されている。そして、レンズ鏡筒16に保持された投射レンズ7は、垂直シフト機構12及び水平シフト機構13の各駆動モータによって、垂直方向及び水平方向に移動される。
また、レンズ駆動装置11は、図4に示すように、投射レンズ7を構成する後玉レンズ7dに入射する映像光を反射する第1、第2、第3及び第4の反射部材17a,17b,17c,17dと、第1〜第4の反射部材17a〜17dによって反射された映像光を受光する第1、第2、第3及び第4の受光素子18a,18b,18c,18dと、を有している。
図5に、第1の実施形態に係るレンズ駆動装置11の要部の断面図を示す。図4及び図5に示すように、第1〜第4の反射部材17a〜17dは、表示素子6から映像光が入射する、後玉レンズ7dの入射面の外縁部にそれぞれ設けられている。第1〜第4の反射部材17a〜17dは、後玉レンズ7dの入射面の外縁部における周方向に沿って湾曲されて弧状に形成されている。
また、第1〜第4の反射部材17a〜17dは、垂直シフト機構12及び水平シフト機構13によって移動された後玉レンズ7dの外縁部に映像の外周が位置したときに、第1〜第4の反射部材17a〜17dの少なくとも1つが、映像光を反射するように配置されている。
また、第1〜第4の反射部材17a〜17dは、映像光を第1〜第4の受光素子18a〜18dに集光させるように反射する凹面状の反射面を有している。そして、第1〜第4の反射部材17a〜17dは、後玉レンズ7dの外縁部に形成された溝(不図示)に係合されている。したがって、各反射部材17a〜17dは、を後玉レンズ7dに容易に設けることが可能であり、製造コストの増加を避けることができる。また、第1〜第4の反射部材17a〜17dは、図4に示すように、水平方向に対して傾斜角が45度をなす4方向を中心線とする位置に配置されている。
第1〜第4の受光素子18a〜18dとしては、例えば輝度センサや、赤外光を検出する赤外線センサが用いられている。第1〜第4の受光素子18a〜18dは、図5に示すように、レンズ鏡筒16の内部の、第1〜第4の反射部材17a〜17dに対向する位置にそれぞれ配置されている。
図4に示すように、第1〜第4の受光素子18a〜18dは、後玉レンズ7dの光軸に直交する平面において、後玉レンズ7dに入射する四角形の映像の対角線上に配置されている。これによって、第1〜第4の受光素子18a〜18dは、垂直方向と水平方向とが組み合わされた斜め方向に移動された映像の隅近傍の光を反射する第1〜第4の反射部材17a〜17dからの反射光を効率的に受光することが可能である。
図6に、第1の実施形態に係るレンズ駆動装置11の制御処理を説明するためのブロック図を示す。図6に示すように、制御部14は、第1〜第4の受光素子18a〜18dから出力されたアナログ信号からデジタル信号に変換する第1〜第4のA/D(アナログ/デジタル)コンバータ19a〜19dと、第1〜第4のA/Dコンバータ19a〜19dからデジタル信号が入力されるCPU20と、を有している。
制御部14は、第1〜第4の受光素子18a〜18dが出力する信号に基づいて、垂直シフト制御信号S1及び水平シフト制御信号S2を垂直シフト機構12及び水平シフト機構13に出力する。すなわち、制御部14は、第1〜第4のA/Dコンバータ19a〜19dの少なくとも1つが出力するデジタル信号の値が所定の閾値以上になったときに、垂直シフト機構12及び水平シフト機構13の駆動をそれぞれ停止するように制御する。
なお、制御部14は、A/Dコンバータ19a〜19dを用いる代わりに、コンパレータ(不図示)を用いて、受光素子18a〜18dが出力するアナログ電圧が所定の閾値以上であるか否かを判断するように構成されてもよい。この構成の場合においても上述と同様に、制御部14は、受光素子18a〜18dの少なくとも1つが出力するアナログ電圧が所定の閾値以上になったときに、垂直シフト機構12及び水平シフト機構13の駆動を停止するように制御する。
以上のように構成された投射型表示装置1が備えるレンズ駆動装置11について、投射レンズ7が投射レンズ7の光軸に直交する平面で移動したときに、投射レンズ7の位置を検出する動作を説明する。
まず、レンズ駆動装置11では、図3に示すように、投射レンズ7の光軸に直交する平面において四角形の映像光が、後玉レンズ7dの入射面に入射する。このとき、図3及び図4中に実線で示すように、後玉レンズ7dに入射した映像P1は、投射レンズ7を通って投射面上に映像P3として投射される。
ここで、レンズ駆動装置11によって投射レンズ7が例えば右斜め上方に移動されたとき、図3及び図4中に破線で示すように、後玉レンズ7dに入射する位置が変化した映像P2が、投射レンズ7を通って投射面上に映像P4として投射される。
投射レンズ7の移動に伴って、図4に示すように、四角形の映像P2の隅が第1の反射部材17aに接する位置に移動する前に、映像P2の隅近傍における光が第1の反射部材17aで反射されて、第1の受光素子18aで受光される。つまり、厳密には、後玉レンズ7dの入射面における映像光の位置が後玉レンズ7dの外縁部に近接したときに、四角形の映像P2の周囲に放射された光、すなわち後玉レンズ7dの光軸に平行でない光が、図5に示すように、第1の反射部材17aの反射面で反射される。
第1の受光素子18aは、第1の反射部材17aからの反射光を受光する受光量に応じて、制御部14に信号を出力する。そして、制御部14は、第1の受光素子18aが出力する信号に基づいた値が所定の閾値以上になったときに、垂直シフト機構12及び水平シフト機構13の駆動を停止させる。
したがって、四角形の映像P2の隅が第1の反射部材17aに近接したとき、すなわち映像P2の隅が第1の反射部材17aに接する位置に移動する前に、制御部14によって投射レンズ7の移動範囲が規制される。このため、投射面上に投射された映像に映像欠落が発生する前に投射レンズ7の移動を停止することが可能になる。
また、後玉レンズ7dに入射した映像光が第2〜第4の反射部材17b〜17dによって反射され、第2〜第4の反射部材17b〜17dからの反射光を、第2〜第4の受光素子18b〜18dが受光した場合も、上述の制御動作と同様に、第2〜第4の受光素子18b〜18dから出力される信号に基づいて、投射レンズ7の移動範囲が規制される。また、投射レンズ7が垂直方向及び水平方向のいずれか一方の方向に移動された場合も、上述の制御動作と同様である。
詳細には、後玉レンズ7dに入射する映像が上方に移動し、映像光の外周が後玉レンズ7dの上方の外縁近傍に移動したとき、四角形の映像の右上及び左上の隅の光が、第1の反射部材17aと第4の反射部材17dによって反射される。また、後玉レンズ7dに入射する映像が下方に移動し、映像の外周が後玉レンズ7dの下方の外縁近傍に移動したとき、四角形の映像の右下及び左下の隅の光が、第2の反射部材17bと第3の反射部材17cによって反射される。
また、後玉レンズ7dに入射する映像が水平右方に移動し、映像の外周が後玉レンズ7dの右方の外縁近傍に移動したとき、四角形の映像の右上及び右下の隅の光が、第1の反射部材17aと第2の反射部材17bによって反射される。また、後玉レンズ7dに入射する映像が水平左方に移動し、映像の外周が後玉レンズ7dの左方の外縁近傍に移動したとき、四角形の映像の左上及び左下の隅の光が、第3の反射部材17cと第4の反射部材17dによって反射される。
また、後玉レンズ7dに入射する映像が斜め方向(右斜め上方、右斜め下方、左斜め上方、左斜め下方)のいずれかに移動し、映像の外周が後玉レンズ7dの外縁近傍に移動したとき、四角形の映像の隅の光が、第1〜第4の反射部材17a〜17dの少なくとも1つによって反射される。
したがって、制御部14は、垂直方向及び水平方向のいずれか一方の方向と、垂直方向と水平方向が組み合わされた斜め方向とに移動される投射レンズ7の移動範囲を、各反射部材17a〜17dからの反射光を受光する4つの受光素子18a〜18dを用いて制御することができる。
上述したように、第1の実施形態の投射型表示装置1のレンズ駆動装置11によれば、表示素子6から投射レンズ7に入射する映像光を、後玉レンズ7dの外縁部に設けられた各反射部材17a〜17dの少なくとも1つによって反射する。そして、反射部材17a〜17dからの反射光を受光する受光素子18a〜18dが出力する信号に基づいて、制御部14は、垂直シフト機構12及び水平シフト機構13をそれぞれ制御する。そして、四角形の映像P2の隅が各反射部材17a〜17dに接する位置に移動する前に、映像P2の隅近傍における光は、反射部材17a〜17dの少なくとも1つで反射されて、受光素子18a〜18dのいずれかで受光される。このため、投射面上に投射された映像に映像欠落が発生する前に投射レンズ7の移動を停止させることができる。その結果、レンズ駆動装置11は、映像欠落が発生する直前まで投射レンズ7を移動させることが可能になり、投射レンズ7の移動範囲を広く保つことができる。
また、第1の実施形態は、表示素子6から投射レンズ7に入射する映像光を利用して、映像光を受光する受光素子18a〜18dだけを備えているので、投射レンズ7を検出するための発光素子が不要になる。また、第1の実施形態は、受光素子18a〜18dがレンズ鏡筒16内に配置されるので、レンズ駆動装置11が小型化される。このため、第1の実施形態は、簡素な構成によって、投射レンズ7の移動範囲を規制することが可能であり、製造コストを減らすことができる。
なお、第1の実施形態は、投射レンズ7を構成する後玉レンズ7dに各反射部材17a〜17dが設けられた構成であるが、この構成に限定されるものではない。反射部材は、例えば、投射レンズ7の構成する前玉レンズ7aや、単体で構成された投射レンズに設けられてもよい。その構成の場合にも、第1の実施形態と同様に、各反射部材に対応する位置に各受光素子がそれぞれ配置される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の投射型表示装置について図面を参照して説明する。第2の実施形態の投射型表示装置は、第1の実施形態と比べて、レンズ駆動装置が有する反射部材及び受光素子に関連する構成のみが異なっている。このため、第2の実施形態に係るレンズ駆動装置において、反射部材及び受光素子に関連する構成についてのみ説明し、第1の実施形態に係るレンズ駆動装置と同一の構成部材には、第1の実施形態と同一の符号を付けて説明を省略する。
図7に、第2の実施形態の投射型表示装置が備えるレンズ駆動装置を投射レンズの入射側から見た模式図を示す。図8Aに、第2の実施形態に係るレンズ駆動装置が有する反射部材の形状の断面図を示す。図8Bに、図8AにおけるA−A線に沿った断面図を示す。
図7に示すように、第2の実施形態の投射型表示装置が備えるレンズ駆動装置21は、投射レンズ7を構成する後玉レンズ7dに入射する映像光を反射する一対の第1及び第2の反射部材27a,27bと、一対の第1及び第2の反射部材27a,27bによって反射された映像光を受光する第1及び第2の受光素子28a,28bと、を有している。
第1及び第2の反射部材27a,27bは、後玉レンズ7dの外縁部に、後玉レンズ7dの光軸を挟んで対向する位置に設けられている。また、第1及び第2の受光素子28a,28bは、レンズ鏡筒16の内部に固定されており、第1及び第2の反射部材27a,27bに対向する位置に配置されている。
第1及び第2の反射部材27a,27bは、図8A及び図8Bに示すように、映像光を第1及び第2の受光素子27a,27bに集光させるように反射する凹面状の反射面29を有している。この反射面29は、図8Aに示すように長手方向に対して円弧状に形成されるとともに、図8Bに示すように短手方向に対して半円状に形成されている。そして、このような反射面29を有する第1及び第2の反射部材27a,27bは、後玉レンズ7dの周方向に沿って湾曲されて設けられている。
第2の実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様に、反射部材27a,27bからの反射光を受光する受光素子18a,18bが出力する信号に基づいて、制御部14が垂直シフト機構12及び水平シフト機構13をそれぞれ制御する。これによって、投射面上に投射された映像に映像欠落が発生する前に投射レンズ7の移動を停止させることができる。その結果、レンズ駆動装置11は、映像欠落が発生する直前まで投射レンズ7を移動することが可能になり、投射レンズ7の移動範囲を広く保つことができる。
加えて、第2の実施形態は、第1の実施形態と比べて、後玉レンズ7dに入射する映像光を検出するために用いる受光素子の個数が減るので、構成を更に簡素化することができる。
なお、上述した実施形態は、反射部材及び受光素子をそれぞれ2つまたは4つ用いる構成であるが、反射部材及び受光素子の個数及びその個数の組み合わせが限定されるものではない。したがって、1つの反射部材に対応する複数の受光素子が設けられてもよい。
また、上述した実施形態では、投射レンズに複数の反射部材が配置されたが、複数の反射部材が一体に形成された反射構造体が投射レンズに設けられてもよい。
また、上述した実施形態は、受光素子が出力する信号に基づいて、制御部が垂直シフト機構及び水平シフト機構を制御することで、投射レンズの移動範囲を規制する構成である。上述した構成の代わりに、受光素子が出力する信号に基づいて、制御部が表示素子に表示される映像を縮小するように映像処理を行うことで、投射レンズに入射する映像を小さくするように構成されてもよい。このように映像を小さくすることで、映像の隅が、投射レンズの外縁から外れるのを避けられる。したがって、映像処理を行う構成であっても、制御部は、受光素子が出力する信号に基づいて、投射面上に投射された映像に映像欠落が発生するのを防ぐことができる。
1 投射型表示装置
7 投射レンズ
11 レンズ駆動装置
12 垂直シフト機構
13 水平シフト機構
14 制御部
16 レンズ鏡筒
17a 第1の反射部材
17b 第2の反射部材
17c 第3の反射部材
17d 第4の反射部材
18a 第1の受光素子
18b 第2の受光素子
18c 第3の受光素子
18d 第4の受光素子

Claims (6)

  1. 入射面に入射した映像光を投射面上に投射する投射レンズと、
    前記投射レンズの入射面における前記映像光の位置を移動させるために前記投射レンズを前記投射レンズの光軸に直交する垂直方向及び水平方向に移動させる移動機構と、
    前記投射レンズの入射面における前記映像光の位置が前記投射レンズの外縁部に近接したときに、少なくとも1つが前記映像光を反射するように、前記投射レンズの外縁部に複数設けられた反射部材と、
    前記複数の反射部材によって反射された光を受光する複数の受光素子と、
    前記複数の受光素子が出力する信号に基づいて前記移動機構による前記投射レンズの移動を制御する制御部と、を備える、レンズ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ駆動装置において、
    前記投射レンズを保持するレンズ保持体を更に備え、
    前記移動機構は、前記レンズ保持体を前記投射レンズの光軸に直交する垂直方向及び水平方向に移動し、
    前記受光素子は、前記レンズ保持体に設けられている、レンズ駆動装置。
  3. 請求項1または2に記載のレンズ駆動装置において、
    前記投射レンズの前記外縁部の、前記投射レンズの光軸を挟んで対向する位置に設けられた一対の第1及び第2の前記反射部材と、
    前記一対の第1及び第2の反射部材に対応して配置され、前記一対の第1及び第2の反射部材によって反射された前記映像光を受光する一対の第1及び第2の前記受光素子と、
    を更に備えるレンズ駆動装置。
  4. 請求項1または2に記載のレンズ駆動装置において、
    前記投射レンズの光軸に直交する面において四角形をなす前記映像光が前記投射レンズに入射され、
    前記投射レンズの前記外縁部の周方向に沿って設けられた第1、第2、第3及び第4の前記反射部材と、
    前記第1、第2、第3及び第4の反射部材に対応して、前記投射レンズの入射面における前記四角形の映像の対角線上に配置され、前記第1、第2、第3及び第4の反射部材によって反射された前記映像光を受光する第1、第2、第3及び第4の前記受光素子と、
    を更に備えるレンズ駆動装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置と、
    前記映像を表示する表示素子と、を備える投射型表示装置。
  6. 入射面に入射した映像光を投射面上に投射する投射レンズを、前記投射レンズの入射面における映像光の位置を移動させるために、移動機構によって前記投射レンズの光軸に直交する垂直方向及び水平方向に移動し、
    前記投射レンズの入射面における前記映像光の位置が前記投射レンズの外縁部に近接したときに、前記投射レンズの前記外縁部に設けられた複数の反射部材の少なくとも1つによって前記映像光を反射し、前記反射部材によって反射された前記映像光を受光した受光素子からの信号に基づいて前記移動機構を制御する、レンズ駆動方法。
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