JP5360746B2 - ステータ、モータ及び記録媒体駆動装置 - Google Patents

ステータ、モータ及び記録媒体駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、HD(ハードディスク)等の記録媒体を回転駆動するモータの固定子となるステータ、該ステータを有するモータ及び該モータを有する記録媒体駆動装置に関するものである。
近年、ハードディスクドライブ装置(HDD)等の記録媒体駆動装置は、携帯音楽再生装置や携帯電話機等の各種の電子機器に採用されはじめている。この種の記録媒体駆動装置は、HD、DVD等の記録媒体を回転駆動するモータとして、ブラシレスモータを採用する場合が多い。
このモータは、コイル線が巻回されるティースを有するステータコアから構成されるステータ(固定子)と、永久磁石を備えたロータ(回転子)とから構成されており、小型で大きな出力を得ることができる点、保守部品がなく寿命が長い点、ロータを高速で回転できる点等の利点を有している。そのため、特に各種の記録媒体を駆動する小型のモータとして好適に使用されている。
しかしながら、このモータは、ロータを無通電状態で回転させた際、永久磁石とステータコアとの吸引・反発の相互作用によってコギングトルクが発生してしまう。つまり、隣り合うティース間の開口部の近傍では、ティース先端と永久磁石との空隙が急激に変化するので、磁束密度がやはり急激に変化してしまう。そのため、ティース先端と永久磁石との間の吸引力が急激に変化してしまい、その吸引力の変化によってコギングトルクが発生してしまう。
このように発生したコギングトルクは、磁気効率の低下や振動・騒音を引き起こす要因となってしまうので、できるだけ値を小さくすることが望まれている。通常、コギングトルクの値は、ティース先端の形状に大きく依存されるものであり、隣り合うティース先端の間の開口部が狭くなるほど減少する傾向にある。そのため、コギングトルクの値の低減化を図るためには、できるだけティース先端の間の開口部を狭くすることが必要とされている。
そこで、コギングトルクの低減化を達成するためのモータの1つとして、隣り合ったティース先端間を連結する連結部を有する閉スロットタイプのステータコアを備えたモータが知られている(特許文献1参照)。
このモータによれば、閉スロットタイプのステータコアを備えているので、開スロットタイプ(即ち、隣り合うティース先端の間に開口部が存在するタイプ)に比べてコギングトルクを低減することができる。しかも、連結部には、複数の溝が周方向に非等間隔で形成されているので、各スロットにおいて発生するコギングトルクを分散することができ、ステータ全体のコギングトルクを低減することができる。
特開2002−142391号公報
しかしながら、閉スロットタイプのステータコアを備えたモータには、まだ以下の課題が残されている。
第1に、各ティース先端が連結部によって連結されている連結構造であるため、連結部を介して隣のティースに磁束が流れ込んでしまう。そのため、ティース先端間に開口部(隙間)がある場合に形成される磁気回路と比較して、ティース巻線部に流れる磁束の量が減少してしまい、出力トルクが低下してしまうものであった。
第2に、各ティース先端が連結部によって連結されているので、連結部を介して本来流れて欲しくない隣のティースに磁束が流れてしまい、磁束漏れが生じてしまう。そのため、ロータを回転させた時の誘起電圧波形に歪みが生じてしまい、結果的にコギングトルクの値の増大化を招いてしまうものであった。
第3に、各ティース先端が連結部によって連結されているため、そのままでは巻線を行うことができない。そのため、ステータコアを一旦分割した後、巻線を行い、その後分割した箇所を再度接続するように組み立てる等の工夫が必要である。従って、ステータの組み立てに時間がかかるものであった。
また、一旦分割してしまうと、分割していないステータコアに比べて、接続部における磁束のロスが生じてしまい、結果的にモータの磁気効率の低下を招いてしまうものであった。
第4に、連結部は、他の部分に比べて薄肉であり、機械的強度がどうしても弱くなってしまう。そのため、巻線時や組み立ての際に、連結部が容易に変形する恐れがあった。よって、ステータコアの内径が真円にならず、いびつな形状になり易かった。従って、モータ性能にばらつきが生じてしまい、品質低下を招いてしまうものであった。
第5に、上述したように連結部は、機械的強度が弱いので取り扱いに慎重を期する必要がある。しかしながら、連結部の変形を招くことなく、巻線や組み立てを行うことは非常に困難であると予想される。従って、連結部の変形を防止するために、専用の治具を新たに用意したり、特別な組み立て工程を考慮したりする必要がある。よって、組み立て時の作業性が効率的ではなかった。
第6に、巻線をして、分割した箇所を再度接続するように組み立てた後でないと、結線作業を行うことができない。従って、この点においても組み立て時の作業性が効率的ではなかった。
第7に、通常、成形型によるプレス成形でステータコアを作製するが、薄肉とされた連結部を設ける必要があるので、高精度の型精度が要求されてしまうものであった。従って、製造の困難化を招くものであった。しかも、複数の溝を同じ成形型で連結部に形成する場合には、より高精度の型精度が要求されるので、製造がより困難になってしまう。一方これとは逆に、複数の溝を後で形成する場合には、新たな成形型が必要になるだけでなく、新たな工程が増えてしまう。従って、やはり製造の困難化を招くものであった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、出力トルクを低下させることなくコギングトルクの特性を向上させると共に、磁気効率の低下及びモータ性能のばらつきを防止し、さらに組み立て時の作業性の向上化、製造の容易化を図ることができるステータを提供することである。
更には、このステータを有するモータ及びこのモータを有する記録媒体駆動装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明に係るステータは、軸線回りに回転する永久磁石に対して対向配置され、複数枚のステータコアが軸線方向に積層されたステータであって、複数の前記ステータコアは、前記軸線を中心として円環状に形成された環状部と、周方向に間隔をあけて複数配列され、基端が環状部に固定された状態で半径方向内方に延出して選択的にコイルが巻回される歯極部と、該歯極部の先端に形成され、前記永久磁石の周面に対向すると共に周方向に延在した先端部と、をそれぞれ有し、複数の前記ステータコアのうち互いに重ね合わされるステータコア同士は、それぞれの前記歯極部が周方向に並んだ関係となるように所定角度ずれた状態で積層され、複数の前記ステータコアは、平面視された際、各ステータコアの前記歯極部の前記先端部が周方向に沿って隙間なく連続的に並んで閉ループを形成するように積層され、周方向に隣り合った前記歯極部同士は、前記基端から前記先端に向かう途中が前記軸線方向に互いに逆向きに折れ曲がるように形成されることで、前記先端部同士が周方向から見て空間を有するように前記軸線方向に離間して非接触とされていることを特徴とする。
この発明に係るステータにおいては、コイルに所定の電流を流すと複数の歯極部が適宜励磁されて磁界が発生する。この磁界により、永久磁石を吸引・反発させて軸線回りに回転させることができる。この際、複数の歯極部は、それぞれ永久磁石の周面に対向する先端部を有しているので、永久磁石との間の磁束の受け渡しが密になる。よって、永久磁石を効率良く回転させることができる。
特に、積層されている複数のステータコアのうち、互いに重ね合わされているステータコア同士は、周方向に所定角度ずれて積層されており、それぞれの歯極部が周方向に並んだ状態となっている。しかも、複数のステータコアの全体を平面視した際に、複数の歯極部の先端部は、周方向に隙間なく連続的に並んで閉ループを形成した状態となっている。つまり、隣り合う歯極部の先端部間に、隙間である開口部が存在しないように設計されている。従って、開スロットタイプに比べてコギングトルクを低下させることができる。
しかも、周方向に連続的に並んだ複数の歯極部は、先端部が隣り合う歯極部の先端部から離間して非接触状態となっている。従って、各歯極部の先端が連結部によって連結されていた従来の閉スロットタイプとは違い、隣の歯極部に磁束が流れてしまう磁束漏れが生じることがない。よって、誘起電圧波形に歪みが生じないので従来の閉スロットタイプよりも、コギングトルクの特性を向上させることができる。また、隣の歯極部に磁束が流れ込まないので、歯極部に巻回されるコイルに効率良く磁束が流れる。そのため、出力トルクが低下してしまうことを防止することができる。
つまり、出力トルクを低下させることなく、コギングトルクの特性を向上させることができる。
また、各歯極部の先端が連結部によって連結されていた従来の閉スロットタイプとは違い、本発明のステータでは複数枚のステータコアが軸線方向に積層された構成となっている。そのため、各ステータコアの歯極部に対してそれぞれ巻線によりコイルを巻回した後に、積層して組み立てを行うことができる。よって、コイルを巻回するにあたって、従来の連結構造である閉スロットタイプのように、ステータコアを一旦分割する必要がない。従って、分割による磁束のロスを招く恐れがないので、磁気効率の低下を防止することができる。
また、各ステータコアの歯極部にコイルを巻回する際には、他のステータコアとは切り離して作業できるので、巻線器(巻線ノズル)を比較的自由に動かすことができる。従って、歯極部に対して巻線をできるだけ多く、綺麗に巻きつけてコイルにすることができる。その結果、巻線の占積率が高く、高品質なコイルを得ることができるので、高出力、高制御可能なステータとすることができる。
また、ステータを組み立てるにあたり、各ステータコアの歯極部にコイルを巻回した後、単に積層するだけの簡単な方法で組み立てることができるので、時間をかけることなく効率の良い組み立てを行うことができる。つまり、組み立て時の作業性を向上することができる。
また、各歯極部の先端が変形し易い連結部によって連結されていた従来の閉スロットタイプとは違い、本発明のステータでは連結部を備えていない。よって、コイルの巻回が終了した複数のステータコアを組み合わせた際、複数の歯極部の先端部で形成される内径は、非常に真円度に優れた径となる。従って、滑らかに永久磁石を回転させることができ、モータ性能のばらつき防止に繋げることができる。
更に、ステータを製造するにあたって、成形型によるプレス成形でステータコアを作製したとしても、従来の閉スロットタイプとは違い変形し易い薄肉の連結部を考慮する必要がないので、高精度の型精度が不要である。従って、製造の容易化を図ることができる。
さらに、周方向に隣り合った歯極部同士が軸線方向に互いに逆向きに折れ曲がっており、それぞれ先端部が隙間を開けて軸線方向に離間している。従って、より確実に非接触状態を保つことができ、磁束の流れ込みをより確実に防止することができる。よって、出力トルクの低下防止、コギングトルクの特性向上の信頼性をより高めることができる。
また、本発明に係るモータは、上記本発明のステータと、前記永久磁石を保持した状態で前記軸線回りに回転可能に支持された軸体と、を備えていることを特徴とする。
この発明に係るモータにおいては、上述したステータを備えているので、振動や騒音を抑えることができると共に、高出力、高制御可能な高品質なモータとすることができる。また、製造し易く、組み立て時の作業性にも優れたステータでもあるので、モータ自体の低コスト化も図ることができる。
また、本発明に係るステータは、上記本発明のモータと、前記軸体に設けられ、各種情報を記録可能な記録媒体を保持する保持部と、前記軸体を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受部と、を備えていることを特徴とする。
この発明に係る記録媒体駆動装置においては、上述したモータを備えているので、同様に装置自体の振動や騒音を抑えて高品質化を図ることができると共に、装置自体の低コスト化も図ることができる。
本発明に係るステータによれば、出力トルクを低下させることなくコギングトルクの特性を向上させることができるうえ、磁気効率の低下及びモータ性能のばらつきを防止することができる。加えて、組み立て時の作業性の向上化、製造の容易化も図ることができる。
また、本発明に係るモータ及び記録媒体駆動装置によれば、振動や騒音を抑えて高品質化を図ることができると共に低コスト化も図ることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態を、図1から図7を参照して説明する。
本実施形態の記録媒体駆動装置1は、図1に示すように、各種情報を記録可能なハードディスク(記録媒体)Dを軸線L回りに回転駆動するスピンドルモータ(モータ)2と、該スピンドルモータ2の後述するハブ(軸体)4に設けられ、上記ハードディスクDを嵌合保持する嵌合部(保持部)4cと、ハブ4を軸線L回りに回転可能に支持する流体動圧軸受部(軸受部)3とを備えている。
スピンドルモータ2は、インナーロータータイプのブラシレスモータであって、軸線L回りに回転可能に支持されたハブ4と、該ハブ4に保持された環状の永久磁石5と、該永久磁石5の周囲を囲むように対向配置されたステータ6と、を備えている。
ハブ4は、軸線Lを中心として略円柱状に形成されたシャフト部4aと、該シャフト部4aの外周面から半径方向外方に延びて形成され、後述するスリーブ7の鍔部7aを上下から挟み込むように形成されたフランジ部4bとを備えている。また、ハブ4の上端は、ハードディスクDの中心孔に挿通されて、該ハードディスクDを嵌合保持する上記嵌合部4cとなっている。
永久磁石5は、半径方向に沿った断面積が矩形状になるように形成されており、その外周面が軸線Lに平行な方向な面となっている。この永久磁石5は、フランジ部4bによって保持されている。
流体動圧軸受部3は、カップ状に形成され、基端側がベース8によって固定されたスリーブ7と、該スリーブ7とハブ4との間に供給されたオイルWとを備えている。スリーブ7は、内側が断面円形状に形成されてシャフト部4aが収容される収容部となっている。また、スリーブ7の上端には、半径方向外方に延びて形成された鍔部7aが形成されている。また、スリーブ7とハブ4との間には、微小な隙間が空くように設計されており、その隙間にオイルWが供給されている。なお、このオイルWは、図示しないシールによって永久磁石5側に洩れないようになっている。
フランジ部4bに対向する鍔部7aの上下の外表面には、へリングボーン溝と呼ばれる図示しないスラスト動圧発生溝が複数形成されている。また、スリーブ7の外周面に対向するシャフト部4aの外表面にも同様に、図示しないへリングボーン溝と呼ばれるラジアル動圧発生溝が複数形成されている。これにより、ハブ4が回転したときに、オイルWがこれらスラスト動圧発生溝及びラジアル動圧発生溝に沿って流れて圧力が高まり、ハブ4が安定して回転するようになっている。即ち、これらスラスト動圧発生溝及びラジアル動圧発生溝は、流体動圧軸受部3を構成する一部である。
ステータ6は、図2に示すように、軸線L方向に互いに重ね合わされて積層された2枚のステータコア10と、両ステータコア10の後述するティース10bに選択的に巻回されたコイル11と、で主に構成されており、図1に示すようにベース8上に載置された状態で固定されている。
なお、本実施形態では、ステータ6の一例として、9個のティース10bを有する2枚のステータコア10から構成された18スロットのステータ6を例に挙げて説明する。
各ステータコア10は、珪素鋼板等の磁性体の平板を図示しない成形型によるプレスで打ち抜き加工して形成されたものであって、図3から図7に示すように、コアバック(環状部)10aと9個のティース(歯極部)10bとで構成され、表面に図示しない絶縁膜がコーティングされている。
コアバック10aは、軸線Lを中心として環状に形成されている。9個のティース10bは、周方向に間隔をあけて(軸線Lを中心として40度毎に)複数配列され、基端がコアバック10aに固定された状態で永久磁石5に向かう半径方向に延出するように形成されている。そして、これら9個のティース10bには、巻線が巻き付けられることによってコイル11が巻回される。また、各ティース10bの先端には、永久磁石5の外周面(周面)に対向すると共に、周方向に延在した先端部10cがそれぞれ形成されている。
しかも、各ステータコア10のティース10bは、基端から先端に向かう途中(例えば先端部10cの近傍)が軸線L方向に折れ曲がるように形成されている。この際、両ステータコア10のティース10bは、先端部10cが軸線L方向に離間するように、互いに逆向きに折れ曲がるように形成されている。
このように構成された2枚のステータコア10は、図4に示すように軸線L方向に2層に組み合わされている。この際、互いに重ね合わされる両ステータコア10は、それぞれティース10bが周方向に並んだ関係となるように所定角度ずれた状態で積層されている。これにより、両ステータコア10のティース10bは、交互に上下の高さが切り替わりながら並ぶようになっている。
しかも、2枚のステータコア10は、図3に示すように平面視された際、それぞれのティース10bの先端部10cが周方向に沿って隙間なく連続的に並んで閉ループを形成するように積層されている。つまり、図6に示すように、下層(1層目)のステータコア10に形成されたティース10bの先端部10cと、上層(2層目)のステータコア10に形成されたティース10bの先端部10cとは、それぞれ側端面が面一となった状態で重なり合っている。これにより、上述したように2枚のステータコア10を軸線L方向から平面視した際、両ステータコア10のティース10bの先端部10cが周方向に沿って隙間なく連続的に並び、先端部10cがあたかも一周繋がった閉ループを形成している。
更に、両ステータコア10のティース10bは、先端部10cが軸線L方向に離間するように互いに逆向きに折れ曲がるように形成されているので、両ステータコア10を組み合わせたときに、隣り合うティース10bの先端部10c間には、軸線L方向に隙間Hが確保されている。つまり、各ティース10bの先端部10cは、周方向に隣り合う他のティース10bの先端部10cから離間しており、非接触状態となっている。
なお、本実施形態のステータ6は、周方向に連続的に並んだ3つのティース10bに巻回されているコイル11が1つの相を形成するように配線接続され、これらの相が周方向にU相、V相、W相と順次並ぶように配線接続されている。
次に、このように構成された記録媒体駆動装置1の動作について、以下に説明する。
まず、コイル11に三相交流電流を流して複数のティース10bを適宜励磁させ、磁界を発生させる。この磁界により、永久磁石5及びハブ4を吸引・反発させて軸線L回りに回転させることができる。その結果、図1に示すようにハードディスクDを回転させることができる。
この際、複数のティース10bは、それぞれ永久磁石5の外周面に対向する先端部10cを有しているので、永久磁石5との間の磁束の受け渡しが密になる。従って、ハブ4及び永久磁石5を効率良く回転させることができる。また、ハブ4の回転に伴って、オイルWがスラスト動圧発生溝及びスラスト動圧発生溝に沿って流れるので圧力が高まる。これにより、ハブ4は、流体動圧軸受部3によってスラスト方向及びラジアル方向の力が支持されるので、滑らかに回転する。
特に、本実施形態のステータ6は、積層されている両ステータコア10同士が周方向にずれて積層されており、それぞれのティース10bが周方向に並んだ状態となっている。しかも、図2に示すように、両ステータコア10の全体を平面視した際に、複数のティース10bの先端部10cは、周方向に隙間なく連続的に並んで閉ループを形成した状態となっている。つまり、隣り合うティース10bの先端部10c間に隙間である開口部が存在しないように設計されている。従って、従来の開スロットタイプに比べてコギングトルクを低下させることができる。
しかも、周方向に連続的に並んだ複数のティース10bは、先端部10cが隣り合うティース10bの先端部10cから離間して非接触状態となっている。従って、各ティース10bの先端が連結部によって連結されていた従来の閉スロットタイプとは違い、隣のティース10bに流れる磁束漏れが生じることがない。よって、永久磁石5を回転させた時の誘起電圧波形に歪みが生じることがないので、従来の閉スロットタイプよりもコギングトルクの特性を向上させることができる。また、隣のティース10bに磁束が流れ込まないので、ティース10bに巻回されるコイル11に効率良く磁束が流れる。そのため、出力トルクが低下してしまうことを防止することができる。
つまり、本実施形態のステータ6によれば、出力トルクを低下させることなく、コギングトルクの特性を向上させることができる。
なお、各ティース10bの先端部10cが非接触状態であっても、コアバック10aを介して両ステータコア10は接触している。そのため、ステータ6全体の磁気効率が低下する恐れはない。
また、各ティース10bの先端が連結部によって連結されていた従来の閉スロットタイプとは違い、本実施形態のステータ6では2枚のステータコア10が軸線L方向に積層された状態となっている。そのため、両ステータコア10のティース10bに対してそれぞれ巻線によりコイル11を巻回した後に、積層して組み立てを行うことができる。よって、コイル11を巻回するにあたって、従来の連結構造である閉スロットタイプのように、ステータコア10を一旦分割する必要がない。従って、分割による磁束のロスを招く恐れがないので、磁気効率の低下を防止することができる。
また、各ステータコア10のティース10bにコイル11を巻回する際には、他のステータコア10とは切り離して作業できるので、巻線器(巻線ノズル)を比較的自由に動かすことができる。従って、ティース10bに対してできるだけ多く、綺麗に巻線を行ってコイル11にすることができる。その結果、巻線の占積率が高く、高品質なコイル11を得ることができるので、高出力、高制御可能なステータ6とすることができる。
また、ステータ6を組み立てるにあたり、各ステータコア10のティース10bにコイル11を巻回した後、単に積層するだけの簡単な方法で組み立てることができるので、時間をかけることなく効率の良い組み立てを行うことができる。つまり、組み立て時の作業性を向上することができる。
また、各ティース10bの先端が変形し易い連結部によって連結されていた従来の閉スロットタイプとは違い、本実施形態のステータ6では連結部を備えていない。よって、コイル11の巻回が終了した複数のステータコア10を組み合わせた際、複数のティース10bの先端部10cで形成される内径は、非常に真円度に優れた径となる。従って、滑らかに永久磁石5を回転させることができ、モータ性能のばらつき防止に繋げることができる。
更に、ステータ6を製造するにあたって、成形型によるプレス成形でステータコア10を作製する際、従来の閉スロットタイプとは違い、変形し易い薄肉の連結部を考慮する必要がないので、高精度の型精度が不要である。従って、製造の容易化を図ることができる。
上述したように、本実施形態のステータ6によれば、出力トルクを低下させることなくコギングトルクの特性を向上させることができるうえ、磁気効率の低下及びモータ性能のばらつきを防止することができる。加えて、組み立て時の作業性の向上化、製造の容易化を図ることができる。
また、本実施形態のスピンドルモータ2は、上述したステータ6を備えているので、振動や騒音を抑えることができると共に、高出力、高制御可能な高品質なモータとすることができる。また、製造し易く、組み立て時の作業性にも優れたステータ6でもあるので、スピンドルモータ2自体の低コスト化も図ることができる。
また、本実施形態の記録媒体駆動装置1は、上述したスピンドルモータ2を備えているので、同様に装置自体の振動や騒音を抑えて高品質化を図ることができると共に、装置自体の低コスト化も図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態を、図8から図12を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、両ステータコア10のティース10bが途中で逆向きに折れ曲がることで、先端部10c同士が離間して非接触とされていたが、第2実施形態では、先端部10cの形状の工夫によって先端部10c同士が非接触とされている点である。
但し、この第2実施形態で示すステータ20は、本発明に係る参考例である。

即ち、本実施形態のステータ20は、図8に示すように、途中が折れ曲がっていない平板状のティース10bを有する2枚のステータコア10で構成されている。なお、図8では図を見易くするために、コイル11の図示を省略している。
両ステータコア10のティース10bの先端部10cは、両端の上下面が斜めにカットされており、側端面が外方に向けて突出した三角状の突起となるように形成されている。
そのため、図9に示すように、各ティース10bの先端部10cは、周方向に隣接する他のティース10bの先端部10cから離間しており、やはり非接触状態となっている。しかも、この場合であっても、周方向に隣り合うティース10bの先端部10cは、三角状に突起した側端面の頂点が軸線L方向に一致した関係となっている。そのため、両ステータコア10を平面視した場合に、複数のティース10bの先端部10cが周方向に沿って隙間なく連続的に並んで閉ループを形成するようになっている。
従って、本実施形態のステータ20であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記第2実施形態では、側端面が外方に向けて突出した三角状の突起となるように先端部10cを形成したが、この形状に限定されるものではない。例えば、図10に示すように、側端面が半円状に膨らむように先端部10cを形成しても構わないし、図11に示すように、側端面が凸型に突起するように先端部10cを形成しても構わないし、図12に示すように、側端面の下側が曲面となるように先端部10cを形成しても構わない(なお、図12では下側が曲面の場合を図示したが、上側が曲面とされていても構わない)。いずれの場合であっても、周方向に隣り合うティース10bの先端部10c同士を非接触にすることができると共に、両ステータコア10を平面視した場合に、複数のティース10bの先端部10cが周方向に沿って隙間なく連続的に並んで閉ループを形成するようになっている。従って、やはり同様の作用効果を奏することができる。
なお、先端部10cの形状は、上述した形状以外であっても良く、非接触にできる点、閉ループを形成できる点を達成できれば、自由に設計して構わない。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、ステータコア10を2枚積層した場合を例に挙げて説明したが、3枚以上積層してステータを構成しても構わない。仮にステータコア10を3枚以上積層したとしても、各ステータコア10のティース10bに巻線を巻きつけてコイル11を形成した後に積層して組み立てるので、やはりステータを容易に組み立てることができる。
また、ステータを構成する複数のティース10bの全てにコイル11が巻回されていなくても良い。つまり、選択した任意のティース10bのみにコイル11を巻回しても構わない。また、ティース10bの幅は、全て同じ幅であっても良いし、異なっていても構わない。
更に、スロット数を18とした場合を例に挙げて説明したが、スロット本数は、自由に設計して良く、永久磁石5の極数との関係で決定すれば良い。例えば、9スロットや12スロットでも構わない。また、同じスロット数であってもステータコア10の枚数を変えても構わない。
このように、ステータコア10の枚数、コイル11の巻回、ティース10bの幅、スロット数等に関しては、特に制限されるものではなく、自由に設計して構わない。
また、上記実施形態では、スピンドルモータ2をインナーロータータイプとして説明したが、この場合に限られず、アウターロータータイプであっても構わない。ここで、第1実施形態のスピンドルモータ2をアウターロータータイプに適用した場合の形態を、図面を参照して簡単に説明する。
図13に示すように、この場合の記録媒体駆動装置30は、ステータ6の周囲を囲むように配置された永久磁石5と、永久磁石5の内側で、該永久磁石5に対して対向配置されたステータ6と、を備えており、ステータ6の外側で永久磁石5が軸線L回りに回転するように構成されている。
永久磁石5は、ステータ6を越えて該ステータ6の外側まで伸びたハブ4のフランジ部4bによって保持されている。なお、これ以外のハブ4の構成及び流体動圧軸受部3の構成は、第1実施形態と同様である。
ステータコア10は、コアバック10aに固定されたティース10bが半径方向外方に延出するように形成されており、該ティース10bの先端が永久磁石5の内周面(周面)に対向する先端部10cとなっている。また、ステータコア10は、スリーブ7の周囲を囲むように配置された状態でベース8上に固定されている。
このように構成された記録媒体駆動装置30は、ステータ6の外側を永久磁石5が回転する点が異なるだけで、それ以外に関しては第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。特に、ハブ4のフランジ部4bを長く形成できるので、ハードディスクDをより安定して保持することができ、回転の安定性の向上化、振動の低減化を図ることができる。なお、ハブ4を流体動圧軸受部3により回転可能に支持したが、動圧を利用せずに、単に回転可能に支持する軸受部でも構わない。
本発明に係る第1実施形態の記録媒体駆動装置を示す断面図である。 図1に示す記録媒体駆動装置を構成するステータの上面図である。 図2に示すステータからコイルを取り外した状態を示す図である。 図3に示す2枚のステータコアの斜視図である。 図4に示すステータコアの断面矢視A−A図である。 図4に示すステータコアを矢印B−Bから見た図である。 図4に示すステータコアの分解斜視図である。 本発明に係る第2実施形態のステータを示す斜視図である。 図8に示すステータコアを矢印C−Cから見た図である。 第2実施形態の変形例を示す図であって、側端面が半円状に膨らむように先端部が形成された例を示す図である。 第2実施形態の別の変形例を示す図であって、側端面が凸型に突起するように先端部が形成された例を示す図である。 第2実施形態のさらに別の変形例を示す図であって、側端面の下側が曲面となるように先端部が形成された例を示す図である。 本発明に係る変形例を示す図であって、アウターロータータイプのスピンドルモータを有する記録媒体駆動装置の断面図である。
符号の説明
D…ハードディスク(記録媒体)
L…軸線
1、30…記録媒体駆動装置
2…スピンドルモータ(モータ)
3…流体動圧軸受部(軸受部)
4…ハブ(軸体)
4c…嵌合部(保持部)
5…永久磁石
6、20…ステータ
10…ステータコア
10a…コアバック(環状部)
10b…ティース(歯極部)
10c…先端部
11…コイル

Claims (3)

  1. 軸線回りに回転する永久磁石に対して対向配置され、複数枚のステータコアが軸線方向に積層されたステータであって、
    複数の前記ステータコアは、前記軸線を中心として円環状に形成された環状部と、周方向に間隔をあけて複数配列され、基端が環状部に固定された状態で半径方向内方に延出して選択的にコイルが巻回される歯極部と、該歯極部の先端に形成され、前記永久磁石の周面に対向すると共に周方向に延在した先端部と、をそれぞれ有し、
    複数の前記ステータコアのうち互いに重ね合わされるステータコア同士は、それぞれの前記歯極部が周方向に並んだ関係となるように所定角度ずれた状態で積層され、
    複数の前記ステータコアは、平面視された際、各ステータコアの前記歯極部の前記先端部が周方向に沿って隙間なく連続的に並んで閉ループを形成するように積層され、
    周方向に隣り合った前記歯極部同士は、前記基端から前記先端に向かう途中が前記軸線方向に互いに逆向きに折れ曲がるように形成されることで、前記先端部同士が周方向から見て空間を有するように前記軸線方向に離間して非接触とされていることを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載のステータと、
    前記永久磁石を保持した状態で前記軸線回りに回転可能に支持された軸体と、を備えていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータと、
    前記軸体に設けられ、各種情報を記録可能な記録媒体を保持する保持部と、
    前記軸体を前記軸線回りに回転可能に支持する軸受部と、を備えていることを特徴とする記録媒体駆動装置。
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