JP5359730B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理用プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理用プログラム Download PDF

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本発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を含む、いわゆるピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型のネットワークシステムの技術分野に関する。なお以下の説明では、上記「ノード装置」を適宜「ノード」と称する。
近年、映画や動画等のコンテンツを、インターネット等のネットワークを介してそのネットワークに参加しているノードに配信するコンテンツ配信システムが開発されている。このようなコンテンツ配信システムでは、配信対象であるコンテンツのデータ量が増大する傾向にある。これは、コンテンツとしての質の向上や映画等以外のデータを配信する等、更なるサービスの向上を図るためである。このデータ量の増大のため、いわゆるクライアント−サーバ方式で全てのノードが特定の配信サーバ装置へとデータの配信を要求すると、その配信サーバ装置への負担が過度となる。なお以下の説明では、上記「配信サーバ装置」を適宜「サーバ」と称する。
そこで、配信対象であるコンテンツをP2P型のネットワークスシステム内に存在するノード夫々に分散保存し、これらを共有しつつ互いに送受信する方法がある。このP2P型ネットワークシステム内におけるコンテンツの所在は、いわゆる分散ハッシュテーブルを利用して、コンテンツ毎に固有のコンテンツIDをキーとして含むクエリにより効率良く検索可能になっている。この分散ハッシュテーブルを、以下、DHT(Distributed Hash Table)と称する。このDHTについては、例えば下記特許文献1に詳細に開示されている。
特開2006−197400号公報
しかしながら、P2P型ネットワークシステムを構成するノードにおいては、配信されたコンテンツを保存する記憶装置の故障やそのノード自体を冷却する冷却装置の故障等が常時起こり得る。このような故障が発生した場合、そのノードは機能を停止する可能性がある。このような機能停止が発生すると、そのノードが蓄積しているコンテンツを他のノードに提供することが不可能となる。このことはP2P型ネットワークの不安定化に繋がる危険要素の一つとなる。
そこで本発明は、以上の点等に鑑みて為されたものであり、P2P型ネットワークシステムを構成する各ノードにおいて動作異常が発生しても、P2P型ネットワークシステムとしての機能を保護することが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理用プログラムを提供することを課題の一例とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、店舗等の拠点内に構築された店舗ネットワーク等の内部ネットワークと前記拠点外の外部ネットワークとの間で通信を行うためのルーティング機能等の第1通信制御手段と、少なくとも前記外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークによる通信を制御するP2P制御機能等の第2通信制御手段と、前記第2通信制御手段による通信制御機能により、前記オーバーレイネットワークを介して接続された情報処理装置へ送信されるコンテンツを記憶するハードディスクドライブ等のコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段の異常を検出する周辺コントローラ等の異常検出手段と、前記異常検出手段により前記コンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき、前記第2通信制御手段による他の情報処理装置への送信機能を停止させ、前記第1通信制御手段による通信制御機能を維持する制御部等の制御手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置を冷却する冷却ファン等の冷却手段を更に備え、前記異常検出手段は、前記冷却手段における冷却動作の異常を検出し、前記異常検出手段により前記冷却動作の異常が検出されたとき、前記制御手段は、前記第1通信制御手段による通信制御機能及び前記第2通信制御手段による通信制御機能の双方を停止させるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置の動作温度を検出する温度センサ等の温度検出手段を更に備え、前記温度検出手段により検出された前記動作温度が予め設定されている閾値以上となったとき、前記制御手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている前記コンテンツを他の前記情報処理装置に転送して記憶させるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記温度検出手段により検出された前記動作温度が前記閾値以上となったとき、前記制御手段は更に、他の情報処理装置に対する前記コンテンツの配信を停止させるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記第1通信制御手段による通信制御機能のためのプログラムを記憶する、前記コンテンツ記憶手段とは異なるフラッシュメモリ等の記憶手段を更に備え、前記制御手段は、前記異常検出手段により検出された前記コンテンツ記憶手段の異常に基づいて前記第1通信制御手段の前記通信制御機能を制御するプログラム制御を行い、前記異常検出手段により検出された前記コンテンツ記憶手段の異常に基づいて前記第2通信制御手段による前記コンテンツ記憶手段に記憶されている前記コンテンツの前記他の情報処理装置への送信機能を停止させるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置において、当該情報処理装置がルータであり、前記第1通信制御手段が、前記内部ネットワークと前記外部ネットワークとの間で前記通信を行うための中継手段であるように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記ルータの動作温度を検出する温度センサ等の温度検出手段を更に備え、前記温度検出手段により検出された前記動作温度が予め設定されている閾値以上となったときでも、前記制御手段は、前記第1通信制御手段による通信制御機能を維持するように構成される。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、複数の店舗等の拠点毎に構築される店舗ネットワーク等の各内部ネットワークに接続された情報処理装置を有する情報処理システムにおいて、各前記情報処理装置は、前記内部ネットワークと前記拠点外の外部ネットワークとの間で通信を行うためのルーティング機能等の第1通信制御手段と、少なくとも前記外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークによる通信を制御するP2P制御機能等の第2通信制御手段と、前記第2通信制御手段による通信制御機能により、前記オーバーレイネットワークを介して接続された情報処理装置へ送信されるコンテンツを記憶するハードディスクドライブ等のコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段の異常を検出する周辺コントローラ等の異常検出手段と、前記異常検出手段により前記コンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき、前記第2通信制御手段による他の情報処理装置への送信機能を停止させ、前記第1通信制御手段による通信制御機能を維持する制御部等の制御手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、店舗等の拠点内に構築された店舗ネットワーク等の内部ネットワークに接続され、前記拠点外の外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークを介して送信されるコンテンツを記憶するハードディスクドライブ等のコンテンツ記憶手段を備える情報処理装置において実行される情報処理方法において、前記内部ネットワークと前記外部ネットワークとの間で通信を行うための第1通信制御工程と、少なくとも前記外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークによる通信を制御する第2通信制御工程と、前記コンテンツ記憶手段の異常を検出する異常検出工程と、前記異常検出工程において前記コンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき、前記第2通信制御工程による他の情報処理装置への送信機能を停止させ、前記第1通信制御工程による通信制御機能を維持する制御工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、店舗等の拠点内に構築された内部ネットワークに接続され、前記拠点外の外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークを介して送信されるコンテンツを記憶するハードディスクドライブ等のコンテンツ記憶手段を備える情報処理装置に備えられたコンピュータに、前記内部ネットワークと前記外部ネットワークとの間で通信を行う第1通信制御ステップと、少なくとも前記外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークによる通信を制御する第2通信制御ステップと、前記コンテンツ記憶手段の異常を検出する異常検出ステップと、前記異常検出ステップにおいて前記コンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき、前記第2通信制御ステップによる他の情報処理装置への送信機能を停止させ、前記第1通信制御ステップによる通信制御機能を維持する制御ステップと、を実行させる。
請求項1又はに記載の発明によれば、第1通信制御手段と第2通信制御手段とコンテンツ記憶手段とを備える情報処理装置におけるコンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき第2通信制御手段による他の情報処理装置への送信機能を停止させ、第1通信制御手段による通信制御機能を維持する。従って、情報処理装置のコンテンツ記憶手段において異常が発生してもオーバーレイネットワークとしての機能を保護しつつ、コンテンツ記憶手段の異常により、他の情報処理装置へ不良なコンテンツが送信されることを防ぐことができる。また、オーバーレイネットワークを介して接続されている他の情報処理装置の動作に与える影響を局限することができる。更に、コンテンツ記憶手段の異常が検出されたときでも第1通信制御手段による通信制御機能を維持する。従って、コンテンツ記憶手段の異常発生時であっても、情報処理装置の機能である内部ネットワークと外部ネットワークとの間の通信を維持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、冷却動作異常が検出されたとき第1通信制御手段及び第2通信制御手段夫々による通信制御機能の双方を停止させる。冷却動作異常が検出されたとき、情報処理装置の内部温度が極度に上昇し、極めて危険な状態となっていることが考えられる。従って、冷却動作異常により情報処理装置全体としての機能停止が見込まれるときに各通信制御機能の双方を停止する。この結果、オーバーレイネットワークとしての機能を保護しつつ、情報処理装置の安全を保つことができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、情報処理装置の動作温度が閾値以上となったときコンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツを他の情報処理装置に転送して記憶させる。動作温度が閾値以上となった場合、将来的に情報処理装置の機能が停止する恐れがある。従って、動作温度が閾値以上となったとき、コンテンツを他の情報処理装置に記憶させることで、情報処理装置が記憶しているコンテンツがオーバーレイネットワーク上から消失することを未然に防止できる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加えて、情報処理装置の動作温度が閾値以上となったとき、他の情報処理装置に対するコンテンツの配信を更に停止させる。従って、コンテンツの配信処理が停止されることで、情報処理装置の温度上昇を抑制することが可能となる。この結果、情報処理装置の安全を保つことができる。また、オーバーレイネットワークを介して接続されている他の情報処理装置へのコンテンツの配信を効果的に停止することで、他の情報処理装置の動作に与える影響を更に局限することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1からのいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、コンテンツ記憶手段と記憶手段とが異なって備えられており、動作異常発生時に第1通信制御手段の通信制御機能を制御するプログラム制御を行う。また動作異常発生時に第2通信制御手段によるコンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツの他の情報処理装置への送信機能を停止させる。従って、第1通信制御手段における通信制御機能の制御時と第2通信制御手段による送信機能の停止時とで別個のプログラム又は情報を対象とすることで、確実に各々の制御を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、情報処理装置がルータであり、第1通信制御手段が記内部ネットワークと外部ネットワークとの間で通信を行うための中継手段であるので、ルータとして参加しているオーバーレイネットワークとしての機能を保護することができる。また、請求項に記載の発明によれば、外部ネットワークと内部ネットワークとを繋ぐルータに第2通信制御手段の機能を搭載する。従って、ルータと情報処理装置とを別体として構成するよりも機器設置スペースを節約することができ、なおかつ、オーバーレイネットワークによる通信処理の効率化を図ることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加えて、温度検出手段はルータの動作温度を検出し、検出された動作温度が閾値以上となったときでも第1通信制御手段による通信制御機能を維持する。従って、ルータとしての動作温度が閾値以上となった場合でも、ルーティング機能は維持しつつオーバーレイネットワークとしての機能を保護することができる。
請求項に記載の発明によれば、第1通信制御工程及び第2通信制御工程を実行しコンテンツ記憶手段を備える情報処理装置におけるコンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき第2通信制御工程における他の情報処理装置への送信機能を停止させ、第1通信制御工程における通信制御機能を維持する。従って、情報処理装置のコンテンツ記憶手段において異常が発生してもオーバーレイネットワークとしての機能を保護しつつ、コンテンツ記憶手段の異常により、他の情報処理装置へ不良なコンテンツが送信されることを防ぐことができる。また、オーバーレイネットワークを介して接続されている他の情報処理装置の動作に与える影響を局限することができる。更に、コンテンツ記憶手段の異常が検出されたときでも第1通信制御工程における通信制御機能を維持する。従って、コンテンツ記憶手段の異常発生時であっても、情報処理装置の機能である内部ネットワークと外部ネットワークとの間の通信を維持することができる
請求項10に記載の発明によれば、コンテンツ記憶手段と第1通信制御ステップ及び第2通信制御ステップを実行するコンピュータを備えた情報処理装置におけるコンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき第2通信制御ステップによる他の情報処理装置への送信機能を停止させ、第1通信制御ステップによる通信制御機能を維持するようにそのコンピュータを機能させる。従って、情報処理装置のコンテンツ記憶手段において異常が発生してもオーバーレイネットワークとしての機能を保護しつつ、コンテンツ記憶手段の異常により、他の情報処理装置へ不良なコンテンツが送信されることを防ぐことができる。また、オーバーレイネットワークを介して接続されている他の情報処理装置の動作に与える影響を局限することができる。更に、コンテンツ記憶手段の異常が検出されたときでも第1通信制御ステップによる通信制御機能を維持する。従って、コンテンツ記憶手段の異常発生時であっても、情報処理装置の機能である内部ネットワークと外部ネットワークとの間の通信を維持することができる
実施形態の通信カラオケシステムの概要構成を示す概念図である。 実施形態のルータの概要構成を示すブロック図である。 実施形態のルータの動作を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図1乃至図3を用いて説明する。以下に説明する実施形態はP2P型のネットワークシステムを用いてコンテンツとしてのカラオケデータの配信を行う通信カラオケシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
(I)配信システムの全体構成及び動作概要
初めに、実施形態の通信カラオケシステムの構成及び動作概要について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態の通信カラオケシステムの概要構成を示す概念図である。
実施形態の通信カラオケシステムSにおいて利用されるカラオケデータは図1に示す配信センタCにより管理される。
また通信カラオケシステムSにおいては、図1に示すように、複数の店舗Pm(m=1、2、3、…、のいずれか)毎に店舗ネットワークNLmが構築されている。店舗Pmは拠点の一例に相当する。また店舗ネットワークNLmは内部ネットワークの一例に相当する。また店舗ネットワークNLmは、例えば、LAN(Local Area Network)等の、同じ店舗Pm内に設けられたプライベートネットワークである。なお、店舗ネットワークNLmは、複数のLANが相互接続して構築されたCAN(Campus Area Network)等のネットワークであっても良い。
各店舗ネットワークNLmには、複数のカラオケ装置Cm-n(n=1、2、3、…、のいずれか)とルータRmとが接続されている。このように通信カラオケシステムSは、複数のカラオケ装置Cm-nとルータRmとを店舗ネットワークNLm毎に備える。カラオケ装置Cm-nはカラオケデータを再生する装置である。例えば、店舗Pm内の各部屋には少なくとも1台のカラオケ装置Cm-nが設置される。またルータRmは、複数のネットワーク間でIP(Internet Protocol)パケットを中継する中継機器である。更に本実施形態において、ルータRmはP2P型ネットワークシステムにおけるノードの機能を備える。
また、各店舗ネットワークNLmは、各ルータRm及び各店舗の通信回線Kmを介してネットワークNWに接続されている。このネットワークNWの例としては、例えばWAN(Wide Area Network)又はインターネット等が挙げられる。各店舗PmのルータRmは、他の店舗PmのルータRmとの間で、ネットワークNWを介して形成されるオーバーレイネットワークONによる通信を行う。つまり、オーバーレイネットワークONを介して複数のルータRm間でP2P通信が行われる。
ここでオーバーレイネットワークONとは、ネットワークNWを用いて形成される仮想的なリンクを構成する論理的なネットワークである。またオーバーレイネットワークONは、特定のアルゴリズム、例えばDHTを利用したアルゴリズムにより実現される。
また通信カラオケシステムSにおいては、配信センタCから配信された複数のカラオケデータが所定のファイル形式で複数のルータRmに分散されて保存されている。例えばルータR1には、コンテンツ名が「AAA」の演奏曲のカラオケデータが保存されている。またルータR2には、コンテンツ名が「BBB」の演奏曲のカラオケデータが保存されている。各ルータRmは、オーバーレイネットワークONに参加することにより、他のルータRmからカラオケデータ及びそのリスト等を取得可能になっている。
ここで、オーバーレイネットワークONについて説明する。このオーバーレイネットワークONの説明においては、オーバーレイネットワークONにおけるルータRmを、適宜「ノード」という。
各ノードは、例えば配信センタCに参加リクエストを送信することによりオーバーレイネットワークONへ参加する。オーバーレイネットワークONに参加している各ノードには、固有の識別情報であるノードIDが割り当てられている。このノードIDの値は、例えば、各ノードに個別に割り当てられたIPアドレス、製造番号或いはMACアドレス(Media Access Control address)等を、上記コンテンツIDと共通のハッシュ関数によりハッシュ化した値である。或いは、例えばシステム管理者により、ノード毎に一意のノードIDが割り当てられるようにしても良い。なお、ノードIDとコンテンツIDとは、ハッシュ関数の特性により同一の桁数を有しており、同一のID空間に偏りなく分散して配置される。
また各ノードは、例えばオーバーレイネットワークONへの参加時に、DHTを用いたルーティングテーブルを生成する。このルーティングテーブルには、ノードID、IPアドレス及びポート番号を含むノード情報が複数登録されている。なお、DHTを用いたルーティングテーブルについては上記特許文献1等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
また、オーバーレイネットワークONを介して取得可能なカラオケデータの所在を示す情報は、インデックス情報として、各カラオケデータの所在を管理しているノードに記憶される。インデックス情報には、各カラオケデータを保存しているノードのノード情報と、カラオケデータのコンテンツIDとの組が含まれる。以下、カラオケデータの所在を管理しているノードを「ルートノード」という。またカラオケデータを保存しているノードを「保持ノード」という。ルートノードは、例えばカラオケデータのコンテンツIDと最も近いノードIDが割り当てられたノードであるように定められる。ここでコンテンツIDと最も近いノードIDとは、例えばIDの上位桁が最も多く一致するノードIDである。
次に、あるノードがカラオケデータを取得する場合、このノードはカラオケデータの所在をルートノードに問い合わせる。以下、カラオケデータの所在を問い合わせてそれを取得しようとするノードを「データ取得ノード」という。具体的に、カラオケデータの所在の問い合わせにおいては、データ取得ノードは、先ずカラオケデータ所在問合せメッセージを生成する。カラオケデータ所在問合せメッセージには、問い合わせ対象のカラオケデータのコンテンツIDと、データ取得ノードのIPアドレス及びポート番号と、等が含まれる。このように生成されたカラオケデータ所在問合せメッセージは、データ取得ノードが記憶しているDHTを用いたルーティングテーブルに従って、データ取得ノードから他のノードに送信される。これにより、カラオケデータ所在問合せメッセージは、コンテンツIDをキーとするDHTルーティングによって一又は複数のノードにより転送される。その後カラオケデータ所在問い合わせメッセージは、最終的にルートノードにより受信される。なお、DHTルーティングについても上記特許文献1等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
カラオケデータ所在問合せメッセージを受信したルートノードは、カラオケデータ所在問合せメッセージに含まれるコンテンツIDに対応するインデックス情報を取得する。そしてルートノードは、取得したインデックス情報を、例えばカラオケデータ所在問合せメッセージの送信元であるデータ取得ノードに返信する。こうしてインデックス情報を取得したデータ取得ノードは、インデックス情報に含まれる保持ノードのIPアドレス及びポート番号に基づいてその保持ノードにアクセスする。そしてデータ取得ノードは、アクセスした保持ノードからカラオケデータを取得することができる。
なお、図1に示した例では、各店舗Pm内のカラオケ装置Cm-n自体は通信カラオケシステムSには参加していないが、当該カラオケ装置Cm-n自体にノードとしての機能を持たせる場合がある。この場合、そのカラオケ装置Cm-n自体がノードとして通信カラオケシステムSに参加するように構成することもできる。
次に、通信カラオケシステムSを介して配信されるカラオケデータは、各データ取得ノードに配信された後、店舗ネットワークNLmを介してそのデータ取得ノードに接続されているカラオケ装置Cm-nに対して更に配信される。このため各データ取得ノードであるルータRmは、店舗ネットワークNLmとネットワークNWとを接続するためのルーティング機能を備えている。このルーティング機能が第1通信制御手段の一例に相当する。このルーティング機能は公知のルータの機能と同じ機能である。これに加えてルータRmは、通信カラオケシステムSに参加してカラオケデータの配信を受けるノードとしての機能を備えている。このカラオケデータの配信を受けるノードとして機能が第2通信制御手段の一例に相当する。なおこのノードとしてカラオケデータの配信を受けるための機能を、以下「P2P制御機能」と称する。更にネットワークNWは各店舗Pmから見た場合には外部ネットワークの一例に相当する。
(II)ルータの構成及び動作
次に、本実施形態のルータRmの構成及び動作について、具体的に図2及び図3を用いて説明する。なお図2は実施形態のルータの概要構成を示すブロック図であり、図3はそのルータの実施形態における動作を示すフローチャートである。
実施形態のルータRmは、上述したようにルーティング機能とP2P制御機能とを兼ね備えている。これに加えてルータRmは、オーバーレイネットワークON(図1参照)を介したカラオケデータの共有/配信機能に対してルータRmの動作異常が与える影響を局限する。
図2に示すようにルータRmは、制御部21と、記憶部22と、バッファメモリ23と、通信部29と、入力部30と、周辺コントローラ32と、冷却ファン33と、温度センサ34と、を備えている。このとき、制御部21、記憶部22、バッファメモリ23、通信部29、入力部30及び周辺コントローラ32は、バス31を介してデータの授受が可能に相互接続されている。また通信部29は対応する店舗ネットワークNLm及び通信カラオケシステムSとしてのネットワークNWに夫々接続されている。
この構成において制御部21は、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、各種データを記憶するRAM(Random Access Memory)並びに各種初期データ等を記憶するROM(Read Only Memory)等により構成されている。
また記憶部22は、フラッシュメモリ40と、ハードディスクドライブ41と、を備えている。フラッシュメモリ40は、不揮発性で且つ電気的に記憶内容が書き換え可能なメモリである。フラッシュメモリ40は、一般にはハードディスクドライブ41よりも振動等に起因するデータの読み出し異常が発生し難いメモリである。またハードディスクドライブ41は、内蔵される不揮発性の図示しないハードディスクの回転状況を検出する回転センサ42を備える。
フラッシュメモリ40には、オペレーティングシステム50と、ルーティング用プログラム51と、P2P制御用プログラム52と、が記憶されている。このうちオペレーティングシステム50はルータRmとしての動作を総合的に司る基本プログラムである。オペレーティングシステム50は、制御部21により読み出されて実行されることによりルータRm全体の制御に用いられる。
ルーティング用プログラム51は、制御部21により読み出されて実行されることによりルーティング機能を実現するためのプログラムである。このルーティング用プログラム51は従来のルーティング機能実現用のプログラムと同様のプログラムである。
P2P制御用プログラム52は、制御部21により読み出されて実行されることにより、ルーティングテーブル等を用いたP2P制御機能を実現するためのプログラムである。
ハードディスクドライブ41内のハードディスクには、オーバーレイネットワークONを介して配信されてくるカラオケデータがコンテンツキャッシュ53として記憶されている。このコンテンツキャッシュ53は、他のルータRmへの配信用のカラオケデータである。またコンテンツキャッシュ53は、店舗ネットワークNLmを介して接続されているカラオケ装置Cm-nへの配信用のカラオケデータでもある。
またハードディスクドライブ41に付属する回転センサ42は、ハードディスクにおける回転状況を監視し、その監視結果をバス31を介して周辺コントローラ32に出力する。
バッファメモリ23は、通信部29を介して受信されたカラオケデータを一時的に蓄積する。このカラオケデータは、その後更に他のルータRmに転送されるか、又は記憶部22内に記憶される。通信部29は、ネットワークNWを介した他のルータRm及び配信センタCとの間のカラオケデータ等の授受を制御する。また通信部29は、店舗ネットワークNLmを介して接続されたカラオケ装置Cm-nとの間のカラオケデータ等の授受を制御する。
入力部30は、ユーザからの指示を受け付け、その指示に応じた指示信号を制御部21に出力する。この入力部30は、例えばリモコン又は操作パネル等により実現されるものである。なおこの入力部30は、実施形態のルータRmとして必須の構成ではない。
周辺コントローラ32は、温度センサ34から出力されて来るルータRmの例えば内部温度等に基づき、冷却ファン33の回転数を制御する。これにより、ルータRmが予め設定されている適正な動作温度に維持される。これと並行して周辺コントローラ32は、冷却ファン33の回転数を監視する。そして周辺コントローラ32は、その監視結果である回転数に基づき冷却ファン33の動作異常を検出し、バス31を介して制御部21に出力する。更に周辺コントローラ32は、バス31を介して回転センサ42から出力されて来るハードディスクの回転状況等を監視する。そして周辺コントローラ32は、その監視結果に基づきハードディスクドライブ41の動作異常を検出する。更に周辺コントローラ32は、動作異常が検出された旨を、バス31を介して制御部21に出力する。
以上の構成において制御部21は、CPUがオペレーティングシステム50等を夫々読み出して実行する。これにより制御部21は、ルータRm全体を統括制御してルーティング機能、P2P制御機能及びカラオケデータの配信機能等を実現させる。
次に、ルータRmの制御部21及び周辺コントローラ32により主として実行される実施形態における動作について図3を用いて説明する。なお以下の説明では、図3のフローチャートにより示されている動作が実行されているルータRmを「対象ルータRm」と称し、他のルータRmと区別して説明する。
図3に示すように、対象ルータRmの周辺コントローラ32は、冷却ファン33の回転数、回転センサ42の監視結果及び温度センサ34の出力値を夫々監視する(ステップS1)。この時周辺コントローラ32が異常検出手段の一例に相当する。また温度センサ34が温度検出手段の一例に相当する。周辺コントローラ32は、このステップS1の動作を、制御部21によるルーティング機能又はP2P制御機能が実行されているときに実行する。
このステップS1の動作として周辺コントローラ32は、冷却ファン33の回転数の監視、ハードディスクドライブ41における動作の監視及び対象ルータRmの内部温度の監視を実行する。ここで、冷却ファン33が冷却手段の一例に相当する。またハードディスクドライブ41がコンテンツ記憶手段の一例に相当する。具体的に周辺コントローラ32は、冷却ファン33の回転数の監視として、冷却ファン33の回転数が予め設定されている閾値回転数以上となったか否かを監視する。また周辺コントローラ32は、ハードディスクドライブ41における動作の監視として、ハードディスクドライブ41における異常が検出されたか否かを監視する。更に周辺コントローラ32は、対象ルータRmの内部温度の監視として、その内部温度が予め設定されている閾値温度以上となったか否かを監視する。
ここで、冷却ファン33が異常に高い回転数で回転する場合、対象ルータRmの内部温度が極度に上昇し、対象ルータRmとして極めて危険な状態となっていることが考えられる。この危険な状態の例としては、例えばその温度上昇により極めて短時間に制御部21が熱暴走を起こす可能性のある状態がある。また他の例としては、その温度上昇により極めて短時間に対象ルータRmとしての電源がオフとなり得る状態がある。そこで周辺コントローラ32は、対象ルータRmの内部温度が極度に上昇していることを検出するために、冷却ファン33の回転数を監視する。そして対象ルータRmの内部温度が極度に上昇したときの冷却ファン33の回転数として、ステップS2の判定基準に用いられる閾値回転数が予め設定されている。なお後述するように、冷却ファン33の回転数が閾値回転数以上となった場合、制御部21は、対象ルータRm全体の機能を停止して対象ルータRmへの電源電力の供給を迅速に停止する動作を行う。
これに対し、温度センサ34についての閾値温度は冷却ファン33についての閾値回転数に相当する内部温度よりも低い温度とされる。即ち、対象ルータRmの内部温度が上昇する場合、将来的に制御部21が熱暴走に至ること等を防止する必要がある。このため、現在実行されている機能を一部制限して対象ルータRm自体を冷却する必要がある。そこで周辺コントローラ32は、対象ルータRmの内部温度が上昇していることを検出する必要がある。このため周辺コントローラ32は、温度センサ34の出力値を監視する。そして対象ルータRmの内部温度が上昇したと判断される温度として、ステップS2の判定基準に用いられる閾値温度が予め設定されている。なお後述するように、温度センサ34の出力値が閾値温度以上となった場合、制御部21は、P2P制御機能の一部制限と、コンテンツキャッシュ53に記憶されているカラオケデータの待避動作と、を行う。
ステップS2の監視動作において、冷却ファン33の回転数が閾値回転数未満であり、ハードディスクドライブ41における異常が検出されず、且つ対象ルータRmの内部温度が閾値温度未満である場合(ステップS2;NO)、周辺コントローラ32はステップS1に戻って各々の監視動作を継続する。
(II−1)冷却ファンの異常動作の場合の動作
次に、ステップS2の監視動作において冷却ファン33の回転数が閾値回転数以上となった場合の動作について説明する。
ステップS2の監視動作において、冷却ファン33の回転数が閾値回転数以上となった場合(ステップS2;YES、閾値回転数以上)、周辺コントローラ32はその旨を制御部21にバス31を介して出力する。これにより制御部21は、以下に説明するステップS3乃至S10並びにS29及びS30の動作を実行する。この時制御部21が制御手段の一例に相当する。
即ち、冷却ファン33の回転数が閾値回転数以上となった場合(ステップS2;YES、閾値回転数以上)、制御部21は先ずオーバーレイネットワークONを介したカラオケデータの受信機能を停止させる(ステップS3)。このステップS3の動作は、これ以後対象ルータRmとしての機能を全て停止させる動作へと移行するため、以後のカラオケデータの受信を停止させるものである。
次に制御部21は、オーバーレイネットワークONを介して他のルータRmからコンテンツ送信要求メッセージ等が送信されて来ることを停止させる動作を行う。具体的には、例えば対象ルータRmが蓄積しているカラオケデータを管理するルートノードに対して削除要求メッセージを送信し、対象ルータRmを示すノード情報をそのコンテンツリストから削除させる(ステップS4)。この削除要求メッセージに則ってノード情報の削除動作を各ルートノード等が実行する。これにより、対象ルータRmに対してコンテンツ送信要求メッセージ等が送信されて来ることがなくなる。
次に制御部21は、他のルータRmへのカラオケデータの配信を現在行っているか否かを確認する(ステップS5)。カラオケデータの配信を現在行っていない場合(ステップS5;NO)、制御部21は後述するステップS9の動作に移行する。一方カラオケデータの配信を現在行っている場合(ステップS5;YES)、制御部21は次に、その配信先である他のルータRmに対して配信元の変更要請メッセージを送信する(ステップS6)。この変更要請メッセージは、そのルータRmが現在配信を受けているカラオケデータの配信元を、対象ルータRmから更に他のルータRmに変更するように要請する旨の変更要請メッセージである。この変更要請メッセージは論理的なオーバーレイネットワークONではなく、物理的なネットワークNWを介してそのルータRmに対して送信されても良い。
変更要請メッセージの送信後、制御部21は次に、送信した変更要請メッセージに対応して完了メッセージがルータRmから送信されて来たか否かを監視する(ステップS7)。この完了メッセージは、配信元の変更完了を示すメッセージである。完了メッセージは、変更要請メッセージを送信したルータRmから送信されて来るものである。この完了メッセージもまた、変更要請メッセージと同様に、オーバーレイネットワークONではなくネットワークNWを介して対象ルータRmに送信されても良い。そしてその完了メッセージが送信されて来ないとき(ステップS7;NO)、次に制御部21は変更要請メッセージの送信後、予め設定された待機時間が経過しているか否かを確認する(ステップS8)。このステップS8の確認動作の対象である待機時間の計時は、例えば制御部21内の図示しないタイマにより実行される。そしてこの待機時間が経過していない場合(ステップS8;NO)、制御部21はステップS7の確認動作を再度実行する。一方その待機時間が経過しているとき(ステップS8;YES)、制御部21は後述するステップS9の動作に移行する。
なおステップS8における待機時間は、予め設定されている所定の待機時間である。例えばこの待機時間は、変更要請メッセージの送信先であるルータRmにおける送信元探索時間と、カラオケデータの配信を受けるため準備時間と、が含むよう設定される。このうち送信元探索時間は、変更要請メッセージの送信先であるルータRmにおいてカラオケデータの新たな送信元である他のルータRmを探索するための時間である。また準備時間は、その探索した他のルータRmとの間でカラオケデータの配信を受けるため準備が完了するまでの時間である。
一方ステップS7の動作において、変更要請メッセージを送信したルータRmから完了メッセージが送信されて来た場合(ステップS7;YES)、制御部21は次に、対象ルータRmが蓄積しているカラオケデータの配信機能を停止させる(ステップS9)。このステップS9の動作として具体的に制御部21は、現在他のルータRmへ配信中であるカラオケデータの配信及び関連するメッセージの送受信を停止する。これに加えて制御部21は、対象ルータRmに接続されているカラオケ装置Cm-nからのカラオケデータの配信要求の受付も停止する。なおステップS5の確認において、他のルータRmへのカラオケデータの配信を現在行っていない場合(ステップS5;NO)、制御部21は対象ルータRmに接続されているカラオケ装置Cm-nからのカラオケデータの配信要求の受付を停止する。その後制御部21は、対象ルータRmに対する電源電力の供給を停止させ、対象ルータRmとしての機能を停止させる(ステップS10)。
次に制御部21は、内部温度上昇の原因となった故障等が排除されるのを待って(ステップS29)、再度対象ルータRmへの電源電力の投入及びその起動操作が入力部30により為されたか否かを確認する(ステップS30)。これにより制御部21は、ステップS30の起動操作等が為されたときには(ステップS30;YES)、ステップS1に戻ってその監視動作を再開する。一方起動操作等が為されないとき(ステップS30;NO)、制御部21はそのまま対象ルータRmとしての実施形態の動作を終了する。
(II−2)ハードディスクドライブ異常の場合の動作
次に、ステップS2の監視動作においてハードディスクドライブ41の異常が検出された場合の動作について説明する。
なお以下に説明する動作では、監視対象であるハードディスクドライブ41の異常がデータの読み出し異常である場合を一例として説明する。これ以外のハードディスクドライブ41の異常としては、例えば、ハードディスク自体の回転異常又は読み出しのためのピックアップの異常がある。或いは、ハードディスクの記録面の破損又はハードディスクドライブ41における温度上昇等も、ハードディスクドライブ41の異常に含まれる。
ステップS2の監視動作において、ハードディスクドライブ41におけるデータの読み出し異常が検出された場合(ステップS2;YES、読出異常)、周辺コントローラ32はその旨を制御部21にバス31を介して出力する。これにより制御部21は、以下に説明するステップS15乃至S17並びにS29及びS30の動作を実行する。
即ち、ハードディスクドライブ41におけるデータの読み出し異常が検出された場合(ステップS2;YES、読出異常)、制御部21は先ずハードディスクドライブ41によるハードディスクからの読出動作を停止させる(ステップS15)。このステップS15の動作は、読み出し異常が検出されたハードディスクに対するこれ以上の読み出し動作を停止させて、ハードディスクにおける故障の拡大を防止するものである。
次に制御部21は、オーバーレイネットワークONを介して他のルータRmからコンテンツ送信要求メッセージ等が送信されて来ることを停止させる動作を行う(ステップ16)。このステップS16の動作はステップS4の動作と同様のものである。このステップS6の動作により、これ以降にコンテンツ送信要求メッセージ等が対象ルータRmに送信されて来ることを防止する。
その後制御部21は、対象ルータRmが蓄積しているカラオケデータの配信機能を制限する(ステップS17)。
このステップS17の動作として具体的に制御部21は、現在他のルータRmへ配信中であるカラオケデータの配信を停止しつつ、他のルータRmからのカラオケデータの受信機能を継続して動作させる。このとき、対象ルータRm内のハードディスクは読み出し異常が発生しているが、他のルータRmからのカラオケデータを受信するバッファメモリ23は依然として機能している。よって、カラオケデータの受信自体は可能なのである。更にステップS17の動作では、対象ルータRmとしてP2P制御機能を発揮するための各種メッセージの受信/転送機能も継続して動作させる。即ち、ステップS17の動作として制御部21は、読み出し異常が発生したハードディスクドライブ41を用いたカラオケデータの配信機能のみを停止する。そして制御部21はそれ以外の部材による配信機能は継続して動作させる。
ステップS17の動作が完了したならば、制御部21はステップS29及びS30の動作に移行する。
(II−3)内部温度異常の場合の動作
次に、ステップS2の監視動作において対象ルータRmの内部温度が閾値温度以上となった場合の動作について説明する。
ステップS2の監視動作において、対象ルータRmの内部温度が閾値温度以上となった場合(ステップS2;YES、閾値温度以上)、周辺コントローラ32はその旨を制御部21にバス31を介して出力する。これにより制御部21は、以下に説明するステップS20乃至S30の動作を実行する。
即ち、対象ルータRmの内部温度が閾値温度以上となった場合(ステップS2;YES、閾値温度以上)、制御部21は先ずオーバーレイネットワークONを介して他のルータRmからコンテンツ送信要求メッセージ等が送信されて来ることを停止させる動作を行う(ステップ20)。このステップS20の動作はステップS4又はS16の動作と同様のものである。このステップS20の動作により、これ以降にコンテンツ送信要求メッセージ等が対象ルータRmに送信されて来ることを防止する。
次に制御部21は、ステップS5の動作と同様に、他のルータRmへのカラオケデータの配信をハードディスクドライブ41から現在行っているか否かを確認する(ステップS21)。カラオケデータの配信を現在行っていない場合(ステップS21;NO)、制御部21は後述するステップS25の動作に移行する。一方カラオケデータの配信を現在行っている場合(ステップS21;YES)、制御部21は次に、ネットワークNWを介して配信元の変更要請メッセージを送信する(ステップS22)。この変更要請メッセージの送信は、ステップS6と同様にカラオケデータの配信先である他のルータRmに対して行われる。
この変更要請メッセージの送信後、制御部21は次に、配信元の変更完了を示す完了メッセージがネットワークNWを介して送信されて来たか否かを監視する(ステップS23)。この完了メッセージは、ステップS7と同様に、送信した変更要請メッセージに対応して送信されて来る。そして完了メッセージが送信されて来ないとき(ステップS23;NO)、次に制御部21は変更要請メッセージの送信後ステップS8と同様の待機時間が経過しているか否かを確認する(ステップS24)。この待機時間が経過していない場合(ステップS24;NO)、制御部21はステップS23の確認動作を再度実行する。一方、その待機時間が経過しているとき(ステップS24;YES)、制御部21は後述するステップS25の動作に移行する。
一方ステップS23の動作において、完了メッセージが送信されて来た場合(ステップS23;YES)、制御部21は次に、対象ルータRmが蓄積しているカラオケデータの配信機能の一部を停止する(ステップS25)。より具体的に制御部21は、現在他のルータRmへ配信中であるカラオケデータの配信のみを停止する。なおステップS21の確認において、他のルータRmへのカラオケデータの配信を現在行っていない場合には(ステップS21;NO)、制御部21はステップS25の動作として関連するメッセージの授受等を停止する。
次に制御部21は、現在コンテンツキャッシュ53として記憶されているカラオケデータを他のルータRm内の記憶部22等に待避させる動作を行う(ステップS26乃至S28)。より具体的に制御部21は、先ず例えばルートノード等に対してそのカラオケデータの待避先を問い合わせる待避先問い合わせメッセージを送信する(ステップS26)。そして待避先問い合わせメッセージ対する返信として、現在そのカラオケデータを記憶していない他のルータRmを示すノード情報が送信されて来たら、制御部21は、待避させるべきカラオケデータをそのルータRmに送信する(ステップS27)。その後制御部21は、待避させるべきカラオケデータを全て送信し終わったか否かを判定する(ステップS28)。ステップS28の判定において、待避させるべきカラオケデータが残存している場合(ステップS28;NO)、制御部21は引き続きステップS27の送信動作を継続する。一方、ステップS28の判定において、待避させるべきカラオケデータを全て送信し終わった場合(ステップS28;YES)、制御部21はステップS29及びS30の動作に移行する。
なお、上述したステップS3乃至S9及びS15乃至S28の動作中において制御部21は、ルーティング用プログラム51を用いたルーティング機能は常に動作させている。
以上説明したように、実施形態の通信カラオケシステムSの動作によれば、対象ルータRmはルーティング機能とP2P制御機能とを備える。この対象ルータRmにおいて発生した動作異常に基づいて、制御部21は、その動作異常がオーバーレイネットワークONによる通信に与える影響を排除するように少なくともP2P制御機能を制御する。従って、対象ルータRmにおいて動作異常が発生してもオーバーレイネットワークONとしての機能を保護することができる。
また、冷却ファン33の回転数が閾値回転数以上となったことが検出されたとき、制御部21は対象ルータRmとしての機能全体を停止させる(図3ステップS10参照)。即ち、冷却動作異常により対象ルータRm全体としての機能停止が見込まれるときに、制御部21が各通信制御機能の双方を停止させる。これにより、オーバーレイネットワークONとしての機能を保護することができる。
更に、ハードディスクドライブ41の動作異常が検出されたとき、制御部21はそのカラオケデータの送信機能を停止させる。よって、オーバーレイネットワークONを介して接続されている他のルータRmの動作に与える影響を局限することができる。
更にまた、ハードディスクドライブ41の異常が検出されたときでも、制御部21はルーティング機能を維持する。従って、ハードディスクドライブ41の異常発生時でも店舗ネットワークNLmとネットワークNWとの間の通信を維持することができる。
また、対象ルータRmの内部温度が閾値温度以上となったとき、制御部21はカラオケデータの転送動作を行う。従って、対象ルータRmが記憶しているカラオケデータがオーバーレイネットワークON上から消失することを未然に防止できる。なおこのカラオケデータの消失は、内部温度が閾値温度以上となって将来的に対象ルータRmの機能が停止することにより起こる可能性があるものである。
更に制御部21は、対象ルータRmの内部温度が閾値温度以上となったときカラオケデータの配信停止動作を更に行う。従って、他のルータRmの動作に与える影響を更に局限することができる。これは、オーバーレイネットワークONを介して接続されている他のルータRmへのカラオケデータの配信を制御部21が停止するからである。
更にまた対象ルータRmでは、ハードディスクドライブ41とフラッシュメモリ40とが別個に備えられている。そして対象ルータRmの動作異常発生時にルーティング機能を制御するとき、制御部21はフラッシュメモリ40に記憶されているルーティング用プログラム51等を用いて制御を行う。また動作異常発生時にP2P制御機能を制御するとき、制御部21はハードディスクに記憶されているカラオケデータを対象として制御を行う。従って、ルーティング機能の制御時とP2P制御機能の制御時とで別個の情報を対象等とすることで、確実に各々の制御を行うことができる。
また制御部21は、対象ルータRmの内部温度が閾値温度以上となったときでもルーティング機能を維持する。よって、ルータRmとしての内部温度が閾値温度以上となった場合でも、ルーティング機能は維持しつつオーバーレイネットワークONとしての機能を保護することができる。
なお、(II−1)として説明した冷却ファン33の異常動作として、冷却ファン33自体の故障としてその回転数が予め設定された回転数以下となった場合、又はその回転が停止した場合を、周辺コントローラ32における監視対象に加えても良い。この場合にも対象ルータRmの内部温度は急激に上昇するので、制御部21は、実施形態のステップS3乃至S10及びS29並びにS30の動作を実行する。
また、(II−3)として説明した対象ルータRmの内部温度が閾値温度以上となった場合の動作(図3ステップS20乃至S30)において、図3ステップS25の動作としてのカラオケデータの配信機能の一部停止動作を行わない場合も考えられる。この場合制御部21は、対象ルータRmとしてのP2P制御機能はそのまま維持してカラオケデータの配信を行いつつ、内部温度の上昇に起因する将来的な動作異常に備えて、図3ステップS26乃至S28の動作としてのカラオケデータの待避動作を実行する。このときには、そのカラオケデータの複写動作又は移動動作としてその待避動作が実行されることになる。
更にはステップS26の確認において、待避先問い合わせメッセージに対する返信が所定時間待っても得られない場合、制御部21はカラオケデータの待避を行わなくても良い。またその場合に制御部21は、そのカラオケデータを配信センタCに退避させてもよいし、或いは待避先の他のルータRmを例えばランダムに選んで強制的に待避させても良い。
また、実施形態の通信カラオケシステムSはDHTを利用したアルゴリズムによって形成されることを前提として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
更に、図3に示した動作に対応するプログラムはフレキシブルディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておくことが可能である。またこのプログラムはネットワークNW上の所定のサーバからダウンロードして記録しておくことが可能である。そしてこれらをマイクロコンピュータ等の汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、そのコンピュータを実施形態における制御部21として機能させることもできる。
更にまた、実施形態では本発明を通信カラオケシステムSに適用した場合について説明したが、本願の適用はこれに限られるものではない。また本願の適用は、ルータとしての動作に限定されるものでもなく、例えば中継機能を持った装置全般等に広く適用可能である。
以上夫々説明したように、本発明はカラオケデータ等のコンテンツを配信する配信システムの分野に利用することが可能であり、特にP2P型のネットワークシステムからなる配信システムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
21 制御部
22 記憶部
23 バッファメモリ
29 通信部
30 入力部
31 バス
32 周辺コントローラ
33 冷却ファン
34 温度センサ
40 フラッシュメモリ
41 ハードディスクドライブ
42 回転センサ
50 オペレーティングシステム
51 ルーティング用プログラム
52 P2P制御用プログラム
53 コンテンツキャッシュ
S 通信カラオケシステム
ON オーバーレイネットワーク
NL1、NL2、NL3、NL4 店舗ネットワーク
P1、P2、P3、P4 店舗
K1、K2、K3、K4 通信回線
R1、R2、R3、R4 ルータ
C1−1、C1−2、C1−3、C1−4、C2−1、C2−2、C2−3、C2−4、C3−1、C3−2、C3−3、C3−4、C4−1、C4−2、C4−3、C4−4 カラオケ装置
C 配信センタ

Claims (10)

  1. 拠点内に構築された内部ネットワークと前記拠点外の外部ネットワークとの間で通信を行うための第1通信制御手段と、
    少なくとも前記外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークによる通信を制御する第2通信制御手段と、
    前記第2通信制御手段による通信制御機能により、前記オーバーレイネットワークを介して接続された情報処理装置へ送信されるコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段の異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により前記コンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき、前記第2通信制御手段による他の情報処理装置への送信機能を停止させ、前記第1通信制御手段による通信制御機能を維持する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置を冷却する冷却手段を更に備え、
    前記異常検出手段は、前記冷却手段における冷却動作の異常を検出し、
    前記異常検出手段により前記冷却動作の異常が検出されたとき、前記制御手段は、前記第1通信制御手段による通信制御機能及び前記第2通信制御手段による通信制御機能の双方を停止させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置の動作温度を検出する温度検出手段を更に備え、
    前記温度検出手段により検出された前記動作温度が予め設定されている閾値以上となったとき、前記制御手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている前記コンテンツを他の前記情報処理装置に転送して記憶させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記温度検出手段により検出された前記動作温度が前記閾値以上となったとき、前記制御手段は更に、他の情報処理装置に対する前記コンテンツの配信を停止させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1通信制御手段による通信制御機能のためのプログラムを記憶する、前記コンテンツ記憶手段とは異なる記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記異常検出手段により検出された前記コンテンツ記憶手段の異常に基づいて、前記第1通信制御手段の前記通信制御機能を制御するプログラム制御を行い、
    前記異常検出手段により検出された前記コンテンツ記憶手段の異常に基づいて、前記第2通信制御手段による前記コンテンツ記憶手段に記憶されている前記コンテンツの前記他の情報処理装置への送信機能を停止させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置がルータであり、
    前記第1通信制御手段が、前記内部ネットワークと前記外部ネットワークとの間で前記通信を行うための中継手段であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記ルータの動作温度を検出する温度検出手段を更に備え、
    前記温度検出手段により検出された前記動作温度が予め設定されている閾値以上となったときでも、前記制御手段は、前記第1通信制御手段による通信制御機能を維持することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 複数の拠点毎に構築される各内部ネットワークに接続された情報処理装置を有する情報処理システムにおいて、
    各前記情報処理装置は、
    前記内部ネットワークと前記拠点外の外部ネットワークとの間で通信を行うための第1通信制御手段と、
    少なくとも前記外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークによる通信を制御する第2通信制御手段と、
    前記第2通信制御手段による通信制御機能により、前記オーバーレイネットワークを介して接続された情報処理装置へ送信されるコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段の異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段により前記コンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき、前記第2通信制御手段による他の情報処理装置への送信機能を停止させ、前記第1通信制御手段による通信制御機能を維持する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム
  9. 拠点内に構築された内部ネットワークに接続され、前記拠点外の外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークを介して送信されるコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段を備える情報処理装置において実行される情報処理方法において、
    前記内部ネットワークと前記外部ネットワークとの間で通信を行うための第1通信制御工程と、
    少なくとも前記外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークによる通信を制御する第2通信制御工程と、
    前記コンテンツ記憶手段の異常を検出する異常検出工程と、
    前記異常検出工程において前記コンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき、前記第2通信制御工程による他の情報処理装置への送信機能を停止させ、前記第1通信制御工程による通信制御機能を維持する制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法
  10. 拠点内に構築された内部ネットワークに接続され、前記拠点外の外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークを介して送信されるコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段を備える情報処理装置に備えられたコンピュータに、
    前記内部ネットワークと前記外部ネットワークとの間で通信を行う第1通信制御ステップと、
    少なくとも前記外部ネットワークを介して形成されるオーバーレイネットワークによる通信を制御する第2通信制御ステップと、
    前記コンテンツ記憶手段の異常を検出する異常検出ステップと、
    前記異常検出ステップにおいて前記コンテンツ記憶手段の異常が検出されたとき、前記第2通信制御ステップによる他の情報処理装置への送信機能を停止させ、前記第1通信制御ステップによる通信制御機能を維持する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする情報処理用プログラム
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